JP2023125312A - 管理サーバ、レンタルシステム、及び管理サーバの制御方法 - Google Patents

Abstract

【課題】移動体（５）に設けられたバッテリ（２）を借主（４）が容易に借り受けることができるようにする。【解決手段】バッテリ（２）を貸し出す貸主（３）と前記バッテリ（２）を借り受ける借主（４）との間で前記バッテリ（２）の貸し借りを管理する管理サーバ（７）は、移動体（５）に設けられた前記バッテリ（２）ごとに前記バッテリ（２）の状態を示すバッテリ状態情報を含むバッテリ情報を通信装置（５１）から受信する受信部（７０１）と、前記受信部（７０１）が受信した前記バッテリ情報が含む前記バッテリ状態情報のうち所定条件が成立する前記バッテリ状態情報を、前記移動体（５）の現在位置と対応する地図上の位置に表示した地図画像を生成する生成部（７０３）と、借主端末（８０）に、前記生成部（７０３）が生成した前記地図画像の地図画像データを送信する送信部（７０２）と、を備える。【選択図】図５

Description

本発明は、管理サーバ、レンタルシステム、及び管理サーバの制御方法に関する。

再生可能エネルギーによって充電された電力を充電場所以外の場所でも使用可能であることから、近年、再生可能エネルギーの割合の拡大を目的としてバッテリが使用されている。そして、従来から、バッテリを使用する技術が提案されている（例えば、特許文献１参照）。特許文献１は、車体に取り付けられた本体バッテリと、当該本体バッテリの電力によって走行のための駆動力を出力する駆動源と、を有した電動車両において、本体バッテリとは別に、ユーザが所有するユーザバッテリを離脱可能に保持し、当該ユーザバッテリに充電する機能を有したホルダを車体に設けた電動車両を開示している。

特許６８８２５８８号公報

従来の技術において、ユーザバッテリを所有するユーザ（以下、「貸主」という）が第三者のユーザ（以下、「借主」という）にユーザバッテリを貸し出すシステムが考え得る。このシステムは、ユーザバッテリを必要とする場合に借主が貸主からユーザバッテリを借り受けることができ、借主の利便性を向上させることができる。
しかしながら、このシステムにおいて、貸し借りされるユーザバッテリが特許文献１記載のような移動体に設けられたユーザバッテリである場合、貸し借りされるユーザバッテリは、移動体の移動と共に位置が変わる。そのため、この場合、借主は、貸し借りされるユーザバッテリがどこに位置しているのかを把握できないと、移動体に設けられたユーザバッテリを容易に借り受けることができない。

本発明は、移動体に設けられたバッテリを借主が容易に借り受けることができる管理サーバ、レンタルシステム、及び管理サーバの制御方法を提供することを目的とする。

本発明の一態様は、バッテリを貸し出す貸主と前記バッテリを借り受ける借主との間で前記バッテリの貸し借りを管理する管理サーバであって、移動体に設けられた前記バッテリごとに前記バッテリの状態を示すバッテリ状態情報を含むバッテリ情報を、前記移動体が備える通信装置から受信する受信部と、前記受信部が受信した前記バッテリ情報が含む前記バッテリ状態情報のうち所定条件が成立する前記バッテリ状態情報を、前記移動体の現在位置と対応する地図上の位置に表示した地図画像を生成する生成部と、前記借主が操作する借主端末に、前記生成部が生成した前記地図画像の画像データを送信する送信部と、を備える。

本発明の一態様によれば、移動体に設けられたバッテリを借主が容易に借り受けることができる。

図１は、レンタルシステムの構成を示す図である。 図２は、第１車両の構成を示す図である。 図３は、第２車両の構成を示す図である。 図４は、貸主端末の構成を示す図である。 図５は、管理サーバの構成を示す図である。 図６は、レンタルシステムの動作を示すフローチャートである。 図７は、レンタルシステムの動作を示すフローチャートである。 図８は、第１地図画像の一例を示す図である。 図９は、第２地図画像の一例を示す図である。 図１０は、レンタルシステムの動作を示すフローチャートである。

［１．レンタルシステムの構成］
図１は、本実施形態に係わるレンタルシステム１の構成を示す図である。
レンタルシステム１は、携帯型のバッテリであるパワーパック２を貸し出す貸主３と、当該パワーパック２を借り受ける借主４との間でのパワーパック２の貸し借りサービスを提供するシステムである。
パワーパック２は、本開示におけるバッテリに相当する。

本実施形態のレンタルシステム１は、図１に示すように、貸主３が操縦する第１車両５と、貸主３が操作する貸主端末６と、借主４が操作する車載装置８０と、パワーパック２の貸し借りを管理する管理サーバ７とを備える。車載装置８０は、借主４が操縦する第２車両８に搭載される。第１車両５、管理サーバ７、及び第２車両８は、それぞれがインターネットなどの通信網９に相互に通信可能に接続されている。
第１車両５は、本開示における移動体に相当する。車載装置８０は、本開示における借主端末に相当する。

パワーパック２は、第１車両５の所定の位置（座席の下など）に配置可能である。また、パワーパック２は、第１車両５が備える充電ステーション５４に着脱可能である。パワーパック２は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）などの近距離無線通信規格に準拠した無線通信装置を備え、パワーパック２の状態を示すバッテリ状態情報とパワーパック２を一意に特定するバッテリＩＤ（Identification）とを外部機器に送信する。なお、パワーパック２の蓄電池の種類（電極の材料）は任意である。

貸主３は、パワーパック２を第三者に貸し出す権利を有する者を指し、例えば、パワーパック２の所有者、又は、レンタルシステム１の事業者などから借り受けているパワーパック２を転貸する権利を有する者である。本実施形態の貸主３は、第１車両５の所有権又は使用権も有している。

第１車両５は、電動４輪自動車である。第１車両５は、第１通信装置５１と、第２通信装置５２と、第３通信装置５３とを備えている。
第１通信装置５１は、管理サーバ７との間でデータを送受する送信機及び受信機を含む装置であり、３Ｇ（第３世代移動通信方式）や、４Ｇ（第４世代移動通信方式）、ＬＴＥ（Long Term Evolution）、５Ｇ（第５世代移動通信方式）等のセルラー通信方式で無線通信する。
第２通信装置５２は、第１通信装置５１より交信距離が短い装置であり、貸主端末６との間でデータを送受信する送信機及び受信機を含む装置である。第２通信装置５２は、Ｗｉ－Ｆｉ（登録商標）などの通信方式で無線通信する。
第３通信装置５３は、第２通信装置５２より交信距離が短い装置であり、パワーパック２との間でデータを送受信する送信機及び受信機を含む装置である。第３通信装置５３は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈなどの通信方式で無線通信する。
第１通信装置５１は、本開示における通信装置に相当する。第２通信装置５２は、本開示における短距離通信装置に相当する。

借主４は、貸主３からパワーパック２を借り受けて使用する権利を有する者を指す。本実施形態の借主４は、第２車両８の使用者である。
第２車両８は、電動４輪自動車である。第２車両８は、第４通信装置８１を備えている。第４通信装置８１は、管理サーバ７との間でデータを送受する送信機及び受信機を含む装置であり、セルラー通信方式で無線通信する。

管理サーバ７は、上述の貸し借りサービスを提供するサーバコンピュータであり、貸主３と借主４との間でのパワーパック２の貸し借りを管理する。

貸主端末６、及び車載装置８０はいずれも、貸し借りサービスの提供を管理サーバ７から受けるクライアントコンピュータに相当する機器である。
すなわち、貸主端末６は、貸主３の操作に基づいて、パワーパック２の貸し出しに係る処理を管理サーバ７に対して行う端末装置である。貸主端末６は、例えば、スマートフォンやノート型パーソナルコンピュータ等の携帯型の端末機器である。
車載装置８０は、借主４の操作に基づいて、パワーパック２の借り受けに係る処理を管理サーバ７に対して行う装置である。

ここで、本実施形態のレンタルシステム１における貸し借りサービスは、次の第１事項から第８事項を前提としている。
第１事項は、貸主３が第１車両５の現在位置を貸出場所としてパワーパック２の貸出しを行うことである。
第２事項は、借主４がパワーパック２を借りる際、借主４は借り受けるパワーパック２と自身が使用中のパワーパック２とを交換可能であることである（いわゆる、交換方式）。
第３事項は、借主４は借り受けるパワーパック２と自身が使用中のパワーパック２とを交換しなくても、借主４がパワーパック２を借り受けることが可能であることである。
第４事項は、借主４がパワーパック２を所持していなくても、借主４がパワーパック２を借り受けることが可能であることである。
第５事項は、パワーパック２が借主４によって交換された場合、貸主３は、交換によって取得したパワーパック２を貸出し可能であることである。すなわち、貸主３は、交換によって取得したパワーパック２について転貸する権利を有することである。
第６事項は、レンタルシステム１の事業者などから、パワーパック２の貸出し実績に応じたインセンティブを貸主３が受け取ることである。
第７事項は、貸主３が受け取るインセンティブは、借主４がパワーパック２を借り受ける態様に応じて異なることである。すなわち、第２事項、第３事項、及び第４事項に記載した３つの態様に応じて、貸主３が受け取るインセンティブが異なることである。
第８事項は、貸主３は、レンタルシステム１の事業者が管理するステーションから、当該ステーションに配置されたパワーパック２を使用できることである。

かかるレンタルシステム１によれば、貸主３は、自身の自宅だけではなく、第１車両５で移動した外出先（例えば、ショッピングモールなど）でもパワーパック２を貸出すことができる。また、貸主３は、パワーパック２の貸出しを行い、インセンティブを受けることができる。なお、インセンティブは、例えば金銭や割引券などである。
一方、借主４は、使用中のパワーパック２の蓄電残量が少なくなった場合や、パワーパック２の使用を要望する場合など、周囲で貸出しを行っている貸主３からパワーパック２を借り受けることができる。

レンタルシステム１の各部の構成について説明する。
［２．第１車両の構成］
まず、第１車両５の構成について説明する。
図２は、第１車両５の構成を示す図である。
第１車両５は、車両制御装置５０、第１通信装置５１、第２通信装置５２、第３通信装置５３、充電ステーション５４、及び第１位置検出装置５５を備える。

車両制御装置５０は、第１車両５の各部を制御する装置である。車両制御装置５０は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）やＭＰＵ（Micro-Processing Unit）などのプロセッサ５００、メモリ５１０、及び他の装置やセンサ類が接続されるインターフェース回路を５２０備える。

メモリ５１０は、プロセッサ５００が実行するプログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶装置である。メモリ５１０は、磁気的記憶装置、フラッシュＲＯＭ（Read Only Memory）等の半導体記憶素子、或いはその他の種類の不揮発性記憶装置により構成される。また、メモリ５１０は、プロセッサ５００のワークエリアを構成するＲＡＭ（Random Access Memory）を含んでもよい。また、メモリ５１０は、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）、ＳＳＤ（Solid State Drive）等の不揮発性の記憶装置を含んでもよい。メモリ５１０は、プロセッサ５００により処理されるデータや、プロセッサ５００が実行する制御プログラム５１１を記憶する。

車両制御装置５０には、第１通信装置５１、第２通信装置５２、第３通信装置５３、充電ステーション５４、及び第１位置検出装置５５が接続する。

充電ステーション５４は、パワーパック２を離脱可能に保持する保持ユニット５４１と、各種の電気・電子回路を収める電装ユニット５４２とを備える。電装ユニット５４２には、充電ステーション制御装置５４３と、充電装置５４４とが収められている。
充電ステーション制御装置５４３は、本開示における制御装置に相当する。

保持ユニット５４１は、パワーパック２の電極と電気的に接続される充電コネクタ５４５と、パワーパック２を充電ステーション制御装置５４３の指示に応じて取り出し不能にするロック機構５４６と、を備えている。ロック機構５４６は、例えば、パワーパック２の取り出しを不能にする機構として、第１車両５内に形成されているパワーパック取出口の蓋体をロックして開閉不能にする電気鍵や、保持ユニット５４１に収められたパワーパック２に引っ掛かって抜出不能にする電気制御式の係止機構を備えている。

充電ステーション制御装置５４３は、充電ステーション５４の各部を制御する装置であり、ＣＰＵやＭＰＵなどのプロセッサと、メモリと、他の装置やセンサ類を接続するためのインターフェース回路とを備える。そして、当該プロセッサがメモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行することで、充電ステーション５４の各種の機能を実現する。

充電装置５４４は、第１車両５に搭載された車載バッテリ５６から供給される電力を用いてパワーパック２を充電する装置である。充電装置５４４は、充電ステーション制御装置５４３の電力供給指示に応じて保持ユニット５４１が保持するパワーパック２に電力を供給する。充電ステーション制御装置５４３は、保持ユニット５４１が保持するパワーパック２について、バッテリＩＤと、接続する充電コネクタ５４５との対応関係を管理している。充電ステーション制御装置５４３は、この対応関係を用いることで、特定のパワーパック２に関して電力供給指示を行える。なお、車載バッテリ５６は、第１車両５から取り外し可能なバッテリでもよく、第１車両５から取り外し不能なバッテリでもよい。
車載バッテリ５６は、本開示における移動体バッテリに相当する。

第１位置検出装置５５は、第１車両５の現在位置を検出する装置であり、複数の測位衛星から発信される測位信号を受信するＧＮＳＳ（Global Navigation Satellite System：全球測位衛星システム）受信機を備えている。第１位置検出装置５５は、検出結果を車両制御装置５０に出力する。

プロセッサ５００は、メモリ５１０に記憶された制御プログラム５１１を読み出して実行することによって、第１通信制御部５０１、第２通信制御部５０２、第３通信制御部５０３、及び指示部５０４として機能する。

第１通信制御部５０１は、第１通信装置５１を介して管理サーバ７と通信する。第１通信制御部５０１は、アップロード情報を管理サーバ７に送信する。

アップロード情報は、第１バッテリ情報と、第１車両５の現在位置を示す第１位置情報、車載バッテリ５６の充電量を示す第２バッテリ情報、及び、貸主３を一意に特定する貸主ＩＤ（Identification）を含む。第１バッテリ情報は、本開示におけるバッテリ情報に相当する。
第１バッテリ情報は、第１車両５に設けられたパワーパック２ごとに、パワーパック２を一意に特定するバッテリＩＤと、バッテリ状態情報とを含む。例えば、第１車両５に３つのパワーパック２が設けられている場合、第１バッテリ情報は、３つのパワーパック２のそれぞれについて、バッテリＩＤとバッテリ状態情報との組み合わせを含む。バッテリ状態情報が示すパワーパック２の状態は、パワーパック２の充電量、及び、パワーパック２が充電中であるか否かを示す。
第１位置情報が示す第１車両５の現在位置は、第１位置検出装置５５が検出した現在位置である。

第２通信制御部５０２は、第２通信装置５２を介して貸主端末６と通信する。

第３通信制御部５０３は、第３通信装置５３を介してパワーパック２と通信する。第３通信制御部５０３は、第１車両５に設けられるパワーパック２の各々から、バッテリＩＤとバッテリ状態情報とを受信する。

指示部５０４は、充電ステーション５４に各種の指示を行う。指示部５０４は、ロック機構５４６の解除指示を充電ステーション制御装置５４３に出力する。充電ステーション制御装置５４３は、指示部５０４からロック機構５４６の解除指示が入力された場合、ロック機構５４６のロック状態を解除する。指示部５０４は、パワーパック２の充電実行指示を充電ステーション制御装置５４３に出力する。充電ステーション制御装置５４３は、指示部５０４から充電実行指示が入力された場合、充電装置５４４に電力供給指示を出力する。

［３．第２車両の構成］
次に、第２車両８の構成について説明する。
図３は、第２車両８の構成を示す図である。
第２車両８は、車載装置８０、第４通信装置８１、及び第２位置検出装置８２を備える。

車載装置８０は、第２車両８の各部を制御する装置である。車載装置８０は、ＣＰＵやＭＰＵなどのプロセッサ８００、メモリ８１０、他の装置やセンサ類が接続されるインターフェース回路８２０、及びタッチパネル８３０を備える。

メモリ８１０は、プロセッサ８００が実行するプログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶装置である。メモリ８１０は、磁気的記憶装置、フラッシュＲＯＭ等の半導体記憶素子、或いはその他の種類の不揮発性記憶装置により構成される。また、メモリ８１０は、プロセッサ８００のワークエリアを構成するＲＡＭを含んでもよい。また、メモリ８１０は、ＨＤＤ、ＳＳＤ等の不揮発性の記憶装置を含んでもよい。メモリ８１０は、プロセッサ８００により処理されるデータや、プロセッサ８００が実行する制御プログラム８１１を記憶する。

タッチパネル８３０は、文字や画像を表示する液晶表示パネルと、液晶表示パネルへの接触を検出するタッチセンサーとが重畳された構成を有する。

車載装置８０には、第４通信装置８１、及び第２位置検出装置８２が接続する。

第２位置検出装置８２は、第２車両８の現在位置を検出する装置であり、複数の測位衛星から発信される測位信号を受信するＧＮＳＳ受信機を備えている。第２位置検出装置８２は、検出結果を車載装置８０に出力する。

プロセッサ８００は、メモリ８１０に記憶された制御プログラム８１１を読み出して実行することによって、第４通信制御部８０１、第１表示制御部８０２、及び第１受付部８０３として機能する。

第４通信制御部８０１は、第４通信装置８１を介して管理サーバ７と通信する。
第１表示制御部８０２は、タッチパネル８３０に情報を表示させる。
第１受付部８０３は、タッチパネル８３０に対する操作を受け付ける。

［４．貸主端末の構成］
次に、貸主端末６の構成について説明する。
図４は、貸主端末６の構成を示す図である。
貸主端末６は、端末制御装置６０、第５通信装置６１、及びタッチパネル６２を備える。

端末制御装置６０は、貸主端末６の各部を制御する装置である。端末制御装置６０は、ＣＰＵやＭＰＵなどのプロセッサ６００、メモリ６１０、及び他の装置やセンサ類が接続されるインターフェース回路６２０を備える。

メモリ６１０は、プロセッサ６００が実行するプログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶装置である。メモリ６１０は、磁気的記憶装置、フラッシュＲＯＭ等の半導体記憶素子、或いはその他の種類の不揮発性記憶装置により構成される。また、メモリ６１０は、プロセッサ６００のワークエリアを構成するＲＡＭを含んでもよい。また、メモリ６１０は、ＨＤＤ、ＳＳＤ等の不揮発性の記憶装置を含んでもよい。メモリ６１０は、プロセッサ６００により処理されるデータや、プロセッサ６００が実行する制御プログラム６１１を記憶する。

端末制御装置６０には、第５通信装置６１、及びタッチパネル６２が接続する。
第５通信装置６１は、第２通信装置５２との間でデータを送受する送信機及び受信機を含む装置である。第５通信装置６１は、無線通信装置である。
タッチパネル６２は、文字や画像を表示する液晶表示パネルと、液晶表示パネルへの接触を検出するタッチセンサーとが重畳された構成を有する。

プロセッサ６００は、メモリ６１０に記憶された制御プログラム６１１を読み出して実行することによって、第５通信制御部６０１、第２表示制御部６０２、及び第２受付部６０３として機能する。

第５通信制御部６０１は、第５通信装置６１を介して第２通信装置５２と通信する。
第２表示制御部６０２は、タッチパネル６２に情報を表示させる。
第２受付部６０３は、タッチパネル６２に対する操作を受け付ける。

［５．管理サーバの構成］
次に、管理サーバの構成について説明する。
図５は、管理サーバ７の構成を示す図である。
管理サーバ７は、サーバ制御装置７０、及び第６通信装置７１を備える。

サーバ制御装置７０は、管理サーバ７の各部を制御する装置である。サーバ制御装置７０、ＣＰＵやＭＰＵなどのプロセッサ７００、メモリ７１０、及び第６通信装置７１が接続されるインターフェース回路７２０を備える。

メモリ７１０は、プロセッサ７００が実行するプログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶装置である。メモリ７１０は、磁気的記憶装置、フラッシュＲＯＭ等の半導体記憶素子、或いはその他の種類の不揮発性記憶装置により構成される。また、メモリ７１０は、プロセッサ７００のワークエリアを構成するＲＡＭを含んでもよい。また、メモリ７１０は、ＨＤＤ、ＳＳＤ等の不揮発性の記憶装置を含んでもよい。メモリ７１０は、プロセッサ７００により処理されるデータや、プロセッサ７００が実行する制御プログラム７１１、貸主管理ＤＢ（database）７１２、借主管理ＤＢ７１３、アップロード情報管理ＤＢ７１４、及び地図データ７１５を記憶する。

貸主管理ＤＢ７１２は、貸主３ごとに、貸主３に関する情報を記憶する。貸主３に関する情報は、貸主ＩＤ、及び貸主３が操縦する第１車両５と通信するための通信情報を有する。当該通信情報としては、第１通信装置５１のアドレス情報が例に挙げられる。

借主管理ＤＢ７１３は、借主４ごとに、借主４に関する情報を記憶する。借主４に関する情報は、借主４を一意に特定する借主ＩＤ、及び、借主４の氏名や借主４の顔写真を示す貸主情報を含む。

アップロード情報管理ＤＢ７１４は、アップロード情報を記憶する。

地図データ７１５は、道路地図情報や、各種施設等の施設情報、マップマッチング用のデータ等を格納するデータである。道路地図情報は、地図上の道路を線で表現した道路ネットワークからなり、交差点や分岐点等をノードとして複数の部分に分割し、各ノード間の部分をリンクとして規定したリンクに関する情報を含む。施設情報は、施設の位置（緯度、経度）や、施設の名称、施設の画像などを示す。地図データ７１５は、地図の画像データを含む。

第６通信装置７１は、第１車両５及び第２車両８との間でデータを送受する送信機及び受信機を含む装置である。第６通信装置７１は、有線通信装置でも無線通信装置でもよい。

プロセッサ７００は、メモリ７１０に記憶された制御プログラム７１１を読み出して実行することによって、サーバ受信部７０１、サーバ送信部７０２、生成部７０３、及び探索部７０４として機能する。
サーバ受信部７０１は、本開示における受信部に相当する。サーバ送信部７０２は、本開示における送信部に相当する。

サーバ受信部７０１は、第６通信装置７１を介して第１通信装置５１及び第４通信装置８１からデータを受信する。

サーバ送信部７０２は、第６通信装置７１を介して第１通信装置５１及び第４通信装置８１からデータを送信する。

生成部７０３は、第１地図画像、第２地図画像、及び第３地図画像を生成する。第１地図画像、第２地図画像、及び第３地図画像については、後述する。

探索部７０４は、地図データ７１５を参照し、借主４の現在位置から借主４の目的地までのルートを探索する。本実施形態では、探索部７０４は、借主４の現在位置として第２車両８の現在位置からのルートを探索する。

［６．レンタルシステムの各部の動作］
次に、レンタルシステム１の各部の動作について説明する。
まず、アップロード情報に係わるレンタルシステム１の各部の動作について説明する。
図６は、レンタルシステム１の動作を示すフローチャートである。図６において、フローチャートＦＡは第１車両５の動作を示し、フローチャートＦＢは管理サーバ７の動作を示す。

フローチャートＦＡで示すように、第１通信制御部５０１は、アップロード情報を送信するトリガーが発生したか否かを判定する（ステップＳＡ１）。当該トリガーとしては、前回にアップロード情報を送信してから所定時間（例えば、１０分）が経過したことや、第１車両５のイグニッションがオンになったこと、第１車両５のイグニッションがオフになったことなどが例に挙げられる。

第１通信制御部５０１は、アップロード情報を送信するトリガーが発生したと判定した場合（ステップＳＡ１：ＹＥＳ）、アップロード情報を生成する（ステップＳＡ２）。

ステップＳＡ２において、第１通信制御部５０１は、第３通信装置５３が受信するバッテリＩＤとバッテリ状態情報との組み合わせを、第３通信装置５３から取得する。また、第１通信制御部５０１は、第１位置検出装置５５から第１位置情報を取得する。また、第１通信制御部５０１は、メモリ５１０から貸主ＩＤを取得する。また、第１通信制御部５０１は、車載バッテリ５６の充電量を示す第２バッテリ情報を取得する。第１通信制御部５０１は、取得したこれら情報を含むアップロード情報を生成する。

なお、貸主ＩＤは、第２通信装置５２と貸主端末６とが通信接続を確立したタイミングなどで、予めメモリ５１０に記憶されている。

なお、例えば、車載バッテリ５６と第３通信装置５３とが通信可能で、第３通信装置５３が車載バッテリ５６から第２バッテリ情報を受信する場合、第１通信制御部５０１は、第３通信装置５３から第２バッテリ情報を取得する。また、例えば、車載バッテリ５６と充電ステーション制御装置５４３とが通信可能で、充電ステーション制御装置５４３が車載バッテリ５６から第２バッテリ情報を受信する場合、第１通信制御部５０１は、充電ステーション制御装置５４３から第２バッテリ情報を取得する。

フローチャートＦＡの説明に戻り、第１通信制御部５０１は、生成したアップロード情報を管理サーバ７に送信する（ステップＳＡ３）。

フローチャートＦＢで示すように、サーバ受信部７０１は、アップロード情報を第１車両５から受信する（ステップＳＢ１）。

次いで、サーバ受信部７０１は、ステップＳＢ１で受信されたアップロード情報をアップロード情報管理ＤＢ７１４に記憶させる（ステップＳＢ２）。
なお、ステップＳＢ２において、ステップＳＢ１で受信されたアップロード情報に含まれる貸主ＩＤと同じ貸主ＩＤを有するアップロード情報がアップロード情報管理ＤＢ７１４に存在する場合、サーバ受信部７０１は、同じ貸主ＩＤを有するアップロード情報を、ステップＳＢ１で受信されたアップロード情報に更新する。

次に、貸出しが行われているパワーパック２の検索に係わるレンタルシステム１の動作について説明する。
図７は、レンタルシステム１の動作を示すフローチャートである。図７においてフローチャートＦＣは管理サーバ７の動作を示し、フローチャートＦＤは車載装置８０の動作を示す。

フローチャートＦＤで示すように、第４通信制御部８０１は、貸出しが行われているパワーパック２の検索を行うか否かを判定する（ステップＳＤ１）。例えば、タッチパネル８３０を介してパワーパック２の検索指示を第１受付部８０３が受け付けた場合、第４通信制御部８０１は、ステップＳＤ１において肯定判定する。

第４通信制御部８０１は、パワーパック２の検索を行うと判定した場合（ステップＳＤ１：ＹＥＳ）、検索要求情報を生成する（ステップＳＤ２）。
ステップＳＤ２において、第４通信制御部８０１は、第２位置検出装置８２から第２位置情報を取得する。そして、第４通信制御部８０１は、取得した第２位置情報を含む検索要求情報を生成する。ここで、第１受付部８０３が借主４から目的地の入力を受け付けていた場合、第４通信制御部８０１は、生成する検索要求情報に第１受付部８０３が受け付けていた目的地の情報を含ませる。

次いで、第４通信制御部８０１は、検索要求情報を管理サーバ７に送信する（ステップＳＤ３）。

フローチャートＣで示すように、サーバ受信部７０１は、検索要求情報を受信する（ステップＳＣ１）。

次いで、生成部７０３は、ステップＳＣ１で受信された検索要求情報に基づいて、基準所定範囲の地図の画像を地図データ７１５から取得する（ステップＳＣ２）。基準所定範囲とは、検索要求情報の第２位置情報が示す現在位置を基準とした所定範囲（例えば、基準を中心に半径１０ｋｍの範囲）である。この範囲の大きさは、予め定められている。

次いで、生成部７０３は、基準所定範囲内の位置を示す第１位置情報を含むアップロード情報が、アップロード情報管理ＤＢ７１４に記憶されているか否かを判定する（ステップＳＣ３）。

生成部７０３は、基準所定範囲内の位置を示す第１位置情報を含むアップロード情報がアップロード情報管理ＤＢ７１４に記憶されていないと判定した場合（ステップＳＣ３：ＮＯ）、ステップＳＣ１１の処理を行う。

一方、生成部７０３は、基準所定範囲内の位置を示す第１位置情報を含むアップロード情報がアップロード情報管理ＤＢ７１４に記憶されていると判定した場合（ステップＳＣ３：ＹＥＳ）、基準所定範囲内の位置を示す第１位置情報を含むアップロード情報を対象に、ステップＳＣ４の処理を行う。すなわち、生成部７０３は、対象のアップロード情報のうち、所定条件が成立するバッテリ状態情報を含むアップロード情報があるか否かを判定する（ステップＳＣ４）。

本実施形態において所定条件が成立するバッテリ状態情報は、第１所定条件又は第２所定条件が成立するバッテリ状態情報である。
第１所定条件が成立するバッテリ状態情報は、パワーパック２の充電量が所定量（例えば、満充電時の充電量の５０％）以上を示すバッテリ状態情報である。
第２所定条件が成立するバッテリ状態情報は、充電量が所定量以上の車載バッテリ５６から電力供給を受けているパワーパック２のバッテリ状態情報であり、且つ、パワーパック２が充電中であることを示すバッテリ状態情報である。

生成部７０３は、所定条件が成立するバッテリ状態情報であるか否かを、次のように判定する。
生成部７０３は、判定対象のバッテリ状態情報が所定量以上の充電量を示す場合、判定対象のバッテリ状態情報が、第１所定条件が成立するバッテリ状態情報であると判定する。
生成部７０３は、判定対象のバッテリ状態情報が充電中を示し、且つ、判定対象のバッテリ状態情報を含むアップロード情報の第２バッテリ情報が所定量以上の充電量を示す場合、判定対象のバッテリ状態情報が、第２所定条件が成立するバッテリ状態情報であると判定する。

生成部７０３は、所定条件が成立するバッテリ状態情報を含むアップロード情報がないと判定した場合（ステップＳＣ４：ＮＯ）、ステップＳＣ１１の処理を行う。

一方、生成部７０３が、所定条件が成立するバッテリ状態情報を含むアップロード情報があると判定した場合（ステップＳＣ４：ＹＥＳ）、探索部７０４は、ステップＳＣ１で受信された検索要求情報に目的地の情報が含まれるか否かを判定する（ステップＳＣ５）。

探索部７０４が目的地の情報が含まれないと判定した場合（ステップＳＣ５：ＮＯ）、生成部７０３は、第１地図画像ＴＧ１を生成する（ステップＳＣ６）。

第１地図画像ＴＧ１は、第１車両５の現在位置と対応する基準所定範囲の地図上の位置に、所定条件が成立するバッテリ状態情報を表示した地図画像である。

図８は、第１地図画像ＴＧ１の一例を示す図である。
第１地図画像ＴＧ１が示す地図は、基準所定範囲の地図である。第１地図画像ＴＧ１は、所定条件が成立するバッテリ状態情報をアイコンとして表示する。以下、このアイコンを第１アイコンといい「ＩＣ１」の符号を付す。第１アイコンＩＣ１は、第２アイコンＩＣ２に含まれる。第２アイコンＩＣ２は、１又は複数の第１アイコンＩＣ１を括るアイコンであり、アップロード情報ごとに生成される。第１アイコンＩＣ１は、対応するバッテリ状態情報が充電中を示す場合、充電中を示すアイコンであり、対応するバッテリ状態情報が充電中を示さない場合、充電量を示すアイコンである。

図８では、第２アイコンＩＣ２－１、ＩＣ２－２が表示された第１地図画像ＴＧ１を示している。第２アイコンＩＣ２－１は、第１アイコンＩＣ１－１、ＩＣ１－２、ＩＣ１－３を含む。第１アイコンＩＣ１－２、ＩＣ１－２、ＩＣ１－３は、いずれもパワーパック２の充電量を示している。第２アイコンＩＣ２－２は、第１アイコンＩＣ１－４、ＩＣ１－５、ＩＣ１－６、ＩＣ１－７、ＩＣ１－８を含む。第１アイコンＩＣ１－４、ＩＣ１－５、ＩＣ１－６は、いずれもパワーパック２の充電量を示している。第１アイコンＩＣ１－７、ＩＣ１－８は、いずれも充電中を示している。

生成部７０３は、基準所定範囲内の位置を示す第１位置情報を含むアップロード情報であって且つ所定条件が成立するバッテリ状態情報を含むアップロード情報を、処理対象として、次のように第１地図画像ＴＧ１を生成する。
生成部７０３は、処理対象のアップロード情報に含まれるバッテリ状態情報のうち、所定条件が成立するバッテリ状態情報について、バッテリ状態情報ごとに第１アイコンＩＣ１を生成する。次いで、生成部７０３は、第１アイコンＩＣ１を並べた第２アイコンＩＣ２を生成する。生成部７０３は、ステップＳＣ２で取得した地図の画像において、処理対象のアップロード情報に含まれる第１位置情報が示す現在位置と対応する地図上の位置に、生成した第２アイコンＩＣ２を配置する。第２アイコンＩＣ２が配置されることで、第１アイコンＩＣ１は、この対応する地図上の位置に配置されることとなる。生成部７０３は、全ての処理対象のアップロード情報について第２アイコンＩＣ２の生成及び配置を行うことで第１地図画像ＴＧ１を生成する。

図７の説明に戻り、サーバ送信部７０２は、ステップＳＣ６で生成された第１地図画像ＴＧ１の画像データである第１地図画像データを第２車両８に送信する（ステップＳＣ７）。

ステップＳＣ５の説明に戻り、探索部７０４は、目的地の情報が含まれると判定した場合（ステップＳＣ５：ＹＥＳ）、ルート探索を行う（ステップＳＣ８）。ステップＳＣ８で検索されるルートは、ステップＳＣ１で受信された検索要求情報の第２位置情報が示す現在位置から、当該検索要求情報が含む目的地の情報が示す目的地までのルートである。

次いで、生成部７０３は、第２地図画像ＴＧ２を生成する（ステップＳＣ９）。

第２地図画像ＴＧ２は、第１地図画像の表示内容に加えて、ステップＳＣ８で探索されたルートの画像を表示した地図画像である。

図９は、第２地図画像ＴＧ２の一例を示す図である。
図９に示す第２地図画像ＴＧ２は、図８に示す第１地図画像ＴＧ１の表示内容に加えて、ルートの画像であるルート画像ＲＧが表示された地図画像を例示している。

生成部７０３は、探索部７０４が探索したルートを示すルート画像ＲＧを生成する。そして、生成部７０３は、生成したルート画像ＲＧと第２アイコンＩＣ２とをステップＳＣで取得した地図の画像に配置して第２地図画像ＴＧ２を生成する。

図７の説明に戻り、サーバ送信部７０２は、ステップＳＣ９で生成された第２地図画像の画像データである第２地図画像データを第２車両８に送信する（ステップＳＣ１０）。

ステップＳＣ３、ＳＣ４で否定判定した場合、生成部７０３は、第３地図画像を生成する（ステップＳＣ１１）。第３地図画像は、基準所定範囲の地図を示す地図画像であり、第２アイコンＩＣ２及びルート画像ＲＧを含まない。

サーバ送信部７０２は、生成部７０３が第３地図画像を生成すると、第３地図画像の画像データである第３地図画像データを第２車両８に送信する（ステップＳＣ１２）。

フローチャートＦＤで示すように、第４通信制御部８０１は、第１地図画像データ、第２地図画像データ、及び第３地図画像データのいずれかを受信する（ステップＳＤ４）。

第１表示制御部８０２は、ステップＳＤ４で受信された画像データに対応する地図画像をタッチパネル８３０に表示させる（ステップＳＤ５）。すなわち、第１表示制御部８０２は、第４通信制御部８０１が第１地図画像データを受信した場合、第１地図画像をタッチパネル８３０に表示させる。第１表示制御部８０２は、第４通信制御部８０１が第２地図画像データを受信した場合、第２地図画像をタッチパネル８３０に表示させる。第１表示制御部８０２は、第４通信制御部８０１が第３地図画像データを受信した場合、第３地図画像をタッチパネル８３０に表示させる。なお、第１地図画像ＴＧ１及び第２地図画像ＴＧ２の表示において、第１表示制御部８０２は、タッチ操作で選択可能に第１アイコンＩＣ１を表示させる。

次に、パワーパック２の借り受けの要求に係わるレンタルシステム１の動作について説明する。
図１０は、レンタルシステム１の動作を示すフローチャートである。
図１０において、フローチャートＦＥは車載装置８０の動作を示し、フローチャートＦＦは管理サーバ７の動作を示し、フローチャートＦＧは第１車両５の動作を示し、フローチャートＦＨは貸主端末６の動作を示している。

フローチャートＦＥの開始時点では、第１地図画像ＴＧ１又は第２地図画像ＴＧ２を車載装置８０が表示している。
フローチャートＦＥで示すように、第１受付部８０３は、タッチパネル８３０が表示する第１地図画像ＴＧ１又は第２地図画像ＴＧ２において、第１アイコンＩＣ１の選択を受け付ける（ステップＳＥ１）。

次いで、第４通信制御部８０１は、パワーパック２の借り受けを要求する借受要求情報を管理サーバ７に送信する（ステップＳＥ２）。借受要求情報には、選択された第１アイコンＩＣ１に対応する貸主ＩＤ、選択された第１アイコンＩＣ１に対応するバッテリＩＤ、及び、メモリ８１０に記憶されている借主ＩＤが含まれる。

なお、第１地図画像データ及び第２地図画像データには、第１アイコンＩＣ１ごとに、対応するパワーパック２のバッテリＩＤが紐付いて記述されている。また、第１地図画像データ及び第２地図画像データには、第１アイコンＩＣ１ごとに、対応するパワーパック２を貸し出す貸主３の貸主ＩＤが紐付いて記述されている。

フローチャートＦＦで示すように、サーバ受信部７０１は、車載装置８０から借受要求情報を受信する（ステップＳＦ１）。

次いで、サーバ送信部７０２は、ステップＳＦ１で受信した借受要求情報に含まれる貸主ＩＤ及び借主ＩＤに基づいて、第１車両５にステップＳＦ１で受信した借受要求情報と借主情報とを第１車両５に送信する（ステップＳＦ２）。

ステップＳＦ２について詳述する。
サーバ送信部７０２は、借受要求情報に含まれる貸主ＩＤに対応する通信情報を貸主管理ＤＢ７１２から取得する。次いで、サーバ送信部７０２は、借受要求情報に含まれる借主ＩＤに対応付く貸主情報を借主管理ＤＢ７１３から取得する。そして、サーバ送信部７０２は、取得した通信情報を用いて、ステップＳＦ１で受信した借受要求情報と、取得した借主情報とを第１車両５に送信する。

フローチャートＦＧで示すように、第１通信制御部５０１は、借受要求情報及び借主情報を受信する（ステップＳＧ１）。

次いで、第２通信制御部５０２は、ステップＳＧ１で受信された借受要求情報及び借主情報を貸主端末６に送信する（ステップＳＧ２）。なお、借受要求情報及び借主情報の送信タイミングは、例えば、所定周期が到来したこと、イグニッションがオフになったこと、イグニッションがオンになったこと、第１車両５のドアが開閉したことなどである。

フローチャートＦＨで示すように、第５通信制御部６０１は、借受要求情報及び借主情報を第１車両５から受信する（ステップＳＨ１）。

次いで、第２表示制御部６０２は、ステップＳＨ１で受信された借受要求情報及び借主情報を表示する（ステップＳＨ２）。これによって、貸主３は、借主４の認証を行える。

第２受付部６０３は、ステップＳＨ２で表示された借受要求情報が示すパワーパック２の借り受けの要求に対して、承認の操作、又は、非承認の操作を受け付ける（ステップＳＨ３）。

第５通信制御部６０１は、パワーパック２の借り受けの要求に対して承認したことを示す承認情報、又は、パワーパック２の借り受けの要求に対して承認しないことを示す非承認情報を第１車両５に送信する（ステップＳＨ４）。第５通信制御部６０１は、ステップＳＨ３で承認の操作を第１受付部８０３が受け付けた場合、承認情報を送信し、ステップＳＨ３で非承認の操作を第１受付部８０３が受け付けた場合、非承認情報を送信する。
承認情報には、借主要求情報に含まれていたバッテリＩＤが含まれる。

フローチャートＦＧで示すように、第２通信制御部５０２は、承認情報又は非承認情報を受信する（ステップＳＧ３）。

指示部５０４は、ステップＳＧ３において第２通信制御部５０２が承認情報を受信したか非承認情報を受信したかを判定する（ステップＳＧ４）。

指示部５０４は、第２通信制御部５０２が承認情報を受信したと判定した場合（ステップＳＧ４：承認情報）、充電ステーション制御装置５４３に充電実行指示を出力する（ステップＳＧ５）。ステップＳＧ５について詳述すると、指示部５０４は、承認情報に含まれるバッテリＩＤを含む充電実行指示を出力する。充電ステーション制御装置５４３は、上述した対応関係に従って、充電実行指示に含まれるバッテリＩＤが特定するパワーパック２を供給対象として指定して、電力供給指示を充電装置５４４に出力する。なお、充電ステーション制御装置５４３は、充電実行指示が含むバッテリＩＤを管理していない場合、充電実行指示を読み捨てる。

次いで、第１通信制御部５０１は、第２通信制御部５０２が受信した承認情報又は非承認情報を管理サーバ７に送信する（ステップＳＧ６）。

フローチャートＦＦで示すように、サーバ受信部７０１は、承認情報又は非承認情報を第１車両５から受信する（ステップＳＦ３）。

次いで、サーバ送信部７０２は、ステップＳＧ１で受信した借受要求情報の応答として、ステップＳＦ３で受信された非承認情報又は非承認情報を第２車両８に送信する（ステップＳＦ４）。なお、ステップＳＦ３においてサーバ受信部７０１が承認情報を受信した場合、サーバ送信部７０２は、ステップＳＦ４において、さらに、貸主３と借主４との間で認証を行うための認証情報（例えば、電子キーやパスワード）を第２車両８に送信する。また、ステップＳＦ３においてサーバ受信部７０１が承認情報を受信した場合、サーバ送信部７０２は、ステップＳＦ４において、承認情報の応答として認証情報を第１車両５に送信する。第１通信制御部５０１が第１通信装置５１を介して認証情報を受信すると、第２通信制御部５０２は、第１通信制御部５０１が受信した認証情報を貸主端末６に送信する。

フローチャートＦＥで示すように、第４通信制御部８０１は、承認情報又は非承認情報を管理サーバ７から受信する（ステップＳＥ３）。第４通信制御部８０１は、承認情報を受信する場合、承認情報と共に認証情報も受信する。

次いで、第１表示制御部８０２は、ステップＳＥ３で受信された承認情報又は非承認情報をタッチパネル８３０に表示させる（ステップＳＥ４）。これにより、借主４は、パワーパック２の借り受けの要求に対して承認されたか否かを確認できる。なお、第４通信制御部８０１は、承認情報の表示と共に、承認情報と共に受信された認証情報をタッチパネル８３０に表示させてもよい。

［７．他の実施形態］
上述した実施形態は、あくまでも一態様を示すものであり任意に変形及び応用が可能である。

上述した実施形態では、本開示の移動体として電動４輪自動車を例示した。しかしながら、本開示の移動体は、電動４輪自動車に限定されず、貸主３の操縦によって陸上や空中、海上、水中を移動する物体でもよい。当該物体は、例えば、車両や飛行体、船舶などである。

上述した実施形態では、本開示の借主端末として車載装置８０を例示した。しかしながら、本開示の借主端末は、車載装置８０に限定されず、スマートフォンなどの端末装置でもよい。

充電ステーション制御装置５４３は、車載バッテリ５６の充電量に基づいて自動でパワーパック２に充電を行う構成でもよい。この構成の場合、充電ステーション制御装置５４３は、貸主３の出発地から目的地までの距離を推定し、推定した距離の走行で使用する車載バッテリ５６の消費電力を推定する。充電ステーション制御装置５４３は、推定した消費電力に対して車載バッテリ５６の現在の充電量が所定量より多い場合に、パワーパック２に充電を行う。

プロセッサ５００、６００、７００、８００は、複数のプロセッサにより構成されてもよいし、単一のプロセッサで構成されてもよい。プロセッサ５００、６００、７００、８００は、後述する各部の機能を実現するようプログラムされたハードウェアでもよい。この場合、プロセッサ５００、６００、７００、８００は、例えば、ＡＳＩＣ（Application Specific Integrated Circuit）やＦＰＧＡ（Field Programmable Gate Array）で構成される。

また、図２－図５に示したレンタルシステム１を構成する各装置の各部は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、レンタルシステム１を構成する各装置の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。

また、図６、図７、及び図１０に示す動作のステップ単位は、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、１つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。

［８．上記実施形態によりサポートされる構成］
上記実施形態は、以下の構成をサポートする。

（構成１）
バッテリを貸し出す貸主と前記バッテリを借り受ける借主との間で前記バッテリの貸し借りを管理する管理サーバであって、移動体に設けられた前記バッテリごとに前記バッテリの状態を示すバッテリ状態情報を含むバッテリ情報を、前記移動体が備える通信装置から受信する受信部と、前記受信部が受信した前記バッテリ情報が含む前記バッテリ状態情報のうち所定条件が成立する前記バッテリ状態情報を、前記移動体の現在位置と対応する地図上の位置に表示した地図画像を生成する生成部と、前記借主が操作する借主端末に、前記生成部が生成した前記地図画像の画像データを送信する送信部と、を備える、管理サーバ。
構成１の管理サーバによれば、借主端末が地図画像を表示できるようになるため、借主は、借主端末によってバッテリがどこに位置するのかを確認できるようになる。よって、移動体に設けられたバッテリを借主が容易に借り受けることができる。

（構成２）
前記バッテリ状態情報が示す前記バッテリの状態は、前記バッテリの充電量を示し、前記所定条件が成立する前記バッテリ状態情報は、前記バッテリの充電量が所定量以上を示す前記バッテリ状態情報である、構成１に記載の管理サーバ。
構成２の管理サーバによれば、借り受け時に使用可能なバッテリがどこに位置するのかを確認できるようになるため、借り受け時に使用不能なバッテリを誤って借り受けてしまうことを抑制できる。よって、移動体に設けられたバッテリを借主が容易に借り受けることができると共に、借主にとっての利便性を向上できる。

（構成３）
前記移動体は、前記バッテリに充電可能な移動体バッテリを備え、前記バッテリ状態情報が示す前記バッテリの状態は、前記バッテリが充電中であるか否かを示し、前記所定条件が成立する前記バッテリ状態情報は、充電量が所定量以上の前記移動体バッテリから電力供給を受けている前記バッテリについての前記バッテリ状態情報であり、且つ、前記バッテリが充電中であることを示す前記バッテリ状態情報である、構成１又は構成２に記載の管理サーバ。
構成３の管理サーバによれば、借り受け時に使用可能な状態となり得るバッテリがどこに位置するのかを確認できるようになるため、借り受け時に使用不能なバッテリを借り受けてしまうことを抑制できる。よって、移動体に設けられたバッテリを借主が容易に借り受けることができると共に、借主にとっての利便性を向上できる。

（構成４）
バッテリを貸し出す貸主と前記バッテリを借り受ける借主との間で前記バッテリの貸し借りを管理する管理サーバと、移動体と、前記借主が操作する借主端末と、を備えるレンタルシステムであって、前記移動体は、前記移動体に設けられた前記バッテリごとに前記バッテリの状態を示すバッテリ状態情報を含むバッテリ情報を、前記管理サーバに送信する通信装置を備え、前記管理サーバは、前記通信装置から前記バッテリ情報を受信し、受信した前記バッテリ情報が含む前記バッテリ状態情報のうち所定条件が成立する前記バッテリ状態情報を、前記移動体の現在位置と対応する地図上の位置に表示した地図画像を生成し、生成した前記地図画像の画像データを前記借主端末に送信し、前記借主端末は、前記画像データを前記管理サーバから受信し、受信した前記画像データが示す前記地図画像を表示する、レンタルシステム。
構成４のレンタルシステムによれば、構成１の管理サーバと同様の効果を奏する。

（構成５）
前記バッテリ状態情報が示す前記バッテリの状態は、前記バッテリの充電量を示し、前記所定条件が成立する前記バッテリ状態情報は、前記バッテリの充電量が所定量以上を示す前記バッテリ状態情報である、構成４に記載のレンタルシステム。
構成５のレンタルシステムによれば、構成２の管理サーバと同様の効果を奏する。

（構成６）
前記移動体は、前記バッテリに充電可能な移動体バッテリを備え、前記バッテリ状態情報が示す前記バッテリの状態は、前記バッテリが充電中であるか否かを示し、前記所定条件が成立する前記バッテリ状態情報は、充電量が所定量以上の前記移動体バッテリから電力供給を受けている前記バッテリについての前記バッテリ状態情報であり、且つ、前記バッテリが充電中であることを示す前記バッテリ状態情報である、構成４又は構成５に記載のレンタルシステム。
構成６のレンタルシステムによれば、構成３の管理サーバと同様の効果を奏する。

（構成７）
前記貸主が操作する貸主端末を備え、前記移動体は、前記移動体バッテリから前記バッテリへの電力供給を制御する制御装置を備え、前記借主端末は、前記バッテリ状態情報を選択可能に前記地図画像を表示し、表示した前記地図画像上で前記バッテリ状態情報が選択された場合、前記バッテリの借り受けを要求する借受要求情報を前記貸主端末に送信し、前記貸主端末は、受信した前記借受要求情報が示す前記バッテリの借り受けの要求に対して、承認の操作又は非承認の操作を前記貸主から受け付け、前記制御装置は、前記承認の操作を前記貸主端末が受け付けた場合、選択された前記バッテリ状態情報に対応する前記バッテリへの電力供給を行う、構成６に記載のレンタルシステム。
構成７のレンタルシステムによれば、貸主が借り受けに対して承認してから、借主が貸主からバッテリを借り受けるまでの間にバッテリを充電できるため、借主は、充電量が多いバッテリを借り受けることが可能になる。よって、借主にとっての利便性を向上できる。

（構成８）
前記貸主が操作する貸主端末を備え、前記移動体は、前記通信装置より交信距離が短距離の短距離通信装置を備え、前記借主端末は、前記バッテリ状態情報を選択可能に前記地図画像を表示し、借主端末上で表示された前記地図画像上で前記バッテリ状態情報が選択された場合、前記バッテリの借り受けを要求する借受要求情報を前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記借受要求情報を前記通信装置に送信し、前記短距離通信装置は、前記通信装置が受信した前記借受要求情報を前記貸主端末に送信し、前記貸主端末は、受信した前記借受要求情報が示す前記バッテリの借り受けの要求に対して、承認の操作又は非承認の操作を前記貸主から受け付け、前記管理サーバは、前記貸主端末が承認の操作を受け付けた場合、前記貸主と前記借主との間で認証を行うための認証情報を、前記通信装置及び前記借主端末に送信し、前記短距離通信装置は、前記通信装置が受信した前記認証情報を前記貸主端末に送信する、構成６又は構成７に記載のレンタルシステム。
構成８のレンタルシステムによれば、貸主が移動体から離れた場所に位置する場合でも、承認の操作又は非承認の操作を行うことができる。また、構成８のレンタルシステムによれば、認証情報が貸主端末と借主端末とに送信されるため、貸主が移動体から離れた場所でも貸主と借主との間で認証を行うことができ、且つ、認証に際して貸主端末及び借主端末がセルラー通信を行う必要がないため、認証における通信料を不要にできる。

（構成９）
前記管理サーバは、前記借主の目的地までのルートの画像を表示する前記地図画像を生成する、構成４から構成８までのいずれか一項に記載のレンタルシステム。
構成９のレンタルシステムによれば、借主は、借主端末によって携帯型バッテリが、目的地までのルートに対してどこに位置するのかを確認できるようになる。よって、移動体に設けられたバッテリを借主が容易に借り受けることができると共に、借主にとっての利便性を向上できる。

（構成１０）
前記借主端末は、前記借主が操縦する車両に搭載された車載装置である、構成９に記載のレンタルシステム。
構成１０のレンタルシステムによれば、借主は、操縦する車両において、携帯型バッテリが目的地までのルートに対してどこに位置するのかを確認できるようになる。

（構成１１）
バッテリを貸し出す貸主と前記バッテリを借り受ける借主との間で前記バッテリの貸し借りを管理する管理サーバの制御方法であって、移動体に設けられた前記バッテリごとに前記バッテリの状態を示すバッテリ状態情報を含むバッテリ情報を、前記移動体が備える通信装置から受信するステップと、受信した前記バッテリ情報が含む前記バッテリ状態情報のうち所定条件が成立する前記バッテリ状態情報を、前記移動体の現在位置と対応する地図上の位置に表示した地図画像を生成するステップと、前記借主が操作する借主端末に、生成した前記地図画像の画像データを送信するステップと、を含む、管理サーバの制御方法。
構成１１の管理サーバの制御方法によれば、構成１の管理サーバと同様の効果を奏する。

１…レンタルシステム、２…パワーパック（バッテリ）、３…貸主、４…借主、５…第１車両（移動体）、６…貸主端末、７…管理サーバ、８…第２車両、５１…第１通信装置（通信装置）、５２…第２通信装置（短距離通信装置）、５６…車載バッテリ（移動体バッテリ）、８０…車載装置（借主端末）、５４３…充電ステーション制御装置（制御装置）、７０１…サーバ受信部（受信部）、７０２…サーバ送信部（送信部）、７０３…生成部、ＩＣ１…第１アイコン、ＴＧ１…第１地図画像、ＴＧ２…第２地図画像。

Claims (11)

1. バッテリを貸し出す貸主と前記バッテリを借り受ける借主との間で前記バッテリの貸し借りを管理する管理サーバであって、
   移動体に設けられた前記バッテリごとに前記バッテリの状態を示すバッテリ状態情報を含むバッテリ情報を、前記移動体が備える通信装置から受信する受信部と、
   前記受信部が受信した前記バッテリ情報が含む前記バッテリ状態情報のうち所定条件が成立する前記バッテリ状態情報を、前記移動体の現在位置と対応する地図上の位置に表示した地図画像を生成する生成部と、
   前記借主が操作する借主端末に、前記生成部が生成した前記地図画像の地図画像データを送信する送信部と、を備える、
   管理サーバ。
2. 前記バッテリ状態情報が示す前記バッテリの状態は、前記バッテリの充電量を示し、
   前記所定条件が成立する前記バッテリ状態情報は、前記バッテリの充電量が所定量以上を示す前記バッテリ状態情報である、
   請求項１に記載の管理サーバ。
3. 前記移動体は、前記バッテリに充電可能な移動体バッテリを備え、
   前記バッテリ状態情報が示す前記バッテリの状態は、前記バッテリが充電中であるか否かを示し、
   前記所定条件が成立する前記バッテリ状態情報は、充電量が所定量以上の前記移動体バッテリから電力供給を受けている前記バッテリについての前記バッテリ状態情報であり、且つ、前記バッテリが充電中であることを示す前記バッテリ状態情報である、
   請求項１又は２に記載の管理サーバ。
4. バッテリを貸し出す貸主と前記バッテリを借り受ける借主との間で前記バッテリの貸し借りを管理する管理サーバと、移動体と、前記借主が操作する借主端末と、を備えるレンタルシステムであって、
   前記移動体は、
   前記移動体に設けられた前記バッテリごとに前記バッテリの状態を示すバッテリ状態情報を含むバッテリ情報を、前記管理サーバに送信する通信装置を備え、
   前記管理サーバは、
   前記通信装置から前記バッテリ情報を受信し、
   受信した前記バッテリ情報が含む前記バッテリ状態情報のうち所定条件が成立する前記バッテリ状態情報を、前記移動体の現在位置と対応する地図上の位置に表示した地図画像を生成し、
   生成した前記地図画像の地図画像データを前記借主端末に送信し、
   前記借主端末は、
   前記地図画像データを前記管理サーバから受信し、受信した前記地図画像データが示す前記地図画像を表示する、
   レンタルシステム。
5. 前記バッテリ状態情報が示す前記バッテリの状態は、前記バッテリの充電量を示し、
   前記所定条件が成立する前記バッテリ状態情報は、前記バッテリの充電量が所定量以上を示す前記バッテリ状態情報である、
   請求項４に記載のレンタルシステム。
6. 前記移動体は、前記バッテリに充電可能な移動体バッテリを備え、
   前記バッテリ状態情報が示す前記バッテリの状態は、前記バッテリが充電中であるか否かを示し、
   前記所定条件が成立する前記バッテリ状態情報は、充電量が所定量以上の前記移動体バッテリから電力供給を受けている前記バッテリについての前記バッテリ状態情報であり、且つ、前記バッテリが充電中であることを示す前記バッテリ状態情報である、
   請求項４又は５に記載のレンタルシステム。
7. 前記貸主が操作する貸主端末を備え、
   前記移動体は、前記移動体バッテリから前記バッテリへの電力供給を制御する制御装置を備え、
   前記借主端末は、前記バッテリ状態情報を選択可能に前記地図画像を表示し、表示した前記地図画像上で前記バッテリ状態情報が選択された場合、前記バッテリの借り受けを要求する借受要求情報を前記貸主端末に送信し、
   前記貸主端末は、受信した前記借受要求情報が示す前記バッテリの借り受けの要求に対して、承認の操作又は非承認の操作を前記貸主から受け付け、
   前記制御装置は、前記承認の操作を前記貸主端末が受け付けた場合、選択された前記バッテリ状態情報に対応する前記バッテリへの電力供給を行う、
   請求項６に記載のレンタルシステム。
8. 前記貸主が操作する貸主端末を備え、
   前記移動体は、前記通信装置より交信距離が短距離の短距離通信装置を備え、
   前記借主端末は、前記バッテリ状態情報を選択可能に前記地図画像を表示し、借主端末上で表示された前記地図画像上で前記バッテリ状態情報が選択された場合、前記バッテリの借り受けを要求する借受要求情報を前記管理サーバに送信し、
   前記管理サーバは、前記借受要求情報を前記通信装置に送信し、
   前記短距離通信装置は、前記通信装置が受信した前記借受要求情報を前記貸主端末に送信し、
   前記貸主端末は、受信した前記借受要求情報が示す前記バッテリの借り受けの要求に対して、承認の操作又は非承認の操作を前記貸主から受け付け、
   前記管理サーバは、前記貸主端末が承認の操作を受け付けた場合、前記貸主と前記借主との間で認証を行うための認証情報を、前記通信装置及び前記借主端末に送信し、
   前記短距離通信装置は、前記通信装置が受信した前記認証情報を前記貸主端末に送信する、
   請求項６又は７に記載のレンタルシステム。
9. 前記管理サーバは、
   前記借主の目的地までのルートの画像を表示する前記地図画像を生成する、
   請求項４から８までのいずれか一項に記載のレンタルシステム。
10. 前記借主端末は、前記借主が操縦する車両に搭載された車載装置である、
    請求項９に記載のレンタルシステム。
11. バッテリを貸し出す貸主と前記バッテリを借り受ける借主との間で前記バッテリの貸し借りを管理する管理サーバの制御方法であって、
    移動体に設けられた前記バッテリごとに前記バッテリの状態を示すバッテリ状態情報を含むバッテリ情報を、前記移動体が備える通信装置から受信するステップと、
    受信した前記バッテリ情報が含む前記バッテリ状態情報のうち所定条件が成立する前記バッテリ状態情報を、前記移動体の現在位置と対応する地図上の位置に表示した地図画像を生成するステップと、
    前記借主が操作する借主端末に、生成した前記地図画像の地図画像データを送信するステップと、を含む、
    管理サーバの制御方法。

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