JP2020088825A - 呼制御システム - Google Patents

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和愛 三上
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Abstract

【課題】アクセスネットワークの種類にかかわらずコアネットワーク側で通信端末を特定すること。【解決手段】一実施形態に係る呼制御システムは、通信端末を一意に特定する識別子である認証トークンを該通信端末に提供するトークン発行部と、認証トークンを用いて通信端末を特定する特定部とを備える。トークン発行部は、通信端末からの第1要求信号に応答して認証トークンを通信端末に向けて送信し、認証トークンと通信端末の加入者番号とが関連付けられたトークン情報を生成して、該トークン情報を記憶部に格納する。特定部は、認証トークンを含む第2要求信号を通信端末が送信したことに応答して、該第2要求信号内の該認証トークンに対応するトークン情報を記憶部から取得することで通信端末を特定する。【選択図】図2

Description

本開示の一側面は呼制御システムに関する。
移動体通信のコアネットワークと接続するアクセスネットワークの種類として、セルラアクセスネットワークと非セルラアクセスネットワークとがある。このアクセスネットワークの種類を考慮した呼制御が知られている。例えば、特許文献1には、発呼側のアクセス網を構成するネットワークと発呼端末の特性とに適した最適な呼制御を実行する呼制御サーバを備えるSIP通信システムが記載されている。
特開2008−244749号公報
携帯端末などの通信端末がセルラアクセスネットワークを介してコアネットワークと接続した場合には、コアネットワークは回線認証を実行することで該通信端末のIPアドレスおよび加入者番号を関連付けてセッション情報を生成し、そのセッション情報を保存することができる。したがって、基地局から得られる在圏情報で示されるIPアドレスに基づいてセッション情報を参照することで、通信端末を特定することができる。しかし、通信端末が非セルラアクセスネットワークを介してコアネットワークと接続した場合には、コアネットワークは基地局からの在圏情報を得ることができないので、該通信端末を特定できない。通信端末を特定できないと、付加サービスをその通信端末に提供できないなどの不都合が生じ得る。そこで、アクセスネットワークの種類にかかわらずコアネットワーク側で通信端末を特定できる仕組みが望まれている。
本開示の一側面に係る呼制御システムは、通信端末を一意に特定する識別子である認証トークンを該通信端末に提供するトークン発行部と、認証トークンを用いて通信端末を特定する特定部とを備える。トークン発行部は、通信端末からの第1要求信号に応答して認証トークンを通信端末に向けて送信し、認証トークンと通信端末の加入者番号とが関連付けられたトークン情報を生成して、該トークン情報を記憶部に格納する。特定部は、認証トークンを含む第2要求信号を通信端末が送信したことに応答して、該第2要求信号内の該認証トークンに対応するトークン情報を記憶部から取得することで通信端末を特定する。
このような側面においては、通信端末を一意に特定する認証トークンが該通信端末に提供されると共に、この認証トークンが該通信端末の加入者番号と関連付けられて記憶部に保存される。通信端末は認証トークンを含む要求信号を呼制御システムに送信するので、呼制御システムではその認証トークンから加入者番号を特定でき、したがって通信端末を特定することができる。この仕組みにより、アクセスネットワークの種類にかかわらずコアネットワーク側で通信端末を特定することができる。
本開示の一側面によれば、アクセスネットワークの種類にかかわらずコアネットワーク側で通信端末を特定することができる。
実施形態に係る呼制御システムの全体構成の一例を示す図である(第1実施形態)。 実施形態に係る発側ASの機能構成の一例を示す図である。 実施形態に係る呼制御システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 実施形態に係る呼制御システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 実施形態に係る呼制御システムの全体構成の別の例を示す図である(第2実施形態)。 実施形態に係る呼制御システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 実施形態に係る通信制御装置(例えば発側AS)に用いられるコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本開示での実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
呼制御システムは、発信端末と着信端末との間の呼を制御するコンピュータシステムである。呼とは発信端末と着信端末との間で一時的に占有される通信経路のことをいう。発信端末とは最初に呼接続を要求する通信端末のことをいい、着信端末とはその呼接続要求に応答する通信端末のことをいう。これら二つの通信端末間で呼が確立されることで、発信者(発信端末のユーザ)および着信者(着信端末のユーザ)は会話することができる。通話とは、発信端末と着信端末との間で送受信される音声を意味し、また、発信端末と着信端末との間での音声の送受信も意味する。
本実施形態では、呼制御システムは、接続された呼に関連する任意のサービス機能を付加サービスとして提供することができる。付加サービスの例として、発信端末と着信端末との間の通話をテキストに変換して、変換されたテキストを発信端末および着信端末の少なくとも一方に表示させる音声テキスト化サービス(これは音声認識サービスともいう。)が挙げられる。しかし、付加サービスはこれに限定されるものではなく、呼制御システムは任意の付加サービスを提供してよい。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態に係る呼制御システム1の全体構成を示す図である。呼制御システム1は、発信端末31が在圏する発側ネットワーク21と、着信端末32が在圏する着側ネットワーク22と、発側ネットワーク21および着側ネットワーク22を接続するコアネットワーク10とを備える。呼制御システム1では、複数の装置および端末の間で制御信号が伝送されることで呼(通信経路)が確立され、音声を示すデータ信号がその呼を介して伝送されることで、通話が可能になる。
発信端末31および着信端末32はいずれも、通話機能を有する通信端末である。発信端末31および着信端末32のそれぞれは固定端末でもよいし携帯端末でもよい。発信端末31および着信端末32の例として、携帯電話機、固定電話機、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末、またはパーソナルコンピュータが挙げられるが、端末の種類はこれらに限定されない。発信端末31と着信端末32とで端末の種類が同じでもよいし異なってもよい。
発側ネットワーク21および着側ネットワーク22はいずれも、端末が直接に接続するアクセスネットワークである。アクセスネットワークの構成は限定されない。例えば、アクセスネットワークは任意の無線ネットワークまたは有線ネットワークであってもよい。発側ネットワーク21と着側ネットワーク22との間でアクセスネットワークの種類(プロトコル)が同じでもよいし異なってもよい。
発側ネットワーク21および着側ネットワーク22のそれぞれについて、アクセスネットワークは、セルラ通信を提供するセルラアクセスネットワークでもよいし、非セルラ通信を提供する非セルラアクセスネットワークでもよい。セルラ通信とは、地域をセル状に分割して各セルに基地局を設置し、その基地局を介して無線通信を行う通信方式のことをいう。セルラ通信の例として3G(3rd Generation)通信、4G(4th Generation)通信、およびLTE(Long Term Evolution)通信が挙げられる。しかし、セルラ通信の種類はこれらに限定されるものではなく、任意の手法が採用されてよい。非セルラ通信とは、セルラ通信以外の通信方式のことをいう。非セルラ通信の例として無線LAN、Wi−Fi(登録商標)、およびWiMAX(登録商標)が挙げられる。しかし、非セルラ通信の種類はこれらに限定されず、任意の手法が採用されてよい。発信端末31の位置に応じて、発側ネットワーク21はセルラアクセスネットワークになるかもしれないし、非セルラアクセスネットワークになるかもしれない。このような発信端末31と発側ネットワーク21との関係は、着信端末32と着側ネットワーク22との関係についても同様である。
コアネットワーク10は、呼制御システム1の中核を成すネットワークであり、様々な通信制御装置を備える。本実施形態では、コアネットワーク10はIMSネットワークであるとする。IMSネットワークは、通信プロトコルとしてSIPを用い、データ通信だけでなく音声または動画のリアルタイム通信を実現するマルチメディアサービスを提供できるネットワークである。IMSネットワークでは、呼セッション制御機能(CSCF:Call Session Control Function)、アプリケーションサーバ(AS:Application Server)、ゲートウェイ、加入者管理機能(HSS:Home Subscriber Server)などの複数の通信制御装置により呼が処理される。CSCFは、呼またはセッションを設定したり、予め定められたサービスを起動したりする呼制御装置である。アプリケーションサーバは、予め定められた付加サービス(例えば、音声テキスト化サービス)を実行したり、その付加サービスの実行の可否を判定したりする装置である。ゲートウェイは、アクセスネットワークとコアネットワークとを接続する装置である。HSSはユーザのプロファイル(加入者情報)を記憶する装置(データベース)である。
図1は、付加サービスを伴う呼の制御に特に関連する通信制御装置を示し、具体的には、発側CSCF11、着側CSCF12、発側AS13、着側AS14、発側MCE15、および発側SMS−GW16を示す。
発側CSCF11および着側CSCF12はいずれも、発信端末31と着信端末32とを通信接続するための呼制御を実行する。発側CSCF11と着側CSCF12との間で制御信号およびデータ信号(例えば音声データ)が送受信されることで、発側と着側とが相互に接続される。発側AS13は発側のアプリケーションサーバであり、着側AS14は着側のアプリケーションサーバである。発側MCE(Media Composition Enabler)15は通話の付加機能を提供するメディア処理装置である。発側SMS−GW(SMSゲートウェイ)16はコアネットワークと他のネットワークとを接続するゲートウェイの一種であり、ショートメッセージサービス(SMS)を提供する装置である。発側MCE15および発側SMS−GW16はいずれも、発側AS13と連携して付加サービスを実行する。発側MCE15および発側SMS−GW16はいずれも発側に位置する。
図1はさらに発側Webサーバ40を示す。発側Webサーバ40は、付加サービスに関連する処理を実行するサービス基盤の少なくとも一部を構成するコンピュータである。発側Webサーバ40はコアネットワーク10とは別の通信ネットワーク内に設けられ、発信端末31および発側AS13のそれぞれとデータ通信を実行することができる。発側Webサーバ40も、発側AS13と連携して付加サービスを実行する。発信端末31は発側Webサーバ40と接続することで付加サービスを発信者に提供することができる。付加サービスを実行するために、発側Webサーバ40は必要に応じて、付加サービスの主たる処理を実行するサービスエンジン(図示せず)と通信接続する。付加サービスが音声テキスト化サービスであれば、サービスエンジンは、音声認識を用いて音声をテキストに変換する音声認識エンジンであり、発側Webサーバ40はその音声認識エンジンと通信接続して発信端末31に音声テキスト化サービスを提供する。
図1に示す各装置は、少なくとも一つのコンピュータを用いて構成される。複数のコンピュータが用いられる場合には、これらのコンピュータが通信ネットワークを介して相互に接続することで、論理的に一つの装置が構築される。
図2は、本実施形態で特に説明する発側AS13の機能構成の一例を示す図である。発側AS13は機能要素としてサービス制御部131を備える。サービス制御部131は、発信端末31と着信端末32との間の呼に対応する付加サービスに関連する処理を実行する機能要素である。サービス制御部131は、トークン発行部132、ID発行部133、および特定部134を備える。
トークン発行部132は、通信端末からの要求に応答して、認証トークンを該通信端末に向けて提供する機能要素である。認証トークンとは通信端末を一意に特定する識別子のことをいい、付加サービスの認証処理で用いられる。認証トークンは有効期限を持つ。
ID発行部133は、通信端末からの要求に応答して、ワンタイムIDを該通信端末に向けて提供する機能要素である。ワンタイムIDとは発信端末31と着信端末32との間に確立された一つの呼(一つのセッション)を一意に特定する識別子のことをいい、付加サービスを実行するために用いられる。ワンタイムIDは、対応する呼(セッション)が確立されている間は有効であり、その呼(セッション)が切断されると無効になる。すなわち、ワンタイムIDは呼ごとに使い捨てられる識別子である。
特定部134は、認証トークンを含む要求が通信端末から送信されたことに応答して、その認証トークンに対応する通信端末を特定する機能要素である。特定部134は、認証トークンおよびワンタイムIDを含む要求が通信端末から送信されたことに応答して、その認証トークンおよびワンタイムIDに対応する通信端末および呼(セッション)を特定することもできる。
トークン発行部132、ID発行部133、および特定部134は、付加サービスを伴う呼の制御に用いられるデータを記憶するデータベース135にアクセスすることができる。データベース135は記憶部の一例である。データベース135は発側AS13内の記憶装置に構築されてもよいし、発側AS13とは異なるコンピュータに構築されてもよい。
図3および図4を参照しながら、本実施形態に係る呼制御システム1の動作の例を説明する。図3および図4はいずれも呼制御システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。図3は認証トークンを発行する処理を示す。図4は、付加サービスを伴う呼を確立する処理を示す。理解を容易にするために、図3および図4では、通話および付加サービスの制御に特に関係する構成要素、処理、およびデータ信号に限って示す。
まず、図3を参照しながら、認証トークンを発行する処理の例を処理フローS1として説明する。認証トークンの発行(処理フローS1)は、付加サービスを実行するアプリケーションプログラムが発信端末31上で初めて起動された場合に、または認証トークンの有効期限が切れた場合に実行される。
ステップS101では、発信端末31が発側AS13に認証要求を送信する。この認証要求は認証トークンを得るためのデータ信号(第1要求信号)である。
ステップS102では、サービス制御部131がその認証要求に応答して加入者番号を取得し、その加入者番号を用いてさらに加入者情報を取得する。サービス制御部131は所与の一または複数のデータベースにアクセスして加入者番号および加入者情報を取得する。
ステップS103では、トークン発行部132が認証トークンを生成する。トークン発行部132は、認証トークンの候補として予め用意されているデータを選択することで認証トークンを生成してもよいし、動的に認証トークンを生成してもよい。
ステップS104では、トークン発行部132が、その認証トークンと加入者番号とが関連付けられたトークン情報を生成する。トークン情報のレコードは、認証トークンおよび加入者番号に加えて他のデータ項目を含んでもよい。例えば、トークン情報の1レコードは、加入者番号と、認証トークンと、認証トークンの有効期限と、付加サービスの種別と、発信端末31の識別子と、登録日時とをデータ項目として含んでもよい。発信端末31の識別子は、例えばIMEISV(International Mobile Equipment Identity software Version)で表されてもよい。
ステップS105では、トークン発行部132が生成されたトークン情報をデータベース135に格納する。
ステップS106では、トークン発行部132が生成された認証トークンを認証要求への応答として発信端末31に送信する。この結果、発信端末31は認証トークンを得ることができる。
次に、図4を参照しながら、付加サービスを伴う呼を確立する処理の例を処理フローS2として説明する。
ステップS201では、発信端末31が発信者の発信操作に応じてINVITEメッセージを送信する。INVITEメッセージは、発信端末31と着信端末32との間に呼(セッション)を確立するために伝送される制御信号(呼確立要求信号)である。このINVITEメッセージは発側ネットワーク21を経由してコアネットワーク10に入る。コアネットワーク10では、発側CSCF11がそのINVITEメッセージを発側ASに転送し、これによりINVITEメッセージが発側AS13に到達する。
ステップS202では、サービス制御部131がそのINVITEメッセージに応答して発信端末31(発信者)のために付加サービスを起動する。
ステップS203では、ID発行部133がINVITEメッセージのヘッダ(SIPヘッダ)に記述されている加入者番号に対応するトークン情報を取得する。具体的には、ID発行部133はその加入者番号を含むトークン情報をデータベース135から読み出すことでトークン情報を取得する。
ステップS204では、ID発行部133がワンタイムIDを生成する。ID発行部133は、ワンタイムIDの候補として予め用意されているデータを選択することでワンタイムIDを生成してもよいし、動的にワンタイムIDを生成してもよい。
ステップS205では、ID発行部133がそのワンタイムIDをデータベース135に格納する。具体的には、ID発行部133はワンタイムIDをトークン情報内の加入者番号および認証トークンの少なくとも一方と関連付けることでセッション情報を生成し、そのセッション情報をデータベース135に格納する。この結果、ワンタイムID、加入者番号、および認証トークンが互いに関連付けられる。これら三つのデータ項目を関連付けることができる限り、トークン情報およびセッション情報のそれぞれのレコードの構成は限定されない。例えば、トークン情報がセッション情報も含むようにトークン情報が冗長化されてもよい。いずれにしても、トークン情報およびセッション情報が加入者番号および認証トークンの少なくとも一方と関連付けられることで、一つの通信端末(具体的には発信端末31)と一つのセッションとの対応を特定することが可能になる。
ステップS206では、ID発行部133が発側SMS−GW16にプッシュ通知を送信する。ID発行部133は、取得されたトークン情報に含まれる認証トークンと、生成されたワンタイムIDとを含むデータ信号を生成してこのデータ信号をプッシュ通知として送信する。
ステップS207では、発側SMS−GW16がそのプッシュ通知に応答して発信端末31にプッシュ要求を送信する。発側SMS−GW16は、プッシュ通知に含まれる認証トークンおよびワンタイムIDの双方を含むデータ信号を生成してこのデータ信号をプッシュ要求として送信する。プッシュ要求は、発信端末31が発側Webサーバ40から付加サービスを受けるために必要な情報を含み、認証トークンおよびワンタイムIDはその必要な情報の少なくとも一部である。
ステップS208では、サービス制御部131が発側MCE15との接続のためにINVITEメッセージを発側MCE15に送信する。発側MCE15はそのINVITEメッセージに応答して付加サービスのための処理を実行した後に、ステップS209において200_OKメッセージを送信する。200_OKメッセージは、INVITEメッセージに対応する処理が正常に実行されたことを示す応答信号である。すなわち、200_OKメッセージはINVITEメッセージに対応する成功応答信号である。
ステップS210では、サービス制御部131がINVITEメッセージを着信端末32に向けて送信する。このINVITEメッセージは発側CSCF11、着側CSCF12、および着側ネットワーク22を経由して着信端末32に送信される。着信端末32がそのINVITEメッセージを受信することで、着信端末32に対する呼出処理が完了する。
ステップS211では、着信者が電話に出たことに応答して、着信端末32が200_OKメッセージを送信し、この200_OKメッセージが着側ネットワーク22、コアネットワーク10、および発側ネットワーク21を介して発信端末31に到達する。コアネットワーク10では、発側CSCF11は着側CSCF12から受信した200_OKメッセージを発側AS13に転送する。発側AS13では、サービス制御部131がそのメッセージを処理し、200_OKメッセージを発側CSCF11に返す。発側CSCF11はその200_OKメッセージを発信端末31に転送する。
ステップS212では、発信端末31が200_OKメッセージを受信することで、発信端末31と着信端末32との間に、データ信号を伝送するためのU−Plane(ユーザ・プレイン)のバスが確立される。すなわち、発信端末31と着信端末32との間に呼が確立される。この結果、発信端末31と着信端末32との間で通話が可能になる。
ステップS213では、発信端末31が付加サービスのためのアプリケーションプログラムを起動するために接続要求を発側Webサーバ40に送信する。接続要求は発信端末31と発側Webサーバ40との間に通信接続を確立するためのデータ信号であり、第2要求信号に相当する。接続要求は発側AS13から提供された認証トークンおよびワンタイムIDを含む。
ステップS214では、発側Webサーバ40が、その認証トークンおよびワンタイムIDを含むイベント通知を発側AS13に送信する。
ステップS215では、サービス制御部131がそのイベント通知に応答して付加サービスに関する処理を実行する。具体的には、特定部134がイベント通知から認証トークンを取得し、その認証トークンに対応するトークン情報を取得する。特定部134はそのトークン情報を取得することで発信端末31を特定して、その発信端末31に付加サービスを提供するための様々な処理(例えば発信端末31を認証する処理)を実行することができる。さらに、特定部134はイベント通知からさらにワンタイムIDを取得し、そのワンタイムIDに対応するセッション情報を取得する。特定部134はそのセッション情報を取得することで発信端末31の呼を特定して、付加サービスを伴う呼に関する様々な処理(例えば、呼の種類を識別する処理、呼の状態を特定する処理など)を実行することができる。付加サービスに関する処理を実行するために、サービス制御部131は必要に応じて発側Webサーバ40とデータ信号をやり取りする。
ステップS216では、発信端末31は発側Webサーバ40から付加サービスの提供を受ける。例えば、発側Webサーバ40は発信端末31と着信端末32との間で伝送される音声を処理して、その処理結果を発信端末31に送信する。付加サービスが音声テキスト化サービス(音声認識サービス)であれば、発側Webサーバ40はサービスエンジンと連携して、発信者または着信者の発話をテキストに変換し、そのテキストを発信端末31に送信する。発信端末31はそのテキストをモニタ上に表示し、これにより、発信者は発話の内容を視覚的に認識することができる。
(第2実施形態)
呼制御システム1は、付加サービスを伴うコールウェイティングに対応してもよい。呼制御システム1におけるコールウェイティングの一例を第2実施形態として説明する。コールウェイティングとは、ユーザと第1の相手との間の通話を一時的に中断させて、該ユーザと第2の相手との間の通話を可能にする電話サービスのことをいう。ユーザは第2の相手との通話を終了すると、第1の相手との通話を再開できる。ユーザは第1の相手にとって発信者でも着信者でもあり得るし、第2の相手にとって発信者でも着信者でもあり得る。
図5は、コールウェイティングの一例における呼制御システム1の全体構成を示す図である。この例でのコールウェイティングは、発信者が第1着信者と通話している途中でその通話を保留して、第2着信者に電話をかけ、第2着信者との通話を終えると再び第1着信者と通話する場面である。この例では、コアネットワーク10は、第1着信者の第1着信端末32aに対応する第1着側CSCF12aと、第2着信者の第2着信端末32bに対応する第2着側CSCF12bとを備える。第1着信端末32aは第1着側ネットワーク22aに在圏し、第2着信端末32bは第2着側ネットワーク22bに在圏する。
発信者は、第1着信者との通話の際に付加サービスを受けるとともに第2着信者との通話の際にもその付加サービスを受けることができる。本実施形態でも処理フローS1が実行され、これにより発信端末31は認証トークンを得ることができる。付加サービスを伴う呼を発信端末31が第1着信端末32aとの間で確立する際には処理フローS2が実行される。この処理フローS2により、発信端末31は第1着信端末32aとの間で呼を確立すると共に、発側Webサーバ40からその呼に対応する付加サービスを受けることができる。
図6を参照しながら、上記のコールウェイティング(発信者が第1着信者との通話を中断して第2着信者と通話し、その後に再び第1着信者と通話する場面)に対応する呼制御システム1の動作の例を説明する。図6はそのコールウェイティングのための動作の一例を示すシーケンス図である。図6でも、通話および付加サービスの制御に特に関係する構成要素、処理、およびデータ信号に限って示す。
図6は、発信端末31と第1着信端末32aとの間の呼が上記の処理フローS2により確立されたことを前提とする。その後にコールウェイティングが行われる際には、発信端末31と第1着信端末32aとの間の通話(呼)を保留するために処理フローS3が実行される。続いて、発信端末31と第2着信端末32bとの間の呼を確立するために上記の処理フローS2が実行される。発信者が第2着信者との通話を終えて発信端末31と第2着信端末32bとの間の呼が切断されると、発信端末31と第1着信端末32aとの間の通話(呼)を再開するために処理フローS4が実行される。以下では、処理フローS3,S4についてより詳しく説明する。本実施形態では、発信端末31と第1着信端末32aとの間の呼を「第1呼(第1セッション)」ともいい、発信端末31と第2着信端末32bとの間の呼を「第2呼(第2セッション)」ともいう。
処理フローS3について説明する。ステップS301では、発信者の保留操作に応じて発信端末31がre−INVITEメッセージを送信する。re−INVITEメッセージは既存の呼(セッション)を更新するために伝送される制御信号である。このre−INVITEメッセージは発側ネットワーク21を経由してコアネットワーク10に入る。コアネットワーク10では、発側CSCF11がそのre−INVITEメッセージを発側ASに転送し、これによりre−INVITEメッセージが発側AS13に到達する。
ステップS302では、サービス制御部131がそのre−INVITEメッセージに応答して発側MCE15に中断要求を送信する。発側MCE15はその中断要求に応答して、発信端末31と第1着信端末32aとの間の通話の処理を中断し、ステップS303において中断応答を発側ASに送信する。
ステップS304では、サービス制御部131が、通話の保留を示す状態通知を発側Webサーバ40に送信する。サービス制御部131はre−INVITEメッセージのヘッダに記載されている加入者番号に対応する認証トークンおよびワンタイムIDをデータベース135から読み出し、その認証トークンおよびワンタイムIDを含むデータ信号を状態通知として送信する。このワンタイムIDは、第1呼を一意に特定する第1ワンタイムIDである。
ステップS305では、発側Webサーバ40がその状態通知に応答して保留通知を発信端末31に送信する。保留通知は、状態通知に含まれる認証トークンおよびワンタイムIDに対応する付加サービス(すなわち、保留される第1呼に対応する付加サービス)を一時的に中断するためのデータ信号である。
ステップS306では、発側AS13のサービス制御部131がINFOメッセージを第1着側CSCF12aに向けて送信する。INFOメッセージは、呼(セッション)に関する情報を通知するために伝送される制御信号である。このINFOメッセージは発側CSCF11を経由して第1着側CSCF12aに送信される。
ステップS307では、第1着側CSCF12aが200_OKメッセージを発信端末31に向けて送信する。この200_OKメッセージは発側CSCF11および発側AS13で処理された後に、発側CSCF11から発信端末31に転送される。この結果、第1呼が保留される。
続いて、第2呼を確立するために上記の処理フローS2が実行される。この処理フローS2では、発側AS13は第2呼のためにワンタイムIDを発行する。この新たなワンタイムIDは、第2呼を一意に識別する第2ワンタイムIDであり、第1呼に対応するワンタイムID(第1ワンタイムID)とは異なる。したがって、ワンタイムIDを参照することで一つの呼(セッション)を特定することができる。
第1呼を確立させ続けたまま第2呼を確立するために、ID発行部133は以下の処理を行う。第1呼に関しては、ID発行部133は、第1呼を確立するための第1呼確立要求信号に応答してトークン情報をデータベース135から取得する(ステップS203)。続いて、ID発行部133は、そのトークン情報の認証トークンと関連付けられた第1ワンタイムIDをデータベース135に格納する(ステップS205)。そして、ID発行部133はその認証トークンおよび第1ワンタイムIDを発信端末31に向けて送信する(ステップS206)。第2呼に関しては、ID発行部133は、第1呼を確立させ続けたまま第2呼を確立するための第2呼確立要求信号に応答してトークン情報をデータベース135から取得する(ステップS203)。続いて、ID発行部133は、そのトークン情報の認証トークンと関連付けられた第2ワンタイムIDをデータベース135に格納する(ステップS205)。そして、ID発行部133はその認証トークンおよび第2ワンタイムIDを発信端末31に向けて送信する(ステップS206)。
第2呼が切断された後に実行される処理フローS4について説明する。ステップS401では、保留を解除するための操作を発信者が行ったことに応じて発信端末31がre−INVITEメッセージを送信する。このre−INVITEメッセージは発側ネットワーク21を経由してコアネットワーク10に入る。コアネットワーク10では、発側CSCF11がそのre−INVITEメッセージを発側ASに転送し、これによりre−INVITEメッセージが発側AS13に到達する。
ステップS402では、サービス制御部131がそのre−INVITEメッセージに応答して発側MCE15に再開要求を送信する。発側MCE15はその再開要求に応答して、発信端末31と第1着信端末32aとの間の通話の処理を再開し、ステップS403において再開応答を発側ASに送信する。
ステップS404では、サービス制御部131が、通話の保留の解除を示す状態通知を発側Webサーバ40に送信する。サービス制御部131はre−INVITEメッセージのヘッダに記載されている加入者番号に対応する認証トークンおよびワンタイムID(第1ワンタイムID)をデータベース135から読み出し、その認証トークンおよびワンタイムIDを含むデータ信号を状態通知として送信する。
ステップS405では、発側Webサーバ40がその状態通知に応答して解除通知を発信端末31に送信する。解除通知は、状態通知に含まれる認証トークンおよびワンタイムIDに対応する付加サービス(すなわち、再開される第1呼に対応する付加サービス)を再開するためのデータ信号である。
ステップS406では、発側AS13のサービス制御部131がINFOメッセージを第1着側CSCF12aに向けて送信する。このINFOメッセージは発側CSCF11を経由して第1着側CSCF12aに送信される。
ステップS407では、第1着側CSCF12aが200_OKメッセージを発信端末31に向けて送信する。この200_OKメッセージは発側CSCF11および発側AS13で処理された後に、発側CSCF11から発信端末31に転送される。この結果、第1呼が再開される。
上記実施形態ではコアネットワーク10がIMSネットワークであるが、本開示に係る呼制御システムは任意の種類のコアネットワークに適用されてもよい。これに関連して、本開示に係る呼制御システムはSIP以外の通信プロトコルを用いてもよい。
本実施形態では発側AS13を例として説明したが、発側AS13の機能要素は別の通信制御装置に実装されてもよい。また、その機能要素は着側の通信制御装置(例えば着側AS14)に実装されてもよい。すなわち、本開示に係る呼制御システムは、発側および着側の少なくとも一方で、アクセスネットワークの種類にかかわらず通信端末を特定することができる。
上記実施形態において発側AS13に実装される機能要素の少なくとも一部は、発側AS13以外の通信制御装置に実装されてもよい。
付加サービスを提供する際に個々の呼を識別する必要がなければ、ワンタイムIDは用いられなくてもよい。したがって、ID発行部は省略されてもよい。
上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における通信制御装置は、本開示の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図7は、その通信制御装置(例えば発側AS13)として機能するコンピュータ100のハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ100は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含んでもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。通信制御装置(例えば発側AS13)のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
通信制御装置(例えば発側AS13)における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、通信制御装置(例えば発側AS13)の各機能要素は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、コンピュータ100は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
以上説明したように、本開示の一側面に係る呼制御システムは、通信端末を一意に特定する識別子である認証トークンを該通信端末に提供するトークン発行部と、認証トークンを用いて通信端末を特定する特定部とを備える。トークン発行部は、通信端末からの第1要求信号に応答して認証トークンを通信端末に向けて送信し、認証トークンと通信端末の加入者番号とが関連付けられたトークン情報を生成して、該トークン情報を記憶部に格納する。特定部は、認証トークンを含む第2要求信号を通信端末が送信したことに応答して、該第2要求信号内の該認証トークンに対応するトークン情報を記憶部から取得することで通信端末を特定する。
このような側面においては、通信端末を一意に特定する認証トークンが該通信端末に提供されると共に、この認証トークンが該通信端末の加入者番号と関連付けられて記憶部に保存される。通信端末は認証トークンを含む要求信号を呼制御システムに送信するので、呼制御システムではその認証トークンから加入者番号を特定でき、したがって通信端末を特定することができる。この仕組みにより、アクセスネットワークの種類にかかわらずコアネットワーク側で通信端末を特定することができる。
他の側面に係る呼制御システムでは、第2要求信号が、付加サービスを伴う呼を通信端末に提供するための信号であってもよい。
この仕組みにより、アクセスネットワークの種類にかかわらず、コアネットワーク側で通信端末を特定して、該通信端末に付加サービスを提供することができる。
他の側面に係る呼制御システムは、呼を一意に特定する識別子であるワンタイムIDを通信端末に提供するID発行部をさらに備えてもよい。ID発行部は、通信端末からの呼確立要求信号に応答してトークン情報を記憶部から取得し、認証トークンと関連付けられたワンタイムIDを記憶部に格納し、認証トークンおよびワンタイムIDを通信端末に向けて送信してもよい。第2要求信号はワンタイムIDをさらに含んでもよい。特定部は、ワンタイムIDを記憶部から取得することで呼をさらに特定し、これにより該特定された呼に対応する付加サービスが特定されてもよい。
この場合には、呼を一意に特定するワンタイムIDが該通信端末に提供されると共に、このワンタイムIDがトークン情報と関連付けられて記憶部に保存される。通信端末は認証トークンおよびワンタイムIDを含む要求信号を呼制御システムに送信するので、呼制御システムではその認証トークンおよびワンタイムIDから通信端末の呼を特定することができる。したがって、その呼に対応する付加サービスを提供することができる。また、このワンタイムIDは個々の呼で異なるので、呼および付加サービスのセキュリティを高めることができる。
他の側面に係る呼制御システムでは、通信端末が、呼確立要求信号を送信する前に第1要求信号を送信してもよい。トークン発行部は、通信端末が呼確立要求信号を送信する前に、認証トークンを通信端末に向けて送信する処理と、トークン情報を記憶部に格納する処理とを実行してもよい。
この場合には、呼が確立される前に、認証トークンが記憶部に保存されると共に通信端末に提供される。したがって、通信端末は呼を確立する際に直ぐにその認証トークンを利用することができる。これは、認証トークンを必要とする呼の確立に要する時間の短縮につながり得る。
他の側面に係る呼制御システムでは、呼が、通信端末と第1相手端末との間に確立され且つ付加サービスを伴う第1呼と、通信端末と第2相手端末との間に確立され且つ付加サービスを伴う第2呼とを含んでもよい。ID発行部は、第1呼を確立するための第1呼確立要求信号に応答してトークン情報を記憶部から取得し、第1呼を一意に特定する識別子である第1ワンタイムIDであって、認証トークンと関連付けられた該第1ワンタイムIDを記憶部に格納し、認証トークンおよび第1ワンタイムIDを通信端末に向けて送信し、第1呼を確立させ続けたまま第2呼を確立するための第2呼確立要求信号に応答してトークン情報を記憶部から取得し、第2呼を一意に特定する識別子である第2ワンタイムIDであって、認証トークンと関連付けられた該第2ワンタイムIDを記憶部に格納し、認証トークンおよび第2ワンタイムIDを通信端末に向けて送信してもよい。第2要求信号は、第1ワンタイムIDおよび第2ワンタイムIDから選択された一つのワンタイムIDをさらに含んでもよい。特定部は、選択された一つのワンタイムIDを記憶部から取得することで、該選択された一つのワンタイムIDに対応する呼をさらに特定し、これにより、該特定された呼に対応する付加サービスが特定されてもよい。
この場合には、互いに異なる第1ワンタイムIDおよび第2ワンタイムIDにより第1呼および第2呼が区別される。したがって、一つの通信端末が第1呼および第2呼に同時に接続されている場合でも、個々の呼に対応する付加サービスを特定することができる。
他の側面に係る呼制御システムでは、付加サービスが、呼を介した通話をテキストに変換して、該テキストを通信端末に表示させる音声テキスト化サービスであってもよい。この場合には、アクセスネットワークの種類にかかわらず、コアネットワーク側で通信端末を特定して、該通信端末に音声テキスト化サービスを提供することができる。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE−Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本開示において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS−GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS−GW)であってもよい。
情報等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、基地局が有する機能をユーザ端末が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、ユーザ端末が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
1…呼制御システム、10…コアネットワーク、11…発側CSCF、12…着側CSCF、12a…第1着側CSCF、12b…第2着側CSCF、13…発側AS、14…着側AS、15…発側MCE、16…発側SMS−GW16、21…発側ネットワーク、22…着側ネットワーク、22a…第1着側ネットワーク、22b…第2着側ネットワーク、31…発信端末、32…着信端末、32a…第1着信端末、32b…第2着信端末、40…発側Webサーバ、131…サービス制御部、132…トークン発行部、133…ID発行部、134…特定部、135…データベース。

Claims (6)

  1. 通信端末を一意に特定する識別子である認証トークンを該通信端末に提供するトークン発行部と、
    前記認証トークンを用いて前記通信端末を特定する特定部と
    を備え、
    前記トークン発行部が、
    前記通信端末からの第1要求信号に応答して前記認証トークンを前記通信端末に向けて送信し、
    前記認証トークンと前記通信端末の加入者番号とが関連付けられたトークン情報を生成して、該トークン情報を記憶部に格納し、
    前記特定部が、前記認証トークンを含む第2要求信号を前記通信端末が送信したことに応答して、該第2要求信号内の該認証トークンに対応する前記トークン情報を前記記憶部から取得することで前記通信端末を特定する、
    呼制御システム。
  2. 前記第2要求信号が、付加サービスを伴う呼を前記通信端末に提供するための信号である、
    請求項1に記載の呼制御システム。
  3. 前記呼を一意に特定する識別子であるワンタイムIDを前記通信端末に提供するID発行部をさらに備え、
    前記ID発行部が、
    前記通信端末からの呼確立要求信号に応答して前記トークン情報を前記記憶部から取得し、
    前記認証トークンと関連付けられた前記ワンタイムIDを前記記憶部に格納し、
    前記認証トークンおよび前記ワンタイムIDを前記通信端末に向けて送信し、
    前記第2要求信号が前記ワンタイムIDをさらに含み、
    前記特定部が、前記ワンタイムIDを前記記憶部から取得することで前記呼をさらに特定し、これにより該特定された呼に対応する前記付加サービスが特定される、
    請求項2に記載の呼制御システム。
  4. 前記通信端末が、前記呼確立要求信号を送信する前に前記第1要求信号を送信し、
    前記トークン発行部が、前記通信端末が前記呼確立要求信号を送信する前に、前記認証トークンを前記通信端末に向けて送信する処理と、前記トークン情報を前記記憶部に格納する処理とを実行する、
    請求項3に記載の呼制御システム。
  5. 前記呼が、前記通信端末と第1相手端末との間に確立され且つ前記付加サービスを伴う第1呼と、前記通信端末と第2相手端末との間に確立され且つ前記付加サービスを伴う第2呼とを含み、
    前記ID発行部が、
    前記第1呼を確立するための第1呼確立要求信号に応答して前記トークン情報を前記記憶部から取得し、
    前記第1呼を一意に特定する識別子である第1ワンタイムIDであって、前記認証トークンと関連付けられた該第1ワンタイムIDを前記記憶部に格納し、
    前記認証トークンおよび前記第1ワンタイムIDを前記通信端末に向けて送信し、
    前記第1呼を確立させ続けたまま前記第2呼を確立するための第2呼確立要求信号に応答して前記トークン情報を前記記憶部から取得し、
    前記第2呼を一意に特定する識別子である第2ワンタイムIDであって、前記認証トークンと関連付けられた該第2ワンタイムIDを前記記憶部に格納し、
    前記認証トークンおよび前記第2ワンタイムIDを前記通信端末に向けて送信し、
    前記第2要求信号が、前記第1ワンタイムIDおよび前記第2ワンタイムIDから選択された一つのワンタイムIDをさらに含み、
    前記特定部が、前記選択された一つのワンタイムIDを前記記憶部から取得することで、該選択された一つのワンタイムIDに対応する呼をさらに特定し、これにより、該特定された呼に対応する前記付加サービスが特定される、
    請求項3または4に記載の呼制御システム。
  6. 前記付加サービスが、前記呼を介した通話をテキストに変換して、該テキストを前記通信端末に表示させる音声テキスト化サービスである、
    請求項2〜5のいずれか一項に記載の呼制御システム。
JP2018225786A 2018-11-30 2018-11-30 呼制御システム Pending JP2020088825A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022118578A1 (ja) * 2020-12-03 2022-06-09 株式会社デンソー 情報送信方法及び通信装置
JP7232366B1 (ja) 2022-03-29 2023-03-02 Kddi株式会社 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法

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