JP2023115718A - スピンドルモータ及びハードディスク駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シャフトとベース部間の接合強度を向上させる技術を提供する。【解決手段】スピンドルモータ3は、貫通穴11を有するベースプレート10と、貫通穴11に対して挿入され、貫通穴11の内周面11Aに外周面201Bが対向するシャフト20と、シャフト20の周りに回転可能に支持されるロータ30と、を備え、外周面201Bの算術平均粗さRaが0.04マイクロメートル以上0.08マイクロメートル以下である。【選択図】図2
Description
本発明は、スピンドルモータ及びハードディスク駆動装置に関する。
ハードディスク駆動装置においては、記憶容量の高容量化や、耐衝撃性能の向上が求められている。そのような要求に対応するためには、ハードディスク駆動装置に取り付けられるスピンドルモータのシャフトとベース部間の接合を強固にすることが必要である。
例えば、特許文献1には、シャフトとベース部とを接着剤を用いて接合し、ベース部の貫通穴の内周面に溝を設ける技術が開示されている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、シャフトとベース部間の接合強度を向上させる技術を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、スピンドルモータは、貫通穴を有するベース部と、前記貫通穴に対して挿入され、前記貫通穴の内周面に外周面が対向するシャフトと、前記シャフトの周りに回転可能に支持される回転部と、を備え、前記外周面の算術平均粗さRaが0.04マイクロメートル以上0.08マイクロメートル以下である。
本発明のスピンドルモータによれば、シャフトとベース部間の接合強度が向上する。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
<ハードディスク駆動装置>
図1は、ハードディスク駆動装置1の構成を示す斜視図である。ハードディスク駆動装置1は、ケース2と、スピンドルモータ3と、記録ディスク4と、軸受装置5と、カバー6と、を備える。
図1は、ハードディスク駆動装置1の構成を示す斜視図である。ハードディスク駆動装置1は、ケース2と、スピンドルモータ3と、記録ディスク4と、軸受装置5と、カバー6と、を備える。
ケース2は、略直方体の一方の面が開放された有底の箱状の形状を有する。ケース2の内部には、スピンドルモータ3と、記録ディスク4と、軸受装置5とが配置される。スピンドルモータ3は、複数の記録ディスク4を回転可能に支持する。複数の記録ディスク4は、それぞれのディスク面が対向するようにスピンドルモータ3に支持される。それぞれの記録ディスク4の間には、隙間が形成される。軸受装置5は、それぞれの記録ディスク4の間の隙間に配置される複数のスイングアーム7を揺動可能に支持する。スイングアーム7の先端部には、磁気ヘッド8が設けられている。磁気ヘッド8は、記録ディスク4に磁気を与える、又は、記録ディスク4から磁気を読み取る部材である。カバー6(カバー部材の一例)は、ケース2の開放された面を塞ぐ板状の部材である。カバー6は、ケース2と共にシール手段によって密閉され、筐体9を形成する。なお、本実施形態において、筐体9の高さは、5.08センチメートル(2インチ)である。筐体9の内部には、内部空間Sが形成される。内部空間Sには、空気よりも密度の低いヘリウムガスが充填されている。なお、内部空間Sには、ヘリウムガスの他に、例えば、窒素ガス、もしくはヘリウムと窒素との混合ガスが充填されてもよい。
スピンドルモータ3が回転すると、記録ディスク4も回転する。その状態で、スイングアーム7が揺動すると、磁気ヘッド8は、回転する記録ディスク4の上を移動する。そして、磁気ヘッド8は、記録ディスク4に磁気を与える、又は、記録ディスク4から磁気を読み取る。このようにして、ハードディスク駆動装置1は、記録ディスク4に情報を記録し、また、記録ディスク4に記録されている情報を読み出すことができる。
<スピンドルモータ>
続いて、スピンドルモータ3の詳細な構造について説明する。図2は、スピンドルモータ3の構成を示す断面図である。スピンドルモータ3は、ベースプレート10と、シャフト20と、ロータ30と、ステータコア40と、を有する。
続いて、スピンドルモータ3の詳細な構造について説明する。図2は、スピンドルモータ3の構成を示す断面図である。スピンドルモータ3は、ベースプレート10と、シャフト20と、ロータ30と、ステータコア40と、を有する。
ここで、図2等に示すように、後述するシャフト20の中心軸に平行な方向を軸方向、シャフト20の中心軸周りの方向を周方向、軸方向に垂直な方向を径方向とする。また、説明のために軸方向を上下方向とし、シャフト20に対してロータ30側を上、ベースプレート10側を下とする。
ベースプレート10(ベース部の一例)は、金属製の部材であり、ケース2の底面部である。図3に示すようにベースプレート10には、貫通穴11と、円周壁部12と、が形成される。貫通穴11は、シャフト20の端部を挿通して固定するための穴であり、ベースプレート10を軸方向に貫通するように設けられる。貫通穴11の内周面11Aは、算術平均粗さRaが0.1マイクロメートル以上0.8マイクロメートル以下となっている。円周壁部12は、軸方向視で貫通穴11と同心となるように環状に形成される。円周壁部12の径は、貫通穴11の径よりも大きい。
シャフト20は、円柱棒状に形成された金属製の部材である。図4は、シャフト20の側面図である。シャフト20には、端部(図4の下側)から順に貫通穴挿入部201、第1取り付け部202、第2取り付け部203が形成されている。それぞれの部位は、軸方向に離間している。
貫通穴挿入部201は、貫通穴挿入部201の外周面201Bと貫通穴11の内周面11A(図3参照)とが対向するように挿入され、嵌合される(図2参照)。貫通穴挿入部201の外径が貫通穴11の内径よりも大きいため、貫通穴挿入部201は、圧入によって貫通穴11に嵌合される。外周面201Bの算術平均粗さRaは、0.04マイクロメートル以上0.08マイクロメートル以下である。また、外周面201Bの真円度は、1マイクロメートル以下であり、好ましくは0.5マイクロメートル以下である。
第1取り付け部202には、下側円錐軸受部材21が固定され、第2取り付け部203には、上側円錐軸受部材22が固定される(図2参照)。下側円錐軸受部材21及び上側円錐軸受部材22は、円錐外面を有し、円錐外面が径方向外側を向いている。
なお、嵌合とは接合の一形態であり、貫通穴挿入部201の外径が貫通穴11の内径よりも小さい場合においては、接着等の方法を用いて貫通穴挿入部201が貫通穴11に接合されてもよい。
ロータ30(回転部の一例)は、シャフト20に取り付けられる部材である。ロータ30は、スリーブ31と、ハブ32とを有する。スリーブ31は、軸挿通穴310を有し、シャフト20が軸挿通穴310に挿通される。軸挿通穴310は、下側及び上側の端部に下側円錐内面311と上側円錐内面312とを有する。下側円錐内面311は、微小隙間を介して下側円錐軸受部材21と対向する。上側円錐内面312は、微小隙間を介して上側円錐軸受部材22と対向する。スリーブ31の径方向外側には、ハブ32が固定される。
下側円錐軸受部材21と下側円錐内面311の間の微小隙間、及び、上側円錐軸受部材22と上側円錐内面312の間の微小隙間には、それぞれ潤滑油が充填される。さらに、下側円錐内面311と下側円錐軸受部材21の円錐外面の少なくとも何れか一方、及び、上側円錐内面312と上側円錐軸受部材22の円錐外面の少なくとも何れか一方には、動圧発生溝(不図示)が形成される。これにより、流体動圧軸受50が形成される。
ハブ32は、円板部33と、円筒部34と、外縁部35とを有する。円板部33は、円盤状の部材で、径方向の中心に貫通穴36が設けられる。貫通穴36の内径は、スリーブ31の外径と略等しい。貫通穴36の内周面とスリーブ31の外周面が対向するようにスリーブ31が貫通穴36に対して挿入され、ハブ32がスリーブ31に固定される。円筒部34は、径方向に一定の厚さを有する円筒状の部材で、円板部33の外縁から、上下方向に延在する。下側の円筒部34の下端部には、外縁部35が設けられる。外縁部35は、軸方向視で円筒部34の下端部から径方向外側に突出し、且つ周方向に全周にわたってフランジ状に延びる部材である。外縁部35の上方且つ円筒部34の外周面に沿って複数の記録ディスク4が設置される(図1参照)。
下側の円筒部34の内周面には、ヨーク37とリングマグネット38が取り付けられる。ヨーク37は、筒状の部材で、リングマグネット38からの磁束の漏洩を抑制する。ヨーク37は、円筒部34の内周面に周方向に全周にわたって取り付けられる。リングマグネット38は、筒状の部材で、軸方向視で周方向に極性がN,S,N,S…と反転する状態で着磁された永久磁石である。リングマグネット38は、ヨーク37の内周面に周方向に全周にわたって取り付けられる。リングマグネット38は、後述するコイル41が巻き回されたステータコア40と径方向に隙間を空けて対向している。
ステータコア40は、軸方向視で環状の電磁鋼板を軸方向に複数積層した部材である。ステータコア40は、円周壁部12の外周面に沿って延在し、円周壁部12の外周面に接着等の方法によって固定される。また、ステータコア40は、径方向外側に延び、周方向に沿って複数配置される極歯(突極)を有する。極歯には、コイル41が巻き回されている。コイル41に電流が流れることによって、ステータコア40は、磁束を発生させる。
<スピンドルモータの動作>
コイル41に電流を流し、その極性を切り替えることで、リングマグネット38とステータコア40の極歯との間で生じる磁気吸引力と磁気反発力とが切り替わる。その結果、ロータ30は、シャフト20を中心にして回転する。
コイル41に電流を流し、その極性を切り替えることで、リングマグネット38とステータコア40の極歯との間で生じる磁気吸引力と磁気反発力とが切り替わる。その結果、ロータ30は、シャフト20を中心にして回転する。
ロータ30が高速で回転することにより、下側円錐軸受部材21と下側円錐内面311の間の微小隙間、及び、上側円錐軸受部材22と上側円錐内面312の間の微小隙間に充填された潤滑油は、動圧発生溝によって加圧される。その結果、流体動圧軸受50には、動圧が発生する。発生した動圧によって、スリーブ31は、シャフト20と下側円錐軸受部材21と上側円錐軸受部材22とに対して非接触状態で支持されながら回転する。つまり、ロータ30は、シャフト20に対して非接触状態で支持されながら回転する。
<シャフトの外周面の面粗さと最大静止摩擦力について>
2つの物体の間に働く最大静止摩擦力は、物体のせん断強さと、2つの物体の真実接触面積の積で表される。つまり、2つの物体の真実接触面積が大きくなるほど、2つの物体の間に働く最大静止摩擦力は、大きくなる。ここで、真実接触面積とは、巨視的に見た見かけの接触面積ではなく、2つの物体を微視的に見た際に互いの表面突起同士が接触する部分のことである。表面突起とは、物体表面の凹凸のことであり、表面突起の高さが、算術平均粗さRaである。つまり、算術平均粗さRaが小さくなると、物体表面の凹凸が小さくなる。その結果、2つの物体の間で表面突起同士が接触しやすくなり、真実接触面積が増加する。
2つの物体の間に働く最大静止摩擦力は、物体のせん断強さと、2つの物体の真実接触面積の積で表される。つまり、2つの物体の真実接触面積が大きくなるほど、2つの物体の間に働く最大静止摩擦力は、大きくなる。ここで、真実接触面積とは、巨視的に見た見かけの接触面積ではなく、2つの物体を微視的に見た際に互いの表面突起同士が接触する部分のことである。表面突起とは、物体表面の凹凸のことであり、表面突起の高さが、算術平均粗さRaである。つまり、算術平均粗さRaが小さくなると、物体表面の凹凸が小さくなる。その結果、2つの物体の間で表面突起同士が接触しやすくなり、真実接触面積が増加する。
本実施形態において、シャフト20の外周面201Bの算術平均粗さRaは、0.04マイクロメートル以上0.08マイクロメートル以下であり、従来の外周面201Bの算術平均粗さRaよりも小さい。つまり、外周面201Bの表面において、表面突起同士の高さのばらつきが小さい。その結果、外周面201Bと内周面11Aとの間において、外周面201Bの表面突起が、従来よりも多く内周面11Aの表面突起と接触し、外周面201Bと内周面11Aとの間に働く最大静止摩擦力が大きくなる。すなわち、シャフト20とベースプレート10との間に働く最大静止摩擦力が大きくなる。
図5は、シャフト20をベースプレート10から引き抜く際に必要な力、すなわち引き抜き力を測定した試験結果を示す。試験は、従来品と、本実施形態品の引き抜き力を、それぞれN=5ずつ測定した。図5のグラフは、N=5の測定結果の平均値を示す。ここで、従来品の引き抜き力の平均値が2083Nであったのに対し、本実施形態品の引き抜き力の平均値は2615Nであった。つまり、本実施形態品は、従来品に対し引き抜き力が26%向上した。
<効果>
上記実施形態においてスピンドルモータ3は、貫通穴11を有するベースプレート10と、貫通穴11に対して挿入され、貫通穴11の内周面11Aに外周面201Bが対向するシャフト20と、シャフト20の周りに回転可能に支持されるロータ30と、を備え、外周面201Bの算術平均粗さRaが0.04マイクロメートル以上0.08マイクロメートル以下である。
上記実施形態においてスピンドルモータ3は、貫通穴11を有するベースプレート10と、貫通穴11に対して挿入され、貫通穴11の内周面11Aに外周面201Bが対向するシャフト20と、シャフト20の周りに回転可能に支持されるロータ30と、を備え、外周面201Bの算術平均粗さRaが0.04マイクロメートル以上0.08マイクロメートル以下である。
このような構成によれば、従来よりも外周面201Bの算術平均粗さRaが小さい。つまり、外周面201Bの表面突起同士の高さのばらつきが小さくなるため、外周面201Bと内周面11Aとの間において、それぞれの表面突起同士が接触しやすくなる。その結果、シャフト20とベースプレート10との間に働く最大静止摩擦力が大きくなるため、シャフト20とベースプレート10との間の接合強度が向上する。
また、上記のスピンドルモータ3は、シャフト20とベースプレート10との間の接合強度を向上させるために新たな構成部品を必要としない。そのため、従来のスピンドルモータ3の構成部品を用いて、シャフト20とベースプレート10との間の接合強度を向上させることができる。
また、本実施形態に係るスピンドルモータ3の内周面11Aの算術平均粗さRaが0.1マイクロメートル以上0.8マイクロメートル以下である。
このような構成によれば、従来よりも内周面11Aの算術平均粗さRaが小さい。つまり、内周面11Aの表面突起同士の高さのばらつきが小さくなるため、外周面201Bと内周面11Aとの間において、それぞれの表面突起同士が接触しやすくなる。その結果、シャフト20とベースプレート10との間に働く最大静止摩擦力が大きくなるため、シャフト20とベースプレート10との間の接合強度が向上する。
また、本実施形態に係るスピンドルモータ3の外周面201Bの真円度が1マイクロメートル以下であり、好ましくは0.5マイクロメートル以下である。
このような構成によれば、従来よりも外周面201Bの真円度が小さい。つまり、外周面201Bの形状がより真円に近づくため、外周面201Bと内周面11Aとの間において、それぞれの表面突起同士が接触しやすくなる。その結果、シャフト20とベースプレート10との間に働く最大静止摩擦力が大きくなるため、シャフト20とベースプレート10との間の接合強度が向上する。
また、本実施形態に係るハードディスク駆動装置1は、上記のスピンドルモータ3を備える。
このような構成によれば、ハードディスク駆動装置1は、シャフト20とベースプレート10との間の接合強度が高い。その結果、ハードディスク駆動装置1に衝撃入力を与えた場合において、シャフト20がベースプレート10から抜けにくい。つまり、ハードディスク駆動装置1の耐衝撃性能が高い。
また、ハードディスク駆動装置1において、記録ディスク4は、ベースプレート10に固定されたシャフト20に支持されている。記録ディスク4の枚数を増やすと、シャフト20が支持する荷重が大きくなるため、ハードディスク駆動装置1に衝撃入力を与えた場合において、シャフト20がベースプレート10から抜けやすくなる。しかし、本実施形態におけるスピンドルモータ3は、シャフト20とベースプレート10との間の接合強度が向上しているため、従来よりも多くの記録ディスク4を支持することができる。その結果、ハードディスク駆動装置1の記憶容量を高容量化することができる。
また、本実施形態に係るハードディスク駆動装置1は、ベースプレート10とともに筐体9を形成するカバー6を更に備える。
このような構成によれば、スピンドルモータ3及び記録ディスク4が筐体9の内部に配置され、筐体9の外部と仕切られる。その結果、筐体9の外部から埃などの異物が筐体9の内部に入りにくくなるため、ハードディスク駆動装置1が故障しにくい。
また、本実施形態に係るハードディスク駆動装置1は、筐体9の内部には密閉された内部空間Sが形成され、空気より密度の低いヘリウムガスが内部空間Sに充填されている。
このような構成によれば、内部空間Sにおいて気体抵抗が減少するため、記録ディスク4の回転ムラや振動が低減される。その結果、記録ディスク4をより高精度に動作させることができるため、ハードディスク駆動装置1に搭載する記録ディスク4を増やすことができる。つまり、ハードディスク駆動装置1の記憶容量を高容量化することができる。
また、本実施形態に係るハードディスク駆動装置1は、筐体9の高さが3.81センチメートル(1.5インチ)以上である。
このような構成によれば、筐体9の高さが高くなるほどハードディスク駆動装置1に搭載する記録ディスク4の枚数を多くすることができる。つまり、ハードディスク駆動装置1の記憶容量を高容量化することができる。
<変形例>
以下に説明する各変更点を組み合わせて適用してもよい。
以下に説明する各変更点を組み合わせて適用してもよい。
(1)変形例1
上記実施形態において、外周面201Bの算術平均粗さRaが0.04マイクロメートル以上0.08マイクロメートル以下、且つ、内周面11Aの算術平均粗さRaが0.1マイクロメートル以上0.8マイクロメートル以下である。しかし、内周面11Aの算術平均粗さRaは、0.1マイクロメートル以上0.8マイクロメートル以下でなくてもよい。
上記実施形態において、外周面201Bの算術平均粗さRaが0.04マイクロメートル以上0.08マイクロメートル以下、且つ、内周面11Aの算術平均粗さRaが0.1マイクロメートル以上0.8マイクロメートル以下である。しかし、内周面11Aの算術平均粗さRaは、0.1マイクロメートル以上0.8マイクロメートル以下でなくてもよい。
(2)変形例2
上記実施形態において、外周面201Bは、算術平均粗さRaが0.1マイクロメートル以上0.8マイクロメートル以下、且つ、真円度が1マイクロメートル以下である。しかし、外周面201Bの真円度は、1マイクロメートル以下でなくてもよい。
上記実施形態において、外周面201Bは、算術平均粗さRaが0.1マイクロメートル以上0.8マイクロメートル以下、且つ、真円度が1マイクロメートル以下である。しかし、外周面201Bの真円度は、1マイクロメートル以下でなくてもよい。
(3)変形例3
上記実施形態において、内部空間Sには、空気よりも密度の低いヘリウムガスが充填されている。しかし、内部空間Sには、空気が充填されていてもよい。
上記実施形態において、内部空間Sには、空気よりも密度の低いヘリウムガスが充填されている。しかし、内部空間Sには、空気が充填されていてもよい。
1…ハードディスク駆動装置,3…スピンドルモータ,6…カバー(カバー部材),9…筐体,10…ベースプレート(ベース部),11…貫通穴,11A…内周面,20…シャフト,30…ロータ(回転部),201B…外周面,S…内部空間
Claims (7)
- 貫通穴を有するベース部と、
前記貫通穴に対して挿入され、前記貫通穴の内周面に外周面が対向するシャフトと、
前記シャフトの周りに回転可能に支持される回転部と、
を備え、
前記外周面の算術平均粗さRaが0.04マイクロメートル以上0.08マイクロメートル以下であるスピンドルモータ。 - 前記内周面の算術平均粗さRaが0.1マイクロメートル以上0.8マイクロメートル以下である、請求項1に記載のスピンドルモータ。
- 前記外周面の真円度が1マイクロメートル以下である、請求項1又は2に記載のスピンドルモータ。
- 請求項1から3の何れか1項に記載のスピンドルモータを備えるハードディスク駆動装置。
- 前記ベース部に取り付けられて、前記ベース部とともに筐体を形成するカバー部材を更に備える請求項4に記載のハードディスク駆動装置。
- 前記筐体の内部には密閉された空間が形成され、空気よりも低密度の気体が前記空間に充填されている、請求項5に記載のハードディスク駆動装置。
- 前記筐体の高さが3.81センチメートル以上である、請求項5又は6に記載のハードディスク駆動装置。
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