JP2023137044A - 車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】車輪部と減速機の出力軸と軸ずれによる影響を低減する。【解決手段】車両10は、減速機付きモータ16と、固定板14と、車輪部18と、接続部材52と、を備えている。減速機付きモータ16は、回転軸26Aが回転するモータ26と、回転軸26Aの回転を減速して出力軸40Bから出力する減速機28と、を有している。固定板14には、減速機付きモータ16が固定される。また、固定板14には、車輪部18が支持される。接続部材52は、出力軸40Bと車輪部18との間に設けられ、車輪部18の出力軸40Bに対する軸ずれを許容しながら出力軸40Bと車輪部18とを接続する。【選択図】図2
Description
本開示は、車両に関する。
下記特許文献1には、車輪と、車輪を回転させるモータと、を備えた車輪モータが開示されている。この文献に記載された車輪モータは、両端部より回転軸が突出するモータ本体と、回転軸の一方側に接続された車輪と、回転軸の他方側に接続されたブレーキ部と、を備えている。また、車輪は、回転軸に固定されたハブと、ハブに対して軸受を介して回転可能に取り付けられたハウジングと、ハウジングの一面側に取り付けられたリムと、ハブ及びハウジングを連結固定する着脱可能なボルトと、を備えている。この構成では、ブレーキ部がロック状態であっても、ハブ及びハウジングを連結固定するボルトを取り外すことで、車輪を回転させることが可能となっている。
ところで、モータと車輪部(車輪)との間に減速機が設けられている車両においては、車輪部と減速機の出力軸と軸ずれが、減速機の耐久性等に影響することが考えられる。
本開示は上記事実を考慮し、車輪部と減速機の出力軸と軸ずれによる影響を低減することができる車両を得ることが目的である。
上記課題を解決する車両(10)は、回転軸(26A)が回転するモータ(26)と、前記回転軸の回転を減速して出力軸(40B)から出力する減速機(28)と、を有する減速機付きモータ(16)と、車体の一部を構成し、前記減速機付きモータが固定される第1フレーム(14)と、前記第1フレームに支持された車輪部(18)と、前記出力軸と前記車輪部との間に設けられ、前記車輪部の前記出力軸に対する軸ずれを許容しながら前記出力軸と前記車輪部とを接続する接続部材(52)と、を備えている。
この様に構成することで、車輪部と減速機の出力軸と軸ずれによる影響を低減することができる。
図1~図5を用いて、本開示の実施形態に係る車両10について説明する。なお、以下の説明において前後左右上下の方向を示して説明するときは、車両10の前後左右上下の方向を示すものとする。また、各図に適宜示す矢印FRは前方向、矢印UPは上方向、矢印RHは右方向、矢印LHは左方向をそれぞれ示すものとする。また、車両10の左右方向は、車両の幅方向(車幅方向)と一致している。
図1に示されるように、本実施形態の車両10は、一例としてAGV(Automatic Guided Vehicle)と呼ばれる無人の搬送車である。この車両10は、車体の主要部を構成する第2フレームとしてのフレーム本体12と、フレーム本体12に固定された第1フレームとしての左右一対の固定板14と、を備えている。また、車両10は、左右一対の固定板14にそれぞれ固定された左右一対の減速機付きモータ16と、左右一対の固定板14にそれぞれ支持された左右一対の車輪部18と、を備えている。なお、図1においては図示を省略しているが、本実施形態の車両10は、上記左右一対の車輪部18の後方側に1つ又は2つの車輪部を備えている。
フレーム本体12は、上下方向を厚み方向として前後方向及び左右方向に延在する板状に形成されている。このフレーム本体12の上面は、荷物等が載置される載置面12Aとなっている。
左右一対の固定板14は、フレーム本体12の左側の端部12L及び右側の端部12Rの下方側にそれぞれ配置されている。また、左右一対の固定板14の上端部14Aは、フレーム本体12の左側の端部12L及び右側の端部12Rに溶接や締結部材等を介してそれぞれ固定されている。ここで、左右一対の固定板14は、左右方向に対称に構成されている。そのため、以下においては、右側の固定板14の構成について説明し、左側の固定板14の構成についての説明は省略する。
図2に示されるように、固定板14は、左右方向を厚み方向として上下方向及び前後方向に延在する板状に形成されている。この固定板14の下方側の部分における前後方向の中央部には、当該固定板14を左右方向に貫通する貫通孔14Bが形成されている。この貫通孔14Bの内周面は円筒面状に形成されている。
貫通孔14Bの内部における左右方向の中央部には、軸受部材20が設けられている。軸受部材20は、一例として球状に形成された複数のボール20Aがアウタレース20Bとインナレース20Cとの間に介在しているボールベアリングである。この軸受部材20のアウタレース20Bは、貫通孔14Bの内周面に圧入等により固定されている。なお、貫通孔14Bの内周面には、一対のスナップリング22がそれぞれ係止される一対の係止溝が形成されている。そして、軸受部材20のアウタレース20Bが一対のスナップリング22の間に配置されることで、軸受部材20が貫通孔14Bから抜け出すことが防止されている。また、本実施形態では、軸受部材20は、固定板14とフレーム本体12との固定部分24の下方側に配置されている。
固定板14の車幅方向外側(左側)の部分における貫通孔14Bのまわりには、車幅方向内側(右側)へ向けて窪んだ車輪部配置凹部14Cが形成されている。
図1に示されるように、左右一対の減速機付きモータ16は、左右一対の固定板14に対して車幅方向内側に配置された状態で、左右一対の固定板14にそれぞれ固定されている。ここで、左右一対の減速機付きモータ16は、同一の構成となっている。そのため、以下においては、右側の固定板14に固定された減速機付きモータ16の構成について説明し、左側の固定板14に固定された減速機付きモータ16の構成についての説明は省略する。
図2及び図3に示されるように、減速機付きモータ16は、直流モータであるモータ26と、モータ26の回転軸26Aの回転を減速して出力軸40Bから出力する減速機28と、を備えている。なお、図中に示す矢印Z方向、矢印R方向及び矢印C方向は、出力軸40Bの回転軸方向一方側、回転径方向外側及び回転周方向一方側をそれぞれ示すものとする。また、以下、単に軸方向、径方向、周方向を示す場合は、特に断りのない限り、各々の部材の回転軸方向、回転径方向、回転周方向を示すものとする。なお、本実施形態では、出力軸40Bの回転軸方向、回転径方向、回転周方向は、モータ26の回転軸26A、後述するハブ42及び接続部材52の回転軸方向、回転径方向、回転周方向とそれぞれ一致している。
減速機28は、当該減速機28の外殻を形成する減速機ケース30及び減速機カバー32を備えている。なお、減速機ケース30はモータ26に固定されている。また、減速機28は、減速機ケース30及び減速機カバー32の内部に収容された偏心軸34、遊星歯車36及び内歯車38を備えている。さらに、減速機28は、その一部が減速機ケース30及び減速機カバー32の内部に収容されていると共に出力軸40Bが減速機カバー32から突出している出力部40を備えている。
図2に示されるように、偏心軸34は、その外周面が円筒面状となっているブロック状に形成されている。この偏心軸34は、減速機ケース30の内部に挿入されたモータ26の回転軸26Aに固定されている。偏心軸34の軸方向とモータ26の回転軸26Aの軸方向とは平行となっていると共に、偏心軸34の軸中心はモータ26の回転軸26Aの軸中心に対して当該回転軸26Aの径方向外側にオフセットしている。
遊星歯車36は、環状に形成されており、その外周部には外歯が形成されている。また、遊星歯車36の内周部には、偏心軸34が挿通される挿通孔が形成されている。そして、遊星歯車36の内周部に形成された挿通孔に偏心軸34が挿通されることで、遊星歯車36が偏心軸34に支持されている。なお、図示は省略するが、遊星歯車36は、後述する出力部40側へ向けて突出する複数の係合突起部を備えている。
内歯車38は、遊星歯車36の径方向外側に配置された環状に形成されている。この内歯車38の外周部は、減速機ケース30に固定されている。また、内歯車38の内周部には、遊星歯車36の外歯と噛合う内歯が形成されている。そして、内歯車38の内歯と遊星歯車36の外歯とが噛合った状態で、モータ26の回転軸26Aが回転すると、遊星歯車36が回転軸26Aのまわりを公転しながら自転するようになっている。
図2、図4及び図5に示されるように、出力部40は、遊星歯車36に対してモータ26とは反対側に配置されている。この出力部40は、減速機ケース30及び減速機カバー32の内部に配置される円板状に形成された円板部40Aと、円板部40Aの中心部からモータ26とは反対側へ向けて突出する出力軸40Bと、を備えている。
図4及び図5に示されるように、円板部40Aの外周部には、当該円板部を貫通する複数の係合孔40Cが形成されている。この複数の係合孔40Cには、遊星歯車36の図示しない複数の係合突起部がそれぞれ係合するようになっている。これにより、遊星歯車36の公転及び自転に伴う回転力が円板部40Aに伝達されて、円板部40Aが出力軸40Bと共に回転する(すなわち出力部40が回転する)ようになっている。
図4に示されるように、出力軸40Bは、略円柱状に形成された出力軸本体40Dと、出力軸本体40Dから突出する出力軸側係合部40Eと、を備えている。ここで、本実施形態の出力軸40Bの中心軸は、モータ26の回転軸26Aの軸中心と一致している。
出力軸側係合部40Eは、出力軸本体40Dにおける軸方向一方側の端面から軸方向一方側へ向けて突出する角柱状に形成されている。この出力軸側係合部40Eは、軸方向一方側から見て径方向の一方向及び当該一方向とは反対方向に沿って延びている。
図1に示されるように、左右一対の車輪部18は、左右一対の固定板14に対して車幅方向外側に配置された状態で、左右一対の固定板14にそれぞれ支持されている。ここで、左右一対の車輪部18は、同一の構成となっている。そのため、以下においては、右側の固定板14に支持された車輪部18の構成について説明し、左側の固定板14に支持された車輪部18の構成についての説明は省略する。
図2及び図3に示されるように、車輪部18は、軸受部材20に支持されるハブ42と、ハブ42に複数の締結部材44を介して着脱可能に固定された車輪本体46と、を含んで構成されている。
図2及び図4に示されるように、ハブ42は、出力軸40B側が開放された有底円筒状に形成されている。このハブ42の外周部における軸方向一方側は、軸受部材20のインナレース20Cの内径よりも小さな外径に設定された小径部42Aとなっている。また、ハブ42の外周部における軸方向の中間部は、軸受部材20のインナレース20Cの内径とほぼ同じ外径に設定された中径部42Bとなっている。さらに、ハブ42の外周部における軸方向他方側の端部は、軸受部材20のインナレース20Cの内径よりも大きな外径に設定された大径部42Cとなっている。そして、ハブ42が軸受部材20のインナレース20Cに車幅方向内側から挿入されて、ハブ42の中径部42Bが軸受部材20のインナレース20Cに軽圧入されること等により、ハブ42が軸受部材20のインナレース20Cに固定されるようになっている。これにより、ハブ42が固定板14に軸受部材20を介して回転可能に支持されるようになっている。なお、ハブ42が軸受部材20のインナレース20Cに固定された状態では、ハブ42の大径部42Cが軸受部材20のインナレース20Cに当接している。
また、ハブ42の軸方向一方側の端部には、複数の締結部材44がそれぞれ螺合する複数の締結部材螺合孔42Dが形成されている。
図2及び図5に示されるように、ハブ42の軸方向他方側の端部の内周部には、軸方向他方側が開放された接続部材配置凹部42Eが形成されている。この接続部材配置凹部42E内には、後述する接続部材52が配置されるようになっている。また、接続部材配置凹部42E内において接続部材52が配置される部分の内周面は円筒面状の制限面42Fとなっている。そして、後述する接続部材52の外周面が制限面42Fに当接することで、接続部材52のハブ42に対する径方向への移動量が定められた範囲に制限されるようになっている。
また、ハブ42は、接続部材配置凹部42Eの底面から軸方向他方側へ向けて突出する車輪部側係合部42Gを備えている。この車輪部側係合部42Gは、前述の出力軸側係合部40Eと同様に角柱状に形成されている。また、車輪部側係合部42Gは、軸方向他方側から見て径方向の一方向及び当該一方向とは反対方向に沿って延びている。
図2及び図3に示されるように、車輪本体46は、ハブ42に固定されるホイール48と、ホイール48に取付けられたタイヤ50と、を備えている。ホイール48は、当該ホイール48の内周側部分を構成する円板部48Aと、当該ホイール48の外周側部分を構成するリム部48Bと、を備えている。
円板部48Aの中心部におけるハブ42側には、当該ハブ42の小径部42Aが挿入されるハブ挿入凹部48Cが形成されている。円板部48Aの中心部には、複数の締結部材44がそれぞれ挿通される複数の締結部材挿通孔48Dが形成されている、そして、複数の締結部材挿通孔48Dにそれぞれ挿通された複数の締結部材44が、ハブ42に形成された複数の締結部材螺合孔42Dに螺合されることで、ホイール48がハブ42に固定される(すなわち車輪本体46がハブ42に固定される)ようになっている。
リム部48Bは、円板部48Aの径方向外側の端部から車幅方向外側及び内側にそれぞれ延びるように形成されている。このリム部48Bの外周面には、エアレスタイヤであるタイヤ50が固定されている。本実施形態では、ホイール48がハブ42に固定された状態では、リム部48Bの車幅方向内側の端部48B1及びタイヤ50の車幅方向内側の端部50Aが、固定板14に形成された車輪部配置凹部14C内に配置されている。また、リム部48Bの車幅方向内側の端部48B1及びタイヤ50の車幅方向内側の端部50Aは、固定板14とフレーム本体12との固定部分24の下方側に配置されている。
図2~図5に示されるように、出力軸40Bとハブ42との間には、ハブ42の回転軸の出力軸40Bの回転軸に対する軸ずれを許容しながら出力軸40Bとハブ42とを接続する接続部材52が設けられている。
図4に示されるように、接続部材52は、その外径が、出力軸40Bの出力軸本体40Dの外径以下の寸法に設定された円板状に形成されている。なお、本実施形態では、接続部材52の外径は、出力軸40Bの出力軸本体40Dの外径よりも若干小さな寸法に設定されているが、出力軸40Bの出力軸本体40Dの外径と同じ外径に設定されていてもよい。
図4及び図5に示されるように、接続部材52における出力軸40B側には、出力軸側係合部40Eが係合する第1係合部52Aが形成されている。この第1係合部52Aは、出力軸側係合部40Eがその内部に配置可能な角溝状に形成されており、接続部材52の回転径方向の一方向である第1の方向R1に沿って形成されている。また、第1係合部52Aにおける第1の方向R1側の端及び第1の方向R1とは反対側の端は、それぞれ開放されている。
接続部材52におけるハブ42側には、車輪部側係合部42Gが係合する第2係合部52Bが形成されている。この第2係合部52Bは、車輪部側係合部42Gがその内部に配置可能な角溝状に形成されており、接続部材52の回転径方向の一方向である第2の方向R2に沿って形成されている。また、第2係合部52Bにおける第2の方向R2側の端及び第2の方向R2とは反対側の端は、それぞれ開放されている。ここで、第2の方向R2と第1の方向R1とは、軸方向から見て直交している。
そして、第1係合部52Aと出力軸側係合部40Eとが係合した状態では、出力軸40Bの回転力を接続部材52に伝達することが可能となっている。また、接続部材52は、出力軸側係合部40Eに沿って第1の方向R1及び第1の方向R1とは反対方向に相対移動可能となっている。
また、第2係合部52Bと車輪部側係合部42Gとが係合した状態では、接続部材52に伝達された回転力をハブ42に伝達することが可能となっている。また、接続部材52は、車輪部側係合部42Gに沿って第2の方向R2及び第2の方向R2とは反対方向に相対移動可能となっている。
また、接続部材52は、減速機付きモータ16が固定板14に固定されることで、ハブ42と出力軸40Bとの間で挟み込まれるようになっている。これにより、接続部材52は、ハブ42と出力軸40Bとの間から外れないようになっている。なお、減速機付きモータ16を固定板14から取り外すことで、接続部材52をハブ42と出力軸40Bとの間から取り外すことができるようになっている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1及び図2に示されるように、以上説明した本実施形態の車両10では、減速機付きモータ16のモータ26の回転軸26Aの回転が減速機28で減速されて出力軸40Bから出力される。また、出力軸40Bの回転力は、接続部材52を介してハブ42に伝達される。これにより、ホイール48がタイヤ50と共に回転することで、車両10が走行する。
ここで、図2に示されるように、本実施形態では、減速機付きモータ16が固定板14に固定されていると共に、車輪部18のハブ42を支持する軸受部材20が固定板14に固定された構成となっている。この構成では、フレーム本体12から固定板14に入力された荷重の大部分は、軸受部材20、ハブ42、ホイール48及びタイヤ50を介して路面に入力される。その結果、フレーム本体12から固定板14に入力された荷重が減速機付きモータ16の減速機28に伝達され難くなる。また、本実施形態の構成では、車輪部18に入力された荷重の大部分は、軸受部材20を介して固定板14に入力される。その結果、車輪部18からの荷重が減速機付きモータ16の減速機28に伝達され難くなる。これにより、減速機28に入力される荷重を低減することができ、減速機28を構成する部材の倒れや、軸ずれ、歯車の噛合いが悪化すること等を抑制することができる。その結果、減速機28の特性、作動音、耐久性等が悪化することを抑制することができる。
また、本実施形態では、車輪部18は、軸受部材20に支持されるハブ42と、ハブ42に締結部材44を介して着脱可能に固定された車輪本体46(ホイール48及びタイヤ50)と、を含んで構成されている。この構成では、車輪本体46を容易に交換することができる。
また、本実施形態では、軸受部材20は、固定板14とフレーム本体12との固定部分24の下方側に配置されている。換言すると、軸受部材20が、フレーム本体12から固定板14への荷重入力点の直下に配置されている。これにより、軸受部材20に作用するスラスト荷重が高まることを抑制することができる。
また、本実施形態では、車輪本体46のリム部48Bの車幅方向内側の端部48B1及びタイヤ50の車幅方向内側の端部50Aが、固定板14に形成された車輪部配置凹部14C内に配置されている。これにより、車輪本体46の一部が車輪部配置凹部14C内に配置されない構成と比べて、フレーム本体12から固定板14への荷重入力点とタイヤ50との車幅方向への間隔が増加することを抑制することができる。その結果、ハブ42を傾けようとするモーメントが大きくなることを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、車輪本体46のリム部48Bの車幅方向内側の端部48B1及びタイヤ50の車幅方向内側の端部50Aが、固定板14とフレーム本体12との固定部分24の下方側に配置されている。換言すると、車輪本体46のリム部48Bの車幅方向内側の端部48B1及びタイヤ50の車幅方向内側の端部50Aが、フレーム本体12から固定板14への荷重入力点の直下に配置されている。これにより、ハブ42を傾けようとするモーメントが大きくなることをより一層抑制することができる。
また、図2、図4及び図5に示されるように、本実施形態では、ハブ42の出力軸40Bに対する軸ずれを許容しながら出力軸40Bとハブ42とを接続する接続部材52が設けられている。この構成では、出力軸40Bとハブ42とが、互いに相対移動不能に固定された構成と比べて、ハブ42と減速機28の出力軸40Bと軸ずれによる影響を低減することができる。これにより、上記軸ずれに伴う不要な負荷が減速機28に生じることが抑制され、減速機28の特性、作動音、耐久性等が悪化することを抑制することができる。
また、本実施形態では、接続部材52の第1係合部52Aと出力軸40Bの出力軸側係合部40Eとが係合した状態では、接続部材52は、出力軸側係合部40Eに沿って第1の方向R1及び第1の方向R1とは反対方向に相対移動可能となっている。これに加えて、接続部材52の第2係合部52Bと車輪部側係合部42Gとが係合した状態では、接続部材52は、車輪部側係合部42Gに沿って第2の方向R2及び第2の方向R2とは反対方向に相対移動可能となっている。これにより、本実施形態では、径方向の各方向への軸ずれを接続部材52の相対移動により容易に吸収することができる。
また、本実施形態では、接続部材配置凹部42E内において接続部材52が配置される部分の内周面が制限面42Fとなっている。そして、接続部材52の外周面が制限面42Fに当接することで、接続部材52のハブ42に対する径方向への移動量が定められた範囲に制限されるようになっている。これにより、本実施形態では、接続部材52の移動を制限する別の部材を追加で設けることを不要にすることができる。
また、本実施形態では、接続部材52は、ハブ42と出力軸40Bとの間で挟み込まれるようになっている。この構成では、接続部材52がハブ42と出力軸40Bとの間から外れることを防止するための別の部材を追加で設けることを不要にすることができる。
また、本実施形態では、接続部材52の外径が、出力軸40Bの出力軸本体40Dの外径以下の寸法に設定されている。これにより、接続部材52が内部に配置されるハブ42の内外径が大きくなることを抑制することができる。
なお、本実施形態では、接続部材52の外径が、出力軸40Bの出力軸本体40Dの外径以下の寸法に設定されている例について説明したが、本開示はこれに限定されない。ハブ42等の車輪部18の構成によっては、接続部材52の外径を出力軸40Bの出力軸本体40D外径よりも大きな寸法に設定してもよい。
また、本実施形態では、接続部材52をハブ42と出力軸40Bとの間で挟み込んだ例について説明したが、本開示はこれに限定されない。接続部材52をハブ42と出力軸40Bとの間で挟み込むか否かについては、接続部材52の構成を考慮して適宜設定すればよい。
また、本実施形態では、接続部材52の移動を制限する制限面42Fをハブ42の接続部材配置凹部42E内に設けた例について説明したが、本開示はこれに限定されない。上記制限面42Fをハブ42に設けるか否かについては、接続部材52の構成を考慮して適宜設定すればよい。
また、本実施形態では、接続部材52と出力軸40Bとを凹凸の構成で係合させると共に、接続部材52とハブ42とを凹凸の構成で係合させた例について説明したが、本開示はこれに限定されない。接続部材52と出力軸40Bとの係合部の構成及び接続部材52とハブ42との係合部の構成は、両者間の回転力が伝達できる構成でありかつハブ42の回転軸の出力軸40Bの回転軸に対する軸ずれを許容できるものでれば、他の構成が適用されてもよい。
また、本実施形態では、車輪本体46のリム部48Bの車幅方向内側の端部48B1及びタイヤ50の車幅方向内側の端部50Aが、固定板14とフレーム本体12との固定部分24の下方側に配置されている例について説明したが、本開示はこれに限定されない。車輪本体46のリム部48Bの車幅方向内側の端部48B1及びタイヤ50の車幅方向内側の端部50Aを上記位置に配置するか否かについては、車体構成するフレーム本体12や固定板14の構成を考慮して適宜設定すればよい。
また、本実施形態では、車輪本体46のリム部48Bの車幅方向内側の端部48B1及びタイヤ50の車幅方向内側の端部50Aが、固定板14に形成された車輪部配置凹部14C内に配置されている例について説明したが、本開示はこれに限定されない。車輪本体46のリム部48Bの車幅方向内側の端部48B1及びタイヤ50の車幅方向内側の端部50Aを固定板14に形成された車輪部配置凹部14C内に配置するか否かについては、車体構成するフレーム本体12や固定板14の構成を考慮して適宜設定すればよい。
また、本実施形態では、軸受部材20が固定板14とフレーム本体12との固定部分24の下方側に配置されている例について説明したが、本開示はこれに限定されない。軸受部材20を固定板14とフレーム本体12との固定部分24の下方側に配置するか否かについては、車体構成するフレーム本体12や固定板14の構成を考慮して適宜設定すればよい。
また、本実施形態では、車輪部18は、車輪本体46(ホイール48及びタイヤ50)をハブ42に対して着脱可能に構成した例について説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、ハブ42とホイール48とを一体に構成してもよい。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両、14 第1フレーム、16 減速機付きモータ、18 車輪部、26 モータ、26A 回転軸、28 減速機、40B 出力軸、40E 出力軸側係合部、42E 接続部材配置凹部、42G 車輪部側係合部、52 接続部材、52A 第1係合部、52B 第2係合部、R1 第1の方向、R2 第2の方向
Claims (4)
- 回転軸(26A)が回転するモータ(26)と、前記回転軸の回転を減速して出力軸(40B)から出力する減速機(28)と、を有する減速機付きモータ(16)と、
車体の一部を構成し、前記減速機付きモータが固定される第1フレーム(14)と、
前記第1フレームに支持された車輪部(18)と、
前記出力軸と前記車輪部との間に設けられ、前記車輪部の前記出力軸に対する軸ずれを許容しながら前記出力軸と前記車輪部とを接続する接続部材(52)と、
を備えた車両(10)。 - 前記出力軸には、該出力軸の回転径方向に沿って出力軸側係合部(40E)が形成され、
前記車輪部には、該車輪部の回転径方向に沿って車輪部側係合部(42G)が形成され、
前記接続部材における前記出力軸側には、前記出力軸側係合部が係合する第1係合部(52A)が前記接続部材の回転径方向の第1の方向(R1)に沿って形成されていると共に、前記接続部材における前記車輪部側には、前記車輪部側係合部が係合する第2係合部(52B)が前記接続部材の回転径方向の第2の方向(R2)に沿って形成され、
前記接続部材は、前記出力軸側係合部に沿って前記第1の方向及び該第1の方向とは反対方向に相対移動可能とされ、かつ、前記接続部材は、前記車輪部側係合部に沿って前記第2の方向及び該第2の方向とは反対方向に相対移動可能とされている請求項1に記載の車両。 - 前記車輪部には、前記接続部材が内部に配置されると共に該接続部材の回転径方向への移動量を定められた範囲に制限する接続部材配置凹部(42E)が形成されている請求項1又は請求項2に記載の車両。
- 前記接続部材は、前記車輪部と前記出力軸との間で挟み込まれている請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の車両。
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