JP2023109693A - 接合部材および接合部材の製造方法 - Google Patents

接合部材および接合部材の製造方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023109693000001
【課題】ルート部における金属間化合物の形成およびブローホールの発生を抑制することが可能な接合部材および接合部材の製造方法を提供する。
【解決手段】第1の金属部材11と、前記第1の金属部材と対向する第2の金属部材12と、が接合部13を介して接合している接合部材10であって、前記第1の金属部材は、幅方向の一方の端面11aが前記接合部と接触しており、前記第2の金属部材は、前記第1の金属部材と対向する側の表面の一部12aが前記接合部と接触しており、前記第2の金属部材は、前記第1の金属部材とは材料が異なるとともに、前記第1の金属部材と対向する側の表面の前記接合部と接触していない領域が亜鉛で被覆されており、前記接合部は、前記幅方向の少なくとも一方の端部の亜鉛濃度が幅方向の中央部の亜鉛濃度よりも高い、接合部材。
【選択図】図1

Description

本発明は、接合部材および接合部材の製造方法に関する。
従来、車両の燃費向上に寄与することから、車体の軽量化が望まれている。一方、異なる材料で構成される金属部材を溶接することにより得られる接合部材は、剛性および軽量のバランスに優れるため、車両用部品に適用されている。
特許文献1には、アルミニウム合金部品と、亜鉛で被覆されているスチール部品とを、溶接することが記載されている。
特表2015-501877号公報
しかしながら、ルート部で金属間化合物が形成されるため、接合部材の接合強度が低下することが懸念される。また、ルート部でブローホールが発生するため、接合部材の強度が低下することが懸念される。
本発明は、ルート部における金属間化合物の形成およびブローホールの発生を抑制することが可能な接合部材および接合部材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、第1の金属部材と、前記第1の金属部材と対向する第2の金属部材と、が接合部を介して接合している接合部材であって、前記第1の金属部材は、幅方向の一方の端面が前記接合部と接触しており、前記第2の金属部材は、前記第1の金属部材とは材料が異なり、前記第1の金属部材と対向する側の表面の一部が前記接合部と接触しているとともに、前記第2の金属部材は、前記第1の金属部材と対向する側の表面の前記接合部と接触していない領域が亜鉛で被覆されており、前記接合部は、前記幅方向の少なくとも一方の端部の亜鉛濃度が幅方向の中央部の亜鉛濃度よりも高い。
前記接合部は、前記幅方向の前記第1の金属部材の側の端部の亜鉛濃度が幅方向の中央部の亜鉛濃度よりも高くてもよい。
前記接合部は、前記幅方向の前記第1の金属部材とは反対側の端部の亜鉛濃度が幅方向の中央部の亜鉛濃度よりも高くてもよい。
本発明の他の一態様は、亜鉛で被覆されている第2の金属部材と、前記第2の金属部材と対向する第1の金属部材と、を接合させることにより、接合部材を製造する方法であって、溶加材に熱源を照射して溶融させることにより、前記第2の金属部材の前記亜鉛で被覆されている側の表面に肉盛部を形成する工程と、前記第1の金属部材に熱源を照射して溶融させることにより、前記第2の金属部材に形成された肉盛部に前記第1の金属部材を接合させる工程と、を含み、前記第2の金属部材は、前記第1の金属部材とは材料が異なる。
本発明によれば、ルート部における金属間化合物の形成およびブローホールの発生を抑制することが可能な接合部材および接合部材の製造方法を提供することができる。
本実施形態の接合部材の一例を示す断面図である。 本実施形態の接合部材の製造方法の一例を示す模式図である。 図2の接合部材の製造方法で用いるレーザー溶接機の一例を示す図である。 実施例1の肉盛部の断面SEM像である。 比較例1の接合部材の断面SEM像である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に、本実施形態の接合部材の一例を示す。
接合部材10は、第1の金属部材としての、第1の金属板11と、第1の金属板11と対向する第2の金属部材としての、第2の金属板12と、が接合部13を介して接合している。このとき、第1の金属板11は、幅方向Dの一方の端面11aが接合部13と接触している。また、第2の金属板12は、第1の金属板11と対向する側の表面の一部12aが接合部13と接触している。さらに、第2の金属板12は、第1の金属板11と対向する側の表面の接合部13と接触していない領域、すなわち、第1の金属板11と対向する側の表面の残部12bに、亜鉛めっき層14が形成されている。また、第2の金属板12は、第1の金属板11とは材料が異なる。
ここで、接合部13は、幅方向Dの少なくとも一方の端部の亜鉛濃度が幅方向Dの中央部の亜鉛濃度よりも高い。このため、接合部13は、幅方向Dの少なくとも一方の端部において、第1の金属板11を構成する金属と、第2の金属板を構成する金属との間の金属間化合物の形成が抑制される。その結果、金属間化合物を起点とする破断がおこりづらくなることで、接合部材10の接合強度が向上する。具体的には、接合部13の幅方向Dの第1の金属板11の側の端部、すなわち、ルート部13aの亜鉛濃度が接合部13の幅方向Dの中央部の亜鉛濃度よりも高いと、接合部材10のピール応力が大きくなる。また、接合部13の幅方向Dの第1の金属板11とは反対側の端部、すなわち、止端部13bの亜鉛濃度が接合部13の幅方向Dの中央部の亜鉛濃度よりも高いと、フランク角θが大きくなるため、止端部13bにおけるせん断応力、引っ張り応力および剥離応力の応力集中が抑制される。
なお、接合部材10においては、第1の金属部材および第2の金属部材として、それぞれ第1の金属板11および第2の金属板12が用いられているが、第1の金属部材および第2の金属部材の形状は、特に限定されない。
本実施形態の接合部材の用途としては、特に限定されないが、例えば、車両用部品等が挙げられる。車両用部品の具体例としては、例えば、鉄とアルミニウムを用いたマルチマテリアルボディーにおけるアルミニウム製のサイドパネルアウター等が挙げられる。
図2に、本実施形態の接合部材の製造方法の一例を示す。
接合部材の製造方法は、亜鉛で被覆されている第2の金属部材としての、亜鉛めっき層14が形成されている第2の金属板12と、第2の金属板12と対向する第1の金属部材としての、第1の金属板11と、を接合させることにより、接合部材を製造する方法である。
具体的には、まず、第1の金属板11の奥行方向に走査しながら、レーザーLをワイヤ状の溶加材21に照射して溶融させることにより(図2(a)参照)、第2の金属板12の亜鉛めっき層14が形成されている側の表面に肉盛部22を形成する(図2(b)参照)。肉盛部22は、幅方向Dの両端部の高さが幅方向Dの中央部の高さよりも低くなるため、幅方向Dの両端部の亜鉛濃度が幅方向Dの中央部の亜鉛濃度よりも高くなる。また、肉盛部22の幅方向Dの両端部のフランク角が大きくなる。このとき、第2の金属板12の肉盛部22を形成する領域に、例えば、レーザーを照射して、亜鉛めっき層14を予め加熱溶融させることが好ましい。これにより、溶融した溶加材21が溶融した亜鉛めっき層14上に濡れ拡がりやすくなる。ここで、肉盛部22の幅方向Dは、接合部13の幅方向Dと同一であり、レーザーLの走査方向(第1の金属板11の奥行方向)および第2の基板12の厚み方向に対して垂直な方向である。
次に、肉盛部22の中央部付近に近接した状態で、第1の金属板11を配置するとともに、第1の金属板11の奥行方向に走査しながら、レーザーLを第1の金属板11の幅方向Dの肉盛部22の側の端部および溶加材21に照射して溶融させることにより(図2(c)参照)、肉盛部22に第1の金属板11を接合させる、すなわち、第1の金属板11と、第2の金属板12とを、接合部13を介して接合させる(図2(d)参照)。このように、接合部材の製造方法を2工程とすることで、接合部材のルート部に対応する領域における亜鉛めっき層14への入熱が低減され、亜鉛めっき層14の温度を、亜鉛の沸騰が抑制される範囲内に制御することができるため、ブローホールの発生が抑制される。その結果、接合部13の幅方向Dの第1の金属板11の側の端部の亜鉛濃度が高くなる。
亜鉛めっき層14が形成されている第2の金属板12としては、特に限定されないが、例えば、合金化亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板等が挙げられる。これらの中でも、溶融亜鉛めっき鋼板が好ましい。
第2の金属板12の融点は、特に限定されないが、例えば、1496℃以上1536℃以下である。
第2の金属板12の厚みは、特に限定されないが、例えば、0.5mm以上3.0mm以下である。
亜鉛めっき層14は、融点が419.5℃であり、沸点が907℃である。
亜鉛めっき層14の厚みは、特に限定されないが、例えば、0.0028mm以上0.014mm以下である。
溶加材21を構成する金属としては、特に限定されないが、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金等が挙げられる。アルミニウム合金としては、例えば、Al-Mn系合金、Al-Mg系合金、Al-Mg-Si系合金、Al-Cu系合金、Al-Zn-Mg系合金、Al-Si系合金等が挙げられる。これらの中でも、Al-Si系合金が好ましい。
溶加材21の融点は、特に限定されないが、例えば、577℃以上660℃以下である。
ワイヤ状の溶加材21の直径は、特に限定されないが、例えば、1.0mm以上2.0mm以下である。
なお、図2(a)および図2(c)においては、ワイヤ状の溶加材21が用いられているが、溶加材の形状は、ワイヤ状に限定されず、例えば、粉末状、粒状、板状等であってもよい。
また、図2(c)においては、第1の金属板11の幅方向Dの肉盛部22の側の端部とともに溶加材21を溶融させているが、溶加材21を使用せずに、第1の金属板11の幅方向Dの肉盛部22の側の端部のみを溶融させてもよい。
さらに、図2(a)で用いる溶加材21は、図2(c)で用いる溶加材21と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
第1の金属板11としては、特に限定されないが、例えば、アルミニウム板、アルミニウム合金板等が挙げられる。アルミニウム合金板を構成するアルミニウム合金は、溶加材21を構成するアルミニウム合金と同様である。これらの中でも、Al-Mg-Si系アルミニウム合金が好ましい。
第1の金属板11の融点は、特に限定されないが、例えば、577℃以上660℃以下である。
なお、第1の金属板11を構成する金属は、溶加材21を構成する金属と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
第1の金属板11の厚みは、特に限定されないが、例えば、0.5mm以上5.0mm以下である。
なお、本実施形態の接合部材の製造方法は、接合部材のルート部に対応する領域における亜鉛めっき層14の温度を、亜鉛の沸騰が抑制される範囲内に制御することが可能であれば、特に限定されず、2工程にしなくてもよい。
図3に、図2の接合部材の製造方法で用いるレーザー溶接機の一例を示す。
レーザー溶接機30は、レーザーLを発生させる発振器31と、発振器31で発生したレーザーLを照射するレーザーヘッド32と、レーザーヘッド32を操作するロボット33と、を有する。ここで、発振器31およびレーザーヘッド32は、光ファイバー34を介して、接続されている。
発振器31としては、発生したレーザーLを光ファイバーで伝送することが可能であれば、特に限定されないが、例えば、ファイバーレーザー、ダイオードレーザー、ディスクレーザー等が挙げられる。
レーザーLの中心波長、出力等は、接合部材の製造条件(例えば、材料、厚み等)に応じて、適宜設定することができる。
レーザーヘッド32としては、特に限定されないが、例えば、固定光学ヘッド、可変光学ヘッド、回折光学素子(DOE)等によるビーム整形(シングルビーム、ツインビーム等)、ガルバノヘッド等が挙げられる。
ロボット33としては、特に限定されないが、工業用汎用ロボット等が挙げられる。
なお、ロボット33の可搬重量、可動範囲、精度等は、特に限定されない。
本実施形態の接合部材の製造方法では、レーザーL以外の熱源、すなわち、レーザー溶接機以外の溶接機を用いてもよい。
レーザー溶接機以外の溶接機としては、公知のMIG溶接機、CMT溶接機、アーク溶接機等が挙げられる。
なお、溶接機は、非接触の温度計と組み合わせた温度制御型であることが好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨の範囲内で、上記の実施形態を適宜変更してもよい。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
図2の接合部材の製造方法により、以下の条件で接合部材を製造した。
第1の金属板11:Al-Mg-Si系アルミニウム合金板;厚み1.0mm
亜鉛めっき層14が形成されている第2の金属板12:溶融亜鉛めっき鋼板;第2の金属板12の厚み1.4mm、亜鉛めっき層14の厚み0.007mm
溶加材21:Al-Si系合金ワイヤ、直径1.2mm
ここで、図2(a)において、レーザーLを照射したのは、溶加材21のみであり、レーザーLの走査方向のレーザーヘッド32の移動速度、すなわち、レーザーヘッド32の走査速度を1m/minとした。このとき、第2の金属板12の肉盛部22を形成する領域にレーザーを照射して、亜鉛めっき層14を予め加熱溶融させた。また、図2(b)において、溶融している肉盛部22の幅方向Dの両端部および中央部の温度は、それぞれ660℃および1100℃であった。さらに、図2(c)において、レーザーLを照射したのは、溶加材21および第1の金属板11の幅方向Dの肉盛部22の側の端部であり、レーザーヘッド32の走査速度を1m/minとした。また、図2(d)において、溶融している接合部13の温度は、800℃であった。
図4に、肉盛部22の断面SEM像を示す。
図4から、肉盛部22にブローホールが発生していないことがわかる。また、肉盛部22の幅方向Dの両端部は、Zn濃度が高いため、金属間化合物(IMC)が見られない。一方、肉盛部22の幅方向Dの中央部は、Zn濃度が低いため、厚み30μm程度のIMCが見られた。
なお、接合部材においても、上記と同様の傾向が見られた。これは、溶融している接合部13の温度が、溶融している肉盛部22の幅方向Dの両端部の温度と同様に、亜鉛の沸騰が抑制される範囲内に制御されたためであると推測される。
[比較例1]
図2(a)および図2(b)の接合工程を省略した以外は、実施例1と同様にして、接合部材を製造した。
図5に、接合部材の断面SEM像を示す。
図5から、接合部材のルート部にブローホールが発生していることがわかる。また、接合部材のルート部にIMCが見られた。これは、溶融しているルート部の温度が亜鉛の沸騰が抑制される範囲内に制御されなかったためであると推測される。
10 接合部材
11 第1の金属板
11a 端面
12 第2の金属板
12a 表面の一部
12b 表面の残部
13 接合部
13a ルート部
13b 止端部
14 亜鉛めっき層
21 溶加材
22 肉盛部
30 レーザー溶接機
31 発振器
32 レーザーヘッド
33 ロボット
34 光ファイバー
D 幅方向
L レーザー

Claims (4)

  1. 第1の金属部材と、前記第1の金属部材と対向する第2の金属部材と、が接合部を介して接合している接合部材であって、
    前記第1の金属部材は、幅方向の一方の端面が前記接合部と接触しており、
    前記第2の金属部材は、前記第1の金属部材とは材料が異なり、前記第1の金属部材と対向する側の表面の一部が前記接合部と接触しているとともに、前記第1の金属部材と対向する側の表面の前記接合部と接触していない領域が亜鉛で被覆されており、
    前記接合部は、前記幅方向の少なくとも一方の端部の亜鉛濃度が幅方向の中央部の亜鉛濃度よりも高い、接合部材。
  2. 前記接合部は、前記幅方向の前記第1の金属部材の側の端部の亜鉛濃度が幅方向の中央部の亜鉛濃度よりも高い、請求項1に記載の接合部材。
  3. 前記接合部は、前記幅方向の前記第1の金属部材とは反対側の端部の亜鉛濃度が幅方向の中央部の亜鉛濃度よりも高い、請求項1に記載の接合部材。
  4. 亜鉛で被覆されている第2の金属部材と、前記第2の金属部材と対向する第1の金属部材と、を接合させることにより、接合部材を製造する方法であって、
    溶加材に熱源を照射して溶融させることにより、前記第2の金属部材の前記亜鉛で被覆されている側の表面に肉盛部を形成する工程と、
    前記第1の金属部材に熱源を照射して溶融させることにより、前記第2の金属部材に形成された肉盛部に前記第1の金属部材を接合させる工程と、を含み、
    前記第2の金属部材は、前記第1の金属部材とは材料が異なる、接合部材の製造方法。
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