JP2023140825A - ラベルロール用クリップ、クリップ付ラベルロール、およびスプライシング装置 - Google Patents

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Hidenori Oka
隆太 鈴木
Ryuta Suzuki
知 山▲崎▼
Satoru Yamazaki
拓哉 松村
Takuya Matsumura
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Abstract

Figure 2023140825000001
【課題】ラベルロールに取り付けることで繰り出し端部を安定して支持し、円滑な接続作業を可能とするラベルロール用クリップを提供する。
【解決手段】帯状の剥離紙に複数のラベルが仮着されたラベル体が巻かれたラベルロールに取り付けられるラベルロール用クリップ1は、水平に延び、間隔を空けて対向する上板11および下板12と、上板と下板とを接続する縦壁13とを有する第一挟持部と、縦壁と平行な部位を含む第一支持壁21および第二支持壁26を有する第二挟持部とを備える。第一支持壁の平行な部位と第二支持壁の平行な部位とがラベル体を挟持して支持可能に対向している。
【選択図】図3

Description

本発明は、ラベルロールに取り付けてスプライシング作業を円滑にするラベルロール用クリップに関する。このクリップが取り付けられたクリップ付ラベルロール、およびこのラベルロールを用いるスプライシング装置についても言及する。
帯状の剥離台紙に複数のラベルが仮着されて巻かれたラベルロールからラベルを一枚ずつ剥がし、所定の被着体に連続して貼着するラベル貼付装置(ラベラー)が知られている。
このようなラベラーでは、ラベルロールのラベルをすべて貼り付けた後に、新しいラベルロールを取り付ける必要がある。
特許文献1には、先行する巻回体からの帯状体の繰り出しが終了間際になると先行する巻回体の後端側と後続の巻回体の先端側を自動的に接続することで、帯状体の繰り出しがストップしてしまうことを防止する帯状体の接続装置が記載されている。これにより、ラベラーの動作を止めずにラベルを追加供給でき、ラベル貼り付け工程の生産性を高く保つことができる。
特開2002-332146号公報
特許文献1に記載の技術では、あらかじめ後続の巻回体の先端を繰り出す動作が行われる。後続の巻回体の先端部は繰り出す前においてはアルミテープで内周側の帯状体に貼着されて留められており、繰り出す際にアルミテープの先端側の部分にある未粘着部分を吸着パッドで吸着させて立たせた状態にし、その未粘着部分をチャックで挟み込んで引っ張ることにより繰り出している。
しかし、上記の手順においては、吸着パッドとチャックとが干渉したり、吸着パッドを退避させると未粘着部分の位置が安定せず、チャックによる把持が煩雑になったりする可能性がある。さらに、接続する過程において、剥離されたアルミテープの粘着部分が意図しない部位に粘着することによる不具合の発生等も懸念される。
上記事情を踏まえ、本発明は、ラベルロールに取り付けることで繰り出し端部を安定して支持し、円滑な接続作業を可能とするラベルロール用クリップを提供することを目的とする。
本発明の第一の態様は、帯状の剥離紙に複数のラベルが仮着されたラベル体が巻かれたラベルロールに取り付けられるラベルロール用クリップである。
このラベルロール用クリップは、水平に延び、間隔を空けて対向する上板および下板と、上板と下板とを接続する縦壁とを有する第一挟持部と、縦壁と平行な部位を含む第一支持壁および第二支持壁を有する第二挟持部とを備える。
第一支持壁の平行な部位と第二支持壁の平行な部位とは、ラベル体を挟持して支持可能に対向している。
本発明の第二の態様は、帯状の剥離紙に複数のラベルが仮着されたラベル体が巻かれたラベルロールに第一の態様に係るラベルロール用クリップが取り付けられたクリップ付きラベルロールである。
このクリップ付きラベルロールにおいては、第一挟持部がラベル体を幅方向から挟むようにラベルロール用クリップがラベルロールに取り付けられ、ラベルロールの繰り出し端部が第二挟持部により支持されている。
本発明の第三の態様は、先行ラベルロールに交換ラベルロールを接続するスプライシング装置である。
この装置は、複数の交換ラベルロールを装填可能なストッカーと、交換ラベルロールの繰り出し端部を把持して搬送可能に構成された搬送支持部と、先行ラベルロールの切断端部と交換用ラベルロールの繰り出し端部とを並べて支持する接続ヘッドと、接続ヘッドに支持された切断端部と繰り出し端部とを接続するテーピングヘッドとを備える。
本発明に係るラベルロール用クリップは、ラベルロールに取り付けることで繰り出し端部を安定して支持でき、ラベルロールの円滑な接続作業が可能となる。
本発明に係るラベルロールを示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るラベルロール用クリップを示す斜視図である。 同ラベルロール用クリップの正面図である。 同ラベルロール用クリップの右側面図である。 本発明の一実施形態に係るクリップ付きラベルロールを示す模式図である。 一例に係るパッドの模式平面図である。 本発明の一実施形態に係るスプライシング装置の第一エリアを示す模式図である。 同スプライシング装置の使用時における同第一エリアの動作の一過程を示す図である。 同第一エリアの動作の一過程を示す図である。 同第一エリアの動作の一過程を示す図である。 同第一エリアの動作の一過程を示す図である。 同第一エリアの動作の一過程を示す図である。 同スプライシング装置の使用時における第二エリアの動作の一過程を示す図である。 同第二エリアの動作の一過程を示す図である。 同第二エリアの動作の一過程を示す図である。 同第二エリアの動作の一過程を示す図である。 同第二エリアの動作の一過程を示す図である。 同第二エリアの動作の一過程を示す図である。 粘着テープの補充動作の一過程を示す図である。 粘着テープの補充動作の一過程を示す図である。 粘着テープの補充動作の一過程を示す図である。
本発明の第一実施形態について、図1から図21を参照して説明する。
まず、本実施形態において使用されるラベルロールを図1に示す。ラベルロール100は、図1に示すように、巻き芯101と、巻き芯101に巻かれた帯状のラベル体110とを有する。
ラベル体110は、帯状の剥離紙111に等間隔(ピッチ)で多数のラベル112が剥離しやすく仮着された構成を有する。ラベル体110の長手方向の一端は、巻き芯101の外周面に接合され、ラベル112が仮着された面を外側にしてラベル体110が巻き芯101に巻き付けられている。これにより、ラベル体110の長手方向におけるもう一方の端部が繰り出し端部102となる。
(ラベルロール用クリップ)
次に、本実施形態に係るラベルロール用クリップ(以下、単に「クリップ」と称することがある。)について説明する。ラベルロール用クリップをラベルロール100に取り付けて、繰り出し端部102を支持することにより、本実施形態に係るクリップ付きラベルロールとなる。
図2は、クリップ1を示す斜視図であり、図3はクリップ1の正面図である。クリップ1は、第一挟持部10と、第二挟持部20とを備えており、例えば合成樹脂等で弾性変形可能に形成されている。
第一挟持部10は、上下方向に対向する略水平な上板11および下板12を有し、上板11と下板12とが、縦壁13により接続された構造を有する。上板11と下板12との距離は、剥離紙111の幅よりもわずかに小さく、弾性変形することによりラベルロール100を上下から挟み込むことができる。
上板11および下板12において、他方と対向する側の面には、それぞれ挟持状態を安定させるための凹凸11a、12aが設けられている。凹凸の態様は適宜設定でき、凹凸が省略されてもよい。
第二挟持部20は、縦壁13から上板11および下板12と反対の方向に延びる第一支持壁21と第二支持壁26とを有する。第一支持壁21は縦壁13から水平方向に一定長さ延びた後、折れ曲がって下方に延びている。第二支持壁26は第一支持壁21より下方に位置し、縦壁13から水平方向に第一支持壁21よりも長く延びた後、折れ曲がって上方に延びている。
第一支持壁21の下方に延びた部位と、第二支持壁26の上方に延びた部位は、いずれも縦壁13と概ね平行であり、二つの部位が間隔を空けて対向している。
図4に示すように、第二支持壁26において、上方に延びた部位の中央部には、貫通する窓孔27があり、第一支持壁21のうち下方に延びた部位の一部である挟持片22が窓孔27内に位置している。図3に示すように、挟持片22は、窓孔27に近づくにつれて低くなる斜面22aを有する。
(クリップ付きラベルロール)
ラベルロール100は、クリップ1が取り付けられ、繰り出し端部が安定して支持されたクリップ付きラベルロール(以下、「クリップ付きロール」と称する。)の状態で、後述するスプライシング装置にセットされる。以下、クリップ付きロールの作成手順について説明する。
まず、ラベルロール100の繰り出し端部を一定長さ引出し、繰り出し端部の付近にクリップ1を取り付ける。取り付ける際は、第一挟持部10をラベルロール100に向けて接近させ、上板11および下板12の少なくとも一方を弾性変形させながら、上板11と下板12でラベルロール100を上下(すなわち、長尺なラベル体110の幅方向)から挟むように取り付ける。
次に、引き出した繰り出し端部を上方から第二挟持部20内に進入させる。進入した繰り出し端部は挟持片22の斜面22aによりガイドされ、円滑に第二挟持部20の深部まで進入できる。繰り出し端部の下端を窓孔27の下端よりも下方まで進入させ、繰り出し端部をクリップ1から所定長さ(例えば数センチメートル程度)突出させると、ラベルロール100は、図5に示すクリップ付きロール200となる。クリップ付きロール200においては、クリップ1の第二挟持部20により繰り出し端部102がラベルロール100の平面視における接線方向に延びた状態で安定して支持されている。
クリップ付きロール200を段ボール等からなるパッド上に置くと、巻かれたラベル体110が上下方向にずれて型崩れすることを抑制し、安定した移動を行える。
本実施形態に係るパッドの模式平面図を図6に示す。パッド150は、切り欠き151を有する。切り欠き151は、平面視においてクリップ1の平面視形状より少なくとも一回り大きい。これにより、クリップ1を切欠き151内に位置させてクリップ付きロール200をパッド150上に置くことにより、上下方向に突出したクリップ1に起因してクリップ付きロール200がパッド150上で不安定となることを防止できる。
この防止効果を充分に発揮させるためには、パッド150の厚さをクリップ1の上板11および下板12の和以上とすることが好ましい。このような寸法関係にすることで、パッド150上に置いたクリップ付きロール200を複数積み重ねても、ガタやぐらつきなどが生じにくく、安定したスタック状態を維持できる。
(スプライシング装置)
次に、クリップ付きロール200を使用する本実施形態に係るスプライシング装置について説明する。
スプライシング装置は、ラベラーの付近に配置され、クリップ付きロール200の繰り出し端部を把持する第一エリアと、把持した繰り出し端部を終了間際の先行するラベルロールに接続する第二エリアとを備えている。
図7に、一例に係る本実施形態の第一エリアの模式図を示す。第一エリア301は、新しくラベラーに取り付けられるクリップ付きロールの繰り出し端部を適切に把持した状態で第二エリアに移動させる機能を有する。第一エリア301は、ストッカー310と、テーブル320と、第一チャック330と、第二チャック340とを備えている。
ストッカー310はクリップ付きロールを移動させるためのリフトを有する。ストッカー310内には、図7に示すように、複数のクリップ付きロール200が、それぞれパッド150に載せられた状態で積み重ねられている。テーブル320には、ストッカー310内に連通する穴があり、ストッカー310内のクリップ付きロール200がリフトによりテーブル320上にせりあがることができる。
第一エリアにおけるスプライシング装置の動作について説明する。
交換ラベルロールとして、ストッカー310内に所望の数のクリップ付きロール200を積み重ねて装填しておく。
スプライシング装置を作動させると、図示しないリフトが最も上に積まれたクリップ付きロール200が載せられたパッド150を把持して上方に移動させる。クリップ付きロール200がテーブル320上に移動した後、パッドは、クリップ付きロール200を第二エリアに搬送するアームに支持され、リフトは下方に退避する。
次に、第一チャック330がクリップ1に接近して把持した後、図8に示すように、クリップ1がラベルロール100から外れない程度にわずかに後退して停止する。これにより、第二チャック340が繰り出し端部を把持するためのスペースが確保される。
続いて、第二チャック340が上方から繰り出し端部102に接近して把持し、繰り出し端部を上方に引き上げる。これにより、図9に示すように、ラベル体110がクリップ1から外れる。
さらに、第一チャック330が後退してクリップ1がラベルロールから取り外されて廃棄される。
クリップ1の取り外し後、第二チャック340は下降して繰り出し端部をラベルロール100の他の部位と同等の高さまで下げる。その後、図10に示すように、繰り出し端部を搬送支持部350内に通し、停止する。
搬送支持部350はテーブル320上にあり、一対の把持片351および352を有する。把持片352は、吸着機構を備えている。これにより、搬送支持部350は、一対の把持片351、352を用いた機械的挟持と、把持片352のみで行う吸着支持との二通りの支持が可能に構成されている。
搬送支持部350は、第二チャック340の停止後、繰り出し端部102を挟持する。ラベル体110は、搬送支持部350への経路上に配置されたテンションローラ360により、適度にテンションがかかった状態で搬送支持部350に挟持される。
次に、繰り出し端部の先端位置を調節する。まず、第二チャック340は繰り出し端部の把持を解除して上方に移動し、搬送支持部350とテンションローラ360との間で再びラベル体110を把持する。
さらに、把持片352による吸着支持を行いつつ把持片351、352による機械的挟持を緩め、図11に示すように、第二チャック340でラベル体を引き戻し、搬送支持部350からの突出量を徐々に減らしていく。搬送支持部350の付近には、光反射式のセンサ370が配置されており、搬送支持部350から突出するラベル体の反射光を監視している。センサ370がラベル体の反射光を受光しなくなったタイミングで第二チャック340は停止され、繰り出し端部の先端の位置が概ね搬送支持部350の前端と同一となる。以上で繰り出し端部の先端位置調節が終了する。
先端位置調節が終了すると、テーブル320のラベルロール100は、スプライシング作業の準備が整う。後述する先行ラベルロールの処理が終了すると、テンションローラ360が下方に退避し、第二チャック340は上方に退避する。さらに、図12に示すように、繰り出し端部を吸着支持した把持片352とラベルロール100とが第二エリアに移動される。
第二エリアでは、先行ラベルロールからラベル体がラベラーに供給されている。第二エリアには、スプライシング作業が行われる接続ヘッド410が配置されているが、図13に示すように、先行ラベルロール100Aから繰り出されるラベル体110Aは、ガイドローラ420にガイドされているため、接続ヘッド410から離れた軌道に沿って図示しないラベラーに供給される。
先行ラベルロールに巻かれたラベル体が残り少なくなったことがセンサ等により検知されると、交換されるラベルロールとのスプライシング作業が開始される。スプライシング作業開始後から作業完了までの間は、図示しないバックアップ用ラベルロールからラベル体がラベラーに供給されることにより、ラベリングを停止せずに継続できる。
具体的には、まず図14に示すように、ガイドローラ420が接続ヘッド410に近い位置に移動する。その結果、ラベル体110Aが接続ヘッド410に接近し、吸着される。
次に、カッターによりラベル体が切断される。ラベル体を低速で繰り出しながら、カッターの突出位置に隣り合うラベルの中間部が位置するように調節された後、カッターが接続ヘッド410に吸着されたラベル体に接近し、図15に示すように、カッター430でラベル体110Aが切断される。切断後、先行ラベルロールの巻き芯および巻き芯に接合された残りのラベル体は、退避して廃棄される。
続いて、第一エリアで準備の完了した交換用のラベルロールが第二エリアに移動し、先行ラベルロールが配置されていた位置で停止する。繰り出し端部を吸着支持した把持片352は、図16に示すように、接続ヘッド410と対向する位置まで移動する。この状態で把持片352の吸着を解除すると、吸着されていた繰り出し端部は、接続ヘッド410に移動して吸着される。その結果、図17に示すように、先行ラベルロールのラベル体110Aの切断端部と第一エリアから移動してきたラベルロールの繰り出し端部とが、概ね隙間なく並んだ状態で接続ヘッド410に吸着支持される。
把持片352が退避した後、図17に示すように粘着テープ441を支持したテーピングヘッド440が接続ヘッド410に接近する。テーピングヘッド440は、粘着テープ441の粘着面を接続ヘッド410に向けた状態で粘着テープ441を吸着支持している。テーピングヘッド440がラベル体110Aの切断端部と第一エリアから移動してきたラベルロールの繰り出し端部との境界部を含む範囲に粘着テープ441を押し当てると、図18に示すように、粘着テープ441が2つのラベル体のラベルが仮着されていない面に貼り合わされ、2つのラベル体がほぼ間隔を空けずに接続される。したがって、クリップ付きロール200の繰り出し端部の先端をラベル間ピッチの中点とし、センサ370を用いて把持片352の端部と繰り出し端部の位置を一致させて支持することで、接続部におけるラベル間ピッチを他の部位と概ね同一とし、ラベリング精度の低下を防ぐことができる。さらに、ラベル間ピッチを揃えるために余分なラベル体をカットする必要もなくなり、スプライシング作業で発生するごみの量も低減できる。
以上により、スプライシング作業が完了する。テーピングヘッド440およびガイドローラ420は初期位置に戻る。ラベラーへのラベル体供給をバックアップ用ラベルロールから交換後のラベルロールに切り替えると、ラベル体は接続ヘッド410から徐々に離間し、ラベル体の軌道は、図13に示す状態に戻る。
その後は、ストッカー310内のクリップ付きロール200がなくなるまで、先行ラベルロールのラベル体が所定量以下になるごとに上記スプライシング作業を繰り返す。
本実施形態において、粘着テープ441はテーピングヘッド440に自動供給される。以下にその動作について説明する。
粘着テープ441は、粘着面を内側にして巻かれた粘着ロール450から繰り出され、図19に示すように、粘着テープ441の繰り出し端部が第一ヘッド461に吸着支持されている。
スプライシング作業完了後の適宜のタイミングで、図20に示すように、粘着テープ441の繰り出し端部が第一ヘッド461から第二ヘッド462に受け渡される。第二ヘッド462には、粘着テープ441の粘着面が接触して吸着支持されるが、第二ヘッド462の表面には非粘着処理が施されており、吸着をやめると粘着面は容易に第二ヘッド462から剥離される。
粘着テープ441を支持した第二ヘッド462は、図21に示すように、テーピングヘッド440に対向する位置まで移動し、テーピングヘッド440に繰り出し端部を受け渡す。受け渡し後、第二ヘッド462は、図19に示す初期位置まで戻る。
その後、図示しないカッターにより第一ヘッド461とテーピングヘッド440との間で粘着テープ441が切断されると、粘着テープの補給が完了する。
以上説明したように、本実施形態に係るスプライシング装置は、複数のクリップ付きラベルロールが装填されるストッカー310と、クリップ付きロールの繰り出し端部を把持して搬送する機構(搬送支持部350)と、先行ラベルロールの切断端部と交換用ラベルロールの繰り出し端部とを並べて支持する機構(接続ヘッド410)と、並べて支持された二つのラベル体の端部を接続する機構(テーピングヘッド440)と、これらの機構の動作を制御する制御部とを少なくとも備えて構成される。
上記説明では、スプライシング装置が第一エリアと第二エリアとを有する例を説明した。第一エリアと第二エリアとは離れていてもよいし、隣接してもよい。さらに、第一エリアと第二エリアとが一体となっていてもよい。
本実施形態に係るクリップ1は、第一挟持部10を備えることにより、ラベルロールに容易に着脱でき、第二挟持部20を備えることにより、ラベルロールの繰り出し端部を安定して支持できる。第二挟持部20は上側に開いているため、繰り出し端部を上方から容易に第二挟持部20に進入させることができ、クリップ付きロール200を簡便に作製できる。
さらに、第二挟持部20の挟持片22が斜面22aを有するため、進入した繰り出し端部が円滑に第二挟持部の深部まで進入でき、確実に支持される。
さらに、第二支持壁26に窓孔27が設けられているため、第二挟持部20に進入した繰り出し端部を視認でき、充分に進入しているかどうかを容易に確認できる。
第一支持壁21のうち、進入した繰り出し端部に最も強く接触する挟持片22は、窓孔27と対向している。これにより、第二挟持部20は繰り出し端部が両側から強く挟まれる部位が少ない構造となっており、ラベルを傷めたり、繰り出し端部をクリップから引き抜く際に引っかかったりすることが好適に抑制される。
本実施形態に係るクリップ付きロールは、クリップ1により繰り出し端部102が安定して支持されているため、スプライシング装置にセットすることで、装置が繰り出し端部を確実に把持してスプライシング作業を実行できる。また、繰り出し端部の支持に粘着材料を用いていないため、装置に粘着して動作を妨げたりする不具合も発生しない。
本実施形態においては、ラベルロール100にクリップ1を取り付けてクリップ付きロール200とし、これをスプライシング装置にセットすることにより、装置で好適にスプライシング作業を自動で行える。したがって、多数のクリップ付きロール200をスプライシング装置にセットすることで、ラベラーの無人稼働時間を大幅に延長でき、ラベリング工程の生産性を著しく向上することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成要素の組み合わせを変えたり、各構成要素に種々の変更を加えたり、削除したりすることが可能である。
たとえば、本発明に係るラベルロール用クリップにおいては、第一支持壁および第二支持壁の互いに対向する面、例えば、窓孔の周縁等に面取りを施してもよい。これにより、繰り出し端部が出入りする際の引っ掛かりを低減し、ラベルの損傷等を好適に防止できる。
また、ラベルロール用クリップの第一支持壁および第二支持壁は、それぞれ縦壁と平行な部位を有していればよく、縦壁との接続態様に特に制限はない。また、これらの部位は、縦壁と完全に平行である必要は必ずしもなく、概ね平行であればよい。
1 ラベルロール用クリップ
10 第一挟持部
11 上板
12 下板
13 縦壁
20 第二挟持部
21 第一支持壁
22 挟持片
26 第二支持壁
27 窓孔
100 ラベルロール(交換ラベルロール)
100A ラベルロール(先行ラベルロール)
102 繰り出し端部
110 ラベル体
111 剥離紙
112 ラベル
200 クリップ付きラベルロール
310 ストッカー
350 搬送支持部
410 接続ヘッド
440 テーピングヘッド

Claims (7)

  1. 帯状の剥離紙に複数のラベルが仮着されたラベル体が巻かれたラベルロールに取り付けられるラベルロール用クリップであって、
    略水平に延び、間隔を空けて対向する上板および下板と、前記上板と前記下板とを接続する縦壁とを有する第一挟持部と、
    前記縦壁と略平行な部位を含む第一支持壁および第二支持壁を有する第二挟持部と、
    を備え、
    前記第一支持壁の略平行な部位と前記第二支持壁の略平行な部位とが前記ラベル体を挟持して支持可能に対向している、
    ラベルロール用クリップ。
  2. 前記第二支持壁の略平行な部位は、
    前記第一支持壁の略平行な部位よりも前記縦壁から離れた位置にあり、
    窓孔を有する、
    請求項1に記載のラベルロール用クリップ。
  3. 前記第一支持壁の略平行な部位は、前記窓孔と対向する位置に挟持片を有する、
    請求項2に記載のラベルロール用クリップ。
  4. 帯状の剥離紙に複数のラベルが仮着されたラベル体が巻かれたラベルロールに請求項1から3のいずれか一項に記載のラベルロール用クリップが取り付けられたクリップ付きラベルロールであって、
    前記第一挟持部が前記ラベル体を幅方向から挟むように前記ラベルロール用クリップが前記ラベルロールに取り付けられ、
    前記ラベルロールの繰り出し端部が前記第二挟持部により支持されている、
    クリップ付きラベルロール。
  5. 先行ラベルロールに交換ラベルロールを接続するスプライシング装置であって、
    複数の前記交換ラベルロールを装填可能なストッカーと、
    前記交換ラベルロールの繰り出し端部を把持して搬送可能に構成された搬送支持部と、
    前記先行ラベルロールの切断端部と前記交換ラベルロールの繰り出し端部とを並べて支持する接続ヘッドと、
    前記接続ヘッドに支持された前記切断端部と前記繰り出し端部とを接続するテーピングヘッドと、
    を備える、
    スプライシング装置。
  6. 前記搬送支持部に把持された前記繰り出し端部の、前記搬送支持部からの突出量を検出するセンサをさらに備え、
    前記突出量を調節可能に構成されている、
    請求項5に記載のスプライシング装置。
  7. 前記ストッカーは、請求項4に記載のクリップ付きラベルロールを装填可能に構成され、
    前記ラベルロール用クリップを前記クリップ付きラベルロールから取り外す機構をさらに備える、
    請求項5または6に記載のスプライシング装置。
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