JP2023115419A - 回転電機ユニット - Google Patents

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Kenichi Tamura
優 岸和田
Yu Kishiwada
皓太 葛城
Kota Katsuragi
隆洋 伊藤
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Abstract

Figure 2023115419000001
【課題】コンデンサモジュールの温度上昇を抑制し、高出力化が可能な回転電機ユニットを提供すること。
【解決手段】回転電機ユニットは、固定子と、固定子に対して軸心回りに回転する回転子と、を有する回転電機と、回転子の軸心に沿った軸方向において、回転電機と並んで配置されるとともに、コンデンサモジュールと、コンデンサモジュールを囲むように配置される複数のパワーモジュールを有するインバータと、コンデンサモジュールが固定される台座部と、を有する電力変換装置と、回転電機と電力変換装置との間に配置され、複数のパワーモジュールを冷却する冷却部と、を備え、台座部は、冷却部に固定されており、コンデンサモジュールは、台座部を介して、冷却部と熱的に接続されている。
【選択図】図6

Description

本開示は、回転電機ユニットに関する。
従来、回転電機と電力変換装置とを一体化することにより、装置全体を小型化した回転電機ユニットが知られている。例えば、特許文献1では、軸方向に並んで配置される回転電機及び電力変換装置を備える回転電機ユニットが提案されている。電力変換装置は、周方向に配置される複数のパワーモジュールと、パワーモジュールの上方に配置されるコンデンサモジュールとを有する。コンデンサモジュールは、外部電源とパワーモジュールとの間の電力変動、及びパワーモジュールに使用するスイッチング素子のサージ電圧を抑制するために用いられる。
特許第4708951号公報
一般的に、電力変換装置を構成する電子部品の中で、コンデンサモジュールの耐熱温度は低い。コンデンサモジュールにおけるリップル電流は、コンデンサモジュールが発熱する要因となる。回転電機ユニットの出力電力が高くなると、コンデンサモジュールにおけるリップル電流が増加し、コンデンサモジュールから発生する熱が増加する。
特許文献1では、コンデンサモジュールの冷却構造が設けられていない。特許文献1の構造では、コンデンサモジュールにおけるリップル電流が増加すると、コンデンサモジュールの温度が大きく上昇してしまう。したがって、特許文献1の回転電機ユニットでは、回転電機ユニットの高出力化が難しい。
本開示は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、コンデンサモジュールの温度上昇を抑制し、高出力化が可能な回転電機ユニットを提供することを目的とする。
本開示に係る回転電機ユニットは、固定子と、前記固定子に対して軸心回りに回転する回転子と、を有する回転電機と、前記回転子の軸心に沿った軸方向において、前記回転電機と並んで配置されるとともに、コンデンサモジュールと、前記コンデンサモジュールを囲むように配置される複数のパワーモジュールと、前記コンデンサモジュールが固定される台座部と、を有する電力変換装置と、前記回転電機と前記電力変換装置との間に配置され、前記複数のパワーモジュールを冷却する冷却部と、を備え、前記台座部は、前記冷却部に固定されており、前記コンデンサモジュールは、前記台座部を介して、前記冷却部と熱的に接続されている。
本開示によれば、コンデンサモジュールの温度上昇を抑制し、回転電機ユニットの高出力化が可能となる。
実施の形態1に係る回転電機ユニットの回路図である。 実施の形態1に係る回転電機ユニットの斜視図である。 実施の形態1に係る回転電機ユニットの平面図であって、ケース及び端子台を取り外した状態を示す図である。 実施の形態1に係る回転電機ユニットの断面図であって、ケース及び端子台を取り外した状態を示す図である。 実施の形態1に係る回転電機ユニットの平面図であって、ケース、端子台、及び制御基板を取り外した状態を示す図である。 実施の形態1に係るコンデンサモジュール及び台座部の斜視図である。 実施の形態1に係るコンデンサモジュール及び台座部の断面図である。 実施の形態1に係る電力変換装置の出力電流の波形の例を示すグラフである。 実施の形態1の変形例に係るコンデンサモジュール及び台座部の断面図である。 実施の形態2に係るコンデンサモジュール及び台座部の斜視図である。
実施の形態1.
以下、実施の形態1に係る回転電機ユニット1について、図面を参照して説明する。
図1は、回転電機ユニット1の回路図である。図2は、回転電機ユニット1の斜視図である。図2に示されるように、回転電機ユニット1は、回転電機2と、電力変換装置3と、冷却器4(冷却部)と、を備える。回転電機2と、電力変換装置3と、冷却器4とは、一体化されている。これにより、回転電機ユニット1の小型化を図ることができる。
なお、本明細書では、回転電機2の回転子22の軸心に沿う方向を「軸方向」という。また、軸方向から見て、回転子22の軸心と交差する方向を「径方向」といい、回転子22の軸心回りに周回する方向を「周方向」という。
最初に、図1を参照して、回転電機ユニット1の回路構成(電気的構成)を説明する。なお、本実施の形態では、回転電機ユニット1として、6相駆動方式の回転電機ユニットを例に説明する。
回転電機ユニット1は、例えば、車両に搭載される。電力変換装置3には、車両に搭載されるバッテリー等の直流電源Eから直流電力が入力される。電力変換装置3は、直流電源Eから出力される直流電力を交流電力に変換して回転電機2に供給する。回転電機2は、電力変換装置3から供給される交流電力により回転し、車両の駆動輪を駆動する。
回転電機2は、6相(U1相、V1相、W1相、U2相、V2相、W2相)のそれぞれに対応する6つのコイル25U1、25V1、25W1、25U2、25V2、25W2と、レゾルバ27と、を備える。なお、本明細書では、コイル25U1、25V1、25W1、25U2、25V2、25W2を、単にコイル25とも称する。
電力変換装置3は、コンデンサモジュール34と、6相(U1相、V1相、W1相、U2相、V2相、W2相)のそれぞれに対応する6つのパワーモジュール35U1、35V1、35W1、35U2、35V2、35W2を有するインバータ11と、電流検出部38と、制御回路Cと、を備える。なお、本明細書では、パワーモジュール35U1、35V1、35W1、35U2、35V2、35W2を、単にパワーモジュール35とも称する。
6つのコイル25U1、25V1、25W1、25U2、25V2、25W2は、6つのパワーモジュール35U1、35V1、35W1、35U2、35V2、35W2とそれぞれ接続される。
レゾルバ27は、回転電機2のシャフト23の回転角及び回転数を検出する。レゾルバ27は、制御回路Cに接続されている。レゾルバ27の検出結果は、制御回路Cに出力される。
インバータ11は直流電源Eの正極端子と負極端子との間に接続される。インバータ11を構成する各パワーモジュール35は、上アーム側のスイッチング素子SW1及びダイオードD1と、下アーム側のスイッチング素子SW2及びダイオードD2と、を備える。すなわち、インバータ11は、上アーム側のスイッチング素子SW1及び下アーム側のスイッチング素子SW2の組を6組備える、6相インバータである。スイッチング素子SW1、SW2は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、またはMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。スイッチング素子SW1、SW2は直列接続される。スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2との接続点は、対応する相のコイル25に接続される。ダイオードD1は、スイッチング素子SW1に逆方向に並列接続される。ダイオードD2は、スイッチング素子SW2に逆方向に並列接続される。
上アーム側のスイッチングSW1と下アーム側のスイッチング素子SW2のON/OFFを切り替えることで、インバータ11からコイル25に交流電力が出力される。
コンデンサモジュール34は直流電源Eの正極端子と負極端子との間に接続される。直流電源Eとコンデンサモジュール34とは、端子台32を介して接続される。コンデンサモジュール34は、並列接続された複数のコンデンサ素子51を有する。例えば、コンデンサ素子51は、ポリプロピレン等の誘電体に導電性の金属電極が蒸着されることにより形成される。なお、コンデンサモジュール34は1つのコンデンサ素子51のみを有してもよい。コンデンサモジュール34は、直流電源Eの電力変動、またはパワーモジュール35側の電力変動に対して、電圧が大きく変動しないよう安定化させる。また、コンデンサモジュール34は、上アーム側のスイッチングSW1と下アーム側のスイッチング素子SW2のON/OFF時に発生するサージ電圧を抑制する。
電流検出部38は、パワーモジュール35のそれぞれに設けられる。電流検出部38は、各パワーモジュール35を流れる電流を検出する。電流検出部38の検出結果は、制御回路Cに出力される。
制御回路Cには、車両等の外部からの駆動信号が入力される。制御回路Cには、電流検出部38の検出結果、及びレゾルバ27の検出結果が入力される。制御回路Cは、インバータ11の各U1相~W2相のパワーモジュール35を制御する。
図8は、電力変換装置3の出力電流の波形の例を示すグラフである。なお、図8におけるグラフの縦軸は、電力変換装置3の出力電流の大きさを表しており、横軸は時間を表している。
図8(a)は、6相駆動方式の場合の電力変換装置3の出力電流の波形である。6相駆動方式の場合には、U1相とV1相とW1相との位相差を120°とし、U2相とV2相とW2相との位相差を120°とする。さらに、U1相とV1相とW1相の組と、U2相とV2相とW2相の組との位相を60°ずらした状態(すなわち、U1相、U2相、V1相、V2相、W1相、及びW2相の位相が60°ずつずれた状態)で、電力変換装置3が駆動される。
なお、回転電機ユニット1は、3相駆動方式の回転電機ユニットであってもよい。図8(b)は、3相駆動方式の場合の電力変換装置3の出力電流の波形である。3相駆動方式の場合には、U1相とU2相とを同一位相とし、V1相とV2相とを同一位相とし、W1相とW2相とを同一位相とする。さらに、U相(U1相及びU2相)の組と、V相(V1相及びV2相)の組と、W相(W1相及びW2相)の組との位相差を120°とした状態で、電力変換装置3が駆動される。
次に、回転電機ユニット1の構造を説明する。
電力変換装置3は、ケース31と、端子台32と、制御基板36と、を有する。図3は、回転電機ユニット1の平面図であって、ケース31及び端子台32を取り外した状態を示す図である。図4は、回転電機ユニット1の断面図であって、ケース31及び端子台32を取り外した状態を示す図である。図5は、回転電機ユニット1の平面図であって、ケース31、端子台32、及び制御基板36を取り外した状態を示す図である。
<電力変換装置>
図2~5に示されるように、電力変換装置3は、ケース31と、端子台32と、信号コネクタ33と、コンデンサモジュール34と、制御基板36と、複数のパワーモジュール35(本実施の形態では、6つのパワーモジュール35U1、35V1、35W1、35U2、35V2、35W2)を有するインバータ11と、複数(本実施の形態では、6つ)のバスバー37と、複数(本実施の形態では、6つ)の電流検出部38と、台座部60と、を備える。
ケース31は、コンデンサモジュール34、パワーモジュール35、制御基板36等の電子部品を上方から覆う。これにより、これら電子部品と、回転電機ユニット1の周辺に搭載される部品との絶縁性を確保し、回転電機ユニット1の外部から異物が侵入することを防ぐ。
端子台32は、ケース31の上面に設けられる。端子台32は、正極側接続端子32aと、負極側接続端子32bと、カバー32cと、を有する。
正極側接続端子32aは、直流電源Eの正極端子、及び後述するコンデンサモジュール34の正極導体53に接続される。負極側接続端子32bは、直流電源Eの負極端子、及び後述するコンデンサモジュール34の負極導体54に接続される。カバー32cは、正極側接続端子32a及び負極側接続端子32bを上方から覆い、電力変換装置3の内部に異物が侵入することを防止する。
信号コネクタ33は、ケース31の側面に設けられる。また、図3に示されるように、信号コネクタ33は、信号コネクタ用ハーネス33aを介して制御基板36に接続される。信号コネクタ33は、車両等に搭載される外部の制御装置と電力変換装置3との間で各種信号の受け渡しに用いられる。
図6は、コンデンサモジュール34及び台座部60の斜視図である。図7は、コンデンサモジュール34及び台座部60の断面図である。
コンデンサモジュール34は、電力変換装置3の中央部に配置される。コンデンサモジュール34は、台座部60に固定される。
コンデンサモジュール34は、複数のコンデンサ素子51(図1を参照)と、コンデンサケース52と、正極導体53と、負極導体54と、を有する。なお、図7においては、説明を容易にするため、正極導体53及び負極導体54が省略されている。
正極導体53は、端子台32の正極側接続端子32a、及び後述するパワーモジュール35の正極端子35bに接続される。図5及び図6に示されるように、正極導体53は、端子台32の正極側接続端子32aに接続される第1端部53aと、パワーモジュール35の正極端子35bに接続される第2端部53b(正極側端部)と、を有する。
第1端部53aは、コンデンサケース52の下端から引き出され、端子台32の正極側接続端子32aに向けて軸方向の上方に延びる。第1端部53aは、正極側接続端子32aに接触する。第1端部53aは、正極側接続端子32aに、ボルト締めにより固定される。
第2端部53bは、各相のパワーモジュール35に対応して設けられる。すなわち、6つの第2端部53bが設けられる。第2端部53bは、コンデンサケース52の下端から引き出され、台座部60に沿って軸方向の下方に延び、その後、径方向外側に屈曲されて正極端子35bに向けて延びる。6つの第2端部53bは、周方向に等間隔(60°間隔)に配置される。6つの第2端部53bは、同一形状である。
負極導体54は、端子台32の負極側接続端子32b、及び後述するパワーモジュール35の負極端子35cに接続される。負極導体54は、端子台32の負極側接続端子32bに接続される第1端部54aと、パワーモジュール35の負極端子35cに接続される第2端部54b(負極側端部)と、を有する。
第1端部54aは、コンデンサケース52の下端から引き出され、端子台32の負極側接続端子32bに向けて軸方向の上方に延びる。第1端部54aは、負極側接続端子32bに接触する。第1端部54aは、負極側接続端子32bに、ボルト締めにより固定される。
第2端部54bは、各相のパワーモジュール35に対応して設けられる。すなわち、6つの第2端部54bが設けられる。第2端部54bは、コンデンサケース52の下端から引き出され、台座部60に沿って軸方向の下方に延び、その後、径方向外側に屈曲されて負極端子35cに向けて延びる。6つの第2端部54bは、周方向に等間隔(60°間隔)に配置される。6つの第2端部54bは、同一形状である。
コンデンサケース52は、樹脂により形成される。コンデンサケース52は、頂部を有する円筒形状である。コンデンサケース52の内部には、複数のコンデンサ素子51が収容される。また、コンデンサケース52の内部には、正極導体53のうち、第1端部53aと第2端部53bとの間の部分、及び負極導体54のうち、第1端部54aと第2端部54bとの間の部分が収容される。コンデンサ素子51、正極導体53、及び負極導体54をコンデンサケース52の内部に配置した状態で、コンデンサケース52の内部に樹脂を流し込んで硬化させる。これにより、コンデンサ素子51、正極導体53、及び負極導体54は、コンデンサケース52の内部に固定される。
コンデンサケース52の下部には、コンデンサモジュール34を台座部60に取り付けるための複数の取付部55が形成される。取付部55は、コンデンサケース52の外周面から径方向外側に突出する突起である。取付部55にはボルト穴が形成されており、このボルト穴にボルト56を締結することにより、コンデンサモジュール34が、台座部60に向けて押圧された状態で、台座部60に固定される。
台座部60は、電力変換装置3の中央部に配置される。台座部60は、コンデンサモジュール34の下方に配置される。台座部60は、後述する冷却器4の第1プレート41に固定される。台座部60は、非磁性の導電性材料で形成されることが好ましい。例えば、台座部60の材質は、アルミニウム、銅、SUS304等の非磁性ステンレスである。
台座部60は、本体部61と、フランジ部62とを有する。
本体部61は、頂部61aを有する円筒形状を有する。コンデンサモジュール34は、頂部61aに固定される。図7に示されるように、コンデンサモジュール34と台座部60(頂部61a)との間には、放熱部材65が設けられている。コンデンサモジュール34と台座部60とは、放熱部材65を介して、熱的に接続されている。放熱部材65は、熱伝導率が高く弾力性を有するシート状の部材で形成される。例えば、放熱部材65として、TIM(Thermal Interface Material)部材が用いられる。
コンデンサケース52の内部に樹脂を流し込んで硬化させる場合には、流し込まれた樹脂の硬化面がコンデンサモジュール34の底面となる。樹脂の硬化面は凹凸が大きいため、コンデンサモジュール34と台座部60とを直接接触させると、コンデンサモジュール34と台座部60との間に隙間が生じてしまう可能性がある。コンデンサモジュール34と台座部60との間に放熱部材65を設けて、コンデンサモジュール34と台座部60との間の隙間を放熱部材65により埋めることにより、コンデンサモジュール34にて発生する熱を、放熱部材65を介して、台座部60へ効果的に放出することができる。
なお、例えば、コンデンサモジュール34の下部を、凹凸が少ない樹脂ケースで覆うことにより、コンデンサモジュール34と台座部60との間に隙間が生じることを防止してもよい。この場合には、放熱部材65を介さずに、コンデンサモジュール34と台座部60とが直接接触していてもよい。
フランジ部62は、本体部61の下端から径方向外側に延びる。図7に示されるように、フランジ部62の下面は、第1プレート41の上面に接触する。台座部60(フランジ部62)と第1プレート41とは、熱的に接続されている。すなわち、コンデンサモジュール34は、台座部60を介して、第1プレート41と熱的に接続される。フランジ部62にはボルト穴が形成されており、これらのボルト穴にボルト63を締結することにより、台座部60は、第1プレート41に向けて押圧された状態で、第1プレート41に固定されている。
なお、図9に示される第1実施形態の変形例のように、フランジ部62と第1プレート41との間に、第2放熱部材67が設けられていてもよい。この場合、台座部60(フランジ部62)と第1プレート41とは、第2放熱部材67を介して、熱的に接続される。
図5に示されるように、6つのパワーモジュール35は、コンデンサモジュール34を囲むように配置される。6つのパワーモジュール35は、周方向に等間隔(60°間隔)に配置される。パワーモジュール35U1、35V1、35W1、35U2、35V2、35W2は、周方向にこの順に配置される。したがって、同じ相のパワーモジュール35(例えば、U1相とU2相のパワーモジュール35U1、35U2)は、コンデンサモジュール34を挟んで径方向に対向するよう配置される。各パワーモジュール35は、第1プレート41に固定される。
各パワーモジュール35は、本体部35aと、正極端子35bと、負極端子35cと、出力端子35dと、上アーム側の信号端子35eと、下アーム側の信号端子35fとを有する。正極端子35b、負極端子35c、出力端子35d、上アーム側の信号端子35e、及び下アーム側の信号端子35fは、板状部材である。
本体部35aは、軸方向から見たときに、略矩形状を有する。本体部35aは、上アーム側のスイッチング素子SW1及びダイオードD1と、下アーム側のスイッチング素子SW2及びダイオードD2と、を備える。
正極端子35bは、上アーム側のスイッチング素子SW1と接続される。正極端子35bは、コンデンサモジュール34と対向するように配置されている。より詳細には、正極端子35bは、正極導体53の第2端部53bと対向するように配置される。正極端子35bは、第2端部53bに直接接続される。なお、直接接続されるとは、正極端子35bと第2端部53bとが、ワイヤ等を使用せずに、互いに接触して接続されることをいう。軸方向から見て、第2端部53bと正極端子35bとの接続部は、コンデンサモジュール34のコンデンサケース52とパワーモジュール35の本体部35aとの間に位置している。
負極端子35cは、下アーム側のスイッチング素子SW2と接続される。負極端子35cは、コンデンサモジュール34と対向するように配置されている。より詳細には、負極端子35cは、負極導体54の第2端部54bと対向するように配置される。負極端子35cは、第2端部54bに直接接続される。なお、直接接続されるとは、負極端子35cと第2端部54bとが、ワイヤ等を使用せずに、互いに接触して接続されることをいう。軸方向から見て、第2端部54bと負極端子35cとの接続部は、コンデンサモジュール34のコンデンサケース52とパワーモジュール35の本体部35aとの間に位置している。
本実施の形態では、コンデンサモジュール34の正極導体53から、パワーモジュール35の正極端子35b及び負極端子35cを経由した、コンデンサモジュール34の負極導体54までの経路の長さが、全てのパワーモジュール35で略同一となるように、コンデンサモジュール34及びパワーモジュール35が設けられている。すなわち、コンデンサモジュール34とパワーモジュール35との接続経路の長さが、全てのパワーモジュール35で略同一となっている。ここで、上記経路の長さが略同一であるとは、正極導体53から、正極端子35b及び負極端子35cを経由した、負極導体54までの経路の全長に対して、各パワーモジュール35間での上記経路長さの差異が、±5%の範囲内であることを意味する。
コンデンサモジュールの正極導体から、パワーモジュールの正極端子及び負極端子を経由した、コンデンサモジュールの負極導体までの経路の長さが、各パワーモジュール間で不均一である場合、上記経路のインピーダンスが各パワーモジュール間で不均一となる。この結果、コンデンサモジュールの複数のコンデンサ素子のうち、一部のコンデンサ素子に電流が集中して流れ、コンデンサモジュールの発熱量が局所的に大きくなる可能性がある。この場合には、コンデンサモジュールの局所的な発熱に対応してコンデンサモジュールに入力する電流を調整する必要があるため、コンデンサモジュールに大容量の電流を入力することが難しくなり、回転電機ユニットの高出力化が難しくなる。
本実施の形態では、正極導体53から、正極端子35b及び負極端子35cを経由した、負極導体54までの経路の長さが、全てのパワーモジュール35で略同一となっている。したがって、正極導体53から、正極端子35b及び負極端子35cを経由した、負極導体54までの経路のインピーダンスが、各パワーモジュール35の間で不均一となることを防止できる。複数のコンデンサ素子51のうち、一部のコンデンサ素子51に電流が集中して流れることが防止でき、コンデンサモジュール34の発熱量が局所的に大きくなることを防止できる。この結果、コンデンサモジュール34に大容量の電流を入力することが可能となり、回転電機ユニット1の高出力化が可能となる。
出力端子35dは、バスバー37を介して、コイル25のコイル端末25aに接続される。上アーム側の信号端子35eは、上アーム側のスイッチング素子SW1及びダイオードD1と接続される。下アーム側の信号端子35fは、下アーム側のスイッチング素子SW2及びダイオードD2と接続される。上アーム側の信号端子35e及び下アーム側の信号端子35fは、制御基板36と接続される。図3に示されるように、上アーム側の信号端子35e及び下アーム側の信号端子35fは、制御基板36に直接取り付けられる。
各バスバー37は、対応する相のパワーモジュール35とコイル25とを接続する。図5に示されるように、バスバー37は、略L字状の板状部材である。バスバー37は、出力端子35dと接続される第1端子37aと、コイル25のコイル端末25aと接続される第2端子37bとを有する。
電流検出部38は、各バスバー37に対応して設けられる。電流検出部38は、バスバー37を流れる電流を検出する。電流検出部38は、コア38aと、電流センサ38bと、を備える。
コア38aは、磁性体によって形成されている。コア38aは、磁気ギャップを有する略C字状に形成される。コア38aには、バスバー37が挿通される。電流センサ38bは、コア38aの磁気ギャップに挿入される。電流センサ38bは、例えば、ホール素子により構成される。
バスバー37に交流電流が流れると、バスバー37の周囲には交流電流に対応する磁界が発生する。電流センサ38bは、コア38aの磁気ギャップに生じる磁界を検出し、電気信号に変換して制御基板36に出力する。
制御基板36は、中央部が開口した円板形状を有する。制御基板36には、制御回路Cが実装される。制御基板36は、第1プレート41に対して固定される。
制御基板36には、上アーム側の信号端子35e、下アーム側の信号端子35f、及び電流センサ38bの信号端子が直接接続される。制御基板36には、信号コネクタ用ハーネス33aを介して、信号コネクタ33が接続される。制御基板36には、レゾルバ用ハーネス27cを介して、レゾルバ27が接続される。制御基板36は、車両等に搭載される外部の制御装置から入力される制御指令に基づいてパワーモジュール35を制御する。
<回転電機>
図4を参照して、回転電機2について説明する。
回転電機2は、固定子21と、回転子22と、シャフト23と、ハウジング24と、複数のコイル25(本実施の形態では、6つのコイル25U1、25V1、25W1、25U2、25V2、25W2)と、第1、第2の軸受26a、26bと、レゾルバ27と、を備える。
固定子21は、環状である。固定子21は、回転子22の外周を囲むように設けられる。固定子21は、ハウジング24に固定されている。
回転子22は、固定子21の内側に設けられる。回転子22は、固定子21に対して軸心回りに回転自在である。
回転子22の中心には、シャフト23が配置される。シャフト23の軸方向の一方側(図4における紙面下側)は、回転子22の回転を、車両等に伝達する出力側である。
コイル25は、固定子21に巻装される。各相のコイル25のコイル端末25aは、バスバー37を介して、対応する相のパワーモジュール35に接続される。
レゾルバ27は、シャフト23の回転角を検出する。レゾルバ27は、台座部60の内部に収容される。レゾルバ27は、第1プレート41に固定されるレゾルバ固定子と、シャフト23の上端部(非出力側の端部)に取り付けられるレゾルバ回転子と、を備える。レゾルバ27は、レゾルバ用ハーネス27cを介して、制御基板36に接続される。
ハウジング24は、固定子21、回転子22、及びシャフト23を収容する。ハウジング24は、有底の円筒形状を有する。ハウジング24の上端は、後述する冷却器4のベース43により覆われる。
シャフト23の上端部(非出力側の端部)には、第1の軸受26aが設けられる。第1の軸受26aはベース43に固定されている。シャフト23の下端部(出力側の端部)には、第2の軸受26bが設けられる。第2の軸受26bは、ハウジング24の底部に固定されている。第1の軸受26a及び第2の軸受26bは、シャフト23を回転自在に支持する。
<冷却器>
図4及び図5を参照して、冷却器4について説明する。冷却器4は、回転電機2と電力変換装置3との間に設けられる。冷却器4は、第1プレート41と、ベース43と、を有する。
第1プレート41は、円形の板状部材である。第1プレート41の上面には、パワーモジュール35、及び台座部60が固定されている。第1プレート41の上面には、レゾルバ27のレゾルバ固定子が固定されている。また、第1プレート41には、コイル端末25aが挿通される不図示のコイル貫通穴が形成されている。
ベース43は、略円筒形状である。ベース43の上面には、第1プレート41が固定される。ベース43の下面には、ハウジング24の上端部が固定される。また、ベース43には、コイル端末25aが挿通される不図示のコイル貫通穴が形成されている。
図4に示されるように、第1プレート41の中央部には、開口部41aが形成される。ベース43の中央部には、開口部43aが形成される。開口部41a、43aには、シャフト23が挿通される。回転電機2の第1の軸受26aは、開口部43aに設けられる。
第1プレート41及びベース43に形成される開口部41a、43aにシャフト23を挿通することにより、回転電機ユニット1の軸方向の長さを短縮することができる。
ここで、図4及び図7に示されるように、台座部60は、第1プレート41に形成される開口部41aを全域に亘って、径方向の外側から覆うように形成される。台座部60によって、回転電機ユニット1のうち、回転電機2が設けられる領域と、電力変換装置3が設けられる領域とが仕切られる。台座部60は、非磁性材料で形成されており、回転電機2から電力変換装置3に向かう磁界を遮蔽する。これにより、回転電機2から発生する電磁ノイズが、電力変換装置3へ伝搬することを防止する。さらに、台座部60により、回転電機2から発生する熱が、電力変換装置3へ伝搬することを防止する。
図4に示されるように、冷却器4には、電力変換装置3の冷却用の第1冷却流路71が形成される。第1冷却流路71には冷媒が流通する。冷媒としては、例えば、水(冷却水)が用いられる。第1冷却流路71は、ベース43の上面に形成される溝部と、第1プレート41の下面と、により形成される。ベース43の側面には、第1冷却流路71と接続される第1継手45が取り付けられている。
第1冷却流路71は、軸方向から見たときに、パワーモジュール35、バスバー37、及び電流検出部38に重なる位置に形成される。冷媒は、外部から第1継手45を介して第1冷却流路71に供給され、第1冷却流路71を流れる。パワーモジュール35、バスバー37、及び電流検出部38にて発生する熱は、第1プレート41を介して、第1冷却流路71を流れる冷媒と熱交換される。これにより、パワーモジュール35、バスバー37、及び電流検出部38が冷却される。
また、コンデンサモジュール34は、台座部60を介して、第1プレート41と熱的に接続されている。したがって、コンデンサモジュール34にて発生する熱は、台座部60及び第1プレート41を介して、第1冷却流路71を流れる冷媒と熱交換される。これにより、コンデンサモジュール34が冷却される。
ハウジング24には、回転電機2の冷却用の第2冷却流路72が形成される。第2冷却流路72は、中継流路73を介して、第1冷却流路71と接続されている。第1冷却流路71からの冷媒は、中継流路73を介して第2冷却流路72に流入し、第2冷却流路72を流れる。回転電機2にて発生する熱は、第2冷却流路72を流れる冷媒と熱交換される。これにより、回転電機2が冷却される。ハウジング24の側面には、第2冷却流路72と接続される第2継手28が取り付けられている。第2冷却流路72からの冷媒は、第2継手28を介して外部に排出される。
本実施の形態では、回転電機ユニット1は、固定子21と、回転子22と、を有する回転電機2と、軸方向において、回転電機2と並んで配置されるとともに、コンデンサモジュール34と、コンデンサモジュール34を囲むように配置される複数のパワーモジュール35を有するインバータ11と、コンデンサモジュール34が固定される台座部60と、を有する電力変換装置3と、回転電機2と電力変換装置3との間に配置され、複数のパワーモジュール35を冷却する冷却器4と、を備える。台座部60は、冷却器4に固定されている。コンデンサモジュール34は、台座部60を介して、冷却器4と熱的に接続されている。
台座部60により、コンデンサモジュール34を冷却器4に対して固定することができる。また、コンデンサモジュール34は、台座部60を介して、冷却器4と熱的に接続されているため、冷却器4により、コンデンサモジュール34を冷却することができる。したがって、コンデンサモジュール34の温度上昇を抑制することができ、回転電機ユニット1の高出力化が可能となる。
また、冷却器4には、回転電機2の一部が挿通される開口部41aが形成されている。台座部60は、開口部41aを全域に亘って覆うように設けられる。
この場合、開口部41aに回転電機2の一部が挿通されるため、回転電機ユニット1の軸方向の長さを小さくすることができる。また、台座部60によって開口部41aが全域に亘って覆われているため、冷却器4に開口部41aが設けられていたとしても、台座部60によって回転電機2から電力変換装置3に向かう磁界を遮蔽することができる。これにより、回転電機2から発生する電磁ノイズが、電力変換装置3へ伝搬することを抑制し、回転電機2から発生する電磁ノイズによる電力変換装置3の誤作動を防止することができる。したがって、回転電機ユニット1の高出力化が可能となる。さらに、台座部60によって、回転電機2から発生する熱が、電力変換装置3へ伝搬することを防止できる。したがって、コンデンサモジュール34の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
また、コンデンサモジュール34は、台座部60に向けて押圧された状態で、台座部60に固定されており、台座部60は、冷却器4に向けて押圧された状態で、冷却器4に固定されている。
この場合、コンデンサモジュール34と台座部60との熱的な結合度、及び台座部60と冷却器4との熱的な結合度が向上する。したがって、コンデンサモジュール34の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
また、コンデンサモジュール34と台座部60との間には、放熱部材65が設けられている。
この場合、放熱部材65によって、コンデンサモジュール34にて発生した熱を台座部60に効果的に放出することができる。例えば、コンデンサモジュール34のうち、台座部60と対向する面に凹凸がある場合であっても、この凹凸を放熱部材65によって埋めることにより、コンデンサモジュール34と台座部60との熱的な結合度を向上させることができる。したがって、コンデンサモジュール34の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
また、複数のパワーモジュール35はそれぞれ、上アーム側のスイッチング素子SW1及び下アーム側のスイッチング素子SW2を有する本体部35aと、上アーム側のスイッチング素子SW1と接続される正極端子35bと、下アーム側のスイッチング素子SW2と接続される負極端子35cと、を備える。コンデンサモジュール34は、複数のパワーモジュール35の正極端子35bとそれぞれ接続される複数の第2端部53bを有する正極導体53と、複数のパワーモジュール35の負極端子35cとそれぞれ接続される複数の第2端部54bを有する負極導体54と、を備える。複数のパワーモジュール35の正極端子35bは、コンデンサモジュール34と対向するように配置されているとともに、複数の第2端部53bとそれぞれ直接接続されている。複数のパワーモジュール35の負極端子35cは、コンデンサモジュール34と対向するように配置されているとともに、複数の第2端部54bとそれぞれ直接接続されている。
この場合、正極導体53から、正極端子35b及び負極端子35cを経由した、負極導体54までの経路の長さを、複数のパワーモジュール35の全てにおいて略同一とすることができる。したがって、正極導体53から、正極端子35b及び負極端子35cを経由した、負極導体54までの経路のインピーダンスが、各パワーモジュール35の間で不均一となることを防止できる。したがって、コンデンサモジュール34の複数のコンデンサ素子51のうち、一部のコンデンサ素子51に電流が集中して流れることが防止でき、コンデンサモジュール34の発熱量が局所的に大きくなることを防止できる。この結果、コンデンサモジュール34に大容量の電流を入力することが可能となり、回転電機ユニット1の高出力化が可能となる。
また、インバータ11は、6相以上の多相インバータである。すなわち、電力変換装置3は、6相以上の多相駆動方式の電力変換装置である。
この場合、コンデンサモジュール34の発熱量を低減することができ、回転電機ユニット1の高出力化が可能となる。
例えば、6相駆動方式の電力変換装置3においては、3相駆動方式の電力変換装置と比較して、同一の出力電力を確保した状態でコンデンサモジュール34に流れる電流の実効値を約30%低減することができる。コンデンサモジュール34の発熱量は、コンデンサモジュール34に流れる電流を2乗した値と、コンデンサモジュール34のコンデンサ素子51の等価直列抵抗と、の積により算出される。したがって、6相駆動方式の電力変換装置3においては、3相駆動方式の電力変換装置と比較して、コンデンサモジュール34の発熱量を約50%低減することができる。
実施の形態2.
図10は、実施の形態2に係るコンデンサモジュール34及び台座部160の斜視図である。なお、実施の形態1と同様の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図10に示されるように、本実施の形態においては、台座部160が、円板状の頂部161と、複数の脚部162と、を備える。
コンデンサモジュール34は、頂部161に固定される。コンデンサケース52の取付部55に形成されるボルト穴にボルト56を締結することにより、コンデンサモジュール34が、台座部160に向けて押圧された状態で、台座部160に固定される。実施の形態1と同様に、本実施の形態においても、コンデンサモジュール34と台座部160(頂部161)との間には、放熱部材65(図10においては不図示)が設けられている。なお、放熱部材65を介さずに、コンデンサモジュール34と台座部160とが直接接触していてもよい。コンデンサモジュール34と台座部160(頂部161)とは、熱的に接続されている。
脚部162は、頂部161の外周部に設けられる。脚部162は、頂部161の下面から軸方向の下方に延びる。脚部162の先端部は、径方向外側に屈曲されており、第1プレート41の上面に接触する。なお、第1実施形態の変形例と同様に、脚部162と第1プレート41との間に、第2放熱部材67が設けられていてもよい。台座部160(脚部162)と第1プレート41とは、熱的に接続されている。脚部162の先端部にはボルト穴が形成されており、このボルト穴にボルト163を締結することにより、台座部160は、第1プレート41に向けて押圧された状態で、第1プレート41に固定される。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を奏することが可能である。すなわち、台座部160により、コンデンサモジュール34を冷却器4に対して固定することができる。また、コンデンサモジュール34は、台座部160を介して、冷却器4と熱的に接続されているため、冷却器4により、コンデンサモジュール34を冷却することができる。したがって、コンデンサモジュール34の温度上昇を抑制することができ、回転電機ユニット1の高出力化が可能となる。
また、台座部160の材料を低減することができるため、回転電機ユニット1の製造コストを削減することができる。また、回転電機ユニット1の軽量化を図ることができる。
なお、各実施の形態を組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
例えば、上記の実施の形態の回転電機ユニット1において、レゾルバ27は省略されていてもよい。電流検出部38は省略されていてもよい。
また、回転電機ユニット1として、6相駆動方式の回転電機ユニットを例に説明したが、本開示はこれに限られない。回転電機ユニット1として、3相駆動方式の回転電機ユニットを用いてもよい。また、冗長性を持たせるために、回転電機ユニット1として、2重3相駆動方式の回転電機ユニットを用いてもよい。
1 回転電機ユニット
2 回転電機
3 電力変換装置
4 冷却器(冷却部)
21 固定子
22 回転子
34 コンデンサモジュール
35 パワーモジュール
35a 本体部
35b 正極端子
35c 負極端子
41a 開口部
53 正極導体
53b 第2端部(正極側端部)
54 負極導体
54b 第2端部(負極側端部)
60、160 台座部
65 放熱部材
SW1 上アーム側のスイッチング素子
SW2 下アーム側のスイッチング素子

Claims (6)

  1. 固定子と、前記固定子に対して軸心回りに回転する回転子と、を有する回転電機と、
    前記回転子の軸心に沿った軸方向において、前記回転電機と並んで配置されるとともに、コンデンサモジュールと、前記コンデンサモジュールを囲むように配置される複数のパワーモジュールを有するインバータと、前記コンデンサモジュールが固定される台座部と、を有する電力変換装置と、
    前記回転電機と前記電力変換装置との間に配置され、前記複数のパワーモジュールを冷却する冷却部と、
    を備え、
    前記台座部は、前記冷却部に固定されており、
    前記コンデンサモジュールは、前記台座部を介して、前記冷却部と熱的に接続されている、回転電機ユニット。
  2. 前記冷却部には、前記回転電機の一部が挿通される開口部が形成されており、
    前記台座部は、前記開口部を全域に亘って覆うように設けられる、請求項1に記載の回転電機ユニット。
  3. 前記コンデンサモジュールは、前記台座部に向けて押圧された状態で、前記台座部に固定されており、前記台座部は、前記冷却部に向けて押圧された状態で、前記冷却部に固定されている、請求項1または2に記載の回転電機ユニット。
  4. 前記コンデンサモジュールと前記台座部との間には、放熱部材が設けられている、請求項1~3のいずれか一項に記載の回転電機ユニット。
  5. 前記複数のパワーモジュールはそれぞれ、上アーム側のスイッチング素子及び下アーム側のスイッチング素子を有する本体部と、前記上アーム側のスイッチング素子と接続される正極端子と、前記下アーム側のスイッチング素子と接続される負極端子と、を備え、
    前記コンデンサモジュールは、前記複数のパワーモジュールの前記正極端子とそれぞれ接続される複数の正極側端部を有する正極導体と、前記複数のパワーモジュールの前記負極端子とそれぞれ接続される複数の負極側端部を有する負極導体と、を備え、
    前記複数のパワーモジュールの前記正極端子は、前記コンデンサモジュールと対向するように配置されているとともに、前記複数の正極側端部とそれぞれ直接接続されており、
    前記複数のパワーモジュールの前記負極端子は、前記コンデンサモジュールと対向するように配置されているとともに、前記複数の負極側端部とそれぞれ直接接続されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の回転電機ユニット。
  6. 前記インバータは、6相以上の多相インバータである、請求項1~5のいずれか一項に記載の回転電機ユニット。
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