JP2023134888A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2023134888A
JP2023134888A JP2022039809A JP2022039809A JP2023134888A JP 2023134888 A JP2023134888 A JP 2023134888A JP 2022039809 A JP2022039809 A JP 2022039809A JP 2022039809 A JP2022039809 A JP 2022039809A JP 2023134888 A JP2023134888 A JP 2023134888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerator
fan
compressor
propeller fan
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022039809A
Other languages
English (en)
Inventor
智史 小沼
Tomohito Konuma
謙治 塩野
Kenji Shiono
良二 河井
Ryoji Kawai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Global Life Solutions Inc
Original Assignee
Hitachi Global Life Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Global Life Solutions Inc filed Critical Hitachi Global Life Solutions Inc
Priority to JP2022039809A priority Critical patent/JP2023134888A/ja
Priority to CN202211068046.8A priority patent/CN116792999A/zh
Publication of JP2023134888A publication Critical patent/JP2023134888A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

【課題】放熱量の低下を防止することが可能な冷蔵庫を提供する。【解決手段】冷蔵庫本体の底部に設けられた機械室Qに、コンデンサ21、圧縮機22、蒸発皿23、冷却用のプロペラファン25およびプロペラファン25を収容するファンケーシング26を備え、プロペラファン25により機械室Qの前面に設けた吸込口27aと吐出口28aから空気を吸排気してコンデンサ21と圧縮機22を冷却するように構成され、空気の流れ方向に沿って、吸込口27aが形成された吸込流路27、圧縮機22、プロペラファン25およびファンケーシング26、吐出口28aが形成された吐出流路28が順番に配置されている。また、吸込流路27内にはコンデンサ21を備え、吐出流路28内には蒸発皿23を備える。また、ファンケーシング26は、プロペラファン25の下流に配置され、プロペラファン25から吐出された空気の流れ方向を径方向に変換する。【選択図】図2

Description

本発明は、冷蔵庫に関する。
特許文献1には、箱体の底面に、気流方向に沿ってコンデンサ、圧縮機、遠心ファンが並んで配置された機械室の放熱構造が記載されている。特許文献2には、箱体の圧縮機の後方に後部排出口を設ける構成が記載されている。
特開平9-324977号公報 実公昭62-34221号公報
ところで、配送ダクトの流路幅が狭いと、圧力損失の増大に伴う遠心ファンの風量の低下により、コンデンサの放熱量が低下する。反対にコンデンサ側の流路幅が配送ダクトの流路幅よりも小さいと、コンデンサの伝熱面積が低下することにより、コンデンサの放熱量が低下する。特許文献1に記載の従来技術では、コンデンサや配送ダクトの流路幅について言及されていないため、コンデンサや配送ダクトの寸法、配置によっては風路の圧力損失が増大し、風量が低下するおそれがある。
また、特許文献2に記載の技術では、後部排出口が設けられているため、この後部排出口から外気を取り込んでしまい、気流がコンデンサを通過しなくなり、放熱できなくなるおそれがある。
本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体の底部に設けられた機械室に、コンデンサ、圧縮機、蒸発皿、冷却用のプロペラファンおよび当該プロペラファンを収容するファンケーシングを備え、前記プロペラファンにより前記機械室の前面に設けた吸込口と吐出口から空気を吸排気して前記コンデンサと前記圧縮機を冷却するように構成され、空気の流れ方向に沿って、前記吸込口が形成された吸込流路、前記圧縮機、前記プロペラファンおよび前記ファンケーシング、前記吐出口が形成された吐出流路が順番に配置され、前記吸込流路内には前記コンデンサを、前記吐出流路内には前記蒸発皿を備え、前記ファンケーシングは、前記プロペラファンの下流に配置され、当該プロペラファンから軸方向に吐出された空気の流れ方向を径方向に変換する。
本実施形態の冷蔵庫の使用形態を示す斜視図である。 本実施形態の機械室の内部構造を示す斜視図である。 本実施形態の機械室の内部構造を示す平面図である。 本実施形態の冷蔵庫の冷凍サイクルの構造を示すブロック図である。 冷却ファンの斜視図である。 冷却ファンの縦断面図である。 ファンケーシングの形状を示す断面図である。 冷蔵庫をファンケーシングの位置で切断したときの断面図である。 機械室の内部構造を示す背面図である。 機械室内の部材の配置を示す構成図である。 吸込流路幅を吐出流路幅で除した値とコンデンサの放熱量との関係を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態(本実施形態)を説明する。ただし、本実施形態は、以下の内容に何ら制限されず、本発明の要旨を損なわない範囲内で任意に変更して実施可能である。また、以下では、図1に示す方向を基準として説明する。
図1は、本実施形態の冷蔵庫の使用形態を示す斜視図である。なお、以下では、冷蔵温度帯(例えば、1℃~6℃)の冷蔵室Rを備えた1ドアタイプのものを例に挙げて説明するが、冷蔵室と製氷室を備えた1ドアタイプの冷蔵庫であってもよく、冷蔵室と冷凍室を備えた2ドアタイプの冷蔵庫であってもよく、3ドア以上の冷蔵庫であってもよい。
図1に示すように、冷蔵庫1は、前方が開口した箱形状の冷蔵庫本体10と、冷蔵庫本体10の前面の開口を開閉する扉20と、を備えている。また、冷蔵庫1は、ビルトイン式に対応したものにすることができ、前面が開放した収納箱100内に収納されるようにして設置されてもよい。また、冷蔵庫本体10は、上面部11a、底面部11b、左側面部11c、右側面部11d、背面部11eからなる外箱11を有し、冷蔵庫1の外郭を構成している。また、冷蔵庫本体10は、合成樹脂製の内箱12を有している。この内箱12と外箱11との間には成形断熱材や真空断熱材としての断熱材M(図8参照)が充填されて断熱箱体を構成している。また、扉20にも発泡ウレタンなどの断熱材が充填されて断熱扉を構成している。本実施例では、断熱材Mとして成形断熱材のみを使用しており、具体的には発泡スチロールを使用している。
収納箱100は、前面を除いて、上面板100a、底面板100b、左側面板100c、右側面板100d、背面板100eを有している。また、上面板100a、底面板100b、左側面板100c、右側面板100d、背面板100eのいずれにも、内側と外側を貫通する孔は形成されていない。
冷蔵庫1を収納箱100に収納することで、上面部11aが上面板100aの内壁面に接し、左側面部11cが左側面板100cの内壁面に接し、右側面部11dが右側面板100dの内壁面に接し、背面部11eが背面板100eの内壁面に接する。なお、上面部11a、左側面部11c、右側面部11d、背面部11eそれぞれを別体とし、冷蔵庫1の外面それぞれに着脱するようにしてもよい。
また、冷蔵庫本体10の底面には、高さや傾きを調整するための脚部13,13が設けられている。これにより、底面部11bと底面板100bとの間には調整用の若干の隙間が形成されている。なお、本実施形態では、脚部13を備えた場合を例に挙げて説明したが、車輪(ローラ)や、車輪と脚部との組み合わせであってもよく、適宜変更することができる。
このように、冷蔵庫1を収納箱100に、前面の開口から挿入して収納することで、冷蔵庫1の上面部11a、左側面部11c、右側面部11d、背面部11eがほぼ隙間なく収納箱100に収納される。
図2は、本実施形態の機械室の内部構造を示す斜視図である。
図2に示すように、冷蔵庫1(図1参照)の底面側には、機械室Qが設けられている。この機械室Qは、前後方向の手前側が扁平な空間となるように形成され、奥側(背面側)が手前側よりも高さが高い空間となるように形成されている。
機械室Qには、コンデンサ21、圧縮機22、蒸発皿23、電気品を収納した基板ケース24、プロペラファン25、ファンケーシング26、吸込流路27、吐出流路28が設けられている。また、コンデンサ21、圧縮機22、減圧器(キャピラリチューブ)43(図4参照)、冷却器31(図4参照)によって冷凍サイクルが構成されている。
コンデンサ21は、圧縮機22から吐出した高温・高圧の冷媒を凝縮する凝縮器(放熱器)として機能するものである。また、コンデンサ21は、冷媒管21aとフィン21bとが組み合わされて構成されている。また、コンデンサ21は、冷蔵庫1の下部に位置するとともに前後方向の中央よりも手前側に位置している。
圧縮機22は、圧縮要素と電動要素とを密閉容器内に上下に配置して構成されたいわゆるレシプロ圧縮機である。電動要素は、密閉容器内の下側に配置され、ステータ及びロータを含んで構成されている。圧縮要素は、シリンダ内にピストンを往復動させることで冷媒を圧縮するクランクシャフトと、このクランクシャフトを支持する軸受などを備えて構成されている。ピストンは左右方向に往復動するように据付けられており、一方、プロペラファン25は回転軸が左右方向となるように据付けられている。また、圧縮機22は前後寸法よりも左右寸法が長い。また、プロペラファン25は、正面視において縦長となるように配置されている。
また、圧縮機22は、機械室Qの背面側の高さのある空間内に位置している。また、圧縮機22は、吸込流路27と前後方向に重なる位置に配置されている。
蒸発皿23は、除霜時に発生した除霜水DW(図10参照)を溜める皿状の容器であり、機械室Qに設けられたプロペラファン25による通風等の作用により除霜水DWが蒸発するようになっている。
基板ケース24は、冷蔵庫1を制御する制御基板(不図示)が収容され、庫内の温度に基づいて圧縮機22のモータ回転速度、プロペラファン25のモータ回転速度を制御する。また、基板ケース24に収容される制御基板(不図示)が縦置きに配置され、正面視において基板ケース24が縦長になるように構成されている。
プロペラファン25は、圧縮機22と対向する位置に配置され、回転軸25g(図5参照)の方向から吸い込んでファンケーシング26に向けて吹き出すように構成されている。
ファンケーシング26は、プロペラファン25の下流(後流)に配置される略有底円筒状のケースである。また、ファンケーシング26は、プロペラファン25を収容している。また、ファンケーシング26は、プロペラファン25の軸方向の一面側に吸込口26s(図6参照)が形成され、下部に吹出口26t(図6参照)が形成されている。
プロペラファン25とファンケーシング26とが組み合わされた冷却ファン50(冷却手段)は、圧縮機22と同様に、機械室Qの背面側の高さのある空間内に左右に並んで配置されている。また、冷却ファン50は、吐出流路28と前後方向に重なる位置に配置されている。
吸込流路27は、冷蔵庫1の外部から吸い込んだ空気が流れるダクト形状のものであり、断面視矩形状の扁平な流路を有している。また、吸込流路27には、冷蔵庫本体10(図1参照)の前面に吸込口27aが形成されている。この吸込口27aには、機械室Q内に塵埃などの異物が入り込むのを防止するフィルタ部材27b(図10参照)が取り付けられている。
吐出流路28は、機械室Qに吸い込んだ空気を冷蔵庫1の外部に排出するダクト形状のものであり、断面視矩形状の流路を有している。また、吐出流路28には、冷蔵庫本体10(図1参照)の前面側に、吸込口27aと左右方向に並んで吐出口28aが形成されている。また、吐出流路28と吸込流路27との間には、仕切り29が設けられている。
また、図2に示す実施形態では、吸込流路27の幅は、吐出流路28の幅よりも大きく形成されている。なお、吸込流路27の高さと吐出流路28の高さは、ほぼ同じになるように構成されている。
また、冷蔵庫本体10は、コンデンサ21、圧縮機22、蒸発皿23、基板ケース24、プロペラファン25、ファンケーシング26を支持するベース40を備えている。このベース40は、底面を構成する底板部40aと、底板部40aの左右両端部において上方に延びて外側に折れ曲がる縁部40b,40bと、底板部40aの後端部において上方に向けて延びる縁部40cと、を有している。
図3は、本実施形態の機械室の内部構造を示す平面図である。なお、図3では、プロペラファン25、ファンケーシング26および基板ケース24の図示を省略している。
図3に示すように、吸込流路27には、前記したようにコンデンサ21が配置されている。コンデンサ21は、冷媒管21aが左右方向に延びて、左右両端において折り返して蛇行するように構成されている。また、冷媒管21aは、左右方向に並んで配置された複数のフィン21bを貫通するように構成されている。この冷媒管21aには、圧縮機22からの高温・高圧の冷媒が導入される。なお、圧縮機22から吐出された冷媒は、冷媒管21aの点Pの位置、つまり吸込気流の流れ方向の下流側から導入される。
機械室Qの入口である吸込流路27の吸込口27aには、吸込グリル27c(図10参照)が設けられている。この吸込グリル27cは、金属製または樹脂製であり、吸込口27aに嵌め込まれている。また、機械室Qの出口である吐出流路28の吐出口28aにも同様にして吐出グリル28c(図10参照)が設けられている。
また、左右に並んで配置される吸込流路27と吐出流路28との間には仕切り29が設けられている。これにより、吸込流路27から吸い込まれた空気は、機械室Qの背面側に配置された圧縮機22、そして冷却ファン50(図2参照)を通り、吐出流路28を通って吐出口28aから吐出するようになっている。
また、コンデンサ21は、後方に位置する圧縮機22の近傍まで配置されている。また、コンデンサ21は、前側に空気が導入される入口部E1が形成され、後側に空気が排出される出口部E2が形成されている。また、コンデンサ21の左右方向の幅は、圧縮機22の左右方向の幅よりも大きく形成されている。また、コンデンサ21の前後方向の投影上に圧縮機22が位置するように構成されている。また、圧縮機22の幅方向の全体がコンデンサ21の出口部E2の投影上に位置している。なお、コンデンサ21の長さL(コンデンサ長さ)とは、冷媒管21aを含めてフィン21bの前端から後端までの長さを意味する。
蒸発皿23は、吐出流路28に配置され、ベース40の後端と前端との全体に渡って形成されている。また、蒸発皿23は、仕切り29とベース40の右端の縁部40bとの全体に渡って形成されている。このようにすることで、蒸発皿23の除霜水を溜める容積を多く確保できる。
図4は、本実施形態の冷蔵庫の冷凍サイクルの構造を示すブロック図である。
図4に示すように、冷蔵庫1は、コンデンサ21、圧縮機22、冷却器(EVP:エバポレータ)31、減圧器43に加えて、放熱部41、冷媒に含まれる水分を取り除くためのドライヤ42、減圧器43との間で熱交換を行うサクションパイプ(Sパイプ)44を備えている。放熱部41は、外箱11(図1参照)の表面の内側に設けられる管状のものである。また、放熱部41は、左側面部11c(図1参照)に設けられる放熱管41aと、背面部11eに設けられる放熱管41bと、右側面部11dに設けられる放熱管41cと、前面部に設けられる放熱管41dと、底面部11bに設けられる放熱管41eと、を有している。圧縮機22から吐出された冷媒は、コンデンサ21、放熱部41を通って放熱(凝縮)され、ドライヤ42、減圧器43、冷却器31、サクションパイプ44を通って圧縮機22に戻る。また、冷却器31は、機械室Qの上方の背面に設けられた冷却室に収容されている。また、減圧器43は、その一部が機械室Qに設けられている。
このようにして、冷却器31によって冷蔵庫1を冷却するが、このときの冷却する力は、放熱する力によって決まる。つまり、圧縮機22から減圧器43の前までの放熱サイクルでの放熱エネルギ量を多く確保できることで、冷却能力も多く確保できる。通常、庫内の冷却は一定であり、放熱量を多くかせぐことで、圧縮機22の回転速度を落とすことができ、その結果として消費電力を下げることが可能になる。そこで、放熱サイクルには圧縮機22が含まれているので、圧縮機22に風を当てて冷却することが重要になる。
図5は、冷却ファンの斜視図である。なお、図5は、空気が導入されるプロペラファン25側から見た状態である。
図5に示すように、冷却ファン50は、プロペラファン25とファンケーシング26とが組み合わされて構成されている。
プロペラファン25は、一般的な構造を有するものであり、モータが内蔵された軸部25aと、軸部25aの周面に固定された3枚の羽根25bと、軸部25aを固定して支持するフレーム部25cと、を有している。また、プロペラファン25は、太矢印で示すように、プロペラファン25を軸方向から見たときに反時計回り方向に回転するようになっている。これにより、圧縮機22(図2参照)からの空気が、左側から吸い込まれ、右側のファンケーシング26に向けて吹き出されるようになっている。
また、フレーム部25cは、羽根25bの外周に円筒形状の通気路25dが形成されている。通気路25dは、軸方向(左右方向)の一端側が圧縮機22(図2参照)を向き、他端がファンケーシング26側を向くように開口している。プロペラファン25の回転軸25gは、冷蔵庫本体10の前面10s(図1参照)と略平行になるようにして設置されている。ここでの前面10sとは、筐体の前面であり、冷蔵庫本体10(図1参照)の扉20のパッキン(不図示)が吸着される平坦な面を意味している。
ファンケーシング26は、略円筒状に形成され、フレーム部25cに向いて形成される背面部26aと、背面部26aの外周縁から右側(プロペラファン25から軸方向に向けて離れる方向に延びる外周面部26bと、この外周面部26bの開口を塞ぐ蓋部26cと、を有している。
背面部26aは、プロペラファン25の通気路25dの直径よりも大径になるように構成されている。また、背面部26aは、フレーム部25cの上部および後部から円弧状に突出した形状を有している。
図6は、冷却ファンの縦断面図である。
図6に示すように、ファンケーシング26は、プロペラファン25の出口側の一部が収納されるように構成されている。また、ファンケーシング26の背面部26aの位置に、羽根25bの前端が位置するように、プロペラファン25がファンケーシング26に収納されている。
また、ファンケーシング26は、下端部に空気が吹き出す吹出口26tが形成されている。この吹出口26tは、外周面部26bの左右方向の幅全体に形成されている。また、吹出口26tは、上下方向の高さがプロペラファン25のフレーム部25cの下端とほぼ一致するように構成されている。
また、ファンケーシング26の蓋部26cは、外周面部26bに嵌合して固定されている。また、蓋部26cには、プロペラファン25の軸部25aに向けて突出する突出部26eが形成されている。また、蓋部26cは、突出部26eを除く部分は、平坦な面になるように構成されている。
この突出部26eの先端は、軸部25aと接触しない近傍まで延びている。また、突出部26eの直径は、軸部25aの直径と略一致する寸法になるように構成されている。また、外周面部26bの左右方向の幅W1は、プロペラファン25の左右方向の幅W2よりも長く形成されている。
図7は、ファンケーシングの形状を示す断面図である。なお、図7は、蓋部26cの位置で切断して軸方向から見た状態である。
図7に示すように、ファンケーシング26の外周面部26bは、上部にプロペラファン25のフレーム部25cから上方に突出する円弧部26b1と、後部にフレーム部25cから後方に突出する円弧部26b2と、を有する。また、外周面部26bは、前部に上下方向に直線状に延びる直線部26b3を有する。また、外周面部26bは、下端に羽根25bの直径よりも前後方向に長い吹出口26tが形成されている。
また、円弧部26b1が形成される背面部26aには、略矩形状の連通口26a1が形成されている。この連通口26a1は、図7の軸部25aの軸方向から見たときに、円形状の通気路25dの全体が当該連通口26a1内に位置している。また、プロペラファン25は、羽根25bの後流側に、軸部25aをフレーム部25cに支持する複数の支持部25fが形成されている。
また、ファンケーシング26の外周面部26bは、軸部25aの回転中心Oと前方に位置する直線部26b3との距離(径方向の寸法)をr1とし、回転中心Oと前寄り上方に位置する円弧部26b1との距離(径方向の寸法)をr2とする。また、外周面部26bは、回転中心Oと後寄り上方に位置する円弧部26b1との距離(径方向の寸法)をr3とし、回転中心Oと後方に位置する円弧部26b2との距離(径方向の寸法)をr4とする。また、外周面部26bは、回転中心Oと下寄り後方に位置する円弧部26b2との距離(径方向の寸法)をr5とする。このときの各距離の関係は、r1<r2<r3<r4<r5となる。また、ファンケーシング26内では、プロペラファン25から吐出された空気は、太矢印で示す方向に流れるようになっている。つまり、ファンケーシング26は、上流側から下流側に向けて距離(径方向の寸法)r1~r5が拡大するようになっている。
なお、本実施形態では、ファンケーシング26に直線部26b3が形成された場合を例に挙げて説明したが、直線部26b3が他の円弧部26b1,26b2と同様に円弧状に形成されていてもよい。この場合には、吹出口26tの開口の前端と回転中心Oとを結ぶ距離(径方向の寸法)が最も短くなり、時計回り方向に向けて径方向の寸法が拡大するように構成される。
ところで、プロペラファンの特徴として、吸込部の圧力損失が小さい場合、広い空間から空気が吸えるので、空気を径方向から吸って、軸方向に吐く流れになる。しかし、冷蔵庫1の機械室Qのような吸込部が狭い空間でプロペラファンを用いた場合、軸方向から空気が吸われることになるので、プロペラファンから吐出した空気は、径方向に向けて吐く流れになる。また、プロペラファンの羽根の形状が斜めになっているので、回転することで空気を押し出して流すようになる。このため、機械室のような吸込側の圧力損失がある程度大きい場合、吸った空気がファンの形状に沿って上側に押し出されることになる。そこで、本実施形態では、空気が吐出される方向に向けて、径方向に行くにしたがって徐々に径が拡大していく形状にすることで、流速が増速しないようにできるので、圧力損失を最小化しつつ、垂直方向に空気を曲げることが可能になる。
また、ファンケーシング26には、プロペラファン25の後流に空気の温度を検出する温度センサ51が設けられている。この温度センサ51は、背面部26aの裏面(内側)に位置している。また、温度センサ51は、空気の流れ方向(図7の回転方向の矢印参照)の下流側(吹出口26tに近い側)に位置している。このように、プロペラファン25の後流に配置する、つまり加熱体の最下流に配置することで、空気の高温検知が容易になる。これにより、温度を検知することで、吐出口28aから高温の空気が吐出されるのを抑制するように制御するなどが可能になる。
図8は、冷蔵庫をファンケーシングの位置で切断したときの断面図である。なお、図8では、プロペラファン25から吐出された空気の流れを太矢印で示している。
図8に示すように、冷蔵庫1は、冷蔵室Rの背面に、送風カバー14の背面側に形成された冷却室30に、冷気を生成する冷却器31、除霜時に冷却器31などに付着した霜を融かすヒータ(不図示)、冷却器31から落下する除霜水を受ける樋33、冷却器31で生成された冷気を冷蔵室Rに送り込む送風ファン(不図示)などが設けられている。
また、機械室Qの背面側は、孔が形成されていない背面カバー60によって覆われている。また、機械室Qの上面側と前面側は、底面部11bによって覆われている。また、機械室Qの底面側は、底板部40aによって覆われている。また、機械室Qの左右側面側は、左側面部11c(図1参照)と右側面部11d(図1参照)によって覆われている。つまり、機械室Qは、吸込口27a(図1参照)と吐出口28a(図1参照)を除いて密閉された状態である。
また、樋33に集められた除霜水は、ドレン管35を介して蒸発皿23に送られるようになっている。ドレン管35は、冷却室30から機械室Qに向けて断熱材Mを貫通し、蒸発皿23の上部まで延びている。また、蒸発皿23は、ファンケーシング26の下端(冷蔵庫1の後端)から冷蔵庫1の前端までの長さとなる領域に形成されている。
蒸発皿23は、圧縮機22(図2参照)の上側ではなく、冷却ファン50の下側を含む場所に位置している。ドレン管35から排出された除霜水(ドレン水)は、蒸発皿23に貯溜される。冷却ファン50の吹出口26tから吹き出された空気は、蒸発皿23に貯溜された除霜水と接しながら前方に流れる。この場合、吸込流路27(図2参照)に吸い込まれた空気は、コンデンサ21を通過することで暖められ、圧縮機22の表面に接触しながら通過することでさらに暖められる。このため、蒸発皿23の除霜水を効果的に蒸発させることができる。
また、蒸発皿23を前方に向けて流れる空気は、吐出口28aから冷蔵庫1の外部に排出される。ところで、蒸発皿23には、除霜した水を溜めるために蒸発皿23の前端において底面から上方に起立した壁23aが形成される。この壁23aが設けられていると、壁23aと底面部11bとの隙間が狭くなり、圧力損失が増加する。そこで、本実施形態では、壁23aが位置する底面部11bに凹形状の窪み11b1を設けている。これにより、壁23aと底面部11bとの隙間が拡大され、吐出口28aの圧力損失を低下させつつ、蒸発皿23の水量を確保することができる。
図9は、機械室の内部構造を示す背面図である。なお、図9は、機械室Qの背面に設けられる背面カバーを取り外した状態を示している。
図9に示すように、プロペラファン25が縦置きに配置され、プロペラファン25の回転軸25g(図5参照)が左右方向に向いている。また、ファンケーシング26が縦置きに配置され、外周面部26bの上端が機械室Qの天井に近い位置まで延びている。また、基板ケース24が縦置きに配置され、ファンケーシング26に近接して配置されている。このように、プロペラファン25、ファンケーシング26および基板ケース24は、左右方向に沿って並んで配置されている。このように、プロペラファン25、ファンケーシング26および基板ケース24をすべて縦置きに並べて配置することで、狭い機械室Q内にコンパクトに配置することが可能になる。
基板ケース24は、ファンケーシング26の蓋部26cと、右側面部11dとの間の空間に位置している。また、基板ケース24は、蒸発皿23の上部に位置している。このような位置に基板ケース24を配置することで、基板ケース24から発生する熱によって蒸発皿23の除霜水を温めることができ、蒸発皿23の除霜水の蒸発をさらに促進することができる。
また、基板ケース24は、機械室Qから基板ケース24をまるごと外すことができるようになっている。機械室Qの背面カバー60(図8参照)を外すことで、背面側から基板ケース24を外すことができ、メンテナンス性を向上できる。
また、減圧器43は、圧縮機22に対して冷却ファン50とは左右方向の反対側に位置している。換言すると、減圧器43は、空気の流れに対して圧縮機22の上流側に位置している。これにより、圧縮機22によって加熱された空気は、冷却ファン50に向けて流れるので、減圧器43が積極的に加熱されることがなくなる。
ところで、断熱材Mとして使用している発泡スチロールは、冷蔵庫の断熱材として広く使用されている発泡ウレタンに比して耐熱温度が低く、60~80℃程度、例えば75℃であり、この温度に達すると熱変形が著しく、形状を維持できないことがある。一方で圧縮機22から吐出されたガス冷媒は、環境温度が高温(例えば40℃など)で、冷蔵庫庫内へ食品や飲料などが投入された場合など、負荷条件によっては耐熱温度以上、例えば90℃以上の高温となることがある。このため、断熱材Mの信頼性の観点から、冷蔵庫1は、圧縮機22から吐出された冷媒が、断熱材Mに沿って這わされている冷媒配管としての放熱部41より上流に、機械室Q内のコンデンサ21を通り、コンデンサ21中で冷媒が二相域となるまで温度を低下させる構成としている。
具体的な冷媒としては、例えばイソブタンを挙げることができる。これにより断熱材Mが比較的耐熱温度が低い発泡スチロール(ポリスチレン)であっても、冷蔵庫1の信頼性を確保できる。より具体的には、環境温度を測定する外気温度センサ(不図示)を備えており、高温の条件下では、プロペラファン25を駆動させて又は回転数を上げて、積極的にコンデンサ21中で冷媒を低温化させる。さらに、温度センサ51が高温時(例えば50℃)の際は、プロペラファン25を駆動させる、プロペラファン25を駆動させて又は回転数を上げて、積極的にコンデンサ21中で冷媒を低温化させる。また、外気温度センサと温度センサ51がともに高温の場合は、さらにプロペラファン25の回転数を上げることができる。さらに、コンデンサ21出口に別の温度センサを配置し、予め設定した耐熱温度以上の場合、プロペラファン25の回転数を上げたり、圧縮機22の減速や停止を実行することができる。
図10は、機械室内の部材の配置を示す構成図である。なお、図10は、説明の便宜上、各部材を模式的に示している。
図10に示すように、冷却ファン50は、吹出口26tが吐出流路28と接続されている。すなわち、吹出口26tから吐出された空気がすべて吐出流路28に導入されるように、冷却ファン50と吐出流路28との間に風路が形成されている。冷却ファン50の吹出口26tから吐出された空気は、ほぼそのままの向きで(向きを変えることなく)、吐出流路28に導入されるようになっている。
吐出流路28に配置された蒸発皿23は、吐出流路28の領域の略全体に位置している。また、蒸発皿23は、前後左右の全体に縁部を有し、除霜水DWを溜めることができるようになっている。このように、本実施形態では、蒸発皿23を吐出流路28の全体に位置するように配置することで、扁平な吐出流路28において除霜水DWを溜める容積を十分に確保できる。また、蒸発皿23は、前後方向の長さが、コンデンサ21の長さLよりも長く形成されている。
このように構成された機械室Qの内部構造では、冷却ファン50が作動することで、吸込口26sに向けて空気F3が吸気されるとともに、吹出口26tから空気F4が排出される。これにより、冷蔵庫1の外側の空気F1が吸込口27aから吸い込まれ、フィルタ部材27bを通って、コンデンサ21のフィン21b間を通過する。コンデンサ21では、冷媒管21aを通る冷媒と空気との間で熱交換が行われ、コンデンサ21が放熱(凝縮)される。コンデンサ21を通過した空気は、圧縮機22を通ることで、圧縮機22を冷却する。冷却ファン50から吐出された空気F4は、蒸発皿23上を通過して、除霜水DWを蒸発させる。蒸発皿23を通過した空気F2は、吐出口28aから冷蔵庫1の前面10s(図1参照)から外部に吐出される。
ところで、機械室幅Wd(機械室Qの幅)の固定の条件下において、吸込流路幅Wi(吸込流路27の幅)が吐出流路幅Wo(吐出流路28の幅)よりも大幅に大きい場合、コンデンサ21の伝熱面積は増大するものの、蒸発皿23における圧力損失の増大に伴う冷却ファン50の風量の低下により、コンデンサ21の放熱量が低下する場合がある。反対に吸込流路幅Wiが吐出流路幅Woよりも大幅に小さい場合には、コンデンサ21による圧力損失の増加とコンデンサ21の伝熱面積の低下により、コンデンサ21の放熱量が低下する。したがって、冷蔵庫本体10の前面10sに吸排気口(吸込口27aおよび吐出口28a)を備える構成において、放熱量の低下を抑制するためには、吸込流路幅Wiと吐出流路幅Woの割合を適正化する必要が生じる。
図11は、吸込流路幅を吐出流路幅で除した値とコンデンサの放熱量との関係を示すグラフである。
図11に示すように、グラフの横軸は、吸込流路幅Wiを吐出流路幅Woで除した(割った)ものである。吸込流路幅Wiは、吸込流路27の左右方向の幅である(図10参照)。吐出流路幅Woは、吐出流路28の左右方向の幅である(図10参照)。なお、吸込流路27の高さと吐出流路28の高さは互いに同じ高さに設定されている。グラフの縦軸は、コンデンサ21の放熱量(W)を示している。また、図11では、コンデンサ21の長さL(図10参照)を、吸込流路幅Wiで除した(割った)値(L/Wi)を2パターン設定した場合について検討を行った。また、図11では、一方のL/Wiを0.44とした場合について黒四角でプロットして直線(破線)で結んだものを示し、もう一方のL/Wiを0.74とした場合について黒三角でプロットして直線(実線)で結んだものを示した。
図11に示すグラフは、機械室Qの幅(以下、機械室幅Wd)が固定の条件下において、吸込流路幅Wiとコンデンサ長さLをパラメータとして熱流体解析を行うことにより、コンデンサ21の放熱量を計算した結果である。なお、吐出流路幅Woは、(機械室幅Wd-吸込流路幅Wi-仕切り幅Ws)によって決まる。
図11の破線のグラフで示すように、L/Wiを0.44とした場合、Wi/Woが1.0以上2.0以下(1.0~2.0)の範囲内において、コンデンサ21の放熱量が最大となることが確認された。また、図11の実線のグラフで示すように、L/Wiを0.74とした場合、Wi/Woが1.0以上2.0以下(1.0~2.0)の範囲内において、コンデンサ21の放熱量が最大となることが確認された。一方、Wi/Woが1.0未満の場合と、Wi/Woが2.0を超える場合、コンデンサ21の放熱量が、Wi/Woが1.0~2.0の場合よりも低下することが確認された。
このように、Wi/Woを1.0~2.0にすることで、コンデンサ21の放熱量をほぼ最大にすることができ、冷蔵室R(図1参照)の冷却を効率的に行うことが可能になる。また、コンデンサ21の長さLを変えた場合でも、コンデンサ21の放熱量が最大となるのは、Wi/Woが1.0~2.0の範囲である。
ちなみに、Wiが大きい場合(Wi/Wo=3.6)、吸込グリル27c、フィルタ部材27b、コンデンサ21を通過する空気の流速が低下するため、吸込流路27内の圧力損失は低下する。また、コンデンサ21の伝熱面積が大きくなるので、コンデンサ21の放熱量は増加する。一方、吐出流路28内では蒸発皿23、吐出グリル28cを通過する空気の流速が増加するため、圧力損失は増加する。機械室Q全体の圧力損失を考えた場合、吐出流路28内における圧力損失の増加の影響が大きく、流量が低下し、コンデンサ21の放熱量は低下する。
また、Wiが小さい場合(Wi/Wo=0.7)、コンデンサ21の伝熱面積が小さくなることと、吸込流路27内の吸込グリル27c、フィルタ部材27b、コンデンサ21の圧力損失増加の影響が大きくなり流量が低下することで、コンデンサ21の放熱量は低下する。
このようなことから、吐出流路28に対して吸込流路27では、コンデンサ21やフィルタ部材27bの影響により通風抵抗が大きくなるため、Wi/Woを1.0~2.0としている。これにより、吸込流路27内および吐出流路28内の圧力損失の急増を抑制しつつ、コンデンサ21の伝熱面積を確保することが可能となり、放熱量を最大化することができる。
すなわち、コンデンサ21の放熱量を増大するには、単にWiを大きくとることで達成できるようにも予想されるところ、確かに、Wi/Woが0から上昇して概ね1.0に達するまでは放熱効率が上昇するものの、そこから伸びは鈍化し、Wi/Woが概ね2.0を境に、むしろ放熱効率はやや低下し始めてしまう。このため、本実施例ではWi/Woの上限値を2.0とし、下限を1.0又はこれより大きくする。一方、L/Wiは、ほとんど性能差を与えないため、Lを短くとることができる。本実施例では、L/Wiを0.44以上0.74以下としている。
以上説明したように、第1実施形態の冷蔵庫1は、冷蔵庫本体10の底部に設けられた機械室Qに、コンデンサ21、圧縮機22、蒸発皿23、冷却用のプロペラファン25およびプロペラファン25を収容するファンケーシング26を備え、プロペラファン25により機械室Qの前面10sに設けた吸込口27aと吐出口28aから空気を吸排気してコンデンサ21と圧縮機22を冷却するように構成され、空気の流れ方向に沿って、吸込口27aが形成された吸込流路27、圧縮機22、プロペラファン25およびファンケーシング26、吐出口28aが形成された吐出流路28が順番に配置されている。また、吸込流路27内にはコンデンサ21を備え、吐出流路28内には蒸発皿23を備える。また、ファンケーシング26は、プロペラファン25の下流に配置され、プロペラファン25から吐出された空気の流れ方向を径方向に変換する。これによれば、冷蔵庫本体10の周囲(上面部11a、左側面部11c、右側面部11d、背面部11e)が壁面(収納箱100)によって密着又は近接して覆われた状態において、吸込流路27と吐出流路28の圧力損失が急増することを抑制しつつ、コンデンサ21の放熱面積を確保することができるため、放熱量の低下を防止できる。また、安価なプロペラファン25を用いてターボファンとした場合と同等の性能を得ることができる。また、プロペラファン25を用いることで冷却ファン50を安価に構成することができる。
また、本実施形態において、ファンケーシング26は、空気の流れ方向の上流側から下流側に向けて径方向の寸法(距離r1~r5)が拡大する。これによれば、圧力損失を最小化しつつプロペラファン25を用いて風の流れを垂直に曲げることができる。
また、本実施形態において、ファンケーシング26は、当該ファンケーシング26の下端部に吹出口26tが形成されている。これによれば、ファンケーシング26の下側にも蒸発皿23を配置することができ、蒸発皿23に溜める水量を拡大することができる。
また、本実施形態において、ファンケーシング26にはプロペラファン25の後流に空気の温度を検出する温度センサ51が設けられている。これによれば、高温になった空気を検知することができ、吐出口28aから高温の空気が吐出されるのを抑える制御が可能になる。また、温度センサ51の上昇を検知することで、フィルタの詰まりを検出することができる。例えば、温度が閾値を超えた場合に詰まりを検知し、コントロールパネルや携帯端末に通知することができる。また、温度センサ51と外気温度センサとを併用することで、より正確にフィルタの詰まりを検知することができる。また、温度センサ51の温度が所定値以上になった場合、圧縮機22をオフ、圧縮機22の回転速度を低下、機械室Qのプロペラファン25の回転速度を上昇などの制御を行うことができる。また、プロペラファン25が異常停止した場合は、蒸発不足による水漏れを防止するために圧縮機22を停止することができる。
また、本実施形態において、ファンケーシング26は、プロペラファン25の軸部25aに向けて突出する突出部26eを有する。これによれば、空気が流れない所を無くすことができ、渦流れができるなどして無駄なエネルギが消費されるのを抑えることができる。
また、本実施形態において、空気の流れ方向に対して、圧縮機22の上流側に、コンデンサ21から吐出された冷媒を減圧する減圧器43を配置した。これによれば、減圧器43が加熱されるのを抑えることができるので、冷媒が加熱されて冷媒が流れにくくなることを抑制できる。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、ファンケーシング26の径方向の長さを上流側から下流側に拡大した構成を示して説明したが、軸方向に向けて径が中心からの距離が拡大するように構成してもよい。これによっても、流速の増加を抑えることができる。
1 冷蔵庫
10 冷蔵庫本体
10s 前面
11 外箱
11a 上面部(外壁面)
11b 底面部
11c 左側面部
11d 右側面部
11e 背面部
12 内箱
20 扉
21 コンデンサ
22 圧縮機
23 蒸発皿
24 基板ケース
25 プロペラファン
25a 軸部
25g 回転軸
26 ファンケーシング
26a 背面部
26b 外周面部
26c 蓋部
26e 突出部
26s 吸込口
26t 吹出口
27 吸込流路
27a 吸込口
28 吐出流路
28a 吐出口
29 仕切り
43 減圧器
50 冷却ファン
51 温度センサ
DW 除霜水
Q 機械室
r1,r2,r3,r4,r5 距離(径方向の長さ)

Claims (9)

  1. 冷蔵庫本体の底部に設けられた機械室に、コンデンサ、圧縮機、蒸発皿、冷却用のプロペラファンおよび当該プロペラファンを収容するファンケーシングを備え、
    前記プロペラファンにより前記機械室の前面に設けた吸込口と吐出口から空気を吸排気して前記コンデンサと前記圧縮機を冷却するように構成され、
    空気の流れ方向に沿って、前記吸込口が形成された吸込流路、前記圧縮機、前記プロペラファンおよび前記ファンケーシング、前記吐出口が形成された吐出流路が順番に配置され、
    前記吸込流路内には前記コンデンサを、前記吐出流路内には前記蒸発皿を備え、
    前記ファンケーシングは、前記プロペラファンの下流に配置され、当該プロペラファンから吐出された空気の流れ方向を径方向に変換する冷蔵庫。
  2. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    前記ファンケーシングは、空気の流れ方向の上流側から下流側に向けて径方向の寸法が拡大する冷蔵庫。
  3. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    前記ファンケーシングは、当該ファンケーシングの下端部に吹出口が形成されている冷蔵庫。
  4. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    前記ファンケーシングには前記プロペラファンの後流に空気の温度を検出する温度センサが設けられている冷蔵庫。
  5. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    前記ファンケーシングは、前記プロペラファンの軸部に向けて突出する突出部を有する冷蔵庫。
  6. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    空気の流れ方向に対して、前記圧縮機の上流側に、前記コンデンサから吐出された冷媒を減圧する減圧器を配置する冷蔵庫。
  7. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    前記コンデンサの左右方向の幅は、前記圧縮機の左右方向の幅よりも大きく形成され、
    前記コンデンサの前後方向の投影上に前記圧縮機が位置する冷蔵庫。
  8. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    冷蔵庫を制御する制御基板を収容する基板ケースを備え、
    前記基板ケースは、縦置き、かつ、前記ファンケーシングに近接して配置され、
    前記プロペラファン、前記ファンケーシングおよび前記基板ケースは、左右方向に沿って並んで配置されている冷蔵庫。
  9. 請求項6に記載の冷蔵庫において、
    前記減圧器は、前記圧縮機に対して前記プロペラファンとは左右方向の反対側に位置している冷蔵庫。
JP2022039809A 2022-03-15 2022-03-15 冷蔵庫 Pending JP2023134888A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022039809A JP2023134888A (ja) 2022-03-15 2022-03-15 冷蔵庫
CN202211068046.8A CN116792999A (zh) 2022-03-15 2022-09-01 冰箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022039809A JP2023134888A (ja) 2022-03-15 2022-03-15 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023134888A true JP2023134888A (ja) 2023-09-28

Family

ID=88048580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022039809A Pending JP2023134888A (ja) 2022-03-15 2022-03-15 冷蔵庫

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023134888A (ja)
CN (1) CN116792999A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
CN116792999A (zh) 2023-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009079778A (ja) 冷蔵庫
JP2013019623A (ja) 冷蔵庫
KR20090114044A (ko) 냉장고
EP1384963B1 (en) Built-in refrigerator
JP2019190670A (ja) 一体型空気調和機
US20040139762A1 (en) Refrigerator
JP2023134888A (ja) 冷蔵庫
JP5879501B2 (ja) 冷蔵庫
CN217686092U (zh) 冷藏冷冻装置
JP2004317024A (ja) 冷蔵庫
CN215295169U (zh) 一种空调室外机
KR100760128B1 (ko) 천장형 공기조화기
JP2012149841A (ja) 物品貯蔵装置
JP7458342B2 (ja) 冷蔵庫
KR20110083913A (ko) 냉장고
KR101659012B1 (ko) 냉장고
KR100540436B1 (ko) 냉장고의 기계실 방열구조
JP2000236998A (ja) 冷蔵ショーケース
KR100995034B1 (ko) 냉장고의 응축 장치
JP7374141B2 (ja) 冷蔵庫
CN111473574B (zh) 冰箱
US20230060743A1 (en) A refrigeration appliance equipped with a refrigeration system having a fan for circulating air
KR101419944B1 (ko) 공기 조화기의 실내기
KR101468740B1 (ko) 공기 조화기
JP3211551B2 (ja) 冷凍冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231207