JP2023107366A - ベル型焼鈍炉及びベル型焼鈍炉用載置台 - Google Patents

ベル型焼鈍炉及びベル型焼鈍炉用載置台 Download PDF

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Abstract

【課題】 受台の上にコイル状処理材を上下方向に複数段積層させて熱処理する場合に、下に位置するコイル状処理材の上下の端面が変形するのを簡単に防止する。【解決手段】 コイル状処理材10の中心孔部11が上下方向に向くようにして、受台20の上にコイル状処理材を上下方向に複数段積層させて、インナーカバー内で熱処理するにあたり、コイル状処理材を載置させる載置板31の中央部に通風孔32が設けられると共に、載置板の周辺部から下方に向けてコイル状処理材の上下方向に高さよりも長い複数の支持脚33が設けられた載置台30を用い、この載置台をコイル状処理材の上に被せるようにセットするにあたり、載置台における2つの支持脚の位置決めを行う位置決め手段として、コイル状処理材を載置させる受台及び載置板における外周部に位置決め用係止部22,34を設けた。【選択図】 図4

Description

本発明は、コイル状に巻かれたコイル状処理材の中心孔部が上下方向に向くようにして、コイル状処理材を載置させる受台の上に、前記のコイル状処理材を上下方向に複数段積層させて、インナーカバー内で熱処理するベル型焼鈍炉、及びベル型焼鈍炉に用いるベル型焼鈍炉用載置台に関するものである。特に、受台の上にコイル状処理材を上下方向に複数段積層させた場合に、上に位置するコイル状処理材の重量が下に位置するコイル状処理材に加わり、また熱処理時におけるコイル状処理材の熱膨張も加わって、下に位置するコイル状処理材の上下の端面が変形するのを簡単に防止できるようにした点に特徴を有するものである。
従来から、ベル型焼鈍炉において、金属ストリップがコイル状に巻かれたコイル状処理材の中心孔部が上下方向に向くようにして、コイル状処理材を載置させる受台の上に、前記のコイル状処理材を上下方向に複数段積層させて、インナーカバー内で熱処理することが行われている。
そして、前記のように受台の上にコイル状処理材を上下方向に複数段積層させるにあたっては、特許文献1、2等に示されるように、コイル状処理材間にスペーサー部材を介在させて、複数のコイル状処理材を上下方向に複数段積層させるようにしたものが知られている。
しかし、このようにコイル状処理材の中心孔部が上下方向に向くようにし、コイル状処理材間にスペーサー部材を介在させて、複数のコイル状処理材を上下方向に複数段積層させた場合、上に位置するコイル状処理材の重量が下に位置するコイル状処理材に加わり、また熱処理時におけるコイル状処理材の熱膨張も加わって、下に位置するコイル状処理材の上下の端面が変形・密着してしまうという材料品質上の問題があった。
また、従来においては、前記のように受台の上にコイル状処理材を上下方向に複数段積層させるにあたり、載置台として、コイル状処理材を載置させる中央部に通風孔が設けられた載置板の周辺部から下方に向けてコイル状処理材を上下方向に高さよりも長くなった複数の支持脚を設けたものを用い、上方の天井クレーンからワイヤーで吊って、この載置台の載置板と支持脚が受台の上に載置されたコイル状処理材の上端面に接触しないようにして、この載置台をコイル状処理材の上に被せるようにセットし、このようにセットされた載置台の載置板の上に次のコイル状処理材を載置させ、次の載置台を先の載置台の上に載置されたコイル状処理材の上に被せるようにして先の載置台の上にセットし、このように載置台を介してコイル状処理材が接触しないようにして、複数のコイル状処理材を上下方向に複数段積層させるようにしたものも考えられた。
しかし、このように載置台をコイル状処理材の上に被せるようにセットさせる場合に、重量物をワイヤーで吊っているため、どうしても揺れを止めることが難しく、載置板の周辺部から下方に向けて設けられた支持脚がコイル状処理材に当たって、コイル状処理材が傷ついたり、載置台をコイル状処理材の上に被せるようにセットする位置がずれて、コイル状処理材を上下方向に複数段積層させる際に安定性が悪くなったりするという問題があった。
実開昭58-4645号公報 実公昭62-15236号公報
本発明は、コイル状に巻かれたコイル状処理材の中心孔部が上下方向に向くようにして、コイル状処理材を載置させる受台の上に、前記のコイル状処理材を上下方向に複数段積層させて、インナーカバー内で熱処理するベル型焼鈍炉における前記のような様々な問題を解決することを課題とするものである。
本発明は、前記のようなベル型焼鈍炉において、受台の上にコイル状処理材を上下方向に複数段積層させる場合において、上に位置するコイル状処理材の重量が下に位置するコイル状処理材に加わって、下に位置するコイル状処理材の上下の端面が変形するのを防止すると共に、載置板の周辺部から下方に向けて複数の支持脚が設けられた載置台を、コイル状処理材の上に被せるようにセットするにあたって、コイル状処理材を傷つけないようにして、載置台を正確な位置にセットできるようにすることを課題とするものである。
本発明に係るベル型焼鈍炉においては、前記のような課題を解決するため、コイル状に巻かれたコイル状処理材の中心孔部が上下方向に向くようにして、コイル状処理材を載置させる受台の上に、前記のコイル状処理材を上下方向に複数段積層させて、インナーカバー内で熱処理するベル型焼鈍炉において、コイル状処理材を載置させる載置板の中央部に通風孔が設けられると共に、載置板の周辺部から下方に向けてコイル状処理材の上下方向の高さよりも長い複数の支持脚が設けられた載置台を用い、この載置台をコイル状処理材の上に被せるようにセットするにあたり、前記の載置台における少なくとも2つの支持脚の位置決めを行う位置決め手段を設けた。
そして、本発明におけるベル型焼鈍炉のように、コイル状処理材を上下方向に複数段積層させるにあたり、コイル状処理材を載置させる載置板の中央部に通風孔が設けられると共に、載置板の周辺部から下方に向けてコイル状処理材の上下方向の高さよりも長い複数の支持脚が設けられた載置台を用い、この載置台をコイル状処理材の上に被せるようにセットし、このようにセットされた載置台の上にコイル状処理材を載置させるようにしたため、上に位置するコイル状処理材の重量が下に位置するコイル状処理材に加わるということがなく、下に位置するコイル状処理材の上下の端面が変形するのが防止される。
また、前記のように載置台をコイル状処理材の上に被せるようにセットするにあたって、位置決め手段により載置台における少なくとも2つの支持脚の位置決めを行うようにしたため、コイル状処理材を傷つけないようにして、載置台を正確な位置にセットできるようになる。
また、本発明におけるベル型焼鈍炉においては、前記の位置決め手段として、コイル状処理材を載置させる前記の受台及び載置台における載置板の外周部に、前記の載置台における少なくとも2つの支持脚の位置決めを行う位置決め用係止部を設けることができる。
また、本発明におけるベル型焼鈍炉においては、前記の位置決め用係止部として、前記の載置台における支持脚が係止される位置決め用凸部を設けることができる。このようにすると、載置台における支持脚を前記の位置決め用凸部に当接させて、ワイヤーで吊った載置台の揺れを止めることができる。
そして、本発明におけるベル型焼鈍炉において、前記の載置台における少なくとも2つの支持脚に位置決め用伸縮脚を伸縮可能に設けると共に、前記の位置決め用係止部として、前記の位置決め用伸縮脚の端部が嵌め込まれる位置決め用凹部と、前記の位置決め用伸縮脚の端部が位置決め用凹部に嵌め込まれて位置決め用伸縮脚が収縮された状態で、前記の支持脚が係止される位置決め用凸部を設けた位置決め手段を設けることができる。このようにすると、載置板の周辺部から下方に向けて複数の支持脚が設けられた載置台を、コイル状処理材を傷つけないようにして、コイル状処理材の上に被せるように正確な位置に簡単にセットできるようになる。
また、本発明におけるベル型焼鈍炉用載置台においては、コイル状に巻かれたコイル状処理材を載置させる載置板の中央部に通風孔を設けると共に、前記の載置板の外周部から下方に向けてコイル状処理材の上下方向の高さよりも長い複数の支持脚を設け、少なくとも2つの支持脚に、位置決め用伸縮脚を伸縮可能に設けた。
本発明においては、コイル状に巻かれたコイル状処理材の中心孔部が上下方向に向くようにして、コイル状処理材を載置させる受台の上に、コイル状処理材を上下方向に複数段積層させるにあたり、中央部に通風孔が設けられた載置板の周辺部から下方に向けてコイル状処理材を上下方向に高さよりも長い複数の支持脚が設けられた載置台を用い、この載置台をコイル状処理材の上に被せるようにセットし、このようにセットされた載置台における載置板の上にコイル状処理材を載置させるようにしたため、上に位置するコイル状処理材の重量が下に位置するコイル状処理材に加わるということがなく、下に位置するコイル状処理材の上下の端面が変形するのが防止され、またこの載置台をコイル状処理材の上に被せるようにセットするにあたって、位置決め手段により載置台における少なくとも2つの支持脚の位置決めを行うようにしたため、コイル状処理材を傷つけないようにして、載置台を正確な位置にセットできるようになった。
本発明の一実施形態に係るベル型焼鈍炉において、コイル状処理材の中心孔部が上下方向に向くようにして、コイル状処理材を受台の上に載置台を用いて上下方向に複数段積層させてインナーカバー内で熱処理する状態を示した概略断面説明図である。 前記の実施形態に係るベル型焼鈍炉において、載置台に設けられた支持脚の位置決めを行う位置決め用係止部を設けた受台の上にコイル状処理材を載置させた状態を示し、(A)は概略平面図、(B)は概略側面図である。 前記の実施形態に係るベル型焼鈍炉において、載置板の周辺部から下方に向けて複数の支持脚が設けられると共に、載置板の上面に上にセットされる載置台における支持脚の位置決めを行う位置決め用係止部を設けた載置台を示し、(A)は概略平面図、(B)は概略側面図である。 前記の実施形態に係るベル型焼鈍炉において、(A)~(C)は受台の上に載置されたコイル状処理材の上に載置台を導き、載置台における2つの支持脚に設けられた位置決め用伸縮脚を、受台に設けられた位置決め用係止部に係合させて、載置台をコイル状処理材と接触しないようにして受台の上に載置させる工程を示した概略側面図である。 前記の実施形態に係るベル型焼鈍炉において、(A),(B)は載置台の支持脚に設けられた位置決め用伸縮脚の先端部を、受台の位置決め用係止部に設けられた位置決め用凹部に嵌め込み、載置台を下降させて、位置決め用伸縮脚を支持脚内に収容させるようにして収縮させ、位置決め用伸縮脚が設けられた載置台の支持脚を、受台の位置決め用係止部に設けられた位置決め用凸部に係止させる工程を示した概略断面図である。 前記の実施形態に係るベル型焼鈍炉において、(A)~(C)は先の載置台における載置板の上に載置されたコイル状処理材の上に次の載置台を導き、次の載置台における2つの支持脚に設けられた位置決め用伸縮脚を、先の載置台における載置板に設けられた位置決め用係止部に係合させて、次の載置台をコイル状処理材と接触しないようにして先の載置台の上に載置させる工程を示した概略側面図である。 前記の実施形態に係るベル型焼鈍炉において、載置台の支持脚に設けられた位置決め用伸縮脚を設けた状態の断面拡大図であり、(A)は位置決め用伸縮脚が伸長した状態を示し、(B)は位置決め用伸縮脚の先端を位置決め用係止部に設けられた位置決め用凹部に挿入させて、位置決め用伸縮脚を収縮させた装入させて状態を示している。
本発明の実施形態に係るベル型焼鈍炉を、添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係るベル型焼鈍炉は、下記の実施形態に示したものに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施できるものである。
この実施形態に係るベル型焼鈍炉においては、図1に示すように、コイル状に巻かれたコイル状処理材10の中心孔部11が上下方向に向くようにし、このコイル状処理材10の中心孔部11を炉1に設けられた受台20の送風孔21と連通するようにして、このコイル状処理材10を前記の受台20の上に載置させると共に、載置台30として、コイル状処理材10を載置させる載置板31の中央部に通風孔32が設けられると共に、この載置板31の周辺部から下方に向けてコイル状処理材10を上下方向に高さよりも長い4本の支持脚33が設けられたものを用い、この載置台30を受台20の上に載置されたコイル状処理材10の上に被せるようにセットし、さらにこの載置台30における載置板31の上に、コイル状処理材10の中心孔部11が載置板31の中央部に通風孔32と連通するようにしてコイル状処理材10を載置させ、このように載置板31の上に載置されたコイル状処理材10の上に被せるようにして、次の載置台30をセットし、このような載置台30を複数段積層させて、受台20の上にコイル状処理材10を上下方向に複数段積層させ、この状態で、複数のコイル状処理材10をインナーカバー40内で熱処理するようにしている。
なお、図示していないが、実際には、前記のインナーカバー40の外側に断熱材やバーナーを取り付けたアウターカバーを被せて熱処理させるようにする。
ここで、この実施形態におけるベル型焼鈍炉においては、図2(A),(B)に示すように、コイル状処理材10が載置された受台20の外周部に、前記の載置台30における2つの支持脚33の位置決めを行う位置決め手段として、位置決め用係止部22を設けると共に、図3(A),(B)に示すように、前記の載置台30における載置板31から下方に向けて設けられた4つの支持脚33の中の隣り合う2つの支持脚33の内部に位置決め用伸縮脚33aを設け、これらの位置決め用伸縮脚33aを対応する支持脚33から下方に向けて伸縮させるようにすると共に、載置台30における載置板31の上面の外周部に、次の載置台30における2つの支持脚33の位置決めを行う位置決め手段として、位置決め用係止部34を設けている。
例えば、図7(A)に示すように、支持脚33を中空の管材とし、その内部に位置決め用伸縮脚33aを挿入し、支持脚33の下端に設けたストッパー33bに、位置決め用伸縮脚33aの上端に設けた鍔33cを当止めさせて、位置決め用伸縮脚33aが落下しないようにしている。
また、この実施形態におけるベル型焼鈍炉においては、受台20の外周部に設ける位置決め用係止部22として、前記の載置台30において内部に位置決め用伸縮脚33aが設けられた2つの支持脚33がコイル状処理材10に衝突しないように係止させる位置決め用凸部22aを設けると共に、前記の2つの支持脚33の内部から下方に向けて伸長された位置決め用伸縮脚33aの端部が嵌め込まれる位置決め用凹部22bを設けるようにし、また載置台30における載置板31の上面の外周部に設ける位置決め用係止部34として、前記の受台20の場合と同様に、上に載置させる次の載置台30において内部に位置決め用伸縮脚33aが設けられた2つの支持脚33がコイル状処理材10に衝突しないように係止させる位置決め用凸部34aを設けると共に、前記の2つの支持脚33の内部から下方に向けて伸長された位置決め用伸縮脚33aの端部が嵌め込まれる位置決め用凹部34bを設けるようにしている。
ここで、この実施形態におけるベル型焼鈍炉において、コイル状処理材10が載置された受台20の上に、ワイヤー(図示せず)で吊るしてクレーン(図示せず)で移動させるなどの手段を用いて、載置台30をコイル状処理材10の上に被せるようにセットするにあたっては、図4(A)に示すように、前記の載置台30を、前記の位置決め用伸縮脚33aが設けられていない支持脚33が受台20の上に載置されたコイル状処理材10に当たらない位置で、且つ載置台30から下方に伸長された状態にある位置決め用伸縮脚33aの下端が受台20に当たらない位置まで持ち上げて、この載置台30をコイル状処理材10の上方を通過させながら受台20の上に移動させ、内部に位置決め用伸縮脚33aが設けられた2つの支持脚33から位置決め用伸縮脚33aを下方に伸長させた状態で、各位置決め用伸縮脚33aを受台20の外周部に設けられた各位置決め用係止部22の位置に導き、各位置決め用伸縮脚33aの位置を、受台20に設けられた各位置決め用係止部22における位置決め用凸部22aに当接させることにより規制して、各位置決め用伸縮脚33aの端部を、各位置決め用係止部22における位置決め用凹部22bの位置に導き、載置台30における各位置決め用伸縮脚33aの端部を受台20における各位置決め用凹部22bに嵌め込み、位置決め用凹部22bの底22cに当たって止まるようにする。
次いで、前記のように載置台30における各位置決め用伸縮脚33aの端部を受台20における各位置決め用凹部22bに嵌め込んだ状態で、図4(B)及び図5(A)に示すように、前記の載置台30を下降させて、各位置決め用伸縮脚33aを各支持脚33の内部に収容させるようにし、図4(C)、図5(B)及び図7(B)に示すように、各位置決め用伸縮脚33aの端部を各位置決め用凹部22bに嵌め込んだ状態で、前記の2つの支持脚33を各位置決め用係止部22における位置決め用凸部22aの位置に係止させて、載置台30における全ての支持脚33を受台20の上に載置させ、この載置台30の載置板31が受台20の上に載置されたコイル状処理材10に接触しないようにして、載置台30を受台20の上にセットさせる。
なお、位置決め用伸縮脚33aは、通常自重で伸びた状態にあり、その端部を受台20に設けられた位置決め用凹部22bに嵌め込み、位置決め用凹部22bの底22cに当たって止まるため、載置台30を下降させるのに伴って支持脚33の内部に収容されるようになる。
その後、コイル状処理材10が載置された載置台30の上に、次の載置台30をコイル状処理材10の上に被せるようにセットするにあたっては、図6(A)~(C)に示すように、載置台30を受台20の上に載置されたコイル状処理材10の上に被せるようにして、受台20の上にセットする場合と同様に、次の載置台30を、位置決め用伸縮脚33aが設けられていない支持脚33が先の載置台30における載置板31の上に載置されたコイル状処理材10に当たらない位置で、且つ載置台30から下方に伸長された状態にある位置決め用伸縮脚33aの下端が下の載置台30に当たらない位置まで持ち上げて、この載置台30をコイル状処理材10の上方を通過させながら先の載置台30の上に移動させ、内部に位置決め用伸縮脚33aが設けられた2つの支持脚33から位置決め用伸縮脚33aを下方に伸長させた状態で、各位置決め用伸縮脚33aを先の載置台30における載置板31の外周部に設けた各位置決め用係止部34の位置に導き、次の載置台30における各位置決め用伸縮脚33aの位置を、先の載置板31に設けられた各位置決め用係止部34における位置決め用凸部34aに当接させることにより規制して、各位置決め用伸縮脚33aの端部を、各位置決め用係止部34における位置決め用凹部34bの位置に導き、次の載置台30における各位置決め用伸縮脚33aの端部を先の載置台30における各位置決め用凹部34bに嵌め込み、位置決め用凹部34bの底34cに当たって止まるようにする。
次いで、前記のように次の載置台30における各位置決め用伸縮脚33aの端部を先の載置台30における各位置決め用凹部34bに嵌め込んだ状態で、次の載置台30を下降させて、前記のように下方に伸長された次の載置台30における各位置決め用伸縮脚33aを各支持脚33の内部に収容させ、次の載置台30における2つの支持脚33を先の載置台30における各位置決め用係止部34における位置決め用凸部34aの位置に係止させて、次の載置台30における全ての支持脚33を先の載置台30における載置板31の上に載置させ、次の載置台30の載置板31が先の載置台30における載置板31の上に載置されたコイル状処理材10に接触しないようにして、次の載置台30を先の載置台30における載置板31の上にセットさせる。
そして、このように次の載置台30をセットした後、さらにその載置台30の上に新たな載置台30をセットさせる場合にも、前記の場合と同様にして、前記の載置台30の上に新たな載置台30をセットさせるようにする。
その後は、図1に示すように、受台20の上に載置されたコイル状処理材10の上に被せるようにして、載置台30を受台20の上にセットし、セットされた載置台30における載置板31の上にコイル状処理材10を載置させ、このようにコイル状処理材10が載置された載置台30の上に、次の載置台30をコイル状処理材10の上に被せるようにセットし、このような操作を繰り返して、前記の受台20の上に3つの載置台30をセットさせて、コイル状処理材10を3段に積層させ、この状態で、これらを覆うようにしてインナーカバー40をセットし、このインナーカバー40内において、各コイル状処理材10を熱処理させるようにする。
ここで、この実施形態におけるベル型焼鈍炉においては、コイル状処理材10を受台20の上に上下方向に複数段積層させるにあたり、前記のように中央部に通風孔32が設けられた載置板31の周辺部から下方に向けてコイル状処理材10の上下方向の高さよりも長い4つの支持脚33が設けられた載置台30を用い、この載置台30をコイル状処理材10の上に被せるようにセットし、この載置台30における載置板31の上にコイル状処理材10を載置させるようにしたため、上に位置するコイル状処理材10の重量が下に位置するコイル状処理材10に加わるということがなく、下に位置するコイル状処理材10の上下の端面が変形するのが防止されるようになる。
また、この実施形態におけるベル型焼鈍炉においては、前記のように載置台30をコイル状処理材10の上に被せるようにセットするにあたって、載置台30の載置板31に設けられた2つの支持脚33に位置決め用伸縮脚33aを伸縮可能に設けると共に、コイル状処理材10を載置させる受台20及び載置台30の載置板31の外周部に、前記の2つの支持脚33から伸長された位置決め用伸縮脚33aの位置決めを行う位置決め用係止部22、34を設け、伸長された各位置決め用伸縮脚33aの端部を、まず位置決め用凸部22a、34aに当接させることにより、載置台30の揺れを規制し、次に、各位置決め用伸縮脚33aの端部を各位置決め用係止部22、34における位置決め用凹部22b、34bに嵌め込んで、載置台30を下降させて、下方に伸長された各位置決め用伸縮脚33aを各支持脚33の内部に収容させ、前記の2つの支持脚33を各位置決め用係止部22、34における位置決め用凸部22a、34aの位置に係止させて、載置台30を受台20や先の載置台30における載置板31の上にセットするようにしたため、コイル状処理材10を傷つけないようにして、載置台30を正確な位置にセットできるようになる。
なお、内部に位置決め用伸縮脚33aが収容された支持脚33は2つあれば、載置台30の位置決めは可能であるが、3つ以上で設けるようにしてもよく、設ける場所は、伸長した位置決め用伸縮脚33aがコイル状処理材10の外周にぶつからないようにするため、前記の受台20や先の載置台30に対して、その上にセットする載置台30を接近させる方向から見て、受台20や先の載置台30の中心より手前がよい。
また、前記の各位置決め用凸部22a、34a円筒を半分に切った「C」型とし、その開放部分を、前記の上にセットする載置台30が接近してくる方向に向けておけば、接近してくる載置台30の伸長した位置決め用伸縮脚33aを当て止めすることができて、位置決めしやすくなる。
1 :炉
10 :コイル状処理材
11 :中心孔部
20 :受台
21 :送風孔
22 :位置決め用係止部
22a :位置決め用凸部
22b :位置決め用凹部
22c :底
30 :載置台
31 :載置板
32 :通風孔
33 :支持脚
33a :位置決め用伸縮脚
33b :ストッパー
33c :鍔
34 :位置決め用係止部
34a :位置決め用凸部
34b :位置決め用凹部
34c :底
40 :インナーカバー
本発明に係るベル型焼鈍炉においては、前記のような課題を解決するため、コイル状に巻かれたコイル状処理材の中心孔部が上下方向に向くようにして、コイル状処理材を載置させる受台の上に、前記のコイル状処理材を上下方向に複数段積層させて、インナーカバー内で熱処理するベル型焼鈍炉において、コイル状処理材を載置させる載置板の中央部に通風孔が設けられると共に、載置板の周辺部から下方に向けてコイル状処理材の上下方向の高さよりも長い複数の支持脚が設けられた載置台を用い、この載置台をコイル状処理材の上に被せるようにセットするにあたり、前記の載置台における少なくとも2つの支持脚の位置決めを行う位置決め手段として、コイル状処理材を載置させる前記の受台及び載置台における載置板の外周部に、前記の載置台における少なくとも2つの支持脚の位置決めを行う位置決め用係止部を設け、前記の載置台における少なくとも2つの支持脚に位置決め用伸縮脚を伸縮可能に設けると共に、前記の位置決め用係止部として、前記の位置決め用伸縮脚の端部が嵌め込まれる位置決め用凹部と、前記の位置決め用伸縮脚の端部が位置決め用凹部に嵌め込まれて位置決め用伸縮脚が収縮された状態で、前記の支持脚が係止される位置決め用凸部を設けた
また、本発明におけるベル型焼鈍炉においては、前記の位置決め手段として、コイル状処理材を載置させる前記の受台及び載置台における載置板の外周部に、前記の載置台における少なくとも2つの支持脚の位置決めを行う位置決め用係止部を設けるようにした
また、本発明におけるベル型焼鈍炉においては、前記の位置決め用係止部として、前記の載置台における支持脚が係止される位置決め用凸部を設けるようにした。載置台における支持脚を前記の位置決め用凸部に当接させて、ワイヤーで吊った載置台の揺れを止めることができる。
そして、本発明におけるベル型焼鈍炉において、前記の載置台における少なくとも2つの支持脚に位置決め用伸縮脚を伸縮可能に設けると共に、前記の位置決め用係止部として、前記の位置決め用伸縮脚の端部が嵌め込まれる位置決め用凹部と、前記の位置決め用伸縮脚の端部が位置決め用凹部に嵌め込まれて位置決め用伸縮脚が収縮された状態で、前記の支持脚が係止される位置決め用凸部を設けた位置決め手段を設けるようにした。このようにすると、載置板の周辺部から下方に向けて複数の支持脚が設けられた載置台を、コイル状処理材を傷つけないようにして、コイル状処理材の上に被せるように正確な位置に簡単にセットできるようになる。

Claims (5)

  1. コイル状に巻かれたコイル状処理材の中心孔部が上下方向に向くようにして、コイル状処理材を載置させる受台の上に、前記のコイル状処理材を上下方向に複数段積層させて、インナーカバー内で熱処理するベル型焼鈍炉において、コイル状処理材を載置させる載置板の中央部に通風孔が設けられると共に、載置板の周辺部から下方に向けてコイル状処理材の上下方向の高さよりも長い複数の支持脚が設けられた載置台を用い、この載置台をコイル状処理材の上に被せるようにセットするにあたり、前記の載置台における少なくとも2つの支持脚の位置決めを行う位置決め手段を設けたことを特徴とするベル型焼鈍炉。
  2. 請求項1に記載のベル型焼鈍炉において、前記の位置決め手段として、コイル状処理材を載置させる前記の受台及び載置台における載置板の外周部に、前記の載置台における少なくとも2つの支持脚の位置決めを行う位置決め用係止部を設けたことを特徴とするベル型焼鈍炉。
  3. 請求項2に記載のベル型焼鈍炉において、前記の位置決め用係止部として、前記の載置台における支持脚が係止される位置決め用凸部を設けたことを特徴とするベル型焼鈍炉。
  4. 請求項2に記載のベル型焼鈍炉において、前記の載置台における少なくとも2つの支持脚に位置決め用伸縮脚を伸縮可能に設けると共に、前記の位置決め用係止部として、前記の位置決め用伸縮脚の端部が嵌め込まれる位置決め用凹部と、前記の位置決め用伸縮脚の端部が位置決め用凹部に嵌め込まれて位置決め用伸縮脚が収縮された状態で、前記の支持脚が係止される位置決め用凸部を設けたことを特徴とするベル型焼鈍炉。
  5. コイル状に巻かれたコイル状処理材を載置させる載置板の中央部に通風孔を設けると共に、前記の載置板の外周部から下方に向けてコイル状処理材の上下方向の高さよりも長い複数の支持脚を設け、少なくとも2つの支持脚に、位置決め用伸縮脚を伸縮可能に設けたことを特徴とするベル型焼鈍炉用載置台。
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