JP2023120804A - 光学系および検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で小型の光学系を提供する。【解決手段】光源からの光を第1の被検物および第2の被検物に導くとともに、第1の被検物からの第1の反射光(B1)および第2の被検物からの第2の反射光(B2)を撮像素子(SS)に導く光学系(OS1)であって、円錐面を有する第1の光学素子(L12)を有し、第1の光学素子と第1の被検物および第2の被検物との間に中間像(IP)を形成し、第1の反射光の一部と第2の反射光の一部とが撮像素子の撮像面上で重なるように、第1の反射光および第2の反射光を撮像面に導く。【選択図】図2

Description

本発明は、光学系および検査装置に関する。
眼の網膜の黄斑部の中心には中心窩(くぼみ)が存在し、中心窩周辺において最高の視力が得られることが知られている。また、中心窩周辺の神経細胞の複屈折状態を検出することにより、被検者がどこを凝視しているのか(固視状態)を測定可能であることが知られている。
特許文献1には、眼の網膜に光を投射する投射装置と、網膜で反射した光を受光する光検出器(センサ)とを有する検査装置が開示されている。特許文献1に開示されている光検出器の受光面は、眼の網膜と共役な位置に配置され、眼の網膜から反射された光を受光する。
米国特許第10188293号明細書
特許文献1に開示された検査装置では、両眼の網膜からの反射光を光学的に分離するため、中間像の近傍にレンズを配置している。しかしながら、このような構成では、投射装置の光学系と反射光を光検出器に導く光学系とが異なるため、検出精度の低下を防ぐためにそれらの相対位置ズレを抑制する必要があり、高い位置精度が求められる。その結果、検査装置が複雑化し、大型化する。
そこで本発明は、簡易な構成で小型の光学系および検査装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての光学系は、光源からの光を第1の被検物および第2の被検物に導くとともに、該第1の被検物からの第1の反射光および該第2の被検物からの第2の反射光を撮像素子に導く光学系であって、円錐面を有する第1の光学素子を有し、前記第1の光学素子と前記第1の被検物および前記第2の被検物との間に中間像を形成し、前記第1の反射光の一部と前記第2の反射光の一部とが前記撮像素子の撮像面上で重なるように、前記第1の反射光および前記第2の反射光を該撮像面に導く。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、簡易な構成で小型の光学系および検査装置を提供することができる。
実施例1における光学系の光路図である。 実施例1における光学系の断面図である。 実施例1における光学系を介した両眼までの光路図である。 実施例1における光学系および検出器の断面図である。 実施例1における第1の変形例としての光学系の断面図である。 実施例1における第2の変形例としての光学系の断面図である。 実施例1における第2の光学系の一例である。 実施例2における光学系の断面図である。 実施例3における光学系の断面図である。 各実施例における検査装置のブロック図である。 各実施例における撮像面上の図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各実施例の光学系は、例えば、被検者の眼がどこを凝視しているか(固視状態)を検査する検査装置(固視測定装置)の投射光学系として用いられる。以下、各実施例の光学系の構成について詳述する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の実施例1における光学系OS1について説明する。図1は、光学系OS1の光路図(物体面OPから光学系OS1を介して投射面PPに至るまでの光路図)である。図2は、光学系OS1の断面図である。
光学系OS1は、物体面(縮小面)OPから投射面(拡大面)PPへ向かって順に、レンズL11、反射面R1、絞り(光学絞り、開口絞り)AP、レンズL12、およびレンズL13を有する。物体面OPからの光は、レンズL11により平行光になり、レンズL12により光を円方向に分離させる。そして、レンズL13により、リング状の中間像IPが形成される。リング状の中間像IPは、投影面PP、すなわち眼の瞳孔または網膜(眼底)に入射する。物体面OPには、光を発するレーザダイオードなどの光源が配置される。光源は、網膜への損傷を抑制するため近赤外または赤外の波長を用いることが好ましい。レンズL12は、アキシコンレンズ等の円錐レンズ(円錐面を有する第1の光学素子)である。反射面R1は、ハーフミラーまたは偏光ビームスプリッタ等で構成されている。なお、反射面R1の角度(反射角度)は、図2に示される角度に限定されるものではない。
本実施例において、レンズL11からの光は、反射面R1で反射してレンズL12へ入射するが、これに限定されるものではない。例えば、レンズL11からの光を、反射面R1を介することなく、直接、レンズL12へ入射させるように構成してもよい。この場合、網膜からの反射光を分離して検出部(図10参照)へ導くためのプリズム(分離面)を配置することが望ましい。この点は、後述の各実施例でも同様である。
本実施例では、レンズL12として、凹型のアキシコンレンズが用いられる。凹型レンズを用いることで、レンズL13の焦点距離を短くすることが容易となり、短光路化、投射面への拡散性の向上を実現することができる。
絞りAPには、矩形または楕円形状の開口が設けられていることが好ましい。より好ましくは、開口の長手方向は、被検者に対し左右方向(第1の被検物(左の眼球)の任意の点から第2の被検物(右の眼球)の任意の点へ向かう方向)である。このような配置により、光学系OS1の小型化が可能になる。図2の上下方向を両眼の方向とすると、絞りAPはその方向が長手方向になるように上下方向が奥手前方向に対し長手な開口を有する。
次に、図3および図4を参照して、光学系OS1により被検者の両眼の網膜へ投射した際の光の検出方法について説明する。図3は、物体面OPから光学系OS1を介して投射面PPに位置する被検者の両眼(眼EY1、EY2)までの光路図である。図4は、図3における光学系OS1および検出器(撮像部)の断面図である。
図3および図4に示されるように、眼(第1の被検物)EY1の網膜からの反射光(第1の反射光)B1、眼(第2の被検物)EY2からの反射光(第2の反射光)B2は、空間的に分離されている。被検者が中間像IPを眼EY1、EY2で見ることにより、反射光B1、B2が取得される。よって、反射光B1、B2の断面を取得すること、すなわち、眼EY1、EYそれぞれの網膜からの光を分離して検出することが可能となる。図4に示されるように、反射光B1、B2を検出する検出器として、撮像素子SSが用いられる。撮像素子SSは、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の受光面(撮像面)を有する。撮像素子SSは、中間像IPと共役の位置に配置された眼EY1、EY2からの反射光B1、B2をそれぞれ受光する。また撮像素子SSは、眼EY1、EY2に対して非共役の位置に配置されている。好ましくは、撮像素子SSの各画素は、撮像素子SSの出力に基づいて得られた反射光B1、B2の偏光方向(偏光状態)に関する情報(偏光情報)を取得可能に構成されている。このような構成により、眼EY1、EY2それぞれの固視状態を検出することが可能となる。
光学系OS1は、光源からの光を眼EY1および眼EY2に導くとともに、眼EY1からの反射光B1および眼EY2からの反射光B2を撮像素子SSに導く。また光学系OS1は、円錐面を有するレンズL12を有し、レンズL12と眼EY1および眼EY2との間に中間像IPを形成し、反射光B1の一部と反射光B2の一部とが撮像素子SSの撮像面上で重なるように、反射光B1、B2を撮像面に導く。すなわち反射光B1、B2の一部は空間的に互いに重なっているため、演算部104(図10参照)を用いて眼EY1、EY2からの反射光B1、B2を分離する。すなわち演算部104は、撮像素子SSから出力された反射光B1に対応する第1の画像データと反射光B2に対応する第2の画像データとを分離する。好ましくは、演算部104は、反射光B1および反射光B2のそれぞれの偏光状態に基づいて、第1の画像データと第2の画像データとを分離する。これにより、両眼の網膜からの反射光B1、B2を光学的に分離する必要がないため、光学系OS1の簡易化および小型化が可能となる。
光学系OS1は、光を第1の被検物および第2の被検物に導く投射光学系と、反射光B1、B2を撮像素子SSに導く撮像光学系とを有する。本実施例において、投射光学系は、レンズL11、反射面R1、絞りAP、レンズL12、およびレンズL13からなる。撮像光学系は、レンズL13、レンズL12、および絞りAPからなる。レンズL12は、投射光学系および撮像光学系のそれぞれの一部を構成する。
本実施例において、投射光学系の長手方向(第1の被検物から第2の被検物へ向かう方向)における物体側実効F値をFo、倍率をβとするとき、以下の条件式(1)を満足することが好ましい。
1.8≦Fo×β≦7.0 … (1)
条件式(1)は、両眼の同時撮影のための空間の範囲を規定している。条件式(1)の下限値を下回ると、光学系OS1が大型化し、組立性が低下するとともにサイズが大型化するため、好ましくない。一方、条件式(1)の上限値を上回ると、光学系OS1を備えた検査装置に対する両眼の位置関係の設定が難しくなり測定精度が低下するため、好ましくない。
より好ましくは、条件式(1)の数値範囲は、以下の条件式(1a)のように設定される。
2.0≦Fo×β≦6.0 … (1a)
さらに好ましくは、条件式(1a)の数値範囲は、以下の条件式(1b)のように設定される。
2.2≦Fo×β≦5.0 … (1b)
また本実施例において、中間像IPから投射面PPまでの最短距離をLとするとき、以下の条件式(2)を満足することが好ましい。
20≦L×β/(2×Fo) … (2)
条件式(2)は、両眼の同時撮影のための位置関係を規定している。条件式(2)の下限値を下回ると、光学系OS1が大型化し、組立性が低下するとともにサイズが大型化するため、好ましくない。
より好ましくは、条件式(2)の数値範囲は以下の条件式(2a)のように設定される。
25≦L×β/(2×Fo)≦100 … (2a)
条件式(2a)の上限値を上回ると、光学系OS1を備えた検査装置に対する両眼の位置関係の設定が難しくなり測定精度が低下するため、好ましくない。
さらに好ましくは、条件式(1a)の数値範囲は、以下の条件式(2b)のように設定される。
30≦L×β/(2×Fo)≦95 … (2b)
なお、条件式(1)、(1a)、(1b)、(2)、(2a)、(2b)は、後述の各実施例でも満足することが好ましい。
次に、図5を参照して、本実施例の第1の変形例を説明する。図5は、第1の変形例としての光学系OS1Aの断面図である。図5に示されるように、光学系OS1Aは、物体面OP付近に配置された偏光子PL、および撮像素子SS付近に配置されて撮像光学系の一部を構成する偏光フィルタPFを有する。偏光子PL1は、物体面OPから照射される光を円偏光に変換する。偏光フィルタPFは、所望の偏光方向のみを透過するフィルタであり、偏光フィルタPFの偏光方向を切り替えるために回転可能に構成されている。すなわち偏光フィルタPFは、反射光B1または反射光B2の少なくとも一方の一部を遮光する(反射光B1または反射光B2と異なる反射光を遮光する)遮光手段である。偏光子PLにより光学素子や眼の角膜等からの反射によるノイズを低減することができ、偏光フィルタPFにより撮像素子SS上で偏光方向が得られる構成を含まなくとも眼EY1、EY2それぞれの固視状態を検出することができる。
次に、図6を参照して、本実施例の第2の変形例を説明する。図6は、第2の変形例としての光学系OS1Bの断面図である。図6に示されるように、図4中の撮像素子SSの配置位置に対応する位置に、撮像光学系の一部を構成する拡散スクリーンFSが配置されている。反射光B1、B2を拡散スクリーンFSにより拡散させ、光学系(第2の光学素子を含む光学系)MOを経由して撮像素子SSに導き結像させる。拡散スクリーンFSは、反射光B1、B2のそれぞれの偏光状態を維持しつつ反射光B1、B2を拡散させる特性を有することが好ましい。拡散スクリーンFSを経由して撮像素子SSに結像させることで、光学系MOにより任意に像の倍率を決定することができるため、検出精度が向上する。また、光を撮像素子SSに直接入射させる必要がないため、撮像素子SSへのダメージを抑制することができる。なお図6では、拡散スクリーンFSは光を反射させる反射スクリーンであるが、これに代えて、透過スクリーンを用いてもよい。また、拡散スクリーンFSの角度、光学系MOの配置角度、または撮像素子SSの角度などは、図6に示される角度に限定されるものではない。
図7は、光学系MOの一例である。物体面OP上に拡散スクリーンFS、像面IM上に撮像素子SSの受光面(撮像面)をそれぞれ備える。物体面OPからの光を、レンズL21、L22の貼合せレンズ、絞りAP、レンズL23、L24の貼合せレンズを通過して像面IMに結像する。図7に示される光学系MOは、等倍、かつ物体側、像側ともにテレセントリックな構成であるが、倍率や画角はこれに限定されるものではない。また、図7の光学系MOは、複数のレンズにより構成されているが、レンズの枚数や配置は限定されるものではなく、反射面等の他の光学素子等を含んでいてもよい。
次に、図8を参照して、本発明の実施例2における光学系OS2について説明する。図8は、光学系OS2の断面図である。
光学系OS2は、物体面OPから投射面PPへ向けて順に配置された、絞りAP、反射面R3を含むレンズL31、およびレンズL32を有する。本実施例において、レンズL31は、円錐面を有する光学素子である。レンズL31は、物体面OPからの光を平行光にする作用、光路を折り曲げる作用、および光をリング状にする作用を有する。レンズL31からの光はレンズL32を通過し、リング状の中間像IPが形成される。リング状の中間像IPは、投影面PPすなわち眼の網膜(眼底)に入射する。レンズL31の出射面は、円錐面である。反射面R3は、ハーフミラーまたは偏光ビームスプリッタ等の作用を有する。なお、反射面R3の角度(反射角度)は、図8に示される角度に限定されるものではない。光を平行光にする作用、光路を折り曲げる作用、および光をリング状にする作用を一体にすることで、配置精度の向上、部品点数削減、および小型化の点で有利になる。また、レンズL31の出射面は凸の円錐面であるが、これに限定されるものではなく、凹の円錐面でもよい。
次に、図9を参照して、本発明の実施例3における光学系OS3について説明する。図9は、光学系OS3の断面図である。
光学系OS3は、物体面OPから投射面PPへ向けて順に配置された、絞りAP、反射面R4を含むレンズL41、およびレンズL42を有する。本実施例において、レンズL41、L42はそれぞれ、円錐面を有する光学素子である。レンズL41は、物体面OPからの光を平行光にする作用、光路を折り曲げる作用、および光をリング状にする作用を有する。レンズL41からの光はレンズL42を通過し、リング状の中間像IPが形成される。リング状の中間像IPは、投影面PPすなわち眼の網膜(眼底)に入射する。レンズL41の出射面およびレンズL42の入射面はそれぞれ円錐面である。反射面R4は、ハーフミラーまたは偏光ビームスプリッタ等の作用を有する。なお、反射面R4の角度(反射角度)は、図8に示される角度に限定されるものではない。レンズL41の出射面およびレンズL42の入射面をそれぞれ円錐面にすることで、レンズL41、L42の間隔を縮めることが可能となり、小型化の点で有利になる。その際、レンズL41、L42それぞれの円錐面は凹状であることが好ましい。
以下、実施例1~3に対応する数値実施例1~4を示す。数値実施例1は実施例1の光学系OS1、数値実施例2は実施例1の光学系MO、数値実施例3は実施例2の光学系OS2、数値実施例4は実施例3の光学系OS3をそれぞれ示す。
各数値実施例において、面番号は物体面側から数えたときの面の番号iを示し、R(mm)は第i番目の面(第i面)の曲率半径を示し、D(mm)は第i面と第(i+1)面との間の間隔(光軸上の距離)を示す。また、Nd及びνdの夫々は、第i面と第(i+1)面との間の媒質のd線(587.6nm)に対する屈折率及びアッベ数を示す。アッベ数νdは、第i面と第(i+1)面との間の媒質のF線(486.1nm)及びC線(656.3nm)に対する屈折率を各々NF及びNCとするとき、以下の式で表される。
νd=(Nd-1)/(NF-NC)
アキシコンレンズは、非球面係数をCとするとき、以下の式で表される。
z=Cr
ただし、rは以下の式で表される。
r=√(x+y
ここで、光軸をz軸とし、物体面から投射面へ向かう方向を正(+z方向)とする。また、z軸に対して垂直な軸をy軸、z軸及びy軸に垂直な軸をx軸とする。

(数値実施例1)
面番号 R D Nd νd
1 OP ∞ -40.00 1.000
2 L11 ∞ -5.00 1.521 64.14
3 23.000 -15.00 1.000
4 R1 ∞ 15.00 1.000
5 AP ∞ 30.00 1.000
6 L12 ∞ 5.00 1.462 67.80
7 ∞ 13.00 1.000
8 L13 22.200 12.00 1.521 64.14
9 ∞ 25.00 1.000
10 ∞ 500.00 1.000
11 PP ∞

6面
C=-0.5

(数値実施例2)
面番号 R D Nd νd
1 OP ∞ 12.00 1.000
2 L21 9.832 4.00 1.562 56.36
3 L22 -6.017 1.00 1.792 40.93
4 -13.237 11.18 1.000
5 AP ∞ 11.18 1.000
6 L23 13.656 1.00 1.792 40.93
7 L24 6.065 4.00 1.562 56.36
8 -9.594 12.00 1.000
9 IM ∞

(数値実施例3)
面番号 R D Nd νd
1 OP ∞ -38.00 1.000
2 AP ∞ -2.00 1.000
3 L31 -22.700 -25.00 1.462 67.80
4 R3 ∞ 25.00 1.462 67.80
5 ∞ 35.00 1.000
6 L32 40.000 12.00 1.521 64.14
7 -30.500 25.00 1.000
8 ∞ 400.00 1.000
9 PP ∞

5面
C=-0.7

(数値実施例4)
面番号 R D Nd νd
1 OP ∞ -38.00 1.000
2 AP ∞ -2.00 1.000
3 L41 -22.700 -25.00 1.462 67.80
4 R4 ∞ 20.00 1.462 67.80
5 ∞ 23.00 1.000
6 L42 ∞ 12.00 1.462 67.80
7 -20.000 25.00 1.000
8 ∞ 500.00 1.000
9 PP ∞

5面
C=0.3
6面
C=-0.3

数値実施例1、3、4の光学系OS1、OS2、OS3における条件式(1)、(2)の値を、以下の表1に示す。
(検査装置)
次に、図10を参照して、検査装置(固視測定装置)100について説明する。図10は、検査装置100のブロック図である。検査装置100は、撮像素子SSを用いて被検者の眼の網膜への入射光と網膜からの反射光との偏光に関する変化を検出することで網膜の中心窩を特定し、被検者がどこを見ているのか(固視状態)を検査することができる。
検査装置100は、光源部101、投射光学系102、撮像部(撮像光学系)103、および演算部104を有する。光源部101は、レーザダイオードなどの光源を有し、光を投射光学系102へ向けて発する。投射光学系102は、実施例1~3の光学系OS1~OS3のいずれかに相当する。撮像部103は、投射面PP上の眼の網膜(眼底)から反射した反射光を受光する。また撮像部103は、網膜への入射光と網膜からの反射光との偏光に関する情報を取得する。演算部104は、両眼の網膜から反射された情報を、それぞれの眼に対応するように分離する画像処理技術が備わる。
図11は、被検者の両眼からの反射光B1、B2を光路方向から見た撮像面上の図である。図11に示されるように、網膜からの反射光B1、B2は、部分的に重なった状態で受光される。演算部104による演算の際に、互いに重なった部分120の信号は、検査上無視する、リングの連続性から推測して補完するなどにより、反射光B1、B2それぞれの情報、すなわち左眼の情報と右眼の情報とに分離することができる。また、リングの位置やリング間の距離、半径、形状等から固視以外の眼の情報を検出してもよい。反射光B1、B2が限りなく一致するように重なり前述の補完等が困難な場合でも、それぞれの光線の位相差を用いて左眼の情報と右眼の情報とに分離する方法でもよい。なお、図11はリング状の反射光を想定しているが、検査装置に係る光学系の収差や中間像のパターン形状等から異なるパターンとして取得してもよい。その場合も、そのパターンの形状を元に重なった部分の信号を無視、補完することで左眼の情報と右眼の情報とに分離することが可能である。
各実施例によれば、網膜からの反射光の断面の領域を直接撮像(受光)することにより、両眼から反射された光を光学的に分離する必要がないため、簡易な構成で小型の光学系および検査装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
IP 中間像
L12 レンズ(第1の光学素子)
OS1、OS1A、OS1B、OS2、OS3 光学系

Claims (15)

  1. 光源からの光を第1の被検物および第2の被検物に導くとともに、該第1の被検物からの第1の反射光および該第2の被検物からの第2の反射光を撮像素子に導く光学系であって、
    円錐面を有する第1の光学素子を有し、
    前記第1の光学素子と前記第1の被検物および前記第2の被検物との間に中間像を形成し、
    前記第1の反射光の一部と前記第2の反射光の一部とが前記撮像素子の撮像面上で重なるように、前記第1の反射光および前記第2の反射光を該撮像面に導くことを特徴とする光学系。
  2. 前記光学系は、前記光を前記第1の被検物および前記第2の被検物に導く投射光学系と、前記第1の反射光および前記第2の反射光を前記撮像素子に導く撮像光学系とを有し、
    前記第1の光学素子は、前記投射光学系および前記撮像光学系のそれぞれの一部を構成することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 前記撮像光学系は、前記第1の反射光または前記第2の反射光の少なくとも一方の一部を遮光する遮光手段を有することを特徴とする請求項2に記載の光学系。
  4. 前記撮像光学系は、前記第1の反射光および前記第2の反射光のそれぞれの偏光状態を維持しつつ前記第1の反射光および前記第2の反射光を拡散させるスクリーンを有することを特徴とする請求項2または3に記載の光学系。
  5. 前記撮像光学系は、前記スクリーンからの光を前記撮像素子へ導く第2の光学素子を有することを特徴とする請求項4に記載の光学系。
  6. 光学絞りを更に有し、
    前記光学絞りには、矩形または楕円形状の開口が設けられており、
    前記開口の長手方向は、前記第1の被検物から前記第2の被検物へ向かう方向であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光学系。
  7. 前記光学系の前記長手方向における物体側実効F値をFo、倍率をβとするとき、
    1.8≦Fo×β≦7.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項6に記載の光学系。
  8. 前記光学系の前記長手方向における物体側実効F値をFo、倍率をβ、前記中間像から投射面までの最短距離をLとするとき、
    20≦L×β/(2×Fo)
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項6または7に記載の光学系。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の光学系と、前記撮像素子とを有することを特徴とする検査装置。
  10. 前記撮像素子から出力された前記第1の反射光に対応する第1の画像データと前記第2の反射光に対応する第2の画像データとを分離する演算部を更に有することを特徴とする請求項9に記載の検査装置。
  11. 前記演算部は、前記第1の反射光および前記第2の反射光のそれぞれの偏光状態に基づいて、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを分離することを特徴とする請求項10に記載の検査装置。
  12. 前記撮像素子は、前記中間像と共役の位置に配置された前記第1の被検物および前記第2の被検物からの前記第1の反射光および前記第2の反射光を受光することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一項に記載の検査装置。
  13. 前記撮像素子は、前記第1の被検物および前記第2の被検物に対して非共役の位置に配置されていることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか一項に記載の検査装置。
  14. 前記第1の被検物および前記第2の被検物はそれぞれ、左の眼球および右の眼球であり、
    前記撮像素子は、前記第1の反射光および前記第2の反射光を同時に受光することを特徴とする請求項9乃至13のいずれか一項に記載の検査装置。
  15. 演算部を更に有し、
    前記第1の被検物および前記第2の被検物はそれぞれ、左の眼球および右の眼球であり、
    前記演算部は、前記左の眼球および前記右の眼球のそれぞれの固視状態を検出することを特徴とする請求項9乃至14のいずれか一項に記載の検査装置。
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