JP2023119325A - 半導体装置及びインピーダンス整合回路 - Google Patents

半導体装置及びインピーダンス整合回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2023119325A
JP2023119325A JP2022022166A JP2022022166A JP2023119325A JP 2023119325 A JP2023119325 A JP 2023119325A JP 2022022166 A JP2022022166 A JP 2022022166A JP 2022022166 A JP2022022166 A JP 2022022166A JP 2023119325 A JP2023119325 A JP 2023119325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
inductor
circuit
semiconductor device
impedance matching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022022166A
Other languages
English (en)
Inventor
響弥 竹川
Kyoya Takegawa
賢一 柴田
Kenichi Shibata
浩明 松井
Hiroaki Matsui
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2022022166A priority Critical patent/JP2023119325A/ja
Priority to CN202310105288.8A priority patent/CN116614101A/zh
Priority to DE102023201233.2A priority patent/DE102023201233A1/de
Priority to US18/169,973 priority patent/US20230261679A1/en
Publication of JP2023119325A publication Critical patent/JP2023119325A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/02Transmitters
    • H04B1/04Circuits
    • H04B1/0458Arrangements for matching and coupling between power amplifier and antenna or between amplifying stages
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/18Input circuits, e.g. for coupling to an antenna or a transmission line
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F2017/004Printed inductances with the coil helically wound around an axis without a core
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H1/00Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network
    • H03H2001/0021Constructional details
    • H03H2001/0078Constructional details comprising spiral inductor on a substrate
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/38Impedance-matching networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

Figure 2023119325000001
【課題】従来の半導体装置では、インピーダンス整合回路に起因する信号損失が大きくなる問題があった。
【解決手段】一実施の形態によれば、半導体装置は、アンテナANTに接続される第1の端子P1と、受信回路10の入力端子Prxに接続される第2の端子P2と、送信回路20の出力端子Ptxに接続される第3の端子P3と、第1の端子P1から第2の端子P2に至る信号経路に設けられる第1のインダクタL1と、第1の端子P1から第3の端子P3に至る信号経路に設けられる第2のインダクタL2と、を有し、第1のインダクタL1と第2のインダクタL2は、平面視において少なくとも一部が重なりを有するように形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置及びインピーダンス整合回路に関し、例えば、アンテナに用いられるインピーダンス整合回路と当該インピーダンス整合回路を含む半導体装置に関する。
近年、無線通信が盛んに行われるようになり、多くの機器に無線通信のためのアンテナと信号の送受信回路が搭載されるようになってきた。例えば、特許文献1には、アンテナのインピーダンスと送受信回路のインピーダンスを整合させるインピーダンス整合回路を含む送受信装置に関する技術が開示されている。
特許文献1に記載の送受信回路のインピーダンス整合回路は、1つのインダクタを送受信機で共有するオンチップマッチング回路である。これにより、特許文献1では、回路面積が大きくなるインダクタのために必要な回路面積を削減する。
欧州特許出願公開第3772184号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、1つのインダクタの利用方法を切り替えるためのスイッチSW0が受信モードと送信モードとのいずれの動作モードでも信号ロスを発生させるため、信号利得を大きく出来ない問題がある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置及びインピーダンス整合回路は、アンテナに接続される第1の端子と、受信回路の入力端子に接続される第2の端子と、送信回路の出力端子に接続される第3の端子と、前記第1の端子から前記第2の端子に至る信号経路に設けられる第1のインダクタと、前記第1の端子から前記第3の端子に至る信号経路に設けられる第2のインダクタと、を有し、前記第1のインダクタと前記第2のインダクタは、平面視において少なくとも一部が重なりを有するように形成される。
前記一実施の形態によれば、半導体装置及びインピーダンス整合回路は、信号利得の減少を防止しながら回路面積を小さくすることができる。
実施の形態1にかかる半導体装置の回路図である。 実施の形態1にかかるインダクタのレイアウトを説明する図である。 実施の形態1にかかるインダクタの別のレイアウト例を説明する図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の受信モードでの動作を説明する図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の送信モードでの動作を説明する図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の回路図である。 実施の形態2にかかる第2の可変容量の回路図である。 実施の形態2にかかる半導体装置におけるインピーダンス可変範囲を説明するイミッタンスチャートである。 実施の形態3にかかる半導体装置の回路図である。 実施の形態3にかかる半導体装置において用いられるスイッチ回路の回路図である。 実施の形態4にかかる半導体装置の回路図である。 実施の形態5にかかる半導体装置の回路図である。 実施の形態5にかかるインダクタのレイアウトを説明する図である。 実施の形態6にかかる半導体装置の回路図である。 実施の形態7にかかる半導体装置の回路図である。 実施の形態7にかかるインダクタのレイアウトを説明する図である。
説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
図1に実施の形態1にかかる半導体装置の回路図を示す。図1に示すように、半導体装置1は、受信回路10、送信回路20、インピーダンス整合回路30を有する。そして、半導体装置1は、アンテナANTを用いて無線信号の送受信を実現する。
受信回路10は、アンテナANTにより受信された信号を増幅して後段回路(例えば、内部回路)に伝達する。送信回路20は、内部回路で生成された信号を増幅してアンテナANTを駆動することで、アンテナANTから無線信号を出力する。そして、半導体装置1では、アンテナANTのインピーダンスと、インピーダンス整合回路30を用いて、受信回路10及び送信回路20のインピーダンスとを整合させる。
また、受信回路10は、入力端子Prx、受信アンプ11、電源スイッチSW11、コンデンサC1を有する。入力端子Prxは、インピーダンス整合回路30から信号を受信するための端子である。そして、受信回路10では、入力端子Prxから入力された信号を、コンデンサC1を介して受信アンプ11に与える。受信アンプ11は、与えられた信号を増幅して内部回路に出力する。また、受信回路10では、電源スイッチSW11を介して受信アンプ11に電源が供給される。電源スイッチSW11は、アンプ制御回路100からの指示に従って受信アンプ11への電源の供給と遮断を切り替える。
送信回路20は、出力端子Ptx、送信アンプ21、電源スイッチSW21、コンデンサC2を有する。出力端子Ptxは、インピーダンス整合回路30を介してアンテナANTに出力する送信信号を出力するための端子である。そして、送信回路20では、内部回路から入力された信号を増幅して、コンデンサC2を介して出力端子Ptxから出力する。送信アンプ21は、与えられた信号を増幅してインピーダンス整合回路30及びアンテナANTに対して出力する。また、送信回路20では、電源スイッチSW21を介して送信アンプ21に電源が供給される。電源スイッチSW21は、アンプ制御回路100からの指示に従って送信アンプ21への電源の供給と遮断を切り替える。
アンプ制御回路100は、受信回路10の受信アンプ11と、送信回路20の送信アンプ21とを排他的に動作させる。
ここで、実施の形態1にかかる半導体装置1では、インピーダンス整合回路30に特徴の1つを有する為、インピーダンス整合回路30について以下では詳細に説明する。インピーダンス整合回路30は、インダクタ31、第1の可変容量Cpを有する。そして、インダクタ31は、アンテナに接続される第1の端子P1と、受信回路10の入力端子Prxに接続される第2の端子P2と、送信回路20の出力端子Ptxに接続される第3の端子P3と、を有する。そして、インピーダンス整合回路30は、第1の端子P1から第2の端子P2に至る信号経路に設けられる第1のインダクタL1と、第1の端子P1から第3の端子P3に至る信号経路に設けられる第2のインダクタP2と、を有する。また、インピーダンス整合回路30では、第1の可変容量Cpが、第1の端子P1と、交流的に電位が固定された固定電位端子(図1では接地端子)との間に接続される。
実施の形態1にかかるインピーダンス整合回路30では、第1のインダクタL1と第2のインダクタL2が相互インダクタンスMを有するように構成することで、インピーダンス整合回路30を通過する信号の信号利得の損失を削減と、回路面積の削減を実現する。
そこで、まずインダクタ31の構造について説明する。図2に実施の形態1にかかるインダクタのレイアウトを説明する図を示す。図2に示すように、インダクタ31は、同心円状に第1のインダクタL1と第2のインダクタL2を構成する渦巻き状配線が形成される。図2に示す例では、第2のインダクタL2内に第1のインダクタL1を形成したが、第1のインダクタL1と第2のインダクタL2の形成位置を逆にしても良い。また、図2に示す例では、第1のインダクタL1と第2のインダクタL2を同心円になるように形成したが、第1のインダクタL1と第2のインダクタL2の中心位置はずれていても良い。つまり、第1のインダクタL1と第2のインダクタL2は、形成される領域を平面視した場合、少なくとも一部が重なりを有するように形成されていればよい。
また、図2に示す例では、第1のインダクタL1と第2のインダクタL2は半導体装置における同一配線層に形成するものである。図2に示す例では、第1の端子P1が設定される位置から配線が反時計回りに渦巻き状に形成される。そして、この第1の端子P1から開始される配線が第2のインダクタL2となる。また、第2のインダクタL2を構成する配線の第1の端子P1とは異なる側の端部からは、第2のインダクタL2を構成する配線とは異なる配線層に形成される配線41により外部に引き出されて第3の端子P3が設定される。また、第1のインダクタL1を構成する配線は、第2のインダクタL2を構成する配線の内側の領域に、反時計回りの渦巻き状に形成される。そして、第1のインダクタL1を構成する配線の一端は、第1のインダクタL1を構成する配線が形成される配線層と異なる配線層に形成される配線42により第2のインダクタL2を構成する配線のうち第1の端子P1に近い部分に接続される。また、第1のインダクタL1を構成する配線の他端は、第1のインダクタL1を構成する配線が形成される配線層と異なる配線層に形成される配線43により外部に引き出され、引き出された部分に第2の端子P2が設定される。
ここで、第1のインダクタL1と第2のインダクタL2の巻き方向について説明する。第1のインダクタL1に第1の端子P1から第2の端子P2に向かう方向の電流を流し、第2のインダクタL2に第1の端子P1から第3の端子P3に向かう方向の電流を流した場合、第1のインダクタL1に生じる電界と第2のインダクタL2に生じる電界は、互いに強め合う方向となるように、第1のインダクタL1と第2のインダクタL2の巻き線方向が設定する。つまり、第1のインダクタL1と第2のインダクタL2の配線の巻き方向は同一である。このような形状とすることで第1のインダクタL1と第2のインダクタL2の間の相互コンダクタンスMが正のコンダクタンスとなる。
なお、インダクタ31の形状は、図2に示したものに限らない。図3に実施の形態1にかかるインダクタの別のレイアウト例を説明する図を示す。図3に示したインダクタ31aは、図2のインダクタ31を扁平形状にしたものである。また、インダクタ31bは、第1のインダクタL1を構成する配線と、第2のインダクタL2を構成する配線との間に大きめの隙間が形成されるものである。また、第1の端子P1~第3の端子P3の引き出し方向は、適用される半導体装置の他の部分のレイアウトに応じて適宜変更することが可能である。
実施の形態1にかかる半導体装置1では、インダクタ31として、形成される領域が互いに重なり合うように2つのインダクタを形成することで、同一のインダクタンスを有する2つのインダクタをそれぞれ個別の領域に作る場合より、小型にすることができる。例えば、第1のインダクタL1のインダクタンスと、第2のインダクタL2のインダクタンスをそれぞれ同じインダクタンスのコイルを作成した場合、一例では37%程度の面積削減効果がある。
続いて、実施の形態1にかかる半導体装置1の動作と信号利得について説明する。図4に実施の形態1にかかる半導体装置の受信モードでの動作を説明する図を示す。図4に示すように、実施の形態1にかかる半導体装置1は、受信モードでは、アンプ制御回路100が、電源スイッチSW11をオンさせることで受信アンプ11が動作する状態とする一方、電源スイッチSW21をオフせせることで送信アンプ21を停止した状態とする。このような状態であるとき、半導体装置1の等価回路は、図4の下図に示すようになる。
つまり、受信モードでの半導体装置1の等価回路は、アンテナANTが信号源となりインピーダンス整合回路30への入力電圧Viを生成する。また、アンテナANTのインピーダンスは抵抗Riとして表わされる。また、受信アンプ11の入力インピーダンスは、インピーダンス整合回路30の出力インピーダンスRoとして表わされ、この出力インピーダンスRoにより、受信アンプ11に入力される信号が出力電圧Voとして表わされる。さらに、送信アンプ21は停止状態であるため、送信アンプ21の出力部分に設けられるコンデンサC2が第2のインダクタL2の第3の端子P3と接地端子との間に接続されることになる。
このような等価回路で表わされるインピーダンス整合回路30の周波数特性のうちノッチが生じる周波数fnotchは、(1)式で表わされる。
Figure 2023119325000002
そして、(1)式から半導体装置1では、相互インダクタンスMが大きいほどノッチが生じる周波数fnotchが高くなることがわかる。
また、図5に実施の形態1にかかる半導体装置の送信モードでの動作を説明する図を示す、図5に示すように、実施の形態1にかかる半導体装置1は、送信モードでは、アンプ制御回路100が、電源スイッチSW21をオンさせることで送信アンプ21が動作する状態とする一方、電源スイッチSW11をオフせせることで受信アンプ11を停止した状態とする。このような状態であるとき、半導体装置1の等価回路は、図5の下図に示すようになる。
つまり、送信モードでの半導体装置1の等価回路は、送信アンプ21が信号源となりインピーダンス整合回路30への入力電圧Viを生成する。また、送信アンプ21の出力インピーダンスが抵抗Riとして表わされる。また、アンテナANTのインピーダンスは、インピーダンス整合回路30の出力インピーダンスRoとして表わされ、この出力インピーダンスRoにより、アンテナANTに生じる電圧が出力電圧Voとして表わされる。さらに、受信アンプ11は停止状態であるため、受信アンプ11の入力部分に設けられるコンデンサC1が第1のインダクタL1の第2の端子P2と接地端子との間に接続されることになる。
このような等価回路で表わされるインピーダンス整合回路30の周波数特性のうちノッチが生じる周波数fnotchは、(2)式で表わされる。
Figure 2023119325000003
そして、(2)式から半導体装置1では、相互インダクタンスMが大きいほどノッチが生じる周波数fnotchが高くなることがわかる。
(1)式及び(2)式からわかるように、実施の形態1にかかる半導体装置1では、相互インダクタンスMが生じるようにインダクタ31を構成することで、ノッチが生じる周波数を高くすることができる。そして、ノッチが生じる周波数が高くなるとことで、例えば、BLE(Bluetooth Low Energy:登録商標)で規定された2.5GHzの周波数での利得を受信モードで1.0dB、送信モードで0.2dB程向上させることができる。
上記説明より、実施の形態1にかかる半導体装置1では、インダクタ31として、アンテナANTから受信回路10に信号を伝達する第1のインダクタL1と、送信回路20からアンテナANTに信号を伝達する第2のインダクタL2とが、互いに相互痛んだ句タンスMを有するように形成することで、インピーダンス整合回路30での信号ロスを低減することができる。
また、第1のインダクタL1と第2のインダクタL2とを平面視で重なりを有するように形成することで、2つのインダクタを形成するために必要な回路面積を削減することができる。
つまり、実施の形態1にかかる半導体装置1は、信号利得を大きくしながら回路面積を削減することができる。
実施の形態2
実施の形態2では、実施の形態1にかかる半導体装置1のインピーダンス整合回路30の別の形態となるインピーダンス整合回路50について説明する。そこで、図6に実施の形態2にかかる半導体装置2の回路図を示す。
図6に示すように、インピーダンス整合回路50は、インピーダンス整合回路30に対して、第2の可変容量Csを追加したものである。第2の可変容量Csは、第1の可変容量Cpの第1の端子P1側のノードと第1の端子P1との両方に一方の端子が接続され、他方の端子がアンテナANTに接続される。
ここで、第2の可変容量Csの具体的な回路の構成例について説明する。図7に実施の形態2にかかる第2の可変容量Csの回路図を示す。図7に示すように、第2の可変容量Csは、可変容量ユニットを並列に接続し、当該可変容量ユニットを選択信号ENによって少なくとも1つを有効にする。また、各単位容量ユニットは、コンデンサCb、トランジスタTr11、抵抗Rpu1、Rbg1を有する。
コンデンサCbは、一端がアンテナANTに接続され、他端がトランジスタTr11のソースと接続される。トランジスタTr11のドレインは、第1の端子P1及び第1の可変容量Cpの第1の端子P1側の端子に接続される。また、トランジスタTr11のゲートには抵抗Rpu1を介して選択信号ENが与えられる。トランジスタTr11のバックゲートは、抵抗Rbg1を介して接地端子に接続される。このように、ゲートとバックゲートにそれぞれ抵抗を挿入することで、トランジスタTr11がスイッチとして機能している状態でトランジスタTr11を通過する信号の振幅が、接地電圧(或いは交流的に固定された電位Vb)、或いは、選択信号ENのハイレベル電位Vgを越えてもトランジスタTr11の導通状態を維持することができる。
そして、インピーダンス整合回路50では、第2の可変容量Csを有することでインピーダンス可変範囲を広げることができる。そこで、図8に実施の形態2にかかる半導体装置2におけるインピーダンス可変範囲を説明するイミッタンスチャートを示す。図8に示すように、図8に示すように、第1の可変容量Cpだけではインピーダンスの可変範囲が1つの等コンダクタンス線に沿った範囲であったものが、第2の可変容量Csを追加することで、複数の等コンダクタンス線にまたがってインピーダンスの可変範囲を設定することができる。
上記説明より、実施の形態2にかかるインピーダンス整合回路50を用いることで、実施の形態1よりも広いインピーダンスチューニングレンジを設定し、インピーダンスが減少する方向に対してもインピーダンス調整能力を広げることができる。
実施の形態3
実施の形態2では、実施の形態1にかかる半導体装置1のインピーダンス整合回路30の別の形態となるインピーダンス整合回路60について説明する。そこで、図9に実施の形態3にかかる半導体装置3の回路図を示す。
図9に示すように、インピーダンス整合回路60は、インピーダンス整合回路30にスイッチ回路SWrxを追加したものである。スイッチ回路SWrxは、第2の端子P2と受信回路10の入力端子Prxとの間を接続するか遮断するかを切り替える。ここで、図10に実施の形態3にかかる半導体装置3において用いられるスイッチ回路SWrxの回路図を示す。
図10に示すように、トランジスタTr21、抵抗Rpu2、Rbg2を有する。トランジスタTr21は、ソースがインダクタ31の第2の端子P2に接続され、ドレインが受信回路10に接続される。また、トランジスタTr21のゲートには抵抗Rpu2を介してスイッチ制御信号ENswが与えられる。トランジスタTr21のバックゲートは、抵抗Rbg2を介して接地端子に接続される。このように、ゲートとバックゲートにそれぞれ抵抗を挿入することで、トランジスタTr21がスイッチとして機能している状態でトランジスタTr21を通過する信号の振幅が、接地電圧(或いは交流的に固定された電位Vb)、或いは、選択信号ENのハイレベル電位Vgを越えてもトランジスタTr11の導通状態を維持することができる。
このようにスイッチ回路SWrxを設けることで、送信モード時に受信回路10側に設けられるコンデンサC2の影響を小さくできる。また、スイッチ回路SWrxの挿入に起因する損失を小さくするためにある程度太めのゲート幅のトランジスタを選択することが好ましい。また、トランジスタTr11のゲートノードとバックゲートに抵抗を挿入することで、電気的にフローティングにする必要がある。この抵抗により、ソース、ドレインから見える対ゲートと対バックゲートの寄生容量を低減することができる
実施の形態4
実施の形態4では、実施の形態1にかかる半導体装置1のインピーダンス整合回路30の別の形態となるインピーダンス整合回路70について説明する。そこで、図11に実施の形態4にかかる半導体装置4の回路図を示す。
図11に示すように、インピーダンス整合回路70は、インピーダンス整合回路30に対して第2の可変容量Cs、スイッチ回路SWrx、第3の可変容量Crx、第4の可変容量Ctxを追加したものである。ここで、第2の可変容量Csは実施の形態2で説明したものであり、スイッチ回路SWrxは実施の形態3で説明したものでるため、ここでは説明を省略する。そこで、第3の可変容量Crx及び第4の可変容量Ctxについて詳細に説明する。
第3の可変容量Crxは、受信回路10の入力端子Prxと、交流的に電位が固定された固定電位端子(例えば、接地端子)と、の間に接続される。また第4の可変容量Ctxは、送信回路20の出力端子Ptxと、接地端子と、の間に接続される。なお、第3の可変容量Crx及び第4の可変容量Ctxは、第2の可変容量Csと同等の構成を有するものである。
実施の形態4にかかる半導体装置4では、第1の端子P1、第2の端子P2及び第3の端子P3のそれぞれに第2の可変容量Cs,第3の可変容量Crx及び第4の可変容量Ctxを設けることでインピーダンスの可変範囲を実施の形態2よりもさらに大きく広げることができる。
実施の形態5
実施の形態5では、実施の形態4にかかる半導体装置4のインピーダンス整合回路70の別の形態となるインピーダンス整合回路80について説明する。そこで、図12に実施の形態5にかかる半導体装置5の回路図を示す。
図12に示すように、インピーダンス整合回路80は、第4の可変容量Ctxを第2のインダクタL1を構成する配線のうち、端部を除く中間位置に接続する。なお、第4の可変容量Ctxの他端は、インピーダンス整合回路80においても固定電位端子(例えば、接地端子)に接続される。このように第2のインダクタL2と第4の可変容量Ctxとを接続する分岐配線81を有するインダクタ31をインダクタ32と称す。
ここで、インダクタ32のレイアウトについて、図13に実施の形態5にかかるインダクタ32のレイアウトを説明する図を示す。図13に示すように、インダクタ32は、第2のインダクタL2を構成する配線の端部を除く中間位置から分岐配線81を分岐させる。分岐配線81は、第2のインダクタL2を構成する配線が形成される配線層とは異なる層に形成される。
このように、第2のインダクタL2を構成する配線に第4の可変容量Ctxを接続することもできる。このようなレイアウトとしても、実施の形態4との特性差はほとんど無いため、他の素子の配置の都合に応じて、このようなレイアウトをすることも可能である。
実施の形態6
実施の形態6では、実施の形態4にかかる半導体装置4の別の形態について説明する。そこで、図14に実施の形態6にかかる半導体装置6の回路図を示す。実施の形態1~5で説明した受信回路10、送信回路20及びインピーダンス整合回路30、50,60、70、80は、いずれも半導体チップ上に形成可能な素子のみで構成される。そのため、実施の形態6では、実施の形態4にかかる半導体装置4を例に、受信回路10、送信回路20及びインピーダンス整合回路70を1つの半導体チップ上に形成した例を示す。
このように、1つの半導体チップ上に受信回路10、送信回路20、インピーダンス整合回路70を形成することで、送受信回路を構成するための部品を半導体チップの外付け部品の数を削減できるため、送受信回路を含む装置の堆積を小さくすることができる。
実施の形態7
実施の形態7では、インダクタ31の別の形態となるインダクタ33を有する半導体装置7について説明する。そこで、図15に実施の形態7にかかる半導体装置の回路図を示す。
図15に示すように、インダクタ33は、インダクタ31に第3のインダクタL3を追加したものである。第3のインダクタL3は、第1の端子P1と、第1のインダクタL1と第2のインダクタL2との両方が接続される共通ブランチと、の間に接続される。ここで、図16に実施の形態7にかかるインダクタのレイアウトを説明する図を示す。
図16に示すように、インダクタ33では、第3のインダクタL3を構成する配線が第2のインダクタL2を構成する配線を囲むように第1のインダクタL1及び第2のインダクタL2と同じ方向に巻かれるように形成される。また、インダクタ33では、第3のインダクタL3の第1の端子P1が設定され、他端近傍から分岐するように第1のインダクタL1が形成される。また、第2のインダクタL2は、第3のインダクタL3の端部から連続するように形成される。
形成するインダクタのインダクタンス或いは相互インダクタンスMによって第3のインダクタL3が必要である場合、図16に示すようなレイアウトとすることで、第3のインダクタL3を形成するとともに、第1のインダクタL1及び第2のインダクタL2と第3のインダクタL3との間に相互インダクタンスMを発生させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1~7 半導体装置
10 受信回路
11 受信アンプ
20 送信回路
21 送信アンプ
30、50、60、70、80、90 インピーダンス整合回路
31~33 インダクタ
41~49 配線
81 分岐配線
100 アンプ制御回路
L1 第1のインダクタ
L2 第2のインダクタ
L3 第3のインダクタ
P1 第1の端子
P2 第2の端子
P3 第3の端子
Cp 第1の可変容量
Cs 第2の可変容量
Crx 第3の可変容量
Ctx 第4の可変容量
Prx 入力端子
Ptx 出力端子
SWrx スイッチ回路
ANT アンテナ

Claims (10)

  1. 受信回路と、
    送信回路と、
    前記受信回路と前記送信回路を排他的に動作させるアンプ制御回路と、
    アンテナに接続される第1の端子と、前記受信回路の入力端子に接続される第2の端子と、前記送信回路の出力端子に接続される第3の端子と、を有するインピーダンス整合回路と、を有し、
    前記インピーダンス整合回路は、
    前記第1の端子から前記第2の端子に至る信号経路に設けられる第1のインダクタと、
    前記第1の端子から前記第3の端子に至る信号経路に設けられる第2のインダクタと、を有し、
    前記第1のインダクタと前記第2のインダクタが形成される領域を平面視した場合、少なくとも一部が重なりを有する半導体装置。
  2. 前記第1のインダクタに前記第1の端子から前記第2の端子に向かう方向の電流を流し、前記第2のインダクタに前記第1の端子から前記第3の端子に向かう方向の電流を流した場合、前記第1のインダクタに生じる電界と前記第2のインダクタに生じる電界は、互いに強め合う方向となるように、前記第1のインダクタと前記第2のインダクタの巻き線方向が設定される請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の端子と、交流的に電位が固定された固定電位端子との間に接続される第1の可変容量をさらに有する請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の可変容量の前記第1の端子側のノードと前記第1の端子との両方に一方の端子が接続され、他方の端子が前記アンテナに接続される第2の可変容量をさらに有する請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第2の端子と前記受信回路の入力端子との間を接続するか遮断するかを切り替えるスイッチ回路をさらに有する請求項1に記載の半導体装置。
  6. 前記受信回路の入力端子と、交流的に電位が固定された固定電位端子と、の間に接続される第3の可変容量と、
    前記送信回路の出力端子と、前記固定電位端子と、の間に接続される第4の可変容量と、
    をさらに有する請求項1に記載の半導体装置。
  7. 前記受信回路の入力端子と、交流的に電位が固定された固定電位端子と、の間に接続される第3の可変容量と、
    前記第2のインダクタを構成する配線のうち、端部を除く中間位置に一端が接続され、他端が前記固定電位端子に接続される第4の可変容量と、
    をさらに有する請求項1に記載の半導体装置。
  8. 前記第1の端子と、前記第1のインダクタと前記第2のインダクタとの両方が接続される共通ブランチと、の間に接続される第3のインダクタをさらに有し、
    前記第3のインダクタは、前記第1のインダクタ及び前記第2のインダクタとの間に相互インダクタンスを有するように形成される請求項1に記載の半導体装置。
  9. 前記受信回路、前記送信回路、前記アンプ制御回路及び前記インピーダンス整合回路は、1つの半導体チップ上に形成される請求項1に記載の半導体装置。
  10. アンテナに接続される第1の端子と、
    受信回路の入力端子に接続される第2の端子と、
    送信回路の出力端子に接続される第3の端子と、
    前記第1の端子から前記第2の端子に至る信号経路に設けられる第1のインダクタと、
    前記第1の端子から前記第3の端子に至る信号経路に設けられる第2のインダクタと、を有し、
    前記第1のインダクタと前記第2のインダクタが形成される領域を平面視した場合、少なくとも一部が重なりを有するインピーダンス整合回路。
JP2022022166A 2022-02-16 2022-02-16 半導体装置及びインピーダンス整合回路 Pending JP2023119325A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022022166A JP2023119325A (ja) 2022-02-16 2022-02-16 半導体装置及びインピーダンス整合回路
CN202310105288.8A CN116614101A (zh) 2022-02-16 2023-02-13 半导体器件和阻抗匹配电路装置
DE102023201233.2A DE102023201233A1 (de) 2022-02-16 2023-02-14 Halbleitervorrichtung und impedanzanpassungs-schaltungsanordnung
US18/169,973 US20230261679A1 (en) 2022-02-16 2023-02-16 Semiconductor device and impedance-matching circuitry

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022022166A JP2023119325A (ja) 2022-02-16 2022-02-16 半導体装置及びインピーダンス整合回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023119325A true JP2023119325A (ja) 2023-08-28

Family

ID=87430613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022022166A Pending JP2023119325A (ja) 2022-02-16 2022-02-16 半導体装置及びインピーダンス整合回路

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20230261679A1 (ja)
JP (1) JP2023119325A (ja)
CN (1) CN116614101A (ja)
DE (1) DE102023201233A1 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3772184B1 (en) 2019-08-01 2022-01-26 Renesas Electronics Corp A tunable matching network for a transceiver
JP2022022166A (ja) 2020-07-22 2022-02-03 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 透明紫外線硬化型樹脂組成物およびそれから得られた透明硬化樹脂層

Also Published As

Publication number Publication date
US20230261679A1 (en) 2023-08-17
DE102023201233A1 (de) 2023-08-17
CN116614101A (zh) 2023-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101234957B1 (ko) 출력 네트워크를 사용한 전력 제어 장치
CN102714084B (zh) 具有多个变压比的集成变压器
US6624795B2 (en) Antenna arrangement
US9166640B2 (en) Adjustable impedance matching network
CN106026952B (zh) 用于针对毫米波功率应用的共源共栅放大器拓扑结构的设备和方法
US10601100B2 (en) Compact low loss signal coupler
US20100019858A1 (en) N:m transformer and impedance matching
JP5999286B1 (ja) トランス型移相器、移相回路および通信端末装置
WO2015178204A1 (ja) アンテナ整合回路、アンテナ整合モジュール、アンテナ装置および無線通信装置
CN113595577A (zh) 电感器电路及无线通信装置
KR20210046527A (ko) 스위칭 트랜스포머 및 이를 포함하는 전자 시스템
US20210036396A1 (en) Directional coupler
JP2023119325A (ja) 半導体装置及びインピーダンス整合回路
KR20110060735A (ko) 고주파 변압기를 이용한 다중 대역 전력증폭기
US11469758B2 (en) High frequency switch
KR101721866B1 (ko) 위상 천이기 및 그 제어방법
CN108631766A (zh) 具有有源器件调谐的反射型相位偏移器
JP2008067052A (ja) 携帯無線機用アンテナ装置
JP2003101304A (ja) 高周波スイッチ回路およびそれを用いた電子装置
CN113853711A (zh) 定向耦合器
JP2020136729A (ja) 周波数帯域可変高周波増幅器
JP2008061082A (ja) バランスフィルタ回路及びこれを用いた高周波装置
US20230050926A1 (en) Radio frequency apparatus and inductance device thereof
CN113411053B (zh) 半导体装置
CN115932748B (zh) 片上射频雷达发射系统、片上射频雷达

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240704