JP2023108314A - 水素ガス充填装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023108314000001
【課題】 充填ノズルをノズル掛に掛けるときの衝撃を緩和することにより、ノズル掛や筐体の強度に係るコストを低減できる水素ガス充填装置を提供する。
【解決手段】 充填ノズル7が取外し可能に載置される載置部28を有するノズル掛23は、充填ノズル7を載置部28に載置するときに充填ノズル7が当接して上下方向に変位する変位部材25と、変位部材25を上方向に付勢する付勢部材33と、を備えている。これにより、付勢部材33は、充填ノズル7をノズル掛23に掛けたときに作用する負荷(衝撃)を緩和(吸収)することができ、ノズル掛23や筐体4の強度を低く抑えることができる。
【選択図】図5

Description

本開示は、例えば車両の被充填タンクに水素ガスを充填する水素ガス充填装置に関する。
一般に、高圧状態の燃料ガスを被充填タンク(4輪自動車等の車両に搭載した燃料タンク)に充填するようにしたガス充填装置は知られている。この種の従来技術によるガス充填装置は、ガス充填装置を形成する筐体にノズル掛が設けられている。そして、燃料ガスの充填が完了したら、作業者は、充填ホースの先端に設けられた充填ノズルをノズル掛に対して掛止めする構成となっている(特許文献1)。
特開2018-66420号公報
特許文献1の発明は、ノズル掛を筐体に固定して取付けている。このために、耐圧性を持たせるために厚肉な材料からなる充填ノズルをノズル掛に掛けるときには、充填ノズルの重量が直接的にノズル掛に衝撃として作用してしまう。これにより、ノズル掛には、充填ノズルを掛ける度に衝撃が作用することになる。従って、ノズル掛や筐体は、充填ノズルを掛けるときの衝撃で損傷しないように、強度を高める必要があり、コストが嵩んでしまうという問題がある。
本発明の一実施形態の目的は、充填ノズルをノズル掛に掛けるときの衝撃を緩和することにより、ノズル掛や筐体の強度に係るコストを低減できるようにした水素ガス充填装置を提供することにある。
本発明の一実施形態は、筐体と、水素ガスが流入する充填ホースの先端に設けられた充填ノズルと、前記筐体に設けられ、前記充填ノズルが取外し可能に載置される載置部を有するノズル掛と、を備えた水素ガス充填装置において、前記ノズル掛は、前記充填ノズルを前記載置部に載置するときに前記充填ノズルが当接して上下方向に変位する変位部材と、前記変位部材を上方向に付勢する付勢部材と、を備えている。
本発明の一実施形態によれば、充填ノズルをノズル掛に掛けるときの衝撃を緩和することができ、ノズル掛や筐体の強度に係るコストを低減することができる。
実施形態による水素ガス充填装置を模式的に示す全体構成図である。 図1中のガス充填装置の外観図である。 ノズル掛に充填ノズルを掛けた状態を示す斜視図である。 ノズル掛と充填ノズルを分離した状態で示す斜視図である。 充填ノズルが外されたノズル掛を示す側面図である。 充填ノズルが外されたノズル掛を示す正面図である。 図4のノズル掛を筐体側から示す斜視図である。
以下、実施形態による水素ガス充填装置として、車両の被充填タンクに水素ガスを充填する車両用の水素ガス充填装置を例に挙げ、図1ないし図7に従って説明する。
図1において、水素ガス充填装置1は、例えば、燃料電池自動車等の車両40の燃料タンクとなる被充填タンク41に圧縮状態の水素ガスを充填する。車両用の水素ガス充填装置1は、例えば、水素ガス供給ステーションと呼ばれる設備(燃料供給所)に設置されている。水素ガス充填装置1は、水素ガスを圧縮した状態で蓄えるガス蓄圧器2と、ガス蓄圧器2からの水素ガスを車両40の被充填タンク41に充填するディスペンサユニット3と、を含んで構成されている。
ガス蓄圧器2は、水素ガスの供給源であり、高圧に圧縮された水素ガスを貯蔵する水素ガスの貯蔵部を構成している。ガス蓄圧器2は、ディスペンサユニット3のガス供給管路5の上流側に接続されている。
ディスペンサユニット3は、筐体4、ガス供給管路5、充填ホース6、充填ノズル7、流量調整弁9、遮断弁10、冷却器11、流量計14、圧力センサ15、温度センサ16、充填開始スイッチ17、充填停止スイッチ18、脱圧弁20、制御装置21、ノズル掛23を含んで構成されている。
図2に示すように、筐体4は、ディスペンサユニット3の外形をなす建屋を構成している。筐体4は、例えば、上下方向に長尺な直方体状に形成されている。筐体4内には、ガス供給管路5、流量調整弁9、遮断弁10、熱交換器12、圧力センサ15、温度センサ16、制御装置21等が収容されている。筐体4は、前面板4A、左面板4B、右面板4C、上面板4D、後面板(図示せず)等によってボックス状に形成されている。筐体4のうち、水素ガスの充填作業を行う作業者や顧客と対面する前面板4Aには、後述の表示部22が設けられている。また、筐体4の左面板4Bには、充填ノズル7が取外し可能に掛止め(載置)されるノズル掛23が設けられている。このノズル掛23は、前面板4Aに設ける構成としてもよい。
図1に示すように、ガス供給管路5は、筐体4内に配設され、加圧状態の水素ガスをガス蓄圧器2から充填ホース6に向けて流通させる。ガス供給管路5は、ガス蓄圧器2側が上流側となり、充填ホース6側が下流側となっている。ガス供給管路5の下流側の端部には、筐体4の外部へと延びる充填ホース6が接続されている。
充填ホース6は、可撓性を有する耐圧ホースによって形成されている。充填ホース6は、基端側がガス供給管路5の下流端に接続されている。充填ホース6の先端には、被充填タンク41の充填口41Aに連結される充填ノズル7が設けられている。例えば、充填ホース6の途中には、緊急離脱カップリングが設けられている。
充填ノズル7は、充填ホース6の先端に接続されており、所謂、充填カップリングを構成している。図3、図4に示すように、充填ノズル7は、耐圧性を得るために厚肉な金属材料からなる段付きの円筒形状に形成されている。これにより、充填ノズル7は、大きな重量を有している。充填ノズル7は、一端に被充填タンク41の充填口41Aに接続される接続口7Cを備え、他端は充填ホース6の先端に接続されている。充填ノズル7のうち、一端側(充填ノズル7がノズル掛23に掛止めされたときに上側に位置する部位)は大径部7Aとなり、他端側(充填ノズル7がノズル掛23に掛止めされたときに大径部7Aの下側に位置する部位)が大径部7Aよりも小径な小径部7Bとなっている。また、大径部7Aの基端部(小径部7B側の端部)には、段差状の掛止め部7A1が形成され、この掛止め部7A1は、載置部28の段部28Aに上側から嵌合(当接)する大径部7Aの周囲を構成している。具体的には、掛止め部7A1が、当該掛止め部7A1の径(径寸法D1)より小径で、かつ小径部7Bの径(径寸法D2)より大径である載置部28の段部28Aに掛止め(当接)されることにより、充填ノズル7がノズル掛23から落下してしまうことを防止する。
さらに、大径部7Aの一端側に設けられた接続口7Cは、充填ノズル7を通じて車両40の被充填タンク41に水素ガスを供給するときに、被充填タンク41の充填口41Aと気密状態で着脱可能に接続される。
ここで、充填ノズル7は、ノズル掛23に掛止めされるときには、図3、図4に示すように、接続口7Cが上側を向くように垂直に配置され、大径部7Aの掛止め部7A1が載置部28の段部28A内に上側から嵌合する。これにより、充填ノズル7は、載置部28から脱落しないように、当該載置部28にしっかりと掛止めされる。また、充填ノズル7は、載置部28に掛止めされた状態では、図3に示すように、接続口7Cが後述の閉塞部材34によって塞がれることで接続口7Cの内部が清浄(接続口7Cの内部に塵埃等の異物が混入しないよう)に保たれている。
図1に示すように、ディスペンサユニット3の筐体4内には、ガス供給管路5の途中に位置して、例えば、手動操作により開閉される入口弁8と、入口弁8よりも下流側に位置して制御装置21によって開閉されることによりガス供給管路5を流れる燃料の流量を調整する流量調整弁9と、流量調整弁9よりも下流側に位置して電磁式または空圧式の弁装置からなる遮断弁10と、が設けられている。流量調整弁9は、ガス供給管路5を流れる水素ガスの流量と圧力を制御する。なお、ガス供給管路5の上流側から下流側に向けて設けられている流量調整弁9、遮断弁10の配置(取付けの順番)は、図1中に示した順番に限定されるものではない。また、入口弁8は、必要に応じて取付けられるものであり、不要であればこれを除いてもよい。
流量調整弁9は、例えば、制御信号に応じた制御圧(エア圧)が供給されることで弁開度が調整される。流量調整弁9は、制御装置21の制御プログラムに基づく指令により任意の弁開度に制御され、ガス供給管路5内を流れる水素ガスの流量、圧力を制御する。
遮断弁10は、ガス供給管路5の途中部位(例えば、冷却器11と温度センサ16との間)に設けられた電磁式または空圧式の弁装置である。遮断弁10は、制御装置21からの制御信号に基づいて開閉されることにより、ガス供給管路5内で水素ガスの流通を許容または遮断する。
冷却器11は、ガス供給管路5内を流れる水素ガスを冷却するための装置である。冷却器11は、被充填タンク41に充填される水素ガスの温度上昇を抑えるため、ガス供給管路5の途中で水素ガスを冷却している。冷却器11は、流量調整弁9と遮断弁10との間に位置してガス供給管路5の途中に設けられた熱交換器12と、熱交換器12に接続され、例えばコンプレッサ、ポンプ等の駆動機構(図示せず)を備えたチラーユニット13と、を含んで構成されている。
冷却器11は、熱交換器12によってガス供給管路5内を流れる水素ガスと冷媒との間で熱交換を行う。冷却器11は、充填ホース6に向けて供給される水素ガスの温度を規定の温度(例えば、-33~-40℃)まで低下させる。
流量計14は、筐体4内に位置してガス供給管路5の途中に設けられている。流量計14は、被測定流体の質量流量を計測するコリオリ式の流量計である。流量計14は、例えば、入口弁8と流量調整弁9との間でガス供給管路5内を流れる水素ガスの流量(質量流量)を計測し、計測結果(検出信号)を制御装置21へと出力する。
圧力センサ15は、遮断弁10よりも下流側でガス供給管路5に設けられている。圧力センサ15は、ガス蓄圧器2から供給される水素ガスの圧力を検出する。圧力センサ15は、充填ホース6の近傍でガス供給管路5内の圧力を測定し、測定した圧力に応じた検出信号を制御装置21へと出力する。
温度センサ16は、遮断弁10と圧力センサ15との間に位置してガス供給管路5の途中に設けられている。温度センサ16は、ガス供給管路5内を流れる水素ガスの温度を検出し、その検出結果(検出信号)を制御装置21へと出力する。なお、温度センサ16と圧力センサ15との配置関係は、図1に示す配置に限るものではない。
図1に示すように、充填開始スイッチ17と充填停止スイッチ18は、例えば、筐体4の前面板4Aに設けられている。図2では、充填開始スイッチ17と充填停止スイッチ18の図示を省略している。充填開始スイッチ17および充填停止スイッチ18は、例えば、燃料供給所(水素ステーション)の作業者が手動で操作が可能なスイッチである。充填開始スイッチ17は、水素ガスの充填を開始するときに操作される。充填停止スイッチ18は、水素ガスの充填を停止するときに操作される。充填開始スイッチ17と充填停止スイッチ18は、操作状態に応じた信号を制御装置21にそれぞれ出力する。これにより、制御装置21は、これらの信号に応じて遮断弁10を開弁または閉弁させる。
ガス供給管路5の遮断弁10よりも下流側には、例えば、充填ホース6側からガスの圧力を逃がすための脱圧管路19が分岐して設けられている。脱圧管路19の途中には、例えば、電磁式または空圧式の弁装置からなる脱圧弁20が設けられている。脱圧弁20は、充填ホース6(充填ノズル7)を用いた水素ガスの充填作業が完了し、遮断弁10が閉弁されたときに、制御装置21からの信号に基づいて開弁することで、充填ホース6内の圧力を開放する。これにより、充填ホース6内の圧力を大気圧レベルまで減圧でき、充填ノズル7の接続口7Cは、被充填タンク41の充填口41Aから取外し可能となる。
制御装置21は、流量調整弁9、遮断弁10、脱圧弁20等を制御するコントローラ(コントロールユニット)を構成している。制御装置21は、流量調整弁9および遮断弁10の制御を行うことにより充填対象となる被充填タンク41への水素ガスの供給を制御する。制御装置21は、例えば、CPU(演算装置)、メモリ(記憶装置)、タイマ等を有するマイクロコンピュータにより構成されている。制御装置21のメモリには、充填制御処理用のプログラム等が格納されている。
制御装置21の入力側には、流量計14、圧力センサ15、温度センサ16、湿度センサ(図示せず)、充填開始スイッチ17、充填停止スイッチ18、検知器38等が接続されている。一方、制御装置21の出力側は、流量調整弁9、遮断弁10、脱圧弁20、表示部22等と接続されている。
図2に示すように、表示部22は、筐体4の前面板4Aに設けられている。表示部22は、水素ガスの充填作業を行う作業者が視認し易い高さ位置に配置され、水素ガスの充填作業に必要な情報の表示等を行う。筐体4の前面板4Aには、表示部22の他に充填開始スイッチ17および充填停止スイッチ18等の操作部が設けられている。
次に、本実施形態の特徴部分である水素ガス充填装置1のノズル掛23の構成について詳しく説明する。
ノズル掛23は、車両40の被充填タンク41に水素ガスを充填するとき以外に、充填ノズル7を保持している。ノズル掛23は、筐体4の左面板4Bに設けられ、充填ノズル7が取外し可能に掛止めされる。ノズル掛23は、後述のブラケット24、変位部材25、載置部28、付勢部材33、閉塞部材34、連結部材36、検知器38等を備えている。
ブラケット24は、筐体4の左面板4Bに取付けられている。ブラケット24は、ノズル掛23を筐体4に取付けるためのベースを構成している。図5に示すように、ブラケット24は、上下方向に延びた長方形状の縦板部24Aと、縦板部24Aの上部から水平方向に延びた上横板部24Bと、縦板部24Aの下部から水平方向に延びた下横板部24Cと、を備えている。上横板部24Bと下横板部24Cは、縦板部24Aと反対側の先端部が筐体4の左面板4Bに取付けられる。
縦板部24Aの下側位置には、縦板部24Aの幅方向に延びつつ、下横板部24Cと反対側に突出して支持台24Dが設けられている。支持台24Dには、縦板部24Aの幅方向に間隔をもって2個の取付孔(図示せず)が上下方向に貫通して設けられている。この2個の取付孔には、後述のガイドピン26Aの下部が挿入して取付けられている。
また、縦板部24Aの上側位置には、閉塞部材取付部24Eが支持台24Dの上方に突出して設けられている。この閉塞部材取付部24Eには、縦板部24Aの幅方向に延びて貫通孔(図示せず)が設けられている。閉塞部材取付部24Eは、貫通孔に挿通されたピン部材35を介して後述の閉塞部材34を回動可能に支持している。
変位部材25は、ブラケット24の縦板部24Aに対面して設けられている。変位部材25は、充填ノズル7を後述の載置部28に載置するときに、充填ノズル7が当接して上下方向に変位する構造となっている。変位部材25は、上下動部26、側面板27、載置部28、奥板部29、ノズル受30,31,32を含んで構成されている。
図6に示すように、上下動部26は、縦板部24Aの幅方向に間隔をもってブラケット24の支持台24Dから上側に延びた2本のガイドピン26Aと、ガイドピン26Aに沿って上下方向に移動可能な昇降ブロック26B(係合部材)と、を備えている。ガイドピン26Aは、下部のねじ部26A1が支持台24Dの取付孔に挿通された状態でナット26Cによって固定されている。これにより、ガイドピン26Aはブラケット24に固定される。
また、昇降ブロック26Bは、上下方向に貫通するブッシュ取付孔26B1を有し、ブッシュ取付孔26B1内には、ガイドピン26Aが挿入されるリニアブッシュ26Dが設けられている。リニアブッシュ26Dの両端部には、ブッシュ取付孔26B1から抜けてしまうことを防止する(リニアブッシュ26Dと昇降ブロック26Bとを締結させる)ために、止め輪26Eが設けられている。これにより、リニアブッシュ26Dがガイドピン26A上を上下方向に移動可能となり、昇降ブロック26B自体も上下方向に移動可能となる。また、昇降ブロック26Bの側面板27側の側面には、2個のねじ穴26Fが設けられており、後述の側面板27に設けられた2個の挿通孔27A1,27B1と当該ねじ穴26Fとがねじにより固定されることにより、変位部材25と昇降ブロック26Bとが固定される。さらに、昇降ブロック26Bの上側には、側面板27側の側面と当該側面の反対面とに貫通し、後述の連結ピン37が挿通されるピン孔26Gが設けられている。さらに、昇降ブロック26Bは、当該昇降ブロック26Bと支持台24Dとの間に配設された後述の付勢部材33の付勢力により、ノズル掛23に充填ノズル7が掛止めされていない状態では、所定の高さ位置に保持されている。
側面板27は、2個の昇降ブロック26Bに取付けられ、昇降ブロック26Bと一緒に上下方向に一緒に移動することができる。側面板27は、例えば、長方形状の板体を上下方向の折れ線に沿って2回折り曲げることにより、横側が開放されたU字状の板体として形成されている。具体的には、側面板27は、2個の昇降ブロック26Bを縦板部24Aの幅方向(前後方向)で挟んで対面した前板部27A、後板部27Bと、前板部27A、後板部27Bの右端部を連結した右板部27Cと、により形成されている。前板部27Aには、2個の挿通孔27A1(図7参照)が設けられ、後板部27Bには、2個の挿通孔27B1が設けられている。側面板27は、前板部27Aの右側が前側の昇降ブロック26Bにねじ止めされ、後板部27Bの右側が後側の昇降ブロック26Bにねじ止めされている。また、右板部27Cには、後述のレバー39が取付けられている。
図4、図6に示すように、載置部28は、側面板27の内側に設けられている。載置部28には、充填ノズル7が取外し可能に載置される。載置部28は、矩形状の外形を有し、前板部27Aと後板部27Bとの間に固定されている。また、載置部28は、大径部7Aの掛止め部7A1が上側から嵌合する円形状の段部28Aと、右板部27Cと反対側の開放側に位置して載置部28を径方向(左右方向)に切欠いた切欠部28Bと、によりC字形状体として構成されている。段部28A(の内周部)は、掛止め部7A1の径寸法D1よりも小さく、小径部7Bの径寸法D2よりも大きい径を有している。
段部28Aは、充填ノズル7の掛止め部7A1(径寸法D1)が僅かな隙間をもって収まる径寸法dの円形内壁28A1(外周部)と、円形内壁28A1の下部から径方向の内側に突出し、掛止め部7A1に下側から当接する環状底部(内周部)28A2と、を備えている。段部28Aは、大径部7Aの中心を越えた半分以上の範囲で大径部7A(掛止め部7A1)を取囲む寸法に設定されている。これにより、段部28Aは、充填ノズル7の大径部7A(掛止め部7A1)を上側に移動させたときにのみ、充填ノズル7を取外せるようになっている。
また、切欠部28Bは、掛止め部7A1の径寸法D1よりも小さく、小径部7Bの径寸法D2よりも大きな間隔の切欠として形成されている。従って、切欠部28Bには、小径部7Bを通過させることができる。これにより、充填ノズル7は、大径部7Aを持ち上げて載置部28よりも高い位置に配置した状態では、切欠部28Bを通して側面板27内に移動させたり、側面板27内から取り出したりすることができる。
奥板部29は、側面板27の右板部27Cとの間に変位部材25を挟むように前板部27Aと後板部27Bとの間に設けられている。奥板部29は、載置部28の段部28Aよりも右側(側面板27の奥部)に配置されている。
ノズル受30は、奥板部29に取付けられている。ノズル受31は、側面板27の前板部27Aに取付けられている。ノズル受32は、側面板27の後板部27Bに取付けられている。この3個のノズル受30,31,32は、充填ノズル7を載置部28に載置したときに充填ノズル7の掛止め部7A1に当接することで、充填ノズル7を安定させることができる。
次に、付勢部材33は、ブラケット24の支持台24Dと上下動部26の昇降ブロック26Bとの間に、例えば2個設けられている。付勢部材33は、変位部材25を上方向に付勢している。付勢部材33は、例えば、ガイドピン26Aの外周に設けられたコイルスプリングからなる。2個の付勢部材33は、ノズル掛23から充填ノズル7が取外された状態では、変位部材25を所定の高さ位置(図4ないし図6に示す位置)に保持すると共に、充填ノズル7を載置するときの動線から外れた開放位置(図4ないし図6に示す位置)に後述の閉塞部材34を保持する。
一方、2個の付勢部材33は、ノズル掛23に充填ノズル7が載置された状態では、充填ホース6を含む充填ノズル7の重量によって縮むように付勢力が設定されている。詳しくは、ノズル掛23に充填ノズル7が載置されると、充填ノズル7等の重量によって付勢部材33が縮小し、例えば、付勢部材33が縮み切った状態、または側面板27の下部が支持台24Dに当接した位置が変位部材25の下限位置となる。この変位部材25の下限位置では、連結部材36を介して閉塞部材34が下側に回動され、図3に示すように、充填ノズル7の接続口7Cを閉塞する。
ここで、充填ノズル7は、金属材料からなる重量物として形成されている。このために、充填ノズル7をノズル掛23に掛けたときには、ノズル掛23に大きな負荷が作用する。この場合、付勢部材33は、充填ノズル7の重量を受けて徐々に縮むことにより、ノズル掛23の変位部材25に作用する負荷(衝撃)を吸収することができる。また、付勢部材33は、変位部材25を上方向に付勢しているから、付勢部材33の付勢力は、載置部28から充填ノズル7を取外すときに、充填ノズル7を持ち上げるアシストとして機能することができる。
なお、付勢部材33は、1個または3個以上のコイルスプリングによって形成してもよい。また、付勢部材33には、コイルスプリング以外にも、リーフスプリング、ガススプリング等を用いてもよい。
閉塞部材34は、ブラケット24に設けられている。閉塞部材34は、充填ノズル7の接続口7Cを開放可能に閉塞する。閉塞部材34は、先端側が円弧状となったD字状の天板34Aと、天板34Aの周縁から下側に延びたU字状の側板34Bと、を備えている。閉塞部材34は、ブラケット24の閉塞部材取付部24Eの貫通孔に挿通されたピン部材35の両端部に側板34Bの基端側が回動可能に取付けられている。
閉塞部材34は、下側の閉塞位置(図3に示す位置)に回動された状態で、天板34Aが充填ノズル7の接続口7Cに対面し、側板34Bが充填ノズル7の大径部7Aを取囲むことができる。この上で、天板34Aの下面側には、閉塞位置で充填ノズル7の接続口7Cに密着してシールするシール部材34Cが設けられている。このシール部材34Cは、弾性を有しており、上方に向いた接続口7Cに塵埃、雨水等の異物が入り込まないように覆うことができる。
連結部材36は、変位部材25および閉塞部材34を前後方向で挟む位置に2本設けられ、変位部材25と閉塞部材34とを連結させている。前側の連結部材36は、長さ方向の一端が変位部材25を構成する側面板27の前板部27A等の上部に回動可能に連結され、長さ方向の他端が閉塞部材34の側板34Bの前面側に連結されている。また、後側の連結部材36は、側面板27の後板部27Bの上部に回動可能に連結され、長さ方向の他端が閉塞部材34の側板34Bの後面側に連結されている。例えば、2本の連結部材36の一端は、上下動部26の昇降ブロック26Bに形成されたピン孔26Gに挿通されて側板34Bを前後方向に貫通した連結ピン37の端部に取付けられている。
これにより、2本の連結部材36は、変位部材25の上方向の移動に追従して閉塞部材34を上側に移動(回動)させることにより、閉塞部材34を開放位置(図4ないし図6に示す位置)に配置して充填ノズル7の接続口7Cを開放させることができる。一方、2本の連結部材36は、変位部材25の下方向の移動に追従して閉塞部材34を下側に移動(回動)させることにより、閉塞部材34を閉塞位置(図3に示す位置)に配置して充填ノズル7の接続口7Cを閉塞させることができる。なお、閉塞部材34の開放位置とは、ブラケット24の縦板部24Aに対する角度α(図5参照)が0度~45度、好ましくは30度程度の位置に設定されている。
図5、図7に示すように、検知器38は、ブラケット24の下横板部24C上に設けられている。検知器38は、接触式または非接触式のセンサによって形成されている。検知器38は、側面板27の右板部27Cに取付けられたレバー39を検知する。即ち、検知器38は、ノズル掛23に充填ノズル7が掛けられていないために、変位部材25が付勢部材33の付勢力によって上側に配置された状態では、レバー39を検知できない。一方、検知器38は、ノズル掛23に充填ノズル7が掛止めされたために、変位部材25が付勢部材33の付勢力に抗して下側に配置された状態では、レバー39を検知して信号を制御装置21へと出力する。これにより、検知器38は、変位部材25の変位を検知し、充填ノズル7がノズル掛23に掛けられているか否かを検知することができる。
水素ガスを燃料として走行する車両40は、例えば、図1に示すような4輪自動車(乗用車)により構成されている。車両40は、例えば燃料電池と電動モータとを含んで構成される駆動装置(図示せず)、図1中に点線で示す被充填タンク41等を備えている。被充填タンク41は、水素ガスが充填される耐圧構造をもった容器として構成され、例えば車両40の後側に搭載されている。なお、被充填タンク41は、車両40の後側に限らず、前側または中央に設ける構成としてもよい。
被充填タンク41には、充填ノズル7の接続口7Cが着脱可能に取付けられる充填口41A(レセプタクル)が設けられている。車両40の被充填タンク41内には、充填ノズル7が充填口41Aに気密に連結(接続)された状態で水素ガスの充填が行われる。このとき、充填ノズル7は、ロック機構により充填口41Aに対して不用意に外れることがないようにロックされる。
実施形態による水素ガス充填装置1は、上述の如き構成を有するもので、次に、水素ガス充填装置1による水素ガスの充填作業について説明する。
車両40の被充填タンク41に水素ガスを充填するときに、充填作業を行う作業者は、充填ノズル7をノズル掛23から取外す。この作業では、載置部28の段部28Aから充填ノズル7の大径部7A(掛止め部7A1)を抜くために充填ノズル7を持ち上げる必要がある。このときに、付勢部材33は、載置部28を備えた変位部材25を上方向に付勢している。これにより、充填ノズル7を持ち上げるのに必要な力を、付勢部材33の付勢力で補うことができ、充填ノズル7をノズル掛23から容易に取外すことができる。
そして、図1中に二点鎖線で示すように、充填ノズル7を被充填タンク41の充填口41Aに接続し、当該接続部位をロックする。この状態で、充填作業の作業者が充填開始スイッチ17をON操作すると、制御装置21は、流量調整弁9と遮断弁10に開弁信号を出力して流量調整弁9と遮断弁10を開弁させる。
これにより、ガス蓄圧器2内の水素ガスは、ガス供給管路5、充填ホース6および充填ノズル7を通じて車両40の被充填タンク41に充填される。制御装置21は、例えば、流量計14、圧力センサ15、温度センサ16の測定結果を監視しつつ、流量調整弁9の開度等を予め設定された制御方式(定圧上昇制御方式または定流量制御方式)等で調整する。これにより、ガス供給管路5内に供給される水素ガスの圧力、流量を適切な流通状態に制御することができる。
このときに、制御装置21は、流量計14からの流量パルスを積算して水素ガスの充填量(質量)を演算し、水素ガスの充填量が予め設定された目標充填量に達するか、または圧力センサ15により検出した水素ガスの圧力が予め設定された目標充填圧力に達したか否かを判定する。目標とする充填量(圧力)に達したと判定したときには、制御装置21からの信号により流量調整弁9および遮断弁10が閉弁され、被充填タンク41への水素ガスの充填が終了される。なお、作業者が充填停止スイッチ18を操作した場合にも、充填作業は終了される。
次に、この状態で制御装置21は、充填終了制御処理を実行する。この充填終了制御処理では、制御装置21からの信号により脱圧弁20を閉弁状態から開弁するように制御する。そして、脱圧弁20が開弁したときには、脱圧管路19が大気に開放されることにより、充填ノズル7側の水素ガスが外部に放出されて充填ノズル7の圧力が大気圧レベルに減圧される。これにより、作業者は、充填ノズル7の接続口7Cを被充填タンク41の充填口41Aから取外すことができる。
被充填タンク41の充填口41Aから取外された充填ノズル7は、作業者によって筐体4側のノズル掛23に戻される。このときに、ノズル掛23では、付勢部材33によって閉塞部材34が、充填ノズル7の動線から外れた開放位置に保持されているから、閉塞部材34に邪魔されることなく、動線を通して充填ノズル7をノズル掛23に容易に掛けることができる。
しかも、充填ノズル7をノズル掛23に掛けたときには、ノズル掛23に大きな負荷が作用するが、ノズル掛23に作用する負荷(衝撃)を付勢部材33の付勢力によって吸収することができる。また、充填ノズル7をノズル掛23に掛けたときには、充填ノズル7の大径部7A(掛止め部7A1)が載置部28の段部28Aに嵌合するから、充填ノズル7が安定的に保持される。さらに、充填ノズル7をノズル掛23に掛けたときには、変位部材25に連動して閉塞部材34が下側に回動され、閉塞位置で充填ノズル7の接続口7Cを閉塞する。これにより、充填ノズル7の接続口7Cに塵埃、雨水等の異物が入り込むのを防ぐことができる。
かくして、実施形態によれば、充填ノズル7が取外し可能に載置される載置部28を有するノズル掛23は、充填ノズル7を載置部28に載置するときに充填ノズル7が当接して上下方向に変位する変位部材25と、変位部材25を上方向に付勢する付勢部材33と、を備えている。従って、重量物として形成された充填ノズル7をノズル掛23に掛けたときに、ノズル掛23に大きな負荷が作用することがあっても、付勢部材33は、充填ノズル7の重量を受けて徐々に縮むことにより、ノズル掛23に作用する負荷(衝撃)を緩和(吸収)することができる。
この結果、ノズル掛23や筐体4の強度を低く抑えることができ、コストを低減することができる。また、実施形態では、付勢部材33によって変位部材25を上方向に付勢しているから、付勢部材33の付勢力を、充填ノズル7を持ち上げて載置部28から取外すときのアシストとして利用することができ、作業性を向上することができる。
ノズル掛23は、充填ノズル7の接続口7Cを閉塞させる閉塞部材34と、変位部材25と閉塞部材34とを連結させ、変位部材25の上方向の移動に追従して接続口7Cを開放させ、変位部材25の下方向の移動に追従して接続口7Cを閉塞させるように、閉塞部材34を移動させる連結部材36と、を備えている。これにより、変位部材25の上下方向の動作と閉塞部材34の開閉動作を連動させることができ、作業性を向上することができる。
付勢部材33は、載置部28から充填ノズル7が取外された状態では、変位部材25を所定高さ位置に保持すると共に、充填ノズル7を載置部28に載置するときの動線から外れた開放位置に閉塞部材34を保持することができる。これにより、載置部28から充填ノズル7を取外す動作と、充填ノズル7を載置部28に掛ける動作では、充填ノズル7の動線から外れた開放位置に閉塞部材34を確実に移動させることができる。この結果、載置部28に対して充填ノズル7を脱着するときには、充填ノズル7と閉塞部材34との干渉を防止することができ、この点においても作業性を向上することができる。
また、充填ノズル7は、載置部28に載置されたときに、前記載置部28に掛止めされる大径部7Aの掛止め部7A1と、載置部28に載置されたときに、掛止め部7A1の下側に位置して掛止め部7A1よりも小径な小径部7Bと、を備えている。この上で、載置部28は、内周側に大径部7Aの周囲となる掛止め部7A1が上側から嵌合する(内周側に掛止め部7A1の径寸法D1よりも小さく、小径部7Bの径寸法D2よりも大きい径寸法を有する)段部28Aと、小径部7Bが通過可能な切欠部28Bと、を有するC字形状体として構成されている。さらに、切欠部28Bの小径部7Bが挿入される開口の長さ寸法(切欠部28Bの開口の距離)は、掛止め部7A1の径寸法D1よりは小さく、小径部7Bの径寸法D2よりは大きい距離寸法Wとなっている。従って、載置部28の段部28Aに充填ノズル7の掛止め部7A1を嵌合させた状態では、充填ノズル7が水平方向に移動して脱落するような事態を防ぐことができる。具体的に、充填ノズル7の大径部7Aが水平方向に移動した際は、切欠部28Bの開口の距離寸法は、掛止め部7A1の径寸法D1よりも小さいため、大径部7Aの水平方向の移動を防止し、大径部7Aが切欠部28Bから外れてしまうことを防止できる。また、載置部28は、大径部7Aの掛止め部7A1が載置部28よりも高くなるように充填ノズル7を少し持ち上げるだけで、切欠部28Bに小径部7Bを通すことができ、充填ノズル7の脱着作業を容易に行うことができる。
さらに、変位部材25の変位を検知し、充填ノズル7がノズル掛23に掛けられているか否かを検知する検知器38が設けられている。従って、水素ガスの充填作業を行う作業者や顧客は、充填ノズル7がノズル掛23に掛けられているか否かを正しく認知することができる。これにより、充填ノズル7の状態を目視で確認する作業を省略することができ、作業性を向上することができる。
以上説明した実施形態に基づく水素ガス充填装置として、例えば下記に述べる態様のものが考えられる。
第1の態様としては、筐体と、水素ガスが流入する充填ホースの先端に設けられた充填ノズルと、前記筐体に設けられ、前記充填ノズルが取外し可能に載置される載置部を有するノズル掛と、を備えた水素ガス充填装置において、前記ノズル掛は、前記充填ノズルを前記載置部に載置するときに前記充填ノズルが当接して上下方向に変位する変位部材と、前記変位部材を上方向に付勢する付勢部材と、を備えている。
この第1の態様によれば、充填ノズルをノズル掛に掛けたときに、ノズル掛に大きな負荷が作用することがあっても、付勢部材の付勢力によってノズル掛に作用する負荷(衝撃)を緩和(吸収)することができる。これにより、ノズル掛や筐体の強度に係るコストを低減することができる。また、付勢部材は、変位部材を上方向に付勢しているから、充填ノズルを持ち上げて掛止め部から取外す動作をアシストすることができ、作業性を向上することができる。
第2の態様としては、第1の態様において、前記充填ノズルは、接続口を備えており、前記ノズル掛は、前記接続口を閉塞させる閉塞部材と、前記変位部材と前記閉塞部材とを連結させ、前記変位部材の上方向の移動に追従して前記接続口を開放させ、前記変位部材の下方向の移動に追従して前記接続口を閉塞させるように前記閉塞部材を移動させる連結部材と、を備えている。
この第2の態様によれば、連結部材を介して変位部材の上下方向の動作と閉塞部材の開閉動作を連動させることができ、作業性を向上することができる。
第3の態様としては、第2の態様において、前記付勢部材は、前記載置部から前記充填ノズルが取外された状態では、前記変位部材を所定高さ位置に保持すると共に、前記充填ノズルを前記載置部に載置するときの動線から外れた開放位置に前記閉塞部材を保持する。
この第3の態様によれば、載置部に対して充填ノズルを脱着するときには、充填ノズルを脱着するときの動線から外れた開放位置に閉塞部材を移動させることができる。これにより、充填ノズルと閉塞部材との干渉を防止して作業性を向上することができる。
第4の態様としては、第1ないし第3の態様のいずれかにおいて、前記充填ノズルは、前記載置部に載置されたときに、前記載置部に掛止めされる掛止め部と、前記掛止め部の下側に位置して前記掛止め部よりも小径な小径部と、を備え、前記載置部は、内周側に前記掛止め部の径よりも小さく、前記小径部の径よりも大きい径を有する段部と、前記段部に設けられ、開口部の長さが前記掛止め部の径よりも小さく、かつ前記小径部の径よりも大きく、前記小径部が通過可能な切欠部と、を有するC字形状体として構成されている。
この第4の態様によれば、載置部の段部に充填ノズルの大径部の掛止め部を嵌合させた状態では、充填ノズルが水平方向に移動して脱落するような事態を防ぐことができる。また、載置部は、大径部が載置部よりも高くなるように充填ノズルを少し持ち上げるだけで、切欠部に小径部を通すことができ、充填ノズルの脱着作業を容易に行うことができる。
第5の態様としては、第1ないし第4の態様のいずれかにおいて、前記変位部材の変位を検知し、前記充填ノズルが前記ノズル掛に掛けられているか否かを検知する検知器が設けられている。
この第5の態様によれば、水素ガスの充填作業を行う作業者や顧客は、充填ノズルがノズル掛に掛けられているか否かを正しく認知することができる。これにより、充填ノズルの状態を目視で確認する作業を省略することができ、作業性を向上することができる。
1 水素ガス充填装置
4 筐体
6 充填ホース
7 充填ノズル
7A 大径部
7A1 掛止め部
7B 小径部
7C 接続口
23 ノズル掛
25 変位部材
28 載置部
28A 段部
28B 切欠部
33 付勢部材
34 閉塞部材
36 連結部材
38 検知器
D1 掛止め部の径寸法(径)
D2 小径部の径寸法(径)
W 切欠部の開口距離寸法(長さ)

Claims (5)

  1. 筐体と、
    水素ガスが流入する充填ホースの先端に設けられた充填ノズルと、
    前記筐体に設けられ、前記充填ノズルが取外し可能に載置される載置部を有するノズル掛と、
    を備えた水素ガス充填装置において、
    前記ノズル掛は、
    前記充填ノズルを前記載置部に載置するときに前記充填ノズルが当接して上下方向に変位する変位部材と、
    前記変位部材を上方向に付勢する付勢部材と、
    を備えたことを特徴とする水素ガス充填装置。
  2. 前記充填ノズルは、接続口を備えており、
    前記ノズル掛は、
    前記接続口を閉塞させる閉塞部材と、
    前記変位部材と前記閉塞部材とを連結させ、前記変位部材の上方向の移動に追従して前記接続口を開放させ、前記変位部材の下方向の移動に追従して前記接続口を閉塞させるように前記閉塞部材を移動させる連結部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の水素ガス充填装置。
  3. 前記付勢部材は、前記載置部から前記充填ノズルが取外された状態では、前記変位部材を所定高さ位置に保持すると共に、前記充填ノズルを前記載置部に載置するときの動線から外れた開放位置に前記閉塞部材を保持することを特徴とする請求項2に記載の水素ガス充填装置。
  4. 前記充填ノズルは、前記載置部に載置されたときに、前記載置部に掛止めされる掛止め部と、前記掛止め部の下側に位置して前記掛止め部よりも小径な小径部と、を備え、
    前記載置部は、内周側に前記掛止め部の径よりも小さく、前記小径部の径よりも大きい径を有する段部と、前記段部に設けられ、開口部の長さが前記掛止め部の径よりも小さく、かつ前記小径部の径よりも大きく、前記小径部が通過可能な切欠部と、を有するC字形状体として構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の水素ガス充填装置。
  5. 前記変位部材の変位を検知し、前記充填ノズルが前記ノズル掛に掛けられているか否かを検知する検知器が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の水素ガス充填装置。
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