JP2023132355A - 汚物流しユニット - Google Patents

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厚弥 野村
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Abstract

【課題】より幅広い身長差に対応可能な鏡を備えた汚物流しユニットを提供する。【解決手段】汚物流しユニット10は、ライニング11と、ライニング11の前面に支持されたボウル部21と、ライニング11の前面におけるボウル部21の上方に配置された鏡部41とを備え、鏡部41は、ライニング11の前面に対して鏡面44の下部の少なくとも一部の前後方向の位置が、鏡面44の上端よりも前方となるように構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、鏡を備えた汚物流しユニットに関する。
腹部に排泄のためのストーマ(人工肛門・人工膀胱)を造設した方は、オストメイトと呼ばれている。オストメイトは、ストーマからの排泄物を貯めるためのパウチを有するストーマ装具を腹部に装着し、排泄をコントロールしている。従来、オストメイト対応トイレと呼称されるトイレ施設には、パウチ内の排泄物(以下、汚物と称する)を排出し、パウチを洗浄するための汚物流しユニットが設けられている。
このような汚物流しユニットは、トイレ空間の壁面に配設されたライニングと、ライニングの前面に設けられたボウル部と、を有する。ライニングは、内部に給水源およびボウル部の排水口に接続される排水管等を内部に収容している。ボウル部は、汚物を受けるとともに、給水源から供給される洗浄水により汚物を排水管に流すよう構成されている。さらに、ボウル部上方のライニングの前面には、ボウル部に向けて水を吐出する吐水部、吐水部からの吐止水を切り換える操作部、および、オストメイトがストーマ装具を着脱する際にストーマの位置の確認を容易にするための鏡が設けられている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開2019-76446号公報 特開2010-125295号公報
特許文献1の汚物流しユニットでは、汚物流しユニットの利用者の身長を145cm~185cmと想定して、ライニング前面における吐水部および操作部の配設位置とライニングの天面との間の位置に鏡を配置している。ライニングの前面におけるボウル部、吐水部、操作部および鏡の配置は、利用者の想定身長において低身長側に合わせて調整されている。また、鏡の大きさはライニングの高さ、および、吐水部、操作部との相対的位置関係により設置可能なサイズが制約される。そうすると、低身長(例えば、150cm前後)の利用者であれば、自然な立位姿勢でストーマを造形した腹部を鏡に映して見ることができるが、高身長(例えば、180cm)の利用者の場合、不自然な中腰姿勢を取らなければストーマを造形した腹部を鏡に映して見ることができないという問題が生じる。
また、汚物流しユニットは、車いすの方の利用、乳幼児のおむつ替えなどの利用を想定している機能トイレに設置される場合が多い。多機能トイレでは、限られたスペースに様々な器具を設けることから、汚物流しユニットを含む各ユニットのコンパクト化とともに、ライニングの天面を利用者の荷物置き場として利用することが想定されている。
特許文献2の汚物流しユニットは、ライニングの上方に比較的大型の鏡を備えるものであり、多機能トイレへの設置および一般用トイレを機能拡充して設置するには、ユニットとしてのコンパクト化が不十分である。また、鏡に汚物等が付着した場合に、水で洗い流すと床が水浸しになる等の問題が生じる。
さらに、特許文献1の汚物流しユニットのように、ライニング高さをその天面を荷物置き場として利用可能な高さに設定した上で、ライニングの前面に鏡を設置すると、汚物流しユニットを利用する高身長の利用者がより自然な姿勢でストーマの位置を鏡により確認ができるようにするために、ライニング前面における鏡の設置高さを高くする、あるいは、鏡の縦方向の長さを大きくするなどの対応を行うことが難しくなるという問題が生じる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、より幅広い身長差に対応可能な鏡を備えた汚物流しユニットを提供することを目的とする。
本発明に係る汚物流しユニットは、ライニングの前面にボウル部が設けられた汚物流しユニットであって、前記ライニングの前面における前記ボウル部の上方に鏡面を有する鏡部を備え、前記鏡部は、前記ライニングの前面に対して鏡面の下部の少なくとも一部の前後方向の位置が、前記鏡面の上端よりも前方となるように構成されていることを特徴とするものである。
このような構成の汚物流しユニットによれば、鏡面の全体または一部に上向きとなる一定の傾斜又は凸状の曲面をつけることになる。ここで、鏡部において、鏡面の下部の少なくとも一部のライニングの前面に対する前後方向の位置が、鏡面の上端よりも前方となる、とは、例えば、鏡面の下端が最も前方となる場合に限らず、上下方向において鏡面の中央より下方で下端よりも上方の任意の位置が最も前方となる場合を含む。このため、鏡面が平面状の鏡を垂直方向に取り付けた場合よりも、利用者の鏡による視認範囲を上方に移動させる、または、上方に拡張させることができる。したがって、高身長の利用者が、自然な立位姿勢で鏡によりストーマの造形位置を視認することができる。
このように鏡部の鏡面の向きおよび/または形状を工夫することで、鏡本体の上下方向のサイズを変更することなく、ライニングの高さを、その天面を利用者の荷物置き場として使用可能な高さとすることができる。鏡部を利用者の身長差に対応することが可能なものとしつつ、利用者の荷物置き場も確保できることから、汚物流しユニットをコンパクトなものとすることができる。したがって、オストメイト対応設備を、多機能トイレに設ける場合、或いは、一般用トイレに機能拡充して設ける場合のいずれにおいても、省スペースでの設置が可能である。
本発明のうち他の態様に係る汚物流しユニットは、前記鏡部は、ライニングの前面に対して前記鏡面の下部の少なくとも一部の前後方向の位置を変位させる可動部をさらに備える、ものである。
このような構成の汚物流しユニットによれば、可動部によって鏡面の全体または一部の向きを上向きの任意の角度に変更することができるため、各利用者が自身の身長に応じて、最も腹部が映る位置に鏡面の角度を調整することができる。したがって、身長差にかかわらず、利用者が自然な立位姿勢でストーマ装具の装着状態を確認することができる。
本発明のうち他の態様に係る汚物流しユニットは、前記鏡部は、前記ライニングの前面に対して前記鏡面の下端の前後方向の位置が、前記鏡面の上端よりも前方となるように構成されている、ものである。
このような構成の汚物流しユニットによれば、利用者の鏡による視認範囲を上方に移動もしくは拡張することができる。したがって、高身長の利用者が、自然な立位姿勢で鏡によりストーマの造形位置およびストーマ装具の装着状態を視認することができる。
本発明のうち他の態様に係る汚物流しユニットは、前記ライニングの前面における前記ボウル部と前記鏡部との間に吐水部をさらに備え、前記吐水部は、ライニングの前面を構成する前板に固定される固定部と、先端部に吐出口が形成され固定部に対して引き出し可能に装着された吐水ヘッドと、を有し、前記鏡部は、前記ライニングの前面に対して前記鏡面の下端の前後方向の位置が、前記固定部の前端よりも前方となるように構成されている、ものである。
このような構成の汚物流しユニットによれば、吐水部の吐水ヘッドをライニングから引き出して吐出口から洗浄水を吐出させて鏡面を洗浄する場合に、鏡面を洗浄した後の水が固定部に直接あたることがない。したがって、固定部を介して洗浄後の水がライニング内に侵入することがなく、ライニング内を清浄な状態に維持することができる。
本発明のうち他の態様に係る汚物流しユニットは、前記鏡部は、前記ライニングの前面に対して前記鏡面の下端の前後方向の位置が、前記固定部に装着された前記吐水ヘッドの前端よりも後方に位置するものである。
このような構成の汚物流しユニットによれば、吐水部の吐水ヘッドをライニングから引き出して吐出口から洗浄水を吐出させて鏡面を洗浄する場合に、鏡面を洗浄した後の水が固定部に装着した吐水ヘッドの吐出口を汚染することを防ぐことができる。したがって、利用者は吐水部から吐水される清浄な洗浄水で手洗いを行うことができる。
また、鏡面の下端よりも前方に吐水ヘッドの前端が位置することにより、利用者による吐水ヘッドの引き出し動作をスムーズに行うことができる。
本発明のうち他の態様に係る汚物流しユニットは、前記ライニングの前面に前記ライニングの内部に設けられた機能部を電気的に操作する操作部をさらに備え、前記操作部は、前記鏡部と前記ボウル部との間であって、前記鏡部の下端よりも前方または後方に位置する、ものである。
このような構成の汚物流しユニットによれば、吐水部の吐水ヘッドをライニングから引き出して吐出口から洗浄水を吐出させて鏡面を洗浄する場合に、鏡面を洗浄した後の水が鏡面の下端から滴って操作部に接触することがなく、鏡面洗浄後の水が操作部からライニング内部に侵入することがない。したがって、ライニング内部の配線および操作信号を機能部に伝達する回路等の電気的構成の水濡れを回避することができる。
本発明によれば、利用者の身長差にかかわらず、利用者が自然な立位姿勢で鏡によりストーマ装具の装着状態を視認することができる。
比較例に係る汚物流しユニットの外観構成を示す斜視図である。 比較例に係る汚物流しユニットの使用状態を説明する側面図である。 本発明の第1実施形態に係る汚物流しユニットの鏡部の形態を示す概要図である。 本発明の第1実施形態に係る汚物流しユニットの鏡部の視認範囲を説明する概要図である。 本発明の第1実施形態に係る汚物流しユニットの吐水操作部の変形例を示す概要図である。 本発明の第2実施形態に係る汚物流しユニットの鏡部の形態を示す概要図である。 本発明の第2実施形態に係る汚物流しユニットの鏡部の視認範囲を説明する概要図である。 本発明の第3実施形態に係る汚物流しユニットの鏡部の形態を示す概要図である。
本発明は、限られたトイレ空間内に構築されるトイレ設備としての汚物流しユニットについて、ライニングの高さをコンパクトにしつつ、鏡の形態を工夫することにより鏡による視認性を向上させるものである。すなわち、本発明は、省スペースの汚物流しユニットであって、利用者の利便性を向上させたものである。
本発明の汚物流しユニットは、例えば、多機能トイレ、一般用トイレを機能拡張したオストメイト対応トイレを構築するための構成として、適用することが可能である。
不特定多数の人が利用する施設において、高齢者・身体障害者等の利用に配慮した多機能トイレが設けられている。オストメイト対応設備は、車いすで回転できるスペースが確保された多機能トイレに設けられること多いが、近年では、多機能トイレへの利用集中を軽減するため、一般用トイレの機能を拡充したオストメイト対応設備を備えたトイレブースの設置が推奨されている。
オストメイト対応設備を、多機能トイレに設ける場合、或いは、一般用トイレに機能拡充して設ける場合のいずれにおいても、トイレ室内に腰掛け式の便器ユニットとともに設置することになる。このようにトイレ室というスペースの限られた空間において、オストメイト対応設備を構成する汚物流しユニットは、ライニングの天面を利用者の手荷物置き場として利用することを想定し、ライニングの高さを少なくとも利用者の目線よりも低い位置となるようにしている。
図1および図2を参照しつつ、比較例に係る汚物流しユニットの構成とその使用状態について説明する。図1は、汚物流しユニットの外観構成を示す斜視図である。図2は、汚物流しユニットの使用状態を説明する側面図である。図1および図2においては、図2(a)は、低身長の利用者が使用する場合、図2(b)は、高身長の利用者が使用する場合をそれぞれ示している。
なお、以下では、特に方向視を定めない限り、汚物流しユニットの利用者の利用位置を基準に、「正面側」又は「前側」、「背面側」又は「後側」、「左右側」、「平面側」又は「上側」、「底面側」又は「下側」と称する。また、「前後方向」は「奥行方向」又は「厚み方向」、「左右方向」は「幅方向」、「上下方向」は「高さ方向」とも称する。
汚物流しユニット200は、ライニング11と、ライニング11の前面に支持されたボウル部21と、ライニング11の前面におけるボウル部21の上方に配置された吐水部30と、吐水操作部35と、さらにその上方に配置された鏡241を備える。また、ライニング11の前面には、ボウル部21への洗浄水の供給を指示する洗浄ボタン24、付属備品としてトイレットペーパーを保持する紙巻器23およびソープディスペンサ22が設けられている。
ライニング11は、略矩形の枠体の前側、左右側、上側をそれぞれ板で覆った中空箱状の形状を有し、例えば、トイレ室またはトイレブースの床面と壁面にそれぞれ底面と背面を当接させた状態で配置される。ライニング11の内部空間には、ライニング11に前面に配置されたボウル部21および操作部に対応接続された各種機能部が収容されている。ライニング11の高さは、ライニング11の天面を利用者が荷物置き場として使用することを想定し、図2(a)に示すように、低身長の利用者LMがボウル部21の前に立ったときに肩が位置する程度の高さとしている。
ボウル部21は凹状に形成され、排泄物などの汚物を受ける。ボウル部21は、図2(a)に示すように、ライニング11の前面において、低身長の利用者LMがボウル部21の前に立ったときにその上端の位置が利用者LMの腹部Sが位置する程度の高さに固定されている。
鏡241は、オストメイトが腹部に装着したストーマ装具を確認し易くするためのものである。鏡241は、ライニング11の前面において吐水部30、吐水操作部35よりもさらに上方に設けられている。この鏡241は、縦の長さが20cm程度で鏡面が平坦なものである。鏡241は、ライニング11の前面に対して鏡面が平行となるように、ライニング11の前板12に固定されている。
低身長(例えば、身長145cm)の利用者LMが汚物流しユニット200を使用する場合、図2(a)に一点鎖線で示すように、自然な立位姿勢で利用者LMがボウル部21の前に立った状態で、自身の腹部Sが鏡の反射による視認範囲V1に含まれる。したがって、低身長の利用者LMは、鏡241を介してストーマ装具の確認を容易に行うことが可能である。
一方で、高身長(例えば、身長185cm)の利用者HMが汚物流しユニット200を使用する場合、図2(b)に一点鎖線で示すように、自身の目線に対して鏡の設置位置が低く、自然な立位姿勢で鏡の反射により視認することが可能な視認範囲V2は、自身の膝よりもさらに下の部分となる。したがって、高身長の利用者HMは、その目線が図2(a)に示す低身長の利用者LMの目線と同じ高さとなるように不自然な中腰姿勢とならなければ、鏡241を介して腹部Sを確認することが困難である。このため、高身長の利用者HMは、身体的に辛い姿勢でストーマ装具の着脱作業を強いられることになる。
この点、後述する本発明に係る汚物流しユニット10、50、60、70では、鏡面の下部の少なくとも一部のライニングの前面に対する前後方向の位置が、鏡面の上端よりも前方となるように構成されている鏡部を備えたことから、鏡に映し出せる範囲をより上側に広く、または、より上方側にずらすことが可能となる。したがって、高身長の利用者HMも、自然な立位姿勢で汚物処理およびパウチ交換を行うことができ、ストーマ装具の着脱作業時の身体的負担を低減することができる。
すなわち、本発明は、ライニング11の天面を利用者の荷物置き場として活用可能としつつ、汚物流しユニットの利用者の身長差に配慮して、鏡によるストーマ装具の装着状況をより確認し易くするものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳説する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
[第1実施形態]
図3は、本発明の第1実施形態に係る汚物流しユニット10の鏡部41の形態を示す概要図である。図3(a)は、汚物流しユニット10の鏡部41を含む上部構成を示す部分斜視図であり、図3(b)は、図3(a)におけるA-A断面図である。なお、図3(b)においては、ライニング11内の機能部およびソープディスペンサ22の図示を省略してる。
本実施形態に係る汚物流しユニット10は、ライニング11と、ライニング11の前面に支持されたボウル部21と、ライニング11の前面におけるボウル部21の上方に配置された吐水部30と、吐水操作部35と、鏡部41とを備える。
ライニング11は、比較例と同様に、略矩形の枠体の前側、左右側、上側をそれぞれ前板12、側板13、天板14の各種板材で覆った中空箱状の形状を有し、例えば、トイレ室またはトイレブースの床面と壁面にそれぞれ底面と背面を当接させた状態で配置される。なお、ライニング11の側板13は、トイレ室またはトイレブースにおける各種ユニットのレイアウトに応じて適宜省略される。
また、ライニング11は、全体で幅広且つ厚み薄の扁平直方体形状であり、内部に収容する1の機能部の構成の最大厚さと、縦および横方向に配置される複数の機能部同士の左右幅長さおよび上下長さの総和以上となるように形成している。一例として、本実施形態の汚物流しユニット10の左右方向(幅)の長さは80cm~90cm、奥行長さは12.5cm~22.5cmである。また、ライニング11の高さは、利用者の荷物置き場としての使用を想定し、約110cm~130cmとしている。
ライニング11の内部空間には、ボウル部21に洗浄水を供給するフラッシュ洗浄機能、吐水部30から温水を吐出させるための温水供給機能等の各種機能を実現するための複数の機能部が収容されている。
ライニング11の前面を構成する前板12の所定の位置には、ボウル部21、ライニング11の内部に収納配置された各機能部に対応接続してその機能を発揮させる操作部材、および、付属備品が配置されている。
ボウル部21は凹状に形成された陶器であり、排泄物などの汚物を受ける。ボウル部21は、ライニング11の前板12を貫通して設けられる締結部材を介してライニング11の枠体に連結されている。また、ボウル部21は、ライニング11の前面において、その上端の位置が床面から例えば約70cm~90cmとなる高さに固定されている。
吐水部30は、オストメイトのストーマ装具の洗浄および手洗いを可能とするものである。吐水部30は、ライニング11の前板12に固定される筒状の固定部33と、先端部に吐出口31が形成され固定部33に対して引き出し可能に装着された吐水ヘッド32と、吐水ヘッド32の基端部に接続され固定部33内を挿通するホース34とを有する。吐水ヘッド32が固定部33に装着されている状態では、吐水ヘッド32の基端部に接続されたホース34はライニング11内に収納されている。
ライニング11の前板12における吐水部30の右側には、操作部材としての吐水操作部35が設けられている。また、吐水操作部35は、ボウル部21の左右方向の幅内に配置される。吐水操作部35は、左右に回動および前後に傾動可能な操作レバー36を有するレバー式の操作部である。吐水操作部35は、ライニングの内部に設けられた吐水部30から温水を吐出させるための温水供給機能を実現する機能部に接続されている。利用者が吐水操作部35の操作レバー36を操作することにより、吐水部30からの吐止水、吐出される水の温度および流量の変更が可能となっている。
ライニング11の前板12における吐水部30の左側には、ソープディスペンサ22が配置されている。ソープディスペンサ22は、ボウル部21の左右方向の幅内に配置される。
ライニング11の前板12における吐水操作部35の右側には、紙巻器23が配置されている。紙巻器23は、ボウル部21より高い位置に配置され、トイレットペーパーを着脱可能に保持する。なお、ソープディスペンサ22と紙巻器23は付属備品であり、トイレ室またはトイレブースにおける各種ユニットの構成およびレイアウトに応じて適宜省略される。
洗浄ボタン24は、ボウル部21の洗浄を指示するための操作部材であり、紙巻器23の上方に配置されている。洗浄ボタン24は、ライニング11の内部に設けられたボウル部21に洗浄水を供給するフラッシュ洗浄機能を実現する機能部に電気的に接続されている。利用者が洗浄ボタン24を操作することにより、洗浄水がボウル部21内に供給され、ボウル部21内の汚物がボウル部21の下方に接続された排水管などに排出される。なお、ボウル部21の洗浄を指示するための操作部材は、押しボタン式の洗浄ボタンに限ることなく、例えば、投光部と受光部を備えた光電センサなど、手を近づけることで洗浄の指示を可能にする非接触式センサの検出信号を利用した非接触式の操作部材であってもよい。
鏡部41は、オストメイトが腹部に装着したストーマ装具を確認し易くするためのものである。鏡部41は、ライニング11の前板12において吐水部30、吐水操作部35よりもさらに上方に設けられている。すなわち、ライニング11の前面において、鏡部41とボウル部21との間に吐水部30、吐水操作部35および付属備品を配置していることになる。鏡部41は、横の長さがボウル部21の左右方向の寸法より短く、縦の長さがライニング11の天面と吐水部30および吐水操作部35の配設位置との間の距離より短い長さのサイズのものである。この鏡部41は、ボウル部21の左右方向の幅内に配置される。
鏡部41は、平面状の鏡面44を有する鏡本体42と、一定の角度で鏡本体42を支持する支持部43とを有する。支持部43は、ライニング11の前板12に固定されている。支持部43は、鏡本体42の鏡面44の下部の少なくとも一部である下端が、鏡面44の上端位置よりも前方位置となるように鏡本体42を支持している。
鏡本体42としては、例えば、表面が平坦な透明板に反射金属膜を形成した硬質の板状の鏡、若しくは、プラスティックなどの基材にアルミニウムのような金属を被覆した鏡面フィルム等の柔軟性を持つシート状のものが適用できる。
支持部43は、側面視において鏡面44の上端側が最も鋭角となる直角三角形状を有し、鏡面44の上端を支点としてライニング11の前板12の板面に対して鏡面44を所定の角度で配置している。なお、支持部43は、鏡面44を鉛直方向からライニング11の前板12の下側に向かうにしたがって前方に傾斜させた状態で鏡本体42を支持可能なものであれば中実材であってもよく(図3(b)参照)、金属板を組み合わせたフレーム、L字金具のようなものであってもよい。
本実施形態に係る汚物流しユニット10における鏡部41の視認範囲について、図4を参照してさらに説明する。図4は、第1実施形態に係る汚物流しユニット10の鏡部41の視認範囲を説明する概要図である。図4においては、高身長の利用者HMが利用する場合の視点Pからの比較例の鏡の反射範囲を一点鎖線で示し、本実施形態の鏡の反射範囲を実線で示している。
ライニング11の前板12と鏡面44とがなす角度θ1(図4参照)は、10~30度の範囲の一定の角度となっている。また、比較例の鏡241(図2参照)と本実施形態の鏡面44はいずれも平面であるから、入射角と反射角は等しくなる。このため、高身長の利用者HMが所定の角度だけ上向きとなる鏡面44を見たときに、鏡を介した視認範囲が、図2(b)に示した視認範囲V2よりも全体的に上方にずれた位置となる。すなわち、高身長の利用者HMの腹部Sの位置が鏡による視認範囲V3に含まれるようになる。本実施形態では、この鏡部41を採用することにより、ライニングの高さを利用者の荷物置き場として利用可能な高さに抑えつつ、利用者の身長に応じた適切な鏡への投影を実現している。したがって、高身長の利用者HMが、自然な立位姿勢で鏡を介してストーマ装具の装着状況を確認することが可能となる。
また、鏡部41の鏡面44が汚物等で汚れた場合には、吐水部30の吐水ヘッド32を固定部33から引き出し、鏡面44を洗浄する場合がある。本実施形態に係る汚物流しユニット10の鏡部41は、鏡面44の下端が前後方向において、吐水部30の固定部33の前端よりも前方に位置するように鏡本体42を傾斜させていることから、吐水ヘッド32を固定部33から引き出して鏡を洗浄する場合に、鏡面洗浄後の水が鏡面44の傾斜に沿って流れ、鏡面44の下端から固定部33の前端よりも前方に流れ落ちることになる。すなわち、吐水部30の上方に鏡面44を傾斜させた鏡部41を設けることで、鏡部41が吐水部30の固定部33に対して鏡面洗浄後の水を遮る庇として機能する。このため、ホース34の挿通孔が形成された筒状の固定部33に、鏡面44の下端から落ちる水が直接当たることがなく、ホース34の挿通孔を介してライニング11内に水が侵入することを防ぐことができる。
また、鏡部41は、ボウル部21の左右方向の幅内に配置されていることから、鏡面44を洗浄した水は、ボウル部21内に落下する。これにより、床が水浸しになることがない。
さらに、本実施形態に係る鏡部41は、吐水部30の吐水ヘッド32が固定部33に装着されている状態では、鏡部41の鏡面44の下端が前後方向において吐水ヘッド32の前端よりも後方に位置している。これにより鏡面洗浄後の水が水滴となって鏡面44の下端から滴っている状態でも、吐水ヘッド32の吐出口31から吐出される清浄な洗浄水に水滴が混じることがない。したがって、利用者は清浄な洗浄水により手洗いができる。
[第1実施形態の変形例]
次に、図5を参照して、第1実施形態に係る汚物流しユニットの吐水操作部の変形例について説明する。図5(a)は、鏡部41および吐水操作部51の変形例を含む汚物流しユニット50の上部構成を示す部分斜視図であり、図5(b)は、図5(a)におけるB-B断面図である。また、図5(c)は、変形例2のB-B断面図である。なお、図5(b)および図5(c)においては、ライニング11内の機能部およびソープディスペンサ22の図示を省略している。
上述した第1実施形態に係る汚物流しユニット10では、吐水操作部35がレバー式の操作部であったのに対し、変形例1および変形例2では、汚物流しユニット50における吐水操作部51、55が押しボタン式スイッチである点が異なっている。
吐水操作部51は、図5(a)に示すように横長に形成された固定部37の吐水ヘッド32の固定位置より右側に設けられた押しボタンスイッチ52を有する。この吐水操作部51は、ライニング11の内部に設けたられた吐水ヘッド32の吐止水機能を実現する機能部と電気的に接続されている。当該機能部は、例えば、ホース34に接続された吐水管と吐水管に介装された電磁弁ユニットを有し、利用者が押しボタンスイッチ52を操作することにより入力された電気信号に基づいて、電磁弁ユニットを動作させることにより吐水ヘッド32からの吐止水を切り換えるものである。したがって、吐水操作部55の背面側には、電力が供給される給電線、電気信号が伝達される信号線等の複数の電線をモールドしたケーブル57が接続されている。
図5(b)に示す変形例1では、吐水操作部51は、前後方向においてその前端位置が鏡部41の鏡面44の下端よりも後方に位置している。これにより、吐水ヘッド32から洗浄水を吐水させて鏡面44を洗浄するときに、鏡部41が吐水操作部51に対して鏡面洗浄後の水を遮る庇として機能する。吐水ヘッド32からの吐止水を電気的に切り換える押しボタンスイッチ52に水が直接かかることがなく、押しボタンスイッチ52の背面側のケーブル57等の電気的構成の保護が図られる。
図5(c)に示す変形例2では、ライニング11の前板12の板面と鏡部41の鏡面44との成す角度が、図5(b)より小さくなっている。また、変形例2に係る吐水操作部55は、固定部37からさらに前方に突設された筒状のカバー部材59を有し、該カバー部材59の内部に押しボタンスイッチ52を収容している。
この吐水操作部55は、前後方向においてその前端位置が鏡部41の鏡面44の下端よりも前方に位置している。これにより、吐水ヘッド32から洗浄水を吐水させて鏡面44を洗浄するときに、鏡面44を伝って流れる水が押しボタンスイッチ52の外側を覆うカバー部材59を伝って流れることになる。吐水ヘッド32からの吐止水を電気的に切り換える押しボタンスイッチ52に水が直接かかることがなく、押しボタンスイッチ52の背面側のケーブル57等の電気的構成の保護が図られる。なお、固定部37にカバー部材59を突設して押しボタンスイッチ52を鏡面44より前方に配置する場合には、吐水ヘッド32の引き出しやすさの観点から、カバー部材59の先端が吐水ヘッド32の前端よりも後方としているがこれに限定されない。すなわち、カバー部材59および押しボタンスイッチ52をボウル部21よりも突出しない範囲で、吐水ヘッド32の前端よりも前方まで突出させてもよい。
[第2実施形態]
次に、図6を参照して、第2実施形態に係る汚物流しユニット60について説明する。図6(a)は、第2実施形態に係る汚物流しユニット60に係る鏡部61を含む上部構成を示す部分斜視図であり、図6(b)は、図6(a)におけるC-C断面図である。なお、図6(b)においては、ライニング11内の機能部およびソープディスペンサ22の図示を省略している。
第2実施形態に係る汚物流しユニット60は、第1実施形態とは、鏡部61の形態が異なる。すなわち、第2実施形態に係る汚物流しユニット60は、鏡面64の下部側が凸状となる曲面を有する鏡本体62と、鏡本体62を支持する支持部63と、を有する。鏡本体62は、支持部63を介してライニング11の前板12に固定されている。
鏡本体62としては、例えば、プラスティックなどの基材にアルミニウムのような金属を被覆した鏡面フィルム等の柔軟性を持つシート状の鏡が適用できる。
支持部63は、前面に側面視円弧状曲面を有する。言い換えると、支持部63は、横置き円柱の一部を垂直面と水平面で切り取った形状を有する。支持部63の前面の円弧状曲面は、鏡本体62の貼り付け面である。なお、支持部63は、この円弧状曲面に沿って鏡面64の下部側が凸状となる曲面が形成される状態で鏡本体62を支持可能なものであれば、中実材であってもよく(図6(b)参照)、金属板を組み合わせたフレームであってもよい。
本実施形態に係る汚物流しユニット60における鏡部61の視認範囲V4について、図7を参照してさらに説明する。図7は、第1実施形態に係る汚物流しユニット60の鏡部61の視認範囲V4を説明する概要図である。図7においては、高身長の利用者HMが利用する場合の視点Pからの比較例の鏡の反射範囲を一点鎖線で示し、本実施形態の鏡の反射範囲を実線で示している。また、鏡部61の鏡面64は、上下方向においては凸面鏡としての性質を持つ。このため、曲率半径Rと視点から延長され鏡面64の上端から焦点Fまでの線を破線で示し、鏡面の曲率を形成する仮想円Q、および、仮想円Qの中心Oと焦点Fを通る水平線Lを二点鎖線で示している。
この鏡部61は、図6(b)および図7に示すように、鏡面64の上下方向に緩やかな曲面を形成している。この曲面は、鏡面64の上から下に向かって鉛直方向に対する鏡面64の傾斜角が次第に小さくなるように設定されている。言い換えると、鏡面64の高い位置の方が鏡面64の低い位置よりも仰角θ2(図7参照)が大きくなっている。また、この鏡部61の鏡面64は、鏡面64の下端が凸面鏡の鏡心となる。このため、高身長の利用者HMが鏡面64を見たときに、鏡を介した視認範囲V4は、図2(b)に示した視認範囲V2が上方に拡大された範囲となる。すなわち、利用者の腹部Sの位置まで視認範囲が広がることになる。本実施形態では、この鏡部61を採用することにより、ライニングの高さを利用者の荷物置き場として利用可能な高さに抑えつつ、上下方向に広い鏡への投影を実現している。したがって、高身長の利用者HMが、自然な立位姿勢で鏡を介してストーマ装具の装着状況を確認することが可能となる。
なお、この実施形態では、鏡部61として鏡面64においてその下端が前後方向において最も前方となる凸面鏡を例に説明したがこれに限定されない。すなわち、鏡部は、ライニング11の前面に対して鏡面の下部の少なくとも一部の前後方向の位置が、鏡面の上端よりも前方となるように構成されていればよく、例えば、図7に示す仮想円Qの中心Oと焦点Fを通る水平線Lが鏡面の上下方向における中央より下で下端よりも上にあるような凸面鏡であってもよい。
[第3実施形態]
次に、図8を参照して、第3実施形態に係る汚物流しユニット70について説明する。図8(a)は、第3実施形態に係る汚物流しユニット70の鏡部71を含む上部構成を示す部分斜視図であり、図8(b)は、図8(a)におけるD-D断面図である。なお、図8(b)においては、ライニング11内の機能部およびソープディスペンサ22の図示を省略している。
第3実施形態に係る汚物流しユニットは、第1実施形態および第2実施形態とは、鏡部の形態が異なり、鏡面74の下部の少なくとも一部のライニング11の前面に対する前後方向の位置を変位させる可動部79を備える。すなわち、鏡部71は、鏡面74が平面状の鏡本体72と、鏡本体72を支持するとともに鏡面の下端が上端よりも前方に位置するように可動可能に構成された支持部73と、を有する。
支持部73は、矩形板状のフレームであり、左右端の上下の中央位置に左右方向を回転軸とする一対の支軸75を有する。支軸75は、支持部73の左右端に一部が埋め込まれた、例えばピンから構成されている。この支軸75とライニング11の前板12側の軸受け部(図示せず)により、可動部79を構成する。なお、図8(b)の断面図においては、回転軸の位置の理解のため支軸75を実線で示している。
支持部73は、ライニング11の前板12に設けられた開口部78に支軸75を介して軸支されている。鏡部71を傾斜させていない状態では、ライニング11の前板12の板面と鏡面64とが略面一となるように鏡部71がライニング11に配置される。
ライニング11の前板12に設けられた開口部78は、支持部73のフレームよりもやや大きい正面視矩形状を有する。開口部78には、ライニング11内部への水の侵入を防止する観点から、図示しない有底角筒状の鏡収納部が設けられている。なお、鏡収納部の前後方向の長さ(奥行)は、ライニング11内のスペースにおいて支持部73を垂直方向に対して所望の角度範囲(例えば、10~30度)で傾斜させることが可能な奥行が確保されていればよい。また、鏡収納部の底となる背面は、下端が上端よりも前方に位置するように傾斜した傾斜面としてもよく、階段状の段差が設けられたものであってもよい。
また、開口部78における支持部73の支軸75に対応する左右の位置には、軸受け部(図示せず)が設けられている。軸受け部は、伸縮性を有し、かつ、支軸75と接触して摩擦力を発生する、例えばゴム等の材料を含んで構成されている。軸受け部は、支持部73の支軸75を締め付けるように支持することで、支軸75との間で摩擦力を発生させ、支持部73を任意の角度で固定する。これにより、鏡面74が任意の角度で上側を向くことになる。
この鏡部71は、図8(b)に示すように、支軸75を中心に所定の角度範囲で回動可能である。さらに、鏡部71は所望の角度に固定することが可能であることから、利用者は、鏡面74の向きを自身の身長にあった上向き角度に自由に変更することができる。すなわち、鏡面74の角度を自身の身長にあった角度とすることで、図4を参照して説明した場合と同様に、自身の腹部を鏡に映すことができる。すなわち、いずれの身長の利用者であっても、自然な立位姿勢で鏡を介してストーマ装具の装着状況を確認することが可能となる。
上述した実施形態の説明は本発明の一例であり、本発明に係る汚物流しユニットは上述の実施形態に限定されることはない。このため、上述した実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。また、本開示に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
上述した第1実施形態の変形例1および変形例2に係る汚物流しユニット50における押しボタン式の吐水操作部51、55は、第2実施形態および第3実施形態に係る汚物流しユニット60、70においても適用可能である。
10 汚物流しユニット
11 ライニング
12 前板
13 側板
14 天板
21 ボウル部
22 ソープディスペンサ
23 紙巻器
24 洗浄ボタン
30 吐水部
31 吐出口
32 吐水ヘッド
33 固定部
34 ホース
35 吐水操作部
41 鏡部
42 支持部
43 鏡本体
44 鏡面
50 汚物流しユニット
51 吐水操作部
52 押しボタンスイッチ
55 吐水操作部
57 ケーブル
52 カバー部材
60 汚物流しユニット
61 鏡部
62 支持部
63 鏡本体
64 鏡面
70 汚物流しユニット
71 鏡部
72 支持部
73 鏡本体
74 鏡面
75 支軸
78 開口部
79 可動部

Claims (6)

  1. ライニングの前面にボウル部が設けられた汚物流しユニットであって、
    前記ライニングの前面におけるボウル部の上方に鏡面を有する鏡部を備え、
    前記鏡部は、前記ライニングの前面に対して前記鏡面の下部の少なくとも一部の前後方向の位置が、前記鏡面の上端よりも前方となるように構成されていることを特徴とする汚物流しユニット。
  2. 前記鏡部は、ライニングの前面に対して前記鏡面の下部の少なくとも一部の前後方向の位置を変位させる可動部をさらに備える、
    請求項1に記載の汚物流しユニット。
  3. 前記鏡部は、前記ライニングの前面に対して前記鏡面の下端の前後方向の位置が、前記鏡面の上端よりも前方となるように構成されている、
    請求項1または請求項2に記載の汚物流しユニット。
  4. 前記ライニングの前面における前記ボウル部と前記鏡部との間に吐水部をさらに備え、
    前記吐水部は、ライニングの前面を構成する前板に固定される固定部と、先端部に吐出口が形成され固定部に対して引き出し可能に装着された吐水ヘッドと、を有し、
    前記鏡部は、前記ライニングの前面に対して前記鏡面の下端の前後方向の位置が、前記固定部の前端よりも前方となるように構成されている、
    請求項3に記載の汚物流しユニット。
  5. 前記鏡部は、前記ライニングの前面に対して前記鏡面の下端の前後方向の位置が、前記固定部に装着された前記吐水ヘッドの前端よりも後方に位置する、
    請求項4に記載の汚物流しユニット。
  6. 前記ライニングの前面に前記ライニングの内部に設けられた機能部を電気的に操作する操作部をさらに備え、
    前記操作部は、前記鏡部と前記ボウル部との間であって、前記鏡部の下端よりも前方または後方に位置する、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の汚物流しユニット。
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