JP2023109319A - 内視鏡用光源装置、内視鏡システム、並びに、内視鏡用光源装置における照明光の追加及び変更方法 - Google Patents

内視鏡用光源装置、内視鏡システム、並びに、内視鏡用光源装置における照明光の追加及び変更方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光源の追加又は変更を容易に実現する内視鏡用光源装置、内視鏡システム、並びに、内視鏡用光源装置における照明光の追加及び変更方法を提供する。【解決手段】互いに異なる波長領域の光を発する複数の第1半導体光源と、複数の第1半導体光源が発する光により照明光として白色光を生成する照明光生成部と、第2半導体光源を着脱可能に構成される少なくとも1つの光源取付部を備え、光源取付部に第2半導体光源を取り付けた場合に、複数の第1半導体光源が発する光と第2半導体光源が発する光により照明光を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡用光源装置、内視鏡システム、並びに、内視鏡用光源装置における照明光の追加及び変更方法に関する。
医療分野においては、内視鏡用光源装置及び内視鏡を備える内視鏡システムを用いた診断が広く行われている。内視鏡システムを用いた診断では、内視鏡用光源装置が発する照明光等を工夫した画像強調観察(IEE、image enhanced endoscopy)により、観察対象を内視鏡で撮影して得た画像(以下、内視鏡画像という)を用いて、観察対象の表面構造、又は粘膜表層等に関する様々な診断支援情報を得る場合がある。画像強調観察を用いた診断においては、複数種類の照明光等によって得られる複数種類の内視鏡画像を取得し、これらの内視鏡画像を詳細に比較又は重畳することにより適切な診断ができる場合がある。
複数種類の照明光に関し、蛍光型半導体光源を含む複数の半導体光源を用いて、目標とする発光スペクトルを持つ照明光を、簡単な制御で安定して得ることができる内視鏡用光源装置等が知られている(特許文献1及び特許文献2)。
国際公開第2015/016013号 特開2015-070946号公報
特許文献1及び2の内視鏡用光源装置では、複数の半導体光源のそれぞれが発する各色の光量を制御し、ダイクロイックフィルタ等の光学部材を用いてこれらの各色の光を合波することにより、複数の色の照明光を生成する多色光源を実現している。しかしながら、複数の色の照明光を生成する方法として、複数の半導体光源に別の色の半導体光源を追加したり、複数の半導体光源のうち1つを別の色の半導体光源に変更したりといった、半導体光源自体を操作することは、光学系全体の再設計が必要となるため、容易に実現することが難しかった。
本発明は、光源の追加又は変更を容易に実現する内視鏡用光源装置、内視鏡システム、並びに、内視鏡用光源装置における照明光の追加及び変更方法を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡用光源装置は、内視鏡のライトガイドに照明光を供給する内視鏡用光源装置であって、互いに異なる波長領域の光を発する複数の第1半導体光源と、複数の第1半導体光源が発する光により白色光の照明光を生成する照明光生成部と、第2半導体光源を着脱可能に構成される光源取付部を備え、照明光生成部は、光源取付部に第2半導体光源を取り付けた場合に、複数の第1半導体光源が発する光と第2半導体光源が発する光とにより照明光を生成する。
照明光生成部は、複数の第1半導体光源が発する光を合波する第1合波部材と、第2半導体光源を取り付けた場合に、第2半導体光源が発する光を反射することにより、複数の第1半導体光源のうち少なくとも1つが発する光と第2半導体光源が発する光とを合波する第2合波部材を配置する第2合波部材配置部とを備えることが好ましい。
第2合波部材配置部は、第2合波部材を着脱可能に構成されることが好ましい。
光源取付部は、第2半導体光源が発する光のライトガイドまでの光路長が、複数の第1半導体光源のそれぞれが発する光のライトガイドまでの光路長よりも短くなる位置に設けることが好ましい。
複数の第1半導体光源は、青色光を発する第1半導体光源又は緑色光を発する第1半導体光源を含み、照明光生成部は、第2半導体光源が発する光が、第1半導体光源が発する青色光の光路上又は第1半導体光源が発する緑色光の光路上で、第1半導体光源が発する光と合波する位置に光源取付部を備えることが好ましい。
本発明の内視鏡用光源装置は、内視鏡のライトガイドに照明光を供給する内視鏡用光源装置であって、互いに異なる波長領域の光を発する複数の半導体光源と、複数の半導体光源が発する光により照明光を生成する照明光生成部とを備え、複数の半導体光源は、着脱不能である複数の第1半導体光源と着脱可能である第2半導体光源とからなり、照明光生成部は、第2半導体光源を取り外した場合に、複数の第1半導体光源から発する光により白色光の照明光を生成する。
照明光生成部は、複数の第1半導体光源が発する光を合波する第1合波部材と、第2半導体光源が発する光を反射することにより、複数の第1半導体光源のうち少なくとも1つが発する光と第2半導体光源が発する光とを合波する第2合波部材とを備えることが好ましい。
第2合波部材は、着脱可能であることが好ましい。
少なくとも1つの第1合波部材は、交換可能であることが好ましい。
第1半導体光源は、紫色光、青色光、緑色光、及び、赤色光から選択されたいずれか1つの光を発し、複数の第1半導体光源は、少なくとも3つの第1半導体光源を含み、複数の第1半導体光源のそれぞれが発する光により連続する波長領域を形成することが好ましい。
複数の第1半導体光源は、紫色光、青色光、緑色光、及び、赤色光から選択されたいずれか1つの光を発する少なくとも4つの第1半導体光源を含み、複数の第1半導体光源のそれぞれが発する光により連続する波長領域を形成することが好ましい。
第2半導体光源が発する光の波長領域は、複数の第1半導体光源のうち、2つの第1半導体光源のそれぞれが発する光が連続する波長領域を形成する場合に、2つの第1半導体光源が発する波長領域の間の波長領域を含むことが好ましい。
複数の第1半導体光源は、青色光を発する第1半導体光源と緑色光を発する第1半導体光源とを含み、第2半導体光源が発する光の波長領域は、第1半導体光源が発する青色光の波長領域と第1半導体光源が発する緑色光の波長領域との間の波長領域を含むことが好ましい。
複数の第1半導体光源は、緑色光を発する第1半導体光源と赤色光を発する第1半導体光源とを含み、第2半導体光源が発する光の波長領域は、第1半導体光源が発する緑色光の波長領域と第1半導体光源が発する赤色光の波長領域との間の波長領域を含むことが好ましい。
複数の第1半導体光源は、紫色光を発する第1半導体光源と青色光を発する第1半導体光源とを含み、第2半導体光源が発する光の波長領域は、第1半導体光源が発する紫色光の波長領域と前記第1半導体光源が発する青色光の波長領域との間の波長領域を含むことが好ましい。
第2半導体光源が発する光の波長領域は、複数の第1半導体光源が発する光の波長領域より長波長領域の波長領域を含むことが好ましい。
第2半導体光源が発する光の波長領域は、近赤外領域の波長領域を含むことが好ましい。
第2半導体光源が発する光の波長領域は、複数の第1半導体光源が発する光の波長領域より短波長領域の波長領域を含むことが好ましい。
第2半導体光源が発する光の波長領域は、紫外領域の波長領域を含むことが好ましい。
本発明の内視鏡システムは、照明光を導光するライトガイドを有する内視鏡と、ライトガイドに照明光を供給する内視鏡用光源装置とを備える内視鏡システムであって、内視鏡用光源装置は、互いに異なる波長領域の光を発する複数の第1半導体光源と、複数の第1半導体光源が発する光により白色光の照明光を生成する照明光生成部と、第2半導体光源を着脱可能に構成される光源取付部を備え、照明光生成部は、光源取付部に第2半導体光源を取り付けた場合に、複数の第1半導体光源が発する光と第2半導体光源が発する光とにより照明光を生成する。
本発明の内視鏡システムは、照明光を導光するライトガイドを有する内視鏡と、ライトガイドに照明光を供給する内視鏡用光源装置とを備える内視鏡システムであって、内視鏡用光源装置は、互いに異なる波長領域の光を発する複数の半導体光源と、複数の半導体光源が発する光により照明光を生成する照明光生成部とを備え、複数の半導体光源は、着脱不能である複数の第1半導体光源と着脱可能である第2半導体光源とからなり、照明光生成部は、第2半導体光源を取り外した場合に、複数の第1半導体光源から発する光により白色光の照明光を生成する。
本発明の照明光の追加方法は、内視鏡のライトガイドに照明光を供給する内視鏡用光源装置における照明光の追加方法であって、内視鏡用光源装置は、互いに異なる波長領域の光を発する複数の第1半導体光源と、複数の第1半導体光源が発する光により白色光の照明光を生成する照明光生成部とを備え、内視鏡用光装置に第2半導体光源を着脱可能に構成される光源取付部を設けるステップと、光源取付部に第2半導体光源を取り付けるステップと、照明光生成部が、複数の第1半導体光源が発する光と第2半導体光源が発する光により白色光と異なる照明光を生成するステップとを有する。
本発明の照明光の変更方法は、内視鏡のライトガイドに照明光を供給する内視鏡用光源装置における照明光の変更方法であって、内視鏡用光源装置は、着脱不能である複数の第1半導体光源と着脱可能である少なくとも1つの第2半導体光源とからなり、かつ、互いに異なる波長領域の光を発する複数の半導体光源と、複数の半導体光源が発する光により照明光を生成する照明光生成部とを備え、第2半導体光源が取り付けられた光源取付部から第2半導体光源を取り外すステップと、光源取付部に、第2半導体光源とは異なる波長領域の光を発する第3半導体光源を取り付けるステップと、照明光生成部が、複数の第1半導体光源が発する光と第3半導体光源が発する光により照明光を生成するステップとを有する。
本発明によれば、光源の追加又は変更を容易に実現することができる。
光源取付部を備える内視鏡用光源装置の構成を示す説明図である。 図2(A)は、第1半導体光源が発する光の分光スペクトルを示すグラフである。図2(B)は、第3ダイクロイックフィルタの特性データを示すグラフである。 青色光の光路に第2半導体光源が発する光を合波するように光源取付部を備える内視鏡用光源装置の構成を示す説明図である。 第1半導体光源と第2半導体光源とを含む内視鏡用光源装置の構成を示す説明図である。 図5(A)は、第2半導体光源が水色光である場合に、第1半導体光源及び第2半導体光源が発する光の分光スペクトルを示すグラフである。図5(B)は、第4ダイクロイックフィルタの特性データを示すグラフである。図5(C)は、第3ダイクロイックフィルタの特性データを示すグラフである。 照明光の追加方法における手順の一例を示すフローチャートである。 照明光の変更方法における手順の一例を示すフローチャートである。 第1半導体光源と第3半導体光源とを含む内視鏡用光源装置の構成を示す説明図である。 図9(A)は、第3半導体光源が近赤外光である場合に、第1半導体光源及び第3半導体光源が発する光の分光スペクトルを示すグラフである。図9(B)は、第4ダイクロイックフィルタの特性データを示すグラフである。図9(C)は、第3ダイクロイックフィルタの特性データを示すグラフである。 内視鏡システムの構成を示す概要図である。 内視鏡システムの構成を示すブロック図である。 図12(A)は、第1グループの3色の第1半導体光源が発する光の分光スペクトルを示すグラフである。図12(B)は、第2グループの3色の第1半導体光源が発する光の分光スペクトルを示すグラフである。 第1半導体光源と第2半導体光源である黄色LEDとを含む内視鏡用光源装置の構成を示す説明図である。 図14(A)は、第2半導体光源が黄色光である場合に、第1半導体光源及び第2半導体光源が発する光の分光スペクトルを示すグラフである。図14(B)は、第4ダイクロイックフィルタの特性データを示すグラフである。図14(C)は、第3ダイクロイックフィルタの特性データを示すグラフである。 第1半導体光源と第2半導体光源である青紫色LEDとを含む内視鏡用光源装置の構成を示す説明図である。 図16(A)は、第2半導体光源が青紫光である場合に、第1半導体光源及び第2半導体光源が発する光の分光スペクトルを示すグラフである。図16(B)は、第4ダイクロイックフィルタの特性データを示すグラフである。図16(C)は、第3ダイクロイックフィルタの特性データを示すグラフである。 第1半導体光源と第2半導体光源である紫外光LEDとを含む内視鏡用光源装置の構成を示す説明図である。 図18(A)は、第2半導体光源が紫外光である場合に、第1半導体光源及び第2半導体光源が発する光の分光スペクトルを示すグラフである。図18(B)は、第4ダイクロイックフィルタの特性データを示すグラフである。図18(C)は、第3ダイクロイックフィルタの特性データを示すグラフである。
本発明の基本的な構成の一例について説明する。図1に示すように、本発明の内視鏡用光源装置(以下、光源装置という)10は、光源部11と、照明光生成部12と、光源取付部13とを備える。光源部11は、互いに異なる波長領域の光を発する複数の半導体光源を備える。複数の半導体光源は、光源装置10に固定され着脱不能であり、これらを第1半導体光源とする。複数の第1半導体光源のそれぞれが発する光により、白色光LW1の照明光を生成する。
本実施形態では、半導体光源としてLED(Light Emitting Diode)を用いる。第1半導体光源は、青色光LBを発する青色LED21、紫色光LVを発する紫色LED22、緑色光LGを発する緑色LED23、及び、赤色光LRを発する赤色LED24とからなる。光源部11は、これらの互いに異なる色の光を独立して発光する複数の光源によって、紫色光LV、青色光LB、緑色光LG、及び赤色光LRを重ね合わせた多色スペクトルを有する多色スペクトル光を照明光として発する。図2(A)に示すように、光源装置10は、第1半導体光源のそれぞれにより、青色光LB、紫色LV、緑色光LG、及び赤色光LRを発する。各LED21~24の発光量はそれぞれ独立に制御可能であるため、多色スペクトル光の分光スペクトルは、各LED21~24の光量を変えることによって変化させることができる。
光源取付部13は、半導体光源を着脱可能に構成される。光源取付部13に取り付ける半導体光源を、第2半導体光源とする。光源部11は、光源取付部13に第2半導体光源を取り付けていない場合、複数の第1半導体光源を備え、光源取付部13に第2半導体光源を取り付けた場合、複数の第1半導体光源と第2半導体光源とを備える。なお、第1半導体光源及び第2半導体光源等の区別をしない場合、これらを半導体光源という。
光源取付部13は、光源装置10に少なくとも1つが備えられ、第2半導体光源を取り付けることが可能となっている。また、取り付けた第2半導体光源を取り外して元の状態に戻すこと、又は、取り付けた第2半導体光源を取り外して第2半導体光源と互いに異なる第3半導体光源を取り付けること、すなわち、第2半導体光源を第3半導体光源に変更すること等が可能である。光源取付部13は、第2半導体光源を取り付ける前、又は、取り付けた第2半導体光源を取り外した後は、第2半導体光源を取り付けるためのスペースを含む。光源取付部13は、光源装置10に複数備えてもよい。本実施形態では、1つの光源取付部13が備えられ、光源取付部13に1つの第2半導体光源を取り付けることができ、また、取り付けた1つの第2半導体光源を取り外して元の状態に戻すこと等ができる。
第2半導体光源は、目的の照明光に応じて、発する光の波長領域等を選択したものとする。例えば、第2半導体光源は、水色光LSBを発する水色LED25である。
照明光生成部12は、各第1半導体光源が発する光を合波することにより、照明光として白色光LW1を生成する。照明光生成部12は、合波部材、コリメータレンズ、及び、集光レンズ39を備える。合波部材において、各第1半導体光源が発する光を合波する合波部材は第1合波部材である。合波部材は、光源取付部13に第2半導体光源が取り付けられていない場合、少なくとも第1合波部材からなり、光源取付部13に第2半導体光源が取り付けられた場合、第1合波部材と第2合波部材からなる。
合波部材は、波長選択機能を有する光学素子である。波長選択機能とは、合波部材に光が入射した場合、特定の波長領域の光を反射し、かつ、特定の波長領域の光を透過する機能である。各合波部材の波長選択機能と各合波部材の配置等とにより、複数の半導体光源のそれぞれが異なる方向に光を発する場合でも、これらの光を合波して集光レンズ39に入射させることにより照明光を生成する。
本実施形態では、合波部材はダイクロイックフィルタである。第1合波部材は、第1ダイクロイックフィルタ31、第2ダイクロイックフィルタ32、及び第3ダイクロイックフィルタ33からなる。各ダイクロイックフィルタは、複数の第1半導体光源のそれぞれが発する光を集光レンズ39に入射させて照明光を生成するように、特定の波長領域の光を透過し、かつ、特定の波長領域の光を反射する特性を有する。各合波部材の特性は、光源装置10における複数の半導体光源のそれぞれの配置、及び、発する光の波長領域等により決定する。
第1ダイクロイックフィルタ31は、青色光LBを透過し、紫色光LVを反射する。第2ダイクロイックフィルタ32は、緑色光LGを透過し、赤色光LRの光を反射する。第3ダイクロイックフィルタ33は、緑色光LGと赤色光LRとを透過し、青色光LBと紫色光LVとの光を反射する。図2(B)に示すように、この場合の第3ダイクロイックフィルタ33の特性データ33wは、透過曲線Tに示すとおり、緑色光LG以上の波長領域の光を透過し、反射曲線Rに示すとおり、青色光LB以下の波長領域の光を反射する特性を有する。
なお、少なくとも1つの第1合波部材は、交換可能とすることが好ましい。本実施形態では、第3ダイクロイックフィルタ33は、光源取付部13に第2半導体光源を取り付けた場合、場合により、第2半導体光源が発する光を透過することが必要となる。したがって、光源取付部13に第2半導体光源を取り付ける際に、第3ダイクロイックフィルタ33が第2半導体光源が発する光を透過しないものであった場合は、第3ダイクロイックフィルタ33を、第1半導体光源が発する光に対する上記特性に加え、第2半導体光源が発する光を透過する特性を有するものに交換する。
以上のように、少なくとも1つの第1合波部材を交換可能とすることにより、半導体光源の配置の自由度を高めることができる。なお、光源取付部13に取り付ける第2半導体光源が発する光の波長領域が予め決定している場合は、予め、第3ダイクロイックフィルタ33を、第1半導体光源が発する光に対する上記特性に加え、第2半導体光源が発する光を透過する特性を有するものとしてもよい。
コリメータレンズは、各半導体光源から発する光を平行光に調整する。本実施形態では、青色LED21から発する青色光LBが入射する第1コリメータレンズ34、紫色LED22から発する紫色光LVが入射する第2コリメータレンズ35、緑色LED23から発する緑色光LGが入射する第3コリメータレンズ36、及び、赤色LED24から発する赤色光LRが入射する第4コリメータレンズ37を備える。
集光レンズ39には、光源部11が備える複数の第1半導体光源と、照明光生成部12が備える複数の第1合波部材及び複数のコリメータレンズとにより、複数の第1半導体光源のそれぞれが発する光が入射する。集光レンズ39は、入射する第1半導体光源が発する光により白色光LW1の照明光を生成して出射する。したがって、照明光生成部12は、複数の第1半導体光源が発する光により白色光LW1の照明光を生成して、内視鏡が有するライトガイド41の入射端41aに供給する。
本実施形態では、第1半導体光源のそれぞれが発する光が、青色光LB、紫色光LV、緑色光LG、及び赤色光LRであるから、照明光生成部12は、これらの光により白色光LW1の照明光を生成して、内視鏡が有するライトガイド41の入射端41aに供給する。
光源取付部13に第2半導体光源を取り付けた場合について説明する。この場合は、複数の第1半導体光源が発する光と、第2半導体光源が発する光とにより照明光を生成する。照明光生成部12は、第2合波部材を配置するための第2合波部材配置部14を備える。第2合波部材配置部14は、第2合波部材を着脱可能に構成される。第2合波部材配置部14には、複数の第1半導体光源のうち少なくとも1つが発する光と第2半導体光源が発する光とを合波するための第2合波部材を配置する。
なお、光源取付部13は、第2半導体光源が発する光のライトガイドまでの光路長が、複数の第1半導体光源のそれぞれが発する光のライトガイドまでの光路長よりも短くなる位置に設けることが好ましい。すなわち、それぞれの半導体光源が集光レンズ39に入射する順番として、第2半導体光源が発する光が半導体光源全ての中で最も最後となるような位置に、光源取付部13を取り付けることが好ましい。これにより、第2半導体光源が発する光が他の光へ及ぼす影響をより抑えることが可能となる。
また、光源取付部13は、第2半導体光源が発する光が、複数の第1半導体光源が含む青色光LBの光路上又は緑色光LGの光路上で、第1半導体光源が発する光と合波する位置に設けることが好ましい。したがって、この場合、複数の第1半導体光源は、青色光LBを発する青色LED21又は緑色光LGを発する緑色LED23を含む。また、第2半導体光源が発する光の波長領域が、第1半導体光源の青色光LBが発する波長領域と緑色光LGが発する波長領域との間に存在することが好ましい。この場合の第3ダイクロイックフィルタ33の特性は、第2半導体光源が発する光の波長領域の前後の波長領域においてカットオフ波長を有するものとなる。例えば、第2半導体光源は、水色光LSBを発する水色LED25を採用することができる。これにより、第3ダイクロイックフィルタ33の特性を複雑にするのを防ぎ、第1半導体光源による白色光LW1の照明光の生成といった光源装置10の基本性能の劣化、又は、高コスト化を抑えることができる。
また、青色光LBまたは緑色光LGの光路長は、第2半導体光源が発する光を合波することができる光路長とし、青色光LBまたは緑色光LGの光路の途中に第2半導体光源が発する光を合波することができる空間を設けてもよい。また、青色光LBまたは緑色光LGの光路の途中であり、かつ、第2半導体光源が発する光を合波することが可能な位置に光源取付部13を設けてもよい。
図3に示すように、青色光LBの光路上で第2半導体光源が発する光を合波する場合、第2半導体光源を合波するための第2合波部材配置部14を、青色光LBの光路上付近に配置する。この場合、適切に複数の第1半導体光源による白色光LW1の照明光を生成するように、例えば、第3ダイクロイックフィルタ33は、緑色光LGと赤色光LRとを反射し、青色光LBと紫色光LVとの光を透過するものとする。なお、図においては、同じ符号のものは同じ名称のものを示す。
また、第2合波部材配置部14も、光源取付部13の位置に応じて、第2半導体光源が発する光が、複数の第1半導体光源が含む青色光LBの光路上又は緑色光LGの光路上で、第1半導体光源が発する光と合波する位置に設けることが好ましい。
第2合波部材配置部14に配置される第2合波部材の特性は、複数の第1半導体光源及び第2半導体光源のそれぞれの配置及び/又は各半導体光源が発する光の波長領域等により決定する。第2合波部材は、各半導体光源の配置等により、第2半導体光源が発する光を反射する特性を有することにより、複数の第1半導体光源のうち少なくとも1つが発する光と第2半導体光源が発する光とを合波する。第2合波部材は、複数の第1半導体光源の少なくとも1つが発する光を透過する特性を有することが好ましい。すなわち、第2合波部材は、複数の第1半導体光源の少なくとも1つが発する光を透過し、かつ、第2半導体光源が発する光を反射する特性を有することが好ましい。
本実施形態において、第2合波部材は、第4ダイクロイックフィルタ40である。第4ダイクロイックフィルタ40は、特定の波長領域の光を透過し、かつ、特定の波長領域の光を反射する特性を有する。ダイクロイックフィルタ40は、ダイクロイックフィルタ40は、複数の第1半導体光源のうち少なくとも1つが発する光と第2半導体光源が発する光とを合波し、合波した光を集光レンズ39に入射させて、照明光を生成する。また、第3ダイクロイックフィルタ33は、上記したように、光源取付部13に第2半導体光源を取り付けた場合、第2半導体光源が発する光を透過する。
第2半導体光源を取り付ける場合は、第2半導体光源から発する光のための第5コリメータレンズ38を配置することが好ましい。したがって、第2半導体光源を取り付ける場合、照明光生成部12は、第2半導体光源から発する光が入射する第5コリメータレンズ38を備える。第2半導体光源を取り付けた後は、複数の第1半導体光源と第2半導体光源とから発する光が、合波部材により合波されて照明光となり、集光レンズ39によりライトガイド41の入射端41aに供給される。
本実施形態において、光源取付部13に第2半導体光源として水色LED25を取り付けた場合、第4ダイクロイックフィルタ40は、緑色LED23が発する緑色光LGと、赤色LED24が発する赤色光LRと、水色LED25が発する水色光LSBとを透過し、かつ、青色LED21が発する青色光LBが有する波長領域の光と紫色LED22が発する紫色光LVが有する波長領域の光とを反射し、集光レンズ39にこれらの光を入射させる(図5(B)参照)。集光レンズ39が出射する光は、第2半導体光源を取り付けてない場合に複数の第1半導体光源が生成する多色スペクトルの照明光とは、互いに異なる多色スペクトルの照明光とすることができる。生成した照明光は、ライトガイド41の入射端41aに供給する。
図4に示すように、本発明の光源装置50は、光源装置10において、光源取付部13に第2半導体光源を取り付けた後の装置である。光源装置50は、光源部11と、照明光生成部12と、第2半導体光源を取り付けた光源取付部13とを備える。光源部11は、互いに異なる波長領域の光を発する複数の半導体光源を備える。複数の半導体光源は、着脱不能である複数の第1半導体光源と、着脱可能である第2半導体光源とからなる。本実施形態では、光源装置50は1つの光源取付部13を備え、光源取付部13に第2半導体光源を1つ取り付けている。
光源部11は複数の第1半導体光源を備え、本実施形態では、複数の第1半導体光源は、青色光LBを発する青色LED21、紫色光LVを発する紫色LED22、緑色光LGを発する緑色LED23、及び、赤色光LRを発する赤色LED24とを備える。第2半導体光源は、生成する目的の照明光に応じて選択した波長帯域の光を発する半導体光源とすることができる。本実施形態では、第2半導体光源は、水色光LSBを発する水色LED25である。
図5(A)に示すように、光源装置50は、第1半導体光源である青色LED21、紫色LV、緑色光LG、赤色光LR、及び、水色光LSBのそれぞれにより発する光により生成した特定の多色スペクトルを有する照明光LXを生成し、ライトガイド41に供給する。なお、図5(A)に示す多色スペクトルは照明光LXの一例であり、各第1半導体光源又は第2半導体光源が発する光の波長領域又は分光スペクトルの光量等を調整すること等により、様々な多色スペクトルを有する照明光LXを生成することができる。
照明光生成部12は、複数の半導体光源が発する光により照明光を生成する。すなわち、各第1半導体光源が発する各色の光及び第2半導体光源が発する光を合波することにより、照明光LXを生成する。照明光生成部12は、合波部材、コリメータレンズ、及び、集光レンズ39を備える。合波部材は、複数の半導体光源のそれぞれが発する光を合波する。合波部材は、第1合波部材と第2合波部材とを含む。
第1合波部材及び第2合波部材のそれぞれは、複数の第1半導体光源のそれぞれが発する光及び第2半導体光源が発する光を集光レンズ39に入射させて照明光を生成するように、特定の波長領域の光を透過し、かつ、特定の波長領域の光を反射する特性を有する。各合波部材の特性は、光源装置50における複数の半導体光源のそれぞれの配置、及び、発する光の波長領域等により決定する。
第1合波部材は、複数の第1半導体光源が発する光を合波する。第2合波部材は、各半導体光源の配置等により、第2半導体光源が発する光を反射する特性を有することにより、複数の第1半導体光源のうち少なくとも1つが発する光と第2半導体光源が発する光とを合波する。第2合波部材は、複数の第1半導体光源の少なくとも1つが発する光を透過する特性を有することが好ましい。
第1合波部材は、第1ダイクロイックフィルタ31、第2ダイクロイックフィルタ32、及び第3ダイクロイックフィルタ33からなり、第2合波部材は第4ダイクロイックフィルタ40からなる。第4ダイクロイックフィルタ40は、第2合波部材配置部14に配置されたものである。
第1ダイクロイックフィルタ31及び第2ダイクロイックフィルタ32は、光源装置10において説明したのと同様の特性を備える。第4ダイクロイックフィルタは、緑色LED23が発する緑色光LG及び赤色LED24が発する赤色光LRを透過し、かつ、第2半導体光源の水色LED25が発する水色光LSBを反射する。
図5(B)に示すように、この場合の第4ダイクロイックフィルタ40の特性データ40aは、透過曲線Tに示すとおり、緑色光LG以上の波長領域の光を透過し、反射曲線Rに示すとおり、水色光LSBの波長領域の光を反射する特性を有する。すなわち、第4ダイクロイックフィルタ40のカットオフ波長は、水色光LSBの波長領域より長波長側、かつ、緑色光LGの波長領域より短波長側にあるものとする。
第3ダイクロイックフィルタ33は、緑色LED23が発する緑色光LGと赤色LED24が発する赤色光LRと水色LED25が発する水色光LSBとを透過し、かつ、青色LED21が発する青色光LBと紫色LED22が発する紫色光LVとを反射する。
図5(C)に示すように、この場合の第3ダイクロイックフィルタ33の特性データ33aは、透過曲線Tに示すとおり、水色光LSB以上の波長領域の光を透過し、反射曲線Rに示すとおり、青色光LB以下の波長領域の光を反射する特性を有する。すなわち、第3ダイクロイックフィルタ33のカットオフ波長は、青色光LBの波長領域より長波長側、かつ、水色光LSBの波長領域より短波長側にあるものとする。
コリメータレンズは、複数の半導体光源のそれぞれに備える。本実施形態では、青色LED21から発する青色光LBが入射する第1コリメータレンズ34、紫色LED22から発する紫色光LVが入射する第2コリメータレンズ35、緑色LED23から発する緑色光LGが入射する第3コリメータレンズ36、赤色LED24から発する赤色光LRが入射する第4コリメータレンズ37、及び、水色LED25から発する水色光LSBが入射する第5コリメータレンズ38を備える。
集光レンズ39には、光源部11が備える複数の半導体光源と、照明光生成部12が備える第1合波部材及び第2合波部材、並びに複数のコリメータレンズとにより、複数の第1半導体光源及び第2半導体光源が発する光が入射する。集光レンズ39は、入射する複数の半導体光源が発する光により生成する照明光LXを出射する。このようにして生成した照明光LXは、複数の第1半導体光源のそれぞれの光及び第2半導体光源が発する光の波長帯域及び光量等により、多色スペクトルの照明光の種類又は多色スペクトルの分光スペクトル光量等が制御される。生成した照明光LXを内視鏡が有するライトガイド41の入射端41aに供給する。
光源装置50は、着脱可能である第2半導体光源を取り外した場合、光源装置10(図1参照)となり、複数の第1半導体光源から発する光により白色光LW1の照明光を生成する。光源取付部13は、第2半導体光源を取り外した後のスペースを含む。また、第2合波部材配置部14は、第2合波部材を着脱可能に構成される。したがって、第2半導体光源を取り付けた際に配置した、第2合波部材である第5ダイクロイックフィルタ40は、第2半導体光源を取り外す場合に取り外すことが好ましい。また、第2半導体光源から発する光を透過するように調整した第3ダイクロイックフィルタ33を、複数の第1半導体光源から発する光のみを透過するものに交換してもよい。
照明光取付部13は、半導体光源を着脱可能に構成されるため、第2半導体光源を取り外した後に、そのままとしてもよいし、第1半導体光源及び第2半導体光源のそれぞれと異なる波長領域の光を発する第3半導体光源を取り付けてもよく、再度第2半導体光源を取り付けてもよい。第3半導体光源を取り付ける場合は、第2半導体光源を取り付けた場合と同様に、第2合波部材配置部14に第3半導体光源用のダイクロイックフィルターを配置する。また、場合によっては、第3ダイクロイックフィルタ33を、第3半導体光源が発する光を透過するものに交換する。
本発明の光源装置における照明光の追加方法は、内視鏡のライトガイドに照明光を供給する光源装置における照明光の追加方法である。照明光の追加とは光源装置が供給する照明光の種類を追加することであり、照明光の種類は多色スペクトルである照明光のスペクトルにより区別する。照明光を追加する対象の装置は、光源取付部13に光源を取り付けていない装置であり、本実施形態では光源装置10(図1又は図3参照)である。本発明の照明光の追加方法により、光源装置10がそれまでに供給していた照明光の種類とは異なる照明光の種類を、光源装置10が供給する照明光の種類として追加することができる。
光源装置10は、複数の第1半導体光源と照明光生成部12と光源取付部13とを備える。光源装置10において、複数の第1半導体光源と照明光生成部12とにより、照明光として少なくとも白色光LW1が生成される。
図6に示すフローチャートを用いて本発明の光源装置における照明光の追加方法の一例を説明する。まず、光源取付部13を設けた光源装置10(図1参照)を準備する(ステップST110)。光源取付部13は、光源装置10に少なくとも1つを設け、第2半導体光源を着脱可能に構成する。また、光源取付部13は、光源装置10に第2半導体光源を取り付けるための光源装置10におけるスペースを含む。光源装置10に光源取付部13を設ける際は、光源装置10が完成した後に光源取付部13を設ける必要はなく、光源装置10の製造中において、光源装置10の適切な位置等に光源取付部13等を設けた上で、光源取付部13を設けた光源装置10を完成させることにより、容易に光源装置10に光源取付部13を設けることができる。光源取付部13を設けた光源装置10において、複数の第1半導体光源と照明光生成部12とにより、照明光として少なくとも白色光LW1が生成される(ステップST120)。
次に、光源装置10において、照明光の種類を追加する場合は(ステップST130でY)、光源取付部13に、第2半導体光源を取り付ける(ステップST140)。この際、複数の第1半導体光源と、取り付ける第2半導体光源とから発する光とを合波して照明光を生成することができるように、第2半導体光源用の合波部材、及び、コリメータレンズ等を配置する。なお、各半導体光源の配置等によっては、集光レンズ39の直前に備える合波部材、すなわち、第1半導体光源と第2半導体光源とから発する光が入射する合波部材について、第2半導体光源を取り付ける前に第2半導体光源が発する光を透過する特性を有さないものであった場合は、この合波部材を交換することにより、第2半導体光源が発する光を透過する特性を有する合波部材とする。
光源装置10に第2半導体光源等を取り付けた後の装置は、光源装置50(図4)である。第2半導体光源等を取り付けた光源装置50により、照明光を生成する(ステップST150)。光源装置10において、照明光の種類を追加しない場合は(ステップST130でN)、引き続き、光源装置10により、第1半導体光源により少なくとも白色光LW1の照明光を生成する(ステップST120)。
第2半導体光源が発する光は、複数の第1半導体光源が発する光と第2半導体光源が発する光により、複数の第1半導体光源のみでは生成できなかった多色スペクトルの照明光を生成することができる波長領域又は光量を有する。したがって、光源装置50において、照明光生成部12は、複数の第1半導体光源が発する光と第2半導体光源が発する光により、複数の第1半導体光源のみでは生成できなかった種類の照明光を追加して生成することができる。すなわち、照明光生成部12は、複数の第1半導体光源が発する光と第2半導体光源が発する光により、少なくとも複数の第1半導体光源が発する光により生成した白色光の照明光と異なる照明光LXを生成する。
このようにして、本発明の光源装置における照明光の追加方法により、光源装置10において、複数の第1半導体光源が発する光が生成する照明光の種類に加えて、複数の第1半導体光源が発する光と第2半導体光源が発する光とを合波することにより、第2半導体光源を取り付ける前には実現できなかった照明光の種類を、追加して生成することができる。
本発明の光源装置における照明光の変更方法は、内視鏡のライトガイドに照明光を供給する光源装置における照明光の変更方法である。照明光の変更とは光源装置が供給する照明光の種類を変更することであり、照明光の種類は多色スペクトルである照明光のスペクトルにより区別する。照明光を変更する対象の装置は、光源取付部13に光源を取り付けた装置であり、本実施形態では光源装置50(図4)である。本発明の照明光の追加方法により、光源装置50がそれまでに供給していた照明光の種類から別の照明光の種類に、供給する照明光の種類を変更をすることができる。
光源装置50は、複数の半導体光源と照明光生成部12とを備える。複数の半導体光源は、着脱不能である複数の第1半導体光源と着脱可能である第2半導体光源とからなり、かつ、互いに異なる波長領域の光を発する。第2半導体光源は、光源装置50に少なくとも1つ備えられた光源取付部13に取り付けられる。照明光生成部12は、複数の第1半導体光源と第2半導体光源とを含む複数の半導体光源が発する光により複数の種類の照明光LXを生成する。
図7に示すフローチャートを用いて本発明の光源装置における照明光の変更方法の一例を説明する。まず、光源装置50において、複数の第1半導体光源及び第2半導体光源により照明光を生成する(ステップST160)。光源装置50において生成する照明光の種類を変更する場合は(ステップST170でY)、光源取付部13に取り付けられていた第2半導体光源を取り外す(ステップST180)。この際に、第2半導体光源を第1半導体光源が発する光に合波するために配置していた合波部材、及び、第2半導体光源用のコリメータレンズ等を取り外すことが好ましい。光源装置10(図1参照)は、第2半導体光源等を取り外した後の装置である。
次に、光源取付部13に、第3半導体光源を取り付ける(ステップST190)。第3半導体光源は、目的の照明光に応じて、半導体光源の波長領域等を選択したものとする。第3半導体光源が発する光は、複数の第1半導体光源が発する光と第3半導体光源が発する光により、複数の第1半導体光源及び第2半導体光源のみでは生成できなかった多色スペクトルの照明光を生成することができる波長領域又は光量を有する。例えば、第3半導体光源は、近赤外光IRを発する近赤外光LED26である。
第3半導体光源を取り付ける際、照明光生成部12は、複数の第1半導体光源と取り付ける第3半導体光源とから発する光とを合波して照明光を生成するように配置した第3半導体光源用の合波部材及びコリメータレンズ等を備える。この際、複数の第1半導体光源と、第2半導体光源から変更して取り付ける第3半導体光源とから発する光とを合波して照明光を生成することができるように、第2半導体光源用の合波部材を取り替えて第3半導体光源用の合波部材とする。
なお、予め第3半導体光源が発する光の波長領域が決定している場合は、第2半導体光源用の合波部材について、予め、第2半導体光源が発する光と第3半導体光源が発する光とのどちらに対しても複数の第1半導体光源が発する光と合波する特性を有するものとしておいてもよい。集光レンズ39の直前にに備える合波部材、すなわち、第1半導体光源と第2半導体光源とから発する光が入射する合波部材についても同様であり、この合波部材が第2半導体光源から第3半導体光源に変更する前に第3半導体光源が発する光を透過する特性を有さないものであった場合は、この合波部材を交換することにより、第3半導体光源が発する光を透過する特性を有する合波部材とするか、この合波部材について、予め、第2半導体光源が発する光と第3半導体光源が発する光とのどちらに対しても透過する特性を有するものとしておいてもよい。
光源装置50において、照明光の種類を変更しない場合は(ステップST170でN)、引き続き、光源装置50により、複数の第1半導体光源及び第2半導体光源により生成した照明光LXを生成する(ステップST120)。
図8に示すように、光源装置60は、光源装置50において第2半導体光源を取り除いた後に、第3半導体光源として光源取付部13に近赤外光LED26を取り付けた後の装置である。光源装置60は、第2半導体光源の水色光LED25に変えて第3半導体光源の近赤外光LED26を備え、第2合波部材配置部14に第4ダイクロイックフィルタ40を配置する。
図9(A)に示すように、光源装置60は、第1半導体光源である青色LED21、紫色LV、緑色光LG、赤色光LR、及び、第3半導体光源である近赤外光LIRのそれぞれにより発する光により生成した特定の多色スペクトルを有する照明光LYを生成し、ライトガイド41に供給する。なお、図9(A)に示す多色スペクトルは照明光LYの一例であり、各第1半導体光源又は第3半導体光源のそれぞれが発する光の分光スペクトル又は光量等を調整すること等により、様々な多色スペクトルを有する照明光LYを生成することができる。
第3半導体光源が発する近赤外光IR及び複数の第1半導体光源のそれぞれが発する他の光により照明光LYを適切に形成するように、第4ダイクロイックフィルタ40及び第3ダイクロイックフィルタ33は、適切に第3半導体光源が発する近赤外光IR及び複数の第1半導体光源のそれぞれが発する他の光を透過又は反射するものとする。
図9(B)に示すように、この場合の第4ダイクロイックフィルタ40の特性データ40bは、反射曲線Rに示すとおり、水色光LSBの波長領域の光を反射し、透過曲線Tに示すとおり、赤色光LR以下の波長領域の光を透過する特性を有する。すなわち、第4ダイクロイックフィルタ40のカットオフ波長は、赤色光LRの波長領域より長波長側、かつ、近赤外光LIRの波長領域より短波長側にあるものとする。
第3ダイクロイックフィルタ33bは、緑色LED23が発する緑色光LGと赤色LED24が発する赤色光LRと水色LED25が発する水色光LSBとを透過し、かつ、青色LED21が発する青色光LBと紫色LED22が発する紫色光LVとを反射する。
図9(C)に示すように、この場合の第3ダイクロイックフィルタ33の特性データ33aは、透過曲線Tに示すとおり、緑色光LG以上の波長領域の光を透過し、反射曲線Rに示すとおり、青色光LB以下の波長領域の光を反射する特性を有する。すなわち、第3ダイクロイックフィルタ33のカットオフ波長は、青色光LBの波長領域より長波長側、かつ、水色光LSBの波長領域より短波長側にあるものとする。ただし、この場合は、第3ダイクロイックフィルタ33は、近赤外光IRを透過させるために、必要に応じて、近赤外光IRの透過を保証する特性を有するものとする。
光源装置60において、照明光生成部12は、光源装置50において複数の第1半導体光源と第2半導体光源とにより生成した照明光LXから変更して、複数の第1半導体光源が発する光と第3半導体光源が発する光により、複数の第1半導体光源及び第2半導体光源のみでは生成できなかった種類の照明光LYを生成することができる。
このようにして、本発明の光源装置における照明光の変更方法により、光源装置50において、複数の第1半導体光源と第2半導体光源のそれぞれが発する光が生成する照明光LXを変更して、複数の第1半導体光源が発する光と第3半導体光源が発する光とを合波することにより、第3半導体光源を取り付けた場合に実現可能な照明光LYに変更することができる。
ダイクロイックフィルター等の合波部材により、複数のLED(等の半導体光源から発する光を合波し、多色光源を構成する光源装置が知られている。さまざまなスペクトルの照明光を用いて目的の画像等を得るための画像強調観察(IEE)が開発され、所望のスペクトルの照明光を得ることがますます重要になっている。しかしながら、これらの光源装置では、発する光の波長領域が異なるLEDを追加又は交換するためには、光学系全体の再設計が必要となる。これらの再設計は、再設計自体に手間がかかり容易に実現できない。また、再設計を行ったとしても、すでに配置されている既存のLED光を発する汎用部分の光伝搬効率低下等が懸念され、性能変化やコストアップにつながるおそれがあった。
光源装置10は、装置に着脱不能に取り付けられている第1半導体光源に、発する光の波長領域が異なる第2半導体光源を追加することが容易である。光源装置50は、装置に着脱可能に取り付けられている第2半導体光源を交換することが容易である。また、第2半導体光源を追加又は交換した場合でも、第1半導体光源からなる汎用部分の再設計が不要である。さらに、光源取付部13を適切に設けること等により、汎用部分の第1半導体光源の性能に与える影響を小さく抑えることが可能である。特に、光源取付部13の位置について、緑色光LGまたは青色光LBの光路上といった位置に設けることが好ましい。また、光源装置60は、生成する照明光のスペクトルを容易に変更した装置である。第2半導体光源の取り付け、取り外し、又は、交換に際し、第2合波部材等を着脱可能に構成することにより、第2半導体光源を用いた場合でも、適切に照明光を生成することができる。また、光源装置10等に後から取り付ける第2半導体光源又は変更する第3半導体光源に用いる半導体光源について、発する光等の自由度を高めることができる。また、少なくとも1つの第1合波部材は交換可能であるため、第2半導体光源を用いた場合でも、適切に照明光を生成することができる。
以上のように、光源装置10、50及び60によれば、光源の追加又は変更を容易に実現することができる。また、本発明の光源装置の照明光の追加方法又は照明光の変更方法によれば、光源の追加又は変更を容易に実現することができる。
次に、本発明の光源装置を含む内視鏡システム等について実施形態の一例を説明する。図10に示すように、内視鏡システム70は、内視鏡71と、光源装置10と、プロセッサ装置72と、ディスプレイ73と、操作入力部74と、ユニバーサルコード75とを有する。
内視鏡71は、生体内の観察対象を撮影する。光源装置10は、観察対象を照射する照明光を内視鏡71に供給する。プロセッサ装置72は、撮影または照明光等に関する制御を行う中央制御部として機能し、また、撮影により得られた画像信号の処理を行い表示画像の生成等を行う。プロセッサ装置72は、ディスプレイ73及び操作入力部74と電気的に接続される。ディスプレイ73は、内視鏡71により撮影した画像や画像に付帯する画像情報等を表示する。操作入力部74は、機能設定等の入力操作を受け付けるユーザインタフェースとして機能する。ユニバーサルコード75は、挿入部71aから延設される通信ケーブル及びライトガイド41等が挿通されるコードであり、内視鏡71とプロセッサ装置72及び光源装置10とを連結する。したがって、内視鏡71は、照明光を導光するライトガイド41を有する。なお、プロセッサ装置72には、画像や画像情報等を記録する外付けの記録部(図示省略)を接続してもよい。
内視鏡71は、光源装置10と光学的に接続され、かつ、プロセッサ装置72と電気的に接続される。内視鏡71は、被検体内に挿入される挿入部71aと、挿入部71aの基端部分に設けられた操作部71bと、挿入部71aの先端側に設けられた湾曲部71c及び先端部71dを有する。操作部71bのアングルノブ71eを操作することにより、湾曲部71cは湾曲動作する。この湾曲動作によって、先端部71dが所望の方向に向けられる。また、操作部71bには、アングルノブ71eの他、ズーム操作部71f等が設けられる。
図11に示すように、光源装置10は、観察対象を照射する照明光を内視鏡71のライトガイド41に供給する装置であり、複数の光源を有する光源部11と、光源部11の各光源を制御する光源制御部81と、光源部11が発する光の光路を結合して照明光を生成する照明光生成部12と、第2半導体光源を着脱可能に構成される光源取付部13とを備える。
光源部11は、光源部11は、互いに異なる色の光を独立して発光する複数の第1半導体光源を備える。具体的には、紫色LED22を発光素子として有する紫色半導体光源22A、青色LED21を発光素子として有する青色半導体光源21A、緑色LED23を発光素子として有する緑色半導体光源23A、及び、赤色LED24を発光素子として有する赤色半導体光源24Aを備える。
紫色LED22は、中心波長405nm、波長帯域380~420nmの紫色光LVを発光する。青色LED21は、中心波長460nm、波長帯域420~500nmの青色光LBを発する。緑色LED23は、波長帯域が480~600nmに及ぶ緑色光LGを発する。赤色LED24は、中心波長620~630nmで、波長帯域が600~650nmに及ぶ赤色光LRを発光する(図2参照)。なお、紫色LED22及び青色LED21の中心波長は±5nmから±10nm程度の幅を有する。
光源取付部13は、第2半導体光源を着脱可能に構成する。光源取付部13に第2半導体光源を取り付けた場合は、光源部11は、複数の第1半導体光源と第2半導体光源とを備える。なお、光源取付部13に取り付けた第2半導体光源を取り外し、代わりに第3半導体光源を取り付けてもよい。
光源制御部81は、光源部11が有する各LED21~24の駆動電流や駆動電圧、駆動電流または駆動電圧を各LED21~24にパルス入力する際のパルス幅やパルス長等を個別に制御する。これにより、光源制御部81は、各LED21~24が発する各光の発光タイミングや光量を制御する。具体的には、光源制御部81は、光源部11の各LED21~24を制御し、これらの各LED21~24が発する紫色光LV、青色光LB、緑色光LG、及び赤色光LRを重ね合わせた第1多色スペクトル光を発生させる。光源制御部81は、各LED21~24の発光タイミングや光量を制御して、第1多色スペクトル光を白色光LWとする(図1参照)。
照明光生成部12は、各LED21~24が発する各色光を統合する。照明光生成部12の光出射部は、光源用コネクタ83が接続されるレセプタクルコネクタ82の近傍に配置されている。照明光生成部12は、各LED21~24から入射した光を、内視鏡71のライトガイド41の入射端41aに出射する。
プロセッサ装置72および光源装置10側の一端には、コネクタが取り付けられている。コネクタは、通信用コネクタ93と光源用コネクタ83からなる複合タイプのコネクタである。通信用コネクタ93と光源用コネクタ83はそれぞれ、プロセッサ装置72と光源装置10に着脱自在に接続される。通信用コネクタ93には通信ケーブルの一端が配設されており、光源用コネクタ83にはライトガイド41の入射端41aが配設されている。
内視鏡71は、ライトガイド41、撮像素子86、AFE91(Analog Front End、アナログ処理回路)、及び撮像制御部92を備える。ライトガイド41は、複数本の光ファイバをバンドル化したファイババンドルである。
内視鏡先端部71dには、照射レンズ84を配置する、光源装置10から供給された照明光は、ライトガイド41により照射レンズ84に導光されて、照明窓84aから観察対象に向けて照射される。観察窓85aの奥には、対物光学系85と撮像素子86を配置する。観察対象の像は、観察窓85aを通して、対物光学系85に入射し、対物光学系85によって撮像素子86の撮像面86aに結像される。
撮像素子86は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等からなり、その撮像面86aには、フォトダイオード等の画素を構成する複数の光電変換素子がマトリックス状に配列されている。撮像素子86は、撮像面86aで受光した光を光電変換して、各画素においてそれぞれの受光量に応じた信号電荷を蓄積する。信号電荷はアンプによって電圧信号に変換されて読み出される。電圧信号は画像信号として撮像素子86からAFE91に出力される。
AFE91は、相関二重サンプリング回路(CDS(Correlated Double Sampling))、自動ゲイン制御回路(AGC(Auto Gain Circuit))、およびアナログ/デジタル変換器(A/D(Analog / Digital))(いずれも図示省略)で構成されている。CDSは、撮像素子86からのアナログの画像信号に対して相関二重サンプリング処理を施し、信号電荷のリセットに起因するノイズを除去する。AGCは、CDSによりノイズが除去された画像信号を増幅する。A/Dは、AGCで増幅された画像信号を、所定のビット数に応じた階調値を持つデジタルな画像信号に変換してプロセッサ装置72に入力する。
撮像制御部92は、プロセッサ装置72内の中央制御部95に接続されており、中央制御部95から入力される基準クロック信号に同期して、撮像素子86に対して駆動信号を入力する。撮像素子86は、撮像制御部92からの駆動信号に基づいて、所定のフレームレートで画像信号をAFE91に出力する。
撮像素子86は、カラー撮像素子であり、撮像面86aには、青色、緑色、及び赤色の3色のマイクロカラーフイルタが各画素に割り当てられている。マイクロカラーフイルタの配列は例えばベイヤー配列である。撮像素子86は、1フレームの取得期間内で、画素に信号電荷を蓄積する蓄積動作と、蓄積した信号電荷を読み出す読み出し動作を行う。撮像素子86は、読み出しタイミングに合わせて、青色、緑色、及び赤色の各画素の画素値が混在した1フレーム分の画像信号をフレームレートに従って順次出力する。こうした撮像動作は、内視鏡システム70による観察が設定されている間、繰り返される。
プロセッサ装置72は、中央制御部95の他、DSP(Digital Signal Processor)94と、画像処理部96と、フレームメモリ97と、表示制御回路98とを備えている。プロセッサ装置72には、撮像もしくは照明光の制御、または画像処理などの処理に関するプログラムがプログラム用メモリ(図示しない)に格納されている。プロセッサ装置72においては、プロセッサ等によって構成される中央制御部95により、プログラム用メモリ内のプログラムが動作することによって、DSP94、中央制御部95、画像処理部96、フレームメモリ97、及び表示制御回路98の各種機能が実現される。また、中央制御部95は、内視鏡71および光源装置10からの情報を受信し、受信した情報に基いて、プロセッサ装置72の各部の制御の他、内視鏡71又は光源装置10の制御を行う。また、操作入力部74からの指示などの情報も受信する。
DSP94は、撮像素子86が出力する画像信号を取得する。DSP94は、青色、緑色、及び赤色の各画素に対応する信号が混在した画像信号を、青色画像信号、緑色画像信号、又は赤色画像信号に分離し、各色の画像信号に対して画素補間処理を行う。この他、DSP94は、ガンマ補正や、青色、緑色、又は赤色の各画像信号に対してホワイトバランス補正等の信号処理を施す。
また、DSP94は、青色画像信号、緑色画像信号、及び赤色画像信号に基づいて露出値を算出して、画像全体の光量が不足している場合(露出アンダー)には照明光の光量を上げるように、一方、光量が高すぎる場合(露出オーバー)には照明光の光量を下げるように制御する露出制御信号を中央制御部95に出力する。中央制御部95は、光源装置10の光源制御部81に露出制御信号を送信する。
フレームメモリ97は、DSP94が出力する画像データや、画像処理部96が処理した処理済みの画像データを記憶する。表示制御回路98は、フレームメモリ97から画像処理済みの画像データを読み出して、コンポジット信号やコンポーネント信号等のビデオ信号に変換してディスプレイ73に出力する。
内視鏡システム70は、所望の多色スペクトルの照明光により照明した観察対象を撮影した画像信号を用いる画像強調観察(IEE)を行うことができる。内視鏡システム70は、複数の観察モードを備え、各観察モードでは特定の画像強調観察を行うよう予め設定する。
光源装置50は、光源装置10の光源取付部13に第2半導体光源を追加した装置であり、光源装置60は、光源装置10の光源取付部13に、第2半導体光源を変更して第3半導体光源を追加した装置である。光源装置10を用いている場合に、光源装置10が備える4色の第1半導体光源では実現できない多色スペクトルの照明光を用いた画像強調観察を行うために、光源装置10の光源取付部13に、実現したい多色スペクトルの照明光を可能とする光を発する第2半導体光源を取り付けて、光源装置50とする。光源装置50は、光源装置10が備える4色の第1半導体光源では実現できなかった多色スペクトルの照明光を、第2半導体光源を追加することにより実現することができる。
光源装置50において、複数の第1半導体光源と第2半導体光源とでは実現できない多色スペクトルの照明光を用いた画像強調観察を行うために、第2半導体光源を光源取付部13から取り外し、その後、光源取付部13に第3半導体光源を取り付けて、光源装置60とする。光源装置60は、光源装置10が備える4色の第1半導体光源及び光源装置50が備える5色の半導体光源では実現できなかった多色スペクトルの照明光を、第2半導体光源を第3半導体光源に変更することにより実現することができる。
なお、光源装置50において、第1半導体光源、第2半導体光源、及び第3半導体光源は、励起光を発するLEDであってもよい。この場合は、光路上に、励起光を照射することにより蛍光を発する蛍光体を配置する。これにより、これらの半導体光源が発する励起光に応じて蛍光を発することができる。
通常観察モードでは、白色光LW1の照明光による観察を行う。光源装置10(図1参照)が備える第1半導体光源は、青色光LBを発する青色LED21、紫色光LVを発する紫色LED22、緑色光LGを発する緑色LED23、及び、赤色光LRを発する赤色LED24との4色からなる。光源装置10は、これらの4色の第1半導体光源のそれぞれが発する光により、白色光LW1(図1参照)の照明光を生成する。
また、例えば、上記4色の半導体光源から選択された少なくとも3色の第1半導体光源を含み、上記3色の第1半導体光源のそれぞれが発する光により連続する波長領域を有する照明光を生成してもよい。図12に示すように、紫色LED22と青色LED21と緑色LED23と赤色LED24とからなる4色の第1半導体光源を備える場合、このような3色の第1半導体光源は、紫色LED22と青色LED21と緑色LED23とを含む第1グループ(図12(A)参照)、または、青色LED21と緑色LED23と赤色LED24とを含む第2グループ(図12(B)参照)の2種類がある。第1グループの3色の第1半導体光源のそれぞれが発する光により第2白色光LW2(図1参照)の照明光を生成することができる。第2グループの3色の第1半導体光源のそれぞれが発する光により第3白色光LW3(図1参照)の照明光を生成する。
光源装置10に上記した4色の第1半導体光源を配置する場合、第1グループの3色の光を用いる場合は、光源制御部81が赤色LED24を消灯する制御を行うことにより実現可能であり、同様に、第2グループの3色の光を用いる場合は、光源制御部81が紫色LED22を消灯する制御を行うことにより実現可能である。
白色光LW1、第2白色光LW2、または第3白色光LW3の照明光を用いる場合、医師等が見やすい自然な色味による観察画像を得ることができる。したがって、通常観察モードは、観察対象のスクリーニング等の通常の観察または内視鏡検査に好適に用いることができる。
第2半導体光源の具体例については、以下が挙げられる。なお、第2半導体光源は、第3半導体光源としても用いることができるから、以下の具体例は、第3半導体光源としても適用可能である。光源装置10の光源取付部13に第2半導体光源を取り付けた装置は光源装置50(図4参照)、光源装置50の第2半導体光源を第3半導体光源に変更した装置は光源装置60であり、以下の具体例はこれらの装置に用いる半導体光源である。
第2半導体光源について、発する光の波長領域としては、複数の第1半導体光源のうち、発する光の波長領域が隣合う2つの第1半導体光源において、これらの2つの第1半導体光源が発する光の波長領域の間の波長領域を含むものであってもよい。2つの第1半導体光源が発する光の波長領域の間の波長領域を含むとは、具体的には、第2半導体光源が発する光の波長領域が、2つの第1半動体光源のそれぞれが発する光のピーク波長または中心波長の間の波長領域を含むような場合、または、第2半導体光源が発する光のピーク波長または中心波長が、2つの第1半動体光源のそれぞれが発する光のピーク波長または中心波長の間の波長領域に存在するような場合をいう。この際、2つの第1半導体光源が発する光の波長領域と、第2半導体光源が発する光の波長領域との一部が重なってもよい。
第1半導体光源が青色LED21、紫色LED22、緑色LED23、及び、赤色LED24との4色からなる場合、2つの第1半導体光源が発する光の波長領域が隣合う場合は、青色LED21と緑色LED23、緑色LED23と赤色LED24、及び、紫色LED22と青色LED21の3種類がある。したがって、これらの3種類のそれぞれにおいて、第2半導体光源が発する光の波長領域を、上記3種類の2つの第1半導体光源が発する光の波長領域の間の波長領域とすることができる。
第2半導体光源が発する光の波長領域が、青色LED21と緑色LED23とが発する光の波長領域の間の波長領域を含んでもよい。このような第2半導体光源は、例えば、水色LED25を発光素子として有する水色半導体光源25Aである。水色LED25は、例えば、中心波長470nmで、波長帯域450~490nmの水色光LSBを発する(図5(A)参照)。
光源取付部13に第2半導体光源を取り付けた場合、照明光生成部12は、第2合波部材として、第4ダイクロイックフィルタ40を、第2合波部材配置部14に配置する。この場合の第4ダイクロイックフィルタ40の特性データ40aは、透過曲線Tに示すとおり、緑色光LG以上の波長領域の光を透過し、反射曲線Rに示すとおり、水色光LSB以下の波長領域の光を反射する特性を有する(図5(B)参照)。すなわち、第4ダイクロイックフィルタ40のカットオフ波長は、水色光LSBの波長領域より長波長側、かつ、緑色光LGの波長領域より短波長側にあるものとする。
また、この場合の第3ダイクロイックフィルタ33の特性データ91は、水色光LSBを透過する特性を有するものであることが好ましい(図5(C)参照)。この場合の第3ダイクロイックフィルタ33の特性データ91は、透過曲線Tに示すとおり、水色光LSB以上の波長領域の光を透過し、反射曲線Rに示すとおり、青色光LB以下の波長領域の光を反射する特性を有する。すなわち、第3ダイクロイックフィルタ33のカットオフ波長は、青色光LBの波長領域より長波長側、かつ、水色光LSBの波長領域より短波長側にあるものとする。
なお、第2半導体光源を追加する前の光源装置10において、4色の第1半導体光源に対応して、第3ダイクロイックフィルタ33の特性データ33wが、カットオフ波長を水色光LSBの中心波長の470nm付近に持つものである場合がある(図2(B)参照)。水色光LED25を追加した場合は、光源装置50では、特性データ33wを有する第3ダイクロイックフィルタ33を、水色光LSBを十分に透過する特性を有するような特性データ33a(図5(C)参照)を備える第3ダイクロイックフィルタ33に交換する。
第1半導体光源の青色LED21、紫色LED22、緑色LED23、及び、赤色LED24との4色と、第2半導体光源の水色LED25の1色との、計5色からなる多色スペクトルを有する照明光は、水色光LSBにより、短波長側の光量を増加させ、また、蛍光観察等に好適な照明光とすることができ、これらの照明光を用いる画像強調観察等に好適である。
また、第2半導体光源が発する光の波長領域が、緑色LED21と赤色LED23とが発する光の波長領域の間の波長領域を含んでもよい。このような第2半導体光源は、例えば、黄色LED27を発光素子として有する黄色半導体光源である。黄色LED27は、中心波長580~600nmで、波長帯域560~620nmの黄色光LYEを発する。
図13に示すように、光源装置50は、光源装置10において光源取付部13に黄色LED27を取り付けた後の装置である。光源装置50は、第1半導体光源である青色LED21、紫色LV、緑色光LG、赤色光LR、及び、第2半導体光源である黄色光LYEのそれぞれにより発する光により生成した特定の多色スペクトルを有する照明光LXを生成し、ライトガイド41に供給する。
図14(A)に示すように、この場合の光源装置50が発する多色スペクトルの照明光は、緑色LED21と赤色LED23とが発する光の波長領域の間の波長領域に、黄色LED27が発する光の波長領域が存在する。なお、図14(A)に示す多色スペクトルは照明光LXの一例であり、各第1半導体光源又は第2半導体光源のそれぞれが発する光の分光スペクトル又は光量等を調整すること等により、様々な多色スペクトルを有する照明光LXを生成することができる。
第2半導体光源が発する黄色光LYE及び複数の第1半導体光源のそれぞれが発する他の光により照明光LXを適切に形成するように、第4ダイクロイックフィルタ40及び第3ダイクロイックフィルタ33は、適切に第3半導体光源が発する黄色光LYE及び複数の第1半導体光源のそれぞれが発する光を透過又は反射するものとする。
図14(B)に示すように、この場合の第4ダイクロイックフィルタ40の特性データ40cは、反射曲線Rに示すとおり、黄色光LYEの波長領域の光を反射し、透過曲線Tに示すとおり、緑色光LG以下及び赤色光LR以上の波長領域の光を透過する特性を有する。すなわち、第4ダイクロイックフィルタ40のカットオフ波長は、黄色光LYEの波長領域より短波長側及び長波長側にあるものとする。
第3ダイクロイックフィルタ33bは、緑色光LGと赤色光LRと黄色光LYEとを透過し、かつ、青色光LBと紫色光LVとを反射する。図14(C)に示すように、この場合の第3ダイクロイックフィルタ33の特性データ33cは、透過曲線Tに示すとおり、緑色光LG以上の波長領域の光を透過し、反射曲線Rに示すとおり、青色光LB以下の波長領域の光を反射する特性を有する。
また、この場合、第3ダイクロイックフィルタ33は、黄色光LYを透過する特性を有するものであることが好ましいが、第2半導体光源を取り付ける前の光源装置10において、4色の第1半導体光源に対応して、青色光LBの波長領域以下を反射し、緑色光LGの波長領域以上を透過する、カットオフ波長を470nm付近に持つものとしていた場合、黄色光LYは透過するため、光源装置10における第3ダイクロイックフィルタ33を交換しなくてもよい。
第1半導体光源の青色LED21、紫色LED22、緑色LED23、及び、赤色LED24との4色と、第2半導体光源の黄色光LED27の1色との、計5色からなる多色スペクトルを有する照明光は、黄色光LYEがヘモグロビンに吸収される割合が高く、血管を見やすくするための画像強調観察等に好適に用いることができる。
また、第2半導体光源が発する光の波長領域が、紫色LED22と青色LED21とが発する光の波長領域の間の波長領域を含んでもよい。このような第2半導体光源は、例えば、青紫色LED28を発光素子として有する青紫色半導体光源である。青紫色LED28は、例えば、中心波長420~430nmで、波長帯域410~440nmの青紫色光LBVを発する。
図15に示すように、光源装置50は、光源取付部13が青色光LBの光路の途中に設けられている光源装置10において、光源取付部13に青紫色LED28を取り付けた後の装置である。光源装置50は、第1半導体光源である青色LED21、紫色LV、緑色光LG、赤色光LR、及び、第2半導体光源である青紫色LED28のそれぞれにより発する光により生成した特定の多色スペクトルを有する照明光LXを生成し、ライトガイド41に供給する。
図16(A)に示すように、この場合の光源装置50が発する多色スペクトルの照明光は、紫色LED22と青色LED21が発する光の波長領域の間の波長領域に、青紫色LED28が発する光の波長領域が存在する。なお、青紫色半導体光源は、例えば、青色LED21を赤色蛍光体に作用させることにより発する光とすることができる。
図16(B)に示すように、この場合の第4ダイクロイックフィルタ40の特性データ40cは、反射曲線Rに示すとおり、青紫色光LBVの波長領域の光を反射し、透過曲線Tに示すとおり、紫色光LV以下及び青色光LB以上の波長領域の光を透過する特性を有する。すなわち、第4ダイクロイックフィルタ40のカットオフ波長は、青紫色光LBVの波長領域より短波長側及び長波長側にあるものとする。
第3ダイクロイックフィルタ33bは、青色光LBと青紫光LBVと紫色光LVとを透過し、かつ、緑色光LGと赤色光LRとを反射する。図14(C)に示すように、この場合の第3ダイクロイックフィルタ33の特性データ33dは、反射曲線Rに示すとおり、緑色光LG以上の波長領域の光を反射し、透過曲線Tに示すとおり、青色光LB以下の波長領域の光を透過する特性を有する。
また、この場合、第3ダイクロイックフィルタ33は、青紫光LBVを透過する特性を有するものであることが好ましいが、第2半導体光源を取り付ける前の光源装置10において、4色の第1半導体光源に対応して、青色光LBの波長領域以下を反射し、緑色光LGの波長領域以上を透過する、カットオフ波長を470nm付近に持つものとしていた場合、この第3ダイクロイックフィルタ33を交換し、青色光LBの波長領域以下を透過し、緑色光LGの波長領域以上を反射する、カットオフ波長を470nm付近に持つ、特性データ33dを持つ第3ダイクロイックフィルタ33に交換することが好ましい。
第1半導体光源の青色LED21、紫色LED22、緑色LED23、及び、赤色LED24との4色と、第2半導体光源の青紫色光LED28の1色との、計5色からなる多色スペクトルを有する照明光は、血液の影響を抑え、粘膜を見やすくする画像強調観察等に好適に用いることができる。
また、第2半導体光源が発する光の波長領域が、複数の第1半導体光源が発する光の波長領域より長波長領域の波長領域を含むものであってもよい。具体的には、第2半導体光源が発する光は、赤色光LRより長波長領域である赤外領域の波長領域を含んでもよく、近赤外領域の波長領域を含んでもよい。このような第2半導体光源は、例えば、近赤外光LED26を発光素子として有する近赤外光半導体光源26Aである。近赤外光LED26は、例えば、中心波長780nmで、波長帯域750~810nmの近赤外光LIRを発する(図9(A)参照)。
この場合の多色スペクトルについて(図9(A)参照)、第4ダイクロイックフィルタ40について(図9(B)参照)、また、第3ダイクロイックフィルタ33について(図9(C)参照)は、上記したとおりである。
第1半導体光源の青色LED21、紫色LED22、緑色LED23、及び、赤色LED24との4色と、第2半導体光源の近赤外光LIRの1色との、計5色からなる多色スペクトルを有する照明光は、インドシアニングリーン等により血管を識別した画像強調観察に好適に用いることができる。
また、第2半導体光源が発する光の波長領域が、複数の第1半導体光源が発する光の波長領域より短波長領域の波長領域を含むものであってもよい。具体的には、第2半導体光源が発する光は、紫色光LVより短波長領域である紫外領域の波長領域を含んでもよい。このような第2半導体光源は、例えば、紫外光LED29を発光素子として有する紫外光半導体光源29Aである。紫外光LED29は、例えば、中心波長350nmで、波長帯域320~380nmの紫外光LUVを発する。
図17に示すように、光源装置50は、光源取付部13が青色光LBの光路の途中に設けられている光源装置10において、光源取付部13に紫外光LED29を取り付けた後の装置である。光源装置50は、第1半導体光源である青色LED21、紫色LV、緑色光LG、赤色光LR、及び、第2半導体光源である紫外光LUVのそれぞれにより発する光により生成した特定の多色スペクトルを有する照明光LXを生成し、ライトガイド41に供給する。なお、この場合の光源装置50において、第2合波部材配置部14に配置する第4ダイクロイックフィルタ40は、紫外光LUVの波長領域の光を反射するものとする。
図18(A)に示すように、この場合の光源装置50が発する多色スペクトルの照明光は、紫色光LVの波長領域よりも短波長の波長領域に、紫外光LED29が発する光の波長領域が存在する。なお、図18(A)に示す多色スペクトルは照明光LXの一例であり、各第1半導体光源又は第2半導体光源のそれぞれが発する光の分光スペクトル又は光量等を調整すること等により、様々な多色スペクトルを有する照明光LXを生成することができる。
第2半導体光源が発する紫外光LED29及び複数の第1半導体光源のそれぞれが発する他の光により照明光LXを適切に形成するように、第4ダイクロイックフィルタ40及び第3ダイクロイックフィルタ33は、適切に第2半導体光源が発する紫外光LUV及び複数の第1半導体光源のそれぞれが発する光を透過又は反射するものとする。
図18(B)に示すように、この場合の第4ダイクロイックフィルタ40の特性データ40eは、透過曲線Tに示すとおり、青色光LB以上の波長領域の光を透過し、反射曲線Rに示すとおり、紫外光LUV以下の波長領域の光を反射する特性を有する。すなわち、第4ダイクロイックフィルタ40のカットオフ波長は、紫色光LVの波長領域付近にあるものとする。
第3ダイクロイックフィルタ33eは、紫外光LUV、緑色光LG、及び赤色光LRとを透過し、かつ、青色光LBと紫色光LVとを反射する。図18(C)に示すように、この場合の第3ダイクロイックフィルタ33の特性データ33eは、透過曲線Tに示すとおり、緑色光LG以上の波長領域の光、及び紫外光LUV以下の波長領域の光を透過し、反射曲線Rに示すとおり、青色光LB以下、かつ、紫色光LV以上の波長領域の光を反射する特性を有する。
また、この場合、第3ダイクロイックフィルタ33は、紫外光LUVを透過する特性を有するものであることが好ましいが、第2半導体光源を取り付ける前の光源装置10において、4色の第1半導体光源に対応して、青色光LBの波長領域以下を反射し、緑色光LGの波長領域以上を透過する、カットオフ波長を470nm付近に持つものとしていた場合、この第3ダイクロイックフィルタ33を交換し、緑色光LG以上の波長領域の光、及び紫外光LUV以下の波長領域の光を透過し、青色光LB以下、かつ、紫色光LV以上の波長領域の光を反射する、カットオフ波長を470nm付近及び370nm付近に持つ、特性データ33eを持つ第3ダイクロイックフィルタ33に交換することが好ましい。
第1半導体光源の青色LED21、紫色LED22、緑色LED23、及び、赤色LED24との4色と、第2半導体光源の紫外線LED27の1色との、計5色からなる多色スペクトルを有する照明光は、蛍光による画像強調観察等に好適に用いることができる。
上記実施形態において、プロセッサ装置72に含まれる中央制御部95、DSP94、画像処理部96、フレームメモリ97、及び表示制御回路等の処理部(processing unit)のハードウェア的な構造は、次に示すような各種のプロセッサ(processor)である。各種のプロセッサには、ソフトウエア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA (Field Programmable Gate Array) などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、各種の処理を実行するために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。
1つの処理部は、これら各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合せ(例えば、複数のFPGAや、CPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントやサーバなどのコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウエアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)などに代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサを1つ以上用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた形態の電気回路(circuitry)である。
10、50、60 光源装置
11 光源部
12 照明光生成部
13 光源取付部
14 第2合波部材配置部
21 青色LED
21A 青色半導体光源
22 紫色LED
22A 紫色半導体光源
23 緑色LED
23A 緑色半導体光源
24 赤色LED
24A 赤色半導体光源
25 水色LED
25A 水色半導体光源
26 近赤外光LED
27 黄色LED
28 青紫色LED
29 紫外光LED
31 第1ダイクロイックフィルタ
32 第2ダイクロイックフィルタ
33 第3ダイクロイックフィルタ
33a~33e、33w 特性データ
34 第1コリメータレンズ
35 第2コリメータレンズ
36 第3コリメータレンズ
37 第4コリメータレンズ
38 第5コリメータレンズ
39 集光レンズ
40 第4ダイクロイックフィルタ
40a~40e 特性データ
41 ライトガイド
41a 入射端
70 内視鏡システム
71 内視鏡
71a 挿入部
71b 操作部
71c 湾曲部
71d 先端部
71e アングルノブ
71f ズーム操作部
72 プロセッサ装置
73 ディスプレイ
74 操作入力部
75 ユニバーサルコード
81 光源制御部
82 レセプタクルコネクタ
83 光源用コネクタ
84 照射レンズ
84a 照明窓
85 観察窓
85a 対物光学系
86 撮像素子
86a 撮像面
91 AFE
92 撮像制御部
93 通信用コネクタ
94 DSP
95 中央制御部
96 画像処理部
97 フレームメモリ
98 表示制御回路
LB 青色光
LV 紫色光
LG 緑色光
LR 赤色光
LW 白色光
LSB 水色光
LYE 黄色光
LBV 青紫色光
LIR 近赤外光
LUV 紫外光
LX、LY 照明光
T 透過曲線
R 反射曲線
ST110~ST200 ステップ

Claims (23)

  1. 内視鏡のライトガイドに照明光を供給する内視鏡用光源装置であって、
    互いに異なる波長領域の光を発する複数の第1半導体光源と、
    複数の前記第1半導体光源が発する光により白色光の前記照明光を生成する照明光生成部と、
    第2半導体光源を着脱可能に構成される光源取付部を備え、
    前記照明光生成部は、前記光源取付部に前記第2半導体光源を取り付けた場合に、複数の前記第1半導体光源が発する光と前記第2半導体光源が発する光とにより前記照明光を生成する内視鏡用光源装置。
  2. 前記照明光生成部は、複数の前記第1半導体光源が発する光を合波する第1合波部材と、前記第2半導体光源を取り付けた場合に、前記第2半導体光源が発する光を反射することにより、複数の前記第1半導体光源のうち少なくとも1つが発する光と前記第2半導体光源が発する光とを合波する第2合波部材を配置する第2合波部材配置部とを備える請求項1に記載の内視鏡用光源装置。
  3. 前記第2合波部材配置部は、前記第2合波部材を着脱可能に構成される請求項2に記載の内視鏡用光源装置。
  4. 前記光源取付部は、前記第2半導体光源が発する光の前記ライトガイドまでの光路長が、複数の前記第1半導体光源のそれぞれが発する光の前記ライトガイドまでの光路長よりも短くなる位置に設ける請求項1ないし3のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
  5. 複数の前記第1半導体光源は、青色光を発する前記第1半導体光源又は緑色光を発する前記第1半導体光源を含み、
    前記照明光生成部は、前記第2半導体光源が発する光が、前記第1半導体光源が発する青色光の光路上又は前記第1半導体光源が発する緑色光の光路上で、前記第1半導体光源が発する光と合波する位置に前記光源取付部を備える請求項1ないし4のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
  6. 内視鏡のライトガイドに照明光を供給する内視鏡用光源装置であって、
    互いに異なる波長領域の光を発する複数の半導体光源と、
    複数の前記半導体光源が発する光により前記照明光を生成する照明光生成部とを備え、
    複数の前記半導体光源は、着脱不能である複数の第1半導体光源と着脱可能である第2半導体光源とからなり、
    前記照明光生成部は、前記第2半導体光源を取り外した場合に、複数の前記第1半導体光源から発する光により白色光の前記照明光を生成する内視鏡用光源装置。
  7. 前記照明光生成部は、複数の前記第1半導体光源が発する光を合波する第1合波部材と、前記第2半導体光源が発する光を反射することにより、複数の前記第1半導体光源のうち少なくとも1つが発する光と前記第2半導体光源が発する光とを合波する第2合波部材とを備える請求項6に記載の内視鏡用光源装置。
  8. 前記第2合波部材は、着脱可能である請求項7に記載の内視鏡用光源装置。
  9. 少なくとも1つの前記第1合波部材は、交換可能である請求項2又は7に記載の内視鏡用光源装置。
  10. 前記第1半導体光源は、紫色光、青色光、緑色光、及び、赤色光から選択されたいずれか1つの光を発し、
    複数の前記第1半導体光源は、少なくとも3つの前記第1半導体光源を含み、
    複数の第1半導体光源のそれぞれが発する光により連続する波長領域を形成する請求項1ないし9のいずれか1項に記載の内視鏡光源装置。
  11. 複数の前記第1半導体光源は、紫色光、青色光、緑色光、及び、赤色光から選択されたいずれか1つの光を発する少なくとも4つの前記第1半導体光源を含み、
    複数の第1半導体光源のそれぞれが発する光により連続する波長領域を形成する請求項1ないし9のいずれか1項に記載の内視鏡光源装置。
  12. 前記第2半導体光源が発する光の波長領域は、複数の前記第1半導体光源のうち、2つの前記第1半導体光源のそれぞれが発する光が連続する波長領域を形成する場合に、2つの前記第1半導体光源が発する波長領域の間の波長領域を含む請求項1ないし11のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
  13. 複数の前記第1半導体光源は、青色光を発する前記第1半導体光源と緑色光を発する前記第1半導体光源とを含み、
    前記第2半導体光源が発する光の波長領域は、前記第1半導体光源が発する青色光の波長領域と前記第1半導体光源が発する緑色光の波長領域との間の波長領域を含む請求項1ないし11のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
  14. 複数の前記第1半導体光源は、緑色光を発する前記第1半導体光源と赤色光を発する前記第1半導体光源とを含み、
    前記第2半導体光源が発する光の波長領域は、前記第1半導体光源が発する緑色光の波長領域と前記第1半導体光源が発する赤色光の波長領域との間の波長領域を含む請求項1ないし11のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
  15. 複数の前記第1半導体光源は、紫色光を発する前記第1半導体光源と青色光を発する前記第1半導体光源とを含み、
    前記第2半導体光源が発する光の波長領域は、前記第1半導体光源が発する紫色光の波長領域と前記第1半導体光源が発する青色光の波長領域との間の波長領域を含む請求項1ないし11のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
  16. 前記第2半導体光源が発する光の波長領域は、複数の前記第1半導体光源が発する光の波長領域より長波長領域の波長領域を含む請求項1ないし11のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
  17. 前記第2半導体光源が発する光の波長領域は、近赤外領域の波長領域を含む請求項1ないし11のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
  18. 前記第2半導体光源が発する光の波長領域は、複数の前記第1半導体光源が発する光の波長領域より短波長領域の波長領域を含む請求項1ないし11のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
  19. 前記第2半導体光源が発する光の波長領域は、紫外領域の波長領域を含む請求項1ないし11のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
  20. 照明光を導光するライトガイドを有する内視鏡と、
    前記ライトガイドに前記照明光を供給する内視鏡用光源装置とを備える内視鏡システムであって、
    前記内視鏡用光源装置は、
    互いに異なる波長領域の光を発する複数の第1半導体光源と、
    複数の前記第1半導体光源が発する光により白色光の前記照明光を生成する照明光生成部と、
    第2半導体光源を着脱可能に構成される光源取付部を備え、
    前記照明光生成部は、前記光源取付部に前記第2半導体光源を取り付けた場合に、複数の前記第1半導体光源が発する光と前記第2半導体光源が発する光とにより前記照明光を生成する内視鏡システム。
  21. 照明光を導光するライトガイドを有する内視鏡と、
    前記ライトガイドに前記照明光を供給する内視鏡用光源装置とを備える内視鏡システムであって、
    前記内視鏡用光源装置は、
    互いに異なる波長領域の光を発する複数の半導体光源と、
    複数の前記半導体光源が発する光により前記照明光を生成する照明光生成部とを備え、
    複数の前記半導体光源は、着脱不能である複数の第1半導体光源と着脱可能である第2半導体光源とからなり、
    前記照明光生成部は、前記第2半導体光源を取り外した場合に、複数の前記第1半導体光源から発する光により白色光の前記照明光を生成する内視鏡システム。
  22. 内視鏡のライトガイドに照明光を供給する内視鏡用光源装置における照明光の追加方法であって、
    前記内視鏡用光源装置は、
    互いに異なる波長領域の光を発する複数の第1半導体光源と、
    複数の前記第1半導体光源が発する光により白色光の前記照明光を生成する照明光生成部とを備え、
    前記内視鏡用光装置に第2半導体光源を着脱可能に構成される光源取付部を設けるステップと、
    前記光源取付部に前記第2半導体光源を取り付けるステップと、
    前記照明光生成部が、複数の前記第1半導体光源が発する光と前記第2半導体光源が発する光により前記白色光と異なる前記照明光を生成するステップとを有する内視鏡用光源装置における照明光の追加方法。
  23. 内視鏡のライトガイドに照明光を供給する内視鏡用光源装置における照明光の変更方法であって、
    前記内視鏡用光源装置は、
    着脱不能である複数の第1半導体光源と着脱可能である少なくとも1つの第2半導体光源とからなり、かつ、互いに異なる波長領域の光を発する複数の半導体光源と、
    複数の前記半導体光源が発する光により前記照明光を生成する照明光生成部とを備え、
    前記第2半導体光源が取り付けられた光源取付部から前記第2半導体光源を取り外すステップと、
    前記光源取付部に、前記第2半導体光源とは異なる波長領域の光を発する第3半導体光源を取り付けるステップと、
    前記照明光生成部が、複数の前記第1半導体光源が発する光と前記第3半導体光源が発する光により前記照明光を生成するステップとを有する内視鏡用光源装置における照明光の変更方法。
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