JP2023140410A - 燃料電池の排水装置、燃料電池及び燃料電池システム - Google Patents

燃料電池の排水装置、燃料電池及び燃料電池システム Download PDF

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Abstract

【課題】発電に伴う生成水をスムーズに排水することができる燃料電池の排水装置、燃料電池及び燃料電池システムを提供する。【解決手段】 排水装置100は、燃料電池10から発電に寄与せずに排出された未燃燃料ガスH1を流動させる希釈流路と、希釈流路に空気を供給して未燃燃料ガスH1を希釈する希釈ファンと、希釈流路に設けられて未燃燃料ガスH1から分離した水Wを貯留する貯水部と、貯水部に接続されて水Wを外部タンク13へ排出する排水管11と、希釈流路に接続されて外部タンク13内の気体を希釈流路へ戻す空気戻し管12と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池で発生する水の排水技術に関する。
一般に、燃料電池の発電に伴って生成された水の一部は、酸化反応に寄与しなかった未燃水素に混じり合って、未燃水素とともに燃料電池から排出される。燃料電池車などの車両に搭載される燃料電池システムでは、このように排出された水は、未燃水素を希釈する希釈ボックスを経由して排水タンクに貯留される。排水タンク内には水や空気に加えて希釈が不十分な未燃水素が混入する可能性があるため、漏出を防止する観点から、排水タンクは密閉される。同様の理由で希釈ボックスと排水タンクとを接続する排水管も気密性が確保される。
このような密閉構造において、燃料電池から排水タンクへ排水した場合、同体積分の排水タンク中のガスが排水とは逆方向に排水管内を流れることになる。
特開2002-63920号公報
しかしながら、上述の従来の技術では、車両の振動等で排水により排水管が閉塞すると、排水タンクへのスムーズな排水が阻害されるおそれがあるという課題があった。よって、従来では閉塞を防止するため、実際の流量に必要な径よりも太い配管を用いていた。排水管が閉塞すると、排水管内にガスの抜け道がなくなり、排水タンク内又は排水管内に留まったガスの圧力で排水が阻害されるからである。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、発電に伴う生成水をスムーズに排水することができる燃料電池の排水装置、燃料電池及び燃料電池システムを提供することを目的とする。
本実施形態に係る燃料電池の排水装置は、燃料電池から発電に寄与せずに排出された未燃燃料ガスを流動させる希釈流路と、前記希釈流路に空気を供給して前記未燃燃料ガスを希釈する希釈ファンと、前記希釈流路に設けられて前記未燃燃料ガスから分離した水を貯留する貯水部と、前記貯水部に接続されて前記水を外部タンクへ排出する排水管と、前記希釈流路に接続されて前記外部タンク内の気体を前記希釈流路へ戻す空気戻し管と、を備えるものである。
また、本実施形態に係る燃料電池システムは、燃料ガスを酸化させることで発電する燃料電池と、燃料電池から発電に寄与せずに排出された未燃燃料ガスを流動させる希釈流路と、前記希釈流路に空気を供給して前記未燃燃料ガスを希釈する希釈ファンと、前記希釈流路に設けられて前記未燃燃料ガスから分離した水を貯留する貯水部と、前記貯水部に集められた水を貯留する密閉された排水タンクと、前記貯水部に接続されて前記水を前記排水タンクへ排出する排水管と、前記希釈流路に接続されて前記排水タンク内の気体を前記希釈流路へ戻す空気戻し管と、を備えるものである。
本発明により、発電に伴う生成水をスムーズに排水することができる燃料電池の排水装置、燃料電池及び燃料電池システムが提供される。
実施形態に係る燃料電池の排水装置を備える燃料電池システムの概略構成図。 実施形態における希釈ボックスの一例を示す概略斜視図。 図2のI-I線で切断した希釈ボックスの断面斜視図。 図2のII-II線で切断した希釈ボックスの断面斜視図。 図2のIII-III線で切断した希釈ボックスの断面斜視図。 図2のIV-IV線で切断した希釈ボックスの正面断面図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
なお、以下で説明する排水排気系統において、「上流側」とは燃料電池の正常稼働時において未燃水素又は生成水が流れてくる側であり、より燃料電池に近い側をいう。反対に、「下流側」とは燃料電池の正常稼働時において未燃水素又は生成水が流れていく側であり、より燃料電池から遠い側をいう。
図1は、実施形態に係る燃料電池10の排水装置100を備える燃料電池システム(以下、単に「システム」という)200の概略構成図である。
実施形態に係るシステム200は、例えば、電気自動車又はハイブリッド車などの燃料電池車に好適に適用されるものである。
システム200は、図1に示されるように、燃料電池10に、電力系統40及び各種流路系統50,60,70が接続されて構成される。燃料電池10は、例えば、水素などの燃料ガスHに空気中の酸素など酸化ガスを反応させて発電する燃料電池セルのスタックで構成される。
以下、水素Hを燃料ガスHの例、酸素を含む空気Xを酸化ガスの例にとって説明する。
電力系統40では、パワーマネージメントECU41を介して燃料電池10に接続されたモータ42及びバッテリ43に、燃料電池10の発電電力が供給される。パワーマネージメントECU41は、モータ42及びバッテリ43の出力や、燃料電池10の発電量を制御するコンピュータである。
燃料電池10には、冷媒を供給して燃料電池10を冷却する冷媒流路系統50と、空気Xを供給する空気流路系統60と、水素Hを供給する燃料流路系統70と、が接続される。
冷媒流路系統50は、不図示の熱交換器で冷却された冷媒を冷媒ポンプ51で循環させる環状流路である。
空気流路系統60は、コンプレッサ61で圧縮されて燃料電池10に供給される空気Xが流れる空気供給路62と、燃料電池10から排出された空気Xのオフガスが流れる空気排気路63と、で主に構成される。空気排気路63を流れる空気Xのオフガスは、システム200外の大気中に排気される。
燃料流路系統70は、高圧水素タンク71と燃料電池10とを接続する燃料供給路72と、発電による生成水Wを排出する排水排気路73と、で主に構成される。燃料供給路72に設けられた遮断弁74の開放により、高圧水素タンク71に貯蔵された水素Hが、100kPa程度の圧力に調整されて、燃料電池10に供給される。また、排水排気路73へ排出される生成水Wは、気相液相の混合状態であり、さらに発電に寄与しなかった未燃水素(未燃燃料ガス)Hが混入する。
排水排気路73には、実施形態に係る排水装置100が接続される。排水排気路73から排出された燃料電池10内の生成水W及び未燃水素Hは、この排水装置100で気液分離及び未燃水素Hの希釈がなされる。排水装置100で未燃水素Hから分離された生成水Wは、排水管11を介して排水装置100に接続された排水タンク13に貯留される。
排水装置100は、例えば、気液分離装置14、希釈ボックス16、排水管11、及び空気戻し管12で構成される。
気液分離装置14は、一度の発電で大量に発生する生成水Wを未燃水素Hから分離する。気液分離装置14には、従前から多くの製品が知られており、そのような既製品を用いてもよい。
希釈ボックス16は、気液分離装置14の下流側に接続され、気液分離装置14から流入してくる未燃水素Hを系外に排気可能な濃度にまで希釈して大気中に排気する。なお、後に詳述するように、希釈ボックス16は生成水Wと未燃水素Hとを分離する気液分離機能も有している。よって、生成水Wが希釈ボックス16における未燃水素Hの希釈または排気を阻害しなければ、気液分離装置14を設けずに希釈ボックス16を燃料電池10に直接接続してもよい。
排水管11は、希釈ボックス16と排水タンク13とを接続して、未燃水素Hから分離された生成水Wを排水タンク13へ流入させる。
空気戻し管12は、排水管11とは別に設けられた、希釈ボックス16と排水タンク13とを接続する流路管である。排水管11及び空気戻し管12には、例えばポリ塩化ビニルなど柔軟性を有する素材が好適に用いられる。
排水タンク13内には、生成水Wに混じって空気などのガス(以下、「貯留空気G」という)が溜まることがある。この貯留空気Gには分離しきれなかった未燃水素Hが含まれる可能性もあるため、排水タンク13は密閉される。同様に、排水装置100と排水タンク13とを接続する排水管11内も気密性が確保される。
次に、図2~図6を用いて、より具体的な希釈ボックス16の構造、及び排水管11及び空気戻し管12との接続関係について説明する。
図2は、実施形態における希釈ボックス16の一例を示す概略斜視図である。
希釈ボックス16の上面又は側面には、図2に示されるように、希釈ボックス16内に外部の空気Aを供給する3か所の空気供給口17,18,19が設けられる。
これらのうち、最下流側に設けられた第3空気供給口19には、希釈ファン33が設けられる。また、第3空気供給口19には排気管30が接続される。そして、希釈ファン33は、排気管30の管内にPaオーダーの圧力で空気Aを送風する。このようにして、希釈ファン33の送風方向の下流側に送風方向に沿って未燃水素Hの排気路(後述する排気希釈空間23)が形成される。
未燃水素Hは、希釈ファン33により排気管30内に供給された空気Aで外部に排出しても安全な基準値にまで最終希釈されて希釈ファン33の風力で大気中に排出される。
また、希釈ボックス16の下半部に配置される貯水部36は、船底状に中央部が一段低くなった底部36aを有する。この底部36aには、排水ニップル35が取り付けられる排水孔15(図4)が設けられる。未燃水素Hから分離されて貯水部36に貯められた生成水Wは、排水ニップル35に接続された排水管11を介して外部の排水タンク13へ排水される。
また、図3は、図2のI-I線で切断した希釈ボックス16の断面斜視図である。
希釈ボックス16内には、図3に示されるように、未燃水素H及び気液混合状態の生成水Wが流動する希釈流路21,22,23が設けられる。
希釈流路21,22,23は、例えば、上流側から順に導入希釈空間21、気液分離希釈空間22、及び排気希釈空間23の3つの希釈空間に分けることができる。
生成水Wは、導入希釈空間21、気液分離希釈空間22そして排気希釈空間23の順に希釈流路21,22,23を巡回しながら、冷却されて液状になり、未燃水素Hから徐々に分離される。また、未燃水素Hは、この巡回により上述の空気供給口17,18,19から希釈流路21,22,23に供給された空気Aと混じり合い、徐々に希釈されていく。
以下、図3~図6を用いて、空間21,22,23毎に、より具体的に未燃水素Hの希釈態様及び生成水Wからの分離態様を説明する。
図4は、図2のII-II線で切断した希釈ボックス16の断面斜視図である。
図5は、図2のIII-III線で切断した希釈ボックス16の断面斜視図である。
図6は、図2のIV-IV線で切断した希釈ボックス16の正面断面図である。
〔導入希釈空間21〕
導入希釈空間21と気液分離希釈空間22とは、図3~図6に示されるように、直立する希釈筒25及び直立する仕切板26で隔てられる。希釈筒25の上端部は希釈ボックス16の上面から外部に開口しており、第1空気供給口17を形成している。なお、第1空気供給口17に接続される希釈ファンの図示は省略している。また、希釈筒25の根幹部分には、導入希釈空間21側と気液分離希釈空間22側のそれぞれに1つずつ床面に接するように浸入口27,28が設けられる。
この2つの浸入口27,28により、導入希釈空間21と気液分離希釈空間22とは、空間的に連通している。
未燃水素H及び生成水Wの気液混合体は、kPaオーダーの高い圧力で排気液流入口29から導入希釈空間21に流入する。流入した気液混合体は、導入希釈空間21の浸入口27から希釈筒25に流入して第1空気供給口17から供給される空気Aと混じり合い希釈される。
そして、気液分離希釈空間22側の浸入口28から気液分離希釈空間22へ流出する。このとき、液体として導入希釈空間21に流入した生成水W及び飽和水蒸気量を超えて液化した生成水Wも床面伝いに浸入口27,28から気液分離希釈空間22に流入する。
〔気液分離希釈空間22〕
気液分離希釈空間22は、高床板31で上部空間22a(22)と貯水空間22b(22)とに上下に分割される。貯水空間22bは貯水部36の内部空間である。また、気液分離希釈空間22の中央部には、この高床板31に埋め込まれるように筒状の排気管30が配置される。この排気管30により上部空間22aが中央で絞られ、上流空房22a(22a)と下流空房22a(22a)とが形成される。
下流空房22aの側面には、第2空気供給口18が設けられる。なお、第2空気供給口18に設けられる希釈ファンも図示を省略している。また、下流空房22a側の排気管30の面には多数の通気孔32が設けられる。この通気孔32によって、気液分離希釈空間22と排気希釈空間23とが連通される。
また、高床板31に貯水空間22bへ延びる上昇管34が開口していることで、上部空間22aと貯水空間22bとが連通している。
このような構造により、液化して浸入口28から貯水空間22bに流入した生成水Wは、そのまま貯水部36の床面を伝って底部36aに貯められる。
また、生成水Wとともに浸入口28から貯水空間22bに流入した未燃水素H及び水蒸気Wは、上昇管34内を上昇して上部空間22aの上流空房22aに流入する。上流空房22aに流入した未燃水素H及び水蒸気Wは排気管30の上外面に沿って流動して下流空房22aに流入する。
下流空房22aに流入した未燃水素Hは第2空気供給口18から導入される空気Aでさらに希釈される。また、下流空房22aに流入した後に液化した生成水Wは高床板31に設けられた集水口39から貯水空間22bに流下する。貯水空間22bに流下した生成水Wは、図6に示されるように、床面伝いに底部36aに流入して、排水孔15から排水管11を介して排水タンク13に排出される。なお、この貯水空間22bを不図示の仕切りでラビリンス構造様に複雑に仕切ることで、生成水Wの流路を長くして高温の生成水Wを冷却してもよい。また、上流空房22aと下流空房22aとの境部や下流空房22a内に不図示の仕切りを設けることで、気体の実質的な巡回経路を実質的に長くしてもよい。
気液分離希釈空間22で液体の生成水Wから分離されて、かつ希釈された未燃水素Hは排気管30の側面の通気孔32から排気希釈空間23に流入する。
〔排気希釈空間23〕
排気希釈空間23は、排気管30の管内空間である。
この排気管30には、図4に示されるように、空気戻し孔24が設けられて空気戻し管12が接続される。貯水部36に接続された排水管11から排水タンク13に生成水Wが流入すると、排水タンク13の圧力が僅かに上昇する。排水タンク13に溜まっていた貯留空気Gは、この圧力で空気戻し管12に押し込まれて、排気希釈空間23に戻されることになる。よって、排水タンク13内の圧力は、貯留空気Gが排水タンク13内にあるうちは給水されても一定値以上には上がらない。このことは、排水管11を生成水Wが閉塞した場合にもいえる。
よって、排水管11を排水Wが閉塞した場合も、貯留空気Gが閉塞した排水管11を強引に逆流して排水Wの排水タンク13への流入を阻害することが抑制される。つまり、系外からの気密性が維持された排水タンク13へのスムーズな排水が確保される。よって、空気戻し管12で貯留空気Gを戻すことで、排水流速を上げることができ、排水効率を向上させることができる。また、排水管11内に貯留空気Gの逆流空間を確保することが不要になるため、排水による閉塞を懸念せずに、従来細くより柔軟性のある排水管11を使用することができる。排水管11をより細くより柔軟性のあるホースにすることで、狭い空間内にコンパクトに収納することができる。
また、希釈ファン33による気流に沿った排気希釈空間23は、通常Paオーダーの圧力であり、kPaオーダーの圧力である貯水空間22bよりも圧力が低い。よって、排水タンク13に貯まった貯留空気Gは、排水管11を逆流せずに空気戻し管12から排気希釈空間23に戻される。このように排水管11と空気戻し管12とで接続位置に圧力差を設けることで、排水管11内で貯留空気Gの逆流の発生が抑制される。
また、空気戻し孔24は、排気希釈空間23において通気孔32よりも下流側に設けられることがより好ましい。排気希釈空間23の通気孔32よりも上流側では、希釈ファン33の気流が通気孔32から流入した未燃水素H等によって阻害され遅くなって圧力が高くなり、空気戻し管12から貯留空気Gを戻りづらくなるためである。
また、空気戻し孔24は希釈流路21,22,23内の流束に沿って下流側に開口することが望ましい。空気戻し管12から戻された貯留空気Gをよりスムーズに希釈流路21,22,23の気流にのせるためである。
なお、空気戻し孔24は、排気希釈空間23内に接続されなくてもよい。例えば、空気戻し管12は、気液分離希釈空間22に接続されてもよい。
以上のように、実施形態に係る排水装置100よれば、空気戻し管12を設けることで、排水管11を流動する水が排水管11を閉塞した場合も、排水タンク13内の圧力を上昇させずにスムーズに排水することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、希釈ボックスの外形や内部構造は製品によって様々である。よって、実施形態では、例えば排気管が希釈ボックスの中央部で高床板に埋め込まれている例で説明したが、排気管の位置は製品によって大きく異なる。また、希釈流路を大きく3つの空間に分けて説明したが、各空間の内部構造や空間どうしの配置構造も製品によって異なる。
10…燃料電池、11…排水管、12…空気戻し管、13…排水タンク、14…気液分離装置、15…排水孔、16…希釈ボックス、17…第1空気供給口、18…第2空気供給口、19…第3空気供給口、20(21~23)…希釈流路、21…導入希釈空間、22(22a,22b)…気液分離希釈空間(上部空間,貯水空間)、22a(22a)…上流空房,22a(22a)…下流空房、23…排気希釈空間、24…空気戻し孔、25…希釈筒、26…仕切板、27…浸入口、28…浸入口、29…排気液流入口、30…排気管、31…高床板、32…通気孔、33…希釈ファン、34…上昇管、35…排水ニップル、36(36a)…貯水部(貯水部の底部)、39…集水口、40…電力系統、41…パワーマネージメントECU、42…モータ、43…バッテリ、50…冷媒流路系統、51…冷媒ポンプ、60…空気流路系統、61…コンプレッサ、62…空気供給路、63…空気排気路、70…燃料流路系統、71…高圧水素タンク、72…燃料供給路、73…排水排気路、74…遮断弁、100…排水装置、200…システム、A…空気、G…貯留空気、H…燃料ガス(水素)、H…未燃燃料ガス(未燃水素)、W(W)…生成水,排水(水蒸気)、X…空気。

Claims (8)

  1. 燃料電池から発電に寄与せずに排出された未燃燃料ガスを流動させる希釈流路と、
    前記希釈流路に空気を供給して前記未燃燃料ガスを希釈する希釈ファンと、
    前記希釈流路に設けられて前記未燃燃料ガスから分離した水を貯留する貯水部と、
    前記貯水部に接続されて前記水を外部タンクへ排出する排水管と、
    前記希釈流路に接続されて前記外部タンク内の気体を前記希釈流路へ戻す空気戻し管と、を備えることを特徴とする燃料電池の排水装置。
  2. 前記空気戻し管は、前記貯水部における前記排水管の接続位置よりも圧力が低い位置に接続される請求項1に記載の燃料電池の排水装置。
  3. 前記空気戻し管は、前記希釈ファンが発生させる気流の下流側の前記希釈流路に接続される請求項1又は請求項2に記載の燃料電池の排水装置。
  4. 前記未燃燃料ガスを前記希釈流路内に導入する排気液流入口を備え、
    前記空気戻し管は、前記排気液流入口が設けられた位置よりも下流の前記希釈流路に接続される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の燃料電池の排水装置。
  5. 前記希釈流路において前記空気戻し管が接続される空気戻し孔は、前記希釈流路内の流束に沿って下流側に開口する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の燃料電池の排水装置。
  6. 前記希釈流路の上流側に水分を前記未燃燃料ガスから分離する気液分離装置が設けられる請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の燃料電池の排水装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の燃料電池の排水装置と、
    前記水及び前記未燃燃料ガスを前記燃料電池の前記排水装置に排出する排水排気路と、を備える燃料電池。
  8. 燃料ガスを酸化させることで発電する燃料電池と、
    燃料電池から発電に寄与せずに排出された未燃燃料ガスを流動させる希釈流路と、
    前記希釈流路に空気を供給して前記未燃燃料ガスを希釈する希釈ファンと、
    前記希釈流路に設けられて前記未燃燃料ガスから分離した水を貯留する貯水部と、
    前記貯水部に集められた水を貯留する密閉された排水タンクと、
    前記貯水部に接続されて前記水を前記排水タンクへ排出する排水管と、
    前記希釈流路に接続されて前記排水タンク内の気体を前記希釈流路へ戻す空気戻し管と、を備えることを特徴とする燃料電池システム。

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