JP2023129055A - ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 打球の弾道の変化を抑制しつつ、反発性能を調整する。【解決手段】 内部に中空部を有するゴルフクラブヘッド1であって、フェース部2と、フェース部2からヘッド後方に延びるクラウン部4及びソール部5を含む本体部3とを含む。本体部3には、本体部3を貫通してヘッド前後方向に延びる少なくとも1つのスリット10が設けられる。スリット10は、ヘッド前後方向に延びる一対のスリット内壁11と、一対のスリット内壁11を互いに接続する少なくとも1つの継ぎ部材12とを備える。【選択図】 図1

Description

本開示は、内部に中空部を有するゴルフクラブヘッド及びその製造方法に関する。
USGA(全米ゴルフ協会)が定めるゴルフ規則では、ゴルフクラブヘッドは、ペンデュラムテストプロトコルに定められている上限を超えるスプリング効果を持ってはならないとされている。より具体的には、ゴルフクラブヘッドのCT(Characteristic time(特性時間))値が所定値以下に規制されている。CT値を管理する技術として、下記特許文献1が提案されている。
特開2019-181007号公報
ゴルフクラブヘッドを大量生産する工程では、種々の製造誤差が生じ得る。このような製造誤差を考慮し、ゴルフクラブメーカは、CT値がゴルフ規則の上限よりもかなり低いゴルフクラブヘッドを製造し、その後、CT値がゴルフ規則の上限以下でそれにより近づくように調整すること等が行われている。上記調整は、例えば、打撃面を研磨する工程を含む。
しかしながら、ゴルフクラブヘッドの打撃面の形状は打球の打ち出し角やスピン量といった弾道に大きな影響を与える。したがって、従来のCT値の調整工程は、ゴルフクラブヘッドの弾道に変化をもたらすおそれがある。
本開示は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、打球の弾道の変化を抑制しつつ、反発性能を調整することが可能なゴルフクラブヘッド及びその製造方法を提供することを主たる目的としている。
本開示は、内部に中空部を有するゴルフクラブヘッドであって、フェース部と、前記フェース部からヘッド後方に延びるクラウン部及びソール部を含む本体部とを含み、前記本体部には、前記本体部を貫通してヘッド前後方向に延びる少なくとも1つのスリットが設けられており、前記スリットは、ヘッド前後方向に延びる一対のスリット内壁と、前記一対のスリット内壁を互いに接続する少なくとも1つの継ぎ部材とを備える、ゴルフクラブヘッドである。
本開示のゴルフクラブヘッド及びその製造方法は、打球の弾道の変化を抑制しつつ、反発性能を調整することができる。
第1実施形態のゴルフクラブヘッドの斜視図である。 第1実施形態のゴルフクラブヘッドの正面図である。 第1実施形態のゴルフクラブヘッドの平面図である。 第1実施形態のゴルフクラブヘッドの底面図である。 スリットの平面図である。 スリットの斜視図である。 1つの継ぎ部材を除去したスリットの斜視図である。 ヘッド外面側から見た他の例のスリットの平面図である。 ヘッド内面側から見た他の例のスリットの平面図である。 図8のX-X線断面図である。 第2実施形態のゴルフクラブヘッドの斜視図である。 溝の斜視図である。 1つの継ぎ部材を除去した溝の斜視図である。 本実施形態の製造方法を説明するフローチャートである。 (a)は、第1のゴルフクラブヘッドのCT値の分布を示すグラフ、(b)は、第2のゴルフクラブヘッドのCT値の分布を示すグラフ、(c)は、両者の差分を示すグラフである。 他の例の第2のゴルフクラブヘッドのCT値と第1のゴルフクラブヘッドのCT値の差分を示すグラフである。 スリットの除去数と、フェースセンターでのCT値の増加量との関係を示すグラフである。 (A)は、ゴルフクラブヘッドの正面図、(B)はそのs1線に沿った断面図である。
以下、本開示のいくつかの実施形態が図面に基づき説明される。全ての実施形態を通して、同一の部材ないし部分については、同じ符号が付されており、重複する説明は省略される。
[第1実施形態]
図1~4は、第1実施形態のゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)1の斜視図、正面図、平面図及び底面図をそれぞれ示す。
[基準状態等]
図1~4において、ヘッド1は基準状態とされている。基準状態とは、ヘッド1が、当該ヘッド1に定められたライ角α(図2)及びロフト角(図示省略)に保持されて水平面HPに置かれた状態である。また、基準状態では、ヘッド1のシャフト軸中心線CLは、基準垂直面VP(図3)内に配される。シャフト軸中心線CLは、ヘッド1のホーゼル部7に形成されたシャフト差込孔7aの軸中心線によって画定される。本明細書において、特に言及されていない場合、ヘッド1は、この基準状態に置かれているものとする。
[ヘッドの座標系]
本明細書では、ヘッド1にx-y-zの座標系が関連付けられている。x軸は、基準垂直面VPに直交し、かつ、水平面HPと平行な軸とされる。y軸は、基準垂直面VP及び水平面HPにともに平行な軸とされる。z軸は、x軸及びy軸にともに直交する軸とされる。そして、ヘッド1に関して、x軸に沿った方向がヘッド前後方向、y軸に沿った方向がトウ・ヒール方向、及び、z軸に沿った方向がヘッド上下方向として定義される。なお、ヘッド前後方向に関し、フェース部2の側が前側であり、その反対側が後側である。
[ヘッドの基本形態]
ヘッド1は、本質的に金属材料で形成されており、図3に示されるように、内部に中空部iを有する。中空部iは、例えば、そのまま空間とされても良いし、その一部に重量調整用のゲル剤などが配置されても良い。
ヘッド1を構成する金属材料としては、例えば、ステンレス、マレージング鋼、チタン、チタン合金、マグネシウム合金、アルミニウム合金等が好適である。ヘッド1の一部に、繊維強化樹脂が用いられても良い。
図1~4に示されるように、ヘッド1は、例えば、ウッド型である。ウッド型のヘッド1は、例えば、ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド等を少なくとも含む。本実施形態のヘッド1は、ドライバーとして構成されている。
ヘッド1は、フェース部2と、フェース部2からヘッド後方に延びる本体部3とを含む。本体部3は、例えば、クラウン部4、ソール部5及びホーゼル部7を少なくとも含む。図2において、符号Tはヘッド1のトウを、符号Hはヘッド1のヒールをそれぞれ示す。
フェース部2は、ボールを打撃する部分であり、ヘッド1の前側に形成されている。フェース部2は、ボールと直接接触する打撃面2aを含む。フェース部2は、ボール打撃時の破損を防止するために、比較的大きい肉厚を有する。好ましい態様では、フェース部2は、クラウン部4及びソール部5などに比べて大きい肉厚を有する。フェース部2の肉厚は、特に限定されるものではないが、例えば、2.0mm以上、好ましくは2.2mm以上とされる。他方、ボール打撃時にフェース部2を十分に撓ませるために、フェース部2の肉厚は、例えば、4.0mm以下、好ましくは3.8mm以下とされる。
フェース部2は、打撃面2aの境界を画定する周縁Eを備える。本明細書において、フェース部2の周縁Eは、明瞭な稜線として肉眼で確認できる場合、当該稜線である。一方、そのような稜線が明確に形成されていない場合、フェース部2の周縁Eは、次のようにして求める。まず、図18(A)に示されるように、ヘッド重心GとスイートスポットSSとを結ぶ法線Nを含む各断面s1、s2、s3…が特定される。そして、図18(B)に示されるように、各断面において、フェース外面輪郭線Lfの曲率半径rがスイートスポットSS側からフェースの外側に向かって初めて200mmとなる位置Eがフェース部2の周縁とされる。
クラウン部4は、ヘッド上面を形成するようにフェース部2の周縁Eからヘッド後方に延びる。クラウン部4のヒール側には、ホーゼル部7が設けられている。ホーゼル部7には、シャフト(図示省略)を固定するためのシャフト差込孔7aが形成されている。クラウン部4は、図3に示されるヘッド平面視において、フェース部2及びホーゼル部7を除いた部分である。
図1及び図4に示されるように、ソール部5は、ヘッド底面を形成するように、フェース部2の周縁Eからヘッド後方に延びる。ソール部5は、ヘッド底面視において、ホーゼル部7を除いた部分である。
[スリット]
本体部3には、本体部3を貫通する少なくとも1つのスリット10が設けられる。好ましい態様では、クラウン部4及びソール部5の少なくとも一方に、複数のスリット10が形成される。複数のスリット10は、トウ・ヒール方向に間隔を隔てて配置される。図1~4の例では、クラウン部4及びソール部5のそれぞれに、複数のスリット10がトウ・ヒール方向に間隔を隔てて配置される。
具体的には、クラウン部4には、2つのスリット10があり、これらは、フェースセンターFCを通るヘッド前後方向線FCLのトウ側及びヒール側に配されている。また、ソール部5には、3つのスリット10があり、これらは、トウ・ヒール方向において、ヘッド前後方向線FCLのトウ側及びヒール側と、ヘッド前後方向線FCL上とに分散して配置されている。フェースセンターFCは、打撃面2aのトウ・ヒール方向及び上限方向の各中心の位置である。他の例では、スリット10は、クラウン部4のみに設けられても良いし、フェース部2のみに設けられても良い。また、クラウン部4に1つのみのスリット10が設けられても良いし、ソール部5に1つのみのスリット10が設けられても良い。
図5は、一つのスリット10の部分拡大平面図、図6はその斜視図である。図5及び図6に示されるように、スリット10は、前端10aと、後端10bと、一対のスリット内壁11と、ヘッド前後方向の長さLと、トウ・ヒール方向の幅Wとを有する。スリット10の長さLは、スリット10の幅Wよりも十分に大きい。したがって、スリット10は、ヘッド前後方向に細長い。この例では、スリット10は、ヘッド前後方向に直線状に延びる。すなわち、一対のスリット内壁11は、ヘッド前後方向に沿って直線状に延びる。
フェース部2の打撃面2aでボールを打撃したとき、フェース部2に接続されているクラウン部4及びソール部5には、ヘッド前後方向の曲げ変形の他、トウ・ヒール方向の引張変形が生じる。一方、スリット10は、本体部3(例えば、クラウン部4やソール部5)のトウ・ヒール方向の引張剛性を局所的に低下させる。したがって、スリット10が設けられた本体部3は、スリット10を起点として、トウ・ヒール方向により大きく撓み(伸び)、フェース部2の撓みを助長することができる。これは、フェース部2の高反発領域をスリットがある領域の方向に拡大するという利点をもたらす。
上述のような本体部3のトウ・ヒール方向の撓みを効果的に促進するために、スリット10の長さLは、例えば、10mm以上、好ましくは12mm以上、さらに好ましくは15mm以上とされる。一方、スリット10の長さLが過度に大きくなると、本体部3の耐久性が低下するおそれがある。このような観点では、スリット10の長さLは、例えば、40mm以下、好ましくは30mm以下、より好ましくは25mm以下とされる。
本体部3のトウ・ヒール方向の撓みを効果的に促進するために、スリット10の幅Wは、例えば、0.5mm以上、好ましくは1mm以上、さらに好ましくは2mm以上とされる。一方、スリット10の幅Wが大きくなると、本体部3の耐久性が低下するおそれがある。このような観点では、スリット10の幅Wは、例えば、10mm以下、好ましくは8mm以下、さらに好ましくは6mm以下とされる。なお、スリット10の幅Wは、一定でも良いし変化しても良い。
本体部3のトウ・ヒール方向の撓みを効果的に促進するために、スリット10は、フェース部2に近づけて配置されるのが望ましい。図3に示されるように、スリット10の前端10a(図5に示す)と、フェース部2の周縁Eとの間の最短距離Dは、例えば、10mm以下、好ましくは3mm以下、さらに好ましくは1mm以下とされる。また、フェース部2の周縁Eは、フェース部2と本体部3とが接続されるコーナ部であり剛性が高ことから、ボール打撃時の変形が比較的小さい。したがって、スリット10の前端10aを周縁Eに接近させることで、スリット10の前端10a付近での応力の上昇が効果的に抑制される利点もある。
[継ぎ部材]
図5及び図6に示されるように、スリット10は、一対のスリット内壁11を互いに接続する少なくとも1つの継ぎ部材12を備える。この例では、1つのスリット10に、複数の継ぎ部材12が設けられている。複数の継ぎ部材12は、ヘッド前後方向に距離を隔てて設けられている。図6に示されるように、複数の継ぎ部材12は、スリット10の前端10aからヘッド前後方向に距離を隔てて配置される前側の継ぎ部材12aと、スリット10の後端10bからヘッド前後方向に距離を隔てて配置される後側の継ぎ部材12bと、前側の継ぎ部材12a及び後側の継ぎ部材12bからそれぞれヘッド前後方向に距離を隔てて配置された少なくとも1つの中間の継ぎ部材12cとを含む。
本実施形態の継ぎ部材12は、本体部3のトウ・ヒール方向の引張剛性を調整する調整部材として利用され得る。例えば、ヘッド1が製造された後、必要に応じて、いずれかのスリット10の少なくとも1つの継ぎ部材12が、少なくとも部分的に除去されても良い。継ぎ部材12が除去されたスリット10は、継ぎ部材12が除去されていない他のスリット10に比べて、本体部3のヘッド前後方向の曲げ剛性の実質的に変えずに、トウ・ヒール方向の引張剛性をより小さくする。このようなスリット10は、ボール打撃時、本体部3のトウ・ヒール方向のより大きな撓み(伸び)を提供し、当該スリット10に対応する打撃位置の反発性能、すなわち、CT値を高め得る。また、継ぎ部材12の有無及びその本数によって、本体部3のトウ・ヒール方向の引張剛性は変化するが、ヘッド前後方向の曲げ剛性の変化は非常に小さい。本開示は、このような点に着目し、継ぎ部材12の有無及びその本数によって、本体部3のヘッド前後方向の曲げ剛性を殆ど変化させることなく、トウ・ヒールの引張剛性を変化させる。これにより、打球のスピンや打ち出し角を変えずに反発性能を調整することが可能になる。なお、本体部3のヘッド前後方向の曲げ剛性の変化(低下)は、打球時のフェースの回転変形を変化(増加)させ、このため打球のスピンや打ち出し角が変化するため、好ましくない。
例えば、クラウン部4及び/又はソール部5において、トウ側のスリット10の継ぎ部材12を除去すると、打撃面2aのトウ側のCT値を高めることができる。また、クラウン部4及び/又はソール部5において、ヒール側のスリット10の継ぎ部材12を除去すると、打撃面2aのヒール側のCT値を高めることができる。さらに、ソール部5において、中央のスリット10の継ぎ部材12を除去すると、フェースセンターFC付近のCT値を高めることができる。したがって、ヘッド1は、フェース部2を研磨することなく、CT値を調整することが可能である。
図7は、図6のスリット10から1つの継ぎ部材12が除去された例を示す斜視図である。図7では、前側の継ぎ部材12aが除去されている。これにより、前側の継ぎ部材12aが存在していた部分は、新たなスリット内壁11になる。代替的に、継ぎ部材12は、一対のスリット内壁11、11間の接続が解除されるように、部分的に除去されても良い。例えば、継ぎ部材12のトウ・ヒール方向の中央部のみが除去されても良い。このような態様でも、スリット10の周辺のトウ・ヒール方向の引張剛性を低下させることができる。
1つのスリット10に継ぎ部材12が複数設けられている場合、1つ又は複数の継ぎ部材12が除去されても良い。また、継ぎ部材12がヘッド前後方向に複数設けられている場合、除去する継ぎ部材12の個数を変えることで、CT値の向上代を任意に調整することができる。
継ぎ部材12の形状は、特に制限されるものではない。継ぎ部材12は、例えば、トウ・ヒール方向に延びる角柱状又は円柱状とされる。角柱状としては、本実施形態のような四角柱の他、三角柱など様々な多角形柱であっても良い。図6の例では、各継ぎ部材12は、本体部3(クラウン部4)よりも僅かに小さい肉厚を有する。各継ぎ部材12の外面は、図のように、本体部3の外面から段差状に凹んでも良い。このような例では、継ぎ部材12の除去位置(切除位置)等が容易に把握できることから、除去工程が能率化される。
この例では、継ぎ部材12は、一定の横断面積でトウ・ヒール方向に延びている。他の例では、継ぎ部材12は、本体部3の肉厚と同じで形成されても良い。また、継ぎ部材12は、その横断面積が局所的に増大又は減少する等、変化しても良い。さらに、継ぎ部材12とスリット内壁11との入隅部は、応力集中を抑制するために、円弧で滑らに接続させても良い(図示省略)。
反発性能の調整作用を効果的に実現するために、各々のスリット10の平面視において、継ぎ部材12の合計投影面積は、継ぎ部材12がないと仮定したスリット10の投影面積の0.8倍以下が望ましい。図6の例では、継ぎ部材12の合計投影面積は、前側、後側及び中間の継ぎ部材12a、12b及び12cの投影面積の合計である。また、継ぎ部材12がないと仮定したスリット10の投影面積は、図5及び図6において、スリット10の輪郭線で囲まれる全面積である。
[スリットの変形例]
図8は、ヘッド外面側から見た他の例のスリット10の平面図であり、図9は、ヘッド内面側から見た他の例のスリット10の平面図である。図10は、図8のX-X線断面図である。図8~10に示されるように、このスリット10は、前端10aからヘッド後方に延びる第1部分101と、第1部分101に繋がり、かつ、輪郭が円形状の第2部分102とを含む。
本実施形態では、第1部分101は、一定の幅で延びている。継ぎ部材12は、第1部分101に複数形成されている。
第2部分102の幅は、第1部分101の幅よりも大きい。このようなスリット10は、本体部3の変形が大きくなりやすいスリット10の後端10b付近での応力上昇を効果的に抑制するのに役立つ。好ましい態様では、第2部分102の幅は、第1部分101の幅の1.5倍以上、さらには2.0倍以上とされる。
スリット10の周囲には、本体部3の肉厚を局所的に増加させた厚肉部13が形成されている。ボール打撃時、本体部3のスリット10の周辺には、ヘッド前後方向の曲げによる曲げ応力と、トウ・ヒール方向の引張変形による引張応力とが集中的に作用することから、高い応力が生じやすい。また、厳密には、スリット10は、ヘッド前後方向の曲げ剛性も僅かながら低下させるが、上述のような厚肉部13が形成されている場合、トウ・ヒール方向の引張剛性を局所的に低下させながら、ヘッド前後方向の曲げ剛性の低下を抑制することができる。また、厚肉部13を備えたスリット10は、スリット10の周辺部で応力を分散させ、局所的な応力上昇を抑制することができる。
厚肉部13は、例えば、スリット10に隣接して設けられている。また、厚肉部13は、図10に示されるように、本体部3の肉厚を局所的に増加させることにより形成されている。厚肉部13の外側には、厚肉部13よりも肉厚が小さい部分が形成されている。
図9及び図10に示されるように、厚肉部13は、例えば、内側厚肉部13a及び外側厚肉部13bを含む。
内側厚肉部13aは、例えば、中空部i側に隆起している。内側厚肉部13aは、スリット10を囲むように環状に形成される。このような内側厚肉部13aは、本体部3のスリット10の周辺部の応力を緩和するのに効果的である。内側厚肉部13aは、本体部3(この例では、クラウン部4)の基準の肉厚tcが形成する基準肉厚部13cの内面4iから中空部i側に隆起している。内側厚肉部13aと基準肉厚部13cとの間の厚さ方向の境界は、基準肉厚部13cの内面4iをスリット10まで滑らかに延長して定められた仮想の境界である。
内側厚肉部13aの肉厚taは、特に制限されるものではないが、スリット周辺部での応力低減効果を十分に発揮させるために、例えば、0.5mm以上、好ましくは1.0mm以上、さらに好ましくは1.5mm以上とされる。また、ヘッド1の重量増加を抑制するために、内側厚肉部13aの肉厚taは、例えば、5.0mm以下、好ましくは4.0mm以下、さらに好ましくは3.0mm以下とされる。
外側厚肉部13bは、例えば、ヘッド外面側に隆起している。外側厚肉部13bは、内側厚肉部13aとともに、又は、内側厚肉部13aに代えて、厚肉部13を構成しても良い。外側厚肉部13bは、本体部3(この例では、クラウン部4)の基準の肉厚tcが形成する基準肉厚部13cの外面4oからヘッド外側に隆起している。外側厚肉部13bと基準肉厚部13cとの間の厚さ方向の境界は、基準肉厚部13cの外面4oをスリット10まで滑らかに延長して定められた仮想の境界である。
図8に示されるように、この実施形態では、外側厚肉部13bは、スリット10の周囲で一部が途切れるように形成されている。具体的には、外側厚肉部13bは、スリット10の前端10aを含む前側部分の周囲には形成されていない。スリット10の前端10aは、比較的剛性の高いフェース部2の周縁Eの近傍に位置することから、この部分には外側厚肉部13bを設けなくても、スリット10の前端10a付近での応力の上昇は緩和できる。また、外側厚肉部13bの配置を部分的になくすことで、本体部3(とりわけ、クラウン部4)を軽量化するのに役立つ。また、図8から明らかなように、外側厚肉部13bは、その内縁がスリット10の輪郭形状に一致している。
図10に示されるように、外側厚肉部13bの肉厚tbは、特に制限されるものではないが、スリット周辺部でのトウ・ヒール方向の引張応力低減効果を十分に発揮させるために、例えば、0.5mm以上、好ましくは1.0mm以上、さらに好ましくは1.5mm以上とされる。また、肉厚tbが厚すぎるとヘッド前後方向の曲げ剛性が増加して、それによりヘッド前後方向の曲げ応力が高まる。スリット周辺部でのヘッド前後方向の曲げ応力低減効果を十分に発揮させるために、かつ、ヘッド1の重量増加を抑制するために、外側厚肉部13bの肉厚tbは、例えば、5.0mm以下、好ましくは4.0mm以下、さらに好ましくは3.0mm以下とされる。
内側厚肉部13a及び外側厚肉部13bの幅TW(図9に示される)は、特に制限されるものではないが、スリット周辺部での応力低減効果を十分に発揮させるために、例えば、1.0mm以上、好ましくは2.0mm以上、さらに好ましくは3.0mm以上とされる。また、ヘッド1の重量増加を抑制するために、内側厚肉部13a及び外側厚肉部13bの幅TWは、例えば、15.0mm以下、好ましくは12.0mm以下、さらに好ましくは10.0mm以下とされる。なお、前記幅TWは、図9に例示されるように、スリット10のエッジと直交する向きに測定される。
[第2実施形態]
次に、図11及び図12を参照し、本開示の第2実施形態のヘッド1が説明される。
図11は、第2実施形態のヘッド1の斜視図、図12は、そのクラウン部4の要部拡大図である。第2実施形態のヘッド1は、本体部3に、スリット10に代えて、ヘッド前後方向に延びる少なくとも1つ(この例では、複数)の溝20が設けられている点で第1実施形態とは異なっている。図11では、溝20は、図1~4で示したスリット10と同様の位置に設けられている。
図12に示されるように、複数の溝20は、それぞれ、ヘッド前後方向に延びる一対の溝壁21、21と、溝底22と、溝底22から局所的に隆起して一対の溝壁21、21を接続する少なくとも1つの継ぎ部材23とを含む。この例では、1つの溝20に、複数として3つの継ぎ部材23が形成されている。
溝20は、第1実施形態のスリット10と同様の利点をもたらす。すなわち、溝20は、ヘッド前後方向の曲げ剛性を実質的に変化させずに、本体部3(例えば、クラウン部4やソール部5)のトウ・ヒール方向の剛性を局所的に低下させる。したがって、溝20が設けられた本体部3は、ボール打撃時、溝20を起点として、トウ・ヒール方向により大きく撓むことができる。これは、フェース部2の高反発領域をスリットがある領域の方向に拡大させる。
第1実施形態と同様に、溝20に設けられた継ぎ部材23は、ヘッド本体のトウ・ヒール方向の引張剛性を調整する調整部材として利用され得る。例えば、ヘッド1が製造された後、必要に応じて、いずれかの溝20の少なくとも1つの継ぎ部材23が、少なくとも部分的に除去されても良い。継ぎ部材23が除去された溝20は、継ぎ部材23が除去されていない他の溝20に比べて、本体部3のトウ・ヒール方向の引張剛性をより小さくする。このような溝20は、ボール打撃時、本体部3のトウ・ヒール方向のより大きな撓みを提供し、当該溝20がある方向に高反発領域を拡大する(CT値を高める)ことができる。したがって、この例のヘッド1も、フェース部2を研磨することなく、反発性能(CT値)を調整することができる。つまり、ヘッド1は、打球の弾道の変化を抑止しつつ、反発性能を調整することができる。
図13は、図12の溝20から1つの継ぎ部材23が除去された例を示す斜視図である。図13では、最も前側の継ぎ部材23が除去されている。継ぎ部材23は、例えば、溝底22と連続する平面となるように完全に除去されても良い。他の例では、継ぎ部材23は、部分的に除去されても良い。この場合、部分的に除去された継ぎ部材23は、隆起高さは以前の状態よりも減少するが、溝底22からは依然として突出しても良い。このような部分的な継ぎ部材23の除去も、溝20付近の引張剛性を低下させ得る。
1つの溝20に複数の継ぎ部材23が設けられている場合、1つ又は複数の継ぎ部材23が除去されても良い。また、継ぎ部材23がヘッド前後方向に複数設けられている場合、除去する継ぎ部材23の個数を変えることで、CT値の向上代を任意に調整することができる。その他、第1実施形態で説明されたスリット10の長さL、幅W及び形成位置などは、それぞれ、第2実施形態の溝20の長さ、幅及び形成位置に適用することができる。
[スリット及び溝のカバー]
第1実施形態及び第2実施形態のヘッド1において、スリット10及び/又は溝20の空隙部には、ゴム、樹脂、エラストマー等の弾性体からなるカバー(図示省略)が設けられても良い。このようなカバーは、本体部3の変形を何ら妨げることなく、スリット10や溝20内への異物の進入を防止することができる。
[ゴルフクラブヘッドの製造方法]
次に、本実施形態のゴルフクラブヘッドの製造方法が説明される。この製造方法の処理手順は、図14に示される。
[第1工程]
図14に示されるように、本実施形態の製造方法は、第1のゴルフクラブヘッドを準備する第1工程を含む(ステップS1)。第1のゴルフクラブヘッドは、例えば、図1ないし6で説明した第1実施形態のヘッド1と同じ構成を備える。すなわち、ヘッド1は、フェース部2と、フェース部2からヘッド後方に延びるクラウン部4及びソール部5を含む本体部3とを含む。本体部3には、本体部3を貫通してヘッド前後方向に延びる少なくとも1つスリット10が設けられている。スリット10は、図5及び図6に示したように、ヘッド前後方向に延びる一対のスリット内壁11と、一対のスリット内壁11を互いに接続する少なくとも1つの継ぎ部材12とを備える。
[第2工程]
次に、本実施形態の製造方法は、第1のゴルフクラブヘッドのCT値を計測する第2工程を含む(ステップS2)。
CT値は、図2のヘッド1の打撃面2aにおいて、トウ・ヒール方向及びヘッド上下方向の複数の位置で測定されるのが望ましい。例えば、打撃面2aのフェースセンターFCを原点として、トウ側及びヒール側にそれぞれ25mm、かつ、ヘッド上側及び下側にそれぞれ15mmの範囲を、5mm間隔でグリッド分割し、これらのいくつかのグリッド位置でCT値が測定される。ゴルフクラブヘッドのCT値は、多くの場合、フェースセンターで最も高い傾向がある。この例では、フェースセンターFCを含む複数位置でCT値が測定される。
[第3工程の1]
次に、本実施形態の製造方法は、計測されたCT値が予め定めた閾値よりも小さいか否かを判断する工程を含む(ステップS3)。例えば、第1のゴルフクラブヘッドの最大CT値(以下、「CTmax」という。)をさらに向上させる場合、CTmaxが閾値と比較される。閾値は、例えば、ゴルフ規則で定められているCT値の上限(239μs)に基づいて種々決定され得る。例えば、閾値は、CT値の前記上限であっても良い。他の例では、閾値は、測定誤差等を考慮して前記上限から僅かに小さい値が設定されても良い。
[第3工程の2]
次に、本実施形態の製造方法は、計測されたCT値が予め定めた閾値よりも小さい場合(ステップS3でYes)、第1のゴルフクラブヘッドの継ぎ部材12の少なくとも1つを少なくとも部分的に除去して第2のゴルフクラブヘッドを得る工程を含む(ステップS4)。第2のゴルフクラブヘッドは、図7に示したように、継ぎ部材12が除去されたスリット10を備える。除去は、切削、切断、研磨等の種々の方法で実施され得る。
例えば、第1のゴルフクラブヘッドのCTmaxが、閾値よりも小さい場合、所定の位置の継ぎ部材12の1ないし複数本が除去される。除去する継ぎ部材12の本数については、CTmaxと閾値との差に応じて適宜決定される。例えば、前記差が大きいほど、除去する継ぎ部材12の個数を増加させることが望ましい。また、除去する継ぎ部材12としては、トウ・ヒール方向において、CTmaxの位置に最も近くにある継ぎ部材12が選択されることが望ましい。
CTmaxをより効果的に増加させるために、除去する継ぎ部材12の本数や位置と、CT値の向上代及びCTが向上する位置との関係性は、予め、実験又はシミュレーション等で求めおくのが良い。また、好ましい態様では、継ぎ部材12は、その1つを除去することで、2~4μsの範囲でCT値が向上するように、その寸法等が設計されても良い。
必要に応じて、継ぎ部材12が除去された後の第2のゴルフクラブヘッドのCT値が測定されても良い。この場合、第2のゴルフクラブヘッドのCTmaxと閾値との差が所定の値よりも大きければ、再度、第3工程が繰り返されても良い。
上記の例では、CTmaxをさらに増加させる場合を説明したが、本実施形態の製造方法は、CT値の分布を調整するために利用することもできる。例えば、多くの場合、フェースセンターFCからトウ側及びヒール側にずれた打撃位置では、ゴルフクラブヘッドのCT値は低い傾向がある。そこで、トウ側にずれた位置のCT値が予め定められた閾値よりも小さい場合、トウ側のスリット10に設けられた継ぎ部材12のいくつかを除去することで、CTmaxの過度の増加を抑えながら、トウ側の打撃位置のCT値を効果的に増加させることができる。同様に、ヒール側にずれた位置のCT値が予め定められた閾値よりも小さい場合、ヒール側のスリット10に設けられた継ぎ部材12のいくつかを除去することで、CTmaxの過度の増加を抑えながら、ヒール側の打撃位置のCT値を効果的に増加させることができる。
上記の例では、第1のゴルフクラブヘッドは、第1実施形態のヘッド1とされたが、他の例では、第1のゴルフクラブヘッドは、第2実施形態のヘッド1であっても良い。すなわち、第1のゴルフクラブヘッドは、フェース部2と、フェース部2からヘッド後方に延びる本体部3とを含み、本体部3には、ヘッド前後方向に延びる少なくとも1つの溝20が設けられており、溝20は、ヘッド前後方向に延びる一対の溝壁21と、溝底22と、溝底22から局所的に隆起して一対の溝壁21を接続する少なくとも1つの継ぎ部材23とを備えるものでも良い。
以上、本開示の実施形態が詳細に説明されたが、本開示は、上記の具体的な開示に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内において、種々変更して実施することができる。
図1~4のウッド型ゴルフクラブヘッドが準備された。このヘッドの仕様は、次のとおりである。
ヘッド材料:チタン合金
ヘッド体積:460cc
ヘッド質量:172g
フェース部の肉厚:
中央部3.7mm、周縁部2.1mm、中央部と周縁部と間は、肉厚が滑らかに変化
スリットの長さL:22mm
スリットの幅W:2mm
1つのスリット中の継ぎ部材の個数:3
継ぎ部材:いずれも四角形断面であり、上下方向の厚さ1.8mm×ヘッド前後方向の長さ1.8mm
クラウン部のスリット:フェースセンターからトウ側及びヒール側にそれぞれ24mm隔てた位置でヘッド前後方向に平行に配置
クラウン部のスリットとフェース部の周縁との間の最短距離D:1.0mm
ソール部のスリット:中央領域と、フェースセンターからトウ側及びヒール側にそれぞれ26mm隔てた位置でヘッド前後方向に平行に配置
まず、全ての継ぎ部材を残した第1のゴルフクラブヘッドのCT値が測定された。主な打撃位置でのCT値は、図15(a)のとおりであった。図15の各表は、横軸がトウ・ヒール方向、縦軸がヘッド上下方向であり、原点は、フェースセンターであることを示し、各座標の単位は原点からの距離(ミリメートル)である。図15(a)から明らかなように、CTmaxは、フェースセンターで生じており、その値は234(単位:μs)であり、ゴルフ規則の上限(閾値)である239μsよりも小さい。
次に、第1のゴルフクラブヘッドにおいて、ソール部の中央のスリットの3つの継ぎ部材を全て切削により除去し、第2のゴルフクラブヘッドを得た。第2のゴルフクラブヘッドの打撃面の主要なCT値は、図15(b)のとおりであった。第2のゴルフクラブヘッドのCTmaxは、フェースセンターで生じており、その値はゴルフ規則の上限値である239μsに等しい。この例では、1つのスリットの3つの継ぎ部材を全て除去することで、フェースセンターに関して、5μsのCT値の増加が得られた。
図15(c)には、第2のゴルフクラブヘッドのCT値から第1のゴルフクラブヘッドのCT値を差し引いた差分を示す。図15(c)から明らかなように、第2のゴルフクラブヘッドでは、除去した継ぎ部材に対応して、フェースセンターからソール部に15mmの位置でCT値の顕著な増加(12μs)が見られた。
次に他の製造方法の例を示す。上で説明した第1のゴルフクラブヘッドについて、ソール部のトウ側に設けられたスリットの3つの継ぎ部材を全て切削により除去し、別の第2のゴルフクラブヘッドを得た。図16には、第2のゴルフクラブヘッドのCT値から第1のゴルフクラブヘッドのCT値を差し引いた差分を示す。図16から明らかなように、第2のゴルフクラブヘッドでは、除去した継ぎ部材に対応して、最もトウ側かつソール側の打撃位置でCT値の顕著な増加(13μs)が見られた。なお、フェースセンターのCT値は、2μsに留まった。
図17には、第1のゴルフクラブヘッドについて、ソール部のトウ・ヒール方向の中央に設けられたスリットの除去数と、フェースセンターでのCT値の増加量との関係を示す。図17から明らかなように、除去する継ぎ部材の個数が増えるにしたがい、CT値が増加していることがわかる。
さらに、表1には、スイングロボットを使用した打撃テストの結果を示す。打撃テストは、第1のゴルフクラブヘッド及び第2のゴルフクラブヘッドを使用し、同一条件で同一のゴルフボールが打撃された。そして、ぞれぞれの打球のバックスピン量及び打ち出し角度が測定された。
Figure 2023129055000002
テストの結果、第2のゴルフクラブヘッドは、第1のゴルフクラブヘッドに対して13μsのCT値の増加を図りつつ、第1のゴルフクラブヘッドのそれと比較して実質的な弾道の差異は見られなかった。
[付記]
本開示は以下の態様を含む。
[本開示1]
内部に中空部を有するゴルフクラブヘッドであって、
フェース部と、前記フェース部からヘッド後方に延びるクラウン部及びソール部を含む本体部とを含み、
前記本体部には、前記本体部を貫通してヘッド前後方向に延びる少なくとも1つのスリットが設けられており、
前記スリットは、ヘッド前後方向に延びる一対のスリット内壁と、前記一対のスリット内壁を互いに接続する少なくとも1つの継ぎ部材とを備える、
ゴルフクラブヘッド。
[本開示2]
前記クラウン部及びソール部の少なくとも一方に、複数の前記スリットがトウ・ヒール方向に間隔を隔てて配置されている、本開示1に記載のゴルフクラブヘッド。
[本開示3]
前記スリットには、複数の前記継ぎ部材が設けられている、本開示1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
[本開示4]
前記継ぎ部材は、トウ・ヒール方向に延びる円柱状又は角柱状である、本開示1ないし3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
[本開示5]
前記スリットは、ヘッド前後方向の前端及び後端を含み、
前記継ぎ部材は、前記スリットの前記前端及び前記後端からヘッド前後方向に距離を隔てて配置されている、本開示1ないし4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
[本開示6]
前記スリットの平面視において、前記継ぎ部材の合計投影面積は、前記継ぎ部材がないと仮定した前記スリットの投影面積の0.8倍以下である、本開示1ないし5のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
[本開示7]
前記スリットの周囲には、前記本体部の肉厚を局所的に増加させた厚肉部が形成されている、本開示1ないし6のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
[本開示8]
内部に中空部を有するゴルフクラブヘッドであって、
フェース部と、前記フェース部からヘッド後方に延びるクラウン部及びソール部を含む本体部とを含み、
前記本体部には、ヘッド前後方向に延びる少なくとも1つの溝が設けられており、
前記溝は、ヘッド前後方向に延びる一対の溝壁と、溝底と、前記溝底から局所的に隆起して前記一対の溝壁を接続する少なくとも1つの継ぎ部材とを含む、
ゴルフクラブヘッド。
[本開示9]
前記溝には、複数の前記継ぎ部材が設けられている、本開示8に記載のゴルフクラブヘッド。
[本開示10]
前記クラウン部及びソール部の少なくとも一方に、複数の前記溝がトウ・ヒール方向に間隔を隔てて配置されている、本開示8又は9に記載のゴルフクラブヘッド。
[本開示11]
ゴルフクラブヘッドの製造方法であって、
第1のゴルフクラブヘッドを準備する第1工程であって、前記第1のゴルフクラブヘッドは、フェース部と、前記フェース部からヘッド後方に延びるクラウン部及びソール部を含む本体部とを含み、前記本体部には、前記本体部を貫通してヘッド前後方向に延びる少なくとも1つのスリットが設けられており、前記スリットは、ヘッド前後方向に延びる一対のスリット内壁と、前記一対のスリット内壁を互いに接続する少なくとも1つの継ぎ部材とを備える前記第1工程と、
前記第1のゴルフクラブヘッドのCT値を計測する第2工程と、
前記CT値が予め定めた閾値よりも小さい場合に、前記第1のゴルフクラブヘッドの前記継ぎ部材の少なくとも1つを少なくとも部分的に除去して第2のゴルフクラブヘッドを得る第3工程とを含む、
ゴルフクラブヘッドの製造方法。
[本開示12]
ゴルフクラブヘッドの製造方法であって、
第1のゴルフクラブヘッドを準備する第1工程であって、前記第1のゴルフクラブヘッドは、フェース部と、前記フェース部からヘッド後方に延びるクラウン部及びソール部を含む本体部とを含み、前記本体部には、ヘッド前後方向に延びる少なくとも1つの溝が設けられており、前記溝は、ヘッド前後方向に延びる一対の溝壁と、溝底と、前記溝底から局所的に隆起して前記一対の溝壁を接続する少なくとも1つの継ぎ部材とを備える前記第1工程と、
前記第1のゴルフクラブヘッドのCT値を計測する第2工程と、
前記CT値が予め定めた閾値よりも小さい場合に、前記第1のゴルフクラブヘッドの前記継ぎ部材の少なくとも1つを少なくとも部分的に除去して第2のゴルフクラブヘッドを得る第3工程とを含む、
ゴルフクラブヘッドの製造方法。
1 ヘッド
2 フェース部
3 本体部
4 クラウン部
5 ソール部
10 スリット
10a スリットの前端
10b スリットの後端
11 スリット内壁
12 継ぎ部材
13 厚肉部
20 溝
21 溝壁
22 溝底
23 継ぎ部材

Claims (12)

  1. 内部に中空部を有するゴルフクラブヘッドであって、
    フェース部と、前記フェース部からヘッド後方に延びるクラウン部及びソール部を含む本体部とを含み、
    前記本体部には、前記本体部を貫通してヘッド前後方向に延びる少なくとも1つのスリットが設けられており、
    前記スリットは、ヘッド前後方向に延びる一対のスリット内壁と、前記一対のスリット内壁を互いに接続する少なくとも1つの継ぎ部材とを備える、
    ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記クラウン部及びソール部の少なくとも一方に、複数の前記スリットがトウ・ヒール方向に間隔を隔てて配置されている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記スリットには、複数の前記継ぎ部材が設けられている、請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記継ぎ部材は、トウ・ヒール方向に延びる円柱状又は角柱状である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記スリットは、ヘッド前後方向の前端及び後端を含み、
    前記継ぎ部材は、前記スリットの前記前端及び前記後端からヘッド前後方向に距離を隔てて配置されている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 前記スリットの平面視において、前記継ぎ部材の合計投影面積は、前記継ぎ部材がないと仮定した前記スリットの投影面積の0.8倍以下である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記スリットの周囲には、前記本体部の肉厚を局所的に増加させた厚肉部が形成されている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 内部に中空部を有するゴルフクラブヘッドであって、
    フェース部と、前記フェース部からヘッド後方に延びるクラウン部及びソール部を含む本体部とを含み、
    前記本体部には、ヘッド前後方向に延びる少なくとも1つの溝が設けられており、
    前記溝は、ヘッド前後方向に延びる一対の溝壁と、溝底と、前記溝底から局所的に隆起して前記一対の溝壁を接続する少なくとも1つの継ぎ部材とを含む、
    ゴルフクラブヘッド。
  9. 前記溝には、複数の前記継ぎ部材が設けられている、請求項8に記載のゴルフクラブヘッド。
  10. 前記クラウン部及びソール部の少なくとも一方に、複数の前記溝がトウ・ヒール方向に間隔を隔てて配置されている、請求項8又は9に記載のゴルフクラブヘッド。
  11. ゴルフクラブヘッドの製造方法であって、
    第1のゴルフクラブヘッドを準備する第1工程であって、前記第1のゴルフクラブヘッドは、フェース部と、前記フェース部からヘッド後方に延びるクラウン部及びソール部を含む本体部とを含み、前記本体部には、前記本体部を貫通してヘッド前後方向に延びる少なくとも1つのスリットが設けられており、前記スリットは、ヘッド前後方向に延びる一対のスリット内壁と、前記一対のスリット内壁を互いに接続する少なくとも1つの継ぎ部材とを備える前記第1工程と、
    前記第1のゴルフクラブヘッドのCT値を計測する第2工程と、
    前記CT値が予め定めた閾値よりも小さい場合に、前記第1のゴルフクラブヘッドの前記継ぎ部材の少なくとも1つを少なくとも部分的に除去して第2のゴルフクラブヘッドを得る第3工程とを含む、
    ゴルフクラブヘッドの製造方法。
  12. ゴルフクラブヘッドの製造方法であって、
    第1のゴルフクラブヘッドを準備する第1工程であって、前記第1のゴルフクラブヘッドは、フェース部と、前記フェース部からヘッド後方に延びるクラウン部及びソール部を含む本体部とを含み、前記本体部には、ヘッド前後方向に延びる少なくとも1つの溝が設けられており、前記溝は、ヘッド前後方向に延びる一対の溝壁と、溝底と、前記溝底から局所的に隆起して前記一対の溝壁を接続する少なくとも1つの継ぎ部材とを備える前記第1工程と、
    前記第1のゴルフクラブヘッドのCT値を計測する第2工程と、
    前記CT値が予め定めた閾値よりも小さい場合に、前記第1のゴルフクラブヘッドの前記継ぎ部材の少なくとも1つを少なくとも部分的に除去して第2のゴルフクラブヘッドを得る第3工程とを含む、
    ゴルフクラブヘッドの製造方法。
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