JP2023135500A - 画像処理装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度で遠近競合領域を判定することが可能な画像処理装置を提供する。【解決手段】視差を有する第1画像と第2画像とに基づいて算出された視差の信頼度を判定する画像処理装置(110)であって、第1画像に基準画像を設定して算出された第2画像との第1視差と、第2画像に基準画像を設定して算出された第1画像との第2視差とを取得する取得手段(112、114)と、注目画素の信頼度を判定する判定手段(115)とを有し、判定手段は、注目画素の位置周辺での第1視差の視差変化の急峻性を表す視差変化率と、第2視差の視差変化の急峻性を表す視差変化率とを比較して、信頼度を判定する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および記憶媒体に関する。
従来、視差算出の結果に対して遠近競合領域に当てはまるか否かを判定し、視差算出の信頼度を算出する方法が知られている。特許文献1には、画像間のコントラスト分布を比較して遠近競合領域の判定を行う方法が開示されている。特許文献2には、基準画素と基準画素に対して互いに反対方向に所定量ずれた2つの周辺画素のデフォーカス値とを用いて遠近競合領域の判定を行う方法が開示されている。特許文献3には、各々の画像を基準画像として基準以外の画像との対応点を算出し、基準画像を変更した際の対応点が一致するか否かを判定する方法が開示されている。
特開2018-101982号公報 特開2015-232604号公報 特許第3794199号公報
特許文献1に開示された方法では、視差が0画素でない距離に模様のある物体が存在する場合、正しい判定を行うことができない。特許文献2に開示された方法は、遠近競合領域での視差変化がなだらかであると仮定しているため、算出された視差に誤差が多く含まれる場合、正しい判定を行うことができない。特許文献3に開示された方法では、基線長が短い撮像装置で撮影された画像を利用した場合や視差算出時に基準画像の画像サイズが大きい場合、正しい判定を行うことができない。
そこで本発明は,高精度で遠近競合領域を判定することが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての画像処理装置は、視差を有する第1画像と第2画像とに基づいて算出された視差の信頼度を判定する画像処理装置であって、前記第1画像に基準画像を設定して算出された前記第2画像との第1視差と、前記第2画像に基準画像を設定して算出された前記第1画像との第2視差とを取得する取得手段と、注目画素の信頼度を判定する判定手段とを有し、前記判定手段は、前記注目画素の位置周辺での前記第1視差の視差変化の急峻性を表す視差変化率と、前記第2視差の視差変化の急峻性を表す視差変化率とを比較して、前記信頼度を判定する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、高精度で遠近競合領域を判定することが可能な画像処理装置を提供することができる。
第1実施形態における撮像装置の説明図である。 第1実施形態における光学系の射出瞳の説明図である。 第1実施形態における信頼度算出装置の説明図である。 第1実施形態における基準画像と参照画像の位置関係の説明図である。 第1実施形態における遠近競合領域での視差変化の説明図である。 第1実施形態における遠近競合領域での視差変化の説明図である。 第1実施形態における視差変化率比較処理の説明図である。 第1実施形態における視差変化率比較処理の説明図である。 第2実施形態における撮像装置の説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、各実施形態を説明する前に、本発明の概略について説明する。複数の画像を取得して3次元情報を算出する手法として、例えば、複数の画像情報から3次元情報を求めるために、ブロックマッチング手法がある。この手法では、まず、異なる視点から撮影された二つの画像、A画像とB画像に対して、A画像に任意の領域1を基準画像として設定し、B画像に領域2を参照画像として設定し、領域2の位置を変えて最も領域1に似た領域2の探索を行う。そして、領域1と領域2の位置のズレから距離を算出する。なお、探索では異なる画像の領域間の相違度(または類似度)を表す相互相関が利用され、似た領域の判定が行われる。この位置のズレを視差と呼び、三角測量等の公知の手法を利用することで距離情報を取得できる。なお、以降では画像上のテクスチャのズレをズレ量と呼び、視差探索結果である領域1と領域2の位置のズレを視差と呼ぶものとする。
ブロックマッチング手法等の視差算出手法では、結果に誤差を生じる場合がある。被写体として撮影位置から遠い位置に配置された物体1と近い位置に配置された物体2が存在する環境を想定する。撮影装置等の条件によって、撮影位置から物体までの距離と物体が描写される画像間のズレ量は一意の関係に定まる。よって、A画像で撮影される物体1とB画像で撮影される物体1の画像上のズレ量1とA画像で撮影される物体2とB画像で撮影される物体2の画像上のズレ量2とは異なる値になる。ここで、基準画像の中に物体1と物体2が共に観測された場合を考える。参照画像は基準画像から物体1がズレ量1だけズレたテクスチャと物体2がズレ量2だけズレたテクスチャが混ざった状態になる。このように基準画像または参照画像内に異なる距離の被写体を含む領域を遠近競合領域と呼ぶ。遠近競合領域で上記のブロックマッチングに代表される視差算出手法を行うと、各画像間のテクスチャに差異があるために誤った視差算出が行われる。
そこで各実施形態では、視差算出の結果に対し、遠近競合領域に当てはまるか否かを判定し、視差算出の信頼度を高精度に判定する構成および方法について説明する。
(第1実施形態)
まず、図1(A)~(C)を参照して、本発明の第1実施形態における撮像装置100について説明する。図1(A)は、撮像装置100の概略図である。撮像装置100は、信頼度算出装置(画像処理装置)110、撮像部(撮像手段)120、および視差補正部(補正手段)130を備える。信頼度算出装置110および視差補正部130は論理回路を用いて構成されるが、これに限定されるものではない。信頼度算出装置110および視差補正部130は、例えば、中央演算処理装置(CPU)と、演算処理プログラムを格納するメモリとから構成してもよい。
撮像部120は、撮像素子121および光学系122を備える。光学系122は、撮像装置100の撮像レンズ(撮像光学系)であり、被写体の像(光学像)を撮像素子121上に形成する。光学系122は、複数のレンズ群(不図示)および絞り(不図示)等から構成され、撮像素子121から所定距離だけ離れた位置に射出瞳123を有する。なお本実施形態において、z軸は光学系122の光軸140と平行の軸、x軸とy軸は互いに垂直であり且つ光軸140と垂直な軸である。
撮像素子121は、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)センサや電荷結合素子(CCD)センサから構成される。撮像素子121は、光学系122を介して形成された被写体像を光電変換し、被写体像に基づく画像信号を生成する。なお本実施形態において、撮像装置100は、撮像素子121を備えたカメラ本体と光学系122とが一体的に構成されているが、これに限定されるものではない。光学系122は、撮像装置100に対して着脱可能なレンズ装置(交換レンズ)であってもよい。
図1(B)は、撮像素子121のxy断面図である。撮像素子121は、2行×2列の画素群150を複数配列することで構成される。画素群150は、対角方向に緑画素150G1、150G2、他の2画素に赤画素150Rおよび青画素150Bが配置されて構成される。
図1(C)は、図1(B)中の線I-I’に沿った断面図である。各画素は、受光層182と導光層181とから構成される。受光層182には、受光した光を光電変換するための二つの光電変換部(視差を有する第1画像および第2画像をそれぞれ取得する第1光電変換部161、第2光電変換部162)が複数配置される。すなわち撮像素子121は、第1光電変換部161および第2光電変換部162をそれぞれ複数有する。導光層181には、画素へ入射した光束を光電変換部へ効率良く導くためのマイクロレンズ183、所定の波長帯域の光を通過させるカラーフィルタ(不図示)、および、画像読み出し用及び画素駆動用の配線(不図示)などが配置される。また、各画素には不図示の配線が設けられており、各画素は配線を介して画像信号(出力信号)を信頼度算出装置110に送ることができる。図1(B)、(C)は、一つの瞳分割方向(x軸方向)に2分割された光電変換部の例を示すが、仕様に応じて、二つの瞳分割方向(x軸方向およびy軸方向)に分割された光電変換部を備える撮像素子が用いられる。瞳分割方向及び分割数については任意である。
図2は、光軸140と撮像素子121との交点(中心像高)から見た、光学系122の射出瞳123の説明図である。第1光電変換部161および第2光電変換部162にはそれぞれ、射出瞳123の互いに異なる領域である第1瞳領域210を通過した第1光束および第2瞳領域220を通過した第2光束が入射する。各画素における第1光電変換部161および第2光電変換部162は、入射光束を光電変換することで、それぞれA画像(第1画像)およびB画像(第2画像)に対応する画像信号を生成することができる。生成された画像信号は、信頼度算出装置110に伝送される。
図2には、第1瞳領域210の重心位置(第1重心位置211)、および第2瞳領域220の重心位置(第2重心位置221)が示されている。本実施形態において、第1重心位置211は、射出瞳123の中心から第1軸200に沿って所定方向(x軸方向)に偏心(移動)している。一方、第2重心位置221は、第1軸200に沿って、第1重心位置211とは逆の方向(-x軸方向)に偏心(移動)している。第1重心位置211と第2重心位置221とを結ぶ方向を瞳分割方向と呼ぶ。基線長230は、第1重心位置211と第2重心位置221との重心間距離に相当する。
次に、本実施形態における視差補正部130について説明する。視差補正部130は、信頼度が低いと判定された視差を補正する補正手段である。すなわち視差補正部130は、受け取ったA画像基準視差値またはB画像基準視差値と信頼度に基づいて、信頼度の低い視差値の補間を行い、その結果をメモリ(不図示)に蓄える。ここで、A画像基準視差値と信頼度を取得した場合を考える。注目画素の視差の信頼度が閾値よりも低い場合、注目画素の近傍の視差を用いて補間を行ってもよい。この際に、注目画素の近傍の視差のうち信頼度が閾値より高い視差のみを利用し、その平均値もしくは中央値で補間をする処理を行ってもよい。もしくは、画像(第1画像および第2画像)の撮影時刻に近い画像から算出された視差を用いて補間を行ってもよい。
次に、図3(A)、(B)を参照して、本実施形態における信頼度算出装置110について説明する。信頼度算出装置110は、視差を有するA画像(第1画像)とB画像(第2画像)とに基づいて算出された視差(視差情報)の信頼度(視差の確からしさを表す信頼度)を判定する画像処理装置である。図3(A)は、信頼度算出装置110のブロック図である。図3(A)において、信頼度算出装置110は、第1相関算出部111、第1視差算出部112、第2相関算出部113、第2視差算出部114、および比較部115を備える。第1視差算出部112および第2視差算出部114は、第1画像に基準画像を設定して算出された第2画像との第1視差と、第2画像に基準画像を設定して算出された第1画像との第2視差とを取得する取得手段としての機能を有する。比較部115は、注目画素の信頼度を判定する判定手段としての機能を有する。
図3(B)は、信頼度算出装置110の動作を示すフローチャートである。本実施形態の画像処理が開始されると、処理はステップS310に移行する。
まずステップS310において、撮像装置100は撮影を行い、信頼度算出装置110は、距離に応じた視差を有するA画像とB画像を含む画像組を生成および取得し、取得した画像組を撮像装置100のメモリ(不図示)に記憶させる。ここで信頼度算出装置110は、ステップS310にて取得した画像組に対し、主として光学系122のヴィネッティングに起因して生じる光量バランスの崩れを補正する処理を行ってもよい。具体的には、予め、撮像装置100が輝度一定の面光源を撮影した結果に基づき、A画像とB画像の輝度値が、画角に依らず略一定値になるように補正することで、光量バランスを補正することができる。また、例えば撮像素子121にて生じる光ショットノイズ等の影響を低減するために、取得したA画像とB画像にバンドパスフィルタやローパスフィルタを施してもよい。
続いてステップS311において、第1相関算出部111は、A画素基準相互演算処理を行う。すなわち第1相関算出部111は、A画像上において、距離算出を行う画素(注目画素)を含む部分領域の画像を基準画像として設定し、B画像に参照画像を設定する。そして第1相関算出部111は、参照画像の位置を所定の方向に移動させながら基準画像と参照画像とのA画像基準相互相関値を算出する。
図4(A)、(B)は、ステップS311にて設定する基準画像と参照画像の位置関係の説明図である。図4(A)はA画像410Aを示し、図4(B)はB画像410Bを示す。ステップS311において、第1相関算出部111は、A画像410AとB画像410BのA画像基準相互相関値を算出する。具体的には、第1相関算出部111は、まず、A画像410A上において、注目画素420とその近傍画素を含む部分領域を抜き出して、基準画像411として設定する。次に、第1相関算出部111は、B画像410B上において、基準画像411と同じ面積(画像サイズ)の領域を抜き出して参照画像412として設定する。その後、第1相関算出部111は、B画像410B上で参照画像412を抜き出す位置を移動させて、各移動量(各位置)における参照画像412と基準画像411とのA画像基準相互相関値を算出する。これにより、第1相関算出部111は、各移動量に対応する相関値デ-タ列からなるA画像基準相互相関値を算出する。この際、参照画像412の移動方向はいかなる方向でもよい。参照画像412を移動させて相互相関演算を行う方向を視差探索方向と呼ぶ。視差探索方向と瞳分割方向とを同じ方向に設定することにより、後述の第1視差算出部112による算出を簡易に行うことができる。
A画像基準相互相関値は、基準画像411と参照画像412との相関度を評価できればよく、公知のどのような方法を利用して算出してもよい。例えば、差の二乗和(SSD)や差の絶対値和(SAD)、正規化相互相関(NCC)を用いることもできる。以下では、SSDを利用した方法を説明するが、別の方法を利用した場合でも同様の考え方を利用できる。SSDは基準画像411と参照画像412の相違度を評価しており、相互相関値の値が低いほど、相関度が高くなる。
続いて、図3のステップS312において、第1視差算出部112は、A画像基準視差算出処理を行う。すなわち第1視差算出部112は、既知の任意の手法により、A画像を基準とした時の視差量(A画像基準視差)を算出する。例えば、A画像基準相互相関値が最小になる位置を視差量としてもよい。または、サブピクセル推定を行って小数画素単位の視差を求めてもよい。例えば、相互相関値がSSDの場合には、二次関数で内挿を行うことで最小値を求めることができる。また、相互相関値がSADの場合には、等角直線で内挿を行うことで最小値を求めることができる。
続いてステップS313において、第2相関算出部113は、A画像410AとB画像410BとのB画像基準相互相関値を算出する(B画像基準相互相関演算処理)。具体的には、第2相関算出部113は、ステップS311の基準画像と参照画像とで、A画像とB画像とを逆にして同様の処理を行う。または、ステップS311で求めたA画像基準相互相関値を利用してB画像基準相互相関値を算出してもよい。位置を(x、y)、参照画像の移動量を(a、0)としたときのA画像基準相互相関値は、位置(x+a、y)、参照画像の移動量(-a、0)のB画像基準相互相関値と同じ値になる。この二つは差分をとっている画像が同じになるためにこのようなことが発生する。つまり、A画像基準相互相関値を並び替えることによってB画像基準相互相関値を算出することができる。
続いてステップS314において、第2視差算出部114は、B画像基準視差算出処理を行う。ステップS314では既知の任意の手法により、B画像を基準とした時の視差量(B画像基準視差)を算出する。例えば、B画像基準相互相関値が最小になる位置を視差量としてもよい。または、サブピクセル推定を行って小数画素単位の視差を求めてもよい。
本実施形態の信頼度算出装置110は、視差の探索方向が一次元であるが、二次元以上での探索を行っても構わない。その際には、公知のいかなる手法を利用して次元を拡張しても構わない。例えば、二次元同時推定法に本実施形態の信頼度算出装置110を応用しても構わない。この手法では、xとy二つの方向の視差を得ることができる。そのようにして取得した二つの視差に対して、それぞれ後述するステップS315の処理を行うことでそれぞれの信頼度を算出することができる。
なお本実施形態において、ステップS310~S314の処理は、前述の方法に限定されるものではなく、A画像基準視差とB画像基準視差が算出できれば他の方法を用いてもよい。例えば、機械学習等で視差の算出方法を学習させ、それぞれの視差を算出してもよい。または、信頼度算出装置110の外部に視差算出部を設け、そこからの視差情報を受け取るだけでもよい。
続いてステップS315において、比較部115は、視差変化率比較処理を行う。すなわち比較部115は、ステップS312とステップS314で求めた二つの視差値に対して注目画素周辺での視差変化の急峻性を求め、それを比較することで信頼度を算出する。
ここで、図5(A)~(D)を参照して、遠近競合領域での視差の特徴について説明する。図5(A)~(D)は、遠近競合領域での視差変化の説明図である。
図5(A)、(B)は、撮像装置100を用いて取得したA画像501AまたはB画像501Bを示す。A画像およびB画像内には、511A、511Bで示される物体1と512A、512Bで示される物体2が存在する。物体1上の一部に513で示されるテクスチャが存在する。テクスチャ513は視点の違いにより、A画像501Aのみで観測される(オクルージョン部にテクスチャ513が存在する)。物体1、物体2のA画像基準視差をdisp1、disp2とすると、それぞれのB画像基準視差は-disp1、-disp2となる。520は、基準画像の画像サイズを示す。
図5(C)、(D)は、遠近競合領域の探索方向を図5(A)、(B)上でのx方向に設定した際の、画素位置と視差との関係を示す。図5(C)で示されるA画像基準視差は、基準画像が全て物体1に存在するときには視差がdisp1と算出される。基準画像がオクルージョン部にかかる領域531では、基準画像と一致する領域がB画像中に存在しなくなるため、算出される視差値に誤差を含みやすくなる。特に基準画像の大部分がオクルージョン部にあたる場合には、大きく異なる視差値が算出される可能性が高い。なお、領域531で示した視差値はイメージであり、必ずしも図示したような変化が起こるわけではない。基準画像がオクルージョン部を抜けると、視差はdisp2と算出される。
一方、図5(D)で示されるB画像基準視差は、基準画像が全て物体1に存在するときには視差が-disp1と算出される。基準画像が物体1と物体2を両方含むようになる領域531では、基準画像と一致する領域がA画像中に存在しなくなるため、算出される視差値に誤差を含みやすくなる。しかし、A画像基準の場合と違い、そのテクスチャはA画像のどこかでは存在するため、大きな誤差を含むことは少ない。-disp1から-disp2まで、基準画像内のテクスチャの割合で視差が徐々に変化していく。基準画像が全て物体2に存在する場合、視差は-disp2と算出される。以降、画素位置xでのA画像基準視差をDa(x)、B画像基準視差をDb(x)とする。
次に、遠近競合が起きていない状態でのA画像基準視差とB画像基準視差の関係について説明する。541Aで示される位置のA画像基準視差は、Da(x1)=disp1である。この視差値は正しく物体1の視差値を示している。これに対応するB画像基準視差の画素位置はx1+disp1で、541Bで示される。このとき、Db(x1+disp1)=-disp1となる。このように対応する視差値を足し合わせた際に0になる場合、この視差値は遠近競合が発生しておらず、信頼できると判定される。
次に、遠近競合が起きている状態でのA画像基準視差とB画像基準視差の関係について説明する。542Aで示される位置のA画像基準視差は、Da(x2)=disp3である。この視差値は物体2の視差値ではなく、遠近競合による誤差の生じている値である。これに対応するB画像基準視差の画素位置はx1+disp3で、542Bで示される。このとき、Db(x1+disp3)=-disp1となる。このように対応する視差値を足し合わせた際に0にならない場合、この視差値は遠近競合が発生しており、信頼できないと判定される。
次に、図6(A)~(D)を参照して、本実施形態において解決すべき課題について説明する。図6(A)~(D)は、遠近競合領域での視差変化の説明図であり、本実施形態において解決すべき課題を説明するための図である。
図6(A)、(B)は、撮像装置100を用いて取得したA画像501AまたはB画像501Bを示す。A画像501AおよびB画像501Bはそれぞれ、図5(A)、(B)に示されるA画像501およびB画像501Bと同様である。610は、基準画像の画像サイズを示し、図5(A)に示される画像サイズ520よりも大きい。
図6(C)、(D)は、遠近競合領域の探索方向を図6(A)、(B)上でのx方向に設定した際の、画素位置と視差との関係を示す。図6(C)に示されるA画像基準視差は、基準画像が全て物体1に存在するときには視差がdisp1と算出される。基準画像がオクルージョン部にかかる領域621では、基準画像と一致する領域がB画像中に存在しなくなるため、算出される視差値に誤差を含みやすくなる。しかし、基準画像の画像サイズがオクルージョン領域よりも大きいことから基準画像の一部のテクスチャはB画像中に存在する。そのため、大きな誤差を含むことは少ない。disp1からdisp2まで、基準画像内のテクスチャの割合で視差が徐々に変化していく。基準画像がオクルージョン部を抜けると、視差はdisp2と算出される。
一方、図6(D)に示されるB画像基準視差は、基準画像が全て物体1に存在するときには視差が-disp1と算出される。基準画像が物体1と物体2を両方含む領域622では、基準画像と一致する領域がA画像中に存在しなくなるため、算出される視差値に誤差を含みやすくなる。前述の通り、そのテクスチャはA画像のどこかでは存在するため、大きな誤差を含むことは少ない。-disp1から-disp2まで、基準画像内のテクスチャの割合で視差が徐々に変化していく。基準画像が全て物体2に存在するときには視差は-disp2と算出される。
次に、遠近競合が起きている状態でのA画像基準視差とB画像基準視差の関係について説明する。なお、遠近競合が起きていない状態でのA画像基準視差とB画像基準視差との関係は、図5(C)、(D)と同様である。631Aで示される位置のA画像基準視差は、Da(x2)=disp4である。この視差値は、物体1と物体2の間の視差値で遠近競合による誤差の生じている値である。これに対応するB画像基準視差の画素位置はx1+disp4で、631Bで示される。このとき、Db(x1+disp4)=-disp4となる。このように対応する視差値を足し合わせた際に0になる。このように、Da(x2)は遠近競合による誤差が発生しているにもかかわらず、誤って信頼できると判定されてしまう。
このように、オクルージョンよりも基準画像の画像サイズが大きい場合に、対応する視差値の比較を行うと誤った遠近競合領域の判定がされてしまう。この判定の間違いは基準画像の画像サイズが大きい場合以外にも、撮像部の基線長が短い場合にも発生する。
次に、図7を参照して、ステップS315の処理(視差変化率比較処理)について説明する。図7は、視差変化率比較処理の説明図であり、図6(C)、(D)に示されるA画像基準視差とB画像基準視差を同じ軸上に表したものである。A画像基準視差で視差変化が開始する画素位置からB画像基準視差で視差変化が開始する画素位置までの距離701は、A画像とB画像での物体1のエッジの位置のズレ量を示すため、disp1である。同様に、A画像基準視差で視差変化が終了する画素位置からB画像基準視差で視差変化が終了する画素位置までの距離702は、A画像とB画像両方に観測される物体2のテクスチャの境界位置のズレ量を示すため、disp2である。また、B画像基準視差で視差変化が起こる領域の幅をWとすると、A画像基準視差で視差変化が起こる領域の幅はW+Dである。ここで、Dはdisp1とdisp2の視差差の絶対値とする。また、Wは物体境界の形状、基準画像の画素サイズ、ステップS310でバンドパスフィルタやローパスフィルタを実施した場合にはそのフィルタサイズ等によって決まる値である。
A画像基準視差での視差変化の急峻性SaとB画像基準視差での視差変化の急峻性Sbは、以下の式(1)および式(2)を用いて算出される。
遠近競合領域の発生していない位置では、A画像基準視差とB画像基準視差の視差の正負が逆転し絶対値が同じ値になるため、視差の急峻性Sa、Sbは同じ性質を持つ。つまり、Sa+Sb=0となる。以降では、この状態を視差の急峻性Sa、Sbが一致していると呼ぶ。遠近競合領域では、式(1)および式(2)のようにSa+Sb≠0となり、視差の急峻性が一致していない。このように、視差の急峻性を比較することで遠近競合領域か否かを判定することが可能である。本実施形態では、視差の急峻性が一致しない場合に近競合領域と判定している。すなわち比較部115は、注目画素の位置周辺での第1視差の視差変化の急峻性を表す視差変化率と、第2視差の視差変化の急峻性を表す視差変化率とを比較して、信頼度を判定する。
次に、図8を参照して、本実施形態のステップS315の具体的な方法について説明する。図8は、視差変化率比較処理の説明図であり、図7と同じ画素位置のA画像基準視差(第1視差)とB画像基準視差(第2視差)とを加算した視差(A+B視差)を一点鎖線で追加したものである。
遠近競合領域の判定を行う画素(注目画素)を810とする。評価には、評価値801を利用する。これは、画素810周辺のA+B視差の最大値と最小値の差である。評価値801が所定値以上である場合、遠近競合領域と判定する。評価値801は視差の急峻性がA画像基準視差とB画像基準視差で違うほど大きくなる値であり、視差の急峻性の一致を判定していることと同じ意味を持つ。
評価値801をEとするとき、評価値Eは、以下の式(3)を用いて算出される。
視差差Dを一定としたときの評価値E’はdisp2=0の時最小値をとり、その値はD×D÷(W+D)となる。disp1やdisp2の大小関係や正負を変えた場合にも、視差差がDの場合には、評価値はD×D÷(W+D)以上の値となる。視差に含まれる誤差量が予め推定できる場合にはその量を閾値と設定してもよい。このように、比較部115は、注目画素の位置周辺で同じ画素位置の第1視差と第2視差との加算値(A+B視差)を算出し、加算値の最大値と最小値との差が所定の差よりも大きい場合、注目画素での視差の信頼度が低いと判定する。
または、A+B視差の最大値と最小値の差を評価値とするのではなく、A画像基準視差とB画像基準視差の注目画素周辺の視差変化を直線で推定し、その傾きを比較してもよい。遠近競合発生時に、A画像基準視差とB画像基準視差で視差変化の傾きは異なる。例えば、図7ではこれらの傾き(第1傾き、第2傾き)が急峻性Sa、Sbに相当する。これらの傾きの違いを評価値として利用することにより、遠近競合領域の判定を行うことができる。すなわち比較部115は、注目画素の位置周辺での第1視差の視差変化を直線で内挿した際の第1傾きと、第2視差の視差変化を直線で内挿した際の第2傾きとが異なる場合、注目画素での視差の信頼度が低いと判定する。
または、A+B視差の最大値と最小値の差を評価値とするのではなく、A画像基準視差とB画像基準視差の視差変化の幅を比較してもよい。遠近競合発生時に、A画像基準視差とB画像基準視差で視差変化の発生する領域の幅(第1領域と第2領域の大きさ)は異なる。例えば、図7ではその幅がWとW+Dとなっている。これらの幅の違いを評価値として利用することにより、遠近競合領域の判定を行うことができる。視差変化の発生する領域の幅の推定には公知のいかなる手法を用いても構わない。例えば、視差変化を直線でフィッティングし、その始点から終点までの距離を求めてもよい。すなわち比較部115は、第1視差の視差変化のある第1領域の大きさと、第2視差の視差変化のある第2領域の大きさとが異なる場合、注目画素での視差の信頼度が低いと判定する。
また、A画像基準視差とB画像基準視差のいずれかの視差変化の幅は視差に関わらず一定の値となる。この値(第1領域または第2領域の大きさ)をWcとする。物体境界の形状が遠近競合領域の判定方向に垂直である場合、その大きさは、基準画像の画素サイズBSと、ステップS310で実施したバンドパスフィルタやローパスフィルタなどのフィルタのフィルタサイズFSとで決まる値である。具体的には、Wc=BS+FSとなる。よって、視差変化領域の幅を推定した後にWcとの比較を行って推定結果の妥当性を判定する処理を行ってもよい。また、その結果に基づき、再度、視差変化領域の幅の推定を行ってもよい。すなわち比較部115は、信頼度の判定の妥当性を判定する。また比較部115は、第1領域または第2領域の大きさが、基準画像の大きさ、第1画像および第2画像に適用されたフィルタの大きさ、または被写体のテクスチャの少なくとも一つに基づく値と一致するか否かに基づいて、妥当性を判定する。
本実施形態において、視差補正部130は、信頼度に基づいて視差を補正するが、これに限定されるものではない。例えば、視差補正部130は、視差を補正することなく、信頼度が高いと判定された視差のみを抽出する抽出手段としての機能を有してもよい。本実施形態の信頼度算出装置110は、A画像基準視差とB画像基準視差の視差変化の急峻性を比較することで遠近競合領域を判定する。このような処理によれば、オクルージョンと視差算出時の基準画像の画像サイズの関係性によらず、遠近競合領域を判定することができる。その結果、視差算出時の基準画像の画像サイズが大きい場合や撮像部の基線長が短い場合でも正しく遠近競合領域の判定を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、図9を参照して、本発明の第2実施形態における撮像装置900について説明する。図9は、撮像装置900の概略図である。なお図9において、図1(A)を参照して説明した撮像装置100と同一の部分については、同じ番号を付してそれらの説明を省略する。
撮像装置900は、信頼度算出装置(画像処理装置)110と撮像部(撮像手段)920と視差補正部(距離算出部)130とを備える。撮像部920は、撮像素子(第1撮像素子)921と撮像素子(第2撮像素子)922、および、光学系(第1光学系)923および光学系(第2光学系)924を備える。光学系923、924はそれぞれ、撮像装置900の撮像レンズ(撮像光学系)である。光学系923は、被写体の像を撮像素子921に形成する。光学系924は、被写体の像を撮像素子922に形成する。光学系923、924は、複数のレンズ群(不図示)および絞り(不図示)等から構成され、撮像素子921または撮像素子922から所定距離だけ離れた位置に射出瞳925または射出瞳926を有する。941、942はそれぞれ、光学系923、924の光軸である。このような構成により、撮像素子921、922は、視差を有する第1画像と第2画像とをそれぞれ取得する。
光学系923、924の位置関係などのパラメータを事前に校正しておくことで、正確に画像間の視差を算出することができる。また、光学系923、924のそれぞれでレンズ歪みの補正を行うことにより、正確に画像間の視差を算出することができる。この場合、基線長の設計自由度が向上し、測距分解能を向上することができる。
なお本実施形態では、距離に応じた視差を有するA画像とB画像を取得する二つの光学系923、924が設けられているが、三つ以上の光学系とそれに対応する三つ以上の撮像素子とから構成されたステレオカメラで構成されてもよい。
各実施形態において、測距装置の他に、コンピュータプログラムをも包含する。本実施形態のコンピュータプログラムは、距離あるいは視差量の算出のために、コンピュータに所定の工程を実行させるものである。本実施形態のプログラムは、測距装置またはそれを備えるデジタルカメラ等の撮像装置のコンピュータにインストールされる。インストールされたプログラムがコンピュータによって実行されることにより上記の機能が実現され、高速で高精度な視差の算出が可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける一つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
各実施形態によれば、基線長が短い撮像装置で撮影された画像を利用した場合や視差算出時に大きいブロックサイズでブロックマッチングを行った場合にも、算出された視差に対して遠近競合領域か否かの判定を行い、信頼度を算出することができる。このため各実施形態によれば、高精度で遠近競合領域を判定することが可能な画像処理装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および記憶媒体を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
110 信頼度算出装置(画像処理装置)
112 第1視差算出部(取得手段)
114 第2視差算出部(取得手段)
115 比較部(判定手段)

Claims (16)

  1. 視差を有する第1画像と第2画像とに基づいて算出された視差の信頼度を判定する画像処理装置であって、
    前記第1画像に基準画像を設定して算出された前記第2画像との第1視差と、前記第2画像に基準画像を設定して算出された前記第1画像との第2視差とを取得する取得手段と、
    注目画素の信頼度を判定する判定手段と、を有し、
    前記判定手段は、前記注目画素の位置周辺での前記第1視差の視差変化の急峻性を表す視差変化率と、前記第2視差の視差変化の急峻性を表す視差変化率とを比較して、前記信頼度を判定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記注目画素の位置周辺での前記第1視差の視差変化を直線で内挿した際の第1傾きと、前記第2視差の視差変化を直線で内挿した際の第2傾きとが異なる場合、前記注目画素での視差の信頼度が低いと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記注目画素の位置周辺で同じ画素位置の前記第1視差と前記第2視差との加算値を算出し、前記加算値の最大値と最小値との差が大きい場合、前記注目画素での視差の信頼度が低いと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記第1視差の視差変化のある第1領域の大きさと、前記第2視差の視差変化のある第2領域の大きさとが異なる場合、前記注目画素での視差の信頼度が低いと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記信頼度の判定の妥当性を判定することを特徴とする請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記判定手段は、前記第1領域または前記第2領域の大きさが、前記基準画像の大きさ、前記第1画像および前記第2画像に適用されたフィルタの大きさ、または被写体のテクスチャの少なくとも一つに基づく値と一致するか否かに基づいて、前記妥当性を判定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記信頼度が高いと判定された視差のみを抽出する抽出手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記信頼度が低いと判定された視差を補正する補正手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記補正手段は、前記注目画素において前記信頼度が低いと判定された場合、前記注目画素の近傍の画素の視差を用いて補間を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記補正手段は、前記注目画素において前記信頼度が低いと判定された場合、前記第1画像および前記第2画像の撮影時刻に近い画像の視差を用いて補間を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  11. 撮像手段と、
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像処理装置と、を有することを特徴とする撮像装置。
  12. 前記撮像手段は、光学系と撮像素子とを有し、
    前記光学系は、被写体の像を前記撮像素子に形成し、
    前記撮像素子は、前記第1画像を取得する第1光電変換部と、前記第2画像を取得する第2光電変換部とをそれぞれ複数有することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記撮像手段は、
    第1撮像素子と、
    被写体の像を前記第1撮像素子に形成する第1光学系と、
    第2撮像素子と、
    被写体の像を前記第2撮像素子に形成する第2光学系と、を有し、
    前記第1撮像素子は前記第1画像を取得し、前記第2撮像素子は前記第2画像を取得することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  14. 視差を有する第1画像と第2画像とに基づいて算出された視差の信頼度を判定する制御方法であって、
    前記第1画像に基準画像を設定して算出された前記第2画像との第1視差と、前記第2画像に基準画像を設定して算出された前記第1画像との第2視差とを取得する取得ステップと、
    注目画素の信頼度を判定する判定ステップと、を有し、
    前記判定ステップにおいて、前記注目画素の位置周辺での前記第1視差の視差変化の急峻性を表す視差変化率と、前記第2視差の視差変化の急峻性を表す視差変化率とを比較して、前記信頼度を判定することを特徴とする制御方法。
  15. 請求項14に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムを記憶していることを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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