JP2023122449A - 太陽光発電システム - Google Patents

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遼 小倉
Ryo Ogura
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Ding Hu Bai
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Jun Nakaichi
強士 内田
Tsuyoshi Uchida
智子 遠藤
Tomoko Endo
エリカ マーティン
Martin Erica
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Abstract

【課題】遮断装置の設置コストの低減、及び安定性の向上を両立できる太陽光発電システムを提供する。【解決手段】太陽光発電システム1は、ストリング2と、インバータ3と、第1遮断装置4と、第2遮断装置5とを備える。ストリング2は、複数の太陽電池モジュールグループを含む。第1遮断装置4は、第1遮断装置4は、第1制御信号に応じて第1電路の複数の太陽電池モジュールグループを遮断する。第2遮断装置5は、第1遮断装置4から供給される電力によって駆動し、第2制御信号に応じて第2電路の複数の太陽電池モジュールグループ間の接続を遮断する。第1遮断装置4は第1スイッチング部44aを有し、第1スイッチング部44aは、第1開閉部61aと、第1開閉部61aに並列接続される第1半導体スイッチング素子63aと、を有し、第1半導体スイッチング素子63aは、第1開閉部61aの開閉動作前にON状態となる。【選択図】図5

Description

本発明は、太陽光発電システムに関する。
米国では、火災時等の緊急時に消防士を感電等から保護することを目的として、太陽光発電システムに対して、緊急時に太陽光発電システムによる発電を即座に停止するいわゆるラピッドシャットダウン機能の導入がNEC(米国電気工事規定)によって義務付けられている。例えば、特許文献1では、インバータの動作状態に応じて、太陽電池モジュールからインバータへの電力の出力を停止させる太陽光発電システムが開示されている。
特表2012-511299号公報
太陽光発電システムにおいて、火災時等における消防士のさらなる安全性の向上を図るには、例えば、ラピッドシャットダウン機能を備える遮断装置を太陽電池モジュール毎に設置することが好ましい。しかしながら、太陽電池モジュール毎に遮断装置を設置した場合、遮断装置の設置コストが高くなる。
また、太陽光発電システムの遮断装置では、太陽光発電システムの電路を遮断するスイッチング素子として、リレーなどのメカニカルな接点を開閉するスイッチング素子が用いられている。このスイッチング素子は、太陽電池モジュールからの電力により駆動される。太陽電池モジュールの発電量がスイッチング素子の駆動に必要な電力よりも小さい場合、例えば、太陽電池モジュールからの電力でスイッチング素子の接点を閉じようとしても(スイッチング素子をON状態としようとしても)、すぐに接点が開いてしまう(スイッチング素子がOFF状態となってしまう)ことを繰り返す現象が生じることがある。また、太陽電池モジュールからの発電量が不安定となると、スイッチング素子がON状態とOFF状態とを繰り返すことがある。これらの現象は、太陽光発電システムの動作を不安定にする。
本発明の課題は、太陽光発電システムにおいて、遮断装置の設置コストの低減、及び安定性の向上を両立できる太陽光発電システムを提供することにある。
本発明の一態様に係る太陽光発電システムは、ストリングと、インバータと、第1遮断装置と、第2遮断装置とを備える。ストリングは、互いに直列に接続された複数の太陽電池モジュールグループを含む。複数の太陽電池モジュールグループは、1つ又は直列に接続された複数の太陽電池モジュールをそれぞれ含む。インバータは、ストリングに接続され、ストリングから出力される直流電力を交流電力に変換する。第1遮断装置は、複数の太陽電池モジュールグループ同士を接続する第1電路に接続される。第2遮断装置は、第1電路に接続された複数の太陽電池モジュールグループとは異なる複数の太陽電池モジュールグループ同士を接続する第2電路に接続される。ストリングの複数の太陽電池モジュールグループは、グループ毎の開放電圧が所定の開放電圧以下である。第1遮断装置は、第2遮断装置に接続される電源線が接続され、インバータからの第1制御信号に応じて第1電路に接続された複数の太陽電池モジュールグループ同士の接続を遮断する。第2遮断装置は、電源線を介して第1遮断装置から供給される電力によって駆動し、第1遮断装置からの第2制御信号に応じて、第2電路に接続された複数の太陽電池モジュールグループ同士の接続を遮断する。
また、ストリングの複数の太陽電池モジュールグループは、第1グループを含み、第1遮断装置は、第1グループに属する1つ又は直列に接続された複数の太陽電池モジュールで発電される電力によって駆動される。また、第1遮断装置は、第1グループの陽極側の端子に接続される第1スイッチング部を有する。第1スイッチング部は、第1開閉部と、第1開閉部に並列接続される第1半導体スイッチング素子と、を有する。第1半導体スイッチング素子は、第1開閉部の開閉動作前にON状態となる。
この太陽光発電システムでは、第1遮断装置と第2遮断装置とがマスタとスレーブの関係にあり、第2遮断装置は、第1遮断装置から出力される第2制御信号に応じて複数の太陽電池モジュールグループ同士の接続を遮断する。さらに、第2遮断装置は、第1遮断装置から電源が供給される。これにより、第2遮断装置の構成を簡素化できるので、第2遮断装置の設置コストを低減できる。また、複数の太陽電池モジュールグループは、グループ毎の開放電圧が所定の開放電圧以下であるため、安全性の高い太陽光発電システムを提供することができる。
また、この太陽光発電システムでは、第1遮断装置が第1スイッチング部を有しており、第1スイッチング部が、第1開閉部と、第1開閉部に並列接続される第1半導体スイッチング素子とを有している。さらに、第1半導体スイッチング素子は、第1開閉部の開閉動作前にON状態となる。第1グループで発電される電力によって駆動される第1遮断装置において、第1開閉部の開閉動作前に第1半導体スイッチング素子がON状態となることにより、第1グループの発電量が第1開閉部の駆動電力よりも小さい、及び/又は、第1グループの発電量が不安定なときに、第1グループの発電量に応じて第1開閉部が開閉動作することで、第1グループの陽極側の端子が接続された電路の接続と遮断とが繰り返される現象を回避できる。この結果、太陽光発電システムの動作が安定化する。
第1スイッチング部は、第1半導体スイッチング素子に直列接続される第2開閉部を有してもよい。この場合は、第1半導体スイッチング素子を太陽光発電システムから確実に電気的に遮断できる。
第1遮断装置は、第1グループの陰極側の端子に接続される第2スイッチング部を有してもよい。第2スイッチング部は、第3開閉部と、第3開閉部に並列接続される第2半導体スイッチング素子と、を有してもよい。第2半導体スイッチング素子は、第3開閉部の開閉動作時にON状態となってもよい。この場合は、複数の電路を1つの第1遮断装置で開閉することができる。また、第2スイッチング部において、第1グループの発電量が第3開閉部の駆動電力よりも小さい、及び/又は、第1グループの発電量が不安定なときに、第1グループの発電量に応じて第3開閉部が開閉動作することで、第1グループの陰極側の端子が接続された電路の接続と遮断とが繰り返される現象を回避できる。この結果、太陽光発電システムの動作が安定化する。
第2スイッチング部は、第2半導体スイッチング素子に直列接続される第4開閉部を有してもよい。この場合は、第2半導体スイッチング素子を太陽光発電システムから確実に電気的に遮断できる。
第1スイッチング部と第2スイッチング部とを独立してON/OFF可能であってもよい。この場合は、例えば、第1スイッチング部に不具合が生じた場合において、正常に動作している第2スイッチング部を用いて電路の遮断を実行できる。
ストリングの複数の太陽電池モジュールグループは、第2グループを含んでもよい。第2遮断装置は、第2グループの陽極側の端子に接続される第3スイッチング部を有してもよい。第3スイッチング部は、第5開閉部と、第5開閉部に並列接続される第3半導体スイッチング素子と、を有してもよい。第3半導体スイッチング素子は、第5開閉部の開閉動作前にON状態となってもよい。この場合は、第1遮断装置から供給される電力が第5開閉部の駆動電力よりも小さい、及び/又は、当該電力が不安定なときに、第2グループの発電量に応じて第5開閉部が開閉動作することで、第2グループの陽極側の端子が接続された電路の接続と遮断とが繰り返される現象を回避できる。この結果、太陽光発電システムの動作が安定化する。
第3スイッチング部は、第3半導体スイッチング素子に直列接続される第6開閉部を有してもよい。この場合は、第3半導体スイッチング素子を太陽光発電システムから確実に電気的に遮断できる。
第2遮断装置は、第2グループの陰極側の端子に接続される第4スイッチング部を含んでもよい。第4スイッチング部は、第7開閉部と、第7開閉部に並列接続される第4半導体スイッチング素子と、を有してもよい。第4半導体スイッチング素子は、第7開閉部の開閉動作前にON状態となってもよい。この場合は、複数の電路を1つの第2遮断装置で開閉することができる。また、第1遮断装置から供給される電力が第7開閉部の駆動電力よりも小さい、及び/又は、当該電力が不安定なときに、第2グループの発電量に応じて第7開閉部が開閉動作することで、第2グループの陽極側の端子が接続された電路の接続と遮断とが繰り返される現象を回避できる。この結果、太陽光発電システムの動作が安定化する。
第4スイッチング部は、第4半導体スイッチング素子に直列接続される第8開閉部を有してもよい。この場合は、第4半導体スイッチング素子を太陽光発電システムから確実に電気的に遮断できる。
第2遮断装置は、第3スイッチング部と第4スイッチング部とを独立してON/OFF可能であってもよい。この場合は、例えば、第3スイッチング部に不具合が生じた場合において、正常に動作している第4スイッチング部を用いて電路の遮断を実行できる。
第1遮断装置は、インバータからの第1制御信号に応じて第1電路に接続された複数の太陽電池モジュールグループ間の接続を遮断してから、第2遮断装置に第2制御信号を出力してもよい。この場合は、第2遮断装置に係る電圧を抑えることができる。これにより、第2遮断装置のコストダウンを図ることができる。
第1遮断装置は、第1遮断装置と第2遮断装置に接続される通信線を介して、電力線通信とは異なる通信方式で第2遮断装置に第2制御信号を出力してもよい。この場合は、第1遮断装置から第2遮断装置への安定した通信が可能になる。
ストリングの複数の太陽電池モジュールグループは、グループ毎の開放電圧が165V以下であってもよい。この場合は、より安全性の高い太陽光発電システムを提供することができる。
インバータは、電力線通信によって第1遮断装置に前記第1制御信号を出力してもよい。この場合は、既存の太陽光発電システムに第1遮断装置を設置するときに、インバータと第1遮断装置との通信を確保するための追加配線を省略することができるので、第1遮断装置の設置コストを抑えることができる。
インバータは、無線通信によって第1遮断装置に第1制御信号を出力してもよい。この場合は、遠隔操作によって第1遮断装置に第1制御信号を出力することが可能になる。
ストリングの複数の太陽電池モジュールグループの少なくとも1つは、直列に接続された複数の太陽電池モジュールを含んでもよい。この場合は、第1遮断装置又は第2遮断装置によって、複数の太陽電池モジュールを遮断することができる。
第1遮断装置は、複数の太陽電池モジュールグループのいずれかに並列接続されるバイパスダイオードを含んでもよい。この場合は、発電できなくなった太陽電池モジュールの発熱等を抑制できるとともに、ストリングの発電効率が低下することを抑制できる。
第2遮断装置は、複数の太陽電池モジュールグループのいずれかに並列接続されるバイパスダイオードを含んでもよい。この場合は、発電できなくなった太陽電池モジュールの発熱等を抑制できるとともに、ストリングの発電効率が低下することを抑制できる。
本発明によれば、太陽光発電システムにおいて、遮断装置の設置コストの低減、及び安定性の向上を両立できる太陽光発電システムを提供することができる。
図1は、本発明の一態様に係る太陽光発電システムの構成を模式的に示すブロック図である。 図2は、第1遮断装置の構成を模式的に示すブロック図である。 図3は、レギュレータの構成を模式的に示す回路図である。 図4は、第2遮断装置の構成を模式的に示すブロック図である。 図5は、スイッチング部の構成の一例を示す図である。 図6は、スイッチング部の構成の他の例を示す図である。 図7は、スイッチング部の構成のさらに他の例を示す図である。 図8は、第1遮断装置及び第2遮断装置の動作モードの一例を説明する図である。 図9は、他の実施形態に係る太陽光発電システムの構成を模式的に示すブロック図である。 図10は、他の実施形態に係る太陽光発電システムの構成を模式的に示すブロック図である。 図11は、他の実施形態に係る太陽光発電システムの構成を模式的に示すブロック図である。 図12は、他の実施形態に係る太陽光発電システムの構成を模式的に示すブロック図である。
図1は、本発明の一態様に係る太陽光発電システム1の構成を模式的に示すブロック図である。太陽光発電システム1は、ストリング2と、インバータ3と、少なくとも1つの第1遮断装置4と、少なくとも1つの第2遮断装置5と、を備える。なお、本実施形態では、少なくとも1つの第1遮断装置4は、複数の第1遮断装置4a,4bを含み、少なくとも1つの第2遮断装置5は、複数の第2遮断装置5a,5bを含む。
ストリング2は、互いに直列に接続された複数の太陽電池モジュールグループ6A~6Hを含む。複数の太陽電池モジュールグループ6A~6Hは、1つ又は直列に接続された複数の太陽電池モジュール6を含む。すなわち、ストリング2は、互いに直列に接続された複数(本実施形態では16個)の太陽電池モジュール6を含む。なお、太陽光発電システム1は、ストリング2が並列に複数連結された太陽電池アレイを含んでもよい。
複数の太陽電池モジュールグループ6A~6Hは、グループ毎の開放電圧が所定の開放電圧以下である。所定の開放電圧は、例えば165Vである。すなわち、ストリング2は、グループ毎の開放電圧が165V以下になるように複数の太陽電池モジュールグループにグループ分けされている。太陽電池モジュール6の開放電圧は、例えば50Vである。以下では、太陽電池モジュールグループ6A~6Hをグループ6A~6Hとして記すことがある。
グループ6A,6C,6E,6Gのそれぞれは、1つの太陽電池モジュール6を含む。グループ6B,6D,6F,6Hのそれぞれは、互いに直列に接続された3つの太陽電池モジュール6を含む。したがって、グループ6A,6C,6E,6Gの開放電圧は、50Vであり、グループ6B,6D,6F,6Hの開放電圧は、150Vである。
グループ6A~6Hは、グループ6Aからグループ6Hまでアルファベット順に並んで互いに直列に接続されている。グループ6A~6Hのそれぞれは、陽極側の端子と陰極側の端子とを含む。各グループ6A~6Hの陽極側端子は、各グループ6A~6Hに属する太陽電池モジュール6の中で、インバータ3の陽極に最も近い太陽電池モジュール6の陽極側の端子によって構成される。各グループ6A~6H陰極側端子は、各グループ6A~6Hに属する太陽電池モジュール6の中でインバータ3の陽極から最も離れた太陽電池モジュール6の陰極側の端子によって構成される。
例えば、グループ6Aの陽極側の端子は、グループ6Aの太陽電池モジュール6の陽極側の端子によって構成される。グループ6Aの陽極側の端子は、インバータ3の陽極側の端子に接続されている。グループ6Aの陽極側の端子は、グループ6Aの太陽電池モジュール6の陰極側の端子によって構成される。グループ6Aの陽極側の端子は、グループ6Bの陽極側の端子に接続されている。
例えば、グループ6Bの陽極側の端子は、グループ6Bに属する太陽電池モジュール6の中で、グループ6Aに最も近い太陽電池モジュール6の陽極側の端子によって構成される。グループ6Bの陰極側の端子は、グループ6Bに属する太陽電池モジュール6の中で、グループ6Aから最も離れた太陽電池モジュール6の陰極側の端子によって構成される。グループ6Bの陰極側の端子は、グループ6Cの陽極側の端子に接続されている。
グループ6Cの陰極側の端子は、グループ6Dの陽極側の端子に接続されている。グループ6Dの陰極側の端子は、グループ6Eの陽極側の端子に接続されている。グループ6Eの陰極側の端子は、グループ6Fの陽極側の端子に接続されている。グループ6Fの陰極側の端子は、グループ6Gの陽極側の端子に接続されている。グループ6Gの陰極側の端子は、グループ6Hの陽極側の端子に接続されている。グループ6Hの陰極側の端子は、インバータ3の陰極側の端子に接続されている。
太陽電池モジュール6は、太陽光を受けて電力を発電し、発電した電力をインバータ3に出力する。インバータ3は、電力線を介してストリング2に接続される。インバータ3は、ストリング2の太陽電池モジュール6から出力される直流電力を交流電力に変換する。インバータ3は、電力系統7に接続されており、交流電力を商用電力系統や負荷装置に供給する。
詳細には、インバータ3は、DC/DCコンバータ3aと、DC/ACインバータ3bと、制御部3cと、を含む。DC/DCコンバータ3aは、太陽電池モジュール6から出力される電力の電圧を所定の電圧に変換して、DC/ACインバータ3bに入力する。DC/ACインバータ3bは、DC/DCコンバータ3aを介して、太陽電池モジュール6から出力される直流電力を交流電力に変換する。制御部3cは、CPUやメモリ等を含み、DC/DCコンバータ3a及びDC/ACインバータ3bを制御する。また、制御部3cは、電力線通信によって第1遮断装置4a,4bに第1制御信号を出力する。
第1遮断装置4aと第2遮断装置5aは、マスタとスレーブの関係にある。第1遮断装置4aは、第2遮断装置5aに対してマスタとして機能し、第2遮断装置5aは、第1遮断装置4aに対してスレーブとして機能する。すなわち、第1遮断装置4aは、第2遮断装置5aを制御する。
同様に、第1遮断装置4bと第2遮断装置5bは、マスタとスレーブの関係にある。第1遮断装置4bは、第2遮断装置5bに対してマスタとして機能し、第2遮断装置5bは、第1遮断装置4bに対してスレーブとして機能する。すなわち、第1遮断装置4bは、第2遮断装置5bを制御する。
本実施形態では、第1遮断装置4と第2遮断装置5とが1対1の関係にあり、1つの第1遮断装置に対して1つの第2遮断装置が設けられている。
第1遮断装置4aは、グループ6A~6H同士を接続する電路に接続されている。本実施形態では、第1遮断装置4aは、グループ6Aとグループ6Bとを接続する電路8aと、インバータ3とグループ6Aとを接続する電路8bに接続されている。第1遮断装置4aは、グループ6Aの陽極側と陰極側の端子に接続されている。第1遮断装置4aは、インバータ3からの第1制御信号に応じてグループ6Aとグループ6Bとの接続、並びにインバータ3とグループ6Aとの接続を遮断する。
第1遮断装置4aは、第1遮断装置4aと第2遮断装置5aに接続される通信線10aを介して、電力線通信とは異なる通信方式で第2制御信号を第2遮断装置5aに出力する。第1遮断装置4aは、例えば、LIN(Local Interconnect Network)通信或いはSPI(Serial Peripheral Interface)通信などのシリアル通信方式で第2制御信号を第2遮断装置5aに出力する。第1遮断装置4aは、グループ6Aとグループ6Bとの接続、並びにインバータ3とグループ6Aとの接続を遮断してから、第2遮断装置5aに第2制御信号を出力する。
第1遮断装置4aは、第2遮断装置5aに接続される電源線20aが接続されている。第1遮断装置4aは、電源線20aを介して第2遮断装置5aを駆動させるための電力を第2遮断装置5aに供給する。
図2は、第1遮断装置4aの構成を模式的に示すブロック図である。第1遮断装置4aは、レギュレータ41と、信号受信部42と、制御部43と、遮断接続部44と、バイパス回路45と、を含む。
レギュレータ41は、太陽電池モジュール6で発電された電力を電源として第1遮断装置4a及び第2遮断装置5aを駆動させる駆動電源を生成し、第1遮断装置4a及び第2遮断装置5aに安定した駆動電源を供給する。ここでは、グループ6Aの太陽電池モジュール6で発電された電力のみを利用して第1遮断装置4a及び第2遮断装置5aの駆動電源を生成する。
図3は、レギュレータ41の構成を模式的に示す回路図である。レギュレータ41の構成は、周知の構成であり、入力端子21a,21b、出力端子22a,22b、ラインフィルタ23、コンデンサ24,25、昇圧回路26、スイッチング素子27、制御回路28、トランス29、ダイオード30、DC/DCコンバータ31、フィードバック回路32等を含む。
信号受信部42は、インバータ3の制御部3cからの第1制御信号を受信して、受信した第1制御信号を制御部43に出力する。詳細には、インバータ3の制御部3cからの第1制御信号を検出する信号検出部46を介して、信号受信部42はインバータ3の制御部3cからの第1制御信号を受信する。
制御部43は、CPUやメモリ等を含む。制御部43は、信号受信部42から出力された信号に基づいて、遮断接続部44を制御する。遮断接続部44は、高電圧の直流電流を接続/遮断可能である。
制御部43は、通信線10aを介して、電力線通信とは異なる通信方式で第2制御信号を第2遮断装置5aに出力する。制御部43は、グループ6Aとグループ6Bとの接続を遮断してから、第2遮断装置5aに第2制御信号を出力する。制御部43は、例えば、遮断接続部44の電圧を監視することで、グループ6Aとグループ6Bとの接続が遮断されたか否かを判断する。
遮断接続部44は、第1スイッチング部44aと、第2スイッチング部44bとを含む。第1スイッチング部44aは、電路8bに配置されている。第1スイッチング部44aは、インバータ3とグループ6Aとを接続/遮断する。第1スイッチング部44aは、グループ6Aの陽極側の端子と、インバータ3の陽極側の端子とに接続されている。第2スイッチング部44bは、電路8aに配置されている。第2スイッチング部44bは、グループ6Aとグループ6Bとを接続/遮断する。第2スイッチング部44bは、グループ6Aの陰極側の端子と、グループ6Bの陽極側の端子とに接続されている。なお、本実施形態において、第2スイッチング部44bは、省略されてもよい。
第1遮断装置4aにレギュレータ41から駆動電源が供給されていないとき、第1スイッチング部44a及び第2スイッチング部44bは、OFF状態にある。したがって、第1遮断装置4aが駆動していないときは、インバータ3とグループ6Aとの接続、グループ6Aとグループ6Bとの接続が遮断された状態にある。
バイパス回路45は、第1遮断装置4aが遮断状態のときに制御部3cからの第1制御信号を信号受信部42が受信できるようにするための回路である。第1遮断装置4aによって電路8a,8bが遮断された状態のとき、信号受信部42は、バイパス回路45を介して、制御部3cからの第1制御信号を受信することができる。
第2遮断装置5aは、電路8aに接続されたグループ6Aとグループ6Bとは異なるグループ同士を接続する電路に接続されている。本実施形態では、第2遮断装置5aは、グループ6Bとグループ6Cとを接続する電路8cと、グループ6Cとグループ6Dとを接続する電路8dとに接続されている。第2遮断装置5aは、グループ6Cの陽極側と陰極側の端子に接続されている。第2遮断装置5aは、通信線10aを介して第1遮断装置4aから出力される第2制御信号に応じて、グループ6Bとグループ6Cとの接続、並びにグループ6Cとグループ6Dとの接続を遮断する。
第2遮断装置5aは、電源線20aを介して第1遮断装置4aから供給される電力によって駆動する。詳細には、第2遮断装置5aは、第1遮断装置4aのレギュレータ41によって生成された駆動電源が電源線20aを介して第1遮断装置4aから第2遮断装置5aに供給されることで駆動する。
図4は、第2遮断装置5aの構成を模式的に示すブロック図である。第2遮断装置5aは、制御部53と、遮断接続部54と、バイパス回路55と、を含む。
制御部53は、CPUやメモリ等を含む。制御部53は、第1遮断装置4aからの第2制御信号に応じて、遮断接続部54は、高電圧の直流電流を接続/遮断可能である。制御部53は、通信線10aに接続される図示しない通信インタフェースを介して、第1遮断装置4aからの第2制御信号を受けて、遮断接続部54をOFF状態にする。なお、本実施形態における第2遮断装置5aは、第2遮断装置5aから第1遮断装置4aに信号を出力する機能を備えていない。
遮断接続部54は、第3スイッチング部54aと、第4スイッチング部54bとを含む。第3スイッチング部54aは、電路8cに配置されている。第3スイッチング部54aは、グループ6Bとグループ6Cとを接続/遮断する。第3スイッチング部54aは、グループ6Bの陰極側の端子と、グループ6Cの陽極側の端子とに接続されている。第4スイッチング部54bは、電路8dに配置されている。第4スイッチング部54bは、グループ6Cとグループ6Dとを接続/遮断する。第4スイッチング部54bは、グループ6Cの陰極側の端子と、グループ6Dの陽極側の端子とに接続されている。
第2遮断装置5aに第1遮断装置4aから駆動電源が供給されていないとき、第3スイッチング部54a及び第4スイッチング部54bは、OFF状態にある。したがって、第2遮断装置5aが駆動していないときは、グループ6Bとグループ6Cとの接続、グループ6Cとグループ6Dとの接続が遮断された状態にある。
バイパス回路55は、第2遮断装置5aが遮断状態のときに、電力線通信による制御部3cからの第1制御信号を第1遮断装置4aの信号受信部42が受信できるようにするための回路である。バイパス回路55を設けることで、電力線通信を継続することが可能になる。
第1遮断装置4bは、接続される電路が第1遮断装置4aと異なる点を除いて、第1遮断装置4aと同様の構成である。第2遮断装置5bは、接続される電路が第2遮断装置5aと異なる点を除いて、第2遮断装置5aと同様の構成である。また、第1遮断装置4bと第2遮断装置5bとの関係は、上述した第1遮断装置4aと第2遮断装置5aとの関係と同様であるため、簡略に説明する。
第1遮断装置4bは、グループ6Dとグループ6Eとを接続する電路8eと、グループ6Eとグループ6Fとを接続する電路8fに接続されている。第1遮断装置4bは、グループ6Eの陽極側と陰極側の端子に接続されている。第1遮断装置4bは、インバータ3からの第1制御信号に応じてグループ6Dとグループ6Eとの接続、並びにグループ6Eとグループ6Fとの接続を遮断する。
第1遮断装置4bは、第1遮断装置4bと第2遮断装置5bに接続される通信線10bを介して電力線通信とは異なる通信方式で第2制御信号を第2遮断装置5bに出力する。第1遮断装置4bは、グループ6Dとグループ6Eとの接続、並びにグループ6Eとグループ6Fとの接続を遮断してから、第2遮断装置5bに第2制御信号を出力する。
第1遮断装置4bは、グループ6Eに属する太陽電池モジュール6で発電される電力によって駆動する。第1遮断装置4bは、第2遮断装置5bに接続される電源線20bが接続されている。第1遮断装置4bは、電源線20bを介して第2遮断装置5bを駆動させるための電力を第2遮断装置5bに供給する。
第2遮断装置5bは、グループ6Fとグループ6Gとを接続する電路8g、並びにグループ6Gとグループ6Hとを接続する電路8hに接続されている。第2遮断装置5bは、通信線10bを介して第1遮断装置4bから出力される第2制御信号に応じて、グループ6Fとグループ6Gとの接続、並びにグループ6Gとグループ6Hとの接続を遮断する。
以下、図5を用いて、第1スイッチング部44a、第2スイッチング部44b、第3スイッチング部54a、第4スイッチング部54bの構成を説明する。図5は、スイッチング部の構成の一例を示す図である。上記のスイッチング部は、開閉部61と、半導体スイッチング素子63と、を有する。
開閉部61は、例えば、接点を開閉することで、開閉部61に接続された電路を接続/遮断するスイッチング素子である。開閉部61は、例えば、リレーである。第1スイッチング部44aの開閉部61(第1開閉部61a)は、一端がグループ6Aの陽極側の端子に接続され、インバータ3の陽極側の端子に接続され、制御部43により開閉駆動される。第2スイッチング部44bの開閉部61(第3開閉部61b)は、一端がグループ6Aの陰極側の端子に接続され、他端がグループ6Bの陽極側に接続され、制御部43により開閉駆動される。第3スイッチング部54aの開閉部61(第5開閉部61c)は、一端がグループ6Cの陽極側の端子に接続され、グループ6Bの陰極側に接続され、制御部53により開閉駆動される。第4スイッチング部54bの開閉部61(第7開閉部61d)は、一端がグループ6Cの陰極側の端子に接続され、他端がグループ6Dの陽極側の端子に接続され、制御部53により開閉駆動される。
半導体スイッチング素子63は、上記の開閉部61に並列接続され、開閉部61とは別の電路を導通状態又は絶縁状態とする。半導体スイッチング素子63は、例えば、MOSFET素子、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)素子である。
第1スイッチング部44aの半導体スイッチング素子63(第1半導体スイッチング素子63a)のゲート電極、及び、第2スイッチング部44bの半導体スイッチング素子63(第2半導体スイッチング素子63b)のゲート電極が、制御部43に接続される。制御部43は、これらゲート端子に所定の電圧信号を出力することで、第1半導体スイッチング素子63a及び第2半導体スイッチング素子63bをON状態又はOFF状態とできる。ここで、「ON状態」とは、半導体スイッチング素子63が導通状態となることを意味する。一方、「OFF状態」とは、半導体スイッチング素子63が絶縁状態となることを意味する。
また、第3スイッチング部54aの半導体スイッチング素子63(第3半導体スイッチング素子63c)のゲート電極、及び、第4スイッチング部54bの半導体スイッチング素子63(第4半導体スイッチング素子63d)のゲート電極が、制御部53に接続される。制御部53は、これらゲート端子に所定の電圧信号を出力することで、第3半導体スイッチング素子63c及び第4半導体スイッチング素子63dをON状態又はOFF状態とできる。
MOSFET素子、IGBT素子などの半導体スイッチング素子63をON状態又はOFF状態とするためにゲート端子に電圧信号が出力された際に、ゲート端子には電流はほとんど流れない。このように、MOSFET素子、IGBT素子などを半導体スイッチング素子63として用いることにより、半導体スイッチング素子63をON状態又はOFF状態とする際に必要な電力を小さくできる。
スイッチング部を駆動する太陽電池モジュールグループの発電量が小さい、及び/又は不安定であるときに、発電量に応じて開閉部61が開閉動作することがある。具体的には、スイッチング部を駆動する太陽電池モジュールグループの発電量が開閉部61の駆動電力より小さいときに開閉部61を閉状態としようとすると、閉状態となった開閉部61が駆動電力の不足により開状態となることがある。この動作が繰り返されて開閉部61が開閉動作を繰り返す現象が生じることがある。また、スイッチング部を駆動する太陽電池モジュールグループの発電量が不安定なときに、開閉部61が開閉動作を繰り返すことがある。これらの現象は、太陽光発電システム1の動作を不安定化させる。
従って、スイッチング部に供給される電力が開閉部61の駆動電力よりも小さい、及び/又は、当該電力が不安定なときには、開閉部61を開閉動作させる前に、半導体スイッチング素子63をON状態とする。すなわち、開閉部61を開閉動作させる前に、開閉部61とは別の電路を導通状態とする。具体的には、スイッチング部をON状態とするために開閉部61を開状態から閉状態にする場合には、開閉部61を開状態にしたまま半導体スイッチング素子63をON状態とし、その後、開閉部61を開状態から閉状態に切り替える。
開閉部61が閉状態となった後、半導体スイッチング素子63は、ON状態を維持していてもよいし、OFF状態に切り替えられてもよい。なぜなら、開閉部61が閉状態となっていれば、半導体スイッチング素子63の状態に関わらず、スイッチング部をON状態とできるからである。半導体スイッチング素子63をON状態のままとするか、OFF状態に切り替えるかは、用途等に応じて適宜決定できる。
一方、スイッチング部をOFF状態とするために開閉部61を閉状態から開状態にする場合には、開閉部61を閉状態にしたまま半導体スイッチング素子63をON状態とし、その後、開閉部61を閉状態から開状態に切り替える。開閉部61が開状態となった後、半導体スイッチング素子63をON状態からOFF状態に切り替える。なお、この動作は、スイッチング部に供給される電力が小さくなる及び/又は不安定となる前に実行することが好ましい。
以上の動作により、スイッチング部に供給される電力が小さい、及び/又は、当該電力が不安定なときに、スイッチング部の開閉部61が開状態と閉状態とを繰り返す現象が発生することを回避できる。なぜなら、スイッチング部に供給される電力が小さい及び/又は不安定なときには、開閉部61が動作しないからである。この結果、太陽光発電システム1は、太陽電池モジュールグループの発電量が小さいとき、及び/又は発電量が不安定なときでも、安定して動作できる。
なお、スイッチング部を駆動する太陽電池モジュールグループの発電量が安定して十分に大きい場合も、開閉部61を開閉動作させる際には、開閉部61を開閉動作させる前に半導体スイッチング素子63をON状態とする。
MOSFET素子、IGBT素子などの半導体スイッチング素子63は、その特性上、ON状態とOFF状態との切り替え時にノイズ成分をほとんど発生しない。また、リレーなどの開閉部61は、開閉動作時にその両端に大きな電圧が印加されていなければ、大きなノイズ成分を発生することはない。従って、開閉部61の開閉動作前において半導体スイッチング素子63をON状態とすることで、開閉部61の両端に大きな電圧が印加されなくなるので、開閉動作時に開閉部61がノイズ成分を発生しにくくなる。この結果、スイッチング部においてノイズ成分の発生が抑制され、太陽光発電システム1の動作が安定化する。
また、開閉部61にて大きなノイズ成分が発生しなくなるので、開閉部61は、大きな耐電圧特性を有する必要がない。その結果、開閉部61のコストを低減できる。
スイッチング部の構成の他の例として、図6に示すように、他の開閉部65が、半導体スイッチング素子63に対して直列接続されていてもよい。半導体スイッチング素子63は、半導体物質中にP型半導体領域とN型半導体領域とが交互に配置されて電気的な絶縁がなされているに過ぎない。すなわち、半導体スイッチング素子63では完全な絶縁がなされていない。その一方、開閉部は、遮断時には2つの接点が離間することで、電路を完全に遮断する。よって、半導体スイッチング素子63に他の開閉部65を直列接続することにより、半導体スイッチング素子63を確実に太陽光発電システム1から電気的に遮断できる。なお、第1スイッチング部44aの他の開閉部65は、第2開閉部65aである。第2スイッチング部44bの他の開閉部65は、第4開閉部65bである。第3スイッチング部54aの他の開閉部65は、第6開閉部65cである。第4スイッチング部54bの他の開閉部65は、第8開閉部65dである。図6は、スイッチング部の他の例を示す図である。
スイッチング部の構成のさらに他の例として、図7に示すように、複数の開閉部61を含むスイッチング素子(2極のスイッチング素子)をスイッチング部にて用いる場合には、各開閉部61に半導体スイッチング素子63を設ける。この場合、各開閉部61を開閉動作させる前に、開閉動作させようとする開閉部61に並列接続された半導体スイッチング素子63をON状態とする。図7は、スイッチング部の構成のさらに他の例を示す図である。
次に、図8を参照して第1遮断装置4a,4b及び第2遮断装置5a,5bの動作モードの一例について説明する。第1遮断装置4a,4b及び第2遮断装置5a,5bの動作モードは、スタートモード、アクティブモード、安全モードの3つの動作モードを含む。安全モードは、通常遮断モードと、緊急安全遮断モードと、を含む。したがって、第1遮断装置4a,4b及び第2遮断装置5a,5bは、スタートモード、アクティブモード、通常遮断モード、及び緊急安全遮断モードの4つの動作モードで動作する。
スタートモードとは、太陽電池モジュール6に太陽光が当たり始めたときのモードである。このとき、太陽電池モジュール6は、太陽光を受けて電力を発電する。そして、太陽電池モジュール6で発電された電力から各レギュレータ41が生成した駆動電源によって第1遮断装置4a,4bが駆動される。第1遮断装置4a,4bが駆動されて制御部43が信号受信部42を介してインバータ3の制御部3cからの第1制御信号を受信すると、制御部43は、第1半導体スイッチング素子63a及び第2半導体スイッチング素子63bをON状態とした後に、第1開閉部61a及び第3開閉部61bを閉状態とする。この結果、第1スイッチング部44a及び第2スイッチング部44bがON状態となる。
また、第1遮断装置4a,4bは、各レギュレータ41が生成した駆動電源を第2遮断装置5a,5bに供給する。これにより、第2遮断装置5a,5bが駆動される。第2遮断装置5a,5bが駆動されて、例えば第2制御信号とは異なる第1遮断装置4a,4bからの指令信号を制御部53が受けると、制御部53は、第3半導体スイッチング素子63c及び第4半導体スイッチング素子63dをON状態とした後に、第5開閉部61c及び第7開閉部61dを閉状態とする。この結果、第3スイッチング部54a及び第4スイッチング部54bがON状態となり、グループ6A~6Hが第1遮断装置4a,4b及び第2遮断装置5a,5bを介してストリング2接続され、太陽電池モジュール6で発電された電力がインバータ3に出力される。
太陽電池モジュール6に太陽光が当たり始めたスタートモードでは、各太陽電池モジュールグループからの発電量が少ない。そのため、スタートモードにおいては、太陽電池モジュールグループから発電される電力により駆動される第1開閉部61aと第3開閉部61b、及び、第1遮断装置4a、4bから供給される電力により駆動される第5開閉部61cと第7開閉部61dが、開閉動作を繰り返して太陽光発電システム1の動作を不安定にさせることがある。
そのため、スタートモードでは、最初に、第1遮断装置4a、4bを駆動する電力を供給する太陽電池モジュールグループからの発電量が小さい段階で第1半導体スイッチング素子63a~第4半導体スイッチング素子63dをON状態とする。このとき、第1開閉部61a、第3開閉部61b、第5開閉部61c、第7開閉部61dは開状態とする。その後、第1遮断装置4a、4bを駆動する電力を供給する太陽電池モジュールグループからの発電量が第1開閉部61a、第3開閉部61b、第5開閉部61c、第7開閉部61dの駆動電力よりも大きくなったときに、これら開閉部を閉状態とする。これにより、太陽電池モジュールグループからの発電量が開閉部の駆動電力よりも小さいスタートモードにおいて、第1開閉部61a、第3開閉部61b、第5開閉部61c、第7開閉部61dを開状態としておくことで、開閉部が開閉動作を繰り返す現象を回避できる。この結果、スタートモードにおける太陽光発電システム1の動作が安定化する。また、開閉部61とは別の電路(すなわち、半導体スイッチング素子63)によりスイッチング部をON状態とできるので、スタートモード時においてストリング2とインバータ3とを接続する電路が確保される。
アクティブモードは、太陽電池モジュール6が日中に太陽光を受けて発電している状態であり、実質的にスタートモードと同じである。したがって、アクティブモードでは、グループ6A~6Hが第1遮断装置4a,4b及び第2遮断装置5a,5bを介して接続された状態にあり、太陽電池モジュール6が発電された電力がインバータ3に出力される。
アクティブモードでは、第1遮断装置4a、4bを駆動する電力を供給する太陽電池モジュールグループからの発電量が低下した場合(例えば、当該太陽電池モジュールグループに影が入った場合など)、第1半導体スイッチング素子63a~第4半導体スイッチング素子63dをON状態にして、第1開閉部61a、第3開閉部61b、第5開閉部61c、第7開閉部61dを開状態とする。その後、当該太陽電池モジュールグループからの発電量が開閉部61の駆動電力よりも大きくなったときに、第1開閉部61a、第3開閉部61b、第5開閉部61c、第7開閉部61dを開状態から閉状態へと切り替える。これにより、アクティブモードにおいて、アクティブモードにおいて、太陽電池モジュールグループからの発電量が小さくなったときに、第1開閉部61a、第3開閉部61b、第5開閉部61c、第7開閉部61dを閉状態から開状態へと切り替えることで、開閉部61が開閉動作を繰り返す現象を回避できる。また、開閉部61とは別の電路(すなわち、半導体スイッチング素子63)によりスイッチング部をON状態とできるので、アクティブモードにおいて、第1遮断装置4a、4bを駆動する電力を供給する太陽電池モジュールグループからの発電量が低下しても、ストリング2にて発生した電力をインバータ3に供給できる。
通常遮断モードは、夜間、或いは雨等の天候の影響で、太陽電池モジュール6が太陽光を受けていないときのモードである。したがって、通常遮断モードでは、太陽電池モジュール6によって電力が発電されておらず、太陽電池モジュール6から第1遮断装置4a,4b及び第2遮断装置5a,5bに駆動電源が供給されていない。このため、通常遮断モードでは、第1遮断装置4a,4bの第1スイッチング部44a及び第2スイッチング部44bと、第2遮断装置5a,5bの第3スイッチング部54a及び第4スイッチング部54bは、全てOFF状態にある。なお、通常遮断モードでは、インバータ3の制御部3cから第1制御信号が出力されていない。インバータ3にAC電源から電力が供給されているので、緊急安全遮断モード時を除いて、インバータ3の制御部3cから第1制御信号を常に出力していてもよい。
通常遮断モードにおいて、天候の不安定等の理由により、第1遮断装置4a、4bを駆動する電力を供給する太陽電池モジュールグループの発電が不安定な状態のときは、開閉部61が開閉動作を繰り返して太陽光発電システム1の動作が不安定となる。このため、天候の不安定等により、第1遮断装置4a、4bを駆動する電力を供給する太陽電池モジュールグループからの発電量が不安定となるときには、第1半導体スイッチング素子63a~第4半導体スイッチング素子63dをON状態にして、第1開閉部61a、第3開閉部61b、第5開閉部61c、第7開閉部61dを開状態とする。その後、第1遮断装置4a、4bを駆動する電力を供給する太陽電池モジュールグループからの発電量が開閉部61の駆動電力よりも大きい状態で安定したときに、第1開閉部61a、第3開閉部61b、第5開閉部61c、第7開閉部61dを開状態から閉状態へと切り替える。これにより、第1遮断装置4a、4bを駆動する電力を供給する太陽電池モジュールグループからの発電量が不安定なときに、第1開閉部61a、第3開閉部61b、第5開閉部61c、第7開閉部61dを開状態としておくことで、開閉部61が開閉動作を繰り返す現象を回避できる。この結果、太陽光発電システム1の動作が安定化する。
緊急安全遮断モードは、スタートモード、或いはアクティブモード中に、電路8a~8hを遮断して、太陽電池モジュール6からインバータ3への電力の出力を停止させるモードである。本実施形態では、図1に示すように、操作スイッチ35がインバータ3に接続されており、第1遮断装置4a,4bがスタートモード、或いはアクティブモード中のときに操作スイッチ35が操作されると、第1遮断装置4a,4bの動作モードが緊急安全遮断モードに切り替わる。
詳細には、操作スイッチ35が操作されると、制御部3cは、第1制御信号の出力を停止する。第1遮断装置4aの信号検出部46が第1制御信号の一定周期停止を検出すると、信号受信部42及び制御部43を介して、遮断接続部44の第1スイッチング部44a及び第2スイッチング部44bがOFF状態となる。これにより、グループ6Aとグループ6Bとの接続、並びにインバータ3とグループ6Aとの接続が遮断され、太陽電池モジュール6からインバータ3への電力の出力が停止される。このとき、第1遮断装置4aは、遮断接続部44の第1スイッチング部44a及び第2スイッチング部44bをOFF状態とした後で、第2遮断装置5aに通信線10aを介して第2制御信号を出力する。第2遮断装置5aは、第1遮断装置4aからの第2制御信号を受けて、グループ6Bとグループ6Cとの接続、並びにグループ6Cとグループ6Dとの接続を遮断する。
同様に、第1遮断装置4bの信号検出部46が第1制御信号の一定周期停止を検出すると、第1遮断装置4bの制御部43は、第1遮断装置4bの遮断接続部44の第1スイッチング部44a及び第2スイッチング部44bをOFF状態とし、グループ6Dとグループ6Eとの接続、並びにグループ6Eとグループ6Fとの接続を遮断する。第1遮断装置4bは、第1スイッチング部44a及び第2スイッチング部44bをOFF状態とした後に、第2遮断装置5bに第2制御信号を出力する。第2遮断装置5bは、第1遮断装置4bからの第2制御信号を受けて、グループ6Fとグループ6Gとの接続、並びにグループ6Gとグループ6Hとの接続を遮断する。これにより、全てのグループ6A~6Hが互いに分断されることで、ストリング2の開放電圧が165V以下に分断される。
上記構成の太陽光発電システム1では、第1遮断装置4aと第2遮断装置5aとがマスタとスレーブの関係にあり、第2遮断装置5aは、第1遮断装置4aから出力される第2制御信号に応じて複数の太陽電池モジュールグループ6B~6D同士の接続を遮断する。さらに、第2遮断装置5aは、第1遮断装置4aから電源が供給される。これにより、第2遮断装置5aの構成を簡素化できるので、第2遮断装置5aの設置コストを低減できる。
また、複数の太陽電池モジュールグループ6A~6Hは、グループ毎の開放電圧が165V以下であるため、安全性の高い太陽光発電システムを提供することができる。また、第1遮断装置4aからの出力される第2制御信号は、通信線10aを介して電力線通信とは異なる通信方式で出力されるので、電力線通信と比べてノイズの影響を受けにくく、第1遮断装置4aから第2遮断装置5aへの安定した通信が可能になる。
また、上記構成の太陽光発電システム1では、第1遮断装置4aによってグループ6Aとグループ6Bとの接続が遮断された後で、第2遮断装置5aによって複数の太陽電池モジュールグループ6B~6D同士の接続が遮断されるので、第2遮断装置5aに係る電圧を抑えることができる。これにより、第2遮断装置5aのコストダウンを図ることができる。
この太陽光発電システムでは、スイッチング部が、開閉部61と、開閉部61に並列接続される半導体スイッチング素子63とを有している。さらに、半導体スイッチング素子63は、開閉部61の開閉動作前にON状態となる。開閉部61の開閉動作前において半導体スイッチング素子63がON状態となることにより、スイッチング部に供給される電力(すなわち、第1遮断装置4a、4bを駆動する電力を供給する太陽電池モジュールグループからの発電量)が小さい、及び/又は、当該電力が不安定であるときに、開閉部61が発電量に応じて開閉動作することで、開閉部61が開閉動作を繰り返す現象を回避できる。この結果、太陽光発電システム1の動作が安定化する。
また、開閉部61の両端に大きな電圧が印加されなくなるので、開閉動作時に開閉部61がノイズ成分及びチャタリングを発生しにくくなる。また、半導体スイッチング素子63は、その特性上、ON状態とOFF状態の切り替え動作時にノイズ成分やチャタリングを発生しにくい。これらの結果、スイッチング部においてノイズ成分及びチャタリングの発生が抑制され、太陽光発電システム1の動作が安定化する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
複数の太陽電池モジュールグループのグループ数は、前記実施形態に限定されるものではない。ストリング2は、グループ毎の開放電圧が165V以下になるように複数の太陽電池モジュールグループにグループ分けされていればよい。例えば、図9に示すように、第1遮断装置4a,4bと第2遮断装置5a,5bによって、複数の太陽電池モジュールグループ6A~6Hが3つの直列に接続された太陽電池モジュール6をそれぞれ含むようにグループ分けされてもよい。なお、図9に示す例では、第1遮断装置4aは、グループ6Aに属する3つの太陽電池モジュール6で発電される電力によって駆動する。
また、図10に示すように、複数の太陽電池モジュールグループ6A~6D毎に第1遮断装置4a,4b又は第2遮断装置5a,5bのいずれかが設けられてもよい。
図11に示すように、第1遮断装置4a,4bは、複数の太陽電池モジュールグループのいずれかに並列接続されるバイパスダイオード48を含んでもよい。図11に示す例では、第1遮断装置4aのバイパスダイオード48は、グループ6Aに電気的に並列接続されている。バイパスダイオード48は、グループ6Aの陰極側の端子に接続されるアノードと、グループ6Aの陽極側の端子に接続されるカソードと、を含む。第1遮断装置4bのバイパスダイオード48は、グループ6Fに電気的に並列接続されている。
同様に、第2遮断装置5a,5bは、複数の太陽電池モジュールグループのいずれかに並列接続されるバイパスダイオード58を含んでもよい。図11に示す例では、第2遮断装置5aのバイパスダイオード58は、グループ6Cに電気的に並列接続され、第2遮断装置5bのバイパスダイオード58は、グループ6Hに電気的に並列接続されている。
前記実施形態では、第1遮断装置4a,4bの各遮断接続部44が第1スイッチング部44aと第2スイッチング部44bの2つの接点を備えていたが、図12に示すように、遮断接続部44は、単一の接点を備える2つのリレーで構成してもよい。すなわち、第1遮断装置4a,4bの制御部43が第1スイッチング部44aと第2スイッチング部44bとを独立してON/OFF可能な構成であってもよい。同様に、第2遮断装置5a,5bにおいても、制御部53が遮断接続部54の第3スイッチング部54aと第4スイッチング部54bとを独立してON/OFF可能な構成であってもよい。
前記実施形態では、第1遮断装置4aは、グループ6Aとグループ6Bとを接続する電路8aと、インバータ3とグループ6Aとを接続する電路8bに接続されていたが、第1遮断装置4aと、第2遮断装置5bの配置を入れ替えてもよい。例えば、第1遮断装置4aを電路8cと電路8dとに接続して、第2遮断装置5aを電路8aと電路8bとに接続してもよい。
前記実施形態では、電力線通信によってインバータ3から第1遮断装置4a,4bに第1制御信号を出力していたが、図7に示すように、Wifi(登録商標)等の無線通信によって第1制御信号を第1遮断装置4a,4bに出力してもよい。或いは、インバータ3と第1遮断装置4a,4bは、無線通信によって相互通信可能な構成であってもよい。
第1遮断装置又は第2遮断装置の数は、前記実施形態に限定されるものではない。また、前記実施形態では、1つの第1遮断装置4に対して1つの第2遮断装置5が設けられていたが、1つの第1遮断装置4に対して複数の第2遮断装置5が設けられてもよい。この場合は、1つの第1遮断装置4から複数の第2遮断装置5に電力が供給される。
本発明によれば、太陽光発電システムにおいて、遮断装置の設置コストの低減、及び安全性の向上を両立できる太陽光発電システムを提供することができる。
1 太陽光発電システム
2 ストリング
3 インバータ
4 第1遮断装置
5 第2遮断装置
6 太陽電池モジュール
6A~6H 太陽電池モジュールグループ
44a 第1スイッチング部
44b 第2スイッチング部
54a 第3スイッチング部
54b 第4スイッチング部
61 開閉部
63 半導体スイッチング素子
65 他の開閉部

Claims (18)

  1. 1つ又は直列に接続された複数の太陽電池モジュールをそれぞれ含み互いに直列に接続された複数の太陽電池モジュールグループを含むストリングと、
    前記ストリングに接続され、前記ストリングから出力される直流電力を交流電力に変換するインバータと、
    前記複数の太陽電池モジュールグループ同士を接続する第1電路に接続された第1遮断装置と、
    前記第1電路に接続された前記複数の太陽電池モジュールグループとは異なる前記複数の太陽電池モジュールグループ同士を接続する第2電路に接続された第2遮断装置と、
    を備え、
    前記ストリングの前記複数の太陽電池モジュールグループは、グループ毎の開放電圧が所定の開放電圧以下であり、
    前記第1遮断装置は、前記第2遮断装置に接続される電源線が接続され、前記インバータからの第1制御信号に応じて前記第1電路に接続された前記複数の太陽電池モジュールグループ間の接続を遮断し、
    前記第2遮断装置は、前記電源線を介して前記第1遮断装置から供給される電力によって駆動し、前記第1遮断装置からの第2制御信号に応じて、前記第2電路に接続された前記複数の太陽電池モジュールグループ間の接続を遮断し、
    前記ストリングの前記複数の太陽電池モジュールグループは、第1グループを含み、
    前記第1遮断装置は、前記第1グループに属する1つ又は直列に接続された複数の前記太陽電池モジュールで発電される電力によって駆動され、
    前記第1遮断装置は、前記第1グループの陽極側の端子に接続される第1スイッチング部を有し、
    前記第1スイッチング部は、第1開閉部と、前記第1開閉部に並列接続される第1半導体スイッチング素子と、を有し、
    前記第1半導体スイッチング素子は、前記第1開閉部の開閉動作前にON状態となる、
    太陽光発電システム。
  2. 前記第1スイッチング部は、前記第1半導体スイッチング素子に直列接続される第2開閉部を有する、請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 前記第1遮断装置は、前記第1グループの陰極側の端子に接続される第2スイッチング部を有し、
    前記第2スイッチング部は、第3開閉部と、前記第3開閉部に並列接続される第2半導体スイッチング素子と、を有し、
    前記第2半導体スイッチング素子は、前記第3開閉部の開閉動作時にON状態となる、請求項1又は2に記載の太陽光発電システム。
  4. 前記第2スイッチング部は、前記第2半導体スイッチング素子に直列接続される第4開閉部を有する、請求項3に記載の太陽光発電システム。
  5. 前記第1スイッチング部と前記第2スイッチング部とを独立してON/OFF可能である、請求項3又は4に記載の太陽光発電システム。
  6. 前記ストリングの前記複数の太陽電池モジュールグループは、第2グループを含み、
    前記第2遮断装置は、前記第2グループの陽極側の端子に接続される第3スイッチング部を有し、
    前記第3スイッチング部は、第5開閉部と、前記第5開閉部に並列接続される第3半導体スイッチング素子と、を有し、
    前記第3半導体スイッチング素子は、前記第5開閉部の開閉動作前にON状態となる、請求項1~5のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  7. 前記第3スイッチング部は、前記第3半導体スイッチング素子に直列接続される第6開閉部を有する、請求項6に記載の太陽光発電システム。
  8. 前記第2遮断装置は、前記第2グループの陰極側の端子に接続される第4スイッチング部を含み、
    前記第4スイッチング部は、第7開閉部と、前記第7開閉部に並列接続される第4半導体スイッチング素子と、を有し、
    前記第4半導体スイッチング素子は、前記第7開閉部の開閉動作前にON状態となる、請求項6又は7に記載の太陽光発電システム。
  9. 前記第4スイッチング部は、前記第4半導体スイッチング素子に直列接続される第8開閉部を有する、請求項8に記載の太陽光発電システム。
  10. 前記第2遮断装置は、前記第3スイッチング部と前記第4スイッチング部とを独立してON/OFF可能である、請求項8又は9に記載の太陽光発電システム。
  11. 前記第1遮断装置は、前記インバータからの前記第1制御信号に応じて前記第1電路に接続された前記複数の太陽電池モジュールグループ間の接続を遮断してから、前記第2遮断装置に前記第2制御信号を出力する、請求項1~10のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  12. 前記第1遮断装置は、前記第1遮断装置と前記第2遮断装置に接続される通信線を介して、電力線通信とは異なる通信方式で前記第2遮断装置に前記第2制御信号を出力する、請求項1~11のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  13. 前記ストリングの前記複数の太陽電池モジュールグループは、グループ毎の前記開放電圧が165V以下である、請求項1~12のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  14. 前記インバータは、電力線通信によって前記第1遮断装置に前記第1制御信号を出力する、請求項1~13のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  15. 前記インバータは、無線通信によって前記第1遮断装置に前記第1制御信号を出力する、請求項1~14のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  16. 前記ストリングの前記複数の太陽電池モジュールグループの少なくとも1つは、直列に接続された複数の太陽電池モジュールを含む、請求項1~15のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  17. 前記第1遮断装置は、前記複数の太陽電池モジュールグループのいずれかに並列接続されるバイパスダイオードを含む、請求項1~16のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  18. 前記第2遮断装置は、前記複数の太陽電池モジュールグループのいずれかに並列接続されるバイパスダイオードを含む、請求項1~17のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
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