JP2016170850A - スピンドルモータおよびディスク駆動装置 - Google Patents

スピンドルモータおよびディスク駆動装置 Download PDF

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勝也 高橋
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Abstract

【課題】ディスク駆動装置のハウジング内部の気体の流出を防止する。【解決手段】モータ12は、内部空間を構成するハウジングを有するディスク駆動装置に用いられる。上下方向に延びる中心軸J1周りに回転し、ロータマグネット321を有する回転部3と、前記回転部を前記中心軸周りに回転可能に支持する軸受機構4と、前記ロータマグネットに対向するステータ部22と、前記回転部、前記軸受機構および前記ステータ部を内部に収容するハウジングと、封止部材6と、を備える。前記ハウジングは、前記回転部の下側に位置し、径方向に拡がる平板状のベース部21を含み、前記ベース部は、上下方向に貫通し、前記軸受機構が配置される貫通孔230を有する。前記封止部材は、前記貫通孔の下側を覆うとともに、少なくとも金属層を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、ディスク駆動装置用のスピンドルモータに関する。
近年、ハードディスク駆動装置等のディスク駆動装置では、ディスクの記録密度の増加に伴い、ディスクの回転やヘッドの移動等を高精度に制御することが求められる。例えば、特開2006−40423号公報に開示されるハードディスクドライブ(以下、単に「HDD」という)では、内部の気体をヘリウムや水素等の低密度ガスとすることにより、スピンドルモータの回転時において、ディスクやヘッドに対する気体の抵抗が低減される。これにより、ディスクやヘッドの振動が抑えられ、高精度にデータを記録することができる。
ところで、HDDに搭載されるスピンドルモータ(以下、単に「モータ」という)には、ベース部が、HDDのハウジングの一部であるものがある。従来のモータについては、特開2004−301154号公報に記載されている。
特開2006−40423号公報 特開2004−301154号公報
上述のように、HDD内部にヘリウムガス等の気体が充填される場合、例えばヘリウムガスは、分子が極めて小さいため、HDD内部から外部へ漏れやすい。したがって、軸受機構がベース部に設けられた貫通孔に固定される構成の場合、ベース部と軸受機構との間の固定領域の密閉性を十分に確保することが容易ではなくなる。隙間を封止するための構造として、特開2004−301154号公報には、ゴムボールにより気体の通過を防止することが記載されている。しかしながら、ゴムのような弾性部材を封止部材として用いる場合、封止部材と貫通孔との間の僅かな隙間から、ヘリウムガスが流出してしまう虞がある。また、ヘリウムガスは粒子径が小さいため、ゴムボールに浸透して外部へと流出してしまう虞がある。
本発明の目的は、ハウジング内部の気体の流出を防止できるモータを提供することである。
本願の例示的な第1発明は、ディスク駆動装置に用いられるスピンドルモータであって、上下方向に延びる中心軸周りに回転し、ロータマグネットを有する回転部と、前記回転部を前記中心軸周りに回転可能に支持する軸受機構と、前記ロータマグネットに対向するステータ部と、前記回転部、前記軸受機構および前記ステータ部を内部に収容するハウジングと、を備え、前記ハウジングは、前記回転部の下側に位置し、径方向に拡がる平板状のベース部を含み、前記ベース部は、上下方向に貫通し、前記軸受機構が配置される貫通孔と、前記貫通孔の下側に位置する開口部と、前記開口部を覆う封止部材とを有し、前記封止部材は、少なくとも金属層を有する。
本願の例示的な第1発明によれば、ハウジング内部の気体の流出を防止することができる。
図1は、第1実施形態に係るディスク駆動装置の縦断面図である。 図2は、第1実施形態に係るスピンドルモータの縦断面図である。 図3は、第1実施形態に係る貫通孔近傍の縦断面図である。 図4は、変形例に係る貫通孔近傍の縦断面図である。 図5は、変形例に係る貫通孔近傍の縦断面図である。 図6は、変形例に係る貫通孔近傍の縦断面図である。 図7は、変形例に係る貫通孔近傍の縦断面図である。 図8は、変形例に係る貫通孔近傍の縦断面図である。 図9は、変形例に係る貫通孔近傍の縦断面図である。 図10は、変形例に係る貫通孔近傍の縦断面図である。 図11は、変形例に係る貫通孔近傍の縦断面図である。 図12は、変形例に係る貫通孔近傍の縦断面図である。 図13は、変形例に係るスピンドルモータの縦断面図である。 図14は、変形例に係るスピンドルモータの縦断面図である。
以下に、モータおよびディスク駆動装置の例を開示する。本明細書では、モータの中心軸方向における図1の上側を単に「上側」と呼び、下側を単に「下側」と呼ぶ。なお、上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。また、中心軸に平行な方向を「軸方向」と呼び、中心軸を中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸を中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。
<1.第1実施形態>
<1−1.ディスク駆動装置の構成>
図1は、本発明の例示的な第1の実施形態に係るスピンドルモータ(以下、単に「モータ」という)を含むディスク駆動装置1の縦断面図である。ディスク駆動装置1は、いわゆるハードディスク駆動装置である。ディスク駆動装置1は、例えば、情報を記録する3枚の円板状のディスク11と、モータ12と、アクセス部13と、クランパ151と、ハウジング14と、を含む。モータ12は、ディスク11を保持しつつ回転する。アクセス部13は、ディスク11に対して、情報の読み出しおよび/または書き込みを行う。なお、ディスク11の数は1、2、または4以上でもよい。
ハウジング14は、無蓋箱状の第1ハウジング部材141と、板状の第2ハウジング部材142と、を含む。ハウジング14には、ディスク11、モータ12、アクセス部13およびクランパ151が収容される。ディスク駆動装置1では、第2ハウジング部材142が第1ハウジング部材141に例えば溶接等により接合されて、ハウジング14が構成される。第1ハウジング部材141の下面の径方向外側には、軸方向下側に延びる複数の脚部144が配置される。
ハウジング14の内部空間143は、塵または埃が極度に少ない清浄な空間であることが好ましい。ディスク駆動装置1では、ハウジング14の内部に、ヘリウムガスが充填される。ただし、ヘリウムガスに代えて、空気、水素、または窒素等のガスが、ハウジング14の内部に充填されてもよい。また、これらのガスの混合ガスが、ハウジング14の内部に充填されてもよい。
3枚のディスク11は、スペーサ152により、軸方向に等間隔に並び、クランパ151およびモータ12によりクランプされる。アクセス部13は、6つのヘッド131と、ヘッド131を支持する6つのアーム132と、ヘッド移動機構133とを含む。ヘッド131はディスク11に近接して、情報の読み出しおよび/または書き込みを磁気的に行う。ヘッド移動機構133はアーム132を移動させることにより、ヘッド131をディスク11に対して相対的に移動させる。これらの構成により、ヘッド131は、回転するディスク11に近接した状態にて、ディスク11の所要の位置にアクセスし、情報の読み出しおよび/または書き込みを行う。また、ディスクは磁気ディスク以外の光ディスク等であってもよい。
<1−2.モータの構成>
次に、ディスク駆動装置1に用いられるモータ12の詳細な構成について、説明する。図2は、モータ12の縦断面図である。モータ12は、アウターロータ型のモータである。モータ12は、静止部2と、回転部3と、流体動圧軸受機構4(以下、「軸受機構4」という)と、を含む。ハウジング14は、静止部2と、回転部3と、軸受機構4と、収容する。回転部3は、軸受機構4を介してモータ12の中心軸J1周りを静止部2に対して回転可能に支持される。モータ12の中心軸J1は、静止部2、回転部3および軸受機構4の中心軸でもある。
静止部2は、ディスク駆動装置1のハウジング14に対して、相対的に静止する。静止部2は、ベース部21と、ステータ部22と、を含む。ベース部21は、径方向に広がる略平板状である。ペースプレート21は、回転部3の下側に位置する。ベース部21は、図1に示す第1ハウジング部材141の一部を構成する。ベース部21は、貫通孔230と、封止部材6と、を有する。貫通孔230は、ベース部21の中央に設けられ、ベース部21を軸方向に貫通する。ベース部21の下面の少なくとも一部は、下側に突出する。より詳細には、ベース部21の下面における貫通孔230の周囲の部位が、下側に突出する。当該部位は、好ましくは、中心軸J1を中心とする略円環状である。
図2に示すように、ステータ部22は、ステータコア221と複数のコイル222とを有する電機子である。ステータコア221は、ベース部21の円筒状のホルダ211の周囲に固定される。ステータコア221は、径方向に延びる複数のティース(図示省略)を有する。各コイル222は、各ティースに巻き回されることにより、構成される。
回転部3は、軸受機構4を介して、モータ12の中心軸J1周りを静止部2に対して相対的に回転可能である。回転部3は、ロータハブ31と、磁性部材32とを含む。ロータハブ31の材料には、例えば、アルミニウム合金等の強磁性体でない金属が使用される。ロータハブ31は、ハブ本体311と、円筒部312と、ディスク載置部313と、を含む。ハブ本体311は、略円盤状である。円筒部312は、ハブ本体311の外縁部から下方へと突出する。
ディスク載置部313は、円筒部312の下部から径方向外方に広がる。図2の例では、ディスク載置部313は、円筒部312の下端部付近から突出する。下段の磁気ディスク11の下面は、円環状のディスク載置部313の上面の少なくとも一部分に接触する。すなわち、ディスク載置部313の上面は、ディスク載置面となる。
磁性部材32は、略円筒状のロータマグネット321と、バックアイアン322と、を含む。ロータマグネット321は、バックアイアン322を介在させつつ円筒部312の内側に固定される。ロータマグネット321は、ステータ部22と径方向に対向する。
軸受機構4は、シャフト41と、スリーブ部5と、潤滑油とを含む。既述のように、シャフト41は、静止部2の一部である。スリーブ部5は、回転部3の一部である。シャフト41の下部は、貫通孔230に、圧入により固定される。貫通孔230には、貫通孔230の内周面と軸受機構4であるシャフト41の外周面とが、固定されている。
なお、軸受機構4とスリーブ部5との間には、潤滑液が介在する。スリーブ部5は、軸受機構4に対して、潤滑液を介して、回転可能に支持される。なお、回転部3は、このような流体軸受に代えて、ボール軸受またはすべり軸受などの他の構成の軸受によって、静止部2に対して回転可能に支持されてもよい。
スリーブ5は、ロータハブ31の径方向内側に配置される。図2の例では、スリーブ部5とロータハブ31とが、別部材で形成されている。しかしながら、スリーブ部5とロータハブ31とは、一部材にて形成されてもよい。
ロータマグネット321は、略円筒形状であり、ステータ部22の径方向外側に配置される。ロータマグネット321の内周面には、N極とS極とが、周方向に交互に着磁される。ロータマグネット321の内周面は、複数のティース(図示省略)の径方向外側の端面と、僅かな間隙を介して径方向に対向する。すなわち、ロータマグネット321は、ステータ部22と径方向に対向する磁極面を有する。
バックアイアン322は、ロータハブ31とロータマグネット321との間に介在する略円筒状の部材である。バックアイアン322の材料は、例えば、強磁性体である金属である。バックアイアン322は、ロータマグネット321の外周面の少なくとも一部を覆う。これにより、ロータマグネット321の外周面から磁力が漏れるのが抑制される。すなわち、モータ12の駆動時において、モータ12に生じるトルクが低下することが抑制される。
コイル222に外部電源等から駆動電流が供給されると、複数のティース(図示省略)に磁束が生じる。ティース222とロータマグネット321との間の磁束の作用により、静止部2と回転部3との間に、周方向のトルクが発生する。これにより、静止部2に対して回転部3が、中心軸J1周りに回転する。ロータハブ31に支持された磁気ディスク11は、回転部3とともに、中心軸J1周りに回転する。
封止部材6は、ベース部21の下面に配置される。封止部材6は、貫通孔230の下側の開口を覆う。本実施形態では、平面視において、封止部材6の外形は、円形である。なお、平面視における封止部材6の外形は、特に限定されるものではなく、例えば、多角形または円環状などであってもよい。
図1に示すように、脚部144の底面は、封止部材6の最下面およびベース部21の最下面よりも下側に位置する。これにより、図2に示すように、封止部材6の下面が、ベース部21の下面よりも下側に位置する場合であっても、封止部材6の下面が、脚部144の底面よりも下側に位置することはない。
図3は、第1実施形態に係るモータ12の貫通孔230近傍の拡大縦断面図である。封止部材6は、少なくとも金属層601を有する部材である。金属層601には、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス合金等が使用される。封止部材6は、ベース部21の下側に、例えば、接着や溶接等によって固定される。これにより、ハウジング14の内部に充填されたガスが、貫通孔230から封止部材6を通過して、ハウジング14の外部へ流出することを防止できる。
この実施形態において、封止部材6は、金属層601のほかに、粘着材層602および樹脂層603を有する。軸方向において、金属層601は、粘着剤層602と樹脂層603との間に配置される。樹脂層603は、例えば、ポリイミド層などである。粘着材層602は、ベース部21の下面と金属層601との間に配置される。封止部材6は、粘着剤層602を介して、ベース部21に固定される。これにより、金属層601によってヘリウムが封止部材6を通過するのを防ぐことができる。また、封止部材6をベース部21と隙間なく固定することができる。樹脂層603は、金属層601の下面に配置される。これにより、外力等によって金属層601が傷つくことが防止される。
なお、封止部材6は、粘着材層602および樹脂層603を必ずしも有してなくてもよい。すなわち、封止部材6は、金属材料のみで構成されてもよい。この場合、封止部材6は、平板状の金属板であることが望ましい。金属材料からなる封止部材6は、ベース部21に、例えば、溶接等によって固定される。これにより、ハウジング14の内部からヘリウム等のガスが貫通孔230から漏れ出ることを抑制することができる。なお、封止部材6は、金属層601と、粘着材層602および樹脂層603のいずれか一方のみを有してもよい。
軸受機構4の外周部と、貫通孔230を構成するベース部21の内周部との間には、軸受機構4とベース部21とを固定する固定領域8が存在する。固定領域8においては、軸受機構4が貫通孔230に圧入により固定される。言い換えると、シャフト41の少なくとも一部が貫通孔230に圧入により固定される。固定領域8の上下には、全周に亘って接着剤8が介在し、軸受機構4の外周部とベース部21の内周部との隙間を塞ぐ、シール領域9をそれぞれ存在する。
より詳細には、固定領域8の上側および下側では、径方向において、軸受機構4の外周面と貫通孔230の内側面との間に、それぞれ隙間が構成される。当該隙間は、それぞれ、軸受機構4と貫通孔230の内側面との間において、周方向の全周にわたって構成される。下側に位置する当該隙間は、貫通孔230と連通する。上側に位置する当該隙間は、スリーブ5が収容される空間と連通する。
固定領域8の上側および下側に位置する隙間には、それぞれ、接着剤等のシール材10が配置される。言い換えると、シール領域9には、全周に亘ってシール材10を配置される。これにより、軸受機構4の外周部とベース部21との間の僅かな隙間を塞ぐことができる。その結果、ハウジング14の内部から貫通孔230を通じて外部へ、ガスが流出することを抑制できる。
<2.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態には限定されない。
次に、変形例について説明する。以下の説明では、第1実施形態に係るモータ12と同様の点については記載を省略する。図4は、変形例に係る貫通孔230A近傍の縦断面図である。
ベース部21Aは、貫通孔230Aを有する。貫通孔230Aは、第1実施形態におけるシール領域9を有しておらず、固定領域8Aのみを有する。すなわち、貫通孔230Aの軸方向の全面にわたって、シャフト41Aが貫通孔230Aに圧入または焼き嵌めにより固定される。
ベース部21Aの下面には、貫通孔230Aの内径よりも径方向の幅が大きく、軸方向上側に向かって凹となる凹部27Aが配置される。凹部27A内には、貫通孔230Aの下側の開口が位置する。凹部27A内には、封止部材6Aが配置される。
より詳細には、凹部27Aは、前記ベース部21Aの下面である第1下面25Aよりも上側に位置し、下側を向く第2下面26Aを有する。第2下面26Aは、凹部27Aの底面である。貫通孔230Aは、第2下面26A内において開口する。第2下面26Aは、貫通孔230Aの下側の開口から径方向に広がる。凹部27Aは、ベース部21Aの第1下面25Aにおいて開口する。第2下面26Aは、ペースプレート21Aの第1下面25Aと、略平行である。この好ましい実施形態において、ベース部21Aの第1下面25Aは、中心軸J1に対して略垂直である。すなわち、第2下面26Aは、中心軸J1に対して略垂直である。これにより、モータ12の組み立て時において、作業者等が封止部材6Aを第2下面26Aに対して容易に固定することができる。
封止部材6Aは、略円盤状であり、金属層601、粘着剤層602、および樹脂増603を含む。封止部材6Aは、貫通孔230Aの開口部の全体を覆う。封止部材6Aは、第2下面26Aに軸方向に固定される上面61Aを有する。軸方向において、上面61Aと第2下面26Aとの間には、接着剤71Aが配置される。接着剤71Aは、上面61Aと第2下面26Aとの間の全周にわたって配置される。径方向において、封止部材6Aと凹部27Aの内側面との間には、隙間が構成される。すなわち、封止部材6Aの外側面は、凹部27Aの内側面と、径方向に対向する。これにより、封止部材6Aを凹部27A内に容易に配置することができる。また、上面61Aは、シャフト41の下端部に当たる。好ましくは、上面61Aは、シャフト41の下端部に接着剤等により固定される。なお、封止部材6Aと凹部27Aの内側面との間の隙間には、接着剤71Aの一部が配置されてもよい。封止部材6Aと凹部27Aの内側面との間の隙間には、接着剤71Aとは別の接着剤等が配置されてもよい。
第2下面26Aと上面61Aとの固定に用いられる接着剤は、エポキシ系であり、熱硬化性を有するものが好ましい。ただし、接着剤は、嫌気性や紫外線硬化性等を有するものであってもよい。
図5は、他の変形例に係る貫通孔230A近傍の縦断面図である。上述の実施形態と同様に、ベース部21Aは、平板状であり、ベース部21を軸方向に貫通する貫通孔230Aおよび下側を向く第1下面25Aを有する。封止部材6Aは、略円盤状であり、金属層601、粘着剤層602、および樹脂層603を有する。封止部材6Aは、粘着剤層602を介して凹部27Aの下側を向く第2下面26Aに固定される。封止部材6Aは、貫通孔230Aの下側の開口を覆う。
軸受機構4Aの外周部と貫通孔230Aの内周部との間には、軸方向に配置された固定領域8Aとシール領域9Aとが配置される。より詳細には、固定領域8Aは、シャフト41Aとベース部21Aの内周部23Aとの間に存在する。固定領域8Aにおいて、軸受機構4Aの外周部であるシャフト41Aとベース部21Aの内周部とは、圧入、焼き嵌め、または接着等にて固定される。
シール領域9Aは、固定領域8Aの上側および下側に、それぞれ位置する。すなわち、固定領域8Aと封止部材6Aとの間には、シール領域9Aが位置する。固定領域8Aと貫通孔230Aの上側の開口部との間には、シール領域9が位置する。シール領域9Aにおいて、軸受機構4Aと貫通孔230Aとの間には、径方向に拡がるシール隙間が構成される。上述の実施形態と同様に、シール隙間には、接着剤等の封止材10Aが充填される。これにより、ハウジング14の内部からヘリウム等のガスがモータ12の内部から漏れ出ることを防止することができる。
なお、シール隙間では、軸受機構4Aの外周面または貫通孔230Aの内周面のいずれか一方の面が傾斜するテーパ形状であってもよい。
図6および図7は、他の変形例に係る貫通孔230A近傍の縦断面図である。これらの変形例では、シール領域9Aが固定領域8Aの上側または下側の一方のみに位置する。図6では、シール領域9Aが、固定領域8Aの下側のみに位置する。図7では、シール領域9Aが、固定領域8Aの上側にのみ位置する。
封止部材6AAは、金属材料からなる円板である。封止部材6AAの外径は、貫通孔230Aの内径よりも大きい。封止部材6AAは、凹部26A内に収容され、貫通孔230Aの開口部を覆う。好ましくは、封止部材6AAは、シャフト41Aの下側に配置される。シャフト41Aの下端部と封止部材6AAの上面とは接していてもよく、シャフト41Aの下端部と封止部材6AAの上面との間に隙間が構成されてもよい。上述の変形例等と同様に、封止部材6AAの上面61Aは、凹部27Aの底面である第2下面26Aに、接着剤等を介して固定される。封止部材6AAの外側面は、凹部26Aの内側面と、径方向に対向する。なお、封止部材6AAの外側面と凹部26Aの内側面との間の隙間には、接着剤等が配置されてもよい。
このような構造によっても、ハウジング14の内部からヘリウム等のガスがモータ12の内部から漏れ出ることを防止することができる。その他の構成については、上述の構成と同じため、その説明を省略する。
図8は、他の変形例に係る貫通孔230B近傍の縦断面図である。ベース部21Bは、第1下面25B、および貫通孔230Bの下端側に貫通孔230Bの内径よりも径方向の幅が大きい凹部27Bを有する。凹部27Bが有する第2下面26Bには、下側に向かって凹む溝28Bが全周にわたって形成される。
凹部27B内には、貫通孔230Bの下側の開口が位置し、封止部材6Bが配置される。封止部材6Bは、略板状であり、封止部材6Bの径方向外側の端部から上方向に延びる筒部64Bを有する。筒部64Bの外周面は、凹部27Bの内周面に、圧入、接着、または焼き嵌めなどにより、固定される。筒部27Bの少なくとも一部は、凹部27Bの内に形成される溝部28Bに収容される。筒部64Bの少なくとも一部は、溝28B部に、例えば、圧入、接着、または焼き嵌めなどにより固定される。封止部材6Bの下面は、ベース部21Bの下面と、同一平面上にある。これにより、モータ12の軸方向の寸法を大きくすることなく、封止部材6Bがベース部21Bに固定することができる。封止部材6Bの上面は、凹部27Bの底面に、接着剤等を介して当たる。封止部材6Bの上面は、シャフト41Bの下端部に当たる。封止部材6Bの上面は、貫通孔230Bの下側の開口部を覆う。
これにより、封止部材6Bが凹部27B内の全体に配置され、かつ、封止部材6Bをベース部21Bと一体に固定することができる。その結果、ヘリウム等のガスがハウジング14の内部より外に漏れ出ることを抑制することができる。
図9は、他の変形例に係る貫通孔230C近傍の縦断面図である。軸受機構4Cは、シャフト部41Cを有する。シャフト41Cは、シャフト部42Cと、底部44Cと、壁部43Cと、を有する。シャフト部42Cは、中心軸J1に沿って延びる円柱状である。底部44Cは、シャフト部42Cの下部から径方向外側に延びる。軸方向から見たときに、底部44Cの外形は、貫通孔230Cの開口部の外形と、略同一である。壁部43Cは、筒状であり、底部44Cの外縁から軸方向上側に延びる。底部44Cは、貫通孔230Cの開口端よりも上側に位置する。壁部43Cの外側面は、貫通孔230Cの内側面に、圧入、接着、あるいは焼き嵌め等により固定される。すなわち、固定領域8Cは、ベース部21Cの内周部23Cと壁部43Cの外周部との間に構成される。図9では、壁部43Cの外側面が軸方向の全面にわたって貫通孔230Cの内側面と接する。言い換えると、固定領域8Cが壁部43Cの外側面と貫通孔230Cの内側面との間のほほ全面にわたって構成される。
封止部材6Cは、略円盤状であり、金属層のみから構成される。封止部材6Cの上面は、底部44Cの下面に接触する。より好ましくは、封止部材6Cの上面は、底部44Cの下面に、接着剤等により固定される。封止部材6Cは、貫通孔230C内に、圧入、接着、または焼き嵌め等により固定される。封止部材6Cの外径は、底部44Cの外径と、略同一である。封止部材6Cの外径は、貫通孔230Cの内径と、略同一である。すなわち、封止部材6Cは、貫通孔230Cを塞ぐ。これにより、シャフト41Cおよび封止部材6Cが貫通孔230Cを塞ぎ、ヘリウム等のガスがハウジング14の内部から外部へと漏れ出ることが抑えられる。
図10および図11は、他の変形例に係る貫通孔230C近傍の縦断面図である。図9に示す変形例と同様に、図10および図11の例でも、軸受機構4Cは、シャフト41Cを有する。シャフト41Cは、シャフト部42Cと、底部44Cと、壁部43Cと、を有する。
ベース部21Cが有する第1下面25C側には、貫通孔230Cの開口の内径よりも径方向の寸法が大きい凹部27Cを備える。凹部27C内には、貫通孔230Cの開口部が位置する。第2下面26Cは、凹部27Cの下側を向く底面であり、貫通孔230Cの開口部から径方向外側に向かって拡がる。第2下面26Cは、底部44Cと同一平面上にある。
封止部材6CCは、略円盤状であり、金属層のみから構成される。封止部材6CCの上面の一部は、底部44Cの下面に接触する。より好ましくは、封止部材6CCの上面の一部は、底部44Cの下面に、接着剤等により固定される。封止部材6CCの上面61Cは、凹部27Cの下側を向く第2下面26Cとも、軸方向に当たる。上面61Cは、第2下面26Cと接着剤等により固定される。
中心軸J1と貫通孔230Cの下側の開口部における内側面との間の距離は、軸方向下側に向かうにつれて徐々に大きくなる。すなわち、貫通孔230Cの開口部の内側面は、中心軸J1に対して傾斜するテーパ面を有する。径方向において、貫通孔230Cのテーパ面と壁部43Cとの間には、間隙が構成される。当該間隙には、接着剤等のシール材10Cが配置される。すなわち、貫通孔230Cのテーパ面と壁部43Cとによりシール領域9Cが構成される。言い換えると、壁部43Cと貫通孔230Cの内側面との間には固定領域8Cが位置し、固定領域8Cの下側にはシール領域9Cが位置する。
なお、貫通孔230Cの上側の開口部の内側面に、中心軸J1に対して傾斜するテーパ面が形成されてもよい。上側の開口部におけるテーパ面と壁部43Cとにより、シール領域9Cが構成される。図11に示すように貫通孔230Cの開口部の上側および下側の内側面に、それぞれ、テーパ面が形成され、シール領域9Cが配置されてもよい。
テーパ面は、貫通孔230Cの開口部の内側面ではなく、壁部43Cに形成されてもよい。また、テーパ面は、貫通孔230Cの開口部の内側面および壁部43Cの両方に形成されてもよい。壁部43Cまたは貫通孔230Cの開口部の内側面の少なくともいずれか一方にテーパ面を有するシール領域9Cは、貫通孔230Cの上側および下側の開口部のいずれか一方にのみ位置してもよい。なお、貫通孔230Cの開口部の内側面は、テーパ面ではなく、湾曲面であってもよい。
図12は、他の変形例に係る貫通孔230D近傍の縦断面図である。ベース部21Dは、貫通孔230Dよりも径方向外側に広がる凹部27Dを有する。凹部27Dの内側面と中心軸J1との径方向における距離は、軸方向下側に向かうにつれて徐々に大きくなる。凹部27Dの開口部における内側面は、湾曲面または中心軸J1に対して傾斜する傾斜面である。図12では、凹部27Dの開口部における内側面は、中心軸J1に対して傾斜する傾斜面である。
ベース部21Dの下側には、封止部材6Dが配置される。封止部材6Dは、略円盤状であり、金属層のみからなる。封止部材6Dの外径は、貫通孔230Dの開口部の外径よりも大きい。封止部材6Dは、貫通孔230Dの開口部を覆う。封止部材6Dは、ベース部21Dの下面と、例えば、接着または溶接などにより、固定される。なお、封止部材6Dの一部が、貫通孔230Dの開口部を塞いでもよい。シャフト41と封止部材6Dとの間の空隙には、接着剤などが充填されてもよい。
図13および図14は、他の変形例に係るモータ12Eの縦断面図である。図13に示すように、モータ12Eは、アウターロータ型のモータであり、例えば、ディスク駆動装置に用いられる。モータ12Eは、軸受機構4Eと、静止部2Eと、回転部3Eと、封止部材6Eとを有する。静止部2Eは、ベース部21Eと、ステータ部22Eとを備える。ベース部21Eは、モータ12Eを有するディスク駆動装置のハウジングの一部を構成する。ベース部21Eは、中心軸J1を中心として、上面と下面とを軸方向に貫通する貫通孔230Eを有する。軸受機構4Eの下端は、封止部材6Eに覆われる。
ステータ部22Eは、ステータコア221Eと複数のコイル222Eとを有する電機子である。ステータコア221Eは、ベース部21Eに固定されるステータコア221Eは、径方向に延びる複数のティース(図示省略)を有する。各コイル222Eは、各ティースに巻き回されることにより、構成される。
軸受機構4Eは、中心軸に延びる、上部が回転部に接続するシャフト41Eと、スリーブ部5Eと、を有する。シャフト41Eとスリーブ部5Eとの間には、動圧軸受部45Eが構成される。スリーブ部5Eは、貫通孔230E内に固定される。シャフト41Eは、スリーブ部5Eによって、中心軸J1周りに回転可能に支持される。
回転部3Eは、静止部2Eに対して、中心軸J1周りに回転する。回転部3Eは、ロータハブ31Eと、ロータマグネット321Eとを含む。ロータハブ31Eの材料には、例えば、アルミニウム合金等の強磁性体でない金属が使用される。ロータハブ31Eは、ハブ本体311Eと、円筒部312Eと、ディスク載置部313Eと、を含む。ハブ本体311Eは、略円盤状である。ディスク載置部313Eは、ハブ本体311Eの下部から径方向外側に広がる。円筒部312Eは,ディスク載置部313Eの外縁部から下方へと突出する。ディスク11Eの下面は、円環状のディスク載置部313Eの上面の少なくとも一部分に接触する。すなわち、ディスク載置部313Eの上面は、ディスク載置面となる。ロータマグネット321Eは、筒状であり、円筒部312Eの内側に固定される。ロータマグネット321Eは、ステータ部22Eと径方向に対向する。
ベース部21Eは、貫通孔230Eの内径よりも径方向の寸法が大きい凹部27Eを有する。凹部27Eの開口部は、略環状であり、ベース部21Eの下面よりも軸方向下側に突出する。封止部材6Eは、略円盤状であり、金属材料のみから構成される。封止部材6Eは、ベース部21Eの凹部27E内に固定される。封止部材6Eの下面は、凹部27Eの開口部よりも、軸方向上側に位置する。封止部材6Eは、貫通孔230Eを塞ぐ。これにより、ハウジング14の内部に充填されたガスが、貫通孔230Eを通り外部へ流出することを防止できる。
なお、スリーブ部5Eは、図14に示すようにスリーブ本体51Eとスリーブハウジング52Eとにより構成されていてもよく、スリーブハウジング52は、貫通孔230Eに固定される。また、封止部材6Eは、ベース部21Eの一部にかしめにより固定されてもよい。
また、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。上述した実施形態や変形例における各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、スピンドルモータおよびディスク駆動装置に利用できる。
1 ディスク駆動装置
5、5E スリーブ部
6、6A、6AA,6B、6C、6CC,6D,6E 封止部材
8、8A、8B、8C、8D 固定領域
9、9A、9B、9C シール領域
10、10A、10B、10C シール材
11 ディスク
12、12E モータ
112 アクセス部
14 ハウジング
21、21A、21B、21C、21D、21E ベース部
23、23C 内周部
25A、25A 第1下面
26A、26B 第2下面
28B 溝
27 凹部
41 シャフト部
42 シャフト
43C 壁部
44C 底部
45E 動圧軸受部
51E スリーブ本体
52E スリーブハウジング
63C 外周面
64B 筒部
65B 板部
71A 接着剤
131 ヘッド
132 アーム
133 ヘッド移動機構
144 脚部
151 クランパ
152 スペーサ
211 ホルダ
221 ステータコア
222 コイル
230、230A、230B、230C、230D、230E 貫通孔
311、311E ハブ本体
312、312E 円筒部
313、313E、ディスク載置部
321 ロータマグネット
322 バックアイアン
601 金属層
602 粘着剤層
603 樹脂層
J1 中心軸

Claims (18)

  1. ディスク駆動装置に用いられるスピンドルモータであって、
    上下方向に延びる中心軸周りに回転し、ロータマグネットを有する回転部と、
    前記回転部を前記中心軸周りに回転可能に支持する軸受機構と、
    前記ロータマグネットに対向するステータ部と、
    前記回転部、前記軸受機構および前記ステータ部を内部に収容するハウジングと、
    封止部材と、
    を備え、
    前記ハウジングは、前記回転部の下側に位置し、径方向に拡がる平板状のベース部を含み、
    前記ベース部は、上下方向に貫通し、前記軸受機構が配置される貫通孔と、下側を向く第1下面と、を有し、
    前記封止部材は、前記貫通孔の下側を覆うとともに、少なくとも金属層を有するスピンドルモータ。
  2. 請求項1に記載のスピンドルモータであって、
    前記封止部材は、金属材料のみで構成されるスピンドルモータ。
  3. 請求項1に記載のスピンドルモータであって、
    前記封止部材は、前記金属層と、樹脂層と、粘着剤層と、を含み、
    前記封止部材は、前記ベース部に前記粘着剤層を介して固定されるスピンドルモータ
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のスピンドルモータであって、
    前記第1下面は、径方向に拡がる下面であり、
    前記封止部材は、前記第1下面と軸方向に固定される上面を有するスピンドルモータ。
  5. 請求項4に記載のスピンドルモータであって、
    前記封止部材の上面と前記第1下面との間には、接着剤層が配置されるスピンドルモータ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のスピンドルモータであって、
    前記第1下面には、前記貫通孔の内径よりも径方向の幅が大きく、軸方向上側に向かって凹となる凹部が配置され、
    前記凹部には、前記貫通孔の下側の開口が位置するとともに前記封止部材が配置されるスピンドルモータ。
  7. 請求項1から5までのいずれか一項に記載のスピンドルモータであって、
    前記封止部材は、前記封止部材の上面から軸方向上側に向かって延びる筒状の筒部を有し、
    前記第1下面には、前記貫通孔の内径よりも径方向の幅が大きく、軸方向上側に向かって凹となる凹部が配置され、
    前記凹部内には、前記貫通孔の下側の開口および前記封止部材が配置されるとともに、
    前記筒部の少なくとも一部は、前記凹部の内面に形成される溝部に収容されるスピンドルモータ。
  8. 請求項6または7に記載のスピンドルモータであって、
    前記凹部は、前記第1下面よりも上側に位置し、前記貫通孔の下側の開口から径方向に拡がる下側を向く第2下面を有し、
    前記第2下面は、前記ベース部の下面と、略平行であるスピンドルモータ。
  9. 請求項8に記載のスピンドルモータであって、
    前記封止部材の上面は、前記第2下面と軸方向に固定され、
    前記封止部材の下面は、前記第1下面よりも上側に位置するスピンドルモータ。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載のスピンドルモータであって、
    前記軸受機構の外周部と前記貫通孔の内周部との間には、前記軸受機構と前記ベース部とを固定する固定領域と、シール領域と、を備え、
    前記固定領域において、前記外周部が前記内周部と固定され、
    前記シール領域は、前記軸受機構と前記貫通孔との間に径方向に拡がるシール隙間を塞ぎ、
    前記シール隙間には、封止材が充填されているスピンドルモータ。
  11. 請求項10に記載のスピンドルモータであって、
    前記シール領域は、前記固定領域の上側または下側の少なくとも一方に位置するスピンドルモータ。
  12. 請求項10に記載のスピンドルモータであって、
    前記シール領域は、前記固定領域の下側に位置し、かつ前記封止部材の上側に位置するスピンドルモータ。
  13. 請求項11または12に記載のスピンドルモータであって、
    前記シール隙間では、前記軸受機構の外周面または前記貫通孔の内周面のいずれか一方の面が傾斜するテーパ形状であるスピンドルモータ。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載のスピンドルモータであって、
    前記軸受機構は、
    中心軸に延びるシャフトと、
    前記シャフトと動圧軸受部を介して、前記回転部の一部であるスリーブ部と、
    を有し、
    前記シャフトの下端は、前記貫通孔に固定されるスピンドルモータ。
  15. 請求項1から13のいずれか一項に記載のスピンドルモータであって、
    前記軸受機構は、
    中心軸に延びるシャフトと、
    前記シャフトの下部から径方向外側に延びる底部と、
    前記底部の外縁から軸方向上側に延びる壁部と、
    前記シャフトと動圧軸受部を介して、前記回転部の一部であるスリーブ部と、
    を有し、
    前記壁部は、前記貫通孔に固定されるスピンドルモータ。
  16. 請求項1から13のいずれか一項に記載のスピンドルモータであって、
    前記軸受機構は、
    中心軸に延びる、上部が前記回転部に接続するシャフトと、
    前記シャフトと動圧軸受部を介して対向するスリーブ部と、
    を有し、
    前記スリーブ部は、前記貫通孔に固定されるスピンドルモータ。
  17. 請求項16に記載のスピンドルモータであって、
    前記スリーブ部は、スリーブ本体とスリーブハウジングとからなり、
    前記スリーブハウジングは、前記貫通孔に固定されるスピンドルモータ
  18. 請求項1から17のいずれか一項に記載のモータと、
    前記モータの前記ハブに支持されたディスクに対し、情報の読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を行うアクセス部と、
    前記モータの少なくとも一部と、前記アクセス部とを収容するハウジングと、
    を有する、ディスク駆動装置。
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