JP2023133796A - 建具 - Google Patents

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Hironori Ishii
琢二 山口
Takuji Yamaguchi
克哉 村山
Katsuya Murayama
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Abstract

【課題】戸先縦框における防火性を向上できる建具を提供すること。【解決手段】ドアにおける戸先縦框33は、その中空部45には、主錠ケース13と、補助錠ケースと、補強材60とが配置される。戸先縦框33の少なくとも室内見付け面部42には、操作ハンドルが配置される第一開口と、主錠が配置される第二開口72,82と、補助錠が配置される第三開口とが形成される。補強材60は、室外見付け面部41に沿った補強見付け片部61と、内周見込み面部43に沿った補強見込み片部62とを有する。補強見込み片部62の外周側の面621には第一熱膨張耐火材90が設けられる。第一熱膨張耐火材90は、少なくとも一部が主錠ケース13および補助錠ケースよりも室内側に配置される。【選択図】図3

Description

本発明は、枠体内に障子を開閉可能に配置する建具に関する。
従来、建具として、枠体と、枠体内に配置される外方框および外方框内に配置される内方ユニット障子を備えて構成される障子とを備える勝手口用のドアが知られている(特許文献1参照)。外方框は、長手方向に沿った中空部を有する外方框材を上下左右に縦勝ちに組まれて構成されている。各外方框材は、中空部を有する金属部分と樹脂部分とを組み合わせた複合部材で構成されており、吊元側の外方框材(吊元縦框)が丁番を介して枠体に取り付けられている。また、戸先側の外方框材(戸先縦框)には、主錠、補助錠や操作ハンドルが取り付けられている。
特開2014-202000号公報
ところで、特許文献1に記載のドアでは、戸先縦框のうち主錠、補助錠や操作ハンドルが取り付けられる取付部には取付孔などの加工が施されており、火災時に取付部などから火炎が入り込むおそれがある。
本発明の目的は、戸先縦框における防火性を向上できる建具を提供することにある。
本発明の建具は、枠体と、前記枠体内に開閉可能に配置される障子とを備え、前記障子は、上框、下框、戸先縦框および吊元縦框で構成される框体と、面材とを有し、前記戸先縦框は、中空部を形成する室外見付け面部、室内見付け面部、内周見込み面部および外周見込み面部を有し、前記戸先縦框の前記中空部には、操作ハンドルおよび主錠が設けられる主錠ケースと、前記主錠ケースに対して上下方向に間隔を隔てて配置されると共に補助錠が設けられる補助錠ケースと、当該戸先縦框を補強する補強材とが配置され、前記補強材は、前記室外見付け面部に沿った補強見付け片部と、前記内周見込み面部に沿った補強見込み片部とを有し、前記戸先縦框のうち少なくとも前記室内見付け面部には、前記操作ハンドルが配置される第一開口と、前記主錠が配置される第二開口と、前記補助錠が配置される第三開口とが形成され、前記補強見込み片部の外周側の面には、前記第一開口、前記第二開口および前記第三開口を塞ぐ第一熱膨張耐火材が設けられ、前記第一熱膨張耐火材は、少なくとも一部が前記主錠ケースおよび前記補助錠ケースよりも室内側に配置されることを特徴とする。
本発明の建具は、枠体と、前記枠体内に開閉可能に配置される障子とを備え、前記障子は、上框、下框、戸先縦框および吊元縦框で構成される框体と、面材とを有し、前記戸先縦框は、中空部を形成する室外見付け面部、室内見付け面部、内周見込み面部および外周見込み面部を有する金属框材と、前記金属框材に対して室内側に配置される樹脂框材とで構成され、前記戸先縦框の見付け方向における前記室内見付け面部の両端部には、前記樹脂框材が係合する係合部が形成され、前記戸先縦框の前記中空部には、操作ハンドルおよび主錠が設けられる主錠ケースと、前記主錠ケースに対して上下方向に間隔を隔てて配置されると共に補助錠が設けられる補助錠ケースと、当該戸先縦框を補強する補強材とが配置され、前記補強材は、前記室外見付け面部に沿った補強見付け片部と、前記内周見込み面部に沿った補強見込み片部とを有し、前記室外見付け面部、前記室内見付け面部および前記補強見付け片部には、前記操作ハンドルが配置される第一開口と、前記主錠が配置される第二開口と、前記補助錠が配置される第三開口とがそれぞれ形成され、前記補強見込み片部の外周側の面には、前記室内見付け面部にそれぞれ形成された前記第一開口、前記第二開口および前記第三開口を塞ぐ第一熱膨張耐火材が設けられ、前記第一熱膨張耐火材は、上下方向に連続して形成されると共に、前記第一熱膨張耐火材は、前記戸先縦框の見込み方向において前記補強見付け片部に対して間隔を隔てて配置され、前記第一熱膨張耐火材の上部は、その少なくとも一部が前記主錠ケースおよび前記補助錠ケースのうち一方の錠ケースに対して室内側に配置され、前記第一熱膨張耐火材の下部は、その少なくとも一部が前記主錠ケースおよび前記補助錠ケースのうち他方の錠ケースに対して室内側に配置され、前記補強見付け片部の室内面には、前記第一熱膨張耐火材の上下寸法よりも小さい第二熱膨張耐火材が設けられ、前記第二熱膨張耐火材は、前記第二開口および前記第三開口の間の位置であって前記補強見付け片部の内周側の位置に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、戸先縦框における防火性を向上できる建具を提供することができる。
本実施形態に係るドアを示す内観姿図。 前記実施形態に係るドアの要部を示す縦断面図。 前記実施形態に係るドアの要部を示す横断面図。 前記実施形態に係るドアの要部の火災時を示す横断面図。
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3において、本実施形態に係るテラス用のドア1は、ドア枠2(枠体)と、ドア枠2に開閉可能に配置される扉体3(障子)とを備えて外開き式に構成されている。ドア枠2は、上枠21、下枠22、戸先縦枠23および吊元縦枠24(左右の縦枠)を有して縦勝ちに枠組みして構成されている。扉体3は、上框31、下框32、戸先縦框33および吊元縦框34(左右の縦框)で構成される框体と、ガラスパネル等の面材35とを有して縦勝ちに框組みして構成されている。
以下の説明において、ドア1の左右方向をX軸方向とし、ドア1の上下方向をY軸方向とし、ドア1の見込み方向をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
上枠21、戸先縦枠23および吊元縦枠24は、断面中空枠状であって金属製の枠本体と、枠本体の室内側部分に係合された樹脂部材とをする複合框材として構成されている。各枠本体は、アルミ製押出形材によって一体に形成されている。各樹脂部材は、樹脂製押出形材によって一体に形成されており、各枠本体に係合している。戸先縦枠23には、後述するラッチボルト111やデッドボルト121,141(図2,図3参照)などを受ける錠受けなどの受け部材が設けられている。吊元縦枠24は、丁番を介して後述する吊元縦框34に連結されている。また、下枠22は、金属製(本実施形態ではアルミ押出形材製)であって断面中空枠状に形成されており、その室内側であって内周側の位置には樹脂カバーが装着されている。上枠21、下枠22、戸先縦枠23および吊元縦枠24には、熱膨張によって室内外を遮断する熱膨張耐火材が適宜設けられる。
上框31、下框32、戸先縦框33および吊元縦框34は、室外側の金属框材と、金属框材に対して室内側に配置される樹脂框材とを有している。金属框材は、アルミ製押出形材によって一体にそれぞれ形成されている。樹脂框材は、樹脂製押出形材によって一体にそれぞれ形成されており、金属框材に係合されている。金属框材は、断面中空枠状に形成されており、これらの全長に沿って中空部が形成されている。ここで、戸先縦框33の金属框材は金属框材331(図2,図3参照)であり、戸先縦框33の樹脂框材は樹脂框材332(図3参照)である。
金属框材331は、図2および図3に示すように、室外見付け面部41、室内見付け面部42、内周見込み面部43および外周見込み面部44を有しており、これらによって中空部45が戸先縦框33のY軸方向全長にわたって形成されている。中空部45は、そのX軸方向の寸法がY軸方向の寸法よりも大きく形成されて横長となっている。室外見付け面部41の内周側部分は、内周見込み面部43よりも内周側に延出していると共に面材35の室外面を保持する室外保持面部411として形成されている。室外見付け面部41の外周側部分は、室外側に延出した断面L字状の延出部412として形成されている。室内見付け面部42のX軸方向における両端部には、樹脂框材332に係合する係合部として鉤状の鉤部421,422が形成されている。外周見込み面部44は室内見付け面部42よりも室内側に延出しており、後述する係合片部522を戸先側から覆っている。これにより、室内戸先側の防火性を向上させている。
樹脂框材332は、図3に示すように、X軸方向に沿った樹脂本体面部51と、樹脂本体面部51から室外側に延出した先端鉤状の係合片部521,522と、係合片部521,522の間に配置されていると共に樹脂本体面部51から室外側に延出した当接片部531,532とを有しており、係合片部521よりも内周側に延出した部分は面材35の室内面を保持する室内保持面部511として形成されている。係合片部521は鉤部421に係合し且つ係合片部522は鉤部422に係合する。また、当接片部531,532の先端は、それぞれ室内見付け面部42の室内面に当接可能に近接して配置されている。
金属框材331の中空部45には、操作ハンドル11および主錠12が設けられる主錠ケース13と、主錠ケース13に対してY軸方向に間隔を隔てて配置されると共に補助錠14が設けられる補助錠ケース15と、戸先縦框33を補強する補強材60とが配置されている。操作ハンドル11のラッチボルト111および主錠12のデッドボルト121は、主錠ケース13に対してY軸方向に出没可能に設けられており、操作ハンドル11のハンドルレバー112および主錠12の操作部122は、主錠ケース13に対してZ軸方向に突出して設けられる。また、補助錠14のデッドボルト141は、補助錠ケース15に対してY軸方向に出没可能に設けられており、補助錠14の操作部142は、補助錠ケース15に対してZ軸方向に突出して設けられている。補強材60は、室外見付け面部41に沿った補強見付け片部61と、内周見込み面部43に沿った補強見込み片部62とを有している。なお、図3ではハンドルレバー112や操作部122の図示を省略している。
室外見付け面部41、室内見付け面部42、樹脂本体面部51および補強見付け片部61には、操作ハンドル11が配置される第一開口71,81と、主錠12が配置される第二開口72,82と、補助錠14が配置される第三開口73,83とがそれぞれ形成されている。第一開口71,81および第二開口72,82はY軸方向に間隔を隔てて配置されており、第三開口73,83は第二開口72,82に対して前述した間隔よりも大きな間隔をY軸方向に隔てて配置されている。室外見付け面部41、室内見付け面部42および樹脂本体面部51では、それぞれ互いに同じ開口形状となるので、第一開口71、第二開口72および第三開口73を適宜付す。補強見付け片部61については第一開口81、第二開口82および第三開口83を付す。また、外周見込み面部44には、主錠ケース13および補助錠ケース15が取り付けられている。
補強見込み片部62の外周側の面621には、室内見付け面部42の第一開口71、第二開口72および第三開口73を塞ぐ第一熱膨張耐火材90が貼り付けられている。第一熱膨張耐火材90は、Y軸方向に連続して短冊状に形成されている。第一熱膨張耐火材90の上部91は、補助錠ケース15に対して内周側且つ室内側に配置されている。第一熱膨張耐火材90の下部92は、主錠ケース13に対して内周側且つ室内側に配置されている。また、第一熱膨張耐火材90は、Z軸方向において補強見付け片部61に対して間隔を隔てて配置されており、このため、当該第一熱膨張耐火材90の上部91および下部92の殆どの部分が補助錠ケース15および主錠ケース13に対してX軸方向に対向しないで配置されている。
補強見付け片部61の室内面には、Y軸方向において第二開口72,82および前記第三開口73,83の間で室内見付け面部42に向かって熱膨張する第二熱膨張耐火材95が貼り付けられている。第二熱膨張耐火材95は、Y軸方向に連続して矩形状に形成されている。第二熱膨張耐火材95の上下寸法は、第一熱膨張耐火材90の上下寸法よりも小さい。第二熱膨張耐火材95は、補強見付け片部61のうち第二開口82および第三開口83の間の位置に貼り付けられている。また、第二熱膨張耐火材95は、補強見付け片部61のうち内周側の位置、本実施形態では補強見付け片部61が補強見込み片部62と連続する角部63から第二開口82(第三開口83)のX軸方向における略中央位置までの部分に貼り付けられている。
以上のドア1は、火災時(室内火災時や室外火災時)に戸先縦框33において次のように防火する。
火災時、第一熱膨張耐火材90は、図4に示すようにX軸方向において外周側に向かって熱膨張する。第一熱膨張耐火材90の下部92は、熱膨張しながら主錠ケース13と室内見付け面部42との間に入り込み、主錠ケース13に対してZ軸方向に対向して配置されている室内見付け面部42の第一開口71および第二開口72およびその周辺を覆って塞ぐ。第一熱膨張耐火材90の上部91も、下部92と同様に熱膨張して補助錠ケース15と室内見付け面部42との間に入り込み、補助錠ケース15に対してZ軸方向に対向して配置されている室内見付け面部42の第三開口73およびその周辺を覆って塞ぐ。また、第一熱膨張耐火材90のうち上部91および下部92に連続する中間部分は、熱膨張することで、少なくとも室内見付け面部42と内周見込み面部43とが連続する角部47を金属框材331内から覆って塞ぐ。尚、角部47は、火災時に金属框材331に熱伸びが生じたり、圧力が加わったりすると、ひび割れ等の貫通孔が生じやすくなる部分である。
また、火災時、第二熱膨張耐火材95は、図4に示すように、Z軸方向において室内側に向かって熱膨張する。これにより、第二熱膨張耐火材95は、補強見付け片部61と室内見付け面部42との間であって特に内周側部分を塞ぐ。ここで、第二熱膨張耐火材95は、第一熱膨張耐火材の前述した中間部分と押し付け合うことになるので、角部47を覆って塞ぐ部分の熱膨張耐火材を密にでき、このため、角部47における防火性をより向上させることができる。
このようにして、火災時に戸先縦框33において防火を行う。
[変形例]
前記実施形態では、主錠ケース13は、補助錠ケース15に対して下方に配置されているが、補助錠ケース15に対して上方に配置されていてもよい。この場合、第一開口71,81、第二開口72,82、第三開口73,83も各錠ケース13,15の配置に応じた位置に配置される。
前記実施形態では、第二熱膨張耐火材95が設けられているが、第一熱膨張耐火材90だけでも防火を十分に行える場合には、第二熱膨張耐火材95の構成を省略してもよい。また、第二熱膨張耐火材95の構成を省略した場合には、第一熱膨張耐火材90のZ軸方向の見付け寸法を大きく形成することで、第二熱膨張耐火材95の役割を第一熱膨張耐火材90に担わせてもよい。
前記実施形態では、第一熱膨張耐火材90は、Y軸方向に連続して形成されているが、上部91と下部92に分割されていてもよい。この場合、上部91と下部92に連続する部分がない分、第一熱膨張耐火材90に必要となる材料費を削減できる。
前記実施形態では、第二熱膨張耐火材95は、補強見付け片部61のうち内周側の位置に設けられているが、これよりも、外周側寄りに配置されていてもよい。
前記実施形態では、戸先縦框33は、金属框材331および樹脂框材332を有する複合框材として構成されているが、例えばアルミ製押出形材によって一体に形成された金属框材であってもよい。
前記実施形態では、テラス用のドア1を建具として説明したが、戸先縦框33を有する建具であればよい。
[発明のまとめ]
本発明の建具は、枠体と、前記枠体内に開閉可能に配置される障子とを備え、前記障子は、上框、下框、戸先縦框および吊元縦框で構成される框体と、面材とを有し、前記戸先縦框は、中空部を形成する室外見付け面部、室内見付け面部、内周見込み面部および外周見込み面部を有し、前記戸先縦框の前記中空部には、操作ハンドルおよび主錠が設けられる主錠ケースと、前記主錠ケースに対して上下方向に間隔を隔てて配置されると共に補助錠が設けられる補助錠ケースと、当該戸先縦框を補強する補強材とが配置され、前記補強材は、前記室外見付け面部に沿った補強見付け片部と、前記内周見込み面部に沿った補強見込み片部とを有し、前記戸先縦框のうち少なくとも前記室内見付け面部には、前記操作ハンドルが配置される第一開口と、前記主錠が配置される第二開口と、前記補助錠が配置される第三開口とが形成され、前記補強見込み片部の外周側の面には、前記第一開口、前記第二開口および前記第三開口を塞ぐ第一熱膨張耐火材が設けられ、前記第一熱膨張耐火材は、少なくとも一部が前記主錠ケースおよび前記補助錠ケースよりも室内側に配置されることを特徴とする。
本発明の建具によれば、補強見付け片部によって室外見付け面部側を補強することで、室外火災に対する防火性を向上できると共に、補強見込み面部によって内周見込み面部側を補強することで、面材を保持する戸先縦框の内周側部分を補強することができる。そのうえ、火災時、前述した配置とされる第一熱膨張耐火材が戸先縦框の見付け方向に熱膨張することで、主錠ケースおよび補助錠ケースと室内見付け面部との間を埋めることができ、これにより、戸先縦框の室内見付け面部に形成された第一開口、第二開口および第三開口を塞ぐことができる。
このように、本発明の建具によれば、戸先縦框における防火性を向上できる。
本発明の建具では、前記第一熱膨張耐火材は、上下方向に連続して形成され、前記第一熱膨張耐火材の上部は、その少なくとも一部が前記主錠ケースおよび前記補助錠ケースのうち一方の錠ケースに対して室内側に配置され、前記第一熱膨張耐火材の下部は、その少なくとも一部が前記主錠ケースおよび前記補助錠ケースのうち他方の錠ケースに対して室内側に配置されてもよい。
このような構成によれば、第一熱膨張耐火材の上部および下部の熱膨張によって第一開口、第二開口および第三開口を塞ぐことができると共に、第一熱膨張耐火材のうち、その上部および下部に連続した中間部分を第二開口および第三開口の間において熱膨張させることができ、これにより、戸先縦框の錠まわりにおける防火性をより向上できる。
本発明の建具では、前記第一熱膨張耐火材は、前記戸先縦框の見込み方向において前記補強見付け片部に対して間隔を隔てて配置され、前記補強見付け片部の室内面には、前記第二開口および前記第三開口の間に配置される第二熱膨張耐火材が設けられ、前記第二熱膨張耐火材の上下寸法は、前記第一熱膨張耐火材の上下寸法よりも小さいことを特徴とする建具。
このような構成によれば、前述した配置の第二熱膨張耐火材を第二開口および第三開口の間で熱膨張させることで戸先縦框の錠まわりにおける防火性を向上できる。また、例えば、上下方向に連続する第一熱膨張耐火材の見込み寸法を大きくし、当該第一熱膨張耐火材を第二開口および第三開口の間でも効果的に熱膨張する構成とする場合に比べて、熱膨張耐火材の量を減らすことができて、材料費のコスト削減を図れると共に、第二開口および第三開口の間で第一熱膨張耐火材および第二熱膨張耐火材の双方を熱膨張させることができて、より防火性を向上できる。
また例えば、第一熱膨張耐火材が上下に分割されて配置される場合には、熱膨張耐火材に用いる材料費の更なる削減を図り得る。
本発明の建具では、前記戸先縦框は、前記室外見付け面部、前記室内見付け面部、前記内周見込み面部および前記外周見込み面部を有する金属框材と、前記金属框材に対して室内側に配置される樹脂框材とで構成され、前記戸先縦框の見付け方向における前記室内見付け面部の両端部には、前記樹脂框材が係合する係合部が形成され、前記第一熱膨張耐火材は、上下方向に連続して形成され、前記第二熱膨張耐火材は、前記補強見付け片部の内周側の位置に配置されてもよい。
このような構成によれば、火災時、面材を保持する内周側部分であって、樹脂框材が係合する係合部が形成された部分、特に内周見込み面部および室内見付け面部が連続する角部には、ひび割れ等の貫通孔が生じやすいが、前述した第一熱膨張耐火材および第二熱膨張耐火材の双方が熱膨張することで、当該角部を金属框材内から密に塞ぐことができる。
本発明の建具は、枠体と、前記枠体内に開閉可能に配置される障子とを備え、前記障子は、上框、下框、戸先縦框および吊元縦框で構成される框体と、面材とを有し、前記戸先縦框は、中空部を形成する室外見付け面部、室内見付け面部、内周見込み面部および外周見込み面部を有する金属框材と、前記金属框材に対して室内側に配置される樹脂框材とで構成され、前記戸先縦框の見付け方向における前記室内見付け面部の両端部には、前記樹脂框材が係合する係合部が形成され、前記戸先縦框の前記中空部には、操作ハンドルおよび主錠が設けられる主錠ケースと、前記主錠ケースに対して上下方向に間隔を隔てて配置されると共に補助錠が設けられる補助錠ケースと、当該戸先縦框を補強する補強材とが配置され、前記補強材は、前記室外見付け面部に沿った補強見付け片部と、前記内周見込み面部に沿った補強見込み片部とを有し、前記室外見付け面部、前記室内見付け面部および前記補強見付け片部には、前記操作ハンドルが配置される第一開口と、前記主錠が配置される第二開口と、前記補助錠が配置される第三開口とがそれぞれ形成され、前記補強見込み片部の外周側の面には、前記室内見付け面部にそれぞれ形成された前記第一開口、前記第二開口および前記第三開口を塞ぐ第一熱膨張耐火材が設けられ、前記第一熱膨張耐火材は、上下方向に連続して形成されると共に、前記第一熱膨張耐火材は、前記戸先縦框の見込み方向において前記補強見付け片部に対して間隔を隔てて配置され、前記第一熱膨張耐火材の上部は、その少なくとも一部が前記主錠ケースおよび前記補助錠ケースのうち一方の錠ケースに対して室内側に配置され、前記第一熱膨張耐火材の下部は、その少なくとも一部が前記主錠ケースおよび前記補助錠ケースのうち他方の錠ケースに対して室内側に配置され、前記補強見付け片部の室内面には、前記第一熱膨張耐火材の上下寸法よりも小さい第二熱膨張耐火材が設けられ、前記第二熱膨張耐火材は、前記第二開口および前記第三開口の間の位置であって前記補強見付け片部の内周側の位置に配置されることを特徴とする。
本発明の建具によれば、前述した作用効果と同様の作用効果を奏し得る建具を構成することができる。
1…ドア(建具)、11…操作ハンドル、111…ラッチボルト、112…ハンドルレバー、12…主錠、121,141…デッドボルト、122,142…操作部、13…主錠ケース、14…補助錠、15…補助錠ケース、2…ドア枠、21…上枠、22…下枠、23…戸先縦枠、24…吊元縦枠、3…扉体、31…上框、32…下框、33…戸先縦框、331…金属框材、332…樹脂框材、34…吊元縦框、35…面材、41…室外見付け面部、411…室外保持面部、412…延出部、42…室内見付け面部、421,422…鉤部、43…内周見込み面部、44…外周見込み面部、45…中空部、47…角部、51…樹脂本体面部、511…室内保持面部、521,522…係合片部、531,532…当接片部、60…補強材、61…補強見付け片部、62…補強見込み片部、621…面、63…角部、71,81…第一開口、72,82…第二開口、73,83…第三開口、90…第一熱膨張耐火材、91…上部、92…下部、95…第二熱膨張耐火材。

Claims (5)

  1. 枠体と、前記枠体内に開閉可能に配置される障子とを備え、
    前記障子は、上框、下框、戸先縦框および吊元縦框で構成される框体と、面材とを有し、
    前記戸先縦框は、中空部を形成する室外見付け面部、室内見付け面部、内周見込み面部および外周見込み面部を有し、
    前記戸先縦框の前記中空部には、操作ハンドルおよび主錠が設けられる主錠ケースと、前記主錠ケースに対して上下方向に間隔を隔てて配置されると共に補助錠が設けられる補助錠ケースと、当該戸先縦框を補強する補強材とが配置され、
    前記補強材は、前記室外見付け面部に沿った補強見付け片部と、前記内周見込み面部に沿った補強見込み片部とを有し、
    前記戸先縦框のうち少なくとも前記室内見付け面部には、前記操作ハンドルが配置される第一開口と、前記主錠が配置される第二開口と、前記補助錠が配置される第三開口とが形成され、
    前記補強見込み片部の外周側の面には、前記第一開口、前記第二開口および前記第三開口を塞ぐ第一熱膨張耐火材が設けられ、
    前記第一熱膨張耐火材は、少なくとも一部が前記主錠ケースおよび前記補助錠ケースよりも室内側に配置される
    ことを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具において、
    前記第一熱膨張耐火材は、上下方向に連続して形成され、
    前記第一熱膨張耐火材の上部は、その少なくとも一部が前記主錠ケースおよび前記補助錠ケースのうち一方の錠ケースに対して室内側に配置され、
    前記第一熱膨張耐火材の下部は、その少なくとも一部が前記主錠ケースおよび前記補助錠ケースのうち他方の錠ケースに対して室内側に配置され、
    ことを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具において、
    前記第一熱膨張耐火材は、前記戸先縦框の見込み方向において前記補強見付け片部に対して間隔を隔てて配置され、
    前記補強見付け片部の室内面には、前記第二開口および前記第三開口の間に配置される第二熱膨張耐火材が設けられ、
    前記第二熱膨張耐火材の上下寸法は、前記第一熱膨張耐火材の上下寸法よりも小さい
    ことを特徴とする建具。
  4. 請求項3に記載の建具において、
    前記戸先縦框は、前記室外見付け面部、前記室内見付け面部、前記内周見込み面部および前記外周見込み面部を有する金属框材と、前記金属框材に対して室内側に配置される樹脂框材とで構成され、
    前記戸先縦框の見付け方向における前記室内見付け面部の両端部には、前記樹脂框材が係合する係合部が形成され、
    前記第一熱膨張耐火材は、上下方向に連続して形成され、
    前記第二熱膨張耐火材は、前記補強見付け片部の内周側の位置に配置される
    ことを特徴とする建具。
  5. 枠体と、前記枠体内に開閉可能に配置される障子とを備え、
    前記障子は、上框、下框、戸先縦框および吊元縦框で構成される框体と、面材とを有し、
    前記戸先縦框は、中空部を形成する室外見付け面部、室内見付け面部、内周見込み面部および外周見込み面部を有する金属框材と、前記金属框材に対して室内側に配置される樹脂框材とで構成され、
    前記戸先縦框の見付け方向における前記室内見付け面部の両端部には、前記樹脂框材が係合する係合部が形成され、
    前記戸先縦框の前記中空部には、操作ハンドルおよび主錠が設けられる主錠ケースと、前記主錠ケースに対して上下方向に間隔を隔てて配置されると共に補助錠が設けられる補助錠ケースと、当該戸先縦框を補強する補強材とが配置され、
    前記補強材は、前記室外見付け面部に沿った補強見付け片部と、前記内周見込み面部に沿った補強見込み片部とを有し、
    前記室外見付け面部、前記室内見付け面部および前記補強見付け片部には、前記操作ハンドルが配置される第一開口と、前記主錠が配置される第二開口と、前記補助錠が配置される第三開口とがそれぞれ形成され、
    前記補強見込み片部の外周側の面には、前記室内見付け面部にそれぞれ形成された前記第一開口、前記第二開口および前記第三開口を塞ぐ第一熱膨張耐火材が設けられ、
    前記第一熱膨張耐火材は、上下方向に連続して形成されると共に、前記第一熱膨張耐火材は、前記戸先縦框の見込み方向において前記補強見付け片部に対して間隔を隔てて配置され、
    前記第一熱膨張耐火材の上部は、その少なくとも一部が前記主錠ケースおよび前記補助錠ケースのうち一方の錠ケースに対して室内側に配置され、
    前記第一熱膨張耐火材の下部は、その少なくとも一部が前記主錠ケースおよび前記補助錠ケースのうち他方の錠ケースに対して室内側に配置され、
    前記補強見付け片部の室内面には、前記第一熱膨張耐火材の上下寸法よりも小さい第二熱膨張耐火材が設けられ、
    前記第二熱膨張耐火材は、前記第二開口および前記第三開口の間の位置であって前記補強見付け片部の内周側の位置に配置される
    ことを特徴とする建具。
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