JP2023102972A - 空中表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 空中像付近の対象物を検出可能な空中表示装置を提供する。【解決手段】 空中表示装置は、画像を表示する表示素子20と、表示素子20からの光を受けるように配置され、表示素子20からの光を表示素子20と反対側に向けて反射して空中像を結像させる反射素子40と、表示素子20と反射素子40との間かつ反射素子40が占める領域の外側に配置されたセンシング装置50とを含む。センシング装置50は、赤外光を反射素子40に向けて出射する光源部52と、対象物及び反射素子40に順に反射された赤外光を検出する複数のカメラ53とを含む。【選択図】 図1

Description

本発明は、空中表示装置に関する。
画像や動画などを空中像として表示可能な空中表示装置が研究され、新しいヒューマン・マシン・インターフェースとして期待されている。空中表示装置は、例えば、2面コーナーリフレクタがアレイ状に配列された2面コーナーリフレクタアレイを用いて、表示素子の表示面から出射される光を反射し、空中に実像を結像するものが提案されている。2面コーナーリフレクタアレイによる表示方法は、収差が無く、面対称位置に実像(空中像)が表示される。
空中像を指先で操作できれば、タッチパネルのように直接指先を触れることなく情報を入力できるため、衛生的な入力が可能である。空中像と同一面をセンシングするためには、空中像近傍にセンサを設置する必要がある。また、空中像に沿ってセンシングを行うためには、空中像の周囲にセンサを備えた装置を配置する必要がある。
特開2017-67933号公報
本発明は、空中像付近の対象物を検出することが可能な空中表示装置を提供する。
本発明の第1態様によると、画像を表示する表示素子と、前記表示素子からの光を受けるように配置され、前記表示素子からの光を前記表示素子と反対側に向けて反射して空中像を結像させる反射素子と、前記表示素子と前記反射素子との間かつ前記反射素子が占める領域の外側に配置された第1センシング装置とを具備し、前記第1センシング装置は、赤外光を前記反射素子に向けて出射する光源部と、対象物及び前記反射素子に順に反射された赤外光を検出する複数のカメラとを含む、空中表示装置が提供される。
本発明の第2態様によると、前記反射素子は、平面状の基材と、前記基材の下に設けられ、それぞれが第1方向に延び、前記第1方向に直交する第2方向に並んだ複数の光学要素とを有し、前記複数の光学要素の各々は、前記基材の法線方向に対してそれぞれが傾き、互いに接する入射面及び反射面を有する、第1態様に係る空中表示装置が提供される。
本発明の第3態様によると、前記反射面の前記基材の法線方向に対する角度は、前記反射面に入射する光の入射角が臨界角より大きくなるように設定される、第2態様に係る空中表示装置が提供される。
本発明の第4態様によると、前記入射面の前記基材の法線方向に対する角度は、前記入射面に入射する光の入射角が臨界角より小さくなるように設定される、第3態様に係る空中表示装置が提供される。
本発明の第5態様によると、前記第1センシング装置は、前記第2方向に配置される、第2乃至4態様の何れかに係る空中表示装置が提供される。
本発明の第6態様によると、前記表示素子と前記反射素子とは、互いに平行に配置される、第1乃至5態様の何れかに係る空中表示装置が提供される。
本発明の第7態様によると、前記表示素子と前記反射素子との間に配置され、前記表示素子からの光の一部を透過する配向制御素子をさらに具備する、第1乃至6態様の何れかに係る空中表示装置が提供される。
本発明の第8態様によると、前記表示素子と、前記反射素子と、前記第1センシング装置とを収容する筐体をさらに具備する、第1乃至7態様の何れかに係る空中表示装置が提供される。
本発明の第9態様によると、前記複数のカメラの画像信号に基づいて、検出物の位置を算出する制御部をさらに具備する、第1乃至8態様の何れかに係る空中表示装置が提供される。
本発明の第10態様によると、前記表示素子と前記反射素子との間かつ前記反射素子が占める前記領域の外側に配置され、前記反射素子に対して前記第1センシング装置と反対側に配置され、前記第1センシング装置と同じ構成を有する第2センシング装置をさらに具備する、第1乃至9態様の何れかに係る空中表示装置が提供される。
本発明によれば、空中像付近の対象物を検出することが可能な空中表示装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る空中表示装置の斜視図である。 図2は、図1に示した表示モジュール及びセンシング装置の斜視図である。 図3は、図1に示した表示モジュール及びセンシング装置のY方向から見た側面図である。 図4Aは、図2に示した配向制御素子の平面図である。 図4B、図4AのA-A´線に沿った配向制御素子の断面図である。 図5は、図2に示した反射素子の斜視図及び部分拡大図である。 図6は、図1に示したセンシング装置の模式的な平面図である。 図7は、空中表示装置のブロック図である。 図8は、反射素子における光の反射の様子を説明する斜視図である。 図9は、反射素子における光の反射の様子を説明するXZ面の側面図である。 図10は、反射素子における光の反射の様子を説明するYZ面の側面図である。 図11は、反射素子における入射面及び反射面の角度条件を説明する図である。 図12は、空中表示装置の光線追跡図である。 図13は、センシング装置の動作を説明する図である。 図14は、センシング装置の光線追跡図である。 図15は、本発明の第2実施形態に係る空中表示装置の斜視図である。 図16は、本発明の第3実施形態に係る空中表示装置の側面図である。 図17は、本発明の第4実施形態に係る空中表示装置の斜視図である。 図18は、図17に示した表示モジュール及びセンシング装置のY方向から見た側面図である。 図19Aは、図18に示した反射素子のY方向から見た側面図である。 図19Bは、図18に示した反射素子の底面図である。 図20Aは、図18に示した光路偏向素子の平面図である。 図20Bは、図18に示した光路偏向素子のY方向から見た側面図である。 図21は、本発明の第5実施形態の変形例に係る空中表示装置の斜視図である。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。ただし、図面は模式的または概念的なものであり、各図面の寸法および比率等は必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、図面の相互間で同じ部分を表す場合においても、互いの寸法の関係や比率が異なって表される場合もある。特に、以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置等によって、本発明の技術思想が特定されるものではない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については同一符号を付し、重複する説明は省略する。
[1] 第1実施形態
[1-1] 空中表示装置1の構成
図1は、本発明の第1実施形態に係る空中表示装置1の斜視図である。図1において、X方向は、空中表示装置1のある1辺に沿った方向であり、Y方向は、水平面内においてX方向に直交する方向であり、Z方向は、XY平面に直交する方向(法線方向ともいう)である。空中表示装置1は、筐体2、表示モジュール3、及びセンシング装置50を備える。
筐体2は、表示モジュール3、及びセンシング装置50を収容する。すなわち、筐体2、表示モジュール3、及びセンシング装置50は、一体で構成される。筐体2の形状は、直方体であり、また箱形を有する。筐体2は、表示モジュール3、及びセンシング装置50を図示した位置に固定する支持部材(図示せず)を含む。筐体2は、表示モジュール3の上面(光出射面)を露出する開口部2Aを有する。筐体2は、金属、又は樹脂で構成される。
表示モジュール3は、画像(動画を含む)を表示する装置である。表示モジュール3は、自身の光出射面の上方の空中に、空中像を表示する。空中像とは、空中に結像する実像である。表示モジュール3は、Z方向に間隔を空けて積層された複数の素子を含む。なお、図1では、簡略化のために、表示モジュール3に含まれる複数の素子のうち一部の素子を抽出して示している。表示モジュール3の詳細については後述する。
センシング装置50は、空中像付近の所定の領域に含まれる対象物を検出するための装置である。センシング装置50の形状は、直方体である。センシング装置50は、所定の方向に向けて光を出射する。また、センシング装置50は、対象物によって反射された光を検出する。センシング装置50の詳細については後述する。
図2は、図1に示した表示モジュール3及びセンシング装置50の斜視図である。図3は、図1に示した表示モジュール3及びセンシング装置50のY方向から見た側面図である。
表示モジュール3は、照明素子(バックライトともいう)10、表示素子20、配向制御素子30、及び反射素子40を備える。照明素子10、表示素子20、配向制御素子30、及び反射素子40は、互いに平行に配置される。照明素子10、表示素子20、配向制御素子30、及び反射素子40は、筐体2内に設けられた支持部材(図示せず)によって、図2の位置に固定される。
照明素子10は、照明光を発光し、この照明光を表示素子20に向けて出射する。照明素子10は、光源部11、導光板12、及び反射シート13を備える。照明素子10は、例えばサイドライト型の照明素子である。照明素子10は、面光源を構成する。照明素子10は、後述する角度θの斜め方向に光強度がピークになるように構成してもよい。
光源部11は、光を発光する。光源部11は、例えば白色LED(Light Emitting Diode)からなる複数の発光素子を含む。導光板12は、光源部11からの照明光を導光し、照明光を上面から出射する。反射シート13は、導光板12の底面から出射した照明光を、再び導光板12に向けて反射する。照明素子10は、導光板12の上面に、光学特性を向上させる光学素子(プリズムシート、及び拡散シートを含む)を備えていてもよい。
表示素子20は、透過型の表示素子である。表示素子20は、例えば液晶表示素子で構成される。表示素子20の駆動モードについては特に限定されず、TN(Twisted Nematic)モード、VA(Vertical Alignment)モード、又はホモジニアスモードなどを用いることができる。表示素子20は、照明素子10から出射された照明光を受ける。表示素子20は、照明光を透過して光変調を行う。そして、表示素子20は、その表示面に所望の画像を表示する。
配向制御素子30は、不要光を低減する機能を有する。不要光とは、空中像を生成するのに寄与しない光成分であり、法線方向に反射素子40を透過する光成分である。配向制御素子30は、法線方向に対して角度θの斜め方向を中心として所定の角度範囲以外の光成分を遮光するように構成される。
反射素子40は、底面側から入射した光を上面側に反射する。また、反射素子40は、底面側から斜めに入射した入射光を、例えば正面方向(法線方向)に反射する。そして、反射素子40は、空中に空中像4を結像する。反射素子40の正面にいる観察者5は、空中像4を視認することができる。
[1-1-1] 配向制御素子30の構成
図4Aは、図2に示した配向制御素子30の平面図である。図4Bは、図4AのA-A´線に沿った配向制御素子30の断面図である。
基材31、32はそれぞれ、四角形の平面状に構成される。基材31上には、それぞれがY方向に延び、X方向に並んだ複数の透明部材33が設けられる。また、基材31上には、それぞれがY方向に延び、X方向に並んだ複数の遮光部材34が設けられる。複数の透明部材33と複数の遮光部材34とは、隣接するもの同士が接するようにして交互に配置される。複数の透明部材33及び複数の遮光部材34上には、基材32が設けられる。
透明部材33は、X方向において、基材31の法線方向に対して角度θの斜め方向に延びる。透明部材33は、XZ断面において、側面が角度θだけ傾いた平行四辺形である。透明部材33は、光を透過する。
遮光部材34は、X方向において、基材31の法線方向に対して角度θの斜め方向に延びる。遮光部材34は、XZ断面において、側面が角度θだけ傾いた平行四辺形である。遮光部材34は、光を遮光する。
隣接する2個の遮光部材34は、Z方向において互いの端部が若干重なるように配置される。
基材31、32、及び透明部材33としては、透明な樹脂が用いられ、例えばアクリル樹脂が用いられる。遮光部材34としては、例えば、黒の染料が混入された樹脂が用いられる。
このように構成された配向制御素子30は、法線方向に対して角度θの斜め方向の光強度がピークになるように、表示光を透過することができる。例えば、配向制御素子30は、法線方向に対して30°±30°の範囲以外の光成分を遮光するように構成される。望ましくは、配向制御素子30は、法線方向に対して30°±20°の範囲以外の光成分を遮光するように構成される。
なお、変形例として、配向制御素子30は、照明素子10と表示素子20との間に配置してもよい。また、配向制御素子30は、反射素子40により近づけて配置してもよい。また、配向制御素子30を省略して、空中表示装置1を構成してもよい。
[1-1-2] 反射素子40の構成
図5は、図2に示した反射素子40の斜視図及び部分拡大図である。図5の部分拡大図は、XZ面の拡大図である。
反射素子40は、基材41、及び複数の光学要素42を備える。基材41は、XY面において平面状に構成され、直方体を有する。
基材41の底面には、複数の光学要素42が設けられる。複数の光学要素42の各々は、三角柱で構成される。光学要素42は、三角柱の3個の側面がXY面と平行になるように配置され、1つの側面が基材41に接する。複数の光学要素42は、それぞれがY方向に延び、X方向に並んで配置される。換言すると、複数の光学要素42は、鋸歯状を有する。
光学要素42は、入射面43及び反射面44を有する。入射面43は、配向制御素子30からの光が入射する面である。反射面44は、入射面43に外部から入射した光を、光学要素42の内部で反射する面である。
光学要素42は、例えば、基材41と同じ透明材料によって基材41と一体的に形成される。基材41と光学要素42とを個別に形成し、基材41に光学要素42を接着してもよい。基材41及び光学要素42を構成する透明材料としては、例えばアクリル樹脂、又はガラスが用いられる。
反射素子40は、入射光を内部で反射して、空中に実像を結像する。また、反射素子40は、その素子面の正面の位置に、実像を結像させる。素子面とは、反射素子40が広がる仮想的な平面を言う。その他の素子の素子面についても同様の意味である。
[1-1-3] センシング装置50の構成
図6は、図1に示したセンシング装置50の模式的な平面図である。センシング装置50は、筐体51、光源部52、及び2個のカメラ53-1、53-2を備える。カメラ53の数は、3個以上でもよい。
筐体51は、光源部52、及びカメラ53-1、53-2を収容する。筐体51は、箱状のケースと、ケースの上部を覆うカバーとで構成される。筐体51のカバーは、光源部、及びカメラを露出する開口部を有する。
光源部52は、センシング装置50の素子面に垂直方向に、赤外光を出射する。光源部52が発光する光は、表示素子20が表示する画像に影響を与えない波長を有することが望ましい。光源部52は、1個、又は複数のLEDを含む。
カメラ53-1、53-2は、対象物で反射された赤外光を検出する。カメラ53-1、53-2は、赤外線カメラで構成され、撮像素子を含む。撮像素子は、CCD(Charge Coupled Device)センサ、又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサで構成される。カメラ53-1、53-2は、ステレオカメラを構成する。ステレオカメラは、複数のカメラ(例えば2個のカメラ)を用い、対象物を複数の方向から撮像することで3次元位置情報を取得することができる。すなわち、ステレオカメラは、空中像と平行な2次元位置情報に奥行き情報を加えた3次元位置情報を取得することができる。
図2に示すように、センシング装置50は、平面視において、反射素子40が占める領域の外側に配置されるとともに、表示素子20と反射素子40との間に配置される。センシング装置50は、反射素子40の入射面43と向き合うように、反射素子40に対してX方向に沿った側に配置される。センシング装置50は、出射光が反射素子40に照射されるように、素子面が斜め上を向くように配置される。センシング装置50は、例えば10度以上60度以下の角度で傾いて配置される。
[1-2] 空中表示装置1のブロック構成
図7は、空中表示装置1のブロック図である。空中表示装置1は、制御部60、記憶部61、入出力インターフェース(入出力IF)62、表示モジュール3、及び入力部63を備える。制御部60、記憶部61、及び入出力インターフェース62は、バスを介して互いに接続される。
入出力インターフェース62は、表示モジュール3、センシング装置50、及び入力部63に接続される。入出力インターフェース62は、表示モジュール3、センシング装置50、及び入力部63のそれぞれに対して、所定の規格に応じたインターフェース処理を行う。
表示モジュール3は、照明素子10、及び表示素子20を備える。
センシング装置50は、光源部52、複数のカメラ53、及びセンサコントローラ54を備える。センサコントローラ54は、制御部60の制御に基づいて、光源部52、及び複数のカメラ53の動作を制御する。センサコントローラ54は、光源部52の発光タイミングを制御する。センサコントローラ54は、複数のカメラ53から画像信号を受信する。
制御部60は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の1つ以上のプロセッサにより構成される。制御部60は、記憶部61に格納されたプログラムを実行することで各種機能を実現する。制御部60は、表示処理部60A、位置算出部60B、及び情報処理部60Cを備える。
表示処理部60Aは、表示モジュール3(具体的には、照明素子10、及び表示素子20)の動作を制御する。表示処理部60Aは、表示モジュール3に画像信号を送信し、表示モジュール3に画像を表示させる。
位置算出部60Bは、センシング装置50の動作を制御する。位置算出部60Bは、センシング装置50から画像信号を受信する。位置算出部60Bは、センシング装置50に、赤外光を用いて対象物を検出するための検出領域を形成させる。位置算出部60Bは、複数のカメラ53の画像信号に基づいて、検出領域に入った対象物の位置を算出する。対象物までの距離は、公知の技術である三角測量の原理を用いて算出される。検出される位置は、空中像をユーザが指でタッチした位置を含む。
情報処理部60Cは、空中表示装置1が表示する画像を生成する。情報処理部60Cは、記憶部61に格納された画像データを用いることが可能である。情報処理部60Cは、図示せぬ通信機能を用いて外部が画像データを取得してもよい。
記憶部61は、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、及びSSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置と、RAM(Random Access Memory)、及びレジスタ等の揮発性記憶装置とを含む。記憶部61は、制御部60が実行するプログラムを格納する。記憶部61は、制御部60の制御に必要な各種データを格納する。記憶部61は、空中表示装置1が表示する画像のデータを格納する。
入力部63は、ユーザが入力した情報を受け付ける。情報処理部60Cは、入力部63が受け付けた情報に基づいて、画像を選択することが可能である。
[1-3] 空中表示装置1の動作
次に、上記のよう構成された空中表示装置1の動作について説明する。
[1-3-1] 表示動作
図3の矢印は、光路を示している。図3に示すように、表示素子20から出射された光は、配向制御素子30に入射する。表示素子20から出射された光のうち角度θの光成分(角度θを中心とした所定の角度範囲の光成分を含む)は、配向制御素子30を透過する。配向制御素子30を透過した光は、反射素子40に入射する。反射素子40は、入射光を、配向制御素子30と反対側の空中に結像し、空中に空中像4を表示する。
図8は、反射素子40における光の反射の様子を説明する斜視図である。図9は、反射素子40における光の反射の様子を説明するXZ面の側面図である。図9は、観察者5の両目(すなわち、両目を結ぶ線)がX方向に平行な状態で反射素子40を見た図である。図10は、反射素子40における光の反射の様子を説明するYZ面の側面図である。図10は、観察者5の両目がY方向に平行な状態で反射素子40を見た図である。
配向制御素子30の素子面における任意の点“o”から出射された光は、反射素子40の入射面43から入射し、反射面44に到達する。反射面44の法線方向に対して臨界角よりも大きい角度で到達した光は、反射面44で全反射され、反射素子40の光学要素42が形成されている側の反対側の平面から出射される。臨界角とは、その入射角を超えると全反射する最少の入射角である。臨界角は、入射面の垂線に対する角度である。
図9のXZ面では、点“o”から出射された光は、光学要素42の反射面44で全反射され、その光は空中で結像されて空中像を生成する。
図10のYZ面では、点“o”から出射された光は、光学要素42の反射面44で反射されず、その光は空中で結像することがないため空中像の生成に寄与しない。
すなわち、観察者5が空中像を認識できる条件は、観察者5の両眼がX方向に平行、又はそれに近い状態(例えばX方向に対して±10度)である。また、観察者5の両眼がX方向に平行、又はそれに近い状態でY方向に沿って視点を移動した場合、空中像を常に認識することができる。
図11は、反射素子40における入射面43及び反射面44の角度条件を説明する図である。
Z方向(素子面に垂直な方向)に対する入射面43の角度をθ、Z方向に対する反射面44の角度をθ、入射面43と反射面44とのなす角度をθとする。角度をθは、以下の式(1)で表される。
θ=θ+θ ・・・(1)
配向制御素子30から角度θで出射した光は、入射面43に入射する。反射素子40の材料の屈折率をn、空気の屈折率を1とする。入射面43における入射角をθ、屈折角をθとする。反射面44における入射角をθ、反射角をθ(=θ)とする。配向制御素子30の上面における入射角をθ、屈折角をθとする。屈折角θが出射角である。出射角θは、以下の式(2)で表される。
θ=sin-1(n*sin(sin-1((1/n)*sin(90°-(θ+θ)))+θ2+2θ-90°)) ・・・(2)
反射面44における臨界角は、以下の式(3)で表される。
臨界角<θ(=θ
臨界角=sin-1(1/n) ・・・(3)
すなわち、反射面44における入射角θは、反射面44における臨界角より大きく設定される。換言すると、反射面44の角度θは、反射面44に入射する光の入射角が臨界角より大きくなるように設定される。
また、入射面43に入射した光は、入射面43で全反射されないように設定される。すなわち、入射面43の角度θは、入射面43に入射する光の入射角が臨界角より小さくなるように設定される。
図12は、空中表示装置1の光線追跡図である。図12のパラメータは、θ=35度、θ=22.5度、θ=45度である。配向制御素子30から出射された光は、反射素子40で反射され、空中像4を結像する。
[1-3-2] センシング動作
次に、センシング動作について説明する。図13は、センシング装置50の動作を説明する図である。
センシング装置50の光源部52は、反射素子40に向けて赤外光を出射する。光源部52は、所定の拡がり角を持つように赤外光を出射する。拡がり角とは、センシング装置50の素子面に垂直な方向に対する角度である。光源部52は、反射素子40の全面に赤外光を放射可能なように構成される。光源部52は、放射領域を制御するためのレンズを有していてもよい。
光源部52から出射された赤外光は、反射素子40の反射面44から入射し、入射面43で全反射される。反射素子40に反射された赤外光は、反射素子40のセンシング装置50とは反対側かつおおよそ法線方向に出射される。これにより、赤外光による検出領域55が形成される。
図13では、対象物6として指を例示している。反射素子40から出射された赤外光は、対象物6で反射される。対象物6で反射された光は、光源部52から出射された赤外光と逆の光路を辿り、反射素子40の入射面43で全反射される。反射素子40に反射された赤外光は、センシング装置50の複数のカメラ53で受光及び検出される。
複数のカメラ53で撮像された画像信号は、制御部60に送信される。位置算出部60Bは、複数のカメラ53の画像信号に基づいて、検出領域55に入った対象物6の位置を算出する。
図14は、センシング装置50の光線追跡図である。センシング装置50の光源部52から出射された赤外光は、反射素子40のほぼ全面に照射される。
反射素子40によって反射された赤外光は、右側(センシング装置50に近い側)に行くほど光密度が高く、右側(センシング装置50から遠い側)に行くほど光密度が低くなる。赤外光強度は、光量子束密度で定義してもよい。
[1-4] 第1実施形態の効果
第1実施形態によれば、空中像4付近の対象物を検出することが可能な空中表示装置1を実現できる。
また、反射素子40の反射光を利用することで、1個のセンシング装置50で広範囲の検出領域55を形成できる。また、空中像4を含む広範囲の領域で対象物6を検出することができる。
また、複数のカメラ53を用いて、対象物6を撮像することで、3次元位置情報を取得することができる。
また、センシング装置50を筐体2に収容することができる。これにより、センシング装置50を含む空中表示装置1を一体で構成できるとともに、空中表示装置1を小型化することができる。
また、表示品質を確保しつつ、空中像を表示することが可能な空中表示装置1を実現できる。
また、観察者5の両眼がX方向(すなわち、複数の光学要素42が並ぶ方向)に平行、又はそれに近い状態で反射素子40を見た場合に、観察者5は、空中像を視認することができる。また、観察者5の両眼がX方向に平行、又はそれに近い状態でY方向に沿って視点を移動した場合、空中像を常に視認することができる。すなわち、観察者5の両眼がX方向に平行、又はそれに近い状態において、視野角を確保することができる。
また、空中表示装置1を構成する複数の素子を平行に配置することができる。これにより、Z方向に小型化が可能な空中表示装置1を実現できる。
また、空中表示装置1の正面方向において、空中像を表示することができる。
[2] 第2実施形態
第2実施形態は、空中表示装置1が2個のセンシング装置50を備える構成例である。
図15は、本発明の第2実施形態に係る空中表示装置1の斜視図である。
空中表示装置1は、2個のセンシング装置50-1、50-2を備える。センシング装置50-1、50-2の各々の構成は、第1実施形態で説明したセンシング装置50と同じである。
センシング装置50-1は、平面視において、反射素子40が占める領域の外側に配置されるとともに、表示素子20と反射素子40との間に配置される。センシング装置50-1は、反射素子40の入射面43と向き合うように、X方向において反射素子40の右側に配置される。センシング装置50-1は、出射光が反射素子40に照射されるように、素子面が斜め上を向くように配置される。センシング装置50-1は、例えば10度以上60度以下の角度で傾いて配置される。
センシング装置50-2は、平面視において、反射素子40が占める領域の外側に配置されるとともに、表示素子20と反射素子40との間に配置される。センシング装置50-2は、反射素子40の反射面44と向き合うように、X方向において反射素子40の左側に配置される。センシング装置50-2は、出射光が反射素子40に照射されるように、素子面が斜め上を向くように配置される。センシング装置50-2は、例えば10度以上60度以下の角度で傾いて配置される。
位置算出部60Bは、センシング装置50-1、50-2の画像信号に基づいて、検出領域に入った対象物の位置を算出する。
第2実施形態によれば、X方向において、センシング装置50-1、50-2が出射する赤外光の強度をより均一化できる。これにより、センシング装置50の感度を向上させることができる。その他の効果は、第1実施形態と同じである。
[3] 第3実施形態
第3実施形態は、表示素子20を反射素子40に対して斜めに配置する構成例である。
図16は、本発明の第3実施形態に係る空中表示装置1の側面図である。図16において、Z方向は、表示素子20のある1辺に沿った方向であり、X方向は、Z方向に直交する方向であり、Y方向は、図面の奥行き方向である。
空中表示装置1は、照明素子10、表示素子20、及び反射素子40を備える。照明素子10、表示素子20、及び反射素子40の各々の構成は、第1実施形態と同じである。
反射素子40は、表示素子20に対して角度θ10で斜めに配置される。角度θ10は、例えば、30度以上60度以下である。
表示素子20は、素子面に垂直な方向に光を出射する。表示素子20から出射された光は、反射素子40に入射する。反射素子40は、底面側から斜めに入射した光を上面側に反射する。例えば、反射素子40は、表示素子20に表示された画像を、反射素子40を対称面とする面対称の位置に、空中像4として結像する。反射素子40の法線方向に対して角度θ10で斜め方向にいる観察者5は、空中像4を視認することができる。
なお、表示素子20と反射素子40とのなす角度、及び反射素子40の光学要素42が有する面の角度に応じて、空中像4の結像位置を任意に設定できる。
センシング装置50は、表示素子20と反射素子40との間、かつZ方向から見て反射素子40が占める領域の外側に配置される。センシング装置50は、素子面が反射素子40の底面に向くように配置される。また、センシング装置50は、光源部52の光軸が反射素子40の底面の中央付近を通るように配置される。センシング装置50の構成及び動作は、第1実施形態と同じである。
第3実施形態によれば、表示素子20を反射素子40に対して斜めに配置して空中表示装置1を実現できる。その他の効果は、第1実施形態と同じである。
[4] 第4実施形態
第4実施形態は、反射素子40の他の構成例であり、2面コーナーリフレクタアレイで反射素子40を構成している。
[4-1] 空中表示装置1の構成
図17は、本発明の第4実施形態に係る空中表示装置1の斜視図である。空中表示装置1は、筐体2、表示モジュール3、及び4個のセンシング装置50-1~50-4を備える。図17では、簡略化のために、表示モジュール3に含まれる複数の素子のうち一部の素子を抽出して示している。
センシング装置50-1は、X方向において、表示モジュール3の一方の端部側に配置され、センシング装置50-3は、X方向において、表示モジュール3の他方の端部側に配置される。センシング装置50-2は、Y方向において、表示モジュール3の一方の端部側に配置され、センシング装置50-4は、Y方向において、表示モジュール3の他方の端部側に配置される。センシング装置50-1~50-4の各々の構成は、第1実施形態で説明したセンシング装置50と同じである。
図18は、図17に示した表示モジュール3及びセンシング装置50のY方向から見た側面図である。図18では、センシング装置50-2、50-4の図示を省略している。
表示モジュール3は、照明素子10、表示素子20、配向制御素子30、反射素子40、及び光路偏向素子70を備える。照明素子10、表示素子20、及び配向制御素子30の構成は、第1実施形態と同じである。
反射素子40は、底面側から入射した光を上面側に反射する。また、反射素子40は、入射光を素子面に対して面対称に反射する。そして、反射素子40は、空中像を結像する。
光路偏向素子70は、底面から斜めに入射した表示光を、法線方向に屈折させる。光路偏向素子70の正面にいる観察者5は、空中像4を視認することができる。
[4-2] 反射素子40の構成
図19Aは、図18に示した反射素子40のY方向から見た側面図である。図19Bは、図18に示した反射素子40の底面図である。
反射素子40は、基材41、及び複数の光学要素45を備える。図19Aには、1個の光学要素45の斜視図を抽出して示している。基材41と複数の光学要素45とは、アクリル樹脂などの透明な材料で構成される。基材41と複数の光学要素45とは、一体で構成されてもよいし、透明な接着材で接着されてもよい。
複数の光学要素45は、基材41の底面に設けられる。光学要素45は、直方体、又は立方体からなる。光学要素45の平面形状は、例えば正方形である。光学要素45は、2個の反射面46、47を有する。反射面46、47は、直方体の2個の側面に対応し、互いに接する。反射面46、47は、いわゆる2面コーナーリフレクタを構成する。
光学要素45は、1辺がX方向に対して角度θ11だけ傾くように配置される。角度θ11は、例えば45度である。なお、角度θ1145度に限定されず、30度以上60度以下の範囲で設定可能である。複数の光学要素45は、千鳥状に配列される。すなわち、複数の光学要素45は、1行がX方向に対して45度の方向に延び、複数行がY方向に対して45度の方向に並ぶように配置される。また、複数の光学要素45は、互いに隙間を空けて配置される。
配向制御素子30を透過した光は、光学要素45の底面から光学要素45に入射し、反射面46、47で2回反射された後、光学要素45の上面から出射する。
[4-3] 光路偏向素子70の構成
図20Aは、図18に示した光路偏向素子70の平面図である。図20Bは、図18に示した光路偏向素子70のY方向から見た側面図である。
光路偏向素子70は、基材71と、基材71上に設けられた複数の三角プリズム72とを備える。基材71と複数の三角プリズム72とは、アクリル樹脂などの透明な材料で構成される。基材71と複数の三角プリズム72とは、一体で構成されていてもよいし、透明な接着材で接着されてもよい。
複数の三角プリズム72は、それぞれがY方向に延び、X方向に並ぶ。三角プリズム72は、Y方向に延びる三角柱からなる。三角プリズム72は、屈折面73を有する。屈折面73は、法線方向に対して角度θ12だけ傾いている。
このように構成された光路偏向素子70は、底面から斜めに入射した表示光を、法線方向に屈折させる。屈折面73の角度θ12は、光路偏向素子70に入射する光の角度、及び光路偏向素子70の屈折率に応じて適宜設定される。
なお、光路偏向素子70は、省略してもよい。この場合、空中像は、反射素子40に対して面対称な位置に結像する。
[4-4] センシング動作
上記のように構成された空中表示装置1において、センシング装置50-1~50-4の各々の動作は、第1実施形態で説明したセンシング装置50と同じである。
センシング装置50-1~50-4に含まれる複数のカメラ53で撮像された画像信号は、制御部60に送信される。位置算出部60Bは、複数のカメラ53の画像信号に基づいて、検出領域55に入った対象物6の位置を算出する。
[4-5] 第4実施形態の効果
第4実施形態によれば、2面コーナーリフレクタアレイで反射素子40を構成した場合でも、センシング装置50を用いて、対象物を検出することができる。
第4実施形態では、センシング装置50を配置する位置に制限はない。第4の実施形態では、4個のセンシング装置50-1~50-4を示しているが、センシング装置50の数は、1個であってもよいし、2個以上であってもよい。
なお、第4実施形態に第3実施形態を適用してもよい。すなわち、表示素子20を反射素子40に対して斜めに配置してもよい。
[5] 第5実施形態
第5実施形態は、第4実施形態の変形例である。
図21は、本発明の第5実施形態の変形例に係る空中表示装置1の斜視図である。空中表示装置1は、4個のセンシング装置50-1~50-4を備える。
センシング装置50-1~50-4は、表示モジュール3の4個の角付近に配置される。その他の構成は、第4実施形態と同じである。
第5実施形態においても、センシング装置50を用いて、対象物を検出することができる。
上記各実施形態では、表示素子20として液晶表示装置を例に挙げて説明しているが、これに限定されるものではない。表示素子20は、自発光型である有機EL(electroluminescence)表示素子、又はマイクロLED(Light Emitting Diode)表示素子などを用いることも可能である。マイクロLED表示素子は、画素を構成するR(赤)、G(緑)、B(青)をそれぞれLEDで発光させる表示素子である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…空中表示装置、2…筐体、2A…開口部、3…表示モジュール、4…空中像、5…観察者、6…対象物、10…照明素子、11…光源部、12…導光板、13…反射シート、20…表示素子、30…配向制御素子、31,32…基材、33…透明部材、34…遮光部材、40…反射素子、41…基材、42,45…光学要素、50…センシング装置、51…筐体、52…光源部、53…カメラ、54…センサコントローラ、55…検出領域、60…制御部、61…記憶部、62…入出力インターフェース、63…入力部、70…光路偏向素子、71…基材、72…三角プリズム。

Claims (10)

  1. 画像を表示する表示素子と、
    前記表示素子からの光を受けるように配置され、前記表示素子からの光を前記表示素子と反対側に向けて反射して空中像を結像させる反射素子と、
    前記表示素子と前記反射素子との間かつ前記反射素子が占める領域の外側に配置された第1センシング装置と、
    を具備し、
    前記第1センシング装置は、
    赤外光を前記反射素子に向けて出射する光源部と、
    対象物及び前記反射素子に順に反射された赤外光を検出する複数のカメラとを含む
    空中表示装置。
  2. 前記反射素子は、平面状の基材と、前記基材の下に設けられ、それぞれが第1方向に延び、前記第1方向に直交する第2方向に並んだ複数の光学要素とを有し、
    前記複数の光学要素の各々は、前記基材の法線方向に対してそれぞれが傾き、互いに接する入射面及び反射面を有する
    請求項1に記載の空中表示装置。
  3. 前記反射面の前記基材の法線方向に対する角度は、前記反射面に入射する光の入射角が臨界角より大きくなるように設定される
    請求項2に記載の空中表示装置。
  4. 前記入射面の前記基材の法線方向に対する角度は、前記入射面に入射する光の入射角が臨界角より小さくなるように設定される
    請求項3に記載の空中表示装置。
  5. 前記第1センシング装置は、前記第2方向に配置される
    請求項2乃至4の何れか1項に記載の空中表示装置。
  6. 前記表示素子と前記反射素子とは、互いに平行に配置される
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の空中表示装置。
  7. 前記表示素子と前記反射素子との間に配置され、前記表示素子からの光の一部を透過する配向制御素子をさらに具備する
    請求項1乃至6の何れか1項に記載の空中表示装置。
  8. 前記表示素子と、前記反射素子と、前記第1センシング装置とを収容する筐体をさらに具備する
    請求項1乃至7の何れか1項に記載の空中表示装置。
  9. 前記複数のカメラの画像信号に基づいて、検出物の位置を算出する制御部をさらに具備する
    請求項1乃至8の何れか1項に記載の空中表示装置。
  10. 前記表示素子と前記反射素子との間かつ前記反射素子が占める前記領域の外側に配置され、前記反射素子に対して前記第1センシング装置と反対側に配置され、前記第1センシング装置と同じ構成を有する第2センシング装置をさらに具備する
    請求項1乃至9の何れか1項に記載の空中表示装置。
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