JP2023140704A - 表示装置、表示方法、プログラム、情報共有システム - Google Patents

表示装置、表示方法、プログラム、情報共有システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーによる手間が掛からない表示装置を提供すること。【解決手段】本発明は、入力エリアへのストロークデータの入力を受け付ける入力受付部と、前記ストロークデータに対応するオブジェクトを前記入力エリアに表示させると共に、前記オブジェクトが前記入力エリアに表示できない場合に前記オブジェクトの少なくとも一部を新たなオブジェクトとして表示部品内に表示させる制御を行う表示制御部と、を有する表示装置を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置、表示方法、プログラム、及び、情報共有システムに関する。
手書き認識技術を利用し、手書きデータを文字に変換して、ディスプレーに表示する表示装置が知られている。比較的大型のタッチパネルを備えた表示装置は会議室や公共施設などに配置され、複数のユーザーにより電子黒板などとして利用される。表示装置は手書き入力される情報を表などの形式で表示することもできる。
手書きデータを縮小する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、手書き入力エリアを拡張できない場合、手書きデータを縮小することで画数の多い文字等の手書き入力を容易にする技術が開示されている。
しかしながら、従来の技術では、ユーザーが縮小ボタンを操作することで手書き内容を縮小表示させており、ユーザーによる指示が必要となり、手間が掛かってしまうという課題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、ユーザーによる手間が掛からない表示装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、入力エリアへのストロークデータの入力を受け付ける入力受付部と、前記ストロークデータに対応するオブジェクトを前記入力エリアに表示させると共に、前記オブジェクトが前記入力エリアに表示できない場合に前記オブジェクトの少なくとも一部を新たなオブジェクトとして表示部品内に表示させる制御を行う表示制御部と、を有する表示装置を提供する。
ユーザーによる手間が掛からない表示装置を提供することができる。
表示可能文字数を超えた入力テキストに関する表示部品の表示の一例である。 表示装置の配置例を示した図である。 表示装置のハードウェア構成図の一例である。 表示装置が有する機能をブロック状に分けて説明する機能ブロック図の一例である。 入力エリア情報記憶部に記憶されている入力エリア情報の一例を示す図である。 入力エリアに入力された入力テキストの一例を示す図である。 操作ガイドを説明する図である。 全文ポップアップ表示の一例を示す図である。 入力エリアの下側に表示された全文ポップアップ表示の一例を示す図である。 一部ポップアップ表示の一例を示す図である。 入力エリアの下側に表示された一部ポップアップ表示の一例を示す図である。 手書きデータのポップアップ表示例を示す図である。 入力エリアの内部に表示されたマークの一例を示す図である。 マークの押下で表示された全文ポップアップの一例を示す図である。 ユーザー操作で入力エリアに余白が用意される入力方法を示す図の一例である。 図15で説明した、入力エリアの余白が少なくなった場合に表示装置が余白を作成する処理を説明するフローチャート図の一例である。 入力エリアに余白が用意される入力方法の一例を示す図である。 ユーザーが左側の入力エリアの右側にストロークを手書きする入力方法を説明する図である。 図18で説明した、入力エリアの右側に手書きされたストロークの入力を表示装置が受け付ける処理を説明するフローチャート図の一例である。 ポップアップ表示の更新タイミングを説明する遷移図である。 全文ポップアップ表示の場合に、表示装置がポップアップ表示する処理を説明するフローチャート図の一例である。 一部ポップアップ表示の場合に、表示装置がポップアップ表示する処理を説明するフローチャート図の一例である。 表示装置がマークを表示する処理を説明するフローチャート図の一例である。 手書きでのクロノロジーの例を示す図である。 従来のクロノロジーの表示例を示す図である。 本実施形態のポップアップ表示が適用されたクロノロジーの表示例を示す図である。 災害現場におけるトリアージ情報の共有を説明する図である。 表示装置が表示するトリアージテーブルの一例を示す図である。 情報共有システムのシステム構成例を示す図である。 情報管理サーバーの機能ブロック図の一例である。 現場の表示装置が表示するクロノロジーと本部の表示装置が表示するクロノロジーの一例を示す図である。 現場の表示装置と本部の表示装置が表示データとメタデータを共有する処理を説明するシーケンス図の一例である。 表示システムの概略構成図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として表示装置と、表示装置が行う表示方法について図面を参照しながら説明する。
<表示可能文字数を超えた入力テキストに関する表示部品の表示>
本実施形態の表示装置は、入力エリアが表示可能な文字数(以下、表示可能文字数という)よりも入力テキストの文字数の方が多い場合、テキストの入力中に、入力テキストをポップアップ表示する。以下、概略を説明する。
従来の技術では、ユーザーが縮小ボタンを操作することで手書き内容を縮小表示させており、ユーザーの手間がかかってしまうという課題がある。手書きでテキスト等のストロークデータを入力する際、ユーザーは意図した変換や手書きデータになって表示されているかどうか確認したい場合がある。しかし、特許文献1記載の技術では、縮小ボタンを操作することで手書き内容を縮小表示させており、ユーザーによる指示が必要となるため、ユーザーの手間がかかってしまう。更に、変換後のテキストが縮小されてしまい見えにくく、ユーザーは意図した変換や手書きデータであるかどうかを確認しにくい。また、入力エリアに変換後の全てのテキストや手書きデータが表示しきれない場合もあり、ユーザーが確認しにくい。
図1(a)は、入力エリアに入力された入力テキスト10と入力エリアに対応付けて表示されたポップアップ301の一例である。入力エリア9の表示可能文字数と入力テキスト10は以下のとおりである。
表示可能文字数:10文字
入力テキスト:給水車をA避難所とB避難所に配備依頼
入力テキスト10の文字数が表示可能文字数よりも大きいので、入力エリア9には入力テキスト10の一部である「給水車をA避難所とB」しか表示されない。そこで、表示装置2は、表示可能文字数よりも大きい数の入力テキスト10が入力されたことを契機に、入力エリア9の周囲に入力テキスト10を含むポップアップ301を表示する。こうすることで、ユーザーは入力エリア9に表示しきれていない入力テキスト10を確認できる。
なお、以下では、ポップアップ301を表示することを単に「ポップアップ表示」という。また、入力テキスト10の文字数が表示可能文字数よりも大きいことを、全ての入力テキスト10を表示しきれない、という場合がある。
また、表示可能文字数よりも入力テキスト10の文字数の方が多い場合、表示可能文字数よりも大きい数の入力テキスト10が入力されたことを契機に、本実施形態の表示装置2は、入力エリア9の中又は周囲にマーク302を表示することができる。
図1(b)は、入力エリア9に表示されたマーク302を示す。入力テキスト10は図1(a)と同様である。入力エリア9に全ての入力テキスト10を表示しきれない場合、表示装置2は、入力エリア9にマーク302を表示する。マーク302の表示方法の詳細は後述するが、図1(b)では、入力エリア9の右下に吹き出し状のマーク302が表示されている。
ユーザーはマーク302を見ることで、入力エリア9に全ての入力テキスト10を表示しきれないと判断できる。ユーザーがマーク302をペン2500で押下すると、図1(a)と同様に、表示装置2は全ての入力テキスト10をポップアップ表示する。
このように、本実施形態の表示装置2は、入力エリア9に表示しきれない入力テキスト10に関する表示部品(ポップアップ301、マーク302)を表示するので、ユーザーは、入力エリア9に表示しきれない入力テキスト10が存在しても、それを読むことができ、誤認識を減らすことができる。表示装置2はテキストの入力中にポップアップ301を表示できるので、ユーザーは入力テキスト10を確認しながら残りのテキストを入力できる。
<用語について>
入力手段とはタッチパネルに座標を指定して手書きが可能な手段であればよい。例えば、ペン、人の指や手、棒状部材などがある。
ユーザーがディスプレーに入力手段を押しつけてから連続的に移動させた後、ディスプレーから離すという一連の操作をストロークという。ストロークは、ディスプレーに接触することなく、ユーザーの動きを追跡することを含む。この場合、ユーザーは、例えばマウスやポインティングデバイスを使用して、ユーザーのジェスチャー、ユーザーの手又は足によるボタンの押下、又は他の方法で、ストロークを開始させてもよい。更に、ユーザーは、同じ又は異なるジェスチャー、ボタンを離す、又はマウスやポインティングデバイスを使用して、ストロークを終了させてもよい。ストロークデータとは、入力手段により入力される座標の軌跡に基づいてディスプレーに表示される情報である。ストロークデータは適宜、補間されてよい。手書きデータとは、1つ以上のストロークデータを有するデータである。手書き入力とは、ユーザーによって、手書きデータが入力されることを示している。手書き入力は、タッチインターフェース、ペンやスタイラスなどの触覚オブジェクト、又はユーザーの体を使って実行されてもよい。また、手書き入力は、ジェスチャーベースの入力、手の動きの追跡入力、又はユーザーによる他のタッチフリー入力など、他のタイプの入力を介して実行されてもよい。本発明の実施形態では、手書き入力及び手書き入力データに言及するが、他の形態の手書き入力が利用されてもよい。
ストロークデータに基づいてディスプレーに表示される表示物をオブジェクトという。オブジェクトとは対象という意味であるが、本実施形態では表示対象などの意味である。ストロークデータが手書き認識して変換されたオブジェクトには、文字が含まれる。文字には、漢字、平仮名、片仮名、ローマ字、アルファベット、数字、絵文字、顔文字、古代エジプト文字、象形文字が含まれる。また、オブジェクトには、文字が1以上集まった文字列の他、「済」などの決まった文字やマークとして表示されるスタンプ、円、星又は矢印などの図形、直線、数学記号(+、-、×、÷、=など)等も含まれてよい。
文字列オブジェクトとは、オブジェクトのうち文字列(テキスト)を対象とする。
なお実施例の説明では、文字列を手書きした場合が記載されているが、手書きの対象は文字列に限らない。手書きの内容としては「A避難所→B避難所へ10人移動させる」といった、文字に加えて矢印等を手書きして、そのうちの少なくとも一部を表示部品内に表示させても良い。また円や星や直前や数学記号等を手書きして、そのうちの少なくとも一部を表示部品内に表示させても良い。
入力エリアとは、テキストや手書きデータなどが入力されるために用意された領域である。入力エリアには表示可能オブジェクト量が設定されていてよい。入力エリアは、例えば矩形の枠で囲まれているが、単なる下線でもよいし、上下の罫線のみでもよい。また、入力エリアは、1つだけが単独で存在するものに限らず、表のセルのように縦又は横の少なくとも一方に隣接していてもよい。表示可能オブジェクト量は表示可能なテキスト数、表示可能な手書きデータの幅(入力エリアの幅)などである。
入力エリアにオブジェクトが入力されたことを契機に表示部品を表示するとは、手書きデータの文字認識により変換されたテキストが確定したことを言う。確定は、ユーザーが選択する場合と、確度の最も高いテキストが自動で確定する場合がある。
ポップアップとは、コンピュータの操作画面で、飛び出すように現れるウィンドウなどの表示部品をいう。ポップアップは必ずしも吹き出しの形状を有していなくてよく、形状は任意である。
表示部品とは、画面の構成要素となる各種の部品である。表示部品の一例として、ポップアップが挙げられる。ポップアップには、ユーザーが手書きした内容やテキスト(文字列)が表示される。なお表示しきれない内容があることを示す場合(インジケーターの役割を有する場合)にマークが使われてもよい。マークには手書きした内容やテキストが表示されない。そのため、ポップアップについては第1の表示部品(ユーザーが手書きした内容やテキストが表示されるもの)と表現し、マークについては第2の表示部品(ユーザーが手書きした内容やテキストが表示されないもの)と表現しても良い。
<装置の構成例>
図2を用いて、本実施形態に係る表示装置2の配置例を説明する。図2は、表示装置2の配置例を示した図である。図2(a)は、表示装置2の一例として、壁につり下げられた横長の電子黒板として使用される表示装置2を示している。
図2(a)に示されているように、表示装置2の上部には表示装置2の一例としてのディスプレー220が設置されている。ユーザーUは、ペン2500を用いて、ディスプレー220に文字等を手書きする(入力、描画ともいう)ことができる。
図2(b)は壁につり下げられた縦長の電子黒板として使用される表示装置2を示している。
図2(c)は机230に平置きされた表示装置2を示す。表示装置2は厚みが1cm程度なので、一般の机に平置きしても机の高さを調整する必要がない。また、ユーザーは表示装置2を容易に移動できる。
なお、ペン2500の座標の入力方式には、電磁誘導方式、アクティブ静電結合方式などがある。また、ペン2500は、筆圧検知、傾き検知、ホバー機能(ペンが触れる前にカーソルを表示)、などの機能を有していてよい。
<装置のハードウェア構成>
続いて、図3を用いて、表示装置2のハードウェア構成を説明する。表示装置2は図示するように情報処理装置又はコンピュータの構成を有している。図3は、表示装置2のハードウェア構成図の一例である。図3に示されているように、表示装置2は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、及び、SSD(Solid State Drive)204を備えている。
これらのうち、CPU201は、表示装置2全体の動作を制御する。ROM202は、CPU201やIPL(Initial Program Loader)等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。
SSD204は、OSや表示装置2用のプログラム等の各種データを記憶する。このプログラムは汎用的なOS(Windows(登録商標)、Mac OS(登録商標)、Android(登録商標)、iOS(登録商標)等)を搭載した情報処理装置で動作するアプリケーションプログラムでもよい。この場合、普段は汎用的な情報処理装置として利用されるが、ユーザーがアプリケーションプログラムを実行すると、表示装置2の専用機と同様、ユーザーが手書きすることができる。
また、表示装置2は、ディスプレーコントローラー213、タッチセンサーコントローラー215、タッチセンサー216、ディスプレー220、電源スイッチ227、チルトセンサー217、シリアルインタフェース218、スピーカー219、マイク221、無線通信装置222、赤外線I/F223、電源制御回路224、ACアダプター225、及びバッテリー226を備えている。
ディスプレーコントローラー213は、出力画像をディスプレー220等へ出力するために画面表示の制御及び管理を行う。タッチセンサー216は、ディスプレー220上にペン2500やユーザーの手等(ペンやユーザーの手は入力手段となる)が接触したことを検知する。また、タッチセンサー216はペンIDを受信する。
タッチセンサーコントローラー215は、タッチセンサー216の処理を制御する。タッチセンサー216は、座標の入力及び座標の検出を行う。この座標の入力及び座標の検出する方法について説明する。例えば、光学式の場合、ディスプレー220の上側両端部に設置された2つ受発光装置が、ディスプレー220に平行して複数の赤外線を放射する。ディスプレー220の周囲に設けられた反射部材によって反射されて、受光素子が放射した光の光路と同一の光路上を戻って来る光を受光する方法である。タッチセンサー216は、物体によって遮断された2つの受発光装置が放射した赤外線の位置情報をタッチセンサーコントローラー215に出力し、タッチセンサーコントローラー215が、物体の接触位置である座標位置を特定する。また、タッチセンサーコントローラー215は通信ユニット215aを有しており、ペン2500と無線で通信することができる。例えば、Bluetooth(登録商標)などの規格で通信している場合は、市販されているペンを使用することができる。通信ユニット215aに予め1つ以上のペン2500を登録しておくと、ユーザーはペン2500を表示装置2と通信させる接続設定を行わなくても通信できる。
電源スイッチ227は、表示装置2の電源のON/OFFを切り換えるためのスイッチである。チルトセンサー217は、表示装置2の傾き角度を検出するセンサーである。主に、表示装置2が図2(a)、図2(b)、又は、図2(c)のいずれかの設置状態で使用されているかを検出するために使用され、設置状態に応じて文字等の太さを自動で変更することができる。
シリアルインタフェース218はUSBなどの外部との通信インタフェースである。シリアルインタフェース218は、外部からの情報の入力などに使用される。スピーカー219は音声の出力に使用され、マイク221は音声の入力に使用される。無線通信装置222は、ユーザーが携帯する端末と通信し、例えばインターネットへの接続を中継する。無線通信装置222はWi-FiやBluetooth(登録商標)などで通信するが、通信規格は問われない。無線通信装置222はアクセスポイントを形成しており、ユーザーが入手したSSID(Service Set Identifier)とパスワードをユーザーが携帯する端末に設定すると、アクセスポイントに接続できる。
なお、無線通信装置222には2つのアクセスポイントが用意されているとよい。
a. アクセスポイント→インターネット
b. アクセスポイント→社内ネットワーク→インターネット
aのアクセスポイントは社外のユーザー用で、ユーザーは社内ネットワークにはアクセスできないが、インターネットを利用できる。bのアクセスポイントは社内のユーザー用で、ユーザーは社内ネットワーク及びインターネットを利用できる。
赤外線I/F223は隣に配置された表示装置2を検出する。赤外線I/F223は、赤外線の直進性を利用して、隣に配置された表示装置2のみを検出できる。赤外線I/F223は各辺に1つずつ設けられることが好ましく、表示装置2のどの方向に他の表示装置2が配置されたのかを検出できる。これにより画面が広がり、隣の表示装置2に過去に手書きされた手書き情報(1つのディスプレー220の広さを1ページとして別のページの手書き情報)等を表示できる。
電源制御回路224は表示装置2の電源であるACアダプター225とバッテリー226を制御する。ACアダプター225は商用電源が共有する交流を直流に変換する。
ディスプレー220がいわゆる電子ペーパーの場合、画像の表示を維持するためにほとんど又は一切電力を消費しないので、バッテリー226による駆動も可能である。これにより、屋外など電源を接続しにくい場所でもデジタルサイネージなどの用途で表示装置2を使用することが可能になる。
更に、表示装置2は、バスライン210を備えている。バスライン210は、図3に示されているCPU201等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
なお、タッチセンサー216は、光学式に限らず、静電容量の変化を検知することにより接触位置を特定する静電容量方式のタッチパネルでもよい。タッチセンサー216は、対向する2つの抵抗膜の電圧変化によって接触位置を特定する抵抗膜方式のタッチパネルでもよい。タッチセンサー216は、接触物体が表示部に接触することによって生じる電磁誘導を検知して接触位置を特定する電磁誘導方式のタッチパネルなどよく、種々の検出手段を用いてもよい。タッチセンサー216は、ペン先のタッチの有無を検知するのに電子ペンが必要ない方式であってよい。この場合はタッチ操作をするのに指先やペン型の棒を使用できる。なお、ペン2500は、細長いペン型である必要はない。
<機能について>
次に、図4を用いて表示装置2の機能について説明する。図4は、表示装置2が有する機能をブロック状に分けて説明する機能ブロック図の一例である。表示装置2は、入力受付部21、描画データ生成部22、変換部23、表示制御部24、データ記録部25、ネットワーク通信部26、操作受付部27、入力内容表示部28、ポップアップ表示部29、マーク表示部30、を有している。表示装置2が有する各機能は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、SSD204からRAM203上に展開されたプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
入力受付部21はタッチセンサー216に対しペン2500等の入力手段が接触した位置の座標を検出することで、ストロークデータ(座標点列)の入力を受け付ける。描画データ生成部22はペン2500のペン先が接触した座標を入力受付部21から取得する。描画データ生成部22は、この座標点列を補間することで接続してストロークデータを生成する。
変換部23はユーザーが手書きした1つ以上のストロークデータ(手書きデータ)に対し文字認識処理を行い、テキストに変換する。テキストの実体は文字コードである。変換部23は、ユーザーのペン操作と並行して文字(日本語だけでなく英語などの多国語)、数字、記号(%、$、&など)、図形(線、丸、三角など)等を認識していく。認識方法については様々なアルゴリズムが考案されているが、本実施形態では公知の技術を利用できるとして詳細を割愛する。
データ記録部25は、表示装置2に手書きされた手書きデータ、変換された文字列、及び、PC(Personal Computer)の画面、ファイル等を記憶部40に記憶する。ネットワーク通信部26はLAN等のネットワークに接続して、他の機器とネットワークを介したデータの送受信を行う。
操作受付部27は、ペン2500等が接触した座標に基づいて、文字認識された複数の変換候補から任意の文字の選択を受け付けたり、メニューの押下を受け付けたりする。
表示制御部24は入力内容表示部28、ポップアップ表示部29、及び、マーク表示部30を有している。表示制御部24は、手書きデータ、手書きデータから変換された文字列、及び、ユーザーが操作するための操作メニューなどをディスプレー220に表示する。
入力内容表示部28は、入力エリア9に設定された表示可能文字数の範囲で、入力エリア9に入力テキスト10を表示する。また、入力内容表示部28は、入力エリア9に余白を作成する処理なども行う。
ポップアップ表示部29は、入力エリア9に表示しきれない入力テキスト10がある場合、入力テキスト10の全文又は一部をポップアップ表示する。
マーク表示部30は、入力エリア9に表示しきれない入力テキスト10がある場合、入力エリア9の内部又は周囲等にマーク302を表示する。
なお、表示制御部24は、ストロークデータから変換されたテキストを入力エリアに表示させると共に、テキストが入力エリアに表示できない場合にテキストの一部をテキストに関する表示部品内に表示させる制御を行う。
また、表示装置2は、図3に示されているSSD204やRAM203などに構築される記憶部40を有し、記憶部40には入力エリア情報記憶部41が構築されている。
図5は、入力エリア情報記憶部41に記憶されている入力エリア情報の一例である。入力エリア情報は、入力エリア9に設定された情報である。
・入力エリアIDの項目は、入力エリア9の識別情報である。
・座標の項目は、表示装置2のディスプレーにおける入力エリア9の左上頂点のx座標とy座標を示す。
・サイズの項目は、入力エリア9の縦横の長さである。
・フォントの項目は、入力エリア9に入力された入力テキスト10のフォントを指定する。
・フォントサイズの項目は、入力エリア9に入力された入力テキスト10のフォントを指定する。
・フォント色の項目は、入力エリア9に入力された入力テキスト10の色を指定する。
・フォント配置の項目は、入力エリア9に入力された入力テキスト10の配置を、水平方向(左寄り、中央、右寄り)、及び、上下方向(上寄り、中央、下寄り)で指定する。
・入力エリア9の余白の項目は、入力テキスト10から入力エリア9の枠までの余白を大、中、小で指定する。
・指定辞書の項目は、入力エリア9に入力されたストロークの変換に使用される変換辞書を指定する。表示装置2は、入力エリア9ごとに辞書を登録しておくことで認識精度を向上できる。また、入力エリア9に対し操作ガイドを非表示する旨が設定されてもよい。操作ガイドの詳細は図7にて説明する。
・表示可能文字数の項目は、入力エリア9が表示できる最大の文字数である。
・入力テキスト10の項目は、入力エリア9に入力されたテキストである。
・重要度の項目は、該入力エリア9に対する入力テキスト10の重要度を低、中、高で示す。ポップアップ表示部29は、重要度に応じてポップアップの表継続時間を変更できる。重要度が高では、表示装置2が継続してポップアップ表示してもよい。また、マーク表示部30は重要度に応じてマークの色や輝度などの態様を変更できる。
<入力エリアへのテキスト入力>
次に、図6を参照して、入力エリア9への入力テキスト10の入力例を説明する。図6は、入力エリア9に入力された入力テキスト10を示す。入力受付部21は予め座標が設定されている入力エリア9と、ペン2500の入力座標で入力された手書きデータの外接矩形が一定以上、重なる場合に、入力エリア9への入力であると判断する。
入力エリア9の表示可能文字数と入力テキスト10の文字数は以下のとおりである。
表示可能文字数:10文字
入力テキストの文字数:18文字
図6(a)は入力途中の入力テキスト10である。その後、ユーザーが入力テキスト10の全文を入力しても、入力エリア9は全文を表示できない(図6(b))。
図6に示したテキスト入力は、操作ガイド500を介して行われる場合がある。図7は、操作ガイド500を説明する図である。図7(a)は、ユーザーが「給水車をA避難所と」までを入力した状態である。そこに、ユーザーが「B」という手書きデータ304を手書きした。変換部23はペンアップ後からペンダウンまでに一定以上の時間があると、操作ガイド500を手書きデータ304の周囲に表示する。
図7(b)は操作ガイド500の一例である。変換部23は、認識処理の結果、確度が大きい上位の変換候補(複数のテキスト)を操作ガイド500に表示する。図7(b)では「B」が手書きデータ304の認識結果であり、正しく認識されている。また、変換部23は、予測変換することができ、「B」を含む単語や熟語を操作ガイド500に表示できる。
ユーザーが任意の変換候補をペン2500で選択すると、選択されたテキスト305が手書きデータ304に代わって表示される。図7(c)では「B」というテキスト305が表示されている。なお、表示制御部24は、変換候補の選択により操作ガイド500を消去する。
上記の図6(b)は図7(c)と同じものであるが、図6では操作ガイド500が表示されてない。操作ガイド500が表示されるかどうかは入力エリア9への設定により切り替えられる。以降、特に言及しなければ、入力テキスト10の入力に操作ガイド500が表示されても表示されなくてもよい。例えば、数字や性別が入力される入力エリア9では、誤変換がほとんどないので操作ガイド500が表示されない設定の場合がある。
なお、操作ガイド500は、ユーザーが一定時間以上ペンアップした場合に表示されるので、一文字の手書きデータが手書きされるごとに表示されるとは限らない。
<ポップアップの表示例>
本実施形態の表示装置2は全文ポップアップ表示と一部ポップアップ表示が可能である。全文ポップアップ表示又は一部ポップアップ表示のどちらが行われるかは予め設定されている。まず、全文ポップアップ表示について説明する。
図8は、全文ポップアップ表示の一例を示す。ポップアップ表示部29は、入力エリア9に入力された入力テキスト10を取得し、入力エリア9の上部に、ポップアップ301の文字サイズで入力テキスト10を新たな入力テキストとして表示する。なお、ポップアップ301の文字サイズは予め設定されていてもよいしユーザーが設定してもよい。図8に示すように、ポップアップ301は原則的に入力エリア9の上側である。しかし、入力エリア9の上側にスペースがない場合、下側に表示される。
図8のポップアップ301は、操作ガイド500から候補が選択される度に更新される。つまり、ユーザーが手書きデータを入力中にリアルタイムに表示されるので、ユーザーは入力テキスト10を見ながら入力できる。
図9は、入力エリア9の下側に表示された全文ポップアップ表示の一例を示す。ポップアップ表示部29は、入力エリア9の上端からディスプレーの上端までの長さAと、ポップアップの高さBを比較し、ポップアップの高さBの方が大きい場合は、ポップアップを入力エリア9の下部に表示する。ポップアップの高さBはポップアップ表示の文字サイズとポップアップ内の余白により決定される。こうすることで、入力エリア9が上端に近くても、ポップアップ表示部29が入力テキスト10をポップアップ表示できる。
次に、図10,図11を参照し一部ポップアップ表示について説明する。図10は、一部ポップアップ表示の一例を示す。ポップアップ表示部29は以下のような処理で一部ポップアップ表示を行う。
「表示装置は、現在の入力テキスト10の文字数から表示可能文字数を引いた文字数分、入力テキスト10の末尾から取得する。」
例えば、表示可能文字数と入力された文字数が以下のとおりであるとする。
表示可能文字数:10文字
入力された文字数:18文字(「給水車をA避難所とB避難所に配備依頼」)
この場合、入力テキスト10の文字数から表示可能文字数を引いた文字数は、「避難所に配備依頼」の8文字である。
ポップアップ表示部29は、入力エリア9の上部に、ポップアップ表示の文字サイズで、入力テキスト10の末尾から取得した一部の入力テキスト10のみ有するポップアップ309を新たな入力テキストとして表示する。図10では、「避難所に配備依頼」の8文字のみがポップアップ309に表示されている。したがって、ユーザーは入力エリア9のテキストに続いて、ポップアップ表示されたテキストを読めばよく、テキストの重複を少なくできる。
図11は、入力エリア9の下側に表示された一部ポップアップ表示の一例を示す。全文ポップアップ表示の場合と同様に、ポップアップ表示部29は、入力エリア9の上端からディスプレーの上端までの長さAと、ポップアップの高さBを比較し、ポップアップの高さBの方が大きい場合は、ポップアップ309を入力エリア9の下部に表示する。ポップアップの高さBはポップアップ表示の文字サイズとポップアップ内の余白により決定される。こうすることで、入力エリア9が上端に近くても、ポップアップ表示部29が、入力テキスト10をポップアップ表示できる。
なお、ポップアップ表示はテキスト変換されていない手書きデータに対しても可能である。図12は、手書きデータのポップアップ表示例を示す。入力エリア9に入力された全ての手書きデータ306は「I have a pen and I have an apple.」であるが、入力エリア9にはその一部である「I have a pen」という手書きデータ307のみが表示されている。手書きデータ307には文字数の概念がないか、又は、概念があっても文字サイズはユーザーが変更できる。そこで、ポップアップ表示部29は、手書きデータ307の横幅が入力エリア9の幅より大きい場合、全ての手書きデータ306をポップアップ表示する。このように、手書きデータの場合も同様の条件でポップアップ表示可能である。
図12は全文ポップアップ表示の例であるが、ポップアップ表示部29は一部ポップアップ表示してもよい。この場合、ポップアップ表示部29は、「現在まで入力した手書きデータの幅から入力エリアの幅を引いた長さの手書きデータを、手書きデータの末尾から取得する。」を行う。ポップアップ表示部29は、手書きデータの末尾から取得して一部の手書きデータをポップアップ表示する。
<入力後のポップアップ表示について>
図9~図12のように表示されたポップアップ301,309は、ユーザーが入力エリア9に入力テキスト10を入力した後、ポップアップ表示部29が消去する。なお、ユーザーが入力エリア9に入力テキスト10を入力した後とは、ユーザーが入力エリア9からペンアップして一定時間が経過することをいう。
また、入力中に表示されていたポップアップ301、309が消去された後は、ユーザーが入力エリア9をペン2500で押下したり、ホバリングしたりすることで入力テキスト10の全文又は一部がポップアップ表示される。ホバリングとは、タッチパネルから所定以下の高さの位置にてペンや指を一定時間、静止する状態を表す。ポップアップ表示された入力テキスト10は、表示から一定時間後に消去される。ユーザーがポップアップ301、309をペン2500で操作した場合はポップアップ表示が継続されてよい。
<マークの表示>
ユーザーが入力エリア9に入力テキスト10を入力した後は、ユーザー操作によりポップアップ表示される。このため、ユーザーは入力エリア9が全ての入力テキスト10を表示しているか判断しにくい場合がある。
そこで、図13に示すように、マーク表示部30が入力エリア9にマーク302を表示する。図13は、入力エリア9の内部に表示されたマーク302の一例である。マーク302は、入力エリア9に表示しきれていない入力テキスト10があることを表す。マーク表示部30は、「表示可能文字数<入力テキスト10の文字数」となったタイミングでマーク302を表示することが好ましいが、ユーザーが入力エリア9に入力テキスト10を入力した後にマーク302を表示してもよい。
ユーザーがペン2500でマーク302を押下すると、入力テキスト10が全文ポップアップ表示又は一部ポップアップ表示される。全文ポップアップ表示又は一部ポップアップ表示のどちらが行われるかは予め設定されている。
図14は、マーク302の押下で表示された全文ポップアップの一例である。図14では、入力エリア9の上部に全文のポップアップ301が表示されている。ポップアップ表示部29は、一部ポップアップ表示してもよいし、下側にポップアップ表示してもよい。
なお、図示するマーク302の形状は一例である。マーク302は、入力エリア9の角に三角形を表示したり、入力エリア9の枠の角を丸くしたりしたものでもよい。マーク302は、入力エリア9の背景色を変更したものでもよい。マーク302は入力エリア9の外に表示されてもよい。マーク302は、ペン2500が入力エリア9に触れた際に数秒間だけ表示されたり、ペン2500のホバリングを検知している間や検知から数秒だけ表示されたりしてもよい。
<入力エリアの余白が少なくなった場合の入力方法>
次に、図15,図16を参照して、入力エリア9の余白が少なくなった場合の入力方法について説明する。図15は、ユーザー操作で入力エリア9に余白が用意される入力方法を示す。図15では、ポップアップ表示を省略した。
図15(a)は、入力エリア9に入力された入力テキスト10である。入力エリア9には表示しきれていない入力テキスト10がある。余白を作りたいユーザーが入力エリア9内で右から左にストローク310を手書きする。入力内容表示部28は、決定した文字数だけ入力テキスト10を左にずらす。
図15(b)は、ずらす文字数を説明する図である。入力内容表示部28は、ストローク310の長さを文字サイズで割った値をずらす文字数に決定する。ストローク310の長さが13cm、文字サイズが2cmの場合、「13÷2=6……1」なので、6文字がずらす文字数である。
図15(c)は、入力テキスト10が6文字、左にずらされた入力エリア9を示す。図15(c)では、図15(b)の入力テキスト10の先頭から6文字が取りのぞかれた「難所とB」という入力テキスト10が左詰で表示されている。これにより、入力エリア9には余白311が生じた。
図16は、図15で説明した、入力エリア9の余白が少なくなった場合に表示装置2が余白を作成する処理を説明するフローチャート図である。
入力内容表示部28は、入力エリア9に入力テキスト10が存在するか判断する(S101)。
ステップS101の判断がYesの場合、入力内容表示部28は、入力エリア9内に、右から左方向へのストローク310が手書きされたか否かを判断する(S102)。ステップS102では、ストローク310の始点と終点によりストロークの向きが判断され、ストローク310の座標点列が入力エリア9内か否か判断される。
ステップS102の判断がYesの場合、入力内容表示部28は、ストローク310の長さを文字サイズで割り、ずらす文字数を決定する(S103)。
そして、入力内容表示部28は、入力エリア9に表示中の入力テキスト10の先頭からステップS103で決定した文字数を消去し、残りの入力テキスト10を入力エリア9に左詰めして表示する(S104)。
ステップS101,又はS102の判断がNoの場合、余白311は作成されない。
以上で、入力エリア9に余白311が作成され、ユーザーは入力テキスト10の入力のために、余白311に次の手書きデータを手書きできる。
なお、入力内容表示部28は、ユーザー操作なしに自動的に余白を作成してもよい。例えば、入力内容表示部28は、入力エリア9に入力された入力テキスト10と右端の枠までの距離が閾値未満になると、例えば表示中の入力テキスト10の左半分を消去し、右半分を左に詰める。
図17は、自動的な余白の作成方法を説明する図である。図17では、ポップアップ表示を省略した。図17(a)では、入力テキスト10と右端の枠までの距離が閾値未満である。入力内容表示部28は、表示中の入力テキスト10の左半分を消去し、右半分を左に詰める。図17(b)では10文字の入力テキスト10(「給水車をA避難所とB」)の左半分の「給水車をA」が消去され、右半分の「避難所とB」が左に詰められ、余白311が生じている。
この結果、図17(c)に示すように、ユーザーは余白311に引き続きに手書きデータ312を手書きできる。
また、図18、図19に示すように、入力エリア9に入りきらない入力テキスト10を入力する方法として、ユーザーは余白でなく入力エリア9の右側に、ストロークを手書きしてもよい。
図18は、ユーザーが右側の入力エリア9Bの右側にストロークを手書きする入力方法を説明する図である。図18では、ポップアップ表示を省略した。図18(a)では、隣接した2つの入力エリア9A、9Bがある。ユーザーは左側の入力エリア9Aに入力しているが、余白がないので右の入力エリア9Bに手書きした。図18(a)の右の入力エリア9Bの「避難所に配備依頼」は手書きデータ(ストロークデータのまま)である。
入力エリア9Aに入力テキスト10が入力されてから一定時間内に右の入力エリア9Bにストローク313が手書きされた場合、入力受付部21は左の入力エリア9Aへの入力と判断する。換言すると、入力受付部21は、左の入力エリア9A以外への入力を制限する。こうすることで、ユーザーは、入力エリア9Aの外に手書きされても、入力エリア9Aに入力テキスト10を入力できる。
なお、入力受付部21は、左の入力エリア9Aと右の入力エリア9Bの境界(右の入力エリア9Bの左端の枠)をストロークがまたいでいるか否か判断してもよい。
図18(b)は、図18(a)の右の入力エリア9Bに手書きされた「避難所に配備依頼」が、文字認識された後の入力エリア9A,9Bを示す。表示可能文字数より入力テキスト10の文字数の方が大きいので、入力エリア9Aにマーク302が表示されている。また、右の入力エリア9Bから手書きデータが削除されるので、ユーザーが更に手書きできる。なお、マーク302でなく、又は、マーク302と共に、ポップアップ表示部29が入力テキスト10の全文又は一部をポップアップ表示してもよい。この場合、ユーザーは入力済みのテキストを見ながら手書きできる。
図19は、図18で説明した、入力エリア9の右側に手書きされたストロークの入力を表示装置2が受け付ける処理を説明するフローチャート図である。
入力内容表示部28は、現在入力中の入力エリア9の表示可能文字数を取得する(S201)。
入力内容表示部28は、入力エリア9に入力テキスト10が入力されてから一定時間内にストロークが入力されたか判断する(S202)。
ステップS202の判断がYesの場合、入力内容表示部28は、ストロークが入力エリア9の右側の領域と重なっているか否か判断する(S203)。入力エリア9の右側の領域は別の入力エリア9でもそうでなくてもよい。
ステップS203の判断がYesの場合、入力受付部21は、入力エリア9以外へストロークが入力されても入力を受け付けない(S204)。
ステップS202,又はS203の判断がNoの場合、ストロークが入力された位置に応じた処理が行われる。例えば別の入力される入力エリア9に入力テキスト10が入力される。
<ポップアップの更新>
次に、図20を参照してポップアップ301,309の更新タイミングについて説明する。図20はポップアップ表示の更新タイミングを説明する遷移図である。なお、図20では、入力エリア9に余白が用意される入力方法を用いて説明する。
図20(a)に示すように、入力エリア9に表示可能文字数と同じ文字数の入力テキスト10が入力された。
図20(b)に示すように、入力内容表示部28は、上記の方法で、入力エリア9に余白321を作成する。また、入力エリア9に表示しきれない入力テキスト10が発生したので、ポップアップ表示部29が、入力テキスト10をポップアップ表示する。図20(b)では全文のポップアップ301が表示されているが、一部のポップアップ309が表示でもよい。この場合、入力内容表示部28は、現在の入力テキスト10の文字数から余白分を引いた文字数分、入力テキスト10の先頭から取得し、一部ポップアップ表示する。
図20(c)に示すように、ユーザーが「ひなんじょ」という手書きデータ322を入力した。変換部23が文字認識を行って、表示制御部24が操作ガイド500を表示する。ユーザーが操作ガイド500から「避難所」を選択した。
図20(d)に示すように、入力エリア9に「避難所」という変換後のテキスト323が表示される。また、入力エリア9にテキスト323が追加されたので、ポップアップ表示部29がポップアップ表示を更新する。ポップアップ表示部29は、一度ポップアップを消去して再表示してもよいし、表示中のポップアップにテキスト323を追加で表示してもよい。
図20(e)に示すように、入力内容表示部28は、上記の方法で入力エリア9に余白を作成する。なお、「に」の入力については説明を省略したが、同様に、操作ガイド500を介して入力された。
図20(f)に示すように、ユーザーが「はいびいらい」という手書きデータ325を入力した。変換部23が文字認識を行って、表示制御部24が操作ガイド500を表示する。ユーザーが操作ガイド500から「配備依頼」を選択した。
図20(g)に示すように、入力エリア9に「配備依頼」という変換後のテキスト326が表示される。また、入力エリア9にテキスト326が追加されたので、ポップアップ表示部29がポップアップ表示を更新する。
このように、操作ガイド500から候補が選択され、入力エリア9に確定した入力テキスト10が入力されると、ポップアップ表示が更新される。なお、操作ガイド500は数字などの変換では表示されない場合があるので(数字の変換精度が高いため入力エリアに対しユーザーは操作ガイド500が表示されないように設定できる)、この場合、変換されたタイミングでポップアップ表示が更新される。
図20では、入力テキスト10の入力に連動したポップアップ表示を説明したが、入力エリア9への入力が終了した後(入力エリア9への入力が一定時間以上行われない)、ユーザーの操作で入力テキスト10がポップアップ表示される。ユーザーは、ポップアップ表示のために、マーク302を押下したり、マーク302が表示されない場合は入力エリア9を押下したりする。ペン2500のホバリングでポップアップが表示されてもよい。
<ポップアップ表示の処理又は動作>
次に、図21、図22を参照して、表示装置2がポップアップ表示する処理又は動作を説明する。図21は、全文ポップアップ表示の場合に、表示装置2がポップアップ表示する処理を説明するフローチャート図である。図21の処理は、例えば操作ガイド500からのテキストの選択又は変換の確定によりスタートする。
ポップアップ表示部29は、表示可能文字数よりも入力テキスト10の文字数の方が大きいか否か判断する(S1)。
ステップS1の判断がYesの場合、ポップアップ表示部29は、入力エリア9に入力された入力テキスト10を取得する(S2)。
次に、ポップアップ表示部29は、入力エリア9の上端からディスプレーの上端までの長さより、ポップアップの高さの方が小さいか判断する(S3)。
ステップS3の判断がYesの場合、ポップアップ表示部29は、入力エリア9の上側に全文ポップアップ表示する(S4)。
ステップS3の判断がNoの場合、ポップアップ表示部29は、入力エリア9の下側に全文ポップアップ表示する(S5)。
また、ステップS1の判断がNoの場合、入力テキスト10が全て表示されているので、ポップアップ表示部29はポップアップ301を表示しない(S6)。
ポップアップ表示部29は、ポップアップ表示から一定時間が経過すると、ポップアップ301を消去する(S7、S8)。なお、入力エリア9への入力中は手書きデータの変換が確定する度にポップアップ301が新しく表示されるか、又は、表示中のポップアップにテキストが追記されたりする。
図22は、一部ポップアップ表示の場合に、表示装置2がポップアップ表示する処理を説明するフローチャート図である。図22の処理は、例えば操作ガイド500からのテキストの選択又は変換の確定によりスタートする。
ポップアップ表示部29は、表示可能文字数よりも入力テキスト10の文字数の方が大きいか否か判断する(S11)。
ステップS11の判断がYesの場合、ポップアップ表示部29は、入力テキスト10の文字数から表示可能文字数を引いた文字数分、入力テキスト10の末尾から取得する(S12)。
次に、ポップアップ表示部29は、入力エリア9の上端からディスプレーの上端までの長さより、ポップアップの高さの方が小さいか判断する(S13)。
ステップS13の判断がYesの場合、ポップアップ表示部29は、入力エリア9の上側に一部ポップアップ表示する(S14)。
ステップS13の判断がNoの場合、ポップアップ表示部29は、入力エリア9の下側に一部ポップアップ表示する(S15)。
また、ステップS11の判断がNoの場合、入力テキスト10が全て表示されているので、ポップアップ表示部29はポップアップを表示しない(S16)。
ポップアップ表示部29は、ポップアップ表示から一定時間が経過すると、ポップアップ309を消去する(S17、S18)。
<<マークの表示>>
図23は、表示装置2がマーク302を表示する処理を説明するフローチャート図である。図23の処理は、例えば操作ガイド500からのテキストの選択又は変換の確定によりスタートする。
マーク表示部30は、表示可能文字数よりも入力テキスト10の文字数の方が大きいか否か判断する(S21)。
ステップS21の判断がYesの場合、マーク表示部30は、入力エリア9の右下などにマーク302を表示する(S22)。
マーク302が表示されると、操作受付部はマーク302がペン2500で押下されたか否か判断する(S23)。
マーク302がペン2500で押下された場合、ポップアップ表示部29は、入力テキスト10を全文ポップアップ表示又は一部ポップアップ表示する(S24)。
マーク302がペン2500で押下されない場合、ポップアップ表示部29は、入力テキスト10をポップアップ表示しない(S25)。
ポップアップ表示部29は、ポップアップ表示から一定時間が経過すると、ポップアップ301を消去する(S26、S27)。
<主な効果>
以上説明したように、本実施形態の表示装置2は、入力エリア9に表示しきれない入力テキスト10に関する表示部品(ポップアップ301、マーク302)を表示するので、ユーザーは、入力エリア9に表示しきれない入力テキスト10が存在しても、それを読むことができ、誤認識を減らすことができる。表示装置2はテキストの入力中にポップアップ301を表示できるので、ユーザーは入力テキスト10を確認しながら残りのテキストを入力できる。
本実施例では、表示装置2の使用例について説明する。表示装置2は、紙やアナログホワイトボードへの手書き作業が頻繁におこなわれている現場で使用される場合がある。このような現場の1つとして、災害現場におけるクロノロジーの作成及び表示を例に説明する。
大きな災害や事故が起こった際には、医療ニーズや医療資源、危険情報など様々な種類の膨大な情報が本部などに報告されたり、また発信したりする状況になる。情報を管理する手法として「クロノロジー」と呼ばれる経時活動記録が作成される。具体的には、本部や各チームなどが、起こった出来事、収集した情報、発信した情報について「誰が発信し」「誰が受け」「どのような内容であったか」を時系列に記録していく。従来、クロノロジーは、例えばアナログホワイトボード、ライティングシート又は模造紙などに、手書きで書き込まれている。
クロノロジーは速やかに電子化される必要があるが、電子化の際に転記ミスがあったり、判別が困難な箇所があったりし、正確な記録を残すことができない可能性がなる。また、電子化の作業自体も発生してしまう。
そこで、本実施形態の表示装置2のような手書き入力システムを用いることにより、クロノロジーの作成と共に電子化を行うことが可能となる。表示装置2は、入力エリア9ごとの入力規則の定義を有しており、ユーザーが急いで書いた文字も精度よくテキスト変換し自動でレイアウト合わせを行ったり、テキストデータを後のワークフローに用いたりすることも可能となる。
図24は、手書きでのクロノロジーの例を示す図である。手書きの場合、わずかに文字を小さくかいたり文字間を詰めたりすることで枠内に収めたり、許容されるのであれば2行に渡って記載したりと、柔軟にボードを使うことができる。入力規則を定義しておくと手早く記入が可能である一方、このような柔軟な文字の調整を行うことができない。
従来の表示装置では、想定の文字数を超えた場合は手書き入力ができなかったり、表示がされなかったりという不具合が生じる。データが入力されていればコンピュータ経由等で内容を確認することも可能だが、クロノロジー上で情報を確認することができない状況が生じてしまう。また、全体を縮小して表示する方法もあるが、文字サイズが小さくなることにより視認性が悪くなってしまう。
図25は、従来の表示装置でのクロノロジーの表示例であり、図26は、本実施形態のポップアップ表示が適用されたクロノロジーの表示例を示す。図25の5つのセル330~334に、表示可能文字数より多くの入力テキスト10が入力されているが、図25からは表示可能文字数より多くの入力テキスト10が入力されていることが分からない。
これに対し、図26では、1つのセル330にポップアップが表示され、2つのセル331,332にマーク302が表示されている。セル330では、ユーザーが入力テキスト10の全文を見ることができる。セル331,332では、表示可能文字数より多くの入力テキスト10が入力されていること(入りきらない入力テキスト10があること)にユーザーが気づくことができる。ユーザーがマーク302をペン2500で押下すれば、入力テキスト10の全文を見ることができる。
なお、ユーザーは、最優先で対応すべき事項や現在対応中の事項等、表示を優先させたい場合は、例えば長押し等の操作によって、ペン2500が離れた後も当該ポップアップ表示を継続させるようにしてもよい。再度の操作(例えば長押し)が検出された際、表示装置2は、ポップアップを閉じて再びマーク302を表示する。また、表示装置2は、一定時間経過後にポップアップを閉じてもよい。
また、ユーザーが入力規則を定義する際、隣の枠にはみ出ても支障がないような場合(例えば、オーバーする文字数が一定数以下の場合や、隣の枠が空白の場合)、表示装置2は、ポップアップを表示せず、隣の枠にはみ出して表示させるように設定したりしても良い(図26の符号381,382)。
表内の第1のセルとは異なる第2のセルに表示部品(ポップアップ)を表示させることで、例えば手書きを行うセルに隣接するセル内に表示部品が表示されるため、第1のセルに表示しきれない場合であっても近傍のセルにポップアップが表示されるため、手書き内容を容易に把握できる。
本実施例では、表示装置2の使用例について説明する。表示装置2は、紙やアナログホワイトボードへの手書き作業が頻繁におこなわれている現場で使用される場合がある。このような現場の1つとして、災害現場におけるトリアージ情報の共有を例に説明する。トリアージとは、大事故、災害などで同時に多数の患者が出た場合に、医療関係者が手当ての緊急度にしたがって優先順をつけることをいう。
図27は、災害現場におけるトリアージ情報の共有を説明する図である。災害現場350において又は搬送先の病院351において、患者のトリアージが行われる。患者や災害に対し迅速かつ的確な対応を可能にするため本部352が設置される。従来、本部352には、アナログホワイトボードなどが用意され、状況の発生状況などが適宜、書き込まれていく。トリアージに関して、アナログホワイトボードには各患者の情報が書き込まれるが、頻繁に書き換えが発生するため、アナログホワイトボードの代わりに表示装置2のようなデジタル化された装置が望まれている。
図28は、表示装置2が表示するトリアージテーブルの一例である。表示装置2はネットワークを介して他の拠点の表示装置2と通信することができる。図28(a)は病院に設置された表示装置2が表示するトリアージテーブル354Aを、図28(b)が本部に設置された表示装置2が表示するトリアージテーブル354Bを示す。
表示装置2はPDFファイルなどで予め用意されているトリアージテーブル354A、354Bを表示する。図28では、「No、年齢、性別、名前、傷病名、処置・状態、二次トリアージ、転帰、本部からの連絡事項」の各項目が表示されている。表示装置2は手書きデータをテキストに変換するので、乱雑な手書きデータ等による見間違いなどを低減できる。
また、各項目に対応する列の入力エリア9には、入力エリア情報記憶部41と同様の入力エリア情報が設定されてよい。このため、入力エリア9では変換辞書が決まっており、例えば年齢の項目には数字のみが表示され、性別の項目には「男又は女」のみが表示される。この場合、変換の確度が高いので、項目によっては操作ガイド500も表示されず、効率のよい入力が可能になっている。
表示装置2は、入力テキスト10を互いにリアルタイムに共有することができる。したがって、病院で入力された年齢などのオブジェクトは本部で共有され、本部の担当者が手書きした本部からの連絡事項を病院の表示装置2が表示できる。
このような病院と本部とのやりとりが電話などの音声でなくテキストデータで行われ、リアルタイムに互いの表示装置2が表示するので、迅速かつ正確な対応が可能になる。
<現場と本部におけるトリアージ情報の共有>
図29は、情報共有システム400のシステム構成例を示す。情報共有システム400は、現場の表示装置2Aと本部の表示装置2Xを有し、更に、情報管理サーバー8を有していてもよい。表示装置2Aと表示装置2Xは、インターネットなどの広域なネットワークを期して相互に通信可能に接続されている。
表示装置2Aと表示装置2Xは、情報管理サーバー8が発行したURLに接続することで、同じセッション(同じ災害に関する会議といえる)に接続する。情報管理サーバー8は、同じセッションに接続している複数の表示装置2の間で手書きデータなどの表示データを共有する。
なお、データの送受信は、情報管理サーバー8を介さずに、例えばWebRTC(Web Real Time Communication)等の通信方法を用いて表示装置2A,2Xの間で行われてもよい。
本文には他の現場の表示装置2B~2Dも接続される場合があり、本部の表示装置2Xは並行して複数の現場の表示装置2B~2Dとトリアージ情報を共有できる。
図30は、情報管理サーバー8の機能ブロック図の一例である。なお、情報管理サーバー8のハードウェアブロック図は汎用的なコンピュータと同様でよい。情報管理サーバー8は、通信部401、共有部402、及び、表示データ記憶部403を有している。通信部401は、現場の表示装置2A~2Dと通信し、一方の表示装置2からの後述するメタデータや表示データを、他方の表示装置2に送信する。
共有部402は同じセッションに接続する表示装置2を管理し、メタデータや表示データを同じセッションに接続する表示装置2の間で共有する処理を行う。
表示データ記憶部403は、手書きデータやテキストなどの表示データを、ディスプレー220における位置情報と共に記憶している。表示データはセッションIDに対応付けられている。セッションIDは、表示データが共有されるセッションの識別情報である。
次に、図31、図32を参照して、現場と本部における表示装置2がクロノロジーを共有する処理について説明する。図31は、現場の表示装置2Aが表示するクロノロジーと本部の表示装置2Xが表示するクロノロジーを示す。クロノロジーとは情報を時系列に並べたものである。図31(a)は、現場の表示装置2が表示するトリアージ情報360のクロノロジーであり、図31(b)は本部の表示装置2Xが表示するトリアージ情報361~364のクロノロジーを示す。
一例として、現場の複数拠点(拠点A、B、C、D)と本部(拠点X)の間にて、各表示装置2A、2Xがトリアージ情報を共有している。現場の複数拠点のうちの1の拠点(拠点A)のユーザーが、負傷した患者の情報を表示装置2Aに手書きにて記入する場合、表示装置2Aの入力エリア9にポップアップ等を併せて表示する。入力テキスト10は表示装置2Aから本部の表示装置2Xに送信され、本部の表示装置2A、2Xが表示する。したがって、本部は情報把握や対策指示を迅速に行うことが可能となる。
その際、他の拠点(拠点B、C、D)からも、入力テキスト10が本部の表示装置2Xに送信される。他の拠点(拠点B、C、D)は、拠点Aとは別の災害現場である。表示装置2Xは複数拠点の画面を表示する。この場合、本部の表示装置2Xは4つのトリアージ情報361~364を表示する。このうちトリアージ情報361は表示装置2Aが表示するトリアージ情報360である。つまり、本部の表示装置2Xは、4つの異なる現場の表示装置2と通信しており、ディスプレーを四分割している。本部の表示装置2Xのユーザーは、現場の表示装置2Aから送付される表示データを編集可能である。
本部の表示装置2Xに4つのトリアージ情報361~364が同時に表示されると画面が縮小されて表示されてしまう。本部では画面に記入される内容が見えにくくなってしまう。
そこで、本部の表示装置2Xは、災害現場の端末から送付される表示データを変更可能である。具体的には、現場の表示装置2Aから送付される表示データについて、本部の表示装置2Xは表示データにてマーク302や各種のボタンを表示する。表示装置2Xは、マーク302やボタンの選択を受け付けることで非表示となっている部分を表示させる。
本部の表示装置2Xは本実施形態のマーク302、拡大ボタン371、編集ボタン372を表示する。例えば拡大ボタン371の選択を受け付けると、表示装置2Xは、四分割された表示データを拡大表示する。また、本部の表示装置2は枠の編集ボタン372を受け付けると、ユーザーは枠や罫線を編集可能になる。本部の表示装置2Xが編集を受け付けることで、トリアージ情報の枠や罫線を移動編集して、ポップアップとなっている非表示部分に書かれている内容を枠内に表示させる。
なお、表示装置2Xで受け付けた操作内容などのメタデータは情報管理サーバー8に送信されて記憶される。本部のユーザーは、表示装置2Aから送信される表示データの内容を拡大表示したり編集したりすることが可能となり、本部にいるユーザーが表示装置2Aから送信される内容をより確実に把握することが可能となる。
表示データを表示装置2Aから本部の表示装置2Xに送信する際に、図表や手書き内容の操作に関するメタデータも併せて送信することで、本部の表示装置2Xにて、表示内容を変更することが可能となる。
図32は、現場の表示装置2Aと本部の表示装置2Xが表示データとメタデータを共有する処理を説明するシーケンス図である。
S301、S302:表示装置2Aの入力受付部21が手書きデータの入力を受け付ける。表示可能文字数より多くの入力テキスト10が入力された場合、ポップアップ表示部29がポップアップ表示する。例えばポップアップ表示されたというメタデータが入力される。
S303:表示装置2Aのネットワーク通信部26は、表示データとメタデータを情報管理サーバー8に送信する。
S304:情報管理サーバー8の通信部401は表示データとメタデータを受信し、共有部402が表示データ記憶部403に記憶する。
S305:情報管理サーバー8は表示データとメタデータを拠点Xの表示装置2Xに送信する。なお、拠点Aの表示装置2Aと本部の表示装置2Xは同じセッションに接続している。
S306:表示装置2Xのネットワーク通信部26は表示データとメタデータを受信し、表示制御部24が表示データを表示する。また、ポップアップ表示部29がメタデータに応じてポップアップ表示する。
S307、S308:表示装置2Xの入力受付部21が手書きデータの入力を受け付ける。表示制御部24は画面を更新する。例えば、表示装置2Xのユーザーがトリアージ情報を拡大したり、拡大したトリアージ情報の枠を編集したりする。
S309:表示装置2Xのネットワーク通信部26は、表示データとメタデータ(枠の編集)を情報管理サーバー8に送信する。
S310:情報管理サーバー8の通信部401は、表示データとメタデータを受信し、共有部402が表示データ記憶部403に記憶する。情報管理サーバー8が表示データや本部の表示装置2Xでの受付内容や表示変更内容を記憶することで、本部の表示装置2Xでの受付内容や表示変更内容を、災害現場の端末(端末A、B、C、D)に送信して表示内容を更新させてもよい。
<主な効果>
本実施例によれば、紙やアナログホワイトボードなどでの行われている頻繁な書き換え作業を好適に置き換えることができる。表示装置2は手書きデータをテキストに変換するので、乱雑な手書きデータ等による見間違いなどを低減できる。現場と本部とのやりとりが電話などの音声でなくテキストデータで行われ、リアルタイムに互いの表示装置2が表示するので、迅速かつ正確な対応が可能になる。
表示装置2は、スタンドアロン型で処理が可能であるが、サーバー・クライアントシステムへの適用も可能である。
<サーバー・クライアントシステムへの適用>
図33は、表示システム19の概略構成図の一例である。表示装置2の機能は、図33のような、サーバー・クライアントシステムの形態でも実現できる。インターネット等のネットワークを介して表示装置2とサーバー装置12とが接続されている。
このような表示システム19の場合、表示装置2は、図4に示した、入力受付部21、描画データ生成部22、表示制御部24、ネットワーク通信部26、操作受付部27、入力内容表示部28、ポップアップ表示部29,及び、マーク表示部30を有する。
一方、サーバー装置12は、変換部23、データ記録部25、ネットワーク通信部26を有する。なお、サーバー装置12が入力内容表示部28、ポップアップ表示部29,マーク表示部30、を有し、ポップアップなどディスプレーに表示する画面データを表示装置2に送信してもよい。
表示装置2のネットワーク通信部26はサーバー装置12に、ストロークデータを送信する。サーバー装置12は、手書きデータの認識結果を表示装置2に送信する。
このように、表示システム19によれば、表示装置2とサーバー装置12がインタラクティブにテキストデータを表示できる。また、オブジェクトデータがサーバー装置12に保存されているので、遠隔地にある表示装置2やPCがサーバー装置12に接続してオブジェクトデータをリアルタイムに共有できる。
<主な効果>
このように、本実施形態の表示装置2は、実施例1,2の効果に加え、サーバー・クライアントシステムにおいても同様の効果を奏することができる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では、テキストが横書きされる場合を説明したが、入力エリアが縦長の場合、テキストも縦書きされてよい。
また、本実施形態の表示装置2は、表示可能文字数より入力された入力テキスト10の方が大きい場合にポップアップ表示したが、入力された入力テキスト10が表示可能文字数以下の状態からポップアップ表示を開始してもよい。
また、本実施形態では電子黒板を一例として説明したが、電子黒板は、電子ホワイトボード、電子情報ボード、などと呼ばれてよい。また、本実施形態は、タッチパネルを有する情報処理装置であれば好適に適用できる。タッチパネルを搭載した情報処理装置としては、例えば、PJ(Projector:プロジェクター)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、ノートPC、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPC又はデスクトップPC等であってもよい。
また、本実施形態の表示装置2は、ペン先の座標をタッチパネルで検知する方法でペンの座標を検出したが、ペン先の座標を超音波により検出してもよい。また、ペンは発光と共に超音波を発信しており、表示装置2は超音波の到達時間により距離を算出する。表示装置2は、方向と距離によりペンの位置を特定でき、ペンの軌跡をストロークデータとしてプロジェクターが描画(投影)する。
また、図4などの構成例は、表示装置2による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。表示装置2の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
本発明の実施形態は、コンピュータの能力及び機能性に大きな改善をもたらす。これらの改善により、ユーザーは、情報処理装置において情報を格納し提示する方法であるテーブルとの、より効率的で堅牢な対話を提供するコンピュータを利用することができる。更に、本発明の実施形態は、より効率的で強力かつ堅牢なユーザーインタフェースの使用を通じて、より良いユーザー体験を提供する。このようなユーザーインタフェースは、人間と機械との間のより良い相互作用を提供する。
2 表示装置
21 入力受付部
23 変換部
24 表示制御部
28 入力内容表示部
29 ポップアップ表示部
30 マーク表示部
特開2016‐177529号公報

Claims (18)

  1. 入力エリアへのストロークデータの入力を受け付ける入力受付部と、
    前記ストロークデータに対応するオブジェクトを前記入力エリアに表示させると共に、前記オブジェクトが前記入力エリアに表示できない場合に前記オブジェクトの少なくとも一部を新たなオブジェクトとして表示部品内に表示させる制御を行う表示制御部と、
    を有する表示装置。
  2. 前記入力エリアでは表示可能オブジェクト量に制限が設定されており、
    前記表示制御部は、前記入力エリアに表示される前記オブジェクトが前記表示可能オブジェクト量を超えた場合、前記オブジェクトの少なくとも一部を前記表示部品内に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示部品は、前記ストロークデータに対応する前記オブジェクトの全体を表示するポップアップであることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記表示部品は、前記ストロークデータに対応する前記オブジェクトのうち、前記入力エリアに表示されていない前記オブジェクトを表示するポップアップであることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  5. 前記表示部品は、前記表示可能オブジェクト量を超えた前記オブジェクトが存在する旨のマークであることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  6. 前記表示制御部は、前記マークに対する操作に応じて、前記ストロークデータに対応する前記オブジェクトの全体をポップアップ表示することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記表示制御部は、前記マークに対する操作に応じて、前記ストロークデータに対応する前記オブジェクトのうち、前記入力エリアに表示されていない前記オブジェクトをポップアップ表示することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  8. 前記入力受付部が受け付けた前記ストロークデータをテキストに変換する変換部を有し、
    前記表示制御部は、前記変換部が変換した複数のテキストを表示し、
    前記複数のテキストのうち任意のテキストの選択を受け付ける操作受付部、を有し、
    前記操作受付部が前記任意のテキストの選択を受け付けることを契機として、前記表示制御部は、前記オブジェクトの少なくとも一部を前記表示部品内に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 前記入力受付部が受け付けた前記ストロークデータをテキストに変換する変換部、有し、
    前記変換部が前記ストロークデータをテキストに変換することを契機として、前記表示制御部は、前記オブジェクトの少なくとも一部を前記表示部品内に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 前記表示制御部は、前記入力エリアの上端とディスプレーの端までの距離と、前記ポップアップの高さの関係に応じて、前記表示部品を表示する位置を決定することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  11. 前記入力エリアに対する余白を作成するためのストロークデータの入力を前記入力受付部が受け付けた場合、
    前記表示制御部は、前記入力エリアに表示されている前記オブジェクトのうち先頭から前記ストロークデータの長さに応じた数の前記オブジェクトを消去し、前記入力エリアに表示されている前記オブジェクトのうち残りの前記オブジェクトを左に詰めることを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の表示装置。
  12. 前記入力エリアにストロークデータが入力されてから一定時間内に隣接する入力エリアに対するストロークデータの入力を前記入力受付部が受け付けた場合、
    前記入力受付部は、隣接する入力エリアへの入力を制限し、前記入力エリアに対する前記ストロークデータの入力を受け付けることを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の表示装置。
  13. 前記表示制御部は、前記入力エリアに前記ストロークデータが入力されるごとに、前記ストロークデータに対応する前記オブジェクトを用いて前記ポップアップを更新することを特徴とする請求項3又は4に記載の表示装置。
  14. 前記表示制御部は、前記入力エリアに前記ストロークデータが入力されたことを契機に、前記オブジェクトの少なくとも一部を前記表示部品内に表示させる請求項1記載の表示装置。
  15. 前記入力エリアは、画面に表示される表内の第1のセルであり、
    前記表示制御部は、前記ストロークデータに対応するオブジェクトを前記第1のセルに表示させると共に、前記オブジェクトが前記第1のセルに表示できない場合に前記オブジェクトの少なくとも一部を前記第1のセルとは異なる第2のセルにある前記表示部品内に表示させる制御を行う
    請求項1乃至14のいずれか1項に記載の表示装置。
  16. 入力受付部が、入力エリアへのストロークデータの入力を受け付けるステップと
    表示制御部が、前記ストロークデータに対応するオブジェクトを前記入力エリアに表示させると共に、前記オブジェクトが前記入力エリアに表示できない場合に前記オブジェクトの少なくとも一部を新たなオブジェクトとして表示部品内に表示させる制御を行うステップと、
    を有する表示方法。
  17. 表示装置を、
    入力エリアへのストロークデータの入力を受け付ける入力受付部と、
    前記ストロークデータに対応するオブジェクトを前記入力エリアに表示させると共に、前記オブジェクトが前記入力エリアに表示できない場合に前記オブジェクトの少なくとも一部を新たなオブジェクトとして表示部品内に表示させる制御を行う表示制御部、
    として機能させるためのプログラム。
  18. 少なくとも2つの表示装置がネットワークを介して通信する情報共有システムであって、
    前記表示装置は、
    入力エリアへのストロークデータの入力を受け付ける入力受付部と、
    前記ストロークデータに対応するオブジェクトを前記入力エリアに表示させると共に、前記オブジェクトが前記入力エリアに表示できない場合に前記オブジェクトの少なくとも一部を新たなオブジェクトとして表示部品内に表示させる制御を行う表示制御部と、を有し、
    一方の表示装置が前記表示部品内に前記新たなオブジェクトを表示した場合、他方の表示装置は前記一方の表示装置から前記表示部品内に前記新たなオブジェクトを表示した旨を受信し、前記表示部品内に前記新たなオブジェクトを表示することを特徴とする情報共有システム。
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