JP2023135956A - ウェーハの再生方法 - Google Patents

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Aki Takahashi
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Kokusei Ishi
文 中村
Fumi Nakamura
賢哉 甲斐
Masaya Kai
裕輔 大山
Yusuke Oyama
達明 坂井
Tatsuaki Sakai
修 長井
Osamu Nagai
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Abstract

【課題】ウェーハに形成されている膜を、研削によって良好に除去する。【解決手段】厚み測定器82を用いて、膜103を通してウェーハ100の厚みを測定しながら膜103を研削し始め、厚み測定器82による測定値が減じ始めたら、膜103が除去されたと判断して、研削を終了する。したがって、膜103の厚みが不明な場合であっても、ウェーハ100に膜103が残存してしまうこと、および、ウェーハ100の上面101を過度に研削してしまうことを抑制しながら、研削によって、ウェーハ100から膜103を良好に除去することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、ウェーハの再生方法に関する。
ウェーハに形成されるデバイスは、ウェーハ上面に、絶縁膜、導電性膜、および半導体膜などの薄膜を含むように構成されている。このような薄膜は、例えば、化学的気相成長法(CVD:Chemical Vapor Deposition)によって形成される。
デバイスを形成する際には、まず、テスト用ウェーハに薄膜を試験的に形成し、デバイスの形成に適した成膜条件の選定が行われる。その選定された成膜条件で、製品ウェーハの成膜が行われる。
このテスト用ウェーハは、成膜条件の選定のための、回路を含まない膜のみが形成されたウェーハであり、テスト後に廃棄されている。
これに関し、コスト削減のため、特許文献1に開示のように、研磨によって膜を除去してテスト用ウェーハを再生する技術がある。しかし、膜が厚い場合には、膜の除去に時間がかかるという問題がある。そのため、特許文献2に開示の技術では、研削によって膜を除去している。
特開2021-002606号公報 特開2020-061515号公報
しかし、特許文献2の技術では、予め設定した量を研削しているので、膜の厚みが不明のとき、膜だけでなくウェーハをも研削してウェーハを薄くしてしまい、ウェーハを再利用することが困難となることがある。あるいは、膜が残ってしまい、再び研削を実施する必要が生じて、再生のために多くの時間を必要とすることもある。
したがって、本発明の目的は、ウェーハに形成されている膜を、研削によって良好に除去することにある。
本発明の第1のウェーハの再生方法(第1再生方法)は、上面に膜を有するウェーハの下面を研削装置のチャックテーブルによって保持し、該研削装置の研削砥石によって該膜を研削して除去することによりウェーハを再生するウェーハの再生方法であって、該研削装置は、該ウェーハの上方から該膜および該ウェーハに対して透過性の波長を有する測定光を照射して、該膜を通して該ウェーハの上面で反射した上面反射光と、該膜および該ウェーハを通して該ウェーハの下面で反射した下面反射光とを受光し、分光干渉によって該ウェーハの厚みを測定する非接触厚み測定器を備え、該非接触厚み測定器を用いて、該膜を通して該ウェーハの厚みを測定しながら該膜を研削し始め、該非接触厚み測定器による測定値が減じ始めたら研削を終了する。
本発明の第2のウェーハの再生方法(第2再生方法)は、上面に膜を有するウェーハの下面を研削装置のチャックテーブルによって保持し、該研削装置の研削砥石によって該膜を研削して除去することによりウェーハを再生するウェーハの再生方法であって、該研削装置は、該ウェーハの上方から該膜によって遮光され該ウェーハに対して透過性の波長を有する測定光を照射して、該ウェーハの上面で反射した上面反射光と、該ウェーハを透過して該ウェーハの下面で反射した下面反射光とを受光し、分光干渉によって該ウェーハの厚みを測定する非接触厚み測定器を備え、該膜が該測定光を遮光することで、該非接触厚み測定器がウェーハの厚みを測定できない状態から該膜を研削し始め、該非接触厚み測定器がウェーハの厚みを測定可能になったら研削を終了する。
本発明の第3のウェーハの再生方法(第3再生方法)は、上面に膜を有するウェーハの下面を研削装置のチャックテーブルによって保持し、該研削装置の研削砥石によって該膜を研削して除去することによりウェーハを再生するウェーハの再生方法であって、該研削装置は、該ウェーハの上方から該膜に対して透過性の波長を有し該ウェーハに対して遮光性の波長を有する測定光を照射して、該膜を通して該ウェーハの上面で反射した上面反射光を受光し、三角測距または分光干渉によって該ウェーハの上面高さを測定する非接触上面高さ測定器を備え、該非接触上面高さ測定器を用いて、該膜を通して該ウェーハの上面高さを測定しながら該膜を研削し始め、該非接触上面高さ測定器による測定値が減じ始めたら研削を終了する。
第1再生方法、第2再生方法あるいは第3再生方法では、該研削装置は、該チャックテーブルに保持された該ウェーハの該膜の高さを測定する高さ測定器を備えてもよく、該高さ測定器で該ウェーハの該膜の高さを測定し、該高さ測定器が測定した高さに応じた高さに該研削砥石の下面を位置づけ該膜の研削を開始してもよい。
第1再生方法では、厚み測定器を用いて、膜を通してウェーハの厚みを測定しながら膜を研削し始め、厚み測定器による測定値が減じ始めたら、膜が除去されたと判断して、研削を終了する。したがって、膜の厚みが不明な場合であっても、ウェーハに膜が残存してしまうこと、および、ウェーハを過度に研削してしまうことを抑制しながら、研削によって、ウェーハから膜を良好に除去することができる。
また、第2再生方法では、膜が厚み測定器の測定光を遮光することで厚み測定器がウェーハの厚みを測定できない状態から膜を研削し始め、厚み測定器がウェーハの厚みを測定可能になったら、膜が除去されたと判断して、研削を終了する。したがって、膜の厚みが不明な場合であっても、ウェーハに膜が残存してしまうこと、および、ウェーハの上面を過度に研削してしまうことを抑制しながら、研削によって、ウェーハから膜を良好に除去することができる。
また、第3再生方法では、非接触上面高さ測定器を用いて、膜を通してウェーハの上面高さを測定しながら膜を研削し始め、非接触上面高さ測定器による測定値が減じ始めたら、膜が除去されたと判断して、研削を終了する。したがって、膜の厚みが不明な場合であっても、ウェーハに膜が残存してしまうこと、および、ウェーハを過度に研削してしまうことを抑制しながら、研削によって、ウェーハから膜を良好に除去することができる。
研削装置の構成を示す斜視図である。 ワーク保持機構の構成を示す説明図である。 ワーク保持機構の構成を示す説明図である。 非接触上面高さ測定器の構成を示す説明図である。 非接触上面高さ測定器の他の構成を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる研削装置1は、被研削物としてのウェーハ100を研削するための装置である。ウェーハ100は、たとえばテスト用の半導体ウェーハであり、上面101および下面102を有している。ウェーハ100は、上面101に膜103を有している。この膜103は、成膜条件の選定のためのテストにおいて、ウェーハ100に形成されたものである。ウェーハ100は、研削装置1において膜103が除去されることにより再生される。
図1に示すように、研削装置1は、直方体状の基台10、上方に延びるコラム11、および、研削装置1の各部材を制御する制御部7を備えている。
基台10の上面側には、開口部13が設けられている。そして、開口部13内には、ウェーハ保持機構30が配置されている。ウェーハ保持機構30は、ウェーハ100を保持するための保持面22を有するチャックテーブル20を有している。
さらに、ウェーハ保持機構30は、図2に示すように、チャックテーブル20を支持するテーブル基台55、チャックテーブル20およびテーブル基台55を回転させるテーブル回転機構50、および、チャックテーブル20の傾きを調整する傾き調整機構40を含んでいる。
図2に示すように、チャックテーブル20は、円板状のポーラス部材21と、ポーラス部材21の上面が露出するようにポーラス部材21を収容する枠体23と、を備えている。ポーラス部材21の上面は、ウェーハ100を吸引保持する保持面22である。保持面22は、中心を頂点とする円錐状の面として形成されており、図示しない吸引源に連通されることにより、ウェーハ100を吸引保持する。枠体23の上面である枠体面24は、保持面22に面一に形成されている。
チャックテーブル20の下方には、チャックテーブル20を支持するテーブル基台55が設けられている。そして、テーブル基台55の下方に、テーブル基台55を回転可能に支持するテーブル回転機構50が配設されている。
図2に示すように、テーブル回転機構50は、モータ521、モータ521に取り付けられた主動プーリ522、主動プーリ522に対して無端ベルト523を介して接続されている従動プーリ524、従動プーリ524の下方に配されたロータリジョイント525を備えている。モータ521は、固定部材526を介して、後述する環状部材45に取り付けられている。従動プーリ524は、テーブル基台55の下部の細径部分に支持されている。ロータリジョイント525は、吸引源と保持面22とを接続するために用いられる。
テーブル回転機構50では、モータ521が主動プーリ522を回転駆動することで、無端ベルト523および従動プーリ524が回転する。その結果、テーブル基台55およびチャックテーブル20が、保持面22の回転軸221を中心に、矢印502に示すように回転される。
また、テーブル基台55の周囲には、チャックテーブル20の保持面22の傾きを調整する傾き調整機構40が備えられている。
傾き調整機構40は、チャックテーブル20の下方に配置されてテーブル回転機構50を囲む開口部412を有する内部ベース41、内部ベース41を貫通する傾き調整シャフト42、内部ベース41に固定されている固定シャフト43、および、環状部材45を備えている。
環状部材45は、ベアリングを含む連結部46を介して、テーブル基台55を囲むように、テーブル基台55を回転可能に支持している。
固定シャフト43は、その上端が環状部材45の下面に固定されているとともに、その下端が内部ベース41の上面に固定されている。
傾き調整シャフト42は、内部ベース41に形成されたZ軸方向に延びる貫通孔411を貫通するように設けられている。また、傾き調整シャフト42の上端側には、雄ネジ421が形成されている。
また、環状部材45における傾き調整シャフト42に対応する部分には、貫通孔450が形成されている。貫通孔450には、傾き調整シャフト42の雄ネジ421に対応する形状の雌ネジ451が形成されている。
傾き調整シャフト42は、この貫通孔450に挿入されて、その雄ネジ421が貫通孔450の雌ネジ451に螺合した状態で、環状部材45を支持している。
傾き調整機構40は、さらに、傾き調整シャフト42を回転駆動する駆動部48、および、駆動部48を内部ベース41の下面に固定する固定部材47を備えている。駆動部48が傾き調整シャフト42を回転駆動することにより、環状部材45における傾き調整シャフト42が挿入されている貫通孔450の形成部分(図2における+Y方向側)が、Z軸方向に沿って昇降移動する。これにより、環状部材45に支持されているテーブル基台55、および、テーブル基台55に支持されているチャックテーブル20の+Y方向側も、Z軸方向に沿って昇降移動する。これにより、チャックテーブル20の保持面22の傾きが調整される。
本実施形態では、傾き調整機構40には、2本の傾き調整シャフト42(1本は図示せず)および1本の固定シャフト43が備えられており、一方あるいは両方の傾き調整シャフト42が回転駆動されることにより、チャックテーブル20の保持面22の傾きが調整される。これら2本の傾き調整シャフト42および1本の固定シャフト43は、たとえば、保持面22の中心を中心として、120度の間隔で、内部ベース41に設けられている。
なお、傾き調整機構40は、1本の傾き調整シャフト42および2本の固定シャフト43を備え、1本の傾き調整シャフト42が回転駆動されることにより、チャックテーブル20の保持面22の傾きを調整されるように構成されていてもよい。あるいは、傾き調整機構40は、3本の傾き調整シャフト42を備え、いずれかの傾き調整シャフト42が回転駆動されることにより、チャックテーブル20の保持面22の傾きが調整されるように構成されていてもよい。
図1に示すように、チャックテーブル20の周囲には、チャックテーブル20とともにY軸方向に沿って移動されるカバー板39が設けられている。また、カバー板39には、Y軸方向に伸縮する蛇腹カバー12が連結されている。そして、ウェーハ保持機構30の下方には、図示しないY軸方向移動機構が配設されている。Y軸方向移動機構は、研削機構70に対して、ウェーハ保持機構30をY軸方向に移動させるものである。
また、基台10上の+Y方向側に立設されているコラム11には、ウェーハ100を研削する研削機構70、および、昇降機構60が設けられている。
昇降機構60は、研削機構70を、チャックテーブル20の保持面22に垂直な方向であるZ軸方向(研削送り方向)に移動させる。
昇降機構60は、Z軸方向に平行な一対のZ軸ガイドレール61、このZ軸ガイドレール61上をスライドするZ軸移動テーブル63、Z軸ガイドレール61と平行なZ軸ボールネジ62、Z軸モータ64、Z軸エンコーダ65、および、Z軸移動テーブル63に取り付けられたホルダ66を備えている。ホルダ66は、研削機構70を保持している。
Z軸移動テーブル63は、Z軸ガイドレール61にスライド可能に設置されている。Z軸移動テーブル63には、ナット部(図示せず)が固定されている。このナット部には、Z軸ボールネジ62が螺合されている。Z軸モータ64は、Z軸ボールネジ62の一端部に連結されている。
昇降機構60では、Z軸モータ64がZ軸ボールネジ62を回転させることにより、Z軸移動テーブル63が、Z軸ガイドレール61に沿って、Z軸方向に昇降移動する。これにより、Z軸移動テーブル63に取り付けられたホルダ66、および、ホルダ66に保持された研削機構70が、Z軸移動テーブル63とともにZ軸方向に昇降移動する。また、Z軸エンコーダ65が、Z軸モータ64の回転角度を検知することにより、昇降機構60によって昇降移動する研削機構70の後述する研削砥石77の高さを認識する。
研削機構70は、チャックテーブル20の保持面22に保持されたウェーハ100を研削砥石77によって研削する。図1に示すように、研削機構70は、ホルダ66に保持されているスピンドルハウジング71、研削砥石77を回転させるためのスピンドル72、スピンドル72を回転駆動するスピンドルモータ73、スピンドル72の下端に取り付けられたホイールマウント74、および、ホイールマウント74に支持された研削ホイール75を備えている。
スピンドル72は、チャックテーブル20の保持面22と直交するようにZ軸方向に沿って延伸しており、スピンドルハウジング71に回転可能に支持されている。スピンドルモータ73は、スピンドル72の上端側に連結されている。このスピンドルモータ73により、スピンドル72は、図2に示すように、Z軸方向に延びるスピンドル回転軸721を中心として、矢印503に示すように回転する。
図1および図2に示すように、ホイールマウント74は、円板状に形成されており、スピンドル72の下端に固定されている。ホイールマウント74は、研削ホイール75を支持している。
研削ホイール75は、外径がホイールマウント74の外径と略同径を有するように形成されている。研削ホイール75は、金属材料から形成された円環状のホイール基台76を含む。
ホイール基台76の下面には、全周にわたって、環状に配置された複数の研削砥石77が固定されている。研削砥石77は、その中心を通るスピンドル回転軸721を軸に、スピンドル72とともにスピンドルモータ73によって回転され、チャックテーブル20に保持されたウェーハ100の上面101、あるいは、この上面101に形成された膜103を研削する。
また、図1に示すように、基台10における開口部13の側部には、ウェーハ100の高さおよび厚さを測定する測定機構80が配設されている。
測定機構80は、ウェーハ100の高さを測定する高さ測定器81、ウェーハ100の厚みを測定する厚み測定器82、これら高さ測定器81および厚み測定器82を先端に支持しているアーム部83、および、アーム部83を支持して旋回させることの可能な支持部材84を有している。
高さ測定器81は、ウェーハ100の高さとして、ウェーハ100の上面101に形成されている膜103の高さを測定する。なお、ウェーハ100の上面101から膜103が除去されている場合、高さ測定器81は、ウェーハ100の高さとして、ウェーハ100における上面101の高さを測定する。
本実施形態では、高さ測定器81は、接触式の高さ測定器であり、接触子85(図2参照)を、その下方に位置するウェーハ100の上面101あるいは膜103に接触させて、その高さを測定する。
なお、高さ測定器81は、非接触式の高さ測定器であってもよく、たとえば、レーザー式あるいは音波式の高さ測定器であってもよい。
厚み測定器82は、チャックテーブル20に保持されたウェーハ100の厚みを測定するものである。厚み測定器82は、ウェーハ100の上方から、膜103およびウェーハ100に対して透過性の波長を有する測定光を照射して、膜103を通してウェーハ100の上面101で反射した上面反射光と、膜103およびウェーハ100を通してウェーハ100の下面102で反射した下面反射光とを受光し、分光干渉によってウェーハの厚みを測定する非接触厚み測定器である。このように、本実施形態では、厚み測定器82から照射される測定光は、膜103およびウェーハ100を透過する光である。
また、図1に示した制御部7は、制御プログラムに従って演算処理を行うCPU、および、メモリ等の記憶媒体等を備えている。制御部7は、研削装置1の上述した各部材を制御して、研削装置1の各構成要素を統括制御する。たとえば、制御部7は、研削装置1の上述した各部材を制御して、ウェーハ100から膜103を除去してウェーハ100を再生するウェーハ再生方法を実行する。
以下に、このウェーハ再生方法について説明する。このウェーハ再生方法は、上面101に膜103を有するウェーハ100の下面102を研削装置1のチャックテーブル20によって保持し、研削装置1の研削砥石77によって膜103を研削して除去することによりウェーハ100を再生する方法である。
[保持工程]
具体的には、まず、たとえば作業者あるいは図示しない搬送装置が、チャックテーブル20の保持面22に、下面102が下向きとなるようにウェーハ100を載置する。そして、制御部7が、図示しない吸引源を保持面22に連通させる。これにより、図2に示すように、ウェーハ100の上面101に形成されている膜103が上向きとなるように、ウェーハ100の下面102が保持面22によって保持される。
[研削工程]
次に、制御部7は、図示しないY軸方向移動機構によってウェーハ保持機構30におけるY軸方向の位置を調整することにより、ウェーハ保持機構30のチャックテーブル20を、研削機構70の下方の研削位置に配置する。その後、制御部7は、研削機構70のスピンドルモータ73(図1参照)により、スピンドル72とともに研削砥石77を回転させる。さらに、制御部7は、テーブル回転機構50(図2参照)により、ウェーハ100を保持しているチャックテーブル20を回転させる。
次に、制御部7は、図2に示すように、高さ測定器81の接触子85を膜103に接触させることにより、高さ測定器81によって、ウェーハ100の上面101に形成されている膜103の高さを測定する。
そして、制御部7は、昇降機構60を用いて研削機構70を下降させ、高さ測定器81が測定した高さに応じた高さ(たとえば、膜103の間近)に研削砥石77の下面を位置づけて、膜103の研削を開始する。たとえば、制御部7は、昇降機構60を用いて、比較的に高速の初期速度で研削機構70を下降させ、ウェーハ100における膜103の間近に研削砥石77の下面を位置づける。その後、制御部7は、昇降機構60を用いて、比較的に低速の研削速度で研削機構70を下降させて、膜103の研削を開始する。
また、この際、制御部7は、厚み測定器82を用いて、膜103を介したウェーハ100の厚み測定を実施する。すなわち、制御部7は、膜103を通してウェーハ100の厚みを測定しながら、膜103を研削し始める。
そして、制御部7は、厚み測定器82による厚み測定の測定値が減じ始めたら、図3に示すように、ウェーハ100から膜103が除去されて、ウェーハ100の上面101が研削され始めたと判断して、研削を終了する。
以上のように、本実施形態では、厚み測定器82を用いて、膜103を通してウェーハ100の厚みを測定しながら膜103を研削し始め、厚み測定器82による測定値が減じ始めたら、膜103が除去されたと判断して、研削を終了する。したがって、本実施形態では、膜103の厚みが不明な場合であっても、ウェーハ100に膜103が残存してしまうこと、および、ウェーハ100の上面101を過度に研削してしまうことを抑制しながら、研削によって、ウェーハ100から膜103を良好に除去することができる。
また、本実施形態では、高さ測定器81によって、ウェーハ100の上面101に形成されている膜103の高さを測定し、測定された高さに応じた高さ(膜103の間近)に研削砥石77の下面を位置づけてから、研削を開始している。したがって、研削砥石77の下面の高さが膜103の間近(直上)となるまで、研削砥石77を含む研削機構70を、比較的に高速で下降させることができる。これにより、研削工程にかかる時間を短縮することができる。
なお、ウェーハ100が回路を有している場合、厚み測定器82によって、ウェーハ100における回路の形成されていない部分の厚みを測定することが好ましい。これにより、ウェーハ100の厚みを、より正確に測定することが可能となる。
また、上述の実施形態では、制御部7は、厚み測定器82によるウェーハ100の厚み測定の測定値が減じ始めたら、ウェーハ100の上面101が研削され始めたと判断して、研削を終了している。これに代えて、制御部7は、厚み測定器82による厚み測定の測定値が減じ始めたら、予め設定した研削量(たとえば2~3μm)だけウェーハ100の上面101を研削した後、研削を終了してもよい。
また、制御部7は、膜103の研削の開始後、高さ測定器81による高さ測定を実施し続けてもよい。この場合、高さ測定器81の測定値が、当然に膜103が除去されていると判断できるくらい十分に低くなったにも関わらず、厚み測定器82によるウェーハ100の厚み測定の測定値が減じ始めないときには、制御部7は、高さ測定器81あるいは厚み測定器82に不具合が生じていると判断して、研削を停止してもよい。
この場合、制御部7は、高さ測定器81の測定値が十分に低くなったか否かの判断を、たとえば膜103の膜厚の概略値に基づいて実施することができる。膜103の膜厚の概略値は、たとえば作業者によって、図示しない入出力パネルを用いて研削装置1に予め設定されていてもよい。
また、上述した実施形態では、厚み測定器82から照射される測定光は、膜103およびウェーハ100を透過する光である。これに関し、厚み測定器82から照射される測定光は、ウェーハ100を透過する一方、膜103によって遮光される光であってもよい。すなわち、厚み測定器82は、ウェーハ100の上方から膜103によって遮光されウェーハ100に対して透過性の波長を有する測定光を照射して、ウェーハ100の上面101で反射した上面反射光と、ウェーハ100を透過してウェーハ100の下面102で反射した下面反射光とを受光し、分光干渉によって該ウェーハの厚みを測定する非接触厚み測定器であってもよい。
この場合のウェーハ再生方法も、上述した再生方法と同様に、上面101に膜103を有するウェーハ100の下面102を研削装置1のチャックテーブル20によって保持し、研削装置1の研削砥石77によって膜103を研削して除去することによりウェーハ100を再生する方法である。
この場合も、制御部7は、上述した保持工程を実施して、ウェーハ100を保持面22に保持させる。
その後、制御部7は、上述した研削工程と同様に、研削砥石77およびチャックテーブル20を回転させる。
すなわち、制御部7は、図2に示すように、高さ測定器81の接触子85を膜103に接触させることにより、高さ測定器81によって、ウェーハ100の上面101に形成されている膜103の高さを測定する。そして、制御部7は、昇降機構60を用いて研削機構70を下降させ、高さ測定器81が測定した高さに応じた高さ(たとえば膜103の間近)に研削砥石77の下面を位置づけて、膜103の研削を開始する。
また、この際、制御部7は、厚み測定器82を用いて、膜103を介したウェーハ100の厚み測定を実施する。なお、上述したように、厚み測定器82の測定光は、膜103によって遮光される。したがって、制御部7は、膜103が厚み測定器82の測定光を遮光することで、厚み測定器82がウェーハ100の厚みを測定できない状態から、膜103を研削し始める。
そして、厚み測定器82がウェーハ100の厚みを測定可能になったら、制御部7は、図3に示すように、ウェーハ100から膜103が除去されたと判断して、研削を終了する。
このように、厚み測定器82から照射される測定光が膜103によって遮光される光である場合、膜103が厚み測定器82の測定光を遮光することで厚み測定器82がウェーハ100の厚みを測定できない状態から膜103を研削し始め、厚み測定器82がウェーハ100の厚みを測定可能になったら研削を終了する。したがって、膜103の厚みが不明な場合であっても、ウェーハ100に膜103が残存してしまうこと、および、ウェーハ100の上面101を過度に研削してしまうことを抑制しながら、研削によって、ウェーハ100から膜103を良好に除去することができる。
また、この場合にも、制御部7は、膜103の研削の開始後、高さ測定器81による高さ測定を実施し続けてもよい。そして、高さ測定器81の測定値が、当然に膜103が除去されていると判断できるくらい十分に低くなったにも関わらず、厚み測定器82によるウェーハ100の厚み測定を実施できる状態にならないときには、制御部7は、高さ測定器81あるいは厚み測定器82に不具合が生じていると判断して、研削を停止してもよい。
また、上述した実施形態では、研削装置1が厚み測定器82を備えている。これに関し、研削装置1は、厚み測定器82に代えてあるいは加えて、非接触上面高さ測定器90を備えていてもよい(図1~図3参照)。非接触上面高さ測定器90は、チャックテーブル20に保持されたウェーハ100の上面101の高さである上面高さを測定するものである。
図4に示すように、非接触上面高さ測定器90は、三角測距を利用した反射型の測定器であり、発光素子91および受光素子92を有している。発光素子91は、ウェーハ100の上方から、ウェーハ100に向けて測定光L1を照射する。この測定光L1は、ウェーハ100の上面101に形成されている膜103を透過する一方、ウェーハ100によって遮光される波長の光である。
非接触上面高さ測定器90では、発光素子91からの測定光L1を、膜103を通してウェーハ100の上面101に照射する。さらに、測定光L1が上面101で反射されることによって得られる上面反射光L2を、受光素子92によって受光する。そして、受光素子92における上面反射光L2の受光位置を検知することにより、ウェーハ100の上面101の高さである上面高さを測定することができる。
このように、非接触上面高さ測定器90は、ウェーハ100の上方から膜103に対して透過性の波長を有しウェーハ100に対して遮光性の波長を有する測定光L1を照射して、膜103を通してウェーハ100の上面101で反射した上面反射光L2を受光し、三角測距によってウェーハ100の上面高さを測定するように構成されている。
この場合のウェーハ再生方法も、上述した再生方法と同様に、上面101に膜103を有するウェーハ100の下面102を研削装置1のチャックテーブル20によって保持し、研削装置1の研削砥石77によって膜103を研削して除去することによりウェーハ100を再生する方法である。
この場合も、制御部7は、上述した保持工程を実施して、ウェーハ100を保持面22に保持させる。
その後、制御部7は、上述した研削工程と同様に、研削砥石77およびチャックテーブル20を回転させる。
すなわち、制御部7は、図2に示すように、高さ測定器81の接触子85を膜103に接触させることにより、高さ測定器81によって、ウェーハ100の上面101に形成されている膜103の高さを測定する。そして、制御部7は、昇降機構60を用いて研削機構70を下降させ、高さ測定器81が測定した高さに応じた高さ(たとえば膜103の間近)に研削砥石77の下面を位置づけて、膜103の研削を開始する。
また、この際、制御部7は、非接触上面高さ測定器90を用いて、膜103を介したウェーハ100の上面高さ測定を実施する。すなわち、制御部7は、膜103を通してウェーハ100の上面高さを測定しながら膜103を研削し始める。
そして、制御部7は、非接触上面高さ測定器90による測定値が減じ始めたら、図3に示すように、ウェーハ100から膜103が除去されて、ウェーハ100の上面101が研削され始めたと判断して、研削を終了する。
このように、非接触上面高さ測定器90を用いる場合、膜103を通してウェーハ100の上面高さを測定しながら膜103を研削し始め、非接触上面高さ測定器90による測定値が減じ始めたら、膜103が除去されたと判断して、研削を終了する。したがって、膜103の厚みが不明な場合であっても、ウェーハ100に膜103が残存してしまうこと、および、ウェーハ100の上面101を過度に研削してしまうことを抑制しながら、研削によって、ウェーハ100から膜103を良好に除去することができる。
なお、非接触上面高さ測定器90は、三角測距を利用することに代えて、分光干渉によってウェーハ100の上面高さを測定するように構成されていてもよい。
この場合、非接触上面高さ測定器90は、図5に示すように、高さ測定の基準となる基準板95を備えている。基準板95は、たとえばガラスあるいは石英から形成されている。
この構成では、非接触上面高さ測定器90の図示しない光照射部が、基準板95に向けて測定光を照射する。この測定光は、ウェーハ100の上面101に形成されている膜103を透過する一方、ウェーハ100によって遮光される波長の光である。
基準板95に向けて照射された測定光のうちの一部の測定光L3は、基準板95を透過して、膜103を通してウェーハ100の上面101に照射される。測定光L3が上面101で反射されることによって得られる上面反射光L4は、非接触上面高さ測定器90の図示しない受光部(分光器)によって受光される。
また、基準板95に向けて照射された測定光のうちの他の一部の測定光L5は、基準板95の基準面96によって反射され、その反射光である基準面反射光L6が、受光部によって受光される。
このように、この構成では、受光部には、基準面96で反射された基準面反射光L6と、ウェーハ100の上面101で反射された上面反射光L4とが入射する。そして、基準面反射光L6と上面反射光L4との干渉光の振幅は、基準面96からウェーハ100の上面101までの距離に応じて変動する。
したがって、非接触上面高さ測定器90は、基準面反射光L6と上面反射光L4との干渉光を解析することにより、基準面96からウェーハ100の上面101までの距離を算出して、ウェーハ100の上面101の高さを求めることが可能である。
このように、非接触上面高さ測定器90は、ウェーハ100の上方から膜103に対して透過性の波長を有しウェーハ100に対して遮光性の波長を有する測定光を照射して、膜103を通してウェーハ100の上面101で反射した上面反射光を受光し、三角測距または分光干渉によってウェーハ100の上面高さを測定するように構成されていてもよい。
また、非接触上面高さ測定器90を用いる場合にも、制御部7は、膜103の研削の開始後、高さ測定器81による高さ測定を実施し続けてもよい。そして、高さ測定器81の測定値が、当然に膜103が除去されていると判断できるくらい十分に低くなったにも関わらず、非接触上面高さ測定器90によるウェーハ100の上面高さ測定の測定値が減じ始めないときには、制御部7は、高さ測定器81あるいは非接触上面高さ測定器90に不具合が生じていると判断して、研削を停止してもよい。
また、上記の実施形態では、高さ測定器81によって、ウェーハ100の上面101に形成されている膜103の高さを測定し、測定された高さに応じた高さに研削砥石77の下面を位置づけて、膜103の研削を開始している。
これに関し、研削装置1は、高さ測定器81を備えなくてもよい。この場合、制御部7は、たとえば、研削機構70を、一定の研削速度で下降させてもよい。
また、厚み測定器82を用いる場合であって、厚み測定器82の測定光が膜103を透過するときには、制御部7は、チャックテーブル20における保持面22の高さと、厚み測定器82によって測定されるウェーハ100の厚みと、膜103の膜厚とから、膜103の高さを求めてもよい。また、非接触上面高さ測定器90を用いる場合には、制御部7は、非接触上面高さ測定器90によって測定されるウェーハ100の上面高さと、膜103の膜厚とから、膜103の高さを求めてもよい。
そして、制御部7は、比較的に高速の初期速度で、求めた高さに応じた高さに研削砥石77の下面を位置付けてから、比較的に低速の研削速度で研削を開始してもよい。この場合、膜103の膜厚は、膜103の正確な厚みに限らず、上述した概略値でよい。
この構成では、高さ測定器81を必要としないので、研削装置1のコストを削減することが可能となる。
なお、研削装置1では、研削砥石77の高さを、図1に示した研削機構70のZ軸エンコーダ65を用いて測定することができる。したがって、制御部7は、研削砥石77による膜103の研削量を、膜103の研削開始からの研削砥石77の高さの変化量に基づいて取得することが可能である。
ただし、研削砥石77が膜103に対応していない場合、膜103が研削されずに研削砥石77ばかり消耗することがある。この場合、膜103が削られていなくても、研削砥石77が消耗することによって、研削砥石77の高さが変化する。このため、制御部7は、研削砥石77の高さから膜103の研削量を取得することが困難となる。
したがって、厚み測定器82を用いる場合、制御部7は、たとえば、Z軸エンコーダ65によって取得される研削砥石77の高さの測定値が、当然に膜103が除去されていると判断できるくらい十分に低くなったにも関わらず、厚み測定器82によるウェーハ100の厚み測定の測定値が減じ始めないとき(厚み測定器82の測定光が膜103を透過する場合)、あるいは、厚み測定器82によるウェーハ100の厚み測定を実施できる状態にならないとき(測定光が膜103によって遮光される場合)には、研削砥石77が膜103に対応していないと判断して、研削を停止してもよい。
同様に、非接触上面高さ測定器90を用いる場合、制御部7は、Z軸エンコーダ65によって取得される研削砥石77の高さの測定値が、当然に膜103が除去されていると判断できるくらい十分に低くなったにも関わらず、非接触上面高さ測定器90によるウェーハ100の上面高さ測定の測定値が減じ始めないときには、研削砥石77が膜103に対応していないと判断して、研削を停止してもよい。
1:研削装置、7:制御部、10:基台、11:コラム、12:蛇腹カバー、
13:開口部、20:チャックテーブル、21:ポーラス部材、22:保持面、
23:枠体、24:枠体面、30:ウェーハ保持機構、39:カバー板、
40:傾き調整機構、41:内部ベース、42:傾き調整シャフト、
43:固定シャフト、45:環状部材、46:連結部、47:固定部材、48:駆動部、
50:テーブル回転機構、55:テーブル基台、60:昇降機構、
61:Z軸ガイドレール、62:Z軸ボールネジ、63:Z軸移動テーブル、
64:Z軸モータ、65:Z軸エンコーダ、66:ホルダ、70:研削機構、
71:スピンドルハウジング、72:スピンドル、73:スピンドルモータ、
74:ホイールマウント、75:研削ホイール、76:ホイール基台、77:研削砥石、
80:測定機構、81:高さ測定器、82:厚み測定器、83:アーム部、
84:支持部材、85:接触子、90:非接触上面高さ測定器、91:発光素子、
92:受光素子、95:基準板、96:基準面、
100:ウェーハ、101:上面、102:下面、103:膜、
221:回転軸、411:貫通孔、412:開口部、421:雄ネジ、
450:貫通孔、451:雌ネジ、502:矢印、503:矢印、521:モータ、
522:主動プーリ、523:無端ベルト、524:従動プーリ、
525:ロータリジョイント、526:固定部材、721:スピンドル回転軸

Claims (4)

  1. 上面に膜を有するウェーハの下面を研削装置のチャックテーブルによって保持し、該研削装置の研削砥石によって該膜を研削して除去することによりウェーハを再生するウェーハの再生方法であって、
    該研削装置は、該ウェーハの上方から該膜および該ウェーハに対して透過性の波長を有する測定光を照射して、該膜を通して該ウェーハの上面で反射した上面反射光と、該膜および該ウェーハを通して該ウェーハの下面で反射した下面反射光とを受光し、分光干渉によって該ウェーハの厚みを測定する非接触厚み測定器を備え、
    該非接触厚み測定器を用いて、該膜を通して該ウェーハの厚みを測定しながら該膜を研削し始め、該非接触厚み測定器による測定値が減じ始めたら研削を終了する、
    ウェーハの再生方法。
  2. 上面に膜を有するウェーハの下面を研削装置のチャックテーブルによって保持し、該研削装置の研削砥石によって該膜を研削して除去することによりウェーハを再生するウェーハの再生方法であって、
    該研削装置は、該ウェーハの上方から該膜によって遮光され該ウェーハに対して透過性の波長を有する測定光を照射して、該ウェーハの上面で反射した上面反射光と、該ウェーハを透過して該ウェーハの下面で反射した下面反射光とを受光し、分光干渉によって該ウェーハの厚みを測定する非接触厚み測定器を備え、
    該膜が該測定光を遮光することで、該非接触厚み測定器がウェーハの厚みを測定できない状態から該膜を研削し始め、該非接触厚み測定器がウェーハの厚みを測定可能になったら研削を終了する、
    ウェーハの再生方法。
  3. 上面に膜を有するウェーハの下面を研削装置のチャックテーブルによって保持し、該研削装置の研削砥石によって該膜を研削して除去することによりウェーハを再生するウェーハの再生方法であって、
    該研削装置は、該ウェーハの上方から該膜に対して透過性の波長を有し該ウェーハに対して遮光性の波長を有する測定光を照射して、該膜を通して該ウェーハの上面で反射した上面反射光を受光し、三角測距または分光干渉によって該ウェーハの上面高さを測定する非接触上面高さ測定器を備え、
    該非接触上面高さ測定器を用いて、該膜を通して該ウェーハの上面高さを測定しながら該膜を研削し始め、該非接触上面高さ測定器による測定値が減じ始めたら研削を終了する、
    ウェーハの再生方法。
  4. 該研削装置は、該チャックテーブルに保持された該ウェーハの該膜の高さを測定する高さ測定器を備え、
    該高さ測定器で該ウェーハの該膜の高さを測定し、該高さ測定器が測定した高さに応じた高さに該研削砥石の下面を位置づけ該膜の研削を開始する、
    請求項1、請求項2または請求項3のいずれかに記載のウェーハの再生方法。
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