JP2023119158A - バスバー、及び、バスバーモジュール - Google Patents

バスバー、及び、バスバーモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】バスバーの汎用性を向上することができるバスバー及びバスバーモジュールを提供する。【解決手段】バスバー本体21は、導電性を有する板状の導電性部材20を上下方向Zに積層して形成される。導電性部材20は、上下方向Zにおいて、上方に位置する上方導電性部材20aと、上方導電性部材20aの下方に位置する下方導電性部材20b、20c、20dとを有する。上方導電性部材及び下方導電性部材は、接合部24により互いに固定されることで電気的に接続される。下方導電性部材は、電極端子103に対して電気的に接続される。上方導電性部材20aは、電圧検出導体4に対応したバスバー接続部22を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、バスバー、及び、バスバーモジュールに関する。
バスバーモジュールは、複数の電池セルを接続して構成される電池モジュールに用いられる。バスバーモジュールは、配列方向に並べられた複数の電池セルにおいて、例えば、隣り合う電池セルを直列接続する複数のバスバーと、各バスバーに対して電気的に接続される電圧検出導体とを備える。
バスバーは、導電性を有する金属によって形成され、1枚の板状部材によって構成される。
バスバーモジュールの中には、電圧検出導体として電線を用いるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、バスバーモジュールの中には、電圧検出導体としてフレキシブル回路基板(Flexible Printed Circuits)を用いるものがある(例えば、特許文献2参照)。
電圧検出導体として電線を用いる場合には、電線接続用のバスバー接続部に電線の一端を例えば加締めることによって電気的に接続した。
一方、電圧検出導体としてフレキシブル回路基板を用いる場合には、フレキシブル回路基板用のバスバー接続部に、フレキシブル回路基板の回路パターンを例えば半田によって電気的に接続した。
特開2016-091772号公報 特開2014-086246号公報
電線接続用のバスバー接続部と、フレキシブル回路基板用のバスバー接続部とは、相互に接続方法が異なるために形状が異なる。そのため、従来のバスバーにおいて、バスバー接続部に対して電気的に接続する電圧検出導体が複数存在するため、各電圧検出導体に対応してバスバー接続部の接続形態が複数種類となる。その上、バスバーは、1枚の金属によって板状部材に形成されるため、バスバー接続部の接続形態に対応した複数形態のバスバーが存在することから、この種の業界の開発者には、バスバーの汎用性を向上することが望まれていた。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、バスバーの汎用性を向上することができるバスバー及びバスバーモジュールを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るバスバーは、電池セルの電極端子に対して電気的に接続されるバスバー本体と、前記バスバー本体から突出して形成され、電圧情報を外部に出力する電圧検出導体の一方の端部が電気的に接続されるバスバー接続部と、を備え、前記バスバー本体は、導電性を有する板状の導電性部材を上下方向に積層して形成され、前記導電性部材は、前記上下方向において、上方に位置する上方導電性部材と、前記上方導電性部材の下方に位置する下方導電性部材とを有し、前記上方導電性部材及び下方導電性部材は、接合部により互いに固定されることで電気的に接続され、前記下方導電性部材は、前記電極端子に対して電気的に接続され、前記上方導電性部材は、前記電圧検出導体に対応した前記バスバー接続部を有する、ことを特徴とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るバスバーモジュールは、配列方向に沿って並べられた複数の電池セルからなる電池モジュールにおける一列に並べられた電極端子群の2以上の電極端子に接続される複数のバスバーと、各前記バスバーとそれぞれ接続される複数の電圧検出導体と、を少なくとも備え、前記バスバーは、前記電極端子に対して電気的に接続されるバスバー本体と、前記バスバー本体から突出して形成され、電圧情報を外部に出力する前記電圧検出導体の一方の端部が電気的に接続されるバスバー接続部と、を備え、前記バスバー本体は、導電性を有する板状の導電性部材を上下方向に積層して形成され、前記導電性部材は、前記上下方向において、上方に位置する上方導電性部材と、前記上方導電性部材の下方に位置する下方導電性部材とを有し、前記上方導電性部材及び下方導電性部材は、接合部により互いに固定されることで電気的に接続され、前記下方導電性部材は、前記電極端子に対して電気的に接続され、前記上方導電性部材は、前記電圧検出導体に対応した前記バスバー接続部を有する、ことを特徴とする。
本発明に係るバスバー及びバスバーモジュールは、上記構成を有するため、バスバーの汎用性を向上することができる。
図1は、第1実施形態に係るバスバーモジュールの斜視図である。 図2は、第1実施形態に係るバスバーの平面図である。 図3は、第1実施形態に係るバスバーの斜視図である。 図4は、図2における矢視A-A線における断面図である。 図5は、図2における矢視B-B線における断面図である。 図6は、第1実施形態の第1変形例に係るバスバーの斜視図である。 図7は、第2実施形態に係るバスバーの斜視図である。 図8は、第2実施形態に係るバスバーの平面図である。 図9は、第3実施形態に係るバスバーの斜視図である。
以下に、本発明に係るバスバーおよびバスバーモジュールの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るバスバーモジュール1の斜視図である。図2は、第1実施形態に係るバスバー2の平面図である。図3は、第1実施形態に係るバスバー2の斜視図である。図4は、図2における矢視A-A線における断面図である。図5は、図2における矢視B-B線における断面図である。なお、図4において、フレキシブルプリント回路基板40の詳細は、省略して示してある。
図1~図5において、Xは、バスバーモジュール1における電池セル101の配列方向Xを示している。Yは、バスバーモジュール1の配列方向Xに直交する直交方向Yを示している。Zは、バスバー2及びバスバーモジュール1の上下方向Zを示している。本実施形態に係るバスバー2及びバスバーモジュール1は、電池セル101の電極端子103側を下方側とし、上下方向Zにおいて、下方と反対方向側を上方側とする。さらに、本実施形態に係るバスバーモジュール1は、配列方向Xと、直交方向Yと、上下方向Zとが相互に直交する。
本実施形態におけるバスバーモジュール1は、図1に示すように、電池モジュール100に組み付けられる。電池モジュール100は、例えば、二次電池などの複数の電池セル101が配列方向Xに配列され、これらをモジュール化することで構成される。電池モジュール100は、例えば、電気自動車(EV)やハイブリッド車両(HV、PHV)に搭載され、駆動源である回転電機に電力を供給すること、又は、回転電機が発生した電力を蓄電(充電)することに用いられる。電池モジュール100は、例えば、複数の電池セル101を直列接続することで車両の要求に対応した高い出力を得ることを可能とする。
各電池セル101は、セル本体102と、2つの電極端子103とを有する。セル本体102は、電池セル101を構成する主たる部分であり、例えば、略直方体状に形成される。複数の電極端子103は、セル本体102に対して外部に露出した状態で設けられる。各電池セル101は、例えば、一対の電極端子103を直交方向Yにおける両端部に有する。一対の電極端子103のうち、直交方向Yの一方側に位置する電極端子103が正極端子であり、直交方向Yの他方側に位置する電極端子103が負極端子である。本実施形態における複数の電池セル101は、電池モジュール100において、配列方向Xに並べて配列された複数の電極端子103からなる電極端子群104を直交方向Yに離隔して2列形成する。電池モジュール100は、電極端子群104にバスバーモジュール1が組み付けられ、複数の電池セル101の電極端子103(正極端子、負極端子)をバスバーモジュール1により直列接続、あるいは並列接続されることで、所望される電源としての機能を発揮する。例えば、電池モジュール100が搭載される図示しない車両の要求に対応した高い出力を得る場合は、複数の電池セル101を直列接続する。
バスバーモジュール1は、複数の電池セル101を直列接続、あるいは並列接続するためのものであり、図1、図2に示すように、複数のバスバー2と、複数の収容ケース3と、複数の電圧検出導体4を有するフレキシブルプリント回路基板40と、コネクタ5とを備える。バスバーモジュール1は、電圧検出導体4を介して各バスバー2に接続される電池セル101の電圧情報を外部に出力するものである。電圧情報は、コネクタ5を介して車両に搭載されている図示しないECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)に出力され、ECUは、取得した電圧情報に基づいて電池モジュール100の充放電制御などに利用する。
バスバーモジュール1は、複数の電池セル101を直列接続、あるいは並列接続する場合において、配列方向Xに隣接する2つの電極端子103を電気的に接続するバスバー2を有する。当該バスバー2は、後述するバスバー本体21と、バスバー接続部22とを有し、当該バスバー接続部22に対して後述する電圧検出導体4を設ける。
バスバー2は、図2、図3に示すように、バスバー本体21と、バスバー接続部22とを有する。バスバー本体21は、上下方向Zから視た場合に、配列方向Xの長さが、直交方向Yの長さよりも長い略矩形状に形成される。つまり、バスバー本体21は、長手方向が配列方向Xに沿い、かつ、短手方向が直交方向Yに沿う。また、後述する水平方向とは、上下方向Zに対して直交する平面に含まれ、かつ、上下方向Zに対して直交する方向である。また、バスバー2は、上下方向Zにバスバー本体21を貫通する本体貫通孔21Hを有する。本体貫通孔21Hは、配列方向(長手方向)Xに沿って配列される。バスバー本体21は、本体貫通孔21Hに電池セル101の電極端子103が挿入され、当該電極端子103を溶接(例えば、レーザ溶接等)することによって、例えば、上下方向Zにおける最も下方に位置する第3下方導電性部材20dが電極端子103に直接的に接続される。そして、第3下方導電性部材20dを除いた他の下方導電性部材(本実施形態では、第1下方導電性部材20b、及び、第2下方導電性部材20c)は、第3下方導電性部材20dを介して間接的に電極端子103に接続される。つまり、バスバー本体21は、電池セル101の電極端子103に対して電気的に接続される。
バスバー本体21は、導電性を有する板状の導電性部材20を上下方向Zに積層して形成される。より具体的に説明すると、バスバー本体21は、例えば、導電性を有する金属によって形成される板状の導電性部材20を複数有し、これら複数の導電性部材20を上下方向Zに積層することによって構成される。導電性部材20は、上下方向Zにおいて、上方に位置する上方導電性部材20aと、上方導電性部材20aの下方に位置する下方導電性部材20b、20c、20dとを有する。本実施形態の導電性部材20は、上下方向Zにおいて、上方に位置する上方導電性部材20aと、上方導電性部材20aの下方に位置する複数の下方導電性部材20b、20c、20d(図3に示す例において、下方導電性部材20b、20c、20dは3枚)とを有する。上方導電性部材20a、第1下方導電性部材20b、第2下方導電性部材20c、及び、第3下方導電性部材20dは、個別に形成される。また、本実施形態における第1下方導電性部材20b、第2下方導電性部材20c、及び、第3下方導電性部材20dは、同一の形状であって、かつ、同一の大きさである。上方導電性部材20aは、下方導電性部材20b、20c、20dに対して切り離して形成される。
上方導電性部材20aのバスバー本体21は、略矩形状に形成される。下方導電性部材20b、20c、20dは、バスバー本体21のみで略矩形状に形成される。上方導電性部材20aおよび各下方導電性部材20b、20c、20dは、同一の形状であって同一の大きさに形成される。また、上方導電性部材20aの上下方向Zの厚さと、各下方導電性部材20b、20c、20dの上下方向Zの厚さとは同一である。
バスバー接続部22は、上方導電性部材20aのみに形成に形成される。言い換えると、上方導電性部材20aは、バスバー接続部22を有する。バスバー接続部22は、バスバー本体21から突出して形成される。より具体的に説明すると、バスバー接続部22は、直交方向Yである突出方向に対してバスバー本体21から突出して形成される。本実施形態のバスバーモジュール1は、直交方向Yの一方側に位置するバスバー2、及び、直交方向Yの他方側に位置するバスバー2は、直交方向Yにおいて、互いに近接する方向へバスバー接続部22が、バスバー本体21から突出する。このようなバスバー接続部22は、略矩形状に形成される。このため、バスバー接続部22は、突出方向に対して直交する幅方向の長さが同一である。本実施形態に係るバスバー接続部22は、当該バスバー接続部22における配列方向Xの中央と、バスバー本体21における配列方向Xの中央とが合致するように、バスバー本体21に配置される。また、バスバー2は、上下方向Zにおいてバスバー接続部22を貫通する接続貫通孔22Hを有する。接続貫通孔22Hからは、フレキシブルプリント回路基板40の回路パターン40aを露出させ、当該露出した回路パターン40aを接続貫通孔22Hに充填した半田等の接続材23によってバスバー接続部22に対して電気的に接続する。本実施形態のバスバー接続部22は、バスバー本体21の周縁部から、バスバー本体21の水平方向に突出し、電圧検出導体4であるフレキシブルプリント回路基板40の回路パターン40aと電気的に接続される。
上方導電性部材20a及び下方導電性部材20b、20c、20dは、接合部24により互いに固定されることで電気的に接続される。本実施形態の接合部24は、いわゆるボンダーであり、例えば、上方導電性部材20aの配列方向Xにおける両端部20a1と、下方導電性部材20b、20c、20dの配列方向Xにおける両端部20b1、20c1、20d1とを溶着することによって形成され、かつ、上方導電性部材20aと複数の下方導電性部材20b、20c、20dとを電気的に接続する。なお、上方導電性部材20aと複数の下方導電性部材20b、20c、20dとは、例えば、配列方向Xにおける両端部20a1、20b1、20c1、20d1をレーザ溶接によって互いに溶着することで電気的に接続してもよい。
各バスバー2は、配列方向Xに沿って一列に並べられた電極端子群104の2以上の電極端子103を電気的に接続して収容ケース3に収容される。より具体的に説明すると、各バスバー2は、配列方向Xに隣り合う2つの電極端子103のうち、一方側に位置する電極端子103と、他方側に位置する電極端子103とを電気的に接続して収容ケース3に収容される。本実施形態におけるバスバーモジュール1は、複数のバスバー2を有し、配列方向Xに並べて配列された複数のバスバー2からなるバスバー群200を直交方向Yに離隔して2列形成する。
収容ケース3は、絶縁性を有する合成樹脂で形成され、図2に示すように、配列方向Xに対して対向する一対の第1対向壁部31と、直交方向Yに対して対向する一対の第2対向壁部32と、一対の第1対向壁部31及び一対の第2対向壁部32とによって形成され、バスバー2を収容するバスバー収容空間3Sとを有する。
本実施形態におけるバスバーモジュール1は、複数の収容ケース3を有し、配列方向Xに沿って並べられた複数の収容ケース3からなる収容ケース群300を直交方向Yに離隔して2列形成する。そして、バスバーモジュール1は、直交方向Yにおいて、直交方向Yの一方側に位置する収容ケース群300と、直交方向Yの他方側に位置する収容ケース群300との間に、フレキシブルプリント回路基板40を配置する基板配置空間300Sを形成する。
フレキシブルプリント回路基板40は、図5に示すように、ベースフィルム層41と、導体層42と、カバーフィルム層43とを有する。
ベースフィルム層41は、例えば、ポリイミド等の絶縁性を有する合成樹脂によって、可撓性を有するシート状に形成される。ベースフィルム層41の強度は、導体層42の強度よりも大きく、かつ、カバーフィルム層43の強度よりも大きい。つまり、ベースフィルム層41は、フレキシブルプリント回路基板40のベース(基礎)となる層である。シート状に形成されたベースフィルム層41の表面、及び、裏面は、例えば、上下方向Zに直交する平面に沿う。
導体層42は、例えば、銅、銅合金等の導電性を有する金属によって形成され、当該導体層42によって回路パターン40aが設けられる。このような導体層42は、絶縁性の第1接着剤層41aを介して、ベースフィルム層41の表面に積層される。また、回路パターン40aは、コネクタ5とバスバー接続部22とを電気的に接続する電圧検出導体4が複数含まれる。導体層42は、第1接着剤層41aによって、ベースフィルム層41の表面に固定される。
回路パターン40aに含まれる電圧検出導体4は、一方の端部が各バスバー接続部22にそれぞれ電気的に接続され(図2参照)、他方の端部が、コネクタ5を介して例えば車両に搭載されるECUに電気的に接続される。そして、電圧検出導体4は、各バスバー2が電気的に接続される電池セル101の電圧情報を出力することで、電池モジュール100の充電制御に利用される。
カバーフィルム層43は、例えば、ポリプロピレン等の絶縁性を有する合成樹脂によって形成され、ベースフィルム層41の上面側、及び、導体層42の上面側を覆う。つまり、カバーフィルム層43は、導体層42を保護する機能を有する。カバーフィルム層43は、絶縁性の第2接着剤層42aを介して、導体層42の表面に積層される。カバーフィルム層43は、第2接着剤層42aによって、導体層42の表面に固定される。
このようなフレキシブルプリント回路基板40は、バスバー接続部22に対して電気的に接続された電圧検出導体4が配列方向Xに沿って直線状に延在し、かつ、複数の電圧検出導体4が直交方向Yに同一のピッチで配置された基板本体44と、基板本体44から各バスバー接続部22に分岐する複数の分岐部45とを有する。基板本体44は、上下方向Zに対して直交する平面に沿って配置され、配列方向Xに対して緊張状態で配置される。分岐部45は、基板本体44に隣接して位置する基板隣接部45aと、バスバー接続部22に隣接して位置するバスバー隣接部45bとを有する。基板隣接部45aは、上下方向Zに対して直交する平面に沿って配置され、かつ、配列方向Xに対して緊張で配置される。バスバー隣接部45bは、上下方向Zに対して弛緩した状態で延在する。電池モジュール100は、電池セル101を充電する際に熱が発生する。本実施形態に係るバスバー2は、電圧検出導体4にフレキシブルプリント回路基板40を用い、弛緩した状態で延在する基板隣接部45aを有するため、電池セル101を充電する際に発生する熱による収容ケース3の膨張の影響をフレキシブルプリント回路基板40の可撓性によって抑制することができる。
コネクタ5は、回路パターン40aを構成する電圧検出導体4の他方の端部が電気的に接続される。そして、コネクタ5は、電圧検出導体4の他方の端部と、車両に搭載されるECUに対して電気的に接続された例えば電線の他方の端部とを電気的に接続する。
次に、上述したバスバーモジュール1及びバスバー2の製造方法について説明する。先ず、作業者は、製造するバスバーモジュール1の諸元、及び、車両製造者等の要求に基づき、使用する電圧検出導体4を選定し、接続形態が複数種類存在するバスバー接続部のうち、対応するバスバー接続部を決定する。本実施形態では、使用する電圧検出導体4は、フレキシブルプリント回路基板40であり、当該電圧検出導体4に対応するものはバスバー接続部22である。
次に、作業者は、製造するバスバーモジュール1の諸元、及び、車両製造者等の要求に基づき、バスバー本体21に流れる電流を算出し、かつ、上下方向Zに積層する下方導電性部材の枚数を決定する。本実施形態では、上下方向Zに積層する下方導電性部材の数は3枚である。
次いで、作業者は、下方導電性部材20dを電極端子103に対して電気的に接続し、かつ、接合部24によって、上方導電性部材20a、及び、下方導電性部材20b、20c、20dを電気的に接合するとともに一体化してバスバー2を形成する。次に、作業者は、バスバー接続部22に電圧検出導体4を電気的に接続する。次いで、作業者は、形成したバスバー2をバスバー収容空間3Sに収容する。そして、作業者は、以下、同様の作業を繰り返し、各収容ケース3にバスバー2をそれぞれ形成する。その後、作業者は、すべての収容ケース3にバスバー2を形成することによってバスバーモジュール1を形成する。
本実施形態に係るバスバー2及びバスバーモジュール1は、以下の構成を有する。バスバー本体21は、導電性を有する板状の導電性部材20を上下方向Zに積層して形成される。導電性部材20は、上下方向Zにおいて、上方に位置する上方導電性部材20aと、上方導電性部材20aの下方に位置する下方導電性部材20b、20c、20dとを有する。上方導電性部材20a及び下方導電性部材20b、20c、20dは、接合部24により互いに固定されることで電気的に接続される。下方導電性部材20b、20c、20dは、電極端子103に対して電気的に接続される。上方導電性部材20aは、電圧検出導体4に対応したバスバー接続部22を有する。本実施形態に係るバスバー2、及び、バスバーモジュール1は、接続形態が複数種類となるバスバー接続部22を上方導電性部材20aに設ける一方、電極端子103を上下方向における最も下方の下方導電性部材20dに対して電気的に接続する。そのため、本実施形態に係るバスバー2、及び、バスバーモジュール1は、電圧検出導体4の接続形態に対応して上方導電性部材20aを変更する一方、下方導電性部材20b、20c、20dの形態を変更する必要性をなくし、それによって、バスバー2を構成する要素の一部である下方導電性部材20b、20c、20dを共通化することができる。その結果、本実施形態に係るバスバー2及びバスバーモジュール1は、バスバー2の汎用性を向上することができる。
本実施形態に係るバスバー2は、以下の構成を有する。バスバー本体21は、導電性を有する板状の下方導電性部材20b、20c、20dを有する。つまり、バスバー本体21は、複数の下方導電性部材20b、20c、20dを有するため、複数の電池セル101の電極端子103(正極端子、負極端子)を、バスバー2を介して接続する場合に高電圧が印加されるバスバー本体21の抵抗を小さくすることができる。このような下方導電性部材20b、20c、20dを共通化することができるため、バスバー2の部品単価を抑えることができる。
本実施形態に係るバスバー2は、以下の構成を有する。複数の下方導電性部材20b、20c、20dは、同一の形状であり、かつ、同一の大きさであるため、一層、部品単価を抑えることができる。
本実施形態に係るバスバー2は、以下の構成を有する。バスバー接続部22は、バスバー本体21の周縁部から、バスバー本体21の水平方向に突出し、電圧検出導体4であるフレキシブルプリント回路基板40の回路パターン40aと電気的に接続される。バスバー2は、バスバーモジュール1の収容ケース3に収容して使用され、バスバーモジュール1は、複数の電池セル101を接続して構成される電池モジュール100に用いられる。そして、電池モジュール100は、バスバー2に対して電気的に接続する電池セル101を充電する際に熱が発生する。本実施形態に係るバスバー2は、電圧検出導体4にフレキシブルプリント回路基板40を用いることで、電池セル101を充電する際に発生する熱による収容ケース3の膨張の影響をフレキシブルプリント回路基板40の可撓性によって抑制することができる。
本実施形態に係るバスバー2は、以下の構成を有する。バスバー2は、複数の下方導電性部材20b、20c、20dを有し、上下方向Zにおける最下方に位置する下方導電性部材20dが電池セル101の電極端子103に対して直接、電気的に接続される。そのため、本実施形態に係るバスバー2は、収容ケース3に下方導電性部材20dのみを収容した状態で、電極端子103と、下方導電性部材20dの本体貫通孔21Hの周縁とをレーザ溶接して、電極端子103と下方導電性部材20dとを電気的に接続することができるため、当該箇所をレーザ溶接する際の作業性を向上することができる。
[第1実施形態の第1変形例]
図6は、本発明に係るバスバーモジュール1Aにおける第1実施形態の第1変形例のバスバー2Aを示す平面図である。第1変形例に係るバスバー2Aの構成において、第1実施形態に係るバスバー2の構成と異なる点について以下に説明する。そして、第1実施形態に係るバスバー2の構成と、第1変形例に係るバスバー2Aの構成とが同一である場合には、同一の符号を付して説明を省略する。
第1実施形態に係るバスバー2において、下方導電性部材20b、20c、20dは、個別に形成された複数の導電性部材20を上下方向Zに積層することによって形成した。一方、第1変形例に係るバスバー2Aにおける下方導電性部材20Ab、20Ac、20Adは、一枚の板状部材201によって一体的に形成する。第1変形例に係るバスバー2Aの上方導電性部材20aは、下方導電性部材20b、20c、20dに対して切り離して形成される。そして、下方導電性部材20Ab、20Ac、20Adは、配列方向Xである長手方向に沿って延在する折り曲げ線201Lを複数(本変形例では2本)有し、当該折り曲げ線201Lで折り曲げることによって形成される。第1下方導電性部材20Ab、第2下方導電性部材20Ac、及び、第3下方導電性部材20Adは、同一の形状であって、かつ、同一の大きさである。
本変形例に係るバスバー2Aは、以下の構成を有する。下方導電性部材20Ab、20Ac、20Adは、一枚の板状部材201によって一体的に形成される。そのため、バスバー2Aの組み立て時、下方導電性部材20Ab、20Ac、20Adがバラバラになることを防止することができる。その結果、本変形例に係るバスバー2Aは、製造時の作業性を向上することができる。
また、本変形例に係るバスバー2Aは、下方導電性部材20Ab、20Ac、20Adが一枚の板状部材201によって一体的に形成されるため、下方導電性部材20Ab、20Ac、20Adを電気的に接続する必要がない。このため、バスバー2Aは、上方導電性部材20aの両端部20a1と、下方導電性部材20Abの両端部20b1とを半田等によって形成した接合部24で電気的に接続すれば、上方導電性部材20aと下方導電性部材20Ab、20Ac、20Adとを電気に接続することができる。このため、下方導電性部材20Abと下方導電性部材20Acと電気的に接続する必要がなく、かつ、下方導電性部材20Acと下方導電性部材20Adと電気的に接続する必要がない。
[第2実施形態]
図7は、本発明に係るバスバーモジュール1Bにおける第2実施形態のバスバー2Bを示す斜視図である。図8は、本発明に係るバスバーモジュール1Bにおける第2実施形態のバスバー2Bを示す平面図である。第2実施形態に係るバスバー2Bの構成において、第1実施形態に係るバスバー2の構成と異なる点について以下に説明する。そして、第1実施形態に係るバスバー2の構成と、第2実施形態に係るバスバー2Bの構成とが同一である場合には、同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態に係るバスバー2Bの上方導電性部材20aは、下方導電性部材20b、20c、20dに対して切り離して形成される。
第1実施形態に係るバスバー2A及びバスバーモジュール1Aにおいて、バスバー接続部22は、電圧検出導体4であるフレキシブルプリント回路基板40を介してバスバー2とコネクタ5と電気的に接続するものを説明した。本実施形態に係るバスバー2B及びバスバーモジュール1Bにおいて、バスバー接続部22Bは、電圧検出導体4である電線Wを介してバスバー2とコネクタ5とを電気的に接続する。以下、第2実施形態に係るバスバー2Bについて、詳細に説明する。
バスバー接続部22は、バスバー本体21の周縁部から、バスバー本体21の水平方向に突出する接続本体部211と、接続本体部211から水平方向のうち、突出方向(直交方向Y)と直交する幅方向(配列方向X)においてそれぞれ突出し、かつ、バスバー本体21と離隔する一対の加締め部212、213とを有する。
電圧検出導体4である電線Wは、例えば、導電性の導電部W1と、絶縁性の被覆部W2とを有する。電線Wの一方の端部は、被覆部W2を除去して導電部W1を露出する。そして、露出した導電部W1を、バスバー接続部22Bにおける接続本体部211の上に載置した状態で、一対の加締め部212、213の幅方向における両端部が互いに近接するように、一対の加締め部212、213を塑性変形させる。つまり、バスバー接続部22は、一対の加締め部212、213を塑性変形させることによって、電線Wの一方の端部を、バスバー接続部22における接続本体部211及び一対の加締め部212、213の間で加締め、それにより、電線Wとバスバー接続部22Bとを電気的に接続する。
次に、上述したバスバーモジュール1B及びバスバー2Bの製造方法について説明する。先ず、作業者は、製造するバスバーモジュール1Bの諸元、及び、車両製造者等の要求に基づき、使用する電圧検出導体4を選定し、接続形態が複数種類存在するバスバー接続部のうち、対応するバスバー接続部を決定する。本実施形態では、使用する電圧検出導体4は、電線Wであり、当該電圧検出導体4に対応するものはバスバー接続部22Bである。
次に、作業者は、製造するバスバーモジュール1Bの諸元、及び、車両製造者等の要求に基づき、バスバー本体21に流れる電流を算出し、かつ、上下方向Zに積層する下方導電性部材の枚数を決定する。本実施形態では、上下方向Zに積層する下方導電性部材の数は3枚である。次いで、作業者は、下方導電性部材20dを電極端子103に対して電気的に接続し、かつ、上方導電性部材20aと、下方導電性部材20b、20c、20dとを接合部24によって電気的に接続するとともに一体化してバスバー2Bを形成する。次に、作業者は、バスバー接続部22Bに電圧検出導体4を電気的に接続する。次に、作業者は、形成したバスバー2Bを収容ケース3のバスバー収容空間3Sに収容する。そして、作業者は、以下、同様の作業を繰り返し、作業者は、各収容ケース3にバスバー2Bをそれぞれ形成する。その後、作業者は、すべての収容ケース3にバスバー2Bを形成することによってバスバーモジュール1Bを形成する。
本実施形態に係るバスバー2は、以下の構成を有する。バスバー接続部22は、接続本体部211と、当該接続本体部211から水平方向のうち、突出方向(直交方向Y)と直交する幅方向(配列方向X)においてそれぞれ突出し、かつ、バスバー本体21と離隔する一対の加締め部212、213とを有し、電圧検出導体4である電線Wの一方の端部を接続本体部211と一対の加締め部212、213との間で加締めた状態で、電線Wと電気的に接続される。そのため、本実施形態に係るバスバー2は、一対の加締め部212、213を塑性変形させることによって、電線Wの一方の端部を、バスバー接続部22における接続本体部211及び一対の加締め部212、213の間で加締める。その結果、本実施形態に係るバスバー2及びバスバーモジュール1は、電圧検出導体4である電線Wの一方の端部とバスバー接続部22との電気的な接続状態を確実に維持することができる。
[第3実施形態]
図9は、本発明に係るバスバーモジュール1Cにおける第3実施形態のバスバー2Cを示す斜視図である。第3実施形態に係るバスバー2Cの構成において、第1実施形態に係るバスバー2の構成と異なる点について以下に説明する。そして、第1実施形態に係るバスバー2の構成と、第3実施形態に係るバスバー2Cの構成とが同一である場合には、同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態に係るバスバー2Cの上方導電性部材20Caは、下方導電性部材20b、20c、20dに対して切り離して形成される。
第1実施形態に係るバスバー2は、バスバー本体21と、バスバー接続部22とを個別に設けるものを説明した。第3実施形態に係るバスバー2Cは、バスバー本体21の一部をバスバー接続部22として使用する。以下、第3実施形態に係るバスバー2Cについて、詳細に説明する。
バスバー2Cが有する上方導電性部材20Caは、スリット221を有する。本実施形態のスリット221は、矩形状に形成され、上方導電性部材20Caにおける長手方向(配列方向X)の中央に位置し、かつ、上方導電性部材20Caにおける短手方向(直交方向Y)の中央に位置する。つまり、スリット221は、上方導電性部材20Caにおける周縁部から外れた部分に配置される。
バスバー接続部22Cは、スリット221に隣接して設けられ、上方導電性部材20Caの一部が、上方へ向けて屈曲して形成されており、電圧検出導体4であるフレキシブルプリント回路基板40の回路パターン40aが電気的に接続される。
次に、上述したバスバーモジュール1C及びバスバー2Cの製造方法について説明する。先ず、作業者は、製造するバスバーモジュール1Cの諸元、及び、車両製造者等の要求に基づき、使用する電圧検出導体4を選定し、接続形態が複数種類存在するバスバー接続部のうち、対応するバスバー接続部を決定する。本実施形態では、使用する電圧検出導体4は、フレキシブルプリント回路基板40であり、当該電圧検出導体4に対応するものはバスバー接続部22Cである。
次に、作業者は、製造するバスバーモジュール1Cの諸元、及び、車両製造者等の要求に基づき、バスバー本体21に流れる電流を算出し、かつ、上下方向Zに積層する下方導電性部材の枚数を決定する。本実施形態では、上下方向Zに積層する下方導電性部材の数は、3枚である。作業者は、下方導電性部材20dを電極端子103に対して電気的に接続し、かつ、上方導電性部材20Caと、下方導電性部材20b、20c、20dとを接合部24によって電気的に接続するとともに一体化してバスバー2Cを形成する。次に、作業者は、バスバー接続部22Cに電圧検出導体4を電気的に接続する。次いで、作業者は、形成したバスバー2Cをバスバー収容空間3Sに収容する。そして、作業者は、以下、同様の作業を繰り返し、各収容ケース3にバスバー2Cをそれぞれ形成する。その後、作業者は、すべての収容ケース3にバスバー2Cを形成することによってバスバーモジュール1Cを形成する。
本実施形態に係るバスバー2Cは、以下の構成を有する。バスバー接続部22Cは、バスバー本体21のスリット221に隣接して設けられ、上方導電性部材20aの一部が、上方へ向けて屈曲して形成されており、電圧検出導体4であるフレキシブルプリント回路基板40の回路パターン40aが電気的に接続される。そのため、本実施形態に係るバスバー2Cは、バスバー本体21の一部をバスバー接続部22として使用することできる。従って、バスバー2Cは、上下方向Zから視た場合に、バスバー本体21の周縁部に隣接してバスバー接続部22を設けるものと比較した場合、上方導電性部材20aを形成する板状の金属材料の増加を抑制することができる。
なお、上述した実施形態において、バスバー2、2A、2B、2Cは、3枚の下方導電性部材20b、20c、20dを有するものを説明した。しかし、本発明はそれに限られず、バスバーは、1枚の下方導電性部材を有するものでもよく、2枚の下方導電性部材を有するものでもよく、4枚以上の下方導電性部材を有するものでもよい。
また、上述した第1実施形態、第1変形例、第3実施形態において、バスバーモジュール1、1A、1Cは、電圧検出導体4がフレキシブルプリント回路基板40であるものを説明した。また、上述した第2実施形態において、バスバーモジュール1Bは、電圧検出導体4が電線Wであるものを説明した。しかし、本発明はそれに限られず、電圧検出導体4は、例えば、フラットケーブル等の他の導体を用いることができる。
さらに、上述した実施形態において、上方導電性部材20a及び下方導電性部材20b、20c、20dを接合する接合部24は、いわゆるボンダーであり、例えば、上方導電性部材20aの配列方向Xにおける両端部20a1と、下方導電性部材20b、20c、20dの配列方向Xにおける両端部20b1、20c1、20d1とを溶着することによって形成されるものを説明した。しかし、本発明は、これに限られず、上方導電性部材20a及び下方導電性部材20b、20c、20dを半田で接合してもよいし、電極端子103の周面にネジを形成し、かつ、電極端子103を本体貫通孔21Hにそれぞれ挿通した上で、電極端子の周面のネジに締結するネジ孔を有するナット等の締結部材で接合してもよいし、例えば、上方導電性部材20aに加締め部を設け、当該加締め部によって接合してもよい。
また、上述した実施形態に係る上方導電性部材20aおよび下方導電性部材20b、20c、20dは、配列方向Xにおける両端部20a1、20b1、20c1、20d1を溶着等することによって互いに電気的に接続するものを説明した。しかし、本実施形態に係る上方導電性部材20aおよび下方導電性部材20b、20c、20dは、それに限られず、例えば直交方向Yにおける両端部を溶着等することによって電気的に接続してもよいし、他の部位を溶着等することによって電気的に接続してもよい。
さらに、上述した実施形態に係るバスバー2、2A、2B、2Cに係るバスバー接続部22、22B、22Cは、当該バスバー接続部22、22B、22Cにおける配列方向Xの中央と、バスバー本体21における配列方向Xの中央とが合致するように、バスバー本体21に配置されるものを説明した。しかし、本実施形態に係るバスバー2、2A、2B、2Cは、それに限られない。バスバー接続部22、22B、22Cは、当該バスバー接続部22、22B、22Cにおける配列方向Xの中央が、バスバー本体21における配列方向Xの中央から外れるように、バスバー本体21に配置してもよい。
1、1A、1B、1C バスバーモジュール
2、2A、2B、2C バスバー
20 導電性部材
20a、20Ca 上方導電性部材
20b、20Ab 下方導電性部材(第1下方導電性部材)
20c、20Ac 下方導電性部材(第2下方導電性部材)
20d、20Ad 下方導電性部材(第3下方導電性部材)
21 バスバー本体
22、22B、22C バスバー接続部
24 接合部
4 電圧検出導体
40 フレキシブルプリント回路基板
40a 回路パターン
100 電池モジュール
101 電池セル
103 電極端子
211 接続本体部
212、213 加締め部
221 スリット
W 電線
X 配列方向
Y 直交方向
Z 上下方向

Claims (5)

  1. 電池セルの電極端子に対して電気的に接続されるバスバー本体と、
    前記バスバー本体から突出して形成され、電圧情報を外部に出力する電圧検出導体の一方の端部が電気的に接続されるバスバー接続部と、
    を備え、
    前記バスバー本体は、導電性を有する板状の導電性部材を上下方向に積層して形成され、
    前記導電性部材は、前記上下方向において、上方に位置する上方導電性部材と、前記上方導電性部材の下方に位置する下方導電性部材とを有し、
    前記上方導電性部材及び下方導電性部材は、接合部により互いに固定されることで電気的に接続され、
    前記下方導電性部材は、前記電極端子に対して電気的に接続され、
    前記上方導電性部材は、前記電圧検出導体に対応した前記バスバー接続部を有する、
    ことを特徴とするバスバー。
  2. 前記バスバー接続部は、前記バスバー本体の周縁部から、前記バスバー本体の水平方向に突出し、前記電圧検出導体であるフレキシブルプリント回路基板の回路パターンと電気的に接続される、
    請求項1に記載のバスバー。
  3. 前記バスバー接続部は、
    前記バスバー本体の周縁部から、前記バスバー本体の水平方向に突出する接続本体部と、
    前記接続本体部から水平方向のうち、突出方向と直交する幅方向においてそれぞれ突出し、かつ、前記バスバー本体と離隔する一対の加締め部と、
    を有し、
    前記電圧検出導体である電線の一方の端部を前記接続本体部と一対の前記加締め部との間で加締めた状態で、前記電線と電気的に接続される、
    請求項1に記載のバスバー。
  4. 前記上方導電性部材は、スリットを有し、
    前記バスバー接続部は、前記スリットに隣接して設けられ、前記上方導電性部材の一部が、上方へ向けて屈曲して形成されており、前記電圧検出導体であるフレキシブルプリント回路基板の回路パターンが電気的に接続される、
    請求項1に記載のバスバー。
  5. 配列方向に沿って並べられた複数の電池セルからなる電池モジュールにおける一列に並べられた電極端子群の2以上の電極端子に接続される複数のバスバーと、
    各前記バスバーとそれぞれ接続される複数の電圧検出導体と、
    を少なくとも備え、
    前記バスバーは、
    前記電極端子に対して電気的に接続されるバスバー本体と、
    前記バスバー本体から突出して形成され、電圧情報を外部に出力する前記電圧検出導体の一方の端部が電気的に接続されるバスバー接続部と、
    を備え、
    前記バスバー本体は、導電性を有する板状の導電性部材を上下方向に積層して形成され、
    前記導電性部材は、前記上下方向において、上方に位置する上方導電性部材と、前記上方導電性部材の下方に位置する下方導電性部材とを有し、
    前記上方導電性部材及び下方導電性部材は、接合部により互いに固定されることで電気的に接続され、
    前記下方導電性部材は、前記電極端子に対して電気的に接続され、
    前記上方導電性部材は、前記電圧検出導体に対応した前記バスバー接続部を有する、
    ことを特徴とするバスバーモジュール。
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