JP2023128684A - 変換方法、復元方法、変換装置及び復元装置 - Google Patents

変換方法、復元方法、変換装置及び復元装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画質を維持しつつ、簡易な方法でメモリアクセス時の消費電力を削減可能な変換方法等を提供する。【解決手段】第1の映像データは、複数の画素が並んで構成される1以上の表示ラインにおける映像データであり、変換方法は、第1の映像データに基づいて、複数の画素の階調値の最大値及び最小値を取得する取得ステップ(S11及びS12)と、算出された代表値、最大値及び最小値に基づいて、第1の映像データの変換後のbit精度である第2のbit精度であって、第1のbit精度以下の第2のbit精度を決定する決定ステップ(S14)と、代表値と複数の画素の階調値とに基づいて、第1のbit精度の第1の映像データを、決定された第2のbit精度の第2の映像データに変換する変換ステップ(S15)と、代表値と、第2のbit精度と、第2の映像データとを対応付けてメモリに書き込む書き込みステップ(S16)とを含む。【選択図】図11

Description

本開示は、変換方法、復元方法、変換装置及び復元装置に関する。
従来、映像データを保存する際に、データ量を削減する種々の方法が検討されている。例えば、特許文献1には、符号化テーブルを用いて映像データのデータ量を削減する技術が開示されている。データ量を削減することで、映像データをメモリに書き込む際(メモリアクセス時)の消費電力を削減することができる。
特開2016-96457号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、処理が複雑となり、ハードウェアリソースが増大する課題がある。データ量の削減は、簡易的な方法で行われることが望まれる。また、映像データのbit精度を下げる方法もあるが、画質が劣化する課題がある。
そこで、本開示は、画質を維持しつつ、簡易な方法でメモリアクセス時の消費電力を削減可能な変換方法、復元方法、変換装置及び復元装置を提供する。
本開示の一態様に係るデータ変換方法は、第1のbit精度の第1の映像データを変換してメモリに書き込むための前記第1の映像データの変換方法であって、前記第1の映像データは、複数の画素が並んで構成される1以上の表示ラインにおける映像データであり、前記第1の映像データに基づいて、前記複数の画素の階調値の代表値、最大値及び最小値を取得する取得ステップと、取得された前記最大値及び前記最小値に基づいて、前記第1の映像データの変換後のbit精度である第2のbit精度であって、前記第1のbit精度以下の第2のbit精度を決定する決定ステップと、前記代表値と前記複数の画素の階調値とに基づいて、前記第1のbit精度の前記第1の映像データを、決定された前記第2のbit精度の第2の映像データに変換する変換ステップと、前記代表値と、前記第2のbit精度と、前記第2の映像データとを対応付けて前記メモリに書き込む書き込みステップとを含む。
本開示の一態様に係るデータ復元方法は、第1のbit精度の第1の映像データが変換された前記第1のbit精度以下の第2のbit精度の第2の映像データから前記第1の映像データを復元する復元方法であって、前記第1の映像データは、複数の画素が並んで構成される1以上の表示ラインのための映像データであり、前記第2の映像データと、前記第2のbit精度と、前記第1の映像データに基づいて算出された、前記複数の画素の階調値の代表値とが対応付けてメモリに記憶されており、前記第2の映像データと、前記第2のbit精度と、前記代表値とを前記メモリから読み出す読み出しステップと、前記第2のbit精度に基づいて、前記第2の映像データを前記複数の画素それぞれに対応するデータに分割する分割ステップと、分割された各データが示す当該画素の階調値及び前記代表値に応じた値と、前記代表値とに基づいて、前記第2の映像データを前記第1のbit精度の前記第1の映像データに復元する復元ステップとを含む。
本開示の一態様に係るデータ変換装置は、第1のbit精度の第1の映像データを変換してメモリに書き込むための前記第1の映像データの変換を行う変換装置であって、前記第1の映像データは、複数の画素が並んで構成される1以上の表示ラインにおける映像データであり、前記第1の映像データに基づいて、前記複数の画素の階調値の代表値、最大値及び最小値を取得する取得部と、取得された前記最大値及び前記最小値に基づいて、前記第1の映像データの変換後のbit精度である第2のbit精度であって、前記第1のbit精度以下の第2のbit精度を決定する決定部と、前記代表値と前記複数の画素それぞれの階調値とに基づいて、前記第1のbit精度の前記第1の映像データを、決定された前記第2のbit精度の第2の映像データに変換する変換処理部と、前記代表値と、前記第2のbit精度と、前記第2の映像データとを対応付けて前記メモリに書き込む書き込み部とを備える。
本開示の一態様に係るデータ復元装置は、第1のbit精度の第1の映像データが変換された前記第1のbit精度以下の第2のbit精度の第2の映像データから前記第1の映像データを復元する復元装置であって、前記第1の映像データは、複数の画素が並んで構成される1以上の表示ラインのための映像データであり、前記第2の映像データと、前記第2のbit精度を示すbit精度情報と、前記第1の映像データに基づいて算出された、前記複数の画素の階調値の代表値とが対応付けてメモリに記憶されており、前記第2の映像データと、前記bit精度情報と、前記代表値とを前記メモリから読み出す読み出し部と、前記第2のbit精度に基づいて、前記第2の映像データを前記複数の画素それぞれに対応するデータに分割する分割部と、分割された各データが示す当該画素の階調値と、前記代表値とに基づいて、前記第2の映像データを前記第1のbit精度の前記第1の映像データに復元する復元処理部とを備える。
本開示の一態様によれば、画質を維持しつつ、簡易な方法でメモリアクセス時の消費電力を削減可能な変換方法等を実現することができる。
図1は、実施の形態に係る表示装置の構成例を示す概略図である。 図2は、実施の形態に係る画素回路の構成を模式的に示す回路図である。 図3は、実施の形態に係る表示装置が備える制御装置の機能構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態に係る変換部の機能構成を示すブロック図である。 図5は、1ラインの階調値の例を示す図である。 図6は、実施の形態に係る差分最大値とbit精度との関係を示すテーブルである。 図7は、差分最大値が12の場合の変換前後のデータのイメージを示す図である。 図8は、実施の形態に係る統合情報のデータ構造を示す図である。 図9は、実施の形態に係る復元部の機能構成を示すブロック図である。 図10は、差分最大値が12の場合の復元前後のデータのイメージを示す図である。 図11は、実施の形態に係る制御装置の動作の第1例を示すフローチャートである。 図12は、実施の形態に係る平均値と差分最大値とにより決定されるbit精度の一例を示す図である。 図13は、実施の形態に係る制御装置の動作の第2例を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態に係る制御装置が外部メモリに映像データを保存する場合の構成を示す図である。 図15は、適用例における電力削減を説明するための図である。 図16は、実施の形態に係る制御装置が内蔵メモリに映像データを保存する場合の構成を示す図である。
(本開示に至った経緯)
従来、外部から入力される映像信号(映像データ)を内部で使用する形に変換するためにフレームメモリ等のメモリに映像データを一時的に蓄えることが行われている。例えば、4K等の高解像度の映像信号である、1フレーム期間が144Hzである等のように高速動作が必要な場合、大量のデータを高速に処理する必要があり、メモリアクセスの増加に伴い消費電力量が上昇するという課題がある。そのため、メモリアクセスによる消費電力量を削減することが望まれている。
また、映像データのデータ量を削減しメモリにアクセスする時間を短くすることにより、メモリアクセスによる消費電力量を削減できることが知られている。データ量の削減は、簡易な方法でかつ、画質を維持しつつ行われることが望まれる。
特許文献1のように、符号化テーブルを用いて映像データのデータ量を削減することは可能であるが、「発明が解決しようとする課題」でも記載したように、処理が複雑となり、ハードウェアリソースが増大する課題がある。
また、特許文献1以外のデータ量削減方法として、例えば、映像データのbit精度を一律に下げる(例えば、10bit→8bit)ことでデータ量を削減することも可能であるが、画質が劣化する課題がある。また、例えば、エントロピー符号化を行うことで圧縮率を上げる方法もあるが、符号と割り付ける階調データ(階調値)との対応次第では圧縮率が悪化することがある。
このように、従来の方法であれば、消費電力量を減らすことは可能である場合もあるが、画質の劣化、処理の複雑化、場合によっては圧縮率が悪化する等の課題があり、画質を維持しつつ、簡易な方法で消費電力量を削減することが困難である。
そこで、本開示では、画質を維持しつつ、簡易な方法でメモリアクセス時の消費電力を削減可能な変換方法、復元方法等について説明する。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。例えば、同一などの要素間の関係性を示す用語、並びに、数値、及び、数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度(例えば、10%程度)の差異をも含むことを意味する表現である。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
以下、本実施の形態に係る変換方法、復元方法等について、図1~図16を参照しながら説明する。本実施の形態では、表示装置に有機エレクトロルミネッセンス(Electro Luminescence:EL)素子を用いる場合を例に挙げて説明する。
[1.表示装置の構成]
まず、本開示の一態様に係る制御装置を備える表示装置の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態に係る表示装置1の構成例を示す概略図である。
図1に示すように、表示装置1は、表示パネル10と、制御装置20とで構成されている。表示装置1は、例えば有機EL発光パネルのプログレッシブ駆動方式により駆動される。
[1-1.表示パネルの構成]
表示パネル10は、複数の画素回路30を有する表示部12を備え、また、表示部12の周辺回路として、ゲート駆動回路14と、ソース駆動回路16とを備える。なお、表示部12と、ゲート駆動回路14と、ソース駆動回路16と、走査線40と、信号線42とは、例えば、ガラス又はアクリル等の樹脂により形成されているパネル基板(不図示)に実装されている。
表示部12は、外部から表示装置1に入力される映像信号(R、G、B)(図2を参照)に基づいて映像を表示する。表示部12は、図1に示すように、行列状に配置された複数の画素回路30を備え、行状の走査線40と、列状の信号線42とが配線されている。表示部12では、初期化動作、書き込み動作、及び、発光動作を複数の画素回路30の行順次に実行される。なお、以下では、外部から表示装置1に入力される映像信号(R、G、B)のbit精度(bit数)は10bitである例について説明するが、これに限定されない。
複数の画素回路30は、表示パネル10に有され、行列状に配置される。より具体的には、複数の画素回路30のそれぞれは、走査線40と信号線42とが交差する位置に配置される。詳細は後述する。
走査線40は、複数の画素回路30の行ごとに配されている。走査線40の一端は、画素回路30に接続され、走査線40の他端は、ゲート駆動回路14に接続されている。
信号線42は、複数の画素回路30の列ごとに配されている。信号線42の一端は、画素回路30に接続され、信号線42の他端は、ソース駆動回路16に接続されている。
ゲート駆動回路14は、走査線駆動回路とも呼ばれ、例えばシフトレジスタ等によって構成される。ゲート駆動回路14は、走査線40に接続されており、走査線40にゲート制御信号を出力することで、画素回路30が有する各トランジスタのオン及びオフを制御する。本実施の形態では、ゲート駆動回路14は、画素回路30が有する各トランジスタのオン及びオフを制御するゲート制御信号として、例えば制御信号WS、制御信号REF、制御信号INI及び消光信号ENを、画素回路30が有する各トランジスタのゲート(ゲート電極)に出力する。制御信号WS、制御信号REF、制御信号INI及び消光信号ENは、制御信号の一例である。
ソース駆動回路16は、信号線駆動回路とも呼ばれる。ソース駆動回路16は、信号線42に接続されており、制御装置20からフレーム単位で供給される映像信号を、信号線42に出力することで、当該映像信号を各画素回路30に供給する。ソース駆動回路16は、信号線42を通して、画素回路30の各々に対して映像信号に基づく輝度情報を電流値又は電圧値の形で書き込む。なお、ソース駆動回路16に入力される映像信号は、例えば、RGB三原色の色毎のデジタルシリアルデータ(映像信号(R、G、B))である。ソース駆動回路16に入力された映像信号(R、G、B)は、ソース駆動回路16の内部で行単位のパラレルデータ(出力映像信号の一例)に変換される。さらに、行単位のパラレルデータは、ソース駆動回路16の内部で行単位のアナログデータに変換され、映像信号として信号線42に出力される。
[1-2.画素回路の構成]
複数の画素回路30は、例えばN行M列に配置されている。N、Mは、表示画面のサイズ及び解像度により異なる。例えば、HD(High Definition)と呼ばれる解像度で、行内にRGB3原色に対応する画素回路30が隣接する場合、Nは少なくとも1080行であり、Mは少なくとも1920×3列である。本実施の形態では、各画素回路30は、有機EL素子を発光素子として有する。
画素回路30の構成について、さらに図2を参照しながら説明する。図2は、本実施の形態に係る画素回路30の構成を模式的に示す回路図である。
図2に示すように、画素回路30は、発光素子32と、駆動トランジスタ33と、スイッチトランジスタ34、36及び37と、選択トランジスタ35と、画素容量38とを備える。なお、図2において、画素容量38はCsとも表記されている。
発光素子32は、カソードが電源Vcath(負電源線)に接続されており、アノードが駆動トランジスタ33のソースに接続されている。発光素子32は、駆動トランジスタ33から供給される、映像信号の信号電圧に対応した電流が流れることにより、当該信号電圧に応じた輝度で発光する。発光素子32は、例えばOLED(Organic Light Emitting Diode)などの有機EL素子である。例えば、画像を表示する表示パネル10を構成する画素回路30(画素)は、有機EL素子を含む電流駆動で発光する発光素子32から構成される。なお、発光素子32は、有機EL素子に限らず、無機EL素子又はQLED(Quantum-dot Light Emitting Diode)などの自発光素子でもよいし、電流駆動で制御する素子であれば自発光素子でなくてもよい。
駆動トランジスタ33は、ゲートが画素容量38の一方の電極等に接続され、ドレインがスイッチトランジスタ34のソースに接続され、ソースが発光素子32のアノードに接続されている。図2では、さらにソースが画素容量38の他方の電極等に接続されている。駆動トランジスタ33は、ゲート-ソース間に印加された信号電圧から、当該信号電圧に対応した電流(ドレイン-ソース間の電流とも記載する)に変換する。そして、駆動トランジスタ33は、オン状態となることで、ドレイン-ソース間の電流を発光素子32に供給することで発光素子32を発光させる。駆動トランジスタ33は、例えば、n型の薄膜トランジスタ(n型TFT(Thin Film Transistor))で構成される。
スイッチトランジスタ34は、ゲートが走査線40に接続され、ソース及びドレインの一方が電源Vccに接続され、ソース及びドレインの他方が駆動トランジスタ33のドレインに接続されている。スイッチトランジスタ34は、走査線40から供給される消光信号ENに応じてオン状態又はオフ状態となる。スイッチトランジスタ34は、オン状態となることで駆動トランジスタ33を電源Vccに接続し、駆動トランジスタ33のドレイン-ソース間の電流を発光素子32に供給させる。スイッチトランジスタ34は、例えば、p型の薄膜トランジスタ(p型TFT)で構成される。
選択トランジスタ35は、ゲートが走査線40に接続され、ソース及びドレインの一方が信号線42に接続され、ソース及びドレインの他方が画素容量38の一方の電極に接続されている。選択トランジスタ35は、走査線40から供給される制御信号WSに応じてオン状態又はオフ状態となる。選択トランジスタ35は、オン状態となることで、信号線42から供給される映像信号の信号電圧を画素容量38の電極に印加し、当該信号電圧に応じた電荷を画素容量38に蓄積させる。選択トランジスタ35は、例えば、n型の薄膜トランジスタ(n型TFT)で構成される。
スイッチトランジスタ36は、ゲートが走査線40に接続され、ソース及びドレインの一方が電源Vrefに接続され、ソース及びドレインの他方が画素容量38の一方の電極等に接続されている。スイッチトランジスタ36は、走査線40から供給される制御信号REFに応じてオン状態又はオフ状態となる。スイッチトランジスタ36は、オン状態となることで、画素容量38の電極を電源Vrefの電圧(基準電圧)に設定する。スイッチトランジスタ36は、例えば、n型の薄膜トランジスタ(n型TFT)で構成される。
スイッチトランジスタ37は、ゲートが走査線40に接続され、ソース及びドレインの一方がスイッチトランジスタ34のソース及び駆動トランジスタ33のドレインに接続され、ソース及びドレインの他方が電源Viniに接続されている。スイッチトランジスタ37は、走査線40から供給される制御信号INIに応じてオン状態又はオフ状態となる。スイッチトランジスタ37は、駆動トランジスタ33がオン状態であり、スイッチトランジスタ34がオン状態にあって電源Vccとの接続が遮断されている中で、オン状態となることで、発光素子32のアノードを電源Viniの電圧(基準電圧)に設定する。スイッチトランジスタ37は、例えば、n型の薄膜トランジスタ(n型TFT)で構成される。
画素容量38は、一方の電極が、駆動トランジスタ33のゲート及び選択トランジスタ35のソース及びスイッチトランジスタ36のソースに接続され、他方の電極が駆動トランジスタ33のソースに接続されたコンデンサである。画素容量38は、信号線42から供給された信号電圧に対応した電荷を蓄積する。画素容量38は、例えば、選択トランジスタ35及びスイッチトランジスタ36がオフ状態となった後に、駆動トランジスタ33のゲート-ソース電極間の電圧を安定的に保持する。このように、画素容量38は、選択トランジスタ35及びスイッチトランジスタ36がオフ状態のときに、蓄積された電荷による信号電位に応じて、駆動トランジスタ33のゲート・ソース間に電圧を印加する。
EL容量39は、EL素子に内在する寄生容量であり、この容量がチャージされて電極間の電圧が上昇した後に、EL素子側に電流が流れだし、EL素子が発光を開始する。
なお、駆動トランジスタ33、選択トランジスタ35、スイッチトランジスタ36及びスイッチトランジスタ37の各トランジスタの導電型は、上述したものに限られず、n型とp型のTFTを適宜混在させてもよい。また、スイッチトランジスタ34の導電型は、上述したものに限られず、n型のTFTであってもよい。また、各トランジスタは、ポリシリコンTFTに限らず、アモルファスシリコンTFT等で構成されていてもよい。
[1-3.制御装置の構成]
制御装置20の構成について、さらに図3を参照しながら説明する。図3は、本実施の形態に係る表示装置1が備える制御装置20の機能構成を示すブロック図である。
制御装置20は、表示パネル10の外部に配置される、例えば外部システム回路基板(不図示)上に形成される。制御装置20は、例えばTCON(Timing Controller)としての機能を有し、表示装置1の全体の動作を制御する。具体的には、制御装置20は、外部から供給される垂直同期信号VS、水平同期信号HS、映像期間信号DEに基づいて生成したゲート制御信号を、ゲート駆動回路14に対して出力する。また、制御装置20は、ソース駆動回路16に対して、映像信号(R、G、B)のデジタルシリアルデータを供給する。
本実施の形態では、制御装置20は、同一画像が表示され続ける期間であるフレーム期間の発光期間と消光期間とを少なくとも制御する。制御装置20は、フレーム期間それぞれを発光期間及び消光期間を一定の間隔で繰り返す複数のサブフレーム期間で構成することで、フレーム期間の消光期間を分散(分割)させる。
また、本開示の制御装置20は、同一の画像が表示され続ける期間であるフレーム期間が、フレームごとに一定の範囲で変動または一時的に安定するものの、正確なフレーム期間が予めわからない場合、入力されるフレーム期間によらず、n(nは2以上の整数)個のサブフレームでフレーム期間を再構成するようにサブフレームのフレーム長を変更し、画像を表示する制御を行ってもよい。
図3に示すように、制御装置20は、変換部110と、同期制御部120と、ラインバッファ130と、復元部140と、デューティ制御部150とを備える。
変換部110は、外部から受信した1ラインごとの映像信号(R、G、B)のデータ量を削減してラインバッファ130に出力するように、当該映像信号(R、G、B)を変換する。変換部110は、外部から受信した1ラインごとの映像信号(R、G、B)のbit精度に応じたbit数をより少ないbit数に変換した情報(後述する統合情報)を生成し、ラインバッファ130に出力する(ラインバッファ130に書き込む)。変換部110は、1ラインごとの映像信号(R、G、B)に対して順にbit数の変換を行うことで生成した情報を、ラインバッファ130に出力する。変換部110は、外部からの垂直同期信号VS、水平同期信号HSおよび映像期間信号DEに基づいて、映像信号(R、G、B)が所望のタイミングで表示部12に表示されるように、映像信号(R、G、B)から統合情報を生成し、ラインバッファ130に出力する。変換部110の詳細は後述する。なお、以降において、bit精度に応じたbit数をより少ないbit数に変換することを単にbit精度を変換するとも記載する。また、より少ないbit数は、変換後のbit精度とも記載する。
なお、変換部110により映像信号(R、G、B)のデータ量が削減された統合情報がラインバッファ130に書き込まれるので、外部から受信した1ラインごとの映像信号(R、G、B)そのものがラインバッファ130に書き込まれる場合に比べて、ラインバッファ130へのアクセス時間を減らすことができる。これは、映像信号(R、G、B)の書き込みに要する電力を削減することにつながる。
なお、外部から受信した1ラインごとの映像信号(R、G、B)は、複数の画素が並んで構成される表示ラインのための映像データであり、第1の映像データの一例である。当該映像信号(R、G、B)のbit精度(本実施の形態では、10bit)は、第1のbit精度の一例である。
同期制御部120は、映像信号(R、G、B)が表示部12に表示されるタイミングを制御するための制御部である。同期制御部120は、外部から垂直同期信号VS、水平同期信号HSおよび映像期間信号DEを受信し、デューティ制御部150及びラインバッファ130に出力する。
ラインバッファ130は、映像信号(R、G、B)に基づく情報を一時的に保持するバッファである。本実施の形態では、ラインバッファ130は、変換部110で変換された情報を保持し、所定のタイミングで復元部140に出力する。
ラインバッファ130は、例えば、数行分の映像信号(R、G、B)に基づく情報を一時的に保持可能な容量を有する。ラインバッファ130は、メモリの一例である。
復元部140は、ラインバッファ130から統合情報を読み出し、bit精度が変換された1ラインごとの映像信号(R、G、B)を、もとのbit精度に変換しなおす。復元部140は、統合情報から、外部から受信した1ラインごとの映像信号(R、G、B)を復元する処理を行う。復元部140の詳細は後述する。
なお、復元部140により統合情報がラインバッファ130から読み出されるので、外部から受信した1ラインごとの映像信号(R、G、B)そのものをラインバッファ130から読み出す場合に比べて、ラインバッファ130へのアクセス時間を減らすことができる。これは、映像信号(R、G、B)の読み出しに要する電力を削減することにつながる。また、復元部140は、統合情報から、外部から受信した1ラインごとの映像信号(R、G、B)を復元することができるので、画質の劣化が起こりにくい。
デューティ制御部150は、映像信号(R、G、B)が所望のタイミングで表示部12に表示されるように、ゲート駆動回路14を制御するためのゲート制御信号を生成する。デューティ制御部150は、生成したゲート制御信号をゲート駆動回路14に出力する。本実施の形態では、デューティ制御部150は、垂直同期信号VS又は映像期間信号DEの受信を検出する。
また、デューティ制御部150は、発光期間及び消光期間を一定の間隔で繰り返す複数のサブフレーム期間を実行させるゲート制御信号を生成してもよい。デューティ制御部150は、フレーム期間の開始を示す信号を検出すると、検出時に実行するサブフレーム期間の次のサブフレーム期間では、消光期間中に初期化期間を実行させるゲート制御信号を生成する。デューティ制御部150は、それ以外すなわちフレーム期間の開始を示す信号を検出しないときには、一定の間隔の発光期間及び消光期間からなるサブフレーム期間を繰り返し実行させるゲート制御信号を生成する。
デューティ制御部150は、入力されるサブフレーム期間の長さ、初期化パラメータ、及び、消光パラメータと、フレーム期間の開始を示す信号の有無と、サブフレーム期間の消光期間の開始時点からのカウント値(タイマー値)とに基づいて、発光素子32の発光及び消光を制御するためのゲート制御信号を生成し、ゲート駆動回路14に出力する。
[1-3-1.変換部の構成]
次に、変換部110について、さらに、図4~図8を参照しながら説明する。図4は、本実施の形態に係る変換部110の機能構成を示すブロック図である。
図4に示すように、変換部110は、前処理バッファ111と、算出部112と、抽出部113と、決定部114と、変換処理部115とを備える。
前処理バッファ111は、外部から受信した1ラインごとの映像信号(R、G、B)を一時的に保持するバッファである。前処理バッファ111は、決定部114により変換後のbit精度が決定されるまでの間、映像信号(R、G、B)を保持する。
算出部112は、1ラインごとの映像信号(R、G、B)に基づいて、当該ラインの映像信号(R、G、B)の代表値を算出する。算出部112は、当該ラインを構成する複数の画素それぞれの階調値に基づいて、当該ラインにおける階調値の代表値を算出するとも言える。算出部112は、1ラインに対して1つの代表値を算出する。代表値は、当該ラインにおける階調値の最小値以上であり、かつ、当該ラインにおける階調値の最大値以下の値であればよい。以下では、代表値が当該ラインにおける複数の画素の階調値の平均値である例について説明するがこれに限定されず、複数の画素の階調値の最大値、最小値、中央値、最頻値等であってもよい。また、代表値は、過去のフレームにおける複数の画素の階調値(1ラインごとの映像信号(R、G、B))に基づいて算出されてもよい。代表値は、例えば、直近のフレーム(例えば、1つ前のフレーム)の複数の画素の階調値の平均値、最大値、最小値、中央値、最頻値等のいずれかであってもよい。
図5は、1ラインの階調値の例を示す図である。図5では、1ラインの映像信号の表示と、画素位置及び階調値の関係を示すグラフとを示す。当該ラインでは、中央が明るく、左右が暗い映像が表示される。
図5に示すように、算出部112は、各画素の階調値に基づいて、当該ラインの階調値の平均値を算出する。算出部112は、例えば、1ラインの各画素の階調値を足し合わせて当該1ラインの画素数で除算することで平均値を算出してもよい。また、算出部112は、演算回路(例えば、乗算器又は除算器)での処理が複雑になることを抑制する観点から、1ラインの画素数が2のべき乗ではない場合、1ラインの画素数が2のべき乗となるようにダミーの画素の階調値を用いて平均値を算出してもよい。算出部112は、例えば、1ラインの画素数が900ピクセルである場合、当該900ピクセルの画素の階調値と、ダミーの124ピクセルの画素の階調値とを用いて平均値を算出してもよい。ダミーの124ピクセルの画素の階調値は、例えば、算出部112が算出した平均値であってもよいし、予め定められた固定値であってもよい。固定値は、外部から受信した映像信号(R、G、B)のbit精度に基づく値であってもよく、例えば、当該bit精度の中間値であってもよい。映像信号(R、G、B)のbit精度が10bitである場合、bit精度の中間値は512となる。なお、算出部112が平均値を算出する方法は上記に限定されず、既存のいかなる方法が用いられてもよい。算出部112は、映像信号(R、G、B)が示す1ラインの各画素の階調値の代表値を取得する取得部として機能する。
図4を再び参照して、抽出部113は、1ラインごとの映像信号(R、G、B)に基づいて、当該ラインの映像信号(R、G、B)の最大値及び最小値を抽出する。抽出部113は、例えば、当該ラインを構成する複数の画素それぞれの階調値の中から最も大きい階調値を抽出し、抽出した階調値を当該ラインの最大値とし、当該ラインを構成する複数の画素それぞれの階調値の中から最も小さい階調値を抽出し、抽出した階調値を当該ラインの最小値とする。
図5の場合、抽出部113は、中央付近の画素の階調値を最大値と判定し、右端の画素の階調値を最小値と判定する。抽出部113は、映像信号(R、G、B)が示す1ラインの各画素の階調値の最大値及び最小値を取得する取得部として機能する。
図4を再び参照して、決定部114は、算出部112が算出した平均値と、抽出部113が抽出した階調値の最大値及び最小値とに基づいて、当該ラインの映像信号(R、G、B)における変換後のbit精度を決定する。変換後のbit精度は、第2のbit精度の一例であり、映像信号(R、G、B)のbit精度以下のbit精度である。また、変換後のbit精度は、1ラインで共通である。
このように、決定部114は、当該フレームの当該ラインの映像信号(R、G、B)に基づいて、変換後のbit精度を動的に決定する。変換後のbit精度は、例えば、ラインごとに異なり得る。
図6は、本実施の形態に係る差分最大値とbit精度との関係を示すテーブルである。
決定部114は、例えば、最大値、平均値及び最小値と、図6に示すテーブルとに基づいて、bit精度を決定する。決定部114は、最大値から平均値を減算した第1差分と、平均値から最小値を減算した第2差分とを算出し、第1差分及び第2差分のうち大きい方の差分を差分最大値とし、図6のテーブルから変換後のbit精度を決定する。
決定部114は、差分最大値が512以上である場合、変換後のbit精度を10bit、つまりbit変換しないと判定し、差分最大値が256以上512未満である場合、変換後のbit精度を9bitと判定し、差分最大値が128以上256未満である場合、変換後のbit精度を8bitと判定する。差分最大値が128未満の場合も同様に、決定部114は、図6に示すテーブルに基づいて変換後のbit精度を決定する。このように、決定部114は、差分最大値を表現可能な最小のbit精度を変換後のbit精度であると決定する。
なお、図6では、bit精度が1ビット刻みである例について示しているがこれに限定されない。テーブルは、10bitより小さい1以上のbit精度及び当該bit精度に変換するときの差分最大値を含んでいればよい。テーブルは、例えば、2ビット刻みのテーブルであってもよい。
なお、決定部114は、少なくとも階調値の最大値及び最小値に基づいて、当該ラインの映像信号(R、G、B)における変換後のbit精度を決定すればよい。決定部114は、例えば、階調値の最大値又は最小値が代表値として用いられる場合、最大値から最小値を減算した差分を差分最大値として用いて、変換後のbit精度を決定してもよい。また、決定部114は、符号bitが含まれるか否かを判定し、判定結果を変換後のbit精度を示すbti精度情報に含めてもよい。
変換処理部115は、前処理バッファ111に保存されている外部から受信した1ラインごとの映像信号(R、G、B)と、決定部114が決定した変換後のbit精度と、算出部112が算出した平均値とに基づいて、ラインバッファ130に保存するための映像データ(後述する変換済データ)を含む統合情報を生成し、ラインバッファ130に出力する。変換処理部115は、各画素の階調値と算出部112が算出した平均値とに基づいて、映像信号(R、G、B)を、決定されたbit精度の変換済データに変換する。変換処理部115は、各画素の階調値と算出部112が算出した平均値との差分を、各画素の変換済データとして、各画素の変換済みデータを含む統合情報を生成する。このような統合情報は、外部から受信した1ラインごとの映像信号(R、G、B)からデータ量が削減された情報であり得る。
図7は、差分最大値が12の場合の変換前後のデータのイメージを示す図である。変換前では、1つの枠が1つの画素のデータを示し、変換後では符号bit及び差分の組が1つの画素のデータを示している。図5では、6画素分の映像データのイメージ図を示す。枠内の数値は、映像データのbit精度を示している。変換前の映像データは、外部から受信した映像信号(R、G、B)のbit精度である10bitである。なお、差分最大値が12である場合、決定部114は、変換後のbit精度を4bitであると決定する。
変換処理部115は、各画素において、階調値と平均値との差分を当該画素の変換後の階調値として変換済データを生成する。当該差分は、最大でも12であるので、4bitで表現可能である。このように、変換処理部115は、10bitで表現されている階調値を、平均値からの差分を示す4bitの階調値に変換する。変換処理部115は、各画素において、10bitの階調値を一律に4bitに変換する。これにより、10bitの映像データ(映像信号(R、G、B))を4bitのデータに変換することができる。
また、変換処理部115は、変換後の階調値(差分)に符号bitを追加してもよい。符号bitは、複数の画素のそれぞれにおける、差分が正の値であるか負の値であるかを表すためのビットである。なお、代表値として最大値又は最小値が用いられた場合、符号bitは含まれなくてもよい。
図8は、本実施の形態に係る統合情報のデータ構造を示す図である。
図8は、統合情報は、ヘッダ情報と変換済データとを含む。ヘッダ情報は、平均値とbit精度とを含む。統合情報は、ヘッダ情報と1ライン分の符号bit及び差分を含む変換済データとを1つのデータのまとまりとした情報である。
平均値は、算出部112が外部から受信した1ラインの映像信号(R、G、B)(10bit)から算出した平均値(10bit)である。つまり、平均値は、図7において10bitから4bitに変換する際に用いられた平均値に相当し、1ラインの映像信号(R、G、B)のbit精度で示される階調値である。bit精度は、変換済データにおける各画素の階調値のbit精度を示し、bit精度情報とも記載する。図7の例の場合、bit精度情報が示すbit精度は、4bitである。当該bit精度情報は、差分(変換された階調値)をもとの10bitの階調値に復元する際に用いられる。bit精度情報は、例えば、外部からの映像信号(R、G、B)のbit精度(本実施の形態では、10bit)を表現可能なbit精度の情報である。映像信号(R、G、B)のbit精度が10bitである場合、bit精度情報は、4bitの情報である。bit精度情報は、変換後のbit精度に関わらず、4bitの情報で示される。
変換済データは、各画素の差分を示すデータ部分であり、図7に示す符号bit及び差分が並んで構成される。変換済データは、第2の映像データの一例である。
変換処理部115は、図8に示す統合情報を生成し、ラインバッファ130に出力する。
上記のように、変換部110は、外部から受信した1ラインの映像信号(R、G、B)から平均値を算出し、当該平均値を用いて映像信号のデータ量を削減することができる。つまり、変換部110は、符号化テーブル等を用いることなく、映像信号(R、G、B)のデータ量を削減してラインバッファ130に書き込むことができる。これにより、変換部110が統合情報をラインバッファ130に書き込むために当該ラインバッファ130にアクセスする時間を、映像信号そのもの(非圧縮の信号)を書き込む場合に比べて短縮することができるので、その結果ラインバッファ130で消費される電力を減らすことができる。
[1-3-2.復元部の構成]
次に、復元部140について、さらに、図9及び図10を参照しながら説明する。図9は、本実施の形態に係る復元部140の機能構成を示すブロック図である。
図9に示すように、復元部140は、分割部141と、後処理ラッチ142と、平均値保持部143と、bit精度保持部144と、復元処理部145とを備える。
分割部141は、ラインバッファ130から読み出した統合情報を、平均値と、bit精度と、変換済データとに分割し、平均値を平均値保持部143に出力し、bit精度をbit精度保持部144に出力し、変換済データを後処理ラッチ142に出力する。
後処理ラッチ142は、分割部141から取得した変換済データを一時的に保持するバッファである。後処理ラッチ142は、復元処理部145においてデータの復元が行われるまでの間、変換済データを保持する。
平均値保持部143は、分割部141から取得した平均値を一時的に保持する。
bit精度保持部144は、分割部141から取得したbit精度を一時的に保持する。
復元処理部145は、表示部12に表示するための映像データを生成し、ソース駆動回路16に出力する。復元処理部145は、後処理ラッチ142に保持している変換済データと、平均値保持部143が保持している平均値と、bit精度保持部144が保持しているbit精度とに基づいて、変換済データを外部から受信した映像信号(R、G、B)に復元する処理を行う。復元処理部145は、変換済データのbit精度(例えば、4bit)を、外部から受信した映像信号(R、G、B)のbit精度(例えば、10bit)に再変換するとも言える。
図10は、差分最大値が12の場合の復元前後のデータのイメージを示す図である。図10では、6画素分の映像データのイメージ図を示す。枠内の数値は、映像データのbit精度を示している。復元前の映像データは、変換部110によりbit変換された変換済データであり、4bitで示される。
復元処理部145は、各画素において、平均値と変換済データに含まれる各画素の差分とを加算又は減算することで、各画素の10bitの階調値を復元する。復元処理部145は、各画素において、4bitで示される差分を一律に10bitの階調値に復元する。復元処理部145は、符号bitがプラスを示す場合、平均値と差分とを加算することで当該画素の10bitの階調値を復元する。また、復元処理部145は、符号bitがマイナスを示す場合、平均値から差分を減算することで当該画素の10bitの階調値を復元する。このように復元された映像データは、外部から受信した1ラインごとの映像信号(R、G、B)(映像データ)そのものであるので、表示される映像には画質の劣化が生じない。
上記のように、復元部140は、統合情報を用いて映像信号(R、G、B)を復元することができる。つまり、復元部140は、復元テーブル等を用いることなく、データを復元することができる。また、統合情報は圧縮されたデータであり、復元部140が統合情報をラインバッファ130から読み出すために当該ラインバッファ130にアクセスする時間を、映像信号そのもの(非圧縮の信号)を読み出す場合に比べて短縮することができるので、その結果ラインバッファ130で消費される電力を減らすことができる。
[2.制御装置の動作]
上記のように構成される制御装置20の動作について、図11~図13を参照しながら説明する。まずは、変換部110の動作について、図11及び図12を参照しながら説明する。図11は、本実施の形態に係る制御装置20の動作(変換方法)の第1例を示すフローチャートである。図11では、変換部110における処理を示しており、具体的には、第1のbit精度の第1の映像データを変換してラインバッファ130に書き込むための第1の映像データの変換方法を示す。以下では、算出部112が代表値として平均値を算出する例について説明する。
図11に示すように、変換部110は、1ラインの映像データ(映像信号(R、G、B))を取得すると、取得した映像データから階調値の平均値を算出する(S11)。算出部112は、1ラインの複数の画素それぞれの階調値に基づいて、当該ラインの階調値の平均値を算出し、算出した平均値を決定部114に出力する。
次に、抽出部113は、1ラインの映像データに基づいて、当該ラインにおける階調値の最大値及び最小値を抽出する(S12)。算出部112は、1ラインの複数の画素それぞれの階調値に基づいて、当該ラインの階調値の最大値及び最小値を抽出し、抽出した最大値及び最小値を決定部114に出力する。
ステップS11及びS12は、取得ステップの一例である。
次に、決定部114は、最大値、平均値及び最小値に基づいて、当該ラインにおける階調値の差分を算出する(S13)。決定部114は、最大値から平均値を減算することで第1差分を算出し、平均値から最小値を減算することで第2差分を算出する。決定部114は、ステップS13において、平均値を基準とした2つの差分を算出する。
次に、決定部114は、算出した差分(第1の差分及び第2の差分)に基づいて、映像データの変換後のbit精度を決定する(S14)。決定部114は、第1差分及び第2差分のうち大きい方の差分である差分最大値に基づいて、変換後のbit精度を決定する。決定部114は、例えば、当該差分最大値を表現可能なbit精度のうち最も小さいbit精度を、変換後のbit精度に決定する。
決定部114は、決定した変換後のbit精度を変換処理部115に出力する。また、決定部114は、算出部112から取得した平均値を変換処理部115に出力してもよい。ステップS14は、決定ステップの一例である。
図12は、本実施の形態に係る平均値と差分最大値とにより決定されるbit精度の一例を示す図である。なお、図12のbit精度における「+1」は、符号bitを示す。
図12に示すように、階調値の平均値が700であり、差分最大値が700(例えば、最小値が0)である場合、及び、階調値の平均値が512であり、差分最大値が512(例えば、最小値が0)である場合、決定部114は、変換後のbit精度を10bitである、つまり、bit精度を変換しないことを決定する。
また、階調値の平均値が761であり、差分最大値が262(例えば、最大値が1023)である場合、決定部114は、変換後のbit精度を9bitに決定する。また、階調値の平均値が861であり、差分最大値が162(例えば、最大値が1023)である場合、決定部114は、変換後のbit精度を8bitに決定する。変換後のbit精度が8bitである場合、符号bitを含めても10bit未満となるので、データ量の削減が可能となる。
また、階調値の平均値が996であり、差分最大値が27(例えば、最大値が1023)である場合、決定部114は、変換後のbit精度を5bitに決定する。また、階調値の平均値が1016であり、差分最大値が7(例えば、最大値が1023)である場合、決定部114は、変換後のbit精度を3bitに決定する。
このように、決定部114は、1ラインにおける差分最大値が小さいほど、変換後のbit精度を小さな値に決定する。言い換えると、決定部114は、1ラインにおける差分最大値が小さいほど、データ量削減効果が大きくなるbit精度に決定するとも言える。これにより、自然画等の近い階調が多く存在する映像を表示する場合に、特にデータ量を大幅に削減する、つまり高圧縮率を実現することができる。
図11を再び参照して、次に、変換処理部115は、決定されたbit精度に基づいて、前処理バッファ111に保存されている映像データを変換する(S15)。変換処理部115は、各画素の階調値と平均値との差分を算出し、当該差分を当該画素の変換後の階調値とすることで映像データのbit精度を変換する。ステップS15は、変換ステップの一例である。
次に、変換処理部115は、平均値、bit精度情報、及び、変換済データを含む統合情報を生成しラインバッファ130に出力することで、統合情報をラインバッファ130に書き込む(S16)。変換処理部115は、ステップS16において、代表値と、bit精度情報と、変換済データとを対応付けてラインバッファに書き込む。これにより、10bitの映像データそのものをラインバッファ130に書き込む場合に比べて、書き込むためにラインバッファ130にアクセスする時間を短縮することができる。ステップS16は、書き込みステップの一例である。また、変換処理部115は、平均値と、第2のbit精度と、第2の映像データとを対応付けてラインバッファ130に書き込む書き込み部としても機能する。
なお、変換部110は、1ラインごとに図11に示す処理を実行してもよいし、2以上のラインごとに図11に示す処理を実行してもよい。1ラインごとに図11に示す処理を実行する場合、ラインごとに階調値の最大値及び最小値に応じた変換後のbit精度を決定できるので、より効果的にデータ量を削減することができる。また、例えば、変換部110は、2ラインごとに図11に示す処理を実行する場合、最大値、平均値及び最小値を、当該2ラインに含まれる各画素の階調値から取得する。これにより、2ライン分の変換済データに対して1つのヘッダ情報を付与すればよいので、ヘッダ情報のデータ量を減らすことができる。
なお、上記のように、変換部110における処理が行われるが、当該処理において消費される電力は、複数ラインのバッファを持つラインバッファ130に対して十分小さい。
続いて、復元部140の動作について、図13を参照しながら説明する。図13は、本実施の形態に係る制御装置20の動作(復元方法)の第2例を示すフローチャートである。図13では、復元部140における処理を示しており、具体的には、第1のbit精度の第1の映像データが変換された第1のbit精度以下の第2のbit精度の第2の映像データから第1の映像データを復元する復元方法を示す。以下では、代表値が平均値である例について説明する。
図13に示すように、復元部140は、所望のタイミングでラインバッファ130から統合情報を読み出す(S21)。復元部140は、変換済データと、変換済データのbit精度(第2のbit精度)と、代表値とを読み出す。ここで読み出される統合情報は、変換部110により映像データのbit精度が変換された変換済データを含むので、10bitの映像データそのものを読み出す場合に比べて、読み出すためにラインバッファ130にアクセスする時間を短縮することができる。ステップS21は、読み出しステップの一例である。
次に、分割部141は、統合情報を、平均値、bit精度情報及び変換済データの3つに分割することで、統合情報から平均値及びbit精度情報を抽出する(S22)。分割部141は、平均値を平均値保持部143に出力し、bit精度をbit精度保持部144に出力し、変換済データを後処理ラッチ142に出力する。
bit精度保持部144は、bit精度を保持し、所望のタイミングで復元処理部145にbit精度を出力する。
次に、復元処理部145は、bit精度保持部144から取得したbit精度に基づいて、変換済データを分割する(S23)。復元処理部145は、変換済データを、各画素のそれぞれに対応するデータに分割する。復元処理部145は、図10の復元前に示すように、変換済データを符号bit及び差分の組に分割する。1つの組は、1つの画素に対応するデータである。ステップS23は、分割ステップの一例である。
次に、復元処理部145は、平均値に基づいて、変換済データから映像データを復元する(S24)。復元処理部145は、ステップS23で分割された各画素のデータと、平均値とに基づいて、変換済データからもとの映像データ(変換前の映像信号(R、G、B))を復元する。分割された各データは、当該画素の階調値及び平均値に応じた値であり、当該画素における第1のbit精度の階調値と代表値との差分を示す。復元処理部145は、各画素のそれぞれにおいて、当該画素の差分と平均値とを演算することで、もとの映像データを復元する。復元処理部145は、平均値(10bit)に当該画素の差分(4bit)を加算又は減算することで、当該画素の階調値(10bit)を復元する。ステップS24は、復元ステップの一例である。
なお、変換済データに符号bitが含まれる場合、復元処理部145は、符号bitが正の値を示す場合、当該画素の差分と平均値とを加算した値を当該画素の第1のbit精度(10bit)の階調値とし、符号bitが負の値を示す場合、平均値から当該画素の差分を減算した値を当該画素の第1のbit精度(10bit)の階調値とする。
次に、復元処理部145は、復元した映像データを後段に出力する(S25)。復元処理部145は、所望のタイミングでソース駆動回路16に復元した映像データを出力する。
なお、上記のように、復元部140における処理が行われるが、当該処理において消費される電力は、複数ラインのバッファを持つラインバッファ130に対して十分小さい。
[3.適用例]
上記のような変換方法の適用例について、図14~図16を参照しながら説明する。図14は、本実施の形態に係る制御装置20が外部メモリ(例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)230)に映像データを保存する場合の構成を示す図である。
図14に示すように、基板210にはASIC(Application Specific Integrated Circuit)220と、DRAM230とが実装されている。なお、ASIC220及びDRAM230が実装された基板210である実装基板は、映像信号を処理するあらゆる電気機器に用いられてもよい。実装基板は、例えば、テレビ等の表示装置に用いられてもよいし、カメラ等の撮像装置に用いられてもよいし、レコーダ等の録画再生装置に用いられてもよいし、スマートフォン等の携帯端末に用いられてもよい。
ASIC220は、基板210に実装される半導体集積回路(IC:Integrated Circuit)の一例であり、前処理バッファ221と、変換部222と、メモリ制御部223と、DRAM制御部224と、入出力部225と、復元部228とを有する。図14では、前処理バッファ221を変換部222の外部の構成として図示している。
前処理バッファ221は、図3に示す前処理バッファ111に対応し、外部から受信した1ラインごとの映像信号(R、G、B)を一時的に保持するバッファである。前処理バッファ221の容量は、DRAM230の容量より小さい。言い換えると、前処理バッファ221における書き込み及び読み出しに必要な消費電力は、DRAM230における書き込み及び読み出しに必要な消費電力より小さい。
変換部222は、図3に示す変換部110から前処理バッファ111以外の構成を含み、前処理バッファ221に記憶されている1ラインの映像信号(R、G、B)のbit精度を、当該1ラインの映像信号(R、G、B)の階調値に応じたbit精度に変換する処理を行う。変換部222が実行する処理は、図11に示す処理であってもよい。
メモリ制御部223は、変換部222で生成された統合情報に関する制御を行う。図14の例では、統合情報のDRAM230への書き込み及び読み出しを行うことをDRAM制御部224に指示する。
DRAM制御部224は、DRAM230へのデータの書き込み及び読み出しを制御する。DRAM制御部224は、メモリ制御部223からの指示に基づいて、統合情報のDRAM230への書き込み、及び、統合情報のDRAM230からの読み出しを制御する。
入出力部225は、DRAM制御部224とDRAM230とを電気的に接続する部分であり、例えば、接続端子である。
復元部228は、図3に示す復元部140に対応し、DRAM230から読み出した統合情報から、外部から受信した1ラインごとの映像信号(R、G、B)を復元する処理を行う。
DRAM230は、ASIC220の外部に設けられた外部メモリであり、図3に示すラインバッファ130に対応する。DRAM230の容量は、前処理バッファ221より大きい。
なお、1つの基板210上に実装されたASIC220により、図3に示す変換部110及び復元部140の機能が実現される例を示したが、図3に示す変換部110及び復元部140の機能がそれぞれ別のASICにより実現されてもよい。また、復元部140の機能は、実装基板の外部の装置により実現されてもよい。
図15は、適用例における電力削減を説明するための図である。図15では、1ライン分の映像データの前処理バッファ221での書き込み(ライト)及び読み出し(リード)で消費される電力と、DRAM230での書き込み(ライト)及び読み出し(リード)で消費される電力とを模式的に示す。図15の横軸は時間を示し、縦軸は電力を示す。
図15に示す一点鎖線枠は、従来における実装基板で消費されている電力量を示す。従来における実装基板は、図14に示す実装基板から変換部222を除いた構成を有する。つまり、図15に示す一点鎖線は、1ラインの映像信号(R、G、B)(10bit)の書き込み及び読み出しを前処理バッファ221及びDRAM230のそれぞれで1回ずつ行った場合の電力量を示す。なお、前処理バッファ221に書き込み及び読み出しを行う場合の電力量は、図14に示す実装基板であっても、従来の実装基板であっても同じである。
図15に示すように、本実施の形態では、変換部222において映像信号(R、G、B)が変換されてデータ量が削減された統合情報がDRAM230に書き込まれる、及び、当該統合情報がDRAM230から読み出されるので、DRAM230へのアクセス時間が短くなる。これにより、図15に示す電力削減分の電力量を削減することができる。なお、削減される電力量は、変換済データのbit精度に応じて異なり、bit精度が小さいほど(つまり、高圧縮率であるほど)大きくなる。
例えば、bit精度が10bitである映像データをDRAM230に書き込む又は読み出すときのDRAMアクセス時間を100%とすると、bit精度が9bitである場合(例えば、変換済データのbit精度が8bitであり、符号bitのbit精度が1bitである場合)、DRAMアクセス時間は90%となり、bit精度が6bitである場合(例えば、変換済データのbit精度が5bitであり、符号bitのbit精度が1bitである場合)、DRAMアクセス時間は60%となり、bit精度が4bitである場合(例えば、変換済データのbit精度が3bitであり、符号bitのbit精度が1bitである場合)、DRAMアクセス時間は40%となる。つまり、bit精度が9bitである場合、DRAMアクセス時間が10%削減され、bit精度が6bitである場合、DRAMアクセス時間が40%削減され、bit精度が4bitである場合、DRAMアクセス時間が60%削減される。本適用例の実装基板では、このDRAMアクセス時間の削減量に応じた電力量を削減可能である。
変換方法の他の適用例について、図16を参照しながら説明する。図16は、本実施の形態に係る制御装置20が内蔵メモリ(例えば、SRAM(Static Random Access Memory)227)に映像データを保存する場合の構成を示す図である。なお、図14に示す実装基板と同一又は類似の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。図16に示すように、ASIC220aは、図14に示すASIC220に加えてSRAM制御部226とSRAM227とを有する。
メモリ制御部223は、さらに、統合情報のSRAM227への書き込み及び読み出しを行うことをSRAM制御部226に指示する。
SRAM制御部226は、SRAM227へのデータの書き込み及び読み出しを制御する。SRAM制御部226は、メモリ制御部223からの指示に基づいて、統合情報のSRAM227への書き込み、及び、統合情報のSRAM227からの読み出しを制御する。
SRAM227は、ASIC220aに内蔵された内蔵メモリであり、図3に示すラインバッファ130に対応する。SRAM227の容量は、前処理バッファ221より大きい。
復元部228は、SRAM227又はDRAM230から読み出した統合情報から、外部から受信した1ラインごとの映像信号(R、G、B)を復元する処理を行う。
このように内蔵されたSRAM227への統合情報の書き込み及び読み出しが行われることで、SRAM227へのアクセス時間を短くすることができる。また、SRAM227が書き込みと読み出しとを同時にできる機能を有する場合、本開示の変換方法であれば、より効果的に電力量を削減することができる。
[4.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る変換方法は、第1のbit精度の第1の映像データを変換してラインバッファ130(メモリの一例)に書き込むための第1の映像データの変換方法である。第1の映像データは、複数の画素が並んで構成される1以上の表示ラインにおける映像データである。変換方法は、第1の映像データに基づいて、複数の画素の階調値の平均値(代表値の一例)、最大値及び最小値を取得する取得ステップ(S11、S12)と、取得された最大値及び最小値に基づいて、第1の映像データの変換後のbit精度である第2のbit精度であって、第1のbit精度以下の第2のbit精度を決定する決定ステップ(S14)と、平均値と複数の画素の階調値とに基づいて、第1のbit精度の第1の映像データを、決定された第2のbit精度の第2の映像データに変換する変換ステップ(S15)と、平均値と、第2のbit精度と、第2の映像データとを対応付けてラインバッファ130に書き込む書き込みステップ(S16)とを含む。
これにより、保存される映像データは、bit精度が下げられたデータとなり、保存される際のデータ量を削減することができるので、保存される映像データを書き込む際にメモリにアクセスする時間を短くすることができる。また、差分と代表値とによりもとの映像データを復元することが可能であるので、画質を維持することができる。また、もとの映像データの階調値に基づいて変換されるので、符号化テーブル等の特殊な変換テーブルを用いずに簡易な方法で変換することができる。よって、本実施の形態に係る変換方法によれば、画質を維持しつつ、簡易な方法でメモリアクセスに書き込むときの消費電力を削減可能することができる。
また、決定ステップでは、最大値と平均値との第1の差分、及び、平均値と最小値との第2の差分を算出し、算出された第1の差分及び第2の差分に基づいて、第2のbit精度を決定する。
これにより、第1差分及び第2差分を算出するだけで変換後の第2のbit精度を決定することができる。
また、決定ステップでは、第1の差分及び第2の差分のうち大きい方の差分を表現可能なbit精度を第2のbit精度に決定する。
これにより、変換により失われるデータをなくすことができるので、より確実に画質を維持した中で、メモリアクセスに書き込むときの消費電力を削減可能することができる。
また、変換ステップでは、複数の画素のそれぞれにおいて、当該画素の階調値と平均値との差分を算出し、複数の画素それぞれの差分を第2の映像データとする。
これにより、差分を算出するだけで変換後のデータを取得することができる。
また、第2の映像データは、複数の画素のそれぞれにおける、差分が正の値であるか負の値であるかを示す符号bitをさらに含む。
これにより、映像データを復元するときに、より確実にもとの映像データを復元することができる。
また、書き込みステップにおいて、第2のbit精度、及び、第2の映像データと対応付けられる平均値は、第1のbit精度の階調値である。
これにより、代表値と変換済データとにより第1のbit精度の映像データを復元することができるので、画質を維持できるデータを保存することができる。
また、平均値は、複数の画素の階調値の平均値、又は、中央値である。
これにより、当該フレーム映像データのみを用いてデータ量を削減することができる。
また、平均値は、過去のフレームにおける複数の画素の第1の映像データに基づいて算出されてもよい。
これにより、表示される映像の明るさが大きく変化しないフレームが続く場合等において、当該フレームの代表値を事前に算出することができる。
また、以上のように、本実施の形態に係る復元方法は、第1のbit精度の第1の映像データが変換された第1のbit精度以下の第2のbit精度の第2の映像データから第1の映像データを復元する復元方法である。第1の映像データは、複数の画素が並んで構成される1以上の表示ラインのための映像データであり、第2の映像データと、第2のbit精度と、第1の映像データに基づいて算出された、複数の画素の階調値の代表値とが対応付けてラインバッファ130(メモリの一例)に記憶されている。復元方法は、第2の映像データと、第2のbit精度と、平均値(代表値の一例)とをラインバッファ130から読み出す読み出しステップ(S21)と、第2のbit精度に基づいて、第2の映像データを複数の画素それぞれに対応するデータに分割する分割ステップ(S23)と、分割された各データが示す当該画素の階調値及び平均値に応じた値と、平均値とに基づいて、第2の映像データを第1のbit精度の第1の映像データに復元する復元ステップ(S24)とを含む。
これにより、読み出される統合情報は、もともとの映像データよりデータ量が削減されているので、データの読み出しの際にメモリにアクセスする時間を短くすることができる。また、読み出される情報に、差分と代表値とが含まれることで、映像データを変換前の映像データに復元することが可能であるので、画質を維持することができる。よって、復元方法によれば、画質を維持しつつ、簡易な方法でメモリアクセスから読み出すときの消費電力を削減可能することができる。
また、分割された各データは、当該画素における第1のbit精度の階調値と平均値との差分を示しており、復元ステップでは、複数の画素のそれぞれにおいて、当該画素の差分と平均値とを演算することで、第1の映像データを復元する。
これにより、代表値と階調値とを演算するだけで、もとの映像データを復元することができる。
また、第2の映像データは、第1の映像データにおける当該画素の階調値と平均値との差分が正の値であるか負の値であるかを示す符号bitを含み、復元ステップでは、符号bitが正の値を示す場合、当該画素の差分と平均値とを加算した値を当該画素の第1のbit精度の階調値とし、符号bitが負の値を示す場合、平均値から当該画素の差分を減算した値を当該画素の第1のbit精度の階調値とする。
これにより、符号bitが含まれている場合であっても、適切に映像データを復元することができる。
また、以上のように、本実施の形態に係る変換部110(保存装置の一例)は、第1のbit精度の第1の映像データを変換してラインバッファ130(メモリの一例)に書き込むための第1の映像データの変換を行う変換装置である。第1の映像データは、複数の画素が並んで構成される1以上の表示ラインにおける映像データである。変換部110は、第1の映像データに基づいて、複数の画素の階調値の平均値(代表値の一例)、最大値及び最小値を取得する取得部(例えば、算出部112及び抽出部113)と、取得された最大値及び最小値に基づいて、第1の映像データの変換後のbit精度である第2のbit精度であって、第1のbit精度以下の第2のbit精度を決定する決定部114と、平均値と複数の画素それぞれの階調値とに基づいて、第1のbit精度の第1の映像データを、決定された第2のbit精度の第2の映像データに変換する変換処理部115と、平均値と、第2のbit精度と、第2の映像データとを対応付けてラインバッファ130に書き込む変換処理部115(書き込み部の一例)とを備える。
これにより、上記の変換方法と同様の効果を奏する。
また、以上のように、本実施の形態に係る復元部140(復元装置の一例)は、第1のbit精度の第1の映像データが変換された第1のbit精度以下の第2のbit精度の第2の映像データから第1の映像データを復元する復元装置である。第1の映像データは、複数の画素が並んで構成される1以上の表示ラインのための映像データである。また、第2の映像データと、第2のbit精度を示すbit精度情報と、第1の映像データに基づいて算出された、複数の画素の階調値の平均値(代表値の一例)とが対応付けてメモリに記憶されている。復元部140は、第2の映像データと、bit精度情報と、平均値とをメモリから読み出す分割部141(読み出し部の一例)と、第2のbit精度に基づいて、第2の映像データを複数の画素それぞれに対応するデータに分割する分割部141と、分割された各データが示す当該画素の階調値と、平均値とに基づいて、第2の映像データを第1のbit精度の第1の映像データに復元する復元処理部145とを備える。
これにより、上記の復元方法と同様の効果を奏する。
(その他の実施の形態)
以上、一つ又は複数の態様に係る制御装置等について、各実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この各実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示に含まれてもよい。
例えば、上記実施の形態では、半導体集積回路がASICである例について説明したが、これに限定されず、変換部及び復元部の少なくとも一方の機能を有する他の半導体集積回路であってもよい。半導体集積回路は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)等であってもよい。FPGAは、プログラムすることが可能な半導体集積回路である。
また、上記実施の形態では、決定部は図6に示すテーブルに基づいて変換後のbit精度を決定する例について説明したが、変換後のbit精度の決定方法はこれに限定されず、例えば、最大値及び最小値を用いた所定の演算により変換後のbit精度が算出されてもよい。
また、上記実施の形態等において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)又はプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、フローチャートにおける各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためのものであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が他のステップと同時(並列)に実行されてもよいし、上記ステップの一部は実行されなくてもよい。
また、ブロック図における機能ブロックの分割は一例であり、複数の機能ブロックを一つの機能ブロックとして実現したり、一つの機能ブロックを複数に分割したり、一部の機能を他の機能ブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数の機能ブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。
また、上記実施の形態等に係る制御装置は、単一の装置(例えば、単一のICチップ)として実現されてもよいし、複数の装置(例えば、複数のICチップ)により実現されてもよい。例えば、変換部と復元部とは、別々の装置(変換装置及び復元装置)であり、互いに通信可能に接続されていてもよい。
また、上記実施の形態等で説明した制御装置の各構成要素は、ソフトウェアとして実現されても良いし、典型的には、集積回路であるLSIとして実現されてもよい。これらは、個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)又は、LSI内部の回路セルの接続若しくは設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。更には、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて構成要素の集積化を行ってもよい。
システムLSIは、複数の処理部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含んで構成されるコンピュータシステムである。ROMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
また、本開示の一態様は、図11に示される変換方法、及び、図13に示される復元方法のいずれかに含まれる特徴的な各ステップをコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであってもよい。
また、例えば、プログラムは、コンピュータに実行させるためのプログラムであってもよい。また、本開示の一態様は、そのようなプログラムが記録された、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体であってもよい。例えば、そのようなプログラムを記録媒体に記録して頒布又は流通させてもよい。例えば、頒布されたプログラムを、他のプロセッサを有する装置にインストールして、そのプログラムをそのプロセッサに実行させることで、その装置に、上記各処理を行わせることが可能となる。
また、これらの全般的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータで読み取り可能なCD-ROM等の非一時的記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又は記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。プログラムは、記録媒体に予め記憶されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
本開示は、特に、高速及び高解像度の表示が要望されるテレビシステム、ゲーム機及びパーソナルコンピュータのディスプレイ等の技術分野に有用である。
1 表示装置
10 表示パネル
12 表示部
14 ゲート駆動回路
16 ソース駆動回路
20 制御装置
30 画素回路
32 発光素子
33 駆動トランジスタ
34、36、37 スイッチトランジスタ
35 選択トランジスタ
38 画素容量
39 EL容量
40 走査線
42 信号線
110、222 変換部
111、221 前処理バッファ
112 算出部(取得部)
113 抽出部(取得部)
114 決定部
115 変換処理部(書き込み部)
120 同期制御部
130 ラインバッファ(メモリ)
140、228 復元部
141 分割部
142 後処理ラッチ
143 平均値保持部
144 bit精度保持部
145 復元処理部
150 デューティ制御部
210 基板
220、220a ASIC
223 メモリ制御部
224 DRAM制御部
225 入出力部
226 SRAM制御部
227 SRAM
230 DRAM

Claims (13)

  1. 第1のbit精度の第1の映像データを変換してメモリに書き込むための前記第1の映像データの変換方法であって、
    前記第1の映像データは、複数の画素が並んで構成される1以上の表示ラインにおける映像データであり、
    前記第1の映像データに基づいて、前記複数の画素の階調値の代表値、最大値及び最小値を取得する取得ステップと、
    取得された前記最大値及び前記最小値に基づいて、前記第1の映像データの変換後のbit精度である第2のbit精度であって、前記第1のbit精度以下の第2のbit精度を決定する決定ステップと、
    前記代表値と前記複数の画素の階調値とに基づいて、前記第1のbit精度の前記第1の映像データを、決定された前記第2のbit精度の第2の映像データに変換する変換ステップと、
    前記代表値と、前記第2のbit精度と、前記第2の映像データとを対応付けて前記メモリに書き込む書き込みステップとを含む
    変換方法。
  2. 前記決定ステップでは、前記最大値と前記代表値との第1の差分、及び、前記代表値と前記最小値との第2の差分を算出し、算出された前記第1の差分及び前記第2の差分に基づいて、前記第2のbit精度を決定する
    請求項1に記載の変換方法。
  3. 前記決定ステップでは、前記第1の差分及び前記第2の差分のうち大きい方の差分を表現可能なbit精度を前記第2のbit精度に決定する
    請求項2に記載の変換方法。
  4. 前記変換ステップでは、前記複数の画素のそれぞれにおいて、当該画素の階調値と前記代表値との差分を算出し、前記複数の画素それぞれの前記差分を前記第2の映像データとする
    請求項1~3のいずれか1項に記載の変換方法。
  5. 前記第2の映像データは、前記複数の画素のそれぞれにおける、前記差分が正の値であるか負の値であるかを示す符号bitをさらに含む
    請求項4に記載の変換方法。
  6. 前記書き込みステップにおいて、前記第2のbit精度、及び、前記第2の映像データと対応付けられる前記代表値は、前記第1のbit精度の階調値である
    請求項1~5のいずれか1項に記載の変換方法。
  7. 前記代表値は、前記複数の画素の階調値の平均値、又は、中央値である
    請求項1~6のいずれか1項に記載の変換方法。
  8. 前記代表値は、過去のフレームにおける前記複数の画素の前記第1の映像データに基づいて算出される
    請求項1~6のいずれか1項に記載の変換方法。
  9. 第1のbit精度の第1の映像データが変換された前記第1のbit精度以下の第2のbit精度の第2の映像データから前記第1の映像データを復元する復元方法であって、
    前記第1の映像データは、複数の画素が並んで構成される1以上の表示ラインのための映像データであり、
    前記第2の映像データと、前記第2のbit精度と、前記第1の映像データに基づいて算出された、前記複数の画素の階調値の代表値とが対応付けてメモリに記憶されており、
    前記第2の映像データと、前記第2のbit精度と、前記代表値とを前記メモリから読み出す読み出しステップと、
    前記第2のbit精度に基づいて、前記第2の映像データを前記複数の画素それぞれに対応するデータに分割する分割ステップと、
    分割された各データが示す当該画素の階調値及び前記代表値に応じた値と、前記代表値とに基づいて、前記第2の映像データを前記第1のbit精度の前記第1の映像データに復元する復元ステップとを含む
    復元方法。
  10. 前記分割された各データは、当該画素における前記第1のbit精度の階調値と前記代表値との差分を示しており、
    前記復元ステップでは、前記複数の画素のそれぞれにおいて、当該画素の前記差分と前記代表値とを演算することで、前記第1の映像データを復元する
    請求項9に記載の復元方法。
  11. 前記第2の映像データは、前記第1の映像データにおける当該画素の階調値と前記代表値との差分が正の値であるか負の値であるかを示す符号bitを含み、
    前記復元ステップでは、前記符号bitが正の値を示す場合、当該画素の前記差分と前記代表値とを加算した値を当該画素の第1のbit精度の階調値とし、前記符号bitが負の値を示す場合、前記代表値から当該画素の前記差分を減算した値を当該画素の第1のbit精度の階調値とする
    請求項10に記載の復元方法。
  12. 第1のbit精度の第1の映像データを変換してメモリに書き込むための前記第1の映像データの変換を行う変換装置であって、
    前記第1の映像データは、複数の画素が並んで構成される1以上の表示ラインにおける映像データであり、
    前記第1の映像データに基づいて、前記複数の画素の階調値の代表値、最大値及び最小値を取得する取得部と、
    取得された前記最大値及び前記最小値に基づいて、前記第1の映像データの変換後のbit精度である第2のbit精度であって、前記第1のbit精度以下の第2のbit精度を決定する決定部と、
    前記代表値と前記複数の画素それぞれの階調値とに基づいて、前記第1のbit精度の前記第1の映像データを、決定された前記第2のbit精度の第2の映像データに変換する変換処理部と、
    前記代表値と、前記第2のbit精度と、前記第2の映像データとを対応付けて前記メモリに書き込む書き込み部とを備える
    変換装置。
  13. 第1のbit精度の第1の映像データが変換された前記第1のbit精度以下の第2のbit精度の第2の映像データから前記第1の映像データを復元する復元装置であって、
    前記第1の映像データは、複数の画素が並んで構成される1以上の表示ラインのための映像データであり、
    前記第2の映像データと、前記第2のbit精度を示すbit精度情報と、前記第1の映像データに基づいて算出された、前記複数の画素の階調値の代表値とが対応付けてメモリに記憶されており、
    前記第2の映像データと、前記bit精度情報と、前記代表値とを前記メモリから読み出す読み出し部と、
    前記第2のbit精度に基づいて、前記第2の映像データを前記複数の画素それぞれに対応するデータに分割する分割部と、
    分割された各データが示す当該画素の階調値と、前記代表値とに基づいて、前記第2の映像データを前記第1のbit精度の前記第1の映像データに復元する復元処理部とを備える
    復元装置。
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