JP2023117952A - ボード材の取付構造 - Google Patents
ボード材の取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023117952A JP2023117952A JP2022020789A JP2022020789A JP2023117952A JP 2023117952 A JP2023117952 A JP 2023117952A JP 2022020789 A JP2022020789 A JP 2022020789A JP 2022020789 A JP2022020789 A JP 2022020789A JP 2023117952 A JP2023117952 A JP 2023117952A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- board
- board material
- mounting structure
- steel base
- flat plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims abstract description 134
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims abstract description 31
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 30
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 30
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 claims abstract description 9
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 6
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 33
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 5
- 230000005855 radiation Effects 0.000 abstract description 16
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 6
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 6
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 6
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 4
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052602 gypsum Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010440 gypsum Substances 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 2
- 238000007792 addition Methods 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000012217 deletion Methods 0.000 description 1
- 230000037430 deletion Effects 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 235000012438 extruded product Nutrition 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 238000006748 scratching Methods 0.000 description 1
- 230000002393 scratching effect Effects 0.000 description 1
- 239000003351 stiffener Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
【課題】ボード材を鋼製下地材に取り付ける取付強度を確保した上で、一対のボード材の目地部において放射線遮蔽機能が低下するのを抑制することができるボード材の取付構造を得る。【解決手段】ボード材の取付構造は、鋼製下地材と、端面が対向するように配置され、端部が鋼製下地材に取り付けられる一対のボード材と、鋼製下地材とボード材とに挟まれる平板部と、平板部から立ち上がる板状で一対の前記ボード材の目地部に配置される立上げ部とを有する金属製の補強材と、ボード材の表面から、ボード材を介して平板部及び鋼製下地材にねじ込まれ、ボード材を鋼製下地材に取り付ける締結部材と、を有し、立上げ部の密度をd1とし、立上げ部の立上げ高さをh1とし、ボード材の密度をd2とし、ボード材の厚さをt1とした場合に下記式(1)が成り立っている。d1×h1≧d2×t1・・・・・・(1)【選択図】図3
Description
本開示は、ボード材の取付構造に関する。
特許文献1に記載のボード材連結のボードジョイント金具は、内装仕上げ材の下地となる下地ボード材同士を連結固定する金具であって、隣り合う下地ボード材の裏面の端縁に跨って配置される基板と、基板の一部分を切起こして形成され、隣り合う下地ボード材間に挟まれるヒレ部と、を具備する。
従来、医療施設の間仕切り壁には、下地としての軽量鉄骨(鋼製下地材)にボード材を取り付けることで構成される壁が用いられることがある。このような間仕切り壁は、放射線遮蔽機能を有するボード材が用いられ、このボード材は、ビス等の締結部材を用いて軽量鉄骨に取り付けられる。
ここで、一対のボード材の目地部においては、放射線遮蔽機能が低下する恐れがある。
本願開示の課題は、ボード材を締結部材を用いて鋼製下地材に取り付ける取付強度を確保した上で、一対のボード材の目地部において放射線遮蔽機能が低下するのを抑制することである。
第1態様に係るボード材の取付構造は、鋼製下地材と、端面が対向するように配置され、端部が前記鋼製下地材に取り付けられる一対のボード材と、前記鋼製下地材と前記ボード材とに挟まれる平板部と、前記平板部から立ち上がる板状で一対の前記ボード材の目地部に配置される立上げ部とを有する金属製の補強材と、前記ボード材の表面から、前記ボード材を介して前記平板部及び前記鋼製下地材にねじ込まれ、前記ボード材を前記鋼製下地材に取り付ける締結部材と、を有し、前記立上げ部の密度をd1とし、前記立上げ部の立上げ高さをh1とし、前記ボード材の密度をd2とし、前記ボード材の厚さをt1とした場合に下記式(1)が成り立っていることを特徴とする。
d1×h1≧d2×t1・・・・・・(1)
第1態様に係る構成によれば、前述した式(1)を満足している。つまり、ボード材の厚さ方向から見た単位面積当たりの立上げ部の質量が、ボード材の厚さ方向から見た単位面積当たりのボード材の質量以上とされている。一方、ボード材を鋼製下地材に取り付ける締結部材は、ボード材を介して平板部及び鋼製下地材にねじ込まれる。
これにより、ボード材を鋼製下地材に取り付ける取付強度を確保した上で、一対のボード材の目地部において放射線遮蔽機能が低下するのを抑制することができる。
第2態様に係るボード材の取付構造は、第1態様に記載のボード材の取付構造において、前記立上げ部の頂面と前記ボード材の表面とは同様の面状に配置されていることを特徴とする。
第2態様に係る構成によれば、立上げ部の頂面とボード材の表面とが同様の面状に配置さている。これにより、立上げ部の頂面がボード材の表面に対して凹んでいる場合と比して、目地部の放射線遮蔽機能を向上させることができる。
第3態様に係るボード材の取付構造は、第1又は第2態様に記載のボード材の取付構造において、前記補強材は、前記目地部に沿って延びており、前記立上げ部の頂面には、予め決められた間隔でマーキングが設けられていることを特徴とする。
第3態様に係る構成によれば、作業者が、このマーキングを見ながら締結部材をボード材の表面から、ボード材を介して平板部及び鋼製下地材にねじ込まれねじ込むことで、締結部材が予め決められた間隔で配置され、予めボード材に形成されるケガキが不要となる。
本開示によれば、ボード材を締結部材を用いて鋼製下地材に取り付ける取付強度を確保した上で、一対のボード材の目地部において放射線遮蔽機能が低下するのを抑制することができる。
<第1実施形態>
本開示の第1実施形態に係るボード材の取付構造の一例について図1~図4に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは、鉛直方向であって上下方向を示し、矢印Wは、水平方向であって、幅方向を示し、矢印Dは、水平方向であって、奥行き方向を示す。なお、矢印H、矢印W及び矢印Dは、互いに直交する。
本開示の第1実施形態に係るボード材の取付構造の一例について図1~図4に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは、鉛直方向であって上下方向を示し、矢印Wは、水平方向であって、幅方向を示し、矢印Dは、水平方向であって、奥行き方向を示す。なお、矢印H、矢印W及び矢印Dは、互いに直交する。
先ず、ボード材の取付構造10(以下「ボード取付構造10」と記載する)が用いられている間仕切り壁100について説明する。
(間仕切り壁100)
間仕切り壁100は、例えば、医療施設において放射線を利用するレントゲン室、又はCT室等に用いられ、図1に示されるように、天井ランナ50、床ランナ52、複数のスタッド56、複数のボード材12、複数の補強材20、及びドリルビス40(図4参照)を備えている。
間仕切り壁100は、例えば、医療施設において放射線を利用するレントゲン室、又はCT室等に用いられ、図1に示されるように、天井ランナ50、床ランナ52、複数のスタッド56、複数のボード材12、複数の補強材20、及びドリルビス40(図4参照)を備えている。
〔天井ランナ50、床ランナ52〕
天井ランナ50及び床ランナ52は、軽量鉄骨としての軽量薄肉チャンネルであって、図1に示されるように、幅方向の延びると共に上下方向に離間している。そして、天井ランナ50は、コンクリート製の梁(図示省略)に取り付けられ、床ランナ52は、コンクリート製の床スラブ(図示省略)に取り付けられている。
天井ランナ50及び床ランナ52は、軽量鉄骨としての軽量薄肉チャンネルであって、図1に示されるように、幅方向の延びると共に上下方向に離間している。そして、天井ランナ50は、コンクリート製の梁(図示省略)に取り付けられ、床ランナ52は、コンクリート製の床スラブ(図示省略)に取り付けられている。
〔スタッド56〕
スタッド56は、軽量鉄骨としての軽量薄肉チャンネルであって、図1に示されるように、天井ランナ50と床ランナ52との間で上下方向に延びており、幅方向に離間して複数設けられている。そして、スタッド56の上端部が天井ランナ50に取り付けられ、スタッド56の下端部が床ランナ52に取り付けられている。スタッド56は、鋼製下地材の一例である。
スタッド56は、軽量鉄骨としての軽量薄肉チャンネルであって、図1に示されるように、天井ランナ50と床ランナ52との間で上下方向に延びており、幅方向に離間して複数設けられている。そして、スタッド56の上端部が天井ランナ50に取り付けられ、スタッド56の下端部が床ランナ52に取り付けられている。スタッド56は、鋼製下地材の一例である。
スタッド56は、本実施形態では、密度7.85〔g/cm3〕、厚さ0.8〔mm〕の鋼板を用いて形成され、図2に示されるように、断面C字状とされている。具体的には、スタッド56は、奥行き方向の手前側の板部56aと、奥行き方向の奥側の板部56bと、板部56aと板部56bとを繋ぐ板部56cと、一対のフランジ部56dとを含んで構成されている。
〔ボード材12〕
ボード材12は、石膏ボードであって、本実施形態では、密度1.8〔g/cm3〕、厚さ15〔mm〕とされており、図1に示されるように、奥行き方向から見て、上下方向に延びる矩形状とされている。なお、石膏ボードの密度については、0.65〔g/cm3〕~0.9〔g/cm3〕の場合が多い。
ボード材12は、石膏ボードであって、本実施形態では、密度1.8〔g/cm3〕、厚さ15〔mm〕とされており、図1に示されるように、奥行き方向から見て、上下方向に延びる矩形状とされている。なお、石膏ボードの密度については、0.65〔g/cm3〕~0.9〔g/cm3〕の場合が多い。
さらに、図2、図3に示されるように、一対のボード材12は、ボード材12の端面12aが幅方向で対向するように配置されており、ボード材12の端部がスタッド56の板部56aに取り付けられるようになっている。
〔補強材20〕
補強材20は、押し出し成型品であって、図1に示されるように、スタッド56に沿って上下方向に延びており、スタッド56の板部56aに接着剤を用いて取り付けられる。
補強材20は、押し出し成型品であって、図1に示されるように、スタッド56に沿って上下方向に延びており、スタッド56の板部56aに接着剤を用いて取り付けられる。
補強材20は、図2に示されるように、断面T字状とされている。具体的には、補強材20は、板部56aに取り付けられる板状であると共に板厚方向が奥行き方向とされた平板部22と、平板部22から立ち上がる板状であると共に板厚方向が幅方向とされた立上げ部24とを含んで構成されている。
本実施形態では、補強材20は、密度2.7〔g/cm3〕のアルミニウム又はアルミニウム合金の押し出し成型品である。また、平板部22の厚さは、0.8〔mm〕とされ、平板部22の幅方向の長さは、スタッド56の幅方向の長さと同様とされている。
また、立上げ部24は、一対のボード材12の目地部18に配置され、一対のボード材12に挟まれている。そして、立上げ部24の両方の板面は、一対のボード材12の端面12aと面接触している。また、この立上げ部24の厚さは、0.8〔mm〕とされ、立上げ部24の奥行き方向の高さは(図2に示すh1)、10〔mm〕以上とされている。
なお、立上げ部24の奥行き方向の高さと、ボード材12の厚さとの関係については、詳細を後述する。
〔ドリルビス40〕
ドリルビス40は、図2、図3に示されるように、ボード材12をスタッド56に取り付けるために用いられる。本実施形態では、ドリルビス40は、羽根付きドリルビスであって、所謂リーマフレキシビスと称される締結部材である。ドリルビス40は、締結部材の一例である。
ドリルビス40は、図2、図3に示されるように、ボード材12をスタッド56に取り付けるために用いられる。本実施形態では、ドリルビス40は、羽根付きドリルビスであって、所謂リーマフレキシビスと称される締結部材である。ドリルビス40は、締結部材の一例である。
ドリルビス40は、図4に示されるように、頭部42、ネジ部44、ドリル部46、及び羽根部48を含んで構成されている。そして、頭部42は皿形状とされ、ネジ部44の先端にドリル部46が接続されている。また、羽根部48は、ドリル部46の基端部に接続されており、2個設けられ、ドリル部46の径方向に突出している。さらに、この羽根部48の外径は、ネジ部44のよび径と比して大きくされている。
この構成において、図2、図3に示されるように、ドリルビス40は、ボード材12の表面から、ボード材12を介して平板部22及びスタッド56の板部56aにねじ込まれる。
具体的には、回転するドリルビス40のドリル部46によってボード材12に予備孔が形成され、ドリルビス40の羽根部48によって予備孔の外径が大きくされる。これにより、ボード材12に下孔が形成される。このようにしてボード材12に形成された下孔は、ネジ部44のよび径と比して大きくなる。
さらに、ドリル部46によって、補強材20の平板部22、及びスタッド56の板部56aに下孔が形成される。このようにして平板部22及び板部56aに形成された下孔は、ネジ部44のよび径と比して小さくなる。一方、羽根部48は、補強材20の平板部22と当接することでドリル部46から破断する。
そして、ドリルビス40のネジ部44が、ボード材12に形成された下孔に挿入され、ドリルビス40のネジ部44が平板部22及び板部56aに形成された下孔にねじ込まれる。これにより、ボード材12は、ドリルビス40によってスタッド56に取り付けられる。
(要部構成)
次に、立上げ部24の奥行き方向の高さと、ボード材12の厚さとの関係について説明する。
次に、立上げ部24の奥行き方向の高さと、ボード材12の厚さとの関係について説明する。
立上げ部24の奥行き方向の高さは、ボード材12の厚さ方向から見たボード材12の単位面積当たりの質量によって決められる。具体的には、ボード材12の厚さ方向から見た単位面積当たりの立上げ部24の質量が、ボード材12の厚さ方向から見た単位面積当たりのボード材12の質量以上とされている。
より具体的には、ボード材12の厚さ方向から見た単位面積をmとし、立上げ部24の密度をd1とし、立上げ部24の立上げ高さをh1とする。さらに、ボード材12の密度をd2とし、ボード材12の厚さをt1とすると、下記式(A)が成り立つように高さh1が決められている。
m×d1×h1≧m×d2×t1・・・・式(A)
両辺をmで除すことで下記式(B)となる。
d1×h1≧d2×t1・・・・式(B)
m×d1×h1≧m×d2×t1・・・・式(A)
両辺をmで除すことで下記式(B)となる。
d1×h1≧d2×t1・・・・式(B)
ここで、放射線遮蔽機能については、放射線が透過する透過方向から見た部材の単位面積当たりの質量が大きい程、小さい場合と比して向上する。つまり、立上げ部24の高さh1が式(B)を満たすことで、目地部18の放射線遮蔽機能が、ボード材12の放射線遮蔽機能に対して同等以上となる。
(まとめ)
以上説明したように、ボード取付構造10においては、ボード材12の厚さ方向から見た単位面積当たりの立上げ部24の質量が、ボード材12の厚さ方向から見た単位面積当たりのボード材12の質量以上とされている。また、ボード取付構造10においては、ドリルビス40のネジ部44は、平板部22及び板部56aにねじ込まれる。これにより、ボード材12をスタッド56に取り付ける取付強度を確保した上で、一対のボード材12の目地部18において放射線遮蔽機能が低下するのを抑制することができる。
以上説明したように、ボード取付構造10においては、ボード材12の厚さ方向から見た単位面積当たりの立上げ部24の質量が、ボード材12の厚さ方向から見た単位面積当たりのボード材12の質量以上とされている。また、ボード取付構造10においては、ドリルビス40のネジ部44は、平板部22及び板部56aにねじ込まれる。これにより、ボード材12をスタッド56に取り付ける取付強度を確保した上で、一対のボード材12の目地部18において放射線遮蔽機能が低下するのを抑制することができる。
また、ボード取付構造10においては、ドリルビス40を用いることで、ボード材への下孔加工が不要となる。このため、下孔加工が必要な場合と比して、施工効率が向上し、さらに、施工品質を安定させることができる。
また、ボード取付構造10においては、スタッド56の板部56aに補強材20の平板部22を取り付けることで、ドリルビス40がねじ込まれる下地の強度が高くなる。これにより、羽根部48が補強材20の平板部22と当接することで、羽根部48をドリル部46から容易に破断させることができる。
また、ボード取付構造10においては、ドリルビス40を用いることで、ボード材12に形成された下孔は、ネジ部44のよび径と比して大きくなる。これにより、ボード材12にヘアクラックが生じるのを抑制することができる。
また、ボード取付構造10においては、補強材20の断面はT字状とされており、立上げ部24は、一対のボード材12の端面12aに挟まれている。これにより、ドリルビス40を補強材20にねじ込むときの補強材20の回転を抑制することができる。
また、ボード取付構造10においては、一対のボード材12の目地部18における放射線遮蔽機能の低下が抑制される。これにより、遮蔽処理を目的とした充填剤等の施工が不要となる。
また、ボード取付構造10においては、立上げ部24は、一対のボード材12の端面12aに挟まれている。これにより、地震等によりボード材12が振動した際に互いに擦れることに起因して生じる粉の発生が抑制され、ボード取付構造10をクリーンルームの間仕切り壁として用いることができる。
<第2実施形態>
次に、本開示の第2実施形態に係るボード材の取付構造の一例について図5に従って説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
次に、本開示の第2実施形態に係るボード材の取付構造の一例について図5に従って説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第2実施形態に係るボード材の取付構造110(以下「ボード取付構造110」)では、図5に示されるように、補強材120の立上げ部124の頂面124aとボード材12の表面12bとは、同様の面状に配置されている。
これにより、ボード取付構造110においては、立上げ部の頂面がボード材の表面に対して凹んでいる場合と比して、目地部18の放射線遮蔽機能を向上させることができる。
<第3実施形態>
次に、本開示の第3実施形態に係るボード材の取付構造の一例について図6に従って説明する。なお、第3実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
次に、本開示の第3実施形態に係るボード材の取付構造の一例について図6に従って説明する。なお、第3実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第3実施形態に係るボード材の取付構造160(以下「ボード取付構造160」)に用いられる補強材170の立上げ部24の頂面24aには、上下方向において、予め決められた間隔でマーキング180が複数設けられている。
本実施形態では、マーキング180は、押し出し成型機から押し出された補強材170の頂面24aに対して押出方向とは交差する方向に延びる傷を付けることで形成される。
これにより、作業者が、このマーキング180を見ながらドリルビス40をボード材12の表面からねじ込むことで、ドリルビス40が予め決められた間隔で配置され、予めボード材に形成されるケガキが不要となる。
<第4実施形態>
次に、本開示の第4実施形態に係るボード材の取付構造の一例について図7に従って説明する。なお、第4実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
次に、本開示の第4実施形態に係るボード材の取付構造の一例について図7に従って説明する。なお、第4実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第4実施形態に係るボード材の取付構造210(以下「ボード取付構造210」)に用いられる補強材220の平板部22の幅方向の両端部には、図7に示されるように、奥行き方向の奥側に延びる一対のフランジ部226が形成されている。また、フランジ部226は、幅方向から見て矩形状とされている。そして、フランジ部226は、上下方向において予め決められた間隔で形成されている。
この一対のフランジ部226が、スタッド56を幅方向から挟み込むことで、補強材220のスタッド56に対する取付強度を向上させることができる。
なお、フランジ部226が上下方向において予め決められた間隔で形成されているため、補強材220は、可変押出によって形成される。
<第5実施形態>
次に、本開示の第5実施形態に係るボード材の取付構造の一例について図8に従って説明する。なお、第5実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
次に、本開示の第5実施形態に係るボード材の取付構造の一例について図8に従って説明する。なお、第5実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第5実施形態に係るボード材の取付構造260(以下「ボード取付構造260」)に用いられる補強材270の平板部22の幅方向の両端部には、図8に示されるように、奥行き方向の手前側に突出する一対の爪部276が形成されている。また、爪部276は、幅方向から見て三角形状とされている。そして、爪部276は、上下方向において予め決められた間隔で形成されている。
この一対の爪部276が、ボード材12の裏面に食い込むことで、ボード材12が補強材270に対して相対移動するのを抑制することができる。
なお、爪部276が上下方向において予め決められた間隔で形成されているため、補強材270は、可変押出によって形成される。
<第6実施形態>
次に、本開示の第6実施形態に係るボード材の取付構造の一例について図9に従って説明する。なお、第6実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
次に、本開示の第6実施形態に係るボード材の取付構造の一例について図9に従って説明する。なお、第6実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第6実施形態に係るボード材の取付構造310(以下「ボード取付構造310」に用いられる補強材320は、図9に示されるように、L字状の2枚の板部材330を含んで構成されている。
なお、本開示を特定の実施形態について詳細に説明したが、本開示は係る実施形態に限定されるものではなく、本開示の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。特許請求の範囲、明細書および図面の記載から当業者が認識することができる技術的思想に反しない限り、変更、削除、付加、及び各実施形態の組み合わせが可能である。
また、上記実施形態では、補強材20、120、170、220、270、320をアルミニウム又はアルミニウム合金を用いて成形したが、他の金属材料を用いて成形してもよい。
また、上記実施形態では、補強材20、120、170、220、270、320をアルミニウム又はアルミニウム合金を用いて成形したが、磁化する他の金属を用い、補強材を磁化させてもよい。これにより、補強材がスタッド56に容易に取り付けられる。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせてもよい。これにより、作業者が、マーキング180を容易に見ることができる。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、第3実施形態と第4実施形態とを組み合わせてもよい。具体的には、上下方向において、マーキング180が形成されている位置にフランジ部226が形成されてもよい。これにより、ドリルビス40を用いてボード材12をスタッド56に取り付ける位置で、補強材220がスタッド56に対して浮いてしまうのを抑制することができる。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、第3実施形態と第5実施形態とを組み合わせてもよい。具体的には、上下方向において、マーキング180が形成されている位置に爪部276が形成されてもよい。これにより、ドリルビス40を用いてボード材12をスタッド56に取り付ける位置に爪部276が設けられることで、爪部276をボード材12に効果的に食い込ませることができる。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、ボード材の角部を面取りし、目地部18に充填剤を塗布してもよい。
また、上記実施形態では、ボード材12として石膏ボードを用いたが、例えば、コンクリートボード等を用いてもよい。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、縦方向に延びる目地部と横方向に延びる目地部が十字状に交差することがある。そして、この交差する部分で縦方向に延びる一対の補強材が突き合わされ、横方向に延びる一対の補強材が突き合わされる場合がある。このような場合には、例えば、縦方向に延びる一対の補強材の端部同士を突き当て、横方向に延びる一対の補強材の端部を縦方向に延びる補強材の側部に突き当てることができる。
また、上記第6実施形態では、特に説明しなかったが、図9に示すL字状の2枚の板部材330において、目地部に配置される部分の一方の板部材の端部を折り曲げ、他方の板部材の端部に折り曲げた部分を外側から重ねてもよい。
10 ボード材の取付構造(ボード取付構造)
12 ボード材
18 目地部
20 補強材
22 平板部
24 立上げ部
24a 頂面
40 ドリルビス(締結部材の一例)
56 スタッド(鋼製下地材の一例)
110 ボード材の取付構造(ボード取付構造)
120 補強材
124 立上げ部
124b 頂面
160 ボード材の取付構造(ボード取付構造)
170 補強材
180 マーキング
210 ボード材の取付構造(ボード取付構造)
220 補強材
226 フランジ部
260 ボード取付構造(ボード取付構造)
270 補強材
310 ボード材の取付構造(ボード取付構造)
320 補強材
12 ボード材
18 目地部
20 補強材
22 平板部
24 立上げ部
24a 頂面
40 ドリルビス(締結部材の一例)
56 スタッド(鋼製下地材の一例)
110 ボード材の取付構造(ボード取付構造)
120 補強材
124 立上げ部
124b 頂面
160 ボード材の取付構造(ボード取付構造)
170 補強材
180 マーキング
210 ボード材の取付構造(ボード取付構造)
220 補強材
226 フランジ部
260 ボード取付構造(ボード取付構造)
270 補強材
310 ボード材の取付構造(ボード取付構造)
320 補強材
Claims (3)
- 鋼製下地材と、
端面が対向するように配置され、端部が前記鋼製下地材に取り付けられる一対のボード材と、
前記鋼製下地材と前記ボード材とに挟まれる平板部と、前記平板部から立ち上がる板状で一対の前記ボード材の目地部に配置される立上げ部とを有する金属製の補強材と、
前記ボード材の表面から、前記ボード材を介して前記平板部及び前記鋼製下地材にねじ込まれ、前記ボード材を前記鋼製下地材に取り付ける締結部材と、を有し、
前記立上げ部の密度をd1とし、前記立上げ部の立上げ高さをh1とし、前記ボード材の密度をd2とし、前記ボード材の厚さをt1とした場合に下記式(1)が成り立っているボード材の取付構造。
d1×h1≧d2×t1・・・・・・(1)
- 前記立上げ部の頂面と前記ボード材の表面とは同様の面状に配置されている、
請求項1に記載のボード材の取付構造。 - 前記補強材は、前記目地部に沿って延びており、
前記立上げ部の頂面には、予め決められた間隔でマーキングが設けられている、
請求項1又は2に記載のボード材の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022020789A JP2023117952A (ja) | 2022-02-14 | 2022-02-14 | ボード材の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022020789A JP2023117952A (ja) | 2022-02-14 | 2022-02-14 | ボード材の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023117952A true JP2023117952A (ja) | 2023-08-24 |
Family
ID=87654100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022020789A Pending JP2023117952A (ja) | 2022-02-14 | 2022-02-14 | ボード材の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023117952A (ja) |
-
2022
- 2022-02-14 JP JP2022020789A patent/JP2023117952A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10851548B2 (en) | Wall structure for building, attachment apparatus, and board material construction method | |
JP4686369B2 (ja) | 二重床構造 | |
JP6549863B2 (ja) | 建築用外装ルーバー | |
AU2018289851A1 (en) | Wall structure for building, attachment apparatus, and board material construction method | |
JP2023117952A (ja) | ボード材の取付構造 | |
JP2023117953A (ja) | ボード材の取付構造 | |
KR20120114080A (ko) | 조적조 건축물용 내진 보강 구조 및 그 시공방법 | |
JP2011038401A (ja) | 筋交いの接合構造、耐力壁パネル | |
JP7518752B2 (ja) | 隙間調整用スペーサおよびその製造方法 | |
JP5171273B2 (ja) | コンクリート外壁の防湿構造 | |
JP2014159681A (ja) | 間仕切壁 | |
JP3390680B2 (ja) | 床材のジョイント具 | |
JP2005188213A (ja) | 建築金物および床構造 | |
JP4005527B2 (ja) | 間仕切耐力壁 | |
JP6426133B2 (ja) | ユニットルーム | |
JPH09217453A (ja) | 床構造体 | |
JPH0699985B2 (ja) | 外壁パネル | |
JP2023117125A (ja) | 建材パネルの施工方法 | |
JP2021092117A (ja) | パネル取り付け部材 | |
JP2021042589A (ja) | Cltパネル補強構造物 | |
JP2010275694A (ja) | コンクリート系パネルの取付構造 | |
JP2022041086A (ja) | 型枠構造および型枠構造の組立方法 | |
JP2657041B2 (ja) | コーナパネルの取付構造 | |
JP3266035B2 (ja) | パネル開口の補強構造 | |
JPH03208935A (ja) | 断熱パネル |