JP2023119212A - 電池用電極製造装置及び電池用電極製造方法 - Google Patents

電池用電極製造装置及び電池用電極製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基材フィルムに載置される電極組成物の形を、簡易且つ効率的に整えること。【解決手段】電池用電極製造装置は、帯状の基材フィルムを搬送する搬送部と、前記基材フィルムの搬送方向における所定の供給位置に対して、活物質及び電解液を含んだ湿潤粉体である電極組成物を供給する電極組成物供給部と、前記供給位置において、前記基材フィルム上に供給された前記電極組成物の幅を制御する幅ガイド部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、電池用電極製造装置及び電池用電極製造方法に関する。
リチウムイオン電池は高容量の二次電池であり、近年様々な用途で使用されている。リチウムイオン電池の電極は、活物質層、集電体層、セパレータ、及び、活物質層を封入する枠体等によって構成される(例えば、特許文献1参照)。リチウムイオン電池における活物質層は、例えば、帯状の基材フィルムに対して電極組成物を供給し、ロールプレス等によって圧縮することで形成することができる。
基材フィルムへの電極組成物の供給方法としては、ホッパを用いた手法が考えられる。具体的には、ホッパ内に電極組成物を保持し、ホッパから基材フィルムに対して電極組成物を適宜供給するように制御することができる。例えば、特許文献2には、ホッパ内に電極組成物を保持するとともに、無端ベルトを用いて電極組成物をホッパの開口まで搬送することにより、ホッパの開口の下方に位置するシート状の基材に対して電極組成物を供給する技術について記載されている。
特許第6633866号公報 特開2020-161303号公報 特開2021-27043号公報
基材フィルムに電極組成物を載置する際、電極組成物が基材フィルム上で広がってしまって所定の形状にならない場合がある。ここで、電極組成物は、電解液を含んだ湿潤粉体であって流動性が悪く、また、圧力が加わると固着してしまう特徴を有する。このような電極組成物について、後の工程において基材フィルム上で形を整えることは、枠体等との関係もあって容易でない。また、特許文献3には、マスクを用いて余剰分の電極組成物を基板上から除去する技術について記載されている。しかしながら、かかる手法は、装置構成及び工程が複雑になってしまうとともに、歩留まりの観点からも好ましくない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、基材フィルムに載置される電極組成物の形を、簡易且つ効率的に整えることを可能とする電池用電極製造装置及び電池用電極製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電池用電極製造装置は、帯状の基材フィルムを搬送する搬送部と、前記基材フィルムの搬送方向における所定の供給位置に対して、活物質及び電解液を含んだ湿潤粉体である電極組成物を供給する電極組成物供給部と、前記供給位置において、前記基材フィルム上に供給された前記電極組成物の幅を制御する幅ガイド部とを備える。
本発明の電池用電極製造装置及び電池用電極製造方法によれば、基材フィルムに載置される電極組成物の形を、簡易且つ効率的に整えることができる。
図1は、実施形態の電池用電極製造装置を用いて製造される電池の単セルの断面模式図である。 図2は、実施形態の電池用電極製造装置の概略図である。 図3Aは、実施形態の電極組成物供給装置の一例を示す図である。 図3Bは、実施形態の幅ガイド装置について説明するための図である。 図4は、実施形態の幅ガイド装置の一例を示す図である。 図5は、実施形態の幅ガイド装置の一例を示す図である。 図6Aは、実施形態の幅ガイド装置の一例を示す図である。 図6Bは、実施形態の幅ガイド装置の一例を示す図である。 図7Aは、実施形態の幅ガイド装置の一例を示す図である。 図7Bは、実施形態の幅ガイド装置の一例を示す図である。
(実施形態)
以下、図面を参照して、本発明を適用した実施形態について説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴部分を強調する目的で、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。また、同様の目的で、一部を省略して図示している場合がある。
<組電池(二次電池)>
実施形態の電池用電極製造装置及び電池用電極製造方法は、例えば、リチウムイオン電池の製造に適用される。リチウムイオン電池は、複数のリチウムイオン単電池(単セル又は電池セルとも記載する)を組み合わせてモジュール化した組電池、或いは、このような組電池を複数組み合わせて電圧及び容量を調整した電池パックの形態で使用される。
<単セル(電池セル)>
図1は、単セル10の断面模式図である。単セル10を複数組み合わせることで上記の組電池を作製することが可能である。例えば、単セル10は、2つの電極20(電池用電極)としての正極20a及び負極20bと、セパレータ30とを有する。
セパレータ30は、正極20aと負極20bとの間に配置される。組電池において、複数の単セル10は、正極20aと負極20bとを同方向に向けて積層される。
セパレータ30には、電解質が保持される。これにより、セパレータ30は、電解質層として機能する。セパレータ30は、正極20a及び負極20bの電極活物質層22の間に配置され、これらが互いに接触することを抑制する。これにより、セパレータ30は、正極20aと負極20bとの間の隔壁として機能する。
セパレータ30に保持される電解質としては、例えば、電解液またはゲルポリマー電解質等が挙げられる。これらの電解質を用いることで、高いリチウムイオン伝導性が確保される。セパレータの形態としては、例えば、上記電解質を吸収保持するポリマーや繊維からなる多孔性シートのセパレータや不織布セパレータ等を挙げることができる。
正極20a及び負極20bは、それぞれ、集電体21と、電極活物質層22と、枠体35とを有する。電極活物質層22と集電体21とは、セパレータ30側からこの順に並ぶ。枠体35は、額縁状(環状)である。枠体35は、電極活物質層22の周囲を囲む。正極20aの枠体35と負極20bの枠体35とは、互いに溶着され一体化されている。以下の説明において、正極20a及び負極20bの電極活物質層22を互いに区別する場合、これらをそれぞれ正極活物質層22a、負極活物質層22bと呼ぶ。
<正極集電体の具体例>
正極集電体層21aを構成する正極集電体としては、公知のリチウムイオン単電池に用いられる集電体を用いることができ、例えば、公知の金属集電体及び導電材料と樹脂とから構成されてなる樹脂集電体(特開2012-150905号公報及び国際公開第2015/005116号等に記載の樹脂集電体等)を用いることができる。正極集電体層21aを構成する正極集電体は、電池特性等の観点から、樹脂集電体であることが好ましい。
金属集電体としては、例えば、銅、アルミニウム、チタン、ニッケル、タンタル、ニオブ、ハフニウム、ジルコニウム、亜鉛、タングステン、ビスマス、アンチモン及びこれらの金属を1種以上含む合金、並びに、ステンレス合金からなる群から選択される一種以上の金属材料が挙げられる。これらの金属材料は、薄板や金属箔等の形態で用いてもよい。また、上記金属材料以外で構成される基材表面にスパッタリング、電着、塗布等の方法により上記金属材料を形成したものを金属集電体として用いてもよい。
樹脂集電体としては、導電性フィラーとマトリックス樹脂とを含むことが好ましい。マトリックス樹脂としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリメチルペンテン(PMP)等が挙げられるが、特に限定されない。また、導電性フィラーは、導電性を有する材料から選択されれば特に限定されない。導電性フィラーは、その形状が繊維状である導電性繊維であってもよい。
樹脂集電体は、マトリックス樹脂及び導電性フィラーのほかに、その他の成分(分散剤、架橋促進剤、架橋剤、着色剤、紫外線吸収剤、可塑剤等)を含んでいてもよい。また、複数の樹脂集電体を積層して用いてもよく、樹脂集電体と金属箔とを積層して用いても良い。
正極集電体層21aの厚さは、特に限定されないが、5~150μmであることが好ましい。複数の樹脂集電体を積層して正極集電体層21aとして用いる場合には、積層後の全体の厚さが5~150μmであることが好ましい。正極集電体層21aは、例えば、マトリックス樹脂、導電性フィラー及び必要により用いるフィラー用分散剤を溶融混練して得られる導電性樹脂組成物を公知の方法でフィルム状に成形することにより得ることができる。
<正極活物質の具体例>
正極活物質層22aは、正極活物質を含む混合物の非結着体であることが好ましい。ここで、非結着体とは、正極活物質層中において正極活物質の位置が固定されておらず、正極活物質同士及び正極活物質と集電体とが不可逆的に固定されていないことを意味する。正極活物質層22aが非結着体である場合、正極活物質同士は不可逆的に固定されていないため、正極活物質同士の界面を機械的に破壊することなく分離することができ、正極活物質層22aに応力がかかった場合でも正極活物質が移動することで正極活物質層22aの破壊を防止することができ好ましい。非結着体である正極活物質層22aは、正極活物質層22aを、正極活物質と電解液とを含みかつ結着剤を含まない正極活物質層22aにする等の方法で得ることができる。なお、本明細書において、結着剤とは、正極活物質同士及び正極活物質と集電体とを可逆的に固定することができない薬剤を意味し、デンプン、ポリフッ化ビニリデン、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、テトラフルオロエチレン、スチレン-ブタジエンゴム、ポリエチレン及びポリプロピレン等の公知の溶剤乾燥型のリチウムイオン電池用結着剤等が挙げられる。これらの結着剤は、溶剤に溶解又は分散して用いられ、溶剤を揮発、留去することで表面が粘着性を示すことなく固体化するので正極活物質同士及び正極活物質と集電体とを可逆的に固定することができない。
正極活物質としては、例えば、リチウムと遷移金属との複合酸化物、遷移金属元素が2種である複合酸化物、金属元素が3種類以上である複合酸化物等が挙げられるが、特に限定されない。
正極活物質は、その表面の少なくとも一部が高分子化合物を含む被覆材により被覆された被覆正極活物質であってもよい。正極活物質の周囲が被覆材で被覆されていると、正極の体積変化が緩和され、正極の膨張を抑制することができる。
被覆材を構成する高分子化合物としては、特開2017-054703号公報及び国際公開第2015/005117号等に活物質被覆用樹脂として記載されたものを好適に用いることができる。
被覆材には、導電剤が含まれていてもよい。導電剤としては、正極集電体層21aに含まれる導電性フィラーと同様のものを好適に用いることができる。
正極活物質層22aには、粘着性樹脂が含まれていてもよい。粘着性樹脂としては、例えば、特開2017-054703号公報に記載された非水系二次電池活物質被覆用樹脂に少量の有機溶剤を混合してそのガラス転移温度を室温以下に調節したもの、及び、特開平10-255805号公報に粘着剤として記載されたもの等を好適に用いることができる。なお、粘着性樹脂は、溶媒成分を揮発させて乾燥させても固体化せずに粘着性(水、溶剤、熱等を使用せずに僅かな圧力を加えることで接着する性質)を有する樹脂を意味する。一方、結着剤として用いられる溶液乾燥型の電極用バインダーは、溶媒成分を揮発させることで乾燥、固体化して活物質同士を強固に接着固定するものを意味する。したがって、上述した結着剤(溶液乾燥型の電極バインダー)と粘着性樹脂とは、異なる材料である。
正極活物質層22aには、電解質と非水溶媒を含む電解液が含まれていてもよい。電解質としては、公知の電解液に用いられているもの等が使用できる。非水溶媒としては、公知の電解液に用いられているもの(例えば、リン酸エステル、ニトリル化合物等及びこれらの混合物等)等が使用できる。例えば、エチレンカーボネート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)の混合液、又は、エチレンカーボネート(EC)とプロピレンカーボネート(PC)の混合液を用いることができる。
正極活物質層22aには、導電助剤が含まれていてもよい。導電助剤としては、正極集電体層21aに含まれる導電性フィラーと同様の導電性材料を好適に用いることができる。
正極活物質層22aの厚さは、特に限定されるものではないが、電池性能の観点から、150~600μmであることが好ましく、200~450μmであることがより好ましい。
実施形態において、正極活物質層22aを形成するために供給される正極組成物は、正極活物質と非水電解液を含んでなる湿潤粉体である。また、湿潤粉体はペンデュラー状態又はファニキュラー状態であることがより好ましい。
湿潤粉体における非水電解液の割合は、特に限定されないが、ペンデュラー状態又はファニキュラー状態とするためには、正極の場合には非水電解液の割合を湿潤粉体全体の0.5~15重量%とすることが望ましい。
<負極集電体の具体例>
負極集電体層21bを構成する負極集電体としては、正極集電体で記載した構成と同様のものを適宜選択して用いることができ、同様の方法により得ることができる。負極集電体層21bは、電池特性等の観点から、樹脂集電体であることが好ましい。負極集電体層21bの厚さは、特に限定されないが、5~150μmであることが好ましい。
<負極活物質の具体例>
負極活物質層22bは、負極活物質を含む混合物の非結着体であることが好ましい。負極活物質層が非結着体であることが好ましい理由、及び非結着体である負極活物質層22bを得る方法等は、正極活物質層22aが非結着体であることが好ましい理由、及び非結着体である正極活物質層22aを得る方法と同様である。
負極活物質としては、例えば、炭素系材料、珪素系材料及びこれらの混合物等を用いることができるが、特に限定されない。
負極活物質は、その表面の少なくとも一部が高分子化合物を含む被覆材により被覆された被覆負極活物質であってもよい。負極活物質の周囲が被覆材で被覆されていると、負極の体積変化が緩和され、負極の膨張を抑制することができる。
被覆材としては、被覆正極活物質を構成する被覆材と同様のものを好適に用いることができる。
負極活物質層22bは、電解質と非水溶媒を含む電解液を含有する。電解液の組成は、正極活物質層22aに含まれる電解液と同様の電解液を好適に用いることができる。
負極活物質層22bには、導電助剤が含まれていてもよい。導電助剤としては、正極活物質層22aに含まれる導電性フィラーと同様の導電性材料を好適に用いることができる。
負極活物質層22bには、粘着性樹脂が含まれていてもよい。粘着性樹脂としては、正極活物質層22aの任意成分である粘着性樹脂と同様のものを好適に用いることができる。
負極活物質層22bの厚さは、特に限定されるものではないが、電池性能の観点から、150~600μmであることが好ましく、200~450μmであることがより好ましい。
実施形態において、負極活物質層22bを形成するために供給される負極組成物は、負極活物質と非水電解液を含んでなる湿潤粉体である。また、湿潤粉体はペンデュラー状態又はファニキュラー状態であることがより好ましい。
湿潤粉体における非水電解液の割合は、特に限定されないが、ペンデュラー状態又はファニキュラー状態とするためには、負極の場合には非水電解液の割合を湿潤粉体全体の0.5~25重量%とすることが望ましい。
<セパレータの具体例>
セパレータ30に保持される電解質としては、例えば、電解液又はゲルポリマー電解質等が挙げられる。セパレータ30は、これらの電解質を用いることで、高いリチウムイオン伝導性が確保される。セパレータ30の形態としては、例えば、ポリエチレン又はポリプロピレン製の多孔性フィルム等が挙げられるが、特に限定されない。
<枠体の具体例>
枠体35としては、電解液に対して耐久性のある材料であれば特に限定されないが、例えば、高分子材料が好ましく、熱硬化性高分子材料がより好ましい。枠体35を構成する材料としては、絶縁性、シール性(液密性)、電池動作温度下での耐熱性等を有するものであればよく、樹脂材料が好適に採用される。より具体的には、枠体35としては、例えば、エポキシ系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン系樹脂及びポリフッ化ビニリデン樹脂等が挙げられ、耐久性が高く取り扱いが容易であることからエポキシ系樹脂が好ましい。
<電池用電極製造装置及び電池用電極製造方法>
次に、本実施形態の電池用電極製造装置及び電池用電極製造方法(以下、製造方法と略して呼ぶ)について説明する。例えば、電池用電極製造装置及び電池用電極製造方法では、まず正極20a及び負極20bが製造される。正極20aの製造方法と負極20bの製造方法とは、主に電極活物質層22に含まれる電極活物質が異なる。ここでは、電極20の製造方法として、正極20a及び負極20bの製造方法をまとめて説明する。
図2は、電池用電極製造装置1000の概略図である。例えば、電池用電極製造装置1000は、チャンバ100、搬送装置200、電極組成物供給装置300、枠体供給装置400、プレス装置500及び幅ガイド装置600を含む。なお、以下では、帯状の基材フィルムが帯状の集電体21Bである場合を一例として説明する。
チャンバ100は、内部を大気圧よりも減圧された状態に保持できる部屋である。チャンバ100の内部は、図示しない減圧ポンプにより大気圧よりも減圧される。なお、標準大気圧は、約1013hPa(約105Pa)である。
例えば、チャンバ100の外部に集電体ロール21Rが配置され、集電体ロール21Rから引き出された帯状の集電体21Bが、スリットを通してチャンバ100の内部に搬送される。以下、帯状の集電体21Bを集電体21Bと記載する場合がある。なお、集電体21Bは、上述した集電体21が所定の形状に切り出される前のものである。集電体21Bは、搬送方向Daに沿って所定の速度で搬送される。以下では、集電体21Bが搬送される方向を下流側Da1、その反対方向を上流側Da2として説明する。なお、集電体ロール21Rが配置されるチャンバ100の外部空間は、常圧であってもよいし、チャンバ100と異なるチャンバによって減圧されていてもよい。
なお、図2に示す通り、鉛直方向Dbにおける上側をDb1、鉛直方向Dbにおける下側をDb2とする。搬送方向Da及び鉛直方向Dbに対して直交する方向は、集電体21B、及び、集電体21Bに載置される電極組成物22cの幅方向に対応する。
搬送装置200は、集電体21Bを、搬送方向Daの下流側Da1に搬送する。例えば、搬送装置200は、集電体21Bを下側から支持するベルトコンベアである。なお、後述の電極組成物供給装置300による電極組成物22cの供給が行なわれた後、搬送装置200は、電極組成物22cを載せた集電体21Bを搬送することとなる。また、後述の枠体供給装置400による枠体35の供給が行なわれた後、搬送装置200は、枠体35及び電極組成物22cを載せた集電体21Bを搬送することとなる。搬送装置200は、搬送部の一例である。
電極組成物供給装置300は、図2に示す通り、チャンバ100内で搬送される集電体21B上に電極組成物22cを供給する。上述したように、実施形態において、電極活物質層22(正極活物質層22a、負極活物質層22b)を形成するために、電極組成物供給装置300から供給される電極組成物22c(正極組成物、負極組成物)は、電極活物質(正極活物質、負極活物質)と電解液(非水電解液)を含んでなる湿潤粉体である。また、実施形態において、電極組成物22cとしての湿潤粉体は、ペンデュラー状態又はファニキュラー状態であることがより好ましい。また、電極活物質は、高分子化合物を含む被覆材により被覆された被覆電極活物質である。電極組成物22cに含まれる電極活物質は、被覆電極活物質であるため、集電体21B上に供給する工程では、電極組成物22cを柔らかい状態にしておくことが必要となる。
電極組成物供給装置300の具体的な構成については、集電体21Bの搬送方向Daにおける所定の供給位置に対して電極組成物22cを供給することが可能であれば特に限定されるものではないが、一例としては図3Aに示すホッパ311及びシャッタ312から構成される。具体的には、電極組成物供給装置300は、鉛直方向Dbの下側Db2に開口を有するホッパ311の内部に電極組成物22cを保持するとともに、ホッパ311の開口をシャッタ312で開閉することにより、所定の供給位置に対して電極組成物22cを供給することができる。
なお、集電体21Bの搬送方向Daにおける所定の供給位置とは、地面等を基準とした座標系における所定の位置である。所定の供給位置に供給された電極組成物22cは、搬送装置200によって、集電体21Bとともに搬送方向Daの下流側Da1に搬送される。
ここで、集電体21Bに電極組成物22cを載置する際、電極組成物22cが集電体21B上で広がってしまって所定の形状にならない場合がある。そこで、実施形態の電池用電極製造装置1000は、図3Bに示すように、上記所定の供給位置に幅ガイド装置600を備える。幅ガイド装置600は、上記所定の供給位置において、集電体21B上に供給された電極組成物22cの幅を制御する。以下、幅ガイド装置600の具体例について図4、図5、図6A、図6B、図7A及び図7Bを用いて説明する。
なお、図4~図7Bにおいては、電極組成物供給装置300の一例として、ムービングベルトを用いて電極組成物22cを供給する例について説明する。例えば、図4~図7Bの電極組成物供給装置300は、ムービングベルト321と、ムービングベルト322と、側板323と、側板324とを備える。即ち、電極組成物供給装置300は、ムービングベルト321、ムービングベルト322、側板323及び側板324によってホッパを構成し、当該ホッパの内部に電極組成物22cを保持する。そして、電極組成物供給装置300は、ムービングベルト321及びムービングベルト322の動作を制御することにより、集電体21Bに対して電極組成物22cを供給する。
より具体的には、ムービングベルト321及びムービングベルト322のそれぞれは、集電体21B及び電極組成物22cの幅方向(搬送方向Da及び鉛直方向Dbに直交する方向)に平行な回転軸で回転する輪状部材と、当該輪状部材を駆動する駆動ローラとを備える。電極組成物供給装置300は、ムービングベルト321及びムービングベルト322における各輪状部材を図4に示す矢印の方向に回転させることで集電体21Bに対して電極組成物22cを供給し、各輪状部材の回転を停止させ、或いは逆回転させることにより、電極組成物22cの供給を停止させる。
図4においては、幅ガイド装置600の一例として、上記所定の供給位置に固定された部材611及び部材612を示す。即ち、集電体21B及び載置された電極組成物22cが搬送方向Daの下流側Da1に順次搬送されるのに対し、幅ガイド装置600は、搬送方向Daにおける位置が固定される。
部材611及び部材612は、図4に示す通り、集電体21B上に供給された電極組成物22cの幅方向の両端に接することで、電極組成物22cの幅方向の寸法及び側面部の形状を整える。幅ガイド装置600によれば、電極組成物22cの無駄を生じさせることなく、また、装置構成及び工程を複雑化させることなく、電極組成物22cの形を整えることができる。即ち、幅ガイド装置600によれば、集電体21Bに載置される電極組成物22cの形を、簡易且つ効率的に整えることができる。
部材611及び部材612は、搬送方向Daにおける位置が固定されており、搬送方向Daに沿って搬送される電極組成物22cに対しては相対位置が移動することとなる。これにより、部材611及び部材612と電極組成物22cとの間で摩擦が生じ、電極組成物22cの側面部が粗くなってしまうケースが想定される。そこで、幅ガイド装置600は、図5~図7Bに示すように、電極組成物22cとの接触面が、搬送される電極組成物22cに対して移動しないように構成されてもよい。具体的には、幅ガイド装置600は、上記所定の供給位置において、集電体21B上に供給された電極組成物22cの幅方向の両端に接する部材と、当該部材を、電極組成物22cの幅方向の両端に接した状態で、搬送方向Daの下流側Da1に向けて集電体21B及び電極組成物22cと同じ速度で移動させる駆動装置とから構成されてもよい。
図5においては、幅ガイド装置600の一例として、円盤状部材621及び円盤状部材622を示す。円盤状部材621及び円盤状部材622は、鉛直方向Dbを回転軸として回転する。図5において、幅ガイド装置600は、図示しない駆動装置を更に備える。当該駆動装置は、モータ等を用いて発生させた動力を用いて、円盤状部材621及び円盤状部材622を回転させる。
具体的には、駆動装置は、円盤状部材621及び円盤状部材622のうち電極組成物22cに接する位置の速度が、集電体21B及び電極組成物22cと同じ速度になるように、円盤状部材621及び円盤状部材622を回転させる。図5において、駆動装置は、円盤状部材622を図5の矢印に示す方向に回転させ、円盤状部材621を円盤状部材622とは反対の方向に回転させる。
円盤状部材621及び円盤状部材622は、集電体21B上に供給された電極組成物22cの幅方向の両端に接することで、電極組成物22cの幅方向の寸法及び側面部の形状を整える。円盤状部材621及び円盤状部材622によれば、電極組成物22cの無駄を生じさせることなく、また、装置構成及び工程を複雑化させることなく、電極組成物22cの形を整えることができる。また、円盤状部材621及び円盤状部材622は、接触面を電極組成物22cと同じ速度で移動させ、電極組成物22cとの摩擦が生じないように制御される。即ち、円盤状部材621及び円盤状部材622によれば、集電体21Bに載置される電極組成物22cの形を、簡易且つ効率的に、より精度良く整えることができる。
図6Aにおいては、幅ガイド装置600の一例として、輪状部材631及び輪状部材632を示す。輪状部材631及び輪状部材632は、ローラ633等の駆動装置により、鉛直方向Dbを回転軸として回転する。具体的には、ローラ633等の駆動装置は、輪状部材631及び輪状部材632のうち電極組成物22cに接する位置の速度が、集電体21B及び電極組成物22cと同じ速度になるように、輪状部材631及び輪状部材632を回転させる。
図6Aの幅ガイド装置600について、図6Bを用いてより詳細に説明する。図6Bでは、輪状部材631、及び、輪状部材631を駆動するローラ633を拡大して図示する。輪状部材631は、側板323と集電体21Bとの間の隙間にはめこまれるように、厚さ(鉛直方向Dbの寸法)が制御される。また、輪状部材631は、集電体21B上に載置された電極組成物22cと同じ厚さを有する。これにより、輪状部材631は、側板323と集電体21Bとの間の隙間を通して、集電体21B上に供給された電極組成物22cの側面部に接触する。
輪状部材631及び輪状部材632は、集電体21B上に供給された電極組成物22cの幅方向の両端に接することで、電極組成物22cの幅方向の寸法及び側面部の形状を整える。輪状部材631及び輪状部材632によれば、電極組成物22cの無駄を生じさせることなく、また、装置構成及び工程を複雑化させることなく、電極組成物22cの形を整えることができる。また、輪状部材631及び輪状部材632は、接触面を電極組成物22cと同じ速度で移動させ、電極組成物22cとの摩擦が生じないように制御される。即ち、輪状部材631及び輪状部材632によれば、集電体21Bに載置される電極組成物22cの形を、簡易且つ効率的に、より精度良く整えることができる。
図7Aにおいては、幅ガイド装置600の一例として、輪状部材641及び輪状部材642を示す。輪状部材641及び輪状部材642は、ローラ643等の駆動装置により、幅方向を回転軸として回転する。具体的には、ローラ643等の駆動装置は、輪状部材641及び輪状部材642のうち電極組成物22cに接する位置の速度が、集電体21B及び電極組成物22cと同じ速度になるように、輪状部材641及び輪状部材642を回転させる。
図7Aの幅ガイド装置600について、図7Bを用いてより詳細に説明する。図7Bでは、輪状部材642を拡大して図示する。図7Bに示す通り、輪状部材642は、集電体21B上に載置された電極組成物22cと同じ厚さを有する。また、輪状部材642は、側板323と集電体21Bとの間の隙間にはめこまれるように、厚さが制御される。輪状部材641は、側板323と集電体21Bとの間の隙間を通して、集電体21B上に供給された電極組成物22cに接触する。
輪状部材641及び輪状部材642は、集電体21B上に供給された電極組成物22cの幅方向の両端に接することで、電極組成物22cの幅方向の寸法及び側面部の形状を整える。輪状部材641及び輪状部材642によれば、電極組成物22cの無駄を生じさせることなく、また、装置構成及び工程を複雑化させることなく、電極組成物22cの形を整えることができる。また、輪状部材641及び輪状部材642は、接触面を電極組成物22cと同じ速度で移動させ、電極組成物22cとの摩擦が生じないように制御される。即ち、輪状部材641及び輪状部材642によれば、集電体21Bに載置される電極組成物22cの形を、簡易且つ効率的に、より精度良く整えることができる。
また、図5に示した円盤状部材621及び円盤状部材622、図6Aに示した輪状部材631及び輪状部材632には、幅方向に移動する部分が含まれる。即ち、円盤状部材621、円盤状部材622、輪状部材631及び輪状部材632は、搬送方向Daについては集電体21Bと同じ速度で移動し、摩擦を回避することができるが、幅方向について集電体21Bとの摩擦を生じてしまう場合がある。これに対し、図7Aに示した輪状部材641及び輪状部材642には、幅方向に移動する部分が含まれていないため、集電体21Bとの摩擦を回避することが可能である。
図2に戻って説明を続ける。枠体供給装置400は、搬送される集電体21Bに対して枠体35を供給する。例えば、枠体供給装置400は、ロボットアームを有し、事前に製造された枠体35を、搬送される集電体21B上の所定の位置に配置する。或いは、枠体供給装置400は、集電体21Bの上で枠体35を製造してもよい。一例を挙げると、集電体21Bを基材とし、ディスペンサーやコーター等によって集電体21B上に所定の材料を所定の形状に吐出又は塗布することで、集電体21B上に枠体35を形成することができる。
プレス装置500は、集電体21Bに供給された電極組成物22cを圧縮する。例えば、プレス装置500は、図2に示す通り、上部ローラ501及び下部ローラ502を有する。プレス装置500は、上部ローラ501及び下部ローラ502により、集電体21Bに供給された電極組成物22cを挟み込んで圧縮する。即ち、プレス装置500は、電極組成物22cに対するロールプレスを実行する。
図2においては、電極組成物供給装置300による電極組成物22cの供給後に、枠体供給装置400による枠体35の供給が行なわれる例を説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、枠体供給装置400による枠体35の供給が行なわれた後、枠体35の内部の位置に対して、電極組成物供給装置300による電極組成物22cの供給が行なわれてもよい。また、図2では枠体供給装置400がチャンバ100の内部に配置される場合を示すが、枠体供給装置400はチャンバ100の外部に配置されてもよい。
上述した通り、実施形態では、電極組成物供給装置300による電極組成物22cの供給や、プレス装置500による電極組成物22cの圧縮といった各工程を、内部が大気圧よりも減圧されたチャンバ100内で実行する。これにより、電極組成物22cの内部に空気が残留することが防止でき、電極活物質層22の均一性を向上することができる。
プレス装置500による圧縮工程の後、図1に示したセパレータ30が更に供給され、単セル10が作製される。セパレータ30の供給は、搬送方向Daに沿って搬送される集電体21B及び電極組成物22cに対して連続的に行なわれてもよいし、集電体21Bや電極組成物22cを所定単位に分割した後、枚葉に行なってもよい。
また、上述した実施形態では、電極組成物22cが載置される帯状の基材フィルムが帯状の集電体21Bであるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図2に示した帯状の集電体21Bに代えて、帯状のセパレータシートや、帯状の離形フィルムを基材フィルムとしてもよい。なお、帯状のセパレータシートは、後にトリミングすることで、図1に示したセパレータ30を形成することができる。
例えば、セパレータシートを基材フィルムとする場合、セパレータシート上に電極組成物22cを供給し、電極組成物22cにおけるセパレータシートと反対側の面に集電体21Bを供給し、セパレータシート及び集電体21Bを所定の形状にトリミングし、更に、枠体35を供給することで、正極20a又は負極20bを作製することができる。
また、離形フィルムを基材フィルムとする場合、離形フィルム上に電極組成物22cを供給し、電極組成物22cにおける離形フィルムと反対側の面に集電体21Bを供給し、離形フィルムを回収した後、集電体21Bと反対側の面にセパレータシートを供給し、集電体21B及びセパレータシートを所定の形状にトリミングし、更に、枠体35を供給することで、正極20a又は負極20bを作製することができる。なお、セパレータシートを供給して後にトリミングすることに代え、電極組成物22cに対してセパレータ30を供給することとしても構わない。
或いは、離形フィルム上に電極組成物22cを供給し、電極組成物22cにおける離形フィルムと反対側の面にセパレータシートを供給し、離形フィルムを回収した後、セパレータシートと反対側の面に集電体21Bを供給し、セパレータシート及び集電体21Bを所定の形状にトリミングし、更に、枠体35を供給することで、正極20a又は負極20bを作製することができる。なお、集電体21Bを供給して後にトリミングすることに代え、所定の形状にトリミングされた集電体21を電極組成物22cに対して供給することとしても構わない。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせ、削除等も含まれる。更に、各実施形態で示した構成のそれぞれを適宜組み合わせて利用できることは、言うまでもない。
10:単セル
20:電極
20a:正極
20b:負極
21:集電体
21a:正極集電体層
21b:負極集電体層
21B:帯状の集電体
21R:集電体ロール
22:電極活物質層
22a:正極活物質層
22b:負極活物質層
22c:電極組成物
30:セパレータ
35:枠体
100:チャンバ
200:搬送装置
300:電極組成物供給装置
311:ホッパ
312:シャッタ
321,322:ムービングベルト
323,324:側板
400:枠体供給装置
500:プレス装置
501:上部ローラ
502:下部ローラ
600:幅ガイド装置
611,612:部材
621,622:円盤状部材
631,632,641,642:輪状部材
633,643:ローラ
1000:電池用電極製造装置
Da:搬送方向
Da1:下流側
Da2:上流側
Db:鉛直方向
Db1:上側
Db2:下側

Claims (7)

  1. 帯状の基材フィルムを搬送する搬送部と、
    前記基材フィルムの搬送方向における所定の供給位置に対して、活物質及び電解液を含んだ湿潤粉体である電極組成物を供給する電極組成物供給部と、
    前記供給位置において、前記基材フィルム上に供給された前記電極組成物の幅を制御する幅ガイド部と
    を備えた電池用電極製造装置。
  2. 前記幅ガイド部は、
    前記供給位置において、前記基材フィルム上に供給された前記電極組成物の幅方向の両端に接する部材と、
    前記部材を、前記電極組成物の幅方向の両端に接した状態で、前記搬送方向の下流側に向けて、前記基材フィルム及び前記電極組成物と同じ速度で移動させる駆動装置と
    を備える、請求項1に記載の電池用電極製造装置。
  3. 前記部材は、鉛直方向を回転軸として回転する円盤状部材であり、
    前記駆動装置は、前記円盤状部材のうち前記電極組成物に接する位置の速度が、前記基材フィルム及び前記電極組成物と同じ速度になるように、前記円盤状部材を回転させる、請求項2に記載の電池用電極製造装置。
  4. 前記部材は、鉛直方向を回転軸として回転する輪状部材であり、
    前記駆動装置は、前記輪状部材のうち前記電極組成物に接する位置の速度が、前記基材フィルム及び前記電極組成物と同じ速度になるように、前記輪状部材を回転させる、請求項2に記載の電池用電極製造装置。
  5. 前記部材は、前記幅方向を回転軸として回転する輪状部材であり、
    前記駆動装置は、前記輪状部材のうち前記電極組成物に接する位置の速度が、前記基材フィルム及び前記電極組成物と同じ速度になるように、前記輪状部材を回転させる、請求項2に記載の電池用電極製造装置。
  6. 前記幅ガイド部は、前記供給位置に固定され、前記基材フィルム上に供給された前記電極組成物の幅方向の両端に接する部材である、請求項1に記載の電池用電極製造装置。
  7. 搬送される帯状の基材フィルムの搬送方向における所定の供給位置に対して、活物質及び電解液を含んだ湿潤粉体である電極組成物を供給し、
    前記供給位置において、前記基材フィルム上に供給された前記電極組成物の幅を制御する
    ことを含む、電池用電極製造方法。
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