JP2023120012A - 照明制御装置およびシステム、撮像装置 - Google Patents

照明制御装置およびシステム、撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発光時における照明装置の充電完了待ちの時間を短縮すると共に光量不足を抑制する。【解決手段】制御装置制御部301は、制御装置ACCシュー306を介してまたは制御装置無線通信部302を介して照明装置400と通信する。制御装置制御部301は、撮像部による撮像に必要な必要発光量Yを取得し、通信が確立し且つ充電が完了した照明装置400を、本発光に用いる照明装置400と決定し、それらの発光量A~Dを、必要発光量Yに基づいて決定する。そして制御装置制御部301は、決定された発光量A~Dで照明装置400を発光させるよう制御する。【選択図】図11

Description

本発明は、照明制御装置およびシステム、撮像装置に関する。
従来、クリップオン照明装置やスタンドに固定した照明装置を用いた撮影が行われている。これらの撮影では、撮影者は、例えばスタンドに固定した照明装置を被写体の周りに配置し、照明装置の光を傘やディフューザなどによって拡散させて被写体の陰影をコントロールする。このような照明装置を用いた撮影では、照明装置の配置や光量を調整し、所望の光量で発光するように制御される。
また、撮影の一例として、広い空間や被写体との距離が遠い場合などにおける光量不足を解消するために、複数の照明装置を同一のスタンドに固定して、照明装置同士の光源を近づけることで疑似的に大光量発光を可能にする撮影が知られている。このような照明装置を用いた撮影において、大光量発光が繰り返されることにより、カメラの連写速度に対して照明装置の充電が間に合わずに、発光抜けが起きたり、発熱制限によって発光ができなったりすることがあった。
特許文献1には、メインアクセサリに接続された複数のサブアクセサリに対して番号を付け、それぞれのサブアクセサリと独立して通信することで、識別番号を認識し易くする制御システムが開示されている。
特開平7-159844号公報
特許文献1に開示されたシステムは、複数の照明装置におけるメインアクセサリおよびサブアクセサリの識別機能と、これらと通信する通信機能とを備えている。しかし、各照明装置の通信状態に応じて発光動作を変更する制御は行われないため、照明装置ごとの設定変更操作が必要である。例えば、全ての照明装置の充電完了を待って動作する場合、充電完了待ちの時間が長くなりやすい。従って、本発光時における照明装置の充電完了待ちの時間の短縮や、光量不足や発光抜けの解消の観点で、改善の余地があった。
本発明は、本発光時における照明装置の充電完了待ちの時間を短縮すると共に光量不足を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、複数の照明装置と通信する通信手段と、前記通信手段により通信が確立した照明装置の各々の最大発光量に基づく光量情報を出力する出力手段と、撮像部による撮像に必要な発光量を示す必要発光量を取得する第1の取得手段と、前記照明装置の充電に関する情報を取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段により取得された前記必要発光量と、前記第2の取得手段により取得された前記充電に関する情報とに基づいて、前記照明装置の発光を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、本発光時における照明装置の充電完了待ちの時間を短縮すると共に光量不足を抑制することができる。
撮像システムの全体構成を示すブロック図である。 カメラ処理を示すフローチャートである。 カメラ処理を示す図2の続きのフローチャートである。 第1の制御装置処理を示すフローチャートである。 第2の制御装置処理を示すフローチャートである。 合算光量演算処理を示すフローチャートである。 照明装置処理を示すフローチャートである。 発光動作処理を示すフローチャートである。 制御装置の外観図である。 制御装置の外観図である。 発光制御処理を示すフローチャートである。 第1の制御装置処理を示すフローチャートである。 第2の制御装置処理を示すフローチャートである。 発光制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る照明制御装置が適用される撮像システムの全体構成を示すブロック図である。この撮像システム(照明制御システム)は、撮像装置としてのカメラ100と、撮影レンズ200と、照明制御装置としての制御装置300と、複数の照明装置400(400a~400d)と含む。
カメラ100の前部に撮影レンズ200が装着される。撮影レンズ200は交換可能であり、カメラ100と撮影レンズ200とは、マウント接点群103を介して電気的に接続されている。カメラ100の上面にはカメラACCシュー109が備えられる。カメラ制御部101は、カメラ100の各部の動作を制御するマイクロコンピュータである。カメラ制御部101は、各種の調整値や各種の制御を実行するためのプログラムなどを記憶する内蔵メモリも備えている。この内蔵メモリは、各所で処理された各種データを一時的に記憶するバッファメモリとしての役割も果たす。
撮像素子102は、レンズ202を通して入射する被写体からの光を電気信号に変換して、静止画や動画を含む画像信号を生成し、カメラ制御部101へ出力する。シャッタ104は、フォーカルプレーンシャッタである。シャッタ104は、撮像素子102とレンズ202との間に配置され、カメラ制御部101からの指示により動作する。シャッタ104は先幕と後幕で構成され、先幕が走行しシャッタが開くことにより撮像素子102の露光が開始され、後幕が走行しシャッタが閉じることで撮像素子102の露光が終了する。
カメラ操作部105は、ユーザが操作する操作部材を備えている。カメラ操作部105は、ボタン、スイッチ、ダイヤル、接続機器等を介してユーザが行った操作を検知し、操作指示に応じた信号をカメラ制御部101へ送る。静止画モードにおいては、カメラ操作部105は、ユーザがレリーズボタンを半押し操作した場合に発する指示信号(以下、SW1信号という)をカメラ制御部101に出力する。また、カメラ操作部105は、レリーズボタンを深く押し込む全押し操作を行った場合に発する指示信号(以下、SW2信号という)をカメラ制御部101に出力する。動画モードにおいては、カメラ操作部105は、ユーザが録画ボタンを操作した場合に発する指示信号(以下、REC信号という)をカメラ制御部101に出力する。カメラ表示部106は、カメラ制御部101からの指示により、撮影情報や撮影画像を表示する。
カメラ制御部101は、カメラ操作部105からの出力信号に基づいて、カメラ100の動作を制御する。カメラ制御部101は、カメラ操作部105の出力信号がSW1信号である場合、撮像素子102を駆動して撮像を行い、各測距点のデフォーカス量等の焦点情報を出力する。さらに、カメラ制御部101は、撮像結果から被写体を検出し、被写体の輝度を測定する測光制御(AE動作)を繰り返すとともに、測光結果から撮影時に使用するシャッタ速度、絞り値、ISO感度を決定する。ここで、撮影時に使用するシャッタ速度、絞り値、ISO感度をまとめて、「露出制御値」と称する。決定した露出制御値はカメラ表示部106の画面上に表示される。
カメラ操作部105の出力信号がSW2オンの信号である場合、カメラ制御部101は、レンズ202内の絞り203を駆動し、撮像素子102の感度(ISO感度)を設定し、シャッタ104を制御して撮像素子102へ光を照射させる。カメラ操作部105の出力信号がREC信号である場合、カメラ制御部101は、撮像素子102の感度(ISO感度)やフレームレートを設定し、撮像素子102を駆動して撮像を行い、各測距点のデフォーカス量等の焦点情報を出力する。さらに、カメラ制御部101は、撮像結果から被写体を検出し、被写体の輝度を測定する測光制御(AE動作)を繰り返しながら撮像素子102へ光を照射させる。レンズ制御部201は、カメラ制御部101からの指示に従い、レンズ202内のピントを調整するためのフォーカスレンズ(不図示)を駆動してオートフォーカスを繰り返す。カメラ制御部101は、撮像素子102から取得した画像データに従ってカメラ表示部106の画面上に撮影画像を表示させるとともに、記憶部107へ画像データ(音情報付きを含む)を書き込む制御を行う。
カメラ無線通信部108は、例えば、赤外線通信モジュール、Bluetooth(登録商標)通信モジュール、無線LAN通信モジュール等の無線通信モジュールである。カメラ無線通信部108は、外部装置との間で無線通信を行い、例えば、画像信号、音声信号、画像圧縮データ、音声圧縮データ等のデータを送受信する。また、カメラ無線通信部108は、撮影開始や終了コマンド等の撮影にかかる制御信号や、その他の情報を送受信する。
カメラACCシュー109は、シューを備える様々な外部アクセサリを接続可能であり、カメラACCシュー109内に備える不図示の接点群によって、外部アクセサリと通信が可能となる。カメラ音声入力部110は、内蔵されたマイク、または音声入力端子を介して接続された外部マイク等により、カメラ100の周辺の音声を収音し、取得した音声データをアナログ-デジタル変換してカメラ制御部101へ送る。カメラ制御部101は、入力されたデジタル音声信号のレベルの適正化処理、特定周波数の低減処理、音声検出処理等の音声に関する処理を行う。そしてカメラ制御部101は、撮像素子102で取得した画像データや外部マイク等から取得した音声データに合成処理を行って、記憶部107へ、音情報付き画像データを書き込む制御を行う。
次に、撮影レンズ200の構成について説明する。レンズ制御部201は、撮影レンズ200の各部の動作を制御するマイクロコンピュータである。レンズ202は、例えばフォーカスレンズなどを含む複数のレンズにより構成され、被写体像を撮像素子102に結像させる。さらに、撮影レンズ200内には、光量を調節するための絞り203が備えられている。レンズ制御部201は、マウント接点群103を介した制御により、カメラ制御部101からの指示に従い、カメラ内に取り込む光量とピントを調整し、その時の距離情報等をカメラ制御部101へ送る。
次に、制御装置300の構成について説明する。制御装置制御部301(制御手段)は、制御装置300の各部の動作を制御するマイクロコンピュータである。制御装置制御部301は、制御装置無線通信部302によってカメラ無線通信部108や外部照明装置等と無線通信可能である。制御装置無線通信部302は、例えば、赤外線通信モジュール、Bluetooth(登録商標)通信モジュール、無線LAN通信モジュール等の無線通信モジュールである。例えば、制御装置無線通信部302は、カメラ100からの発光指示や、カメラ情報の受信のほか、制御装置情報、照明装置情報等の送受信を行うことができる。また、制御装置無線通信部302は、撮影開始や終了コマンド等の撮影に関わる制御信号や、その他の情報を送受信する。
制御装置制御部301は、制御装置シュー305を介してカメラACCシュー109に接続し、カメラ制御部101と通信してもよい。つまり、カメラ制御部101との通信は有線・無線を問わない。
制御装置操作部303は、ユーザが操作する操作部材を備えており、ボタン、ダイヤルなどを介してユーザが行った操作を検知し、操作指示に応じた信号を制御装置制御部301へ送る。制御装置表示部304は、制御装置制御部301からの指示により、カメラ100との通信状態や照明装置400との接続状態などの情報を表示する。
制御装置ACCシュー306(306a~306d)は、照明装置400を接続する(保持する)接続部(通信手段:シュー部)である。図1では、制御装置ACCシュー306a~306dに、照明装置400a~400dの照明装置シュー406(406a~406d)が接続されている状態が示されている。
制御装置ACCシュー306は4か所に備えられているが、数は問わない。制御装置ACCシュー306と照明装置400と照明装置シュー406とには、接続上、対応するもの同士に同じa、b、c、dの符号を付けている。照明装置400a~400dの構成は互いに共通である。照明装置シュー406a~406dの構成は互いに共通である。制御装置ACCシュー306a~306aの構成は互いに共通である。従って、これらの構成の説明においては、代表して、制御装置ACCシュー306aと、照明装置シュー406aと、照明装置400aの構成を説明する。制御装置300の制御装置ACCシュー306a~306dにそれぞれ照明装置400a~400dに接続された外観については図10で後述する。
制御装置ACCシュー306aには、任意の照明装置400を接続可能である。制御装置ACCシュー306aに接続された照明装置400が照明装置400aとなる。制御装置ACCシュー306aは、制御装置ACCシュー306a内に備える不図示の接点群によって、照明装置400aの照明装置制御部401と通信可能であり、照明装置情報や制御装置情報等の送受信を行うことができる。
次に、照明装置400aの構成について説明する。照明装置制御部401は、照明装置400aの各部の動作を制御するマイクロコンピュータである。照明装置制御部401は、照明装置シュー406aと制御装置ACCシュー306aとを介して、制御装置制御部301と通信可能であり、発光指示、光量指示、照射角指示、各照明装置情報等の送受信を行うことができる。
照明装置無線通信部402は、カメラ無線通信部108や制御装置無線通信部302と同様に、カメラ100、制御装置300のほか、不図示の他の照明装置との間で無線通信を行うことができる。照明装置無線通信部402は、例えば、赤外線通信モジュール、Bluetooth(登録商標)通信モジュール、無線LAN通信モジュール等の無線通信モジュールである。
照明装置操作部403は、電源スイッチや動作モードを設定するモード設定スイッチ、各種パラメータを設定する設定ボタン等の操作部材を含む。照明装置操作部403への入力に応じて照明装置制御部401は各種処理を実行する。
照明装置表示部404は、照明装置制御部401からの指示により、照明装置操作部403の入力に応じた設定情報や、制御装置300や照明装置400aとの通信状態などの情報を表示する。照明装置発光部405は、照明装置制御部401による発光動作指示を受け、指定の発光タイミングや発光量で発光する。照明装置発光部405は、主に不図示の放電管や反射傘、ズーム光学系等で構成されており、ズーム光学系の移動によって発光照射範囲を変更可能である。
図2、図3を参照して、カメラ100の処理動作について説明する。図2、図3は、カメラ処理を示すフローチャートである。この処理は、いずれもカメラ制御部101に備わるCPUがROMに格納されたプログラムをRAM(いずれも図示せず)に展開して実行することにより実現される。この処理は、カメラ100における不図示の電源スイッチがオンされて動作可能になると開始される。
ステップS100では、カメラ制御部101は、メモリやポートを初期化する。また、カメラ制御部101は、カメラ操作部105から入力されたスイッチの状態や予め設定された入力情報を読み込み、シャッタスピードの決め方や、絞りの決め方等、様々な撮影モードの設定を行う。
ステップS101では、カメラ制御部101は、シャッタボタンの半押し状態であるか否か(撮影準備動作を指示するSW1がオンか否か)を判別し、SW1がオンになるまで待機し、SW1がオンになるとステップS102に進む。
ステップS102では、カメラ制御部101は、レンズ制御部201と通信ライン(マウント接点群103)を介して通信し、撮影レンズ200の焦点距離情報や、焦点検出処理および測光処理に必要な情報を含むレンズ情報を取得する。ステップS103では、カメラ制御部101は、カメラ無線通信部108を制御し、制御装置300と通信可能であるか否かを判別する。そしてカメラ制御部101は、制御装置300と通信可能な場合はステップS104に進み、制御装置300と通信不可の場合はステップS107に進む。
ステップS104では、カメラ制御部101は、制御装置300の制御装置制御部301と通信ライン(カメラ無線通信部108および制御装置無線通信部302)を介して通信する。そしてカメラ制御部101は、ステップS102で取得した焦点距離情報や、事前に設定された発光モードなどを、カメラ情報として制御装置制御部301へ送信する。これに応答して、制御装置制御部301は、受信した焦点距離情報を照明装置制御部401へ送信する。
ステップS105で、カメラ制御部101は、制御装置300の制御装置制御部301から、通信ラインにより、制御装置情報として、制御装置の設定情報を受信する。ステップS105ではまた、カメラ制御部101は、制御装置情報として合算光量情報を受信する。この合算光量情報は、制御装置300に接続された複数の照明装置400の光量を合算した合算光量を示す光量情報であり、後述する制御演算(図4のステップS307)により算出される。言い換えると、合算光量は、制御装置300に対して通信が確立された複数の照明装置400を同時に発光させた場合の総光量である。ステップS105ではさらに、制御装置制御部301は、照明装置制御部401のメモリ内に格納された照明装置情報を出力するように指示し、これに応答して、照明装置制御部401は制御装置制御部301に照明装置情報を出力する。この照明装置情報は、現在の発光モード情報、主コンデンサ充電情報、電池残量情報等を含む。
ステップS106では、カメラ制御部101は、制御装置300の制御装置制御部301と通信し、必要発光量Yを示す光量設定情報を送信する。この必要発光量Yは、撮影時の照明装置400の本発光に必要な発光量である。必要発光量Yは、照明装置400の発光モードがマニュアル発光モードであるときに撮影者によりカメラ操作部105を用いて設定された光量である。設定される必要発光量Yは、例えば、現在の制御装置300と照明装置400の構成により決まる最大の合算光量に対して、1/1(フル発光)や1/2などの係数値によって設定される値である。必要発光量Yは最大の合算光量を超えない。
ステップS107では、カメラ制御部101は、カメラ100に設定された撮影モードが、自動焦点検出動作を行うモード(AFモード)であるか否かを判別する。そしてカメラ制御部101は、設定された撮影モードがAFモードである場合はステップS1087に進み、設定された撮影モードがAFモードでなくMFモード(マニュアルモード)である場合はステップS110に進む。
ステップS108では、カメラ制御部101は、周知の位相差検出法による焦点検出動作を行う。また、カメラ制御部101は、複数の焦点検出領域のうちどの焦点検出領域を優先的に合焦させるかを、カメラ操作部105による入力結果、および、近点優先を基本の考え方とした周知の自動選択アルゴリズム等に基づいて決定する。
ステップS109では、カメラ制御部101は、ステップS108で決定した焦点検出領域をカメラ制御部101内のRAMに記憶させる。また、カメラ制御部101は、焦点距離情報出力結果に基づいて、レンズの駆動量を演算する。カメラ制御部101は、レンズ制御部201と通信し、レンズ駆動を指示する。これに応答して、レンズ制御部201は、ステップS108での演算結果(レンズの駆動量)に基づいてレンズ202を駆動する。ステップS109の後、カメラ制御部101は、ステップS110に進む。
ステップS110では、カメラ制御部101は、不図示の測光部により測光を行い、複数の測光領域のそれぞれの被写体輝度値を取得する。ステップS111では、カメラ制御部101は、カメラ操作部105により入力されたゲイン設定の処理を不図示のゲイン切換え部により行う。また、カメラ制御部101は、制御装置300の制御装置制御部301へゲイン設定情報を送信する。ステップS112では、カメラ制御部101は、複数の測光領域のそれぞれの被写体輝度値から、周知のアルゴリズムにより露出値を演算する。
ステップS113では、カメラ制御部101は、制御装置制御部301から、照明装置400が充電完了していることを示す充電完了信号(後述するステップS314で出力される)を受信した否かを判別する。そしてカメラ制御部101は、充電完了信号を受信した場合はステップS114に進み、充電完了信号を受信していない場合はステップS115に進む。
なお、ステップS113において、照明装置制御部401から充電完了信号を受信したか否かの判定結果は、カメラ制御部101内のRAM等に記憶される。なお、カメラ制御部101は、ステップS103において制御装置300と通信不可と判別されている場合は、通信が確立している照明装置400が無いので、ステップS113で充電完了信号を受信した否かの判別を行わずにステップS115へ進む。
ステップS114で、カメラ制御部101は、ステップS112で演算された露出値に基づいて、照明装置を用いた撮影を行うために適したストロボ用のシャッタ速度(Tv)と絞り値(Av)とを決定する。一方、ステップS115では、カメラ制御部101は、ステップS112で演算された露出値に基づいて、照明装置を発光させない撮影(非発光撮影)を行うために適した自然光用のシャッタ速度(Tv)と絞り値(Av)とを決定する。カメラ制御部101は、ステップS114、S115の後、ステップS116に進む。
ステップS116で、カメラ制御部101は、シャッタボタンの全押し状態である(SW2がオン)か否かを判別する。そしてカメラ制御部101は、SW2がオンでない場合はステップS101に戻り、SW2がオンである場合はステップS117(図3)に進む。
ステップS117では、カメラ制御部101は、制御装置300の制御装置制御部301と通信し、カメラ情報を送信する。ステップS118では、カメラ制御部101は、照明装置400へ発光指示を出さない状態で測光動作(定常光の測光)を行う。そしてカメラ制御部101は、ステップS118での測光結果に基づいて、周知の演算方法により、シャッタスピード、絞り値、照明装置400の発光量を演算する。
ステップS119では、カメラ制御部101は、光量設定通信を行う。ここでは、カメラ制御部101は、制御装置300の制御装置制御部301と通信し、ステップS106と同様に、必要発光量Yを再度送信する。
ステップS120では、カメラ制御部101は、制御装置制御部301と通信し、発光コマンドを送信する。ステップS121では、カメラ制御部101は、シャッタおよび絞りの動作を行う。このとき、照明装置400の遅延情報と、カメラ制御部101内のメモリに記憶されている先幕の動作のばらつきによる変化を補正するための補正値とに基づいて、カメラ制御部101は先幕走行信号(先幕動作開始信号)の出力タイミングを変更する。
ステップS122では、カメラ制御部101は、メイン発光、すなわち照明装置400を本発光させて露光を行う。このとき、カメラ制御部101は、制御装置300を介して照明装置400と発光トリガ通信を行う。カメラ制御部101は、発光指示である発光トリガ情報を制御装置300へ送信し、これに応じて、制御装置300の制御装置制御部301は、今回の撮影に用いる照明装置400に対して本発光を指示する。
露光動作が終了すると、ステップS123で、カメラ制御部101は、撮像素子102から出力されゲイン切換え部で増幅されたアナログ信号をA/D変換器でデジタル信号に変換する。さらにカメラ制御部101は、デジタル信号に変換された画像データに対して、信号処理回路によりホワイトバランス等の所定の信号処理を実行する。ステップS124では、カメラ制御部101は、処理された画像データを図示しないメモリに記録して、図2、図3に示すカメラ処理を終了する。
次に、図4、図5を参照して、制御装置300の動作について説明する。図4は、第1の制御装置処理を示すフローチャートである。この処理は、いずれも制御装置制御部301に備わるCPUがROMに格納されたプログラムをRAM(いずれも図示せず)に展開して実行することにより実現される。この処理は、制御装置300の電源がオンされて動作可能になると開始される。
ステップS300では、制御装置制御部301は、メモリやポートの初期化を行う。また、制御装置制御部301は、制御装置操作部303により入力されたスイッチの状態や予め設定された入力情報を読み込み、照明装置撮影モードや発光量等の設定を行う。この照明装置撮影モードや発光量等に関する情報は、照明装置制御部401内のRAMに記憶される。無線通信を行う設定となっている場合は、制御装置制御部301は制御装置無線通信部302を制御して、無線周波数を振ってチャンネルをスキャンし、通信相手であるカメラ無線通信部108や照明装置無線通信部402を検索できる。
ステップS301では、制御装置制御部301は、制御装置無線通信部302を制御し、カメラ100と通信可能であるか否かを判別する。そして制御装置制御部301は、カメラ100と通信可能な場合はステップS302に進み、カメラ100と通信不可の場合はステップS309に進む。
ステップS302では、制御装置制御部301は、カメラ100のカメラ制御部101と通信ライン(カメラ無線通信部108および制御装置無線通信部302)を介して通信する。そして制御装置制御部301は、ステップS104で送信されたカメラ100の焦点検出距離や発光モードなどのカメラ情報を受信する。
ステップS303では、制御装置制御部301は、制御装置ACCシュー306を介して通信可能な照明装置400、または制御装置無線通信部302を介して通信可能な照明装置400が存在するか否かを判別する。そして制御装置制御部301は、通信可能な照明装置400が存在する場合はステップS304に進み、通信可能な照明装置400が存在しない場合はステップS309に進む。ステップS304では、制御装置制御部301は、制御装置ACCシュー306または制御装置無線通信部302を介して通信可能な照明装置400を識別する(接続ポートを識別する)。
ステップS305では、制御装置制御部301は、ステップS302で受信した焦点検出距離や発光モードなどのカメラ情報を照明装置400へ送信する。これらの情報は、ステップS403(図7)で照明装置400により受信される。
ステップS306では、制御装置制御部301は、通信可能として識別された照明装置400の個別ID、設定条件、最大発光量などの情報を受信する。従って、制御装置制御部301は、制御装置ACCシュー306または制御装置無線通信部302により通信が確立した照明装置400の各々による発光可能な最大発光量を示す情報を取得する。
ステップS307では、制御装置制御部301は、通信可能な照明装置400の情報をもとに、後述する合算光量演算処理(図6)を実行する。ステップS308では、出力手段としての制御装置制御部301は、カメラ100のカメラ制御部101と通信し、ステップS306で取得した照明装置400の情報(照明装置情報)や、ステップS307で取得した合算光量情報をカメラ100に送信(出力)する。
ステップS309では、制御装置制御部301は、内部に記憶している照明装置情報を制御装置表示部304に表示する。ここで、ステップS301やステップS303で、カメラ100や照明装置400との通信が不可であった場合は、警告表示を出すなどの報知処理を行ってもよい。ステップS309の後、制御装置制御部301は、図4に示す処理を終了する。
図5は、第2の制御装置処理を示すフローチャートである。この処理は、いずれも制御装置制御部301に備わるCPUがROMに格納されたプログラムをRAM(いずれも図示せず)に展開して実行することにより実現される。この処理は、図4に示す第1の制御装置処理が終了すると開始される。
ステップS310では、制御装置制御部301は、図2のステップS106でカメラ100から送信された光量設定情報を受信する。従って、制御装置制御部301は、マニュアル発光モードで撮影者により設定された必要発光量Yを受信する。
ステップS311では、制御装置制御部301は、充電に関する情報に基づき充電が完了したと判定された(充電が完了している)照明装置400が存在するようになるまで待機する。すなわち、第2の取得手段としての制御装置制御部301は、後述するステップS408またはS407(図7)で送信された充電に関する情報(充電完了信号または充電未完信号)を受信する。そして、1つでも充電完了信号が受信されている場合は、充電完了信号を出力した照明装置400の充電が完了していると判別される。制御装置制御部301は、充電が完了している照明装置400が1つでも存在する場合は、ステップS312に進む。
ステップS312では、制御装置制御部301は、ステップS307と同様に、後述する合算光量演算処理(図6)を実行する。概略を述べると、ここでは、制御装置制御部301は、ステップS311で判定された照明装置400の充電完了信号に基づいて、現状で充電完了している照明装置400による合算の発光量である合算光量Mmaxを演算する。
ここで、図6のステップS334で後述するように、ステップS307で実行される合算光量演算処理(図6)によって算出される合算光量は、通信が確立した照明装置400の各々の最大発光量を合算した光量であり、合算光量Xmaxである。一方、ステップS312で実行される合算光量演算処理(図6)によって算出される合算光量は、本発光に用いる照明装置400の各々の最大発光量を合算した光量であり、合算光量Mmaxである。本発光に用いる照明装置400となり得るためには、通信が確立するだけでなく、充電が完了している必要がある。
ステップS313では、制御装置制御部301は、ステップS310で取得された必要発光量YとステップS312で演算された合算光量Mmaxとを比較し、式(1)が満たされる(合算光量が必要発光量以上であるか)か否かを判別する。
Y≦Mmax・・・(1)
そして制御装置制御部301は、Y≦Mmaxが成立しない場合はステップS311に戻り、Y≦Mmaxが成立する場合は、充電が完了した照明装置400で、必要発光量Yの発光を実現可能であると判断してステップS314に進む。
ステップS314では、制御装置制御部301は、カメラ制御部101へ充電完了信号を送信する。この充電完了信号は、図2のステップS113でカメラ制御部101により受信される。
ステップS315では、制御装置制御部301は、カメラ100からの情報によって、撮影開始を指示するSW2がオンされたか否かを判別する。そして制御装置制御部301は、SW2がオフである場合はステップS311に戻り、SW2がオンされた場合はステップS316に進む。
ステップS311に戻った場合は、制御装置制御部301は、再度、ステップS311で各照明装置400の充電完了状態を監視する。そして、充電が完了している照明装置400が変化したならば、制御装置制御部301は、変化後の照明装置400に応じてステップS312での合算光量演算処理を再度実行する。なお、充電完了した照明装置400が増えて再演算処理が行われた場合でも、前回以前のステップS314での充電完了信号の送信は既に実施済みであり、充電完了状態が継続されているため、充電完了信号の再送信を行う必要はない。
ステップS316では、制御装置制御部301は、カメラ制御部101から、焦点検出情報、発光モード情報などのカメラ情報を再度受信する。ステップS317では、制御装置制御部301は、ステップS316で受信したカメラ情報を照明装置制御部401に送信する。ステップS318では、第1の取得手段としての制御装置制御部301は、照明装置400の本発光に必要な光量設定情報である必要発光量Yと、ステップS122で送信された発光トリガ情報とを受信する。必要発光量Yは、ステップS119でカメラ制御部101から送信されたものである。
ステップS319では、制御装置制御部301は、発光制御処理(図11)を実行する。詳細は後述するが、発光制御処理では、制御装置制御部301は、ステップS318で受信した必要発光量YとステップS306で受信した情報とに基づいて、通信可能な照明装置400に対して本発光指示を送信する処理などを行う。
ステップS320では、制御装置制御部301は、本発光指示を送信した照明装置400から、後述する図7のステップS414で送信された発光終了情報を受信する。これにより、制御装置制御部301は、照明装置400の本発光が完了したことを認識する。
ステップS321では、制御装置制御部301は、カメラ制御部101に対して、照明装置を用いた撮影動作のシーケンスが終了したことを通知するパケットを送信する発光終了処理を行い、図5に示す処理を終了する。
図6は、図4のステップS307または図5のステップS312で実行される合算光量演算処理を示すフローチャートである。
ステップS330では、制御装置制御部301は、制御装置ACCシュー306または制御装置無線通信部302を介して通信可能な(通信が確立している)照明装置が2つ以上あるか否かを判別する。制御装置制御部301は、通信可能な照明装置が1つである場合は図6に示す処理を終了し、通信可能な照明装置が2つ以上ある場合はステップS331に進む。
ステップS331では、制御装置制御部301は、ステップS304で識別した通信可能な照明装置400と照明装置シュー406a~406dとの対応関係を記憶することで、接続位置の紐づけを行う。このとき、制御装置制御部301は、制御装置無線通信部302と照明装置無線通信部402との間で通信が確立している照明装置が含まれる場合においても、それぞれの通信ライン(識別ポート)を記憶することで接続位置を紐づける。
ステップS332で、制御装置制御部301は、通信可能な照明装置400の照明装置設定情報を取得する。この照明装置設定情報にはモード情報が含まれる。このモード情報は、プリ発光後に本発光するモードや、予め設定した光量でカメラレリーズ時に本発光するモードなど、照明装置400で行われる動作を示す設定情報である。ステップS333では、制御装置制御部301は、通信可能な照明装置400ごとの最大発光量を示す情報を取得する。この情報は、図4のステップS306で受信されたものである。
ステップS334では、制御装置制御部301は、照明装置400ごとの最大発光量に基づいて、通信が確立した照明装置400が同時発光した際の最大発光量(総和の発光量の上限)である合算光量Xmaxを式(2)により算出する。なお、通信が確立した照明装置400が4つある場合を例に挙げ、照明装置400a~400dの個々の最大発光量をAmax~Dmaxで示す。
Figure 2023120012000002
なお、後述する図9に示すように、複数の照明装置400と被写体の距離とは略均一であることが望ましい。これは、合算光量Xmaxが、照明装置400ごとの最大発光量Amax、Bmax、Cmax、Dmaxから得られる総光量であり、照明装置400ごとの被写体との位置関係を考慮しておらず、距離の差が被写体に届く光量に影響するからである。ただし、照明装置400ごとの位置関係が通信によって判明している場合は、照明装置400から被写体までの距離の各照明装置間の差を、式(2)に反映させてもよい。例えば、距離の差を発光量Amax、Bmax、Cmax、Dmaxの関係式として表して式(2)に適用してもよい。
上記式(2)は、通信できる全ての照明装置400の合算光量を算出するものである。図4のステップS307で実行される合算光量演算処理においては、式(2)が適用される。一方、ステップS312で実行される合算光量演算処理においては、式(3)が適用される。式(3)は、充電が完了した照明装置400の合算光量を算出するものである。式(3)は、充電が完了した照明装置400が2つである場合の例を示しており、充電が完了した照明装置400の数によって変わる。通信可能で且つ充電が完了した照明装置400a、400bの個々の最大発光量をAmax、Bmaxで示す。
Figure 2023120012000003
ステップS335では、制御装置制御部301は、ステップS332~S334で得た照明装置設定情報や、合算光量Xmaxまたは合算光量Mmaxを示す情報を、制御装置表示部304に表示させる。なお、制御装置表示部304に表示する情報は、制御装置ACCシュー306のそれぞれの通信可能情報や、ステップS331で得た複数の照明装置400の紐づけ情報を含んでもよい。
ステップS336では、制御装置制御部301は、通信可能な各照明装置400の設定が変更されているか否かを判別する。そして制御装置制御部301は、設定変更が行われている照明装置400が存在する場合はステップS332に戻り、設定変更が行われている照明装置400が存在しない場合は図6に示す処理を終了する。
従って、ステップS307における合算光量演算が終了すると、カメラ制御部101は、制御装置300を介して得られた複数の照明装置400の情報をカメラ100側へ送信する(S308)。これにより、合算光量Xmaxを上限光量とする1つの照明装置が接続されたとみなすことができる。
なお、本実施の形態では、制御装置に接続された複数の照明装置の光量を合算した合算光量を示す光量情報として照明装置ごとの最大発光量を合算した光量を示す光量情報を送信しているが、最大発光量を合算した光量でなくてもよい。本実施の形態では、制御装置に接続された照明装置は4台であるため、最大発光量を合算した光量は1つの照明装置の最大発光量の4倍程度である。ところが、制御装置に接続可能な照明装置が多い場合、照明装置ごとの最大発光量を合算した光量が非常に大きくなり光量情報を受信したカメラがエラー情報であると認識してしまうおそれがある。例えば、制御装置に接続可能な照明装置が10台である場合、最大発光量を合算した光量は1つの照明装置の最大発光量の10倍程度となりカメラが想定している照明装置の最大発光量を超えてしまうおそれがある。その場合、カメラは受信した光量情報がエラー情報であるとみなして照明装置を発光させた撮影を実行することができなくなってしまう。そこで、送信する制御装置に接続された複数の照明装置の光量を合算した合算光量を示す光量情報に所定の上限値を設け、照明装置ごとの最大発光量を合算した光量が上限値を超える場合には上限値を光量情報として送信するようにしてもよい。この上限値は、制御装置が装着されたカメラに応じて変更してもよい。
図7を参照して、照明装置400の処理動作について説明する。図7は、照明装置処理を示すフローチャートである。この処理は、いずれも照明装置制御部401に備わるCPUがROMに格納されたプログラムをRAM(いずれも図示せず)に展開して実行することにより実現される。この処理は、照明装置400の電源がオンされて動作可能になると開始される。
ステップS401では、照明装置制御部401は、メモリやポートの初期化を行う。また、照明装置制御部401は、照明装置操作部403から入力されたスイッチの状態や予め設定された入力情報を読み込み、照明装置撮影モードや発光量等の設定を行う。この照明装置撮影モードや発光量等に関する情報は、照明装置制御部401内のRAMに記憶される。
ステップS402では、照明装置制御部401は、昇圧回路を動作開始させて主コンデンサの充電を開始する(図示せず)。ステップS403では、照明装置制御部401は、制御装置制御部301から通信ライン(カメラ無線通信部108および制御装置無線通信部302)を介して、焦点距離情報や発光モード等のカメラ情報を取得する。このカメラ情報は、ステップS305(図4)で送信されたものである。
ステップS404では、照明装置制御部401は、メモリ内に格納された照明装置情報を照明装置表示部404に表示させる。ステップS405では、照明装置制御部401は、制御装置制御部301と通信し、無線照明装置設定情報を含む照明装置情報を送信する。
ステップS406では、照明装置制御部401は、不図示の昇圧回路により昇圧された電圧が放電管の発光に必要な電圧レベルにまで達したか否か、すなわち充電完了したか否かを、電圧検出回路を介して判別する。そして照明装置制御部401は、必要な電圧レベルにまで達しておらず充電完了していない場合はステップS407へ進み、必要な電圧レベルにまで達して充電完了した場合はステップS408に進む。
ステップS407では、照明装置制御部401は、充電が完了していないことを示す充電未完信号を出力し、発光準備ができていないことを制御装置制御部301に報知して、ステップS402に戻る。従って、充電が継続される。一方、ステップS408では、照明装置制御部401は、充電が完了したことを示す充電完了信号を出力し、発光準備ができたことを制御装置制御部301に報知する。上述したように、充電完了信号または充電未完信号は、照明装置の充電状況を示す「充電に関する情報」に該当する。
ステップS409では、照明装置制御部401は、充電状態を調べ、充電レベルが閾値以下であるか否かを判別し、充電レベルが閾値以下である場合はステップS402へ戻り再充電を開始する。一方、照明装置制御部401は、充電レベルが閾値を超える場合は、ステップS410に進む。ステップS410では、照明装置制御部401は、カメラ100からの情報によって、撮影開始を指示するSW2がオンされたか否かを判別する。そして照明装置制御部401は、SW2がオフである場合はステップS409に戻り、SW2がオンされた場合はステップS411に進む。
ステップS411では、照明装置制御部401は、ステップS403と同様に、制御装置制御部301から、カメラ100の焦点距離情報や発光モード等のカメラ情報を取得する。ステップS412では、照明装置制御部401は、制御装置制御部301から送信された光量設定情報を受信する。この光量設定情報は、本発光量(発光量A~D)を示す情報であり、後述する発光制御処理(図11)におけるステップS603で制御装置制御部301から送信される。
ステップS413では、照明装置制御部401は、本発光の発光動作処理(図8)を実行する。従って、照明装置発光スタート信号(発光トリガ情報)が送信されていることを条件に、照明装置400の本発光動作が行われる。
ステップS414では、照明装置制御部401は、制御装置制御部301に対して照明装置撮影動作のシーケンスが終了したことを通知するパケットを発光終了情報として送信する発光終了処理を行い、図7に示す処理を終了する。
図8は、発光動作処理を示すフローチャートである。この処理は、ステップS413で実行される。この処理がステップS413で実行される場合は、本発光の発光動作処理となる。なお、この処理はプリ発光の場合にも適用可能であり、その場合はプリ発光の発光動作処理となる。
ステップS501では、照明装置制御部401は、制御装置制御部301を介して、カメラ制御部101から、発光開始用信号である発光トリガ情報が送信されているか否かを判別する。そして照明装置制御部401は、発光トリガ情報が送信されていない場合は図8に示す処理を終了する。一方、発光トリガ情報が送信されている場合は、照明装置制御部401はステップS502に進む。
ステップS502では、照明装置制御部401は、発光を開始する処理を行う。ステップS503では、照明装置制御部401は、発光停止条件が成立するまで発光を継続する。すなわち、照明装置制御部401は、発光量レベルが、ステップS412で受信した本発光量に到達したか否かを監視し、発光量レベルが本発光量に到達した場合は、発光停止条件が成立したと判別する。この場合まず、照明装置制御部401は、直接またはグラスファイバ等を介して放電管の光を不図示のフォトダイオードで受光する。そして照明装置制御部401は、フォトダイオードの受光電流を積分回路によって積分し、本発光量になるように発光させる。なお、プリ発光の場合のプリ発光量は、例えばフル発光量の1/32等の小光量に設定され、本発光量はプリ発光量の相対値に設定されてもよい。
ステップS504では、照明装置制御部401は、発光停止信号を出力することで発光を停止し、図8に示す処理を終了する。
図9(a)、(b)は、制御装置300の外観図である。制御装置300は、制御装置ACCシュー306を例えば4つ備えており、制御装置ACCシュー306a~306dが、取付穴307を中心に等間隔で配置されている。取付穴307には、傘固定ねじ308によって、傘やディフューザなどの軸部を固定することができる。制御装置300は、スタンド部309によって設置可能であり、可動部310によって姿勢を変更することができる。可動部310は、発光の方向を決定した後、上下角度固定ねじ311および回転固定ねじ312によって固定される。図9(b)に示すように、制御装置ACCシュー306の反対側には、制御装置操作部303や制御装置表示部304が配置される。
図10は、複数の照明装置400が装着された制御装置300の斜視図である。説明を簡単にするために、照明装置400a~400dが、それぞれ制御装置ACCシュー306a~306dに接続されているものとする。制御装置300に4つの照明装置400を装着した場合、照明装置400の上下バウンス角度を45度とすることで、照明装置発光部405の向きを共通する方向に向けることが可能となる。図10に示す状態では、照明装置400a~400dは、いずれも傘軸部313の軸方向に光を照射することができる。
図11は、図5のステップS319で実行される発光制御処理を示すフローチャートである。
ステップS601で、制御装置制御部301は、制御装置ACCシュー306または制御装置無線通信部302を介して通信可能な(通信が確立している)照明装置が2つ以上あるか否かを判別する。制御装置制御部301は、通信可能な照明装置が1つである場合はステップS604に進み、通信可能な照明装置が2つ以上ある場合はステップS602に進む。ここでは、一例として、4つの照明装置400a~400dが制御装置300と通信可能であるとする。
ステップS602では、制御装置制御部301は、必要発光量Yおよび発光トリガ情報と、充電完了信号とに基づいて、本発光に用いる照明装置400のそれぞれの発光量を決定するための演算処理を行う。ここで、必要発光量Yおよび発光トリガ情報は、ステップS318でカメラ100から受信されたものである。充電完了信号は、ステップS408で照明装置400から送信され、ステップS311で受信されたものである。上述したように、通信が確立し且つ充電完了信号を出力している照明装置が、本発光に用いる照明装置400として決定される。ここでは、本発光に用いる照明装置400は、照明装置400a~400dであるとする。
ステップS602では、本発光に用いる照明装置400a~400dが均一に同時発光した際の総発光量が必要発光量Yに近い値となるように各照明装置の本発光量が算出される。一例として、上記総発光量が必要発光量Yと一致するように各照明装置の本発光量が算出される。
具体的には、式(4)、(5)を満たすように、各照明装置の本発光量が決定される。照明装置400a~400dの本発光量をA~Dで示す。なお、発光量A~Dはそれぞれ、発光量Amax~Dmaxを超えない範囲で設定される。
Figure 2023120012000004
ステップS603では、制御装置制御部301は、図5のステップS311で充電完了と判定された、本発光に用いる照明装置400a~400dの各々に対して、ステップS602で決定した発光量A~Dを示す光量設定情報を送信する。
ステップS604では、制御装置制御部301は、本発光に用いる照明装置400の各々に対して本発光するように指示する。例えば、ステップS603を経由した場合、照明装置400a~400dに対して本発光が指示される。なお、これに応答した照明装置400a~400dでの本発光動作は、図7のステップS413の動作と同様である。
本実施の形態によれば、制御装置制御部301は、カメラ100のカメラ制御部101と通信し、制御装置300に接続された複数の照明装置400の光量を合算した合算光量を示す光量情報をカメラ100に送信(出力)する。制御装置制御部301は、撮像部による撮像に必要な必要発光量Yを取得し(S318)、照明装置の充電に関する情報を取得する(S311)。そして制御装置制御部301は、必要発光量Yと充電に関する情報とに基づいて、照明装置400の本発光量を決定する。すなわち、制御装置制御部301は、通信が確立し且つ充電が完了した照明装置400を、本発光に用いる照明装置400と決定し、それらの発光量A~Dを、必要発光量Yに基づいて決定する(S602)。そして制御装置制御部301は、決定された発光量A~Dで各照明装置400を発光させるよう制御する(S603、S604)。これにより、本発光時における照明装置の充電完了待ちの時間を短縮すると共に光量不足を抑制することができる。
例えば、制御装置制御部301は、本発光に用いる照明装置400の発光量A~Dの総量が必要発光量Yと一致するように各照明装置400の本発光量を決定し、これらを同時に(一斉に)発光させる。従って、複数の照明装置400を、疑似的に1つの照明装置として発光制御し、撮影時に必要な発光量を満たすことが容易になる。
これにより、各照明装置400の撮影毎の発光量を低減することが可能となるので、照明装置発光部405を構成する不図示の放電管や反射傘などの発熱を抑えることができる。また、発光量を低減することで、各照明装置の電池消耗を抑え、照明装置および電池の劣化を抑えることが可能となる。特に、本発光に用いる照明装置400の発光量を互いに均一にするように決定するので、劣化抑制効果が高い。
また、充電が完了したと判定されない照明装置400を発光させないので、通信が確立した照明装置400の全ての充電完了を待つことなく撮像動作に移行できる。従って、充電完了待ち時間の短縮に寄与する。
また、カメラ100は、制御装置300を介することで、無線機能を有さない照明装置に対しても実質的に無線で通信可能となる。
また、本発光に用いる照明装置400の各々の合算光量Mmaxが、必要発光量Y以上となったことに応じて、本発光に用いる照明装置を発光させるので、確実に必要発光量Yを満たすことができる。カメラ100側から見れば、カメラ制御部101は、制御装置制御部301から充電完了信号を受信すると(S113)、照明装置を用いた撮影を開始できる(S114)。従って、撮影者は、接続された全ての照明装置400の充電完了を待たなくても、必要発光量Yに応じた最短の充電完了の待ち時間で所望の照明発光を用いた撮影を行うことが可能となる。
なお、本実施の形態では、本発光が可能と判断された照明装置は4つとしたが、2つ以上であれば、式(4)、(5)を満たすような各照明装置の本発光量を演算すればよい。
なお、4台の照明装置400の最大発光量Amax~Dmaxが共通である場合を前提とし、式(5)を満たすように各照明装置400の本発光量を共通とした。しかしこれは必須でない。なお、最大発光量が共通する照明装置400同士であっても、本発光量を共通にすることは必須でない。また、最大発光量が異なる照明装置400が存在する場合は、式(5)の代わりに、各照明装置400の最大発光量の比に応じて、それぞれの照明装置400の本発光の光量比を決定してもよい。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を、図12~図14を参照して説明する。本実施の形態では、制御装置300は照明装置400の充電速度を考慮して発光量を決定する。本実施の形態では、第1の制御装置処理、第2の制御装置処理、発光制御処理について、第1の実施の形態における図4、図5、図11に代えて図12、図13、図14に示す処理が適用される。
図12は、第1の制御装置処理を示すフローチャートである。この処理の実行主体や開始条件は、図4に示す処理と同様である。
ステップS700~S706の処理は、図4のステップS300~S306と同様である。S708~ステップS710の処理は、図4のステップS307~S309と同様である。
ステップS707では、制御装置300の制御装置制御部301は、通信ラインを介して、各照明装置400の照明装置制御部401から充電に関する情報として充電速度情報を受信する。なお、充電速度情報は、各照明装置400が有する不図示のリチウムイオン電池等の電源から、不図示の昇圧回路を含む電源回路を介して、発光に必要な電荷をメインコンデンサに貯めるのにかかる時間に関する情報である。これは、電池や電源回路、メインコンデンサの容量に応じて決まる時間であり、照明装置の機種によっても異なるものである。充電速度情報は、満充電までの所要時間と定義されてもよい。なお、照明装置制御部401は、図7のステップS405で、照明装置制御部401の内部メモリに記憶された機種固有の充電速度情報を、照明装置情報に含めて制御装置制御部301に送信する。
図13は、第2の制御装置処理を示すフローチャートである。この処理の実行主体や開始条件は、図5に示す処理と同様である。ステップS803~S809の処理は、図5のステップS315~S321と同様である。
ステップS801では、制御装置300の制御装置制御部301は、照明装置400の充電完了状態を確認する。そして制御装置制御部301は、通信が確立している全ての照明装置400の充電が完了するまで待機し、通信が確立している全ての照明装置400の充電が完了するとステップS802へ進む。
ステップS802では、制御装置制御部301は、通信が確立している全ての照明装置400の充電が完了していることを示す充電完了信号を、カメラ100のカメラ制御部101へ送信する。
図14は、発光制御処理を示すフローチャートである。この処理の実行主体や開始条件は、図11に示す処理と同様である。ステップS901、S903、S904の処理は、図11のステップS601、S603、S604と同様である。
ステップS902では、制御装置制御部301は、必要発光量Yおよび発光トリガ情報と、充電完了信号と、充電速度情報とに基づいて、本発光に用いる照明装置400のそれぞれの発光量を決定するための演算処理を行う。ここで、必要発光量Yおよび発光トリガ情報は、ステップS806でカメラ100から受信されたものである。充電完了信号は、ステップS408で照明装置400から送信され、ステップS801で受信されたものである。充電速度情報は、ステップS707で照明装置400から取得されたものである。通信が確立し且つ充電完了信号を出力している全ての照明装置が、本発光に用いる照明装置400として決定される。ここでは、本発光に用いる照明装置400は、照明装置400a~400dであるとする。
ステップS902で行う演算は、各照明装置400の充電速度情報を考慮して演算される。ここで、充電速度を考慮した演算の方法についての一例を説明する。まず、各照明装置400a、400b、400c、400dのそれぞれの充電速度を、時間の単位としてNa、Nb、Nc、Ndとし、各照明装置の発光量(発光量指示値)をYa、Yb、Yc、Ydとする。
それぞれの充電速度が、Na<Nb<Nc<Nd(Naが、最も所要時間が短く速い)という関係を有すると場合、各照明装置400の発光後の充電速度を揃えるために次のように算出される。すなわち、照明装置400a、400b、400c、400dのそれぞれの発光量Ya、Yb、Yc、Ydは、式(6)~(9)により算出される。
Ya=Na/Na ・・・(6)
Yb=Na/Nb ・・・(7)
Yc=Na/Nc ・・・(8)
Yd=Na/Nd ・・・(9)
式(6)~(9)を用いて発光量が決定されると、その時の最大の合算光量Ynは式10で算出される値となる。
Figure 2023120012000005
式(10)で求まる合算光量Ynは式(2)で求まる合算光量Xmaxよりも小さくなる。そのため、このような発光量の比率は、図13のステップS808でカメラ制御部101から受信された必要発光量Yに対して、上記合算発光量Ynが式(11)を満たす場合にのみ設定可能となる。
Y≦Yn・・・(11)
このように、充電速度を考慮した発光量比で照明装置を発光させることで、今回の発光撮影の次の発光撮影の際に、各照明装置400の充電完了タイミングが揃い、充電の待ち時間を短くすることが可能となる。
なお、必要発光量Yが合算発光量Ynよりも大きい場合は、充電速度の速い照明装置400の発光量を優先して大きくしてもよい。そのようにすれば、各照明装置の充電時間の待ち時間の差を減らすことができる。
本実施の形態によれば、必要発光量Yと、本発光に用いる照明装置400の各々の充電速度情報とに基づいて、照明装置400の各々の発光量A~Dが決定される。これにより、本発光後の次の撮影に備えた充電完了までの待ち時間が短くなるので、待ち時間が少なく快適な撮影を行うことが可能となり、また、充電が未完了状態での撮影による発光抜けなども抑制される。よって、本発光時における照明装置の充電完了待ちの時間を短縮すると共に光量不足を抑制することに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施の形態では、本発光に用いる照明装置が4つである場合を例示したが、2つ以上であればよく、その場合も上述した同様の処理により各照明装置400の発光量比を決定すればよい。すなわち、本発光に用いる照明装置400のうち充電速度の速いものほど発光量を多くするように(充電速度の比または差に応じた比または差で)、照明装置400の各々の発光量を決定してもよい。
2つの照明装置に着目して式(6)~(9)の適用を考えると、次のようになる。例えば、第1の照明装置には照明装置400aが対応し、第2の照明装置には照明装置400bが対応するとする。制御装置制御部301は、本発光に用いる照明装置400のうち第1の充電速度(Na)を有する第1の照明装置の発光量を、第1の充電速度より遅い第2の充電速度(Nb)を有する第2の照明装置の発光量よりも多く設定する。
なお、本発光に用いる照明装置の発光量を求める手法は、式(6)~(11)に限るものではなく、テーブル等を用いた手法であってもよい。
なお、通信が確立した照明装置のうち、充電速度が速い一部の照明装置のみを本発光に用いる照明装置として決定してもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
なお、発光制御に関する処理を実行する主体を複数の照明装置400のうちいずれかまたは全てに設けてもよい。すなわち、本発明の照明制御装置が1つの照明装置400により実現され、照明制御装置自身が、本発光に用いる照明装置となることが可能なように構成してもよい。その場合、照明装置無線通信部402は、無線によりカメラ100および他の照明装置400と通信可能となる。本発明の照明制御装置となる照明装置400は、通信が確立した照明装置400および自身のうち、本発光に用いる照明装置の発光量を、必要発光量Y等に基づいて決定する。なお、発光制御に関する処理を実行する機能を有する照明装置は複数あってもよく、それらのうち1つが実際に発光制御に関する処理を実行してもよい。
なお、発光制御に関する処理を実行する機能を、カメラ制御部101に設けても同様の効果を得ることができる。つまり、制御装置300が備える機能をカメラ100に設けてもよい。その場合、カメラ100が、本発明の照明制御装置を備える撮像装置となる。
301 制御装置制御部
302 制御装置無線通信部
306a~306d 制御装置ACCシュー
400a~400d 照明装置

Claims (17)

  1. 複数の照明装置と通信する通信手段と、
    前記通信手段により通信が確立した照明装置の各々の最大発光量に基づく光量情報を出力する出力手段と、
    撮像部による撮像に必要な発光量を示す必要発光量を取得する第1の取得手段と、
    前記照明装置の充電に関する情報を取得する第2の取得手段と、
    前記第1の取得手段により取得された前記必要発光量と、前記第2の取得手段により取得された前記充電に関する情報とに基づいて、前記照明装置の発光を制御する制御手段と、を有することを特徴とする照明制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記通信手段により通信が確立した照明装置のうち、前記充電に関する情報に基づき充電が完了したと判定された照明装置を、本発光に用いる照明装置として決定して、前記本発光に用いる照明装置を発光させ、充電が完了したと判定されない照明装置を発光させないことを特徴とする請求項1に記載の照明制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記本発光に用いる照明装置が複数ある場合は、それらを一斉に発光させることを特徴とする請求項2に記載の照明制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記本発光に用いる照明装置の各々の最大発光量を合算した光量が、前記必要発光量以上となったことに応じて、前記本発光に用いる照明装置を発光させることを特徴とする請求項2または3に記載の照明制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記必要発光量に基づいて、前記本発光に用いる照明装置の各々の発光量を決定することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記本発光に用いる照明装置の発光量を合算した光量が、前記必要発光量と一致するように、前記本発光に用いる照明装置の各々の発光量を決定することを特徴とする請求項5に記載の照明制御装置。
  7. 前記制御手段は、前記本発光に用いる照明装置の発光量を互いに均一にするように決定することを特徴とする請求項5または6に記載の照明制御装置。
  8. 前記制御手段は、充電が完了したと判定された照明装置が増えたことで、前記本発光に用いる照明装置が変化した場合は、変化後の前記本発光に用いる照明装置の各々の発光量を決定し直すことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  9. 前記制御手段は、前記通信手段により通信が確立した照明装置の全てが、前記充電に関する情報に基づき充電が完了したと判定されたことに応じて、前記通信が確立した照明装置を、本発光に用いる照明装置として決定して、前記本発光に用いる照明装置を発光させることを特徴とする請求項1に記載の照明制御装置。
  10. 前記第2の取得手段は、前記充電に関する情報として前記照明装置の充電速度を示す充電速度情報を取得し、
    前記制御手段は、前記必要発光量と、前記本発光に用いる照明装置の各々の充電速度情報とに基づいて、前記本発光に用いる照明装置の各々の発光量を決定することを特徴とする請求項9に記載の照明制御装置。
  11. 前記制御手段は、前記本発光に用いる照明装置のうち第1の充電速度を有する第1の照明装置の発光量を、前記第1の充電速度より遅い第2の充電速度を有する第2の照明装置の発光量よりも多く設定することを特徴とする請求項10に記載の照明制御装置。
  12. 前記制御手段は、前記本発光に用いる照明装置のうち充電速度の速いものほど発光量を多くするように、前記本発光に用いる照明装置の各々の発光量を決定することを特徴とする請求項10に記載の照明制御装置。
  13. 前記出力手段は、前記光量情報として前記通信が確立した照明装置の各々の最大発光量を合算した光量を示す情報を出力することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  14. 前記通信手段は、無線により前記撮像部と通信可能であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  15. 前記複数の照明装置を保持する複数のシュー部を有し、
    前記通信手段は、前記シュー部を介して前記複数の照明装置と通信することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の照明制御装置と、
    前記複数の照明装置と、を有することを特徴とする照明制御システム。
  17. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の照明制御装置と、
    前記撮像部と、を有することを特徴とする撮像装置。
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