JP2023108198A - ポンプ - Google Patents

ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2023108198A
JP2023108198A JP2022009187A JP2022009187A JP2023108198A JP 2023108198 A JP2023108198 A JP 2023108198A JP 2022009187 A JP2022009187 A JP 2022009187A JP 2022009187 A JP2022009187 A JP 2022009187A JP 2023108198 A JP2023108198 A JP 2023108198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
impeller
discharge port
switching
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022009187A
Other languages
English (en)
Inventor
克司 佐藤
Katsushi Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP2022009187A priority Critical patent/JP2023108198A/ja
Priority to PCT/JP2022/045412 priority patent/WO2023145274A1/ja
Publication of JP2023108198A publication Critical patent/JP2023108198A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D13/00Pumping installations or systems
    • F04D13/02Units comprising pumps and their driving means
    • F04D13/06Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/44Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/46Fluid-guiding means, e.g. diffusers adjustable
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/44Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/46Fluid-guiding means, e.g. diffusers adjustable
    • F04D29/48Fluid-guiding means, e.g. diffusers adjustable for unidirectional fluid flow in reversible pumps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】流体の流れで吐出口を切替えるポンプで閉弁状態を維持し弁漏れを防ぐ。【解決手段】吸入口15、第1吐出口16及び第2吐出口17を有するポンプ室14と、回転流を生じさせる羽根車18と、第1弁蓋23と第2弁蓋24を有し回転流の方向により第1吐出口と第2吐出口の何れかから流体を吐き出させる切替弁21を備え、切替弁は、回転流が第1方向のとき、第1弁蓋が第1吐出口を閉じ第2弁蓋が第2吐出口を開く第1切替状態になり、回転流が第2方向のとき、第2弁蓋が第2吐出口を閉じ第1弁蓋が第1吐出口を開く第2切替状態になるポンプで、第1切替状態にある切替弁が第2切替状態に向け揺動したときに羽根車に接触し第1切替状態に引き戻す力を羽根車から受ける第1触接手段25と、第2切替状態にある切替弁が第1切替状態に向け揺動したときに羽根車に接触し第2切替状態に引き戻す力を羽根車から受ける第2触接手段26を切替弁が有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ポンプに係り、特に、流体の流れによって吐出口を切り替える切替弁を一体に備えたポンプに関する。
近年、自動車の熱交換システムは複雑になってきている。カーボンニュートラルの観点から自動車の電動化が進み、車両室内だけでなくモータやバッテリなど冷却対象が増えたためである。
このような熱交換システムでは、冷却水を循環させる経路を運転状況に応じて様々に切り替え、効率的な冷却を行うために切替弁とウォーターポンプが備えられる(例えば下記特許文献1及び特許文献2参照)。
また、流体の流れによって吐出口を切り替える切替弁を一体に備えたポンプを開示する文献として、下記特許文献3がある。
特開2004-116425号公報 特開2008-213583号公報 特開2011-98628号公報
ところで、切替弁とウォーターポンプはセットで通常使用されるが、EV車(電気自動車)やハイブリッド車では、当該切替弁とウォーターポンプのセットを複数組み込んで熱交換システムを構築することが多く、切替弁とウォーターポンプそれぞれに制御用のモータが搭載されている。
したがって、現状の熱交換システムには、例えば、切替弁とウォーターポンプを一体化することでシステムの簡素化や省スペース化を図り、あるいは、流体の流れを利用して流路の切り替えを行うことで切替弁を制御するモータを不要として省エネ化を図るなどの改良の余地がある。
一方、前記特許文献1には、切替弁を一体に備えたウォーターポンプが示されており、このポンプによれば、切替弁を作動させるモータを省くことが可能となる。しかしながら、当該ポンプを車両用の熱交換システムにそのまま使用することは弁漏れを生じるおそれがあることから難しい。
具体的には、特許文献1記載のポンプ1は、ポンプが運転されている限りは、一方の弁蓋部24(又は25)が完全に一方の吐出口12(又は13)を閉じた状態にして他方の吐出口13(又は12)のみから流体を吐出する旨記載されているものの(同文献の段落0023~0026参照)、閉弁状態にある弁蓋部が自重により(特に流量が少なくなったときに)落下(揺動)し、弁漏れを生じるおそれがある。
さらに、特許文献1記載のポンプは、食器洗い機に使用されるポンプであり、食器洗い機はキッチンなどに据え置いて使用されるから使用中に重力以外の力が働くことはない。これに対し、自動車に搭載するポンプは、車両が坂道や凸凹がある路面を走行し或いは車両の加減速によって振動や慣性力が弁蓋部に加わることもあることから、これらの影響から閉弁側の弁蓋部が開いてしまう可能性もある。
したがって、本発明の目的は、流体の流れによって吐出口を切り替える切替弁を備えたポンプにおいて閉弁状態をより確実に維持することを可能とすることにより弁漏れが生じることを防ぐ点にある。
〔第1発明〕
前記課題を解決し目的を達成するため、本願の第1の発明に係るポンプは、流体を吸い込む吸入口、流体を吐き出す第1吐出口、および、流体を吐き出す第2吐出口を有するポンプ室と、ポンプ室内に設置され回転駆動装置により回転されることによりポンプ室内に流体の回転流を生じさせる羽根車と、回転流を受けることにより揺動(回動)し、回転流の回転方向によって第1吐出口および第2吐出口のうちのいずれか一方から流体を吐き出させる切替弁とを備え、当該切替弁は、第1吐出口を開閉する第1弁蓋と、第2吐出口を開閉する第2弁蓋と、第1弁蓋と第2弁蓋を揺動可能に支持する弁軸部とを有し、前記回転流が第1回転方向であるときに当該回転流による流体の圧力を受けて揺動し、第1弁蓋が第1吐出口を閉鎖するとともに第2弁蓋が第2吐出口を開放する第1切替状態になる一方、前記回転流が第1回転方向とは逆方向である第2回転方向であるときに当該回転流による流体の圧力を受けて揺動し、第2弁蓋が第2吐出口を閉鎖するとともに第1弁蓋が第1吐出口を開放する第2切替状態になるポンプである。
そして、当該ポンプでは、第1切替状態にある切替弁が第2切替状態に向けて揺動したときに、羽根車の周面部に接触することにより第1切替状態に引き戻す揺動力を羽根車から受ける第1触接手段と、第2切替状態にある切替弁が第1切替状態に向けて揺動したときに、羽根車の周面部に接触することにより第2切替状態に引き戻す力を羽根車から受ける第2触接手段とを切替弁が備えている。
上記第1の発明に係るポンプは、羽根車によってポンプ室内に発生される流体の流れによって吐出口の切り替えを行うものであるが、閉弁側(吐出口を閉鎖した閉弁状態にある側)の弁蓋が不用意に開いたときに、当該弁蓋を羽根車の回転を利用して閉弁状態(吐出口を塞いだ状態)に引き戻す触接手段を備えている。
具体的には、当該ポンプでは、ポンプ室内に設置した羽根車を回転駆動装置(例えば電動機)により回転させることにより流体の回転流(第1回転方向又は第2回転方向のいずれかの方向に回転するように流れる流体の流れ)をポンプ室内に生じさせる。なお、回転流の回転方向は、例えば、第1回転方向を時計回りとすれば、第2回転方向は反時計回りとなる。
切替弁は、回転流の流れる方向が第1回転方向の場合には、この流れに押されて揺動(回動)し、第1弁蓋が第1吐出口に当接して第1吐出口に押し付けられ、第1吐出口を塞ぐ。またこのとき第2弁蓋は第2吐出口から離れた状態となり、第2吐出口は開放される。したがって、吸入口からポンプ室内に流入した流体は、第2吐出口から吐出される(第1切替状態)。
ここで、上記第1切替状態において切替弁が何らかの力(例えば前述した重力や車両の走行に伴う振動や慣性力)を受けて第1弁蓋が開弁方向(第1吐出口から離れる方向)へ揺動すると、第1触接手段も第1弁蓋と一緒に揺動し、回転している羽根車の外周部に第1触接手段が接触する。この接触により、第1弁蓋を閉弁方向(第1吐出口に近づく方向)へ引き戻す力を切替弁が(第1触接手段を介して第1弁蓋が)受けることとなる。そして、この閉弁方向への力によって第1弁蓋が第1吐出口に当接する閉弁状態に引き戻され、第1吐出口から流体が漏れ出ることを防ぐことが出来る。
一方、羽根車が逆方向に回転駆動され、回転流の流れる方向が第2回転方向となった場合には、この流れを切替弁が受け、前記回転流が第1回転方向に流れていたときとは逆方向に揺動して第2弁蓋が第2吐出口に当接して第2吐出口に押し付けられ、第2吐出口を塞ぐ。このとき第1弁蓋は第1吐出口から離れた状態となり、第1吐出口は開放される。したがって、吸入口からポンプ室内に流入した流体は、第1吐出口から吐出される(第2切替状態)。
ここで、上記第2切替状態において切替弁が何らかの力を受けて第2弁蓋が開弁方向(第2吐出口から離れる方向)へ揺動すると、第2触接手段も第2弁蓋と一緒に揺動し、回転している羽根車の外周部に第2触接手段が接触する。この接触により、第2弁蓋を閉弁方向(第2吐出口に近づく方向)へ引き戻す力を切替弁が(第2触接手段を介して第2弁蓋が)受けることとなる。そして、この閉弁方向への力によって第2弁蓋が第2吐出口に当接する閉弁状態に引き戻され、第2吐出口から流体が漏れ出ることを防ぐことが出来る。
〔第1発明の第1態様〕
触接手段の具体的な構造として上記第1の発明の第1の態様では、第1触接手段が、第2弁蓋から羽根車の周面部に向け延びて第1切替状態に引き戻す力を羽根車の周面部に摺接することにより受ける第1触接アームであり、第2触接手段が、第1弁蓋から羽根車の周面部に向け延びて第2切替状態に引き戻す力を羽根車の周面部に摺接することにより受ける第2触接アームである。なお、「摺接」とは、摺動状態で接触すること、すなわち、羽根車が回転した状態で接触アームが羽根車の周面部に接触することを意味する(以下同様)。
なお、上記第1触接アームおよび第2触接アームは、弁蓋(第1弁蓋及び第2弁蓋)に回転流を当てて切替弁がより確実に動作するようにするために、第1弁蓋および第2弁蓋より高さを低くすることが好ましい(後述する第1触接回転体及び第2触接回転体についても同様)。
また、上記第1の発明では、完全に閉弁した状態、すなわち第1弁蓋が第1吐出口を完全に塞いでいる第1切替状態、ならびに、第2弁蓋が第2吐出口を完全に塞いでいる第2切替状態では、いずれも触接手段(第1触接手段及び第2触接手段)は羽根車に接触せず、開弁方向へ一定角度だけ揺動したときに初めて羽根車に接触する。触接手段および羽根車が摩耗することを防ぐためである。なお、当該一定角度(触接手段が羽根車に接触し始める揺動量)を小さく設定すればするほど弁漏れの防止効果は高くなる。
〔第1発明の第2態様〕
また第1の発明の第2の態様では、第1触接手段が、第1切替状態において第2弁蓋と羽根車の周面部との間に自転可能に保持される第1触接回転体であり、当該第1触接回転体は、第1切替状態にある切替弁が第2切替状態に向けて揺動したときに羽根車の周面部に接触することにより自転するとともに第1切替状態に引き戻す力を羽根車から受け、第2触接手段が、第2切替状態において第1弁蓋と羽根車の周面部との間に自転可能に保持される第2触接回転体であり、当該第2触接回転体は、第2切替状態にある切替弁が第1切替状態に向けて揺動したときに羽根車の周面部に接触することにより自転するとともに第2切替状態に引き戻す力を羽根車から受ける。
上記第2の態様によれば、羽根車に接触する触接手段が回転(自転)することから、羽根車に摺動状態で接触させる場合と比べて触接手段および羽根車の摩耗をより一層抑えることが可能となる。
上記触接回転体(第1触接回転体及び第2触接回転体)は、例えば、円柱状の部材であっても良いし、球体であっても構わない。なお、円柱状部材により触接回転体を構成する場合には、当該円柱状部材の軸線が切替弁の弁軸部ならびに羽根車の回転軸と平行になるように切替弁に備えれば良い。
上記第1の発明は、全閉状態では触接手段が羽根車に接触しないように構成したが、全閉状態においても接触手段が羽根車に接触する構造を本願は除外するものではない。そのような構造によっても閉弁状態にある弁蓋が不用意に開くことを同様に防ぐことが出来るからである。次に述べる第2の発明は、そのような構造を有するものである。
〔第2発明〕
本願の第2の発明に係るポンプは、流体を吸い込む吸入口、流体を吐き出す第1吐出口、および、流体を吐き出す第2吐出口を有するポンプ室と、ポンプ室内に設置され回転駆動装置により回転されることによりポンプ室内に流体の回転流を生じさせる羽根車と、当該回転流を受けることにより揺動し、当該回転流の回転方向によって第1吐出口および第2吐出口のうちのいずれか一方から流体を吐き出させる切替弁とを備え、当該切替弁は、第1吐出口を開閉する第1弁蓋と、第2吐出口を開閉する第2弁蓋と、第1弁蓋と第2弁蓋を揺動可能に支持する弁軸部とを有し、前記回転流が第1回転方向であるときに当該回転流による流体の圧力を受けて揺動し、第1弁蓋が第1吐出口を閉鎖するとともに第2弁蓋が第2吐出口を開放する第1切替状態になる一方、前記回転流が第1回転方向とは逆方向である第2回転方向であるときに当該回転流による流体の圧力を受けて揺動し、第2弁蓋が第2吐出口を閉鎖するとともに第1弁蓋が第1吐出口を開放する第2切替状態になるポンプである。
そして、当該ポンプは、切替弁が第1切替状態にあるときに羽根車の周面部に接触することにより第1弁蓋を第1吐出口に押し付ける力を羽根車から受ける第1触接手段と、切替弁が第2切替状態にあるときに羽根車の周面部に接触することにより第2弁蓋を第2吐出口に押し付ける力を羽根車から受ける第2触接手段とを切替弁が備えている。
なお、上記第2の発明では、触接手段(第1触接手段及び第2触接手段)と羽根車(特に触接手段が接触する周面部)は、耐摩耗性に優れた材料により構成することが好ましい。
〔第2発明の第1態様〕
また、この第2の発明に係るポンプにおいても前記第1の発明に係るポンプと同様に第1の態様では、第1触接手段が、第2弁蓋から羽根車の周面部に向け延びて第1切替状態にあるときに羽根車の周面部に摺接することにより第1弁蓋を第1吐出口に押し付ける力を羽根車から受ける第1触接アームであり、第2触接手段が、第1弁蓋から羽根車の周面部に向け延びて第2切替状態にあるときに羽根車の周面部に摺接することにより第2弁蓋を第2吐出口に押し付ける力を羽根車から受ける第2触接アームである。
〔第2発明の第2態様〕
また当該第2の発明の第2の態様では、第1触接手段が、第2弁蓋と羽根車の周面部との間に自転可能に保持され且つ第1切替状態において羽根車の周面部に接触することにより自転するとともに第1弁蓋を第1吐出口に押し付ける力を羽根車から受ける第1触接回転体であり、第2触接手段が、第1弁蓋と羽根車の周面部との間に自転可能に保持され且つ第2切替状態において羽根車の周面部に接触することにより自転するとともに第2弁蓋を第2吐出口に押し付ける力を羽根車から受ける第2触接回転体である。
〔第1発明及び第2発明の具体的態様〕
さらに、上記第1および第2の発明では、より具体的な態様として、ポンプ室を画成する内面のうち、羽根車の回転軸方向に関する一方の内面を底面とし、回転軸方向に直交する方向に関する内面を周面としたときに、吸入口をポンプ室の底面に形成するとともに、第1吐出口および第2吐出口をポンプ室の周面に形成し、弁軸部が羽根車の回転軸と平行になるように切替弁を備えることがある。
また当該態様では、弁軸部が、第1吐出口と第2吐出口との間の中央と、羽根車の回転軸とを結んだ線上に配置され、第1弁蓋および第2弁蓋は、弁軸部を基端として先端が羽根車に向けV字状に開くように備えられている場合がある。
〔第3発明〕
さらに本願の第3の発明に係るポンプは、前記第1および第2の発明のように1つの切替弁で第1吐出口と第2吐出口の開閉(吐出口の切り替え)を行うのではなく、2つの切替弁、すなわち第1吐出口の開閉を行う第1切替弁と、第2吐出口の開閉を行う第2切替弁を備え、これらの切替弁で吐出口の切り替えを行うものである。
具体的には当該ポンプは、流体を吸い込む吸入口、流体を吐き出す第1吐出口、および、流体を吐き出す第2吐出口を有するポンプ室と、ポンプ室内に設置され回転駆動装置により回転されることによりポンプ室内に流体の回転流を生じさせる羽根車と、当該回転流を受けることにより揺動し、当該回転流の回転方向によって第1吐出口および第2吐出口のうちのいずれか一方から流体を吐き出させる切替弁とを備えたポンプであって、前記切替弁は、第1軸部に揺動可能に支持された第1切替弁と、第2軸部に揺動可能に支持された第2切替弁とを含み、第1切替弁は、前記回転流が第1回転方向であるときに、流体の圧力を受けることにより当該第1切替弁を揺動させるとともに第1吐出口を閉鎖する第1弁蓋と、前記回転流が第1回転方向とは逆方向である第2回転方向であるときに、流体の圧力を受けて当該第1切替弁を揺動させることにより、第1弁蓋によって閉鎖されていた第1吐出口を開放する第1開弁板とを備え、第2切替弁は、前記回転流が第2回転方向であるときに、流体の圧力を受けることにより当該第2切替弁を揺動させるとともに第2吐出口を閉鎖する第2弁蓋と、前記回転流が第1回転方向であるときに、流体の圧力を受けて当該第2切替弁を揺動させることにより、第2弁蓋によって閉鎖されていた第2吐出口を開放する第2開弁板とを備えている。
さらに当該ポンプにおいて、前記回転流が第1回転方向で第1弁蓋が第1吐出口を閉塞し且つ第2弁蓋が第2吐出口を開放している状態を第1切替状態とし、前記回転流が第2回転方向で第2弁蓋が第2吐出口を閉塞し且つ第1弁蓋が第1吐出口を開放している状態を第2切替状態とした場合に、第1切替状態にある第1切替弁が第1吐出口を開放する方向へ揺動したときに羽根車の周面部に接触することにより第1吐出口を閉鎖する方向へ引き戻す力を羽根車から受ける第1触接手段を第1切替弁が備え、第2切替状態にある第2切替弁が第2吐出口を開放する方向へ揺動したときに羽根車の周面部に接触することにより第2吐出口を閉鎖する方向へ引き戻す力を羽根車から受ける第2触接手段を第2切替弁が備えている。
このような第3の発明によれば、吐出口の設置位置の自由度を高めることが可能となる。すなわち前記第1および第2の発明では、1つの切替弁で吐出口の切り替えを行うから、第1吐出口と第2吐出口は必然的に近い位置(1つの切替弁に備えられた第1弁蓋と第2弁蓋が届く範囲)に配置する必要があるが、上記第3の発明によれば、第1吐出口と第2吐出口は互いに関連性のない(別々に備える)切替弁で開閉するから、前記第1および第2の発明と比べてより自由に第1吐出口と第2吐出口を配置することが出来る。例えば、羽根車を挟んで第1吐出口の反対側に第2吐出口を配置するようなことも上記第3の発明によれば可能である。
また、上記第3の発明では、第1開弁板が、羽根車の周面部に向け延びるとともに先端部に第1触接手段を備え、当該第1触接手段は、羽根車の周面部に摺接することにより第1切替状態に引き戻す力を羽根車から受け、第2開弁板が、羽根車の周面部に向け延びるとともに先端部に第2触接手段を備え、当該第2触接手段は、羽根車の周面部に摺接することにより第2切替状態に引き戻す力を羽根車から受けることがある。
さらにこの第3の発明についても、前記第2の発明のように全閉状態においても触接手段が羽根車に接触して閉弁状態を維持するようにすることが可能である。そのような構造を有するものが、次の第4の発明である。
〔第4発明〕
本願の第4の発明に係るポンプは、流体を吸い込む吸入口、流体を吐き出す第1吐出口、および、流体を吐き出す第2吐出口を有するポンプ室と、ポンプ室内に設置され回転駆動装置により回転されることによりポンプ室内に流体の回転流を生じさせる羽根車と、前記回転流を受けることにより揺動し、前記回転流の回転方向によって第1吐出口および第2吐出口のうちのいずれか一方から流体を吐き出させる切替弁とを備えたポンプであって、前記切替弁は、第1軸部に揺動可能に支持された第1切替弁と、第2軸部に揺動可能に支持された第2切替弁とを含み、前記第1切替弁は、前記回転流が第1回転方向であるときに、流体の圧力を受けることにより当該第1切替弁を揺動させるとともに第1吐出口を閉鎖する第1弁蓋と、前記回転流が第1回転方向とは逆方向である第2回転方向であるときに、流体の圧力を受けて当該第1切替弁を揺動させることにより、第1弁蓋によって閉鎖されていた第1吐出口を開放する第1開弁板とを備え、前記第2切替弁は、前記回転流が第2回転方向であるときに、流体の圧力を受けることにより当該第2切替弁を揺動させるとともに第2吐出口を閉鎖する第2弁蓋と、前記回転流が第1回転方向であるときに、流体の圧力を受けて当該第2切替弁を揺動させることにより、第2弁蓋によって閉鎖されていた第2吐出口を開放する第2開弁板とを備えている。
そして当該ポンプは、前記回転流が第1回転方向で第1弁蓋が第1吐出口を閉塞し且つ第2弁蓋が第2吐出口を開放している状態を第1切替状態とし、前記回転流が第2回転方向で第2弁蓋が第2吐出口を閉塞し且つ第1弁蓋が第1吐出口を開放している状態を第2切替状態とした場合に、前記第1切替弁は、当該第1切替弁が第1切替状態にあるときに、羽根車の周面部に接触することにより第1弁蓋を第1吐出口に押し付ける力を羽根車から受ける第1触接手段を備え、前記第2切替弁は、当該第2切替弁が第2切替状態にあるときに羽根車の周面部に接触することにより第2弁蓋を第2吐出口に押し付ける力を羽根車から受ける第2触接手段を備えている。
また、上記第4の発明に係るポンプでは、第1開弁板が、羽根車の周面部に向け延びるとともに先端部に第1触接手段を備え、当該第1触接手段は、羽根車の周面部に摺接することにより第1弁蓋を第1吐出口に押し付ける力を羽根車から受け、第2開弁板が、羽根車の周面部に向け延びるとともに先端部に第2触接手段を備え、当該第2触接手段は、羽根車の周面部に摺接することにより第2弁蓋を第2吐出口に押し付ける力を羽根車から受けることがある。
〔第3発明及び第4発明の具体的態様〕
前記第3および第4の発明では、開弁状態を維持する手段として開弁維持アームをさらに備えても良く、当該手段(開弁維持アーム)は、次の(1)または(2)のいずれかの態様を採ることが出来る。
(1)第2切替状態にある第1切替弁が第1吐出口を閉鎖する方向へ揺動したときに羽根車の周面部に摺接することにより第1吐出口を全開させる方向へ引き戻す力を羽根車から受ける第1開弁維持アームを第1切替弁がさらに備え、第1切替状態にある第2切替弁が第2吐出口を閉鎖する方向へ揺動したときに羽根車の周面部に摺接することにより第2吐出口を全開させる方向へ引き戻す力を羽根車から受ける第2開弁維持アームを第2切替弁がさらに備える。
この(1)の態様は、開弁状態にある切替弁(第1切替弁又は第2切替弁)が閉弁方向に揺動したときにこれを開弁維持アームが開弁(全開)状態に引き戻すものである。一方、次の(2)の態様は、開弁維持アームが全開状態においても羽根車に接触して全開状態を維持する力を羽根車から受けるものである。
(2)第1切替弁が第2切替状態にあるときに羽根車の周面部に摺接することにより第1吐出口を全開させる方向へ第1弁蓋を揺動させる力を羽根車から受ける第1開弁維持アームを第1切替弁がさらに備え、第2切替弁が第1切替状態にあるときに羽根車の周面部に摺接することにより第2吐出口を全開させる方向へ第2弁蓋を揺動させる力を羽根車から受ける第2開弁維持アームを第2切替弁がさらに備える。
また、前記第3および第4の発明では、ポンプ室を画成する内面のうち、羽根車の回転軸方向に関する一方の内面を底面とし、回転軸方向に直交する方向に関する内面を周面としたときに、吸入口をポンプ室の底面に形成するとともに、第1吐出口および第2吐出口をポンプ室の周面に形成し、第1軸部が羽根車の回転軸と平行になるように第1切替弁を備え、第2軸部が羽根車の回転軸と平行になるように第2切替弁を備えることがある。
本発明によれば、閉弁状態をより確実に維持して弁漏れが生じることを防ぐことが出来る。また本発明によれば、切替弁を駆動する駆動装置(モータ等)を備える必要が無くなるから、省エネルギー化を図ることが出来るとともに、制御対象の削減により、熱交換システムの制御部を簡素化することが可能となる。
本発明の他の目的、特徴および利点は、図面に基いて述べる以下の本発明の実施の形態の説明により明らかにする。なお、本発明は下記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で種々の変更を行うことができることは当業者に明らかである。また、各図中、同一の符号は、同一又は相当部分を示す。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るポンプの内部構造(駆動装置、蓋体、及び、羽根車の天板部を取り除いた状態)を示す斜視図である。 図2は、前記第1実施形態に係るポンプを示す縦断面図である。 図3は、前記第1実施形態に係るポンプの内部構造(駆動装置、蓋体、及び、羽根車の天板部を取り除いた状態/第1切替状態)を示す平面図である。 図4は、前記第1実施形態に係るポンプの内部構造(駆動装置、蓋体、及び、羽根車の天板部を取り除いた状態/第2切替状態)を示す平面図である。 図5は、前記第1実施形態に係るポンプの触接アーム部分(第1切替状態)を拡大して示す平面図である。 図6は、前記第1実施形態に係るポンプの触接アーム部分(第1切替状態にある切替弁の第1弁蓋が開弁方向へ揺動して第1接触アームが羽根車に接触した状態)を拡大して示す平面図である。 図7は、本発明の第2の実施形態に係るポンプの内部構造(駆動装置、蓋体、及び、羽根車の天板部を取り除いた状態/第1切替状態)を示す平面図である。 図8は、前記第2実施形態に係るポンプの内部構造(駆動装置、蓋体、及び、羽根車の天板部を取り除いた状態/第2切替状態)を示す平面図である。 図9は、前記第2実施形態に係るポンプの触接回転体部分(第1切替状態)を拡大して示す平面図である。 図10は、前記第2実施形態に係るポンプの触接回転体部分(第1切替状態にある切替弁の第1弁蓋が開弁方向へ揺動して第1接触回転体が羽根車に接触した状態)を拡大して示す平面図である。 図11は、本発明の第3の実施形態に係るポンプの内部構造(駆動装置、蓋体、及び、羽根車の天板部を取り除いた状態/第1切替状態)を示す平面図である。 図12は、前記第3実施形態に係るポンプの内部構造(駆動装置、蓋体、及び、羽根車の天板部を取り除いた状態/第2切替状態)を示す平面図である。 図13は、前記第3実施形態に係るポンプの変形例(駆動装置、蓋体、及び、羽根車の天板部を取り除いた状態/第1切替状態)を示す平面図である。
〔第1実施形態〕
図1から図6に示すように、本発明の第1の実施形態に係るポンプ11は、ポンプ室14を内部に有する筐体12と、ポンプ室14内に回転可能に設置した羽根車18と、羽根車18を回転駆動する駆動装置(モータ)31と、ポンプ室14に流体を吸入する吸入口15と、ポンプ室14から流体を吐出する2つの吐出口16,17(吐出管16a,17a)すなわち第1吐出口16(第1吐出管16a)および第2吐出口17(第2吐出管17a)と、流体を吐出させる吐出口16,17を切り替える切替弁21と、筐体12の天面を閉塞する蓋体13とを備えている。
なお、各図には前後方向、左右方向および上下方向を表す互いに直交する二次元座標または三次元座標を適宜表示し、以下の説明はこれらの方向に基いて行う。ただし、本発明および各実施形態に係るポンプは図示した以外にも様々な姿勢で使用することが可能であり、当該前後左右上下の各方向は、本発明の各部構成に対して何ら限定を加えるものではない。
ポンプ室14の中心部には回転中心となる中心軸Aが上下方向に平行になるように羽根車18を設置し、その下部(ポンプ室14の底面中心部)に吸入口15を形成する。一方、羽根車18の上部には、羽根車18を駆動する駆動装置31を設置する。駆動装置31は、下端部に羽根車18を連結した回転子(ロータ)32と、ロータ32を回転可能に支持するシャフト35と、コイル34を含んでロータ32を回転させる磁界を発生させる固定子(ステータ)33とを有する。
ロータ32は、ポンプ室14の天面(上面)を水密状態に閉塞する蓋体13の中心部から上方へ突出するように形成した円筒部13a内に収容し、当該円筒部13aの外側にステータ33を備える。シャフト35は、上下方向に延びる羽根車18の中心軸(回転軸)Aに沿って羽根車18の中心部から上方に延び、上端を蓋体13の円筒部13aの上面部に固定する一方、下端を吸入口15の中心部に配置した軸受部材19に固定してある。軸受部材19は、複数の脚部19aによって吸入口15の内周面に支持されている。
駆動装置31によって回転駆動される羽根車18は、中心軸Aに対して放射状に延びる複数の羽根18aを底板部18bと天板部18cとの間に備えている。底板部18bの中心部には、羽根車18の内部(底板部18bと天板部18cの間の空間)と吸入口15とを連通させる孔を形成し、この孔を通じて吸入口15から羽根車18の内部に流体を流入させ、回転する羽根車18の遠心力によって各羽根18aの間からポンプ室14内に流体を放出し、羽根車18の周囲に(ポンプ室14の内周面14aに沿った)流体の回転流を生じさせる。回転流の回転方向は、羽根車18の回転方向と一致する。また、天板部18cの中心部にはロータ32を連結するための孔を設け、この孔にロータ32の下端部を嵌入させることによりロータ32と羽根車18を連結してある。
第1吐出口16と第2吐出口17は、ポンプ室14の前側の周面に左右に並ぶように形成し、各吐出口16,17から流体を排出できるように吐出管(第1吐出管16a及び第2吐出管17a)を筐体12と一体に備える。そして、これら第1吐出口16と第2吐出口17の中間位置に切替弁21を配置する。切替弁21は、下端部を筐体12に揺動(回動)可能に支持されるとともに上端部を蓋体13に揺動(回動)可能に支持されて上下方向に延びる弁軸部22と、弁軸部22の中間部の外周面から水平(上下方向に直交する方向)に延びるように備えられた平板状の2つの弁蓋(第1弁蓋23及び第2弁蓋24)を有する。
これら2つの弁蓋23,24は、互いに一定の角度(鈍角)をなすように羽根車18に向かって拡開した(開いた)V字状の平面形状を呈し、弁軸部22を中心として左右に揺動することにより、第1弁蓋23が第1吐出口16を閉鎖した場合には第2弁蓋24は第2吐出口17を開放し、第2弁蓋24が第2吐出口17を閉鎖した場合には第1弁蓋23は第1吐出口16を開放するように備えられている。
さらに、各弁蓋23,24の後面側には、閉鎖すべき吐出口が意図せずに開放され始めたときにこれを閉鎖状態に引き戻す触接アーム25,26を備える。
具体的には、第1吐出口16からの弁漏れを防ぐ第1触接アーム25は、第2弁蓋24の先端部背面(後面)から羽根車18に向けて(後方に向けて)凸状となるように湾曲しながら(弧を描くように)羽根車18に向け延び、湾曲した外周面を備えている。
また当該第1触接アーム25は、第1弁蓋23が第1吐出口16を閉鎖した第1切替状態(図3参照)においては図5に示すように羽根車18に接触せずに羽根車18から離れているが、この第1切替状態において第1弁蓋23が第1吐出口16から離れるように切替弁21が揺動すると(図5の矢印C1参照)、図6に示すように第1触接アーム25が羽根車18の外周面に接触する(接触部を符号Pで示す)。そしてこの接触により第1触接アーム25は、図6に矢印R1で示す方向に回転している羽根車18から、力C2を受け、この力C2によって切替弁21が矢印C3方向へ揺動し、第1弁蓋23により第1吐出口16が完全に閉鎖された第1切替状態に引き戻される。このようにして第1吐出口16から流体が漏れ出ることを防ぐことが出来る。
なお、第1切替状態から切替弁21がどの程度揺動したら第1触接アーム25が羽根車18に接触するか(当該接触が始まる揺動量を「触接揺動量」、当該接触が始まる触接アームの部分を「触接点」(符号Pで示す)とそれぞれ称する)は、第1触接アーム25の外周面(後側の面)の形状によって決定することが出来るが、触接揺動量を小さく設定すればするほど弁漏れをより完全に防ぐことが出来る。
例えば、本発明では第1切替状態(第1弁蓋23が第1吐出口16を完全に閉鎖している状態)において第1触接アーム25が羽根車18に接触するようにしても良く、この場合、上記触接揺動量は零となり弁漏れ量は最小となる。ただし、触接アーム25と羽根車18の摩耗を防ぐ観点からは、本実施形態のように第1切替状態および後述する第2切替状態においては、触接アーム25,26が羽根車18に接触しない構造とすることが好ましい。
また、触接点Pより先端側の触接アーム外周面25a(図6参照)の形状は、切替弁21がさらに前記矢印C1方向(第1吐出口16の開度が大きくなる方向)へ揺動したときに引き続き羽根車18と接触する曲面形状としても良いし、羽根車18との接触が無くなる(羽根車18の外周面から離れる)曲面形状としても良い。ただし、当該触接アーム25の外周面の形状は、羽根車18の回転を逆転させて吐出口16,17の切り替えを行うときに切替弁21が第1切替状態から第2切替状態へ揺動する動作を阻害しない形状とする(次に述べる第2触接アーム26についても同様)。
第2吐出口17からの弁漏れを防ぐ第2触接アーム26も上記第1触接アーム25と同様の構造を有する。すなわち、第2触接アーム26は、第1弁蓋23の先端部背面(後面)から羽根車18に向けて(後方に向けて)凸状となるように湾曲しながら(弧を描くように)羽根車18に向け延び、湾曲した外周面を備えている。また当該第2触接アーム26は、第2弁蓋24が第2吐出口17を閉鎖した第2切替状態(図4参照)においては羽根車18に接触せずに羽根車18から離れているが、この第2切替状態において第2弁蓋24が第2吐出口17から離れるように切替弁21が揺動すると、第2触接アーム26が羽根車18の外周面に接触する。そしてこの接触により第2触接アーム26は、図4に矢印R2で示す方向に回転している羽根車18から力を受ける。この力を受けた切替弁21は第2切替状態に引き戻され、これにより第2吐出口17から流体が漏れ出ることが防止される。
なお、上記第1触接アーム25および第2触接アーム26はいずれも、弁蓋23,24の後面に回転流を当てて切替弁21がより確実に動作するようにするために、弁蓋23,24より高さを低く抑えてある(図1及び図2参照)。
本実施形態に係るポンプ11の動作を説明する。
図3に示すようにモータ31を駆動して羽根車18を時計回りR1に回転させると、ポンプ室14の下面の吸入口15から流体がポンプ室14内に吸引され、羽根車18の回転方向と同じ時計回りの回転流(回転する流体の流れ)がポンプ室14内に生じる。この回転流を切替弁21の第1弁蓋23が背面(後面)に受け、当該回転流の力によって切替弁21が反時計回りに揺動し、第1弁蓋23がポンプ室14の前側内周面に押し付けられて第1吐出口16が閉鎖される。このとき、第2弁蓋24は第2吐出口17から離れて第2吐出口17が開放され、吸入口15からポンプ室14内に流入した流体は、第2吐出口17から第2吐出管17aを通じてポンプ11の外へ吐出される(図2の矢印W1,W2参照)。
この第1切替状態において、切替弁21が時計回りに揺動すると第1弁蓋23が第1吐出口16から離れることとなるが、回転する羽根車18に第1触接アーム25が接触することにより切替弁21が反時計回りに押し戻され、第1弁蓋23は再びポンプ室14の前側内周面に押し付けられて第1吐出口16は閉鎖され、第1吐出口16からの弁漏れが阻止される。
一方、図4に示すようにモータ31を逆回転させて羽根車18を反時計回りR2に回転させると、ポンプ室14の下面の吸入口15から流体がポンプ室14内に吸引され、羽根車18の回転方向と同じ反時計回りの回転流(回転する流体の流れ)がポンプ室14内に生じる。この回転流を切替弁21の第2弁蓋24が背面(後面)に受け、当該回転流の力によって切替弁21が時計回りに揺動し、第2弁蓋24がポンプ室14の前側内周面に押し付けられて第2吐出口17が閉鎖される。このとき、第1弁蓋23は第1吐出口16から離れて第1吐出口16が開放され、吸入口15からポンプ室14内に流入した流体は第1吐出口16から第1吐出管16aを通じて外部へ吐出される。
また、この第2切替状態において、切替弁21が反時計回りに揺動すると第2弁蓋24が第2吐出口17から離れることとなるが、回転する羽根車18に第2触接アーム26が接触することにより切替弁21が時計回りに押し戻され、第2弁蓋24は再びポンプ室14の前側内周面に押し付けられて第2吐出口17は閉鎖され、第2吐出口17からの弁漏れが阻止される。
〔第2実施形態〕
図7から図10に示すように、本発明の第2の実施形態に係るポンプ41は、前記第1実施形態のポンプ11と同様に、ポンプ室14を内部に有する筐体12と、ポンプ室14内に設置した羽根車18と、羽根車18を回転駆動する駆動装置と、ポンプ室14に流体を吸入する吸入口15と、ポンプ室14から流体を吐出する2つの吐出口(第1吐出口16及び第2吐出口17)と、吐出口16,17を切り替える切替弁21と、筐体12の天面を閉塞する蓋体とを備え、回転する羽根車18に接触することにより切替弁21の切替状態を維持する触接手段を備えたものであるが、当該触接手段の構造が異なる。以下、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して重複する説明を省略し、相違点を中心に述べる(後述の第3実施形態についても同様)。
本実施形態では触接手段として、前記触接アームに代え、第1弁蓋23と第2弁蓋24の間に回転(自転)可能に保持した2つの回転体43,44を備えた。これらの回転体43,44は円柱状の部材で、第1弁蓋23と第2弁蓋24の間に形成した扇状のフランジ部42に回転(自転)可能に保持してある。なお、前記第1実施形態と同様の理由から(弁蓋23,24の後面に回転流を当てて切替弁21をより確実に動作させるため)、当該2つの回転体43,44とこれらを保持するフランジ部42は、いずれも第1弁蓋23および第2弁蓋24より高さを低くしてある。
また、2つの回転体のうち第1回転体(本発明の第1触接回転体に相当)43は、第2弁蓋24の背面(後面)近くに、且つ、図9に示すように第1弁蓋23が第1吐出口16を閉鎖している第1切替状態において羽根車18の回転中心軸と弁軸部22(切替弁21の回転中心軸)とを結んだ線Bより右方(第1弁蓋23寄り)に中心軸43aが位置するように配置してあり(符号d参照)、当該第1切替状態では羽根車18に接触しないが、図10に示すように第1弁蓋23が第1吐出口16から離れる方向へ切替弁21が揺動すると(図9の矢印C1参照)、回転する羽根車18(矢印R1参照)の外周面に接触して切替弁21を第1切替状態に引き戻す力(図10の矢印C2参照)を羽根車18から受け、第1吐出口16を閉鎖する位置に第1弁蓋23を押し戻す。なお、第1回転体43の羽根車18への接触点を符号Pで示している。
一方、2つの回転体のうち第2回転体(本発明の第2触接回転体に相当)44は、第1弁蓋23の背面(後面)近くに、且つ、第2弁蓋24が第2吐出口17を閉鎖している第2切替状態において羽根車18の回転中心軸と弁軸部22(切替弁21の回転中心軸)とを結んだ線より左方(第2弁蓋24寄り)に中心軸が位置するように配置してあり、第1回転体43と同様に、第2弁蓋24が第2吐出口17を完全に閉鎖している第2切替状態では羽根車18に接触しないが、第2弁蓋24が第2吐出口17から離れる方向へ切替弁21が揺動すると、回転する羽根車18(前記第1切替状態とは逆方向に回転している)の外周面に接触して切替弁21を第2切替状態に引き戻す力を羽根車18から受け、第2吐出口17を閉鎖する位置に第2弁蓋24を押し戻す。
本実施形態の利点を述べれば、上記第1回転体43および第2回転体44はいずれも羽根車18に接触するとフランジ部42の保持穴42a内で回転(自転)する。したがって本実施形態によれば、前記第1実施形態のように回転する羽根車18に摺動状態で触接手段(触接アーム)が接触する構造と比べ、触接手段(回転体43,44)が自転することで羽根車18の摩耗を防ぐことが出来る。
〔第3実施形態〕
図11から図12に示すように、本発明の第3の実施形態に係るポンプ51は、切替弁を2つの切替弁、すなわち第1吐出口16を開閉する第1切替弁52と、第2吐出口17を開閉する第2切替弁53とで構成したものである。
具体的には、本実施形態に係るポンプ51では、前記第1実施形態と同様にポンプ室14の前側内周面に第1吐出口16と第2吐出口17を左右に並べて備え、これらの吐出口16,17の間に第1切替弁52と第2切替弁53を配置する。
より詳しくは、羽根車18によってポンプ室14の内部に発生される回転流の回転方向が時計回りR1の場合(図11の状態)を第1回転方向、当該回転方向が反時計回りR2の場合(図12の状態)を第2回転方向、回転流の進行方向の先方を下流、回転流の進行方向の後方を上流とそれぞれすると、第1切替弁52は、第1吐出口16より、回転流が第1回転方向のときの上流側(回転流が第2回転方向のときは下流側となる)に配置し、第2切替弁53は、第2吐出口17より、回転流が第1回転方向のときの下流側(回転流が第2回転方向のときは上流側となる)に配置する。
また、第1切替弁52は、羽根車18の回転軸と平行に上下方向に延びて当該第1切替弁52を揺動可能に支持する第1軸部61と、第1吐出口16を開閉できるように第1軸部61の外周面から水平に延びる平板状の第1弁蓋62と、第1軸部61の外周面から羽根車18に向けて水平に延びる平板状の第1開弁板63とを有する。
また第1弁蓋62と第1開弁板63は、第1軸部61から羽根車18に向かって開いた(後方に向け拡開した)V字状の平面形状となるように備えてあり、図11に示すように回転流が第1回転方向のときに第1弁蓋62が下流側で、第1開弁板63が上流側となるように配置してある(回転流が第2回転方向のときには第1弁蓋62が上流側で、第1開弁板63が下流側となる)。
第1開弁板63は、回転流が第2回転方向(図12参照)となったときに流体の圧力(流れ)を受けて第1切替弁52(第1弁蓋62)を開弁方向(第1弁蓋62が第1吐出口16から遠ざかる方向)へ揺動させるものである。なお、第2回転方向へ回転する流体に押されて開弁方向へ揺動した第1開弁板63は、ポンプ室14の内周面に当接することにより停止し、これにより第1切替弁52が全開状態(第1弁蓋62が第1吐出口16から最も離れた状態)となる。
また、第1開弁板63の先端部には、第1切替状態(第1切替弁52が第1吐出口16を閉鎖し、第2切替弁53が第2吐出口17を開放した状態)のときに第1切替弁52を閉弁状態に維持する第1閉弁維持部64(本発明の第1触接手段に相当)を備える。この第1閉弁維持部64は、本実施形態の場合は、回転流が第1回転方向で閉弁状態にある第1切替弁52が開弁方向(第1弁蓋62が第1吐出口16から離れる方向)に向かって揺動したときに羽根車18の外周面に摺接し、第1開弁板63と第1軸部61を介して第1弁蓋62を第1吐出口16に当接した状態に押し戻す力を羽根車18から受ける。
なお、第1切替弁52が全閉状態(第1弁蓋62が第1吐出口16に当接している状態)にあるときにも第1閉弁維持部64が羽根車18の外周面に摺接するようにすることにより、第1閉弁維持部64が第1開弁板63と第1軸部61を介して第1弁蓋62を第1吐出口16に押し付ける力を羽根車18から受けるように構成することも可能である。
さらに、第1弁蓋62には、当該第1弁蓋62の背面(後面)から羽根車18に向けて延びて第1切替弁52の開弁(全開)状態を維持する第1開弁維持アーム65を設ける。この第1開弁維持アーム65は、図12に示すように回転流が第2回転方向で全開状態にある第1切替弁52が閉弁方向に向かって揺動したときに羽根車18の外周面に摺接し、第1切替弁52を全開状態に向け押し戻す力を羽根車18から受ける。
なお、当該第1開弁維持アーム65を、第1切替弁52が全開状態にあるときにも羽根車18の外周面に摺接することで第1切替弁52を全開状態に維持する(第1開弁板63をポンプ室14の内周面14aに押し付ける)力を羽根車18から受けるように構成することも可能である。
一方、第2切替弁53は、羽根車18の回転軸と平行に上下方向に延びて当該第2切替弁53を揺動可能に支持する第2軸部71と、第2吐出口17を開閉できるように第2軸部71の外周面から水平に延びる平板状の第2弁蓋72と、第2軸部71の外周面から羽根車18に向けて水平に延びる平板状の第2開弁板73とを有する。
また、第2弁蓋72と第2開弁板73は、第1切替弁52と同様に第2軸部71から羽根車18に向かって開いた(後方に向け拡開した)V字状の平面形状となるように備えてあるが、第1切替弁52とは逆に、回転流が第1回転方向(図11参照)のときに第2弁蓋72が上流側で、第2開弁板73が下流側となるように配置してある(回転流が第2回転方向のときには第2弁蓋72が下流側で、第2開弁板73が上流側となる)。
第2開弁板73は、回転流が第1回転方向となったときに流体の圧力(流れ)を受けて第2切替弁53(第2弁蓋72)を開弁方向(第2弁蓋72が第2吐出口17から遠ざかる方向)へ揺動させる。なお、第1回転方向へ回転する流体に押されて開弁方向へ揺動した第2開弁板73は、ポンプ室14の内周面14aに当接することにより停止し、これにより第2切替弁53が全開状態(第2弁蓋72が第2吐出口17から最も離れた状態)となる。
また、第2開弁板73の先端部には、第2切替状態(第1切替弁52が第1吐出口16を開放し、第2切替弁53が第2吐出口17を閉鎖した状態)のときに第2切替弁53を閉弁状態に維持する第2閉弁維持部74(本発明の第2触接手段に相当)を備える。この第2閉弁維持部74は、本実施形態の場合は、回転流が第2回転方向で閉弁状態にある第2切替弁53が開弁方向(第2弁蓋72が第2吐出口17から離れる方向)に向かって揺動したときに羽根車18の外周面に摺接し、第2開弁板72と第2軸部71を介して第2弁蓋72を第2吐出口17に当接した状態に押し戻す力を羽根車18から受ける。
なお、第2切替弁53が全閉状態(第2弁蓋72が第2吐出口17に当接している状態)にあるときにも第2閉弁維持部74が羽根車18の外周面に摺接するようにすることにより、第2閉弁維持部74が第2開弁板73と第2軸部71を介して第2弁蓋72を第2吐出口17に押し付ける力を羽根車18から受けるように構成することも可能である。
さらに、第2弁蓋72には、当該第2弁蓋72の背面(後面)から羽根車18に向けて延びて第2切替弁53の開弁(全開)状態を維持する第2開弁維持アーム75を設ける。この第2開弁維持アーム75は、図11に示すように回転流が第1回転方向で全開状態にある第2切替弁53が閉弁方向に向かって揺動したときに羽根車18の外周面に摺接し、第2切替弁53を全開状態に向け押し戻す力を羽根車18から受ける。
なお、当該第2開弁維持アーム75を、第2切替弁53が全開状態にあるときにも羽根車18の外周面に摺接することで第2切替弁53を全開状態に維持する(第2開弁板73をポンプ室14の内周面14aに押し付ける)力を羽根車18から受けるように構成することも可能である。
本実施形態に係るポンプ51の動作を説明する。
まず、図11に示すようにモータを駆動して羽根車18を時計回りR1に回転させると、ポンプ室14の下面の吸入口15から流体がポンプ室14の内部に吸引され、羽根車18の回転方向R1と同じ時計回りの回転流がポンプ室14の内部に生じる。第1切替弁52は、この回転流を第1弁蓋62が受け、当該回転流に押されることで第1軸部61を中心として反時計回りに揺動し、第1弁蓋62がポンプ室14の前側内周面に押し付けられて第1吐出口16が閉鎖される。
一方、第2切替弁53は、上記回転流を第2開弁板73が受けて当該回転流に押されることで第2軸部71を中心として反時計回りに揺動し、第2弁蓋72が第2吐出口17を開放する開弁状態となって、吸入口15からポンプ室14内に流入した流体が第2吐出口17から第2吐出管17aを通じて外部へ吐出される。
この第1切替状態において、第1切替弁52が時計回りに揺動すると第1弁蓋62が第1吐出口16から離れることとなるが、回転する羽根車18に第1閉弁維持部64が接触することにより第1切替弁52(第1弁蓋62)が反時計回りに押し戻され、第1弁蓋62が再びポンプ室14の前側内周面に押し付けられて第1吐出口16が閉鎖される。これにより第1吐出口16から弁漏れが生じることを防ぐことが出来る。
また当該第1切替状態において、第2切替弁53が時計回りに揺動すると第2弁蓋72が第2吐出口17に近づくことになるが、回転する羽根車18に第2開弁維持アーム75が羽根車18に接触することにより第2切替弁53(第2弁蓋72)は反時計回りに揺動して全開状態に押し戻される。これにより第2吐出口17の全開状態が維持される。
一方、図12に示すようにモータを逆回転させて羽根車18を反時計回りR2に回転させると、ポンプ室14の下面の吸入口15から流体がポンプ室14の内部に吸引され、羽根車18の回転方向と同じ反時計回りの回転流がポンプ室14の内部に生じる。第2切替弁53は、この回転流を第2弁蓋72が受け、当該回転流に押されることで時計回りに揺動し、第2弁蓋72が第2吐出口17を閉鎖する。また第1切替弁52は、当該回転流を第1開弁板63が受けることで時計回りに揺動し、第1弁蓋62が第1吐出口16から離れた開弁状態となって、吸入口15からポンプ室14内に流入した流体が第1吐出口16から第1吐出管16aを通じて外部へ吐出されることとなる。
また、この第2切替状態において、第2切替弁53が反時計回りに揺動すると第2弁蓋72が第2吐出口17から離れることとなるが、回転する羽根車18に第2閉弁維持部74が接触することにより第2切替弁53(第2弁蓋72)が反時計回りに押し戻され、第2弁蓋72が再びポンプ室14の前側内周面に押し付けられて第2吐出口17が閉鎖される。これにより第2吐出口17から弁漏れが生じることを防ぐことが出来る。
また当該第2切替状態において、第1切替弁52が反時計回りに揺動すると第1弁蓋62が第1吐出口16に近づくことになるが、回転する羽根車18に第1開弁維持アーム65が羽根車18に接触することにより第1切替弁52(第1弁蓋62)が全開状態に押し戻される。これにより第1吐出口16の全開状態が維持される。
本実施形態の利点を述べれば、本実施形態では吐出口16,17を切り替える切替弁を2つの独立した切替弁(第1切替弁52と第2切替弁53)によって構成したから、吐出口16,17の配置位置の自由度を高めることが出来る。
前記第1および第2に実施形態では、1つの切替弁21で切り替えを行うことから、2つの吐出口16,17を比較的近い位置に配置する必要があるが、本実施形態によれば、例えば図13に示すように羽根車18を挟んで第1吐出口16の反対側に第2吐出口17を配置することも可能となるなど、第1吐出口16と第2吐出口17をポンプ室周面の任意の位置に配置し、流体の吐出方向を様々な方向に設定することが出来る。
A 中心軸(回転軸)
B 羽根車の中心軸と弁軸部(切替弁の揺動中心軸)とを結んだ線
P 接触点
W1,W2 流体の流れ
11,41,51 ポンプ
12 筐体
13 蓋体
13a 円筒部
14 ポンプ室
14a ポンプ室の内周面
15 吸入口
16 第1吐出口
16a 第1吐出管
17 第2吐出口
17a 第2吐出管
18 羽根車
18a 羽根
18b 底板部
18c 天板部
19 軸受部材
19a 脚部
21 切替弁
22 弁軸部
23,62 第1弁蓋
24,72 第2弁蓋
25 第1触接アーム
26 第2触接アーム
31 駆動装置(モータ)
32 回転子(ロータ)
33 固定子(ステータ)
34 コイル
35 シャフト
42 フランジ部
42a 保持穴
43 第1回転体
43a 第1回転体の中心軸(自転中心軸)
44 第2回転体
52 第1切替弁
53 第2切替弁
61 第1軸部
63 第1開弁板
64 第1閉弁維持部
65 第1開弁維持アーム
71 第2軸部
73 第2開弁板
74 第2閉弁維持部
75 第2開弁維持アーム

Claims (17)

  1. 流体を吸い込む吸入口、前記流体を吐き出す第1吐出口、および、前記流体を吐き出す第2吐出口を有するポンプ室と、
    前記ポンプ室内に設置され回転駆動装置により回転されることにより前記ポンプ室内に前記流体の回転流を生じさせる羽根車と、
    前記回転流を受けることにより揺動し、前記回転流の回転方向によって前記第1吐出口および前記第2吐出口のうちのいずれか一方から前記流体を吐き出させる切替弁と
    を備え、
    前記切替弁は、
    前記第1吐出口を開閉する第1弁蓋と、
    前記第2吐出口を開閉する第2弁蓋と、
    前記第1弁蓋と前記第2弁蓋を揺動可能に支持する弁軸部と
    を有し、
    前記回転流が第1回転方向であるときに当該回転流による前記流体の圧力を受けて揺動し、前記第1弁蓋が前記第1吐出口を閉鎖するとともに前記第2弁蓋が前記第2吐出口を開放する第1切替状態になる一方、
    前記回転流が前記第1回転方向とは逆方向である第2回転方向であるときに当該回転流による前記流体の圧力を受けて揺動し、前記第2弁蓋が前記第2吐出口を閉鎖するとともに前記第1弁蓋が前記第1吐出口を開放する第2切替状態になる
    ポンプであって、
    前記第1切替状態にある前記切替弁が前記第2切替状態に向けて揺動したときに、前記羽根車の周面部に接触することにより前記第1切替状態に引き戻す力を前記羽根車から受ける第1触接手段と、
    前記第2切替状態にある前記切替弁が前記第1切替状態に向けて揺動したときに、前記羽根車の周面部に接触することにより前記第2切替状態に引き戻す力を前記羽根車から受ける第2触接手段と
    を前記切替弁が備えている
    ことを特徴とするポンプ。
  2. 前記第1触接手段は、
    前記第2弁蓋から前記羽根車の周面部に向け延び、前記第1切替状態に引き戻す力を前記羽根車の周面部に摺接することにより受ける、第1触接アーム
    であり、
    前記第2触接手段は、
    前記第1弁蓋から前記羽根車の周面部に向け延び、前記第2切替状態に引き戻す力を前記羽根車の周面部に摺接することにより受ける、第2触接アーム
    である
    請求項1に記載のポンプ。
  3. 前記第1触接アームおよび前記第2触接アームは、いずれも前記第1弁蓋および前記第2弁蓋より高さが低い
    請求項2に記載のポンプ。
  4. 前記第1触接手段は、前記第1切替状態において前記第2弁蓋と前記羽根車の周面部との間に自転可能に保持される第1触接回転体であり、
    当該第1触接回転体は、前記第1切替状態にある前記切替弁が前記第2切替状態に向けて揺動したときに前記羽根車の周面部に接触することにより自転するとともに前記第1切替状態に引き戻す力を前記羽根車から受け、
    前記第2触接手段は、前記第2切替状態において前記第1弁蓋と前記羽根車の周面部との間に自転可能に保持される第2触接回転体であり、
    当該第2触接回転体は、前記第2切替状態にある前記切替弁が前記第1切替状態に向けて揺動したときに前記羽根車の周面部に接触することにより自転するとともに前記第2切替状態に引き戻す力を前記羽根車から受ける
    請求項1に記載のポンプ。
  5. 前記第1触接回転体および前記第2触接回転体は、いずれも前記第1弁蓋および前記第2弁蓋より高さが低い
    請求項4に記載のポンプ。
  6. 流体を吸い込む吸入口、前記流体を吐き出す第1吐出口、および、前記流体を吐き出す第2吐出口を有するポンプ室と、
    前記ポンプ室内に設置され回転駆動装置により回転されることにより前記ポンプ室内に前記流体の回転流を生じさせる羽根車と、
    前記回転流を受けることにより揺動し、前記回転流の回転方向によって前記第1吐出口および前記第2吐出口のうちのいずれか一方から前記流体を吐き出させる切替弁と
    を備え、
    前記切替弁は、
    前記第1吐出口を開閉する第1弁蓋と、
    前記第2吐出口を開閉する第2弁蓋と、
    前記第1弁蓋と前記第2弁蓋を揺動可能に支持する弁軸部と
    を有し、
    前記回転流が第1回転方向であるときに当該回転流による前記流体の圧力を受けて揺動し、前記第1弁蓋が前記第1吐出口を閉鎖するとともに前記第2弁蓋が前記第2吐出口を開放する第1切替状態になる一方、
    前記回転流が前記第1回転方向とは逆方向である第2回転方向であるときに当該回転流による前記流体の圧力を受けて揺動し、前記第2弁蓋が前記第2吐出口を閉鎖するとともに前記第1弁蓋が前記第1吐出口を開放する第2切替状態になる
    ポンプであって、
    前記切替弁が前記第1切替状態にあるときに、前記羽根車の周面部に接触することにより前記第1弁蓋を前記第1吐出口に押し付ける力を前記羽根車から受ける第1触接手段と、
    前記切替弁が前記第2切替状態にあるときに、前記羽根車の周面部に接触することにより前記第2弁蓋を前記第2吐出口に押し付ける力を前記羽根車から受ける第2触接手段と
    を前記切替弁が備えている
    ことを特徴とするポンプ。
  7. 前記第1触接手段は、
    前記第2弁蓋から前記羽根車の周面部に向け延び、前記第1切替状態にあるときに前記羽根車の周面部に摺接することにより前記第1弁蓋を前記第1吐出口に押し付ける力を前記羽根車から受ける、第1触接アーム
    であり、
    前記第2触接手段は、
    前記第1弁蓋から前記羽根車の周面部に向け延び、前記第2切替状態にあるときに前記羽根車の周面部に摺接することにより前記第2弁蓋を前記第2吐出口に押し付ける力を前記羽根車から受ける、第2触接アーム
    である
    請求項6に記載のポンプ。
  8. 前記第1触接手段は、
    前記第2弁蓋と前記羽根車の周面部との間に自転可能に保持され、且つ、前記第1切替状態において前記羽根車の周面部に接触することにより自転するとともに前記第1弁蓋を前記第1吐出口に押し付ける力を前記羽根車から受ける、第1触接回転体
    であり、
    前記第2触接手段は、
    前記第1弁蓋と前記羽根車の周面部との間に自転可能に保持され、且つ、前記第2切替状態において前記羽根車の周面部に接触することにより自転するとともに前記第2弁蓋を前記第2吐出口に押し付ける力を前記羽根車から受ける、第2触接回転体
    である
    請求項6に記載のポンプ。
  9. 前記ポンプ室を画成する内面のうち、前記羽根車の回転軸方向に関する一方の内面を底面とし、前記回転軸方向に直交する方向に関する内面を周面としたときに、
    前記吸入口を前記ポンプ室の底面に形成するとともに、
    前記第1吐出口および前記第2吐出口を前記ポンプ室の周面に形成し、
    前記弁軸部が前記羽根車の回転軸と平行になるように前記切替弁を備えた
    請求項1から8のいずれか一項に記載のポンプ。
  10. 前記弁軸部は、前記第1吐出口と前記第2吐出口との間の略中央と、前記羽根車の回転軸とを結んだ線上に配置され、
    前記第1弁蓋および前記第2弁蓋は、前記弁軸部を基端として先端が前記羽根車に向けV字状に開くように備えられている
    請求項9に記載のポンプ。
  11. 流体を吸い込む吸入口、前記流体を吐き出す第1吐出口、および、前記流体を吐き出す第2吐出口を有するポンプ室と、
    前記ポンプ室内に設置され回転駆動装置により回転されることにより前記ポンプ室内に前記流体の回転流を生じさせる羽根車と、
    前記回転流を受けることにより揺動し、前記回転流の回転方向によって前記第1吐出口および前記第2吐出口のうちのいずれか一方から前記流体を吐き出させる切替弁と
    を備えたポンプであって、
    前記切替弁は、
    第1軸部に揺動可能に支持された第1切替弁と、
    第2軸部に揺動可能に支持された第2切替弁と
    を含み、
    前記第1切替弁は、
    前記回転流が第1回転方向であるときに、前記流体の圧力を受けることにより当該第1切替弁を揺動させるとともに前記第1吐出口を閉鎖する第1弁蓋と、
    前記回転流が前記第1回転方向とは逆方向である第2回転方向であるときに、前記流体の圧力を受けて当該第1切替弁を揺動させることにより、前記第1弁蓋によって閉鎖されていた前記第1吐出口を開放する第1開弁板と
    を備え、
    前記第2切替弁は、
    前記回転流が前記第2回転方向であるときに、前記流体の圧力を受けることにより当該第2切替弁を揺動させるとともに前記第2吐出口を閉鎖する第2弁蓋と、
    前記回転流が前記第1回転方向であるときに、前記流体の圧力を受けて当該第2切替弁を揺動させることにより、前記第2弁蓋によって閉鎖されていた前記第2吐出口を開放する第2開弁板と
    を備え、
    前記回転流が前記第1回転方向で前記第1弁蓋が前記第1吐出口を閉塞し且つ前記第2弁蓋が前記第2吐出口を開放している状態を第1切替状態とし、前記回転流が前記第2回転方向で前記第2弁蓋が前記第2吐出口を閉塞し且つ前記第1弁蓋が前記第1吐出口を開放している状態を第2切替状態とした場合に、
    前記第1切替弁は、
    前記第1切替状態にある前記第1切替弁が前記第1吐出口を開放する方向へ揺動したときに、前記羽根車の周面部に接触することにより、前記第1吐出口を閉鎖する方向へ引き戻す力を前記羽根車から受ける第1触接手段
    を備え、
    前記第2切替弁は、
    前記第2切替状態にある前記第2切替弁が前記第2吐出口を開放する方向へ揺動したときに、前記羽根車の周面部に接触することにより、前記第2吐出口を閉鎖する方向へ引き戻す力を前記羽根車から受ける第2触接手段
    を備えている
    ことを特徴とするポンプ。
  12. 前記第1開弁板は、前記羽根車の周面部に向け延びるとともに先端部に前記第1触接手段を備え、
    当該第1触接手段は、前記羽根車の周面部に摺接することにより前記第1切替状態に引き戻す力を前記羽根車から受け、
    前記第2開弁板は、前記羽根車の周面部に向け延びるとともに先端部に前記第2触接手段を備え、
    当該第2触接手段は、前記羽根車の周面部に摺接することにより前記第2切替状態に引き戻す力を前記羽根車から受ける
    請求項11に記載のポンプ。
  13. 流体を吸い込む吸入口、前記流体を吐き出す第1吐出口、および、前記流体を吐き出す第2吐出口を有するポンプ室と、
    前記ポンプ室内に設置され回転駆動装置により回転されることにより前記ポンプ室内に前記流体の回転流を生じさせる羽根車と、
    前記回転流を受けることにより揺動し、前記回転流の回転方向によって前記第1吐出口および前記第2吐出口のうちのいずれか一方から前記流体を吐き出させる切替弁と
    を備えたポンプであって、
    前記切替弁は、
    第1軸部に揺動可能に支持された第1切替弁と、
    第2軸部に揺動可能に支持された第2切替弁と
    を含み、
    前記第1切替弁は、
    前記回転流が第1回転方向であるときに、前記流体の圧力を受けることにより当該第1切替弁を揺動させるとともに前記第1吐出口を閉鎖する第1弁蓋と、
    前記回転流が前記第1回転方向とは逆方向である第2回転方向であるときに、前記流体の圧力を受けて当該第1切替弁を揺動させることにより、前記第1弁蓋によって閉鎖されていた前記第1吐出口を開放する第1開弁板と
    を備え、
    前記第2切替弁は、
    前記回転流が前記第2回転方向であるときに、前記流体の圧力を受けることにより当該第2切替弁を揺動させるとともに前記第2吐出口を閉鎖する第2弁蓋と、
    前記回転流が前記第1回転方向であるときに、前記流体の圧力を受けて当該第2切替弁を揺動させることにより、前記第2弁蓋によって閉鎖されていた前記第2吐出口を開放する第2開弁板と
    を備え、
    前記回転流が前記第1回転方向で前記第1弁蓋が前記第1吐出口を閉塞し且つ前記第2弁蓋が前記第2吐出口を開放している状態を第1切替状態とし、前記回転流が前記第2回転方向で前記第2弁蓋が前記第2吐出口を閉塞し且つ前記第1弁蓋が前記第1吐出口を開放している状態を第2切替状態とした場合に、
    前記第1切替弁は、
    前記第1切替弁が前記第1切替状態にあるときに、前記羽根車の周面部に接触することにより、前記第1弁蓋を前記第1吐出口に押し付ける力を前記羽根車から受ける第1触接手段
    を備え、
    前記第2切替弁は、
    前記第2切替弁が前記第2切替状態にあるときに、前記羽根車の周面部に接触することにより、前記第2弁蓋を前記第2吐出口に押し付ける力を前記羽根車から受ける第2触接手段
    を備えている
    ことを特徴とするポンプ。
  14. 前記第1開弁板は、前記羽根車の周面部に向け延びるとともに先端部に前記第1触接手段を備え、
    当該第1触接手段は、前記羽根車の周面部に摺接することにより前記第1弁蓋を前記第1吐出口に押し付ける力を前記羽根車から受け、
    前記第2開弁板は、前記羽根車の周面部に向け延びるとともに先端部に前記第2触接手段を備え、
    当該第2触接手段は、前記羽根車の周面部に摺接することにより前記第2弁蓋を前記第2吐出口に押し付ける力を前記羽根車から受ける
    請求項13に記載のポンプ。
  15. 前記第1切替弁は、
    前記第2切替状態にある前記第1切替弁が前記第1吐出口を閉鎖する方向へ揺動したときに、前記羽根車の周面部に摺接することにより、前記第1吐出口を全開させる方向へ引き戻す力を前記羽根車から受ける第1開弁維持アーム
    をさらに備え、
    前記第2切替弁は、
    前記第1切替状態にある前記第2切替弁が前記第2吐出口を閉鎖する方向へ揺動したときに、前記羽根車の周面部に摺接することにより、前記第2吐出口を全開させる方向へ引き戻す力を前記羽根車から受ける第2開弁維持アーム
    をさらに備えている
    ことを特徴とする請求項11から14のいずれか一項に記載のポンプ。
  16. 前記第1切替弁は、
    当該第1切替弁が前記第2切替状態にあるときに前記羽根車の周面部に摺接することにより前記第1吐出口を全開させる方向へ前記第1弁蓋を揺動させる力を前記羽根車から受ける第1開弁維持アーム
    をさらに備え、
    前記第2切替弁は、
    当該第2切替弁が前記第1切替状態にあるときに前記羽根車の周面部に摺接することにより前記第2吐出口を全開させる方向へ前記第2弁蓋を揺動させる力を前記羽根車から受ける第2開弁維持アーム
    をさらに備えている
    ことを特徴とする請求項11から14のいずれか一項に記載のポンプ。
  17. 前記ポンプ室を画成する内面のうち、前記羽根車の回転軸方向に関する一方の内面を底面とし、前記回転軸方向に直交する方向に関する内面を周面としたときに、
    前記吸入口を前記ポンプ室の底面に形成するとともに、
    前記第1吐出口および前記第2吐出口を前記ポンプ室の周面に形成し、
    前記第1軸部が前記羽根車の回転軸と平行になるように前記第1切替弁を備え、
    前記第2軸部が前記羽根車の回転軸と平行になるように前記第2切替弁を備えた
    請求項11から16のいずれか一項に記載のポンプ。
JP2022009187A 2022-01-25 2022-01-25 ポンプ Pending JP2023108198A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022009187A JP2023108198A (ja) 2022-01-25 2022-01-25 ポンプ
PCT/JP2022/045412 WO2023145274A1 (ja) 2022-01-25 2022-12-09 ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022009187A JP2023108198A (ja) 2022-01-25 2022-01-25 ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023108198A true JP2023108198A (ja) 2023-08-04

Family

ID=87471602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022009187A Pending JP2023108198A (ja) 2022-01-25 2022-01-25 ポンプ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023108198A (ja)
WO (1) WO2023145274A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB817802A (en) * 1954-11-12 1959-08-06 Gen Electric Improvements relating to centrifugal pumps, particularly suitable for clothes washing machines
JP3565511B2 (ja) * 2002-04-05 2004-09-15 シャープ株式会社 食器洗浄機の給排水機構
JP4313557B2 (ja) * 2002-09-26 2009-08-12 日本電産シバウラ株式会社 ポンプ
EP3156662B1 (de) * 2015-10-12 2019-06-05 Grundfos Holding A/S Pumpenaggregat und hydraulisches system

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023145274A1 (ja) 2023-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5955418B2 (ja) 機械式のクーラントポンプ
US11105430B2 (en) Control valve
BRPI1105762A2 (pt) vÁlvula de controle de pressço diferencial e compressor de deslocamento variÁvel, incluindo vÁlvula de controle de pressço diferencial
US11098808B2 (en) Control valve
WO2023145274A1 (ja) ポンプ
JP4313557B2 (ja) ポンプ
CN101479467B (zh) 离心泵及其壳体
JPH10153224A (ja) 流体摩擦クラッチ
KR20110043208A (ko) 다방향 전자식 팽창 밸브
JP2009047051A (ja) ウォーターポンプ
US6099261A (en) Roller vane stage for a fuel pump
CN105200737A (zh) 洗衣机
KR101567435B1 (ko) 전기 구동식 차량의 냉각수용 3방향 밸브
JP2024075118A (ja) ポンプ
JP2004270903A (ja) 電動切換弁
KR101959396B1 (ko) 멀티웨이 밸브 및 이를 이용한 멀티웨이 밸브 장치
CN116249853A (zh) 一种阀装置
JP4155424B2 (ja) 切換弁装置
JP3757348B2 (ja) 食器洗浄機用ポンプ
WO2023149077A1 (ja) ポンプ
JP7487358B2 (ja) パルセータ及びクリーニング機器
KR20130037338A (ko) 차량용 엔진의 오일 펌프 구동 시스템
JP2007211736A (ja) エンジンのインテークマニホールド
JP7468220B2 (ja) 流路切替装置
JP4412793B2 (ja) 渦流式ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240122