JP2023109554A - 発注システムおよびプログラム - Google Patents

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Masashi Takigawa
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Abstract

【課題】利便性の向上を図ることができる発注システムおよびプログラムを提供することである。【解決手段】実施形態の発注システムは、特定部と、処理部とを備える。前記特定部は、物品の在庫量と、前記物品の必要量と、前記物品の消費予定とに基づき、前記物品の発注時期および発注量を特定する。前記処理部は、前記特定部により特定された前記物品の発注時期および発注量に基づき、前記物品の発注を行う、または、前記物品の不足状態若しくは発注計画をユーザの端末装置に通知する。【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、発注システムおよびプログラムに関する。
収納部に貯蔵される食品の残り個数が予め設定された最小適正量よりも少ない場合、そのことをディスプレー部に出力する冷蔵庫が提案されている。ところで、物品の発注システムは、さらなる利便性の向上が期待されている。
特開2003-50077号公報
本発明が解決しようとする課題は、利便性の向上を図ることができる発注システムおよびプログラムを提供することである。
実施形態の発注システムは、特定部と、処理部とを備える。前記特定部は、物品の在庫量と、前記物品の必要量と、前記物品の消費予定とに基づき、前記物品の発注時期および発注量を特定する。前記処理部は、前記特定部により特定された前記物品の発注時期および発注量に基づき、前記物品の発注を行う、または、前記物品の不足状態若しくは発注計画をユーザの端末装置に通知する。
実施形態の情報処理システムの全体構成を示す図。 実施形態の食材管理サーバの機能構成を示すブロック図。 実施形態の在庫情報の内容の一例を示す図。 実施形態の在庫リストの内容の一例を示す図。 実施形態の献立リストの内容の一例を示す図。 実施形態の発注管理サーバの機能構成を示すブロック図。 実施形態の必要量情報の内容の一例を示す図。 実施形態の通知の一例を示す図。 実施形態の通知の一例を示す図。 実施形態の発注予定リストの内容の一例を示す図。 実施形態の必要量リストの内容の一例を示す図。 実施形態の端末装置の機能構成を示すブロック図。 実施形態の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャート。
以下、実施形態の発注システムおよびプログラムを、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。本出願で「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含み得る。また「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含み得る。本出願で「XXまたはYY」とは、XXとYYのうちいずれか一方の場合に限定されず、XXとYYの両方の場合も含み得る。これは選択的要素が3つ以上の場合も同様である。XXおよびYYは、任意の要素(例えば任意の情報)である。
本出願で「食料品」とは、食料となる品物を広く意味し、肉類や野菜類、果実類のような主食品も含み得る。また「食料品」とは、料理の素材となる食料に限定されず、そのまま飲食可能な食料や飲料も含み得る。また以下の説明において「食材」という表現が便宜上用いられることがあるが、本出願でいう「食材」は「食料品」と同じ意味であり、料理の素材となる食料に限定されず、そのまま飲食可能な食料や飲料も含み得る。本出願で「取得する」とは、送信要求を送信して能動的に取得する場合に限定されず、他の装置から送信される情報を受動的に受信することで取得する場合も含み得る。
(実施形態)
<1.情報処理システムの全体構成>
図1は、実施形態の情報処理システム1の全体構成を示す図である。情報処理システム1は、例えば、冷蔵庫100、食材管理サーバ200、発注管理サーバ300、および端末装置400を含む。ただし、冷蔵庫100、食材管理サーバ200、および端末装置400のうち1つ以上は、情報処理システム1の外部の構成として設けられてもよい。後述するネットワークNWは、例えば、インターネット、セルラー網、Wi-Fi網、LPWA(Low Power Wide Area)、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、またはその他の公衆回線や専用回線などを状況に応じて利用すればよい。
冷蔵庫100は、ユーザUの住居内に設置される。冷蔵庫100は、ユーザUの住居内に設置される無線ルータWRおよびモデムMを介してネットワークNWと接続される。冷蔵庫100は、ネットワークNWを介して、食材管理サーバ200、発注管理サーバ300、または端末装置400と通信可能である。
冷蔵庫100は、例えば、カメラ101と、音声対話装置102とのうち少なくとも一方を有する。カメラ101は、冷蔵庫100の貯蔵部内の様子(例えば食料品の入庫または出庫)を撮影可能である。音声対話装置102は、マイクおよびスピーカを有し、ユーザUの発話による情報入力や問い合わせを受け付け可能である。例えば、音声対話装置102は、ユーザUが保有する食料品の在庫量の変化(在庫量の増加または減少)を示すユーザUの発話を受け付ける。カメラ101または音声対話装置102により取得された情報は、食材管理サーバ200に送信される。なお、音声対話装置102は、冷蔵庫100の一部として設けられた音声対話装置に代えて、冷蔵庫100とは独立して設けられるスマートスピーカなどでもよい。また、カメラ101および音声対話装置102は、冷蔵庫100の必須の構成要素ではなく、省略されてもよい。
食材管理サーバ200は、食材管理サービスを提供する管理サーバである。食材管理サーバ200は、1つまたは複数のサーバ装置(例えばクラウドサーバ)により構成される。食材管理サーバ200は、ネットワークNWを介して、冷蔵庫100、発注管理サーバ300、または端末装置400と通信可能である。
発注管理サーバ300は、食料品の発注サービス(例えば自動発注サービス)を提供する管理サーバである。発注管理サーバ300は、1つまたは複数のサーバ装置(例えばクラウドサーバ)により構成される。発注管理サーバ300は、ネットワークNWを介して、冷蔵庫100、食材管理サーバ200、または端末装置400と通信可能である。
本実施形態では、発注管理サーバ300は、ネットワークNWを介して、1つ以上の外部サーバ800と通信可能である。外部サーバ800は、食料品の販売サービスを提供する管理サーバである。外部サーバ800は、例えば、ネットスーパーや小売店などのEC(Electronic Commerce)サイトを提供する管理サーバである。発注管理サーバ300が外部サーバ800に食料品の発注を行うことで、ユーザUの自宅に食料品が配送される。発注管理サーバ300は、「発注システム」の一例である。食料品は、「物品」の一例である。なお「物品」は、食料品に限定されず、洗濯用洗剤や化粧品のような日用品やその他の雑貨などでもよい。
本実施形態では、食材管理サーバ200と発注管理サーバ300とが別々に存在する例を取り上げて説明する。これに代えて、食材管理サーバ200と発注管理サーバ300とは、1つのサーバによって一体に構成されてもよい。食材管理サーバ200と発注管理サーバ300とを纏めて「サーバ」または「管理サーバ」と称してもよい。なお、食材管理サーバ200および発注管理サーバ300の各々は、クラウドサーバに限定されず、ユーザUの住居にあるコンピュータや、家庭内ルータの一部などにより実現されてもよい。
端末装置400は、冷蔵庫100のユーザUが使用する端末装置である。端末装置400は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末装置のような携帯端末装置である。ただし、端末装置400は、携帯端末装置に限定されず、パーソナルコンピュータや音声対話装置などでもよい。端末装置400は、例えば、種々の情報を表示可能な表示画面401aを含む表示装置401と、ユーザUの入力を受け付け可能な入力装置402とを有する。入力装置402は、例えば、表示装置401の表示画面401aと重ねて設けられたタッチパネルである。入力装置402は、端末装置400に設けられたカメラやマイクなどを含み得る。例えば、入力装置402は、ユーザUが保有する食料品の在庫量の変化(在庫量の増加または減少)を示すユーザUの操作を受け付ける。
端末装置400には、アプリケーションプログラムPがインストールされ、以下に説明する機能がサポートされる。以下では、アプリケーションプログラムPが実行されることで起動されるアプリケーションソフトウェアを「家電管理アプリAPP」と称する。アプリケーションプログラムPは、食材管理サーバ200および発注管理サーバ300と連携してサービスを提供可能なプログラムである。アプリケーションプログラムPは、「プログラム」の一例である。
<2.食材管理サーバ>
次に、食材管理サーバ200について詳しく説明する。
図2は、食材管理サーバ200の機能構成を示すブロック図である。食材管理サーバ200は、例えば、情報取得部210、指示受付部220、食材管理部230、レシピ提供部240、情報出力部250、および記憶部280を有する。
情報取得部210、指示受付部220、食材管理部230、レシピ提供部240、および情報出力部250は、食材管理サーバ200に搭載されたCPU(Central Processing Unit)のような1つ以上のハードウェアプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。ただし、これら機能部の一部または全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、またはFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
(2.1 情報取得部)
情報取得部210は、冷蔵庫100と通信を行い、カメラ101または音声対話装置102により取得された情報を冷蔵庫100から取得する。情報取得部210は、カメラ101により撮影された画像に対して画像処理を行うことで、食料品の在庫量の変化(在庫量の増加または減少)を検出する。また、情報取得部210は、音声対話装置102により受け付けられた発話から得られる音声データに基づき、食料品の在庫量の変化(在庫量の増加または減少)を検出する。
また、情報取得部210は、端末装置400と通信を行い、端末装置400に対するユーザUの操作(後述する操作受付部420により受け付けられた操作)に基づき、食料品の在庫量の変化(在庫量の増加または減少)を示す情報を取得する。すなわち、食料品の在庫量の変化を示す情報は、端末装置400に対するユーザUの手入力に基づいて取得されてもよい。情報取得部210により検出または取得された情報は、食材管理部230に出力される。
(2.2 指示受付部)
指示受付部220は、端末装置400と通信を行い、端末装置400に対するユーザUの操作に基づき、ユーザUの指示を受け付ける。例えば、指示受付部220は、端末装置400に対して行われたユーザUの操作に基づき、レシピの検索や特定のレシピの詳細情報を要求するユーザUの指示を受け付ける。指示受付部220により受け付けられたユーザUの指示を示す情報は、レシピ提供部240に出力される。
(2.3 食材管理部)
食材管理部230は、ユーザUが保有する食料品の在庫量を示す在庫情報281を管理する。在庫情報281は、例えば、ユーザUの住居に在庫として存在する食料品が登録された情報である。在庫情報281は、冷蔵庫100の貯蔵部内に収容される食料品に限らず、冷蔵庫100の外部で保存(例えば常温で保存)される食料品を含んでもよい。食材管理部230は、情報取得部210から受け取る情報に基づき、在庫情報281を更新する。在庫情報281の更新は、ユーザUが在庫として保有する食料品の追加、削除、または数量変更などである。
図3は、在庫情報281の内容の一例を示す図である。在庫情報281では、管理ID、食材名、食材分類、保存場所、購入日、消費期限、数量、単位、および履歴が対応付けられて管理される。在庫情報281に含まれる各食料品の消費期限は、例えば端末装置400に対するユーザUの操作に基づいて入力されてもよいし、食料品の種類に応じて予め設定された期間に基づき算出される日付が自動的に入力されてもよい。
(2.4 レシピ提案部)
レシピ提案部240は、レシピ情報282に含まれる複数のレシピを参照可能である。レシピは、食材の調理方法を含む情報である。各レシピには、料理の完成品の画像、料理に必要な食材の種類、料理に必要な各食材の量、調理の手順などを示す情報が含まれる。レシピ提案部240は、端末装置400に対して行われたユーザUの操作に基づき、レシピ情報282に含まれる複数のレシピのなかからユーザUに提案する1つ以上のレシピを選択し、選択したレシピの一覧を示す情報を端末装置400に送信する。また、レシピ提案部240は、端末装置400に対して行われたユーザUの操作に基づき、各レシピの詳細情報を端末装置400に送信する。
本実施形態では、レシピ提案部240は、ユーザUによるレシピを用いた料理の調理予定を管理可能(登録可能)である。例えば、レシピ提案部240は、端末装置400に対して行われたユーザUの操作に基づき、ユーザUにより指定された将来の日付に対して、ユーザUにより選択された1つ以上のレシピを対応付けて登録可能である。例えば、ユーザUは、次の日曜日にハンバーグのレシピを用いた調理を行う予定である場合、次の日曜日の日付に対して、選択したハンバーグのレシピを対応付けて登録する。レシピ提案部240は、日付に対してレシピが対応付けられた登録を、調理予定情報283として管理する。日付に対してレシピを対応付けるために端末装置400に対して行われるユーザUの操作は、「消費予定日の入力」の一例である。
(2.5 情報出力部)
情報出力部250は、端末装置400からの要求に応じて、在庫情報281を端末装置400に送信する。これにより、後述する端末装置400の表示制御部430は、食材管理サーバ200から受信する在庫情報281に基づき在庫リストL1を生成し、生成した在庫リストL1を端末装置400の表示画面401aに表示させる。
図4は、端末装置400に表示される在庫リストL1の内容の一例を示す図である。在庫リストL1は、在庫情報281に登録されたユーザUが在庫として保有する食料品の一覧を示すリストである。在庫リストL1では、食材分類を示すアイコン、食材名、購入日、消費期限、数量、および単位が対応付けて表示される。
本実施形態では、情報出力部250は、端末装置400からの要求に応じて、調理予定情報283を端末装置400に送信する。これにより、後述する端末装置400の表示制御部430は、食材管理サーバ200から受信する調理予定情報283に基づき献立リストL2を生成し、生成した献立リストL2を端末装置400の表示画面401aに表示させる。
図5は、端末装置400に表示される献立リストL2の内容の一例を示す図である。献立リストL2は、日付と対応付けられて登録されたレシピの一覧を示すリストである。献立リストL2では、各レシピは、1週間または1ヶ月の日付と対応付けた表示態様で表示される。例えば、各レシピは、カレンダー形式で1週間または1ヶ月の日付と対応付けた表示態様で表示される。図5に示す例では、1月10日に対応付けて「牛肉とキャベツの甘辛炒め」のレシピが登録されており、1月14日に対応付けて「ぶり大根」のレシピが登録されており、1月17日に対応付けて「豚汁」のレシピが対応付けられている。
(2.6 記憶部)
記憶部280は、各種情報を記憶する機能部である。記憶部280は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、HDD(Hard Disk Drive)、またはSSD(Solid State Drive)などの組み合わせにより実現される。記憶部280は、在庫情報281、レシピ情報282、および調理予定情報283を記憶する。
<3.発注管理サーバ>
次に、発注管理サーバ300について詳しく説明する。
図6は、発注管理サーバ300の機能構成を示すブロック図である。発注管理サーバ300は、例えば、情報取得部310、設定部320、特定部330、通知部340、回答受付部350、発注部360、提示部370、および記憶部380を有する。本実施形態では、通知部340、回答受付部350、および発注部360を合わせて、「処理部SU」と称する。
情報取得部310、設定部320、特定部330、通知部340、回答受付部350、発注部360、および提示部370は、発注管理サーバ300に搭載されたCPUのような1つ以上のハードウェアプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。ただし、これら機能部の一部または全部は、ASIC、PLD、またはFPGAなどのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
(3.1 情報取得部)
情報取得部310は、食材管理サーバ200と通信を行い、食材管理サーバ200から在庫情報281を取得する。例えば、情報取得部310は、特定部330により食料品の発注時期および発注量を特定する処理が開始される場合に、食材管理サーバ200から最新の在庫情報281を取得する。情報取得部310は、取得した最新の在庫情報281を、在庫情報381として記憶部380に格納する。在庫情報381は、各食料品の在庫量を示す情報の一例である。
本実施形態では、情報取得部310は、食材管理サーバ200と通信を行い、食材管理サーバ200から調理予定情報283を取得する。例えば、情報取得部310は、特定部330により食料品の発注時期および発注量を特定する処理が開始される場合に、食材管理サーバ200から最新の調理予定情報283を取得する。調理予定情報283は、各食料品の必要量および消費予定日を示す情報の一例である。
また、情報取得部310は、端末装置400と通信を行い、端末装置400に対するユーザUの入力操作に基づき、各食料品の必要量と消費予定日を示す情報を取得してもよい。すなわち、各食料品の必要量と消費予定日は、端末装置400に対するユーザUの手入力に基づいて取得されてもよい。
情報取得部310は、取得した最新の調理予定情報283、および/またはユーザUの入力操作に基づいて得られる各食料品の必要量と消費予定日に基づき、食料品の必要量情報382を生成する。必要量情報382は、各食料品の必要量と消費予定日とを含む情報である。情報取得部310は、生成した必要量情報382を記憶部380に格納する。
図7は、必要量情報382の内容の一例を示す図である。必要量情報382では、各食料品について、消費予定日、食材名、必要量、および消費期限が対応付けられて管理される。なお、必要量情報382に含まれる「必要量」とは、例えば、消費予定量のことであり、在庫量が考慮されていない指標である。これに代えて、必要量情報382に含まれる「必要量」は、在庫量が考慮された指標であってもよい。すなわち、「必要量」とは、消費予定量から在庫量が差し引かれた純粋な不足量でもよい。
(3.2 設定部)
設定部320は、発注対象設定部321と、受取可能日設定部322とを有する。
発注対象設定部321は、発注部360による発注(例えば自動発注)を希望する食料品を発注対象として発注対象情報383に登録する。発注対象設定部321は、例えば端末装置400に対するユーザUの操作に基づき、ユーザUにより指定された食料品を発注対象として登録する。
受取可能日設定部322は、ユーザUが食料品の配送を受け取ることができる日付(または日時)を受取可能日として受取可能日情報384に登録する。受取可能日設定部322は、例えば端末装置400に対するユーザUの操作に基づき、ユーザUにより指定された日付を受取可能日として登録する。
(3.3 特定部)
特定部330は、例えば発注対象情報383に登録された食料品について、食料品の発注時期および発注量を特定する。本実施形態では、特定部330は、食料品の在庫量と、食料品の必要量と、食料品の消費予定日とに基づき、食料品の発注時期および発注量を特定する。食料品の在庫量は、例えば、在庫情報381に含まれる情報である。食料品の必要量および消費予定日は、例えば、必要量情報382に含まれる情報である。ここで、消費予定日は、「消費予定」の一例である。本出願でいう「消費予定」とは、具体的な日付を伴う予定に限定されず、「今週末」のように複数の日付に対応する予定などでもよい。
「発注時期を特定する」とは、各食料品の発注に適した発注日を特定することである。例えば、特定部330は、各食料品について消費予定日の前日に発注した食料品が自宅に配送されるように、必要な配送期間を考慮して発注日を特定する。「発注量を特定する」とは、各食料品について実際に発注する発注量を特定する。例えば、料理に必要な必要量が端数(例えば牛肉1880g)である場合、発注可能単位に基づく発注量(例えば牛肉2000g)が特定される。
例えば、特定部330は、食料品の在庫量と、食料品の必要量と、食料品の消費予定日とに基づき、各食料品について不足状態(例えば不足が生じる日および不足量)を特定し、特定した不足状態に基づき、各食料品の必要な発注時期および発注量を特定する。特定部330は、特定した各食料品の必要な発注時期および発注量に基づき、各食料品の発注計画を生成する。発注計画は、例えば、各食料品の発注日、発注量、および発注先を含む。本出願で「発注計画」とは、発注部360による自動発注に利用される発注予定でもよいし、ユーザUに対して提示する発注の提案であってもよい。
特定部330は、食料品の価格や還元ポイントに基づき、食料品の発注時期および発注量を特定してもよい。例えば、特定部330は、発注対象の食料品のセール日や還元ポイントが高くなる日(以下「特別日」と称する)に合うように食料品の発注時期を特定してもよい。
本実施形態では、特定部330は、上述した要素(例えば食料品の在庫量、必要量、および消費予定日)に加え、食料品の消費期限に基づき、食料品の発注時期および発注量を特定する。特定部330は、例えば、ある食料品について上記特別日に発注を行うと消費予定日よりも前に消費期限を迎えてしまう場合、当該食料品については上記特別日における発注を抑制する。特定部は、例えば、ある食料品について後述するまとめ買いを行うと消費予定日よりも前に消費期限を迎えてしまう場合、当該食料品については上記まとめ買いの対象に含めることを抑制する。
本実施形態では、特定部330は、上述した要素(例えば食料品の在庫量、必要量、および消費予定日)に加え、ユーザUの受取可能日に基づき、食料品の発注時期および発注量を特定する。特定部330は、例えば、発注した食料品が受取可能日情報384に含まれるユーザUの受取可能日に配送されるように発注日を特定する。
本実施形態では、特定部330は、同じ食料品について日付が異なる複数の消費予定日が存在する場合において所定条件が満たされる場合、複数の消費予定日に対応する必要量を一度に購入(いわゆるまとめ買い)するための食料品の発注時期および発注量を特定する。特定部330は、例えば、最先の消費予定日に配送が間に合うように、複数の消費予定日に対応する必要量をまとめ買いするための食料品の発注時期および発注量を特定する。「所定条件が満たされる場合」とは、まとめ買いを行っても最も遅い消費予定日まで食料品の消費期限が持つ場合や、まとめ買いを希望することを示す操作または設定がユーザUによって行われていることなどである。所定条件は、端末装置400に対するユーザUの操作に基づいて設定されてもよい。
本実施形態では、食料品は、第1食料品と、第1食料品とは種類が異なる第2食料品とを含む。第1食料品は、「第1物品」の一例である。第2食料品は、「第2物品」の一例である。特定部330は、第1食料品の消費予定日と第2食料品の消費予定日とが異なる場合において所定条件が満たされる場合、第1食料品および第2食料品を一度に購入(いわゆるまとめ買い)するための第1食料品および第2食料品の発注時期および発注量を特定する。特定部330は、例えば、最先の消費予定日に配送が間に合うように、種類および消費予定日が異なる複数の食料品の必要量をまとめ買いするための発注時期および発注量を特定する。「所定条件が満たされる場合」とは、まとめ買いを行っても最も遅い消費予定日まで食料品の消費期限が持つ場合や、まとめ買いを希望することを示す操作または設定がユーザUによって行われていることなどである。所定条件は、端末装置400に対するユーザUの操作に基づいて設定されてもよい。
本実施形態では、食料品は、要冷蔵の配送(いわゆるクール便)が必要な第1グループの食料品と、要冷蔵の配送が不要な第2グループの食料品とを含む。特定部330は、食料品の種類に応じて第1グループの食料品と第2グループの食料品とが予め分類された分類情報に基づき、発注対象の食料品が第1グループの食料品であるか、第2グループの食料品であるか判定する。
そして、特定部330は、第1グループの食料品について、同じ食料品の複数の消費予定日に対応する必要量、または種類および消費予定日が異なる複数の食料品の必要量をまとめ買いするための発注時期および発注量を特定する。また、特定部330は、第1グループの食料品とは分けて、第2グループの食料品について、同じ食料品の複数の消費予定に対応する必要量、または種類および消費予定日が異なる複数の食料品の必要量をまとめ買いするための発注時期および発注量を特定する。すなわち、特定部330は、クール便による配送が必要な食料品についてまとめ買いするための発注時期および発注量を特定し、それとは別に、クール便による配送が不要な食料品についてまとめ買いするための発注時期および発注量を特定する。
(3.4 通知部)
通知部340は、発注部360による発注に代えて/加えて、特定部330により特定された食料品の不足状態または発注計画をユーザUの端末装置400に通知可能である。例えば、通知部340は、発注対象として発注対象情報383に登録されていない食料品については、発注部360による発注に代えて、食料品の不足状態を示す通知N1を端末装置400に送信する。これにより、後述する端末装置400の表示制御部430は、食材管理サーバ200から受信する通知N1を端末装置400の表示画面401aに表示させる。
図8は、通知N1の一例を示す図である。通知N1は、例えば、将来の消費予定日に不足する食料品の一覧を示す情報を含む。
なお、通知部340は、上記通知N1に代えて/加えて、特定部330により特定された食料品の不足状態または発注計画をユーザUの端末装置400に通知可能である。例えば、通知部340は、食料品の不足状態または発注計画を示す通知N2を端末装置400に送信する。
図9は、通知N2の一例を示す図である。通知N2は、例えば、将来の消費予定日に不足する食料品の一覧を示す情報を含む。通知N2は、発注対象として発注対象情報383に登録されている食料品について記載されてもよい。通知N2は、食料品の不足状態または発注計画に対して発注管理サーバ300による発注を行うか否かに関するユーザUの回答を受け付けるための操作部B1(例えばボタン)の表示を含む。操作部B1は、例えば、不足する食料品(または発注予定の食料品)について発注管理サーバ300による発注を行うことを指示する操作部B1aと、発注管理サーバ300による発注を行わないこと(例えば、発注計画に含まれる発注予定をキャンセルすること)を指示する操作部B1bとを含む。
(3.5 回答受付部)
回答受付部350は、通知部340により通知される食料品の不足状態または発注計画に対して発注管理サーバ300による発注を行うか否かに関するユーザUの回答を受け付け可能である。例えば、後述する端末装置400の操作受付部420は、上述した通知N2に含まれる操作部B1に対するユーザUの操作を受け付ける。回答受付部350は、操作部B1a,B1bのいずれがユーザUにより操作されたかを示す操作結果を端末装置400から取得することで、通知された食料品の不足状態または発注計画に対して発注管理サーバ300による発注を行うか否かに関するユーザUの回答を受け付ける。回答受付部350は、受け付けたユーザUの回答を発注部360に出力する。
(3.6 発注部)
発注部360は、特定部330により特定された食料品の発注時期および発注量、および回答受付部350により受け付けられたユーザUの回答に基づき、確定された食料品の発注計画を示す発注計画情報385を生成する。そして、発注部360は、発注計画情報385に基づき、食料品の発注を行う。具体的には、発注部360は、特定部330により特定された発注日に、発注量、発注先、および配送先を含む発注依頼を外部サーバ800に送信する。
本実施形態では、発注部360は、回答受付部350から受け取るユーザUの回答に基づき、特定部330により特定された発注が必要な食料品のなかで、ユーザUが発注部360による発注を希望する食料品(回答受付部350により発注管理サーバ300による発注を行うことの回答が受け付けられた食料品)について発注を行う。一方で、発注部360は、ユーザUが自分で購入することを示す回答を行った食料品については発注を行わない。
本実施形態では、発注部360は、発注対象の食料品が上記第1グループの物品である場合、上記発注依頼において食料品の配送方法として要冷蔵の配送を指定する。一方で、発注対象の食料品が上記第2グループの物品である場合、上記発注依頼において食料品の配送方法として通常配送を指定する、または配送方法についての指定は行わない。
(3.7 提示部)
提示部370は、特定部330により特定された食料品の発注時期および発注量の一覧を示す情報を提示可能である。本実施形態では、提示部370は、食料品の発注時期および発注量の一覧を、1週間または1ヶ月の日付と対応付けた表示態様で提示可能である。例えば、提示部370は、端末装置400からの要求に応じて、発注計画情報385を端末装置400に送信する。これにより、後述する端末装置400の表示制御部430は、発注管理サーバ300から受信する発注計画情報385に基づき発注予定リストL3を生成し、生成した発注予定リストL3を端末装置400の表示画面401aに表示させる。
図10は、端末装置400に表示される発注予定リストL3の内容の一例を示す図である。発注予定リストL3は、日付と対応付けられた食料品の発注時期および発注量の一覧を示すリストである。発注予定リストL3では、食料品の発注時期および発注量の一覧は、1週間または1ヶ月の日付と対応付けた表示態様で表示される。例えば、食料品の発注時期および発注量の一覧は、カレンダー形式で1週間または1ヶ月の日付と対応付けた表示態様で表示される。
提示部370は、さらに、特定部330により特定された食料品の不足状態(および/または消費予定日)の一覧を示す情報を提示可能であってもよい。本実施形態では、提示部370は、食料品の不足状態および消費予定日の一覧を、1週間または1ヶ月の日付と対応付けた表示態様で提示可能である。例えば、提示部370は、端末装置400からの要求に応じて、必要量情報382を端末装置400に送信する。これにより、後述する端末装置400の表示制御部430は、発注管理サーバ300から受信する必要量情報382に基づき必要量リストL4を生成し、生成した必要量リストL4を端末装置400の表示画面401aに表示させる。
図11は、端末装置400に表示される必要量リストL4の内容の一例を示す図である。必要量リストL4は、日付と対応付けられた食料品の不足状態および消費予定日の一覧を示すリストである。必要量リストL4では、食料品の不足状態および消費予定日の一覧は、1週間または1ヶ月の日付と対応付けた表示態様で表示される。例えば、食料品の不足状態および消費予定日の一覧は、カレンダー形式で1週間または1ヶ月の日付と対応付けた表示態様で表示される。
(3.8 記憶部)
記憶部380は、各種情報を記憶する機能部である。記憶部380は、RAM、ROM、EEPROM、HDD、またはSSDなどの組み合わせにより実現される。記憶部380は、在庫情報381、必要量情報382、発注対象情報383、受取可能日情報384、および発注計画情報385を記憶する。
<4.端末装置>
次に、端末装置400について詳しく説明する。
図12は、端末装置400の機能構成を示すブロック図である。端末装置400は、例えば、情報取得部410、操作受付部420、表示制御部430、および記憶部480を有する。
情報取得部410、操作受付部420、および表示制御部430は、端末装置400に搭載されたCPUのような1つ以上のハードウェアプロセッサがアプリケーションプログラムPを実行することにより実現される。言い換えると、情報取得部410、操作受付部420、および表示制御部430は、家電管理アプリAPPに含まれるソフトウェア機能部である。
(4.1 情報取得部)
情報取得部410は、端末装置400の表示画面に表示させる各種情報を食材管理サーバ200または発注管理サーバ300から取得する。例えば、情報取得部410は、食材管理サーバ200から在庫情報を取得する。また、情報取得部410は、発注管理サーバ300から必要量情報382、発注計画情報385、および通知N1,N2を取得する。
(4.2 操作受付部)
操作受付部420は、家電管理アプリAPPに関連して入力装置402に対して行われるユーザUの操作を受け付ける。例えば、操作受付部420は、各食糧品の在庫量の変化を入力するユーザUの操作、各食料品の消費期限を入力するユーザUの操作、または特定の日付に対してレシピを対応付けて登録するユーザUの操作を受け付ける。操作受付部420は、受け付けたユーザUの操作内容を示す情報を食材管理サーバ200に送信する。
また、操作受付部420は、各食料品の必要量および消費予定日を入力するユーザUの操作、ユーザUの受取可能日を入力するユーザUの操作、および通知N2に対する回答(発注管理サーバ300による発注を行うか否かに関する回答)を入力するユーザUの操作を受け付ける。操作受付部420は、受け付けたユーザUの操作内容を示す情報を発注管理サーバ300に送信する。
(4.3 表示制御部)
表示制御部430は、端末装置400の表示装置401を制御することで、表示装置401の表示画面401aに表示される内容を制御する。例えば、表示制御部430は、食材管理サーバ200または発注管理サーバ300から取得される情報に基づき、在庫リストL1、献立リストL2、発注予定リストL3、必要量リストL4、および通知N1,N2を表示させる。
<5.処理の流れ>
次に、基本的な処理の流れについて説明する。ここでは、配送期間として発注日当日を含めて4日要すると仮定する。また、発注管理サーバ300の情報取得部310により必要な情報は全て取得されているものとする。
図13は、発注管理サーバ300の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、特定部330は、在庫情報381と必要量情報382とに基づき、その当日から数えて5日後(すなわち配送期間+1日、以下「特定日」と称する)に不足する食料品(以下「第1不足食料品」と称する)の有無を判定する(S101)。特定部330は、第1不足食料品が無いと判定した場合(S101:NO)、本フローの処理を終了する。一方で、特定部330は、第1不足食料品があると判定した場合(S101:YES)、在庫情報381と必要量情報382とに基づき、第1不足食料品の発注量を特定する(S102)。
次に、特定部330は、在庫情報381と必要量情報382とに基づき、特定日に続く所定期間(例えば特定日直後の1週間)における不足する食料品の有無を判定する(S103)。特定部330は、特定日に続く所定期間に不足する食料品が無いと判定した場合(S103:NO)、S105の処理に進む。すなわち、発注部360は、特定部330により特定された発注量に基づき、第1不足食料品の発注を行う(S105)。
一方で、特定部330は、特定日に続く所定期間に不足する食料品があると判定した場合(S103:YES)、それら不足する食料品のなかで第1不足食料品とまとめ買いが可能な食料品(以下「第2不足食料品」と称する)の有無を判定する(S104)。例えば、特定部330は、必要量情報382に含まれる第2不足食料品の消費期限に基づき、第1不足食料品と同時に第2不足食料品を発注した場合でも、第2不足食料品の消費期限の満了が第2不足食料品の消費予定日よりも後になる場合に、第1不足食料品と第2不足食料品がまとめ買い可能と判定する。
特定部330は、第1不足食料品とまとめ買いが可能な第2不足食料品が無い場合(S104:NO)、S105の処理に進む。すなわち、発注部360は、特定部330により特定された発注量に基づき、第1不足食料品の発注を行う(S105)。
一方で、特定部330は、第1不足食料品とまとめ買いが可能な第2不足食料品がある場合(S104:YES)、在庫情報381と必要量情報382とに基づき、第2不足食料品の発注量を特定する(S106)。そして、発注部360は、特定部330により特定された発注量に基づき、第1不足食料品および第2不足食料品の発注を行う(S105)。以降、上述したS101からS107の処理を所定の周期(例えば毎日)繰り返す。
<6.利点>
例えば、消費期限が短かったり、必要な量が日によって異なる物品の場合、購入した物品の一部が無駄になったり、必要なときに物品が不足するという問題が発生し得る。例えば、牛肉を自動発注する場合を考える。ある時点で牛肉の在庫量が規定量を下回ったため自動発注されたとする。しかし、しばらく牛肉を使用する予定もなく、実際に使用しなかった場合、消費期限が過ぎてしまい、購入した牛肉が無駄になる場合がある。一方で、次の休日に焼肉パーティーを予定している場合、規定量の牛肉を発注するだけでは必要な分量に対して不足してしまう。
そこで本実施形態では、発注管理サーバ300は、特定部330と、発注部360とを備える。特定部330は、物品の在庫量と、物品の必要量と、物品の消費予定日とに基づき、物品の発注時期および発注量を特定する。発注部360は、特定部330により特定された物品の発注時期および発注量に基づき、物品の発注を行う。このような構成によれば、物品が一定量を下回った場合に補充するのではなく、必要となる時期に必要な分量を確保することができるようになる。その結果、物品の廃棄や不足を抑制することができる。これにより、利便性の向上を図ることができる。
本実施形態では、特定部330は、物品の在庫量、必要量、および消費予定日に加え、物品の消費期限に基づき、物品の発注時期および発注量を特定する。このような構成によれば、消費期限が短い物品を早く発注し過ぎたために物品が無駄になることを抑制することができる。これにより、利便性のさらなる向上を図ることができる。
本実施形態では、特定部330は、物品の在庫量、必要量、および消費予定日に加え、ユーザUの受取可能日に基づき、物品の発注時期および発注量を特定する。このような構成によれば、ユーザUの不在日などに物品が届いてしまい再配送の手配が必要になることなどを抑制することができる。また、消費期限が短い物品についてユーザUが確実に受け取ることができると、新鮮な状態で物品を入手することができる。これにより、利便性のさらなる向上を図ることができる。
本実施形態では、特定部330は、同じ物品について日付が異なる複数の消費予定日がある場合、複数の消費予定日に対応する必要量を一度に購入するための物品の発注時期および発注量を特定可能である。このような構成によれば、3日分などある程度の期間の必要量をまとめ買いすることができる。これにより、複数個単位で購入しなければならない物品の場合、余剰発注を減らすことができる。また、一括購入によるディスカウントやユーザの受け取り負担の軽減、配送料の抑制などの利益を受けることができる。
本実施形態では、物品は、第1物品と、第1物品とは種類が異なる第2物品とを含む。特定部330は、第1物品の消費予定日と第2物品の消費予定日とが異なる場合、第1物品および第2物品を一度に購入するための第1物品および第2物品の発注時期および発注量を特定可能である。このような構成によれば、一括購入によるディスカウントやユーザの受け取り負担の軽減、配送料の抑制などの利益を受けることができる。
本実施形態では、発注管理サーバ300は、発注部360による発注に代えて/加えて、特定部330により特定された物品の不足状態をユーザUの端末装置400に通知可能な通知部340を備える。このような構成によれば、発注の代わりに、発注アドバイスとなる物品の必要量を前日などにユーザUへ通知することができる。これにより、ユーザUは、買い忘れを抑制することができる。
本実施形態では、発注管理サーバ300は、特定部330により特定された物品の不足状態または発注計画をユーザUの端末装置400に通知する通知部340と、通知部340により通知される物品の不足状態または発注計画に対して発注管理サーバ300による発注を行うか否かに関するユーザUの回答を受け付け可能な回答受付部350と備える。このような構成によれば、ユーザUは、不足する物品ごとに自動発注を行うか、自ら購入するか柔軟に選択することができる。これにより、利便性のさらなる向上を図ることができる。
本実施形態では、発注管理サーバ300は、端末装置400からの要求に応じて、特定部330により特定された物品の発注時期および発注量の一覧を示す情報を提示する提示部370を備える。このような構成によれば、ユーザUは、発注予定を容易に知ることができる。これにより、利便性のさらなる向上を図ることができる。
本実施形態では、提示部370は、物品の発注時期および発注量の一覧を、1週間または1ヶ月の日付と対応付けた表示態様で提示する。このような構成によれば、より直感的に見やすい表示により物品の発注時期および発注量をユーザUに報知することができる。
本実施形態では、物品は、要冷蔵の配送が必要な第1グループの物品と、要冷蔵の配送が不要な第2グループの物品とを含む。発注部360は、物品が第1グループの物品である場合、物品の配送方法として要冷蔵の配送を指定する。このような構成によれば、冷蔵が必要な物品について、ユーザUによる要冷蔵の配送の手配が不要になる。これにより、利便性のさらなる向上を図ることができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、発注システムは、物品の在庫量と、物品の必要量と、物品の消費予定日とに基づき、物品の発注時期および発注量を特定する特定部を有する。このような構成によれば、利便性の向上を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…情報処理システム、100…冷蔵庫、200…食材管理サーバ、300…発注管理サーバ(発注システム)、310…情報取得部、320…設定部、330…特定部、340…通知部、350…回答受付部、360…発注部、370…提示部、SU…処理部。

Claims (15)

  1. 物品の在庫量と、前記物品の必要量と、前記物品の消費予定とに基づき、前記物品の発注時期および発注量を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された前記物品の発注時期および発注量に基づき、前記物品の発注を行う、または、前記物品の不足状態若しくは発注計画をユーザの端末装置に通知する処理部と、
    を備えた発注システム。
  2. 前記特定部は、前記物品の在庫量、前記物品の必要量、および前記物品の消費予定に加え、前記物品の消費期限に基づき、前記物品の発注時期および発注量を特定する、
    請求項1に記載の発注システム。
  3. 前記特定部は、前記物品の在庫量、前記物品の必要量、および前記物品の消費予定に加え、前記ユーザの受取可能日に基づき、前記物品の発注時期および発注量を特定する、
    請求項1または請求項2に記載の発注システム。
  4. 前記特定部は、同じ物品について日付が異なる複数の消費予定がある場合、前記複数の消費予定に対応する必要量を一度に購入するための前記物品の発注時期および発注量を特定可能である、
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の発注システム。
  5. 前記物品は、第1物品と、前記第1物品とは種類が異なる第2物品とを含み、
    前記特定部は、前記第1物品の消費予定と前記第2物品の消費予定との日付が異なる場合、前記第1物品および前記第2物品を一度に購入するための前記第1物品および前記第2物品の発注時期および発注量を特定可能である、
    請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の発注システム。
  6. 前記処理部は、前記特定部により特定された前記物品の不足状態または発注計画を前記ユーザの端末装置に通知する通知部を有する、
    請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の発注システム。
  7. 前記処理部は、前記通知部により通知される前記物品の不足状態または発注計画に対して前記発注システムによる発注を行うか否かに関するユーザの回答を受け付け可能な回答受付部と、前記回答受付部により前記発注システムによる発注を行うことの回答が受け付けられた物品について発注を行う発注部とを有する、
    請求項6に記載の発注システム。
  8. 前記ユーザの端末装置からの要求に応じて、前記特定部により特定された前記物品の発注時期および発注量の一覧を示す情報を提示する提示部をさらに備える、
    請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載の発注システム。
  9. 前記提示部は、前記物品の発注時期および発注量の一覧を、1週間または1ヶ月の日付と対応付けた表示態様で提示する、
    請求項8に記載の発注システム。
  10. 前記物品は、食料品である、
    請求項1から請求項9のうちいずれか1項に記載の発注システム。
  11. 前記物品は、要冷蔵の配送が必要な第1グループの物品と、前記要冷蔵の配送が不要な第2グループの物品とを含み、
    前記処理部は、前記物品の発注を行う発注部を有し、
    前記発注部は、前記物品が前記第1グループの物品である場合、前記物品の配送方法として前記要冷蔵の配送を指定する、
    請求項1から請求項10のうちいずれか1項に記載の発注システム。
  12. 発注システムと連携してサービスを提供可能なプログラムであって、
    前記発注システムは、物品の在庫量と、前記物品の必要量と、前記物品の消費予定とに基づき、前記物品の発注時期および発注量を特定し、特定した前記物品の発注時期および発注量に基づき、前記物品の発注を行う、または、前記物品の不足状態若しくは発注計画をユーザの端末装置に通知し、
    前記プログラムは、端末装置のコンピュータに、
    前記消費予定の入力を受け付けさせ、受け付けさせた前記消費予定を示す情報を前記発注システムへ送信させる、
    プログラム。
  13. 前記発注システムは、前記物品の在庫量、前記物品の必要量、および前記物品の消費予定に加え、前記ユーザの受取可能日に基づき、前記物品の発注時期および発注量を特定し、
    前記プログラムは、前記端末装置のコンピュータに、
    前記受取可能日の入力を受け付けさせ、受け付けさせた前記受取可能日を示す情報を前記発注システムへ送信させる、
    請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記発注システムは、前記物品の不足状態または発注計画を前記端末装置に通知し、前記物品の不足状態または発注計画に対して前記ユーザが自分で購入することを示す回答を受け付け可能であり、
    前記プログラムは、前記端末装置のコンピュータに、
    前記物品の不足状態または発注計画に対する前記ユーザの回答の入力を受け付けさせ、受け付けさせた前記ユーザの回答を示す情報を発注システムへ送信させる、
    請求項12または請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記プログラムは、前記端末装置のコンピュータに、
    前記発注システムに対して所定の要求を送信させ、
    前記要求に応じて前記発注システムから取得される情報に基づき、前記発注システムにより特定された前記物品の発注時期および発注量の一覧を表示させる、
    請求項12から請求項14のうちいずれか1項に記載のプログラム。
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