JP2023101349A - 無停電電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷に対する電力の供給を継続しながら無停電電源モジュール全体の交換を行うことが可能な無停電電源装置を提供する。【解決手段】この無停電電源装置100は、電力変換部11を内部に収容する筐体12を含む無停電電源モジュール10と、無停電電源モジュール10の筐体12の外部に設けられ、無停電電源モジュール10に電力の入出力を行うための母線部材と、無停電電源モジュール10と母線部材との間において、無停電電源モジュール10を母線部材から無停電電源モジュール10ごと電気的に切り離す遮断器51~53と、導通を切り替える切替回路31を有し、無停電電源モジュール10を介さずに交流電源101からの交流電力を負荷102に供給するバイパス回路部30と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、無停電電源装置に関し、特に、無停電電源モジュールを備える無停電電源装置に関する。
従来、無停電電源モジュールを備える無停電電源装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載の無停電電源装置は、入出力モジュールと複数の無停電電源モジュールとを備える。複数の無停電電源モジュールは左右方向に隣接して配置されている。また、入出力モジュールは、無停電電源モジュールの左右方向に隣接して配置されている。そして、この無停電電源装置では、複数の無停電電源モジュールと入出力モジュールとが、入力母線および出力母線を連結部材として互いに連結されている。入力母線および出力母線は、それぞれ、入出力モジュールの上面に設けられた開口部を介して交流電源および負荷に接続されている。そして、入力母線および出力母線は、複数の無停電電源モジュールおよび入出力モジュールに渡って配置されている。また、無停電電源モジュールは、入力スイッチ、出力スイッチ、および、電力変換部を含む。そして、無停電電源モジュールでは、交流電源から入出力モジュールに入力された交流電力が、入力母線を介して入力スイッチに入力されて電力変換部により変換される。そして、変換された電力が、出力スイッチから出力母線に出力され、入出力モジュールを介して負荷に供給される。また、入出力モジュールは、直送回路を備えている。この直送回路は、サイリスタスイッチおよび機械式スイッチを含み、電力変換部を介さずに、交流電源と負荷側とを接続する。
特許第6191745号公報
しかしながら、上記特許文献1では、入力母線および出力母線が、複数の無停電電源モジュールおよび入出力モジュールに渡って接続されているため、入出力モジュールの直送回路を用いて、電力変換部を介さずに交流電源からの電力を負荷に直接的に供給する場合にも、無停電電源モジュール内部の入力母線および出力母線には電力が供給された状態となる。そのため、無停電電源モジュール内部の入力スイッチおよび出力スイッチをオフにしたとしても、無停電電源モジュールの内部に渡って配置されている入力母線および出力母線には交流電源からの電力が供給された状態のままとなるため、無停電電源モジュールの内部を完全に無電圧とすることができない。したがって、無停電電源モジュール全体を交換する場合には、無停電電源モジュールの内部の全体を無電圧とするために交流電源からの電力の供給を停止させる必要があるので、負荷に対する電力の供給を停止させる必要がある。そのため、負荷に対する電力の供給を継続しながら無停電電源モジュール全体の交換を行うことが可能な無停電電源装置が望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は負荷に対する電力の供給を継続しながら無停電電源モジュール全体の交換を行うことが可能な無停電電源装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による無停電電源装置は、装置外部の交流電源から供給される交流電力を変換するとともに、変換された交流電力を装置外部の負荷に対して供給する電力変換部と、電力変換部を内部に収容する電力変換筐体と、を含む無停電電源モジュールと、無停電電源モジュールの電力変換筐体の外部に設けられ、無停電電源モジュールに電力の入出力を行うための母線部材と、無停電電源モジュールと母線部材との間において、無停電電源モジュールを母線部材から無停電電源モジュールごと電気的に切り離すモジュール用遮断器と、導通を切り替える切替回路を有し、無停電電源モジュールを介さずにバイパス用交流電源からの交流電力を負荷に供給するバイパス回路部と、を備える。
上記一の局面による無停電電源装置は、無停電電源モジュールと母線部材との間において、無停電電源モジュールを母線部材から無停電電源モジュールごと電気的に切り離すモジュール用遮断器と、導通を切り替える切替回路を有し、無停電電源モジュールを介さずにバイパス用交流電源からの交流電力を負荷に供給するバイパス回路部と、を備える。これにより、バイパス回路部により負荷に電力を供給している状態において、モジュール用遮断器により、母線部材から無停電電源モジュールの全体を電気的に切り離すことができるので、負荷に対する電力の供給を停止することなく、無停電電源モジュールの内部の全体を無電圧とすることができる。その結果、負荷に対する電力の供給を継続しながら無停電電源モジュール全体の交換を行うことができる。
上記一の局面による無停電電源装置において、好ましくは、無停電電源モジュールが交換可能に内部に収容され、母線部材およびモジュール用遮断器が設けられている筐体収容部をさらに備える。このように構成すれば、母線部材およびモジュール用遮断器が、無停電電源モジュールを交換可能に収容する筐体収容部に設けられているため、無停電電源モジュールの外部において、母線部材と負荷との接続が維持されている状態のまま、無停電電源モジュールを容易に交換することができる。そのため、無停電電源モジュールを交換する場合に、無停電電源モジュールの外部において、負荷に対する電力の供給を確実に継続することができる。
この場合、好ましくは、バイパス回路部は、筐体収容部に設けられており、バイパス回路部の切替回路は、無停電電源モジュールからの交流電力を負荷に対して供給することと、無停電電源モジュールを介さずにバイパス用交流電源からの交流電力を負荷に供給することとを、負荷に供給される電力の瞬断を抑制しながら切り替える無瞬断切替回路を含む。このように構成すれば、バイパス回路部が無瞬断切替回路を含むため、電力変換部により負荷に対して電力を供給している状態において電力変換部に異常が生じた場合に、負荷に供給される電力の瞬断を抑制しながらバイパス用交流電源からの交流電力を負荷に対して供給することができる。そして、バイパス回路部の無瞬断切替回路が無停電電源モジュールの外部の筐体収容部に設けられているため、バイパス回路部が無停電電源モジュールの内部に設けられている場合と異なり、筐体収容部に保守点検用のバイパス回路を新たに設けることなく、負荷に対する電力の供給を継続しながら無停電電源モジュールの交換を行うことができる。その結果、負荷に対する電力の供給を継続しながら無停電電源モジュールの交換を行うために回路構成が複雑化することを抑制することができる。
上記バイパス回路部が筐体収容部に設けられている無停電電源装置において、好ましくは、筐体収容部は、切替回路をバイパス回路部から電気的に切り離すための切替回路用遮断器を含み、切替回路は、切替回路用遮断器によって電気的に切り離された状態で交換可能に構成されている。このように構成すれば、無停電電源モジュールの電力変換部からの交流電力を負荷に対して供給している場合に、筐体収容部においてバイパス回路部の切替回路を切替回路用遮断器により電気的に切り離すことができる。そのため、電力変換部から負荷に対する交流電力の供給を継続しながら、切替回路の交換を行うことができる。
この場合、好ましくは、バイパス回路部は、複数の切替回路を有し、複数の切替回路の各々を電気的に切り離すための複数の切替回路用遮断器を有する。このように構成すれば、バイパス回路部に複数の切替回路が設けられているため、複数の切替回路のうちの一の切替回路に異常が発生した場合にも、異常が発生していない他の切替回路を用いることによって、無停電電源モジュールからの交流電力を負荷に対して供給することと、無停電電源モジュールを介さずにバイパス用交流電源からの交流電力を負荷に供給することとを、負荷に供給される電力の瞬断を抑制しながら切り替えることができる。そのため、バイパス回路部において複数の切替回路を設けることによって、装置をより安定して動作させることができる。
上記筐体収容部を備える無停電電源装置において、好ましくは、無停電電源モジュールは、複数設けられており、複数の無停電電源モジュールは、筐体収容部において左右方向に並べて配置されており、モジュール用遮断器は,複数の無停電電源モジュールの各々に対応するように複数設けられている。このように構成すれば、複数の無停電電源モジュールが設けられているため、複数の無停電電源モジュールのうちの一の無停電電源モジュールに異常が発生した場合にも、異常が発生していない他の無停電電源モジュールを用いて、電力変換動作を行うことによって負荷に交流電力を供給することができる。また、バイパス回路部を介してバイパス用交流電源からの交流電力を負荷に供給しながら、負荷により発生する無効電流と高調波電流とを抑制するアクティブフィルタとして無停電電源モジュールの電力変換部を動作させる場合がある。この場合にも、無停電電源モジュールが複数設けられているため、複数の無停電電源モジュールのうちの一の無停電電源モジュールのみを電気的に切り離すことによって、切り離されていない他の無停電電源モジュールによりアクティブフィルタ動作を継続しながら、切り離された無停電電源モジュールの交換を行うことができる。そのため、アクティブフィルタ動作を継続しながら無停電電源モジュールの交換を行うことができるので、負荷に対する電力の供給を継続することのみならず、出力される交流電力のエネルギー効率の低下を抑制しながら、無停電電源モジュールの交換を行うことができる。
上記筐体収容部を備える無停電電源装置において、好ましくは、母線部材は、交流電源からの交流電力が入力される交流入力用母線部材と、無停電電源モジュールの電力変換部からの交流電力が出力される交流出力用母線部材とを含み、交流入力用母線部材と交流出力用母線部材とは、筐体収容部において無停電電源モジュールの背面側に配置されており、モジュール用遮断器は、無停電電源モジュールを、交流入力用母線部材および交流出力用母線部材から無停電電源モジュールごと電気的に切り離す。このように構成すれば、交流入力用母線部材と交流出力用母線部材とが無停電電源モジュールの背面側に配置されているので、背面側から電気的に切り離された状態の無停電電源モジュールに対して、正面側から容易にアクセスして保守点検を行うことができる。
この場合、好ましくは、バイパス回路部は、筐体収容部に設けられており、交流入力用母線部材と交流出力用母線部材とは、筐体収容部において、無停電電源モジュールの背面側の上方側に配置されており、バイパス回路部の切替回路は、筐体収容部において、無停電電源モジュールの背面側の下方側に配置されている。このように構成すれば、筐体収容部において、交流入力用母線部材および交流出力用母線部材と、バイパス回路部とが、上下に分かれるように配置されているので、筐体収容部の正面側から背面側に向かう奥行方向の長さが大きくなることを抑制することができる。
上記交流入力用母線部材と交流出力用母線部材とが無停電電源モジュールの背面側に配置されている無停電電源装置において、好ましくは、無停電電源モジュールは、電力変換筐体の左右方向の一方側において、交流入力用母線部材および交流出力用母線部材に対して電気的に接続されるモジュール側接続部を有し、モジュール側接続部は、無停電電源モジュールの前面側から背面側に向かって延びる接続導体部材を介して交流入力用母線部材および交流出力用母線部材と電気的に接続され、モジュール用遮断器は、交流入力用母線部材および交流出力用母線部材と接続導体部材とを電気的に切り離すことによって、無停電電源モジュールを、交流入力用母線部材および交流出力用母線部材から無停電電源モジュールごと電気的に切り離す。このように構成すれば、電力変換筐体の左右方向の一方側にモジュール側接続部が設けられているため、モジュール側接続部が背面側に設けられている場合に比べて、無停電電源モジュールの正面側からモジュール側接続部に容易にアクセスすることができる。そのため、モジュール用遮断器によって、無停電電源モジュールを電気的に切り離すとともに、モジュール側接続部において、筐体収容部に対する無停電電源モジュールの機械的な接続をも容易に切り離すことができる。その結果、無停電電源モジュールの交換作業に要する手間をより抑制することができる。
上記交流入力用母線部材と交流出力用母線部材とが無停電電源モジュールの背面側に配置されている無停電電源装置において、好ましくは、無停電電源モジュールは、筐体収容部に設けられた交流入力用母線部材に電気的に接続されるモジュール側交流入力部材と、筐体収容部に設けられた交流出力用母線部材に電気的に接続されるモジュール側交流出力部材とを含み、モジュール側交流入力部材とモジュール側交流出力部材とは、電力変換筐体の内部において左右方向に沿って延びるように配置されている。このように構成すれば、左右方向から電力の入出力を行うように構成されている無停電電源モジュールに対して、交流入力用母線部材および交流出力用母線部材を電気的に接続することができる。そのため、無停電電源モジュールが左右方向から電力の入出力を行うように構成されている場合にも、負荷に対する電力の供給を継続しながら、無停電電源モジュールの交換を行うことができる。
上記筐体収容部を備える無停電電源装置において、好ましくは、無停電電源モジュールの電力変換部は、装置外部のバッテリから供給される直流電力を交流電力に変換するとともに、変換された交流電力を装置外部の負荷に対して供給するように構成されており、母線部材は、バッテリからの直流電力が入力される直流入力用母線部材を含み、直流入力用母線部材は、筐体収容部において無停電電源モジュールの背面側に配置されており、モジュール用遮断器は、無停電電源モジュールを、直流入力用母線部材から無停電電源モジュールごと電気的に切り離す。このように構成すれば、電力変換部に対してバッテリからの直流電力を入力するための直流入力用母線部材が、無停電電源モジュールの背面側に配置されているため、無停電電源モジュールに対して、正面側から容易にアクセスして保守点検を行うことができる。
上記筐体収容部を備える無停電電源装置において、好ましくは、筐体収容部は、無停電電源モジュールの電力変換部における電力変換動作の制御を行う制御部を含み、制御部は、筐体収容部において無停電電源モジュールの背面側に配置されている。このように構成すれば、筐体収容部に電力変換動作の制御を行う制御部が配置されているので、無停電電源モジュールの外部において制御部による制御動作を行うことができる。そのため、制御部による制御動作によって負荷に対する出力を継続しながら、無停電電源モジュールを交換することができる。
上記筐体収容部を備える無停電電源装置において、好ましくは、バイパス回路部は、筐体収容部に設けられており、筐体収容部は、バイパス回路部の切替回路を冷却するための冷却ファンを含む。このように構成すれば、筐体収容部に設けられている切替回路を冷却ファンにより冷却することができるので、切替回路の温度が上昇しすぎることを抑制することができる。そのため、温度上昇に起因する切替回路の不具合を抑制することができるので、無停電電源モジュールを交換可能に収容する筐体収容部にバイパス回路部が設けられている場合に、バイパス回路部における切替動作を安定して行うことができる。
上記筐体収容部を備える無停電電源装置において、好ましくは、筐体収容部は、無停電電源モジュールを、前面側に引き出すことにより交換可能に内部に収容する。このように構成すれば、筐体収容部に収容されている無停電電源モジュールを前面側に引き出すことにより、無停電電源モジュールを交換することができるので、無停電電源モジュールの交換作業に要する手間を軽減することができる。
上記一の局面による無停電電源装置において、好ましくは、無停電電源モジュールは、電力変換筐体の載置面と当接しながら回転することによって、電力変換筐体を移動可能に支持するキャスタ部を含む。このように構成すれば、無停電電源モジュールを交換する場合に、キャスタ部を回転させることによって無停電電源モジュールを容易に移動させることができる。その結果、無停電電源モジュールの交換作業に要する手間を軽減することができる。
本発明によれば、上記のように、負荷に対する電力の供給を継続しながら無停電電源モジュール全体の交換を行うことが可能な無停電電源装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態による無停電電源装置の構成を示した回路図である。 本発明の第1実施形態による無停電電源装置を示した斜視図である。 無停電電源装置の天面側から見た配置を模式的に示した図である。 無停電電源装置の正面側から見た配置を模式的に示した図である。 第1実施形態による無停電電源装置の背面側から見た配置を模式的に示した図である。 無停電電源モジュールの交換を説明するための図である。 バイパス回路部の切替回路の交換を説明するための斜視図である。 本発明の第2実施形態による無停電電源装置の構成を示した回路図である。 第2実施形態による無停電電源装置の背面側から見た配置を模式的に示した図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1~図7を参照して、本発明の第1実施形態による無停電電源装置100(UPS:Uninterruptible Power Supply)の構成を説明する。なお、無停電電源装置100は、交流電源101から三相4線式の交流電力が供給されるように構成されている。図1~図7では、三相4線(U相、V相、および、W相と、中性線のN相)に対応する4つの導体を1つの線として図示している。また、図1~図7では、直流電力の正極側と負極側とに対応する2つの導体を、同様に1つの線として図示している。
(第1実施形態による無停電電源装置の構成)
図1および図2に示すように、無停電電源装置100は、サーバ装置などが配置されているデータセンタにおいて、サーバ装置などの負荷102に電力を供給するために配置される。具体的には、無停電電源装置100は、装置外部の交流電源101からの交流電力を負荷102に供給するとともに、交流電源101の異常時(停電時)には、装置外部のバッテリ103からの直流電力を交流電力に変換して負荷102に供給する。なお、交流電源101は、特許請求の範囲における「交流電源」の一例であるとともに、「バイパス用交流電源」の一例を兼ねる。
第1実施形態では、無停電電源装置100は、複数(4つ)の無停電電源モジュール10と、筐体収容部20とを備える。複数の無停電電源モジュール10は、筐体収容部20の内部において左右方向(X方向)に並んで配置されている。第1実施形態では、複数の無停電電源モジュール10は、互いに共通する(同様の)構造を有している。以下の説明では、複数の無停電電源モジュール10のうちの一の無停電電源モジュール10の構成を説明するとともに、他の無停電電源モジュール10については、同様の符号を付すとともに説明を省略する。
図1に示すように、第1実施形態では、無停電電源モジュール10は、電力変換部11を含む。電力変換部11は、装置外部の交流電源101からの交流電力を変換するとともに、変換された交流電力を装置外部の負荷102に対して供給する。また、電力変換部11は、装置外部のバッテリ103から供給される直流電力を交流電力に変換するとともに、変換された交流電力を装置外部の負荷102に対して供給するように構成されている。
具体的には、電力変換部11は、整流回路11aと、チョッパ回路11bと、インバータ回路11cとを含む。整流回路11aは、電力変換部11に入力される交流電力を直流電力に変換する。チョッパ回路11bは、たとえば、3レベルチョッパ回路として構成されている。チョッパ回路11bは、バッテリ103から入力された直流電力の電圧を変圧して出力する。バッテリ103から入力された直流電力は、図示しないコンダクタ、コンデンサ、および、直流リアクトルを介して、チョッパ回路11bに入力されている。また、インバータ回路11cは、整流回路11aおよびチョッパ回路11bから入力される直流電力を交流電力に変換する。
そして、図2~図4に示すように、無停電電源モジュール10は、筐体12を含む。筐体12は、内部に電力変換部11を収容する。筐体12は、略直方体形状を有する。筐体12は、前面側(Y1方向側)に開閉可能な扉が設けられており、扉を開放することによって内部の電力変換部11などにアクセス可能に構成されている。また、筐体12の内部の背面側(Y2方向側)には、ファン13が複数設けられている。ファン13は、Z1方向に向かって送風することによって、電力変換部11を冷却する。また、筐体12の天面(Z1方向側の面)には、開口部が設けられている。ファン13による排気が筐体12の天面の開口部を介して筐体12の外部へと排出される。また、筐体収容部20の天面(Z1方向側の面)にも、同様に、ファン13からの排気が排出されるように開口部が設けられている。なお、筐体12は、特許請求の範囲における「電力変換筐体」の一例である。
〈無停電電源モジュールと筐体収容部との接続〉
図1および図2に示すように、筐体収容部20は、略直方体形状を有している箱状である。また、第1実施形態では、筐体収容部20は、複数の無停電電源モジュール10が内部に収容されるように構成されているとともに、複数の無停電電源モジュール10の各々に対して電力の入出力を行うための複数の母線部材が設けられている。複数の母線部材は、母線I、母線O、および、母線Dを含む。なお、母線Iは、特許請求の範囲における「交流入力用母線部材」の一例である。また、母線Oは、特許請求の範囲における「交流出力用母線部材」の一例である。また、母線Dは、特許請求の範囲における「直流入力用母線部材」の一例である。
母線Iは、交流電源101からの交流電力が入力される。母線Iは、交流電源101と電気的に接続されている。そして、無停電電源装置100では、入力された交流電力は、母線Iを介して、複数の無停電電源モジュール10の各々に入力される。交流電源101は、たとえば、筐体収容部20の天面(Z1方向側の面)に設けられた図示しない接続部を介して母線Iに電気的に接続される。
母線Oは、無停電電源モジュール10の電力変換部11からの交流電力が出力される。また、母線Oは、負荷102と電気的に接続されている。具体的には、無停電電源装置100では、複数の無停電電源モジュール10の各々からの出力が筐体収容部20に設けられた母線Oを介して負荷102に出力される。また、負荷102は、たとえば、筐体収容部20の天面(Z1方向側の面)に設けられた図示しない接続部を介して母線Oに電気的に接続される。
母線Dは、バッテリ103からの直流電力が入力される。母線Dは、バッテリ103と電気的に接続されている。そして、無停電電源装置100では、バッテリ103から入力された直流電力が、母線Dを介して複数の無停電電源モジュール10の各々に入力される。交流電源101と同様に、バッテリ103は、たとえば、筐体収容部20の天面(Z1方向側の面)に設けられた図示しない接続部を介して母線Dに電気的に接続される。
また、図3および図5に示すように、複数の母線部材(母線I、母線O、および、母線D)は、筐体収容部20において、無停電電源モジュール10の筐体12の外部に設けられている。具体的には、母線I、母線O、および、母線Dは、無停電電源モジュール10の背面側(Y2方向側)の上方側(天面側、Z1方向側)に配置されている。また、母線I、母線O、および、母線Dは、たとえば、板状の導体であるブスバーによって構成されている。そして、母線I、母線O、および、母線Dは、それぞれ筐体収容部20の背面側(Y2方向側)において、左右方向(X方向)に沿って延びるように配置されている。なお、母線Iおよび母線Oは、三相4線の交流電力が供給されるように4つの導体により構成されている。そして、母線Dは、直流電力が供給されるように2つの導体により構成されている。
また、図1および図5に示すように、筐体収容部20は、遮断器41、遮断器42、および、遮断器43を含む。遮断器41は、母線Iの入力側(交流電源101側)に設けられている。遮断器42は、母線Dの入力側(バッテリ103側)に設けられている。また、遮断器43は、母線Oの出力側(負荷102側)に設けられている。遮断器41~43は、たとえば、MCCB(Molded Case Circuit Breaker:配線用遮断器)である。なお、遮断器41~43は、たとえば、過電流が検出された場合に導通を遮断するように構成されている。そして、遮断器41~43は、筐体収容部20において、無停電電源モジュール10の背面側(Y2方向側)に設けられている。
そして、図3および図4に示すように、第1実施形態では、無停電電源モジュール10は、接続部14を備える。接続部14は、筐体12の左右方向の一方側(X1方向側)において、母線I、母線O、および、母線Dに対して電気的に接続される。接続部14は、無停電電源モジュール10の前面側(Y1方向側)から背面側(Y2方向側)に向かって延びる導体Cを介して母線I、母線O、および、母線Dと電気的に接続されている。なお、接続部14は、特許請求の範囲における「モジュール側接続部」の一例である。また、導体Cは、特許請求の範囲における「接続導体部材」の一例である。
導体Cは、母線I、母線O、および、母線Dの各相の導体とそれぞれ接続されている。また、導体Cは、複数の無停電電源モジュール10の各々の筐体12のX1方向側において、前面側(Y1方向側)から背面側(Y2方向側)に向かって延びるように設けられている。また、接続部14は、母線I、母線O、および、母線Dの各相に対応するように、導体Cの各々と接続されるように構成されている。すなわち、三相4線式の交流電力が入力される母線Iおよび母線Oと、直流電力が入力される母線Dとの各々に対応するように、導体Cは、10本の導体を含む。導体Cは、たとえば、板状の導体であるブスバーによって構成されている。
そして、図4に示すように、無停電電源モジュール10は、母線Ia、母線Oa、および、母線Daを含む。母線Iaは、筐体収容部20に設けられた母線Iに電気的に接続される。具体的には、母線Iaは、接続部14を介して導体Cに接続されることにより、母線Iと電気的に接続されている。そして、母線Iaは、電力変換部11の整流回路11aの入力側に接続されている。すなわち、母線Iaは、交流電源101から供給された交流電力を電力変換部11へと入力するために設けられている。また、三相4線式の交流電力が入力される母線Iに対応するように、母線Iaは、4本の導体を含む。なお、母線Iaは、特許請求の範囲における「モジュール側交流入力部材」の一例である。
母線Oaは、筐体収容部20に設けられた母線Oに電気的に接続される。具体的には、母線Oaは、接続部14を介して導体Cに接続されることにより、母線Oと電気的に接続されている。母線Oaは、電力変換部11のインバータ回路11cの出力側に接続されている。すなわち、母線Oaは、電力変換部11により変換された交流電力が出力される。また、三相4線式の交流電力が入力される母線Oに対応するように、母線Oaは、4本の導体を含む。なお、母線Oaは、特許請求の範囲における「モジュール側交流出力部材」の一例である。
母線Daは、筐体収容部20に設けられた母線Dに電気的に接続される。具体的には、母線Daは、接続部14を介して導体Cに接続されることにより、母線Dと電気的に接続されている。母線Oaは、電力変換部11のチョッパ回路11bの入力側に接続されている。すなわち、母線Daは、バッテリ103からの直流電力を電力変換部11に入力するために設けられている。また、直流電力が入力される母線Dに対応するように、母線Daは、2本の導体を含む。
そして、母線Ia、母線Oa、および、母線Daは、筐体12の内部において、左右方向(X方向)に沿って延びるように配置されている。母線Ia、母線Oa、および、母線Daは、たとえば、板状の導体であるブスバーによって構成されている。具体的には、母線Ia、母線Oa、および、母線Daは、筐体12の内部において、X1方向側の側面からX2方向側の側面に渡って延びるように配置されている。そして、母線Ia、母線Oa、および、母線Daは、筐体12のX1方向側の側面において、接続部14を介して導体Cに接続されている。なお、母線Iaおよび母線Oaは、筐体12の天面側(Z1方向側)に配置されている。また、母線Daは、筐体12の底面側(Z2方向側)に配置されている。したがって、母線Daと母線Dとを接続する導体Cは、筐体収容部20の背面側の上方に配置されている母線Dと接続するように、X方向に延びるとともにZ方向へと延びるようにL字に折り曲げられた形状を有している。
〈バイパス回路部〉
また、図1に示すように、第1実施形態では、筐体収容部20には、バイパス回路部30が設けられている。バイパス回路部30は、無停電電源モジュール10を介さずに交流電源101からの交流電力を負荷102に供給するために設けられている。そして、バイパス回路部30は、筐体収容部20に設けられている。
バイパス回路部30は、導通を切り替える切替回路31を有する。切替回路31は、互いに逆極性となるように並列に接続された一対のサイリスタにより構成されたサイリスタユニットを有する。このサイリスタユニットは、バイパス回路部30に交流電源101から入力される交流電力の各相に対応するように、各相ごとに1つずつ設けられている。
そして、切替回路31は、後述する制御部60(図3参照)からの制御信号に基づいて、オンオフの切替動作を行う。第1実施形態では、切替回路31は、オンオフの切替動作を行うことによって、無停電電源モジュール10からの交流電力を負荷102に対して供給することと、無停電電源モジュール10を介さずに交流電源101からの交流電力を負荷102に供給することとを、負荷102に供給される電力の瞬断を抑制しながら切り替える無瞬断切替回路である。
そして、図3および図5に示すように、切替回路31(サイリスタユニット)は、筐体収容部20の背面側(Y2方向側)の下方側(Z2方向側)に設けられている。すなわち、筐体収容部20の背面側において、母線I、母線O、および、母線Dと、切替回路31とが上下方向に分かれて配置されている。
また、図1および図5に示すように、バイパス回路部30は、母線Bを含む。母線Bは、筐体収容部20の背面側に設けられている。母線Bは、交流電源101と負荷102とを切替回路31を介して電気的に接続する。具体的には、母線Bは、母線Iと切替回路31とを電気的に接続するとともに、切替回路31と母線Oとを電気的に接続する。切替回路31の切替動作がオンにされることにより、交流電源101からの交流電力が、母線Bを介して母線Oから直接的に負荷102に供給される。母線Bは、たとえば、板状の導体であるブスバーによって構成されている。また、母線Bは、母線Iおよび母線Oと同様に、三相4線の交流電力が供給されるように、切替回路31の入力側と出力側とにおいてそれぞれ4つの導体により構成されている。
また、バイパス回路部30は、遮断器32、および、遮断器33を含む。第1実施形態では、遮断器32および遮断器33は、切替回路31をバイパス回路部30から電気的に切り離すために設けられている。遮断器32は、交流電源101から切替回路31に入力される交流電力を遮断するように構成されている。具体的には、遮断器32は、母線I側の母線Bと切替回路31との間に設けられている。また、遮断器33は、切替回路31から負荷102側に出力される交流電力を遮断するように構成されている。具体的には、遮断器33は、母線O側の母線Bと切替回路31との間に設けられている。遮断器32および33は、たとえば、MCCB(配線用遮断器)である。
また、第1実施形態では、筐体収容部20は、冷却ファン34を含む。冷却ファン34は、バイパス回路部30の切替回路31を冷却する。具体的には、冷却ファン34は、天面側(Z1方向側)に向かって送風することにより、切替回路31からの熱を筐体収容部20の外部へと排出する。筐体収容部20は、天面(Z1方向側の面)に、冷却ファン34からの排熱を外部へと排出する開口部を有する。
〈制御部〉
図3および図5に示すように、筐体収容部20は制御部60を含む。制御部60は、無停電電源装置100の制御を行う。具体的には、制御部60は、無停電電源モジュール10の電力変換部11における電力変換動作の制御を行う。そして、制御部60は、バイパス回路部30の切替回路31のオンオフの切替動作を制御する。また、制御部60は、遮断器32および33の開閉を制御する。また、制御部60は、無停電電源装置100に接続される交流電源101、負荷102、および、バッテリ103などの接続先に応じた制御を行う。
また、制御部60は、複数の制御基板を含む。制御基板は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)などが搭載された回路基板を含む。また、制御部60は、筐体収容部20において、無停電電源モジュール10の背面側(Y2方向側)の下方側(底面側、Z2方向側)に配置されている。
なお、無停電電源装置100は、インバータ給電モードと商用給電モードとの2つの運転モードを選択可能に構成されている。制御部60は、図示しない操作部に対する入力操作に基づいて、2つの運転モードを選択して実行する。
無停電電源装置100は、インバータ給電モードでは、装置外部の交流電源101からの交流電力を電力変換部11により変換するとともに負荷102に供給する。具体的には、インバータ給電モードでは、交流電源101から入力された交流電力が、母線Iを介して複数の無停電電源モジュール10の各々に入力される。そして、複数の無停電電源モジュール10の各々の電力変換部11によって変換された交流電力が母線Oを介して負荷102に供給される。この時に、交流電源101に停電などの異常が生じた場合には、バッテリ103からの直流電力が、電力変換部11により交流電力に変換されて、母線Oを介して負荷102に供給される。
また、無停電電源装置100は、商用給電モードでは、交流電源101からの交流電力を変換せずに直接的に負荷102に供給する。具体的には、装置外部の交流電源101からの交流電力が、バイパス回路部30を介して負荷102に直接的に供給される。この時に、交流電源101に停電などの異常が生じた場合には、切替回路31によりバイパス回路部30の導通が遮断されるとともに、電力変換部11を動作させることにより、バッテリ103からの直流電力が、電力変換部11により交流電力に変換されて、母線Oを介して負荷102に供給される。
また、無停電電源装置100では、商用給電モードにおいて、電力変換部11をアクティブフィルタとして動作させる。具体的には、商用給電モードにおいて、電力変換部11は、バイパス回路部30を介して交流電源101からの交流電力を負荷102に供給しながら、負荷102により発生する無効電流と高調波電流とを抑制するアクティブフィルタ動作を行うように構成されている。アクティブフィルタ動作では、高調波電流を相殺するように電力変換部11からの出力を制御することにより、力率が改善されて無停電電源装置100の出力効率が向上される。
(無停電電源モジュールの解列)
ここで、第1実施形態では、無停電電源モジュール10は、筐体収容部20に交換可能に収容されている。たとえば、複数の無停電電源モジュール10のうちの一つに異常が生じた場合には、無停電電源モジュール10が、筐体収容部20から電気的に切り離されて交換される。
具体的には、図1、図2、および、図5に示すように、筐体収容部20は、遮断器51、遮断器52、および、遮断器53を含む。遮断器51~53は、4つの無停電電源モジュール10の各々に対応するように、それぞれ、4つずつ設けられている。また、遮断器51~53は、たとえば、MCCB(配線用遮断器)である。なお、遮断器51~53は、特許請求の範囲における「モジュール用遮断器」の一例である。
第1実施形態では、遮断器51~53は、複数の無停電電源モジュール10の各々と母線部材(母線I、母線O、および、母線D)との間において、複数の無停電電源モジュール10を、母線部材から無停電電源モジュール10ごと電気的に切り離す。具体的には、遮断器51~53は、母線I、母線O、および、母線Dと、導体Cとを電気的に切り離すことによって、複数の無停電電源モジュール10の各々を、母線I、母線O、および、母線Dから無停電電源モジュール10ごと電気的に切り離す。
詳細には、遮断器51は、制御部60からの制御信号によって、電力変換部11の交流電力の入力側(整流回路11a)と母線Iとを電気的に切り離す。すなわち、遮断器51は、筐体収容部20において、母線Iと導体Cとを電気的に切り離す。遮断器51が導通を遮断することによって、無停電電源モジュール10は、交流電源101と電気的に切り離された状態となる。また、遮断器51は、筐体収容部20の背面側(Y2方向側)に設けられている。
また、遮断器52は、制御部60からの制御信号によって、電力変換部11の直流電力の入力側(チョッパ回路11b)と母線Dとを電気的に切り離す。すなわち、遮断器52は、筐体収容部20において、母線Dと導体Cとを電気的に切り離す。遮断器52が導通を遮断することによって、無停電電源モジュール10は、バッテリ103と電気的に切り離された状態となる。また、遮断器52は、遮断器51と同様に、筐体収容部20の背面側(Y2方向側)に設けられている。
また、遮断器53は、制御部60からの制御信号によって、電力変換部11の出力側(インバータ回路11c)と母線Oとを電気的に切り離す。すなわち、遮断器53は、筐体収容部20において、母線Oと導体Cとを電気的に切り離す。遮断器53が導通を遮断することによって、無停電電源モジュール10は、負荷102と電気的に切り離された状態となる。また、遮断器53は、遮断器51および遮断器52と同様に、筐体収容部20の背面側(Y2方向側)に設けられている。
また、図6に示すように、第1実施形態では、無停電電源モジュール10は、移動可能(引き出し可能)に構成されている。具体的には、筐体収容部20は、複数の無停電電源モジュール10を、前面側に引き出すことにより交換可能に内部に収容している。そして、無停電電源モジュール10は、キャスタ部15を含む。キャスタ部15は、筐体12の載置面(筐体12が載置される床面)と当接しながら回転することによって、筐体12を移動可能に支持する。キャスタ部15は、たとえば、筐体12の底面(Z2方向側の面)の四隅の各々に1つずつ設けられている。
無停電電源モジュール10の交換を含む保守点検が行われる場合には、まず、図示しない操作部に対する入力操作に基づいて、無停電電源モジュール10は、遮断器51~53によって、母線部材(母線I、母線O、および、母線D)から電気的に切り離される。そして、無停電電源モジュール10が交換される場合には、無停電電源モジュール10は、電気的に切り離された状態(電圧が印加されていない状態)で、接続部14において、導体Cとの機械的な接続が解除される。すなわち、接続部14と導体Cとが物理的に切り離される。接続部14と導体Cとは、たとえば、ボルトなどの締結部材により締結されている。そして、無停電電源モジュール10は、筐体12ごと前面側(Y1方向側)に引き出されて交換される。
たとえば、筐体収容部20の前面側(Y1方向側)には、扉20aが設けられている。扉20aは、無停電電源モジュール10を交換する際に、交換作業を行う作業者により開閉可能に構成されている。また、筐体収容部20の内部には、複数の無停電電源モジュール10同士を区画する隔壁が設けられている。また、筐体収容部20の内部の載置面(床面)には、キャスタ部15の移動を案内するガイドレールが設けられていてもよい。
なお、交換を含む保守点検のために、複数の無停電電源モジュール10のうちの一つを母線部材(母線I、母線O、および、母線D)から電気的に切り離す場合には、制御部60により、無停電電源装置100は、商用給電モードによって動作する。すなわち、無停電電源装置100は、バイパス回路部30を介して交流電源101からの交流電力を負荷102に直接的に供給している状態において、遮断器51~53を用いて、無停電電源モジュール10を電気的に切り離すように構成されている。
(切替回路の交換)
また、バイパス回路部30の切替回路31は、無停電電源モジュール10と同様に交換可能に構成されている。具体的には、第1実施形態では、切替回路31は、遮断器32および33によってバイパス回路部30(母線B)から電気的に切り離された状態で交換可能に構成されている。
詳細には、図7に示すように、筐体収容部20の背面側(Y2方向側)には、切替回路31にアクセス可能なように扉20bが設けられている。作業者は、扉20bを開放することによって、切替回路31の保守点検(交換)を行う。なお、遮断器32および33によって、切替回路31が電気的に切り離される場合には、無停電電源装置100は、インバータ給電モードによって動作する。
[第1実施形態の効果]
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、無停電電源装置100は、無停電電源モジュール10と母線部材(母線I、母線O、および、母線D)との間において、無停電電源モジュール10を母線部材から無停電電源モジュール10ごと電気的に切り離す遮断器51~53(モジュール用遮断器)を備える。また、無停電電源装置100は、導通を切り替える切替回路31を有し、無停電電源モジュール10を介さずに交流電源101(バイパス用交流電源)からの交流電力を負荷102に供給するバイパス回路部30を備える。これにより、バイパス回路部30により負荷102に電力を供給している状態において、遮断器51~53により、母線部材から無停電電源モジュール10の全体を電気的に切り離すことができるので、負荷102に対する電力の供給を停止することなく、無停電電源モジュール10の内部の全体を無電圧とすることができる。その結果、負荷102に対する電力の供給を継続しながら無停電電源モジュール10全体の交換を行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、無停電電源装置100は、無停電電源モジュール10が交換可能に内部に収容され、母線部材(母線I、母線O、および、母線D)および遮断器51~53(モジュール用遮断器)が設けられている筐体収容部20を備える。これにより、母線部材および遮断器51~53(モジュール用遮断器)が、無停電電源モジュール10を交換可能に収容する筐体収容部20に設けられているため、無停電電源モジュール10の外部において、母線部材と負荷102との接続が維持されている状態のまま、無停電電源モジュール10を容易に交換することができる。そのため、無停電電源モジュール10を交換する場合に、無停電電源モジュール10の外部において、負荷102に対する電力の供給を確実に継続することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、バイパス回路部30は、筐体収容部20に設けられている。そして、バイパス回路部30の切替回路31は、無停電電源モジュール10からの交流電力を負荷102に対して供給することと、無停電電源モジュール10を介さずに交流電源101(バイパス用交流電源)からの交流電力を負荷102に供給することとを、負荷102に供給される電力の瞬断を抑制しながら切り替える無瞬断切替回路を含む。これにより、バイパス回路部30が無瞬断切替回路を含むため、電力変換部11により負荷102に対して電力を供給している状態において電力変換部11に異常が生じた場合に、負荷102に供給される電力の瞬断を抑制しながら交流電源101からの交流電力を負荷102に対して供給することができる。そして、バイパス回路部30の無瞬断切替回路が無停電電源モジュール10の外部の筐体収容部20に設けられているため、バイパス回路部30が無停電電源モジュール10の内部に設けられている場合と異なり、筐体収容部20に保守点検用のバイパス回路を新たに設けることなく、負荷102に対する電力の供給を継続しながら無停電電源モジュール10の交換を行うことができる。その結果、負荷102に対する電力の供給を継続しながら無停電電源モジュール10の交換を行うために回路構成が複雑化することを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、筐体収容部20は、切替回路31をバイパス回路部30から電気的に切り離すための遮断器32および33(切替回路用遮断器)を含み、切替回路31は、遮断器32および33によって電気的に切り離された状態で交換可能に構成されている。これにより、無停電電源モジュール10の電力変換部11からの交流電力を負荷102に対して供給している場合に、筐体収容部20においてバイパス回路部30の切替回路31を遮断器32および33により電気的に切り離すことができる。そのため、電力変換部11から負荷102に対する交流電力の供給を継続しながら、切替回路31の交換を行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、無停電電源モジュール10は、複数(4つ)設けられており、複数の無停電電源モジュール10は、筐体収容部20において左右方向(X方向)に並べて配置されており、遮断器51~53(モジュール用遮断器)は,複数の無停電電源モジュール10の各々に対応するように複数(4つずつ)設けられている。これにより、複数の無停電電源モジュール10が設けられているため、複数の無停電電源モジュール10のうちの一の無停電電源モジュール10に異常が発生した場合にも、異常が発生していない他の無停電電源モジュール10を用いて、電力変換動作を行うことによって負荷102に交流電力を供給することができる。また、バイパス回路部30を介して交流電源101(バイパス用交流電源)からの交流電力を負荷102に供給しながら、負荷102により発生する無効電流と高調波電流とを抑制するアクティブフィルタとして無停電電源モジュール10の電力変換部11を動作させる場合がある。この場合にも、無停電電源モジュール10が複数設けられているため、複数の無停電電源モジュール10のうちの一の無停電電源モジュール10のみを電気的に切り離すことによって、切り離されていない他の無停電電源モジュール10によりアクティブフィルタ動作を継続しながら、切り離された無停電電源モジュール10の交換を行うことができる。そのため、アクティブフィルタ動作を継続しながら無停電電源モジュール10の交換を行うことができるので、負荷102に対する電力の供給を継続することのみならず、出力される交流電力のエネルギー効率の低下を抑制しながら、無停電電源モジュール10の交換を行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、母線部材は、交流電源101からの交流電力が入力される母線I(交流入力用母線部材)と、無停電電源モジュール10の電力変換部11からの交流電力が出力される母線O(交流出力用母線部材)とを含み、母線Iと母線Oとは、筐体収容部20において無停電電源モジュール10の背面側(Y2方向側)に配置されており、遮断器51~53(モジュール用遮断器)は、無停電電源モジュール10を、母線Iおよび母線Oから無停電電源モジュール10ごと電気的に切り離す。これにより、母線Iと母線Oとが無停電電源モジュール10の背面側に配置されているので、背面側から電気的に切り離された状態の無停電電源モジュール10に対して、正面側(Y1方向側)から容易にアクセスして保守点検を行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、母線I(交流入力用母線部材)と母線O(交流出力用母線部材)とは、筐体収容部20において、無停電電源モジュール10の背面側(Y2方向側)の上方側(Z1方向側)に配置されており、バイパス回路部30の切替回路31は、筐体収容部20において、無停電電源モジュール10の背面側の下方側(Z2方向側)に配置されている。これにより、筐体収容部20において、母線Iおよび母線Oと、バイパス回路部30とが、上下に分かれるように配置されているので、筐体収容部20の正面側から背面側に向かう奥行方向(Y方向)の長さが大きくなることを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、無停電電源モジュール10は、筐体12(電力変換筐体)の左右方向の一方側において、母線I(交流入力用母線部材)および母線O(交流出力用母線部材)に対して電気的に接続される接続部14(モジュール側接続部)を有し、接続部14は、無停電電源モジュール10の前面側(Y1方向側)から背面側(Y2方向側)に向かって延びる導体C(接続導体部材)を介して母線Iおよび母線Oと電気的に接続され、遮断器51~53(モジュール用遮断器)は、母線Iおよび母線Oと導体Cとを電気的に切り離すことによって、無停電電源モジュール10を、母線Iおよび母線Oから無停電電源モジュール10ごと電気的に切り離す。これにより、筐体12(電力変換筐体)の左右方向の一方側に接続部14が設けられているため、接続部14が背面側に設けられている場合に比べて、無停電電源モジュール10の正面側から接続部14に容易にアクセスすることができる。そのため、遮断器51~53によって、無停電電源モジュール10を電気的に切り離すとともに、接続部14において、筐体収容部20に対する無停電電源モジュール10の機械的な接続をも容易に切り離すことができる。その結果、無停電電源モジュール10の交換作業に要する手間をより抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、無停電電源モジュール10は、筐体収容部20に設けられた母線I(交流入力用母線部材)に電気的に接続される母線Ia(モジュール側交流入力部材)と、筐体収容部20に設けられた母線O(交流出力用母線部材)に電気的に接続される母線Oa(モジュール側交流出力部材)とを含み、母線Iaと母線Oaとは、筐体12(電力変換筐体)の内部において左右方向に沿って延びるように配置されている。これにより、左右方向から電力の入出力を行うように構成されている無停電電源モジュール10に対して、母線Iおよび母線Oを電気的に接続することができる。そのため、無停電電源モジュール10が左右方向から電力の入出力を行うように構成されている場合にも、負荷102に対する電力の供給を継続しながら、無停電電源モジュール10の交換を行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、無停電電源モジュール10の電力変換部11は、装置外部のバッテリ103から供給される直流電力を交流電力に変換するとともに、変換された交流電力を装置外部の負荷102に対して供給するように構成されており、母線部材は、バッテリ103からの直流電力が入力される母線D(直流入力用母線部材)を含み、母線Dは、筐体収容部20において無停電電源モジュール10の背面側(Y2方向側)に配置されており、遮断器51~53(モジュール用遮断器)は、無停電電源モジュール10を、母線Dから無停電電源モジュール10ごと電気的に切り離す。これにより、電力変換部11に対してバッテリ103からの直流電力を入力するための母線Dが、無停電電源モジュール10の背面側に配置されているため、無停電電源モジュール10に対して、正面側(Y1方向側)から容易にアクセスして保守点検を行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、筐体収容部20は、無停電電源モジュール10の電力変換部11における電力変換動作の制御を行う制御部60を含み、制御部60は、筐体収容部20において無停電電源モジュール10の背面側(Y2方向側)に配置されている。これにより、筐体収容部20に電力変換動作の制御を行う制御部60が配置されているので、無停電電源モジュール10の外部において制御部60による制御動作を行うことができる。そのため、制御部60による制御動作によって負荷102に対する出力を継続しながら、無停電電源モジュール10を交換することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、筐体収容部20は、バイパス回路部30の切替回路31を冷却するための冷却ファン34を含む。これにより、筐体収容部20に設けられている切替回路31を冷却ファン34により冷却することができるので、切替回路31の温度が上昇しすぎることを抑制することができる。そのため、温度上昇に起因する切替回路31の不具合を抑制することができるので、無停電電源モジュール10を交換可能に収容する筐体収容部20にバイパス回路部30が設けられている場合に、バイパス回路部30における切替動作を安定して行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、筐体収容部20は、無停電電源モジュール10を、前面側(Y1方向側)に引き出すことにより交換可能に内部に収容する。これにより、筐体収容部20に収容されている無停電電源モジュール10を前面側に引き出すことにより、無停電電源モジュール10を交換することができるので、無停電電源モジュール10の交換作業に要する手間を軽減することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、無停電電源モジュール10は、筐体12(電力変換筐体)の載置面と当接しながら回転することによって、筐体12(電力変換筐体)を移動可能に支持するキャスタ部15を含む。これにより、無停電電源モジュール10を交換する場合に、キャスタ部15を回転させることによって無停電電源モジュール10を容易に移動させることができる。その結果、無停電電源モジュール10の交換作業に要する手間を軽減することができる。
[第2実施形態]
次に、図8および図9を参照して、第2実施形態による無停電電源装置200の構成について説明する。バイパス回路部30において1つの切替回路31を有するように構成されていた第1実施形態とは異なり、第2実施形態では、バイパス回路部230を、複数の切替回路231を有するように構成する。なお、上記第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、説明を省略する。
(第2実施形態による無停電電源装置の構成)
図8に示すように、第2実施形態では、無停電電源装置200は、筐体収容部220を備える。筐体収容部220は、第1実施形態による筐体収容部20と同様に、複数(4つ)の無停電電源モジュール10を交換可能に内部に収容する。そして、第1実施形態と同様に、筐体収容部220には、母線部材(母線I、母線O、および、母線D)と、遮断器51~53とが設けられている。なお、無停電電源装置200では、交流電源101およびバッテリ103と、負荷102とが接続される領域が、筐体収容部220の左右方向のそれぞれに設けられている。
そして、第2実施形態では、バイパス回路部230が筐体収容部220に設けられている。バイパス回路部230は、複数(4つ)の切替回路231を有する。バイパス回路部230は、第1実施形態のバイパス回路部30と同様に、無停電電源モジュール10を介さずに交流電源101からの交流電力を負荷102に供給するために設けられている。1つの切替回路231の構成は、第1実施形態の切替回路31と同様である。
また、バイパス回路部230は、複数の遮断器232および遮断器233を有する。遮断器232および遮断器233は、それぞれ、4つの切替回路231の各々に対応するように、4つずつ設けられている。遮断器232および遮断器233は、第1実施形態の遮断器32および遮断器33と同様に、複数の切替回路231の各々をバイパス回路部230(母線B)から電気的に切り離す。
第2実施形態では、複数の切替回路231は、互いに並列に接続されている。すなわち、母線Bの入力側(母線I側)と出力側(母線O側)との間において、4つの切替回路231が互いに並列に接続されている。そして、4つの切替回路231の各々の入力側と出力側とに、それぞれ、遮断器232と遮断器233とが設けられている。なお、遮断器232および遮断器233は、特許請求の範囲における「切替回路用遮断器」の一例である。
また、図9に示すように、第2実施形態では、筐体収容部220には、4つの制御部260が設けられている。そして、4つの切替回路231と制御部260とは、筐体収容部220において、4つの無停電電源モジュール10の各々の背面側(Y2方向側)の下方側(Z2方向側)に配置されている。
制御部260は、第1実施形態の制御部60と同様に、無停電電源モジュール10の電力変換部11における電力変換動作の制御を行う。そして、制御部260は、バイパス回路部230の切替回路231のオンオフの切替動作を制御する。たとえば、4つの制御部260は、4つの無停電電源モジュール10の各々の動作を、それぞれ制御するように構成されている。そして、4つの制御部260は、4つの切替回路231の各々の切替動作をそれぞれ制御するように構成されている。また、制御部260は、遮断器232および233の開閉を制御する。そして、4つの制御部260は、互い通信可能に構成されている。また、制御部260は、第1実施形態の制御部60と同様に複数の制御基板を含む。制御部260による各々の無停電電源モジュール10および切替回路231の制御動作は、第1実施形態と同様である。
そして、切替回路231は、第1実施形態の切替回路31と同様に、遮断器232および233によって電気的に切り離された状態において交換可能に構成されている。なお、交換を含む保守点検のために、切替回路231を電気的に切り離す場合には、無停電電源装置200は、インバータ給電モードにより動作するようにしてもよいし、複数の切替回路231のうちの切り離されていない切替回路231を用いることによって商用給電モードにより動作するようにしてもよい。
また、第2実施形態によるその他の構成は、第1実施形態と同様である
[第2実施形態の効果]
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のようにバイパス回路部230は、複数(4つ)の切替回路231を有し、複数の切替回路231の各々を電気的に切り離すための複数(4つずつ)の遮断器232および233(切替回路用遮断器)を有する。これにより、バイパス回路部230に複数の切替回路231が設けられているため、複数の切替回路231のうちの一の切替回路231に異常が発生した場合にも、異常が発生していない他の切替回路231を用いることによって、無停電電源モジュール10からの交流電力を負荷102に対して供給することと、無停電電源モジュール10を介さずに交流電源101(バイパス用交流電源)からの交流電力を負荷102に供給することとを、負荷102に供給される電力の瞬断を抑制しながら切り替えることができる。そのため、バイパス回路部230において複数の切替回路231を設けることによって、無停電電源装置200をより安定して動作させることができる。なお、第2実施形態のその他の効果は、第1実施形態と同様である。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、無停電電源モジュール10が内部に収容される筐体収容部20(220)に、母線部材(母線I、母線O、および、母線D)と、バイパス回路部30(230)と、遮断器51~53(モジュール用遮断器)とが設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、無停電電源モジュール10を内部に収容しない母線配置部に母線部材およびバイパス回路部30(230)と、遮断器51~53(モジュール用遮断器)とを設けるようにしてもよい。すなわち、無停電電源モジュール10が、箱状の筐体に覆われるように内部に収容されずに、無停電電源モジュール10の背面側に配置されている母線部材と接続されるように構成されていてもよい。たとえば、筐体収容部20(220)の天面側および側面側の板状の部材を設けないようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、筐体収容部20(220)にバイパス回路部30(230)が設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、無停電電源モジュール10にバイパス回路部30(230)が設けられていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、バイパス回路部30(230)の切替回路31(231)が、遮断器32(232)および遮断器33(233)により電気的に切り離された状態で交換可能に構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、切替回路31(231)は、遮断器32(232)および遮断器33(233)により電気的に切り離されるように構成されていなくてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、4つの無停電電源モジュール10が設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、無停電電源モジュール10は、3つ以下でもよいし、5つ以上でもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、筐体収容部20(220)において、無停電電源モジュール10の背面側に母線部材(母線I、母線O、および、母線D)が配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、母線部材(母線I、母線O、および、母線D)は、無停電電源モジュール10の上面側(天面側)に配置されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、筐体収容部20(220)において、無停電電源モジュール10の背面側の上方側に母線部材(母線I、母線O、および、母線D)が配置され、下方側にバイパス回路部30(230)の切替回路31(231)が配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、無停電電源モジュール10の背面側の上方側にバイパス回路部30(230)の切替回路31(231)が配置され、下方側に母線部材(母線I、母線O、および、母線D)が配置されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、無停電電源モジュール10の左右方向の一方において、接続部14(モジュール側接続部)と導体C(接続導体部材)とが接続されることによって、母線部材(母線I、母線O、および、母線D)と無停電電源モジュール10とが電気的に接続される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、無停電電源モジュール10の背面側に接続部14を設けるようにしてもよい。その場合、母線部材(母線I、母線O、および、母線D)と直接的に接続部14が接続されるように構成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、無停電電源モジュール10において、母線Ia(モジュール側交流入力部材)、母線Oa(モジュール側交流出力部材)、および、母線Daが、筐体12(電力変換筐体)の内部において、左右方向に沿って延びるように配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、母線Ia、母線Oa、および、母線Daを、筐体12の内部において、上下方向に沿って延びるように配置してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、筐体収容部20(220)において、無停電電源モジュール10の背面側に、切替回路31および制御部60(260)が配置される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、切替回路31および制御部60(260)は、無停電電源モジュール10の上面側(天面側)に配置されてもよい。
また、上記第2実施形態では、4つの無停電電源モジュール10に対して、4つの切替回路231と、4つの制御部260が設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。切替回路231の個数は、無停電電源モジュール10の個数と異なる数であってもよい。また、切替回路231が複数設けられている場合にも、1つの制御部260によって、複数の切替回路231の切替動作を制御するようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、無停電電源装置100(200)は、サーバ装置などが配置されているデータセンタにおいて、サーバ装置などに電力を供給するために設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、無停電電源装置100(200)は、PCS(Power Conditioning System)に用いられてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、無停電電源装置100(200)が三相4線式の交流電力が供給されるように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、無停電電源装置100(200)を、三相3線の交流電力が供給されるように構成してもよい。また、無停電電源装置100(200)を、単相の交流電力が供給されるように構成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、バイパス回路部30(230)には、互いに逆極性となるように並列に接続された一対のサイリスタユニットを有する切替回路31(231)が設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、切替回路31(231)は、互いに逆極性となるように並列に接続された一対のサイリスタユニットに加えて、機械式スイッチを直列または並列に接続するようにしてもよい。また、サイリスタの替わりに、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのスイッチング素子を用いるようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、無停電電源モジュール10からの交流電力を負荷102に対して供給する場合(インバータ給電モード)と、無停電電源モジュール10を介さずに交流電力を負荷102に供給する場合(商用給電モード)とにおいて、共通の交流電源101から交流電力が入力されるように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、無停電電源モジュール10を介さずに交流電力を負荷102に供給する場合には、交流電源101とは別個に設けられたバイパス用交流電源から入力された交流電力を負荷102に供給するように構成してもよい。すなわち、交流電源101とは異なるバイパス用交流電源からの交流電力がバイパス回路部30(230)に入力されるように構成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、無停電電源モジュール10を電気的に切り離す場合に、無停電電源装置100(200)を商用給電モードによって動作させる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、無停電電源モジュール10が複数設けられている場合には、1つの無停電電源モジュール10を交換する場合に、他の無停電電源モジュール10を用いて無停電電源装置100(200)をインバータ給電モードによって動作させるように構成してもよい。
10 無停電電源モジュール
11 電力変換部
12 筐体(電力変換筐体)
14 接続部(モジュール側接続部)
15 キャスタ部
20、220 筐体収容部
30、230 バイパス回路部
31、231 切替回路
32、33、232、233 遮断器(切替回路用遮断器)
34 冷却ファン
51、52、53 遮断器(モジュール用遮断器)
60、260 制御部
100、200 無停電電源装置
101 交流電源(バイパス用交流電源)
102 負荷
103 バッテリ
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による無停電電源装置は、装置外部の交流電源から供給される交流電力を変換するとともに、変換された交流電力を装置外部の負荷に対して供給する電力変換部と、電力変換部を内部に収容する電力変換筐体と、を含む無停電電源モジュールと、無停電電源モジュールの電力変換筐体の外部に設けられ、無停電電源モジュールに電力の入出力を行うための母線部材と、無停電電源モジュールと母線部材との間において、無停電電源モジュールを母線部材から無停電電源モジュールごと電気的に切り離すモジュール用遮断器と、バイパス用交流電源と負荷との間の導通のオンオフを切り替える切替回路を有し、無停電電源モジュールを介さずにバイパス用交流電源からの交流電力を負荷に供給するバイパス回路部と、を備え、無停電電源モジュールは、電力変換筐体の左右方向の一方側において、母線部材に対して電気的に接続されるモジュール側接続部を有し、モジュール側接続部は、電力変換筐体の前面側から背面側に向かって延びる接続導体部材を介して母線部材と電気的に接続されている
上記交流入力用母線部材と交流出力用母線部材とが無停電電源モジュールの背面側に配置されている無停電電源装置において、好ましくは、モジュール側接続部は、無停電電源モジュールの前面側から背面側に向かって延びる接続導体部材を介して交流入力用母線部材および交流出力用母線部材と電気的に接続され、モジュール用遮断器は、交流入力用母線部材および交流出力用母線部材と接続導体部材とを電気的に切り離すことによって、無停電電源モジュールを、交流入力用母線部材および交流出力用母線部材から無停電電源モジュールごと電気的に切り離す。このように構成すれば、電力変換筐体の左右方向の一方側にモジュール側接続部が設けられているため、モジュール側接続部が背面側に設けられている場合に比べて、無停電電源モジュールの正面側からモジュール側接続部に容易にアクセスすることができる。そのため、モジュール用遮断器によって、無停電電源モジュールを電気的に切り離すとともに、モジュール側接続部において、筐体収容部に対する無停電電源モジュールの機械的な接続をも容易に切り離すことができる。その結果、無停電電源モジュールの交換作業に要する手間をより抑制することができる。

Claims (15)

  1. 装置外部の交流電源から供給される交流電力を変換するとともに、変換された交流電力を装置外部の負荷に対して供給する電力変換部と、前記電力変換部を内部に収容する電力変換筐体と、を含む無停電電源モジュールと、
    前記無停電電源モジュールの前記電力変換筐体の外部に設けられ、前記無停電電源モジュールに電力の入出力を行うための母線部材と、
    前記無停電電源モジュールと前記母線部材との間において、前記無停電電源モジュールを前記母線部材から前記無停電電源モジュールごと電気的に切り離すモジュール用遮断器と、
    導通を切り替える切替回路を有し、前記無停電電源モジュールを介さずにバイパス用交流電源からの交流電力を前記負荷に供給するバイパス回路部と、を備える、無停電電源装置。
  2. 前記無停電電源モジュールが交換可能に内部に収容され、前記母線部材および前記モジュール用遮断器が設けられている筐体収容部をさらに備える、請求項1に記載の無停電電源装置。
  3. 前記バイパス回路部は、前記筐体収容部に設けられており、
    前記バイパス回路部の前記切替回路は、前記無停電電源モジュールからの交流電力を前記負荷に対して供給することと、前記無停電電源モジュールを介さずに前記バイパス用交流電源からの交流電力を前記負荷に供給することとを、前記負荷に供給される電力の瞬断を抑制しながら切り替える無瞬断切替回路を含む、請求項2に記載の無停電電源装置。
  4. 前記筐体収容部は、前記切替回路を前記バイパス回路部から電気的に切り離すための切替回路用遮断器を含み、
    前記切替回路は、前記切替回路用遮断器によって電気的に切り離された状態で交換可能に構成されている、請求項3に記載の無停電電源装置。
  5. 前記バイパス回路部は、複数の前記切替回路を有し、前記複数の切替回路の各々を電気的に切り離すための複数の前記切替回路用遮断器を有する、請求項4に記載の無停電電源装置。
  6. 前記無停電電源モジュールは、複数設けられており、
    複数の前記無停電電源モジュールは、前記筐体収容部において左右方向に並べて配置されており、
    前記モジュール用遮断器は,前記複数の無停電電源モジュールの各々に対応するように複数設けられている、請求項2~5のいずれか1項に記載の無停電電源装置。
  7. 前記母線部材は、前記交流電源からの交流電力が入力される交流入力用母線部材と、前記無停電電源モジュールの前記電力変換部からの交流電力が出力される交流出力用母線部材とを含み、
    前記交流入力用母線部材と前記交流出力用母線部材とは、前記筐体収容部において前記無停電電源モジュールの背面側に配置されており、
    前記モジュール用遮断器は、前記無停電電源モジュールを、前記交流入力用母線部材および前記交流出力用母線部材から前記無停電電源モジュールごと電気的に切り離す、請求項2~6のいずれか1項に記載の無停電電源装置。
  8. 前記バイパス回路部は、前記筐体収容部に設けられており、
    前記交流入力用母線部材と前記交流出力用母線部材とは、前記筐体収容部において、前記無停電電源モジュールの背面側の上方側に配置されており、
    前記バイパス回路部の前記切替回路は、前記筐体収容部において、前記無停電電源モジュールの背面側の下方側に配置されている、請求項7に記載の無停電電源装置。
  9. 前記無停電電源モジュールは、前記電力変換筐体の左右方向の一方側において、前記交流入力用母線部材および前記交流出力用母線部材に対して電気的に接続されるモジュール側接続部を有し、
    前記モジュール側接続部は、前記無停電電源モジュールの前面側から背面側に向かって延びる接続導体部材を介して前記交流入力用母線部材および前記交流出力用母線部材と電気的に接続され、
    前記モジュール用遮断器は、前記交流入力用母線部材および前記交流出力用母線部材と前記接続導体部材とを電気的に切り離すことによって、前記無停電電源モジュールを、前記交流入力用母線部材および前記交流出力用母線部材から前記無停電電源モジュールごと電気的に切り離す、請求項7または8に記載の無停電電源装置。
  10. 前記無停電電源モジュールは、前記筐体収容部に設けられた前記交流入力用母線部材に電気的に接続されるモジュール側交流入力部材と、前記筐体収容部に設けられた前記交流出力用母線部材に電気的に接続されるモジュール側交流出力部材とを含み、
    前記モジュール側交流入力部材と前記モジュール側交流出力部材とは、前記電力変換筐体の内部において左右方向に沿って延びるように配置されている、請求項7~9のいずれか1項に記載の無停電電源装置。
  11. 前記無停電電源モジュールの前記電力変換部は、装置外部のバッテリから供給される直流電力を交流電力に変換するとともに、変換された交流電力を装置外部の前記負荷に対して供給するように構成されており、
    前記母線部材は、前記バッテリからの直流電力が入力される直流入力用母線部材を含み、
    前記直流入力用母線部材は、前記筐体収容部において前記無停電電源モジュールの背面側に配置されており、
    前記モジュール用遮断器は、前記無停電電源モジュールを、前記直流入力用母線部材から前記無停電電源モジュールごと電気的に切り離す、請求項2~10のいずれか1項に記載の無停電電源装置。
  12. 前記筐体収容部は、前記無停電電源モジュールの前記電力変換部における電力変換動作の制御を行う制御部を含み、
    前記制御部は、前記筐体収容部において前記無停電電源モジュールの背面側に配置されている、請求項2~11のいずれか1項に記載の無停電電源装置。
  13. 前記バイパス回路部は、前記筐体収容部に設けられており、
    前記筐体収容部は、前記バイパス回路部の前記切替回路を冷却するための冷却ファンを含む、請求項2~12のいずれか1項に記載の無停電電源装置。
  14. 前記筐体収容部は、前記無停電電源モジュールを、前面側に引き出すことにより交換可能に内部に収容する、請求項2~13のいずれか1項に記載の無停電電源装置。
  15. 前記無停電電源モジュールは、前記電力変換筐体の載置面と当接しながら回転することによって、前記電力変換筐体を移動可能に支持するキャスタ部を含む、請求項1~14のいずれか1項に記載の無停電電源装置。
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