JP2023137326A - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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哲也 中島
Tetsuya Nakajima
翔吾 佐藤
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Abstract

【課題】夜間時間帯モードにおける夜間沸き上げ運転を、朝方時間帯での使用湯量から設定することで、朝方時間帯での湯切れを防止できるとともに省エネ性能を向上させることができる貯湯式給湯機を提供すること。
【解決手段】本発明の貯湯式給湯機は、夜間時間帯以降で昼間時間帯以前に朝方時間帯を設定し、制御装置30は、所定の条件に基づき夜間沸き上げ運転を実行すると判断した場合には、朝方時間帯の開始時刻には、あらかじめ設定された朝方時間帯設定湯量を確保するように、夜間時間帯モード31Bで夜間沸き上げ運転を実行することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、沸き上げ運転モードを有する貯湯式給湯機に関する。
特許文献1は、貯湯タンクと、貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱装置と、制御装置と、を備え、制御装置は、加熱装置が貯湯タンク内の湯水を加熱する、沸き上げ運転モードを有し、沸き上げ運転モードは、加熱装置が他の機器が発電する電力を活用して、昼間時間帯に沸き上げ運転を実行する昼間時間帯モードを含み、使用湯量のみならず、電力の需要バランスを考慮して沸き上げ運転が行える貯湯式給湯機を開示している。
特開2018-189347号公報
特許文献1によれば、昼間時間帯モードで設定された湯量を引いて夜間時間帯モードで沸き上げる湯量を決定する。昼間時間帯モードで設定された湯量が、使用者が実際に使用した湯量より多く設定された場合には、昼間時間帯モードでは、設定された湯量ではなく、使用湯量履歴に基づいて決定された湯量未満とすることで、夜間に必要最小量の湯量を沸き上げることとなり、朝から昼間までの多少の突発的な使用者の使用湯量にも湯切れすることなく対応できる。しかし、昼間時間帯モードで設定された沸き上げ時間が、1日に必要とする湯量から算出した沸き上げ時間より短い場合、使用者が設定した時間を優先して必要な沸き上げ時間よりも多く沸き上げるため省エネ性を低下させてしまう。
そこで本発明は、夜間時間帯モードにおける夜間沸き上げ運転を、朝方時間帯での使用湯量から設定することで、朝方時間帯での湯切れを防止できるとともに省エネ性能を向上させることができる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の貯湯式給湯機は、貯湯タンク10と、前記貯湯タンク10内の湯水を加熱する加熱装置20と、制御装置30と、前記貯湯タンク10内の残湯温度を検出する残湯温度検出手段18aと、前記貯湯タンク10の底部に導入し又は前記貯湯タンク10の前記底部から導出される前記湯水の入水温度を検出する入水温度検出手段18cとを備え、前記制御装置30は、前記加熱装置20が前記貯湯タンク10内の前記湯水を加熱する、沸き上げ運転モード31を有し、前記沸き上げ運転モード31は、昼間時間帯に沸き上げ運転を実行する昼間時間帯モード31Aと、夜間時間帯に夜間沸き上げ運転を実行する夜間時間帯モード31Bとを有し、前記昼間時間帯モード31Aで沸き上げる昼間沸き上げ湯量を、1日の総沸き上げ湯量に対して50%以上とする貯湯式給湯機であって、前記夜間時間帯以降で前記昼間時間帯以前に朝方時間帯を設定し、前記制御装置30は、前記朝方時間帯の開始時刻には、あらかじめ設定された朝方時間帯設定湯量を確保するように、前記夜間時間帯モード31Bで前記夜間沸き上げ運転を実行し、前記制御装置30は、前記夜間時間帯に、前記残湯温度検出手段18aからの前記残湯温度、及び前記入水温度検出手段18cからの前記入水温度を検出し、検出される前記残湯温度及び前記入水温度を用いて前記夜間沸き上げ運転を実行するか否かを判断し、前記夜間沸き上げ運転を実行すると判断すると、前記夜間時間帯に前記加熱装置20を動作させることを特徴とする。
請求項2記載の本発明の貯湯式給湯機は、請求項1に記載の貯湯式給湯機において、前記貯湯タンク10の前記底部の前記湯水を、前記加熱装置20で沸き上げて前記貯湯タンク10の上部から前記貯湯タンク10に導入する沸き上げ配管11と、前記加熱装置20で沸き上げられた前記湯水の沸き上げ温度を検出する沸き上げ温度検出手段18dと、前記加熱装置20に通水する循環ポンプ16とを備え、前記制御装置30は、前記夜間時間帯に、前記入水温度検出手段18cからの前記入水温度、前記沸き上げ温度検出手段18dからの前記沸き上げ温度、及び前記循環ポンプ16での通水量を検出し、検出される前記入水温度、前記沸き上げ温度、及び前記通水量を用いて前記夜間沸き上げ運転の停止タイミングを判断し、判断された前記停止タイミングで、前記夜間時間帯での前記加熱装置20の動作を停止することを特徴とする。
請求項3記載の本発明の貯湯式給湯機は、請求項1または請求項2に記載の貯湯式給湯機において、前記朝方時間帯設定湯量を、使用履歴に基づいて決定することを特徴とする。
請求項4記載の本発明の貯湯式給湯機は、請求項1に記載の貯湯式給湯機において、前記夜間沸き上げ運転を実行するか否かの判断を、前記加熱装置20の停止時に常時行うことを特徴とする。
請求項5記載の本発明の貯湯式給湯機は、請求項2に記載の貯湯式給湯機において、前記停止タイミングが前記夜間時間帯以降と判断されると、前記夜間時間帯の終了時刻で前記加熱装置20の前記動作を停止することを特徴とする。
本発明によれば、夜間時間帯モードにおける夜間沸き上げ運転を、朝方時間帯での使用湯量から設定することで、朝方時間帯での湯切れを防止できるとともに省エネ性能を向上させることができる。
本発明の一実施例による貯湯式給湯機の構成図 同貯湯式給湯機の動作説明図 同貯湯式給湯機での朝方時間帯湯切れ防止運転を示す制御フロー図
本発明の第1の実施の形態による貯湯式給湯機は、夜間時間帯以降で昼間時間帯以前に朝方時間帯を設定し、制御装置は、朝方時間帯の開始時刻にはあらかじめ設定された朝方時間帯設定湯量を確保するように、夜間時間帯モードで夜間沸き上げ運転を実行するものである。本実施の形態によれば、夜間時間帯モードにおける夜間沸き上げ運転を、朝方時間帯での使用湯量から設定することで、朝方時間帯での湯切れを防止できるとともに省エネ性能を向上させることができる。
また、本発明の第1の実施の形態による貯湯式給湯機は、貯湯タンク内の残湯温度を検出する残湯温度検出手段と、貯湯タンクの底部に導入し又は貯湯タンクの底部から導出される湯水の入水温度を検出する入水温度検出手段とを備え、制御装置は、夜間時間帯に、残湯温度検出手段からの残湯温度、及び入水温度検出手段からの入水温度を検出し、検出される残湯温度及び入水温度を用いて夜間沸き上げ運転を実行するか否かを判断し、夜間沸き上げ運転を実行すると判断すると、夜間時間帯に加熱装置を動作させるものである。本実施の形態によれば、夜間時間帯に検出を行って夜間沸き上げ運転を実行するか否かの判断を行うことで、朝方時間帯での湯切れ防止を効率的に行える。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による貯湯式給湯機において、貯湯タンクの底部の湯水を、加熱装置で沸き上げて貯湯タンクの上部から貯湯タンクに導入する沸き上げ配管と、加熱装置で沸き上げられた湯水の沸き上げ温度を検出する沸き上げ温度検出手段と、加熱装置に通水する循環ポンプとを備え、制御装置は、夜間時間帯に、入水温度検出手段からの入水温度、沸き上げ温度検出手段からの沸き上げ温度、及び循環ポンプでの通水量を検出し、検出される入水温度、沸き上げ温度、及び通水量を用いて夜間沸き上げ運転の停止タイミングを判断し、判断された停止タイミングで、夜間時間帯での加熱装置の動作を停止するものである。本実施の形態によれば、夜間時間帯に検出を行って夜間沸き上げ運転の停止タイミングの判断を行うことで、朝方時間帯での湯切れ防止を効率的に行える。
本発明の第3の実施の形態は、第1または第2の実施の形態による貯湯式給湯機において、朝方時間帯設定湯量を、使用履歴に基づいて決定するものである。本実施の形態によれば、使用履歴に基づいて朝方時間帯設定湯量を決定することで、朝方時間帯での湯切れ防止を効率的に行える。
本発明の第4の実施の形態は、第1の実施の形態による貯湯式給湯機において、夜間沸き上げ運転を実行するか否かの判断を、加熱装置の停止時に常時行うものである。本実施の形態によれば、朝方時間帯での湯切れ防止を効率的に行える。
本発明の第5の実施の形態は、第2の実施の形態による貯湯式給湯機において、停止タイミングが夜間時間帯以降と判断されると、夜間時間帯の終了時刻で加熱装置の動作を停止するものである。本実施の形態によれば、朝方時間帯にずれ込んだ沸き上げ運転を防止できる。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施例による貯湯式給湯機の構成図である。
本実施例による貯湯式給湯機は、貯湯タンク10と、貯湯タンク10内の湯水を加熱する加熱装置20と、加熱装置20を制御する制御装置30と、使用者が制御装置30の設定条件を設定できる操作手段40とを備えている。
貯湯タンク10の湯水は、貯湯タンク10の底部から導出し、沸き上げ配管11を通じて加熱装置20に通水され、加熱装置20で高温に沸き上げられた後に貯湯タンク10の上部から導入され、貯湯タンク10に貯湯される。高温に沸き上げられた貯湯タンク10内の湯水は、給湯栓12が開栓されると、混合弁13によって給水配管14からの給水と所定温度に混合されて給湯栓12から給湯される。
給湯栓12から給湯されることによって貯湯タンク10内で不足する湯水は、貯湯タンク10の底部に接続した給水配管14から供給され、貯湯タンク10内は常に湯水で満たされている。
貯湯タンク10から加熱装置20に至る沸き上げ配管11には循環ポンプ16を有しており、循環ポンプ16が動作することで、貯湯タンク10の湯水は、加熱装置20に通水され、貯湯タンク10に貯湯される。沸き上げ配管11は、貯湯タンク10の底部の湯水を加熱装置20に導き、加熱装置20で加熱された湯水を貯湯タンク10の頂部に導いている。このように、貯湯タンク10の底部の湯水を導出し、加熱された湯水を貯湯タンク10の頂部に導くことで、貯湯タンク10内には、高温層と低温層との間に混合層が形成される。
貯湯タンク10から給湯栓12に至る給湯配管15には、給湯栓12に供給する湯量を検出する給湯流量検出手段17を備えている。
貯湯タンク10には複数の残湯温度検出手段18aを備え、貯湯タンク10の下部に給水する給水配管14又は貯湯タンク10の下部には給水温度検出手段18bを備え、貯湯タンク10から循環ポンプ16に至る沸き上げ配管11には入水温度検出手段18cを備え、加熱装置20から貯湯タンク10の頂部に至る沸き上げ配管11には沸き上げ温度検出手段18dを備えている。
残湯温度検出手段18aは、使用湯量に応じた残湯温度を検出するもので、使用湯量が貯留された状態で形成される混合層の位置に配置される。複数の残湯温度検出手段18aは、それぞれ高さを異ならせて配置する。
加熱装置20には、圧縮機、放熱器、減圧器、及び蒸発器から構成されるヒートポンプ装置が適している。ヒートポンプ装置を加熱装置20として用いる場合には、放熱器での放熱を加熱源として利用する。加熱装置20をヒートポンプ装置とすることで、電力を有効に利用することができる。
制御装置30は沸き上げ運転モード31を有している。沸き上げ運転モード31では、加熱装置20が貯湯タンク10内の湯水を加熱する沸き上げ運転を行う。沸き上げ運転モード31として、昼間時間帯に沸き上げ運転を実行する昼間時間帯モード31Aと、夜間時間帯に沸き上げ運転を実行する夜間時間帯モード31Bとを有している。
制御装置30は、タイマー手段32を有している。タイマー手段32は時間を計時し、タイマー手段32によって年月日及び時刻を判定できる。従って、昼間時間帯、夜間時間帯、及び朝方時間帯は、タイマー手段32によって判定する。昼間時間帯、夜間時間帯及び朝方時間帯は、あらかじめ設定される他、操作手段40での操作によって変更されるものであってもよい。例えば、昼間時間帯は9時から16時までと、夜間時間帯は23時から6時までと、朝方時間帯は6時から9時までと設定する。朝方時間帯は、夜間時間帯以降で昼間時間帯以前であれば設定でき、夜間時間帯の終了時刻と朝方時間帯の開始時刻は必ずしも一致しなくてもよく、朝方時間帯の終了時刻と昼間時間帯の開始時刻とは必ずしも一致しなくてもよい。
制御装置30は、使用湯量記憶手段33Aと、朝方時間帯設定湯量記憶手段33Bと、設定条件記憶手段33Cとを有している。
使用湯量記憶手段33Aは、給湯流量検出手段17で検出される湯量を、タイマー手段32で計時される時刻とともに記憶する。使用湯量記憶手段33Aには、1日分、1週間分、1ヶ月分、及び1年分のような所定期間における時間帯別の湯量を、使用湯量履歴として記憶している。
朝方時間帯設定湯量記憶手段33Bは、設定されている朝方時間帯の給湯流量検出手段17で検出される湯量を記憶する。朝方時間帯設定湯量記憶手段33Bには、1日分、1週間分、1ヶ月分、及び1年分のような所定期間における朝方時間帯の湯量を、使用湯量履歴として記憶している。
設定条件記憶手段33Cは、昼間時間帯モード31Aが実行される、昼間運転開始時刻、昼間運転終了時刻、又は昼間運転実行時間のうち、少なくともいずれかの設定条件が記憶される。これらの設定条件は操作手段40によって設定される。
操作手段40では、昼間設定運転時間が、あらかじめ設定された最低運転時間未満となる設定を行えないように設定条件を制限している。例えば、制御装置30において、あらかじめ最低運転時間を4時間と設定している場合には、使用者が昼間運転実行時間を4時間以上に設定することはできるが、使用者が4時間未満に設定することを受け付けない。昼間運転開始時刻と昼間運転終了時刻についても同様であり、昼間運転開始時刻を9時とした場合には、昼間運転実行時間が4時間未満となる時刻、例えば昼間運転終了時刻を12時に設定することを受け付けない。使用者は、昼間運転開始時刻を9時とした場合には、13時以降の時刻を昼間運転終了時刻として設定することができる。
最低運転時間は、昼間時間帯モード31Aで沸き上げる昼間沸き上げ湯量が、1日の総沸き上げ湯量に対して50%以上となるように決定している。
なお、操作手段40では、昼間運転開始時刻と昼間運転終了時刻とを使用者が設定できることが好ましいが、昼間運転開始時刻だけを使用者が設定する場合には最低運転時間によって昼間運転終了時刻が設定され、昼間運転終了時刻だけを使用者が設定する場合には最低運転時間によって昼間運転開始時刻が設定されるものであってもよい。
制御装置30は、1日の総沸き上げ湯量を算出する総沸き上げ湯量算出手段34Aと、操作手段40で設定された昼間設定運転時間での設定沸き上げ湯量を算出する設定沸き上げ湯量算出手段34Cと、設定沸き上げ湯量と1日の総沸き上げ湯量とを比較する沸き上げ湯量比較手段34Dと、朝方時間帯湯切れ防止運転判断手段37とを有している。
総沸き上げ湯量算出手段34Aでは、使用湯量記憶手段33Aに記憶されている使用湯量履歴によって1日の総沸き上げ湯量を算出する。
設定沸き上げ湯量算出手段34Cでは、設定条件記憶手段33Cに記憶されている昼間設定運転時間によって設定沸き上げ湯量を算出する。
沸き上げ湯量比較手段34Dでは、総沸き上げ湯量算出手段34Aで算出される1日の総沸き上げ湯量と設定沸き上げ湯量算出手段34Cで算出される設定沸き上げ湯量とを比較する。
沸き上げ湯量比較手段34Dにおいて、設定沸き上げ湯量が1日の総沸き上げ湯量以上であれば、昼間運転時間算出手段35Aによって設定沸き上げ湯量が総沸き上げ湯量となるように昼間時間帯モード31Aでの昼間運転時間を算出する。
昼間運転終了時刻決定手段35Cでは、昼間運転時間算出手段35Aによって算出された昼間運転時間によって運転終了時刻を決定し、昼間時間帯モード31Aでは決定した運転終了時刻で昼間沸き上げ運転を終了する。
沸き上げ湯量比較手段34Dにおいて、設定沸き上げ湯量が総沸き上げ湯量未満であれば、夜間運転時間算出手段36Aによって総沸き上げ湯量を確保するように夜間時間帯モード31Bでの夜間運転時間を算出する。
制御装置30では、夜間時間帯モード31Bはあらかじめ設定された夜間運転終了時刻で運転を終了するように設定され、夜間運転時間算出手段36Aで夜間運転時間を算出した場合には、夜間運転開始時刻決定手段36Bによって夜間時間帯モード31Bでの夜間運転開始時刻を決定する。
朝方時間帯湯切れ防止運転判断手段37では、朝方時間帯の開始時刻にはあらかじめ設定された朝方時間帯設定湯量を確保するように、夜間時間帯モード31Bで夜間沸き上げ運転を実行するか否か、及び実行する夜間沸き上げ運転の停止タイミングを判断する。
あらかじめ設定された朝方時間帯設定湯量は、朝方時間帯設定湯量記憶手段33Bに記憶されている湯量であり、例えば朝方時間帯設定湯量を90リットル以上とする。朝方時間帯での使用湯量を90リットル以上とすることで、朝方時間帯での湯切れ防止と省エネ性能向上を図ることができる。朝方時間帯設定湯量は、使用履歴に基づいて決定することが好ましい。例えば、初期設定では90リットル以上で設定しておき、使用履歴に基づいて朝方時間帯設定湯量を変更することで、朝方時間帯での湯切れ防止を効率的に行える。
朝方時間帯湯切れ防止運転判断手段37は、夜間時間帯に、残湯温度検出手段18aからの残湯温度、及び入水温度検出手段18cからの入水温度を検出し、検出される残湯温度及び入水温度を用いて夜間沸き上げ運転を実行するか否かを判断する。
検出される残湯温度及び入水温度から貯湯タンク10に貯留する温水の熱量と、朝方時間帯での使用湯量に必要な熱量とを算出でき、貯湯タンク10に貯留する温水の熱量が不足している場合には、夜間沸き上げ運転を実行する。
なお、入水温度は、入水温度検出手段18cで検出することができるが、給水温度検出手段18bを用いることもできる。
入水温度検出手段18cで検出する場合には、制御装置30によって循環ポンプ16を動作させ、循環ポンプ16を動作させた後に湯水の温度を検出する。
朝方時間帯湯切れ防止運転判断手段37における夜間沸き上げ運転を実行するか否かの判断は、夜間時間帯に常時行う。朝方時間帯湯切れ防止運転判断手段37における夜間沸き上げ運転を実行するか否かの判断は、加熱装置20の停止時に行う。
残湯温度検出手段18aからの残湯温度は、判断時にその都度検出するが、入水温度の検出はその都度行う必要はない。
朝方時間帯湯切れ防止運転判断手段37で夜間沸き上げ運転を実行すると判断すると、夜間時間帯に加熱装置20を動作させる。
このように、夜間時間帯に検出を行って夜間沸き上げ運転を実行するか否かの判断を行うことで、朝方時間帯での湯切れ防止を効率的に行える。
また、朝方時間帯湯切れ防止運転判断手段37では、夜間時間帯に、入水温度検出手段18cからの入水温度、沸き上げ温度検出手段18dからの沸き上げ温度、及び循環ポンプ16での通水量を検出し、検出される入水温度、沸き上げ温度、及び通水量を用いて夜間沸き上げ運転の停止タイミングを判断する。なお、停止タイミングの判断に用いる入水温度は、朝方時間帯湯切れ防止運転判断手段37で夜間沸き上げ運転を実行すると判断した際に用いた入水温度を用いることができる。
検出される入水温度、沸き上げ温度、及び通水量を用いることで、沸き上げ運転によって貯湯タンク10に貯留する温水の追加熱量を算出することができ、追加熱量が不足熱量に達するタイミングを停止タイミングとすることができる。
朝方時間帯湯切れ防止運転判断手段37で夜間沸き上げ運転の停止タイミングを判断すると、判断された停止タイミングで、夜間時間帯での加熱装置20の動作を停止する。
このように、夜間時間帯に検出を行って夜間沸き上げ運転の停止タイミングの判断を行うことで、朝方時間帯での湯切れ防止を効率的に行える。
なお、停止タイミングが夜間時間帯以降と判断されると、夜間時間帯の終了時刻で加熱装置20の動作を停止することで、朝方時間帯にずれ込んだ沸き上げ運転を防止できる。
図2は本実施例による貯湯式給湯機の動作説明図である。
本実施例では、制御装置30は、昼間時間帯を9時から16時、夜間時間帯は23時から6時、朝方時間帯を6時から9時と設定し、昼間時間帯における最低運転時間を4時間に設定している。
図2(a)は、給湯の使用例を示している。例えば、図2(a)に示すように、18時から22時まで、2時、7時、及び12時に湯を使用する。
図2(b)は貯湯タンク10の湯水の状態を示している。
図2(c)及び図2(d)は加熱装置20の運転時間帯を示している。
図2(c)に示す運転状態Aは、夜間時間帯では、定期的に朝方時間帯湯切れ防止運転判断手段37によって夜間沸き上げ運転を実行するか否かを判断する。
図2では、2時に湯が使用されており、貯湯タンク10内の湯量が、朝方時間帯設定湯量を下回ると判断されると夜間沸き上げ運転を実行する。朝方時間帯湯切れ防止運転判断手段37によって夜間沸き上げ運転が開始されると、沸き上げ温度検出手段18dからの沸き上げ温度及び循環ポンプ16での通水量を検出し、あらかじめ設定された朝方時間帯設定湯量を確保できるタイミングを夜間沸き上げ運転の停止タイミングとして加熱装置20の動作を停止する。
図2(d)に示す運転状態Bは、昼間設定運転時間での設定沸き上げ湯量が1日の総沸き上げ湯量未満となる場合を示している。すなわち、昼間運転時間より昼間設定運転時間が短い場合には、昼間時間帯モード31Aでは昼間設定運転時間で沸き上げ運転を行う。
運転状態Bは、使用者が昼間設定運転時間として12時から16時を設定している場合である。
制御装置30は、昼間設定運転時間での設定沸き上げ湯量が1日の総沸き上げ湯量未満であれば、不足する湯量について夜間時間帯モード31Bでの夜間運転時間を算出する。
夜間時間帯モード31Bでは、算出された夜間運転時間で沸き上げる。制御装置30では、あらかじめ設定された夜間運転終了時刻である6時に運転を終了するように設定されているため、算出された夜間運転時間によって夜間運転開始時刻が決定される。
夜間時間帯モード31Bでは算出された夜間運転時間で夜間沸き上げ湯量を沸き上げ、昼間時間帯モード31Aでは設定沸き上げ湯量を沸き上げる。
その結果、図2(d)に示す運転状態Bのように、夜間時間帯では6時に終了するように夜間時間帯モード31Bによる沸き上げ運転が実行され、昼間時間帯では、12時から16時まで昼間時間帯モード31Aによる沸き上げ運転が実行される。
図3は本実施例による貯湯式給湯機での朝方時間帯湯切れ防止運転を示す制御フロー図である。
制御装置30では、タイマー手段32によって夜間時間帯であるか否かを判断する(S1)。
制御装置30は、S1において夜間時間帯であると判断すると、残湯温度及び入水温度を検出し、検出された残湯温度及び入水温度から貯湯タンク10内の残湯量を算出する(S2)。
制御装置30は、S2で算出した残湯量と朝方時間帯設定湯量とを比較し(S3)、残湯量が朝方時間帯設定湯量より少ないと判断すると(S3でYes)、夜間沸き上げ運転を実行する(S4)。
残湯量が朝方時間帯設定湯量以上であると判断すると(S3でNo)、夜間時間帯であることを条件に(S1でYes)、定期的に残湯量を算出する(S2)。
S4における夜間沸き上げ運転は、夜間時間帯でなくなると(S5でNo)、夜間沸き上げ運転を停止する(S6)。
制御装置30は、S4における夜間沸き上げ運転を夜間時間帯(S5でYes)に実行している場合には、入水温度、沸き上げ温度、及び通水量を検出し、検出された入水温度、沸き上げ温度、及び通水量を用いて沸き上げ湯量を算出する(S7)。
S7において算出される沸き上げ湯量が、朝方時間帯設定湯量-残湯量より多くなると(S8でYes)、夜間沸き上げ運転を停止する(S9)。
S7において算出される沸き上げ湯量が、朝方時間帯設定湯量-残湯量以下になると(S8でNo)、夜間沸き上げ運転を継続する(S4)。
このように、夜間時間帯モード31Bにおける夜間沸き上げ運転を、朝方時間帯での使用湯量から設定することで、朝方時間帯での湯切れを無くせるとともに省エネ性能を向上させることができる。
本発明によれば、昼間時間帯モードの運転を有効に効率よく行えるとともに、朝方時間帯での湯切れを防止できる。
10 貯湯タンク
11 沸き上げ配管
12 給湯栓
13 混合弁
14 給水配管
15 給湯配管
16 循環ポンプ
17 給湯流量検出手段
18a 残湯温度検出手段
18b 給水温度検出手段
18c 入水温度検出手段
18d 沸き上げ温度検出手段
20 加熱装置
30 制御装置
31 沸き上げ運転モード
31A 昼間時間帯モード
31B 夜間時間帯モード
32 タイマー手段
33A 使用湯量記憶手段
33B 朝方時間帯設定湯量記憶手段
33C 設定条件記憶手段
34A 総沸き上げ湯量算出手段
34C 設定沸き上げ湯量算出手段
34D 沸き上げ湯量比較手段
35A 昼間運転時間算出手段
35C 昼間運転終了時刻決定手段
36A 夜間運転時間算出手段
36B 夜間運転開始時刻決定手段
37 朝方時間帯湯切れ防止運転判断手段
40 操作手段

Claims (5)

  1. 貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱装置と、制御装置と、前記貯湯タンク内の残湯温度を検出する残湯温度検出手段と、前記貯湯タンクの底部に導入し又は前記貯湯タンクの前記底部から導出される前記湯水の入水温度を検出する入水温度検出手段とを備え、
    前記制御装置は、
    前記加熱装置が前記貯湯タンク内の前記湯水を加熱する、沸き上げ運転モードを有し、
    前記沸き上げ運転モードは、
    昼間時間帯に昼間沸き上げ運転を実行する昼間時間帯モードと、
    夜間時間帯に夜間沸き上げ運転を実行する夜間時間帯モードと
    を有し、
    前記昼間時間帯モードで沸き上げる昼間沸き上げ湯量を、1日の総沸き上げ湯量に対して50%以上とする貯湯式給湯機であって、
    前記夜間時間帯以降で前記昼間時間帯以前に朝方時間帯を設定し、
    前記制御装置は、
    前記朝方時間帯の開始時刻には、あらかじめ設定された朝方時間帯設定湯量を確保するように、前記夜間時間帯モードで前記夜間沸き上げ運転を実行し、
    前記制御装置は、
    前記夜間時間帯に、前記残湯温度検出手段からの前記残湯温度、及び前記入水温度検出手段からの前記入水温度を検出し、
    検出される前記残湯温度及び前記入水温度を用いて前記夜間沸き上げ運転を実行するか否かを判断し、
    前記夜間沸き上げ運転を実行すると判断すると、前記夜間時間帯に前記加熱装置を動作させる
    ことを特徴とする貯湯式給湯機。
  2. 前記貯湯タンクの前記底部の前記湯水を、前記加熱装置で沸き上げて前記貯湯タンクの上部から前記貯湯タンクに導入する沸き上げ配管と、
    前記加熱装置で沸き上げられた前記湯水の沸き上げ温度を検出する沸き上げ温度検出手段と、
    前記加熱装置に通水する循環ポンプと
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記夜間時間帯に、前記入水温度検出手段からの前記入水温度、前記沸き上げ温度検出手段からの前記沸き上げ温度、及び前記循環ポンプでの通水量を検出し、
    検出される前記入水温度、前記沸き上げ温度、及び前記通水量を用いて前記夜間沸き上げ運転の停止タイミングを判断し、
    判断された前記停止タイミングで、前記夜間時間帯での前記加熱装置の動作を停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記朝方時間帯設定湯量を、使用履歴に基づいて決定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記夜間沸き上げ運転を実行するか否かの判断を、前記加熱装置の停止時に常時行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記停止タイミングが前記夜間時間帯以降と判断されると、前記夜間時間帯の終了時刻で前記加熱装置の前記動作を停止する
    ことを特徴とする請求項2に記載の貯湯式給湯機。

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