JP2023135249A - 緊急車両検知システム - Google Patents

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Hiroshi Takeshita
祥司 太田
Shoji Ota
敦 齋藤
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裕幸 松浦
Hiroyuki Matsuura
篤史 渡邉
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正仁 荒井
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Abstract

【課題】音及び光による緊急車両の検知が困難な場合であっても、緊急車両を検知できる緊急車両検知システムを提供する。【解決手段】所定の周波数、所定の周期の第1レーダ信号を生成する第1レーダ信号生成部と、所定の送信周期にて第1レーダ信号を送信する第1送信部と、レーダ信号を受信する第1受信部と、受信した第2レーダ信号が、第1レーダ信号と同一周波数、同一周期であり、第2レーダ信号と第1レーダ信号の位相差が所定範囲内である場合に、第2レーダ信号が第2のレーダ装置から送信されたものと判定する判定部と、レーダ信号を受信する第2受信部と、受信した第1レーダ信号と同一周波数且つ同一周期の第2レーダ信号を生成する第2レーダ信号生成部と、第2レーダ信号の位相を、第1レーダ信号を受信した際の第1レーダ信号の位相から所定範囲だけ遅延させて送信する第2送信部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、緊急車両検知システムに関する。
特許文献1には、レーダ波と集音手段を用いて、自車両に接近する周囲車両を検知する周辺監視装置が記載されている。特許文献1は、レーダ波により自車両の周囲に停止車両があると判定した場合に、集音手段により走行方向前方及び前側方からの接近車両から生じる音を集音し、接近車両の有無を判定する。接近車両から生じる音には、緊急車両から出力されるサイレンの音が含まれる。また、従来、車両用の緊急車両接近検知方法として、緊急車両のサイレン音や緊急車両の赤色灯をマイク及びカメラ等により検出することにより、緊急車両の接近を検知する方法が知られている。
特開2008-226150号公報
しかしながら、特許文献1では、接近車両が一般車両か緊急車両か否かを識別しておらず、レーダ波と集音手段により緊急車両の接近を検知することはできない。また、音及び光の少なくとも一方を用いて緊急車両を検知する場合には、騒音や障害物等の様々な要因により、緊急車両の検知が困難な場合がある。
本発明は、音及び光による緊急車両の検知が困難な場合であっても、緊急車両を検知できる緊急車両検知システムを提供することを目的とする。
本発明は、一般車両に搭載される第1のレーダ装置と、前記一般車両とは異なる緊急車両に搭載される第2のレーダ装置とを備える緊急車両検知システムであって、前記第1のレーダ装置は、所定の周波数、所定の周期の第1レーダ信号を生成する第1レーダ信号生成部と、所定の送信周期にて前記第1レーダ信号を送信する第1送信部と、レーダ信号を受信する第1受信部と、前記第1受信部で受信した第2レーダ信号が、送信した前記第1レーダ信号と同一周波数、同一周期であり、前記第2レーダ信号と前記第1レーダ信号の位相差が所定範囲内である場合に、前記第2レーダ信号が前記第2のレーダ装置から送信されたものと判定する判定部と、を有し、前記第2のレーダ装置は、レーダ信号を受信する第2受信部と、受信した前記第1レーダ信号と同一周波数且つ同一周期の前記第2レーダ信号を生成する第2レーダ信号生成部と、生成した前記第2レーダ信号の位相を、前記第1レーダ信号を受信した際の前記第1レーダ信号の位相から所定範囲だけ遅延させて送信する第2送信部と、を有する緊急車両検知システムを提供する。
本発明に係る緊急車両検知システムによれば、音及び光による緊急車両の検知が困難な場合であっても、緊急車両を検知できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る緊急車両検知システム1の構成例を示すブロック図である。 図2は、一般的なFMCWレーダ装置における送信信号及び受信信号の周波数の時間変化を示す図である。 図3は、一般車両用レーダ装置10により送信された第1レーダ信号101と、第1レーダ信号101が対象物で反射された受信信号102の周波数の時間変化を示す図である。 図4は、一般車両用レーダ装置10により送信された第1レーダ信号101と、緊急車両用レーダ装置20により送信された第2レーダ信号201の周波数の時間変化を示す図である。
以下、一実施形態の緊急車両検知システムについて、添付図面を参照して説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図1を参照して、本実施形態に係る緊急車両検知システム1について説明する。本実施形態に係る緊急車両検知システム1は、一般車両に搭載される一般車両用レーダ装置10と、一般車両とは異なる緊急車両に搭載される緊急車両用レーダ装置20とを備える。
一般車両用レーダ装置10は、周波数を掃引したチャープ信号を送信信号として送信するFMCWレーダ(FMCWレーダ:Frequency Modulted Continuous Wave radar)装置としての機能を有する。一般的なFMCWレーダ装置は、送信信号が対象物で反射され、対象物との距離に応じた時間だけ遅延した信号(以下、受信信号という)を受信し、送信信号と受信信号を乗算して得られるビート信号の周波数から、対象物との距離を測定することができる。FMCWレーダ装置は、先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driver Assistance System)において周囲環境を認識する手段の一つとして有望である。
図2は、一般的なFMCWレーダ装置における送信信号及び受信信号の周波数の時間変化を示す図である。図2に示すように、FMCWレーダ装置から送信される送信信号は、その周波数が、所定の掃引周波数幅B、所定の掃引周期Tcで上り方向に連続的な時間変化を繰り返すように鋸歯状に変化している
図2において送信された送信信号が、対象物に反射して受信信号として戻ってくるまでには、送信信号は、対象物までの距離の2倍を往復することになる。図2に示すように、受信信号は、送信信号から時間差tdだけ遅れたタイミングで、送信信号と同一周波数、同一周期で変化する。この場合、光速をcとすると、FMCWレーダ装置から対象物までの距離Rは下記の(1)式で表される。
Figure 2023135249000002
上記の(1)式から、例えば時間差tdを1μsec、光速cを300000000m/secとした場合のFMCWレーダ装置から対象物までの距離Rは、150mとなる。
一般的なFMCWレーダ装置は、図2のような鋸歯状の送信信号を用いることにより、対象物までの距離、対象物の相対速度及び進行方向などの、対象物の走行状態を算出することができる。対象物の走行状態の算出方法については既知であるため、ここでの説明は省略する。
本実施形態に係る緊急車両検知システム1は、上記のような一般的なFMCWレーダ装置の原理を利用することにより、一般車両用レーダ装置10側で、緊急車両の接近を検知するための機能を備える。以下の説明では、一般的なFMCWレーダ装置が備える機能についての説明は省略し、本発明に係る一般車両用レーダ装置10及び緊急車両用レーダ装置20の独自の機能を中心に説明する。
図1に戻り、本実施形態に係る一般車両用レーダ装置10の構成例について説明する。一般車両用レーダ装置10は、第1レーダ信号生成部11と、第1送信部12と、第1受信部13と、判定部14と、を有する。
第1レーダ信号生成部11は、DSP(図示せず)の制御により、所定の掃引周期で電圧が連続的に変化する電圧波形を発生し、発生した電圧波形に応じて制御された発振周波数の第1レーダ信号を生成する。第1レーダ信号生成部11は、生成した第1レーダ信号を、第1送信部12に出力する。
第1送信部12は、第1レーダ信号生成部11から入力された第1レーダ信号を増幅して、所定の送信周期にて第1レーダ信号を送信する。これにより、連続波が周波数変調されたFMCW信号が、一般車両用レーダ装置10から送信される。
第1受信部13は、レーダ信号を受信し、受信したレーダ信号を増幅して判定部14に出力する。第1受信部13は、後述する緊急車両用レーダ装置20から送信された第2レーダ信号を受信し、受信した第2レーダ信号を増幅して判定部14に出力する。
判定部14は、第1受信部13により受信した第2レーダ信号が、送信した第1レーダ信号と同一周波数、同一周期であり、第2レーダ信号と第1レーダ信号の位相差が所定範囲内である場合に、第2レーダ信号が緊急車両用レーダ装置20から送信されたものと判定する。上記所定範囲の設定方法と、判定部14による判定方法の詳細については、図3及び図4を参照して後述する。
次に、本実施形態に係る緊急車両用レーダ装置20の構成例について説明する。緊急車両用レーダ装置20は、第2受信部21と、第2レーダ信号生成部22と、第2送信部23と、を有する。なお、緊急車両用レーダ装置20は、一般車両用レーダ装置10と同様に、FMCWレーダ装置としての機能を有していてもよい。
第2受信部21は、レーダ信号を受信し、受信したレーダ信号を増幅して第2レーダ信号生成部22に出力する。第2受信部21は、一般車両用レーダ装置10から送信された第1レーダ信号を受信し、受信した第1レーダ信号を増幅して第2レーダ信号生成部22に出力する。
第2レーダ信号生成部22は、DSP(図示せず)の制御により、受信した第1レーダ信号と同一の周波数、同一周期の第2レーダ信号を生成する。第2レーダ信号生成部22は、緊急車両用レーダ装置20が搭載されている緊急車両が緊急走行中に、第2受信部21が一般車両用レーダ装置10から送信された第1レーダ信号を受信した場合に、第2レーダ信号を生成する。第2レーダ信号生成部22は、生成した第2レーダ信号を、第2送信部23に出力する。
第2送信部23は、第2レーダ信号生成部22から入力された第2レーダ信号を増幅して、生成した第2レーダ信号の位相を、第1レーダ信号101を受信した際の第1レーダ信号の位相から所定範囲だけ遅延させて送信する。上記所定範囲は、一般車両用レーダ装置10と緊急車両用レーダ装置20との間で予め設定された範囲である。なお、第2送信部23は、生成した第2レーダ信号を、第1レーダ信号を受信した際の第1レーダ信号の位相と同位相では送信しないものとする。
ここで、上記所定範囲の設定方法について、図3及び図4を参照して後述する。図3は、一般車両用レーダ装置10により送信された第1レーダ信号101と、第1レーダ信号101が対象物で反射された受信信号102の周波数の時間変化を示す図である。図3において、例えば、周波数を変化させるときの中心周波数が24.15Hz、周波数を変化させる範囲である掃引周波数幅が200MHz、掃引周期Tcが350μsec、対象物までの距離Rが150mのとき、第1レーダ信号101と受信信号102の時間差は1μsecとなる。つまり、第1レーダ信号101と受信信号102の時間差は、掃引周期Tcの1%以下となる。
このように、第1レーダ信号101と受信信号102の時間差、すなわち第1レーダ信号101と受信信号102の位相差は、掃引周期Tcに対してごく一部の範囲内となることが知られている。また、一般車両用レーダ装置10が搭載される一般車両と対象物に速度差があっても、ドップラー周波数の変位はごくわずかである。すなわち、受信信号102は、第1レーダ信号101との位相差が、掃引周期Tcのごく一部の範囲P内となるような範囲で受信される。なお範囲Pは、第1レーダ信号101の周波数及び掃引周期Tcによって異なる。
また、上記の掃引周期Tcは、規定によって定められているものでは無いため、複数の一般車両用レーダ装置により送信される第1レーダ信号の掃引周期は、複数の一般車両用レーダ装置毎に異なるといえる。さらに、中心周波数及び掃引周波数幅については、地域ごとに許可されている使用周波数帯域が規定されているものの、その範囲内では自由に設定することができる。したがって、第1レーダ信号の周波数の開始周波数と終了周波数もまた、複数の一般車両用レーダ装置毎に異なるといえる。
したがって、図3に示すように、第1受信部13により受信した受信信号102が、第1レーダ信号101と同一周波数、同一周期であり、受信信号102と、第1レーダ信号101の位相差が掃引周期Tcのごく一部の範囲P内となる場合には、受信信号102は、第1レーダ信号101の反射波である。すなわち、判定部14は、第1受信部13により受信したレーダ信号が、第1レーダ信号101と同一周波数、同一周期であり、受信したレーダ信号と第1レーダ信号101の位相差が範囲P内である場合に、受信したレーダ信号が、第1レーダ信号101の反射波である受信信号102であると判定できる。この場合、一般車両用レーダ装置10は、第1レーダ信号101と、受信信号102の時間差に基づいて、対象物までの距離等の対象物の走行状態を算出できる。
すなわち、判定部14は、第1受信部13により受信したレーダ信号が、第1レーダ信号と同一周波数、同一周期であり、受信したレーダ信号と第1レーダ信号の位相差が範囲P以外の範囲である場合に、受信したレーダ信号が、緊急車両用レーダ装置20の第2送信部23より送信された第2レーダ信号であると判定することができる。
図4は、一般車両用レーダ装置10により送信された第1レーダ信号101と、緊急車両用レーダ装置20により送信された第2レーダ信号201の周波数の時間変化を示す図である。図4において、一般車両用レーダ装置10の第1受信部13は、第1レーダ信号101と同一周期且つ、同一周波数の第2レーダ信号201を受信する。この場合、一般車両用レーダ装置10の判定部14は、受信した第2レーダ信号201と第1レーダ信号101の位相差が所定範囲Q内である場合に、受信した第2レーダ信号201が、緊急車両用レーダ装置20から送信されたものと判定する。ここで、所定範囲Qは、掃引周期Tcのうち、受信信号102が受信される位相の範囲P以外の範囲である。すなわち、所定範囲Qは、第1送信部12が送信した第1レーダ信号が対象物に反射したレーダ信号を第1受信部13で受信した場合の位相変化の範囲外となる範囲である。また、所定範囲Qは、一般車両用レーダ装置10と緊急車両用レーダ装置20との間で予め設定された範囲である。所定範囲Qは、例えば、第1レーダ信号101に対する位相遅延が180度以上360度未満となる範囲である。所定範囲Qは、受信信号102が受信される位相の範囲Pと区別できる範囲に設定されればよく、具体的な範囲は限定されない。
また、所定範囲Qは、緊急車両の走行情報に対応付けて設定された複数の範囲から構成されてもよい。緊急車両の走行情報は、例えば、緊急車両の進行方向、速度、停止等の情報であってもよい。この場合、緊急車両用レーダ装置20の第2送信部23は、生成した第2レーダ信号201の位相を、第1レーダ信号を受け取った際の第1レーダ信号の位相から、緊急車両の走行情報に対応する範囲だけ遅延させて送信してもよい。例えば、所定範囲Qの範囲を、第1レーダ信号101に対する位相遅延が150度以上210度未満の範囲とし、第2レーダ信号201が、第1の範囲である位相遅延が150度以上170度未満の範囲で受信された場合には、緊急車両の進行方向が右であり、第2の範囲である位相遅延が170度以上190度未満の範囲で受信された場合には、緊急車両の進行方向が左であり、第3の範囲である位相遅延が190度以上210度未満の範囲で受信された場合には、緊急車両の進行方向が直進である、といった如くである。更に、第1乃至第3の範囲の各々に生成された第2レーダ信号201を重畳して送受信しても構わない。これにより、緊急車両用レーダ装置20は、緊急車両の進行方向だけでなく、速度等の緊急車両の走行情報を第2レーダ信号に重畳させて、一般車両用レーダ装置10に送信することができる。
[作用効果]
以上説明したように、一実施形態に係る緊急車両検知システム1は、一般車両に搭載される一般車両用レーダ装置10と、一般車両とは異なる緊急車両に搭載される緊急車両用レーダ装置20とを備える。一般車両用レーダ装置10は、第1レーダ信号生成部11と、第1送信部12と、第1受信部13と、判定部14と、を有する。第1レーダ信号生成部11は、所定の周波数、所定の周期の第1レーダ信号を生成する。第1送信部12は、所定の送信周期にて第1レーダ信号を送信する。第1受信部13は、レーダ信号を受信する。判定部14は、第1受信部13で受信した第2レーダ信号が、送信した第1レーダ信号と同一周波数、同一周期であり、第2レーダ信号と第1レーダ信号の位相差が所定範囲内である場合に、第2レーダ信号が緊急車両用レーダ装置20から送信されたものと判定する。
緊急車両用レーダ装置20は、第2受信部21と、第2レーダ信号生成部22と、第2送信部23と、を有する。第2受信部21は、レーダ信号を受信する。第2レーダ信号生成部22は、第2受信部21で受信した第1レーダ信号と同一周波数且つ同一周期の第2レーダ信号を生成する。第2送信部23は、生成した第2レーダ信号の位相を、第1レーダ信号を受信した際の第1レーダ信号の位相から所定範囲だけ遅延させて送信する。
緊急車両用レーダ装置20は、一般車両用レーダ装置10により送信された第1レーダ信号を受信し、受信した第1レーダ信号と同一周波数且つ同一周期の第2レーダ信号を生成する。緊急車両用レーダ装置20は、生成した第2レーダ信号を、第1レーダ信号を受信した際の第1レーダ信号の位相から所定範囲だけ遅延させて送信する。そして、一般車両用レーダ装置10は、緊急車両用レーダ装置20により送信された第2レーダ信号を受信し、受信した第2レーダ信号が、送信した第1レーダ信号と同一周波数且つ同一周期であり、第1レーダ信号の位相差が所定の範囲内である場合に、第2レーダ信号が緊急車両用レーダ装置20から送信されたものと判定する。
これにより、一般車両用レーダ装置10は、一般車両用レーダ装置10により送信される第1レーダ信号の周波数及び掃引周期に関わらず、第2レーダ信号が緊急車両用レーダ装置20から送信されたものと判定できる。一般車両用レーダ装置10が搭載された一般車両は、音及び光による緊急車両の検知が困難な場合であっても、レーダ信号を用いて、緊急車両の接近を検知できる。緊急車両と一般車両の衝突事故のリスクを低減できる。一般車両及び緊急車両に搭載されているADAS用レーダーシステムを流用しつつ、大幅な機器の追加なしに緊急車両の検知を実現することができる。一般車両が緊急車両の走行の妨げになることを抑制できる。
また、一実施形態に係る緊急車両検知システム1において、所定範囲は、一般車両用レーダ装置10と緊急車両用レーダ装置20との間で予め設定された範囲である。また、所定範囲は、第1送信部12が送信した第1レーダ信号が対象物に反射したレーダ信号を第1受信部13で受信した場合の位相変化の対象外となる範囲である。
一般車両用レーダ装置10は、第2レーダ信号と第1レーダ信号の位相差が、一般車両用レーダ装置10と緊急車両用レーダ装置20の間で予め設定された範囲内である場合に、第2レーダ信号が緊急車両用レーダ装置20から送信されたものと判定する。これにより、一般車両用レーダ装置10は、一般車両用レーダ装置10から送信される第1レーダ信号の周波数及び掃引周期に関わらず、第2レーダ信号を、第1レーダ信号の反射波である受信信号及び他の一般車両用レーダ装置から送信されたレーダ信号などのノイズと区別することができる。
また、所定範囲は、前記緊急車両の走行情報に対応付けて設定された複数の範囲から構成されてもよく、第2送信部23は、生成した第2レーダ信号の位相を、第1レーダ信号を受信した際の第1レーダ信号の位相から、緊急車両の走行情報に対応する範囲だけ遅延させて送信してもよい。これにより、緊急車両用レーダ装置20は、緊急車両の進行方向、速度等の緊急車両の走行情報を第2レーダ信号に重畳させて、一般車両用レーダ装置10に送信することができる。これにより、一般車両用レーダ装置10は、レーダ信号を用いて、緊急車両の接近の有無だけでなく、緊急車両の走行情報を検知できる。一般車両用レーダ装置10が搭載された一般車両は、緊急車両の接近をより正確に検知できる。一般車両が緊急車両の走行の妨げになることをより抑制でき、緊急車両と一般車両の衝突事故のリスクをさらに低減できる。
なお、第1レーダ信号及び第2レーダ信号は、ミリ波レーダであってもよく、マイクロ波レーダであってもよく、第1レーダ信号及び第2レーダ信号の周波数は限定されない。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
1 緊急車両検知システム
10 第1のレーダ装置(一般車両用レーダ装置)
11 第1レーダ信号生成部
12 第1送信部
13 第1受信部
14 判定部
20 第2のレーダ装置(緊急車両用レーダ装置)
21 第2受信部
22 第2レーダ信号生成部
23 第2送信部

Claims (4)

  1. 一般車両に搭載される第1のレーダ装置と、前記一般車両とは異なる緊急車両に搭載される第2のレーダ装置とを備える緊急車両検知システムであって、
    前記第1のレーダ装置は、
    所定の周波数、所定の周期の第1レーダ信号を生成する第1レーダ信号生成部と、
    所定の送信周期にて前記第1レーダ信号を送信する第1送信部と、
    レーダ信号を受信する第1受信部と、
    前記第1受信部で受信した第2レーダ信号が、送信した前記第1レーダ信号と同一周波数、同一周期であり、前記第2レーダ信号と前記第1レーダ信号の位相差が所定範囲内である場合に、前記第2レーダ信号が前記第2のレーダ装置から送信されたものと判定する判定部と、
    を有し、
    前記第2のレーダ装置は、
    レーダ信号を受信する第2受信部と、
    前記第2受信部で受信した前記第1レーダ信号と同一周波数且つ同一周期の前記第2レーダ信号を生成する第2レーダ信号生成部と、
    生成した前記第2レーダ信号の位相を、前記第1レーダ信号を受信した際の前記第1レーダ信号の位相から所定範囲だけ遅延させて送信する第2送信部と、
    を有する緊急車両検知システム。
  2. 前記所定範囲は、前記第1のレーダ装置と前記第2のレーダ装置との間で予め設定された範囲である
    請求項1に記載の緊急車両検知システム。
  3. 前記所定範囲は、前記第1送信部が送信した前記第1レーダ信号が対象物に反射したレーダ信号を前記第1受信部で受信した場合の位相変化の範囲外となる範囲である
    請求項1または2に記載の緊急車両検知システム。
  4. 前記所定範囲は、前記緊急車両の走行情報に対応付けて設定された複数の範囲から成り、
    前記第2送信部は、生成した前記第2レーダ信号の位相を、前記第1レーダ信号を受け取った際の前記第1レーダ信号の位相から、前記緊急車両の走行情報に対応する範囲だけ遅延させて送信する
    請求項2に記載の緊急車両検知システム。
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