JP2023108805A - モータ - Google Patents

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Abstract

Figure 2023108805000001
【課題】ロータの位置推定の正確度が向上したモータを提供する。
【解決手段】一実施形態に係るモータが備えるロータは、磁性体によって形成されたロータコア31と、ロータコア31上に、ロータの回転方向に沿って並べられた複数の磁石33a~33jと、共通の実装面41a上に配置され、磁石33a~33jの磁界を検出可能な複数のホール素子と、を有する。実装面41aと対向する磁石33a~33jの下端面38の実装面41aに対する高さは、一定である。一方、実装面41aと対向するロータコア31の下端面31bの実装面41aに対する高さは、ロータの回転方向に沿って変化している。
【選択図】図7

Description

本発明は、モータに関する。
回転子(ロータ)の位置を検出するための位置センサを備えたモータが知られている。位置センサには、光学式センサや磁気式センサ等が用いられる。光学式センサの一例として光学式エンコーダが挙げられ、磁気式センサの一例としてホール素子が挙げられる。
特許第6233532号公報
位置センサとしてのホール素子を複数備えているモータでは、それぞれのホール素子から出力される電圧(ホール信号)が有する特徴を利用してロータの位置が推定されることがある。
1つのモータに搭載される複数のホール素子の寸法,形状、材料特性,搭載位置などは、完全に同一ではない。つまり、1つのモータに搭載されている複数のホール素子にはばらつきが存在する。この結果、それぞれのホール素子から出力されるホール信号には、ばらつきに起因する固有の特徴が存在する。したがって、各ホール素子から出力されるホール信号に存在する特徴をマイクロコンピュータに学習させることにより、当該マイクロコンピュータにロータの位置を推定させることができる。
しかし、ホール信号の特徴は様々なばらつきに起因しており、無作為に発生する。このため、偶然に、同一又は略同一の特徴を有するホール信号を出力する2つ以上のホール素子が1つのモータに搭載されることもあり得る。この場合、ロータの位置が誤って推定される虞がある。
一実施形態に係るモータは、ステータおよびロータを備える。前記ロータは、磁性体によって形成されたロータコアと、前記ロータコア上に、前記ロータの回転方向に沿って並べられた複数の磁石と、共通の実装面上に配置され、前記磁石の磁界を検出可能な複数の磁気センサと、を有する。そして、前記実装面と対向するそれぞれの前記磁石の下端面の前記実装面に対する高さは、一定である。一方、前記実装面と対向する前記ロータコアの下端面の前記実装面に対する高さは、前記ロータの回転方向に沿って変化している。
本発明の一態様によれば、ロータの位置推定の正確度が向上したモータが提供される。
一実施形態に係るモータの構造を示す分解斜視図である。 一実施形態に係るモータの構造を示す斜視図である。 一実施形態に係るモータの構造を示す断面図である。 一実施形態に係るモータの機能ブロック図である。 一実施形態に係るロータの正面図である。 一実施形態に係るロータコアの側面図である。 一実施形態に係るロータコアの斜視図である。 一実施形態に係るロータコアと各磁石との重複面積を示す模式図である。 他の実施形態に係るロータコアの側面図である。 他の実施形態に係るロータコアの斜視図である。 他の実施形態に係るロータコアと各磁石との重複面積を示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、実施形態を説明するために参照する全ての図面において、同一又は実質的に同一の構成には同一の符号を用いる。また、既に説明した構成については、原則として繰り返しの説明は行わない。
図1は、本実施形態に係るモータ1Aの構造を示す分解斜視図である。図2は、モータ1Aの構造を示す斜視図である。また、図3は、モータ1Aの構造を示す断面図である。なお、図3に示されている断面は、モータ1Aを図2中のX-X線に沿って切断したときの断面である。
<モータの概要>
モータ1Aは、ハウジング10,ステータ20,ロータ30,基板40等を備えている。ハウジング10に収容されているロータ30は、同じくハウジング10に収容されているステータ20の径方向内側に配置されており、ステータ20に対して回転可能である。つまり、モータ1Aは、インナーロータ型モータである。
<ハウジング>
ハウジング10は、互いに組み合わされる2つの部材から構成されている。より特定的には、ハウジング10は、ベース部材11aとカバー部材11bとから構成されている。なお、図2,図3では、カバー部材11bの図示が省略されている。ベース部材11aは、底壁部12と、一対の固定片13a,13bと、一対のリブ14a,14bと、を備えている。
ベース部材11aの底壁部12は、円形又は略円形であって、その中心に貫通孔15が設けられている。さらに、ベース部材11aの底壁部12には、貫通孔15と連通する円筒状のシャフトホルダ16が設けられている。
固定片13a,13bは、底壁部12の縁から底壁部12と平行に張り出している。一方、リブ14a,14bは、底壁部12の縁から底壁部12に対して垂直に立ち上がっている。それぞれの固定片13a,13bには、モータ1Aを所定位置に固定するためのネジが挿通されるネジ穴が形成されている。また、リブ14a,14bは、底壁部12の縁に沿って湾曲している。
カバー部材11bは、円筒状の周壁部17と、周壁部17の一端を閉塞する天壁部18と、を備えている。ベース部材11aとカバー部材11bとが組み合わされると、カバー部材11bの周壁部17はベース部材11aのリブ14a,14bの外側に配置され、カバー部材11bの天壁部18はベース部材11aの底壁部12と対向する。この結果、底壁部12と天壁部18との間に、周壁部17によって囲まれた収容空間が形成される。なお、収容空間の一部は、リブ14a,14bおよび周壁部17によって二重に囲まれる。
<ステータ>
ステータ20は、ロータ30を取り囲む環状に形成されており、ハウジング10の内側に固定されている。ステータ20とロータ30との間には、所定の隙間(エアギャップ)が設けられている。
ステータ20は、ハウジング10の内周面に固定されたステータコア21を有する。ステータコア21は、積層された複数枚の電磁鋼板によって形成されている。ステータコア21は、径方向内側に向かって(ロータ30に向かって)突出する複数本のティース22を備えている。より特定的には、ステータコア21は、30度間隔で配置された12本のティース22を備えている。別の見方をすると、ステータ20は、12個のスロットを備えている。
ステータ20は、ステータコア21に加えて、それぞれのティース22の周囲に設けられたインシュレータ23と、それぞれのインシュレータ23の周囲に設けられたコイル24と、を有する。
インシュレータ23は、絶縁性の材料(例えば、樹脂材料)によって形成されている。コイル24は、インシュレータ23の周囲に巻かれた導線(例えば、銅合金線)によって形成されている。
12個のコイル24のうちの4個はU相コイルであり、他の4個はV相コイルであり、さらに他の4個はW相コイルである。別の見方をすると、ステータ20には、120度ずつ位相がずれている三相電流が入力される。U相,V相,W相の各コイル24は、電流(コイル電流)が供給されると励磁され、ロータ30に作用する磁界を発生させる。
<ロータ>
ロータ30は、ロータコア31,ロータハブ32,磁石33およびシャフト34を有し、中心軸Cを回転軸として回転可能である。ここで、中心軸Cの方向を上下方向と定義する。かかる定義に従えば、ハウジング10を構成しているベース部材11aとカバー部材11bとは、上下方向で対向している。より特定的には、ベース部材11aの底壁部12とカバー部材11bの天壁部18とは、上下方向で対向している。以下の説明では、便宜上、底壁部12の側を“下側”又は“下方”と呼び、天壁部18の側を“上側”又は“上方”と呼ぶ場合がある。また、中心軸Cを回転軸とするロータ30の回転方向を“周方向”と呼ぶ場合がある。
ロータコア31は、磁性体によって形成されており、上下方向に延びる円筒形状を有する。ロータコア31の内側にロータハブ32が設けられ、ロータコア31の外側に複数の磁石33が設けられている。ロータコア31の形状については、後に改めて詳述する。
ロータハブ32は、ロータコア31の内径よりも外径が小さい円筒形の側面部32aと、側面部32aの一端を閉塞する円盤形の上面部32bと、を備えている。側面部32aおよび上面部32bは、非磁性体によって一体成形されている。
ロータハブ32は、ロータコア31の内側に嵌め込まれており、両者は相対回転不能に固定されている。より特定的には、ロータコア31の内周面とロータハブ32の外周面とが互いに固定されている。つまり、ロータコア31とロータハブ32とは一体化されている。
複数の磁石33は、ロータコア31上に、ロータ30の回転方向(周方向)に沿って並べられている。より特定的には、10個の磁石33がロータコア31上に、周方向に沿って等間隔で並べられている。また、10個の磁石33は、N極とS極とが周方向に沿って交互に並ぶように配置されている。なお、それぞれの磁石33は、ロータコア31の外周面に固定(接着)されている。
シャフト34は、ロータハブ32に固定されている。より特定的には、シャフト34の基端は、シャフトホルダ16を貫通してシャフトホルダ16から突出している。さらに、シャフトホルダ16から突出しているシャフト34の基端は、ロータハブ32の中心に圧入されている。
シャフト34は、シャフトホルダ16の内部に設けられている軸受35a,35bによって回転自在に支持されている。軸受35a,35bは上下に重ねられており、それら軸受35a,35bの間にはスプリングワッシャ36が介在している。
一方、シャフト34の先端は、ベース部材11aの底壁部12を貫通してハウジング10から突出している。さらに、ハウジング10から突出しているシャフト34の先端には、ピニオンギア37が取り付けられている。
<基板>
基板40は、フレキシブル基板である。基板40の一部はハウジング10の内部に配置され、基板40の他の一部はハウジング10の外部に引き出されている。以下の説明では、ハウジング10内に配置されている基板40の一部を“本体部41”と呼び、ハウジング10外に引き出されている基板40の他の一部を“引出部42”と呼んで区別する場合がある。もっとも、かかる区別は説明の便宜上の区別に過ぎない。
基板40の本体部41は、シャフトホルダ16を避けてベース部材11aの底壁部12の略全域を覆う円盤状である。一方、引出部42は、ベース部材11aの固定片13aとリブ14bとの間を通ってハウジング10の外に延びる帯状である。
<磁気センサ>
ロータ30に設けられている磁石33の磁界を検出可能な複数の磁気センサが基板40に実装されている。より特定的には、3つのホール素子50u,50v,50wが基板40に実装されている。磁気式センサとしては、ホール素子やリニアホールICを始めとした磁束の変化をアナログ信号として出力する素子を使用するが、本発明では代表としてホール素子を使用している。ホール素子50u,50v,50wは、本体部41の表面41aに、周方向に沿って等間隔で実装されている。つまり、本体部41の表面41aは、3つのホール素子50u,50v,50wにとって共通の実装面である。そこで、以下の説明では、本体部41の表面41aを“実装面41a”と呼ぶ場合がある。また、ホール素子50u,50v,50wを“ホール素子50”と総称する場合がある。
ホール素子50uは、U相の磁界強度を検出するための磁気センサであって、U相の磁界強度に応じた電圧(ホール信号/差動信号)を出力する。ホール素子50vは、V相の磁界強度を検出するための磁気センサであって、V相の磁界強度に応じた電圧(ホール信号/差動信号)を出力する。ホール素子50wは、W相の磁界強度を検出するための磁気センサであって、W相の磁界強度に応じた電圧(ホール信号/差動信号)を出力する。
それぞれのホール素子50u,50v,50wは、基板40に形成されている配線と電気的に接続されている。ホール素子50u,50v,50wから出力されるホール信号は、基板40に形成されている配線を介して所定の装置,処理部,制御部などに入力される。
図4は、モータ1Aの機能ブロック図である。モータ1Aは、増幅部60,位置推定部61,制御部62,駆動部63等を有する。ホール素子50u,50v,50wから出力されるホール信号は、基板40を介して増幅部60に入力される。増幅部60は、入力されたホール信号を増幅させて位置推定部61に出力する。
位置推定部61は、ロータ30の位置を推定するための情報処理装置であって、演算部や記憶部などを備えている。位置推定部61は、入力されたホール信号に基づいて算出される値や、記憶部に予め記憶されている情報などに基づいてロータ30の位置を推定し、推定結果を制御部62に出力する。なお、位置推定部61は、停止しているロータ30の位置や、回転中のロータ30の位置などを推定可能である。
制御部62は、位置推定部61によって推定されたロータ30の位置と、外部装置から入力された指示信号とに基づいて制御信号を生成し、駆動部63に出力する。指示信号は、例えば、ロータ30の回転方向,回転力,回転角度,回転速度などを表す信号である。また、制御信号は、例えば、指示信号が表す回転方向に応じたレジスタ値を表す信号や、駆動部63からステータ20に出力される電流の電流値を表す信号などである。
駆動部63は、入力された制御信号に基づいてステータ20を駆動する。駆動部63は、例えば、制御信号が表す電流値の三相電流をステータ20の各コイル24に供給することによって、ロータ30を指示された方向に指示された速度で回転させる。
<ロータコアの形状>
図5は、ロータ30の正面図である。図6Aはロータコア31の側面図であり、図6Bはロータコア31の斜視図である。また、図7は、ロータコア31の外周面31aと各磁石33との重複面積を示す模式図である。別の見方をすると、図7は、ロータコア31の展開図である。
既述のとおり、ロータコア31の外周面31a上には、N極とS極とが周方向に沿って交互に並ぶように配置された10個の磁石33が貼り付けられている。つまり、ロータコア31は、環状に並ぶ10個の磁石33の背後(内側)に設けられ、バックヨークとして機能する。
10個の磁石33の周方向(配列方向)における間隔は一定であり、10個の磁石33の実装面41aに対する高さも一定である。ここで、実装面41aに対する磁石33の高さとは、実装面41aから当該実装面41aと対向する磁石33の下端面38までの最短直線距離を意味する。
なお、以下の説明では、便宜上の理由により、10個の磁石33のそれぞれを“磁石33a”,“磁石33b”,“磁石33c”などと呼んで区別する場合がある。
10個の磁石33の実装面41aに対する高さは一定である一方、ロータコア31の実装面41aに対する高さは一定ではない。より特定的には、ロータコア31の実装面41aに対する高さは、周方向に沿って変化している。なお、実装面41aに対するロータコア31の高さとは、実装面41aから当該実装面41aと対向するロータコア31の下端面31bまでの最短直線距離を意味する。
別の見方をすると、ロータコア31の幅wは、周方向一方側に向かって連続的に狭くなっている。言い換えれば、ロータコア31の幅wは、周方向他方側に向かって連続的に広くなっている。したがって、ロータコア31の上端面31cを水平にしたとき、ロータコア31の下端面31bは、周方向に沿って上端面31cに次第に近接する(上端面31cから次第に離間する)勾配を有する。この結果、ロータコア31の実装面41aに対する高さが周方向に沿って次第に高く又は低くなっている。
磁石33の高さが一定である一方、ロータコア31の高さが上記のように変化しているため、ロータコア31とそれぞれの磁石33との重複面積が異なっている。具体的には、磁石33a,33b,33c,33d,33e,33f,33g,33h,33i,33jは、周方向に沿ってこの順で配列されている。さらに、配列方向の一端に位置している磁石33aは、ロータコア31の最も幅が広い領域に配置されており、配列方向の他端に位置している磁石33jは、ロータコア31の最も幅が狭い領域に配置されている。別の見方をすると、磁石33aは、ロータコア31との重複面積が最も大きい磁石33であり、磁石33jは、ロータコア31との重複面積が最も小さい磁石33である。また、磁石33とロータコア31との重複面積は、磁石33a~33jの順で次第に減少している。
以上のように、本実施形態では、バックヨークとして機能するロータコア31とそれぞれの磁石33との重複面積が異なっている。このため、1つの磁石33の磁束及びホール素子50を含む磁気回路の磁気抵抗と、他の1つの磁石33の磁束及びホール素子50を含む磁気回路の磁気抵抗と、が一致することはない。
したがって、ホール素子50は、磁石33毎に大きさ(電圧)が異なるホール信号を出力する。より特定的には、モータ1Aに搭載されている3つのホール素子50u,50v,50wの特性などが偶然に一致していたとしても、これらホール素子50u,50v,50wから出力されるホール信号の最大値や最小値は、磁石33毎に異なる。
この結果、2つ以上のホール素子50から同一又は略同一の特徴を有するホール信号が出力されることがなくなり、ロータ30の位置推定の正確度が向上する。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、ロータコアの形状は、上記形状に限られない。図8Aは他の実施形態におけるロータコア131の側面図であり、図8Bはロータコア131の斜視図である。図9は、ロータコア131の外周面131aと各磁石33との重複面積を示す模式図である。
ロータコア131の下端面131bには、上端面131cに近接するように湾曲した複数の凹部131dが周方向に沿って設けられている。この上記実施形態のロータコア31(図6A,図6B)を図8A,図8Bに示されているロータコア131に置換すると、ロータコア131の下端面131bの実装面41aに対する高さは、ロータ30の回転方向(周方向)に沿って変化する。
また、図9に示されるように、ロータコア131と当該ロータコア131上に配置される各磁石33との重複面積は、一様にはならない。よって、上記原理と同様の原理により、2つ以上のホール素子50から同一又は略同一の特徴を有するホール信号が出力される確率が低くなり、ロータ30の位置推定の正確度が向上する。
もっとも、ロータコア31(図6A,図6B)の形状には対称性が存在しない一方、ロータコア131(図8A,図8B)の形状には対称性が存在する。したがって、ロータコア31とロータコア131とを比較した場合、ロータの位置推定の正確度の観点からは、ロータコア31の方が優れている。
但し、ロータコア131(図8A,図8B)と従来のロータコア(上端面及び下端面が互いに平行な平面であるロータコア)とを比較した場合、ロータコア131の方がロータの位置推定の正確度の点で優れている。
ティース22,磁石33,ホール素子50の数は適宜変更することができる。図4は機能ブロックの一例を示しているに過ぎず、ホール信号の入力先は増幅部60に限られない。
1A モータ
10 ハウジング
11a ベース部材
11b カバー部材
12 底壁部
13a,13b 固定片
14a,14b リブ
15 貫通孔
16 シャフトホルダ
17 周壁部
18 天壁部
20 ステータ
21 ステータコア
22 ティース
23 インシュレータ
24 コイル
30 ロータ
31,131 ロータコア
31a,131a 外周面
31b,131b 下端面
31c,131c 上端面
131d 凹部
32 ロータハブ
32a 側面部
32b 上面部
33,33a,33b,33c,33d,33e,33f,33g,33h,33i,33j 磁石
34 シャフト
35a,35b 軸受
36 スプリングワッシャ
37 ピニオンギア
38 下端面
40 基板
41 本体部
41a 表面(実装面)
42 引出部
50,50u,50v,50w ホール素子
60 増幅部
61 位置推定部
62 制御部
63 駆動部
C 中心軸
d1,d2 空間的距離

Claims (5)

  1. ステータおよびロータを備えるモータであって、
    前記ロータは、
    磁性体によって形成されたロータコアと、
    前記ロータコア上に、前記ロータの回転方向に沿って並べられた複数の磁石と、
    共通の実装面上に配置され、前記磁石の磁界を検出可能な複数の磁気センサと、を有し、
    前記実装面と対向するそれぞれの前記磁石の下端面の前記実装面に対する高さは、一定であり、
    前記実装面と対向する前記ロータコアの下端面の前記実装面に対する高さは、前記ロータの回転方向に沿って変化している、モータ。
  2. 前記ロータコアとそれぞれの前記磁石との重複面積が異なる、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記ロータコアの前記下端面の前記実装面に対する高さが、前記ロータの回転方向に沿って次第に高く又は低くなっている、請求項1又は2に記載のモータ。
  4. 前記ロータは、非磁性体によって形成されたロータハブをさらに有し、
    前記ロータコアの内周面は、前記ロータハブの外周面に固定され、
    複数の前記磁石は、前記ロータコアの外周面に固定されている、請求項1~3のいずれか1項に記載のモータ。
  5. 前記磁気センサから出力される信号に基づいて前記ロータの位置を推定する位置推定部を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載のモータ。
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