JP2023125469A - 剃刀付きエアゾール用アクチュエータおよび剃刀付きエアゾール製品 - Google Patents

剃刀付きエアゾール用アクチュエータおよび剃刀付きエアゾール製品 Download PDF

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Hirokazu Shimizu
直輝 山本
Naoteru Yamamoto
優斗 益子
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Abstract

【課題】 優れた携帯性を有し、さらに、簡単な構成で剃刀刃上に容易にシェービング剤を吐出することができて高い利便性が得られる剃刀付きエアゾール用アクチュエータおよび剃刀付きエアゾール製品の提供。【解決手段】 剃刀付きエアゾール用アクチュエータは、エアゾール容器の上部に設けられたステムを囲んで取り付けられる剃刀付きエアゾール用アクチュエータであって、前記エアゾール容器のステムを囲んで取り付けられ、前記ステムに接続して当該ステムを押下可能な押ボタンを有するキャップと、前記ステムから噴射される前記エアゾール容器内の内容物を流通可能な流路を内部に有するネック部を介して一体に連続する剃刀部材とを有し、前記ネック部は、前記剃刀部材に近接して形成された吐出口を有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、泡状のシェービング剤が封入されたエアゾール缶に取り付けられる剃刀付きエアゾール用アクチュエータおよび剃刀付きエアゾール製品に関するものである。
従来、髭などの体毛の剃毛に用いる道具としてT字剃刀などの手動の安全剃刀は広く普及しており、このような手動の安全剃刀の使用時には、体毛を湿潤化、柔軟化させて剃毛を容易にする目的や剃毛後の刺激感を緩和する目的で、事前に石鹸やシェービングフォーム、シェービングジェルなどを塗布することが行われている。そして、シェービングフォームの或る種のものとして、シェービング剤および噴射剤を含有する組成物が充填されたエアゾール容器と、このエアゾール容器のバルブを作動させて泡状のシェービング剤を吐出することができるバルブ機構とを有するエアゾール製品として構成されているものがある。
一方、髭剃りは毎日行うことが多いことから、例えばユーザーが泊りがけの外出をする際には、シェービングフォーム入りのエアゾール製品と剃刀の両方を持ち歩かなければならず、また、いずれか一方を持参し忘れると出先で購入する等の手間や時間を要し、全体として煩雑さが増してしまう。
このような問題を解決するために、例えばシェービング剤入り容器に剃刀が予め装着されたものが提案されている(特許文献1等参照。)。
しかしながら、特許文献1に開示されるようなものは、シェービング剤入り容器に剃刀が単に装着されているのみであって、忘れ物の防止効果には優れるが、その使い勝手は依然として良いとは言えず、十分に高い利便性が得られているとは言い難いというのが実情である。
実用新案登録第3056828号公報
本発明は、上記課題を解決するものであって、その目的は、優れた携帯性を有し、さらに、簡単な構成で剃刀刃上に容易にシェービング剤を吐出することができて高い利便性が得られる剃刀付きエアゾール用アクチュエータおよびこれを備える剃刀付きエアゾール製品を提供することにある。
本発明の剃刀付きエアゾール用アクチュエータは、エアゾール容器の上部に設けられたステムを囲んで取り付けられる剃刀付きエアゾール用アクチュエータであって、
前記エアゾール容器のステムを囲んで取り付けられ、前記ステムに接続して当該ステムを押下可能な押ボタンを有するキャップと、前記ステムから噴射される前記エアゾール容器内の内容物を流通可能な流路を内部に有するネック部を介して一体に連続する剃刀部材とを有し、
前記ネック部は、前記剃刀部材に近接して形成された吐出口を有することにより、上記課題を解決するものである。
本発明の剃刀付きエアゾール製品は、エアゾール容器と、このエアゾール容器の上部に設けられたステムを囲んで取り付けられた上記の剃刀付きエアゾール用アクチュエータとからなることを特徴とする。
本発明の剃刀付きエアゾール用アクチュエータおよび剃刀付きエアゾール製品によれば、エアゾール容器に対してネック部を介して剃刀部材を一体に連続した状態に設けることができるので、予めエアゾール容器の上部に取り付けておくことにより、優れた携帯性が発揮される。また、エアゾール容器内の内容物が、ネック部の内部の流路に沿って流通されて剃刀部材に近接して形成された吐出口から吐出されるので、簡単な構成で、しかも片手で剃刀刃上に容易にシェービング剤を吐出することができて高い利便性が得られる。
本発明のネック部の吐出口と剃刀部材との間に接合ジョイントを有する剃刀付きエアゾール用アクチュエータによれば、バルブを作動させることでエアゾール容器内からの内容物の噴射の圧力によって接合ジョイントの流出口から剃刀部材の裏面に内容物が押し出されて自動的に塗り広げることができるので、確実に剃刀刃上に容易にシェービング剤を吐出することができて極めて高い利便性が得られる。
特に、接合ジョイントの流出口が、ネック部の吐出口から離間するに従って太幅となる複数のスリットから構成されていることによって、ネック部の吐出口に近接する、すなわち内容物に押し出される力が強く作用する位置であるほど形成されたスリットが細幅のものとなって内容物の一部が剃刀部材側に流出するとともに残りが確実に吐出口から遠方の位置に押し流されて遠方のスリットから剃刀部材側に流出することになるので、剃刀部材の全面に均質に内容物を塗り広げることができ、一層確実に剃刀刃上に容易にシェービング剤を吐出することができて極めて高い利便性が得られる。
本発明の一実施形態に係る剃刀付きエアゾール用アクチュエータの斜視図である。 図1の剃刀付きエアゾール用アクチュエータの縦断面図である。 ノズルの斜視図である。 押ボタンの押し下げ機構を説明するための要部の斜視図である。 押ボタンカバーの斜視図である。 図1の剃刀付きエアゾール用アクチュエータにおいて押ボタンカバーを除いた状態で示す斜視図である。 ネック部の斜視図である。 接合ジョイントの斜視図である。 接合ジョイントがネック部に装着された状態を示す斜視断面図である。 (a)は剃刀部材を表面側から見た斜視図であり、(b)は剃刀部材を裏面側から見た斜視図である。 本発明の変形例に係る剃刀付きエアゾール用アクチュエータであって、(a)は剃刀部材を回動させた状態で示す左斜め側面から見た斜視図、(b)は剃刀部材を回動させた状態で示す正面から見た斜視図である。 図11の剃刀付きエアゾール用アクチュエータのネック部を分解して示す分解斜視図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
〔剃刀付きエアゾール製品〕
本発明の剃刀付きエアゾール製品100は、手動のいわゆるT字剃刀のように使用することができるものであって、図1に示されるように、持ち手としても機能するエアゾール容器101と、このエアゾール容器101から突出するバルブ機構のステム102(図2参照)を囲んで取り付けられた、先端に剃刀部材180が設けられた剃刀付きエアゾール用アクチュエータ110とから構成される。
エアゾール容器101としては、携帯性や把持性を考慮して、例えば缶径が15mm乃至30mm程度のものを使用することができるが、これに限定されない。エアゾール容器101の缶径が15mm程度のものである場合、例えば3回分のシェービング剤を充填することができる。
エアゾール容器101内には、内容物として例えばシェービング剤と噴射剤を含有するシェービング剤組成物が充填され、シェービング剤は、ステム102から噴射されたときに例えば泡沫、ジェル、またはクリームの形状となるものとすることができる。内容物が泡沫、ジェル、およびクリームなどの適度な流動性を有するものであると、後述するように内容物をネック部160および接合ジョイント170を介して確実に剃刀部材180の全面に内容物を均質に塗り広げることができる。
なお、シェービング剤はジェル、クリームの形状で吐出された後に徐々に発泡する、いわゆる後発泡ジェル、後発泡クリームと呼ばれる形状であってもよい。
〔剃刀付きエアゾール用アクチュエータ〕
本発明の一実施例に係る剃刀付きエアゾール用アクチュエータ110は、図2に示されるように、エアゾール容器101の上部に取り付けられるものである。具体的には、エアゾール容器101のステム102に接続してこのステム102を押下可能な押ボタン130を有するキャップ120と、ステム102から噴射される内容物を流通可能な流路161を内部に有するネック部160を介して一体に連続する剃刀部材180と、キャップ120に開閉可能に装着された、押ボタン130の外周を被覆する押ボタンカバー150とから構成され、キャップ120の本体121が、エアゾール容器101の上部のマウンティングカップ103にその中心部に設けられたステム102を囲む状態に嵌合固定される。
キャップ120の本体121内には、上方に内容物を噴射可能なノズル140がエアゾール容器101のステム102に接続された状態で収納されている。ノズル140は、図2乃至図3に示されるように、内部が中空通路141となっている、上方(内容物の噴射方向)に伸びる概略円筒状のものであり、小径部142と、この小径部142の下部に段差144を介して形成された小径部142よりも大径の大径部143とを有し、小径部142の上端部には、後述するネック部160を係合支持するための係合凹所146が形成されている。中空通路141の下部は、ステム102の外径に適合する内径を有しており、ノズル140の下部(大径部143)の中空通路141内にステム102が嵌合されることによってこれらが一体に固定される。
なお、本明細書において、「上方」および「下方」は、ユーザーが一般的に認識する方向であり、「上下方向」はエアゾール容器のステム側を「上」とする方向である。また、「周方向」は「上下方向」を軸として周回する方向であり、「径方向」は「上下方向」の軸と直角な平面において軸に向かう方向である。
キャップ120の本体121は、上方に支持孔122を有しており、この支持孔122にノズル140の小径部142が上下方向に摺動可能に挿入配置されている。また、本体121の側方に設けられた押ボタン孔123に、ノズル140に内容物の噴射方向と交差する径方向から押圧する押ボタン130が径方向に摺動可能に配置されている。
押ボタン130は、図4に示されるように、周面に露出されてユーザーが押す突出部131と、この突出部131と連続して径方向に延び、上下方向と直交する軸に沿って配置される基板132とを有し、この基板132には、押ボタン130の摺動方向(径方向)に長尺な長孔133が設けられている。そして、キャップ120の本体121内において、長孔133内にノズル140の小径部142が挿入配置されるように、基板132が配置されている。さらに、基板132の下端には、摺動先側を頂点とし、突出部131に向かうに従って下方向に傾斜する、ノズル140の段差144と適合可能なテーパー面134を下端に設けた側壁135が設けられている。
この押ボタン130の押圧による内容物の噴射の仕組みは、押ボタン130が内容物の噴射方向と交差する方向すなわち径方向内方に押圧されると、側壁135下端のテーパー面134が径方向に摺動し、このテーパー面134と摺動係合されたノズル140の段差144を介して、その摺動方向とは交差する方向(下方)にノズル140が押圧される。この押圧により、ノズル140が下降してステム102を押し下げるので、ノズル140の中空通路141の先端であるノズル先端開口145を介して上方に内容物が噴射可能となる。
押ボタンカバー150は、押ボタン130の外周を押圧不能に被覆するものであり、図5に示されるように、キャップ120の本体121に開閉可能に装着されている。
押ボタンカバー150は、キャップ120の外周を例えば約180°にわたって被覆する略円筒形の円筒部151を有し、この円筒部151が非連結とされた開口部152が形成されている。この開口部152を有することにより円筒部151がわずかに撓むことが可能となり、この開口部152を介して円筒部151をキャップ120の外周に沿わせるよう嵌めることで、押ボタンカバー150の閉状態を得ることができる。
押ボタンカバー150の円筒部151は、内面中央に、押ボタン130の突出部131を被覆する被覆凹部153が外方に突出するよう設けられるとともに、この被覆凹部153以外の内周面を、キャップ120の外周面に突き当てて、突当部154としている。
また、押ボタンカバー150の脱落や位置ズレ防止効果を高めるため、押ボタンカバー150は、円筒部151の周方向の一端縁に設けた下方向に突出して伸びる凸部155と、図6に示されるキャップ120の本体121の凹所124に設けられた凹部125とを係合することにより、凸部155を支点として周方向に回動可能にキャップ120に装着されている。
円筒部151の周方向の凸部155とは反対側の他端縁には、径方向外方に突出して上下方向に伸びる突板156が設けられており、この突板156に周方向に手指で力を加えることにより、押ボタンカバー150を開状態とすることができる。
剃刀付きエアゾール製品100においては、押ボタンカバー150を有することにより、押ボタンカバー150による開動作を伴わなければ押ボタン130を押すことができないので、内容物の噴射を制御する押ボタン130の誤作動を確実に防止することができる。また、剃刀付きエアゾール製品100の収納時や運搬時等、内容物を噴射したくない場合に転倒や衝突等の衝撃を受けた場合にも押ボタン130の誤作動を確実に防止することができる。
ネック部160は、図7乃至図9に示されるように、ステム102から噴射される内容物を流通可能な流路161を内部に有する屈折した形状の嵌合頸部162と、嵌合頸部162の先端に連続する略四角箱状の空間形成部163とを有する。空間形成部163の底面の中央には、嵌合頸部162の先端開口である吐出口164が連通しており、空間形成部163の天面は開放されており、その周縁開口165は剃刀部材180の外枠181の形状に適合する形状とされている。空間形成部163は底面と天面が近接した扁平形状であり、これにより、ネック部160の吐出口164が剃刀部材180に近接して配置される構成とされている。流路161の下部は、ノズル140の係合凹所146の外径に適合する内径を有しており、嵌合頸部162の下部の流路161内にノズル140の係合凹所146が嵌合されることによってこれらが一体に固定される。
本実施形態のネック部160の嵌合頸部162は、くの字状に屈折しているが、その屈折の有無や角度、全体の長さなどは、エアゾール容器101を把持部として手に持ったときに一般的なT字剃刀と同じような位置関係、距離関係に剃刀部材180が配置されるように設計されていればよい。
また、ネック部160は、首振りヘッド機構を備えて構成されていてもよく、具体的には、ネック部160の嵌合頸部162を柔軟部材により構成し、その素材の弾性力によって肌面に当たる剃刀刃の剃圧を調整する構成としてもよい。
接合ジョイント170は、図8に示されるように、内容物を剃刀部材180の裏面に向かって流出させる流出口171を有する板状部172と、板状部172と連続し、板状部172からネック部160側に突出する略四角枠状の嵌合部173とを有する。板状部172においては、流出口171は、剃刀部材180の裏面の凹部形状に従って、剃刀部材180側に突出するよう形成された張り出し部175に形成されている。また、接合ジョイント170の板状部172の中央には、後述する剃刀部材180のリブ182が嵌合される係合孔部174が形成されており、図9に示されるように、板状部172がネック部160の周縁開口165と剃刀部材180の外枠181との間に挟持される状態に、嵌合部173がネック部160の空間形成部163内に挿入されて嵌合され、かつ、係合孔部174に剃刀部材180のリブ182が嵌合されることにより、これらが一体的に固定されている。
接合ジョイント170がネック部160に対して固定されることにより、ネック部160と接合ジョイント170とによって囲まれて、ネック部160の吐出口164から吐出された内容物を剃刀部材180に到達する手前において溜める内容物溜まり空間Sが形成される。
流出口171は、ネック部160の吐出口164から離間するに従って太幅となる複数のスリットからなる。具体的には、ネック部160の吐出口164から両側に向かって3つずつが略等間隔に並んで配置されており、それぞれ最も近接する位置に形成された細幅のスリット171a、中間位置に形成された中間幅のスリット171b、遠方の位置に形成された太幅のスリット171cからなる。流出口171がこのような幅の異なるスリット171a、171b、171cから構成されていることにより、内容物溜まり空間Sにおいてネック部160の吐出口164に近接するほどエアゾール容器101からの内容物の押し出される力が強く与えられるが、吐出口164に近接した位置のスリット171aにおいては内容物の一部は剃刀部材180側に流出するが残りはスリット171aからの流出が阻まれて内容物溜まり空間Sを遠方の位置のスリット171c側に押し流され、中間位置のスリット171bや遠方の位置のスリット171cから剃刀部材180側に流出し、これにより、内容物溜まり空間Sから剃刀部材180の剃刀刃183の隙間を通って表面の全面に均質に内容物を塗り広げることができる。
剃刀部材180は、図10(a)および図10(b)に示されるように、矩形枠状の外枠181と、外枠181において刃の伸びる方向が平行になるように取り付けられた複数の剃刀刃183と、外枠181の中央部を横断する状態に設けられたリブ182とを有するものであり、ネック部160の嵌合頸部162またはエアゾール容器101に対して全体としてT字状となるように装着されるものである。複数の剃刀刃183は、刃の伸びる方向と直角な剃り方向に互いに離間するようにずれるとともに剃刀刃183間に接合ジョイント170の流出口171を介して内容物溜まり空間Sと連通する隙間が形成されるように取り付けられている。また、剃刀部材180は、未使用時に剃刀刃183が外部に露出せずに安全性を確保できるようにする剃刀カバー185を有する。剃刀部材180としては、従来公知の種々の安全剃刀の替え刃等を使用する構成とされていてもよい。
剃刀部材180は、単独で替え刃に付け替えられる構成であってもよく、また、剃刀部材180、接合ジョイント170およびネック部160が一体とされた首部全体が、脱着自在に構成されていてもよい。このように構成されることにより、内容物(シェービング剤)が残っていて剃刀部材180の切れ味が落ちたときなどに交換することができる。
以上の剃刀付きエアゾール製品100においては、押ボタン130を径方向内方に押圧すると、内容物がステム102からノズル140およびネック部160を介して吐出口164から内容物溜まり空間Sに吐出され、内容物溜まり空間Sに溜まりながら接合ジョイント170の流出口171を構成するスリット171a~171cを介して剃刀部材180の裏面から剃刀刃183間の隙間を通って剃刀部材180の表面全面に塗り広げられる。一方、押ボタン130の押圧を解除すると、ステム102が上方に復帰して押ボタン130が径方向外方に自動的に押し戻され、内容物の噴射が停止する。
以上、本発明の一実施形態に係る剃刀付きエアゾール用アクチュエータ110および剃刀付きエアゾール製品100について具体的に説明したが、剃刀付きエアゾール用アクチュエータ110および剃刀付きエアゾール製品100の実施形態は上記の例に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、剃刀部材がネック部に対して回動可能となるように構成されていてもよい。具体的には、図11および図12に示されるように、ネック部260が、くの字状に屈折した形状の、内部に流路(図示せず)を有する嵌合頸部262と、嵌合頸部262の先端に連続する略四角箱状の空間形成部263とを有し、これらが互いに独立した部材とされ、かつ、空間形成部263が嵌合頸部262に対して回動可能に支持されるように構成されている。なお、図11および図12において、図1~図10に示す実施形態に係る剃刀付きエアゾール製品100と同様の構成を有するものを同じ符号で示す。
このようなネック部260を有することにより、ネック部260の嵌合頸部262よりも先端側の部材、すなわち空間形成部263並びにこれに固定される接合ジョイント170および剃刀部材180が一体的に嵌合頸部262に対して回動可能となる。
そして、このような剃刀付きエアゾール製品200によれば、嵌合頸部262がくの字状に屈折した形状であるので、剃刀部材180とこれに一体となった部材(ネック部260の空間形成部263および接合ジョイント170)を一体として90度ほど回動させることにより、これらをエアゾール容器101の軸に沿って収納された状態を得ることができ、未使用時の省スペース化を図ることができて携帯性が向上する。
100、200 剃刀付きエアゾール製品
101 エアゾール容器
102 ステム
103 マウンティングカップ
110 剃刀付きエアゾール用アクチュエータ
120 キャップ
121 本体
122 支持孔
123 押ボタン孔
124 凹所
125 凹部
130 押ボタン
131 突出部
132 基板
133 長孔
134 テーパー面
135 側壁
140 ノズル
141 中空通路
142 小径部
143 大径部
144 段差
145 ノズル先端開口
146 係合凹所
150 押ボタンカバー
151 円筒部
152 開口部
153 被覆凹部
154 突当部
155 凸部
156 突板
160、260 ネック部
161 流路
162、262 嵌合頸部
163、263 空間形成部
164 吐出口
165 周縁開口
170 接合ジョイント
171 流出口
171a、171b、171c スリット
172 板状部
173 嵌合部
174 係合孔部
175 張り出し部
180 剃刀部材
181 外枠
182 リブ
183 剃刀刃
185 剃刀カバー
S 内容物溜まり空間

Claims (9)

  1. エアゾール容器の上部に設けられたステムを囲んで取り付けられる剃刀付きエアゾール用アクチュエータであって、
    前記エアゾール容器のステムを囲んで取り付けられ、前記ステムに接続して当該ステムを押下可能な押ボタンを有するキャップと、前記ステムから噴射される前記エアゾール容器内の内容物を流通可能な流路を内部に有するネック部を介して一体に連続する剃刀部材とを有し、
    前記ネック部は、前記剃刀部材に近接して形成された吐出口を有することを特徴とする剃刀付きエアゾール用アクチュエータ。
  2. 前記ネック部の前記吐出口と前記剃刀部材との間に、前記ネック部の先端部に係合されて前記吐出口から吐出された前記エアゾール容器内の内容物を前記剃刀部材に到達する手前において溜める内容物溜まり空間を形成する接合ジョイントを有し、
    前記接合ジョイントは、前記内容物溜まり空間から前記剃刀部材の裏面に内容物を塗り広げるように流出させる流出口を有することを特徴とする請求項1に記載の剃刀付きエアゾール用アクチュエータ。
  3. 前記接合ジョイントの前記流出口が、前記ネック部の前記吐出口から離間するに従って太幅となる複数のスリットからなることを特徴とする請求項2に記載の剃刀付きエアゾール用アクチュエータ。
  4. 前記押ボタンは、前記キャップにおいて内容物の噴射方向と交差する方向から押圧して内容物を噴射するよう前記キャップに突設されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の剃刀付きエアゾール用アクチュエータ。
  5. 前記キャップに開閉可能に装着された、前記押ボタンの外周を押圧不能に被覆する押ボタンカバーを有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の剃刀付きエアゾール用アクチュエータ。
  6. 前記ネック部は、屈折した形状の嵌合頸部を有し、
    前記剃刀部材は、前記嵌合頸部に対して回動可能に支持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の剃刀付きエアゾール用アクチュエータ。
  7. エアゾール容器と、このエアゾール容器の上部に設けられたステムを囲んで取り付けられた剃刀付きエアゾール用アクチュエータとからなり、
    前記剃刀付きエアゾール用アクチュエータが、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の剃刀付きエアゾール用アクチュエータであることを特徴とする剃刀付きエアゾール製品。
  8. 前記エアゾール容器内の内容物がシェービング剤組成物であることを特徴とする請求項7に記載の剃刀付きエアゾール製品。
  9. 前記エアゾール容器内の内容物が、ステムから噴射されたときに泡沫、ジェル、およびクリームのいずれかの形状を有するシェービング剤組成物であることを特徴とする請求項8に記載の剃刀付きエアゾール製品。
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