JP2023127706A - 衛生シート積層体 - Google Patents
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Abstract
【課題】相互に一部が重なるように折り畳まれた状態の衛生シートを取出口から取り出した際、次に続く衛生シートが共に取出口から取り出されるという「ズル」の発生を抑えることができる衛生シート積層体を提供すること。【解決手段】衛生シート積層体2において、第1の衛生シート4の第3領域43の表面431は、第2の衛生シート5の第1領域51の表面511に対向している。第1の衛生シート4の第4領域44の表面441は、第2の衛生シート5の第2領域52の表面521に対向している。第1の衛生シート4の第4領域44の端部442は、第2の衛生シート5の第1領域51の端部512から離れた状態で対向している。【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、複数の衛生シートがティシュ等のように折り畳まれて容器等に収容された衛生シート積層体に関する。
従来、例えば、薬液が含浸されている複数のウェットティシュ等を容器等に収容する場合には、それぞれを三つ折りにして、重ねて配置している。そして、利用者は、容器等に形成された取出口から、この重ねられたウェットティシュを上から順に取り出す構成となっている。
また、このように重ねて配置されたウェットティシュは、利用者が取り出し易いように、最も上に配置されているウェットティシュの一部が、取出口から突出するように配置される。これをポップアップ方式という。
また、このように重ねて配置されたウェットティシュは、利用者が取り出し易いように、最も上に配置されているウェットティシュの一部が、取出口から突出するように配置される。これをポップアップ方式という。
すなわち、ポップアップ方式では、1枚のウェットティシュを取出口から取り出すと、その下に配置されているウェットティシュの一部が取出口から突出するように構成される。
このようなポップアップ方式を可能にするためには、容器等に収容されている折りたたまれたウェットティシュの一部が、他のウェットティシュの一部と重なるように配置されている必要がある。
そして、このようにウェットティシュを配置するための折り方が従来から種々提案されてきた(例えば、特許文献1)。
このようなポップアップ方式を可能にするためには、容器等に収容されている折りたたまれたウェットティシュの一部が、他のウェットティシュの一部と重なるように配置されている必要がある。
そして、このようにウェットティシュを配置するための折り方が従来から種々提案されてきた(例えば、特許文献1)。
ポップアップ方式では、第1のウェットティシュが取出口から排出されると、同時に、その下に配置されている第2のウェットティシュの一部が、第1ウェットティシュに張り付いた状態(すなわち接着された状態)で取出口から排出される。その後、第1ウェットティシュに張り付いた第2ウェットティシュの一部が、第1ウェットティシュと離れれば、第2ウェットティシュの一部が取出口から突出して「ポップアップ」状態となる。しかし、第1ウェットティシュと第2ウェットティシュとの互いの張り付き状態が強い場合があり、第2ウェットティシュが、第1ウェットティシュと離れず、そのまま排出され、いわゆる「ズル」と称される現象が生ずることもある。
ポップアップを前提にしつつも、このような「ズル」の発生を抑えるという点においては、従来から種々提案されてきた衛生シートの折り方には改善の余地がある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、相互に一部が重なるように折り畳まれた状態の衛生シートを取出口から取り出した際、次に続く衛生シートが共に取出口から取り出されるという「ズル」の発生を抑えることができる衛生シート積層体を提供することを目的とする。
前記課題は、取出口を有する収容体の内部に複数の衛生シートが折り畳まれて収容された衛生シート積層体であって、前記衛生シートは、前記取出口から順次取り出し可能とされているとともに、第1領域と第2領域と第3領域と第4領域とがこの順に並んだ構造を有し、前記第2領域は、前記取出口が形成された前記収容体の上部の側に配置され、前記第1領域は、前記衛生シートが折られることで前記第2領域の下方に配置され、前記第3領域は、前記衛生シートが折られることで前記第2領域の下方に配置され、前記第4領域は、前記衛生シートが折られることで前記第2領域と前記第3領域との間に配置され、第1の前記衛生シートにおける前記第3領域と前記第4領域との間の折り曲げ部は、前記第1の衛生シートの次に前記取出口から取り出し予定の第2の前記衛生シートにおける前記第3領域と前記第4領域との間の折り曲げ部に前記収容体の幅方向の中央部を介して対向しており、前記第1の衛生シートの前記第3領域の表面は、前記第2の衛生シートの前記第1領域の表面に対向しており、前記第1の衛生シートの前記第4領域の表面は、前記第2の衛生シートの前記第2領域の表面に対向しており、前記第1の衛生シートの前記第4領域の端部は、前記第2の衛生シートの前記第1領域の端部から離れた状態で対向していることを特徴とする本発明に係る衛生シート積層体により解決される。
本発明に係る衛生シート積層体によれば、第1の衛生シートの第4領域の端部と、第2の衛生シートの第1領域の端部と、の間に空隙(空間)を形成するので、第1の衛生シートの第4領域の端部が第2の衛生シートの第1領域の端部に接触している場合と比較して、第1の衛生シートと第2の衛生シートとの接触面積を減らし、第1の衛生シートと第2の衛生シートとの間の摩擦力を減らすことができる。これにより、「ズル」の発生をより一層抑えることができる。
本発明に係る衛生シート積層体において、好ましくは、前記第2の衛生シートにおける前記第3領域と前記第4領域との間の折り曲げ部は、前記第2の衛生シートの次に前記取出口から取り出し予定の第3の前記衛生シートにおける前記第3領域と前記第4領域との間の折り曲げ部に前記中央部を介して対向しており、前記第2の衛生シートの前記第3領域の表面は、前記第3の衛生シートの前記第1領域の表面に対向しており、前記第2の衛生シートの前記第4領域の表面は、前記第3の衛生シートの前記第2領域の表面に対向しており、前記第2の衛生シートの前記第4領域の端部は、前記第3の衛生シートの前記第1領域の端部から離れた状態で対向していることを特徴とする。
本発明に係る衛生シート積層体によれば、第2の衛生シートの第4領域の端部と、第3の衛生シートの第1領域の端部と、の間に空隙(空間)を形成するので、第2の衛生シートの第4領域の端部が第3の衛生シートの第1領域の端部に接触している場合と比較して、第2の衛生シートと第3の衛生シートとの接触面積を減らし、第2の衛生シートと第3の衛生シートとの間の摩擦力を減らすことができる。これにより、「ズル」の発生をより一層抑えることができる。
本発明に係る衛生シート積層体において、好ましくは、前記第1の衛生シートの前記第1領域の端部と、前記第1の衛生シートにおける前記第2領域と前記第3領域との間の折り曲げ部と、の間に空間が形成されたことを特徴とする。
本発明に係る衛生シート積層体によれば、第1の衛生シートの第1領域の端部と、第1の衛生シートにおける第2領域と第3領域との間の折り曲げ部と、の間に空間が形成されていない場合と比較して、第1の衛生シートと第2の衛生シートとの接触面積を減らし、第1の衛生シートと第2の衛生シートとの間の摩擦力を減らすことができる。これにより、「ズル」の発生をより一層抑えることができる。
本発明によれば、相互に一部が重なるように折り畳まれた状態の衛生シートを取出口から取り出した際、次に続く衛生シートが共に取出口から取り出されるという「ズル」の発生を抑えることができる衛生シート積層体を提供することができる。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る衛生シート積層体を表す平面図である。
図2は、本実施形態の第1の衛生シートおよび第3の衛生シートを表す模式図である。
図3は、本実施形態の第2の衛生シートを表す模式図である。
なお、図1は、説明の便宜上、本実施形態の衛生シート積層体2が容器3に収容された状態を表している。
また、図2(a)および図3(a)は、衛生シートが折り畳まれる前の状態、あるいは衛生シートが展開された後の状態を表す模式図である。図2(b)および図3(b)は、衛生シートが折り畳まれた後の状態を表す模式図である。
図2は、本実施形態の第1の衛生シートおよび第3の衛生シートを表す模式図である。
図3は、本実施形態の第2の衛生シートを表す模式図である。
なお、図1は、説明の便宜上、本実施形態の衛生シート積層体2が容器3に収容された状態を表している。
また、図2(a)および図3(a)は、衛生シートが折り畳まれる前の状態、あるいは衛生シートが展開された後の状態を表す模式図である。図2(b)および図3(b)は、衛生シートが折り畳まれた後の状態を表す模式図である。
本実施形態に係る衛生シート積層体2は、複数の衛生シートが折り畳まれた状態で図1に表したような容器3に収容されている。本実施形態の容器3は、本発明の「収容体」の一例である。衛生シート積層体2の衛生シートとしては、例えば薬液等を含浸させたウェットティシュなどが挙げられる。図1に表した容器3は、衛生シート積層体2の衛生シートを取り出すための取出口31を有している。取出口31は、図1に示すように、容器3の上部の中央部分に形成されている。本実施形態の衛生シート積層体2は、ポップアップ方式が採用されている。したがって、複数の衛生シートは、容器3の取出口31から順次取り出し可能とされている。
図1に表した衛生シート積層体2では、第1の衛生シート4、第2の衛生シート5、および第3の衛生シート6が、この順に容器3の内部の上方から下方に向かって積層されている。第2の衛生シート5は、第1の衛生シート4の次に取出口31から取り出し予定の衛生シートである。第3の衛生シート6は、第2の衛生シート5の次に取出口31から取り出し予定の衛生シートである。
図2(a)に表したように、第1の衛生シート4は、第1領域41と第2領域42と第3領域43と第4領域44とがこの順に並んだ構造を有する。また、第3の衛生シート6は、第1の衛生シート4と同様に、第1領域61と第2領域62と第3領域63と第4領域64とがこの順に並んだ構造を有する。第3の衛生シート6の構造が第1の衛生シート4の構造と同じであるため、図2(a)および図2(b)では主として第1の衛生シート4を例に挙げて第1の衛生シート4および第3の衛生シート6を説明する。
図1および図2(b)に表したように、第2領域42は、取出口31が形成された容器3の上部の側に配置される。第1領域41は、第1の衛生シート4が第1折り曲げ部45において折られることで第2領域42の下方に配置される。第1折り曲げ部45は、第1領域41と第2領域42との間の折り曲げ部である。第3領域43は、第1の衛生シート4が第2折り曲げ部46において折られることで第2領域42の下方に配置される。第2折り曲げ部46は、第2領域42と第3領域43との間の折り曲げ部である。第4領域44は、第1の衛生シート4が第3折り曲げ部47において折られることで第2領域42と第3領域43との間に配置される。第3折り曲げ部47は、第3領域43と第4領域44との間の折り曲げ部である。
第1折り曲げ部45および第2折り曲げ部46は、容器3の内部において外側、すなわち容器3の中央部32から離れた側に配置される。第1折り曲げ部45は、容器3の内部において一方の外側に配置される。第2折り曲げ部46は、容器3の内部において他方の外側に配置される。第3折り曲げ部47は、容器3の内部において内側、すなわち容器3の中央部32の側に配置される。各折り曲げ部の配置は、第3の衛生シート6についても同様である。すなわち、第1折り曲げ部65は、容器3の内部において一方の外側に配置される。第2折り曲げ部66は、容器3の内部において他方の外側に配置される。第3折り曲げ部67は、容器3の内部において内側、すなわち容器3の中央部32の側に配置される。
図2(a)に表したように、第1の衛生シート4の長手方向(衛生シートの折り線に対して垂直方向である折り方向に相当)Yにおいて、第1領域41の長さL11は、第4領域44の長さL14と同等であり、第2領域42の長さL12および第3領域43の長さL13のそれぞれよりも短い。第1の衛生シート4の長手方向Yの長さLに対する第1領域41の長さL11の比率(L11/L)および第4領域44の長さL14の比率(L14/L)のそれぞれは、例えば約10%程度である。
第1の衛生シート4の長手方向Yにおいて、第2領域42の長さL12は、第1領域41の長さL11、第3領域43の長さL13、および第4領域44の長さL14のそれぞれよりも長い。第1の衛生シート4の長手方向Yの長さLに対する第2領域42の長さL12の比率(L12/L)は、例えば約55%程度である。
第1の衛生シート4の長手方向Yにおいて、第3領域43の長さL13は、第1領域41の長さL11および第4領域44の長さL14のそれぞれよりも長く、第2領域42の長さL12よりも短い。第1の衛生シート4の長手方向Yの長さLに対する第3領域43の長さL13の比率(L13/L)は、例えば約25%程度である。
第1の衛生シート4の長手方向Yにおいて、第1領域41の長さL11と、第2領域42の長さL12と、第3領域43の長さL13と、第4領域44の長さL14と、が前述した関係にあるため、第1領域41の面積S11は、第4領域44の面積S14と同等であり、第2領域42の面積S12および第3領域43の面積S13のそれぞれよりも狭い。第2領域42の面積S12は、第1領域41の面積S11、第3領域43の面積S13、および第4領域44の面積S14のそれぞれよりも広い。第3領域43の面積S13は、第1領域41の面積S11および第4領域44の面積S14のそれぞれよりも広く、第2領域42の面積S12よりも狭い。
図3(a)に表したように、第2の衛生シート5は、第1領域51と第2領域52と第3領域53と第4領域54とがこの順に並んだ構造を有する。
図1および図3(b)に表したように、第2領域52は、取出口31が形成された容器3の上部の側に配置される。第1領域51は、第2の衛生シート5が第1折り曲げ部55において折られることで第2領域52の下方に配置される。第1折り曲げ部55は、第1領域51と第2領域52との間の折り曲げ部である。第3領域53は、第2の衛生シート5が第2折り曲げ部56において折られることで第2領域52の下方に配置される。第2折り曲げ部56は、第2領域52と第3領域53との間の折り曲げ部である。第4領域54は、第2の衛生シート5が第3折り曲げ部57において折られることで第2領域52と第3領域53との間に配置される。第3折り曲げ部57は、第3領域53と第4領域54との間の折り曲げ部である。
第1折り曲げ部55および第2折り曲げ部56は、容器3の内部において外側、すなわち容器3の中央部32から離れた側に配置される。第1折り曲げ部55は、容器3の内部において他方の外側に配置される。すなわち、図1に表したように、第2の衛生シート5の第1折り曲げ部55は、容器3の内部において第1の衛生シート4の第2折り曲げ部46と同じ側に配置される。第2折り曲げ部56は、容器3の内部において一方の外側に配置される。すなわち、図1に表したように、第2の衛生シート5の第2折り曲げ部56は、容器3の内部において第1の衛生シート4の第1折り曲げ部45と同じ側に配置される。
第3折り曲げ部57は、容器3の内部において内側、すなわち容器3の中央部32の側に配置される。そのため、第2の衛生シート5の第3折り曲げ部57は、第1の衛生シート4の第3折り曲げ部47および第3の衛生シート6の第3折り曲げ部67のそれぞれに容器3の幅方向の中央部32を介して対向している。言い換えれば、第2の衛生シート5の第3折り曲げ部57は、第1の衛生シート4の第3折り曲げ部47および第3の衛生シート6の第3折り曲げ部67のそれぞれに重なることなく向き合っている。
ここで、本願明細書において「対向」とは、複数の箇所や部位が略同一平面上において互いに向き合った状態だけではなく、複数の箇所や部位が異なる平面同士(例えば上下方向にずれた平面同士において)、位置を違えて互いに向き合った状態を含むものとする。
図3(a)に表したように、第2の衛生シート5の長手方向(衛生シートの折り線に対して垂直方向である折り方向に相当)Yにおいて、第1領域51の長さL21は、第4領域54の長さL24と同等であり、第2領域52の長さL22および第3領域53の長さL23のそれぞれよりも短い。第2の衛生シート5の長手方向Yの長さLに対する第1領域51の長さL21の比率(L21/L)および第4領域54の長さL24の比率(L24/L)のそれぞれは、例えば約10%程度である。
第2の衛生シート5の長手方向Yにおいて、第2領域52の長さL22は、第1領域51の長さL21、第3領域53の長さL23、および第4領域54の長さL24のそれぞれよりも長い。第2の衛生シート5の長手方向Yの長さLに対する第2領域52の長さL22の比率(L22/L)は、例えば約55%程度である。
第2の衛生シート5の長手方向Yにおいて、第3領域53の長さL23は、第1領域51の長さL21および第4領域54の長さL24のそれぞれよりも長く、第2領域52の長さL22よりも短い。第2の衛生シート5の長手方向Yの長さLに対する第3領域53の長さL23の比率(L23/L)は、例えば約25%程度である。
第2の衛生シート5の長手方向Yにおいて、第1領域51の長さL21と、第2領域52の長さL22と、第3領域53の長さL23と、第4領域54の長さL24と、が前述した関係にあるため、第1領域51の面積S21は、第4領域54の面積S24と同等であり、第2領域52の面積S22および第3領域53の面積S23のそれぞれよりも狭い。第2領域52の面積S22は、第1領域51の面積S21、第3領域53の面積S23、および第4領域54の面積S24のそれぞれよりも広い。第3領域53の面積S23は、第1領域51の面積S21および第4領域54の面積S24のそれぞれよりも広く、第2領域52の面積S22よりも狭い。
図1に表したように、第1の衛生シート4の第3領域43の表面431は、第2の衛生シート5の第1領域51の表面511に対向している。第1の衛生シート4の第3領域43の表面431は、第1の衛生シート4が第2折り曲げ部46および第3折り曲げ部47において折られたときの第3領域43の内面に相当する。第2の衛生シート5の第1領域51の表面511は、第2の衛生シート5が第1折り曲げ部55において折られたときの第1領域51の外面に相当する。
また、図1に表したように、第1の衛生シート4の第4領域44の表面441は、第2の衛生シート5の第2領域52の表面521に対向している。第1の衛生シート4の第4領域44の表面441は、第1の衛生シート4が第3折り曲げ部47において折られたときの第4領域44の外面に相当する。第2の衛生シート5の第2領域52の表面521は、第2の衛生シート5が第1折り曲げ部55および第2折り曲げ部56において折られたときの第2領域52の内面に相当する。
図1に表したように、第2の衛生シート5の第3領域53の表面531は、第3の衛生シート6の第1領域61の表面611に対向している。第2の衛生シート5の第3領域53の表面531は、第2の衛生シート5が第2折り曲げ部56および第3折り曲げ部57において折られたときの第3領域53の内面に相当する。第3の衛生シート6の第1領域61の表面611は、第3の衛生シート6が第1折り曲げ部65において折られたときの第1領域61の外面に相当する。
また、図1に表したように、第2の衛生シート5の第4領域54の表面541は、第3の衛生シート6の第2領域62の表面621に対向している。第2の衛生シート5の第4領域54の表面541は、第2の衛生シート5が第3折り曲げ部57において折られたときの第4領域54の外面に相当する。第3の衛生シート6の第2領域62の表面621は、第3の衛生シート6が第1折り曲げ部65および第2折り曲げ部66において折られたときの第2領域62の内面に相当する。
さらに、第2の衛生シート5の第1領域51の面積S21および第1の衛生シート4の第4領域44の面積S14のそれぞれは、第1の衛生シート4の第3領域43の面積S13よりも狭い。
また、図1に表したように、第1の衛生シート4の第4領域44の端部442は、第2の衛生シート5の第1領域51の端部512から離れた状態で対向している。そのため、第1の衛生シート4の第4領域44の端部442と、第2の衛生シート5の第1領域51の端部512と、の間に空隙(空間)71を形成することができる。つまり、第1の衛生シート4の第4領域44の端部442と、第2の衛生シート5の第1領域51の端部512との間において、表面431と表面521が直に対向しつつも、表面431と表面521が接触しない第1の衛生シート4と第2の衛生シート5の非接触部を設けることができる。そのため、第1の衛生シート4の第4領域44の端部442が第2の衛生シート5の第1領域51の端部512に接触し空間71が形成されていない場合と比較して、第1の衛生シート4と第2の衛生シート5との接触面積を減らし、第1の衛生シート4と第2の衛生シート5との間の摩擦力を減らすことができる。これにより、「ズル」の発生をより一層抑えることができる。
図1に表したように、第1の衛生シート4の第1領域41の端部412と、第1の衛生シート4の第2折り曲げ部46と、の間に空隙(空間)72が形成されている。つまり、第1の衛生シート4の第1領域41の端部412と、第1の衛生シート4の第2折り曲げ部46と、の間において、第1の衛生シート4の第2領域42の表面421と、第2の衛生シート5の第2領域52の表面522と、が直に対向しつつも、表面421と表面522とが接触しない第1の衛生シート4と第2の衛生シート5の非接触部を設けることができる。第1の衛生シート4の第2領域42の表面421は、第1の衛生シート4が第1折り曲げ部45および第2折り曲げ部46において折られたときの第2領域42の内面に相当する。第2の衛生シート5の第2領域52の表面522は、第2の衛生シート5が第1折り曲げ部55と第2折り曲げ部56において折られたときの第2領域52の外面に相当する。そのため、第1の衛生シート4の第1領域41の端部412と、第1の衛生シート4の第2折り曲げ部46と、の間に空間72が形成されていない場合と比較して、第1の衛生シート4と第2の衛生シート5との接触面積を減らし、第1の衛生シート4と第2の衛生シート5との間の摩擦力を減らすことができる。これにより、「ズル」の発生をより一層抑えることができる。
図1に表したように、第2の衛生シート5の第4領域54の端部542は、第3の衛生シート6の第1領域61の端部612から離れた状態で対向している。そのため、第2の衛生シート5の第4領域54の端部542と、第3の衛生シート6の第1領域61の端部612と、の間に空隙(空間)73を形成することができる。つまり、第2の衛生シート5の第4領域54の端部542と、第3の衛生シート6の第1領域61の端部612との間において、表面531と表面621が直に対向しつつも、表面531と表面621が接触しない第2の衛生シート5と第3の衛生シート6の非接触部を設けることができる。そのため、第2の衛生シート5の第4領域54の端部542が第3の衛生シート6の第1領域61の端部612に接触し空間73が形成されていない場合と比較して、第2の衛生シート5と第3の衛生シート6との接触面積を減らし、第2の衛生シート5と第3の衛生シート6との間の摩擦力を減らすことができる。これにより、「ズル」の発生をより一層抑えることができる。
また、第2の衛生シート5の第1領域51の面積S21と第1の衛生シート4の第4領域44の面積S14とを合わせた総面積(面積S21+面積S14)は、第1の衛生シート4の第3領域43の面積S13よりも狭い。
次に、本実施形態の衛生シートが取出口31から取り出される際の衛生シートの動きを、図面を参照して説明する。
図4~図7は、本実施形態の衛生シートが取出口から取り出される際の衛生シートの動きを説明する模式図である。
なお、図4~図7では、本実施形態に係る衛生シート積層体2を例に挙げて衛生シートの動きを説明する。
図4~図7は、本実施形態の衛生シートが取出口から取り出される際の衛生シートの動きを説明する模式図である。
なお、図4~図7では、本実施形態に係る衛生シート積層体2を例に挙げて衛生シートの動きを説明する。
図4に表した状態(第1の衛生シート4が容器3に収容された状態)において、第1の衛生シート4が上方へ引き上げられると、空間72により第1の衛生シート4と第2の衛生シート5との間の摩擦力が低下していることから、図5に表したように、第1の衛生シート4の第2領域42が、第2の衛生シート5の第2領域52から容易に離れる。また、第1の衛生シート4の第3領域43の表面431が第2の衛生シート5の第1領域51の表面511に対向し接触しているため、その表面511が表面431に張り付いた状態で、第2の衛生シート5の第1領域51が第1の衛生シート4の第3領域43とともに上方へ引き上げられる。
続いて、第1の衛生シート4が上方へさらに引き上げられると、図6に表したように、第1の衛生シート4の第4領域44の表面441が第2の衛生シート5の第2領域52の表面521に対向し接触しているため、その表面521が表面441に張り付いた状態で、第2の衛生シート5の第1領域51および第2領域52が第1の衛生シート4の第3領域43および第4領域44とともに上方へ引き上げられる。このとき、当然、第1の衛生シート4と第2の衛生シート5の間に形成されている空間71も上方へ引き上げられる。
続いて、第1の衛生シート4が上方へさらに引き上げられると、空間71により第1の衛生シート4と第2の衛生シート5の間の摩擦力が低下していることから、図7に表したように、第2の衛生シート5が、例えば容器3の取出口31の縁部などから抵抗力を受けることにより第1の衛生シート4から容易に離れる。これにより、図7に表したように、第2の衛生シート5が「ポップアップ」状態になりつつも、「ズル」の発生を抑えることができている。
続いて、第2の衛生シート5が上方へ引き上げられる場合における第2の衛生シート5および第3の衛生シート6の動きは、第1の衛生シート4が上方へ引き上げられる場合について前述した第1の衛生シート4および第2の衛生シート5の動きと同様である。すなわち、空間73により第2の衛生シート5と第3の衛生シート6の間の摩擦力が低下していることから、第3の衛生シート6が、例えば容器3の取出口31の縁部などから抵抗力を受けることにより第2の衛生シート5から容易に離れる。これにより、第3の衛生シート6が「ポップアップ」状態になりつつも、「ズル」の発生を抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。上記実施形態の構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせたりすることができる。
2:衛生シート積層体、 3:容器、 4:第1の衛生シート、 5:第2の衛生シート、 6:第3の衛生シート、 31:取出口、 32:中央部、 41:第1領域、 42:第2領域、 43:第3領域、 44:第4領域、 45:第1折り曲げ部、 46:第2折り曲げ部、 47:第3折り曲げ部、 51:第1領域、 52:第2領域、 53:第3領域、 54:第4領域、 55:第1折り曲げ部、 56:第2折り曲げ部、 57:第3折り曲げ部、 61:第1領域、 62:第2領域、 63:第3領域、 64:第4領域、 65:第1折り曲げ部、 66:第2折り曲げ部、 67:第3折り曲げ部、 71:空隙(空間)、 72:空隙(空間)、 73:空隙(空間)、 412:端部、 421:表面、 431:表面、 441:表面、 442:端部、 511:表面、 512:端部、 521:表面、 522:表面、 531:表面、 541:表面、 542:端部、 611:表面、 612:端部、 621:表面
Claims (3)
- 取出口を有する収容体の内部に複数の衛生シートが折り畳まれて収容された衛生シート積層体であって、
前記衛生シートは、前記取出口から順次取り出し可能とされているとともに、第1領域と第2領域と第3領域と第4領域とがこの順に並んだ構造を有し、
前記第2領域は、前記取出口が形成された前記収容体の上部の側に配置され、
前記第1領域は、前記衛生シートが折られることで前記第2領域の下方に配置され、
前記第3領域は、前記衛生シートが折られることで前記第2領域の下方に配置され、
前記第4領域は、前記衛生シートが折られることで前記第2領域と前記第3領域との間に配置され、
第1の前記衛生シートにおける前記第3領域と前記第4領域との間の折り曲げ部は、前記第1の衛生シートの次に前記取出口から取り出し予定の第2の前記衛生シートにおける前記第3領域と前記第4領域との間の折り曲げ部に前記収容体の幅方向の中央部を介して対向しており、
前記第1の衛生シートの前記第3領域の表面は、前記第2の衛生シートの前記第1領域の表面に対向しており、
前記第1の衛生シートの前記第4領域の表面は、前記第2の衛生シートの前記第2領域の表面に対向しており、
前記第1の衛生シートの前記第4領域の端部は、前記第2の衛生シートの前記第1領域の端部から離れた状態で対向していることを特徴とする衛生シート積層体。 - 前記第2の衛生シートにおける前記第3領域と前記第4領域との間の折り曲げ部は、前記第2の衛生シートの次に前記取出口から取り出し予定の第3の前記衛生シートにおける前記第3領域と前記第4領域との間の折り曲げ部に前記中央部を介して対向しており、
前記第2の衛生シートの前記第3領域の表面は、前記第3の衛生シートの前記第1領域の表面に対向しており、
前記第2の衛生シートの前記第4領域の表面は、前記第3の衛生シートの前記第2領域の表面に対向しており、
前記第2の衛生シートの前記第4領域の端部は、前記第3の衛生シートの前記第1領域の端部から離れた状態で対向していることを特徴とする請求項1に記載の衛生シート積層体。 - 前記第1の衛生シートの前記第1領域の端部と、前記第1の衛生シートにおける前記第2領域と前記第3領域との間の折り曲げ部と、の間に空間が形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の衛生シート積層体。
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JP (1) | JP2023127706A (ja) |
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- 2022-03-02 JP JP2022031558A patent/JP2023127706A/ja active Pending
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