JP2023109202A - 印刷システム、印刷制御装置ならびに印刷制御装置の制御方法、プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】 本願に記載の印刷システムにおいては、データ配布サーバに登録されたバリアブルデータから印刷指示をするユーザが印刷するバリアブルデータを探す手間を抑制することを目的とする。【解決手段】 本願に記載の印刷システムは、サーバ装置と印刷制御装置で構成される印刷システムであって、前記サーバ装置に画像データと、前記画像データに合成される複数のデータと、それぞれの前記データに対応する分類を登録する登録手段と、前記サーバ装置に登録される前記複数のデータに対応する分類から１以上の分類を選択する選択手段と、前記登録手段により登録された前記複数のデータを前記選択手段により選択された前記１以上の分類に基づき表示する表示制御手段と、表示された前記複数のデータからユーザにより選択されたデータを前記画像データに合成して印刷する印刷手段と、を有することを特徴とする。【選択図】 図６

Description

本発明は、印刷システム、印刷制御装置ならびに印刷制御装置の制御方法、プログラムに関するものである。

店舗などでは商品の説明や、値段の通知する方法として、ＰＯＰなどの掲示物を用いることが一般的である。多数の店舗を展開している場合、各店舗で商品説明用のＰＯＰデータを作成することはせず、店舗を取りまとめる本部側で商品説明用のＰＯＰデータを作成することがある。この場合、本部で作成されたＰＯＰデータは当該ＰＯＰデータを各店舗に配布するシステムを用いて各店舗に配布される。このような商品説明用のＰＯＰ配布システムの場合、本部側は定期的に商品説明ＰＯＰデータをデータ配布サーバにアップロードし、ＰＯＰデータを更新する。各店舗は各店舗に設置されたＰＣなどの情報機器から、データ配布サーバにアクセスして、各店舗に必要な商品説明ＰＯＰデータを取得する。そして、各店舗に設置されたプリンタを使用して紙に印刷して、出来上がった商品説明のＰＯＰを店舗に設置する。

また、商品説明用のＰＯＰデータは、フレームデータと呼ばれる商品にかかわらず共通で使われる背景画像データと、バリアブルデータと呼ばれる商品名や値段など商品ごとに異なるデータとで構成される。

各店舗に設置されたＰＣなどの情報機器や印刷装置は、フレームデータと当該フレームデータに合成されるバリアブルデータの両方をデータ配布サーバから取得し、合成して出力することが知られている（特許文献１参照）。

特開２００８－０３３６３５号公報

各店舗に設置されたＰＣ等の情報処理装置や印刷装置で、データ配布サーバに登録されたバリアブルデータから印刷するデータを選択して、印刷を行うことが考えられる。しかしながら、データ配布サーバに登録されたバリアブルデータが多い場合、店舗側のユーザは多くのバリアブルデータの中から自分が印刷すべきバリアブルデータを探して印刷指示をしなくてはならない。

そこで、本願に記載の印刷システムにおいては、データ配布サーバに登録されたバリアブルデータから印刷指示をするユーザが印刷するバリアブルデータを探す手間を抑制することを目的とする。

本願に記載の印刷システムは、サーバ装置と印刷制御装置で構成される印刷システムであって、前記サーバ装置に画像データと、前記画像データに合成される複数のデータと、それぞれの前記データに対応する分類を登録する登録手段と、前記サーバ装置に登録される前記複数のデータに対応する分類から１以上の分類を選択する選択手段と、前記登録手段により登録された前記複数のデータを前記選択手段により選択された前記１以上の分類に基づき表示する表示制御手段と、表示された前記複数のデータからユーザにより選択されたデータを前記画像データに合成して印刷する印刷手段と、を有することを特徴とする。

以上により、本願に記載の印刷システムにおいては、データ配布サーバに登録されたバリアブルデータから印刷指示をするユーザが印刷するバリアブルデータを探す手間を抑制することができる。

本実施形態に記載の印刷システムを構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に記載の印刷システムにおいて印刷される画像データ構成の一例を示す図である。 本実施形態におけるカテゴリデータの一例を示した図である。 本実施形態におけるデータサーバ１００のハードウェア構成例を示した図である。 本実施形態における印刷装置１０１のハードウェア構成例を示した図である。 第１の実施形態における全体シーケンスの一例を示す図である。 本実施形態において、ユーザが操作する設定画面の一例を示す図である。 第１の実施形態における印刷装置１０１が実行する処理を示すフローチャートである。 本実施形態において印刷装置の表示部に表示される印刷実行指示画面の一例である。 第２の実施形態の全体シーケンスの一例を示す図である。 第２の実施形態において印刷装置が実行する処理を示すフローチャートである。

以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に関わる発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。

印刷物を印刷する例として、データサーバに印刷物を構成するデータを登録し、印刷装置がデータサーバからデータを取得して印刷画像データを描画して印刷するシステムを例に説明する。

＜第１の実施形態＞
図１は、印刷システムを構成の一例を示すブロック図である。

本実施形態では、印刷物としてスーパー等で用いられる商品の情報を記載した商品ＰＯＰを印刷する場合を例に説明する。

情報処理装置１０１は印刷するＰＯＰデータをデータサーバ１００に登録するときに使用されるコンピュータ等の情報処理装置である。情報処理装置１０１はパーソナルコンピュータ、タブレット端末、携帯電話、スマートフォン等いずれの端末であってもよい。

データサーバ１００は、情報処理装置１０１が配布する商品説明ＰＯＰデータを管理するサーバシステムである。本実施形態において、ユーザは情報処理装置１０１で商品説明ＰＯＰデータを作成し、データサーバ１００に当該商品説明用のＰＯＰデータを登録する。本実施形態において、ＰＯＰデータはＰＯＰの背景画像を示すフレームデータとフレームデータに合成されるバリアブルデータで構成される。ＰＯＰデータの構成については図２を用いて後述する。なお、図１においては、データサーバ１００は、１台のサーバ装置により構成されるサーバシステムとして図示されているが、複数台のサーバ装置で構成されるとしてもよい。

印刷装置１０２は、データサーバ１００に登録された商品説明用のＰＯＰデータを印刷する印刷制御装置である。印刷装置１０２はデータサーバ１００に印刷するＰＯＰデータがあるか確認し、印刷するＰＯＰデータがあればデータサーバ１００からデータを取得する。そして、印刷装置で受信したデータをもとに印刷画像を合成して形成し、画像データを生成し、生成した画像データに基づく印刷を実行する。

データサーバ１００と印刷装置１０２はネットワークで接続されており、ここではデータサーバ１００はチェーン店などの本部となる施設に設置されていることを想定している。一方で、印刷装置１０２は店舗ごとに設置されており、店舗で必要な印刷物を取得して印刷することを想定している。情報処理装置１０３は店舗に設置された情報処理装置である。情報処理装置１０３はパーソナルコンピュータ、タブレット、携帯電話、スマートフォン等いずれの情報処理装置であってもよい。情報処理装置１０３は印刷装置１０２で印刷したいカテゴリ情報の登録に使用される。なお、情報処理装置１０３を用いずに、印刷装置１０２上でカテゴリ情報の登録を行うとしてもよい。

図２は、本実施形態に記載の印刷システムにおいて印刷される画像データ構成の一例を示した図である。ＰＯＰデータ２００は企画データ、バリアブルデータ、フレームデータで構成されている。以降、本明細書において、ＰＯＰデータと記載する場合はバリアブルデータ、企画データ、フレームデータを含むデータを示すものとする。

企画データテーブル２０１は、ＰＯＰデータ２００を掲示する期間の情報とその企画で使用するフレームデータの情報で構成される企画データを管理するテーブルである。企画データは「企画ＩＤ」「企画名」「期間」「フレームデータＩＤ」で構成される。企画ＩＤとは配布されている企画データテーブル２０１の各行に割り当てられる重複のない番号であり、企画データテーブル２０１に登録される企画データとバリアブルデータテーブル２０２に登録されるバリアブルデータを紐づけるための情報である。企画名は配布されている企画の名称である。企画名はＰＯＰデータをデータサーバ１００に登録するユーザにより設定される。期間は、ＰＯＰデータを掲示する期間を示している。フレームデータＩＤは、その企画で使用するフレームデータを識別するための番号である。

バリアブルデータテーブル２０２は、フレームデータに合成するバリアブルデータを管理するテーブルである。バリアブルデータは「商品ＩＤ」「商品名」「カテゴリＩＤ」「値段」「企画ＩＤ」「印刷状況」で構成される。商品ＩＤは配布されているバリアブルデータテーブル２０２の各行に割り当てられる重複のない番号である。商品ＩＤは、データサーバ１００により自動的に付与される。商品名は配布されている商品の名称であり、ユーザにより設定される。カテゴリＩＤはその商品と図３で示すカテゴリデータを紐づけるための番号であり、ユーザにより設定される。値段は配布されている商品の値段を示す数値であり、ユーザにより設定される。企画ＩＤはその商品と企画データを紐づけるための番号である。印刷状況はその商品の情報が印刷されたＰＯＰが印刷済であるか未印刷であるかを示す情報である。なお、商品名や値段はフレームデータに合成されるテキストデータである。

フレームデータテーブル２０３は印刷画像の大枠のデザインを表現するフレームデータとフレーム名で構成されている。「フレームデータＩＤ」はフレームデータを識別するための識別情報である。「フレーム名」はユーザがフレームデータを識別するために登録する名称である。「フレームデータ」は背景として使われる画像データのファイルパスやファイル名が登録されている。

フレームデータテーブル２０３は、バリアブルデータが合成される背景画像データであるフレームデータを管理するテーブルである。フレームデータにはバリアブルデータに含まれる「商品名」「値段」の情報をどの位置に配置するかを示すレイアウト情報も含まれている。印刷装置１０２がバリアブルデータテーブル２０２の各レコードに記録されている企画ＩＤを参照し、当該企画ＩＤに対応するフレームデータを特定する。そして、フレームデータに各レコードに記録されている商品名、値段を合成することでＰＯＰ画像データ２０５が生成される。印刷装置１０２はこのＰＯＰ画像データ２０５に基づきＰＯＰを印刷する。

ここで、図３を用いて本実施形態におけるカテゴリデータについて説明をする。カテゴリデータテーブル３００はユーザによりデータサーバ１００に登録されるカテゴリ情報を管理するためのテーブルである。カテゴリデータは「カテゴリＩＤ」「カテゴリ名」から構成され、ＰＯＰデータを配布する情報処理装置１０１からデータサーバ１００に登録される。カテゴリＩＤはカテゴリデータテーブル３００の各行に割り当てられる重複のない番号である。カテゴリ名は登録されているカテゴリの名称であり、ユーザにより設定される。この例では、データサーバ１００に登録しているカテゴリの一覧の例を示している。本実施形態におけるカテゴリデータは、バリアブルデータとして登録される各商品をカテゴリ分けするためのデータである。

図４は、データサーバ１００のハードウェア構成例を示した図である。

データサーバ１００は、掲載期間の情報を保持する企画データテーブル２０１と商品データを保持するバリアブルデータテーブル２０２と印刷画像の大枠のデザイン画像であるフレームデータテーブル２０３を記憶する記憶装置４０３を持っている。記憶装置４０３はＨＤＤやＳＲＡＭ等の記憶装置である。

ＣＰＵ４０１はシステムの制御部であり、装置全体を制御するモジュールである。ＤＲＡＭ４０２はプログラム制御変数等を格納するためのものである。通信部４０４はネットワークを介した通信を行うためのモジュールである。各店舗に設置されている印刷装置１０２から送られるＰＯＰデータ２００の送信要求は通信部４０４を介して受信される。ＰＯＰデータ２００の送信要求を受け取ると、ＣＰＵ４０１は、記憶装置４０３に保持していた企画データ、バリアブルデータ、フレームデータを送信要求に従って演算処理を行う。ＣＰＵ４０１は、演算処理の結果に基づき、通信部４０４から各店舗に設置されている印刷装置１０２に必要なＰＯＰデータ２００を送信する。なお、演算途中の変数等はＤＲＡＭ４０２に格納される。それぞれの処理部はデータバス４０５を介して繋がっている。

図５は、本実施形態における印刷装置１０２のハードウェア構成例を示した図である。印刷装置１０２において、ＣＰＵ５０１はシステムの制御部であり、装置全体を制御する。本実施形態において、ＣＰＵ５０１は、操作部５０７に表示される画面の生成等の表示制御も行う。ｅＭＭＣ５０３はフラッシュメモリで構成されており、ＣＰＵの制御プログラムを格納するためのものである。なお、ＣＰＵの制御プログラムを格納するためのハードウェアはｅＭＭＣ５０３に限るものではない。ＤＲＡＭ５０５はプログラム制御変数等を格納するためのものであり、ＣＰＵ５０１が処理する画像データなどを一時的に保存できる揮発性メモリである。記憶装置５０６はＨＤＤ装置などの記憶装置であり、画像データなどのデータを保存する不揮発性メモリである。印刷物を構成するデータなどはここに格納される。操作部５０７は機器内の情報を表示する表示部とユーザ操作を受け付ける受付部で構成されるユーザインタフェース部である。印刷部５０２は画像データを記録紙に印刷する装置である。印刷部５０２は記録紙にトナーを載せて、加熱した定着器で加圧することによりトナーを記録紙に定着される。画像処理部５０４は画像印刷で扱う画像データの合成と描画を行い、そのバイナリ画像データの符号化復号化処理を行う。通信部５０８は機器と外部通信網とのインターフェイス部である。それぞれの処理部はデータバス５０９を介して繋がっている。

図６を用いて、本実施形態における印刷システムに関する全体シーケンスを説明する。

まず、本部側の情報処理装置１０１からデータサーバ１００にカテゴリ情報を登録する（Ｓ６００）。Ｓ６００を実行することで図３に示すカテゴリデータテーブルにカテゴリデータが登録される。なお、カテゴリ名は情報処理装置１０１を操作するユーザにより設定される任意の文字列である。カテゴリＩＤはデータサーバ１００により自動的に割り振られる番号である。

次に、店舗側の情報処理装置１０３から印刷装置１０２へネットワークを介してアクセスし、印刷装置１０２に登録されているユーザＩＤとパスワードを入力してログインする（Ｓ６０１）。ユーザは、情報処理装置１０３にインストールされたＷｅｂブラウザを利用し、印刷装置１０２が有するＷｅｂサーバにアクセスし、印刷装置１０２にログインをする。

ログイン後、印刷装置１０２は、ユーザ指示に従ってＰＯＰデータ２００を配布するデータサーバ１００のアドレスを登録する（Ｓ６０２）。印刷装置１０２へのログインが成功すると、図７のログイン情報登録画面７００が情報処理装置１０３の表示部に表示される。ログイン情報登録画面７００は、データサーバへアクセスするＵＲＬを入力する領域７０１と店舗ＩＤを入力する領域７０２とパスワードを入力する領域７０３と設定内容を登録する登録ボタン７０４から構成される。ユーザは、企画データ、バリアブルデータ、フレームデータが保存されるデータサーバ１００のＵＲＬを領域７０１に入力する。

さらに、印刷装置１０２はデータサーバへアクセスしてログインする際に必要となる店舗ＩＤとパスワードのログイン情報を図７のログイン情報登録画面７００から登録する（Ｓ６０３）。ユーザは、領域７０２に印刷装置１０２が設置されている店舗のＩＤを入力する。この店舗ＩＤはデータサーバ１００からデータを取得するために必要となるログインＩＤに相当する情報である。そして、ユーザはログイン用のパスワードを領域７０３に入力し、登録ボタン７０４を押下する。これにより印刷装置１０２が、設定情報を記憶装置５０６に登録する。なお、本実施形態ではＳ６０２～Ｓ６０３を情報処理装置１０３から印刷装置１０２にアクセスして設定するとして説明した。情報処理装置１０３を用いずに、印刷装置１０２の操作部からデータサーバのＵＲＬ、店舗ＩＤ、パスワードの設定を行うとしてもよい。

Ｓ６０２とＳ６０３で印刷装置１０２に登録した情報をもとに、印刷装置１０２はデータサーバ１００にアクセスし、データサーバ１００にログインする（Ｓ６０４）。印刷装置１０２は、領域７０１に設定されたＵＲＬに、領域７０２で設定された店舗ＩＤ、領域７０３で設定されたパスワード、ログイン要求を送信する。データサーバ１００は、受信した店舗ＩＤ、パスワードを用いて認証処理を行い、認証が成功した場合に印刷装置１０２をデータサーバにログインさせる。本実施形態において、印刷装置１０２がデータサーバ１００にログインしている状態とは、印刷装置１０２がデータサーバ１００に登録された企画データ、バリアブルデータ、フレームデータを取得することができる状態を言う。

その後、印刷装置１０２は、データサーバ１００に登録されているカテゴリの一覧情報の取得要求をデータサーバ１００に送信する（Ｓ６０５）。

データサーバ１００は、取得要求を送信した印刷装置１０２に対して登録されているカテゴリの一覧情報を送信する（Ｓ６０６）。ここで送信されるカテゴリの一覧情報とは、図３のカテゴリデータテーブル３００の情報である。印刷装置１０２は、取得したカテゴリの一覧情報に基づき、操作部５０７にカテゴリ情報登録画面７０５を表示する。カテゴリ情報登録画面７０５は、Ｓ６０６で取得したカテゴリ情報７０６とその印刷装置１０２で印刷したい１または複数のカテゴリ情報を選択するチェックボックス７０７と選択したカテゴリ情報を登録する登録ボタン７０８で構成される。カテゴリ情報登録画面７０５は、印刷装置１０２がどのような商品のバリアブルデータを優先的に表示するかを設定するための画面である。たとえば、印刷装置１０２が設定されている店舗では飲料を取り扱っており、菓子の取り扱いがない場合には、飲料をカテゴリとして登録し、菓子はカテゴリとして登録しない。このようにすることで、印刷する商品を選択する画面において、取り扱っていない菓子の情報が飲料の情報よりも優先して表示されてしまうことを抑制することができる。

ユーザが登録したい１以上のカテゴリに対応するチェックボックス７０７を選択し、登録ボタン７０８を押下すると、印刷装置１０２は選択したカテゴリ情報を記憶装置５０６に登録する（Ｓ６０７）。

つぎに、商品説明ＰＯＰデータの印刷物を更新するために、情報処理装置１０１はデータサーバへＰＯＰデータ２００を登録する（Ｓ６０８）。ここで、情報処理装置１０１はデータサーバ１００に企画データ、バリアブルデータ、フレームデータを登録する。このとき、ＰＯＰデータ２００が登録されたことを各店舗に知らせるために、データサーバ１００から各店舗に設置している印刷装置１０２に通知しても良い。この場合、当該通知を受けた印刷装置１０２がデータサーバ１００にアクセスし、登録されたＰＯＰデータの取得を行う。または、データサーバ１００は通知を行わず、印刷装置１０２が定期的にデータサーバにアクセスして新しいＰＯＰデータが登録されたかを確認する構成であってもよい。本実施形態では、所定のタイミングで印刷装置１０２がデータサーバ１００にアクセスし、新しいＰＯＰデータが登録されたかを問い合わせ、新しいＰＯＰデータが登録されている場合にＰＯＰデータの取得を行うものとして説明する。所定のタイミングとは、例えばユーザがあらかじめ設定した時刻であったり、前回の取得から所定時間が経過したとき、また、ユーザが印刷装置１０２の操作部で所定のボタンを選択したときなどである。

各店舗に設置されている印刷装置１０２はデータサーバ１００へアクセスして、Ｓ６０８にて配布されたＰＯＰデータ２００の取得要求を行う（Ｓ６０９）。

データサーバはＳ６０９の要求に対して印刷装置１０２にＰＯＰデータ２００を送信する（Ｓ６１０）。

印刷装置１０２はＳ６１０で受け取ったＰＯＰデータに対して、Ｓ６０７で登録したカテゴリ情報を用いてソート処理を行う。このソート処理では、Ｓ６０７で登録したカテゴリ情報と合致するバリアブルデータがリストの上位に配置されるようにソートを行う（Ｓ６１１）。このようにすることで、あらかじめ登録したカテゴリの商品が他の商品よりも上位に表示され、印刷したい商品のバリアブルデータを探すユーザの手間を減らすことができる。

バリアブルデータのソート後、印刷装置１０２は操作部５０７に企画データとバリアブルデータを表示して、ユーザの選択を受けつける（Ｓ６１２）。

印刷装置１０２は、ユーザが選択したバリアブルデータとバリアブルデータに対応するフレームデータを合成して、合成した画像データに基づき印刷を実行する（Ｓ６１３）。

本実施形態において印刷装置が行う処理を、図８を用いて説明する。

図８に記載の処理は、印刷装置１０２の操作部５０７に表示している図９のホーム画面９００からＰＯＰ印刷のアプリケーションボタン９０１が押されたことに従って開始される。ホーム画面は印刷装置１０２が提供する機能を起動するためのオブジェクトが配置された画面である。なお、図８の各ブロックに書かれた処理は、印刷装置１０２のＣＰＵ５０１がプログラムを実行することで実現される。

ＣＰＵ５０１は、操作部にデータサーバに接続中であることを通知する画面９０２を表示する（Ｓ８０１）。ホーム画面９００では、印刷装置１０２で行う機能のボタンの他に、ＰＯＰ印刷用のアプリケーションを起動するアプリケーションボタン９０１が表示される。ＰＯＰ印刷を行うアプリケーションボタン９０１が選択されると、図８に示すフローチャートが開始される。データサーバに接続中であることを説明する画面９０２は、図７のログイン情報登録画面７００で設定した情報を用いてデータサーバにアクセスしている間、操作部５０７に表示される。

ＣＰＵ５０１は、Ｓ８０１に続けて、記憶装置５０６に登録したデータサーバ１００のアドレス、店舗ＩＤ、パスワードを用いてデータサーバ１００へアクセスする（Ｓ８０２）。ＣＰＵ５０１はデータサーバ１００に店舗ＩＤ、パスワードと認証要求を送信する。ＣＰＵ５０１は、データサーバ１００からの応答を受信する。データサーバ１００は受信した店舗ＩＤ、パスワードを使って認証処理を行いその結果を印刷装置１０２に送信する。

ＣＰＵ５０１は、印刷装置１０２がデータサーバに接続できたかを判定を行う（Ｓ８０３）。ＣＰＵ５０１はデータサーバからの応答の内容に応じて、データサーバ１００への接続が成功したか否かを判定する。データサーバ１００からログインが成功したことを示す通知を受信した場合、ＣＰＵ５０１はデータサーバ１００へ接続できたと判定する。一方で、データサーバ１００からエラーを示す通知を受信した、または所定時間が経過してもデータサーバ１００から応答を受信することが出来なかった場合、ＣＰＵ５０１はデータサーバへ接続することが出来なかったと判定する。

データサーバへのアクセス開始から所定の時間内に応答がなかった場合や認証が失敗した場合、ＣＰＵ５０１は操作部にデータサーバ１００に接続できなかったことを通知する画面９０３を表示して、ホーム画面に遷移して処理を終了する（Ｓ８０４）。

データサーバへのアクセス開始から所定の時間内に認証された場合、ＣＰＵ５０１はデータサーバ１００から配布されている企画データ、バリアブルデータ、フレームデータを取得する（Ｓ８０５）。Ｓ８０５ではデータサーバ１００がログインした店舗ＩＤの店舗に対して配信している全ての企画データ、バリアブルデータ、フレームデータを取得する。

ＣＰＵ５０１は取得した全てのバリアブルデータに対してカテゴリ検索が終わったかを判定する（Ｓ８０６）。カテゴリ検索とは、後述するＳ８０７～Ｓ８１２の処理である。

全てのバリアブルデータに対して、処理が完了した場合、ＣＰＵ５０１はＳ８１３へ処理を遷移させる。

全てのバリアブルデータに対して処理が完了していない場合、ＣＰＵ５０１はバリアブルデータから処理が完了していない１つのデータを参照し、カテゴリ情報を取得する（Ｓ８０７）。

ＣＰＵ５０１は、Ｓ８０７で取得したカテゴリ情報と記憶装置５０６に登録したカテゴリ情報が一致するかを判定する（Ｓ８０８）。これは、Ｓ８０７で参照した１つのバリアブルデータがあらかじめ印刷装置１０２に登録されたカテゴリのデータであるかを判定するための処理である。

参照したバリアブルデータのカテゴリ情報と印刷装置１０２に登録されたカテゴリ情報が異なる場合、ＣＰＵ５０１は処理をＳ８０６に戻し、次のバリアブルデータを参照する。なお、記憶装置５０６に登録したカテゴリ情報とは、図７のカテゴリ情報登録画面７０５において登録したカテゴリ情報のことである。

参照したバリアブルデータのカテゴリ情報と印刷装置１０２に登録したカテゴリ情報が同じ場合、ＣＰＵ５０１はそのバリアブルデータに対応する企画データから企画名を取得する（Ｓ８０９）。ここではＣＰＵ５０１は、バリアブルデータに含まれる企画ＩＤを参照し、取得した企画データからバリアブルデータに含まれる企画ＩＤに対応する企画名を取得する。

次にＣＰＵ５０１はＤＲＡＭ５０５に格納している企画名を取得する（Ｓ８１０）。

その後ＣＰＵ５０１は企画データの企画名がＤＲＡＭに既に格納されているかを判定する（Ｓ８１１）。既にＤＲＡＭに企画名が格納されている場合は次のバリアブルデータの処理を行う。

Ｓ８１１にて企画データの企画名がＤＲＡＭに格納されていなかった場合、ＣＰＵ５０１はＤＲＡＭに企画名を格納する（Ｓ８１２）。

Ｓ８０７～Ｓ８１２の処理に関して図３のカテゴリデータテーブル３００と図２のバリアブルデータテーブル２０２を例に説明する。なお、印刷装置１０２に登録されているカテゴリは「飲料」とする。バリアブルデータテーブル２０２の各行ごとに「カテゴリＩＤ」と印刷装置に登録されているカテゴリのＩＤを比較する。

１行目のバリアブルデータは商品名がキャベツであり、カテゴリＩＤは３である。印刷装置に登録されているカテゴリのＩＤとは一致しないため、次の行の処理に移る。

次の行のバリアブルデータは商品名がトマトであり、カテゴリのＩＤは３である。このデータに関しても印刷装置に登録されているカテゴリのＩＤとは一致しないため、次の行の処理に移る。

次の行のバリアブルデータは商品名がオレンジジュースであり、カテゴリのＩＤは１である。この行はカテゴリのＩＤが一致するため、企画ＩＤから企画データを参照して企画名を取得する。企画ＩＤは１であるため、企画データの企画ＩＤ１に該当する企画名が「月末フェア」であることが分かる。次にＤＲＡＭにこの企画名の情報が既に格納されているかを確認する。「月末フェア」はまだ格納されていないため、ＤＲＡＭに「月末フェア」の文字列を格納する。

次の行のバリアブルデータは商品名が炭酸水であり、カテゴリのＩＤは１である。この行はカテゴリのＩＤが一致するため、企画ＩＤから企画データを参照して企画名を取得する。企画ＩＤは１であるため、企画データの企画ＩＤ１に該当する企画名が「月末フェア」であることが分かる。次にＤＲＡＭにこの企画名の情報が既に格納されているかを確認する。既にＤＲＡＭには「月末フェア」の文字列が格納されているので特に処理せずに次の行の処理に移る。

これらの処理を取得した全てのバリアブルデータに対して繰り返し行い、ＤＲＡＭに企画名を格納する。

ＣＰＵ５０１は全てのバリアブルデータに対するカテゴリ情報の検索が終わった場合、ＤＲＡＭに格納した企画名を用いて企画名の一覧を表示する画面９０４を生成し、表示する（Ｓ８１３）。企画名の一覧を表示する画面９０４について図９を用いて説明する。この画面はデータサーバから取得した企画データとバリアブルデータに対して、事前に記憶装置５０６に登録したカテゴリ情報で検索を行い、登録したカテゴリ情報と合致したバリアブルデータが含まれる企画名を表示する画面の例である。企画名の一覧を表示する画面９０４には企画名の一覧と印刷対象を選択するチェックボックス９０５とホーム画面９００に戻るボタン９０６と、選択した企画に紐づく商品を表示する画面に遷移するための画面遷移ボタン９０７から構成される。

ＣＰＵ５０１は画面９０４に対するユーザの操作を受け付ける（Ｓ８１４）。Ｓ８１４でＣＰＵ５０１はユーザが選択したボタンに応じて制御を切り替える。ホーム画面に戻るためのボタン９０６が選択された場合、ＣＰＵ５０１はホーム画面９００を操作部５０７に表示して処理を終了する。ユーザがチェックボックス９０５を選択した状態で、画面遷移ボタン９０７が選択された場合、Ｓ８１５の処理を行う。なお、チェックボックス９０５が選択されていない状態では、画面遷移ボタン９０７はグレーアウトされており、選択することができない。

ＣＰＵ５０１は選択された企画データに紐づいたバリアブルデータに対して、記憶装置５０６に登録したカテゴリ情報に合致するバリアブルデータがリストの上位に配置されるようにソート処理を行う（Ｓ８１５）。

その後、ＣＰＵ５０１はソートしたバリアブルデータに対して印刷状態が未印刷であるデータのみを印刷物を選択する画面９０８に表示する（Ｓ８１６）。印刷物を選択する画面９０８は、各バリアブルデータを選択するチェックボックス９１１と値段等を編集するボタン９１２と、さらにチェックボックス９１１で選択したバリアブルデータを印刷するための印刷ボタン９１３で構成される。また、画面上に未印刷タブ９０９と印刷済タブ９１０が表示される。画面９０８でわかるように企画ＩＤが「１」であり、カテゴリＩＤが「１」の商品がリストの上位に並べられている。このようにすることで、印刷装置１０２が設置されている場所で印刷する可能性の高い商品の情報を他の商品の情報よりも優先的に表示することができる。なお、Ｓ８１６を表示するときに、未印刷のバリアブルデータがない場合、ＣＰＵ５０１は未印刷のバリアブルデータがないことを示すメッセージを操作部に表示する。

ＣＰＵ５０１はユーザが選択したボタンに応じて制御を切り替える（Ｓ８１７）。未印刷タブ９０９が押下された場合、ＣＰＵ５０１は、Ｓ８１６に記載の処理を実行する。なお、すでに未印刷のバリアブルデータが表示されている場合には、表示を継続する。印刷済タブ９１０が押下された場合は、ＣＰＵ５０１はＳ８１５でソートしたバリアブルデータに対して印刷状態が印刷済であるデータのみを操作部５０７に表示する（Ｓ８１８）。Ｓ８１８の処理の後、ＣＰＵ５０１はＳ８１７に処理を戻す。Ｓ８１８においても、印刷済みのバリアブルデータがない場合、ＣＰＵ５０１は印刷済みのバリアブルデータがないことを示すメッセージを操作部に表示する。

値段を編集するためのボタン９１２が押下された場合は、ＣＰＵ５０１は該当するバリアブルデータの値段を変更する画面９１４を操作部５０７に表示する（Ｓ８１９）。バリアブルデータの値段を変更する画面９１４は、対象のバリアブルデータの商品名を表示する領域９１５と現在入力されている値段を表示する領域９１６と値段を編集するためのテンキー９１７から構成される。ユーザが操作部５０７に表示されているテンキー９１７から値段の設定を行い（Ｓ８２０）、確定ボタンが押下された場合、ＣＰＵ５０１は設定した値段で該当のバリアブルデータの値段を変更する（Ｓ８２１）。その後、ＣＰＵ５０１は処理をＳ８１７に遷移させる。

Ｓ８１７でユーザが印刷するバリアブルデータを選択して印刷ボタン９１３を押下した場合、ＣＰＵ５０１は選択されたバリアブルデータの印刷処理を行う（Ｓ８２２）。

ＣＰＵ５０１は各バリアブルデータとバリアブルデータに紐づく企画データに基づきフレームデータを参照する。フレームデータに含まれるレイアウト情報からバリアブルデータの商品名や値段を配置する位置の情報を読み出し、バリアブルデータをフレームデータの読みだした位置に合成する画像処理部５０４にて行う（Ｓ８２３）。その後、ＣＰＵ５０１はＳ８２３で合成した印刷画像の印刷を行いＳ８２４、該当するバリアブルデータの印刷状況を印刷済に更新する（Ｓ８２５）。なお、本部側の情報処理装置１０１がデータサーバ１００に登録したバリアブルデータに対して、印刷状況の監視を行っている場合、（Ｓ８２５）の後にＣＰＵ５０１はデータサーバ１００に印刷状況を更新したバリアブルデータを通知してもよい。

以上により、印刷装置１０２の動作が終了する。

画面９１８は、印刷物を選択する画面９０８でチェックボックス９１１を選択して印刷ボタン９１３を押下したあとに、再度印刷物を選択する画面を表示した時に表示される画面の一例である。画面９１８では、未印刷タブ９０９が選択されている状態であり、この場合は、印刷物を選択する画面９０８には既に印刷したバリアブルデータである「オレンジジュース」「炭酸水」「天然水」が表示されない。さらにこの状態から印刷済タブ９１０を押下した場合は、印刷物を選択する画面９１９に遷移し、この画面には既に印刷したバリアブルデータが表示される。

なお、図８では、ホーム画面においてＰＯＰＰｒｉｎｔボタン９０１が選択されたことに従って、印刷装置１０２がデータサーバ１００にアクセスし、登録されるＰＯＰデータを取得するとして説明した。データサーバ１００にＰＯＰデータが登録されたことに基づき印刷装置１０２に送信される通知に基づきＰＯＰデータの取得を行ったり、あらかじめユーザにより設定された時刻、タイミングでデータサーバからＰＯＰデータの取得を行うとしてもよい。その場合、図８のＳ８０１～８０５の処理を省略してもよい。

上記のように、第１の実施形態では、印刷装置にカテゴリ情報を登録し、登録されたカテゴリ情報に対応する商品のデータをリストの上位に表示させた。このようにすることで、あらかじめ登録されたカテゴリの商品をユーザが選択しやすくなる。

＜第２の実施形態＞
第１の実施形態では、データサーバ１００から取得するＰＯＰデータ２００はカテゴリ情報に関わらず全て取得して、印刷装置１０２でＰＯＰデータをソートして表示していた。第２の実施形態では、データサーバ１００からカテゴリ情報に合致するＰＯＰデータ２００のみを取得して、事前に登録したカテゴリ情報に合致するＰＯＰデータ２００のみを操作部５０７に表示することで、扱いやすくすることを目的とする。第２の実施形態のようにすることで、データサーバから一度に取得するＰＯＰデータの量を少なくし、データサーバと印刷装置の間での通信に必要となる時間を削減することできるようになる。

図１０は、第２の実施形態における全体シーケンスを示す図である。なお、図１０においてＳ６００～Ｓ６０８までは図６と同じであるため、図６と同様の符号を付与し、説明を省略する。

Ｓ１０００からが第２の実施形態で変わる処理である。印刷装置１０２はデータサーバ１００にＳ６０７で登録したカテゴリ情報と、バリアブルデータに対して登録したカテゴリに合致するデータのみを取得するための取得要求を送信する（Ｓ１０００）。Ｓ１０００で、印刷装置１０２は、登録したカテゴリに合致するＰＯＰデータの取得要求を示すフラグ情報をデータサーバ１００に通知する。

データサーバ１００はＳ１０００にて受け取ったカテゴリ情報とフラグ情報をもとに配布されているＰＯＰデータ２００を印刷装置１０２に送信する（Ｓ１００１）。Ｓ１００１において、データサーバ１００は、登録されているＰＯＰデータ２００から、印刷装置１０２から受信した取得要求で指定されたカテゴリの商品を選択する。そして、データサーバ１００は選択した商品のＰＯＰデータを印刷装置１０２に送信する。印刷装置１０２は、受信したＰＯＰデータに基づき、図９の画面９２０を表示する（Ｓ１００２）。ここで、図９の画面９２０について説明する。画面９２０は「未印刷」タブ９０９、「印刷済み」タブ９１０、「その他」タブ９２１、チェックボックス９１１、「編集」ボタン９１２、「印刷」ボタン９１３で構成される。チェックボックス９１１、「編集」ボタン９１２、「印刷」ボタン９１３は実施形態１と同様の処理を行うためのボタンであるため説明を省略する。「未印刷」タブ９０９は、印刷装置１０２に登録されたカテゴリに一致するＰＯＰデータであって、印刷装置１０２による印刷がなされていないＰＯＰデータのリストを表示するためのオブジェクトである。本実施形態において、印刷装置１０２で印刷されていないとは、印刷装置１０２に登録された店舗ＩＤ、パスワードのアカウントが登録された印刷装置でＰＯＰデータに基づく印刷がなされていないということを意図している。「印刷済み」タブ９１０は、印刷装置１０２に登録されたカテゴリと一致するＰＯＰデータであって、印刷装置１０２における印刷が完了しているＰＯＰデータの一覧を表示するためのオブジェクトである。「印刷済み」タブ９１０は、たとえば印刷済みのＰＯＰデータに基づくＰＯＰを再度印刷する場合に使用される。「その他」タブ９２１は、印刷装置１０２に登録されたカテゴリ以外のカテゴリのＰＯＰデータを表示するためのオブジェクトである。「その他」タブ９２１は、あらかじめ登録したカテゴリの商品とは異なるカテゴリの承認のＰＯＰを印刷するときに使用する。「印刷」ボタン９１３が選択された場合、印刷装置１０２はＳ６１３で述べたＰＯＰデータの印刷処理を実行する。

ここで、画面９２０において、「その他」タブ９２１が選択されたときの動作について説明する。

画面９２０にて「その他」タブ９２１を選択された場合、印刷装置１０２は登録しているカテゴリ情報と、登録したカテゴリに合致しないＰＯＰデータの取得要求を示すフラグ情報をデータサーバ１００に通知する（Ｓ１００３）。Ｓ１００３で印刷装置１０２が送信したカテゴリ情報とフラグ情報を受信したデータサーバ１００は、登録されているＰＯＰデータから、受信したカテゴリ情報と一致しないカテゴリ情報のＰＯＰデータを選択する。そして、データサーバ１００はＳ１００３で受け取ったカテゴリ情報に一致しないＰＯＰデータ２００を印刷装置１０２に送信する（Ｓ１００４）。印刷装置１０２は、受信したＰＯＰデータを操作部に表示する（Ｓ１００５）。図９の画面９２２はＳ１００５において印刷装置１０２が表示する画面の一例を示している。ここでは、登録されたカテゴリ情報と一致していない、カテゴリである「野菜」に分類される「キャベツ」と「トマト」が一覧で表示されている。このようにすることで、事前に登録したカテゴリ以外のカテゴリのＰＯＰデータであっても印刷をすることができる。ユーザがＰＯＰデータを選択し「印刷」を選択すると、印刷装置１０２は印刷を開始する。この処理は、第１の実施形態の図６のＳ６１３で記載した処理と同様の処理であるため説明を省略する。

第２の実施形態の印刷装置１０２の動作に関して、図１１のフローチャートを用いてより詳細に説明する。なお、第１の実施形態と同様の処理を行っている箇所については、図８と同様の符号を付与し、説明を省略する。図１１に記載のフローチャートの各ブロックは、印刷装置１０２のＣＰＵ５０１により実行される。

Ｓ８０１～Ｓ８０４、Ｓ８０６～Ｓ８１４、Ｓ８１９～Ｓ８２５は図８と同じであるため、説明を省く。

ＣＰＵ５０１は、印刷装置１０２の記憶装置５０６に記憶しているカテゴリ情報と登録したカテゴリに合致するバリアブルデータの取得要求を示すフラグ情報をデータサーバ１００に通知する（Ｓ１１００）。データサーバ１００のＣＰＵ４０１は、バリアブルデータの「カテゴリＩＤ」列を参照し、印刷装置１０２が通知したカテゴリＩＤに一致するレコードを抽出する。さらに、データサーバ１００は抽出したレコードの「企画ＩＤ」の列を参照し、該当する企画データを抽出し、抽出した企画データの「フレームデータＩＤ」を参照し、対応するフレームデータを特定する。データサーバ１００のＣＰＵ４０１は、抽出したバリアブルデータ、企画データ、フレームデータを印刷装置１０２に送信する。

ＣＰＵ５０１は、データサーバ１００が送信したバリアブルデータ、企画データ、フレームデータを取得する（Ｓ１１０１）。

画面９０４において、ユーザが企画を選択し、「次へ」９０７を選択すると、ＣＰＵ５０１は、Ｓ１１０２に記載の処理を実行する。ＣＰＵ５０１は、受信したバリアブルデータの印刷済みフラグに基づき、未印刷のバリアブルデータを選択し、一覧として操作部に表示する（Ｓ１１０２）。第２の実施形態では、データサーバ側で印刷装置１０２に登録されたカテゴリ情報に一致するか否かを判定している。そのため、第１の実施形態のように受信したバリアブルデータから、印刷装置１０２に登録されているカテゴリに対応するバリアブルデータを選択する処理は行わない。Ｓ１１０２により、画面９２０のように、未印刷のバリアブルデータの一覧が印刷装置１０２の操作部に表示される。Ｓ１１０２において、未印刷のバリアブルデータがない場合、ＣＰＵ５０１は未印刷のデータがないことを示すメッセージを操作部に表示する。

ＣＰＵ５０１は、ユーザ操作を受け付け、受け付けたユーザ操作に対応する処理を実行する（Ｓ１１０３）。Ｓ１１０３において、データを選択して印刷する指示を受け付けた場合、および、「編集」が選択された場合の処理は、第１の実施形態と同様である。

「未印刷」タブが選択された場合、ＣＰＵ５０１はＳ１１０２に処理を戻す。「印刷済み」タブが選択された場合、ＣＰＵ５０１はＳ１１０１で取得したバリアブルデータの印刷済みフラグを参照し、印刷済みのバリアブルデータを選択し、操作部に表示する（Ｓ１１０４）。Ｓ１１０４において、画面９２２に示す画面が印刷装置１０２の操作部に表示される。Ｓ１１０４において印刷済みのバリアブルデータがない場合、ＣＰＵ５０１は印刷済みのデータがないことを示すメッセージを操作部に表示する。

Ｓ１１０３において、「その他」タブが選択された場合、ＣＰＵ５０１は印刷装置１０２に登録されているカテゴリ情報に一致していないＰＯＰデータをデータサーバから取得する（Ｓ１１０６）。ＣＰＵ５０１は、データサーバ１００に登録されているカテゴリ情報と、当該カテゴリ情報と一致しないＰＯＰデータの取得要求を示すフラグ情報を送信する。データサーバ１００は登録されているバリアブルデータのカテゴリＩＤを参照し、通知されたカテゴリＩＤとは異なるカテゴリＩＤのバリアブルデータを選択する。データサーバ１００は、選択したバリアブルデータに対応する企画データ、および当該企画データに対応するフレームデータを印刷装置１０２に送信する。

ＣＰＵ５０１は、受信したＰＯＰデータに含まれるバリアブルデータを参照し、登録されたカテゴリとは異なるカテゴリのバリアブルデータに基づく商品リストを操作部に表示する（Ｓ１１０７）。なお、Ｓ１１０６において登録されたカテゴリ情報に一致しないバリアブルデータが取得されなかった場合、ＣＰＵ５０１は該当するバリアブルデータがないことを示すメッセージを操作部に表示する。

以上が、第２の実施形態における印刷装置１０２が実行する処理である。上記のようにすることで、データサーバからＰＯＰデータを受信する際に一度に取得するＰＯＰデータの量を少なくし、商品のリストを表示するまでにかかる時間を短くすることが出来る。また、「印刷済み」の商品の情報と「未印刷」の商品の情報を分けて表示することにより、ユーザが未印刷の商品がどれであるかを探しやすくすることができる。また、「その他」のタブを選択することで、事前に登録したカテゴリの商品以外の商品についてもＰＯＰを印刷することができる。

＜その他の実施形態＞
印刷装置１０２にインストールされているＰＯＰＰｒｉｎｔアプリケーションを実行することで、第１の実施形態、第２の実施形態に記載の処理が実行されるとして説明した。印刷装置１０２と通信可能な情報処理装置１０３にＰＯＰＰｒｉｎｔアプリケーションをインストールし、上記実施形態に記載の処理を実行するとしてもよい。その場合、第１の実施形態においては、図８のＳ８０１～Ｓ８２３に記載の処理を情報処理装置１０３が実行する。そして、情報処理装置１０３が合成後の画像データを印刷装置１０２に送信し、印刷装置１０２においてＳ２５４に記載の処理を実行する。情報処理装置１０３は、合成後の画像データの送信が完了した、または、印刷装置１０２から印刷完了の通知を受信したタイミングでＳ８２５に記載の処理を行う。第２の実施形態についてもＳ８２４の処理は、印刷装置１０２において実行するが、そのほかの処理については情報処理装置１０３にて実行する。

本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア（プログラム）をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ（又はＣＰＵやＭＰＵ等）がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (16)

1. サーバ装置と印刷制御装置で構成される印刷システムであって、
   前記サーバ装置に画像データと、前記画像データに合成される複数のデータと、前記複数のデータのそれぞれに対応する分類を登録する登録手段と、
   前記サーバ装置に登録される前記分類から１以上の分類を選択する選択手段と、
   前記登録手段により登録された前記複数のデータを前記選択手段により選択された１以上の分類に基づき表示する表示制御手段と、
   表示された前記複数のデータからユーザにより選択されたデータを前記画像データに合成して印刷する印刷手段と、を有することを特徴とする印刷システム。
2. 前記表示制御手段は、登録された前記複数のデータを前記選択された１以上の分類に基づき並び替えて表示することを特徴とする請求項１に記載の印刷システム。
3. 前記表示制御手段は、登録された前記複数のデータから前記選択された１以上の分類に対応づけられたデータを一覧で表示することを特徴とする請求項１に記載の印刷システム。
4. 前記表示制御手段は、登録された前記複数のデータから前記選択された１以上の分類とは異なる分類のデータを一覧で表示することを特徴とする請求項３に記載の印刷システム。
5. 前記印刷制御装置は、前記画像データに前記選択されたデータを合成する画像処理手段をさらに有することを特徴とする請求項１乃至４のいずれか一項に記載の印刷システム。
6. 前記印刷制御装置は、
   前記サーバ装置から前記画像データと前記複数のデータを取得する取得手段と、
   前記取得手段が取得した前記データを変更する変更手段と、を有することを特徴とする請求項１乃至５のいずれか一項に記載の印刷システム。
7. 前記画像データは、前記データを合成する位置の情報を含んでおり、
   前記印刷手段は、前記画像データに含まれる前記位置の情報に基づき前記データを前記画像データに合成することで得られる画像データに基づき印刷を実行することを特徴とする請求項１乃至６のいずれか一項に記載の印刷システム。
8. 画像データと前記画像データに合成される複数のデータと、それぞれの前記データの分類が登録されるサーバ装置と通信する印刷制御装置であって、
   前記サーバ装置に登録される前記分類から、１または複数の分類を選択する選択手段と、
   前記サーバ装置に登録された前記画像データと前記複数のデータとそれぞれのデータの分類を受信する受信手段と、
   前記受信手段が受信した前記複数のデータを前記選択された分類に基づき表示する表示制御手段と、を有することを特徴とする印刷制御装置。
9. 前記表示制御手段は、前記複数のデータを前記分類に基づき並び替えて表示することを特徴とする請求項８に記載の印刷制御装置。
10. 前記表示制御手段は、前記複数のデータのうち、選択された分類の前記データが他のデータよりも上位になるように並べて表示することを特徴とする請求項９に記載の印刷制御装置。
11. 前記表示制御手段は、前記複数のデータのうち、選択された前記分類のデータの一覧を表示することを特徴とする請求項８に記載の印刷制御装置。
12. 前記表示制御手段は、前記複数のデータのうち、選択された前記分類とは異なるデータの一覧を表示することを特徴とする請求項１１に記載の印刷制御装置。
13. 表示された前記データからユーザにより選択されたデータを前記画像データに合成して印刷する印刷手段をさらに有することを特徴とする請求項８乃至１２のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
14. 複数の前記データは前記画像データに合成されるテキストデータであることを特徴とする請求項８乃至１３のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
15. 画像データと前記画像データに合成される複数のデータと、それぞれの前記データの分類が登録されるサーバ装置と通信する印刷制御装置の制御方法であって、
    前記サーバ装置に登録される前記分類から、１または複数の分類を選択する選択工程と、
    前記サーバ装置に登録された前記画像データと前記複数のデータとそれぞれのデータの分類を受信する受信工程と、
    前記受信工程において受信した前記複数のデータを前記選択工程において選択された分類に基づき表示する表示制御工程と、を有することを特徴とする印刷制御装置の制御方法。
16. 請求項１５に記載の印刷制御装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。

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