JP2023121328A - 無線通信方法、及び、無線通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】無線通信機器についてのメッシュネットワークを容易に構築することを支援できる無線通信方法などを提供する。【解決手段】無線通信方法は、メッシュネットワークMに未参加の無線通信機器30が、無線通信機器30を識別する識別情報を含みかつ所定距離内に到達する無線信号を出力する第1出力ステップと、情報端末10が、メッシュネットワークMに参加済みの1台以上の照明器具20に、発光指示を出力する第2出力ステップと、1台以上の照明器具20のうち、出力された発光指示を取得し、かつ、出力された無線信号を取得した照明器具20が発光する発光ステップと、を含む。【選択図】図2
Description
本発明は、無線通信方法、及び、無線通信システムに関する。
特許文献1には、照明器具とアクセスポイントとの間で無線通信を行うためのペアリング設定において、ユーザが情報端末(通信端末)を操作することで照明器具が発光することが開示されている。
ところで、照明器具の設置後に、メッシュネットワークを構築するための設定処理が行われる場合がある。例えば設定処理は、照明器具の識別情報と設置位置との対応付け処理を含み、対応付け処理の際に上記のように照明器具が発光することで、ユーザは照明器具の設置位置を容易に把握することができる。これにより、設定処理が容易に行われる。
しかしながら、設定処理が行われる対象の機器が、非発光の無線通信機器である場合には、自身が発光することができず、ユーザが無線通信機器の設置位置を把握することが困難である。このため、対応付け処理が容易に行われず、つまりは、このような無線通信機器についてのメッシュネットワークを構築するための設定処理が容易に行われない。
本発明は、無線通信機器についてのメッシュネットワークを容易に構築することを支援できる無線通信方法などを提供する。
本発明の一態様に係る無線通信方法は、メッシュネットワークに未参加の無線通信機器が、前記無線通信機器を識別する識別情報を含みかつ所定距離内に到達する無線信号を出力する第1出力ステップと、情報端末が、前記メッシュネットワークに参加済みの1台以上の照明器具に、発光指示を出力する第2出力ステップと、前記1台以上の照明器具のうち、出力された前記発光指示を取得し、かつ、出力された前記無線信号を取得した照明器具が発光する発光ステップと、を含む。
本発明の一態様に係る無線通信システムは、無線通信機器と、1台以上の照明器具と、情報端末と、を備え、前記無線通信機器がメッシュネットワークに未参加、かつ、前記1台以上の照明器具がメッシュネットワークに参加済みの場合に、前記無線通信機器が、前記無線通信機器を識別する識別情報を含みかつ所定距離内に到達する無線信号を出力し、情報端末が、前記1台以上の照明器具に、発光指示を出力し、前記1台以上の照明器具のうち、出力された前記発光指示を取得し、かつ、出力された前記無線信号を取得した照明器具が発光する。
本発明の無線通信方法は、無線通信機器についてのメッシュネットワークを容易に構築することを支援できる。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る無線通信システム100の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る無線通信システム100の機能構成を示すブロック図である。図2は、本実施の形態に係る無線通信システム100の概略構成を示す図である。
[構成]
まず、実施の形態に係る無線通信システム100の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る無線通信システム100の機能構成を示すブロック図である。図2は、本実施の形態に係る無線通信システム100の概略構成を示す図である。
図1及び図2に示されるように、無線通信システム100は、情報端末10と、複数の照明器具20と、無線通信機器30とを備える。また、図2には、複数の照明器具20と無線通信機器30とは近くに設置され、ユーザU(より具体的には、ユーザUが携帯する情報端末10)と複数の照明器具20及び無線通信機器30との距離が離れている様子が示されている。
無線通信システム100において、複数の照明器具20のそれぞれは無線通信機能を有し、複数の照明器具20は、メッシュネットワークMに参加して、メッシュネットワークMに構成することができる。図3は、メッシュネットワークMを概念的に示す図である。図3における丸印が1つの照明器具20(言い換えれば、通信ノード)に相当する。メッシュネットワークMにおいては、ある通信ノード(第1通信ノードとも記載される)からもう一つの通信ノード(第2通信ノードとも記載される)へ情報を伝送するときには、当該情報はバケツリレー方式で伝送される。
具体的には、上記第1通信ノードが第2通信ノードのアドレス情報(宛先情報)を含む情報をブロードキャスト送信する。これを受信した上記第1の通信ノードと同一のメッシュネットワークMに属する他の通信ノードのそれぞれは、受信した情報をさらにブロードキャスト送信する。つまり、他の通信ノードのそれぞれは、情報を中継する。このような情報の中継が同一のメッシュネットワークM内で繰り返されることにより、第1通信ノードが送信した上記の情報は、第1通信ノードと同一のメッシュネットワークM内に属する全ての通信ノードに行き渡る。したがって、第2通信ノードは、第1通信ノードが送信した情報を受信することができる。
メッシュネットワークMを通じて伝送される情報は、例えば、照明器具20を点灯制御、消灯制御、又は、調光制御するための制御情報である。
また、無線通信システム100において、無線通信機器30は、無線通信機能を有し、メッシュネットワークMに参加して、メッシュネットワークMを構成することができる。無線通信機器30がメッシュネットワークMに参加した場合には、図3においては、無線通信機器30も1つの通信ノードに相当する。メッシュネットワークMに無線通信機器30の一例である環境センサが含まれるような場合には、メッシュネットワークMを通じて伝送される情報として、環境センサの計測値(センシング情報)が伝送されるような場合もある。
無線通信システム100が備える構成要素について説明する。
はじめに、情報端末10の構成について説明する。
情報端末10は、無線通信機器30についてのメッシュネットワークMを構築するための設定処理を行う情報端末である。情報端末10は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、又はPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末である。また、情報端末10は、無線通信システム100において用いられる専用のリモートコントローラであってもよい。ユーザUによって使用されることで、情報端末10は設定処理を行う。ここでのユーザUは、例えば、複数の照明器具20及び無線通信機器30の天井Cへの設置作業を行った設置者であるが、設置者以外の他のユーザUであってもよい。情報端末10は、具体的には、操作受付部11と、表示部12と、端末通信部13と、制御部14と、記憶部15とを備える。
操作受付部11は、ユーザUの操作を受付ける。操作受付部11は、具体的には、タッチパネルなどによって実現される。
表示部12は、上記設定処理のために必要な画像を表示する。表示部12は、例えば、液晶パネル又は有機ELパネルなどの表示パネルによって実現される。
端末通信部13は、情報端末10が複数の照明器具20のそれぞれ及び無線通信機器30と無線通信(より具体的には、電波通信)を行うための無線通信回路である。端末通信部13は、具体的には、BLE(Blutooth(登録商標) Low Energy)又はWi-Fi(登録商標)などの通信規格にしたがって無線通信を行う。
制御部14は、操作受付部11によって受付けられたユーザUの操作に応じて設定処理に関する情報処理を行う。例えば、制御部14は、受付けられたユーザUの操作に応じて、端末通信部13に照明器具20へ発光指示を出力させる。また例えば、制御部14は、受付けられたユーザUの操作に応じて、端末通信部13に無線通信機器30へ参加要求を出力させる。無線通信機器30は、出力された参加要求に応じてメッシュネットワークMに参加する。
制御部14は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサ又は専用回路によって実現されてもよい。制御部14の機能は、制御部14を構成するマイクロコンピュータ又はプロセッサなどのハードウェアが記憶部15に記憶されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することによって実現される。
記憶部15は、制御部14が実行するコンピュータプログラム等の設定処理に関する情報処理に必要な情報が記憶される記憶装置である。記憶部15は、例えば、半導体メモリなどによって実現される。
次に、照明器具20について説明する。照明器具20は、室内空間の天井Cに設置されて、当該室内空間を照らすベースライトなどである。上述のように複数の照明器具20のそれぞれは無線通信機能を有し、複数の照明器具20はメッシュネットワークMを構成する。なお、照明器具20の態様は、特に限定されるものではなく、シーリングライト、ダウンライト、又は、スポットライト等であってもよい。照明器具20は、具体的には、照明通信部21と、光源22と、照明制御部23と、照明記憶部24とを備える。
照明通信部21は、照明器具20が他の照明器具20、情報端末10、及び、無線通信機器30と無線通信(より具体的には、電波通信)を行うための無線通信回路である。照明器具20がメッシュネットワークMに参加した後には、照明通信部21は、上述のメッシュネットワークMを通じた通信を行う。また、照明器具20がメッシュネットワークMに参加する前には、照明通信部21は、ビーコン信号(アドバタイズ信号などと呼ばれることもある)を定期的に送信し、ビーコン信号を受信した情報端末10と無線通信を行う。また、照明通信部21は、具体的には、BLE又はWi-Fi(登録商標)などの通信規格にしたがって無線通信を行う。
光源22は、照明器具20が室内空間を照らすために室内空間へ白色光を照射する。光源22は、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子によって実現されるが、半導体レーザ、有機EL(Electro Luminescence)、又は、無機EL等の他の発光素子によって実現されてもよい。
照明制御部23は、メッシュネットワークMを構築するための設定処理に関する情報処理を行う。より具体的には、照明制御部23は、照明通信部21によって発光指示が取得されると、光源22を制御する。
照明制御部23は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサ又は専用回路によって実現されてもよい。照明制御部23の機能は、照明制御部23を構成するマイクロコンピュータ又はプロセッサなどのハードウェアが照明記憶部24に記憶されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することによって実現される。
照明記憶部24は、照明制御部23が実行するコンピュータプログラムなどの設定処理に関する情報処理に必要な情報が記憶される記憶装置である。照明器具20がメッシュネットワークMに参加した後には、照明記憶部24には、当該メッシュネットワークMに参加している機器を識別するための識別情報が記憶されている。例えば、照明記憶部24は、例えば、半導体メモリなどによって実現される。
さらに、無線通信機器30について説明する。無線通信機器30は、照明器具20と同じく、室内空間の天井Cに設置される機器などである。上述のように無線通信機器30は無線通信機能を有する。メッシュネットワークMに未参加の無線通信機器30に、設定処理が行われることで、当該無線通信機器30がメッシュネットワークMに参加する。この結果、複数の照明器具20及び無線通信機器30は、メッシュネットワークMを構築する。本実施の形態に係る無線通信機器30は、非発光の機器であって一例として環境センサであり、周囲の環境を検知する。例えば、無線通信機器30は、温度、湿度、照度及び騒音などを検知する。なお、非発光の無線通信機器30は、これに限られず、ACリレー(交流リレー)、予め定めされた時刻又は時間に合わせて負荷のON/OFFを切り替えるタイムスイッチ、PMW(パルス幅変調)変換器であってもよい。環境センサである無線通信機器30は、具体的には、機器通信部31と、センサ部32と、機器制御部33と、機器記憶部34とを備える。
機器通信部31は、無線通信機器30が情報端末10、及び、照明器具20と無線通信(より具体的には、電波通信)を行うための無線通信回路である。無線通信機器30メッシュネットワークMに参加した後には、機器通信部31は、上述のメッシュネットワークMを通じた通信を行う。また、無線通信機器30がメッシュネットワークMに参加する前には、機器通信部31は、ビーコン信号(アドバタイズ信号などと呼ばれることもある)を定期的に送信し、ビーコン信号を受信した情報端末10及び照明器具20と無線通信を行う。また、機器通信部31は、具体的には、BLE又はWi-Fi(登録商標)などの通信規格にしたがって無線通信を行う。
センサ部32は、室内空間をセンシングする。センサ部32は、例えば、温度センサ及び湿度センサを含む。
機器制御部33は、メッシュネットワークMを構築するための設定処理に関する情報処理を行う。より具体的には、機器制御部33は、機器通信部31によって参加要求が取得されると、無線通信機器30がメッシュネットワークMに参加するように制御する。
機器制御部33は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサ又は専用回路によって実現されてもよい。機器制御部33の機能は、機器制御部33を構成するマイクロコンピュータ又はプロセッサなどのハードウェアが機器記憶部34に記憶されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することによって実現される。
機器記憶部34は、機器制御部33が実行するコンピュータプログラムなどの設定処理に関する情報処理に必要な情報が記憶される記憶装置である。例えば、機器記憶部34は、例えば、半導体メモリなどによって実現される。
[動作例]
次に、無線通信機器30についてのメッシュネットワークMを構築するための設定処理について説明する。設定処理には、無線通信機器30の設置位置と無線通信機器30の識別情報とを対応付ける対応付け処理と、無線通信機器30に当該無線通信機器30をメッシュネットワークMに参加させるための情報を記憶する参加処理とが含まれる。なお、参加処理は、プロビジョニングとも呼ばれる。
次に、無線通信機器30についてのメッシュネットワークMを構築するための設定処理について説明する。設定処理には、無線通信機器30の設置位置と無線通信機器30の識別情報とを対応付ける対応付け処理と、無線通信機器30に当該無線通信機器30をメッシュネットワークMに参加させるための情報を記憶する参加処理とが含まれる。なお、参加処理は、プロビジョニングとも呼ばれる。
なお、本動作例は、例えば、設置者によって複数の照明器具20及び無線通信機器30が天井Cに設置され、かつ、複数の照明器具20についての設定処理が行われた後に、行われる。つまり、照明器具20の設置位置と照明器具20の識別情報とを対応付ける対応付け処理と、複数の照明器具20に当該照明器具20をメッシュネットワークMに参加させるための情報を記憶する参加処理とが行われた後に、本動作例が行われる。
図4は、本実施の形態に係る設定処理のシーケンス図である。
まず、対応付け処理が行われるまでの工程について説明する。
メッシュネットワークMに未参加の無線通信機器30(より具体的には、機器通信部31)は、当該無線通信機器30を識別する識別情報を含みかつ所定距離内に到達する無線信号の一例であるビーコン信号を出力する(S10)。ビーコン信号が含む識別情報は、MAC(Media Access Control)アドレスである。また、ビーコン信号は、無線通信機器30を基準(中心)として所定範囲内に到達する信号である。所定範囲は、例えば数m以上100m以内である。なお、機器通信部31は、無線通信機器30が天井Cに設置され、電源に接続され電力が供給された後、定期的に、ビーコン信号を出力する。なお、このステップS10が第1出力ステップに相当する。
次に照明器具20は、機器通信部31によって出力されたビーコン信号を取得する。照明器具20は、取得されたビーコン信号の受信信号強度を記憶する(S12)。例えば、照明器具20は、当該ビーコン信号のRSSI(Received Signal Strength Indicator)を記憶する。
なお、本実施の形態においては、無線通信システム100が備える全ての照明器具20が、ビーコン信号を取得する必要はない。換言すると、全ての照明器具20のうち、出力されたビーコン信号が到達する1以上の照明器具20のみ、つまりは、無線通信機器30から所定範囲内に設置された1以上の照明器具20のみが、ビーコン信号を取得する。
なお、図2が示すように、ユーザU(より具体的には、情報端末10)の位置と無線通信機器30の設置位置とが十分に離れている場合には、当然ながら、情報端末10はステップS12で出力されたビーコン信号を取得することはできない。
さらに、情報端末10の操作受付部11は、照明器具20の発光を指示する発光開始操作をユーザUから受付ける(S14)。
制御部14は、操作受付部11によって受付けられた発光開始操作に基づき、端末通信部13に発光指示を出力させる(S16)。ここでは端末通信部13は、ブロードキャストで発光指示を出力する。つまり、情報端末10がメッシュネットワークMに参加済みの1台以上の照明器具20(ここでは複数の照明器具20)に、発光指示を出力する。なお、このステップS16が第2出力ステップに相当する。
次に、複数の照明器具20のそれぞれが端末通信部13から出力された発光指示を取得し、複数の照明器具20のうち対象の照明器具20のみが発光する(S18)。対象の照明器具20とは、出力された当該発光指示を取得し、かつ、ステップS10で出力されたビーコン信号を取得した照明器具20である。つまり、発光指示は、出力された当該発光指示を取得し、かつ、ステップS10で出力されたビーコン信号を取得した照明器具20(対象の照明器具20)のみを選択的に発光させるための指示である。このように、ステップS18では、1台以上の照明器具20(ここでは複数の照明器具20)のうち、出力された発光指示を取得し、かつ、出力された無線信号(ビーコン信号)を取得した対象の照明器具20が発光する。このステップS18が発光ステップに相当する。
さらに、対象の照明器具20について詳細を説明する。
本実施の形態においては、対象の照明器具20とは、発光指示を取得し、かつ、メッシュネットワークMに未参加の機器(ここでは無線通信機器30)から出力されたビーコン信号を取得した照明器具20である。照明器具20の照明制御部23は、取得されたビーコン信号が含む識別情報と照明記憶部24に記憶されている情報とを参照して、当該ビーコン信号を出力した機器がメッシュネットワークMに未参加であるか否かを判断する。照明制御部23は、当該ビーコン信号を出力した機器がメッシュネットワークMに未参加であり、かつ、発光指示を取得した場合に、光源22を発光させる。
また、対象の照明器具20とは、無線通信機器30から所定範囲内に設置された照明器具20でもあるため、メッシュネットワークMに未参加の無線通信機器30と近い位置に設置された照明器具20でもある。なお対象の照明器具20が複数あってもよい。
このステップS18では、無線信号(ビーコン信号)を取得した照明器具20(対象の照明器具20)は、ビーコン信号の受信信号強度に基づいて、発光する態様が変化する。ここで、対象の照明器具20による発光について、図5を用いてより詳細に説明する。
図5は、本実施の形態に係る対象の照明器具20による発光を説明するための模式図である。ここでは、説明のため、複数の照明器具20は、6台の照明器具20a~20fによって構成されているとする。なお、6台の照明器具20a~20fは、図5においては、丸印で示されている。
上記の通り、無線通信機器30はステップS10でビーコン信号を出力する。ここでは、6台の照明器具20a~20fのうち4台の照明器具20a~20c及び20eは出力されたビーコン信号を取得し、6台の照明器具20a~20fのうち2台の照明器具20d及び20fは出力されたビーコン信号を取得しない。つまり、4台の照明器具20a~20c及び20eは無線通信機器30から所定範囲内に設置されており、2台の照明器具20d及び20fは無線通信機器30から所定範囲外に設置されている。
ビーコン信号を取得した4台の照明器具20a~20c及び20eのそれぞれは、ステップS12で、取得されたビーコン信号の受信信号強度を記憶する。図5においては、4台の照明器具20a~20c及び20eのうち、照明器具20bは無線通信機器30に最も近い位置に配置され、3台の照明器具20a、20c及び20eのそれぞれは照明器具20bよりも遠い位置に配置されている。このため、照明器具20bの照明記憶部24に記憶されている受信信号強度は、3台の照明器具20a、20c及び20eのそれぞれの照明記憶部24に記憶されている受信信号強度よりも高い値を示す。
なお、ビーコン信号は、無線通信機器30から所定範囲外に設置された2台の照明器具20d及び20fには、到達しない。このため、2台の照明器具20d及び20fは、ビーコン信号を取得せず、さらに、受信信号強度を記憶しない。
さらに、ステップS16で情報端末10から発光指示が出力される。
4台の照明器具20a~20c及び20eのそれぞれは、ステップS10で出力されたビーコン信号を取得しているため、ステップS16で情報端末10から出力された発光指示を取得した場合には、発光する。つまり、4台の照明器具20a~20c及び20eのそれぞれは、出力された当該発光指示を取得し、かつ、ステップS10で出力されたビーコン信号を取得した照明器具20(対象の照明器具20)に相当する。
上記の通り、ステップS18では、無線信号(ビーコン信号)を取得した照明器具20(対象の照明器具20)は、ビーコン信号の受信信号強度に基づいて、発光する態様が変化する。
一例として、ビーコン信号を取得した照明器具20(対象の照明器具20)である4台の照明器具20a~20c及び20eのそれぞれは、ビーコン信号の受信信号強度が強いほど、より明るく発光する。
受信信号強度がより強い対象の照明器具20(ここでは照明器具20b)は、受信信号強度がより弱い対象の照明器具20(ここでは照明器具20a、20c及び20e)よりも、明るく発光する。より具体的には、照明器具20bは最大出力の80%で発光し、照明器具20a、20c及び20eは最大出力の50%で発光するとよい。なお、図5においては、より明るく発光する照明器具20ほど丸印の内側が薄く示されている。
また、本実施の形態においては、2台の照明器具20d及び20fは、ビーコン信号を取得していないため、発光しない。
このように、ステップS18において、照明器具20は、無線信号(ビーコン信号)の受信信号強度に基づいて、発光する態様が変化する。
情報端末10を操作しているユーザUは、発光している対象の照明器具20の実際の設置位置を目視で確認し(S20)、発光している対象の照明器具20に近づく。上記の通り、対象の照明器具20は無線通信機器30と近い位置に設置されているため、ユーザUは、対象の照明器具20に近づくことで、無線通信機器30に近づくことができ、無線通信機器30の実際の設置位置を目視で確認することができる。つまり、無線通信機器30が非発光の機器であっても、当該無線通信機器30と近い位置に設置された対象の照明器具20が発光することで、ユーザUは、無線通信機器30の設置位置を把握し易くなる。
さらに、情報端末10の操作受付部11は、スキャン開始操作をユーザUから受付ける(S22)。
制御部14は、操作受付部11によって受付けられたスキャン開始操作に基づき、マップ画像を表示部12に表示する。マップ画像は、複数の照明器具20のそれぞれの設置位置を示す画像である。マップ画像は、あらかじめ記憶部15に記憶されている。なお、ステップS22の時点では、無線通信機器30のマップ画像上での設置位置は不明である。また、スキャン開始操作は、例えば、表示部12に表示されたマップ画像を含む画像におけるアイコンへのタップ操作などである。
スキャン開始操作が受付けられたことを契機に、端末通信部13は、無線通信機器30からビーコン信号を受信する(S24)。なお、上記の通り、無線信号(ビーコン信号)は、所定距離内に到達する信号である。このため、ユーザUが無線通信機器30に近づいた後にスキャン開始操作が受付けられることで、端末通信部13はようやくビーコン信号を取得することができる。
次に、制御部14は、取得されたビーコン信号の発信元の無線通信機器30のアイコンを表示部12に表示する。このアイコンは、ステップS24において出力されたビーコン信号に含まれる識別情報に対応するアイコン(つまりは識別情報を示すアイコン)と考えることもできる。
次に、操作受付部11は、ビーコン信号に含まれる識別情報に対応するアイコンの選択操作を設置者から受付ける(S26)。選択操作は、例えば、ビーコン信号に含まれる識別情報に対応するアイコンへのタップ操作である。
情報端末10を操作しているユーザUは、目視で設置位置が確認された無線通信機器30のマップ画像上での設置位置を指定する。つまり、操作受付部11は、マップ画像の無線通信機器30の設置位置の指定操作をユーザUから受付ける。そうすると、制御部14は、ステップS26で選択されたアイコンが示す識別情報と、指定された設置位置(無線通信機器30のマップ画像上での設置位置)とを対応付けて記憶部15に記憶する(S28)。つまり、ステップS28では、情報端末10が、無線通信機器30の設置位置と識別情報とを対応付ける対応付け処理が行われる。このステップS28が処理ステップに相当する。このように、ユーザUが無線通信機器30の設置位置を把握し易くなると、対応付け処理が容易に行われることができる。
次に、参加処理が行われるまでの工程について説明する。
情報端末10の操作受付部11は、参加処理の開始を指示する開始操作をユーザUから受付ける(S30)。開始操作には、無線通信機器30の識別情報の指定操作などが含まれる。制御部14は、開始操作によって指定された識別情報を有する無線通信機器30とユニキャストで通信を行い、端末通信部13に当該無線通信機器30へ参加要求を送信させる(S32)。無線通信機器30は、参加要求を受信し、無線通信機器30が備える機器記憶部34に記憶する(S34)。
参加要求は、無線通信機器30がメッシュネットワークMに参加するための情報である。参加要求には、無線通信機器30が所属するメッシュネットワークMのネットワークID、及び、メッシュネットワークM内での通信に用いられる無線通信機器30のアドレス情報(ユニキャストアドレス)が含まれる。参加要求には、必要に応じて、メッシュネットワークM内での通信に用いられるセキュリティパスコード、及び、情報端末10に関する情報(メッシュネットワークMを管理する装置に関する情報)などが含まれてもよい。
参加要求が機器記憶部34に記憶された無線通信機器30は、メッシュネットワークMに参加することができる。つまり、ステップS34では、情報端末10から出力された参加要求に応じて、無線通信機器30がメッシュネットワークMに参加する。このステップS34が参加ステップに相当する。
以上説明したように、複数の照明器具20及び無線通信機器30は、メッシュネットワークMを構築する。このメッシュネットワークMを構築するための設定処理は、無線通信機器30の設置位置及び識別情報を対応付ける対応付け処理と、無線通信機器30に当該無線通信機器30をメッシュネットワークMに参加させるための情報を記憶する参加処理とを含む。
つまり、無線通信機器30がメッシュネットワークMを構築するためには、対応付け処理が行われる必要がある。しかしながら、「発明が解決しようとする課題」に記載の通り、無線通信機器30が非発光の機器である場合には、無線通信機器30が発光することができず、ユーザUが無線通信機器30の設置位置を把握することが困難である。特に、図2が示すように、ユーザU(より具体的には、情報端末10)と無線通信機器30との距離が離れている場合には、無線通信機器30の設置位置を把握するためにユーザUが動き回ったり、長い距離を移動する必要がある。このため、特許文献1に開示される技術では、対応付け処理が容易に行われない。つまりは、このような無線通信機器30についてのメッシュネットワークMを構築するための設定処理が容易に行われない。例えば、メッシュネットワークMを構築するための作業の遅延が生じてしまうなどの問題も発生する。
しかしながら、本実施の形態においては、無線通信機器30が非発光の機器であっても、当該無線通信機器30と近い位置に設置された対象の照明器具20が発光する。これにより、ユーザUは、無線通信機器30の設置位置を把握し易くなる。例えば、無線通信機器30の設置位置を探すために、ユーザUが長い距離を移動する必要がなくなる。
本実施の形態が示すように、対応付け処理と参加処理とが行われた場合には、無線通信機器30がメッシュネットワークMを構築することができる。ユーザUが無線通信機器30の設置位置を把握し易くなると対応付け処理が容易に行われるため、無線通信機器30についてのメッシュネットワークMを容易に構築することが期待される。換言すると、ユーザUが無線通信機器30の設置位置を把握し易くなると、無線通信機器30についてのメッシュネットワークMを構築するための設定処理が容易に行われることが期待される。
つまりは、本実施の形態に係る無線通信方法によれば、無線通信機器30についてのメッシュネットワークMを容易に構築することを支援できる。
なお、ステップS12で取得されたビーコン信号の受信信号強度が低い場合、無線通信機器30の設置位置が変更される処理が行われるとよい。この処理について以下、より詳細に説明する。
ステップS12で取得されたビーコン信号の受信信号強度が低い場合、とは、照明記憶部24に記憶されている所定の閾値よりも当該ビーコン信号のRSSIがより小さい場合である。この場合とは、無線通信機器30と対象の照明器具20(例えば、図5が示す照明器具20a~20f)との距離が遠い場合に該当する。
このように、両者の距離が遠いと、無線通信機器30と複数の照明器具20とがメッシュネットワークMを構築しても、無線通信機器30と照明器具20との間のメッシュネットワークMを通じての通信が途切れるなどの問題が発生する可能性がある。つまり、両者の距離が遠いと無線通信機器30と照明器具20との間の通信環境が悪い可能性がある。そのため、ビーコン信号の受信信号強度が低い場合、無線通信機器30の設置位置が対象の照明器具20の設置位置に近くなるように変更される処理が行われるとよい。例えば、ビーコン信号の受信信号強度が低い場合、ユーザUが無線通信機器30の設置位置を対象の照明器具20の設置位置に近くなるように移動するとよい。
これにより、無線通信機器30と照明器具20との間のメッシュネットワークMを通じての通信が途切れるなどの問題が発生する可能性が抑制される。
なお、上記の場合において、複数の照明器具20のそれぞれと情報端末10との間で通信が行われることにより、当該照明器具20におけるビーコン信号の受信信号強度が、情報端末10の表示部12に表示されるとよい。これにより、複数の照明器具20のそれぞれの受信信号強度、つまりは、複数の照明器具20のそれぞれと無線通信機器30との間の通信環境が可視化される。
なお、ステップS18では、ビーコン信号を取得した照明器具20は、ビーコン信号の受信信号強度が強いほど、より明るく発光したが、これに限られない。
他の一例として、ビーコン信号を取得した照明器具20(対象の照明器具20)である4台の照明器具20a~20c及び20eのそれぞれは、ビーコン信号の受信信号強度に基づいて、発光色が変化してもよい。
この場合、受信信号強度がより強い対象の照明器具20の発光色は、受信信号強度がより弱い対象の照明器具20の発光色よりも高い色温度であるとよい。より具体的には、受信信号強度がより強い対象の照明器具20は昼光色で発光し、受信信号強度がより弱い対象の照明器具20は電球色で発光するとよい。
さらに、他の一例として、ビーコン信号を取得した照明器具20(対象の照明器具20)である4台の照明器具20a~20c及び20eのそれぞれは、ビーコン信号の受信信号強度に基づいて、点滅周期が変化してもよい。
この場合、受信信号強度がより強い対象の照明器具20の点滅周期は、受信信号強度がより弱い対象の照明器具20の点滅周期よりも短いとよい。より具体的には、受信信号強度がより強い対象の照明器具20では点灯と消灯とが例えば1秒周期で行われ、受信信号強度がより弱い対象の照明器具20では点灯と消灯とが例えば3秒周期で行われるとよい。
[効果など]
以上説明したように、無線通信方法は、第1出力ステップと、第2出力ステップと、発光ステップとを含む。第1出力ステップは、メッシュネットワークMに未参加の無線通信機器30が、無線通信機器30を識別する識別情報を含みかつ所定距離内に到達する無線信号を出力する。第2出力ステップは、情報端末10が、メッシュネットワークMに参加済みの1台以上の照明器具20に、発光指示を出力する。発光ステップは、1台以上の照明器具20のうち、出力された発光指示を取得し、かつ、出力された無線信号を取得した照明器具20が発光する。
以上説明したように、無線通信方法は、第1出力ステップと、第2出力ステップと、発光ステップとを含む。第1出力ステップは、メッシュネットワークMに未参加の無線通信機器30が、無線通信機器30を識別する識別情報を含みかつ所定距離内に到達する無線信号を出力する。第2出力ステップは、情報端末10が、メッシュネットワークMに参加済みの1台以上の照明器具20に、発光指示を出力する。発光ステップは、1台以上の照明器具20のうち、出力された発光指示を取得し、かつ、出力された無線信号を取得した照明器具20が発光する。
これにより、無線通信機器30が非発光の機器であっても、当該無線通信機器30と近い位置に設置された対象の照明器具20が発光する。これにより、ユーザUは、無線通信機器30の設置位置を把握し易くなる。例えば、無線通信機器30の設置位置を探すために、ユーザUが長い距離を移動する必要がなくなる。
本実施の形態が示すように、対応付け処理と参加処理とが行われた場合には、無線通信機器30がメッシュネットワークMを構築することができる。ユーザUが無線通信機器30の設置位置を把握し易くなると対応付け処理が容易に行われるため、無線通信機器30についてのメッシュネットワークMを容易に構築することが期待される。換言すると、ユーザUが無線通信機器30の設置位置を把握し易くなると、無線通信機器30についてのメッシュネットワークMを構築するための設定処理が容易に行われることが期待される。
つまりは、本実施の形態に係る無線通信方法によれば、無線通信機器30についてのメッシュネットワークMを容易に構築することを支援できる。
また、例えば、無線通信方法は、発光ステップの後に、情報端末10から出力された参加要求に応じて、無線通信機器30がメッシュネットワークMに参加する参加ステップを含む。
これにより、本実施の形態に係る無線通信方法は、無線通信機器30をメッシュネットワークMに参加させることができる。
また、例えば、無線通信方法は、発光ステップの後に、情報端末10が、無線通信機器30の設置位置と、識別情報とを対応付ける対応付け処理を行う処理ステップを含む。処理ステップの後に、参加ステップが行われる。
これにより、本実施の形態に係る無線通信方法は、無線通信機器30の設置位置と無線通信機器30の識別情報とを対応付けることができる。
また、例えば、発光ステップでは、無線信号を取得した照明器具20は、無線信号の受信信号強度に基づいて、発光する態様が変化する。
これにより、ユーザUが無線通信機器30の設置位置をより把握し易くなる。よって、無線通信機器30についてのメッシュネットワークMをより容易に構築することを支援できる無線通信方法が実現される。
また、例えば、発光ステップでは、無線信号を取得した照明器具20は、無線信号の受信信号強度が強いほど、より明るく発光する。
これにより、ユーザUが無線通信機器30の設置位置をさらに把握し易くなる。よって、無線通信機器30についてのメッシュネットワークMをさらに容易に構築することを支援できる無線通信方法が実現される。
また、例えば、発光ステップでは、無線信号を取得した照明器具20は、無線信号の受信信号強度に基づいて、発光色が変化する。
これにより、ユーザUが無線通信機器30の設置位置をさらに把握し易くなる。よって、無線通信機器30についてのメッシュネットワークMをさらに容易に構築することを支援できる無線通信方法が実現される。
また、本実施の形態に係る無線通信システム100は、無線通信機器30と、1台以上の照明器具20と、情報端末10と、を備える。無線通信機器30がメッシュネットワークMに未参加、かつ、1台以上の照明器具20がメッシュネットワークMに参加済みの場合に、無線通信機器30が、無線通信機器30を識別する識別情報を含みかつ所定距離内に到達する無線信号を出力する。情報端末10が、1台以上の照明器具20に、発光指示を出力する。1台以上の照明器具20のうち、出力された発光指示を取得し、かつ、出力された無線信号を取得した照明器具20が発光する。
これにより、無線通信機器30が非発光の機器であっても、当該無線通信機器30と近い位置に設置された対象の照明器具20が発光する。これにより、ユーザUは、無線通信機器30の設置位置を把握し易くなる。例えば、無線通信機器30の設置位置を探すために、ユーザUが長い距離を移動する必要がなくなる。
本実施の形態が示すように、対応付け処理と参加処理とが行われた場合には、無線通信機器30がメッシュネットワークMを構築することができる。ユーザUが無線通信機器30の設置位置を把握し易くなると対応付け処理が容易に行われるため、無線通信機器30についてのメッシュネットワークMを容易に構築することが期待される。換言すると、ユーザUが無線通信機器30の設置位置を把握し易くなると、無線通信機器30についてのメッシュネットワークMを構築するための設定処理が容易に行われることが期待される。
つまりは、本実施の形態に係る無線通信システム100によれば、無線通信機器30についてのメッシュネットワークMを容易に構築することを支援できる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、識別情報としてMACアドレスが例示されたが、識別情報は、無線通信機器30を一意に特定できるものであればよく、MACアドレスに限定されない。
なお、無線通信機器30においては、機器通信部31を収容する第1筐体と、センサ部32、機器制御部33及び機器記憶部34を収容する第2筐体とを有していてもよい。第1筐体と第2筐体とは異なる筐体であり、つまりは、機器通信部31と、センサ部32、機器制御部33及び機器記憶部34とは、それぞれ異なる筐体に収容されていてもよい。この場合、第1筐体に収容される機器通信部31は、第2筐体に収容されるセンサ部32、機器制御部33及び機器記憶部34と、有線で接続されていてもよい。
また、上記実施の形態で説明した装置間の通信方法は、一例である。装置間の通信方法については特に限定されるものではない。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、制御部などの構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、制御部などの構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、制御部などの構成要素は、回路(又は集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。例えば、本発明は、上記実施の形態の通信システム又は情報端末として実現されてもよいし、情報端末が実行する情報処理方法として実現されてもよい。本発明は、このような情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよいし、このようなプログラムが記録された非一時的な記録媒体として実現されてもよい。このようなプログラムには、汎用の情報端末などのコンピュータを、上記実施の形態の情報端末として機能させるためのアプリケーションプログラムが含まれる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 情報端末
20、20a、20b、20c、20d、20e、20f 照明器具
30 無線通信機器
100 無線通信システム
M メッシュネットワーク
20、20a、20b、20c、20d、20e、20f 照明器具
30 無線通信機器
100 無線通信システム
M メッシュネットワーク
Claims (7)
- メッシュネットワークに未参加の無線通信機器が、前記無線通信機器を識別する識別情報を含みかつ所定距離内に到達する無線信号を出力する第1出力ステップと、
情報端末が、前記メッシュネットワークに参加済みの1台以上の照明器具に、発光指示を出力する第2出力ステップと、
前記1台以上の照明器具のうち、出力された前記発光指示を取得し、かつ、出力された前記無線信号を取得した照明器具が発光する発光ステップと、を含む
無線通信方法。 - 前記発光ステップの後に、前記情報端末から出力された参加要求に応じて、前記無線通信機器が前記メッシュネットワークに参加する参加ステップを含む
請求項1に記載の無線通信方法。 - 前記発光ステップの後に、前記情報端末が、前記無線通信機器の設置位置と、前記識別情報とを対応付ける対応付け処理を行う処理ステップを含み、
前記処理ステップの後に、前記参加ステップが行われる
請求項2に記載の無線通信方法。 - 前記発光ステップでは、前記無線信号を取得した前記照明器具は、前記無線信号の受信信号強度に基づいて、発光する態様が変化する
請求項1~3のいずれか1項に記載の無線通信方法。 - 前記発光ステップでは、前記無線信号を取得した前記照明器具は、前記無線信号の受信信号強度が強いほど、より明るく発光する
請求項4に記載の無線通信方法。 - 前記発光ステップでは、前記無線信号を取得した前記照明器具は、前記無線信号の受信信号強度に基づいて、発光色が変化する
請求項4に記載の無線通信方法。 - 無線通信機器と、
1台以上の照明器具と、
情報端末と、を備え、
前記無線通信機器がメッシュネットワークに未参加、かつ、前記1台以上の照明器具がメッシュネットワークに参加済みの場合に、
前記無線通信機器が、前記無線通信機器を識別する識別情報を含みかつ所定距離内に到達する無線信号を出力し、
情報端末が、前記1台以上の照明器具に、発光指示を出力し、
前記1台以上の照明器具のうち、出力された前記発光指示を取得し、かつ、出力された前記無線信号を取得した照明器具が発光する
無線通信システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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