JP2023139441A - 車両用音響装置 - Google Patents

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厚紀 野口
Atsunori Noguchi
紀公 伊知地
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Abstract

【課題】車室内への疑似走行音の伝達を抑制し、車両走行時の空力性能の低下及び車両外観の見栄えの低下を防止できるようにする。【解決手段】スピーカ本体2の発出面2aの周囲を囲う基部3aと、基部3aからフロントバンパーグリル4の開口部5に向かってほぼ筒状に延出して基部3aの前端に一体形成された延出部3bと、スピーカ本体2の発出面2aと反対面2bを覆う遮音部3cとを備える樹脂製のカバー部材3により、スピーカ本体2を囲う。遮音部3cにより、スピーカ本体2の発出面2aと反対面2bを覆うことにより、車室内側への疑似走行音の漏れを遮断し、延出部3bによりスピーカ本体2から車外に発せられる疑似走行音を集束する。【選択図】図1

Description

この発明は、車外に向けて車両の接近を知らせる疑似走行音を発出する車両用音響装置に関する。
ハイブリッド車(HEV車)や電気自動車(BEV車)を含む車両では、所定の速度領域においてモータを駆動源として走行する際には常に音を発出して、歩行者に当該車両の接近を擬似走行音で通報するようにしなければならないと法規で定められており、例えば特許文献1に記載のように、車両の接近を疑似走行音で通報する装置を車両に搭載することが行われている。
従来のこの種装置において、車両の前部に設けられて車両前方の歩行者に対して疑似走行音を発する場合、例えば図10に示すように、車両のフロントバンパーグリルGの直ぐ後ろに接近通報スピーカSを配置し、フロントバンパーグリルGに形成された開口部Kを介して接近通報スピーカSからの走行音を車外に発するように構成される。
特開2019-167023号公報
ところで、法規定によれば、接近通報スピーカSから発せられる音として、図10に示すように、車両の斜め前方の所定位置P1,P2において、例えばOA(オーバーオール値)を含む1/3オクターブ周波数帯でそれぞれ定められた音圧が必要であるとされているため、これを実現するには、接近通報スピーカSから発する疑似走行音の音量を大きくしなければならないが、接近通報スピーカSから発する疑似走行音の音量を大きくすると、図10中に実線矢印に示すように、その疑似走行音が接近通報スピーカSの後面側から漏れて車室内に伝わるため、車室内の乗員に不快感を与えるおそれがある。
また、接近通報スピーカSから発する疑似走行音を小さくして車室内の乗員に与える不快感の軽減を図りつつ、所定位置P1,P2における所定の周波数帯の音圧として規定音圧を確保するには、図10に示すように、フロントバンパーグリルGに開口部Kを複数形成したり、開口部Kを大きくしたりすることにより、開口面積をできるだけ大きくすることが行われているが、開口面積を大きくすると、車両走行時に風が図10中の1点鎖線矢印に示すようにエンジンコンパートメント内に入り易く、走行時の抵抗となって車両走行時の空力性能の低下を招くとともに、車両外観の見栄えを低下させるという新たな問題が生じる。
なお、このような接近通報スピーカSからの疑似走行音が車室内に伝わることによる乗員の不快感や、車両走行時の空力性能の低下、車両外観の見栄えの低下などの問題は、接近通報スピーカSを車両前部に配置する場合に限らず、車両後部や車両側部に配置する場合にも起こり得る。
本発明は、車室内への疑似走行音の伝達を抑制し、車両走行時の空力性能の低下及び車両外観の見栄えの低下を防止できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車両用音響装置は、車外に向けて自車両の走行を知らせる疑似走行音を発出する車両用音響装置であって、疑似走行音を発出する発出面を車外に向け、前記発出面と反対側の面を車室内に向けた状態で、開口部が形成された車両構造物の内側に配設される音響装置本体と、前記音響装置本体を囲うカバー部材とを備え、前記カバー部材は、前記発出面の周囲を囲う基部と、前記基部から前記開口部に向かって筒状に延出した延出部と、前記発出面と反対側の面を覆って前記車室内側への前記疑似走行音の漏れを遮断する遮音部とを備えことを特徴としている。
このような構成によれば、音響装置本体の疑似的な走行音を発出する発出面を車外に向け当該発出面と反対側の面を車室内に向けた状態で、音響装置本体をボデー構造物の内側に配設し、発出面の周囲を囲う基部と、基部から開口部に向かって筒状に延出した延出部と、発出面と反対側の面を覆って車室内側への疑似走行音の漏れを遮断する遮音部とを備えるカバー部材により、音響装置本体を囲うようにした。
そのため、カバー部材の遮音部により、車室内への疑似走行音を遮蔽して車室内に疑似走行音が伝達されることを抑制でき、車室内の乗員の不快感を軽減することができる。さらに、カバー部材の延出部により、音響装置本体からの疑似走行音の拡散を防止して車外に発することができ、車両構造物に形成する開口部として少ない個数でかつ開口面積も小さくて済むことになり、車両走行時の空力性能の低下及び車両外観の見栄えの低下を防止することができる。
また、前記延出部は、前記開口部に向かうに連れて拡開しているとよい。こうすると、開口部に向かうに連れて拡開した延出部により、音響装置本体の発出面からの疑似走行音を、拡散することなく集束した状態で車外に発出することができる。
また、前記延出部は、内面が方物面状を有するのが望ましい。この場合、延出部の内面を放物面状にしたため、音響装置本体の発出面からの疑似走行音を、車外の所定の位置に集束させることができる。
本発明によれば、カバー部材の遮音部により音響装置温帯の音の発出面と反対側の面を覆うことにより、車室内への疑似走行音の伝達を抑制することができ、車室内の乗員が疑似走行音の漏れにより不快感を覚えるのを防止することができる。また、カバー部材の延出部により、音響装置本体からの疑似走行音の拡散を防止して車外に発出することができ、車両構造物に形成する開口部として少ない個数でかつ開口面積も小さい開口部を形成すればよいことから、車両走行時の空力性能の低下及び車両外観の見栄えの低下を防止することができる。
本発明の車両用音響装置の一実施形態の切断平面図である。 図1の斜視図である。 図2の一部の斜視図である。 図3の一部である音響装置本体(スピーカ本体)の斜視図である。 図3の他の一部であるブラケットの斜視図である。 図3のさらに他の一部であるカバー部材の斜視図である。 図6のカバー部材の基部及び延出部の斜視図である。 図6のカバー部材の遮音部の斜視図である。 図1の車外に対する音響効果を示した説明図である。 従来例の一部の切断平面図である。
本発明の車両用音響装置の一実施形態について、図1ないし図9を参照して詳述する。なお、本実施形態でいう前後、左右とはシートに着座した状態で見た前後、左右を意味する。
本実施形態における車両用音響装置1は図1~図8に示すように、音響装置本体であるスピーカ本体2、及び、これを囲うカバー部材3を備えている。スピーカ本体2は図4に示すように周知の構成を有し、図1に示すように、車両構造物のひとつであるフロントバンパーグリル4に形成された開口部5の後方でフロントバンパーグリル4内側に、疑似走行音を発出するスピーカコーンが配された発出面2aを車外に向け、発出面2aと反対面2bを車室内に向けた状態でスピーカ本体2が配置されている。
また、図5に示すように、フロントバンパーグリル4以外の他の車両構造物6(図2参照)に正面視T字状を有するブラケット7の下端部7aがボルトにより固定され、ブラケット7の横断面コ字状の上端部7bにスピーカ本体2の左右の両側が嵌合されて保持され、ブラケット7を介してスピーカ本体2が車両構造物6に固定されている。
カバー部材3は樹脂成型により形成され、図6~図8に示すように、スピーカ本体2の発出面2aの周囲を囲う基部3aと、基部3aからフロントバンパーグリル4の開口部5に向かってほぼ筒状に延出して基部3aの前端に一体形成された延出部3bと、スピーカ本体2の発出面2aと反対面2bを覆う遮音部3cとを備え、ブラケット7により車両構造物6に固定状態のスピーカ本体2の外周を囲うように基部3aが取り付けられた後、遮音部3cが基部3aの後端に取り付けられてカバー部材3がスピーカ本体2に装着される。なお、基部3aはスピーカ本体2の外周の全面を覆っている必要はなく、基部3aに開口や切欠があってスピーカ本体2の外周を部分的のみ覆う構造であってもよい。
延出部3bは、図6、図7に示すようにフロントバンパーグリル4の開口部5に向かうに連れて拡開し、その内面は方物面(パラボリック)状を成すように形成されており、スピーカ本体2の発出面2aから発出される疑似走行音が開口部5を介して車外に発せられる際に延出部3bにより集束されるようになっている。
また、遮音部5cは、図6、図8に示すように基部5aの後端に基部5aに対して着脱自在で分離可能に取り付けられており、取り付け状態でスピーカ本体2の発出面2aと反対面2bを覆って遮蔽することにより、車室内側への疑似走行音の漏れを遮断するようになっている。
このように、スピーカ本体2の発出面2aから車外に向けて発せられる疑似走行音は、内面が方物面(パラボリック)状を成すカバー部材3の延出部3bにより集束されることになり、法規に定められたに車両の斜め前方の所定位置P1,P2(図1参照)におけるOA(オーバーオール値)を含む1/3オクターブ周波数帯の音圧を測定した結果、図9に示すようになり、本願発明者は、カバー部材3の延出部3bの集束効果によって、集束のない従来型のスピーカ本体からの疑似走行音の音圧に比べて高い音圧を得ることができ、疑似走行音の音量を上げなくても所定位置P1,P2において法規で定められた音圧を十分達成できることを検証した。また、遮音部3cにより疑似走行音の車室内への漏れが抑制されていることも検証した。
そして、カバー部材3の延出部3bにより、スピーカ本体2からの疑似走行音の拡散を防止して車外に集束して発することができるため、車両構造物であるフロントバンパーグリル4に形成する開口部5として少ない個数でかつ開口面積も小さくて済むことになり、図1中の1点鎖線矢印に示すように、車両走行時に開口部5からエンジンコンパ―トメント内に侵入した風は、開口部5まで延出した延出部3bによりそれ以上内部に侵入することを阻止されて開口部5から車外に出ていくことから、走行時の風による抵抗が抑制されて空力性能が向上し、しかも車両外観の見栄えの低下も防止される。
したがって、上記した実施形態によれば、カバー部材3の遮音部3cbより、車室内への疑似走行音を遮蔽して車室内に疑似走行音が伝達されるのを抑制することができ、車室内の乗員が不快感を覚えることを未然に防止することができる。
さらに、カバー部材3の延出部3bにより、スピーカ本体2からの疑似走行音の拡散を防止して車外に発することができ、車両構造物であるフロントバンパーグリル4に形成する開口部5として少ない個数でかつ小さい開口面積で済むため、車両走行時の空力性能の低下を防止することができるとともに、車両外観の見栄えの低下をも防止することができる。
また、カバー部材3の延出部3bの内面を放物面(パラボリック)状にすることにより、スピーカ本体2の発出面2aからの疑似走行音を、車外の所定の位置P1,P2に容易に集束させることができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
例えば、上記した実施形態では、カバー部材3の延出部3bの内面を放物面(パラボリック)状に形成したが、延出部3bは、放物面状に限らず、開口部5に向かうに連れて拡開していてスピーカ本体2の発出面2aからの疑似走行音を拡散することなく所定位置に集束できる形状であればよい。
また、上記した実施形態では、カバー部材3の遮音部3cを基部3aに対して着台自在で分離可能な構造として場合について説明したが、延出部3bも基部3aに対して着脱自在で分離可能な構造をしてもよく、これにより延出部3bに交換の必要が生じた場合に簡単に交換することが可能になる。
また、カバー部材3は樹脂製でなくてもよく、金属製であってもよい。
そして、本発明は、車外に向けて自車両の走行を知らせる疑似走行音を発出する車両用音響装置に適用することができる。
1 …車両用音響装置
2 …スピーカ本体(音響装置本体)
2a …発出面
2b …反対面
3 …カバー部材
3a …基部
3b …延出部
3c …遮音部
4 …フロントバンパーグリル(車両構造物)
5 …開口部

Claims (3)

  1. 車外に向けて自車両の走行を知らせる疑似走行音を発出する車両用音響装置であって、
    疑似走行音を発出する発出面を車外に向け、前記発出面と反対側の面を車室内に向けた状態で、開口部が形成された車両構造物の内側に配設される音響装置本体と、
    前記音響装置本体を囲うカバー部材とを備え、
    前記カバー部材は、
    前記発出面の周囲を囲う基部と、
    前記基部から前記開口部に向かって筒状に延出した延出部と、
    前記発出面と反対側の面を覆って前記車室内側への前記疑似走行音の漏れを遮断する遮音部とを備える
    ことを特徴とする車両用音響装置。
  2. 前記延出部は、前記開口部に向かうに連れて拡開していることを特徴とする請求項1に記載の車両用音響装置。
  3. 前記延出部は、内面が方物面状を有することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用音響装置。
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