JP2023102628A - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤ騒音をより一層低減することができる自動二輪車用タイヤを提供する【解決手段】トレッド部2を有する自動二輪車用タイヤ1である。トレッド部2には、タイヤ赤道C上に、クラウンブロック列3Rが設けられている。タイヤ周方向に隣接するクラウンブロック3間のタイヤ周方向の離隔距離は、第1距離La1と、第1距離La1とは異なる第2距離La2とを含んでいる。クラウンブロック3の踏面3aの図心3cは、それぞれ、タイヤ赤道Cからタイヤ軸方向に距離Lbを隔てた位置にある。【選択図】図1

Description

本開示は、自動二輪車用タイヤに関する。
例えば、下記特許文献1には、中央ブロックと第1の側ブロックと第2の側ブロックとを具える、不整地走行及び舗装路面走行のいずれにも適した自動二輪車用タイヤが記載されている。この自動二輪車用タイヤでは、前記中央ブロック、前記第1の側ブロック、及び、前記第2の側ブロックのそれぞれのタイヤ円周方向の長さとタイヤ軸方向の長さとの比や、海面積と陸面積との比等を規定している。このような自動二輪車用タイヤは、騒音レベルを高めることなくトラクション性を向上するとされている。
特開平2-128908号公報
近年では、車両のパワーユニットの静粛化が進んでいることから、車両走行時にタイヤから生じる騒音(タイヤ騒音)についても、さらなる低減が望まれている。
本開示は、以上のような問題に鑑み案出されたもので、タイヤ騒音をより一層低減することができる自動二輪車用タイヤを提供することを主たる目的としている。
本開示は、トレッド部を有する自動二輪車用タイヤであって、前記トレッド部には、タイヤ赤道上に、複数のクラウンブロックがタイヤ周方向に並べられたクラウンブロック列が設けられており、タイヤ周方向に隣接する前記クラウンブロック間のタイヤ周方向の離隔距離は、第1距離と、前記第1距離とは異なる第2距離とを含み、前記複数のクラウンブロックの踏面の図心は、それぞれ、タイヤ赤道からタイヤ軸方向に距離を隔てた位置にある、自動二輪車用タイヤである。
本開示の自動二輪車用タイヤは、上記の構成を採用することで、タイヤ騒音をより一層低減することができる。
本開示の一実施形態の自動二輪車用タイヤのトレッド部の展開図である。 図1の拡大図である。 図2のA-A線断面図である。 図1の拡大図である。 図1の拡大図である。
以下、本開示の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本開示の一実施形態を示す自動二輪車用タイヤ1(以下、単に「タイヤ」ということがある。)のトレッド部2の展開図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、オンロードとオフロードとが混在するコースの走行に適している。本実施形態のタイヤ1は、例えば、自動二輪車の前輪及び後輪のいずれにも好適に用いられる。
本実施形態のトレッド部2には、タイヤ赤道C上に、複数のクラウンブロック3がタイヤ周方向に並べられたクラウンブロック列3Rが設けられている。タイヤ周方向に隣接するクラウンブロック3、3間のタイヤ周方向の離隔距離は、第1距離La1と、第1距離La1とは異なる第2距離La2とを含んでいる。これにより、タイヤ転動時に生じるクラウンブロック3、3間での空気の圧縮・解放の時間間隔が変化し、特定の周波数域へのノイズの集中が抑制される。したがって、走行時のタイヤ騒音レベルが低減する。本実施形態の前記離隔距離は、第1距離La1及び第2距離La2のそれぞれと異なる第3距離La3を含む3種類で形成されている。これにより、上述の作用がより発揮される。なお、本開示のタイヤ1は、第1距離La1、第2距離La2及び第3距離La3のそれぞれと異なる第4距離(図示省略)を含む4種類の離隔距離でもよい。
複数のクラウンブロック3の踏面3aの図心3cは、それぞれ、タイヤ赤道Cからタイヤ軸方向に距離Lbを隔てた位置にある。これにより、クラウンブロック3、3間での空気の圧縮・解放の際、発生する騒音がクラウンブロック3のタイヤ赤道Cの両側で異なる。これが、前記時間間隔の変化と組み合わされることで、特定の周波数域への騒音の集中が一層抑制される。以上により、本実施形態のタイヤ1は、タイヤ騒音をより一層低減することができる。
距離Lbが過度に大きいと、直進走行時の走行バランスが低下し、不整地走破性が悪化するおそれがある。このため、距離Lbは、1.0mm以上が望ましく、2.0mm以上がさらに望ましく、15.0mm以下が望ましく、10.0mm以下がさらに望ましい。
トレッド部2は、例えば、タイヤ回転方向Rが指定された方向性パターンを具えている。なお、本開示のタイヤ1は、タイヤ回転方向が指定されたものに限定されるものではない。
本実施形態のトレッド部2は、一対のミドルブロック列4Rと一対のショルダーブロック列5Rとを含んでいる。一対のミドルブロック列4Rは、クラウンブロック3のタイヤ軸方向の両外側に配されている。各ミドルブロック列4Rは、複数のミドルブロック4がタイヤ周方向に並べられて形成されている。一対のショルダーブロック列5Rは、ミドルブロック4のタイヤ軸方向の外側に配されている。各ショルダーブロック列5Rは、複数のショルダーブロック5がタイヤ周方向に並べられて形成されている。
トレッド部2は、第1トレッド端T1(図では、左側)と、第2トレッド端T2とを含んでいる。クラウンブロック3は、図心3cがタイヤ赤道Cに対して第1トレッド端T1側にある複数の第1クラウンブロック3Aと、図心3cがタイヤ赤道Cに対して第2トレッド端T2側にある複数の第2クラウンブロック3Bとを含んでいる。
第1クラウンブロック3Aと第2クラウンブロック3Bとは、タイヤ周方向に交互に並んでいる。これにより、クラウンブロック3、3間での空気の圧縮・解放の際、発生する騒音が、第1トレッド端T1側及び第2トレッド端T2側へ交互に繰り返して流れて小さくなるので、特定の周波数域への騒音の集中がさらに抑制される。
第1トレッド端T1及び第2トレッド端T2は、タイヤ1の正規状態におけるタイヤ軸方向の両端である。前記「正規状態」は、タイヤ1が正規リム(図示省略)にリム組みされ、かつ、正規内圧が充填された無負荷の状態である。本明細書では特に断りがない限り、タイヤ1の各部の寸法は、正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
図2は、図1の拡大図である。図1に示されるように、複数のクラウンブロック3は、例えば、タイヤ回転方向Rの先着側に位置するクラウン先着側エッジ10Aを含んでいる。各クラウンブロック3は、本実施形態では、タイヤ回転方向Rの後着側に位置するクラウン後着側エッジ11Aと、クラウン先着側エッジ10Aとクラウン後着側エッジ11Aとの両端を繋ぐ一対のクラウン側エッジ12Aとを含んでいる。
クラウン先着側エッジ10Aは、例えば、タイヤ軸方向に対して傾斜している。これにより、クラウンブロック3の接地時に、クラウン先着側エッジ10A全体が同時に路面と接触することが抑えられるので、インパクト音が小さくなり、タイヤ騒音をさらに抑えることができる。
クラウン先着側エッジ10Aのタイヤ軸方向に対する角度θ1が過度に大きいと、クラウン先着側エッジ10Aによるトラクションが小さくなるおそれがある。このため、クラウン先着側エッジ10Aの角度θ1は、10度以上が望ましく、20度以上がさらに望ましく、45度以下が望ましく、35度以下がさらに望ましい。
クラウン先着側エッジ10Aは、タイヤ軸方向で第1の外端15a(図では、左側)から第2の外端15b(図では、右側)までV字状に延びている。そして、クラウン先着側エッジ10Aは、第1の外端15aからタイヤ赤道C側へ直線状に延びる第1エッジ部16aと、第2の外端15bからタイヤ赤道C側に直線状に延びる第2エッジ部16bとを含んでいる。前記「直線状」とは、直線及び曲率半径が200mm以上の単一円弧の曲線を含むものとする。
第1エッジ部16aと第2エッジ部16bとは、タイヤ赤道Cからタイヤ軸方向に距離Lcを隔てた位置(第1接続位置)X1で繋がっている。これにより、さらに、特定の周波数域への騒音の集中を抑制することができる。このような作用を発揮させるために、第1接続位置X1とタイヤ赤道Cとの間のタイヤ軸方向の距離Lcは、クラウンブロック3のタイヤ軸方向の最大幅Wcの1%以上が望ましく、2%以上がさらに望ましく、5%以下が望ましく、4%以下がさらに望ましい。
クラウン後着側エッジ11Aは、タイヤ軸方向で第3の外端15c(図では左側)から第4の外端15dまでV字状に延びている。そして、クラウン後着側エッジ11Aは、第3の外端15cからタイヤ赤道C側へ直線状に延びる第3エッジ部16cと、第4の外端15dからタイヤ赤道C側に直線状に延びる第4エッジ部16dとを含んでいる。第3エッジ部16c及び第4エッジ部16dは、本実施形態では、タイヤ軸方向に対して傾斜している。
第3エッジ部16cと第4エッジ部16dとは、例えば、タイヤ赤道Cからタイヤ軸方向に距離Ldを隔てた位置(第2接続位置)X2で繋がっている。第2接続位置X2は、タイヤ赤道Cに対して第1接続位置X1と同じタイヤ軸方向側に位置している。距離Ldは、距離Lcと同じであるのが望ましい。
各クラウン側エッジ12Aは、本実施形態では、直線状に延びている。各クラウン側エッジ12Aは、例えば、タイヤ回転方向Rの後着側に向かってタイヤ軸方向の外側に延びている。
複数のクラウンブロック3には、タイヤ軸方向に延びるクラウンサイプ18が設けられている。クラウンサイプ18は、クラウンブロック3の剛性を適度に低下させて、路面との接地時のインパクト音を小さくするのに役立つ。後述するミドルサイプ20やショルダーサイプ22も含めて、サイプは、本明細書では、幅が1.5mm以下の切込み状の凹部であり、各ブロックを区分する幅が1.5mm以上の溝とは明瞭に区別される。
クラウンサイプ18は、クラウン側エッジ12Aから延びてタイヤ赤道Cに達することなくクラウンブロック3の踏面3a内で終端するセミオープンサイプとして形成されている。これにより、クラウンブロック3の剛性の低下が抑えられるので、不整地での安定した走行性能(不整地走破性能)が得られる。クラウンサイプ18は、本実施形態では、直線状に延びている。クラウンサイプ18は、例えば、波状やジグザグ状に延びても良い。
クラウンサイプ18のタイヤ軸方向に対する角度θ2は、クラウン先着側エッジ10Aの角度θ1と同じであるのが望ましい。これにより、エッジ効果が高められ、優れた不整地走破性能が得られる。前記「同じ」は、クラウンサイプ18の角度θ2とクラウン先着側エッジ10Aの角度θ1との差の絶対値|θ2-θ1|が0度であることは勿論、10度以下であることをいう。
上述の作用を効果的に発揮するために、クラウンサイプ18のタイヤ軸方向の長さL1は、クラウンブロック3のタイヤ軸方向の最大幅Wcの5%以上が望ましく、10%以上がさらに望ましく、20%以下が望ましく、15%以下がさらに望ましい。
図3は、図2のA-A線断面図である。図3に示されるように、クラウンサイプ18の深さdは、クラウンブロック3のブロック高さH1の30%以上が望ましく、40%以上がさらに望ましく、70%以下が望ましく、60%以下がさらに望ましい。
図4は、図1の拡大図である。図4には、クラウンブロック3と、第1トレッド端T1側のミドルブロック4及びショルダーブロック5が示される。図4に示されるように、複数のミドルブロック4の踏面4aの図心4c、及び、複数のショルダーブロック5の踏面5aの図心5cは、それぞれ、複数のクラウンブロック3の図心3cとは、タイヤ周方向に距離を隔てて位置している。これにより、クラウンブロック3と路面とのインパクト音が大きくなる箇所と、ミドルブロック4及びショルダーブロック5と路面とのインパクト音が大きくなる箇所とがタイヤ周方向で位置ずれするので、タイヤ騒音がさらに抑えられる。
特に限定されるものではないが、ミドルブロック4の図心4cとクラウンブロック3の図心3cとの間のタイヤ周方向の距離Leは、5.0mm以上が望ましく、7.0mm以上がさらに望ましく、15.0mm以下が望ましく、13.0mm以下がさらに望ましい。同様の観点より、ショルダーブロック5の図心5cとクラウンブロック3の図心3cとの間のタイヤ周方向の距離Lfは、5.0mm以上が望ましく、7.0mm以上がさらに望ましく、15.0mm以下が望ましく、13.0mm以下がさらに望ましい。
ショルダーブロック5の図心5cは、本実施形態では、ミドルブロック4の図心4cとは、タイヤ周方向に距離を隔てて位置している。ショルダーブロック5の図心5cは、例えば、ミドルブロック4の図心4cよりもタイヤ回転方向Rの後着側に位置している。特に限定されるものではないが、ミドルブロック4の図心4cとショルダーブロック5の図心5cとの間のタイヤ周方向の距離Lgは、2.0mm以上が望ましく、3.0mm以上がさらに望ましく、5.0mm以下が望ましく、4.0mm以下がさらに望ましい。
複数のミドルブロック4及び複数のショルダーブロック5は、それぞれ、本実施形態では、タイヤ回転方向Rの先着側に位置するミドル先着側エッジ10B、及び、ショルダー先着側エッジ10Cを含んでいる。また、各ミドルブロック4は、例えば、タイヤ回転方向Rの後着側に位置するミドル後着側エッジ11B、及び、ミドル先着側エッジ10Bの両端とミドル後着側エッジ11Bの両端とを繋ぐ一対のミドル側エッジ12Bとを含んでいる。さらに、各ショルダーブロック5は、例えば、タイヤ回転方向Rの後着側に位置するショルダー後着側エッジ11C、及び、ショルダー先着側エッジ10Cの内端とショルダー後着側エッジ11Cの内端とを繋ぐショルダー側エッジ12Cとを含んでいる。
ショルダー先着側エッジ10Cと、第1エッジ部16a又は第2エッジ部16bとは、第1仮想直線m1上に位置している。図4には、ショルダー先着側エッジ10Cと第1エッジ部16aとが、第1仮想直線m1上に位置していることが示される。図1には、ショルダー先着側エッジ10Cと第2エッジ部16bとが、第1仮想直線m1上に位置していることが示される。第1仮想直線m1は、第1接続位置X1と第1の外端15a、又は、第1接続位置X1と第2の外端15bとを通る直線である。また、前記「第1仮想直線m1上に位置」とは、第1仮想直線m1とショルダー先着側エッジ10Cとが重なり合う態様をいう。さらに、前記「第1仮想直線m1上に位置」は、第1仮想直線m1とショルダー先着側エッジ10Cとのタイヤ周方向の最大離隔距離Lmが2mm以下の態様を含む。ショルダー先着側エッジ10Cは、本実施形態では、第1仮想直線m1と重なっている。
ミドル先着側エッジ10Bは、本実施形態では、第1仮想直線m1よりもタイヤ回転方向Rの後着側に位置している。これにより、ミドルブロック4間内の空気の共鳴音がミドル先着側エッジ10Bで低減されるので、タイヤ騒音が低減する。ミドル先着側エッジ10Bは、例えば、第1仮想直線m1と接触又は交差することなく配されている。これにより、上述の作用が一層発揮される。特に限定されるものではないが、ミドル先着側エッジ10Bと第1仮想直線m1との間のタイヤ周方向の最小離隔距離Lnは、1.0mm以上が望ましく、2.0mm以上がさらに望ましく、10.0mm以下が望ましく、5.0mm以下がさらに望ましい。
ショルダー後着側エッジ11Cと、第3エッジ部16c又は第4エッジ部16dとは、第2仮想直線m2上に位置している。図4には、ショルダー後着側エッジ11Cと第3エッジ部16cとが、第2仮想直線m2上に位置していることが示される。図1には、ショルダー後着側エッジ11Cと第4エッジ部16dとが、第2仮想直線m2上に位置していることが示される。第2仮想直線m2は、第2接続位置X2と第3の外端15c、又は、第2接続位置X2と第4の外端15dとを通る直線である。また、前記「第2仮想直線m2上に位置」とは、前記「第1仮想直線m1上に位置」と同様に定義される。
ミドル後着側エッジ11Bは、本実施形態では、第2仮想直線m2よりもタイヤ回転方向Rの後着側に位置している。これにより、ミドルブロック4間内の空気の共鳴音がミドル後着側エッジ11Bで低減されるので、タイヤ騒音がより低減する。
ミドル先着側エッジ10B、ショルダー先着側エッジ10C、ミドル後着側エッジ11B及びショルダー後着側エッジ11Cは、本実施形態では、タイヤ回転方向Rの後着側に向かってタイヤ軸方向の外側へ直線状に延びている。ミドル側エッジ12B及びショルダー側エッジ12Cは、例えば、タイヤ回転方向Rの後着側に向かってタイヤ軸方向の外側へ直線状に延びている。
図5は、図1の拡大図である。図5に示されるように、複数のミドルブロック4には、タイヤ軸方向に延びるミドルサイプ20が設けられている。
ミドルサイプ20は、ミドル側エッジ12Bからミドルブロック4の内側に延びてミドルブロック4を横断することなくミドルブロック4内で終端するセミオープンサイプとして形成されている。ミドルサイプ20は、本実施形態では、直線状に延びている。ミドルサイプ20は、例えば、波状やジグザグ状に延びても良い。ミドルサイプ20は、一対のミドル側エッジ12Bのそれぞれに設けられている。
ミドルサイプ20のタイヤ軸方向に対する角度θ3は、ミドル先着側エッジ10Bのタイヤ軸方向に対する角度θ4と同じであるのが望ましい。これにより、さらに高い不整地走破性能が得られる。前記「同じ」は、ミドルサイプ20の角度θ3とミドル先着側エッジ10Bの角度θ4との差の絶対値|θ3-θ4|が10度以下であることをいう。
タイヤ軸方向に離隔したミドルサイプ20間のタイヤ軸方向の距離Lhは、例えば、ミドルブロック4のタイヤ軸方向の最大幅Wmの10%以上が望ましく、15%以上がさらに望ましく、30%以下が望ましく、25%以下がさらに望ましい。
本実施形態の複数のショルダーブロック5には、タイヤ軸方向に延びるショルダーサイプ22が設けられている。
ショルダーサイプ22は、ショルダー側エッジ12C、第1トレッド端T1又は第2トレッド端T2からショルダーブロック5の内側に延びてショルダーブロック5内で終端するセミオープンサイプとして形成されている。ショルダーサイプ22は、本実施形態では、直線状に延びている。ショルダーサイプ22は、例えば、波状やジグザグ状に延びても良い。
ショルダーサイプ22のタイヤ軸方向に対する角度θ5は、ショルダー先着側エッジ10Cのタイヤ軸方向に対する角度θ6と同じであるのが望ましい。これにより、不整地走破性能が向上する。前記「同じ」は、ショルダーサイプ22の角度θ5とショルダー先着側エッジ10Cの角度θ6との差の絶対値|θ5-θ6|が10度以下であることをいう。
タイヤ軸方向に離隔したショルダーサイプ22間のタイヤ軸方向の距離Liは、例えば、ショルダーブロック5の最大幅Wsの5%以上が望ましく、10%以上がさらに望ましく、25%以下が望ましく、20%以下がさらに望ましい。
以上、本開示の特に好ましい実施形態について詳述したが、本開示は、上述の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施され得る。
図1のトレッドパターンを有する自動二輪車用の後輪用タイヤ及び前輪用タイヤが、表1の仕様に基づき試作された。各テストタイヤについて、騒音性能及び不整地走破性能がテストされた。各テストタイヤの共通仕様は以下の通りである。
タイヤサイズ
前輪:120/70R17
後輪:160/60R17
リムサイズ
前輪:3.50×17
後輪:4.50×17
タイヤ内圧
前輪:250kPa
後輪:250kPa
テスト方法は以下の通りである。
<騒音性能>
ASO/C/606に規定する実車惰行試験に準拠して行われた。テスト車両を下記条件にて惰行走行させたときの通過騒音(最大レベルdB(a))が定置マイクロフォンで測定された。結果は、比較例1を100とする指数で表示された。数値が小さいほどタイヤ騒音が小さく良好である。
テスト車両:排気量500ccの自動二輪車
走行路:ドライアスファルト路面
惰行走行距離:50m
通過速度:60km/h
定置マイクロフォンの位置:走行中心線から側方に7.5m、かつ路面から1.2mの高さ
<不整地走破性能>
テストライダーが上記テスト車両で不整地を走行させた。このときの安定性能が、テストライダーの官能により評価された。結果は、比較例1を100とする評点であり、数値が大きい程、不整地走破性能が優れていることを示す。
テスト結果が表1に示される。
表1の「A」は、クラウンブロックの図心がタイヤ赤道から離隔していること、同 「B」は、クラウンブロックの図心がタイヤ赤道上にあることを意味する。
表1の「C」は、ミドルブロックの図心及びショルダーブロックの図心と、クラウンブロックの図心とがタイヤ周方向に位置ずれしていること、「D」は、ミドルブロックの図心及びショルダーブロックの図心と、クラウンブロックの図心とがタイヤ周方向に位置ずれしていないことを意味する。
Figure 2023102628000002
テストの結果、次のことが理解される。実施例のタイヤは、タイヤ騒音が小さい。また、実施例のタイヤは、優れた不整地走破性能を有している。
[付記]
本開示は以下の態様を含む。
[本開示1]
トレッド部を有する自動二輪車用タイヤであって、
前記トレッド部には、タイヤ赤道上に、複数のクラウンブロックがタイヤ周方向に並べられたクラウンブロック列が設けられており、
タイヤ周方向に隣接する前記クラウンブロック間のタイヤ周方向の離隔距離は、第1距離と、前記第1距離とは異なる第2距離とを含み、
前記複数のクラウンブロックの踏面の図心は、それぞれ、タイヤ赤道からタイヤ軸方向に距離を隔てた位置にある、
自動二輪車用タイヤ。
[本開示2]
前記クラウンブロックの前記図心とタイヤ赤道との間の前記距離は、1.0~15.0mmである、本開示1に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示3]
前記トレッド部は、第1レッド端と、第2トレッド端とを含み、
前記クラウンブロックは、前記図心がタイヤ赤道に対して前記第1トレッド端側にある複数の第1クラウンブロックと、前記図心がタイヤ赤道に対して前記第2トレッド端側にある複数の第2クラウンブロックとを含む本開示1又は2に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示4]
前記第1クラウンブロックと前記第2クラウンブロックとは、タイヤ周方向に交互に並ぶ本開示3に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示5]
前記トレッド部は、前記クラウンブロックのタイヤ軸方向の外側に、複数のミドルブロックがタイヤ周方向に並べられた一対のミドルブロック列と、
前記ミドルブロックのタイヤ軸方向の外側に、複数のショルダーブロックがタイヤ周方向に並べられた一対のショルダーブロック列とを含み、
前記複数のミドルブロックの踏面の図心、及び、前記複数のショルダーブロックの踏面の図心は、それぞれ、前記複数のクラウンブロックの前記踏面の前記図心とは、タイヤ周方向に距離を隔てて位置する、本開示1ないし4のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示6]
前記複数のミドルブロックの前記踏面の前記図心と前記複数のクラウンブロックの前記踏面の前記図心との間のタイヤ周方向の前記距離は、5.0~15.0mmである、本開示5に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示7]
前記複数のショルダーブロックの前記踏面の前記図心と前記複数のクラウンブロックの前記踏面の前記図心との間のタイヤ周方向の前記距離は、5.0~15.0mmである、本開示5又は6に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示8]
前記トレッド部は、タイヤ回転方向が指定されており、
前記複数のクラウンブロックは、タイヤ回転方向の先着側に位置するクラウン先着側エッジを含み、
前記クラウン先着側エッジは、タイヤ軸方向に対して傾斜している、本開示1ないし7のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示9]
前記クラウン先着側エッジのタイヤ軸方向に対する角度は、10~45度である、本開示8に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示10]
前記クラウン先着側エッジは、タイヤ軸方向で第1の外端から第2の外端までV字状に延びており、
前記クラウン先着側エッジは、前記第1の外端からタイヤ赤道側へ直線状に延びる第1エッジ部と、前記第2の外端からタイヤ赤道側に直線状に延びる第2エッジ部とを含み、
前記第1エッジ部と前記第2エッジ部とは、タイヤ赤道からタイヤ軸方向に距離を隔てた位置で繋がる、本開示8又は9に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示11]
前記トレッド部は、前記クラウンブロックのタイヤ軸方向の外側に、複数のミドルブロックがタイヤ周方向に並べられた一対のミドルブロック列と、
前記ミドルブロックのタイヤ軸方向の外側に、複数のショルダーブロックがタイヤ周方向に並べられた一対のショルダーブロック列とを含み、
前記複数のミドルブロック、及び、前記複数のショルダーブロックは、それぞれ、タイヤ回転方向の先着側に位置するミドル先着側エッジ、及び、ショルダー先着側エッジを含み、
前記第1エッジ部又は前記第2エッジ部と、前記ショルダー先着側エッジとは、第1仮想直線上に位置し、
前記ミドル先着側エッジは、前記第1仮想直線よりもタイヤ回転方向の後着側に位置する、本開示10に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示12]
前記複数のクラウンブロックには、それぞれ、タイヤ軸方向に延びるクラウンサイプが設けられ、
前記クラウンサイプの深さは、前記各クラウンブロックのブロック高さの30%~70%である、本開示1ないし11のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示13]
前記クラウンサイプのタイヤ軸方向の長さは、前記各クラウンブロックのタイヤ軸方向の最大長さの5%~20%である、本開示12に記載の自動二輪車用タイヤ。
1 自動二輪車用タイヤ
2 トレッド部
3 クラウンブロック
3a 踏面
3c 図心
3R クラウンブロック列
C タイヤ赤道
La1 第1距離
La2 第2距離
Lb 距離
[本開示1]
トレッド部を有する自動二輪車用タイヤであって、
前記トレッド部には、タイヤ赤道上に、複数のクラウンブロックがタイヤ周方向に並べられたクラウンブロック列が設けられており、
タイヤ周方向に隣接する前記クラウンブロック間のタイヤ周方向の離隔距離は、第1距離と、前記第1距離とは異なる第2距離とを含み、
前記複数のクラウンブロックの踏面の図心は、それぞれ、タイヤ赤道からタイヤ軸方向に距離を隔てた位置にある、
自動二輪車用タイヤ。
[本開示2]
前記クラウンブロックの前記図心とタイヤ赤道との間の前記距離は、1.0~15.0mmである、本開示1に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示3]
前記トレッド部は、第1トレッド端と、第2トレッド端とを含み、
前記クラウンブロックは、前記図心がタイヤ赤道に対して前記第1トレッド端側にある複数の第1クラウンブロックと、前記図心がタイヤ赤道に対して前記第2トレッド端側にある複数の第2クラウンブロックとを含む本開示1又は2に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示4]
前記第1クラウンブロックと前記第2クラウンブロックとは、タイヤ周方向に交互に並ぶ本開示3に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示5]
前記トレッド部は、前記クラウンブロックのタイヤ軸方向の外側に、複数のミドルブロックがタイヤ周方向に並べられた一対のミドルブロック列と、
前記ミドルブロックのタイヤ軸方向の外側に、複数のショルダーブロックがタイヤ周方向に並べられた一対のショルダーブロック列とを含み、
前記複数のミドルブロックの踏面の図心、及び、前記複数のショルダーブロックの踏面の図心は、それぞれ、前記複数のクラウンブロックの前記踏面の前記図心とは、タイヤ周方向に距離を隔てて位置する、本開示1ないし4のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示6]
前記複数のミドルブロックの前記踏面の前記図心と前記複数のクラウンブロックの前記踏面の前記図心との間のタイヤ周方向の前記距離は、5.0~15.0mmである、本開示5に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示7]
前記複数のショルダーブロックの前記踏面の前記図心と前記複数のクラウンブロックの前記踏面の前記図心との間のタイヤ周方向の前記距離は、5.0~15.0mmである、本開示5又は6に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示8]
前記トレッド部は、タイヤ回転方向が指定されており、
前記複数のクラウンブロックは、タイヤ回転方向の先着側に位置するクラウン先着側エッジを含み、
前記クラウン先着側エッジは、タイヤ軸方向に対して傾斜している、本開示1ないし7のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示9]
前記クラウン先着側エッジのタイヤ軸方向に対する角度は、10~45度である、本開示8に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示10]
前記クラウン先着側エッジは、タイヤ軸方向で第1の外端から第2の外端までV字状に延びており、
前記クラウン先着側エッジは、前記第1の外端からタイヤ赤道側へ直線状に延びる第1エッジ部と、前記第2の外端からタイヤ赤道側に直線状に延びる第2エッジ部とを含み、
前記第1エッジ部と前記第2エッジ部とは、タイヤ赤道からタイヤ軸方向に距離を隔てた位置で繋がる、本開示8又は9に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示11]
前記トレッド部は、前記クラウンブロックのタイヤ軸方向の外側に、複数のミドルブロックがタイヤ周方向に並べられた一対のミドルブロック列と、
前記ミドルブロックのタイヤ軸方向の外側に、複数のショルダーブロックがタイヤ周方向に並べられた一対のショルダーブロック列とを含み、
前記複数のミドルブロック、及び、前記複数のショルダーブロックは、それぞれ、タイヤ回転方向の先着側に位置するミドル先着側エッジ、及び、ショルダー先着側エッジを含み、
前記第1エッジ部又は前記第2エッジ部と、前記ショルダー先着側エッジとは、第1仮想直線上に位置し、
前記ミドル先着側エッジは、前記第1仮想直線よりもタイヤ回転方向の後着側に位置する、本開示10に記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示12]
前記複数のクラウンブロックには、それぞれ、タイヤ軸方向に延びるクラウンサイプが設けられ、
前記クラウンサイプの深さは、前記各クラウンブロックのブロック高さの30%~70%である、本開示1ないし11のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
[本開示13]
前記クラウンサイプのタイヤ軸方向の長さは、前記各クラウンブロックのタイヤ軸方向の最大長さの5%~20%である、本開示12に記載の自動二輪車用タイヤ。

Claims (13)

  1. トレッド部を有する自動二輪車用タイヤであって、
    前記トレッド部には、タイヤ赤道上に、複数のクラウンブロックがタイヤ周方向に並べられたクラウンブロック列が設けられており、
    タイヤ周方向に隣接する前記クラウンブロック間のタイヤ周方向の離隔距離は、第1距離と、前記第1距離とは異なる第2距離とを含み、
    前記複数のクラウンブロックの踏面の図心は、それぞれ、タイヤ赤道からタイヤ軸方向に距離を隔てた位置にある、
    自動二輪車用タイヤ。
  2. 前記クラウンブロックの前記図心とタイヤ赤道との間の前記距離は、1.0~15.0mmである、請求項1に記載の自動二輪車用タイヤ。
  3. 前記トレッド部は、第1レッド端と、第2トレッド端とを含み、
    前記クラウンブロックは、前記図心がタイヤ赤道に対して前記第1トレッド端側にある複数の第1クラウンブロックと、前記図心がタイヤ赤道に対して前記第2トレッド端側にある複数の第2クラウンブロックとを含む請求項1又は2に記載の自動二輪車用タイヤ。
  4. 前記第1クラウンブロックと前記第2クラウンブロックとは、タイヤ周方向に交互に並ぶ請求項3に記載の自動二輪車用タイヤ。
  5. 前記トレッド部は、前記クラウンブロックのタイヤ軸方向の外側に、複数のミドルブロックがタイヤ周方向に並べられた一対のミドルブロック列と、
    前記ミドルブロックのタイヤ軸方向の外側に、複数のショルダーブロックがタイヤ周方向に並べられた一対のショルダーブロック列とを含み、
    前記複数のミドルブロックの踏面の図心、及び、前記複数のショルダーブロックの踏面の図心は、それぞれ、前記複数のクラウンブロックの前記踏面の前記図心とは、タイヤ周方向に距離を隔てて位置する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の自動二輪車用タイヤ。
  6. 前記複数のミドルブロックの前記踏面の前記図心と前記複数のクラウンブロックの前記踏面の前記図心との間のタイヤ周方向の前記距離は、5.0~15.0mmである、請求項5に記載の自動二輪車用タイヤ。
  7. 前記複数のショルダーブロックの前記踏面の前記図心と前記複数のクラウンブロックの前記踏面の前記図心との間のタイヤ周方向の前記距離は、5.0~15.0mmである、請求項5又は6に記載の自動二輪車用タイヤ。
  8. 前記トレッド部は、タイヤ回転方向が指定されており、
    前記複数のクラウンブロックは、タイヤ回転方向の先着側に位置するクラウン先着側エッジを含み、
    前記クラウン先着側エッジは、タイヤ軸方向に対して傾斜している、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の自動二輪車用タイヤ。
  9. 前記クラウン先着側エッジのタイヤ軸方向に対する角度は、10~45度である、請求項8に記載の自動二輪車用タイヤ。
  10. 前記クラウン先着側エッジは、タイヤ軸方向で第1の外端から第2の外端までV字状に延びており、
    前記クラウン先着側エッジは、前記第1の外端からタイヤ赤道側へ直線状に延びる第1エッジ部と、前記第2の外端からタイヤ赤道側に直線状に延びる第2エッジ部とを含み、
    前記第1エッジ部と前記第2エッジ部とは、タイヤ赤道からタイヤ軸方向に距離を隔てた位置で繋がる、請求項8又は9に記載の自動二輪車用タイヤ。
  11. 前記トレッド部は、前記クラウンブロックのタイヤ軸方向の外側に、複数のミドルブロックがタイヤ周方向に並べられた一対のミドルブロック列と、
    前記ミドルブロックのタイヤ軸方向の外側に、複数のショルダーブロックがタイヤ周方向に並べられた一対のショルダーブロック列とを含み、
    前記複数のミドルブロック、及び、前記複数のショルダーブロックは、それぞれ、タイヤ回転方向の先着側に位置するミドル先着側エッジ、及び、ショルダー先着側エッジを含み、
    前記第1エッジ部又は前記第2エッジ部と、前記ショルダー先着側エッジとは、第1仮想直線上に位置し、
    前記ミドル先着側エッジは、前記第1仮想直線よりもタイヤ回転方向の後着側に位置する、請求項10に記載の自動二輪車用タイヤ。
  12. 前記複数のクラウンブロックには、それぞれ、タイヤ軸方向に延びるクラウンサイプが設けられ、
    前記クラウンサイプの深さは、前記各クラウンブロックのブロック高さの30%~70%である、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の自動二輪車用タイヤ。
  13. 前記クラウンサイプのタイヤ軸方向の長さは、前記各クラウンブロックのタイヤ軸方向の最大長さの5%~20%である、請求項12に記載の自動二輪車用タイヤ。
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