JP2023122863A - 電動作業機 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体を第1空間から第2空間に排出することができるとともに、液体が第2空間から第1空間に侵入することを抑制することができる技術を提供する。【解決手段】電動作業機は、電材部品と、前記電材部品が配置される第1空間と、前記第1空間と、前記第1空間とは異なる第2空間とを分けており、前記第1空間と前記第2空間とを連通する第1連通開口を有する隔壁と、前記第1連通開口に配置されている第1一方弁と、を備えている。【選択図】図9
Description
本明細書で開示する技術は、電動作業機に関する。
特許文献1には、電動作業機が開示されている。電動作業機は、電材部品と、電材部品が配置される第1空間と、第1空間と、第1空間とは異なる第2空間とを分けており、第1空間と第2空間とを連通する第1連通開口を有する隔壁と、を備えている。
上記の電動作業機では、液体が第1空間にあるときには、液体を第1連通開口を介して第1空間から第2空間に排出することができる。しかしながら、液体が第2空間にあるとき、液体は、第1連通開口を介して第2空間から第1空間に侵入してしまい、電材部品が液体と接触してしまう。本明細書では、液体を第1空間から第2空間に排出することができるとともに液体が第2空間から第1空間に侵入することを抑制することができる技術を提供する。
本明細書は、電動作業機を開示する。電動作業機は、電材部品と、電材部品が配置される第1空間と、第1空間と、第1空間とは異なる第2空間とを分けており、第1空間と第2空間とを連通する第1連通開口を有する隔壁と、第1連通開口に配置されている第1一方弁と、を備えている。
上記の構成によれば、液体が第1空間にあるときに第1一方弁を開くことで、液体を第1一方弁を介して第1空間から第2空間に排出することができる。また、液体が第2空間にあるときに第1一方弁を閉じることで、液体が第1一方弁を介して第2空間から第1空間に侵入することを抑制することができる。
本発明の代表的かつ非限定的な具体例について、図面を参照して以下に詳細に説明する。この詳細な説明は、本発明の好ましい例を実施するための詳細を当業者に示すことを単純に意図しており、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、開示された追加的な特徴ならびに発明は、さらに改善された電動作業機を提供するために、他の特徴や発明とは別に、又は共に用いることができる。
また、以下の詳細な説明で開示される特徴や工程の組み合わせは、最も広い意味において本発明を実施する際に必須のものではなく、特に本発明の代表的な具体例を説明するためにのみ記載されるものである。さらに、以下の代表的な具体例の様々な特徴、ならびに、特許請求の範囲に記載されるものの様々な特徴は、本発明の追加的かつ有用な実施形態を提供するにあたって、ここに記載される具体例のとおりに、あるいは列挙された順番のとおりに組合せなければならないものではない。
本明細書及び/又は特許請求の範囲に記載された全ての特徴は、実施例及び/又は特許請求の範囲に記載された特徴の構成とは別に、出願当初の開示ならびに特許請求の範囲に記載された特定事項に対する限定として、個別に、かつ互いに独立して開示されることを意図するものである。さらに、全ての数値範囲及びグループ又は集団に関する記載は、出願当初の開示ならびに特許請求の範囲に記載された特定事項に対する限定として、それらの中間の構成を開示する意図を持ってなされている。
1つまたはそれ以上の実施形態において、第1一方弁は、電動作業機の姿勢に応じて開閉してもよい。
上記の構成によれば、電動作業機の姿勢を変える簡便な方法により、液体を第1空間から第2空間に排出することができるとともに液体が第2空間から第1空間に侵入することを抑制することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、隔壁は、第1空間と、第1空間とは異なる第3空間とを分けており、第1空間と第3空間とを連通する第2連通開口をさらに有していてもよい。電動作業機は、第2連通開口に配置されており、電動作業機の姿勢に応じて開閉する第2一方弁をさらに備えていてもよい。電動作業機が第1姿勢にあるとき、第1一方弁が開いており、かつ、第2一方弁が閉じていてもよい。電動作業機が第2姿勢にあるとき、第1一方弁が閉じており、かつ、第2一方弁が開いていてもよい。
上記の構成によれば、電動作業機が第1姿勢にあるとき、液体を第1一方弁を介して第1空間から第2空間に排出させることができ、液体が第2一方弁を介して第3空間から第1空間に侵入することを抑制することができる。また、電動作業機が第2姿勢にあるとき、液体を第2一方弁を介して第1空間から第3空間に排出させることができ、液体が第1一方弁を介して第2空間から第1空間に侵入することを抑制することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、電動作業機が第1姿勢にあるとき、重力方向に関して、第1一方弁は、第2一方弁よりも下側に配置されていてもよい。電動作業機が第2姿勢にあるとき、重力方向に関して、第2一方弁は、第1一方弁よりも下側に配置されていてもよい。
上記の構成によれば、電動作業機が第1姿勢にあるとき、第1空間内の液体を、第1一方弁近傍に集めることができる。液体を第1一方弁を介して第1空間から第2空間に排出させることができる。また、電動作業機が第2姿勢にあるとき、第1空間内の液体を第2一方弁近傍に集めることができる。液体を第2一方弁を介して第1空間から第3空間に排出させることができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、第2空間と第3空間は、同一の空間であってもよい。
上記の構成によれば、第1空間内の液体を、1つの空間に排出させることができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、電動作業機は、作業時にユーザにより手で把持されるハンドルをさらに備えていてもよい。
上記の構成によれば、ユーザはハンドルを把持することにより、電動作業機の姿勢を容易に変えることができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、第1一方弁は、重力により開閉してもよい。
上記の構成によれば、第1一方弁が重力以外の構成で開閉する一方弁、例えば、ダックビル型の一方弁やアンブレラ型の一方弁である場合と比較して、第1一方弁が開弁するための開弁圧を低くすることができる。第1一方弁が開弁しやすいため、液体を第1空間から第2空間に容易に排出させることができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、電材部品は、電力供給源と電気的に接続する電気接続部材を備えていてもよい。電動作業機が第1姿勢にあるとき、第1連通開口は、重力方向に関して、電気接続部材よりも下側に配置されていてもよい。
上記の構成によれば、電動作業機が第1姿勢にあるとき、電気接続部材が液体内に浸漬することを抑制することができるとともに、液体を第1空間から第2空間に排出させることができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、電動作業機は、作業部をさらに備えていてもよい。電材部品は、作業部の動作を制御するように構成されているコントロールユニットを備えていてもよい。電動作業機が第1姿勢にあるとき、第1連通開口は、重力方向に関して、コントロールユニットよりも下側に配置されていてもよい。
上記の構成によれば、電動作業機が第1姿勢にあるとき、コントロールユニットが液体内に浸漬することを抑制することができるとともに、液体を第1空間から第2空間に排出させることができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、隔壁は、第1空間に空気を流すための空気開口をさらに有していてもよい。第1連通開口の開口面積は、空気開口の開口面積よりも小さくてもよい。
上記の構成によれば、空気開口を介して第1空間に十分な量の空気を流入させることを可能にしつつ、液体を第1空間から第2空間に排出することができるとともに、液体が第2空間から第1空間に侵入することを抑制することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、第2空間は、電動作業機の外部にある外部空間であってもよい。
上記の構成によれば、第1空間内の液体を電動作業機の外部に排出させることができる。
(実施例)
図1に示すように、電動作業機2は、例えば、手持ち式のチェーンソーである。電動作業機2は、本体4と、ガイドバー6と、ソーチェーン8と、を備えている。ガイドバー6は、細長い板形状を有する。ガイドバー6は、本体4から突出するように本体4に取り付けられている。ソーチェーン8は、相互に連結された複数のカッタを備えている。ソーチェーン8は、ガイドバー6の周縁に沿って取り付けられている。本体4には、バッテリパックB(図2参照)が取り付けられている。電動作業機2は、バッテリパックBから供給される電力により、ソーチェーン8をガイドバー6の周縁に沿って回転駆動させ、木材等の被切削物を切削する。以下の説明では、図3に示すように、電動作業機2を地面等の面Pに載置したときに、面Pに直交する方向を、上下方向と呼び、面Pにガイドバー6の長手方向を投影した方向を、前後方向と呼び、上下方向および前後方向に直交する方向を左右方向と呼ぶ。
図1に示すように、電動作業機2は、例えば、手持ち式のチェーンソーである。電動作業機2は、本体4と、ガイドバー6と、ソーチェーン8と、を備えている。ガイドバー6は、細長い板形状を有する。ガイドバー6は、本体4から突出するように本体4に取り付けられている。ソーチェーン8は、相互に連結された複数のカッタを備えている。ソーチェーン8は、ガイドバー6の周縁に沿って取り付けられている。本体4には、バッテリパックB(図2参照)が取り付けられている。電動作業機2は、バッテリパックBから供給される電力により、ソーチェーン8をガイドバー6の周縁に沿って回転駆動させ、木材等の被切削物を切削する。以下の説明では、図3に示すように、電動作業機2を地面等の面Pに載置したときに、面Pに直交する方向を、上下方向と呼び、面Pにガイドバー6の長手方向を投影した方向を、前後方向と呼び、上下方向および前後方向に直交する方向を左右方向と呼ぶ。
図1および図2に示すように、本体4は、左側ハウジング10と、右側ハウジング12と、フロントハンドル14と、サイドカバー16と、バッテリカバー18と、を備えている。左側ハウジング10と右側ハウジング12により、本体ハウジング22と、リアハンドル24が形成されている。左側ハウジング10は、本体ハウジング22とリアハンドル24の左半面の外形形状を規定しており、右側ハウジング12は、本体ハウジング22とリアハンドル24の右半面の外形形状を規定している。本体ハウジング22は、前壁22aと、上壁22bと、下壁22cと、左壁22dと、右壁22eと、後壁22fと、を備えている。以下では、本体ハウジング22の前壁22aと、上壁22bと、下壁22cと、左壁22dと、右壁22eと、後壁22fを、隔壁23と呼ぶことがある。
図2に示すように、リアハンドル24は、本体ハウジング22の後壁22fに接続している。本体ハウジング22の後壁22fとリアハンドル24の接続箇所近傍には、主電源スイッチ25が配置されている。主電源スイッチ25は、ユーザの操作に応じて、オン状態とオフ状態の間で切換可能である。また、リアハンドル24には、ユーザが操作可能なトリガ26が配置されている。主電源スイッチ25がオン状態であるときにトリガ26が押し込まれると、ソーチェーン8がガイドバー6の周縁に沿って回転駆動する。一方、主電源スイッチ25がオフ状態であるときにトリガ26が押し込まれても、ソーチェーン8がガイドバー6の周縁に沿って回転駆動しない。
フロントハンドル14は、本体ハウジング22の左壁22dの前方下部から上側に向かって延びた後、屈曲して右側に向かって延び、その後に、屈曲して下側に向かって延び、本体ハウジング22の右壁22e(図1参照)に接続している。ユーザは、一方の手でフロントハンドル14を把持し、他方の手でリアハンドル24を把持することにより、電動作業機2の姿勢を変えることができる。
サイドカバー16は、本体ハウジング22の右壁22eの前部に取り外し可能に取り付けられている。サイドカバー16と本体ハウジング22の右壁22eの前部との間には、カバー空間28(図4参照)が画定されている。
バッテリカバー18は、本体ハウジング22の上壁22bの後部に回動可能に取り付けられている。バッテリカバー18は、本体ハウジング22の上壁22bに形成されたバッテリ用開口30を開閉する。バッテリ用開口30は、左側ハウジング10の上壁と右側ハウジング12の上壁に跨って形成されている。図1に示すように、ユーザが電動作業機2を使用するときには、バッテリカバー18は、バッテリ用開口30を閉じている。図2に示すように、バッテリカバー18の開放ノブ32がユーザにより押されると、バッテリカバー18は、回動してバッテリ用開口30を開放する。この状態で、ユーザは、バッテリパックBを本体4から取り外すことができ、バッテリパックBを本体4に取り付けることができる。
図3に示すように、本体4は、内部に内部空間36を画定している。なお、図3では、ガイドバー6とソーチェーン8が図示省略されている。内部空間36は、メイン内部空間38と、サブ内部空間40と、を備えている。メイン内部空間38は、本体ハウジング22の隔壁23とリアハンドル24により画定されている。メイン内部空間38は、前側空気開口42と、左側空気開口44(図2参照)のそれぞれを介して、本体4の外部の外部空間46と連通している。図1に示すように、前側空気開口42は、本体ハウジング22の前壁22aに形成されている。前側空気開口42は、上下方向に長手方向を有する細長い開口である。図2に示すように、左側空気開口44は、本体ハウジング22の左壁22dに形成されている。左側空気開口44は、本体ハウジング22の左壁22dとフロントハンドル14の接続箇所の周りに配置されている。左側空気開口44は、細長い開口である。図4に示すように、本体ハウジング22の右壁22eは、メイン内部空間38とカバー空間28を分けている。
図3に示すように、サブ内部空間40は、本体ハウジング22とバッテリカバー18により画定されている。本体ハウジング22は、内壁48を備えており、内壁48は、メイン内部空間38とサブ内部空間40を分けている。サブ内部空間40は、内壁48の開口48aを介して、メイン内部空間38と連通している。
図3および図4に示すように、電動作業機2は、モータ52と、スプロケット54と、コントロールユニット56と、バッテリ取付ユニット58と、トリガスイッチ60と、を備えている。以下では、モータ52と、コントロールユニット56と、バッテリ取付ユニット58と、トリガスイッチ60を、電材部品62と呼ぶことがある。
図3に示すように、モータ52は、メイン内部空間38に配置されている。モータ52は、例えば、ブラシレスモータである。モータ52には、冷却ファン(図示省略)が固定されている。モータ52は、バッテリパックB(図2参照)の電力により動作する。モータ52が動作すると、冷却ファンが回転することにより、外部空間46の空気が、左側空気開口44(図2参照)を介して、メイン内部空間38に流入する。流入した空気は、メイン内部空間38を流れた後に、前側空気開口42を介して、メイン内部空間38から外部空間46に流出する。これにより、モータ52が冷却される。モータ52のシャフト64は、左右方向に延びている。図4に示すように、シャフト64の右端は、カバー空間28に配置されている。
スプロケット54は、シャフト64の右端に固定されている。スプロケット54には、ガイドバー6からソーチェーン8(図1参照)が架け渡されている。モータ52が動作すると、シャフト64とともにスプロケット54が回転する。これにより、ソーチェーン8がガイドバー6の周縁に沿って回転駆動する。
図3に示すように、コントロールユニット56は、メイン内部空間38に配置されている。コントロールユニット56は、モータ52とスプロケット54(図4参照)よりも、本体ハウジング22の上壁22b側に配置されている。コントロールユニット56は、モータ52に電気的に接続されている。コントロールユニット56は、モータ52の動作を制御する。コントロールユニット56は、モータ52の動作(冷却ファンの回転)に伴いメイン内部空間38に流入する空気により冷却される。
バッテリ取付ユニット58は、サブ内部空間40に配置されている。バッテリ取付ユニット58は、モータ52と、スプロケット54(図4参照)と、コントロールユニット56よりも本体ハウジング22の後壁22f側に配置されている。また、バッテリ取付ユニット58は、コントロールユニット56よりも本体ハウジング22の下壁22c側に配置されている。バッテリパックB(図2参照)がサブ内部空間40に配置されて本体4に取り付けられているとき、バッテリ取付ユニット58は、バッテリ取付ユニット58のバッテリ取付ターミナル66を介して、バッテリパックBに電気的に接続されている。また、バッテリ取付ユニット58は、コントロールユニット56に電気的に接続されている。
トリガスイッチ60は、メイン内部空間38に配置されている。トリガスイッチ60は、バッテリ取付ユニット58よりも、本体ハウジング22の後壁22f側に配置されている。また、トリガスイッチ60は、コントロールユニット56よりも本体ハウジング22の下壁22c側に配置されている。トリガスイッチ60は、コントロールユニット56に電気的に接続されている。トリガスイッチ60は、トリガ26が押し込まれると、トリガ26により押し込まれる。トリガスイッチ60が押し込まれると、コントロールユニット56は、トリガ26が押し込まれたことを検出する。
図5および図6に示すように、本体ハウジング22の右壁22eの後端近傍の下部には、第1前側連通開口70と、第1後側連通開口72が設けられており、本体ハウジング22の左壁22dの後端近傍の下部には、第2前側連通開口74と、第2後側連通開口76が設けられている。第1前側連通開口70と、第1後側連通開口72と、第2前側連通開口74と、第2後側連通開口76は、内部空間36(図3参照)内の水を外部空間46に排出するための開口である。第1前側連通開口70と、第1後側連通開口72と、第2前側連通開口74と、第2後側連通開口76の開口面積のそれぞれは、前側空気開口42(図1参照)と、左側空気開口44(図2参照)の開口面積のそれぞれよりも小さい。また、第1前側連通開口70と、第1後側連通開口72と、第2前側連通開口74と、第2後側連通開口76の直径は、例えば0.5mm以上15mm以下である。第1前側連通開口70と、第1後側連通開口72と、第2前側連通開口74と、第2後側連通開口76は、同一の構成を有している。このため、以下では、第1前側連通開口70と、第1後側連通開口72と、第2前側連通開口74と、第2後側連通開口76のそれぞれを、単に連通開口78と呼ぶことがある。
図5に示すように、第1前側連通開口70と第1後側連通開口72は、本体ハウジング22の右壁22eと下壁22cとの接続箇所近傍に配置されている。本体ハウジング22の右壁22eと下壁22cとの接続箇所は、本体ハウジング22の角部に対応する。図3に示すように、第1前側連通開口70は、第1後側連通開口72よりも本体ハウジング22の前壁22a側に配置されている。第1前側連通開口70の前後方向の位置は、バッテリ取付ユニット58の前後方向の位置と略同一である。第1前側連通開口70と第1後側連通開口72は、電材部品62よりも本体ハウジング22の下壁22c側に配置されている。第1後側連通開口72は、バッテリ取付ユニット58よりも本体ハウジング22の後壁22f側に配置されている。
図6に示すように、第2前側連通開口74と第2後側連通開口76は、本体ハウジング22の左壁22dと下壁22cとの接続箇所近傍に配置されている。本体ハウジング22の左壁22dと下壁22cとの接続箇所は、本体ハウジング22の角部に対応する。第2前側連通開口74は、第2後側連通開口76よりも本体ハウジング22の前壁22a(図3参照)側に配置されている。図示省略しているが、第2前側連通開口74は、左右方向に第1前側連通開口70と対向する位置に配置されており、第2後側連通開口76は、左右方向に第1後側連通開口72と対向する位置に配置されている。このため、第2前側連通開口74の前後方向の位置は、バッテリ取付ユニット58の前後方向の位置と略同一であり、第2前側連通開口74と第2後側連通開口76は、電材部品62(図3参照)よりも本体ハウジング22の下壁22c(図3参照)側に配置されており、第2後側連通開口76は、バッテリ取付ユニット58(図3参照)よりも本体ハウジング22の後壁22f側に配置されている。
図5および図6に示すように、電動作業機2は、第1前側一方弁80と、第1後側一方弁82と、第2前側一方弁84と、第2後側一方弁86と、をさらに備えている。図5に示すように、第1前側一方弁80は、第1前側連通開口70に配置されている。第1前側一方弁80は、本体ハウジング22の右壁22eに固定されている。第1後側一方弁82は、第1後側連通開口72に配置されている。第1後側一方弁82は、本体ハウジング22の右壁22eに固定されている。図6に示すように、第2前側一方弁84は、第2前側連通開口74に配置されている。第2前側一方弁84は、本体ハウジング22の左壁22dに固定されている。第2後側一方弁86は、第2後側連通開口76に配置されている。第2後側一方弁86は、本体ハウジング22の左壁22dに固定されている。
図5および図6に示す第1前側一方弁80と、第1後側一方弁82と、第2前側一方弁84と、第2後側一方弁86は、同一の構成を有している。このため、以下では、第1前側一方弁80と、第1後側一方弁82と、第2前側一方弁84と、第2後側一方弁86のそれぞれを、単に一方弁90と呼ぶことがある。
一方弁90は、ボール型の一方弁である。一方弁90は、固定部92と、接続部94と、弁部96と、を備えている。固定部92は、固定部92を厚み方向(図5および図6では左右方向)に貫通するネジ穴92aを有する。ネジ穴92aには、ネジ98を挿入可能である。ネジ98がネジ穴92aに挿入された状態で、ネジ98が本体ハウジング22と螺合することにより、一方弁90が本体ハウジング22に固定される。
弁部96は、接続部94を介して、固定部92に接続されている。弁部96は、ベース部100と、シール部102と、ボール部104(図7参照)と、を備えている。
ベース部100は、略円筒形状を有する。ベース部100の一端には、ストッパ部106が形成されている。ストッパ部106は、ベース部100の一端側の開口の一部分を閉じている。ストッパ部106は、ボール部104がベース部100の内部からベース部100の外部に移動することを禁止する一方で、水がベース部100の内部からベース部100の外部に移動することを許容する。図7に示すように、ベース部100は、連通開口78に配置されている。ベース部100の他端は、本体ハウジング22に当接している。
シール部102は、連通開口78に配置されている。シール部102は、ベース部100と本体ハウジング22との間に挟まれている。シール部102は、例えば、弾性材料からなる。シール部102は、円環形状を有しており、本実施例では、Oリングである。
ボール部104は、ベース部100の内部に配置されている。ボール部104は、ストッパ部106とシール部102との間を移動可能である。ボール部104は、例えば、電動作業機2の姿勢に応じて、ストッパ部106とシール部102との間を移動する。また、ボール部104は、ボール部104に作用する重力により、重力方向に向かって移動する。図8に示すように、ボール部104がシール部102に当接しているとき、一方弁90が閉じていることにより連通開口78が閉じている。これにより、メイン内部空間38と外部空間46の連通が遮断される。このとき、水は、連通開口78と一方弁90を介して、外部空間46から内部空間36に侵入しない。図7に示すように、ボール部104がシール部102に当接していないとき、例えば、ボール部104がストッパ部106に当接しているとき、一方弁90が開いていることにより連通開口78が開いている。これにより、メイン内部空間38は、連通開口78を介して外部空間46と連通している。このとき、内部空間36内の水は、連通開口78と一方弁90を介して、外部空間46に排出される。
次に、電動作業機2を使用して被切削物を切削する場合の電動作業機2の姿勢を説明する。図1に示す電動作業機2は、木を切削する作業に使用されることが多い。木は、地面から鉛直方向に沿って上側に延びているため、電動作業機2は、図3に示す載置姿勢(本体ハウジング22の下壁22cが面Pと対向している姿勢)ではなく、第1姿勢や第2姿勢で使用されることが多い。図9に示すように、電動作業機2が第1姿勢にあるとき、本体ハウジング22の右壁22eが下側(重力方向)を向いており、本体ハウジング22の左壁22dが上側を向いており、本体ハウジング22の下壁22cが左側を向いており、本体ハウジング22の上壁22bが右側を向いており、本体ハウジング22の前壁22a(図1参照)が前側を向いており、本体ハウジング22の後壁22f(図2参照)が後側を向いている。また、図10に示すように、電動作業機2が第2姿勢にあるとき、本体ハウジング22の左壁22dが下側(重力方向)を向いており、本体ハウジング22の右壁22eが上側を向いており、本体ハウジング22の上壁22bが左側を向いており、本体ハウジング22の下壁22cが右側を向いており、本体ハウジング22の前壁22aが前側を向いており、本体ハウジング22の後壁22fが後側を向いている。第2姿勢は、第1姿勢と反対の姿勢である。
図9および図10では、第1前側一方弁80の位置と第2前側一方弁84の位置が、破線により図示されている。また、モータ52の位置と、コントロールユニット56の位置と、バッテリ取付ターミナル66の位置が、一点鎖線により図示されている。
図9に示すように、電動作業機2が第1姿勢にあるとき、第1後側一方弁82は、第2後側一方弁86よりも下側に配置されている。また、第1前側一方弁80は、第2前側一方弁84よりも下側に配置されている。第1前側一方弁80と第1後側一方弁82は、モータ52と、コントロールユニット56と、トリガスイッチ60と、バッテリ取付ターミナル66よりも下側に配置されている。第2前側一方弁84と第2後側一方弁86は、コントロールユニット56の下半分と、トリガスイッチ60と、バッテリ取付ターミナル66よりも上側に配置されている。
図7に示すように、電動作業機2が第1姿勢にあるとき、第1前側一方弁80と第1後側一方弁82では、ボール部104がストッパ部106に当接している。第1前側一方弁80と第1後側一方弁82が開いていることにより、内部空間36は、第1前側連通開口70と第1後側連通開口72のそれぞれを介して、外部空間46と連通している。また、図8に示すように、第2前側一方弁84と第2後側一方弁86では、ボール部104がシール部102に当接している。第2前側一方弁84と第2後側一方弁86が閉じていることにより、内部空間36は、第2前側連通開口74と第2後側連通開口76のそれぞれを介して、外部空間46と連通していない。
図9に示すように、電動作業機2が第1姿勢にあるときに雨が降る屋外で木の切削作業が行われると、雨水が、前側空気開口42(図1参照)と左側空気開口44を介して外部空間46から内部空間36に侵入する。雨水は、重力により、本体ハウジング22の右壁22e、例えば、本体ハウジング22の右壁22eと下壁22cの接続箇所である角部に集まる。第1前側一方弁80と第1後側一方弁82が開いているため、角部に集まった雨水は、第1前側連通開口70と第1後側連通開口72のそれぞれを介して、内部空間36から外部空間46に排出される。また、第2前側一方弁84と第2後側一方弁86が閉じているため、雨水は、第2前側連通開口74と第2後側連通開口76のそれぞれを介して、外部空間46から内部空間36に侵入しない。これにより、コントロールユニット56と、トリガスイッチ60と、バッテリ取付ターミナル66が雨水に接触することを抑制することができる。
図10に示すように、電動作業機2が第2姿勢にあるとき、第2後側一方弁86は、第1後側一方弁82よりも下側に配置されている。また、第2前側一方弁84は、第1前側一方弁80よりも下側に配置されている。第2前側一方弁84と第2後側一方弁86は、コントロールユニット56の上半分と、トリガスイッチ60と、バッテリ取付ターミナル66よりも下側に配置されている。第1前側一方弁80と第1後側一方弁82は、モータ52と、コントロールユニット56と、トリガスイッチ60と、バッテリ取付ターミナル66よりも上側に配置されている。
図7に示すように、電動作業機2が第2姿勢にあるとき、第2前側一方弁84と第2後側一方弁86では、ボール部104がストッパ部106に当接している。第2前側一方弁84と第2後側一方弁86が開いていることにより、内部空間36は、第2前側連通開口74と第2後側連通開口76のそれぞれを介して、外部空間46と連通している。また、図8に示すように、第1前側一方弁80と第1後側一方弁82では、ボール部104がシール部102に当接している。第1前側一方弁80と第1後側一方弁82が閉じていることにより、内部空間36は、第1前側連通開口70と第1後側連通開口72のそれぞれを介して、外部空間46と連通していない。
図10に示すように、電動作業機2が第2姿勢にあるときに雨が降る屋外で木の切削作業が行われると、雨水が、前側空気開口42(図1参照)を介して外部空間46から内部空間36に侵入する。雨水は、重力により、本体ハウジング22の左壁22d、例えば、本体ハウジング22の左壁22dと下壁22cの接続箇所である角部に集まる。第2前側一方弁84と第2後側一方弁86が開いているため、角部に集まった雨水は、第2前側連通開口74と第2後側連通開口76のそれぞれを介して、内部空間36から外部空間46に排出される。また、第1前側一方弁80と第1後側一方弁82が閉じているため、雨水は、第1前側連通開口70と第1後側連通開口72のそれぞれを介して、外部空間46から内部空間36に侵入しない。これにより、モータ52と、コントロールユニット56と、トリガスイッチ60と、バッテリ取付ターミナル66が雨水に接触することを抑制することができる。
(効果)
本実施例の電動作業機2は、電材部品62と、電材部品62が配置される内部空間36(第1空間の一例)と、内部空間36と、内部空間36とは異なる外部空間46(第2空間の一例)とを分けており、内部空間36と外部空間46とを連通する第1前側連通開口70(第1連通開口の一例)を有する隔壁23と、第1前側連通開口70に配置されている第1前側一方弁80(第1一方弁の一例)と、を備えている。
本実施例の電動作業機2は、電材部品62と、電材部品62が配置される内部空間36(第1空間の一例)と、内部空間36と、内部空間36とは異なる外部空間46(第2空間の一例)とを分けており、内部空間36と外部空間46とを連通する第1前側連通開口70(第1連通開口の一例)を有する隔壁23と、第1前側連通開口70に配置されている第1前側一方弁80(第1一方弁の一例)と、を備えている。
上記の構成によれば、液体が内部空間36にあるときに第1前側一方弁80を開くことで、液体を第1前側一方弁80を介して内部空間36から外部空間46に排出することができる。また、液体が外部空間46にあるときに第1前側一方弁80を閉じることで、液体が第1前側一方弁80を介して外部空間46から内部空間36に侵入することを抑制することができる。
また、第1前側一方弁80は、電動作業機2の姿勢に応じて開閉する。
上記の構成によれば、電動作業機2の姿勢を変える簡便な方法により、液体を内部空間36から外部空間46に排出することができるとともに液体が外部空間46から内部空間36に侵入することを抑制することができる。
また、隔壁23は、内部空間36と、内部空間36とは異なる外部空間46(第3空間の一例)とを分けており、内部空間36と外部空間46とを連通する第2前側連通開口74(第2連通開口の一例)をさらに有している。電動作業機2は、第2前側連通開口74に配置されており、電動作業機2の姿勢に応じて開閉する第2前側一方弁84(第2一方弁の一例)をさらに備えている。電動作業機2が第1姿勢にあるとき、第1前側一方弁80が開いており、かつ、第2前側一方弁84が閉じている。電動作業機2が第2姿勢にあるとき、第1前側一方弁80が閉じており、かつ、第2前側一方弁84が開いている。
上記の構成によれば、電動作業機2が第1姿勢にあるとき、液体を第1前側一方弁80を介して内部空間36から外部空間46に排出させることができ、液体が第2前側一方弁84を介して外部空間46から内部空間36に侵入することを抑制することができる。また、電動作業機2が第2姿勢にあるとき、液体を第2前側一方弁84を介して内部空間36から外部空間46に排出させることができ、液体が第1前側一方弁80を介して外部空間46から内部空間36に侵入することを抑制することができる。
また、電動作業機2が第1姿勢にあるとき、重力方向に関して、第1前側一方弁80は、第2前側一方弁84よりも下側に配置されている。電動作業機2が第2姿勢にあるとき、重力方向に関して、第2前側一方弁84は、第1前側一方弁80よりも下側に配置されている。
上記の構成によれば、電動作業機2が第1姿勢にあるとき、内部空間36内の液体を、第1前側一方弁80近傍に集めることができる。液体を第1前側一方弁80を介して内部空間36から外部空間46に排出させることができる。また、電動作業機2が第2姿勢にあるとき、内部空間36内の液体を第2前側一方弁84近傍に集めることができる。液体を第2前側一方弁84を介して内部空間36から外部空間46に排出させることができる。
また、内部空間36が第1前側連通開口70を介して連通する空間と、内部空間36が第2前側連通開口74を介して連通する空間は、同一の外部空間46である。
上記の構成によれば、内部空間36内の液体を、1つの空間に排出させることができる。
また、電動作業機2は、作業時にユーザにより手で把持されるフロントハンドル14とリアハンドル24(ハンドルの一例)をさらに備えている。
上記の構成によれば、ユーザはフロントハンドル14とリアハンドル24を把持することにより、電動作業機2の姿勢を容易に変えることができる。
また、第1前側一方弁80は、重力により開閉する。
上記の構成によれば、第1前側一方弁80が重力以外の構成で開閉する一方弁、例えば、ダックビル型の一方弁やアンブレラ型の一方弁である場合と比較して、第1前側一方弁80が開弁するための開弁圧を低くすることができる。第1前側一方弁80が開弁しやすいため、液体を内部空間36から外部空間46に容易に排出させることができる。
また、電材部品62は、バッテリパックB(電力供給源の一例)と電気的に接続するバッテリ取付ターミナル66(電気接続部材の一例)を備えている。電動作業機2が第1姿勢にあるとき、第1前側連通開口70は、重力方向に関して、バッテリ取付ターミナル66よりも下側に配置されている。
上記の構成によれば、電動作業機2が第1姿勢にあるとき、バッテリ取付ターミナル66が液体内に浸漬することを抑制することができるとともに、液体を内部空間36から外部空間46に排出させることができる。
また、電動作業機2は、ソーチェーン8(作業部の一例)をさらに備えている。電材部品62は、ソーチェーン8の動作を制御するように構成されているコントロールユニット56を備えている。電動作業機2が第1姿勢にあるとき、第1前側連通開口70は、重力方向に関して、コントロールユニット56よりも下側に配置されている。
上記の構成によれば、電動作業機2が第1姿勢にあるとき、コントロールユニット56が液体内に浸漬することを抑制することができるとともに、液体を内部空間36から外部空間46に排出させることができる。
また、隔壁23は、内部空間36に空気を流すための前側空気開口42(空気開口の一例)をさらに有している。第1前側連通開口70の開口面積は、前側空気開口42の開口面積よりも小さい。
上記の構成によれば、前側空気開口42を介して内部空間36に十分な量の空気を流入させることを可能にしつつ、液体を内部空間36から外部空間46に排出することができるとともに、液体が外部空間46から内部空間36に侵入することを抑制することができる。
また、外部空間46は、電動作業機2の外部に配置されている。
上記の構成によれば、内部空間36内の液体を電動作業機2の外部に排出させることができる。
一実施形態に係る電動作業機2では、一方弁90の個数は、4個に限られず、3個以下であってもよく、5個以上であってもよい。
一実施形態に係る電動作業機2では、一方弁90は、ボール型の一方弁に限られず、他の種類の一方弁、例えば、ダックビル型の一方弁またはアンブレラ型の一方弁であってもよい。
一実施形態に係る電動作業機2では、内部空間36が第1前側連通開口70を介して連通する空間は、内部空間36が第2前側連通開口74を介して連通する空間と異なっていてもよい。例えば、内部空間36が第1前側連通開口70を介して連通する空間は、カバー空間28であり、内部空間36が第2前側連通開口74を介して連通する空間は、外部空間46であってもよい。
一実施形態に係る電動作業機2は、手持ち式のチェーンソーに限られず、他の手持ち式の電動作業機、例えば、ポールソー、ブロワ、草刈機、高圧洗浄機、噴霧器、またはヘッジトリマであってもよい。また、電動作業機2は、手持ち式の電動作業機に限られず、手押し式の電動作業機や乗車式の電動作業機、例えば、芝刈機、スカリファイヤ、または耕運機であってもよい。
一実施形態に係る電動作業機2は、内蔵式のバッテリを備えていてもよい。また、電動作業機2は、外部電源から電源コードを介してモータ52に電力を供給する構成であってもよい。
2 :電動作業機
6 :ガイドバー
8 :ソーチェーン
14 :サイドハンドル
16 :サイドカバー
22 :本体ハウジング
22a :前壁
22b :上壁
22c :底壁
22d :左壁
22e :右壁
22f :後壁
23 :隔壁
24 :リアハンドル
28 :カバー空間
36 :内部空間
38 :メイン内部空間
40 :サブ内部空間
42 :前側空気開口
44 :左側空気開口
46 :外部空間
52 :モータ
56 :コントロールユニット
58 :バッテリ取付ユニット
60 :トリガスイッチ
62 :電材部品
66 :バッテリ取付ターミナル
70 :第1前側連通開口
72 :第1後側連通開口
74 :第2前側連通開口
76 :第2後側連通開口
78 :連通開口
80 :第1前側一方弁
82 :第1後側一方弁
84 :第2前側一方弁
86 :第2後側一方弁
90 :一方弁
96 :弁部
100 :ベース部
102 :シール部
104 :ボール部
106 :ストッパ部
B :バッテリパック
6 :ガイドバー
8 :ソーチェーン
14 :サイドハンドル
16 :サイドカバー
22 :本体ハウジング
22a :前壁
22b :上壁
22c :底壁
22d :左壁
22e :右壁
22f :後壁
23 :隔壁
24 :リアハンドル
28 :カバー空間
36 :内部空間
38 :メイン内部空間
40 :サブ内部空間
42 :前側空気開口
44 :左側空気開口
46 :外部空間
52 :モータ
56 :コントロールユニット
58 :バッテリ取付ユニット
60 :トリガスイッチ
62 :電材部品
66 :バッテリ取付ターミナル
70 :第1前側連通開口
72 :第1後側連通開口
74 :第2前側連通開口
76 :第2後側連通開口
78 :連通開口
80 :第1前側一方弁
82 :第1後側一方弁
84 :第2前側一方弁
86 :第2後側一方弁
90 :一方弁
96 :弁部
100 :ベース部
102 :シール部
104 :ボール部
106 :ストッパ部
B :バッテリパック
Claims (11)
- 電材部品と、
前記電材部品が配置される第1空間と、
前記第1空間と、前記第1空間とは異なる第2空間とを分けており、前記第1空間と前記第2空間とを連通する第1連通開口を有する隔壁と、
前記第1連通開口に配置されている第1一方弁と、を備えている、電動作業機。 - 前記第1一方弁は、前記電動作業機の姿勢に応じて開閉する、請求項1に記載の電動作業機。
- 前記隔壁は、前記第1空間と、前記第1空間とは異なる第3空間とを分けており、前記第1空間と前記第3空間とを連通する第2連通開口をさらに有しており、
前記電動作業機は、前記第2連通開口に配置されており、前記電動作業機の姿勢に応じて開閉する第2一方弁をさらに備えており、
前記電動作業機が第1姿勢にあるとき、前記第1一方弁が開いており、かつ、前記第2一方弁が閉じており、
前記電動作業機が第2姿勢にあるとき、前記第1一方弁が閉じており、かつ、前記第2一方弁が開いている、請求項2に記載の電動作業機。 - 前記電動作業機が前記第1姿勢にあるとき、重力方向に関して、前記第1一方弁は、前記第2一方弁よりも下側に配置されており、
前記電動作業機が前記第2姿勢にあるとき、前記重力方向に関して、前記第2一方弁は、前記第1一方弁よりも下側に配置されている、請求項3に記載の電動作業機。 - 前記第2空間と前記第3空間は、同一の空間である、請求項3または4に記載の電動作業機。
- 作業時にユーザにより手で把持されるハンドルをさらに備えている、請求項2から5のいずれか一項に記載の電動作業機。
- 前記第1一方弁は、重力により開閉する、請求項1から6のいずれか一項に記載の電動作業機。
- 前記電材部品は、電力供給源と電気的に接続する電気接続部材を備えており、
前記電動作業機が第1姿勢にあるとき、前記第1連通開口は、重力方向に関して、前記電気接続部材よりも下側に配置されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の電動作業機。 - 作業部をさらに備えており、
前記電材部品は、前記作業部の動作を制御するように構成されているコントロールユニットを備えており、
前記電動作業機が第1姿勢にあるとき、前記第1連通開口は、重力方向に関して、前記コントロールユニットよりも下側に配置されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の電動作業機。 - 前記隔壁は、前記第1空間に空気を流すための空気開口をさらに有しており、
前記第1連通開口の開口面積は、前記空気開口の開口面積よりも小さい、請求項1から9のいずれか一項に記載の電動作業機。 - 前記第2空間は、前記電動作業機の外部にある外部空間である、請求項1から10のいずれか一項に記載の電動作業機。
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