JP2023130315A - 仮想ゴルフ装置及び仮想ゴルフ装置の動作方法 - Google Patents

仮想ゴルフ装置及び仮想ゴルフ装置の動作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仮想ゴルフ装置及び仮想ゴルフ装置の動作方法の提供。【解決手段】上記仮想ゴルフ装置は、ユーザの打撃用の実際ゴルフボールが置かれ、フェアウェイ領域と非フェアウェイ領域とを含む打撃マットと、前記実際ゴルフボールが前記フェアウェイ領域と前記非フェアウェイ領域のうちにどの領域に置かれているかを感知する感知部と、ユーザが前記実際ゴルフボールを打撃すると、前記実際ゴルフボールの打撃後の状態に基づいて仮想ゴルフコースにおいて前記実際ゴルフボールに対応する仮想ゴルフボールの軌跡を算出する算出過程を実行する制御部と、前記仮想ゴルフコースと前記仮想ゴルフボールとの映像を表示する表示部とを含む。【選択図】図6

Description

本発明は仮想ゴルフ装置及び仮想ゴルフ装置の動作方法に関するものであり、より具体的には、ユーザが打撃したゴルフボールに基づいて仮想ゴルフコースで仮想ゴルフボールの軌跡を算出しながら追加的に前記軌跡を調整することができる仮想ゴルフ装置及び仮想ゴルフ装置の動作方法に関するものである。
最近、ゴルフ人口が増加しつつ、仮想ゴルフシミュレーション装置などを利用してゴルフを楽しめるスクリーンゴルフが広く普及されている。スクリーンゴルフではスクリーンを介してゴルフ場の映像が表示されるので、屋外で実際の競技をしているような感じを与えることができる。また、屋外のフィールドで試合することに比べて時間とコストがセーブされるので、スクリーンゴルフは時間や経済的な理由などで実際の競技をプレイし難い現代人に人気が高い。
実際のゴルフコースにはフェアウェイ、ラフ、バンカー、ウォーターハザードなどの様々な属性の領域が存在し、これらの領域によりユーザがゴルフボールを打撃する際の打撃感や難易度が異なる。例えば、芝が短いフェアウェイ領域では打撃が容易で打撃難易度が低いが、フェアウェイ領域に比べて芝が長いラフ領域では打撃難易度が比較的高い。スクリーンゴルフでは、スクリーンに表示されるゴルフコースに実際のゴルフコースに対応してフェアウェイ、ラフなどのような様々な領域を表示することができる。しかし、実際のスクリーンゴルフのプレイでユーザは室内の打撃マットの上に置かれたゴルフボールを打撃するだけであり、ユーザの立場ではゴルフコースの領域差による打撃難易度や打撃感の違いを体験することができないので、スクリーンゴルフは実際のゴルフ場でプレイすることに比べてリアリティが落ちる問題がある。
本発明は、上記のような事情を勘案して発明されたものであり、複数領域の打撃マットを利用することでゴルフコースの様々な領域での打撃感を体感することができ、またユーザがスクリーンの映像におけるゴルフボールの位置と相応しないように打撃マットにゴルフボールを置いて打撃する場合(本明細書で「非通常打撃」と命名)には、ゴルフボールの軌跡を算出した後に算出された軌跡を調整することにより、上記非通常打撃が発生しないように誘導することができる仮想ゴルフ装置を提供することをその目的とする。
また、本発明は、上記仮想ゴルフ装置に適用可能な動作方法を提供することをその目的とする。
また、本発明の他の目的は、以下の説明と添付した図面から明確に理解することができる。
上記の目的を達成するのために、本発明の実施例による仮想ゴルフ装置は、ユーザの打撃用の実際ゴルフボールが置かれ、フェアウェイ領域と非フェアウェイ領域とを含む打撃マットと、前記実際ゴルフボールが前記フェアウェイ領域と前記非フェアウェイ領域のうちにどの領域に置かれているかを感知する感知部と、ユーザが前記実際ゴルフボールを打撃すると、前記実際ゴルフボールの打撃後の状態に基づいて仮想ゴルフコースにおいて前記実際ゴルフボールに対応する仮想ゴルフボールの軌跡を算出する算出過程を実行する制御部と、前記仮想ゴルフコースと前記仮想ゴルフボールとの映像を表示する表示部とを含む。また前記仮想ゴルフコースは、前記フェアウェイ領域に対応する仮想フェアウェイと前記非フェアウェイ領域に対応する仮想非フェアウェイを含み、前記仮想ゴルフコースに前記仮想ゴルフボールが位置する領域と相応する前記打撃マットの領域に前記実際ゴルフボールが位置する状態で、ユーザが前記実際ゴルフボールを打撃することを通常打撃とし、前記仮想ゴルフコースに前記仮想ゴルフボールが位置する領域と相応しない前記打撃マットの領域に前記実際ゴルフボールが位置する状態で、ユーザが前記実際ゴルフボールを打撃することを非通常打撃とすると、前記非通常打撃が発生する場合、前記制御部は前記非通常打撃後の他の打撃において前記他の打撃に対する算出過程を行った後、前記算出過程で算出された前記仮想ゴルフボールの軌跡を変更する調整過程を追加的に行う。
上記仮想ゴルフ装置において、前記仮想ゴルフコースは第1コースと前記第1コースの以後にプレイする第2コースとを含み、前記第1コースにおいて前記非通常打撃が発生した場合、前記制御部は前記第2コースにおける最初打撃において前記最初打撃に対する算出過程を行った後に、前記第1コースの非通常打撃に対する調整過程をさらに行う。
上記仮想ゴルフ装置において、前記第1コースで前記非通常打撃が複数回発生した場合、前記調整過程において、前記第2コースでの最初打撃について前記算出過程により算出された前記仮想ゴルフボールの軌跡を変更する時に、前記制御部は前記非通常打撃の発生回数が多ければ多いほど前記仮想ゴルフボールの軌跡をさらに大きく変更する。
上記仮想ゴルフ装置において、ユーザの打撃はパッティングステップと前記パッティングステップの以前に行われるパッティング前打撃ステップとを含み、前記パッティングステップの直前の前記パッティング前打撃ステップにおいて前記非通常打撃が発生した場合、前記制御部はパッティングステップでの最初打撃で前記最初打撃に対する算出過程を行った後に前記パッティング前打撃ステップでの非通常打撃に対する調整過程をさらに行う。
上記仮想ゴルフ装置において、前記調整過程において前記仮想ゴルフボールの軌跡を変更することは前記仮想ゴルフボールの軌跡における飛距離の変更を含む。
本発明の実施例による仮想ゴルフ装置の動作方法は、フェアウェイ領域と非フェアウェイ領域とを含む打撃マットに、ユーザの打撃用の実際ゴルフボールが置かれているステップと、前記実際ゴルフボールが前記フェアウェイ領域と前記非フェアウェイ領域のうちにどの領域に置かれているかを感知するステップと、ユーザが前記実際ゴルフボールを打撃すると、前記実際ゴルフボールの打撃後の状態に基づいて仮想ゴルフコースにおいて前記実際ゴルフボールに対応する仮想ゴルフボールの軌跡を算出する算出過程を実行するステップと、前記仮想ゴルフコースと前記仮想ゴルフボールとの映像を表示するステップとを含む。また前記仮想ゴルフコースは、前記フェアウェイ領域に対応する仮想フェアウェイと前記非フェアウェイ領域に対応する仮想非フェアウェイを含み、前記仮想ゴルフコースに前記仮想ゴルフボールが位置する領域と相応する前記打撃マットの領域に前記実際ゴルフボールが位置する状態で、ユーザが前記実際ゴルフボールを打撃することを通常打撃とし、前記仮想ゴルフコースに前記仮想ゴルフボールが位置する領域と相応しない前記打撃マットの領域に前記実際ゴルフボールが位置する状態で、ユーザが前記実際ゴルフボールを打撃することを非通常打撃とすると、前記非通常打撃が発生する場合、前記非通常打撃後の他の打撃において前記他の打撃に対する算出過程を行った後、前記算出過程で算出された前記仮想ゴルフボールの軌跡を変更する調整過程を追加的に行う。
本発明の仮想ゴルフ装置及び仮想ゴルフ装置の動作方法によれば、複数領域の打撃マットを利用することでゴルフコースの様々な領域での打撃感を体感することができ、また算出されたゴルフボールの軌跡を調整することにより非通常打撃が発生しないように誘導して、ユーザが公正にプレイしながらスクリーンゴルフを楽しむことができるようにする効果がある。
本発明の実施例による仮想ゴルフ装置の概略的な構造を示す図である。 図1の仮想ゴルフ装置における打撃マットを詳細に示す図である。 図1の仮想ゴルフ装置のスクリーンに表示されることができる仮想ゴルフコースを示す図である。 通常打撃と非通常打撃の例を説明するための図である。 通常打撃と非通常打撃の例を説明するための図である。 図1の仮想ゴルフ装置に適用可能な動作方法を示すフローチャートである。 軌跡算出過程と調整過程を説明するための図である。 非通常打撃と調整過程が適用される具体的な例を示す図である。 非通常打撃と調整過程が適用される具体的な例を示す図である。 非通常打撃と調整過程が適用される具体的な例を示す図である。 本発明の他の実施例による仮想ゴルフ装置の概略的な構造を示す図である。 複数の仮想ゴルフ装置がネットワークに連結されているシステムの概略的な構造を示す図である。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。本発明の目的、特徴、利点は以下の実施例から容易に理解できるであろう。本発明は、ここで説明される実施例に限定されず、他の形態に具体化されることもできる。ここで紹介される実施例は、開示された内容が徹底的で完全なものとなるように、かつ本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に本発明の思想が十分に伝達されるようにするために提供されるものである。よって、以下の実施例により本発明が限定されてはならない。
本明細書において、第1、第2などの用語が様々な要素(elements)を記述するために使用されたが、前記要素がこのような用語によって限定されてはならない。この用語は、単に前記要素を相互に区別するために使用されただけである。また、とある層(膜)が他の層(膜)または基板上にあると言及されている場合に、それは、他の層(膜)または基板上に直接形成されること、またはそれらの間に第3の層(膜)が介在することもできることを意味する。
図面において、要素の大きさ、または要素間の相対的な大きさは、本発明に対するさらに明確な理解のために多少誇張して図示できる。また、図示した要素の形状が製造工程上の変異などによって多少変更できるであろう。したがって、本明細書で開示した実施例は、特別な記載がない限り、図示した形状に限定されてはならず、ある程度の変形を含むものと理解されるべきである。
図1は本発明の実施例による仮想ゴルフ装置の概略的な構造を示す図である。
図1を参照すると、仮想ゴルフ装置は、打撃プレート(10)、制御部(20)、感知部(30)、入力部(40)、サウンド部(60)、表示部(60)を含む。
打撃プレート(10)はユーザがゴルフボールを打撃するために位置する領域であり、ユーザはゴルフボールを打撃プレート(10)に置いて打撃する。打撃プレート(10)には上下に移動可能な構造のオートティーが設けられており、オートティーを通じてユーザに打撃用ゴルフボールが自動的に提供されることができる。
制御部(20)は仮想ゴルフ装置の構成要素の間の全体的な動作を制御する。例えば、制御部(20)は打撃プレート(10)に設けられたオートティーを制御して、ユーザが打撃する時点に合わせてオートティーが打撃用ゴルフボールを提供するように動作する。またユーザが特定のゴルフコースを選択した場合、制御部(20)は該当ゴルフコースでプレイすることができるように関連動作を行う。すなわち、制御部(20)は映像を処理する映像処理手段を具備してユーザが選択した特定ゴルフコースの映像を形成した後、これを表示部(60)に伝達して表示させるように動作する。また制御部(20)は算出部(21)と調整部(22)と貯蔵部(23)とを備えている。算出部(21)はユーザが打撃したゴルフボールが実際のゴルフ場で飛行すると仮定するときにどのような軌跡を有するかを算出する算出過程を行う。調整部(22)は特定の条件下で算出された軌跡を調整する調整過程を行う。上記調整過程の詳細内容は後述する。貯蔵部(23)は制御部(20)の動作に必要な各種データを貯蔵する記憶装置を含む。
感知部(30)はゴルフクラブの動きやユーザが打撃したゴルフボールの動きなどを感知して打撃されたゴルフボールに関する物理的状態情報を把握するためのものであり、感知部(30)としてゴルフクラブやゴルフボールの動きを撮影することができるカメラや感知センサーなどのような感知手段を使用することができる。前記感知手段には、イメージセンシング、発光/受光センシング、レーザセンシングなど様々なセンシング方式を適用することができ、このようなセンシング方式でゴルフクラブやユーザが打撃したゴルフボールの状態情報を把握することができる。前記カメラや感知センサーなどは、単独に使用されたり又は一緒に使用されたりすることができ、一個のみが使用されたり又は複数個が使用されたりすることもできる。感知部(30)で感知された情報は制御部(20)に伝達され、制御部(20)の算出部(21)は感知部(30)からの情報に基づいて算出過程を行う。
入力部(40)はユーザーから各種情報を受けるためのものであり、キーボード、マウス、タッチスクリーンなどを使用することができる。スクリーンゴルフでは、ユーザがログインのために自分のIDやパスワードを入力する場合、ユーザがプレイしたいゴルフコースやプレイ難易度を選択する場合などのように、ユーザから情報の入力が必要な場合があり、このような場合のために入力部(40)が具備される。
サウンド部(50)は、スピーカなどのような音響機器を含み、これによりユーザにゲームの進行状況を案内しゲームの進行に応じた各種効果音を再生する。
表示部(60)はプロジェクターとスクリーンなどのような機器を含む。プロジェクターはゴルフコースとゴルフボールがスクリーンに表示されるように関連映像をスクリーンに投射し、スクリーンは投射されたゴルフ関連映像を表示してユーザに提供する。以下では、スクリーンに表示される一部の対象に対して「仮想」という用語を付けて表現することができる。これは、現実の世界に存在するものではなくスクリーンの中の映像に表示されるものであるという意味である。例えば、「仮想のゴルフコース」とはスクリーンに表示されるゴルフコースという意味であり、「仮想のゴルフボール」とはスクリーンに表示されるゴルフボールという意味である。
仮想ゴルフ装置は、スクリーンゴルフ場に設置されてスクリーンゴルフをプレイすることができるようにする装置であり、ユーザがスクリーンゴルフをプレイする際の仮想ゴルフ装置の動作過程は次の通りである。ユーザがゴルフボールを打撃すると、感知部(30)はゴルフクラブの動きやユーザが打撃したゴルフボールの移動速度や移動方向などのような物理的状態を感知する。感知部(30)によって感知された情報は制御部(20)に伝達され、制御部(20)における算出部(21)は伝達された情報に基づいてゴルフボールの軌跡を算出する算出過程を行う。表示部(60)では算出過程によって算出された軌跡の通り仮想ゴルフボールが動く映像を表示し、このときに仮想ゴルフボールは算出された軌跡により移動した後にスクリーンに表示される仮想ゴルフコースの特定地点に着地し、ユーザは仮想のゴルフボールが着地した地点からネクスト打撃を続ける。
スクリーンゴルフのプレイ過程において、特定の要件を満たす場合に調整部(22)は算出部(21)で算出された仮想ゴルフボールの軌跡を調整する調整過程を行う。調整部(22)は算出部(21)とは別個に構成することも可能であり、又は算出部(21)と調整部(22)とを一体的に構成して算出過程と調整過程を共に行うことも可能である。また、調整過程は算出過程後に別途に行われたり、算出過程に併合されて算出と調整が共に進行されてもよい。以下では、調整過程について図面を参照して詳細に説明する。
図2は図1の仮想ゴルフ装置における打撃マットを詳細に示す図であり、図3は図1の仮想ゴルフ装置のスクリーンに表示されることができる仮想ゴルフコースを示す図であり、図4及び図5は通常打撃と非通常打撃の例を説明するための図である。
図2を参照すると、仮想ゴルフ装置の打撃プレートには、ユーザが実際のゴルフボールを置いて打撃する打撃マットが具備され、ここで打撃マットは複数の領域に区分されている複数領域の打撃マットを使用されていることができる。複数領域はフェアウェイ領域と非フェアウェイ領域とを含み、非フェアウェイ領域はラフ領域とバンカー領域とを含む。
複数領域の打撃マットにおいて、各区分領域は実際のゴルフ場で様々な属性を有する地形に対応するように構成することができる。例えば、実際のゴルフ場にはフェアウェイ、ラフ、バンカーなどの様々な属性を持つ地形がある。フェアウェイはゴルフ場によって管理される芝で構成された地域であり、ラフはフェアウェイに比べて芝の長さが長い地域である。芝が長いラフでは芝が短いフェアウェイよりも打撃が難しくて打撃難易度が高い。また、バンカーは主に砂からなる地域であり、砂では打撃がより難しくて芝地域(フェアウェイ、ラフ)に比べて打撃難易度が高い。複数領域の打撃マットにおいて、フェアウェイ領域は実際のゴルフで打撃難易度が最も低いフェアウェイに対応し、非フェアウェイ領域(フェアウェイではない領域として、ラフ、バンカーなどのようにフェアウェイに比べて打撃難易度が高い領域を便宜上「非フェアウェイ」と命名する)はフェアウェイに比べて打撃難易度が高い非フェアウェイに対応し、非フェアウェイ領域においてラフ領域とバンカー領域は実際のゴルフ場でのラフとバンカーに対応するように構成することができる。すなわち、打撃マットにおいて、フェアウェイ領域とラフ領域は全て人工芝で形成するが、フェアウェイ領域とラフ領域における前記人工芝の長さが互いに異なるように形成し、バンカー領域は砂で打撃するような打撃感を与えることができる材料で形成する。実際のゴルフではウォーターハザードのようにフェアウェイ、ラフ、バンカー以外の他の地形があり、ラフやバンカーもライトラフ、ヘビーラフ、フェアウェイバンカー、グリーンバンカーのように細分化することができるため、打撃マットは実際のゴルフ場の地形を様々な方法により反映することができるように様々な形態で構成することができる。従って、複数領域の打撃マトラは図2に図示された構造にのみ限定されるものではない。
図3を参照すると、スクリーンに表示される仮想ゴルフコースは実際のゴルフコースをそのまま再現して表現することができる。すなわち、実際のゴルフコースにフェアウェイ、ラフ、バンカーなどのような様々な属性を有する地形があるように、スクリーンに表示される仮想ゴルフコースにも仮想フェアウェイ、仮想ラフ、仮想バンカーなどのような様々な属性を有する地形が表示される。
スクリーンゴルフのプレイにおいてユーザがゴルフボールを打撃する際に実際には打撃マット上の実際のゴルフボールを打撃するものであるが、スクリーンゴルフのプレイにおける設定ではスクリーンの仮想のゴルフボールが置かれている地点でゴルフボールを打撃すると仮定する。打撃マットがスクリーンに表示される複数の領域と対応するように複数領域に区分されている場合、ユーザはスクリーンの仮想ゴルフボールが置かれている領域と打撃マットの実際のゴルフボールが置かれている領域とが対応するように、実際のゴルフボールを打撃マットに配置した後に実際のゴルフボールを打撃する。
例えば、図4(a)に図示されたように、スクリーンの仮想ゴルフコースにおいて仮想ゴルフボール(VB)が仮想フェアウェイに位置する場合、フェアウェイに置かれているゴルフボールを打撃すると仮定して、ユーザは実際のゴルフボール(RB)を打撃マットのフェアウェイ領域に置いて打撃することができる。また、図4(b)及び図4(c)に図示されたように、スクリーンの仮想ゴルフコースにおいて仮想ゴルフボール(VB)が仮想ラフ/仮想バンカーに位置する場合、ラフやバンカーに置かれているゴルフボールを打撃すると仮定して、ユーザは実際のゴルフボール(RB)を打撃マットのラフ領域/バンカー領域に置いて打撃することができる。このように複数領域の打撃マットを使用することにより、ユーザはスクリーンの仮想ゴルフボールが置かれている状況(仮想フェアウェイ/仮想ラフ/仮想バンカー)と対応する打撃環境(フェアウェイ領域/ラフ領域/バンカー領域)を打撃マットに形成した後に実際のゴルフボールを打撃することができ、これによりユーザは実際のゴルフにおいてフェアウェイショット/ラフショット/バンカーショットをするような打撃感をスクリーンゴルフでも体感することができる。
スクリーンゴルフのプレイ中に、ユーザはミス又は故意に実際のゴルフボールを打撃マットの間違った位置に置いて打撃することが有り得る。例えば、図5(a)、(b)に図示されたように、スクリーンの仮想ゴルフコースにおいて仮想ゴルフボール(VB)が仮想ラフまたは仮想バンカーに位置するときに、ユーザが実際のゴルフボール(RB)を打撃マットのフェアウェイ領域に置いて打撃する場合が有り得る。また、同様に図5(c)に図示されたように、スクリーンの仮想ゴルフコースにおいて仮想ゴルフボール(VB)が仮想バンカーに位置するときに、ユーザが実際のゴルフボール(RB)を打撃マットのラフ領域に置いて打撃する場合があり得る。この場合、スクリーンの仮想ゴルフボール(VB)が置かれた領域と打撃マットの実際のゴルフボール(RB)が置かれている領域とが対応しなくなり、ユーザは間違った位置で打撃することになる。
本明細書において、図4に図示されたように、仮想ゴルフコースに仮想ゴルフボール(VB)が位置する領域と相応する打撃マットの領域に実際のゴルフボール(RB)が位置する状態で、ユーザが実際のゴルフボール(RB)を打撃することを「通常打撃」とし、図5に図示されたように、仮想ゴルフコースで仮想ゴルフボール(VB)が位置する領域と相応しない打撃マットの領域に実際のゴルフボール(RB)が位置している状態で、ユーザが実際のゴルフボール(RB)を打撃することを「非通常打撃」とする。
実際のスクリーンゴルフにおいて、非通常打撃は仮想ラフや仮想バンカーに仮想ゴルフボール(VB)が置かれているとき(図5(a)、(b)に図示されている状況)に主に発生する。ユーザに実際ゴルフボール(RB)を提供するオートティーが主に打撃マットのフェアウェイ領域に配置されるので、仮想ラフや仮想バンカーに仮想ゴルフボール(VB)が置かれているときに通常打撃をするためにユーザは打撃マットのフェアウェイ領域に提供された実際のゴルフボール(RB)を打撃マットのラフまたはバンカー領域に移動させた後に打撃しなければならない。しかし、ユーザがミスにフェアウェイ領域に提供された実際のゴルフボール(RB)を正しい領域(ラフやバンカー領域)に移動させずに打撃することが発生する場合に、ユーザの打撃は非通常打撃となる。本発明の実施例による仮想ゴルフ装置の動作方法によれば、非通常打撃に関連して調整過程を行うことができる。
図6は図1の仮想ゴルフ装置に適用可能な動作方法を示すフローチャートであり、図7は軌跡算出過程と調整過程を説明するための図であり、図8乃至図10は非通常打撃と調整過程が適用される具体的な例を示す図である。
図6を参照すると、仮想ゴルフ装置に適用可能な動作方法は、第1乃至第7ステップ(S1-S7)を含む。本動作方法は、図1の仮想ゴルフ装置に適用することができるので、以下の説明では仮想ゴルフ装置に対して図1に使用した図面参照符号を用いる。
第1ステップ(S1)ではユーザがゴルフボールを打撃する。このときに感知部(30)はユーザが打撃した実際のゴルフボールが打撃マットのどの領域にあるかを感知する。前述したように感知部(30)はユーザが打撃した実際のゴルフボールの動きや物理的状態などを感知し、これに加えて複数領域の打撃マットを使用する場合に感知部(30)は打撃前のユーザの実際のゴルフボールが打撃マットのどの領域に置かれているかを感知することができる。もしユーザが打撃した実際のゴルフボールの動きや物理的状態などを感知する機能を第1感知機能とし、打撃前のユーザの実際のゴルフボールが打撃マットのどの領域に置かれているかを感知する機能を第2感知機能とすると、第1および第2感知機能は同一の感知手段(例えば、カメラ)によって実行することができる。あるいは、複数の感知手段が具備されて第1および第2感知機能は異なる感知手段によって実行することも可能である。
第2ステップ(S2)において、制御部(20)はユーザが実際のゴルフボールを打撃したときに打撃マットに実際のゴルフボールが置かれている領域と、スクリーンの仮想ゴルフコースに仮想ゴルフボールが置かれている領域とが相応するかどうかをチェックする。すなわち、第2ステップ(S2)ではユーザの打撃が通常打撃に該当するか又は非通常打撃に該当するかをチェックする。仮想ゴルフボールは算出過程によって算出された軌跡に沿って移動しながら仮想ゴルフコースにおける特定地点に着地し、この算出過程が制御部(20)の算出部(21)によって行われるので、制御部(20)は打撃前に仮想ゴルフボールが仮想ゴルフコースのどの領域に置かれているかを把握することができる。また、制御部(20)は感知部(30)によって感知された情報(ユーザが打撃した実際のゴルフボールが打撃マットのどの領域に置かれているかに関する情報)を受信するので、受信した情報と打撃前の仮想ゴルフボールが仮想ゴルフコースのどの領域にあるかについて把握した情報とを比較することで、ユーザの打撃が通常打撃に該当するか又は非通常打撃に該当するかをチェックすることができる。
ユーザの打撃が非通常打撃である場合、第3ステップ(S3)において当該ユーザに非通常打撃が発生した事実を記録する。第4ステップ(S4)では、ユーザの打撃が通常打撃であるか非通常打撃であるかにかかわらず算出過程を行う。第5ステップ(S5)においてユーザがネクスト打撃を行い、第6ステップ(S6)においてネクスト打撃に対する算出過程を行う。第7ステップ(S7)では、ネクスト打撃に対して実行された算出過程の結果に対して調整過程を行う。ここで、調整過程はネクスト打撃前に非通常打撃が発生した場合にのみ実行され、非通常打撃が発生しない場合には調整過程は実行されない。このように、本実施例によれば、非通常打撃が発生した場合にのみ調整過程が実行されるが、非通常打撃が発生した該当打撃に対して調整過程を実行するのではなく、非通常打撃が発生した後のネクスト打撃に対して調整過程を実行する。もし既に非通常打撃が発生した状態でネクスト打撃をしながらまた非通常打撃が発生した場合には、当該ネクスト打撃の次の打撃に対して調整過程を実行することができる。このように非通常打撃が複数回発生する場合の処理については後述する例で説明する。
算出過程ではユーザが打撃した実際のゴルフボールの状態に基づいてスクリーンに表示される仮想ゴルフボールの軌跡を算出し、調整過程では算出過程で算出された軌跡を様々な方法によって調整することができる。具体的に図7(I)を参照すると、算出過程ではユーザが打撃した実際のゴルフボールの物理状態に基づいてゴルフボールの軌跡を算出し、前記物理状態を示すパラメータとしてはボール(B)の速度(V1)、ボール(B)の回転を示すスピン(S1)、打撃により飛ぶボール(B)の水平面での方向を示す方位角(φ1)、ボール(B)が水平面に対して傾いた角度を示す上下角(θ1)等がある。速度(V1)、スピン(S1)、方位角(φ1)、上下角(θ1)などのようなパラメータに基づいて物理法則を用いた計算モデルを適用すれば、ボール(B)の軌跡(T1)を計算することができる。計算された軌跡によるボール(B)の着地位置は第1位置(P1)となる。このような方法でボール(B)の物理状態から仮想ゴルフボールの軌跡(T1)を算出する過程が通常の算出過程である。上記算出過程において、速度(V1)、スピン(S1)、方位角(φ1)、上下角(θ1)などのパラメータは例示的に言及したものであり、軌跡算出のためのパラメータはここで言及されたものにのみ限定されるものではない。すなわち、より正確に軌跡(T1)を算出するために他のパラメータをさらに追加してもよい。又は、一部のパラメータを省略して簡単かつ迅速に算出過程を行ってもよい。
図7(II)を参照すると、調整過程では算出過程で得られた軌跡(T1)の飛距離を所定距離(Δ1)だけ減少させることができる。その結果、調整過程後のボール(B)の着地位置は第2位置(P2)となり、それに応じてボール(B)の軌跡(T2)も変更されることができる。この時、飛距離減少率は算出された飛距離の5~40%程度に設定することができる。飛離減少率は非通常打撃が発生した状況により変更される。図7(III)を参照すると、調整過程を複数回実施す場合、算出過程による軌跡(T1)の飛距離を複数回にわたって所定距離(Δ1、Δ2、Δ3)だけ減少させることができる。その結果、調整過程後のボール(B)の着地位置は第3位置(P3)となり、それに応じてボール(B)の軌跡(T3)も変更されることができる。図7(IV)を参照すると、調整過程で算出過程に使用されるパラメータを変更した後、変更された速度(V2)、スピン(S2)、方位角(φ2)、上下角(θ2)等に基づいて、算出過程で算出されるボール(B)の軌跡(T1)と異なる軌跡(T4)と着地位置(P4)とを計算して得ることも可能である。この場合、調整過程が算出過程自体を代替する。ここでボール(B)の物理状態を示すパラメータとして速度(V2)、スピン(S2)、方位角(φ2)、上下角(θ2)を変更するとしたが、上記複数のパラメータの全部が変更されたり又は一部のみが変更されたりすることができる。例えば、調整過程で打撃されたゴルフボールの物理状態を示すパラメータのうち速度のみ減少するように変更(V1→V2)し、残りのスピン(S1)、方位角(φ1)、上下角(θ1)などのパラメータは感知部(30)で感知されたものを維持して軌跡を計算することができる。この場合、調整過程によって得られた結果は、通常の算出過程後に飛距離を減少させる調整過程を行ったのと類似の結果となる。
以上のように、本発明の実施例によれば、非通常打撃が発生した場合に非通常打撃が発生した時点で調整過程を実行する代わりに、非通常打撃後のネクスト打撃でゴルフボールの算出軌跡を調整する調整過程を実行する。前記調整過程では、非通常打撃が発生した回数により算出された軌跡の飛距離を減少するようなペナルティ効果が発生することができる。調整過程で飛距離を減少させる理由は、非通常打撃が通常打撃に比べて飛距離が減少する可能性が高いという点を反映したものである。最も一般的に発生する非通常打撃は、スクリーンにおける仮想ゴルフボールが仮想ラフや仮想バンカーにあるときに、ユーザが打撃マットのフェアウェイ領域に実際のゴルフボールを置いて打撃する場合である。このような場合に通常打撃をするためには実際のゴルフボールをラフ領域やバンカー領域に移動させて打撃しなければならないが、非通常打撃ではフェアウェイ領域にあるゴルフボールを移動させず打撃する。打撃マットの材質上、ラフやバンカーのような非フェアウェイ領域に実際のゴルフボールを置いて打撃することは、フェアウェイ領域に実際のゴルフボールを置いて打撃するのに比べて打撃難易度が高いので飛距離が減少することができる。通常打撃であれば飛距離が減少しなければならないにもかかわらず、非通常打撃をすることで飛距離が減少しなくなり、これは通常打撃をする他のユーザに比べて非通常打撃をしたユーザに不合理にアドバンテージを付与したものであるため、本実施例のように非通常打撃が発生したことを記録しておきネクスト打撃で調整過程を実行すると、上記不合理なアドバンテージの効果を相殺することができる。以下では、非通常打撃が発生してここに調整過程を適用する場合の例を見てみる。
図8を参照すると、ユーザのプレイによって、仮想ゴルフコースにおける仮想ゴルフボール(VB)が最初位置(P10)から第1位置(P11)、第2位置(P12)、第3位置(P13)に移動する場合を仮定する。また、最初位置(P10)、第2位置(P12)では通常打撃が発生し、第1位置(P11)では非通常打撃が発生したと仮定する。すなわち、第1位置(P11)が仮想ラフや仮想バンカーなどのような仮想ビフェアウェイであるが、ユーザが実際のゴルフボールを打撃マットのフェアウェイ領域に置いて打撃したと仮定する。この場合、ユーザが非通常打撃の以後のネクスト打撃(第2位置(P12)での打撃)をしたときに、算出過程で仮想ゴルフボール(VB)が所定の位置(Pt)に到着すると算出されると、これに調整過程が適用される。その結果、仮想ゴルフボール(VB)の最終位置は算出位置(Pt)と比較して飛距離が減少した位置である第3位置(P13)に調整することができる。
図9の左図を参照すると、ユーザのプレイによって、仮想ゴルフコースにおける仮想ゴルフボール(VB)が最初位置(P10)から第1位置(P11)、第2位置(P12)、第3位置(P13)に移動し、第3位置(P13)での打撃によって仮想ゴルフボール(VB)がグリーン領域に進入してパッティング段階になると仮定する。また、最初位置(P10)、第1位置(P11)、第2位置(P12)では通常打撃が発生し、第3位置(P13)では非通常打撃が発生したと仮定する。この場合、非通常打撃後のユーザの最初のネクスト打撃はグリーン領域でのパッティングであり、調整過程はパッティング段階に適用することができる。図9の右図に図示されたように、パッティング段階でユーザがパッティングしたときに、算出過程で仮想ゴルフボール(VB)がグリーン領域を転がして所定の位置(Pt)に到着すると算出されると、これに調整過程が適用される。その結果、仮想ゴルフボール(VB)の最終位置は算出位置(Pt)に比べてパッティング距離が減少してホールカップからさらに遠く離れた位置(P)に調整することができる。
図10の左図を参照すると、ユーザのプレイによって、仮想ゴルフコースにおける仮想ゴルフボール(VB)が最初位置(P10)から第1位置(P11)、第2位置(P12)、第3位置(P13)に移動し、第3位置(P13)での打撃によって仮想ゴルフボール(VB)がグリーン領域に進入し、グリーン領域でのパッティングでホールインに成功したと仮定する。また、最初位置(P10)、第2位置(P12)では通常打撃が発生し、第1位置(P11)、第3位置(P13)では非通常打撃が発生したと仮定する。この場合、第1非通常打撃後のネクスト打撃は第2位置(P12)での打撃であり、第2非通常打撃後のネクスト打撃はグリーン領域でのパッティングである。図8、9を参照して説明した方式によれば、調整過程は第2位置(P12)での打撃とグリーン領域でのパッティングに適用することができる。しかし、調整過程を適用する方法は一つの方法に限定されず、本実施例によれば、調整過程は非通常打撃が発生した仮想のゴルフコースではなく、他の仮想のゴルフコースでの最初の打撃に適用されるようにすることができる。例えば、図10の左図が全9ホールプレイのうち1番ホールでのプレイを示し、図10の右図が2番ホールでのプレイを示すとすると、1番ホールプレイでユーザが2回の非通常打撃をした場合に、2番ホールプレイにおいて該当ユーザが最初打撃(ティーショット)をする際に1番ホールプレイで発生した全ての非通常打撃に対する調整過程が一度に適用されるようにすることができる。すなわち、図10の右図に図示されたように、当該ユーザが最初位置(P20)にある仮想ゴルフボールに対して2番ホールの最初打撃をしたときに、算出過程で仮想ゴルフボール(VB)が所定の位置(Pt)に到達すると算出された場合、これに調整過程が適用される。その結果、仮想ゴルフボール(VB)の最終位置は前記算出位置(Pt)に比べて飛距離が減少した位置である第1位置(P21)に調整することができる。ここで、非通常打撃の回数が2回であることを勘案して飛距離減少が2回発生するようにすることができる。具体的には、第1非通常打撃が第1位置(P11)が仮想ラフである状況に発生した場合、第1減少率(例えば10%)を適用して飛距離を減らし、第2非通常打撃が第3位置(P13)が仮想バンカーである状況に発生した場合、第2減少率(例えば20%)を適用して飛距離を減らすことができる。その結果、最初の算出過程による到着位置(Pt)から飛距離を第1減少率により第1距離(r1)だけ減少させ、再び第2減少率により第2距離(r2)だけ減少させた位置が第1打撃による最終位置(第1位置(P21))となる。
以上非通常打撃が発生して調整過程を適用する方法を見てみたが、これはいくつかの例を挙げたものであり、ここで説明しない様々な方法が適用されることができる。
図11は本発明の他の実施例による仮想ゴルフ装置の概略的な構造を示す図である。
図11を参照すると、本実施例による仮想ゴルフ装置は複数のブース(101、102、103)を含む。各ブース(101、102、103)はすべて同一に構成されている。例えば、最初のブース(101)は、打撃プレート(101a)、キオスク画面が具備されているシミュレータ機器(101b)、スクリーン(101c)などを備えており、他のブース(102、103)も同一のコンポーネントを持っている。図面に図示されていないが、各ブース(101、102、103)には打撃時にゴルフクラブ/ゴルフボールの動きを感知するためのカメラなどのような他の機器がさらに具備されている。各ブース(101、102、103)では多数のユーザが交互にゴルフをプレイすることができる。あるいは、各ブース(101、102、103)ではユーザ一人で他のブースのユーザと離隔している状態でソロでプレイすることができる。本実施例による仮想ゴルフ装置のシミュレータ機器(101b)は、上述したような算出過程、調整過程を行う制御部を備えることができ、これを介して非通常打撃が行われる場合にゴルフボールの軌跡を算出する時に調整過程を適用することができる。
図12は複数の仮想ゴルフ装置がネットワークに連結されているシステムの概略的な構造を示す図である。
図12を参照すると、複数の仮想ゴルフ装置がネットワークに連結されているシステムは複数のスクリーンゴルフ場(100)とサーバユニット(200)とを含む。スクリーンゴルフ場(100)にはスクリーンゴルフをプレイすることができるように、図1乃至図11に図示されたような仮想ゴルフ装置が具備されている。スクリーンゴルフ場(100)に具備された仮想ゴルフ装置は、サーバユニット(200)と有無線通信網などを介して連結されている。各スクリーンゴルフ場(100)はログインが行われるとユーザにスクリーンゴルフのサービスを提供するサービス提供部の役割をする。サーバユニット(200)は複数のスクリーンゴルフ場(100)を運営するサービス業者が、複数のスクリーンゴルフ場(100)に具備されている仮想ゴルフ装置を管理するために使用する中央サーバを含む。スクリーンゴルフのサービスを利用しようとするユーザは、上記サービスの提供を受けるためにまずログインを実行し、サーバーユニット(200)はログインをする際にユーザの身元を確認してログインの承認可否を決定する。サーバーユニット(200)にはユーザの身元を確認するための情報を貯蔵する貯蔵部が具備されている。貯蔵部には複数のユーザに関する情報が各ユーザごとに区分されて貯蔵されている。各ユーザの貯蔵領域には、身元情報、プレイ情報、設定情報などが貯蔵されている。上記身元情報はユーザの身元を確認するためのものであり、ログイン過程などに使用されることができる。上記プレイ情報はユーザが過去プレイした結果や過去のプレイ結果から把握することができるユーザの個人記録(クラブ別平均飛距離、平均打数等)等を含む。上記設定情報はユーザが設定した事項に関する情報などを含む。例えば、ユーザが過去にプレイしたゴルフ場、プレイ難易度、プレイ方式、好みの動作条件などを設定情報として貯蔵することができる。ユーザは毎回プレイするたびに様々な選択事項を入力することを面倒に考えて前記選択事項を入力しなかった場合があり得る。このような場合に前記設定情報に基づいて選択事項を自動的に設定することができる。このように貯蔵部に様々なユーザ情報が貯蔵されることにより、サーバユニット(200)に有線及び/又は無線で連結されている複数のスクリーンゴルフ場(100)の各仮想ゴルフ装置は貯蔵部に貯蔵されている情報を利用することができ、各仮想ゴルフ装置はユーザの情報を別途貯蔵する必要がない。
スクリーンゴルフ場(100)の仮想ゴルフ装置は、上述したような算出過程、調整過程を行う制御部を備えて非通常打撃が行われる場合にゴルフボールの軌跡を算出しながら調整過程を適用することができる。
以上、本発明の具体的な実施例について考察した。本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形した形態で具現できることを理解することができるであろう。したがって、開示された実施例は限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されるべきである。本発明の範囲は前述した説明ではなく、特許請求の範囲に示されており、それと同等の範囲内にあるすべての差異点は本発明に含まれるものと解釈されるべきである。
10:打撃プレート
20:制御部
30:感知部
40:入力部
50:サウンド部
60:表示部
100:スクリーンゴルフ場
200:サーバユニット

Claims (6)

  1. ユーザの打撃用の実際ゴルフボールが置かれ、フェアウェイ領域と非フェアウェイ領域とを含む打撃マットと、
    前記実際ゴルフボールが前記フェアウェイ領域と前記非フェアウェイ領域のうちにどの領域に置かれているかを感知する感知部と、
    ユーザが前記実際ゴルフボールを打撃すると、前記実際ゴルフボールの打撃後の状態に基づいて仮想ゴルフコースにおいて前記実際ゴルフボールに対応する仮想ゴルフボールの軌跡を算出する算出過程を実行する制御部と、
    前記仮想ゴルフコースと前記仮想ゴルフボールとの映像を表示する表示部とを、
    含み、
    前記仮想ゴルフコースは、前記フェアウェイ領域に対応する仮想フェアウェイと前記非フェアウェイ領域に対応する仮想非フェアウェイを含み、
    前記仮想ゴルフコースに前記仮想ゴルフボールが位置する領域と相応する前記打撃マットの領域に前記実際ゴルフボールが位置する状態で、ユーザが前記実際ゴルフボールを打撃することを通常打撃とし、前記仮想ゴルフコースに前記仮想ゴルフボールが位置する領域と相応しない前記打撃マットの領域に前記実際ゴルフボールが位置する状態で、ユーザが前記実際ゴルフボールを打撃することを非通常打撃とすると、
    前記非通常打撃が発生する場合、前記制御部は前記非通常打撃後の他の打撃において前記他の打撃に対する算出過程を行った後、前記算出過程で算出された前記仮想ゴルフボールの軌跡を変更する調整過程を追加的に行う
    仮想ゴルフ装置。
  2. 前記仮想ゴルフコースは第1コースと前記第1コースの以後にプレイする第2コースとを含み、
    前記第1コースにおいて前記非通常打撃が発生した場合、前記制御部は前記第2コースにおける最初打撃において前記最初打撃に対する算出過程を行った後に、前記第1コースの非通常打撃に対する調整過程をさらに行う、請求項1に記載の仮想ゴルフ装置。
  3. 前記第1コースで前記非通常打撃が複数回発生した場合、前記調整過程において、前記第2コースでの最初打撃について前記算出過程により算出された前記仮想ゴルフボールの軌跡を変更する時に、前記制御部は前記非通常打撃の発生回数が多ければ多いほど前記仮想ゴルフボールの軌跡をさらに大きく変更する、請求項2に記載の仮想ゴルフ装置。
  4. ユーザの打撃はパッティングステップと前記パッティングステップの以前に行われるパッティング前打撃ステップとを含み、
    前記パッティングステップの直前の前記パッティング前打撃ステップにおいて前記非通常打撃が発生した場合、前記制御部はパッティングステップでの最初打撃で前記最初打撃に対する算出過程を行った後に前記パッティング前打撃ステップでの非通常打撃に対する調整過程をさらに行う、請求項1に記載の仮想ゴルフ装置。
  5. 前記調整過程において前記仮想ゴルフボールの軌跡を変更することは前記仮想ゴルフボールの軌跡における飛距離の変更を含む、請求項1から4の何れか1項に記載の仮想ゴルフ装置。
  6. フェアウェイ領域と非フェアウェイ領域とを含む打撃マットに、ユーザの打撃用の実際ゴルフボールが置かれているステップと、
    前記実際ゴルフボールが前記フェアウェイ領域と前記非フェアウェイ領域のうちにどの領域に置かれているかを感知するステップと、
    ユーザが前記実際ゴルフボールを打撃すると、前記実際ゴルフボールの打撃後の状態に基づいて仮想ゴルフコースにおいて前記実際ゴルフボールに対応する仮想ゴルフボールの軌跡を算出する算出過程を実行するステップと、
    前記仮想ゴルフコースと前記仮想ゴルフボールとの映像を表示するステップとを、
    含み、
    前記仮想ゴルフコースは、前記フェアウェイ領域に対応する仮想フェアウェイと前記非フェアウェイ領域に対応する仮想非フェアウェイを含み、
    前記仮想ゴルフコースに前記仮想ゴルフボールが位置する領域と相応する前記打撃マットの領域に前記実際ゴルフボールが位置する状態で、ユーザが前記実際ゴルフボールを打撃することを通常打撃とし、前記仮想ゴルフコースに前記仮想ゴルフボールが位置する領域と相応しない前記打撃マットの領域に前記実際ゴルフボールが位置する状態で、ユーザが前記実際ゴルフボールを打撃することを非通常打撃とすると、
    前記非通常打撃が発生する場合、前記非通常打撃後の他の打撃において前記他の打撃に対する算出過程を行った後、前記算出過程で算出された前記仮想ゴルフボールの軌跡を変更する調整過程を追加的に行う
    仮想ゴルフ装置の動作方法。
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