JP2023113649A - エアロゾル供給デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】サセプタを加熱するための効果的な磁場を提供することができるインダクタコイルを備えるエアロゾル供給デバイスが提供される。【解決手段】エアロゾル供給デバイスは、サセプタ装置を加熱するための変動磁場を生成するように構成されたインダクタコイル124、126を備える。インダクタコイルは、螺旋形であり、リッツワイヤから形成され、約25~約350本のワイヤストランドを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、エアロゾル供給デバイスに関する。
シガレット、シガーなどの喫煙品は、使用中にタバコを燃焼させてタバコの煙を生じさせる。タバコを燃焼させるこれらの物品の代替品を、燃焼させずに化合物を放出する製品を作り出すことによって提供しようとする試みがなされてきた。このような製品の例には、材料を燃焼させるのではなく加熱することによって化合物を放出する加熱デバイスがある。この材料は、例えばタバコ又は他の非タバコ製品でもよく、これらはニコチンを含むことも含まないこともある。
本開示の第1の態様によると、サセプタ装置を加熱するための変動磁場を生成するように構成されたインダクタコイルを備えるエアロゾル供給デバイスが提供される。インダクタコイルは、螺旋形であり、リッツワイヤから形成されている。リッツワイヤは、楕円形の横断面を有し、約25~約350本のワイヤストランドを備える。
本開示の別の態様によると、エアロゾル生成材料を加熱するために変動磁場の侵入によって加熱可能であるサセプタ装置と、
サセプタ装置を加熱するための変動磁場を生成するように構成されたインダクタコイルと、
を備えるエアロゾル供給デバイスが提供される。インダクタコイルは、螺旋形であり、リッツワイヤから形成されている。リッツワイヤは、楕円形の横断面を有し、約25~約350本のワイヤストランドを備える。
本開示のさらなる態様によると、サセプタ装置を加熱するための変動磁場を生成するように構成されたインダクタコイルを備えるエアロゾル供給デバイスが提供される。インダクタコイルは、螺旋形であり、リッツワイヤから形成されている。リッツワイヤは、方形の横断面を有し、約25~約350本のワイヤストランドを備える。
本開示の別の態様によると、
エアロゾル生成材料を加熱するために変動磁場の侵入によって加熱可能であるサセプタ装置と、
サセプタ装置を加熱するための変動磁場を生成するように構成されたインダクタコイルと、
を備えるエアロゾル供給デバイスが提供される、インダクタコイルは、螺旋形であり、リッツワイヤから形成されている。リッツワイヤは、方形の横断面を有し、約25~約350本のワイヤストランドを備える。
本発明のさらなる特徴及び利点は、本発明の好適な実施形態の以下の説明から明らかになる。ここで、この説明は、例示のためにのみ提供され、添付図面を参照しながら行われる。
エアロゾル供給デバイスの一例の正面図である。 外側カバーが取り外された状態の図1のエアロゾル供給デバイスの正面図である。 図1のエアロゾル供給デバイスの断面図である。 図2のエアロゾル供給デバイスの分解図である。 図5Aは、エアロゾル供給デバイス内の加熱アセンブリの断面図であり、図5Bは、図5Aの加熱アセンブリの一部分の拡大図である。 絶縁部材の周りに巻かれた第1及び第2のインダクタコイルを示す図である。 第1のインダクタコイルを示す図である。 第2のインダクタコイルを示す図である。 リッツワイヤの横断面を表す線図である。 インダクタコイルを上から見下ろした線図である。 第1及び第2のインダクタコイル、サセプタ、及び絶縁部材の横断面を表す線図である。 絶縁部材の周りに巻かれた、別の例に係る第1及び第2のインダクタコイルを示す図である。 別の例に係る第1のインダクタコイルを示す図である。 別の例に係る第2のインダクタコイルを示す図である。 別の例に係るリッツワイヤの横断面を表す線図である。 別の例に係るインダクタコイルを上から見下ろした線図である。 別の例に係る第1及び第2のインダクタコイル、サセプタ、及び絶縁部材の横断面を表す線図である。
本明細書では、「エアロゾル生成材料」という用語は、加熱時に通常はエアロゾルの形態で揮発成分を提供する材料を含む。エアロゾル生成材料は、何らかのタバコ含有材料を含んでおり、例えば、タバコ、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコ、又はタバコ代替品のうちの1つ以上を含んでもよい。エアロゾル生成材料は、他の非タバコ製品も含んでもよく、これらの非タバコ製品は、個々の製品に応じて、ニコチンを含んでもよいし、含まなくてもよい。エアロゾル生成材料は、例えば、固体、液体、ゲル、ワックスなどの形態であってもよい。エアロゾル生成材料は、例えば、複数の材料の組合せ又は混合物であってもよい。エアロゾル生成材料は、「喫煙材」と呼ばれることもある。
典型的には吸入可能なエアロゾルを形成するために、エアロゾル生成材料を加熱して、エアロゾル生成材料を焼いたり燃焼させたりせずに、エアロゾル生成材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置が知られている。このような装置は、場合によって「エアロゾル生成デバイス」、「エアロゾル供給デバイス」、「非燃焼加熱式デバイス」、「タバコ加熱製品デバイス」又は「タバコ加熱デバイス」などと記述される。同様に、いわゆるeシガレットデバイスもあり、これは通常、液体の形態のエアロゾル生成材料(ニコチンを含んでもよいし、含まなくてもよい)を気化させる。エアロゾル生成材料は、装置に挿入することの可能なロッド、カートリッジ、又はカセット等の形態であってもよいし、これらの一部として提供されてもよい。エアロゾル生成材料を加熱して揮発させるためのヒータは、装置の「恒久的」部分として設けられてもよい。
エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル生成材料を備える物品を加熱のために受け取ることができる。この文脈における「物品」とは、使用時にエアロゾル生成材料を含み又は収容し、任意で他の成分を使用時に含み又は収容する部品であり、ここで、エアロゾル生成材料は、これを揮発させるために加熱される。ユーザが吸入するエアロゾルを生成するためにこの物品が加熱される前に、ユーザは、この物品をエアロゾル供給デバイスに挿入してもよい。この物品は、例えば、物品を受け取るように寸法を定められたデバイスの加熱チャンバ内に配置されるように設定された所定の又は特定の寸法のものであってもよい。
本開示の第1の態様は、サセプタに侵入して、これを加熱するための変動磁場を生成するように構成された少なくとも1つのインダクタコイルを定める。本明細書でより詳細に検討されるように、サセプタ(サセプタ装置としても知られる)は、変動磁場によって加熱可能な導電性物体である。エアロゾル生成材料を備える物品は、サセプタ内に受け取られるか、サセプタの付近に配置されるか、又はサセプタと接触させることができる。加熱されると、サセプタは、熱をエアロゾル生成材料へ伝え、これによりエアロゾルを放出する。一例において、サセプタはレセプタクルを画定し、サセプタがエアロゾル生成材料を受け取る。
第1の態様において、インダクタコイルは、螺旋形であり、また、楕円形の横断面を有し、複数のワイヤストランドを備えるリッツワイヤから形成される。リッツワイヤは、交流を流すために使用される複数のワイヤストランドを備えるワイヤである。リッツワイヤは、導体内の表皮効果損失を低減するために使用され、撚り合わされ又は編み合わされた複数の個々に絶縁されたワイヤを備える。この巻線の結果は、各ストランドが導体の外側にある全長の割合を等しくすることである。これは、ワイヤストランドに電流を等しく分配する効果を有し、ワイヤ内の抵抗を低減する。いくつかの例において、リッツワイヤは、ワイヤストランドの束をいくつか備え、ここで、各束内のワイヤストランドは撚り合わされている。これらのワイヤ束は、この後、同様の方式で撚り合わされ又は編み合わされる。
本開示において、インダクタコイルのリッツワイヤは、約25~約350本のワイヤストランドを有する。楕円形の横断面を有するリッツワイヤで形成されたインダクタコイル、及びこのような多くのワイヤストランドは、エアロゾル供給デバイスにおいて使用されるサセプタを加熱するのに好適であることが分かっている。それは、性能と費用との良好なバランスも提供する。
インダクタコイルのリッツワイヤは、約60~約150本のワイヤストランドを有することが好ましい。リッツワイヤは、約100~約130本のワイヤストランド、又は約110~約120本のワイヤストランドを備えてもよい。
1つの例において、インダクタコイルのリッツワイヤは、約115本のワイヤストランドを有する。そのようなリッツワイヤは、エアロゾル供給デバイスにおいて使用されるサセプタを加熱するのに特に効果的である。
別の例において、インダクタコイルのリッツワイヤは、約60~約90本のワイヤストランド、又は約70~約80本のワイヤストランドなど、約50~約100本のワイヤストランドを有する。一例では、インダクタコイルのリッツワイヤは、約75本のワイヤストランドを有する。
リッツワイヤは、ワイヤストランドの少なくとも4つの束を備えていてもよい。リッツワイヤは、5つの束を備えることが好ましい。簡単に上述したように、各束は複数のワイヤストランドを備え、各束内のワイヤストランドは撚り合わされている。これらのワイヤ束を、同様の方式で撚り合わせ/編み合わせることができる。すべての束におけるワイヤストランドを合計すると、リッツワイヤ内のワイヤストランドの総数になる。各束内に同じ数のワイヤストランドが存在していてもよい。複数のワイヤストランドをリッツワイヤ状に束ね合わせ、その後、束同士でさらに編んで撚ると、各ワイヤが束の縁で費やす回数の割合が、より均一となりうる。
リッツワイヤ内のワイヤストランドの各々は、ある直径を有する。例えば、ワイヤストランドは、約0.05mm~約0.2mmの直径を有してもよい。いくつかの例において、直径は、34AWG(0.16mm)~40AWG(0.0799mm)であり、ここで、AWGは、米国ワイヤゲージ規格(American Wire Gauge)である。別の例において、ワイヤストランドは、36AWG(0.127mm)~39AWG(0.0897mm)の直径を有する。別の例において、ワイヤストランドは、37AWG(0.113mm)~38AWG(0.101mm)の直径を有する。
ワイヤストランドは、38AWG(0.101mm)、例えば約0.1mm、の直径を有することが好ましい。上に指定した数のワイヤストランド及びこれらの寸法を有するリッツワイヤは、効果的な加熱、より低い費用、低抵抗性の間の良好なバランスを提供し、エアロゾル供給デバイスが小型且つ軽量であることを確実にすることが分かっている。
リッツワイヤは、約300mm~約450mmの長さを有してもよい。例えば、リッツワイヤは、約300mm~約350mm、例えば約310mm~約320mm、の長さを有してもよい。代替的に、リッツワイヤは、約350mm~約450mm、例えば約390mm~約410mm、の長さを有してもよい。リッツワイヤの長さは、コイルがほどかれているときの長さである。特定の構成において、リッツワイヤは、約315mm、又は約400mmの長さを有する。これらの長さは、サセプタの効果的な加熱を提供するのに好適であることが分かっている。
インダクタコイルは、約15mm~約35mmの長さを有してもよい。長さは、コイルによって形成される螺旋の軸線に沿って測定される。例えば、長さは、約15mm~約25mm、又は約25mm~約35mmであってもよい。インダクタコイルは、約20mm又は約27mmの長さを有することが好ましい。
インダクタコイルは、約5~9の巻きを有してもよい。1つの巻きは、軸線の周りの完全な1回転である。例えば、インダクタコイルは、約6~7の巻き、例えば6.75の巻き、又は約8~9の巻き、例えば8.75の巻きを有してもよい。このような多くの巻きを有するインダクタコイルは、サセプタを加熱するための効果的な磁場を提供することができる。
インダクタコイルは、特定のピッチで(螺旋状に)巻回されたリッツワイヤを備えてもよい。ピッチは、1つの完全な巻回にわたるインダクタコイルの長さ(デバイス/サセプタの長手方向軸線に沿って測定される)である。ピッチが短いほど、より強力な磁場を誘起することができる。逆に、ピッチが長いほど、より弱い磁場を誘起することができる。
ある構成において、ピッチは、約2mm~約4mm、又は約2mm~約3mmである。例えば、ピッチは、約2.5mm~約3mmであってもよい。ピッチは、約2.8mm又は約2.9mm、例えば、約2.81mm又は約2.88mmであることが好ましい。これらの特定のピッチは、サセプタ、ひいてはエアロゾル生成材料、の効果的な加熱を提供することが分かっている。
バッテリーは、インダクタコイルに電力供給することができる。バッテリーは、約2.9V~4.16Vの電圧を有してもよく、約18Ampのピーク電流を供給することができる。
一例において、インダクタコイルの内径は、約10~14mmであり、外径は、約12~16mmである。特定の例において、インダクタコイルの内径は、約12~13mmであり、外径は、約14~15mmである。コイルの内径は約12mmであり、外径は約14.6mmであることが好ましい。螺旋形インダクタコイルの内径は、(横断面で見たときに)インダクタコイルの中心を通過し、終点がコイルの内周にある任意の直線部分である。螺旋形インダクタコイルの外径は、(横断面で見たときに)インダクタコイルの中心を通過し、終点がコイルの外周にある任意の直線部分である。これらの寸法は、コンパクトな外側サイズを保持しながら、サセプタ装置の効果的な加熱を提供することができる。
インダクタコイルは、連続した巻きの間に隙間を備えてもよく、各隙間は、約1.4mm~1.6mm、例えば約1.5mm~約1.6mm、の長さを有してもよい。隙間は、約1.5mm又は1.6mm、例えば約1.51mm又は1.58mm、であることが好ましい。これらの寸法は、サセプタを加熱するのに適した強さの磁場を提供する。隙間の長さは、デバイス/サセプタ/インダクタコイルの長手方向軸線に平行な方向で測定される。隙間は、コイルのワイヤが存在しない部分である(すなわち、連続した巻きの間に空間が存在する)。
インダクタコイルは、約1g~約2.5gの質量を有してもよい。特定の構成において、インダクタコイルは、約1.3g~1.6g、例えば1.4g、の質量、又は約2g~約2.2g、例えば2.1g、の質量を有する。
述べたように、リッツワイヤは、楕円形の横断面を有する。特定の例において、リッツワイヤは、円形の横断面を有する。したがって、リッツワイヤは、約1mm~約1.5mm又は約1.2mm~約1.4mmの直径を有してもよい。リッツワイヤは、約1.3mmの直径を有することが好ましい。
リッツワイヤが円形の横断面を有さない例では、楕円の主軸線が、サセプタ/コイルの長手方向軸線に平行であってもよい。主軸線は、約1mm~約1.5mmの長さを有してもよい。短軸線は、主軸線の長さよりも短い長さを有する。短軸線は、約1mm~約1.5mmの長さを有してもよい。
いくつかの例において、使用中、インダクタコイルは、約摂氏240度~約摂氏300度、例えば約摂氏250度~約摂氏280度、の温度にサセプタを加熱するように構成される。
インダクタコイルは、約3mm~約4mmの距離だけサセプタの外表面から離して配置されてもよい。したがって、インダクタコイルの内表面及びサセプタの外表面は、この距離だけ離間させてもよい。この距離は、径方向距離であってもよい。この範囲内の距離は、サセプタがインダクタコイルに対して径方向に近く、効率的な加熱を可能にすることと、誘導コイル及び絶縁部材の改善された絶縁のために径方向に離れていることとの良好なバランスを表すことが分かっている。
別の例において、インダクタコイルは、約2.5mm超の距離だけサセプタの外表面から離して配置されてもよい。
別の例において、インダクタコイルは、約3mm~約3.5mmの距離だけサセプタの外表面から離して配置されてもよい。さらなる例において、インダクタコイルは、約3mm~約3.25mmの距離だけ、例えば、好ましくは約3.25mmだけ、サセプタの外表面から離して配置されてもよい。別の例において、インダクタコイルは、約3.2mmより大きい距離だけサセプタの外表面から離して配置されてもよい。さらなる例において、インダクタコイルは、約3.5mm未満、又は約3.3mm未満の距離だけサセプタの外表面から離して配置されてもよい。これらの距離は、サセプタが、インダクタコイルに対して径方向に近く、効率的な加熱を可能にすることと、誘導コイル及び絶縁部材の改善された絶縁のために径方向に離れていることとの良好なバランスを表すことが分かっている。
いくつかの例において、複数のワイヤストランドの各々は、接着可能コーティング(bondablecoating)を備える。接着可能コーティングは、各ワイヤストランドを包囲するコーティングであり、リッツワイヤ内のストランドが1つ以上の隣接ストランドに接合するように、(加熱などによって)活性化させることができる。接着可能コーティングは、リッツワイヤが支持部材上インダクタコイルの形状へと形成されることを可能にし、接着可能コーティングが活性化された後、インダクタコイルはその形状を保持する。したがって、接着可能コーティングは、インダクタコイルの形状を「セット」する。いくつかの例において、接着可能コーティングは、導電性芯を包囲する電気絶縁層である。しかしながら、接着可能コーティング及び絶縁体は、別個の層であってもよく、接着可能コーティングが絶縁層を包囲する。一例において、リッツワイヤの導電性芯は銅を含む。
特定の例において、エアロゾル供給デバイスは、サセプタ装置を備える。他の例において、エアロゾル生成材料を備える物品は、サセプタ装置を備える。
サセプタ装置は、エアロゾル生成材料がサセプタ内に受け取られ、サセプタがエアロゾル生成材料を包囲することを可能にするために、中空及び/又は実質的に管状であってもよい。
本デバイスは、非燃焼加熱式デバイスとしても知られるタバコ加熱デバイスであることが好ましい。
さらなる態様において、インダクタコイルは、螺旋形であり、また、方形の横断面を有し、複数のワイヤストランドを備えるリッツワイヤから形成される。この態様において、インダクタコイルのリッツワイヤは、約25~約350本のワイヤストランドを有する。ここでも、方形の横断面を有するリッツワイヤで形成されるインダクタコイル、及びこのような多くのワイヤストランドは、エアロゾル供給デバイスにおいて使用されるサセプタを加熱するのに好適であることが分かっている。それは、性能と費用との良好なバランスも提供する。
インダクタコイルのリッツワイヤは、約60~約150本のワイヤストランドを有することが好ましい。リッツワイヤは、約100~約130本のワイヤストランド、又は約110~約120本のワイヤストランドを備えることがさらにより好ましい。インダクタコイルのリッツワイヤは、約115本のワイヤストランドを有することが最も好ましい。そのようなリッツワイヤは、エアロゾル供給デバイスにおいて使用されるサセプタを加熱するのに特に効果的である。リッツワイヤは、ワイヤストランドの少なくとも4つの束を備えてもよい。
リッツワイヤは、ワイヤストランドの少なくとも4つの束を備えてもよい。リッツワイヤは、5つの束を備えることが好ましい。各束内に同じ数のワイヤストランドが存在していてもよい。
リッツワイヤ内のワイヤストランドの各々は、ある直径を有する。例えば、ワイヤストランドは、約0.05mm~約0.2mmの直径を有してもよい。いくつかの例において、直径は、34AWG(0.16mm)~40AWG(0.0799mm)であり、ここで、AWGは、米国ワイヤゲージ規格(American Wire Gauge)である。別の例において、ワイヤストランドは、36AWG(0.127mm)~39AWG(0.0897mm)の直径を有する。別の例において、ワイヤストランドは、37AWG(0.113mm)~38AWG(0.101mm)の直径を有する。
ワイヤストランドは、38AWG(0.101mm)、例えば約0.1mm、の直径を有することが好ましい。上に指定した数のワイヤストランド及びこれらの寸法を有するリッツワイヤは、効果的な加熱、より低い費用、低抵抗性の間の良好なバランスを提供し、エアロゾル供給デバイスが小型且つ軽量であることを確実にするということが分かっている。
リッツワイヤは、約250mm~約450mmの長さを有してもよい。例えば、リッツワイヤは、約250mm~約300mm、例えば約280mm~約290mm、の長さを有してもよい。代替的に、リッツワイヤは、約400mm~約450mm、例えば約410mm~約420mm、の長さを有してもよい。リッツワイヤの長さは、コイルがほどかれているときの長さである。特定の構成において、リッツワイヤは、約285mm、又は約420mmの長さを有する。これらの長さは、サセプタの効果的な加熱を提供するのに好適であることが分かっている。
インダクタコイルは、約15mm~約35mmの長さを有してもよい。長さは、コイルによって形成される螺旋の軸線に沿って測定される。例えば、長さは、約15mm~約25mm、又は約25mm~約35mmであってもよい。インダクタコイルは、約20mm又は約30mmの長さを有することが好ましい。
インダクタコイルは、約5~9の巻きを有してもよい。1つの巻きは、軸線の周りの完全な1回転である。例えば、インダクタコイルは、約5~6の巻き、例えば5.75の巻き、又は約8~9の巻き、例えば8.75の巻きを有してもよい。このような多くの巻きを有するインダクタコイルは、サセプタを加熱するための効果的な磁場を提供する。
ある構成において、ピッチは、約2mm~約4mm、又は約2.5mm~約3.5mmである。例えば、ピッチは、約3mm~約3.5mmであってもよい。ピッチは、約3.1mm又は約3.2mmであることが好ましい。これらの特定のピッチは、サセプタ、ひいてはエアロゾル生成材料、の効果的な加熱を提供することが分かっている。
一例において、インダクタコイルの内径は、約10~14mmであり、外径は、約12~16mmである。特定の例において、インダクタコイルの内径は、約12~13mmであり、外径は、約14~15mmである。コイルの内径は約12mmであり、外径は約14.3mmであることが好ましい。これらの寸法は、コンパクトな外側サイズを保持しながら、サセプタ装置の効果的な加熱を提供することができる。
インダクタコイルは、連続した巻きの間に隙間を備えてもよく、各隙間は、約0.9mm~1mmの長さを有してもよい。これらの寸法は、サセプタを加熱するのに適した強さの磁場を提供する。
インダクタコイルは、約2g~約4gの質量を有してもよい。特定の構成において、インダクタコイルは、約2.2g~2.6g、例えば2.4g、の質量、又は、約3.3g~約3.6g、例えば3.5g、の質量を有する。
上述のように、この例では、リッツワイヤは、方形の横断面を有する。この方形は、2つの短い辺及び2つの長い辺を有してもよく、ここで、方形の各辺の寸法が、方形横断面の面積を定める。他の例は、4つの実質的に等しい辺を有する、略正方形の横断面を有してもよい。断面積は、約1.5mm~約3mmであってもよい。好ましい例において、断面積は、約2mm~約3mm、又は約2.2mm~約2.6mmである。断面積は、約2.4mm~約2.5mmであることが好ましい。
2つの短い辺及び2つの長い辺を有する方形の横断面を有する例において、短い辺は、約0.9mm~約1.4mmの寸法を有してもよく、長い辺は、約1.9mm~約2.4mmの寸法を有してもよい。代替的に、短い辺は、約1mm~約1.2mmの寸法を有してもよく、長い辺は、約2.1mm~約2.3mmの寸法を有してもよい。短い辺は、約1.1mm(±0.1mm)の寸法を有し、長い辺は、約2.2mm(±0.1mm)の寸法を有することが好ましい。そのような例において、断面積は、約2.42mmである。
特定の例では、エアロゾル供給デバイスが、サセプタ装置を備える。他の例では、エアロゾル生成材料を備える物品が、サセプタ装置を備える。
エアロゾル供給デバイス及び/又はワイヤストランドの他の特徴は、第1の態様におけるものと同じであってもよい。
図1は、エアロゾル生成媒体/材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイス100の一例を示す。大まかには、デバイス100は、エアロゾル生成媒体を含む交換可能物品110を加熱して、デバイス100の使用者が吸入するエアロゾル又は他の吸入可能な媒体を生成するために使用することができる。
デバイス100は、デバイス100の様々な構成要素を取り囲み収容するハウジング102(外側カバーの形態のもの)を備える。デバイス100は、一端部に開口104を有しており、加熱アセンブリによる加熱のために、この開口104を通して物品110を挿入してもよい。使用時は、物品110を加熱アセンブリに完全に又は部分的に挿入して、加熱アセンブリ内でヒータアセンブリの1つ以上の構成要素によって物品110を加熱してもよい。
本例のデバイス100は、第1の端部部材106を備え、この端部部材は、物品110が所定の場所にないときに開口104を閉じるために、第1の端部部材106に対して移動可能な蓋108を備える。図1では、蓋108は、開いた配置で示されているが、キャップ108は、閉じた配置になるように動いてもよい。例えば、ユーザは、蓋108を矢印「A」の方向に摺動させてもよい。
デバイス100は、ボタンやスイッチなど、押されたときにデバイス100を作動させる、ユーザ操作可能な制御要素112を含んでもよい。例えば、ユーザは、スイッチ112を操作することによってデバイス100をオンにしてもよい。
デバイス100は、ソケット/ポート114などの電気部品を備えてもよく、この部品は、デバイス100のバッテリーを充電するためのケーブルを受け取ることができる。例えば、ソケット114は、USB充電ポートなどの充電ポートであってもよい。
図2は、外側カバー102が取り外され物品110が存在していない図1のデバイス100を描いている。デバイス100は、長手方向軸線134を画定している。
図2に示すように、第1の端部部材106は、デバイス100の一端部に配置され、第2の端部部材116は、デバイス100の反対側の端部に配置されている。第1の端部部材106及び第2の端部部材116は共に、デバイス100の端面を少なくとも部分的に画定する。例えば、第2の端部部材116の底面は、デバイス100の底面を少なくとも部分的に画定する。外側カバー102の縁部も、端面の一部を画定してもよい。この例では、蓋108もデバイス100の上面の一部を画定する。
開口104に最も近いデバイスの端部は、使用時にユーザの口に最も近いので、デバイス100の近位端部(又は口端部)と呼ばれることもある。使用時、ユーザは、物品110を開口104に挿入し、ユーザ制御部112を操作してエアロゾル生成材料の加熱を開始し、デバイスで生成されたエアロゾルを吸い込む。これによりエアロゾルは、デバイス100の中を流路に沿ってデバイス100の近位端部に向かって流れる。
開口104から最も遠いデバイスの他方の端部は、使用時にユーザの口から最も遠い端部であるので、デバイス100の遠位端部と呼ばれることもある。デバイスで生成されたエアロゾルをユーザが吸い込むにつれて、エアロゾルはデバイス100の遠位端部から流れ出る。
デバイス100は、電源118をさらに備える。電源118は、例えば、再充電可能バッテリー又は非再充電可能バッテリーなどのバッテリーであってもよい。適切なバッテリーの例としては、例えば、リチウムバッテリー、(リチウムイオンバッテリーなど)、ニッケルバッテリー(ニッケルカドミウムバッテリーなど)、及びアルカリバッテリーが挙げられる。バッテリーは、必要なときにコントローラ(図示せず)の制御の下で電力を供給してエアロゾル生成材料を加熱するために、加熱アセンブリに電気的に連結されている。この例では、バッテリーは、バッテリー118を所定の場所に保持する中央支持体120に接続されている。
デバイスは、少なくとも1つの電子モジュール122をさらに備える。電子モジュール122は、例えば、プリント回路基板(PCB)を備えてもよい。PCB122は、プロセッサなどの少なくとも1つのコントローラ、及びメモリを支持してもよい。PCB122は、デバイス100の様々な電子部品を電気的に接続するための1つ以上の電気線路を備えてもよい。例えば、バッテリー端子は、電力をデバイス100全体に分配できるようにPCB122に電気的に接続されてもよい。ソケット114も、電気線路を介してバッテリーに電気的に結合されてもよい。
例示的なデバイス100では、加熱アセンブリは誘導加熱アセンブリであり、誘導加熱プロセスよって物品110のエアロゾル生成材料を加熱するための様々な構成要素を備える。誘導加熱とは、電磁誘導によって導電性物体(サセプタなど)を加熱するプロセスのことである。誘導加熱アセンブリは、誘導要素、例えば1つ以上の誘導コイルと、交流電流などの変動電流を誘導要素に流すためのデバイスとを含んでもよい。誘導要素の変動電流は、変動磁場を発生させる。この変動磁場は、誘導要素に対して適切に配置されたサセプタに侵入し、サセプタ内部に渦電流を発生させる。サセプタには渦電流に対する電気抵抗があり、それゆえに、この抵抗に抗して渦電流が流れることにより、サセプタがジュール加熱によって加熱される。サセプタが鉄、ニッケル、又はコバルトなどの強磁性材料を含む場合には、サセプタの磁気ヒステリシス損失によって、すなわち、磁性材料の磁気双極子の向きが、変動する磁場と揃う結果として変動することによっても熱が発生しうる。例えば熱伝導による加熱と比較すると、誘導加熱では、熱がサセプタの内部で発生するので、急速な加熱が可能になる。さらに、誘導ヒータとサセプタとの間には何ら物理的接触の必要がないので、製造及び応用の自由度を高めることができる。
例示的なデバイス100の誘導加熱アセンブリは、サセプタ装置132(本明細書では「サセプタ」と呼ばれる)、第1のインダクタコイル124、及び第2のインダクタコイル126を備える。第1のインダクタコイル124及び第2のインダクタコイル126は、導電性材料から作られる。この例では、第1のインダクタコイル124及び第2のインダクタコイル126は、螺旋状に巻かれて螺旋インダクタコイル124、126を形成するリッツ線/ケーブルから作られる。リッツ線は、複数の個別の線から構成され、これらの線は個別に絶縁されており、撚り合わされて単一のワイヤを形成している。リッツ線は、導体の表皮効果損失を低減するように設計されている。例示的なデバイス100では、第1のインダクタコイル124及び第2のインダクタコイル126は、方形の横断面を持つ銅リッツ線で作られる。他の例では、リッツ線は、楕円形などの他の形状の横断面を有してもよい。
第1のインダクタコイル124は、サセプタ132の第1の部位を加熱するための第1の変動磁場を生成するように構成され、第2のインダクタコイル126は、サセプタ132の第2の部位を加熱するための第2の変動磁場を生成するように構成される。この例では、第1のインダクタコイル124は、デバイス100の長手方向軸線134に沿った方向に第2のインダクタコイル126と隣り合っている(すなわち、第1のインダクタコイル124と第2のインダクタコイル126は重なり合わない)。サセプタ装置132は、単一のサセプタを備えてもよいし、2つ以上の別個のサセプタを備えてもよい。第1のインダクタコイル124及び第2のインダクタコイル126の各端部130は、PCB122に接続することができる。
第1のインダクタコイル124及び第2のインダクタコイル126は、いくつかの例では、少なくとも1つの互いに異なる特性を有してもよいことを理解されたい。例えば、第1のインダクタコイル124は、第2のインダクタコイル126と異なる少なくとも1つの特性を有してもよい。より具体的には、一例において、第1のインダクタコイル124は、第2のインダクタコイル126とは異なる値のインダクタンスを有してもよい。図2では、第1のインダクタコイル124と第2のインダクタコイル126は長さが異なっており、第1のインダクタコイル124が、第2のインダクタコイル126と比べて、サセプタ132のより小さい部位の上に巻かれるようになっている。したがって、第1のインダクタコイル124は、第2のインダクタコイル126とは異なる巻数を有していてもよい(個々の巻線の間隔が実質的に同じであることを想定)。さらに別の例では、第1のインダクタコイル124は、第2のインダクタコイル126とは異なる材料から作られていてもよい。いくつかの例では、第1及び第2のインダクタコイル124、126が実質的に同一であってもよい。
この例では、第1のインダクタコイル124と第2のインダクタコイル126は、反対の方向に巻かれている。こうすることは、各インダクタコイルが別々の時間に通電される場合に有用となりうる。例えば、最初に、第1のインダクタコイル124が、物品110の第1の部位/部分を加熱するために動作し、後の時点に、第2のインダクタコイル126が、物品110の第2の部位/部分を加熱するために動作してもよい。各コイルを反対方向に巻くことが、特定の種類の制御回路と組み合わせて使用されたときに、非通電コイルに誘導される電流を低減する助けになる。図2で、第1のインダクタコイル124は右巻きの螺旋であり、第2のインダクタコイル126は左巻きの螺旋である。しかし、別の実施形態では、インダクタコイル124、126が同じ方向に巻かれていてもよいし、或いは、第1のインダクタコイル124が左巻きの螺旋であり、第2のインダクタコイル126が右巻きの螺旋であってもよい。
この例のサセプタ132は中空であり、したがって、エアロゾル生成材料が受け取られるレセプタクルを画定する。例えば、物品110は、サセプタ132に挿入することができる。この例では、サセプタ132は、円形の横断面を有する管状である。
図2のデバイス100は、絶縁部材128をさらに備え、この絶縁部材は、略管状であってもよく、また、サセプタ132を少なくとも部分的に取り囲んでもよい。絶縁部材128は、例えば、プラスチックなどの任意の絶縁材料から作られてもよい。この特定の例では、絶縁部材は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)から作られている。絶縁部材128は、サセプタ132で発生した熱からデバイス100の様々な構成要素を絶縁する助けとなりうる。
絶縁部材128は、第1のインダクタコイル124及び第2のインダクタコイル126を完全に、又は部分的に支持することもできる。例えば、図2に示されるように、第1のインダクタコイル124及び第2のインダクタコイル126は、絶縁部材128の周囲に配置され、絶縁部材128の径方向外向きの面に接触している。いくつかの例では、絶縁部材128は、第1のインダクタコイル124及び第2のインダクタコイル126に当接しない。例えば、絶縁部材128の外面と、第1のインダクタコイル124及び第2のインダクタコイル126の内面との間に、小さな隙間が存在してもよい。
特定の例では、サセプタ132と、絶縁部材128と、第1のインダクタコイル124及び第2のインダクタコイル126とは、サセプタ132の中心長手方向軸線の周りに同軸である。
図3は、デバイス100の側面を示す部分断面図である。この例では、外側カバー102が存在する。第1のインダクタコイル124及び第2のインダクタコイル126の方形の横断面形状がより明確に見える。
デバイス100は、サセプタ132の一端部と係合してサセプタ132を所定の場所に保持する支持体136をさらに備える。支持体136は、第2の端部部材116に接続されている。
デバイスは、制御要素112の中に付随する第2のプリント回路基板138も備えてよい。
デバイス100は、デバイス100の遠位端部の方に配置された第2の蓋/キャップ140及びばね142をさらに備える。ばね142は、サセプタ132にアクセスするために第2の蓋140を開けられるようにする。ユーザは、第2の蓋140を開けて、サセプタ132及び/又は支持体136を清掃してもよい。
デバイス100は、サセプタ132の近位端部から離れて、デバイスの開口104に向かって延びる拡張チャンバ144をさらに備える。拡張チャンバ144の中に少なくとも部分的に保持クリップ146が、物品110がデバイス100内に受け取られたときに物品110に当接し、これを保持するように配置されている。拡張チャンバ144は、端部部材106に接続されている。
図4は、図1のデバイス100の、外側カバー102を省略した分解図である。
図5Aは、図1のデバイス100の一部分の横断面を描いている。図5Bは、図5Aの一領域のクローズアップを描いている。図5A及び図5Bは、サセプタ132の中に受け取られた物品110を示しており、物品110は、物品110の外面がサセプタ132の内面に当接するように寸法設定されている。これにより、加熱が最も効率的になることが保証される。この例の物品110は、エアロゾル生成材料110aを含む。エアロゾル生成材料110aは、サセプタ132の中に配置される。物品110は、フィルター、包装材料及び/又は冷却構造などの他の構成要素も含んでよい。
図5Bは、サセプタ132の外面が、サセプタ132の長手方向軸線158に垂直な方向で測定される距離150だけ、インダクタコイル124、126の内面から離れていることを示す。1つの特定の例では、距離150は、約3mm~4mm、約3~3.5mm、又は約3.25mmである。
図5Bは、絶縁部材128の外面が、サセプタ132の長手方向軸線158に垂直な方向で測定される距離152だけ、インダクタコイル124、126の内面から離れていることをさらに示している。1つの特定の例では、距離152は約0.05mmである。別の例では、距離152は、インダクタコイル124、126が絶縁部材128に当たって接触するように実質的に0mmになっている。
一例では、サセプタ132は、約0.025mm~1mm、又は約0.05mmの壁厚154を有する。
一例では、サセプタ132は、約40mm~60mm、約40mm~45mm、又は約44.5mmの長さを有する。
一例では、絶縁部材128は、約0.25mm~2mm、0.25mm~1mm、又は約0.5mmの壁厚156を有する。
図6は、デバイス100の加熱アセンブリを描いている。簡単に上述したように、加熱アセンブリは、軸線158(これはデバイス100の長手方向軸線134に平行でもある))に沿った方向において、互いに隣接して配置された第1のインダクタコイル124及び第2のインダクタコイル126を備える。使用中、第1のインダクタコイル124が最初に動作させられる。これにより、サセプタ132の第1の部位(すなわち、サセプタ132のうち第1のインダクタコイル124によって包囲される部位)を昇温させ、これが次にエアロゾル生成材料の第1の部分を加熱する。後の時点に、第1のインダクタコイル124をオフに切り替えてもよく、また、第2のインダクタコイル126を動作させてもよい。これにより、サセプタ132の第2の部位(すなわち、サセプタ132のうち第2のインダクタコイル126によって包囲される部位)を昇温させ、これが次にエアロゾル生成材料の第2の部分を加熱する。第2のインダクタコイル126は、第1のインダクタコイル124が動作している間にオンに切り替えられてもよく、第1のインダクタコイル124は、第2のインダクタコイル126が動作を続けている間にオフに切り替えられてもよい。代替的に、第1のインダクタコイル124は、第2のインダクタコイル126がオンに切り替えられる前にオフに切り替えられてもよい。コントローラは、各インダクタコイルがいつ動作/励起されるかを制御することができる。
いくつかの例において、第1のインダクタコイル124の長さ202は、第2のインダクタコイル126の長さ204よりも短い。各インダクタコイルの長さは、インダクタコイル124、126の軸線に平行な方向で測定される。第1の、短い方のインダクタコイル124は、第2のインダクタコイル126よりもデバイス100の口側端部(近位端部)の近くに配置されてもよい。エアロゾル生成材料が加熱されるとき、エアロゾルが放出される。ユーザが吸入すると、エアロゾルは、デバイス100の口側端部に向かって矢印206の方向に吸引される。エアロゾルは、開口部/マウスピース104を通ってデバイス100から出て、ユーザによって吸入される。第1のインダクタコイル124は、第2のインダクタコイル126よりも開口部104の近くに配置される。
この例では、第1のインダクタコイル124は、約20mmの長さ202を有し、第2のインダクタコイル126は、約30mmの長さ204を有する。第1のインダクタコイル124を形成するために螺旋状に巻回される第1のワイヤは、約285mmの非巻回長さを有する。第2のインダクタコイル126を形成するために螺旋状に巻回される第2のワイヤは、約420mmの非巻回長さを有する。
各インダクタコイル124、126は、複数のワイヤストランドを備えるリッツワイヤから形成される。例えば、各リッツワイヤ内には約25~約350本のワイヤストランドが存在してもよい。本例では、各リッツワイヤ内に約115本のワイヤストランドが存在する。いくつかの例において、ワイヤストランドは、2つ以上の束へとグループ分けされ、ここで、各束は、すべての束内のワイヤストランドの合計がワイヤストランドの総数となるような数のワイヤストランドを備える。本例では、23本のワイヤストランドからなる束が5つ存在する。
ワイヤストランドの各々が、ある直径を有する。例えば、直径は、約0.05mm~約0.2mmであってもよい。いくつかの例において、直径は、34AWG(0.16mm)~40AWG(0.0799mm)であり、ここで、AWGは、米国ワイヤゲージ規格(American Wire Gauge)である。この例では、ワイヤストランドの各々は、38AWG(0.101mm)の直径を有する。
図6に示されるように、第1のインダクタコイル124のリッツワイヤは、軸線158の周りに約5.75回巻かれ、第2のインダクタコイル126のリッツワイヤは、軸線158の周りに約8.75回巻かれている。各リッツワイヤの端部は、完全な巻きが完了する前に、絶縁部材128の表面から離れるように曲げられるため、リッツワイヤは、整数回の巻きを形成しない。
図7は、第1のインダクタコイル124の拡大図である。図8は、第2のインダクタコイル126の拡大図である。この例では、第1のインダクタコイル124及び第2のインダクタコイル126が、異なるピッチを有する。第1のインダクタコイル124は、第1のピッチ210を有し、第2のインダクタコイルは、第2のピッチ212を有する。ピッチは、1つの完全な巻回にわたるインダクタコイルの長さ(デバイスの長手方向軸線134に沿って、又はサセプタの長手方向軸線158に沿って測定される)である。この例では、第1のピッチは、第2のピッチよりも小さく、より具体的には、第1のピッチ210は、約3.1mmであり、第2のピッチ212は、約3.2mmである。他の例では、各インダクタコイルについてピッチが同じであり、或いは第2のピッチが第1のピッチよりも小さい。
図7は、約5.75の巻きを有する第1のインダクタコイル124を描いており、ここで、1つの巻きは、軸線158の周りの完全な1回転である。各々の連続する巻きの間には、隙間214が存在する。この例では、隙間214の長さは、約0.9mmである。同様に、図8は、約8.75の巻きを有する第2のインダクタコイル126を描いている。各々の連続する巻きの間には、隙間216が存在する。この例では、隙間216の長さは、約1mmである。隙間の大きさは、インダクタコイル/軸線158に沿った、ピッチと、リッツワイヤの寸法との差に等しい。
この例では、第1のインダクタコイル124は、約2.4gの質量を有し、第2のインダクタコイル126は、約3.5gの質量を有する。
図9は、第1及び第2のインダクタコイル124、126のいずれかを形成するリッツワイヤの横断面を表す線図である。図示のように、リッツワイヤは、方形の横断面を有する(リッツワイヤを形成する個々のワイヤは、簡明さのために図示されていない)。横断面の短い方の辺は、寸法218を有し、横断面の長い方の辺は、寸法220を有する。この例では、短辺は、約1.1mmの寸法218を有し、長辺は、約2.2mmの寸法220を有する。したがって、総断面積は、約2.42mmである。図5B及び図6の構成において、長辺は、所望の磁場強度を達成するようにサセプタ132の長手方向軸線158に垂直に配置される。
図10は、インダクタコイル124、126のいずれかを上から見下ろした線図である。この例では、インダクタコイル124、126は、サセプタ132の長手方向軸線158と同軸に配置される(ただし、サセプタ132は、簡明さのために描かれていない)。
図10は、外径222及び内径228を有するインダクタコイル124、126を示す。外径222は、約12mm~約16mmであってもよく、内径228は、約10mm~約14mmであってもよい。この特定の例において、内径228は、長さが約12mmであり、外径222は、長さが約14.3mmである。
図11は、加熱アセンブリの断面を表す別の線図である。図11は、インダクタコイル124、126の外周/外表面が距離304だけサセプタ232から離して配置されていることを描いている。したがって、第1及び第2のインダクタコイルは、実質的に同じ外径306を有する。図11は、第1及び第2のインダクタコイル124、226の内径308を実質的に同じものとして描いている。
インダクタコイル124、226の「外周」は、長手方向軸線158に垂直の方向に、サセプタ132の外表面132aから最も遠く離して配置されているインダクタコイルの縁である。
図示のように、インダクタコイル124、126の内表面は、距離310だけサセプタ132の外表面132aから離して配置されている。この距離は、約3mm~約4mm、例えば約3.25mm、であってもよい。
図12は、デバイス100に使用するための別の加熱アセンブリを描いている。この例では、インダクタコイルを形成する方形横断面リッツワイヤは、円形の横断面を有するリッツワイヤを備えるインダクタコイルに置き換えられている。デバイス100の他の特徴は、実質的に同じである。
この加熱アセンブリは、サセプタ132によって画定される長手方向軸線158(これはデバイス100の長手方向軸線134に平行でもある)に沿った方向において、互いに隣接して配置された第1のインダクタコイル224及び第2のインダクタコイル226を備える。使用中、第1のインダクタコイル224が最初に動作させられる。これにより、サセプタ132の第1の部位(すなわち、サセプタ132のうち第1のインダクタコイル224によって包囲される部位)を昇温させ、これが次にエアロゾル生成材料の第1の部分を加熱する。後の時点に、第1のインダクタコイル224をオフに切り替えてもよく、また、第2のインダクタコイル226を動作させてもよい。これにより、サセプタ132の第2の部位(すなわち、サセプタ132のうち第2のインダクタコイル226によって包囲される部位)を昇温させ、これが次にエアロゾル生成材料の第2の部分を加熱する。第2のインダクタコイル226は、第1のインダクタコイル224が動作している間にオンに切り替えられてもよく、第1のインダクタコイル224は、第2のインダクタコイル226が動作を続けている間にオフに切り替えられてもよい。代替的に、第1のインダクタコイル224は、第2のインダクタコイル226がオンに切り替えられる前にオフに切り替えられてもよい。コントローラは、各インダクタコイルがいつ動作/励起されるかを制御することができる。
いくつかの例において、第1のインダクタコイル224の長さ402は、第2のインダクタコイル226の長さ404よりも短い。各インダクタコイルの長さは、インダクタコイル224、226によって画定される軸線200に平行な方向で測定される。第1の、短い方のインダクタコイル224は、第2のインダクタコイル226よりもデバイス100の口側端部(近位端部)の近くに配置されてもよい。エアロゾル生成材料が加熱されるとき、エアロゾルが放出される。ユーザが吸入すると、エアロゾルは、デバイス100の口側端部に向かって矢印406の方向に吸引される。エアロゾルは、開口部/マウスピース104を通ってデバイス100から出て、ユーザによって吸入される。第1のインダクタコイル224は、第2のインダクタコイル226よりも開口部104の近くに配置される。
この例では、第1のインダクタコイル224は、約20mmの長さ402を有し、第2のインダクタコイル226は、約27mmの長さ404を有する。第1のインダクタコイル224を形成するために螺旋状に巻回される第1のワイヤは、約315mmの非巻回長さを有する。第2のインダクタコイル226を形成するために螺旋状に巻回される第2のワイヤは、約400mmの非巻回長さを有する。
各インダクタコイル224、226は、複数のワイヤストランドを備えるリッツワイヤから形成される。例えば、各リッツワイヤ内には約25~約350本のワイヤストランドが存在してもよい。本例では、各リッツワイヤ内に約115本のワイヤストランドが存在する。いくつかの例において、ワイヤストランドは、2つ以上の束へとグループ分けされ、ここで、各束は、すべての束内のワイヤストランドの合計がワイヤストランドの総数となるような数のワイヤストランドを備える。本例では、23本のワイヤストランドからなる束が5つ存在する。
ワイヤストランドの各々が、ある直径を有する。例えば、直径は、約0.05mm~約0.2mmであってもよい。いくつかの例において、直径は、34AWG(0.16mm)~40AWG(0.0799mm)であり、ここで、AWGは、米国ワイヤゲージ規格(American Wire Gauge)である。この例では、ワイヤストランドの各々は、38AWG(0.101mm)の直径を有する。
図12に示されるように、第1のインダクタコイル224のリッツワイヤは、軸線158の周りに約6.75回巻かれ、第2のインダクタコイル226のリッツワイヤは、軸線158の周りに約8.75回巻かれている。各リッツワイヤの端部は、完全な巻きが完了する前に、絶縁部材128の表面から離れるように曲げられるため、リッツワイヤは、整数回の巻きを形成しない。
図13は、第1のインダクタコイル224の拡大図である。図14は、第2のインダクタコイル226の拡大図である。この例では、第1のインダクタコイル224及び第2のインダクタコイル226が、異なるピッチを有する。第1のインダクタコイル224は、第1のピッチ410を有し、第2のインダクタコイルは、第2のピッチ412を有する。ピッチは、1つの完全な巻回にわたるインダクタコイルの長さ(デバイスの長手方向軸線134に沿って、又はサセプタの長手方向軸線158に沿って測定される)である。この例では、第1のピッチは、第2のピッチよりも小さく、より具体的には、第1のピッチ410は、約2.81mmであり、第2のピッチ412は、約2.88mmである。他の例では、各インダクタコイルについてピッチが同じであり、或いは第2のピッチが第1のピッチよりも小さい。
図13は、約6.75の巻きを有する第1のインダクタコイル224を描いており、ここで、1つの巻きは、軸線158の周りの完全な1回転である。各々の連続する巻きの間には、隙間414が存在する。この例では、隙間414の長さは、約1.51mmである。同様に、図14は、約8.75の巻きを有する第2のインダクタコイル226を描いている。各々の連続する巻きの間には、隙間416が存在する。この例では、隙間416の長さは、約1.58mmである。隙間の大きさは、ピッチと、リッツワイヤの直径との差に等しい。したがって、この例では、リッツワイヤは、約1.3mmの直径を有する。
この例では、第1のインダクタコイル224は、約1.4gの質量を有し、第2のインダクタコイル226は、約2.1gの質量を有する。
図15は、第1及び第2のインダクタコイル224、226のいずれかを形成するリッツワイヤの横断面を表す線図である。図示のように、リッツワイヤは、円形の横断面を有する(リッツワイヤを形成する個々のワイヤは、簡明さのために図示されていない)。リッツワイヤは直径418を有し、これは約1mm~約1.5mmであってもよい。この例では、直径は、約1.3mmである。
図16は、インダクタコイル224、226のいずれかの上から見下ろした線図である。この例では、インダクタコイル224、226は、サセプタ132の長手方向軸線158と同軸に配置される(ただし、サセプタ132は、簡明さのために描かれていない)。
図16は、外径422及び内径428を有するインダクタコイル224、226を示す。外径422は、約12mm~約16mmであってもよく、内径428は、約10mm~約14mmであってもよい。この特定の例において、内径428は、長さが約12mmであり、外径422は、長さが約14.6mmである。
図17は、加熱アセンブリの断面を表す別の線図である。図17は、インダクタコイル224、226の外周/外表面が距離504だけサセプタ232から離して配置されていることを描いている。したがって、第1及び第2のインダクタコイルは、実質的に同じ外径506を有する。図17は、第1及び第2のインダクタコイル224、226の内径508を実質的に同じものとして描いている。
インダクタコイル224、226の「外周」は、長手方向軸線158に垂直の方向に、サセプタ132の外表面132aから最も遠く離して配置されているインダクタコイルの縁である。
図示のように、インダクタコイル224、226の内表面は、距離510だけサセプタ132の外表面132aから離して配置されている。この距離は、約3mm~約4mm、例えば約3.25mm、であってもよい。
上記の実施形態は、本発明の例示的なものとして理解されたい。本発明のさらなる実施形態が想起される。いずれか1つの実施形態に関して説明されたいずれかの特徴は単独で、又は説明された他の特徴と一緒に使用されてもよく、また、諸実施形態のうちのいずれか他のもの、又は実施形態のうちのいずれか他のものの任意の組合せ、のうちの1つ以上の特徴と一緒に使用されてもよいことを理解されたい。さらに、上述されていない等価物及び修正形態もまた、添付の特許請求の範囲に規定される本発明の範囲から逸脱することなく使用することができる。

Claims (32)

  1. サセプタ装置を加熱するための変動磁場を生成するように構成されたインダクタコイルを備えるエアロゾル供給デバイスであって、
    前記インダクタコイルが、螺旋形であり、リッツワイヤから形成され、前記リッツワイヤが、楕円形の横断面を有し、約25~約350本のワイヤストランドを備える、エアロゾル供給デバイス。
  2. 前記リッツワイヤが、約60~約150本のワイヤストランドを備える、請求項1に記載のエアロゾル供給デバイス。
  3. 前記リッツワイヤが、約100~約130本のワイヤストランドを備える、請求項2に記載のエアロゾル供給デバイス。
  4. 前記リッツワイヤが、約115本のワイヤストランドを備える、請求項3に記載のエアロゾル供給デバイス。
  5. 前記リッツワイヤが、ワイヤストランドの少なくとも4つの束を備える、請求項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  6. 前記少なくとも4つの束の各々に同じ数のワイヤストランドが存在する、請求項5に記載のエアロゾル供給デバイス。
  7. 前記ワイヤストランドが、約0.05mm~約0.2mmの直径を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  8. 前記ワイヤストランドが、約0.1mmの直径を有する、請求項7に記載のエアロゾル供給デバイス。
  9. 前記リッツワイヤが、約300mm~約450mmの長さを有する、請求項1~8のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  10. 前記インダクタコイルが、約6~9の巻きを有する、請求項1~9のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  11. 前記インダクタコイルが、連続した巻きの間に隙間を備え、各隙間が、約1.4mm~約1.6mmの長さを有する、請求項1~10のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  12. 前記インダクタコイルが、約1g~約2.5gの質量を有する、請求項1~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  13. 前記リッツワイヤが、円形の横断面を有する、請求項1~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  14. 前記リッツワイヤが、約1mm~約1.5mmの直径を有する、請求項13に記載のエアロゾル供給デバイス。
  15. 前記リッツワイヤが、約1.2mm~約1.4mmの直径を有する、請求項14に記載のエアロゾル供給デバイス。
  16. 前記サセプタ装置をさらに備え、前記サセプタ装置が、エアロゾル生成材料を加熱するために前記変動磁場の侵入によって加熱可能である、請求項1~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  17. 請求項1~16のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイスと、
    エアロゾル生成材料を備える物品と、
    を備えるエアロゾル供給システム。
  18. サセプタ装置を加熱するための変動磁場を生成するように構成されたインダクタコイルを備えるエアロゾル供給デバイスであって、
    前記インダクタコイルが、螺旋形であり、リッツワイヤから形成され、前記リッツワイヤが、方形の横断面を有し、約25~約350本のワイヤストランドを備える、エアロゾル供給デバイス。
  19. 前記リッツワイヤが、約60~約150本のワイヤストランドを備える、請求項18に記載のエアロゾル供給デバイス。
  20. 前記リッツワイヤが、約100~約130本のワイヤストランドを備える、請求項19に記載のエアロゾル供給デバイス。
  21. 前記リッツワイヤが、約115本のワイヤストランドを備える、請求項20に記載のエアロゾル供給デバイス。
  22. 前記リッツワイヤが、ワイヤストランドの少なくとも4つの束を備える、請求項18~21のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  23. 前記少なくとも4つの束の各々に同じ数のワイヤストランドが存在する、請求項22に記載のエアロゾル供給デバイス。
  24. 前記ワイヤストランドが、約0.05mm~約0.2mmの直径を有する、請求項18~23のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  25. 前記ワイヤストランドが、約0.1mmの直径を有する、請求項24に記載のエアロゾル供給デバイス。
  26. 前記リッツワイヤが、約250mm~約450mmの長さを有する、請求項18~25のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  27. 前記インダクタコイルが、約5~9の巻きを有する、請求項18~26のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  28. 前記インダクタコイルが、連続した巻きの間に隙間を備え、各隙間が、約0.9mm~約1mmの長さを有する、請求項18~27のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  29. 前記インダクタコイルが、約2g~約4gの質量を有する、請求項18~28のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  30. 前記リッツワイヤが、約1.5mm~約3mmの断面積を有する、請求項18~29のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  31. 前記サセプタ装置をさらに備え、前記サセプタ装置が、エアロゾル生成材料を加熱するために前記変動磁場の侵入によって加熱可能である、請求項18~30のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  32. 請求項18~31のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイスと、
    エアロゾル生成材料を備える物品と、
    を備えるエアロゾル供給システム。
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