JP2023122977A - サポートプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】ＯＳ標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、ＯＳ標準の汎用印刷プログラムが表示する印刷設定画面をカスタマイズすること。【解決手段】ＰＣ１と接続するプリンタ２に対応し、ＰＣ１のＯＳ２１にあらかじめ組み込まれた汎用印刷プログラム４１をサポートする補助プログラム４２である。補助プログラム４２は、ＰＣ１のＣＰＵ１１に、プリンタ２が選択されたことによって汎用印刷プログラム４１から処理が要求された場合に、印刷設定画面Ｄ２をカスタマイズする設定内容を示す設定データを読み込む処理と、読み込まれた設定データに示される設定内容に基づいて、印刷設定画面の表示内容を示す表示データを生成する処理と、生成された表示データを汎用印刷プログラム４１に渡し、ＰＣ１のディスプレイ１３ａに表示される印刷設定画面を表示データに従って表示させる処理と、を実行させる。【選択図】図１

Description

本明細書に開示される技術分野は、プリンタの制御をサポートするサポートプログラムに関する。

従来、プリンタドライバにて表示される印刷設定画面のカスタマイズを行う技術が知られている。例えば特許文献１には、プリンタドライバに対応する印刷設定アプリケーションをインストールする際にカスタマイズデータもインストールし、印刷設定アプリケーションは、カスタマイズデータに従って印刷設定画面を表示する構成が開示されている。

特開２０１９－７５０１１号公報

近年、プリンタドライバを利用せず、オペレーティングシステム（ＯＳ）に標準に組み込まれている汎用印刷プログラムによってプリンタを制御する技術が実用化されている。この技術では、ＯＳがプリンタを検知するとＯＳ標準の汎用印刷プログラムとの関連付けを行い、以後、そのプリンタに対する印刷指示を受け付けた場合に、プリンタドライバを用いずに、ＯＳ標準の汎用印刷プログラムによる印刷が可能になる。

しかしながら、ＯＳ標準の汎用印刷プログラムを用いる情報処理装置において、ＯＳ標準の汎用印刷プログラムが表示する印刷設定画面を、プリンタの仕様等に合わせてカスタマイズする構成は知られていない。そのため、ＯＳ標準の汎用印刷プログラムを用いた環境での印刷設定画面の表示技術には、改善の余地がある。

上述した課題の解決を目的としてなされたサポートプログラムは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応し、前記情報処理装置のオペレーティングシステムにあらかじめ組み込まれた汎用印刷プログラムをサポートするサポートプログラムであって、前記汎用印刷プログラムは、前記情報処理装置のディスプレイに印刷設定画面を表示させるためのデータを取り扱うことが可能であり、前記コンピュータに、前記プリンタが選択されたことによって前記汎用印刷プログラムから処理が要求された場合に、前記印刷設定画面をカスタマイズする設定内容を示す設定データを読み込む読込処理と、前記読込処理にて読み込まれた前記設定データに示される前記設定内容に基づいて、前記印刷設定画面の表示内容を示す表示データを生成する生成処理と、前記生成処理にて生成された前記表示データを前記汎用印刷プログラムに渡し、前記情報処理装置の前記ディスプレイに表示される前記印刷設定画面を前記表示データに従って表示させる表示処理と、を実行させる、ように構成される。

上記構成のサポートプログラムは、プリンタが選択されたことによって汎用印刷プログラムから処理が要求された際、印刷設定画面をカスタマイズするための設定データを読み込み、その設定データに示される設定内容を反映した表示データを汎用印刷プログラムに渡す。汎用印刷プログラムは、プリンタのモデルごとに対応するプリンタドライバとは異なるＯＳ標準の印刷プログラムである。その汎用印刷プログラムが、サポートプログラムから受け取った表示データに従って印刷設定画面を情報処理装置のディスプレイに表示する。これにより、ＯＳ標準の汎用印刷プログラムを用いる情報処理装置において、ユーザの好みやプリンタの仕様ないし運用にあった印刷設定画面をディスプレイに表示することができる。

上記サポートプログラムの機能を実現するための装置、制御方法、サポートプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。

本明細書に開示される技術によれば、ＯＳ標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、ＯＳ標準の汎用印刷プログラムが表示する印刷設定画面をカスタマイズする技術が実現される。

ＰＣの電気的構成の概略を示すブロック図である。 印刷が選択された場合の手順の例を示すシーケンス図である。 印刷設定画面の例を示す図である。 印刷設定画面の表示例を示す図である。 印刷設定画面の表示例を示す図である。 印刷設定画面の表示例を示す図である。 印刷設定画面の表示例を示す図である。 印刷指示を受け付けた場合の手順の例を示すシーケンス図である。 登録処理の制御手順の一例を示すフローチャートである。 カスタマイズ画面の一例を示す図である。

以下、本形態のサポートプログラムを利用するパーソナルコンピュータ（以下、「ＰＣ」とする）について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本明細書は、ＰＣにて実行されるサポートプログラムを開示する。

本形態のＰＣ１は、図１に示すように、ＣＰＵ１１と、メモリ１２と、を含むコントローラ１０を備えている。ＰＣ１は、情報処理装置の一例である。ＣＰＵ１１は、コンピュータの一例である。また、ＰＣ１は、ユーザインタフェース（以下、「ユーザＩＦ」とする）１３と、通信インタフェース（以下、「通信ＩＦ」とする）１４と、を備え、これらがコントローラ１０に電気的に接続されている。なお、図１中のコントローラ１０は、ＰＣ１の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際にＰＣ１に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。

ＣＰＵ１１は、メモリ１２から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。メモリ１２には、各種のプログラムや各種のデータが記憶されている。メモリ１２は、各種の処理が実行される際の作業領域としても利用される。ＣＰＵ１１が備えるバッファも、メモリの一例である。なお、メモリ１２の一例は、ＰＣ１に内蔵されるＲＯＭ、ＲＡＭ、ＨＤＤ等に限らず、ＣＰＵ１１が読み取り可能かつ書き込み可能なストレージ媒体、例えば、ＣＤ－ＲＯＭ、ＤＶＤ－ＲＯＭ等の記録媒体であっても良い。

ユーザＩＦ１３は、ユーザに情報を報知するための画面を表示するハードウェアと、ユーザによる操作を受け付けるハードウェアと、を含む。なお、ユーザＩＦ１３は、情報を表示可能なディスプレイ１３ａと、入力受付機能を有するマウスやキーボード等と、の組であっても良いし、ディスプレイ１３ａと入力受付機能とを備えるタッチパネルであっても良い。ユーザＩＦ１３は、ディスプレイの一例を含む。

通信ＩＦ１４は、プリンタ２等の外部装置と通信を行うためのハードウェアを含む。通信ＩＦ１４の通信規格は、イーサネット（登録商標）、Ｗｉ－Ｆｉ（登録商標）、ＵＳＢなどである。ＰＣ１は、通信ＩＦ１４を介して、インターネットに接続可能であっても良い。また、ＰＣ１は、複数の通信規格に対応する複数の通信ＩＦ１４を備えていてもよい。

ＰＣ１のメモリ１２には、図１に示すように、汎用印刷プログラム４１を含むオペレーティングシステム（以下、「ＯＳ」とする）２１と、補助プログラム４２と、各種のアプリケーションプログラム（以下、「アプリ」とする）と、が記憶されている。ＯＳ２１は、例えば、Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標）、ｍａｃＯＳ（登録商標）、Ｌｉｎｕｘ（登録商標）、ｉＯＳ（登録商標）、Ａｎｄｒｏｉｄ（登録商標）である。補助プログラム４２は、サポートプログラムの一例である。

本形態のＰＣ１には、各種のアプリとして、例えば、情報アプリ４３が組み込まれている。情報アプリ４３は、例えば、地図アプリ、カレンダアプリ、ブラウザ、であり、ユーザの要求に応じて各種の情報をディスプレイ１３ａに表示させる機能を備えている。情報アプリ４３は、アプリケーションプログラムの一例である。なお、情報アプリ４３自身は、表示させた情報を印刷させる機能を備えていなくても良い。

汎用印刷プログラム４１は、ＯＳ２１とともに提供されるＯＳ標準のプログラムであり、情報アプリ４３等によってディスプレイ１３ａに表示されている情報を、プリンタ２等に印刷させるための機能を有する。本形態の汎用印刷プログラム４１は、印刷対象の画像データに基づいて、中間画像データを生成する機能を含むプログラムである。汎用印刷プログラム４１は、各種のプリンタのベンダによって提供される複数種類のモデルのプリンタが共通に利用できる機能をサポートしている。汎用印刷プログラム４１は、各種のプリンタに固有のプリンタドライバとは異なり、各種のプリンタが固有に備える機能の全てに対応するものではなく、サポートする機能は汎用的なものに限られる。

補助プログラム４２は、汎用印刷プログラム４１の処理に付随してＯＳ２１からの指示に基づいて処理を実行するプログラムまたはプログラム群であり、対象のハードウェアの制御をサポートするプログラムである。本形態の補助プログラム４２は、ＰＣ１に接続されているプリンタ２のモデルに対応するものであり、例えば、汎用印刷プログラム４１を使用してプリンタ２に印刷を実行させる指示を受け付けた場合に、汎用印刷プログラム４１から起動される。補助プログラム４２は、例えば、印刷サポートアプリ（略称、ＰＳＡ）、またはハードウェアサポートアプリ（略称、ＨＳＡ）と呼ばれるものである。

なお、補助プログラム４２は、それぞれが実行命令を受け付ける複数のプログラムの組み合わせであっても良いし、１つのプログラムであって命令に応じてそれぞれ異なる処理を実行できるプログラムであっても良い。また、補助プログラム４２は、プリンタのベンダによってプリンタのタイプごとに用意されるプログラムであっても良い。例えば、インクジェットプリンタ用の補助プログラムやレーザプリンタ用の補助プログラムが、それぞれ用意されても良い。プリンタのタイプごとに限らず、プリンタのモデルごとやプリンタのモデルのシリーズごとに用意される補助プログラムが有っても良い。

ＰＣ１のＯＳ２１は、例えば、新たなプリンタがＰＣ１に接続された場合、接続されたプリンタのタイプやモデルに応じて、適切な補助プログラムをサーバ等からダウンロードしてＰＣ１に組み込むことができる。ＯＳ２１は、組み込んだ補助プログラムの識別情報を新たに接続されたプリンタのプリンタ情報に対応付けて、メモリ１２に記憶させる。

本形態のＰＣ１は、図１に示すように、プリンタ２に接続されている。プリンタ２は、少なくとも印刷機能と通信機能とを有する装置である。プリンタ２は、印刷データと印刷設定とをＰＣ１等の外部装置から受信し、印刷設定に従って印刷を行う。印刷設定の設定項目の例としては、部数、印刷向き、印刷品質、用紙サイズ、給紙トレイ、用紙種類、両面印刷、カラー印刷、ふちなし印刷がある。

印刷設定の設定項目の例としては、前述した設定項目の他、印刷対象の画像を加工する加工オプションがある。加工オプションの例としては、割り付け印刷、小冊子印刷、ポスター印刷がある。割り付け印刷は、Ｎ（Ｎは複数）ページの画像を縮小して１枚の用紙に順番に配置して印刷する印刷方法である。小冊子印刷は、Ｎ（Ｎは複数）ページの画像を縮小して並べ替えて用紙の表面と裏面に２ページずつ配置して印刷する印刷方法である。ポスター印刷は、１ページ分の画像をポスターサイズに拡大してＭ（Ｍは複数）枚の用紙に分割して印刷する印刷方法である。印刷設定の設定項目は、さらに、プリンタ２が印刷物に対して行う後処理があってもよい。後処理には、例えば、印刷物を針などで留めるステープルがある。

プリンタ２は、プリンタ２が有する機能に基づいて、各種の印刷設定を受け付けることができる。補助プログラム４２は、プリンタ２に専用の印刷設定画面（以下「詳細設定画面」とする）を介して、印刷設定を受け付けることができる。詳細設定画面では、プリンタ２と同様の設定を受け付けることができる。詳細設定画面では、プリンタ２が設定できない項目について設定を受け付けてもよい。例えば、詳細設定画面では、加工オプションについての処理を補助プログラム４２が行い、プリンタ２が行わない場合、詳細設定画面で、加工オプションについて設定を受け付けてもよい。

汎用印刷プログラム４１は、印刷設定画面Ｄ２（図３参照）を介して印刷設定を受け付けることができる。汎用印刷プログラム４１は、ＰＣ１のディスプレイ１３ａに印刷設定画面Ｄ２を表示させるデータを取り扱うことができる。例えば、汎用印刷プログラム４１は、補助プログラム４２から受け取った情報を印刷設定画面Ｄ２に表示させることができる。表示可能な情報には、例えば、印刷設定の項目やパラメータ、通知画像が含まれる。

図１に示すように、ＰＣ１のメモリには設定ファイル４５が保存されている。補助プログラム４２には、設定ファイル４５の保存先が登録されており、設定ファイル４５を読み出すことができる。設定ファイル４５には、印刷設定画面Ｄ２に表示する内容をカスタマイズする設定内容を示す設定データが記憶されている。設定データは、表示する対象を列記した内容であってもよし、表示しない対象を列記した内容であってもよい。設定ファイル４５は、テキストファイルでもよいし、jsonやcsvやxmlのような決められた形式のファイルでもよい。設定ファイル４５は、プリンタ２のベンダやシステム管理者がプリンタ２の運用のカスタマイズのために用意したものでもよいし、ユーザ個人が利便性の向上のために用意したものでもよい。読み込み対象となる設定ファイル４５の登録は後述する登録処理により行われる。

補助プログラム４２は、設定ファイル４５に記憶されている設定データに基づいて、印刷設定画面Ｄ２の表示内容をカスタマイズすることができる。印刷設定画面Ｄ２をカスタマイズする設定内容の例としては、印刷設定の項目の追加ないし削除、印刷設定の各項目に設定可能なパラメータの追加ないし削除、印刷設定の項目ないし各項目に設定可能なパラメータの表示順序の変更、印刷設定画面Ｄ２の表記の変更、印刷設定画面Ｄ２に表示する画像の変更、がある。

次に、本形態の補助プログラム４２の動作を含む印刷の手順であって、情報アプリ４３にて印刷が選択された場合の各プログラムによる手順について、図２のシーケンス図を参照して説明する。なお、図２および後述する他のシーケンス図では、プリンタ２に対応する補助プログラム４２がＰＣ１に組み込まれている場合の動作について示している。

なお、本形態における処理およびフローチャートの各処理ステップは、基本的に、補助プログラム４２などのプログラムに記述された命令に従ったＣＰＵ１１の処理を示す。ＣＰＵ１１による処理は、ＯＳ２１のＡＰＩを用いたハードウェア制御も含む。本明細書では、ＯＳ２１の詳細な記載を省略して各プログラムの動作を説明する。また、「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。

手順の最初に、ユーザが情報アプリ４３を起動する（Ａ０１）。情報アプリ４３は、ユーザの指示に応じて、各種の情報を含む情報画面をディスプレイ１３ａに表示させる（Ａ０２）。表示中の情報画面の画像を印刷させたい場合、ユーザは、情報画面にて印刷を選択する（Ａ０３）。すると、情報アプリ４３は、ＯＳ２１の汎用印刷プログラム４１に表示要求と情報画面のデータを送る （Ａ０４）。

汎用印刷プログラム４１は、表示要求がされたことに応じて、印刷設定画面をディスプレイ１３ａに表示させる（Ａ０６）。印刷設定画面は、印刷設定の指示や印刷実行の指示を受け付ける画面である。例えば、図３に示すように、印刷設定画面Ｄ２には、プリンタの選択を受け付けるプリンタ選択欄５１と、通知画像を表示する通知欄５２と、各種の印刷設定の指定を受け付ける印刷設定欄５３と、印刷対象となる情報画面の画像を示すプレビュー欄５４と、詳細な印刷設定を行う指示を受け付ける詳細設定ボタンＳＷ２と、印刷実行の指示を受け付ける印刷ボタンＳＷ３と、が含まれる。通知欄５２は特定の表示エリアの一例である。

印刷設定欄５３では、汎用印刷プログラム４１が印刷設定の項目を表示して、パラメータの設定を受け付けることができる。汎用印刷プログラム４１が補助プログラム４２に処理を要求していない場合、印刷設定欄５３には、汎用印刷プログラム４１がサポートする印刷設定の項目とパラメータが表示される。例えば図４（ａ）は、汎用印刷プログラム４１が、補助プログラム４２に処理を要求していない場合に表示される印刷設定欄５３の一例を示している。印刷設定欄５３では、項目ごとに設定欄１１１やリストボックス１１２が設けられている。リストボックス１１２は、リストボタン１１３が操作されると、その項目について汎用印刷プログラム４１がサポートするパラメータが選択可能に表示される。

図３に戻り、通知欄５２には、補助プログラム４２から受け取った通知情報が表示される。汎用印刷プログラム４１は、補助プログラム４２から受け取った情報に基づいて、通知欄５２に画像を表示したり、画像の表示を停止したりすることができる。

図２に示すように、ユーザは、表示中の印刷設定画面Ｄ２にて、プリンタ選択欄５１への操作を行うことでプリンタの選択を行うことができる（Ａ０７）。選択されたプリンタがプリンタ２である場合、汎用印刷プログラム４１は、プリンタ２に対応する補助プログラム４２を起動して、プリンタの選択に対応する処理を要求する（Ａ０８）。Ａ０８では、汎用印刷プログラム４１は、選択されたプリンタの情報や、プリンタの選択時に設定されていた印刷設定の情報を、補助プログラム４２に渡す。

なお、汎用印刷プログラム４１は、ＯＳ２１にて通常使用するプリンタとしてプリンタ２が設定されている場合には、例えば、図３に示すように、プリンタ２が選択された状態で印刷設定画面Ｄ２を表示し（Ａ０６）、補助プログラム４２を起動する（Ａ０８）。すなわち、ＯＳ２１によってプリンタ２が自動的に選択され、汎用印刷プログラム４１は、選択されたプリンタ２の情報に基づいて、Ａ０８を実行する。この場合、ユーザによるＡ０７の操作は不要である。

なお、汎用印刷プログラム４１が印刷設定画面Ｄ２を表示する代わりに、情報アプリ４３が印刷設定画面Ｄ２を表示させる構成でも良い。その場合、情報アプリ４３は、Ａ０３で印刷が選択されたことに応じて汎用印刷プログラム４１を起動し、印刷設定画面Ｄ２に表示させるためのデータを汎用印刷プログラム４１から取得して、印刷設定画面Ｄ２をディスプレイ１３ａに表示させる。そして、情報アプリ４３は、プリンタ２が選択されていることに応じて、あるいは、Ａ０７にてプリンタ２が選択されたことに応じて、選択されたプリンタ２の情報を汎用印刷プログラム４１に渡す。これにより、汎用印刷プログラム４１は、Ａ０８にて、プリンタ２に対応する補助プログラム４２を起動する。

補助プログラム４２は、起動されたことに応じて、ＯＳ２１に対してプリンタ２の能力情報を要求する（Ａ１１）。ＯＳ２１は、補助プログラム４２からの要求を受けて、プリンタ２に能力情報を要求する取得要求を送信し、プリンタ２から能力情報を取得する（Ａ１２）。ＯＳ２１は、プリンタ２から取得した能力情報を補助プログラム４２に渡す（Ａ１３）。

ＯＳ２１は、例えば、ＩＰＰ（internet printing protocolの略）に応じた通信によって、プリンタ２との通信を行う。なお、補助プログラム４２は、ＯＳ２１に要求する代わりに、例えば、ＭＩＢ（Management Information Baseの略）を使って、プリンタ２から直接、能力情報を取得しても良い。

プリンタ２から取得する能力情報には、印刷設定として設定可能なパラメータの情報が含まれる。また、能力情報には、適正な印刷設定の組み合わせを示す情報が含まれる。また、能力情報には、例えば、ステータス情報、消耗品の残量情報、装着されているトレイの情報、トレイごとに設定されている用紙の用紙情報、対応可能な印刷解像度の情報、が含まれる。また、プリンタ２は、受け付けた印刷ジョブに基づいて画像処理を行って，画像処理後のデータに基づいて印刷する機能、例えば、Ｎｉｎ１等の集約印刷、ウォータマーク等の合成印刷、着色剤を節約する節約印刷、を行う機能を有していても良い。プリンタ２にて実行可能な画像処理の機能を有している場合、プリンタ２は、その機能の情報を能力情報としてＯＳ２１に渡しても良い。

補助プログラム４２は、Ａ１３にてＯＳ２１から通知された能力情報を、メモリ１２内の補助プログラム４２にて使用可能な所定の領域に記憶する（Ａ１４）。なお、補助プログラム４２は、能力情報が既にメモリ１２に記憶されている場合、記憶されている能力情報に上書きして今回の能力情報を記憶する。

図２に示すように、補助プログラム４２は、設定ファイル４５を読み込む（Ａ２０）。Ａ２０は読込処理の一例である。設定ファイル４５は設定データの一例である。

本実施形態では、あらかじめ設定ファイル４５のファイル名と、設定ファイル４５を保存する記憶領域が決まっており、補助プログラム４２は、その記憶領域にアクセスして、あらかじめ決められたファイル名に基づいて設定ファイル４５を読み込む。一方、補助プログラム４２は、設定ファイル４５のパスが補助プログラム４２に登録されている場合、そのパスに基づいて設定ファイル４５にアクセスし、設定ファイル４５を読み込んでもよい。設定ファイル４５は、ＰＣ１のメモリ１２に保存されていてもよいし、サーバなどＰＣ１の外部に設けられた外部装置に保存されていてもよい。

設定ファイル４５を読み込んだ補助プログラム４２は、表示データ生成処理を行う（Ａ２１）。表示データ生成処理は、Ａ２０にて読み込んだ設定ファイル４５内の設定データに示される設定内容に基づいて、表示データを生成する処理である。表示データは、図３に示す印刷設定画面Ｄ２の表示内容を示すデータである。

設定ファイル４５内の設定データは、ユーザや、プリンタ２のベンダや、プリンタ２の管理者など（以下「管４理者等」とする）によって、印刷設定画面Ｄ２の表示をカスタマイズするために設定された設定内容を含んでいる。設定データは、例えば、印刷設定の項目やパラメータや画像データである。設定データの設定内容は、登録処理により登録されている。登録処理については後述する。

表示データが示す表示内容には、例えば、図３の印刷設定欄５３に表示される印刷設定の項目、各項目に設定可能なパラメータ、通知欄５２に表示される通知画像が含まれる。通知画像は、例えば、テキスト、静止画像、動画を含んでも良く、これらの組み合わせであっても良い。表示内容には、通知欄５２を非表示にする指示が含まれてもよい。Ａ２１は生成処理の一例である。

さらに、補助プログラム４２は、生成した表示データを含む表示情報を汎用印刷プログラム４１に渡し（Ａ２２）、処理を終了する。Ａ２２は表示処理の一例である。汎用印刷プログラム４１は、補助プログラム４２から受け取った表示情報に基づいて、ディスプレイ１３ａに表示されている印刷設定画面Ｄ２の通知欄５２と印刷設定欄５３の表示を行う（Ａ２３）。尚、Ａ２３の処理は情報アプリ４３が印刷設定画面Ｄ２を表示してもよい。この場合、情報アプリ４３が表示データを受けて通知欄５２と印刷設定欄５３の表示内容を制御する。

汎用印刷プログラム４１がサポートする印刷設定の項目およびパラメータと異なる項目およびパラメータを表示データが含む場合、図４（ａ）に示す印刷設定欄５３あるいは通知欄５２の表示内容が、設定内容に応じて図４（ｂ）、図５（ａ）、図５（ｂ）、図６（ａ）、図６（ｂ）、あるいは、図７に示すように変更される。印刷設定画面のカスタマイズの詳細は後述する。なお、Ａ０３の印刷選択時にプリンタ２が選択されている場合には、Ａ０６、Ａ０７の処理を省略し、カスタマイズした印刷設定画面Ｄ２を表示してもよい。

印刷設定画面Ｄ２のカスタマイズについて具体的に説明する。まず、印刷設定画面Ｄ２に表示される項目をカスタマイズする第１具体例について説明する。例えば、設定データには、印刷設定の項目「用紙種類」を表示しない設定内容が、含まれているとする。また、設定データには、補助プログラム４２あるいはプリンタ２に固有の設定項目である「小冊子印刷」を表示し、その項目のパラメータとして「する」と「しない」を表示可能とする設定内容が、含まれているとする。

この場合、補助プログラム４２は、「用紙種類」の項目およびパラメータを表示せず、「小冊子印刷」の項目とパラメータを表示する表示データを生成し、それを汎用印刷プログラム４１に渡して表示させる。これにより、図４（ａ）に示すように、変更前の印刷設定欄５３には「用紙種類」の項目とそのリストボックスが表示されていた。しかし、変更後の印刷設定欄５３には、図４（ｂ）の図中矢印１２１に示すように、「用紙種類」の項目およびそのリストボックスパラメータが表示されなくなる。また、変更後の印刷設定欄５３には、図４（ｂ）の図中矢印１２２，１２３に示すように、変更前に表示されていなかった「小冊子印刷」の項目およびそのパラメータ「する」、「しない」が追加表示される。「小冊子印刷」は第３項目の一例である。

このように、補助プログラム４２は、印刷設定画面Ｄ２に表示される印刷設定の項目をカスタマイズすることで、印刷設定画面Ｄ２にて設定可能な項目を増やしたり、減らしたりすることができ、プリンタ２の運用をカスタマイズすることができる。

印刷設定画面Ｄ２に表示されるパラメータをカスタマイズする第２具体例について説明する。例えば、設定データには、「部数」の範囲を「１部以上１０部以下」に制限する設定内容が含まれているとする。また例えば、設定データには、「用紙種類」のパラメータに「布」を追加する設定内容が含まれているとする。また例えば、設定データには、項目としての「両面印刷」に設定可能なパラメータを「両面印刷」に限定する設定内容が含まれているとする。また例えば、設定データには、項目としての「カラー」に設定可能なパラメータを「モノクロ」に限定する設定内容が含まれているとする。また例えば、設定データには、「割り付け印刷」の項目に設定可能なパラメータを「標準（１ｉｎ１）」と「２ｉｎ１」に限定する設定内容が含まれているとする。

この場合、補助プログラム４２は、図４（ａ）に示す印刷設定画面Ｄ２に表示される項目「部数」、「用紙種類」、「両面印刷」、「カラー印刷」、「割り付け印刷」のパラメータを、図５（ａ）の矢印１３１～１３６に示すように変更する表示データを生成し、それを汎用印刷プログラム４１に渡して表示させる。

これにより、例えば、図４（ａ）に示す変更前の印刷設定画面Ｄ２では、「部数」は制限が表示されていなかった。しかし、図５（ａ）の図中矢印１３１に示すように、変更後の印刷設定画面Ｄ２には、「部数」の設定欄１１１の横に、設定可能な部数の範囲「１～１０」が表示されている。この場合、汎用印刷プログラム４１は、設定欄１１１において１～１０以外の数値を受け付けない。

また、例えば、図４（ａ）に示す変更前の印刷設定画面Ｄ２には、「用紙種類」のリストボックスに「普通紙」と「封筒」が選択可能に表示されていた。しかし、図５（ａ）の図中矢印１３２に示すように、変更後の印刷設定画面Ｄ２には、「用紙種類」のリストボックスに「布」が追加表示されている。そのため、ユーザは、例えば、印刷設定画面Ｄ２の詳細設定ボタンＳＷ２を操作して補助プログラム４２に詳細設定画面を表示させなくても、補助プログラム４２あるいはプリンタ２に固有のパラメータを印刷設定画面Ｄ２に表示させ、設定を受け付けることができる。この場合、「用紙種類」は「第４項目」の一例である。「布」は「第４パラメータ」の一例である。

また、例えば、図４（ａ）に示す変更前の印刷設定画面Ｄ２には、「両面印刷」のリストボックスに「片面印刷」と「両面印刷」が選択可能に表示されていた。しかし、変更後の印刷設定画面Ｄ２には、図５（ａ）の図中矢印１３３に示すように、「両面印刷」の項目に「両面印刷」のパラメータのみが表示されている。「両面印刷」の項目にはリストボタンが設けられていない。これにより、「両面印刷」の項目には、パラメータとしての「両面印刷」しか設定できないので、どの印刷でも「両面印刷」の項目について運用を同じにすることができる。この場合、項目としての「両面印刷」は「第１項目」の一例である。パラメータとしての「両面印刷」は「第１パラメータ」の一例である。「カラー印刷」の項目については、図４（ａ）に示す変更前の印刷設定画面Ｄ２には、「カラー印刷」のリストボックスに「カラー」と「モノクロ」が選択可能に表示されていた。変更後の印刷設定画面Ｄ２には、図５（ａ）の図中矢印１３４に示すように、「カラー印刷」の項目に「モノクロ」のパラメータのみが表示されている。

また、例えば、図４（ａ）に示す変更前の印刷設定画面Ｄ２には、「割り付け印刷」のリストボックスに「標準（１ｉｎ１）」と「２ｉｎ１」と「４ｉｎ１」と「９ｉｎ１」と「１６ｉｎ１」とが選択可能に表示されていた。しかし、変更後の印刷設定画面Ｄ２には、図５（ａ）の図中矢印１３５に示すように、「割り付け印刷」のリストボックスに「標準（１ｉｎ１）」と「２ｉｎ１」のみが表示され、「４ｉｎ１」、「９ｉｎ１」、「１６ｉｎ１」が表示されていない。これにより、汎用印刷プログラム４１が設定可能とするパラメータの一部（「４ｉｎ１」、「９ｉｎ１」、「１６ｉｎ１」）について利用を制限する運用が実現される。なお、「割り付け印刷」は「第２項目」の一例であり、「４ｉｎ１」、「９ｉｎ１」、「１６ｉｎ１」は「第２パラメータ」の一例である。

なお、本実施形態では、設定を受け付けない印刷設定の項目あるいはパラメータを非表示にして、設定を受け付けないようにした。これに対して、設定を受け付けない項目あるいはパラメータは、グレーアウトして設定を受け付けないようにしてもよい。これによれば、ユーザは、どの項目あるいはパラメータの利用が制限されているかを認識したり、補助プログラム４２あるいはプリンタ２が有する機能に気付いたりすることができる。

ところで、プリンタ２が増設トレイを脱着可能な装置である場合、設定データが、「給紙トレイ」の項目に設定可能なパラメータとして「増設トレイ」を含むことがある。補助プログラム４２がこの設定データのみに基づいて表示データを生成すると、プリンタ２に増設トレイが装着されているか否かに関係なく、印刷設定画面Ｄ２には、図５（ａ）の矢印１３６に示すように、「給紙トレイ」のリストボックスに「増設トレイ」が追加表示される。プリンタ２の選択時に、プリンタ２が増設トレイを装着されていない場合、図５（ａ）に示す印刷設定画面Ｄ２において「給紙トレイ」に「増設トレイ」が設定されると、印刷に失敗する可能性が高くなる。

そこで、補助プログラム４２は、図２のＡ２１において、設定データと、プリンタ２から取得した能力情報とを比較して表示データを生成してもよい。増設トレイがプリンタ２に装着されていない場合、プリンタ２から取得した能力情報には、設定可能なトレイとして「増設トレイ」が含まれていない。補助プログラム４２は、設定データと能力情報とに基づいて表示データを生成することにより、「給紙トレイ」のリストボックスに「増設トレイ」を追加表示させない表示データを生成する。この表示データに基づいて表示される印刷設定画面Ｄ２には、「給紙トレイ」のリストボックスに「増設トレイ」が表示されない。よって、増設トレイが装着されていないプリンタ２を指定して印刷を行う場合に「給紙トレイ」に「増設トレイ」が設定されることがなくなり、印刷の失敗を未然に防ぐことができる。

印刷設定画面Ｄ２の表示順をカスタマイズする第３具体例について説明する。例えば、設定データには、用紙サイズを１番上にする設定内容が含まれているとする。この場合、補助プログラム４２は、「用紙サイズ」を１番上にして各項目を並べて表示する表示データを生成し、汎用印刷プログラム４１に渡す。これにより、図４（ａ）に示すように、変更前の印刷設定画面Ｄ２には「用紙サイズ」が上から３番目に表示されていた。しかし、変更後の印刷設定画面には、図５（ｂ）の図中矢印１４１に示すように、「用紙サイズ」が１番上に表示されるようになる。

パラメータの表示順をカスタマイズする第４具体例について説明する。例えば、設定データには、「カラー印刷」に設定可能なパラメータのうち、「モノクロ」を１番目、「カラー」を２番目に表示する設定内容が含まれているとする。この場合、補助プログラム４２は、「カラー印刷」のリストボックスの１番上に「モノクロ」を表示し、２番目に「カラー」を表示する表示データを生成し、汎用印刷プログラム４１に渡す。これにより、図４（ａ）に示すように、変更前の印刷設定画面Ｄ２には「カラー印刷」のリストボックスに上から「カラー」、「モノクロ」が表示されていた。しかし、変更後の印刷設定画面には、図６（ａ）の図中矢印１６１に示すように、「カラー印刷」のリストボックスに上から「モノクロ」、「カラー」が表示されるようになる。

印刷設定画面Ｄ２の表記をカスタマイズする第５具体例について説明する。例えば、設定データには、「割り付け印刷」の表記を「１枚のシートに印刷する原稿の枚数」に変更し、「割り付け印刷」のパラメータ「標準（１ｉｎ１）」、「２ｉｎ１」、「４ｉｎ１」、「９ｉｎ１」、「１６ｉｎ１」の表記を「１枚」、「２枚」、「４枚」、「９枚」、「１６枚」に変更する設定内容が含まれているとする。この場合、補助プログラム４２は、「１枚のシートに印刷する原稿の枚数」の項目を表示し、その項目のリストボックスに「１枚」、「２枚」、「４枚」、「９枚」、「１６枚」を表示する表示データを作成し、汎用印刷プログラム４１に渡す。この表示データには、「割り付け印刷」の項目名や「標準（１ｉｎ１）」、「２ｉｎ１」…のパラメータ名が含まれていない。

これにより、図４（ａ）に示すように変更前に印刷設定画面Ｄ２に表示されていた「割り付け印刷」の項目の表記が、図６の矢印（ｂ）の図中矢印１５１に示すように、「１枚のシートに印刷する原稿の枚数」に変更される。また、図４（ａ）に示す「割り付け印刷」のパラメータ「標準（１ｉｎ１）」、「２ｉｎ１」、「４ｉｎ１」、「９ｉｎ１」、「１６ｉｎ１」の表記が、図６の矢印（ｂ）の図中矢印１５２に示すように、「１枚」、「２枚」、「４枚」、「９枚」、「１６枚」に変更される。よって、例えば、印刷設定画面Ｄ２の各項目や各パラメータの表記を補助プログラム４２やプリンタ２の表記に変更したり、各項目や各パラメータの表記を内容の想像しやすい文言に変更したりすることができ、印刷設定画面Ｄ２の使い勝手を良くすることができる。

印刷設定画面Ｄ２の使用言語をカスタマイズする第６具体例について説明する。例えば、ＯＳ２１の使用言語が中国語に設定されている場合、汎用印刷プログラム４１が表示する印刷設定画面Ｄ２も中国語で表示される。例えば、設定データが、使用言語を「日本語」とする設定内容を含む場合、補助プログラム４２は、日本語で表示データを生成し、それを汎用印刷プログラム４１に渡す。汎用印刷プログラム４１は、受け取った表示データをそのまま日本語で印刷設定画面Ｄ２に表示させる。つまり、印刷設定画面Ｄ２の使用言語が「中国語」から「日本語」に変更される。

印刷設定画面Ｄ２に表示する画像をカスタマイズする第７具体例について説明する。例えば、設定データには、プリンタ２のベンダの連絡先の画像データが含まれているとする。この場合、補助プログラム４２は、その画像データを通知欄５２に表示させる表示データを生成し、汎用印刷プログラム４１に渡す。これにより、印刷設定画面Ｄ２の通知欄５２には、図７の図中２０１に示すように、連絡先の通知画像が表示され、不具合等が生じた場合に、ユーザが通知欄５２に表示される連絡先に直ぐに連絡して対応することができる。

印刷設定画面Ｄ２の通知欄５２を非表示にする第８具体例について説明する。例えば、補助プログラム４２は、通知欄５２に画像を表示させない表示データを生成し、汎用印刷プログラム４１に渡す。この場合、印刷設定画面Ｄ２の通知欄５２には何も表示されない。なお、この場合、通知欄５２自体が消去されてもよい。

なお、図３の例では、１つの通知欄５２を含む印刷設定画面Ｄ２を示したが、通知欄５２の配置や形状、大きさ、個数等は、この図の例に限らない。補助プログラム４２は、汎用印刷プログラム４１から通知欄５２の情報を取得し、取得した情報に基づいて、通知欄５２に表示させる通知データを決定しても良い。例えば、通知欄５２を表示可能な配置が複数有って、補助プログラム４２にて表示場所を指定できる場合には、補助プログラム４２は、表示場所を指定する情報を含む通知データを汎用印刷プログラム４１に渡しても良い。また、通知欄５２の大きさを選択できる場合には、補助プログラム４２は、大きさを指定する情報を汎用印刷プログラム４１に渡しても良い。

なお、補助プログラム４２は、表示データを生成して汎用印刷プログラム４１に渡す代わりに、補助プログラム４２自身にて情報を表示することもできる。ただし、その場合、印刷設定画面Ｄ２とは別に画面を表示することになる。ＯＳ２１の汎用印刷プログラム４１の印刷設定画面Ｄ２の中に表示すれば、表示がシンプルになり、ユーザのストレスが回避される。

次に、図４に示した印刷設定画面Ｄ２の表示中、印刷ボタンＳＷ３へのユーザの操作による印刷実行の指示を受け付けた場合の各プログラムによる手順について、図８のシーケンス図を参照して説明する。なお、ユーザによる印刷実行の指示は、汎用印刷プログラム４１に直接入力されてもよいし、情報アプリ４３に入力され、情報アプリ４３から汎用印刷プログラム４１に出力されてもよい。

汎用印刷プログラム４１は、ユーザによる印刷実行の指示を受け付けると（Ｄ０１）、印刷設定画面Ｄ２にて受け付けた印刷設定を用いて、印刷対象の画像を示す画像データの形式を中間画像データの形式に変換することで中間画像データを生成して（Ｄ０２）、生成した中間画像データを補助プログラム４２に渡す（Ｄ０３）。情報アプリ４３に含まれる画像データは種々のタイプのものであり、汎用印刷プログラム４１は、印刷対象の画像データを、印刷データの生成に適した中間画像データに変換する。なお、印刷対象の画像データが印刷データの生成に適したデータであれば、中間画像データの生成を省略し、そのまま中間画像データとしても良い。中間画像データは、例えば、ＸＰＳデータである。

補助プログラム４２は、Ｄ０３にて受け取った中間画像データに、補助プログラム４２に設定されている印刷設定を反映させ、中間画像データを加工する（Ｄ０４）。補助プログラム４２は、加工した中間画像データにラスタライズを実行し、印刷対象の画像を示す印刷データを生成する（Ｄ０５）。Ｄ０５にて生成される印刷データは、プリンタ２にて印刷に使用できる形式のデータであり、例えば、ＰＤＬデータである。

プリンタ２に対応する補助プログラム４２にてラスタライズすることで、汎用印刷プログラム４１にてラスタライズする場合に比較して自由度が大きく、プリンタ２での印刷に適した印刷データが生成される可能性が高い。なお、補助プログラム４２によって生成される印刷データは、プリンタ２のモデル専用の形式のデータであっても良い。

補助プログラム４２は、Ｄ０５にて生成した印刷データを、印刷の実行を指示する印刷コマンドとともにプリンタ２に送信する（Ｄ０６）。Ｄ０６は、送信処理の一例である。補助プログラム４２は、プリンタ２に実行させると決定した画像処理がある場合、その処理の情報も含む印刷コマンドを生成する。補助プログラム４２は、さらに、印刷データの送信を終了したことを汎用印刷プログラム４１に通知しても良い（Ｄ０８）。通知は、汎用印刷プログラム４１による印刷データの送信をキャンセルする指示を含んでもよい。

印刷データと印刷コマンドとを受信したプリンタ２は、受信した印刷コマンドに基づいて、印刷データの画像の印刷を実行する（Ｄ０７）。これにより、印刷物が生成される。

なお、補助プログラム４２が印刷データを生成する代わりに、汎用印刷プログラム４１が印刷データの生成を行っても良い。例えば、補助プログラム４２は、Ｄ０３にて加工した中間画像データと印刷実行の情報とを汎用印刷プログラム４１に渡し、汎用印刷プログラム４１が、中間画像データをラスタライズして印刷データを生成しても良い。その場合、汎用印刷プログラム４１は、生成した印刷データを補助プログラム４２に渡す。そして、補助プログラム４２は、汎用印刷プログラム４１から印刷データを受け取った場合、汎用印刷プログラム４１から受け取った印刷データを、印刷の実行を指示する印刷コマンドとともにプリンタ２に送信する。

汎用印刷プログラム４１によって生成される印刷データは、各種のプリンタにて印刷に使用できる形式の印刷データであり、例えば、ＰＷＧＲａｓｔｅｒデータ、または、ＰＤＦデータである。汎用印刷プログラム４１によってラスタライズするとすれば、補助プログラム４２の処理が少なく、処理時間増大の回避が見込まれ、また、補助プログラム４２のプログラムサイズが抑えられる。

なお、プリンタ２への印刷データや印刷コマンドの送信は、汎用印刷プログラム４１が行っても良い。つまり、補助プログラム４２は、生成した印刷データを、プリンタ２を送信先としてＰＣ１から送信されるように、汎用印刷プログラム４１に渡しても良い。その場合、汎用印刷プログラム４１は、補助プログラム４２から受け取った印刷データ等をプリンタ２に送信する。この場合、補助プログラム４２が汎用印刷プログラム４１に印刷データ等を渡す処理が、送信処理の一例である。

次に、上述した登録処理の手順について、図９のフローチャートを参照して説明する。ここでは、補助プログラム４２を用いて登録処理を行う場合について説明する。例えば、管理者等は、ユーザＩＦ１３を用いて補助プログラム４２を起動し、登録開始指示を入力する。すると、ＣＰＵ１１が、図９の登録処理を実行する。

ＣＰＵ１１は、まず、カスタマイズ内容を受け付けるカスタマイズ画面をＰＣ１のディスプレイ１３ａに表示させる（Ｓ１）。カスタマイズ画面の一例を図１０に示す。例えば、図１０に示すカスタマイズ画面Ｄ１１には、印刷設定カスタマイズ領域７１と、表記カスタマイズ領域７２と、通知画像カスタマイズ領域７３と、保存先設定領域７４と、登録ボタンＳＷ２１とが含まれている。

印刷設定カスタマイズ領域７１は、印刷設定画面Ｄ２に表示させる印刷設定の項目およびパラメータをカスタマイズする領域である。印刷設定カスタマイズ領域７１は、例えば、項目名表示欄７１１と、表示可否選択欄７１２と、パラメータ選択欄７１３と、チェックボックス７１３ａと、を備える。項目名表示欄７１１と、パラメータ選択欄７１３には、補助プログラム４２が設定可能な項目とパラメータが表示されている。つまり、カスタマイズ画面Ｄ１１では、補助プログラム４２により実現できる機能あるいはプリンタ２の固有の機能を含めて、カスタマイズ対象になる。なお、項目名表示欄７１１に表示される項目名はダブルクリックすることで編集することができる。

表示可否選択欄７１２は、印刷設定画面Ｄ２に表示するか否かを設定する設定欄であり、項目ごとに設けられている。表示可否選択欄７１２に「可」が設定された項目は印刷設定画面Ｄ２に表示され、表示可否選択欄７１２に「不可」が設定された項目は印刷設定画面Ｄ２に表示されない。チェックボックス７１３ａは、印刷設定画面Ｄ２に表示するか否かを設定する設定欄であり、パラメータごとに設けられている。チェックボックス７１３ａにチェックが入れられたパラメータは印刷設定画面Ｄ２に表示され、チェックボックス７１３ａにチェックが入れられていないパラメータは印刷設定画面Ｄ２に表示されない。

印刷設定カスタマイズ領域７１は、印刷設定画面Ｄ２に表示する項目の順番を設定する表示順設定欄７１４を含む。表示順設定欄７１４では、表示可否選択欄７１２において「可」が設定された項目の中で、表示順を入力することができる。

例えば、パラメータ選択欄７１３のパラメータは、表示されている順番に、印刷設定画面Ｄ２のリストボックス１１２に表示される。パラメータ選択欄７１３に表示されるパラメータは、ドラッグなどにより順番を入れ替え、表示順を変更することができる。また、名称を変更したいパラメータをダブルクリックすれば、そのパラメータの名称を編集することができる。

なお、カスタマイズ画面Ｄ１１では、表示順を設定する設定欄を印刷設定カスタマイズ領域７１と別に設けてもよい。印刷設定カスタマイズ領域７１には、汎用印刷プログラム４１に設定されている印刷設定（項目、パラメータ、表示順など）を反映させてもよい。また、汎用印刷プログラム４１が設定可能な印刷設定の項目及びパラメータを、設定不可能の項目およびパラメータと区別できるように表示してもよい。

表記カスタマイズ領域７２は、印刷設定画面Ｄ２の表記を設定する領域である。表記の例としては、使用言語、文言が含まれる。表記は、複数の候補から選択してもよいし、手入力してもよい。

通知画像カスタマイズ領域７３は、印刷設定画面Ｄ２の通知欄５２に表示させる画像を設定する領域である。画像の例としては、デフォルト画像と任意画像がある。デフォルト画像は、例えば、プリンタメーカのロゴマークである。任意画像は、例えば、広告などの画像や、広告などを表示するためのリンクや、連絡先などであり、任意に設定できる。なお、通知画像カスタマイズ領域７３は、通知欄５２に画像を表示しない設定を受け付けてもよい。

保存先設定領域７４は、設定ファイル４５のファイル名と保存先を設定する設定欄である。設定ファイル４５のファイル名、保存先があらかじめ決まっている場合には、それらを固定値として保存先設定領域７４に表示してもよいし、保存先設定領域７４を表示しなくてもよい。設定ファイル４５のファイル名、保存先があらかじめ決まっていない場合には、ユーザが保存先設定領域７４を介してファイル名と保存先を任意に設定することができる。この場合、設定ファイル４５のパスを補助プログラム４２に登録してもよい。設定ファイル４５の保存先は、ＰＣ１に限らず、外部サーバなどであってもよい。

図９に戻り、カスタマイズ画面Ｄ１１を表示したＣＰＵ１１は、カスタマイズ画面Ｄ１１の登録ボタンＳＷ２１がユーザＩＦ１３を用いて操作されると、登録指示を受け付けたと判断し（Ｓ２：ＹＥＳ）、設定ファイル４５を作成する（Ｓ３）。すなわち、カスタマイズ画面Ｄ１１を介して受け付けた設定データをファイル化する。

ＣＰＵ１１は、作成した設定ファイル４５に、カスタマイズ画面Ｄ１１の保存先設定領域７４にて設定されたファイル名をつけて、カスタマイズ画面Ｄ１１の保存先設定領域７４にて設定された保存先に記憶する（Ｓ４）。さらに、ＣＰＵ１１は、カスタマイズ画面Ｄ１１の保存先設定領域７４に設定されたファイル名と保存先を記憶する（Ｓ５）。その後、ＣＰＵ１１は、登録処理を終了する。

以上説明したように、本実施形態の補助プログラム４２は、プリンタ２が選択されたことによって汎用印刷プログラム４１から処理が要求された際、印刷設定画面Ｄ２をカスタマイズするための設定ファイル４５を読み込み、その設定ファイル４５に示される設定内容を反映した表示データを汎用印刷プログラム４１に渡す。汎用印刷プログラム４１は、プリンタ２のモデルごとに対応するプリンタドライバとは異なるＯＳ標準の印刷プログラムである。その汎用印刷プログラム４１が、補助プログラム４２から受け取った表示データに従って印刷設定画面Ｄ２をＰＣ１のディスプレイ１３ａに表示する。これにより、ＯＳ標準の汎用印刷プログラム４１を用いるＰＣ１において、ユーザの好みやプリンタ２の仕様ないし運用にあった印刷設定画面Ｄ２をディスプレイ１３ａに表示することができる。

なお、本明細書に開示される実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本明細書に開示される技術は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、ＰＣ１に接続される装置は、プリンタに限らず、複合機、複写機、ＦＡＸ装置、等印刷機能を有する装置であればよい。また、ＰＣ１に接続されるプリンタの数は、図示の例に限らず、２台以上でも良い。

また、例えば、補助プログラム４２は、補助プログラム４２あるいはプリンタ２に固有の項目（例えば、小冊子印刷）や固有のパラメータ（例えば、布）を含む表示データを生成しなくてもよい。ただし、補助プログラム４２が、固有の項目やパラメータを含む表示データを生成することで、図４（ｂ）および図５（ａ）に示すように、印刷設定画面Ｄ２に新たな項目（例えば、小冊子印刷）やパラメータ（例えば、布）を追加することができ、補助プログラム４２ないしプリンタ２が追加した項目やパラメータに対応する固有の処理を実行することができる。

また、例えば、補助プログラム４２は、印刷設定画面Ｄ２の表示順を変更しなくてもよい。ただし、補助プログラム４２は、表示順を含む表示データを生成できれば、図５（ｂ）に示すように、例えば、ユーザの変更頻度が高い項目ないしパラメータについて表示順位を高くすることができる。これにより、その項目ないしパラメータについて設定変更がし易くなり、利便性が高まる。

また、例えば、補助プログラム４２は、印刷設定画面Ｄ２の表記を変更しなくてもよい。ただし、表記を変更することで、例えば、ユーザが理解できる言語での表記に印刷設定画面Ｄ２を変更することができる。これにより、ユーザがその項目ないしパラメータについて設定変更し易くなり、利便性が高まる。

また、例えば、補助プログラム４２は、印刷設定画面Ｄ２の通知欄５２に表示させる画像をカスタマイズしなくてもよい。ただし、通知欄５２に表示させる画像をカスタマイズすることで、印刷設定画面Ｄ２に表示させる画像の自由度が高まる。

また、例えば、補助プログラム４２は、印刷設定画面Ｄ２の通知欄５２に常に画像を表示させてもよい。ただし、補助プログラム４２が、印刷設定画面Ｄ２の通知欄５２に画像を表示させないことで、印刷設定画面Ｄ２の表示の自由度が高まる。また、頻繁に通知欄５２に不要な画像が表示されることを回避できる。

また、例えば、図９に示す登録処理は、補助プログラム４２と別のプログラムにより実行してもよい。ただし、上記実施形態のように、補助プログラム４２がＣＰＵ１１を用いて登録処理を実行し、その設定データを読み込んで表示データを生成することで、設定データの自由度が高まる。また、設定データの管理が容易になる。さらに、ＰＣ１に組み込まれた補助プログラム４２を用いて印刷設定画面Ｄ２の表示のカスタマイズが可能となるので、別のプログラムを補助プログラム４２と別にＰＣ１に読み込んだり、別の場所で登録した設定データを外部記憶装置からＰＣ１に記憶させたりする必要がなく、使い勝手がよい。

また、汎用印刷プログラム４１によって印刷設定画面Ｄ２が表示された後に、ユーザの操作によって、ＯＳ２１を介して、通常使うプリンタが他のプリンタからプリンタ２に変更された場合にも、汎用印刷プログラム４１は、補助プログラム４２を起動しても良い。その場合も、プリンタ２が選択された場合と同様に、補助プログラム４２は、表示データ生成処理を実行し、表示データを汎用印刷プログラム４１に渡すと良い。

また、実施の形態では、補助プログラム４２の動作として、印刷動作のみを詳細に記載しているが、補助プログラム４２は、さらに他の役割を有していても良い。また、本形態の処理を実行するプログラムは、補助プログラム４２に限らず、汎用印刷プログラム４１を用いた印刷を行う際に、ＯＳ２１または汎用印刷プログラム４１から指示を受け付けるプログラムであればよい。例えば、マイクロソフト社が仕様公開した印刷ワークフローアプリ（Print workflow）でも良い。

また、補助プログラム４２の実行タイミングは、実施の形態の例に限らない。例えば、ＯＳ２１から直接実行指示されて実行されても良く、または、常駐される補助プログラム４２であっても良い。常駐される場合には、補助プログラム４２は、実行命令を受けて前述した動作を行うとすれば良い。

また、実施の形態に開示されている任意のフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。

また、実施の形態に開示されている処理は、単一のＣＰＵ、複数のＣＰＵ、ＡＳＩＣなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。

１……ＰＣ、２……プリンタ、１１……ＣＰＵ、１３ａ……ディスプレイ、２１……ＯＳ、４１……汎用印刷プログラム、４２……補助プログラム

Claims (13)

1. 情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応し、前記情報処理装置のオペレーティングシステムにあらかじめ組み込まれた汎用印刷プログラムをサポートするサポートプログラムであって、前記汎用印刷プログラムは、前記情報処理装置のディスプレイに印刷設定画面を表示させるためのデータを取り扱うことが可能であり、
   前記コンピュータに、
   前記プリンタが選択されたことによって前記汎用印刷プログラムから処理が要求された場合に、
   前記印刷設定画面をカスタマイズする設定内容を示す設定データを読み込む読込処理と、
   前記読込処理にて読み込まれた前記設定データに示される前記設定内容に基づいて、前記印刷設定画面の表示内容を示す表示データを生成する生成処理と、
   前記生成処理にて生成された前記表示データを前記汎用印刷プログラムに渡し、前記情報処理装置の前記ディスプレイに表示される前記印刷設定画面を前記表示データに従って表示させる表示処理と、
   を実行させる、
   ように構成されるサポートプログラム。
2. 請求項１に記載するサポートプログラムにおいて、
   前記設定データに示される前記設定内容には、印刷設定の項目あるいは各項目に設定可能なパラメータを含めることが可能であり、
   前記生成処理では、前記設定データに示される前記設定内容に、前記印刷設定の項目あるいは各項目に設定可能なパラメータが含まれる場合、前記印刷設定画面の表示内容として、前記設定データに従って、前記印刷設定画面にて表示される前記印刷設定の項目あるいは各項目にて設定可能なパラメータを決定する前記表示データを生成する、
   ように構成されるサポートプログラム。
3. 請求項２に記載するサポートプログラムにおいて、
   前記生成処理では、前記設定データに示される前記設定内容に、前記印刷設定の第１項目を第１パラメータとする内容が含まれている場合、前記印刷設定画面の表示内容として、前記印刷設定画面に表示される前記印刷設定の前記第１項目を前記第１パラメータとし、前記第１項目の設定の変更を不可にする前記表示データを生成する、
   ように構成されるサポートプログラム。
4. 請求項２または請求項３に記載するサポートプログラムにおいて、
   前記生成処理では、前記設定データに示される前記設定内容に、前記印刷設定の第２項目で設定可能な複数のパラメータのうち、第２パラメータを設定不可にする内容が含まれている場合、前記印刷設定画面の表示内容として、前記印刷設定画面に表示される前記印刷設定の前記第２項目で前記第２パラメータを設定不可にする前記表示データを生成する、
   ように構成されるサポートプログラム。
5. 請求項２から請求項４のいずれか１つに記載するサポートプログラムにおいて、
   前記生成処理では、前記設定データに示される前記設定内容に、前記印刷設定に第３項目を追加する内容が含まれている場合、前記印刷設定画面に表示される前記印刷設定に前記第３項目を設定可能にする前記表示データを生成する、
   ように構成されるサポートプログラム。
6. 請求項２から請求項５のいずれか１つに記載するサポートプログラムにおいて、
   前記生成処理では、前記設定データに示される前記設定内容に、前記印刷設定の第４項目に設定可能なパラメータとして第４パラメータを追加する内容が含まれている場合、前記印刷設定画面に表示される前記印刷設定の前記第４項目に前記第４パラメータを設定可能にする前記表示データを生成する、
   ように構成されるサポートプログラム。
7. 請求項２から請求項６のいずれか１つに記載するサポートプログラムにおいて、
   前記生成処理では、前記設定データに示される前記設定内容に、前記印刷設定で設定可能な各項目の表示順序、あるいは前記項目ごとに設定可能な各パラメータの表示順序が含まれている場合、前記印刷設定画面に表示される前記印刷設定の各項目の表示順序、あるいは前記項目ごとに設定可能な各パラメータの表示順序を決定する前記表示データを生成する、
   ように構成されるサポートプログラム。
8. 請求項２から請求項７のいずれか１つに記載するサポートプログラムにおいて、
   前記生成処理では、前記設定データに示される前記設定内容に、前記印刷設定で設定可能な各項目の表記、あるいは前記項目ごとに設定可能な各パラメータの表記が含まれている場合、前記印刷設定画面に表示される前記印刷設定で設定可能な各項目の表記、あるいは前記項目ごとに設定可能な各パラメータの表記を決定する前記表示データを生成する、
   ように構成されるサポートプログラム。
9. 請求項１から請求項８のいずれか１つに記載するサポートプログラムにおいて、
   前記印刷設定画面には、画像を表示する特定の表示エリアが設けられており、
   前記生成処理では、前記設定データに示される前記設定内容に、画像データが含まれる場合、前記印刷設定画面の表示内容として、前記画像データに示される画像を前記印刷設定画面の前記特定の表示エリアに表示させる前記表示データを生成する、
   ように構成されるサポートプログラム。
10. 請求項１から請求項９のいずれか１つに記載するサポートプログラムにおいて、
    前記印刷設定画面には、画像を表示する特定の表示エリアが設けられており、
    前記生成処理では、前記設定データに示される前記設定内容に、前記印刷設定画面の前記特定の表示エリアに画像を表示しないことを示す情報が含まれる場合、前記印刷設定画面の表示内容として、前記特定の表示エリアに画像を表示しない前記表示データを生成する、
    ように構成されるサポートプログラム。
11. 請求項１から請求項１０のいずれか１つに記載するサポートプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    読み込み対象の前記設定データを登録する登録処理を実行させ、
    前記読込処理では、前記登録処理にて登録された前記設定データを読み込む、
    ように構成されるサポートプログラム。
12. 請求項１１に記載するサポートプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記印刷設定画面のカスタマイズ内容を受け付けるカスタマイズ画面を前記情報処理装置の前記ディスプレイに表示させ、
    前記登録処理では、受け付けた前記カスタマイズ内容に基づき前記設定データを登録する、
    ように構成されるサポートプログラム。
13. 請求項１から請求項１２のいずれか１つに記載するサポートプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があったことによって、前記汎用印刷プログラムから処理が要求された場合に、
    前記汎用印刷プログラムから前記画像を示す画像データを取得し、前記画像データに基づいて印刷コマンドを前記プリンタに送信するための送信処理を実行させる、
    ように構成されるサポートプログラム。

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