JP2023110968A - 回転電機ユニット - Google Patents

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Takahiro Ito
皓太 葛城
Kota Katsuragi
憲一 田村
Kenichi Tamura
優 岸和田
Yu Kishiwada
宏紀 立木
Hiroki Tachiki
崇▲発▼ ▲謝▼
Chongfa Xie
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Abstract

【課題】電流検出部の検出精度の低下を防止し、制御性能を向上させることが可能な回転電機ユニットを提供すること。【解決手段】回転電機ユニットは、固定子と、固定子に対して軸心回りに回転する回転子と、固定子に巻装される複数のコイルと、を有する回転電機と、回転子の軸心に沿った軸方向において、回転電機と並んで配置され、複数のパワーモジュールと、複数のパワーモジュールと複数のコイルとをそれぞれ電気的に接続する複数のバスバー37と、複数のバスバーを流れる電流をそれぞれ検出する複数の電流検出部38と、を有する電力変換装置と、複数のパワーモジュールを冷却する冷却部と、を備え、複数の電流検出部はそれぞれ、電流センサと、複数のバスバーのうち対応するバスバーが挿通されるコア38aと、を有し、コアは、冷却部と熱的に接続されている。【選択図】図12

Description

本開示は、回転電機ユニットに関する。
従来、特許文献1に記載されるように、回転電機と電力変換装置が一体化された回転電機ユニットが知られている。回転電機のトルク、回転速度等を制御するために、電力変換装置には、回転電機ユニットの各相の電流値を検出する電流検出部(電流センサ)が設けられている。
特許第4708951号公報
電流検出部の検出精度は、回転電機ユニットの制御性能に影響を与える。電流検出部の検出値は温度によって変動するため、電流検出部を適切な温度条件下で使用することが求められる。
特許文献1の構造では、電流検出部が回転電機ユニットの中央部に配置されており、回転電機からの熱、及び電流検出部の周囲に配置される部品からの熱によって、電流検出部の温度が上昇する。この結果、電流検出部の検出精度が低下し、回転電機ユニットの制御性能が低下する可能性がある。
本開示は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、電流検出部の検出精度の低下を防止し、制御性能を向上させることが可能な回転電機ユニットを提供することを目的とする。
本開示に係る回転電機ユニットは、固定子と、前記固定子に対して軸心回りに回転する回転子と、前記固定子に巻装される複数のコイルと、を有する回転電機と、前記回転子の軸心に沿った軸方向において、前記回転電機と並んで配置され、複数のパワーモジュールと、前記複数のパワーモジュールと前記複数のコイルとをそれぞれ電気的に接続する複数のバスバーと、前記複数のバスバーを流れる電流をそれぞれ検出する複数の電流検出部と、を有する電力変換装置と、前記複数のパワーモジュールを冷却する冷却部と、を備え、前記複数の電流検出部はそれぞれ、電流センサと、前記複数のバスバーのうち対応するバスバーが挿通されるコアと、を有し、前記コアは、前記冷却部と熱的に接続されている、回転電機ユニット。
本開示によれば、電流検出部の検出精度の低下を防止し、回転電機ユニットの制御性能を向上させることが可能となる。
実施の形態1に係る回転電機ユニットの回路図である。 実施の形態1に係る回転電機ユニットの斜視図である。 実施の形態1に係る回転電機ユニットの斜視図であって、端子台のカバーを取り外した状態を示す図である。 実施の形態1に係る回転電機ユニットの斜視図であって、ケース及び端子台を取り外した状態を示す図である。 実施の形態1に係る回転電機ユニットの平面図であって、ケース及び端子台を取り外した状態を示す図である。 実施の形態1に係る回転電機ユニットの斜視図であって、ケース、端子台、及び制御基板を取り外した状態を示す図である。 実施の形態1に係る回転電機ユニットの平面図であって、ケース、端子台、及び制御基板を取り外した状態を示す図である。 図7のA-A線に沿った断面図である。 図7のB-B線に沿った断面図である。 実施の形態1に係るコンデンサユニットの斜視図である。 実施の形態1に係るバスバー及び電流検出部の斜視図である。 実施の形態1に係るバスバー、電流検出部、及び第1プレートの断面図である。 実施の形態1に係る回転電機の斜視図である。 実施の形態1に係る第2プレートの斜視図である。 実施の形態1に係るベースの斜視図である。 実施の形態2に係るバスバー、電流検出部、及び第1プレートの断面図である。 実施の形態3に係るバスバー、電流検出部、及び第1プレートの断面図である。 実施の形態4に係るバスバー、電流検出部、及び第1プレートの断面図である。 本開示の変形例に係るバスバー、電流検出部、及び第1プレートの断面図である。
実施の形態1.
以下、実施の形態1に係る回転電機ユニット1について、図面を参照して説明する。
図1は、回転電機ユニット1の回路図である。図2は、回転電機ユニット1の斜視図である。図2に示されるように、回転電機ユニット1は、回転電機2と、電力変換装置3と、冷却器4(冷却部)と、を備える。回転電機2と、電力変換装置3と、冷却器4とは、一体化されている。これにより、回転電機ユニット1の小型化を図ることができる。
なお、本明細書では、回転電機2の回転子22の軸心に沿う方向を「軸方向」という。また、軸方向から見て、回転子22の軸心と交差する方向を「径方向」といい、回転子22の軸心回りに周回する方向を「周方向」という。
最初に、図1を参照して、回転電機ユニット1の回路構成(電気的構成)を説明する。なお、本実施の形態では、回転電機ユニット1として、6相駆動方式の回転電機ユニットを例に説明する。回転電機ユニット1は、例えば、車両に搭載される。
回転電機2は、6相(U1相、V1相、W1相、U2相、V2相、W2相)のそれぞれに対応する6つのコイル25U1、25V1、25W1、25U2、25V2、25W2を備える。なお、本明細書では、コイル25U1、25V1、25W1、25U2、25V2、25W2を、単にコイル25とも称する。
電力変換装置3は、コンデンサユニット34と、6相(U1相、V1相、W1相、U2相、V2相、W2相)のそれぞれに対応する6つのパワーモジュール35U1、35V1、35W1、35U2、35V2、35W2と、を備える。なお、本明細書では、パワーモジュール35U1、35V1、35W1、35U2、35V2、35W2を、単にパワーモジュール35とも称する。
電力変換装置3には、バッテリー等の直流電源Eから直流電力が入力される。電力変換装置3は、直流電源Eから出力される直流電力を交流電力に変換して回転電機2に供給する。
コンデンサユニット34は直流電源Eの正極端子と負極端子との間に接続される。コンデンサユニット34は、並列接続された複数のコンデンサ素子34aを有する。なお、コンデンサユニット34は1つのコンデンサ素子34aのみを有してもよい。コンデンサユニット34は、直流電源Eの電力変動、またはパワーモジュール35側の電力変動に対して、電圧が大きく変動しないよう安定化させる平滑コンデンサである。
各パワーモジュール35は直流電源Eの正極端子と負極端子との間に接続される。各パワーモジュール35は、上アーム側のスイッチング素子SW1及びダイオードD1と、下アーム側のスイッチング素子SW2及びダイオードD2と、を備える。スイッチング素子SW1、SW2は、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor;絶縁ベースバイポーラトランジスタ)である。スイッチング素子SW1、SW2は直列接続される。スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2との接続点は、対応する相のコイル25に接続される。ダイオードD1は、スイッチング素子SW1に逆方向に並列接続される。ダイオードD2は、スイッチング素子SW2に逆方向に並列接続される。
次に、回転電機ユニット1の構造を説明する。
電力変換装置3は、ケース31と、カバー32cを有する端子台32と、制御基板36と、を有する。図3は、回転電機ユニット1の斜視図であって、端子台32のカバー32cを取り外した状態を示す図である。図4は、回転電機ユニット1の斜視図であって、ケース31及び端子台32を取り外した状態を示す図である。図5は、回転電機ユニット1の平面図であって、ケース31及び端子台32を取り外した状態を示す図である。図6は、回転電機ユニット1の斜視図であって、ケース31、端子台32、及び制御基板36を取り外した状態を示す図である。図7は、回転電機ユニット1の平面図であって、ケース31、端子台32、及び制御基板36を取り外した状態を示す図である。図8は、図7のA-A線に沿った断面図である。図9は、図7のB-B線に沿った断面図である。
<電力変換装置>
図2、図4、図6等に示されるように、電力変換装置3は、ケース31と、端子台32と、信号コネクタ33と、コンデンサユニット34と、制御基板36と、複数のパワーモジュール35(本実施の形態では、6つのパワーモジュール35U1、35V1、35W1、35U2、35V2、35W2)と、複数(本実施の形態では、6つ)のバスバー37と、複数(本実施の形態では、6つ)の電流検出部38と、を備える。
ケース31は、コンデンサユニット34、パワーモジュール35、制御基板36等の電子部品を上方から覆う。これにより、これら電子部品と、回転電機ユニット1の周辺に搭載される部品との絶縁性を確保し、回転電機ユニット1の外部から異物が侵入することを防ぐ。
図2及び図3に示されるように、端子台32は、ケース31の上面に設けられる。端子台32は、直流電源Eとコンデンサユニット34とを接続する。端子台32は、正極側接続端子32aと、負極側接続端子32bと、カバー32cと、を有する。
正極側接続端子32aは、直流電源Eの正極端子、及び後述するコンデンサユニット34の正極導体342に接続される。負極側接続端子32bは、直流電源Eの負極端子、及び後述するコンデンサユニット34の負極導体343に接続される。カバー32cは、正極側接続端子32a及び負極側接続端子32bを上方から覆い、電力変換装置3の内部に異物が侵入することを防止する。
信号コネクタ33は、ケース31の側面に設けられる。また、図4に示されるように、信号コネクタ33は、信号コネクタ用ハーネス33aを介して制御基板36に接続される。信号コネクタ33は、車両等に搭載される外部の制御装置と電力変換装置3との間で各種信号の受け渡しに用いられる。
なお、軸方向から見たときに、回転子22の軸心に対して信号コネクタ33が配置される側を前方側と称し、その反対側を後方側と称する。端子台32及び信号コネクタ33は、回転電機ユニット1の前方側に配置される。信号コネクタ33の周方向の位置と、信号コネクタ用ハーネス33aの周方向の位置とは略同一である。これにより、信号コネクタ33と制御基板36との接続経路の長さ(信号コネクタ用ハーネス33aの長さ)を短縮できるため、耐ノイズ性を向上できる。
コンデンサユニット34は、電力変換装置3の中央部に配置される。コンデンサユニット34は、後述する冷却器4の第1プレート41に固定される。
図10は、コンデンサユニット34の斜視図である。図10に示されるように、コンデンサユニット34は、本体部341と、正極導体342と、負極導体343と、を有する。
本体部341は、円筒形状である。本体部341には、複数のコンデンサ素子34a(図1を参照)が収容される。本体部341の外周面には、ハーネス固定部341aが形成される。ハーネス固定部341aには軸方向に延びる貫通孔が形成されており、この貫通孔に、後述する回転電機2のレゾルバ用ハーネス27cが挿通される。本体部341の下部には、コンデンサユニット34を第1プレート41に取り付けるための複数の取付部341bが形成される。取付部341bは、本体部341の外周面から径方向外側に突出する突起である。取付部341bにはボルト穴341cが形成されており、ボルト穴341cにボルト41f2(図7を参照)を締結することにより、コンデンサユニット34が第1プレート41に取り付けられる。
正極導体342及び負極導体343は、板状部材である。正極導体342は、端子台32の正極側接続端子32a、及び後述するパワーモジュール35の正極端子35bに接続される。負極導体343は、端子台32の負極側接続端子32b、及び後述するパワーモジュール35の負極端子35cに接続される。
正極導体342は、正極側接続端子32aに接続される第1端部342aと、正極端子35bに接続される第2端部342bと、を有する。
第1端部342aは、本体部341の下端から引き出され、正極側接続端子32aに向けて軸方向に延びる。第1端部342aの先端部は屈曲されて、正極側接続端子32aに上方から接触する。第1端部342aの先端部にはボルト穴342cが形成されている。図3に示されるように、第1端部342aの先端部は、正極側接続端子32aに、ボルト344により固定される。
第2端部342bは、各相のパワーモジュール35に対応して設けられる。すなわち、6つの第2端部342bが設けられる。第2端部342bは、本体部341の下端から引き出され、パワーモジュール35の正極端子35bに向けて延びる。6つの第2端部342bは、周方向に等間隔(60°間隔)に配置される。6つの第2端部342bは、同一形状である。
負極導体343は、負極側接続端子32bに接続される第1端部343aと、負極端子35cに接続される第2端部343bと、を有する。
第1端部343aは、本体部341の下端から引き出され、負極側接続端子32bに向けて軸方向に延びる。第1端部343aの先端部は屈曲されて、負極側接続端子32bに上方から接触する。第1端部343aの先端部にはボルト穴343cが形成されている。図3に示されるように、第1端部343aの先端部は、負極側接続端子32bに、ボルト344により固定される。
第2端部343bは、各相のパワーモジュール35に対応して設けられる。すなわち、6つの第2端部343bが設けられる。第2端部343bは、本体部341の下端から引き出され、パワーモジュール35の負極端子35cに向けて延びる。6つの第2端部343bは、周方向に等間隔(60°間隔)に配置される。6つの第2端部343bは、同一形状である。
図6及び図7に示されるように、6つのパワーモジュール35は、コンデンサユニット34を囲むように配置される。6つのパワーモジュール35は、周方向に等間隔(60°間隔)に配置される。パワーモジュール35U1、35V1、35W1、35U2、35V2、35W2は、周方向にこの順に配置される。したがって、同じ相のパワーモジュール35(例えば、U1相とU2相のパワーモジュール35U1、35U2)は、コンデンサユニット34を挟んで径方向に対向するよう配置される。パワーモジュール35は、第1プレート41に対して固定される。
各パワーモジュール35は、本体部35aと、正極端子35bと、負極端子35cと、出力端子35dと、上アーム側の信号端子35eと、下アーム側の信号端子35fとを有する。
本体部35aは、軸方向から見たときに、略矩形状を有する。本体部35aは、上アーム側のスイッチング素子SW1及びダイオードD1と、下アーム側のスイッチング素子SW2及びダイオードD2と、を備える。
正極端子35bは、正極導体342の第2端部342bと対向するように配置される。正極端子35bは、第2端部342bに直接接続される。図7に示されるように、軸方向から見て、第2端部342bと正極端子35bとの第1接続部C1は、コンデンサユニット34の本体部341とパワーモジュール35の本体部35aとの間に位置している。
負極端子35cは、負極導体343の第2端部343bと対向するように配置される。負極端子35cは、第2端部343bに直接接続される。図7に示されるように、軸方向から見て、第2端部343bと負極端子35cとの第2接続部C2は、コンデンサユニット34の本体部341とパワーモジュール35の本体部35aとの間に位置している。
出力端子35dは、バスバー37を介して、コイル25のコイル端末25aに接続される。上アーム側の信号端子35eは、上アーム側のスイッチング素子SW1及びダイオードD1と接続される。下アーム側の信号端子35fは、下アーム側のスイッチング素子SW2及びダイオードD2と接続される。上アーム側の信号端子35e及び下アーム側の信号端子35fは、制御基板36と接続される。図4に示されるように、上アーム側の信号端子35e及び下アーム側の信号端子35fは、制御基板36に直接取り付けられる。
図11は、バスバー37及び電流検出部38の斜視図である。図12は、バスバー37、電流検出部38、及び第1プレート41の断面図である。
図11に示されるように、バスバー37は、略L字状の板状部材である。バスバー37は、第1板部71と、第2板部72とを有する。各バスバー37は、対応する相のパワーモジュール35とコイル25とを電気的に接続する。
図7に示されるように、バスバー37は、周方向に隣り合うパワーモジュール35同士の間に配置される。バスバー37は、第1プレート41に固定される。第1板部71は、バスバー37が第1プレート41に固定された状態で周方向に延びる。第2板部72は、バスバー37が第1プレート41に固定された状態で径方向に延びる。
第1板部71は、出力端子35dと接続される第1端子71aを備える。第1端子71aは、第1板部71の端部に形成される。図7に示されるように、第1端子71aは、出力端子35dと対向するように配置される。第1端子71aは、出力端子35dに直接接続される。軸方向から見て、第1端子71aと出力端子35dとの第3接続部C3は、パワーモジュール35の本体部35aよりも径方向外側に位置している。
第2板部72は、出力端子35dと接続される第2端子72aと、第1伝熱部72b(伝熱部)と、挿通部72dと、第2伝熱部72f(伝熱部)と、を備える。
第2端子72aは、第2板部72の端部に形成される。図7に示されるように、第2端子72aは、コイル端末25aと対向するように配置される。第2端子72aは、コイル端末25aと直接接続される。軸方向から見て、第2端子72aとコイル端末25aとの第4接続部C4は、パワーモジュール35の本体部35aよりも径方向内側に位置している。
第1伝熱部72bは、第2端子72aと挿通部72dとの間に設けられる。第1伝熱部72bは、第1プレート41の上面に接触している。第1伝熱部72bは、第1プレート41と熱的に接続されている。
挿通部72dは、第1プレート41の上面から離れて配置される。挿通部72dは、電流検出部38のコア38aに挿通される。
第1伝熱部72bと挿通部72dとは、第1介在部72cにより接続されている。第1介在部72cは、第1伝熱部72bから挿通部72dに向けて上方に傾斜して延びる。なお、第1介在部72cは、第1伝熱部72bから挿通部72dに向けて軸方向に延びていてもよい。
第2伝熱部72fは、挿通部72dと第1板部71との間に設けられる。第2伝熱部72fは、第1プレート41の上面に接触している。第2伝熱部72fは、第1プレート41と熱的に接続されている。
挿通部72dと第2伝熱部72fとは、第2介在部72eにより接続されている。第2介在部72eは、挿通部72dから第2伝熱部72fに向けて下方に傾斜して延びる。なお、第2介在部72eは、挿通部72dから第2伝熱部72fに向けて軸方向に延びていてもよい。
電流検出部38は、各バスバー37に対応して設けられる。電流検出部38は、バスバー37を流れる電流を検出する。電流検出部38は、コア38aと、電流センサ38bと、信号端子38cと、を備える。
コア38aは、磁性体によって形成されている。図11に示されるように、コア38aは、磁気ギャップ38a1を有する略C字状に形成される。コア38aには、バスバー37が挿通される。コア38aは、バスバー37を囲うように配置される。図12に示されるように、コア38aの下面は、第1プレート41の上面に接触している。コア38aは、第1プレート41と熱的に接続されている。
電流センサ38bは、コア38aの磁気ギャップ38a1に挿入される。電流センサ38bは、例えば、ホール素子により構成される。
信号端子38cは、制御基板36と接続される。図4に示されるように、信号端子38cは、制御基板36に直接取り付けられる。これにより、耐ノイズ性が向上し、電流検出部38によるバスバー37の電流値の検出精度が向上する。
バスバー37に交流電流が流れると、バスバー37の周囲には交流電流に対応する磁界が発生する。電流センサ38bは、コア38aの磁気ギャップ38a1に生じる磁界を検出し、電気信号に変換して制御基板36に出力する。
図6及び図7に示されるように、バスバー37及び電流検出部38は、樹脂部材39に覆われる。樹脂部材39は、第1プレート41にボルト締めにより固定される。
図4及び図5に示されるように、制御基板36は、中央部が開口した円板形状を有する。制御基板36の内側には、コンデンサユニット34が配置される。
制御基板36には、上アーム側の信号端子35e、下アーム側の信号端子35f、及び電流検出部38の信号端子38cが直接接続される。制御基板36には、信号コネクタ用ハーネス33aを介して、信号コネクタ33が接続される。制御基板36には、レゾルバ用ハーネス27cを介して、後述する回転電機2のレゾルバ27が接続される。制御基板36は、車両等に搭載される外部の制御装置から入力される制御指令に基づいてパワーモジュール35を制御する。
制御基板36は、第1プレート41に取り付けられる支柱41eを介して、第1プレート41に対して固定される。具体的には、図4に示されるように、支柱41eの上端を制御基板36の下面に当接させた状態で、制御基板36を、支柱41eに、ボルト41f1により固定する。
制御基板36を第1プレート41に対して固定することにより、回転電機ユニット1に入力された振動による制御基板36の破損、及び制御基板36と信号端子35e、35f、38c等との接続部の破損を防止することができる。
<回転電機>
図8、図13等を参照して、回転電機2について説明する。図13は、回転電機2の斜視図である。
図8に示されるように、回転電機2は、固定子21と、回転子22と、シャフト23と、ハウジング24と、複数のコイル25(本実施の形態では、6つのコイル25U1、25V1、25W1、25U2、25V2、25W2)と、第1、第2の軸受26a、26bと、レゾルバ27と、を備える。
固定子21は、環状である。固定子21は、回転子22の外周を囲むように設けられる。固定子21は、ハウジング24に固定されている。
回転子22は、固定子21の内側に設けられる。回転子22は、固定子21に対して軸心回りに回転自在である。
回転子22の中心には、シャフト23が配置される。シャフト23の軸方向の一方側(図8における紙面下側)は、回転子22の回転を、車両等に伝達する出力側である。
コイル25は、固定子21に巻装される。コイル25は、例えば、固定子21に分布巻きされる。コイル25として、例えば、一辺が0.5~6.0mmの四角形状の断面を有する平角線が用いられる。各相のコイル25のコイル端末25aは、バスバー37を介して、対応する相のパワーモジュール35に接続される。図13に示されるように、6つのコイル端末25aは、周方向に等間隔(60°間隔)に配置される。
レゾルバ27は、シャフト23の回転角を検出する。レゾルバ27は、レゾルバ固定子27aと、レゾルバ回転子27bと、を備える。レゾルバ固定子27aは、ハウジング24に固定されている。レゾルバ回転子27bは、シャフト23の上端部(非出力側の端部)に取り付けられる。レゾルバ27は、レゾルバ用ハーネス27cを介して、制御基板36に接続される。
ハウジング24は、固定子21、回転子22、及びシャフト23を収容する。ハウジング24は、蓋部241と、内筒部242と、外筒部243と、底部244と、を備える。
蓋部241は、円形状の板状部材である。蓋部241は、内筒部242の上端に固定される。蓋部241は、固定子21及び回転子22を上方から覆う。図13に示されるように、蓋部241には、コイル端末25aが挿通されるコイル貫通穴241aが形成される。
内筒部242は、円筒形状である。内筒部242は、固定子21を径方向外側から覆う。固定子21は、内筒部242に、例えば、焼き嵌めまたは圧入により固定される。
外筒部243は、円筒形状である。外筒部243は、内筒部242を径方向外側から覆う。外筒部243は、内筒部242に、例えば、焼き嵌めまたは圧入により固定される。
内筒部242及び外筒部243により、回転電機2を冷却する第2冷却部6(図8を参照)が構成される。第2冷却部6の詳細については後述する。
底部244は、円形状の板状部材である。底部244は、外筒部243の下端に固定される。底部244は、固定子21及び回転子22を下方から覆う。底部244には、回転電機ユニット1を車両に取り付けるための取付部244aが設けられる。
シャフト23の上端部(非出力側の端部)には、第1の軸受26aが設けられる。第1の軸受26aは、蓋部241に固定されている。シャフト23の下端部(出力側の端部)には、第2の軸受26bが設けられる。第2の軸受26bは、底部244に固定されている。第1の軸受26a及び第2の軸受26bは、シャフト23を回転自在に支持する。
<冷却器>
図8、図9、図12、図14、図15等を参照して、冷却器4について説明する。冷却器4は、回転電機2と電力変換装置3との間に設けられる。冷却器4は、回転電機2と電力変換装置3とを固定する。冷却器4は、第1プレート41と、複数(本実施の形態では、6つ)の第2プレート42と、ベース43と、を有する。
図14は、第2プレート42の斜視図である。第2プレート42は、略矩形の板状部材である。第2プレート42は、パワーモジュール35毎に設けられる。第2プレート42の第1面には、パワーモジュール35が取り付けられる。パワーモジュール35は、第2プレート42の第1面に、例えばはんだ付けにより固定される。第2プレート42の第2面には、放熱フィン42aが設けられる。
第2プレート42には、貫通孔42bが形成される。図6に示されるように、貫通孔42bに、第1プレート41に取り付けられる支柱41eが挿通されることにより、第2プレート42は第1プレート41に固定される。これにより、パワーモジュール35が、第1プレート41に対して固定される。
第1プレート41は、円形の板状部材である。電力変換装置3の各部材(コンデンサユニット34、パワーモジュール35、制御基板36、バスバー37、電流検出部38、樹脂部材39等)は、第1プレート41の上面に対して固定される。
図9に示されるように、第1プレート41には、複数(本実施の形態では、6つ)の開口部41cが形成される。第2プレート42が第1プレート41に固定された状態で、開口部41cの内側には、放熱フィン42aが配置される。図12に示されるように、第1プレート41には、コイル端末25aが挿通されるコイル貫通穴41aが形成される。また、第1プレート41には、レゾルバ用ハーネス27cが挿通される不図示のハーネス貫通穴が形成される。
図15は、ベース43の斜視図である。図8、図15等に示されるように、ベース43は、略円筒形状である。ベース43の上面には、第1プレート41が固定される。ベース43の下面には、ハウジング24の蓋部241が固定される。
図15に示されるように、ベース43には、レゾルバ用ハーネス27cが挿通されるハーネス貫通穴43aが形成される。ベース43には、コイル端末25aが挿通されるコイル貫通穴43bが形成される。また、図8に示されるように、ベース43の下部には、レゾルバ27が配置される空洞部43cが形成される。
冷却器4には、冷媒が流通する第1冷却流路51が設けられる。冷媒としては、例えば、水(冷却水)が用いられる。
図15に示されるように、第1冷却流路51は、第1流路52と、第2流路53と、第3流路54と、を有する。第1流路52、第2流路53、及び第3流路54は、ベース43の上面に形成される溝部と、第1プレート41及び第2プレート42の下面と、により形成される。ベース43の側面には、第1冷却流路51と接続される第1継手48が取り付けられている。
第1流路52は、軸方向から見たときに、6つのパワーモジュール35のうち半数のパワーモジュール35(具体的には、パワーモジュール35U1、35V1、35W1)に重なる位置に形成される。第2流路53は、軸方向から見たときに、6つのパワーモジュール35のうちもう半数のパワーモジュール35(具体的には、パワーモジュール35U2、35V2、35W2)に重なる位置に形成される。また、第1流路52及び第2流路53は、軸方向から見たときに、6つのバスバー37及び6つの電流検出部38に重なるよう配置される。第3流路54は、軸方向から見たときに、コンデンサユニット34に重なる位置に形成される。
第1継手48から供給される冷媒は、第1流路52と、第2流路53と、第3流路54とに分岐され、第1流路52、第2流路53、及び第3流路54を流れる。パワーモジュール35U1、35V1、35W1にて発生する熱は、放熱フィン42aを介して、第1流路52を流れる冷媒と熱交換される。これにより、パワーモジュール35U1、35V1、35W1が冷却される。パワーモジュール35U2、35V2、35W2にて発生する熱は、放熱フィン42aを介して、第2流路53を流れる冷媒と熱交換される。これにより、パワーモジュール35U2、35V2、35W2が冷却される。コンデンサユニット34(コンデンサ素子34a)にて発生する熱は、第1プレート41を介して、第3流路54を流れる冷媒と熱交換される。これにより、コンデンサユニット34(コンデンサ素子34a)が冷却される。
また、バスバー37の第1伝熱部72b及び第2伝熱部72f、並びに電流検出部38のコア38aは、第1プレート41と熱的に接続されている。したがって、バスバー37及び電流検出部38にて発生する熱は、第1プレート41を介して、第1流路52及び第2流路53を流れる冷媒と熱交換される。これにより、バスバー37及び電流検出部38が冷却される。
<第2冷却部>
図8に示されるように、内筒部242と外筒部243とにより、第2冷却部6が構成される。第2冷却部6には、冷媒が流通する第2冷却流路61が設けられる。第2冷却流路61は、内筒部242の外周面と外筒部243の内周面とにより形成される。
第1冷却流路51は、第3継手65を介して、第2冷却流路61と接続されている。第1冷却流路51からの冷媒は、第3継手65を介して第2冷却流路61に流入し、第2冷却流路61を流れる。回転電機2にて発生する熱は、第2冷却流路61を流れる冷媒と熱交換される。これにより、回転電機2が冷却される。外筒部243の側面には、第2冷却流路61と接続される第2継手66が取り付けられている。第2冷却流路61からの冷媒は、第2継手66を介して外部に排出される。
なお、本実施の形態では、端子台32、信号コネクタ33、第1継手48、及び第2継手66は、回転電機ユニット1の前方側に配置される。これにより、端子台32、信号コネクタ33、第1継手48、及び第2継手66を、回転電機ユニット1の周方向の一方に集約できるため、回転電機ユニット1の車両等への搭載性、及びメンテナンス性が向上する。
本実施の形態では、回転電機ユニット1は、固定子21と、回転子22と、複数のコイル25と、を有する回転電機2と、軸方向において回転電機2と並んで配置され、複数のパワーモジュール35と、複数のバスバー37と、複数の電流検出部38と、を有する電力変換装置3と、複数のパワーモジュール35を冷却する冷却器4と、を備える。複数の電流検出部38はそれぞれ、電流センサ38bと、複数のバスバー37のうち対応するバスバー37が挿通されるコア38aと、を有する。コア38aは、冷却器4と熱的に接続されている。
コア38aが冷却器4と熱的に接続されているため、冷却器4によって電流検出部38を冷却することができる。したがって、電流検出部38の温度上昇による電流検出部38の検出精度の低下を防止することができる。この結果、回転電機ユニット1の制御性能を向上させることができる。
また、複数のバスバー37はそれぞれ、コア38aに挿通される挿通部72dと、冷却器4と熱的に接続される第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fと、を有する。
この場合、第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fが冷却器4と熱的に接続されているため、冷却器4によってバスバー37も冷却することができる。これにより、バスバー37が挿通されるコア38aの温度上昇をより効果的に抑制することができ、電流検出部38の検出精度の低下をより確実に防止することができる。
また、冷却器4によってバスバー37を冷却できるため、バスバー37に大容量の電流を入力することが可能となり、回転電機ユニット1の高出力化が可能となる。さらに、バスバー37の幅(断面積)を小さくすることが可能となり、回転電機ユニット1の小型化が可能となる。
また、第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fが、挿通部72dを挟んで配置される。
バスバー37は、コイル25及びパワーモジュール35と接続されているため、コイル25及びパワーモジュール35からの熱により、バスバー37の温度が上昇する。バスバー37のうち、挿通部72dよりもコイル25側の部分には第1伝熱部72bが設けられており、バスバー37のうち、挿通部72dよりもパワーモジュール35側の部分には第2伝熱部72fが設けられている。冷却器4によって第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fが冷却されるため、コイル25及びパワーモジュール35からの熱によるバスバー37の温度上昇を抑制することができる。この結果、コア38aの温度上昇をより効果的に抑制することができ、電流検出部38の検出精度の低下をより確実に防止することができる。
また、第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fは、冷却器4と接触している。
この場合、簡単な構成により、冷却器4と第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fとを熱的に接続することができる。
実施の形態2.
図16は、実施の形態2に係るバスバー37、電流検出部38、及び第1プレート41の断面図である。なお、実施の形態1と同様の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図16に示されるように、実施の形態2においては、第1伝熱部72bと、挿通部72dと、第2伝熱部72fとが直線状に延びる。バスバー37に、第1介在部72c及び第2介在部72eが設けられていない。第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fは、第1プレート41の上面から離れて配置されている。第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fと第1プレート41との間には、放熱部材74が設けられている。第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fは、放熱部材74を介して、第1プレート41と熱的に接続されている。また、コア38aの側面は、放熱部材74と接触しており、放熱部材74と熱的に接続されている。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を奏することが可能である。すなわち、コア38aが冷却器4と熱的に接続されているため、冷却器4によって電流検出部38を冷却することができる。したがって、電流検出部38の温度上昇による電流検出部38の検出精度の低下を防止することができ、回転電機ユニット1の制御性能を向上させることができる。また、第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fが冷却器4と熱的に接続されているため、冷却器4によってバスバー37も冷却することができる。したがって、バスバー37が挿通されるコア38aの温度上昇をより効果的に抑制することができ、電流検出部38の検出精度の低下をより確実に防止することができる。
さらに、第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fと第1プレート41との間には、放熱部材74が設けられており、第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fは、放熱部材74を介して、第1プレート41と熱的に接続されている。したがって、第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fを第1プレート41に接触させる必要がないため、第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fの配置の自由度が向上し、バスバー37の製造が容易となる。
さらに、放熱部材74が、コア38aと熱的に接続されているため、電流検出部38をより効果的に冷却することができる。したがって、電流検出部38の温度上昇による電流検出部38の検出精度の低下をより確実に防止することができる。
実施の形態3.
図17は、実施の形態3に係るバスバー37、電流検出部38、及び第1プレート41の断面図である。なお、実施の形態1と同様の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図17に示されるように、実施の形態3においては、第1プレート41が、収容凹部75を有している。収容凹部75は、第1プレート41の上面から下方に窪んだ凹部である。収容凹部75には、コア38aのうち、挿通部72dが挿通される位置よりも下方の部分が収容される。コア38aの下面及び側面は、収容凹部75において第1プレート41と接触しており、第1プレート41と熱的に接続されている。
また、第1伝熱部72bと、挿通部72dと、第2伝熱部72fとが直線状に延びる。バスバー37に、第1介在部72c及び第2介在部72eが設けられていない。第1介在部72c及び第2介在部72eは、第1プレート41の上面に接触しており、第1プレート41と熱的に接続されている。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を奏することが可能である。すなわち、コア38aが冷却器4と熱的に接続されているため、冷却器4によって電流検出部38を冷却することができる。したがって、電流検出部38の温度上昇による電流検出部38の検出精度の低下を防止することができ、回転電機ユニット1の制御性能を向上させることができる。また、第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fが冷却器4と熱的に接続されているため、冷却器4によってバスバー37も冷却することができる。したがって、バスバー37が挿通されるコア38aの温度上昇をより効果的に抑制することができ、電流検出部38の検出精度の低下をより確実に防止することができる。
さらに、冷却器4が収容凹部75を有しており、コア38aの一部が収容凹部75に収容されている。したがって、コア38aと冷却器4との接触面積が増加し、電流検出部38をより効果的に冷却することができる。この結果、電流検出部38の温度上昇による電流検出部38の検出精度の低下をより確実に防止することができる。さらに、コア38aを収容凹部に収容することにより、コア38aを冷却器4に対して容易に取り付けることができる。
実施の形態4.
図18は、実施の形態4に係るバスバー37、電流検出部38、及び第1プレート41の断面図である。なお、実施の形態1~3と同様の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
実施の形態4は、実施の形態2と実施の形態3とを組み合わせたものである。
図18に示されるように、実施の形態4においては、第1伝熱部72bと、挿通部72dと、第2伝熱部72fとが直線状に延びる。第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fは、第1プレート41の上面から離れて配置されている。第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fと第1プレート41との間には、放熱部材74が設けられている。第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fは、放熱部材74を介して、第1プレート41と熱的に接続されている。また、コア38aの側面は、放熱部材74と接触しており、放熱部材74と熱的に接続されている。
また、第1プレート41が、収容凹部75を有している。収容凹部75には、コア38aの下部が収容される。コア38aの下面及び側面は、収容凹部75において第1プレート41と接触しており、第1プレート41と熱的に接続されている。
本実施の形態においても、実施の形態1~3と同様の効果を奏することが可能である。
なお、各実施の形態を組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
例えば、上述の実施の形態においては、バスバー37が、第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fを有する構成を説明したが、本開示はこれに限られない。バスバー37が、第1伝熱部72bのみを有していてもよいし、第2伝熱部72fのみを有していてもよい。
また、上述の実施の形態においては、コア38aの下面が、第1プレート41の上面に接触している構成を説明したが、本開示はこれに限られない。コア38aと第1プレート41との間に放熱部材が設けられており、コア38aは、放熱部材を介して第1プレート41と熱的に接続されていてもよい。
また、パワーモジュール35とコイル25との発熱量の違いにより、バスバー37のうち、パワーモジュール35に接続される側の部分とコイル25に接続される側の部分とで、温度が異なる場合がある。バスバー37の温度が全体として均一になるようバスバー37を冷却するために、第1伝熱部72b及び第2伝熱部72fと第1プレート41との接触面積の大きさを調整してもよい。
図19は、本開示の変形例に係るバスバー37、電流検出部38、及び第1プレート41の断面図である。本変形例では、パワーモジュール35の発熱量よりも、コイル25の発熱量が大きい場合について説明する。この場合、バスバー37のうち、コイル25に接続される側の部分の温度が、パワーモジュール35に接続される側の部分の温度よりも高くなる。図19に示されるように、第1伝熱部72bの長さを長くすることにより、第1伝熱部72bと第1プレート41との接触面積を大きくし、バスバー37のうち、コイル25に接続される側の部分を重点的に冷却する。なお、例えば、電流検出部38(挿通部72d)の配置位置をコイル25(コイル端末25a)から遠ざけることにより、第1伝熱部72bの長さを長くしてもよい。
また、回転電機ユニット1として、6相駆動方式の回転電機ユニットを例に説明したが、本開示はこれに限られない。回転電機ユニット1として、3相駆動方式の回転電機ユニットを用いてもよい。また、冗長性を持たせるために、回転電機ユニット1として、2重3相駆動方式の回転電機ユニットを用いてもよい。
1 回転電機ユニット
2 回転電機
3 電力変換装置
21 固定子
22 回転子
25 コイル
35 パワーモジュール
37 バスバー
38 電流検出部
38a コア
38b 電流センサ
72b 第1伝熱部(伝熱部)
72d 挿通部
72f 第2伝熱部(伝熱部)
74 放熱部材
75 収容凹部

Claims (7)

  1. 固定子と、前記固定子に対して軸心回りに回転する回転子と、前記固定子に巻装される複数のコイルと、を有する回転電機と、
    前記回転子の軸心に沿った軸方向において、前記回転電機と並んで配置され、複数のパワーモジュールと、前記複数のパワーモジュールと前記複数のコイルとをそれぞれ電気的に接続する複数のバスバーと、前記複数のバスバーを流れる電流をそれぞれ検出する複数の電流検出部と、を有する電力変換装置と、
    前記複数のパワーモジュールを冷却する冷却部と、
    を備え、
    前記複数の電流検出部はそれぞれ、電流センサと、前記複数のバスバーのうち対応するバスバーが挿通されるコアと、を有し、
    前記コアは、前記冷却部と熱的に接続されている、回転電機ユニット。
  2. 前記複数のバスバーはそれぞれ、前記コアに挿通される挿通部と、前記冷却部と熱的に接続される伝熱部と、を有する、請求項1に記載の回転電機ユニット。
  3. 前記伝熱部は、前記挿通部を挟んで配置される第1伝熱部及び第2伝熱部を有する、請求項2に記載の回転電機ユニット。
  4. 前記伝熱部は、前記冷却部と接触している、請求項2または3に記載の回転電機ユニット。
  5. 前記伝熱部と前記冷却部との間には、放熱部材が設けられており、
    前記伝熱部は、前記放熱部材を介して前記冷却部と熱的に接続されている、請求項2または3に記載の回転電機ユニット。
  6. 前記放熱部材は、前記コアと熱的に接続されている、請求項5に記載の回転電機ユニット。
  7. 前記冷却部は、前記コアの一部を収容する収容凹部を有している、請求項1~6のいずれか一項に記載の回転電機ユニット。
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