JP2023106662A - 実装装置および実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 チップ部品と基板を、電極面同士を対向させて実装するフェイスダウン実装において、実装精度が1μm以下となる高精度な実装を実現させる実装装置および実装方法を提供すること。【解決手段】 チップ部品を保持する、透明性を有し、ツール認識マークを有するアタッチメントツールと、前記チップ部品が前記アタッチメントツールに保持された状態で、前記チップ認識マークと前記ツール認識マークの位置情報を同時に取得するチップ位置認識手段と、基板認識マークと前記ツール認識マークの位置情報を取得する基板位置認識手段とを備え、前記チップ位置認識手段が得た情報と、前記基板位置認識手段が得た情報に基づいて、前記基板ステージまたは前記アタッチメントツールを前記基板面内方向に移動させて、前記チップ部品と前記基板の位置合わせを行なう実装装置および実装方法提供する。【選択図】 図1

Description

本発明はチップ部品を基板に実装する実装装置および実装方法に関する。特に、基板の電極面にチップ部品の電極面を対向させて実装を行う実装装置および実装方法に係る。
配線基板等の基板に半導体チップ等のチップ部品を実装する一つの形態として、基板の電極面にチップ部品の電極面を対向させて実装するフェイスダウン実装がある。
図17にはフェイスダウン実装を行う基板Sの例を示すが、基板Sの実装箇所SCにチップ部品を、電極面同士を対向させて接合する。この際、基板Sの実装箇所SCに精度よくチップ部品を配置しないと、基板Sとチップ部品の電気的な接合が不完全となり、半導体装置の品質不良の原因となる。このため、基板Sの各実装箇所SCには基板認識マークASとして、基板認識第1マークAS1および基板認識第2マークAS2が図17に示したように電極面側に設けてある。一方、チップ部品にもチップ認識マークACとして、チップ認識第1マークAC1およびチップ認識第2マークAC2が設けてあり、図18に示すような状態で、基板認識第1マークAS1とチップ認識第1マークAC1の位置関係および基板認識第2マークAS2とチップ認識第2マークAC2の位置関係から基板Sの実装箇所SCに対するチップ部品Cの(基板S面内方向における)相対位置が求まり、これを是正することで位置精度を高められる。
具体的には、図19に示した実装装置において、上下2視野カメラ500が用いられており、上下2視野カメラ500の上視野50Uがチップ認識第1マークAC1(またはチップ認識第2マークAC2)を視野に入れ、下視野50Dが基板認識第1マークAS1(または基板認識第2マークAS2)を視野にいれて撮像を行なっている(図20)。
この上下2視野カメラを用いて、基板Sの実装箇所SCに対するチップ部品Cの(基板S面内方向における)相対位置を求め是正することにより、最大誤差数μm程度の実装が可能である。
特開2020-11970号公報
最大誤差数μmという数値は、所謂フリップチップ実装と言われるフェイスダウン実装において、チップ部品Cの電極としてハンダバンプを用いるような電極ピッチが100μmの場合には十分であったが、Cuピラーバンプを用いるような電極ピッチが50μm強の場合には余裕がなく、更に高密度実装が進み電極ピッチが狭くなる現状において精度が不十分な用途もある。
そこで、上下2視野カメラを用いて更なる高精度化を図っているが、図20に示す状態において、基板Sの実装箇所SCに対してチップ部品Cを(基板S面内方向で)誤差1μm未満で位置合わせしても、実装段階の最大誤差が1μmを超えることがある。これは、図20の状態からチップCが基板Sに向かって降下する際に、降下方向に僅かな傾きがあること等に起因している。このため、基板Sを保持する面に対する降下方向が垂直となるよう実装装置各部の加工精度や剛性を高めることで解決しようと試みているが、装置コストに影響が及ぶ。
そこで、基板Sとチップ部品Cを極力接近させた状態で位置合わせを行えば実装精度も向上することが期待できるが、上下2視野カメラを用いる場合、カメラ自体の厚みや焦点距離の関係から現状を大幅に改善することは困難である。
一方、図21のような、基板Sの電極面とチップ部品Cの電極面が同一方向を向くフェイスアップ実装では、図22に示すような構成の実装装置100を用いて、図23(a)のように基板認識第1マークAS1とチップ認識第1マークAC1の位置関係および図23(b)のように基板認識第2マークAS2とチップ認識第2マークAC2の位置関係を同一方向から観察できるため、基板Sとチップ部品Cを極力接近させた状態で位置合わせを行なうことが可能である(特許文献1等)。
そこで、フェイスダウン実装において、チップ部品Cの電極面と反対側にチップ認識マークACを設けることで、図23に示したフェイスアップ実装と同様に、基板Sとチップ部品Cを極力接近させた状態で位置合わせを行なうことは可能である。
しかし、位置合わせの目的はチップ部品Cと基板Sの電極同士の確実な接合であるため、チップ認識マークACはチップ部品Cの電極に対して高精度に設ける必要があるが、反対面にある電極との相対位置を正確かつ高精度にチップ認識マークACを配置するのは極めて難しく、フェイスダウン実装を高精度に行うための手段として好適ではない。更に、電極面の反対側に認識マークを描くための工程を新たに設ける必要もありプロセスコストの面からも好ましくない。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、電極面同士を対向させて実装するフェイスダウン実装において、実装精度が1μm以下となる高精度な実装を実現させる実装装置および実装方法を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
位置合わせ用のチップ認識マークを有するチップ部品と、位置合わせ用の基板認識マークを有する基板とを、前記チップ認識マークを有する面と前記基板認識マークを有する面を対向させて実装する実装装置であって、
前記チップ部品の前記チップ認識マークを有する面の反対面を保持する、透明性を有し、ツール認識マークを有するアタッチメントツールと、前記アタッチメントツールを先端部に保持する実装ヘッドと、前記実装ヘッドを前記基板に対して垂直な方向に昇降させる昇降手段と、前記基板を保持する基板ステージと、前記チップ部品が前記アタッチメントツールに保持された状態で、前記チップ認識マークの位置情報と前記ツール認識マークの位置情報を同時に取得するチップ位置認識手段と、
前記基板認識マークの位置情報と前記ツール認識マークの位置情報を取得する基板位置認識手段と、前記実装ヘッド、前記昇降手段、前記基板ステージ、前記チップ位置認識手段および前記基板位置認識手段に接続された制御部を備え、
前記基板ステージと前記アタッチメントツールの少なくとも一方が前記基板面内方向に移動可能であって、
前記チップ位置認識手段が得た情報と、前記基板位置認識手段が得た情報に基づいて、前記制御部が前記基板ステージまたは前記アタッチメントツールを前記基板面内方向に移動させて、前記チップ部品と前記基板の位置合わせを行なう実装装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の実装装置であって、
前記基板位置認識手段を前記実装ヘッドと独立して移動させることが可能で、前記アタッチメントツール越しに前記基板認識マークと前記ツール認識マークの少なくとも一方の位置情報を取得する実装装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の実装装置であって、
前記ボンディングヘッドが、前記アタッチメントツールを前記チップ部品の面内方向で位置調整するツール位置移動手段を有した実装装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3の何れかに記載の実装装置であって、
前記チップ部品を搭載するチップチップスライダと前記チップスライダ搬送する搬送レールを構成要素として、前記アタッチメントツールの直下に前記チップ部品を搬送するチップ搬送手段を備えた実装装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の実装装置であって、
前記チップスライダに搭載された前記チップ部品の面内方向位置を調整する位置調整手段を前記チップ搬送手段が有した実装装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の実装装置であって、
前記チップ部品が前記アタッチメントツールに保持されて前記基板と対向した状態で、前記基板位置認識手段が前記ツール認識マークと前記基板認識マークの位置情報を同時に取得する実装装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の実装装置であって、
前記チップ部品を保持していない状態で、前記基板位置認識手段が前記基板認識マークの位置情報を取得する実装装置である。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の実装装置であって、
前記アタッチメントツールを、前記アタッチメントツール下面と前記基板上面との間隔が前記チップ部品の厚みと略等しくなるまで接近させて、前記ツール認識マークと前記基板認識マークの位置情報を同時に取得する実装装置である。
請求項9に記載の発明は、
請求項1から請求項5のいずれかに記載の実装装置を用いて、位置合わせ用のチップ認識マークを有するチップ部品と、位置合わせ用の基板認識マークを有する基板を、前記チップ認識マークを有する面と前記基板認識マークを有する面を対向させて実装する実装方法であって、
前記基板を基板ステージに保持する基板保持過程と、前記チップ部品を、ツール認識マークを有するアタッチメントツールで保持するチップ保持過程と、前記チップ部品が前記アタッチメントツールに保持された状態で、前記チップ認識マークと前記ツール認識マークの位置情報を取得するチップ位置情報取得過程と、前記チップ部品が前記アタッチメントツールに保持されて前記基板と対向した状態で、前記ツール認識マークと前記基板認識マークの位置情報を取得する基板位置情報取得過程と、前記ツール認識マークに対する前記チップ認識マークと前記基板認識マークの相対位置情報に基づいて、前記基板の面内方向における前記チップ部品の位置を調整する位置合わせ過程を備えた実装方法である。
請求項10に記載の発明は、
請求項1から請求項5のいずれかに記載の実装装置を用いて、位置合わせ用のチップ認識マークを有するチップ部品と、位置合わせ用の基板認識マークを有する基板を、前記チップ認識マークを有する面と前記基板認識マークを有する面を対向させて実装する実装方法であって、
前記基板を基板ステージに保持する基板保持過程と、前記基板認識マークの位置情報を取得する基板位置情報取得過程と、前記チップ部品を前記アタッチメントツールで保持するチップ保持過程と、前記チップ部品が前記アタッチメントツールに保持された状態で、前記チップ認識マークと前記ツール認識マークの位置情報を取得するチップ位置情報取得過程と、前記ツール認識マークと前記チップ認識マークとの相対位置情報に基づいて、前記基板の面内方向における前記チップ部品の位置を調整する位置合わせ過程を備えた実装方法である。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の実装方法であって、
請求項10に記載の実装方法であって、
基板位置情報取得過程において、前記アタッチメントツール下面と前記基板上面の間隔を前記チップ部品の厚みに略等しくし、前記基板認識マークと前記ツール認識マークの位置情報を取得する実装方法である。
本発明により、チップ部品と基板の電極面を対向させつつ接近させた状態で位置合わせが出来るので、高精度なフェイスダウン実装が可能になる。
本発明の実施形態に係る実装装置の概略図である。 本発明の実施形態に係る光学的な構成を説明する、(a)正面図であり、(b)側面図である。 本発明の実施形態に係る制御系を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る実装装置のチップ位置認識手段が、(a)チップ認識第1マークの位置情報とツール認識第1マークの位置情報を取得している状態を示し、(b)チップ認識第2マークの位置情報とツール認識第2マークの位置情報を取得している状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る実装装置のチップ位置認識手段が取得した、(a)チップ認識第1マークとツール認識第1マークの画像例であり、(b)チップ認識第2マークとツール認識第2マークの画像例を示す図である。 本発明の実施形態に係る実装装置の基板位置認識手段が、(a)基板認識第1マークの位置情報とツール認識第1マークの位置情報を取得している状態を示し、(b)基板認識第2マークの位置情報とツール認識第2マークの位置情報を取得している状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る実装装置の基板位置認識手段が取得した、(a)基板認識第1マークとツール認識第1マークの画像例であり、(b)基板認識第2マークとツール認識第2マークの画像例を示す図である。 本発明の実施形態に係る実装装置の変形例1の概略図である。 本発明の実施形態に係る実装装置の変形例1の動作を説明する図である。 本発明の実施形態に係る実装装置の変形例2の概略図である。 本発明の実施形態に係る実装装置の変形例3の概略図である。 複数のチップ部品を僅かな隙間で実装する基板の個々のチップ部品を実装する実装箇所と個々の基板認識マークについて説明する図である。 複数のチップ部品を僅かな隙間で実装する基板の基板認識マークを認識する際の課題を説明する図である。 複数のチップ部品を僅かな隙間で実装する際に対角上の隣接実装領域の基板認識マークを用いる例で(a)隣接実装領域にチップ部品が実装されていない例を示し、(b)隣接実装領域の一部にチップ部品が実装されている例を示す図である。 複数のチップ部品を僅かな隙間で実装する際に隣接実装領域の基板認識マークを用いる改善例で、(a)隣接実装領域にチップ部品が実装されていない例を示し、(b)隣接実装領域の一部にチップ部品が実装されている例を示す図である。 本発明の実施形態に係る実装装置を用いて、基板位置情報取得過程を先行して実施する実装方法について説明する図である。 複数のチップ部品を実装する基板の個々のチップ部品を実装する実装箇所と個々の基板認識マークについて説明する図である。 チップ部品を基板に実装する際の、チップ認識マークと基板認識マークが対向した状態を示す図である。 チップ部品のチップ認識マークと基板の基板認識マークを対向させて実装する実装装置の構成例を示す図である。 チップ部品のチップ認識マークと基板の基板認識マークを対向させて、位置合わせを行なう状態を示す図である。 チップ部品のチップ認識マークと基板の基板認識マークが同方向を向いた状態を示す図である。 チップ部品のチップ認識マークと基板の基板認識マークが同方向を向いた状態で実装する実装装置の構成例を示す図である。 チップ部品のチップ認識マークと基板の基板認識マークが同方向を向いた状態で実装する実装装置で、(a)基板認識第1マークの位置情報とチップ認識第1マークの位置情報を取得している状態を示し、(b)基板認識第1マークの位置情報とチップ認識第1マークの位置情報を取得している状態を示す図である。
本発明の実施形態について、図を用いて説明する。図1は本発明の実施形態における実装装置1の概略図である。
実装装置はチップ部品を配線基板等の基板に実装するものであるが、図1の実装装置1は、チップ部品の電極面を基板の電極面と対向させて実装するフェイスダウン実装を行う構成となっている。
実装装置1は基板ステージ2、昇降手段3、実装ヘッド4、基板位置認識手段5、チップ搬送手段6およびチップ位置認識手段7を構成要素としている。
図1の実装装置1において、基板ステージ2は、ステージ移動制御手段20と吸着テーブル23によって構成される。吸着テーブル23は表面上に配置した基板を吸着保持するものであり、吸着テーブル23は、ステージ移動制御手段20により、基板を保持した状態で、基板面の面内方向に移動することが可能である。
ステージ移動制御手段20は、吸着テーブル23をY方向に直線移動可能なY方向ステージ移動制御手段22と、Y方向ステージ移動制御手段22をX方向に直線移動可能で基台200上に設けられたX方向ステージ移動制御手段21によって構成されている。 Y方向移動制御手段22はスライドレール上に配置した可動部に吸着テーブル23を搭載しており、可動部はY方向サーボ221により移動および位置制御される。また、X方向移動制御手段21はスライドレール上に配置した可動部にY方向移動制御手段22を搭載しており、可動部はX方向サーボ211により移動および位置制御される。
昇降手段3は図示していない門型フレームに固定されており、上下駆動軸が吸着テーブル23に対して垂直方向に設けられており、上下駆動軸に実装ヘッド4を連結している。昇降手段3は実装ヘッド4を上下駆動するとともに、設定に応じた加圧力を印加する機能を有している。また、実装装置1では、昇降手段3を(図示しない門型フレームにより)2方向から支持するとともに、実装ヘッド4に直線的に連結しているため、加圧時に実装ヘッド4への横方向の力は加わり難くなっている。
実装ヘッド4は、チップ部品Cを保持して(基板ステージ2の吸着テーブル23に保持された)基板と平行な状態で圧着するものである。実装ヘッド4は、ヘッド本体40、ヒーター部41、アタッチメントツール42およびツール位置制御手段43を構成要素としている。ヘッド本体40はツール位置制御手段43を介して昇降手段3と連結しており、下側にヒーター部41を固定配置している。ヒーター部41は発熱機能を有し、アタッチメントツール42を介してチップ部品Cを加熱するものである。また、ヒーター部41は減圧流路を用いてアタッチメントツール42を吸着保持する機能を有している。アタッチメントツール42はチップ部品Cを吸着保持するものであり、チップ部品Cの形状に応じて交換される。ツール位置制御手段43は、昇降手段3の上下駆動軸に対する鉛直面内方向にヘッド本体40の位置を微調整するものであり、これに応じてアタッチメントツール42および、アタッチメントツール42が保持するチップ部品Cの(図のXY面内における)位置が調整される。
ツール位置制御手段43は、X方向ツール位置制御手段431、Y方向ツール位置制御手段432、ツール回転制御手段433を構成要素としている。図1に示す実施形態では、ツール回転制御手段433がヘッド本体40の回転方向を調整し、Y方向ツール位置制御手段432がツール回転制御手段433のY方向位置を調整し、X方向ツール位置制御手段431がY方向位置制御手段のX方向位置を調整する構成となっているが、これに限定されるものではなく、アタッチメントツール42のX方向位置、Y方向位置、回転角の調整ができればよい。
図2にはヘッド本体40の周辺を主とした図を示すが(図2(a)に正面図、図2(b)に側面図)、本実施形態のフェイスダウン実装において、チップ部品C電極面の対角位置にチップ認識マークAC(チップ認識第1マークAC1およびチップ認識第2マークAC2)、基板S電極面のチップ部品実装箇所対角の目安位置に基板認識マークAS(基板認識第1マークAS1および基板認識第2マークAS2)が設けられており、いずれも実装ヘッド4の基板Sの電極面を向いている。
また、本発明において、アタッチメントツール42のチップ部品Cを保持する面にツール認識マークATが設けられており、保持するチップ部品Cのチップ認識第1マークAC1およびチップ認識第2マークAC2の位置に対応するようにツール認識第1マークAT1とツール認識第2マークAT2を配している。
実装装置1では、基板認識マークASおよびツール認識マークATを実装ヘッド4越しに観察することが可能な構成としており、アタッチメントツール42を透明部材で形成したり、基板認識マークASの位置に合わせた貫通孔を設けたりしている。また、ヒーター部41についてもツール認識マークATが観察できるように透明部材を用いるか開口部を設ける必要があり、本実施形態では図2のように貫通孔41Hを設けている。また、実装ヘッド4は、基板認識マークASまたは/およびツール認識マークATを観察するため、基板位置認識手段5の画像取込部50が移動できる空間が必要であり、本実施形態では図2に示すようにヘッド空間40Vを設けている。すなわち、ヘッド本体40は、ヒーター41上で連結した側板、両側板を連結する天板にて構成される構造となっている。
基板位置認識手段5は、(アタッチメントツール42およびヒーター部41を透過して)実装ヘッド4越しに焦点を合わせて撮像される、基板認識マークASまたは/およびツール認識マークATの位置情報を取得するものである。本実施形態において、基板位置認識手段5は、画像取込部50、光路52、ならびに光路52に連結する撮像手段53を構成要素としている。
画像取込部50は、撮像手段53が画像を取得する認識対象の上部に配置され、認識対象を視野内に納めるものである。
また、基板位置認識手段5は図示していない駆動機構により、ヘッド空間40V内で、基板S(およびチップ部品C)の面内方向で移動することが可能な構成となっている。更に、焦点位置が調整できるように、基板Sの垂直方向(Z方向)の移動も可能であることが望ましい。
実装ヘッド4は昇降手段3により基板Sと垂直方向に移動するが、この動作は基板位置認識手段5の動作と独立して行うことが可能である。このため、実装ヘッド4が垂直方向に移動しても、ヘッド空間40Vに進入した基板位置認識手段5が干渉しない寸法にヘッド空間40Vを設計する必要がある。
なお、基板位置認識手段5の画像取込部50の可動範囲は、ヘッド空間40V内に限られたものではなく、ヘッド空間40Vから外れて基板S上を移動して基板認識マークASの位置情報を取得することも可能である。
チップ搬送手段6は、搬送レール60とチップスライダ61によって構成されており、図示しないチップ供給部から供給されたチップ部品Cをチップスライダ61が保持してアタッチメントツール42の直下までスライドして搬送するものである。
ここで、図示しないチップ供給部は、チップスライダ61上の定まった位置にチップ部品Cを配置する。必要に応じて、チップスライダ61に配置されたチップ部品Cは図示しない認識機構で配置位置を認識してもよい。また、チップスライダ61に搭載されたチップ部品Cを面内方向(XY方向)に位置調整する位置調整手段をチップ搬送手段6が有していてもよい。このように、チップスライダ61およびチップスライダ61に配置するチップ部品Cの位置を制御することで、アタッチメントツール42の所定範囲内にチップ部品Cを受け渡すことが可能である。アタッチメントツール42がチップ部品Cを保持した後に、チップ部品Cの保持を解除したチップスライダ61は退避位置に移動する。
チップ位置認識手段7は、アタッチメントツール42に保持された状態のチップ部品Cのチップ認識マークACを撮像するとともにツール認識マークATを撮像して、チップ認識マークACとツール認識マークATの位置情報取得するものである。
実装装置1は図3のブロック図で示すように、基板ステージ2、昇降手段3、実装ヘッド4、基板位置認識手段5、搬送手段6およびチップ位置認識手段7と接続する制御部10を備えている。
制御部10は、実体的にはCPUと記憶装置を主要な構成要素とし、必要に応じてインターフェイスを各装置と介在させている。また、制御部10はプログラムを内蔵することにより、取得データを用いた演算を行い、演算結果に応じた出力を行うこともできる。更に、取得データや演算結果を記録して新たな演算用のデータとして用いる機能も備えていることが望ましい。
制御部10は、基板ステージ2と接続し、X方向ステージ移動制御手段21とY方向ステージ移動制御手段22の動作制御を行って吸着テーブル23の面内移動制御を行う。また、制御部10は、吸着テーブル23を制御して、基板Sの吸着保持および解除の制御を行う。
制御部10は、昇降手段3と接続し、実装ヘッド4の上下方向(Z方向)の位置制御を行うとともに、チップ部品Cを基板Sに圧着する際の加圧力を制御する機能を有している。
制御部10は実装ヘッド4と接続し、アタッチメントツール42によるチップ部品Cの吸着保持および解除、ヒーター部41の加熱温度、ヘッド本体40(およびヒーター部41、アタッチメントツール42)のXY面内での位置をツール位置制御手段43で制御する機能を有している。
制御部10は基板位置認識手段5と接続し、水平(XY面内)方向および垂直方向(Z方向)の駆動を制御するとともに、撮像手段53を制御して画像データを取得する機能を有している。更に制御部10は画像処理機能を有しており、撮像手段53が取得した画像から基板認識マークASまたは/およびツール認識マークATの位置を算出する機能を有している。
制御部10はチップ搬送手段6と接続し、搬送レール60に沿って移動するチップスライダ61の位置を制御する機能を有している。
制御部10はチップ位置認識手段7と接続し、チップ位置認識手段7の水平(XY面内)方向の駆動を制御するとともに図示しない撮像手段を制御して画像データを取得する機能を有している。更に制御部10の画像処理機能は、チップ認識マークACまたは/およびツール認識マークATの位置を算出する機能を有している。
以下、実装装置1が、基板Sの実装箇所SCにチップ部品を位置合わせして実装する過程を図4から図7を用いて説明するが、これに先立ち、基板Sは基板保持過程を経て、実装装置1の基板ステージ2に保持されている。ここで、基板ステージ2の吸着テーブル23に対する基板Sの配置情報は画像認識手段等により取得され、制御部10に記憶されていることが望ましい。
また、チップ部品Cは、チップ搬送手段6により搬送され、アタッチメントツール42に保持されるチップ保持過程を経ている。ここで、チップ部品Cは、図示しないチップ供給部からチップスライダ61に受け渡され、チップスライダ61からアタッチメントツール42に受け渡される際に所定の位置精度を確保しており、アタッチメントツール42に所定の位置精度で保持されている。
このため、図4に示すチップ位置情報取得過程において、チップ位置認識手段7は、チップ認識マークACとツール認識マークATを同一視野内で高倍率にて観察することが可能である。すなわち、図4(a)に示すような状態で、図5(a)に示すようにチップ認識第1マークAC1とツール認識第1マークAT1を同一視野内で撮像することが出来、チップ認識第1マークAC1とツール認識第1マークAT1の相対位置情報を得ることが出来る。同様に、図4(b)の状態で、図5(b)のような画像を得て、チップ認識第2マークAC2とツール認識第2マークAT2の相対位置情報を得ることが出来る。この2箇所で得たチップ認識マークACとツール認識マークATの位置情報から、ツール認識第1マークAT1とツール認識第2マークAT2の位置情報で、保持されているチップ部品Cのチップ認識第1マークAC1とチップ認識第2マークAC2の位置情報を算出することができる。
なお、図1の実装装置1では、チップ位置認識手段7は吸着テーブル23に固定した状態である。このため、ステージ移動制御手段20により、チップ位置認識手段7がアタッチメントツール42の下に配置されるよう吸着テーブル23を移動させている。
チップ位置情報取得過程の後、ステージ移動制御手段20により、チップ実装箇所SCがアタッチメントツール42の直下に配置されるように吸着テーブル23を移動する。その後、昇降手段3を駆動して実装ヘッド4を降下させ、チップ部品Cが基板Sに接触することがない状態で、極力接近させる(図6)。
この状態から、図6に示す基板位置情報取得過程において、アタッチメントツール42の上側から基板位置認識手段5が基板認識マークASを観察するが、アタッチメントツール42が透明であるのでツール認識マークATも観察することが出来る。更に、前述のとおり、吸着テーブル23上の基板Sの配置情報が得られているので、基板Sの実装箇所SCはアタッチメントツール42の直下に配置され、基板位置認識手段5は基板認識マークASとツール認識マークATを同一視野内で高倍率にて観察することが可能である。すなわち、図6(a)に示す状態で、図7(a)に示すようにツール認識第1マークAT1と基板認識第1マークAS1を同一視野内で撮像することが出来る。同様に、図6(b)の状態で、図7(b)のようにール認識第2マークAT2と基板認識第2マークAS2を同一視野内で撮像することが出来る。
なお、図7(a)においてチップ認識第1マークAC1を記し、図7(b)においてチップ認識第2マークAC2を記しているが、いずれも基板位置認識手段5が可視光域の撮像手段であれば観察することは出来ない。ただし、チップ位置情報取得過程で得られたチップ認識マークACとツール認識マークATの相対位置関係から、図7(a)に示す視野内におけるチップ認識第1マークAC1と、図7(b)に示す視野内におけるチップ認識第2マークAC2の位置情報を得ることはできる。
このため、チップ認識第1マークAC1と基板認識第1マークAS1の位置関係と、チップ認識第2マークAC2と基板認識第2マークAS2の位置関係が判り、基板Sの実装箇所SCに対するチップ部品Cの位置ズレを修正するように、位置合わせ過程において、制御部10がツール位置制御手段43または/およびステージ移動制御手段20を制御して位置合わせを行なう。
この後、昇降手段3を駆動して実装ヘッド4を降下してチップ部品Cを基板Sに密着させ、実装過程として、チップ部品Cを所定の圧力で加圧するとともに、ヒーター部40を加熱して基板Cとチップ部品Cの電極を接合する。ここで、位置合わせ過程から実装過程に至る降下距離はごく僅かであるため、位置合わせ工程で位置合わせした精度を維持した実装が行える。
ところで、図1に示した実装装置1では、チップ位置認識手段7を吸着テーブル23に設ける構成としているが、チップ位置認識手段7の配置箇所はこれに限定されるものではない。例えば、図8に示す変形例1では、チップ位置認識手段7を、チップ搬送手段6の搬送レール60に沿ってスライド可能に設けており、図9のようにアタッチメントツール42の下に配置できる。さらに、図10に示す変形例2のように基板位置認識手段5にチップ位置認識手段7を合わせる構成とすることも可能である。この構成では、基板位置認識手段5を上下方向にも移動するような駆動手段に設けることにより、チップ位置認識手段7がアタッチメントツール42に保持されたチップ部品Cを観察することが出来る。
図11の変形例3は、1つの基板ステージ23に対して複数の実装ヘッド4(4Aおよび4B)を設けた例を示している。
ところで、昨今では、図12に示すように、基板Sに実装箇所SCを僅かな隙間で配置する形態が登場している。このような形態では、図17に示した基板認識マークASが実装箇所SCより外側にある様式と異なり、図12に示すように基板認識マークASを実装箇所SC内に設けることにもなる。
このため、基板Sに実装箇所SCを僅かな隙間で配置する形態に本発明を利用としても、図13に示すように、基板位置情報取得過程において、基板認識マークASはチップ部品の陰に隠れて観察することが出来ない。
そこで、隣接する実装箇所の基板認識マークASを利用する例を示したのが図14である。すなわち、図14(a)では対角線上に位置する実装領域で、図の右上にあにある実装領域の基板認識第1マークAS1を基板認識第2マークAso2として用い、図の左下にある実装領域の基板認識第2マークAS2を基板認識第1マークAso1として(位置合わせを行なう)チップ部品Caの外側に観察することは可能である。しかし、実装箇所にチップ部品Cbが配置されてしまうとチップ部品Cbによって、図14(b)のようにチップ部品Caの対角上の一方の基板認識マークASを観察できなくなる。このため、図12のような基板Sの実装箇所SCに、本発明を用いてチップ部品Cを順次位置合わせして実装するのは難しい。
ただし、基板Sの実装箇所SCに設ける基板認識マークASの配置を工夫することで、この問題に対処することは可能である。すなわち、図15のように各実装箇所SCにおいて図の左上に基板認識マークASを設けることで、位置合わせを行なうチップ部品Caのチップ認識マークACに対して完全な対角線上ではないが、右隣の実装箇所と下隣の実装箇所の基板認識マークASを用いて位置合わせを行なうことは可能である。その例を示したのが図15(a)であるが、この状態から右側への移動と、右端に達した後は、下段の左端に移動するということを繰り返すことで、本発明を利用して基板Sの各実装箇所にチップ部品Cを位置合わせして実装することができる。
また、チップ位置情報取得過程と基板位置情報取得過程の順番を変えることにより、隣接する実装領域の基板認識マークASを用いることなく、図12に示した実装箇所SC内の基板認識マークASを用いて位置合わせを行うことも可能である。
すなわち、図16に示すようにチップ部品Cを保持していない状態なら、基板位置情報取得過程として、基板位置認識手段5でツール認識マークATと基板認識マークASの相対位置情報を取得できることを利用する。具体的には、図16に示すように、アタッチメントツール42を基板Sに接近させ、基板位置認識手段5を用いて、ツール認識第1マークAT1と基板認識第1マークAS1の位置関係(図16(a))と、ツール認識第2マークAT2と基板認識第2マークAS2の位置情関係(図16(b))を取得し、その位相対置情報を記憶する。
その後、アタッチメントツール42を上昇させてからチップ部品Cを保持して(チップ保持過程)、チップ位置認識手段7を用いてチップ認識第1マークAC1とツール認識第1マークAT1の位置関係と、チップ認識第2マークAC2とツール認識第2マークAT2の相対位置情報を取得する(チップ位置情報取得過程)。
上の手順で得られた各位置情報により、アタッチメントツール42に保持されたチップ部品Cが基板Sに接近した状態で、基板Sの実装箇所SCにチップ部品Cを位置合わせするためにツール位置制御手段43がアタッチメントツール42を移動すべき調整量を算出し、ツール位置制御手段43により位置調整を行う(位置合わせ過程)。
その後、昇降手段3を駆動して実装ヘッド4を降下してチップ部品Cを基板Sに密着させ、実装過程として、チップ部品Cを所定の圧力で加圧するとともに、ヒーター部40を加熱して基板Sとチップ部品Cの電極を接合する(実装過程)。
ところで、実装過程において基板Sの上面とアタッチメントツール42の下面の間隔はチップ部品Cの厚みに相当する。このため、図16に示す基板位置情報取得過程において、アタッチメントツール42の下面と基板Sの上面との間隔Gをチップ部品Cの厚みと等しくすれば高精度な実装が可能となる。例えば、昇降手段3の駆動方向に若干の傾きがあった場合であっても、基板位置情報取得過程の間隔Gをチップ部品Cの厚みと等しくすることで実装過程の位置ズレが抑えられる。なお、基板位置情報取得過程におけるアタッチメントツール42の下面と基板Sの上面との間隔Gをチップ部品Cの厚みと全く同じにしようとしても。基板Sやチップ部品Cの厚みムラ等もあるので、チップ部品Cの厚みに略等しい程度でよい。ここで、略等しいとはチップ部品Cの設計厚みに対してプラスマイナス30%以内の誤差を許容する。
なお、上に説明した例では、アタッチメントツール42がチップ部品Cを保持してからチップ位置認識手段7により、チップ認識マークACと基板認識マークASの位置関係を求めて、位置合わせ過程が行われているが、アタッチメントツール42がチップ部品Cを保持する段階で位置合わせを行なってもよい。具体的には、チップ搬送手段6のチップスライダ61に搭載されているチップ部品Cをアタッチメントツール42に受け渡す際に、チップ位置認識手段7がチップ認識マークACとツール認識マークATの位置情報を取得し、(基板認識マークASに対してチップ認識マークACが所定の位置関係になるよう)位置合わせを行なってからアタッチメントツール42がチップ部品Cを保持してもよい。その際、ツール位置制御手段43を駆動せず、チップスライダ61側のみ位置調整を行なってアタッチメントツール42がチップ部品Cを保持すれば、昇降手段3で実装ヘッド4を降下するだけで、チップ部品Cを高精度に実装箇所SCに実装できる。すなわち、位置合わせ過程をチップ保持過程に先立って行うことも可能である。
ところで、以上の説明において、基板位置情報取得過程で、基板位置認識手段5でツール認識マークATと基板認識マークASの位置情報を取得しているが、ツール認識マークATの位置情報を取得せずに位置合わせを行うことも可能である。すなわち、基板位置認識手段5が得て制御部10が記憶した基板認識マークASの位置情報に対してチップ認識マークACの位置が合うようにツール認識マークATの位置を調整することも出来る。
1 実装装置
2 基板ステージ
3 昇降手段
4 実装ヘッド
5 基板位置認識手段
6 チップ搬送手段
7 チップ位置認識手段
10 制御部
20 ステージ移動制御手段
21 X方向ステージ移動制御手段
22 Y方向ステージ移動制御手段
23 吸着テーブル
40 ヘッド本体
41 ヒーター部
42 アタッチメントツール
43 ツール位置制御手段
50 画像取込部
52 光路
53 撮像手段
60 搬送レール
61 チップスライダ
AC、AC1、AC2 チップ認識マーク
AS、AS1、AS2 基板認識マーク
AT、AT1、AT2 ツール認識マーク
C チップ部品
S 基板
SC (チップ部品)実装箇所

Claims (11)

  1. 位置合わせ用のチップ認識マークを有するチップ部品と、位置合わせ用の基板認識マークを有する基板とを、前記チップ認識マークを有する面と前記基板認識マークを有する面を対向させて実装する実装装置であって、
    前記チップ部品の前記チップ認識マークを有する面の反対面を保持する、透明性を有し、ツール認識マークを有するアタッチメントツールと、
    前記アタッチメントツールを先端部に保持する実装ヘッドと、
    前記実装ヘッドを前記基板に対して垂直な方向に昇降させる昇降手段と、
    前記基板を保持する基板ステージと、
    前記チップ部品が前記アタッチメントツールに保持された状態で、前記チップ認識マークの位置情報と前記ツール認識マークの位置情報を同時に取得するチップ位置認識手段と、
    前記基板認識マークの位置情報と前記ツール認識マークの位置情報を取得する基板位置認識手段と、
    前記実装ヘッド、前記昇降手段、前記基板ステージ、前記チップ位置認識手段および前記基板位置認識手段に接続された制御部を備え、
    前記基板ステージと前記アタッチメントツールの少なくとも一方が前記基板面内方向に移動可能であって、
    前記チップ位置認識手段が得た情報と、前記基板位置認識手段が得た情報に基づいて、前記制御部が前記基板ステージまたは前記アタッチメントツールを前記基板面内方向に移動させて、前記チップ部品と前記基板の位置合わせを行なう実装装置。
  2. 請求項1に記載の実装装置であって、
    前記基板位置認識手段を前記実装ヘッドと独立して移動させることが可能で、前記アタッチメントツール越しに前記基板認識マークと前記ツール認識マークの少なくとも一方の位置情報を取得する実装装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の実装装置であって、
    前記ボンディングヘッドが、前記アタッチメントツールを前記チップ部品の面内方向で位置調整するツール位置移動手段を有した実装装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載の実装装置であって、
    前記チップ部品を搭載するチップチップスライダと前記チップスライダ搬送する搬送レールを構成要素として、前記アタッチメントツールの直下に前記チップ部品を搬送するチップ搬送手段を備えた実装装置。
  5. 請求項4に記載の実装装置であって、
    前記チップスライダに搭載された前記チップ部品の面内方向位置を調整する位置調整手段を前記チップ搬送手段が有した実装装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の実装装置であって、
    前記チップ部品が前記アタッチメントツールに保持されて前記基板と対向した状態で、前記基板位置認識手段が前記ツール認識マークと前記基板認識マークの位置情報を同時に取得する実装装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の実装装置であって、
    前記チップ部品を保持していない状態で、前記基板位置認識手段が前記基板認識マークの位置情報を取得する実装装置。
  8. 請求項7に記載の実装装置であって、
    前記アタッチメントツールを、前記アタッチメントツール下面と前記基板上面との間隔が前記チップ部品の厚みと略等しくなるまで接近させて、前記ツール認識マークと前記基板認識マークの位置情報を同時に取得する実装装置。
  9. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の実装装置を用いて、位置合わせ用のチップ認識マークを有するチップ部品と、位置合わせ用の基板認識マークを有する基板を、前記チップ認識マークを有する面と前記基板認識マークを有する面を対向させて実装する実装方法であって、
    前記基板を基板ステージに保持する基板保持過程と、
    前記チップ部品を、ツール認識マークを有するアタッチメントツールで保持するチップ保持過程と、
    前記チップ部品が前記アタッチメントツールに保持された状態で、前記チップ認識マークと前記ツール認識マークの位置情報を取得するチップ位置情報取得過程と、
    前記チップ部品が前記アタッチメントツールに保持されて前記基板と対向した状態で、前記ツール認識マークと前記基板認識マークの位置情報を取得する基板位置情報取得過程と、
    前記ツール認識マークに対する前記チップ認識マークと前記基板認識マークの相対位置情報に基づいて、前記基板の面内方向における前記チップ部品の位置を調整する位置合わせ過程を備えた実装方法。
  10. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の実装装置を用いて、位置合わせ用のチップ認識マークを有するチップ部品と、位置合わせ用の基板認識マークを有する基板を、前記チップ認識マークを有する面と前記基板認識マークを有する面を対向させて実装する実装方法であって、
    前記基板を基板ステージに保持する基板保持過程と、
    前記基板認識マークの位置情報を取得する基板位置情報取得過程と、
    前記チップ部品を前記アタッチメントツールで保持するチップ保持過程と、
    前記チップ部品が前記アタッチメントツールに保持された状態で、前記チップ認識マークと前記ツール認識マークの位置情報を取得するチップ位置情報取得過程と、
    前記ツール認識マークと前記チップ認識マークとの相対位置情報に基づいて、前記基板の面内方向における前記チップ部品の位置を調整する位置合わせ過程を備えた実装方法。
  11. 請求項10に記載の実装方法であって、
    基板位置情報取得過程において、前記アタッチメントツール下面と前記基板上面の間隔を前記チップ部品の厚みに略等しくし、前記基板認識マークと前記ツール認識マークの位置情報を取得する実装方法。
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