JP2023121549A - 鍵管理装置及び鍵管理システム - Google Patents

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幸貴 福田
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Abstract

【課題】鍵を保持するホルダを処理する際に、処理対象のホルダごとに処理を切り替えることを可能とする。【解決手段】鍵を保持するホルダをそれぞれが収納可能な複数の個別収納部と、少なくとも処理対象のホルダを示す用件を取得する取得部と、取得部により取得された用件に応じた処理を実行するように制御する制御部と、を備える鍵管理装置。【選択図】図5

Description

本発明は、鍵管理装置及び鍵管理システムに関する。
特許文献1には、待機状態ではタッチパネルに表示画像が表示され、利用者は、宿泊時に、表示画像に表示されている選択肢のうちのチェックインを選択し、電子キーを返却する場合に、表示画像に表示されている選択肢のうちのチェックアウトを選択することが可能な鍵管理ボックスが記載されている。
特許第6765724号公報
鍵を保持するホルダを処理する際に、少なくとも処理対象のホルダを示す用件を受け付けることがない構成では、処理対象のホルダごとに処理を切り替えることができず、如何なるホルダに対しても同じ処理を行うことになってしまう。
本発明の目的は、鍵を保持するホルダを処理する際に、処理対象のホルダごとに処理を切り替えることを可能とすることにある。
かかる目的のもと、本発明は、鍵を保持するホルダをそれぞれが収納可能な複数の個別収納部と、少なくとも処理対象のホルダを示す用件を取得する取得部と、取得部により取得された用件に応じた処理を実行するように制御する制御部と、を備える鍵管理装置を提供する。
鍵管理装置は、複数の個別収納部の全体を閉鎖状態にする第1の開閉部を更に備え、制御部は、取得部により取得された用件が所定条件を満たす場合に、第1の開閉部を解錠する、ものであってよい。
制御部は、取得部により取得された用件が示す処理対象のホルダに関する処理のみを実行するように制御する、ものであってよい。
取得部は、ホルダの借用又は返却を示す用件を取得する、ものであってよい。その場合、鍵管理装置は、処理対象のホルダを利用者から受け付ける受付部を更に備え、取得部は、受付部にて受け付けた処理対象のホルダと、処理対象のホルダの収納状況とに基づいて、ホルダの借用又は返却を示す用件を取得する、ものであってよい。制御部は、取得部により取得された用件がホルダの借用を示す場合に、ホルダの借用処理のみを実行するように制御し、取得部により取得された用件がホルダの返却を示す場合に、ホルダの返却処理のみを実行するように制御する、ものであってよい。
鍵管理装置は、複数の個別収納部の全体を閉鎖状態にする第1の開閉部を更に備え、制御部は、取得部により取得された用件が借用期間内のホルダの借用を示す場合に、第1の開閉部を解錠し、取得部により取得された用件が借用期間外のホルダの借用を示す場合に、第1の開閉部を解錠しないように制御する、ものであってよい。
鍵管理装置は、返却口から投入されたホルダを複数一括して収納可能な一括収納部を更に備える、ものであってよい。
その場合、制御部は、複数の個別収納部及び一括収納部のうち、取得部により取得された用件が示す処理対象のホルダに関連付けられた収納部を、処理対象のホルダの返却先に決定する、ものであってよい。また、その場合、鍵管理装置は、複数の個別収納部の全体を閉鎖状態にする第1の開閉部と、返却口に設けられた第2の開閉部と、を更に備え、制御部は、取得部により取得された用件が示す処理対象のホルダに複数の個別収納部が関連付けられている場合に、第1の開閉部を解錠し、取得部により取得された用件が示す処理対象のホルダに一括収納部が関連付けられている場合に、第2の開閉部を解錠する、ものであってよい。
その場合、鍵管理装置は、複数の個別収納部の全体を閉鎖状態にする第1の開閉部と、返却口に設けられた第2の開閉部と、を更に備え、制御部は、取得部により取得された用件がホルダの借用を示す場合に、第1の開閉部を解錠し、取得部により取得された用件がホルダの返却を示す場合に、第2の開閉部を解錠する、ものであってよい。
その場合、鍵管理装置は、複数の個別収納部の全体を閉鎖状態にする第1の開閉部を更に備え、制御部は、取得部により取得された用件が借用期間内のホルダの借用を示す場合に、第1の開閉部を解錠し、取得部により取得された用件が借用期間外のホルダの借用を示す場合に、第1の開閉部を解錠しないように制御する、ものであってよい。また、その場合、鍵管理装置は、返却口に設けられた第2の開閉部を更に備え、制御部は、取得部により取得された用件が返却期間内のホルダの返却を示す場合に、第1の開閉部又は第2の開閉部を解錠し、取得部により取得された用件が返却期間外のホルダの返却を示す場合に、返却期間外である旨を報知する、ものであってよい。更に、その場合、借用期間と返却期間とは、別々に設定可能であってよい。
鍵管理装置は、複数の個別収納部の何れかをそれぞれが閉鎖状態にする複数の第3の開閉部を更に備え、制御部は、取得部により取得された用件が示す処理対象のホルダが収納される個別収納部を閉鎖状態にする第3の開閉部を解錠する、ものであってよい。
また、本発明は、鍵を管理する鍵管理装置と、鍵を回収する鍵回収装置と、制御部と、を備え、鍵管理装置は、鍵を保持するホルダをそれぞれが収納可能な複数の個別収納部と、少なくとも処理対象のホルダを示す用件を取得する取得部と、を備え、鍵回収装置は、返却口から投入されたホルダを複数一括して収納可能な一括収納部、を備え、制御部は、複数の個別収納部及び一括収納部のうち、取得部により取得された用件が示す処理対象のホルダに関連付けられた収納部を、処理対象のホルダの返却先に決定する、鍵管理システムも提供する。
本発明によれば、鍵を保持するホルダを処理する際に、処理対象のホルダごとに処理を切り替えることが可能となる。
本発明の実施の形態における鍵貸出システムの全体構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における鍵管理装置の外観構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態で用いるホルダ及び鍵の外観構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における鍵管理装置の鍵回収庫に関する図2のA-A断面図である。 本発明の第1の実施の形態における鍵管理装置の機能構成例を示したブロック図である。 (a),(b)は、本発明の第1の実施の形態における利用先情報の第1及び第2の例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態における鍵管理装置の第1の動作例を示したフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における鍵管理装置の第2の動作例を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における鍵管理装置の構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[鍵貸出システムの全体構成]
図1は、本実施の形態における鍵貸出システム1の全体構成例を示す図である。図示するように、鍵貸出システム1は、鍵管理装置10と、サーバ装置40と、端末装置50とを備えている。そして、鍵管理装置10、サーバ装置40、及び端末装置50は、ネットワーク80を介して接続される。
鍵管理装置10は、鍵を保持するホルダを着脱可能に収納する鍵収納庫と、返却されたホルダを複数一括して収納する鍵回収庫とを含む装置である。この鍵管理装置10は、管理者又は利用者によって操作される。管理者は、鍵を管理するユーザであり、翌日予約されている鍵を鍵管理装置10に装填したり、翌日予約されていない鍵を鍵管理装置10から回収したりする操作を行う。また、利用者は、鍵を借用して利用するユーザであり、自身が当日予約している鍵を鍵管理装置10から借用したり、利用が終わった鍵を鍵管理装置10に返却したりする操作を行う。
サーバ装置40は、鍵やホルダに関する情報を管理する装置である。サーバ装置40は、鍵の予約を受け付け、その予約状況を管理する処理も行う。また、サーバ装置40は、予約状況を鍵管理装置10及び端末装置50へ送信する。
端末装置50は、利用者が使用する端末装置であり、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン等が例示される。端末装置50は、サーバ装置40から鍵の予約状況を受信し、予約状況を例えばQRコード(登録商標)により表示画面に表示する。
ネットワーク80は、鍵管理装置10、サーバ装置40、及び端末装置50の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、インターネット、公衆回線、LAN(Local Area Network)等である。
[実施の形態の背景及び概要]
鍵管理装置10は、従来、ある程度信頼できる人物によって利用されることが主流であったが、昨今、不特定の第三者によって利用されることも増えてきている。そのため、鍵管理装置10について、利便性よりもセキュリティ性が求められつつある。
また、鍵管理装置10が備える個別収納部よりも多くのホルダを管理する運用も出てきている。この運用では、特定のホルダを個別収納部に返却してほしい、特定のホルダを個別収納部に返却させるために空きの個別収納部を確保しておきたい等の要求が考えられる。そのため、利用者が自由に選んだ個別収納部にホルダを返却されると困る、という事情もある。
そこで、本実施の形態では、鍵管理装置10が、用件の入力を受け付け、その用件に応じて、ホルダをどの収納部に収納するか等の処理動作を切り替える。特に、本実施の形態には、入力する用件として、処理対象のホルダのホルダ番号、ホルダの借用又は返却の処理種別等を用いる態様がある。
以下では、このような態様を第1の実施の形態とし、第1の実施の形態における鍵管理装置10の鍵収納庫と鍵回収庫とを別体にした態様を第2の実施の形態として、詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
(鍵管理装置の外観構成)
図2は、第1の実施の形態における鍵管理装置10の外観構成例を示す図である。図2に示すように、鍵管理装置10には、その前面に、表扉21が開閉可能に設けられ、表扉21にて開閉される鍵収納庫23が設けられている。また、鍵管理装置10は、その前面に、表示操作部25と、カードリーダ26と、読取部27とを有する。更に、鍵管理装置10は、鍵回収庫29を有する。
鍵収納庫23には、その前面に、複数の小扉22が開閉可能に設けられ、それぞれが対応する小扉22にて開閉される複数の個別収納部24が設けられている。個別収納部24は、鍵を保持するホルダ31を着脱可能に収納する。
各個別収納部24には、ホルダ31の取り出しを許可又は禁止できるように錠機構241が設けられている。鍵管理装置10は、各個別収納部24に対する錠機構241を制御することによって、各ホルダ31の抜き取りの許可又は禁止を制御する。
本実施の形態では、複数の個別収納部の全体を閉鎖状態にする第1の開閉部の一例として、表扉21を設けており、複数の個別収納部の何れかをそれぞれが閉鎖状態にする複数の第3の開閉部の一例として、複数の小扉22を設けている。
表示操作部25は、例えばタッチパネルディスプレイであり、ユーザによる操作を受け付けるとともに、各種情報を表示する。
カードリーダ26は、ユーザが携帯するカードから情報を読み取る読取装置である。カードとしては、例えば、磁気カード、IC(Integrated Circuit)カード等が例示される。ユーザがカードリーダ26にカードを通すと、カードリーダ26は、カードからユーザIDを読み取り、読み取ったユーザIDに基づいてユーザ認証を行う。
読取部27は、各種媒体から情報を読み取る読取装置である。例えば、読取部27は、QRコード(登録商標)が表示された端末装置50の表示画面又はQRコードが印刷された用紙からQRコードを読み取るQRコードリーダであってよい。或いは、読取部27は、ホルダ31の無線タグ34(後述)からRFIDを読み取るRFIDリーダであってもよい。
鍵回収庫29は、返却された鍵を収納する。鍵回収庫29は、返却口291を有し、返却口291には、フラッパ292が開閉可能に設けられている。本実施の形態では、返却口に設けられた第2の開閉部の一例として、フラッパ292を設けている。
また、鍵回収庫29には、その前面に、発光部293も設けられている。発光部293は、例えば、LED(Light Emitting Diode)である。
尚、図2に示した構成要素はあくまで一例であり、鍵管理装置10はこれら以外の構成要素を備えるものであってもよい。例えば、鍵管理装置10はスピーカを備えてもよい。その場合は、表示操作部25に警告を表示するのに代えて、スピーカからアラームを出力するようにしてもよい。
(ホルダ及び鍵の構成)
図3は、第1の実施の形態で用いるホルダ31及び鍵33の外観構成例を示す図である。図3に示すように、ホルダ31にはリング32で鍵33が連結されている。
ホルダ31には、無線タグ34が設けられている。無線タグ34は、例えばRFIDタグである。無線タグ34は、ホルダ31を識別する識別情報を有している。ホルダ31に無線タグ34を設けるには、例えば、シールタイプの無線タグ34をホルダ31に貼り付けてもよいし、ホルダ31内に無線タグ34を埋め込んでもよい。
尚、ホルダ31には、図示しないが、例えば、ホルダ番号が記載されたシールが貼られていてもよい。
(鍵回収庫の構成)
図4は、第1の実施の形態における鍵管理装置10の鍵回収庫29に関する図2のA-A断面図である。図4に示すように、第1の実施の形態における鍵管理装置10の鍵回収庫29は、フラッパ292と、発光部293と、一括収納部294とを備える。
フラッパ292は、返却口291に開閉可能に設けられた扉である。フラッパ292は、図中、上端部を支点として、反時計回りに開くようになっている。また、フラッパ292は施解錠が可能であり、解錠状態であれば返却口291からのホルダ31の投入が可能であり、施錠状態であれば返却口291からのホルダ31の投入が不可能となっている。これにより、鍵管理装置10を不特定の第三者がアクセスできる場所に設置する場合、代表例として屋外に設置する場合に、ゴミ等が入れられることを防止する。尚、フラッパ292を透明な部材で構成して、利用者が投入したホルダ31等を目で確認できるようにしてもよい。
発光部293は、フラッパ292の解錠及び施錠を報知するための例えばLEDである。
一括収納部294は、返却されたホルダ31を複数一括して収納可能な回収ボックスである。
(鍵管理装置の機能構成)
図5は、第1の実施の形態における鍵管理装置10の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、鍵管理装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、表扉施錠機構141と、小扉施錠機構142と、フラッパ施錠機構143と、錠機構241と、表示操作部25と、カードリーダ26と、読取部27と、発光部293とを含む。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路を備え、記憶部12に記憶された動作プログラムに従って、鍵管理装置10の各部(通信部13、表扉施錠機構141、小扉施錠機構142、フラッパ施錠機構143、錠機構241、表示操作部25、カードリーダ26、読取部27、発光部293等)を制御する。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、制御部11の動作プログラムを記憶し、また、制御部11の制御処理の際にワーク領域として利用される。動作プログラムには、制御部11が後述する処理を実行するためのプログラムが含まれる。
通信部13は、サーバ装置40との間で通信回線を通じた情報通信を行う。
表扉施錠機構141は、表扉21を施錠する機構である。
小扉施錠機構142は、小扉22を施錠する機構である。
フラッパ施錠機構143は、フラッパ292を施錠する機構である。
錠機構241、表示操作部25、カードリーダ26、読取部27、及び発光部293については、既に図2を用いて説明したため、ここではその説明を省略する。
ここで、制御部11の構成について具体的に説明する。制御部11は、入力情報受付部111と、用件情報取得部112と、利用先判定部113と、施解錠制御部115と、発光制御部116と、期間判定部114と、表示制御部117と、記憶制御部118とを備える。
入力情報受付部111は、利用者からの入力情報を受け付ける。
利用者からの入力情報は、読取部27が端末装置50の表示画面又は用紙から読み取ったQRコードであってよい。QRコード内には、処理対象のホルダ31のホルダ番号が格納されていてもよい。QRコード内には、借用又は返却の処理種別が更に格納されていてもよい。QRコード内には、ホルダ31の借用期間又は返却期間が更に格納されていてもよい。QRコード内には、利用者の顔等の生体情報が更に格納されていてもよい。
また、利用者からの入力情報は、利用者が表示操作部25を操作することによって入力された操作入力情報であってもよい。操作入力情報には、処理対象のホルダ31のホルダ番号が含まれていてもよい。この場合、利用者は、例えば表示操作部25のテンキーを用いて処理対象のホルダ31のホルダ番号を入力することにより操作入力情報にホルダ番号を含めるとよい。或いは、利用者は、例えば表示操作部25に表示された複数のホルダ番号の中から処理対象のホルダ31のホルダ番号を選択することにより操作入力情報にホルダ番号を含めてもよい。操作入力情報には、借用又は返却の処理種別が更に含まれていてもよい。この場合、利用者は、例えば表示操作部25に表示された借用及び返却の中から何れかの処理種別を選択することにより操作入力情報に借用又は返却の処理種別を含めるとよい。
更に、利用者からの入力情報は、読取部27が処理対象のホルダ31から読み取ったRFIDであってよい。RFIDは、処理対象のホルダ31の識別情報を示すものとする。
更にまた、利用者からの入力情報は、カードリーダ26がカードから読み取った利用者のユーザIDであってもよい。
本実施の形態では、処理対象のホルダを利用者から受け付ける受付部の一例として、入力情報受付部111を設けている。
用件情報取得部112は、入力情報受付部111が受け付けた入力情報から、利用者の用件を示す用件情報を取得する。
用件情報は、処理対象のホルダ31を示す情報であってよい。このような情報には、例えば、処理対象のホルダ31のホルダ番号がある。入力情報受付部111が受け付けた入力情報が処理対象のホルダ31のホルダ番号を含む場合、用件情報取得部112は、このホルダ番号をそのまま用件情報として取得すればよい。入力情報受付部111が受け付けた入力情報がユーザIDを含む場合、サーバ装置40から受信した予約情報(図示せず)をユーザIDによって検索することにより、処理対象のホルダ31のホルダ番号を用件情報として取得すればよい。
本実施の形態では、少なくとも処理対象のホルダを示す用件を取得する取得部の一例として、用件情報取得部112を設けている。
また、用件情報は、ホルダ31の借用又は返却の処理種別を示す情報であってよい。入力情報受付部111が受け付けた入力情報が借用又は返却の処理種別を含む場合、用件情報取得部112は、この処理種別をそのまま用件情報として取得すればよい。入力情報受付部111が受け付けた入力情報が借用又は返却の処理種別を含まず、処理対象のホルダ31のホルダ番号を含む場合、用件情報取得部112は、そのホルダ番号とそのホルダ31の収納状況とから決定された処理種別を、用件情報として取得すればよい。例えば、入力情報に含まれるホルダ番号のホルダ31が個別収納部24に収納されている場合、用件情報取得部112は、ホルダ31の借用を用件情報として取得すればよい。また、入力情報に含まれるホルダ番号のホルダ31が個別収納部24に収納されていない場合、用件情報取得部112は、ホルダ31の返却を用件情報として取得すればよい。入力情報受付部111が受け付けた入力情報がユーザIDを含む場合、サーバ装置40から受信した予約情報(図示せず)をユーザIDによって検索することにより、処理種別を用件情報として取得すればよい。
本実施の形態では、ホルダの借用又は返却を示す用件を取得する取得部の一例として、用件情報取得部112を設けている。また、本実施の形態では、受付部にて受け付けた処理対象のホルダと、処理対象のホルダの収納状況とに基づいて、ホルダの借用又は返却を示す用件を取得する取得部の一例として、用件情報取得部112を設けている。
更に、用件情報は、ホルダ31の借用又は返却の処理種別を示す情報である場合に、借用期間又は返却期間を更に示す情報であってもよい。入力情報受付部111が受け付けた入力情報が借用期間又は返却期間を含む場合、用件情報取得部112は、この借用期間又は返却期間をそのまま用件情報として取得すればよい。入力情報受付部111が受け付けた入力情報がユーザIDを含む場合、用件情報取得部112は、サーバ装置40から受信した予約情報(図示せず)をユーザIDによって検索することにより、借用期間又は返却期間を用件情報として取得すればよい。
利用先判定部113は、鍵管理装置10における利用者の利用先が鍵収納庫23であるか鍵回収庫29であるかを判定する。
具体的には、利用先判定部113は、用件情報取得部112が取得した用件情報が処理対象のホルダ31を示す場合、ホルダ番号と利用先とを関連付けた利用先情報に基づいて、利用先である鍵の返却先が鍵収納庫23であるか鍵回収庫29であるかを判定する。本実施の形態では、複数の個別収納部及び一括収納部のうち、取得部により取得された用件が示す処理対象のホルダに関連付けられた収納部を、処理対象のホルダの返却先に決定する制御部の一例として、利用先判定部113を設けている。
また、利用先判定部113は、用件情報取得部112が取得した用件情報がホルダ31の借用又は返却の処理種別を示す場合、この処理種別に基づいて、利用先が鍵収納庫23であるか鍵回収庫29であるかを判定する。つまり、利用先判定部113は、用件情報がホルダ31の借用を示す場合、利用先が鍵収納庫23であると判定し、用件情報がホルダ31の返却を示す場合、利用先が鍵回収庫29であると判定する。
期間判定部114は、用件情報取得部112が取得した用件情報が借用期間内の借用を示す場合に、現在日時が借用期間内であるかどうかを判定することにより、借用期間内の借用であるかどうかを判定する。また、期間判定部114は、用件情報取得部112が取得した用件情報が返却期間内の返却を示す場合に、現在日時が返却期間内であるかどうかを判定することにより、返却期間内の返却であるかどうかを判定する。尚、借用期間と返却期間とは別々に設定可能であるものとする。つまり、借用期間と返却期間として、同じ期間を設定してもよいが、別々に異なる期間を設定してもよいものとする。
施解錠制御部115は、用件情報取得部112が取得した用件情報に基づく利用先判定部113の判定結果に基づいて、表扉21、小扉22、及びフラッパ292の施解錠を制御する。
具体的には、用件情報に含まれるホルダ番号と鍵収納庫23とが関連付けられていることにより利用先が鍵収納庫23であると利用先判定部113が判定すると、施解錠制御部115は、表扉21を施解錠するように表扉施錠機構141を制御する。そして、施解錠制御部115は、利用先の個別収納部24に対応する小扉22を施解錠するように小扉施錠機構142を制御する。また、用件情報に含まれるホルダ番号と鍵回収庫29とが関連付けられていることにより利用先が鍵回収庫29であると利用先判定部113が判定すると、施解錠制御部115は、フラッパ292を施解錠するようにフラッパ施錠機構143を制御する。
本実施の形態では、取得部により取得された用件が示す処理対象のホルダに複数の個別収納部が関連付けられている場合に、第1の開閉部を解錠し、取得部により取得された用件が示す処理対象のホルダに一括収納部が関連付けられている場合に、第2の開閉部を解錠する制御部の一例として、施解錠制御部115を設けている。また、本実施の形態では、取得部により取得された用件が示す処理対象のホルダが収納される個別収納部を閉鎖状態にする第3の開閉部を解錠する制御部の一例として、施解錠制御部115を設けている。
また、用件情報に含まれる処理種別がホルダ31の借用を示すことにより利用先が鍵収納庫23であると利用先判定部113が判定すると、施解錠制御部115は、表扉21を施解錠するように表扉施錠機構141を制御する。そして、施解錠制御部115は、利用先の個別収納部24に対応する小扉22を施解錠するように小扉施錠機構142を制御する。また、用件情報に含まれる処理種別がホルダ31の返却を示すことにより利用先が鍵回収庫29であると利用先判定部113が判定すると、施解錠制御部115は、フラッパ292を施解錠するようにフラッパ施錠機構143を制御する。
本実施の形態では、取得部により取得された用件がホルダの借用を示す場合に、第1の開閉部を解錠し、取得部により取得された用件がホルダの返却を示す場合に、第2の開閉部を解錠する制御部の一例として、施解錠制御部115を設けている。また、本実施の形態では、取得部により取得された用件が示す処理対象のホルダが収納される個別収納部を閉鎖状態にする第3の開閉部を解錠する制御部の一例として、施解錠制御部115を設けている。
施解錠制御部115は、用件情報取得部112が取得した用件情報に基づく期間判定部114の判定結果に基づいて、表扉21、小扉22、及びフラッパ292の施解錠を制御する。
具体的には、借用期間内の借用であると期間判定部114が判定すると、施解錠制御部115は、表扉21を解錠するように表扉施錠機構141を制御し、利用先の個別収納部24に対応する小扉22を解錠するように小扉施錠機構142を制御する。また、借用期間外の借用であると期間判定部114が判定すると、施解錠制御部115は、表扉21を解錠しないように表扉施錠機構141を制御する。
本実施の形態では、取得部により取得された用件が借用期間内のホルダの借用を示す場合に、第1の開閉部を解錠し、取得部により取得された用件が借用期間外のホルダの借用を示す場合に、第1の開閉部を解錠しないように制御する制御部の一例として、施解錠制御部115を設けている。
また、返却期間内の返却であると期間判定部114が判定すると、施解錠制御部115は、表扉21を解錠するように表扉施錠機構141を制御し、利用先の個別収納部24に対応する小扉22を解錠するように小扉施錠機構142を制御する。或いは、施解錠制御部115は、フラッパ292を解錠するようにフラッパ施錠機構143を制御する。また、返却期間外の返却であると期間判定部114が判定すると、施解錠制御部115は、返却期間外である旨の情報を表示操作部25で報知するよう表示制御部117に指示する。ここで、返却期間外である旨の情報は、「追加料金〇〇円がかかります」というメッセージと、追加料金〇〇円がかかることを了承するための了承ボタンとを含んでよい。その後、施解錠制御部115は、表扉21を解錠するように表扉施錠機構141を制御し、利用先の個別収納部24に対応する小扉22を解錠するように小扉施錠機構142を制御する。或いは、施解錠制御部115は、フラッパ292を解錠するようにフラッパ施錠機構143を制御する。
本実施の形態では、取得部により取得された用件が返却期間内のホルダの返却を示す場合に、第1の開閉部又は第2の開閉部を解錠し、取得部により取得された用件が返却期間外のホルダの返却を示す場合に、返却期間外である旨を報知する制御部の一例として、施解錠制御部115を設けている。
尚、鍵管理装置10に図示しないカメラを設け、施解錠制御部115は、QRコード内に格納されている顔情報と、このカメラで撮影した顔情報とが一致した場合に、表扉21、小扉22、及びフラッパ292の施解錠を制御するようにしてもよい。
発光制御部116は、小扉22が解錠されると、その小扉22に設けられた図示しない発光部を点灯するように制御し、小扉22が施錠されると、その小扉22に設けられた図示しない発光部を消灯するように制御する。
また、発光制御部116は、フラッパ292が解錠されると、発光部293を点灯するように制御し、フラッパ292が施錠されると、発光部293を消灯するように制御する。
表示制御部117は、表示操作部25に対する情報の表示を制御する。例えば、表示制御部117は、読取部27、表示操作部25、カードリーダ26等から入力情報を入力する操作等を行わせるためのメッセージを表示操作部25に表示するように制御する。また、表示制御部117は、用件情報取得部112が取得した用件情報が示す用件を実行する際の動作とは異なる動作を検知すると、表示操作部25に警告を表示するように制御する。例えば、表示制御部117は、用件情報取得部112が取得した用件情報が借用を示しているにも関わらず、ホルダ31を返却する操作が物理的に行われると、表示操作部25に警告を表示するように制御する。また、表示制御部117は、用件情報取得部112が取得した用件情報が返却を示しているにも関わらず、ホルダ31を借用する操作が物理的に行われると、表示操作部25に警告を表示するように制御する。更に、表示制御部117は、期間判定部114が返却期間外の返却であると判定した場合に、施解錠制御部115の制御により、返却期間外である旨の情報を表示操作部25に表示するように制御する。
記憶制御部118は、記憶部12に対するデータの書き込み及び記憶部12からのデータの読み出しを制御する。例えば、記憶制御部118は、利用先が鍵収納庫23であるか鍵回収庫29であるかを判定するための情報を記憶部12に書き込んだり、この情報を記憶部12から読み出したりするように制御する。
また、記憶部12が記憶する情報について具体的に説明する。記憶部12は、利用先情報121を記憶する。利用先情報121は、鍵収納庫23及び鍵回収庫29のどちらを利用先とすべきかを管理するための情報である。利用先情報121の具体的な内容については後述する。
(利用先情報の具体的内容)
図6(a)は、利用先情報121の第1の例である利用先情報121aを示した図である。利用先情報121aは、鍵管理装置10が第1の動作例を実行する場合に記憶部12に記憶される利用先情報121の例である。
利用先情報121aは、ホルダ番号と、利用先と、収納部番号とを対応付けたものとなっている。ホルダ番号は、ホルダ31を一意に識別する番号である。利用先は、対応するホルダ番号のホルダ31に関して鍵収納庫23及び鍵回収庫29のどちらを利用すべきかを示す情報である。収納部番号は、対応するホルダ番号のホルダ31に関して鍵収納庫23を利用する場合に、鍵収納庫23のどの個別収納部24を利用すべきかを示す情報である。
図では、ホルダ番号「H01」のホルダ31はこれから返却されることが想定されており、その利用先は鍵回収庫29であることが示されている。また、ホルダ番号「H02」及び「H03」のホルダ31はこれから借用されるとも返却されるとも考えられるが、その利用先は鍵収納庫23であり、それぞれに関して収納部番号「S02」及び「S03」の個別収納部24が利用されることが示されている。
利用先判定部113は、ホルダ番号をキーとして利用先情報121aを検索することにより、利用先及び収納部番号を決定する。
図6(b)は、利用先情報121の第2の例である利用先情報121bを示した図である。利用先情報121bは、鍵管理装置10が第2の動作例を実行する場合に記憶部12に記憶される利用先情報121の例である。
利用先情報121bは、ホルダ番号と、収納部番号とを対応付けたものとなっている。ホルダ番号は、ホルダ31を一意に識別する番号である。収納部番号は、対応するホルダ番号のホルダ31に関して鍵収納庫23を利用する場合に、鍵収納庫23のどの個別収納部24を利用すべきかを示す情報である。
図では、ホルダ番号「H04」~「H06」のホルダ31の利用先が鍵収納庫23となった場合にそれぞれに関して収納部番号「S04」~「S06」の個別収納部24が利用されることが示されている。
利用先判定部113は、ホルダ番号をキーとして利用先情報121bを検索することにより、収納部番号を決定する。
尚、図6(a),(b)の利用先情報121a,121bは、サーバ装置40で設定され、通信部13によりネットワーク80を介して受信されたものであってもよい。
(鍵管理装置の動作)
図7は、第1の実施の形態における鍵管理装置10の第1の動作例を示したフローチャートである。
まず、鍵管理装置10では、入力情報受付部111が、利用者からの入力情報を受け付けたかどうかを判定する(ステップ131)。
ステップ131で利用者からの入力情報を受け付けたと判定されなければ、入力情報受付部111は、ステップ131の処理を繰り返す。
ステップ131で利用者からの入力情報を受け付けたと判定されれば、用件情報取得部112が、ステップ131で受け付けた入力情報から、処理対象のホルダ31のホルダ番号を、用件情報として取得する(ステップ132)。そして、利用先判定部113が、ステップ132で取得されたホルダ番号に基づいて、利用者の利用先が鍵収納庫23であるか鍵回収庫29であるかを判定する(ステップ133)。例えば、利用先判定部113は、図6(a)に示した利用先情報121aを参照して、利用先が鍵収納庫23であるか鍵回収庫29であるかを判定すればよい。また、利用先判定部113は、図6(a)に示した利用先情報121aを参照して、利用先が鍵収納庫23のどの個別収納部24であるかを判定してもよい。
ステップ133で利用者の利用先が鍵収納庫23であると判定されれば、施解錠制御部115が、表扉施錠機構141を制御して、表扉21を解錠する(ステップ134)。
その後、施解錠制御部115が小扉施錠機構142を制御して利用先の個別収納部24に対応する小扉22を解錠し、発光制御部116が小扉22の図示しない発光部を点灯させる(ステップ135)。
これにより、利用者が小扉22を開けて個別収納部24から鍵を抜き取ったり個別収納部24に鍵を挿入したりすることが可能となる。例えば利用者が鍵を個別収納部24から抜き取ったり個別収納部24に挿入したりした後に小扉22を閉じると、小扉22は施錠される。その後、例えば利用者が表扉21を閉じると、表扉21も施錠される。
ステップ133で利用者の利用先が鍵回収庫29であると判定されれば、施解錠制御部115がフラッパ施錠機構143を制御してフラッパ292を解錠し、発光制御部116が発光部293を点灯させる(ステップ136)。
これにより、利用者がフラッパ292を押し開けて返却口291から一括収納部294へ鍵を投入することが可能となる。例えば利用者が鍵を一括収納部294へ投入すると、フラッパ292は施錠される。
図8は、第1の実施の形態における鍵管理装置10の第2の動作例を示したフローチャートである。
まず、鍵管理装置10では、入力情報受付部111が、利用者からの入力情報を受け付けたかどうかを判定する(ステップ151)。
ステップ151で利用者からの入力情報を受け付けたと判定されなければ、入力情報受付部111は、ステップ151の処理を繰り返す。
ステップ151で利用者からの入力情報を受け付けたと判定されれば、用件情報取得部112が、ステップ151で受け付けた入力情報から、処理対象のホルダ31のホルダ番号と、ホルダ31の借用又は返却の処理種別とを、用件情報として取得する(ステップ152)。そして、利用先判定部113が、ステップ152で取得された処理種別に基づいて、利用者の利用先が鍵収納庫23であるか鍵回収庫29であるかを判定する(ステップ153)。例えば、利用先判定部113は、ステップ152で取得された処理種別が借用であると判定すれば、利用先が鍵収納庫23であると判定し、ステップ152で取得された処理種別が返却であると判定すれば、利用先が鍵回収庫29であると判定すればよい。また、利用先判定部113は、図6(b)に示した利用先情報121bを参照して、利用先が鍵収納庫23のどの個別収納部24であるかを判定してもよい。
ステップ153で利用者の利用先が鍵収納庫23であると判定されれば、期間判定部114が、処理対象のホルダ31に借用期間が設定されているかどうかを判定する(ステップ154)。処理対象のホルダ31に借用期間が設定されていると判定すれば、期間判定部114は、現在日時が借用期間内であるかどうかを判定する(ステップ155)。
ステップ154で処理対象のホルダ31に借用期間が設定されていないと判定された場合、又は、ステップ155で現在日時が借用期間内であると判定された場合、施解錠制御部115が、表扉施錠機構141を制御して、表扉21を解錠する(ステップ156)。
その後、施解錠制御部115が小扉施錠機構142を制御して利用先の個別収納部24に対応する小扉22を解錠し、発光制御部116が小扉22の図示しない発光部を点灯させる(ステップ157)。
これにより、利用者が小扉22を開けて個別収納部24から鍵を抜き取ることが可能となる。例えば利用者が鍵を個別収納部24から抜き取った後に小扉22を閉じると、小扉22は施錠される。その後、例えば利用者が表扉21を閉じると、表扉21も施錠される。
ステップ155で現在日時が借用期間内であると判定されなければ、制御部11は、表扉21及び小扉22を解錠せずに処理を終了する。
ステップ153で利用者の利用先が鍵回収庫29であると判定されれば、期間判定部114が、処理対象のホルダ31に返却期間が設定されているかどうかを判定する(ステップ158)。処理対象のホルダ31に返却期間が設定されていると判定すれば、期間判定部114は、現在日時が返却期間内であるかどうかを判定する(ステップ159)。
ステップ159で現在日時が返却期間内であると判定されなければ、制御部11が、返却期間外である旨を報知する(ステップ160)。例えば、表示制御部117が、返却期間外である旨のメッセージを表示操作部25に表示するとよい。そして、施解錠制御部115がフラッパ施錠機構143を制御してフラッパ292を解錠し、発光制御部116が発光部293を点灯させる(ステップ161)。
ステップ158で処理対象のホルダ31に返却期間が設定されていないと判定された場合、又は、ステップ159で現在日時が借用期間内であると判定された場合、制御部11は、返却期間外である旨を報知しない。そして、施解錠制御部115がフラッパ施錠機構143を制御してフラッパ292を解錠し、発光制御部116が発光部293を点灯させる(ステップ161)。
これにより、利用者がフラッパ292を押し開けて返却口291から一括収納部294へ鍵を投入することが可能となる。例えば利用者が鍵を一括収納部294へ投入すると、フラッパ292は施錠される。
尚、上記の動作例では、図8の動作例においてのみ、借用期間及び返却期間の判定を行ったが、図7の動作例において、借用期間及び返却期間の判定を行うようにしてもよい。
(効果)
第1の実施の形態では、鍵を保持するホルダ31を処理する際に、少なくとも処理対象のホルダ31を示す用件を取得するようにした。これにより、処理対象のホルダ31ごとにどの収納部に収納するか等の処理を切り替えることが可能となった。
[第2の実施の形態]
図9は、第2の実施の形態における鍵管理装置10の構成を示す図である。第2の実施の形態では、第1の実施の形態における鍵管理装置10を、鍵回収庫29以外の部分と、鍵回収庫29の部分とに分け、これらを通信可能に接続し、別体として設置している。以下では、鍵管理装置10の鍵回収庫29以外の部分を鍵管理装置20と称し、鍵管理装置10の鍵回収庫29の部分を鍵回収装置28と称することにする。また、これらを接続する通信回線を通信回線85と称し、鍵管理装置20と鍵回収装置28と通信回線85とからなるシステムを鍵管理システム100と称することにする。
第2の実施の形態では、鍵管理装置20が制御部11、記憶部12、通信部13、表扉施錠機構141、小扉施錠機構142、錠機構241、表示操作部25、カードリーダ26、及び読取部27を備え、鍵回収装置28がフラッパ施錠機構143及び発光部293を備えるものとすればよい。すると、鍵回収装置28のフラッパ施錠機構143は、鍵管理装置20の施解錠制御部115からの施解錠指示に基づき、フラッパ292の施解錠を行うことになる。その意味で、フラッパ施錠機構143は、鍵管理装置から受信した情報に基づいて、開閉部を制御する制御部の一例と言うことができる。
或いは、このような機能構成において、制御部11の施解錠制御部115のうち、フラッパ292の施解錠を制御する部分のみ、鍵管理装置20から鍵回収装置28へ移してもよい。すると、鍵回収装置28の施解錠制御部115のフラッパ292の施解錠を制御する部分は、鍵管理装置20の利用先判定部113等からの鍵の返却先が鍵回収装置28である旨の情報に基づき、フラッパ施錠機構143を制御してフラッパ292の施解錠を行うことになる。その意味で、施解錠制御部115のフラッパ292の施解錠を制御する部分は、鍵管理装置から受信した情報に基づいて、開閉部を制御する制御部の一例と言うことができる。
第2の実施の形態では、鍵を保持するホルダ31を処理する際に、少なくとも処理対象のホルダ31を示す用件を取得するようにした。これにより、処理対象のホルダ31ごとにどの収納部に収納するか等の処理を切り替えることが可能となった。
[変形例]
上記では、鍵管理装置10が鍵収納庫23と鍵回収庫29とを備えることとしたが、鍵管理装置10は必ずしも鍵回収庫29を備えなくてよい。この場合、鍵管理装置10の制御部11は、用件情報取得部112が取得した用件情報が示す用件に応じた処理を鍵収納庫23において実行してよい。そして、鍵管理装置10の制御部11は、用件情報が示す用件以外の用件を実行する動作を検知すると、表示操作部25に警告を表示するようにしてもよい。本実施の形態では、取得部により取得された用件に応じた処理を実行するように制御する制御部の一例として、制御部11を設けている。
例えば、鍵管理装置10の施解錠制御部115は、用件情報取得部112が取得した用件情報が示す用件が所定条件を満たす場合に、表扉21を解錠するようにしてもよい。或いは、鍵管理装置10の施解錠制御部115は、入力情報受付部111が入力情報を受け付けた後に表扉21を解錠するようにしてもよい。本実施の形態では、取得部により取得された用件が所定条件を満たす場合に、第1の開閉部を解錠する制御部の一例として、施解錠制御部115を設けている。
また、鍵管理装置10の制御部11は、用件情報取得部112が取得した用件情報が示す処理対象のホルダ31の処理のみを許可するようにしてもよい。ここで、処理対象のホルダ31の処理には、例えば、処理対象のホルダ31のホルダ番号に対応する小扉22を開放する処理がある。鍵管理装置10の制御部11は、用件情報取得部112が取得した用件情報が示す処理対象のホルダ31以外のホルダ31に対する処理を検知しても、処理を受け付けないようにしてよい。本実施の形態では、取得部により取得された用件が示す処理対象のホルダに関する処理のみを実行するように制御する制御部の一例として、制御部11を設けている。
更に、鍵管理装置10の制御部11は、用件情報取得部112が取得した用件情報が借用を示している場合に借用のみを許可し、用件情報取得部112が取得した用件情報が返却を示している場合に返却のみを許可するようにしてもよい。本実施の形態では、取得部により取得された用件がホルダの借用を示す場合に、ホルダの借用処理のみを実行するように制御し、取得部により取得された用件がホルダの返却を示す場合に、ホルダの返却処理のみを実行するように制御する制御部の一例として、制御部11を設けている。
上記では、個別収納部24を、ホルダ31を挿入することにより収納するタイプのものとして説明したが、これには限らない。個別収納部24は、例えば特開2021-75852号公報に示されるような、ホルダ31を筐体内に収容することにより収納するタイプのものであってもよい。
上記では、鍵33は、物理鍵を想定して説明したが、物理鍵に限らず、カードキーやデジタルキーであってもよい。
上記では、鍵33を管理する鍵管理装置10について説明したが、本発明は、ハンコやUSBメモリ等の物品を管理する物品管理装置にも適用可能である。その場合は、全ての書類における「鍵」は「物品」に読み替えて、発明を捉えればよい。
即ち、本発明は、「物品を保持するホルダをそれぞれが収納可能な複数の個別収納部と、少なくとも処理対象のホルダを示す用件を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記用件に応じた処理を実行するように制御する制御部と、を備える物品管理装置」と捉えればよい。
また、本発明は、「物品を管理する物品管理装置と、物品を回収する物品回収装置と、制御部と、を備え、前記物品管理装置は、物品を保持するホルダをそれぞれが収納可能な複数の個別収納部と、少なくとも処理対象のホルダを示す用件を取得する取得部と、を備え、前記物品回収装置は、返却口から投入されたホルダを複数一括して収納可能な一括収納部、を備え、前記制御部は、前記複数の個別収納部及び前記一括収納部のうち、前記取得部により取得された前記用件が示す前記処理対象のホルダに関連付けられた収納部を、当該処理対象のホルダの返却先に決定する、物品管理システム」と捉えればよい。
1…鍵貸出システム、10…鍵管理装置、11…制御部、111…入力情報受付部、112…用件情報取得部、113…利用先判定部、114…期間判定部、115…施解錠制御部、116…発光制御部、117…表示制御部、118…記憶制御部、12…記憶部、121…利用先情報、13…通信部、141…表扉施錠機構、142…小扉施錠機構、143…フラッパ施錠機構、20…鍵管理装置、21…表扉、22…小扉、23…鍵収納庫、24…個別収納部、241…錠機構、25…表示操作部、26…カードリーダ、27…読取部、28…鍵回収装置、29…鍵回収庫、292…フラッパ、293…発光部、294…一括収納部、40…サーバ装置、50…端末装置

Claims (16)

  1. 鍵を保持するホルダをそれぞれが収納可能な複数の個別収納部と、
    少なくとも処理対象のホルダを示す用件を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記用件に応じた処理を実行するように制御する制御部と、
    を備える鍵管理装置。
  2. 前記複数の個別収納部の全体を閉鎖状態にする第1の開閉部を更に備え、
    前記制御部は、前記取得部により取得された前記用件が所定条件を満たす場合に、前記第1の開閉部を解錠する、請求項1に記載の鍵管理装置。
  3. 前記制御部は、前記取得部により取得された前記用件が示す前記処理対象のホルダに関する処理のみを実行するように制御する、請求項1に記載の鍵管理装置。
  4. 前記取得部は、ホルダの借用又は返却を示す前記用件を取得する、請求項1に記載の鍵管理装置。
  5. 処理対象のホルダを利用者から受け付ける受付部を更に備え、
    前記取得部は、前記受付部にて受け付けた前記処理対象のホルダと、当該処理対象のホルダの収納状況とに基づいて、ホルダの借用又は返却を示す前記用件を取得する、請求項4に記載の鍵管理装置。
  6. 前記制御部は、前記取得部により取得された前記用件がホルダの借用を示す場合に、ホルダの借用処理のみを実行するように制御し、前記取得部により取得された前記用件がホルダの返却を示す場合に、ホルダの返却処理のみを実行するように制御する、請求項4に記載の鍵管理装置。
  7. 前記複数の個別収納部の全体を閉鎖状態にする第1の開閉部を更に備え、
    前記制御部は、前記取得部により取得された前記用件が借用期間内のホルダの借用を示す場合に、前記第1の開閉部を解錠し、前記取得部により取得された前記用件が当該借用期間外のホルダの借用を示す場合に、前記第1の開閉部を解錠しないように制御する、請求項1に記載の鍵管理装置。
  8. 返却口から投入されたホルダを複数一括して収納可能な一括収納部を更に備える、請求項1に記載の鍵管理装置。
  9. 前記制御部は、前記複数の個別収納部及び前記一括収納部のうち、前記取得部により取得された前記用件が示す前記処理対象のホルダに関連付けられた収納部を、当該処理対象のホルダの返却先に決定する、請求項8に記載の鍵管理装置。
  10. 前記複数の個別収納部の全体を閉鎖状態にする第1の開閉部と、
    前記返却口に設けられた第2の開閉部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記取得部により取得された前記用件が示す前記処理対象のホルダに前記複数の個別収納部が関連付けられている場合に、前記第1の開閉部を解錠し、前記取得部により取得された前記用件が示す前記処理対象のホルダに前記一括収納部が関連付けられている場合に、前記第2の開閉部を解錠する、請求項9に記載の鍵管理装置。
  11. 前記複数の個別収納部の全体を閉鎖状態にする第1の開閉部と、
    前記返却口に設けられた第2の開閉部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記取得部により取得された前記用件がホルダの借用を示す場合に、前記第1の開閉部を解錠し、前記取得部により取得された前記用件がホルダの返却を示す場合に、前記第2の開閉部を解錠する、請求項8に記載の鍵管理装置。
  12. 前記複数の個別収納部の全体を閉鎖状態にする第1の開閉部を更に備え、
    前記制御部は、前記取得部により取得された前記用件が借用期間内のホルダの借用を示す場合に、前記第1の開閉部を解錠し、前記取得部により取得された前記用件が当該借用期間外のホルダの借用を示す場合に、前記第1の開閉部を解錠しないように制御する、請求項8に記載の鍵管理装置。
  13. 前記返却口に設けられた第2の開閉部を更に備え、
    前記制御部は、前記取得部により取得された前記用件が返却期間内のホルダの返却を示す場合に、前記第1の開閉部又は前記第2の開閉部を解錠し、前記取得部により取得された前記用件が当該返却期間外のホルダの返却を示す場合に、返却期間外である旨を報知する、請求項12に記載の鍵管理装置。
  14. 前記借用期間と前記返却期間とは、別々に設定可能である、請求項13に記載の鍵管理装置。
  15. 前記複数の個別収納部の何れかをそれぞれが閉鎖状態にする複数の第3の開閉部を更に備え、
    前記制御部は、前記取得部により取得された前記用件が示す前記処理対象のホルダが収納される個別収納部を閉鎖状態にする第3の開閉部を解錠する、請求項1に記載の鍵管理装置。
  16. 鍵を管理する鍵管理装置と、
    鍵を回収する鍵回収装置と、
    制御部と、
    を備え、
    前記鍵管理装置は、
    鍵を保持するホルダをそれぞれが収納可能な複数の個別収納部と、
    少なくとも処理対象のホルダを示す用件を取得する取得部と、
    を備え、
    前記鍵回収装置は、
    返却口から投入されたホルダを複数一括して収納可能な一括収納部、
    を備え、
    前記制御部は、前記複数の個別収納部及び前記一括収納部のうち、前記取得部により取得された前記用件が示す前記処理対象のホルダに関連付けられた収納部を、当該処理対象のホルダの返却先に決定する、
    鍵管理システム。
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