JP2023136669A - PCaコンクリート手摺の取付方法 - Google Patents

PCaコンクリート手摺の取付方法 Download PDF

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滋之 野村
Shigeyuki Nomura
和浩 奥田
Kazuhiro Okuda
徹弥 杉山
Tetsuya Sugiyama
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Abstract

【課題】インクサポートを撤去した状態で床コンクリートが打設できて、その結果コンクリートの打ち残し部が発生しないPCaコンクリート手摺の取付方法を提供する。【解決手段】スラブ14の端部14aにPCaコンクリート手摺11を取り付け、PCaコンクリート手摺からスラブに渡ってインクサポート13を取り付けてPCaコンクリート手摺の精度調整をおこない、PCaコンクリート手摺とスラブとの金物溶接を行ってPCaコンクリート手摺をスラブに固定し、PCaコンクリート手摺の下部側にアングル部材22を取り付け、スラブの下部に設けられた大梁23下フランジ24に壁つなぎ用金物25を取り付け、壁つなぎ用金物とアングル部材とを連結固定し、インクサポートを撤去し、スラブに床コンクリートを打設することである。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄筋コンクリート構造又は鉄骨構造におけるPCaコンクリート手摺の取付方法に関するものである。
従来、鉄筋コンクリート構造又は鉄骨構造におけるPCaコンクリート手摺の取付方法においては、図7に示すように、PCaコンクリート手摺1から床部2に渡ってインクサポート3を取り付けた状態で床コンクリート4を打設している。
図7に示す符号5は、スロープ床の真空工法仕上げに際して形成されるリング部を示し、符号6は、床部2に生じるコンクリートの打ち残し部(いわゆるダメ)を示し、符号7は、床部2に設けたインクサポート3の取付金具を示す。
なお、特開平6-129103号公報には、PCaコンクリート手摺壁構造の発明とその施工手順が開示されていると共に、PCaコンクリート手摺から床部に渡って取り付けられたインクサポートが開示されている(特許文献1参照)。
特開平6-129103号公報(図3(C)参照)
従来の鉄筋コンクリート構造又は鉄骨構造におけるPCaコンクリート手摺の取付方法においては、上述のように、インクサポート3を取り付けた状態で床コンクリート4を打設するので、床部2にコンクリートの打ち残し部6が生じてしまう(図7参照)。
この場合は、インクサポート3を撤去した後に、打ち残し部6に再びコンクリートを打設する必要があり、二重手間であって作業能率が悪いだけでなく、美観上も好ましくないという問題点を有している。
また、スロープ床の真空工法仕上げに際しては、インクサポート3が邪魔になって、床仕上げ作業がおこなえないという問題点を有している。
従って、従来の鉄筋コンクリート構造又は鉄骨構造におけるPCaコンクリート手摺の取付方法においては、床コンクリート4を打設する際に、床部2にコンクリートの打ち残し部6を生じさせないこと、及びスロープ床の真空工法仕上げに際して、床仕上げコンクリートの打設作業を円滑におこなうことに解決しなければならない課題を有している。
前記従来例の課題を解決するための本発明の要旨は、鉄筋コンクリート構造又は鉄骨構造におけるPCaコンクリート手摺の取付方法において、スラブの端部に沿ってPCaコンクリート手摺を取り付け、前記PCaコンクリート手摺から前記スラブに渡ってインクサポートを取り付けて前記PCaコンクリート手摺の精度調整をおこない、前記PCaコンクリート手摺と前記スラブとの金物溶接を行って前記PCaコンクリート手摺を前記スラブに固定し、前記PCaコンクリート手摺の下部側にアングル部材を取り付ける一方、前記スラブの下部に設けられた大梁の下フランジに壁つなぎ用金物を取り付け、該壁つなぎ用金物と前記アングル部材とを連結固定し、前記インクサポートを撤去し、前記スラブに床コンクリートを打設することである。
また、前記壁つなぎ用金物は、前記下フランジの両端を保持する保持部と、該保持部から延出するボルト部とを備え、前記アングル部材は、前記PCaコンクリート手摺の下部側にボルト止めするためのボルト止め用長孔と、前記ボルト部を挿入固定するための固定用長孔とを備えること、;
を含むものである。
本発明に係るPCaコンクリート手摺の取付方法によれば、PCaコンクリート手摺とスラブとの金物溶接を行ってPCaコンクリート手摺をスラブに固定する一方、PCaコンクリート手摺の下部側にアングル部材を取り付け、大梁の下フランジに壁つなぎ用金物を取り付け、壁つなぎ用金物とアングル部材とを連結固定することによって、PCaコンクリート手摺の設置状態を強固に維持できるので、床コンクリートを打設する前に、インクサポートを撤去できる。
従って、インクサポートを取り外した状態で床コンクリートを打設できるので、床部にコンクリートの打ち残し部が発生しない。つまり、従来例のように打ち残し部に再びコンクリートを打設する必要がなく、作業能率が向上して、美観上も良好である。
また、スロープ床で真空工法仕上げの際には、インクサポートが邪魔にならないので、床仕上げコンクリートの打設作業が効率的におこなえるという種々の優れた効果を奏する。
また、壁つなぎ用金物は、下フランジの両端を保持する保持部と、該保持部から延出するボルト部とを備え、アングル部材は、PCaコンクリート手摺の下部側にボルト止めするためのボルト止め用長孔と、ボルト部を挿入固定するための固定用長孔とを備えることによって、PCaコンクリート手摺の下部側にアングル部材を取り付け、大梁の下フランジに壁つなぎ用金物を取り付けて、壁つなぎ用金物とアングル部材とを強固に連結固定することができるという優れた効果を奏する。
本発明のPCaコンクリート手摺の取付方法に係るPCaコンクリート手摺及びスラブの縦断面図である。 スラブの端部及びアングル部材を示す正面図である。 図2のA-A線断面図である。 図2のB-B線断面図である。 (イ)アングル部材の側面図である。(ロ)アングル部材の正面図である。 壁つなぎ用金物の斜視図である。 インクサポートを取り付けた状態でコンクリートを打設した従来例に係る床部の斜視図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明は、図1に示すように、鉄筋コンクリート構造又は鉄骨構造におけるPCaコンクリート手摺11の取付方法に関して、床コンクリート12(図3参照)を打設する前にインクサポート13の撤去が可能であり、その結果、コンクリートの打ち残し部6(図7参照)が発生しない、PCaコンクリート手摺の取付方法に関するものである。つまり、インクサポート13を取り外した状態で床コンクリート12が打設できる。
まず、図1から図3に示すように、スラブ14の端部14aに沿ってPCaコンクリート手摺11を取り付ける。この場合、スラブ14の端部14a近傍に設けたL形鋼15と角座金16とにボルト17を挿入すると共に、当該ボルト17をPCaコンクリート手摺11の脱型用インサート18に対して螺着する。
なお、図2及び図4に示す符号19は、レベル調整用ボルトを示し、このレベル調整用ボルト19により、PCaコンクリート手摺11の高さレベルの調整をおこなう。
そして、図1に示すように、PCaコンクリート手摺11の上方からスラブ14に渡ってインクサポート13を取り付け、PCaコンクリート手摺11の垂直角度等の精度調整をおこなう。
インクサポート13の取り付けは、PCaコンクリート手摺11の上方に有する脱型用インサート20にリング部21aを備える取付ボルト21を螺着すると共に、リング部21aにインクサポート13の一端部13aを取り付ける。その一方、スラブ14の下部に有する床デッキプレート34の上にインクサポート13の他端部13bを仮固定する。
次に、PCaコンクリート手摺11とスラブ14との金物溶接を行って、PCaコンクリート手摺11をスラブ12に固定する。金物溶接は、具体的には、図1から図3に示すように、L形鋼15と角座金16とを溶接することにより、PCaコンクリート手摺11とスラブ14とを強固に固定するのである。図2に示す符号35は、L形鋼15と角座金16との溶接位置を示す。
さらに、図3に示すように、PCaコンクリート手摺11の下部側にアングル部材22を取り付ける。その一方、スラブ14の下部に設けられた大梁23の下フランジ24に壁つなぎ用金物25を取り付けて、この壁つなぎ用金物25とアングル部材22とを連結固定する。
アングル部材22は、図5(イ)(ロ)に示すように、2枚のL形鋼を連結させた形状であり、一方の取付面22aには、PCaコンクリート手摺11にボルト26止めするためのボルト止め用長孔27が設けられており、他方の取付面22bには、後述するボルト部31を挿入固定するための固定用長孔28が、所定の間隔を開けて2箇所に設けられている。なお、図5(イ)(ロ)中の符号29は、補強用のリブを示す。
壁つなぎ用金物25は、図6及び図3に示すように、スラブ14の下部に設けられた大梁23の下フランジ24の両端部を挟んだ状態で保持する保持部30を有する。保持部30は、一対の保持片30aが、対向した状態で設けられている。また、保持部30から所用長さ延出するボルト部31が設けられている。
このような構成の壁つなぎ用金物25は、図3に示すように、保持部30の保持片30aを下フランジ24の両端を挟んだ状態に保持させて、ボルト部31を延出した状態に位置させる。
また、アングル部材22は、一方の取付面22aをPCaコンクリート手摺11の下部側の脱型用インサート33に当接させ、ボルト26をボルト止め用長孔27を挿通させて、脱型用インサート33に螺着する。
そして、他方の取付面22bの固定用長孔28にボルト部31を螺着して壁つなぎ用金物25とアングル部材22とを強固に連結固定する。
なお、一つのアングル部材22に対して、二つの壁つなぎ用金物25を取り付けるものであり、2箇所の固定用長孔28には、それぞれの壁つなぎ用金物25のボルト部31が螺着される。
そして、1枚のPCaコンクリート手摺11に対して、両側の2箇所で下フランジ24との連結固定をおこなうものである。
これらの手順を経ることによって、PCaコンクリート手摺11の設置状態を強固に維持できるので、インクサポート13の撤去が可能である。このように、インクサポート13を取り外した状態でスラブ14に床コンクリート12を打設する(図3参照)。
本発明に係るPCaコンクリート手摺の取付方法によれば、PCaコンクリート手摺11とスラブ14との金物溶接をおこなってPCaコンクリート手摺11をスラブ14に固定する一方、PCaコンクリート手摺11の下部側にアングル部材22を取り付け、大梁23の下フランジ24に壁つなぎ用金物25を取り付け、壁つなぎ用金物25とアングル部材22とを連結固定することによって、PCaコンクリート手摺11の設置状態を強固に維持できるので、床コンクリート12を打設する前に、インクサポート13を撤去できる。
従って、インクサポート13を取り外した状態で床コンクリート12を打設できるので、床部にコンクリートの打ち残し部が発生しない。つまり、上述した従来例のように打ち残し部に再びコンクリートを打設する必要がないので、作業能率が向上して、美観上も良好である。
また、スロープ床で真空工法仕上げの際には、インクサポート13が邪魔にならないので、床仕上げ作業が効率的におこなえる。
1 PCaコンクリート手摺
2 床部
3 インクサポート
4 床コンクリート
5 リング部
6 コンクリートの打ち残し部
7 取付金具
11 PCaコンクリート手摺
12 床コンクリート
13 インクサポート
13a 一端部
13b 他端部
14 スラブ
14a 端部
15 L形鋼
16 角座金
17 ボルト
18 脱型用インサート
19 レベル調整用ボルト
20 脱型用インサート
21 取付ボルト
21a リング部
22 アングル部材
22a 一方の取付面
22b 他方の取付面
23 大梁
24 下フランジ
25 壁つなぎ用金物
26 ボルト
27 ボルト止め用長孔
28 固定用長孔
29 補強用のリブ
30 保持部
30a 保持片
31 ボルト部
33 脱型用インサート
34 床デッキプレート
35 溶接位置

Claims (2)

  1. 鉄筋コンクリート構造又は鉄骨構造におけるPCaコンクリート手摺の取付方法において、
    スラブの端部に沿ってPCaコンクリート手摺を取り付け、
    前記PCaコンクリート手摺から前記スラブに渡ってインクサポートを取り付けて前記PCaコンクリート手摺の精度調整をおこない、
    前記PCaコンクリート手摺と前記スラブとの金物溶接を行って前記PCaコンクリート手摺を前記スラブに固定し、
    前記PCaコンクリート手摺の下部側にアングル部材を取り付ける一方、前記スラブの下部に設けられた大梁の下フランジに壁つなぎ用金物を取り付け、該壁つなぎ用金物と前記アングル部材とを連結固定し、
    前記インクサポートを撤去し、
    前記スラブに床コンクリートを打設すること
    を特徴とするPCaコンクリート手摺の取付方法。
  2. 前記壁つなぎ用金物は、前記下フランジの両端を保持する保持部と、該保持部から延出するボルト部とを備え、
    前記アングル部材は、前記PCaコンクリート手摺の下部側にボルト止めするためのボルト止め用長孔と、前記ボルト部を挿入固定するための固定用長孔とを備えること
    を特徴とする請求項1に記載のPCaコンクリート手摺の取付方法。
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