JP2023117570A - 通信制御システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2023117570000001
【課題】 フォーキング機能による呼び出しを適切に行う。
【解決手段】 通信制御システム10は、通信システムに含まれるシステムであって、発信端末から着信端末との間の呼接続を確立するための発信信号であると共に複数の着信端末に対して呼び出しを行って呼び出しに対して応答を行った何れかの着信端末との間の呼接続を確立するための発信信号を受信する受信部21と、受信された発信信号に応じて、複数の着信端末への呼び出し処理を時間的にずらして行う呼び出し処理部22と、呼び出し処理に応じて、呼接続を確立する処理を行う呼接続処理部23と、を備え、呼び出し処理部22は、発信信号が受信された時刻、及び当該発信信号毎の着信端末の呼び出しの順番に応じた複数の着信端末毎の優先度に従って、呼び出し処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信システムに含まれる通信制御システムに関する。
従来、通信システムにおいて、ある番号への着信に対して複数の着信端末を一斉に呼び出して、最初に応答した1つの着信端末と発信端末との呼接続を確立するフォーキング機能が知られている。特許文献1には、フォーキング機能の例として、呼び出し対象となる複数の着信端末に順番に着信させるシーケンシャルフォーキングが示されている。
特開2005-130287号公報
特許文献1に示されるシーケンシャルフォーキングによれば、複数の着信端末への呼び出し処理が時間的に分散される。これによって、呼び出しに係る処理負荷を分散できる。その結果、呼び出し処理を行う装置のリソースを高トラヒック時に合わせたものにせず、通常期のシステムの余剰を少なくすることができる。
しかしながら、単純に複数の着信端末への呼び出し処理を時間的に分散するだけでは、適切な呼び出し処理が行えないおそれがある。例えば、フォーキング機能による呼び出しが行われる発信が同じタイミングで複数行われる場合、それぞれの発信についての呼び出し処理の時間的な分散のあおりを受けて、呼び出しが遅くなってしまう発信が生じるおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、フォーキング機能による呼び出しを適切に行うことができる通信制御システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る通信制御システムは、通信システムに含まれる通信制御システムであって、発信端末から着信端末との間の呼接続を確立するための発信信号であると共に複数の着信端末に対して呼び出しを行って呼び出しに対して応答を行った何れかの着信端末との間の呼接続を確立するための発信信号を受信する受信部と、受信部によって受信された発信信号に応じて、複数の着信端末への呼び出し処理を時間的にずらして行う呼び出し処理部と、呼び出し処理部による呼び出し処理に応じて、呼接続を確立する処理を行う呼接続処理部と、を備え、呼び出し処理部は、発信信号が受信された時刻、及び当該発信信号毎の着信端末の呼び出しの順番に応じた複数の着信端末毎の優先度に従って、呼び出し処理を行う。
本発明に係る通信制御システムでは、発信信号が受信された時刻、及び当該発信信号毎の着信端末の呼び出しの順番に応じた複数の着信端末毎の優先度に従って、呼び出し処理が行われる。従って、発信信号毎に呼び出し処理を時間的に分散させると共に適切な順序で行うことができる。即ち、本発明に係る通信制御システムによれば、フォーキング機能による呼び出しを適切に行うことができる。
本発明によれば、フォーキング機能による呼び出しを適切に行うことができる。
本発明の実施形態に係る通信制御システムの構成を示す図である。 フォーキングデータベースに記憶される情報の例を示す図である。 SIP(Session Initiation Protocol)サーバによる呼び出し処理の例を模式的に示す図である。 SIPサーバによる呼び出し処理の例を模式的に示す図である。 SIPサーバによる呼び出し処理の例を模式的に示す図である。 代表番号に対応する小分けグループが変更される例を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信制御システムで実行される処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る通信制御システムに含まれるSIPサーバとフォーキングデータベースとのハードウェア構成を示す図である。
以下、図面と共に本発明に係る通信制御システムの実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に本実施形態に係る通信制御システム10を示す。図1に示すように通信制御システム10は、SIPサーバ20と、フォーキングデータベース30とを含んで構成される。通信制御システム10は、通信システムに含まれるシステムである。通信システムは、端末に通信機能を提供するシステム(通信網)である。通信システムは、例えば、IMS(IP Multimedia Subsystem)に準拠した移動体通信システムである。但し、通信システムは、本実施形態と同様の枠組みで実施し得るシステムであれば、IMS以外のシステムであってもよい。
通信システムは、端末に電話機能を提供する。通信システムは、端末と別の端末との間に電話機能に用いられる呼接続を確立する。通信システムは、発信元40(発信端末)である端末から、着信先(着信端末、発信先)50である別の端末に対する発信信号を受信して、着信先50に対する呼び出しを行い、呼び出しに対して着信先が応答すると、着信先50と発信元40との間に呼接続を確立する。
通信システムは、発信信号において指定される着信先に対して、複数の着信先50に呼び出しを行うことが予め設定されている場合、設定されている複数の着信先50に呼び出しを行う。通信システムは、呼び出しを行った複数の着信先50のうち、最初に応答した1つの着信先50と発信元40との間に呼接続を確立する。即ち、通信システムは、フォーキング機能を有している。通信システムは、例えば、SIPによって上記の電話機能を提供する。但し、SIP以外で電話機能が提供されてもよい。
発信元40及び着信先50となる端末は、通信システムを介して通信を行う機能を有する装置である。端末は、例えば、従来の携帯電話機等の電話機又はスマートフォンである。例えば、通信システムの通信事業者から提供されるSIMカード(Subscriber Identity Module Card)が端末に挿入されることで、端末は、通信システムを介した通信が可能となる。SIMカードには、電話番号であるMSISDN(Mobile Subscriber ISDN Number)が設定されている。通信システムは、発信元40及び着信先50をMSISDN等の電話番号で識別する。あるいは、電話番号以外の情報で発信端末及び着信端末が識別されてもよい。端末は、通信システムによって別の端末との間で確立された呼接続を介して音声通信を行う。なお、通信システムが移動体通信システムでない場合等には、端末は上記以外の従来と同様の枠組みで通信を行ってもよい。
発信信号には、着信先を指定する情報として着信先の電話番号が含められる。フォーキング機能によって、複数の着信先50に呼び出しが行われる場合には、発信信号に含められる着信先の電話番号は、複数の着信先50の代表番号である。なお、代表番号は、端末(SIMカード)に対して設定されたものでなくてもよい。
SIPサーバ20は、発信元40からの発信信号を受信して、着信先50の呼び出しを行って、発信元40と着信先50との呼接続を確立する装置(ノード)である。フォーキングデータベース30は、SIPサーバ20によるフォーキング機能の実現の際に参照されるデータを保持する装置(ノード)である。SIPサーバ20及びフォーキングデータベース30は、サーバ装置等のコンピュータによって構成されている。また、通信システムは、通常、従来の通信システムに含まれる上記以外の装置も含む。なお、SIPサーバ20及びフォーキングデータベース30の機能を含む通信システムの機能は、以下に説明する機能を除いて従来と同様のものであってもよい。
引き続いて、本実施形態に係るSIPサーバ20及びフォーキングデータベース30の機能を説明する。図1に示すようにSIPサーバ20は、受信部21と、呼び出し処理部22と、呼接続処理部23とを備えて構成される。
受信部21は、発信端末から着信端末との間の呼接続を確立するための発信信号であると共に複数の着信端末に対して呼び出しを行って呼び出しに対して応答を行った何れかの着信端末との間の呼接続を確立するための発信信号を受信する機能部である。受信部21は、複数の着信端末に対して呼び出しを行う発信信号と、1つの着信端末に対して呼び出しを行う発信信号との互いに異なる種別の発信信号を受信してもよい。
発信元40から、通信システムに発信信号(例えば、SIP_INVITE)が送信されると、受信部21は、当該発信信号を受信する。発信信号には、着信先を指定する情報である電話番号が含まれている。当該電話番号が、上述したように予め設定される特定の着信先である場合、複数の着信先50への呼び出しが行われる。即ち、当該電話番号が特定の着信先である場合、フォーキング機能による呼び出しが行われる。フォーキング機能による呼び出しが行われる発信信号を、本実施形態ではフォーキング呼と呼ぶ。フォーキング機能による呼び出しが行われなない発信信号に対しては、発信信号において指定される1つの着信先50への呼び出しが行われる。このように1対1の呼び出しが行われる発信信号を、本実施形態では通常呼(一般呼)と呼ぶ。受信部21によって受信される発信信号は、フォーキング呼又は通常呼である。受信部21は、受信した発信信号を呼び出し処理部22に出力する。
呼び出し処理部22は、受信部21によって受信された発信信号に応じて、複数の着信端末への呼び出し処理を時間的にずらして行う機能部である。呼び出し処理部22は、発信信号が受信された時刻、及び当該発信信号毎の着信端末の呼び出しの順番に応じた複数の着信端末毎の優先度に従って、呼び出し処理を行う。
呼び出し処理部22は、予め設定された単位時間当たりの上限値に基づいて、呼び出し処理を行ってもよい。呼び出し処理部22は、互いに異なる発信信号間の着信端末の呼び出しについて、発信信号毎の呼び出しの順番が早い着信端末への呼び出し処理を優先して行ってもよい。呼び出し処理部22は、発信信号で指定される同一の着信先に応じた複数の着信端末について、受信部21による発信信号の受信の回数に応じて呼び出しの順番を変更してもよい。呼び出し処理部22は、受信部21によって受信された発信信号の種別に応じた優先度に従って、呼び出し処理を行ってもよい。
呼び出し処理部22は、以下のように着信先50への呼び出し処理を行う。呼び出し処理部22は、受信部21から発信信号を入力する。呼び出し処理部22は、発信信号に含まれる着信先の電話番号を参照して、フォーキング機能による呼び出しを行うか否か(即ち、入力した発信信号がフォーキング呼であるか否か)を判断する。
フォーキングデータベース30は、フォーキング機能に係る代表番号と、着信先50との対応関係を示す情報を記憶している。フォーキングデータベース30が記憶している情報の例を図2に示す。図2に示すように、フォーキングデータベース30は、1つの代表番号に対して、複数の着信先50の電話番号を対応付けて記憶している。代表番号と複数の着信先50の電話番号との対応付けは、例えば、代表番号に係る通信システムの加入者によって設定されてフォーキングデータベース30に入力される。
1つの代表番号に対して対応付けられた複数の着信先50の電話番号(即ち、1つの代表番号に対するグループ全体の電話番号)は、複数の小分けグループにグループ分けされる。小分けグループの数及び小分けグループ毎の着信先50の電話番号の数は、予め設定される。小分けグループの数は、複数である。小分けグループに属する着信先50の電話番号の数は1又は複数である。
例えば、1つの代表番号に対して対応付けられた複数の着信先50の電話番号の数が20である場合(即ち、20個の着信先50に対して呼び出しが行われる場合)、小分けグループの数は2、小分けグループ毎の着信先50の電話番号の数は10とされる。グループ分けは、例えば、フォーキングデータベース30によってランダムに行われてもよいし、代表番号に係る通信システムの加入者によって設定されてもよい。また、後述するように上記のグループ分けは、変更されてもよい。図2に示すように、フォーキングデータベース30は、着信先50の電話番号に対応付けて、当該電話番号が属する小分けを示す情報を記憶している。
呼び出し処理部22は、入力した発信信号がフォーキング呼であるか、通常呼であるかを判断する。例えば、通信システムにおいて、発信元40から送信される発信信号に、その発信信号が、フォーキング呼であるか、通常呼であるかを見分けるためのパラメータを付与しておき、呼び出し処理部22は、当該パラメータを参照して上記の判断を行う。
あるいは、呼び出し処理部22は、フォーキングデータベース30を参照して、入力した発信信号に含まれる着信先の電話番号が、フォーキングデータベース30に代表番号として記憶されている場合(即ち、発信信号がフォーキング呼である場合)、入力した発信信号がフォーキング呼である(即ち、フォーキング機能による呼び出しを行う)と判断してもよい。入力した発信信号がフォーキング呼である場合、呼び出し処理部22は、フォーキングデータベース30において、入力した発信信号に含まれる着信先の電話番号である代表番号に対応付けられた着信先50の電話番号に呼び出しを行う。呼び出し処理部22は、発信信号が通常呼である場合、入力した発信信号に含まれる着信先50の電話番号に呼び出しを行う。
着信先50への呼び出しは、呼び出し処理部22によって呼び出し処理(発信処理)が行われて、その結果として行われる。着信先50への呼び出し処理では、着信先50への発信信号の送信の処理等が行われる。呼び出し処理は、呼び出しを行う着信先50毎に行われる。呼び出し処理部22による1つの着信先50に対する呼び出し処理自体は、着信先50への呼び出しの時間と比べてごく短い時間で行われ、呼び出し処理部22による呼び出し処理の後、着信先50への呼び出しが行われる。呼び出し処理部22による呼び出し処理は、従来と同様に行われる。着信先50への呼び出しにおけるSIPサーバ20の処理負荷は、上記の呼び出し処理が大半を占める。
呼び出し処理部22は、フォーキング機能による呼び出しを行う場合、小分けグループ毎に時間的にずらして着信先50に対する呼び出し処理を行う。例えば、呼び出し処理部22は、呼び出し処理部22による1つの着信先50に対する呼び出し処理自体にかかる時間と同程度の予め設定した単位時間毎に予め設定した順番で小分けグループ毎の着信先50に対する呼び出し処理を行う。即ち、呼び出し処理部22は、フォーキング機能による呼び出しを行う場合、上記の単位時間×小分けグループの数の時間をかけて着信先50に対する呼び出し処理を行う。
あるタイミングで互いに異なる2つの発信元40から、フォーキング呼である2つの発信信号が受信部21によって受信された場合、図3に示すように、呼び出し処理部22は、それぞれの発信信号について、まず、小分けグループAに属する10個の着信先50への呼び出し処理(10call)を行って、その後、小分けグループBに属する10個の着信先50への呼び出し処理(10call)を行う。
上記の通りフォーキング呼の場合の呼び出し処理は、呼び出しを行う着信先50毎に行われる。そのため、通常呼の場合と比べて多くの呼び出し処理を行うこととなる。多くの呼び出し処理を同時に行うには、SIPサーバに多大なリソースが必要となる。上記のようにフォーキンググループ全ての着信先50への同時の呼び出し処理を行わずに、フォーキンググループを小分けにした小分けグループ毎に呼び出し処理を行うことで、SIPサーバ20のリソースを、フォーキング呼が集中するような高トラヒック時に合わせたものにせず、通常期のシステムの余剰を少なくすることができる。
また、呼び出し処理部22による呼び出し処理には、予め単位時間当たりの上限値であるSIP処理限界が設定されている。SIP処理限界は、SIPサーバ20の情報処理のリソース等に応じたものであり、呼び出し処理部22による呼び出し処理が適切に行われるようにするためのものである。SIP処理限界は、例えば、1秒当たりの呼び出し処理の回数(call/s)である。SIP処理限界は、SIPサーバ20の管理者等によって設定されたものであってもよいし、SIPサーバ20において従来の方法等によって算出されて設定されたものであってもよい。呼び出し処理部22は、SIP処理限界を記憶している。
呼び出し処理部22は、時刻(時間帯)毎に実行する呼び出し処理の数が、SIP処理限界を超えないように呼び出し処理を行う。そのために、呼び出し処理部22は、以下のように、発信信号が受信された時刻、及び当該発信信号毎の小分けグループ(即ち、小分けグループに含まれる着信先50)の呼び出しの順番に応じた小分けグループ毎の優先度に従って、呼び出し処理を行う。
呼び出し処理部22は、受信部21によって発信信号が受信された時刻が早い着信先50から順番に呼び出し処理を行う。また、呼び出し処理部22は、同一の時刻(時間帯)に実行される呼び出し処理の数とSIP処理限界とを比較して、呼び出し処理の数がSIP処理限界を超えている場合、呼び出し処理の数がSIP処理限界以下となるまで当該時刻における呼び出し処理を次の時刻に回す。呼び出し処理部22は、小分けグループ単位で上記の処理を行う。呼び出し処理部22は、小分けグループの優先度が低いものから時刻に回す。
優先度は、発信信号単位での呼び出しの順番が早い小分けグループほど高いものとする。例えば、図4に示すように、4つの発信信号(1~4発信目)についてそれぞれ小分けグループAの呼び出し処理が行われ、小分けグループBの呼び出し処理が行われる場合の例を示す。4つの発信信号について小分けグループBの呼び出し処理が行われる際に、新たな発信信号の小分けグループAの呼び出し処理が実行対象となると、SIP処理限界を超えてしまう。小分けグループAは発信信号について1番目に呼び出し処理が行われるグループであり、小分けグループBは発信信号について2番目に呼び出し処理が行われるグループである。即ち、小分けグループAと、小分けグループBとでは、小分けグループAの方が発信信号単位での呼び出しの順番が早い。従って、この場合、新たな発信信号の小分けグループAの呼び出し処理が、4つの発信信号について小分けグループBの呼び出し処理よりも優先度が高くされる。
4つの発信信号のうち、一番受信時刻が遅い発信信号の小分けグループBの呼び出し処理が次の時刻に回されて、当該時刻における呼び出し処理の数がSIP処理限界以下となるようにされる。即ち、呼び出し処理部22は、小分けグループのうち、最初に呼び出し処理を行う小分けグループを優先的に処理し、その他の小分けグループはリソースの空き状況を確認しつつ、順次発信処理を行う。
上記のように小分けグループ間の優先度を考慮した呼び出し処理を行うことで、呼び出しが遅くなる発信信号が生じることを防止することができる。例えば、図4に示す例では、小分けグループBの呼び出し処理が次の時刻に回された発信信号も、既に小分けグループAの呼び出し処理が行われており、また、新たな発信信号も、その時点で優先度が高い呼び出し処理が行われる。そのため、何れの発信信号に対しても、少なくとも最初の呼び出し処理が遅くなることがない。
呼び出し処理部22は、受信部21によって受信された発信信号がフォーキング呼であるか、通常呼であるかの種別に応じた優先度に従って、呼び出し処理を行ってもよい。通常呼である発信信号についての呼び出し処理の優先度は、フォーキング呼である発信信号についての呼び出し処理の優先度よりも高いものとする。呼び出し処理部22は、呼び出し処理の数がSIP処理限界を超えている場合、上記と同様に優先度が低い呼び出し処理を次の時刻に回す。上記は、通常呼では発信と着信とが1:1のため、通常呼の優先度がフォーキング呼よりも高いとの考えによるものである。
例えば、図5に示すように、通常呼による呼び出し処理とフォーキング呼による呼び出し処理との合計でSIP処理限界を超える場合には、通常呼よりも優先度が低い、フォーキング呼の小分けグループの何れかの呼び出し処理が次の時刻に回される。
呼び出し処理部22は、代表番号毎に受信部21による発信信号の受信の回数に応じて呼び出しの順番を変更してもよい。呼び出し処理部22は、どのように呼び出しの順番を変更するかを予め記憶しておき、発信信号の受信の回数に応じて呼び出しの順番を変更する。例えば、呼び出し処理部22は、代表番号毎に発信信号が受信される度に呼び出しの順番を変更してもよい。具体的には、発信信号が受信される度に小分けグループに含まれる着信先50の電話番号を変更してもよい。即ち、同一グループ内で呼び出しの順番が固定しないように小分けグループをローテーションしてもよい。
図6に、小分けグループに含まれる着信先50の電話番号が変更される例を示す。代表番号が「0001」について、1回目の発信では、小分けグループAには、着信先50の電話番号「1234」「2345」が含まれ、小分けグループBには、着信先50の電話番号「3456」「7890」が含まれている。2回目の発信では、1回目の発信で小分けグループAに含まれていた着信先50の電話番号「1234」が小分けグループBに含まれており、1回目の発信で小分けグループBに含まれていた着信先50の電話番号「3456」が小分けグループAに含まれている。
本実施形態では、フォーキング呼の呼び出し処理が順次行われるため、同一の代表番号に対応付けられる着信先50であっても、呼び出しに時間差が生じ得る。上記のように呼び出しの順番を変更することで、特定の着信先50への呼び出しが常に遅くなるといった偏りを防ぐことができる。また、それによって発信元40と呼接続が確立される着信先50の偏りを防ぐことができる。
呼接続処理部23は、呼び出し処理部22による呼び出し処理に応じて、呼接続を確立する処理を行う機能部である。呼び出し処理部22からの呼び出し処理によって着信先50への呼び出しが行われて、何れかの着信先50によってユーザが応答の操作を行うと、着信先50から通信システムに呼び出しに対する応答が送信される。呼接続処理部23は、送信された応答の信号を受信して、発信元40と、応答を送信した着信先50との間に呼接続を確立する処理を行う。呼接続処理部23による上記の処理は、従来と同様に行われればよい。以上が、本実施形態に係るSIPサーバ20及びフォーキングデータベース30の機能である。
引き続いて、図7のフローチャートを用いて、本実施形態に係る通信制御システム10で実行される処理(通信制御システム10が行う動作方法)を説明する。発信元40から通信システムに発信信号が送信されると、SIPサーバでは、受信部21によって発信信号が受信される(S01)。続いて、受信された発信信号に応じて、呼び出し処理部22によって着信先50への呼び出し処理が行われる(S02)。
発信信号がフォーキング呼であった場合、複数の着信先50への呼び出し処理が時間的にずらして行われる。具体的には、上述したように小分けグループ毎の呼び出し処理が行われる。また、発信信号が受信された時刻、及び当該発信信号毎の着信先50の呼び出しの順番(具体的には、上述したように小分けグループの順番)に応じた複数の着信先50(小分けグループ)毎の優先度に従って、呼び出し処理が行われる。
また、上述したように単位時間あたりに行われる呼び出し処理の数がSIP処理限界を超えないようにされてもよい。また、上述したように互いに異なる発信信号間の着信先50の呼び出しについて、発信信号毎の呼び出しの順番が早い着信先50(具体的には、呼び出しの順番が早い小分けグループ)への呼び出し処理が優先して行われてもよい。また、この際の発信信号毎の着信先50の呼び出しの順番は、着信先50に対応する代表番号を着信先として指定する発信信号の受信の回数に応じて(例えば、上述したように受信毎に)変更されてもよい。また、フォーキング呼であるか、通常呼であるかの種別に応じた優先度に従って、呼び出し処理が行われてもよい。
続いて、呼び出し処理に応じて、呼接続処理部23によって、発信元40と、呼び出しに応答した着信先50との間に呼接続を確立する処理が行われる(S03)。発信元40と着信先50とは、確立された呼接続が用いられて電話に係る通信が行われる。以上が、本実施形態に係る通信制御システム10で実行される処理である。
本実施形態では、発信信号が受信された時刻、及び当該発信信号毎の着信先50の呼び出しの順番に応じた複数の着信先50毎の優先度に従って、呼び出し処理が行われる。従って、発信信号毎に呼び出し処理を時間的に分散させると共に適切な順序で行うことができる。具体的には、上述したようにフォーキング呼である発信信号が同様のタイミングで受信された場合であっても、呼び出しが遅くなる発信信号が生じることを防止することができる。即ち、本実施形態によれば、フォーキング機能による呼び出しを適切に行うことができる。
また、本実施形態のように呼び出し処理は、SIP処理限界のような予め設定された単位時間当たりの上限値が考慮されて行われてもよい。具体的には、上述したように時刻(時間帯)毎に実行する呼び出し処理の数が、SIP処理限界を超えないように呼び出し処理が行われてもよい。この構成によれば、SIPサーバ20のリソース等に応じて、呼び出し処理を適切に行うことができる。但し、上限値を用いずに呼び出し処理が行われる構成であってもよい。
また、本実施形態のように、互いに異なる発信信号間の着信先50の呼び出しについて、発信信号毎の呼び出しの順番が早い着信先50への呼び出し処理を優先して行ってもよい。この構成によれば、フォーキング機能による呼び出しを適切かつ確実に行うことができる。但し、優先度を考慮した呼び出し処理は、必ずしも上記のように行われる必要はなく、上記以外のルールに従って行われてもよい。
また、本実施形態のように、発信信号で指定される同一の着信先に応じた複数の着信先50について、発信信号の受信の回数に応じて呼び出しの順番を変更してもよい。例えば、図6に示すように、発信信号が受信される度に小分けグループに含まれる着信先50の電話番号を変更してもよい。この構成によれば、特定の着信先50への呼び出しが常に遅くなるといった偏りを防ぐことができる。また、それによって発信元40と呼接続が確立される着信先50の偏りを防ぐことができる。但し、必ずしも呼び出しの順番の変更は行われなくてもよい。
また、本実施形態のように、発信信号がフォーキング呼であるか、通常呼であるかの種別に応じた優先度に従って、呼び出し処理を行ってもよい。この構成によれば、発信信号の上記の種別に応じて、呼び出しを適切に行うことができる。但し、必ずしも呼び出し処理を行う際に種別に応じた優先度を考慮する必要はない。
なお、本実施形態では、通信制御システム10は、SIPサーバ20と、フォーキングデータベース30とを含んで構成されるものとしたが、通信制御システム10を含む通信システムの枠組みによっては、SIPサーバ20と、フォーキングデータベース30と以外の装置によって実現されてもよい。
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態におけるSIPサーバ20及びフォーキングデータベース30は、本開示の方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図8は、本開示の一実施の形態に係るSIPサーバ20及びフォーキングデータベース30のハードウェア構成の一例を示す図である。上述のSIPサーバ20及びフォーキングデータベース30は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。また、本実施形態に係る発信元40又は着信先50である端末のハードウェア構成も、ここで説明するものであってもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。SIPサーバ20及びフォーキングデータベース30のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
SIPサーバ20及びフォーキングデータベース30における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。例えば、上述のSIPサーバ20及びフォーキングデータベース30における各機能は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、SIPサーバ20及びフォーキングデータベース30における各機能は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。SIPサーバ20及びフォーキングデータベース30が備える記憶媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、上述のSIPサーバ20及びフォーキングデータベース30における各機能は、通信装置1004によって実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、SIPサーバ20及びフォーキングデータベース30は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
情報等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
10…通信制御システム、20…SIPサーバ、21…受信部、22…呼び出し処理部、23…呼接続処理部、30…フォーキングデータベース、40…発信元、50…着信先、1001…プロセッサ、1002…メモリ、1003…ストレージ、1004…通信装置、1005…入力装置、1006…出力装置、1007…バス。

Claims (5)

  1. 通信システムに含まれる通信制御システムであって、
    発信端末から着信端末との間の呼接続を確立するための発信信号であると共に複数の着信端末に対して呼び出しを行って呼び出しに対して応答を行った何れかの着信端末との間の呼接続を確立するための発信信号を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された発信信号に応じて、複数の着信端末への呼び出し処理を時間的にずらして行う呼び出し処理部と、
    前記呼び出し処理部による呼び出し処理に応じて、呼接続を確立する処理を行う呼接続処理部と、を備え、
    前記呼び出し処理部は、前記発信信号が受信された時刻、及び当該発信信号毎の着信端末の呼び出しの順番に応じた複数の着信端末毎の優先度に従って、呼び出し処理を行う通信制御システム。
  2. 前記呼び出し処理部は、予め設定された単位時間当たりの上限値に基づいて、呼び出し処理を行う請求項1に記載の通信制御システム。
  3. 前記呼び出し処理部は、互いに異なる発信信号間の着信端末の呼び出しについて、発信信号毎の呼び出しの順番が早い着信端末への呼び出し処理を優先して行う請求項1又は2に記載の通信制御システム。
  4. 前記呼び出し処理部は、発信信号で指定される同一の着信先に応じた複数の着信端末について、前記受信部による発信信号の受信の回数に応じて呼び出しの順番を変更する請求項1~3の何れか一項に記載の通信制御システム。
  5. 前記受信部は、複数の着信端末に対して呼び出しを行う発信信号と、1つの着信端末に対して呼び出しを行う発信信号との互いに異なる種別の発信信号を受信し、
    前記呼び出し処理部は、前記受信部によって受信された発信信号の種別に応じた優先度に従って、呼び出し処理を行う請求項1~4の何れか一項に記載の通信制御システム。
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