JP2023136992A - マルチハンドパッド、マルチハンドパッド群、両面ツールパッド、片面ツールパッド、及び、片面ツールパッド群 - Google Patents

マルチハンドパッド、マルチハンドパッド群、両面ツールパッド、片面ツールパッド、及び、片面ツールパッド群 Download PDF

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Abstract

【課題】利便性の高いマルチハンドパッドを提供する。【解決手段】ロボットアームにおけるグリッパ10の爪10A,10Bに固定されるマルチハンドパッド1であって、互いに交差する第1の溝21及び第2の溝22が形成されるオモテ面11と、オモテ面11の反対側の面であるウラ面12とを備え、爪10A,10Bに対してウラ面12が当接するようにして固定されるものとすることで、利便性の高いマルチハンドパッドを提供することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットアームに設けられるアタッチメントに関するものである。
例えば下記特許文献1にはロボットアームについての発明が開示されている。
特開2022-021523号公報
上記特許文献1に開示されるような従来のアタッチメントは利便性が低い。
本発明では、利便性の高いマルチハンドパッド、マルチハンドパッド群、両面ツールパッド、片面ツールパッド、及び、片面ツールパッド群を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点におけるマルチハンドパッドによれば、
ロボットアームにおけるグリッパの爪に固定されるマルチハンドパッドであって、
互いに交差する第1の溝及び第2の溝が形成されるオモテ面と、
前記オモテ面の反対側の面であるウラ面とを備え、
前記爪に対して前記ウラ面が当接するようにして固定される
ことを特徴とする。
本発明の第2の観点におけるマルチハンドパッドによれば、
把持具における把持部分に固定されるマルチハンドパッドであって、
互いに交差する第1の溝及び第2の溝が形成されるオモテ面と、
前記オモテ面の反対側の面であるウラ面とを備え、
前記把持部分に対して前記ウラ面が当接するようにして固定される
ことを特徴とする。
好ましくは、
前記第1の溝及び前記第2の溝は、前記オモテ面における中央位置において直交するようにして形成される
ことを特徴とする。
本発明の第3の観点におけるマルチハンドパッド群によれば、
前記マルチハンドパッドを2つ以上備える
ことを特徴とする。
本発明の第4の観点における両面ツールパッドによれば、
前記マルチハンドパッドにおける前記第1の溝及び前記第2の溝に嵌合可能な突起部が形成される第1の側面と、
前記第1の側面の反対側の側面であって、前記突起部が形成される第2の側面と、
対象物に固定可能な固定面とを備える
ことを特徴とする。
本発明の第5の観点における片面ツールパッドによれば、
前記マルチハンドパッドにおける前記第1の溝及び前記第2の溝に嵌合可能な突起部が形成される第1の側面と、
前記第1の側面の反対側の側面である第2の側面とを備え、
対象物に対して前記第2の側面が当接するようにして固定される
ことを特徴とする。
本発明の第6の観点における片面ツールパッド群によれば、
前記マルチハンドパッドにおける前記第1の溝及び前記第2の溝に嵌合可能な突起部が形成される第1の側面と、
前記第1の側面の反対側の側面である第2の側面とを備え、
対象物に対して前記第2の側面が当接するようにして固定される片面ツールパッドを、2つ以上備える
ことを特徴とする。
本発明に係るマルチハンドパッド、マルチハンドパッド群、両面ツールパッド、片面ツールパッド、及び、片面ツールパッド群によれば、製造コストを抑えつつ、様々な形状の対象物を把持することができ、高い利便性を奏することができる。
本発明の実施例1に係るマルチハンドパッドを表わす正面図である。 図1のII-II矢視図である。 図1のIII-III矢視図である。 本発明の実施例1に係るマルチハンドパッド群を取り付けたグリッパ(開状態)を表わす正面図である。 本発明の実施例1に係るマルチハンドパッド群を取り付けたグリッパ(閉状態)を表わす正面図である。 本発明の実施例2に係る両面ツールパッドを表わす正面図である。 図6のVII-VII矢視図である。 図6のVIII-VIII矢視図である。 本発明の実施例2に係る両面ツールパッドを表わす後面図である。 本発明の実施例2に係る両面ツールパッド(変形例)を表わす正面図である。 本発明の実施例2に係る両面ツールパッド(変形例)を表わす後面図である。 本発明の実施例3に係る片面ツールパッドを表わす正面図である。 図12のXIII-XIII矢視図である。 図12のXIV-XIV矢視図である。 本発明の実施例2に係る両面ツールパッドを把持する様子を説明する正面図である。 本発明の実施例3に係る片面ツールパッドを把持する様子を説明する正面図である。 本発明の実施例3に係る片面ツールパッド群を把持する様子を説明する正面図である。
以下では、本発明に係るマルチハンドパッド、マルチハンドパッド群、両面ツールパッド、片面ツールパッド、及び、片面ツールパッド群について、実施例により図面を用いて説明する。
[実施例1]
本実施例に係るマルチハンドパッド群は、図1~3に示すようにオモテ面11に第1,2の溝21,22が形成された略直方体形状のマルチハンドパッド1を、2つ有している。第1の溝21と第2の溝22とは互いに交差している。
第1の溝21は、オモテ面11において、1つの辺11Aの中央から、辺11Aに平行する辺11Cの中央にかけて形成されたV字状の溝である。また第2の溝22は、オモテ面11において、辺11Aに直交する辺11Bの中央から、辺11Bに平行する辺11Dの中央にかけて形成されたV字状の溝である。
したがって、第1の溝21と第2の溝22とは、オモテ面11の中央位置Oにおいて直交するようにして形成されている。
またオモテ面11の反対側の面であるウラ面12には、オモテ面11方向に延伸したねじ穴23~26が形成されている。ただし、強度を考慮すると、ねじ孔23~26の位置は第1、第2の溝21,22の位置と重複しない位置に形成されるのが好ましい。そして、ねじ穴23~26はそれぞれ内周面が螺子切りされている。
図4,5にはいわゆる平行開閉式のロボットアームにおけるグリッパ10が示されている。図4はグリッパ10が開状態、図5はグリッパ10が閉状態を表わしている。
グリッパ10は、レール10C、及び、レール10Cの先端部分に取り付けられた爪10A,10Bを備えている。
爪10A及び爪10Bは、それぞれ平板状の平板部31A,31Bを備えている。平板部31Aと平板部31Bとは相対向して離隔している。
レール10Cは、相対向する平板部31Aと平板部31Bとの離隔方向に平行して延伸している。爪10A及び爪10Bは、このレール10C上を互いに近づいたり離れたりするようにして対称移動することが可能である。なお、この移動は図示しないモータ駆動(又は空圧駆動)により制御される。そして、この移動によりグリッパ10の開状態及び閉状態が実現される。
また、平板部31Aには、平板部31B側を向く内側面42からその反対側の外側面41にかけて、これらを上記離隔方向に平行して貫通するようにして形成されたねじ孔51~54が設けられている。
同じく平板部31Bには、平板部31A側を向く内側面44からその反対側の外側面43にかけて、これらを上記離隔方向に平行して貫通するようにして形成されたねじ孔55~58が設けられている。
一方のマルチハンドパッド1のねじ穴23~26は平板部31Aのねじ孔51~54の位置に対応した位置に形成されている。他方のマルチハンドパッド1のねじ穴23~26は平板部31Bのねじ孔55~58の位置に対応した位置に形成されている。
そして、この2つのマルチハンドパッド1はそれぞれ、爪10A及び爪10Bの平板部31A及び平板部31Bに対してウラ面12が当接するようにして固定される。
すなわち、図4のように、一方のマルチハンドパッド1のウラ面12を平板部31Aの内側面42に当接させ、この状態において、平板部31Aの外側面41からねじ61をねじ孔51及びねじ穴23に螺合させる。同じようにして、ねじ62をねじ孔52及びねじ穴24に螺合させ、ねじ63をねじ孔53及びねじ穴25に螺合させ、ねじ64をねじ孔54及びねじ穴26に螺合させることで、一方のマルチハンドパッド1を爪10Aに固定することができる。
また、他方のマルチハンドパッド1のウラ面12を平板部31Bの内側面44に当接させ、この状態において、平板部31Bの外側面43からねじ65をねじ孔55及びねじ穴24に螺合させる。同じようにして、ねじ66をねじ孔56及びねじ穴23に螺合させ、ねじ67をねじ孔57及びねじ穴26に螺合させ、ねじ68をねじ孔58及びねじ穴25に螺合させることで、他方のマルチハンドパッド1を爪10Bに固定することができる。
上述の固定状態においては、2つのマルチハンドパッド1のオモテ面11同士が相対向した状態となる。
本実施例においては、2つのマルチハンドパッド1が固定された状態で、図4のようにグリッパ10を開状態として、対象物の両側にそれぞれマルチハンドパッド1が固定された爪10A及び爪10Bを位置させ、図5のようにグリッパ10を閉状態とすることで、対象物を両側から挟み込むことができ、これによりグリッパ10で対象物を把持することができる。
本実施例においては、上述のようにして対象物を把持する際、マルチハンドパッド1に形成された溝21,22が対象物に引っかかることで、対象物が滑り落ちにくくなる。これにより、平板、ブロック状体、及び、その他異形部品の平面掴み、平板の端面掴みが可能となる。さらに、球状体、及び、棒状体(丸棒、角棒)を掴むことも可能となる。
本実施例においては、ロボットアームが平行開閉式であるものと説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばいわゆる支点開閉式のロボットアームであってもよい。
また本実施例に係るマルチハンドパッド1は、ねじ止めによって平板部31A,31Bに固定されるものとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、2つのマルチハンドパッド1をそれぞれ平板部31A,31Bに固定できればよく、その取り付け方は問わない。
また本実施例に係るマルチハンドパッド1の材質は、金属、樹脂、セラミック等、切削・研磨・ワイヤーカット加工等で加工可能な物であれば、用途に合わせて変更可能である。
本実施例によれば、溝21,22が形成されたマルチハンドパッド1を取り付けることで、1つのグリッパ10だけで様々な形状の対象物を把持することができる。これにより、段取り工数削減、部品点数削減の効果を奏する。
本実施例によれば、溝21,22が形成されたマルチハンドパッド1を取り付けることで、グリッパ10で対象物を垂直方向と水平方向で同じように掴むことが可能なので、掴み方向を変更するような無駄な動作を減らすことが可能となる。これにより動作時間の短縮が実現される。
本実施例によれば、対象物が単純形状である場合は、溝21,22が形成されたマルチハンドパッド1を取り付けたグリッパ10にて対象物を把持する際に、自動的に溝21,22の中心位置をキープ可能(位置決め搬送可能)となる。これにより、把持する際はラフに掴んで、置くときは精密位置決めすることができる。
なお、本実施例に係るマルチハンドパッド群が備えるマルチハンドパッド1は、2つ以上であればいくつであってもよい。
[実施例2]
本実施例に係る両面ツールパッド101は、実施例1に係るマルチハンドパッド群と組み合わせて使用するものである。
図6~9に示すように、本実施例に係る両面ツールパッド101は略直方体形状であり、第1の側面111に、錐状突起部120、及び、第1~4の筋状突起部121~124が形成されている。
四角錐状の突起部分である錐状突起部120は、第1の側面111の中央位置O′に形成されている。断面形状が三角形の筋状の突起部分である筋状突起部121~124は、この錐状突起120からそれぞれ四辺111A~111Dの中央に向けて延伸している。
錐状突起部120、及び、筋状突起部121~124は、実施例1にて説明したマルチハンドパッド1における第1の溝21及び第2の溝22に嵌合可能な形状となっている。
具体的には、第1,3の筋状突起部121,123が第1の溝21に嵌合し、第2,4の筋状突起部122,124が第2の溝22に嵌合し、錐状突起部120は、マルチハンドパッド1の中央位置Oにおける第1の溝21と第2の溝22との交差部分に嵌合する。
また、第1の側面111の反対側の側面である第2の側面112にも、第1の側面111と同様にして、錐状突起部130、及び、第5~8の筋状突起部125~128が形成されている。
四角錐状の突起部分である錐状突起部130は、第2の側面112の中央位置O2′に形成されている。断面形状が三角形の筋状の突起部分である筋状突起部125~128は、この錐状突起130からそれぞれ四辺112A~112Dの中央に向けて延伸している。
錐状突起部130、及び、筋状突起部125~128は、実施例1にて説明したマルチハンドパッド1における第1の溝21及び第2の溝22に嵌合可能な形状となっている。
具体的には、第5,7の筋状突起部125,127が第1の溝21に嵌合し、第6,8の筋状突起部126,128が第2の溝22に嵌合し、錐状突起部130は、マルチハンドパッド1の中央位置Oにおける第1の溝21と第2の溝22との交差部分に嵌合する。
したがって、実施例1にて説明したように、爪10A及び爪10Bにそれぞれマルチハンドパッド1を固定させた状態で、爪10A及び爪10Bを開状態とし、両面ツールパッド101の第1の側面111及び第2の側面112を、各溝を各突起部に嵌合させるようにして挟むようにして、爪10A及び爪10Bを閉状態とすることで、両面ツールパッド101を把持することができる。
ここで、両面ツールパッド101の変形例である両面ツールパッド101′を図10,11に示す。両面ツールパッド101′は、両面ツールパッド101の各突起部に代えて、第1の側面111に第9,10の筋状突起部131,132を、第2の側面112に第11,12の筋状突起部133,134をそれぞれ設けている。
第9の筋状突起部131は、第1の側面111において、1つの辺111Aの中央から、辺111に平行する辺111Cの中央にかけて形成された、断面形状が三角形の筋状の突起部分である。
第10の筋状突起部132は、第1の側面111において、辺111Aに直交する辺111Bの中央から、辺111Bに平行する辺111Dの中央にかけて形成された、断面形状が三角形の筋状の突起部分である。第9の筋状突起131と第10の筋状突起132とは、第1の側面111の中央位置O′において直交している。
第11の筋状突起部133は、第2の側面112において、1つの辺112Aの中央から、辺112に平行する辺112Cの中央にかけて形成された、断面形状が三角形の筋状の突起部分である。
第12の筋状突起部134は、第2の側面111において、辺112Aに直交する辺112Bの中央から、辺112Bに平行する辺112Dの中央にかけて形成された、断面形状が三角形の筋状の突起部分である。第11の筋状突起133と第12の筋状突起134とは、第1の側面111の中央位置O2′において直交している。
すなわち、本実施例に係る両面ツールパッド101(101′)の第1の側面111及び第2の側面112は、マルチハンドパッド1のオモテ面11と嵌合する形状であればよく、特に本発明の形状が限定されるものではない。
また図7,8に示すように、第3の側面113にはねじ孔141~144が形成されており、底面114にはねじ孔145,146が形成されている。
これにより本実施例に係る両面ツールパッド101(101′)は、図示しないねじを用いることで、第3の側面113又は底面114(つまり第1,2の側面111,112以外の面)を当接させるようにして対象物に固定することが可能となっている。また、その他の側面や上面を当接させるようにして対象物に固定可能としてもよい。以下ではこれらの固定時に対象物に当接させる面を総じて固定面と呼称するものとする。
両面ツールパッド101(101′)の材質は、金属、樹脂、セラミック等、切削・研磨・ワイヤーカット加工等で加工可能な物であれば、用途に合わせて変更可能である。
本実施例に係る両面ツールパッドを用いたロボットアームの使用方法については、まず事前準備として、対象物に対して固定面を当接させて両面ツールパッド101(101′)を固定した状態とし、実施例1で説明したように2つのマルチハンドパッド1をグリッパ10の爪10A及び爪10Bに固定した状態とする。
そして、グリッパ10(爪10A及び爪10B)を開状態とし、両面ツールパッド101(101′)の第1の側面111及び第2の側面112を、各溝を各突起部に嵌合させるようにして挟むようにして、グリッパ10(爪10A及び爪10B)を閉状態とすることで、図15に示すように両面ツールパッド101を把持することができ、これにより、両面ツールパッド101(101′)が取り付けられた対象物P(カメラ等)を持ち上げることができる。
本実施例によれば、マルチハンドパッド1を固定したグリッパ10の爪10A及び爪10Bで把持する対象が両面ツールパッド101(101′)であり、この両面ツールパッド101(101′)を対象物に固定しておくことで対象物を持ち上げるので、実施例1に比べてさらに、対象物の形状を問わず安定して把持することが可能となる。これにより、電動ドライバー、溶接トーチ、あるいは検査カメラ等、様々な形状のものをグリッパ10で把持することができる。
本実施例によれば、両面ツールパッド101(101′)をツールや搬送トレーに取り付けることで、1台のロボットアームで、製品の取り出しから加工、検査、トレー搬入、トレー片付け等までの一連の工程を、段取り変え不要で、ロボットプログラムのみで対応することが可能となる。
本実施例によれば、両面ツールパッド101(101′)を吸着治具に固定すれば、ロボットアームで掴むべき部品と吸着搬送が必要な部品を段取り変え無しで対応することができる(通常は高価なロボット用ツールチェンジャーを用意し、ハンドも用途ごとに用意する必要がある)。これによりコストダウンを実現することができる。
また、本実施例によれば、両面ツールパッド101(101′)の大きさや厚みを変更することで様々な大きさのロボットアームに対応することができる。
[実施例3]
本実施例に係る片面ツールパッド201は、実施例1に係るマルチハンドパッド群と組み合わせて使用するものである。
図12~14に示すように、片面ツールパッド201は略直方体形状であり、第1の側面211に、錐状突起部220、及び、第13~16の筋状突起部221~224が形成されている。
四角錐状の突起部分である錐状突起部220は、第1の側面211の中央位置O′′に形成されている。断面形状が三角形の筋状の突起部分である筋状突起部221~224は、この錐状突起部220からそれぞれ四辺211A~211Dの中央に向けて延伸している。
錐状突起部220、及び、筋状突起部221~224は、実施例1にて説明したマルチハンドパッド1における第1の溝21及び第2の溝22に嵌合可能な形状となっている。
具体的には、第1,3の筋状突起部221,223が第1の溝21に嵌合し、第2,4の筋状突起部222,224が第2の溝22に嵌合し、錐状突起部220は、マルチハンドパッド1の中央位置Oにおける第1の溝21と第2の溝22との交差部分に嵌合する。
また、片面ツールパッド201における第1の側面211の反対側の側面である第2の側面212については、突起等が設けられておらず、平坦な面となっている。
したがって、実施例1にて説明したように、爪10A及び爪10Bにそれぞれマルチハンドパッド1を固定させた状態で、グリッパ10(爪10A及び爪10B)を開状態とし、一方のマルチハンドパッド1の各溝部を片面ツールパッド201の第1の側面211の各突起部に嵌合させた状態で、第1の側面211及び第2の側面212を挟むようにして、グリッパ10(爪10A及び爪10B)を閉状態とすることで、片面ツールパッド201を把持することができる(平坦な面である第2の側面212は、他方のマルチハンドパッド1の溝部と嵌合状態とはならない)。
ただし、実施例2の図11で両面ツールパッド101の変形例である両面ツールパッド101′を説明したように、本実施例に係る片面ツールパッド201もまた、第1の側面211は、マルチハンドパッド1のオモテ面11と嵌合する形状であればよく、特に本発明の形状が限定されるものではない。
また図12に示すように、第1の側面211から第2の側面222にかけて貫通するようにしてねじ孔241~244が形成されている。ねじ孔241~244は、各突起部と重複しない位置に形成されるのが好ましい。
これにより本実施例に係る片面ツールパッド201は、図示しないねじを用いることで、第2の側面212を当接させるようにして対象物に固定することが可能となっている。ここでの対象物は薄い板状を想定している。
なお、片面ツールパッド201の材質は、金属、樹脂、セラミック等、切削・研磨・ワイヤーカット加工等で加工可能な物であれば、用途に合わせて変更可能である。
本実施例に係る片面ツールパッドを用いたロボットアームの使用方法については、まず事前準備として、対象物に対して第2の側面212を当接させて片面ツールパッド201を固定した状態とし、実施例1で説明したように2つのマルチハンドパッド1をグリッパ10の爪10A及び爪10Bに固定した状態とする。
そして、グリッパ10(爪10A及び爪10B)を開状態とし、一方のマルチハンドパッド1の各溝部を片面ツールパッド201の第1の側面211の各突起部に嵌合させた状態で、第1の側面211、及び、第2の側面212側に固定された対象物を挟むようにして、グリッパ10(爪10A及び爪10B)を閉状態とすることで、図16に示すように片面ツールパッド201及び対象物P2を把持し、対象物P2を持ち上げることができる。
また、本実施例に係る片面ツールパッドを用いたロボットアームの他の使用方法について説明する。他の使用方法については、対象物が大きい場合あるいは重い場合に適用するのが好ましい。
まず事前準備として、片面ツールパッド201を2つ用意する(これを本実施例に係る片面ツールパッド群と呼称する)。一方の片面ツールパッド201については、対象物の1つの面に対して第2の側面212を当接させて対象物に固定した状態とする。また、他方の片面ツールパッド201については、対象物における上記1つの面と反対側の面に対して第2の側面212を当接させて対象物に固定した状態とする。
さらに、実施例1で説明したように2つのマルチハンドパッド1をグリッパ10の爪10A及び爪10Bに固定した状態とする。
そして、グリッパ10(爪10A及び爪10B)を開状態とし、一方のマルチハンドパッド1の各溝部を一方の片面ツールパッド201の第1の側面211の各突起部に嵌合させるとともに、他方のマルチハンドパッド1の各溝部を他方の片面ツールパッド201の第1の側面211の各突起部に嵌合させた状態で、2つの片面ツールパッド201、及び、その中央に固定された対象物を挟むようにして、グリッパ10(爪10A及び爪10B)を閉状態とすることで、図17に示すように、2つの片面ツールパッド201、及び、対象物P3を把持し、対象物P3を持ち上げることができる。
なお、本実施例に係る片面ツールパッド群は、片面ツールパッド201を2つ以上備えるものとし、状況に応じて使用する片面ツールパッド201の個数を変更してもよい。
本実施例によれば、実施例2に比べて汎用性を向上することができる。
以上、各実施例を用いて説明した、本発明に係るマルチハンドパッド、マルチハンドパッド群、両面ツールパッド、片面ツールパッド、及び、片面ツールパッド群は、ロボットアームに用いられるアタッチメントとして最も好適である。しかし、本発明に係るマルチハンドパッド、及び、マルチハンドパッド群を、ロボットアーム以外の様々な把持具における把持部分に取り付けるようにして用いてもよい。換言すれば、マルチハンドパッド1を、各種把持具における把持部分に固定されるマルチハンドパッドであって、互いに交差する第1の溝21及び第2の溝22が形成されるオモテ面11と、オモテ面11の反対側の面であるウラ面12とを備え、この把持部分に対してウラ面12が当接するようにして固定されるものとしてもよい。
本発明は、ロボットアームに設けられるアタッチメントとして好適である。
1 マルチハンドパッド
10 グリッパ
10A,10B 爪
10C レール
11 オモテ面
11A~11D 辺
12 ウラ面
21 第1の溝
22 第2の溝
23~26,51~58,61~68 ねじ孔
101,101′ 両面ツールパッド
111 第1の側面
111A~111D,112A~112D 辺
112 第2の側面
113 第3の側面
114 底面
120,130 錐状突起部
121~128,131~134 筋状突起部
141~144 ねじ孔
201 片面ツールパッド
211 第1の側面
212 第2の側面
220 錐状突起部
221~224 筋状突起部
241~244 ねじ孔

Claims (7)

  1. ロボットアームにおけるグリッパの爪に固定されるマルチハンドパッドであって、
    互いに交差する第1の溝及び第2の溝が形成されるオモテ面と、
    前記オモテ面の反対側の面であるウラ面とを備え、
    前記爪に対して前記ウラ面が当接するようにして固定される
    ことを特徴とするマルチハンドパッド。
  2. 把持具における把持部分に固定されるマルチハンドパッドであって、
    互いに交差する第1の溝及び第2の溝が形成されるオモテ面と、
    前記オモテ面の反対側の面であるウラ面とを備え、
    前記把持部分に対して前記ウラ面が当接するようにして固定される
    ことを特徴とするマルチハンドパッド。
  3. 前記第1の溝及び前記第2の溝は、前記オモテ面における中央位置において直交するようにして形成される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチハンドパッド。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のマルチハンドパッドを2つ以上備える
    ことを特徴とするマルチハンドパッド群。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載のマルチハンドパッドにおける前記第1の溝及び前記第2の溝に嵌合可能な突起部が形成される第1の側面と、
    前記第1の側面の反対側の側面であって、前記突起部が形成される第2の側面と、
    対象物に固定可能な固定面とを備える
    ことを特徴とする両面ツールパッド。
  6. 請求項1から3のいずれか1項に記載のマルチハンドパッドにおける前記第1の溝及び前記第2の溝に嵌合可能な突起部が形成される第1の側面と、
    前記第1の側面の反対側の側面である第2の側面とを備え、
    対象物に対して前記第2の側面が当接するようにして固定される
    ことを特徴とする片面ツールパッド。
  7. 請求項1から3のいずれか1項に記載のマルチハンドパッドにおける前記第1の溝及び前記第2の溝に嵌合可能な突起部が形成される第1の側面と、
    前記第1の側面の反対側の側面である第2の側面とを備え、
    対象物に対して前記第2の側面が当接するようにして固定される片面ツールパッドを、2つ以上備える
    ことを特徴とする片面ツールパッド群。
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